JP2006164860A - リチウムニ次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明の目的は、リチウムニ次電池のサイクル特性を損なうことなく、低温特性を向上させることのできるリチウム二次電池を提供することにある。
【解決手段】
本発明は、容器内に、リチウムイオンを吸蔵・放出可能な正極と、リチウムイオンを吸蔵・放出可能な負極と、前記正極と負極との間に配置されたセパレータと、有機電解液とを有するリチウムニ次電池において、前記有機電解液が、本文中の(式1)に示す環状カーボネート溶媒、(式2)に示す鎖状カーボネート溶媒及び(式3)に示す鎖状エステル溶媒を含むことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、高い入出カ性能を有し、電気ハイブリッド自動車等に好適な新規なリチウムニ次電池に関する。
環境保護、省エネルギーの観点から、エンジンとモーターを動カ源として併用したハイブリッド電気自動車が開発、製品化されている。また、将来的には燃料電池をエンジンの替わりに用いる燃料電池ハイブリッド自動車の開発も盛んになっている。この電気ハイブリツド自動車のエネルギー源として電気を繰返し充電放電可能な二次電池は必須の技術である。
なかでも、リチウムニ次電池はその動作電圧が高く、高い出カを得やすいので有カな電池であり、今後ハイブリッド自動車の電源として益々重要性が増している。リチウムニ次電池用電解液には、高い耐電圧特性が必要であり、有機溶媒を溶剤とする有機電解液が用いられている。しかし、有機溶媒はリチウム塩の溶解性が乏しく、導電率の温度依存性が大きい。そのため、室温での動作特性に対して、低温での動作特性の低下が大きくなる問題が起こる。
リチウムニ次電池用電解液溶媒には、現在、高い耐電圧性を有することから炭酸エステル化合物が主流に用いられている。環状の炭酸エステル溶媒はリチウム塩の溶解性は高いが粘度が高い。一方、鎖状の炭酸エステルは粘度は低いがリチウム塩の溶解性に乏しい。そこで、一般的には、環状の炭酸エステルと鎖状の炭酸エステルを混合して電解液として用いている。低温特性を向上する方法としては、鎖状の炭酸エステルに非対称構造のエチルメチルカーボネートを用いることが特許文献1に提案されているが、リチウム塩の溶解性の問題で特性向上には限界があった。
この改善策として、エチルメチルカーボネートよりも分子量が小さく、低粘度、低融点な溶剤である酢酸エステル類を用いることが特許文献2に提案されている。
特開平2−148665号公報 特開平9−245838号公報
しかし、酢酸エステル類は炭酸エステル溶媒に比べると、耐還元性が劣る欠点があり、酢酸エステルを単独又は混合して用いた場合、サイクル時の抵抗上昇率が大きくなる問題を生じた。また、サイクル時の抵抗上昇を抑制するために電極上に被膜を形成することが行われるが、その手法を用いるとそもそもの課題である低温特性の向上が果たされなくなる。
本発明の目的は、リチウムニ次電池のサイクル特性を損なうことなく、低温特性を向上させることのできるリチウム二次電池を提供することにある。
本発明は、電解液の溶媒及び添加剤を調整することで常温及び低温での導電率を向上させ、更に、サイクル時の抵抗変化を抑制するために電極被膜形成材を混合し、又は更に、低温での電極界面抵抗を小さくするために分子量の大きなアニオンからなるリチウム塩を混合したことを最も主要な特徴とする。
即ち、本発明は、容器内に、リチウムイオンを吸蔵・放出可能な正極と、リチウムイオンを吸蔵・放出可能な負極と、前記正極と負極との間に配置されたセパレータと、有機電解液とを有するリチウムニ次電池において、前記有機電解液が、
(式1)で表される環状カーボネート溶媒
Figure 2006164860
(式中、R、R、R、Rは水素、フツ素、塩素、炭素数1〜3のアルキル基、フッ素化されたアルキル基のいずれかを表わし、R、R、R、Rはそれぞれ同一でも異なっていても良い)
(式2)で表される鎖状カーボネート溶媒及び
Figure 2006164860
(式中、R、Rは水素、フッ素、塩素、炭素数1〜3のアルキル基、フッ素化されたアルキル基のいずれかを表わし、R、Rはそれぞれ同一でも異なっていても良い)
(式3)で表される鎖状エステル溶媒
Figure 2006164860
(式中、R、Rは水素、フツ素、塩素、炭素数1〜3のアルキル基、フッ素化されたアルキル基のいずれかを表わし、R、Rはそれぞれ同一でも異なっていても良い)
を含むことを特徴とする。
前記有機電解液が、更に、
(式4)で表される化合物及び
Figure 2006164860
(式中、R、R10は水素、フツ素、塩素、炭素数1〜3のアルキル基、フッ素化されたアルキル基のいずれかを表わし、R、R10はそれぞれ同一でも異なっていても良い)
(式5)で表される化合物
Figure 2006164860
の少なくとも1種を含むことを特徴とする。
本発明を実施するための電解液には、(式1)で表される溶媒としてエチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート(BC)、トリフロロプロピレンカーボネート(TFPC)、クロロエチレンカーボネート(ClEC)、トリフロロエチレンカーボネート(TFEC)、ジフロロェチレンカーボネート(DFEC)、ビニルエチレンカーボネート(VEC)等を用いることができ、特に、負極電極上の被膜形成の観点からECを用いることが好ましい。また、少量のC1ECやFECやVECの添加も電極被膜形成に関与し、良好なサイクル特性を提供する。更には、TFPCやDFECは正極に対しても被膜形成能カと有するので少量混合して用いることは好ましい。
更に、電解液には、(式2)で表される溶媒として、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジェチルカーボネート(DEC)、メチルプロピルカーボネート(MPC)、エチルプロピルカーボネート(EPC)、トリフロロメチルエチルカーボネート(TFMEC)、1、1、1一トリフロロエチルメチルカーボネート(TFEMC)等を用いることができる。
DMCは相溶性の高い溶媒であり、EC等と混合して用いるのに好適である。また、DECはDMCよりも融点が低く低温特性には好適な溶媒である。EMCは分子構造が非対称であり、融点も低いので低温特性には更に好適である。EPC、TFMECは、プロピレン側鎖を有し、非対称な分子構造であるので、低温特性の調整溶媒として好適である。TFEMCは分子の一部をフッ素化することで双極子モーメントが大きくなっており、低温でのリチウム塩の解離性を維持するに好適であり、低温特性に効果がある。
更に、電解液には、(式3)で表される溶媒として、蟻酸メチル(FA)、蟻酸エチル(FE)、酢酸メチル(MA)、酢酸エチル(EA)、プロピオン酸メチル(PM)、プロピオン酸エチル(PE)、トリフロロ酢酸メチル(TFMA)、トリフロロ酢酸エチル(TFME)等を用いることができる。FA、FEは分子量が小さく、粘度が低いので低温特性の向上に好適である。MA、EAは分子の双極子モーメントが大きく、低温での解離性を維持するのに効果があり、低温特性向上に好適である。TFMA、TFMEは適度な分子量を有するので、低温での溶液構造を調整するのに効果があり、低温特性向上の補助的な混合溶媒として好適である。
更に、電解液には、(式4)で表される化合物として、ビニレンカーボネート(VC)、メチルビニレンカーボネート(MVC)、ジメチルビニレンカーボネート(DMVC)、エチルビニレンカーボネート(EVC)、ジェチルビニレンカーボネート(DEVC)等を用いることができる。VC+は分子量が小さく、級密な電極被膜を形成すると考えられる。VCにアルキル基を置換したMVC、DMVC、EVC、DEVC等はアルキル鎖の大きさに従い密度の低い電極被膜を形成すると考えられ、低温特性向上には有効に作用するものと考えられる。
更に、(式5)の化合物は、(式4)の化合物群の一部又は複数と混合して用いることで、電極被膜の構造や密度を調整することができ、低温特性の向上に有効な化合物である。この化合物は初回の充電時に負極炭素質材料の表面に反応して堆積することで、好適なリチウムイオンの移動経路を形成するもと思われる。
電解液に用いるリチウム塩として、特に限定はないが、無機リチウム塩では、LiPF、LiBF、LiClO、LiI、LiCl、LiBr等、また、有機リチウム塩としてはLiB[OCOCF3]、LiB[OCOCFCF、LiPF(CF、LiN(S0CF、LiN(S0CFCF等を用いることができる。特に、民生用電池で多く用いられているLiPFは品質の安定性から好適な材料である。また、LiB[OCOCFは解離性、溶解性が良好で低い濃度で高い導電率を示すので有効な材料である。
正極材料には、組成式LiMnM1M2z0(式中、M1はCo、Niから選ばれる少なくとも1種、M2はCo、Ni、A1、B、Fe、Mg、Crから選ばれる少なくとも1種であり、x+y+z=1、O.2≦x≦0.6、0.2≦y≦0.4、0.05≦z≦0.4)で表されるLiMnNiCo、LiMn1/3Ni1/3Co1/3、LiMnNiCo、LiMn3.5NiCoAl0.5、LiMn3.5NiCo0.5、LiMn3.5NiCoFe0.5、LiMn3.5NiCoMg0.5などを用いることができる。組成中、Niを多くすると容量が大きく取れ、Coを多くすると低温での出力が向上でき、Mnを多くすると材料コストを抑制できる。また、添加元素はサイクル特性を安定させるのに効果があると共に、Niが多い場合には安全性の向上にも寄与する。中でも、LiMn1/3Ni1/3Co1/3は低温特性とサイクル安定性が高く、HEV用リチウム電池材料として好適である。更に、電極を構成するには黒鉛質、非晶質、活性炭などの導電性の炭素質材料を混合すると良い。
負極材料には、天然黒鉛、天然黒鉛に乾式のCVD(Chemica1VaporDeposition)法や、湿式のスプレイ法で形成される被膜を形成した複合炭素質材料、エポキシ、フェノール等の樹脂原料、又は、石油や石炭から得られるピッチ系材料を原料として焼成して造られる人造黒鉛や非晶質炭素材料などの炭素質材料、又は、リチウムと化合物を形成することでリチウムを吸蔵放出できるリチウム金属、リチウムと化合物を形成したり、結晶間隙に挿入されることでリチウムを吸蔵放出できる珪素、ゲルマニウム、錫など第四族元素の酸化物又は窒化物を用いることができる。なかでも、炭素質材料は導電性が高く、低温特性、サイクル安定性の面から優れた材料である。炭素質材料の中では、炭素網面層間(d002)の広い材料が急速充放電や低温特性に優れ、本発明の材料としては好適である。しかし、炭素網面層間d002が広い材料は充電の初期での容量低下や充放電効率が低いことがあるので、d002はO.39nm以下が好ましい。更に、電極を構成するには黒鉛質、非晶質、活性炭などの導電性の高い炭素質材料を混合すると良い。
本発明の高出カ型リチウムニ次電池は、これまでリチウムニ次電池にくらべ低温でのDCRが改善されており、従来電池に比べ低温での入出力性能が改善され、ハイブリツド自動車の電源や自動車の電動制御系の電源やバツクアツプ電源として広く利用可能であり、電動エ具、フオークリフトなどの産業用機器の電源としても好適な電池である。
又、本発明のリチウムニ次電池は、特に低温での出カ特性が向上しており、寒冷地における使用も多い自動車への利用に有効である。また、電池を組み電池にして実際に数百ボルトのモジュールとして用いる場合においては、低温特性が高いため必要な組電池の本数を低減することができるので、モジュールを小型、軽量化できる。
本発明によれば、リチウムニ次電池のサイクル特性を損なうことなく、低温特性を向上させることのできるリチウム二次電池を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を具体的な実施例によって説明する。
電解液として、溶媒を以下の容積組成比EC:DMC:EMC:MA=3:3:3:1で混合したものを用い、リチウム塩としてLiPFを溶解して電解液を作成した。
比較例1
比較の電解液として、溶媒を以下の容積組成比EC:DMC:DEC=1:1:1で混合したものを用い、リチウム塩としてLiPFを溶解して電解液を作製した。
(導電率の比較)
図1は、実施例1と比較例1のリチウム塩濃度に対する導電率を3kHzの交流インピーダンスから求め、比較した結果をに示す線図である。図1に示すように、電解液を構成する溶媒の組成をDECからEMCとMAの混合物に変更することで、各リチウム塩濃度で導電率の向上を図ることができ、且つ、導電率の最高点も高くなることが分かる。
図2は、LiPFを1M溶解した実施例1と比較例1の電解液の温度依存性を比較した結果を示す線図である。実施例1の電解液は−40℃の低温まで比較例1の電解液に比べて高い導電率を維持した。この様に、EMCとMAを併せて用いることは電解液の導電性向上に有効である。
次に、正極材料にLiMn1/3Ni1/3Co1/3を用い、導電材としてカーボンブラック(CB1)と黒鉛材(GF1)を用い、バインダとしてポリフッ化ビニリデン(PVDF)を用いて、乾燥時の固形分重量を下記の比、
LiMn1/3Ni1/3Co1/3:CB1:GF1:PVDF=86:9:2:3
となるように溶剤としてNMP(N一メチルピロリドン)を用い正極材ぺ一ストを調製した。この正極材ぺ一ストを正極集電体1として用いたアルミ箔に塗布し、80℃で乾燥、加圧ローラーでプレス、120℃で乾燥して正極電極層2を正極集電体1上に形成した。
負極材料にクレハ化学製のカーボトロンPを用い、導電材としてカーボンブラック(CB2)を用い、バインダとしてPVDFを用いて、乾燥時の固形分重量を下記の比、
カーボトロンP:CB1:PVDF=88:5:7
となるように溶剤としてNMPを用い負極材ぺ一ストを調製した。この負極材ぺ一ストを負極集電体3として用いた銅箔に塗布し、80℃で乾燥、加圧ローラーでプレス、120℃で乾燥して負極電極層4を負極集電体3上に形成した。
図3は、本実施例で作成したコイン型電池の片側断面である。以上で作製した正極と負極の電極を直径15mmの円形に打ち抜き加工し、厚み25μmのポリエチレン製セパレータ7を挟んで、電解液に実施例1の電解液1を注液して、正極をケース6に入れ、負極をのせてケース5で蓋をし、ガスケット8を挟んでカシメ、図3に示す構造のコイン型電池(実施例1)を作製した。
電解液として、溶媒を以下の容積組成比
EC:DMC:EMC:MA=3:3:3:1
で混合したものを用い、リチウム塩としてLIPFを1Mになるように溶解し、VCを0.8重量%混合した電解液を作製した。
電解液として、溶媒を以下の容積組成比
EC:DMC:EMC:MA=3:3:3:1
で混合したものを用い、リチウム塩としてLiPFを1Mになるように溶解し、VCを0.8重量%、(式5)の化合物(テトラキス[トリフロロアセトキシ]ホウ酸リチウム;TTFBL)を0.01M混合し電解液を作製した。
これらの比較例1、実施例2、実施例3の電解液を用いて、電解液を注液したコイン型電池を実施例1と同様にして作製した。
(セル抵抗の評価)
図4は、以上作製した電池の−30℃での直流抵抗(DCR)を評価、比較したその結果を示す線図である。作製した電池を2mAの定電流で充電し、更に、4.1V定電圧で電流が20μAを切るまで充電し、その後、30分の運転休止を挟んで、定電流2mAで2.7Vまで放電した。この操作を3回繰り返した後、更に、定電流2mAで3.8Vまで充電した。この状態で、電流値20mA、40mA、60mAの電流値で終止電圧2.5Vまで放電し、I−V特性を計測し、その傾きから放電時(出力時)の電池抵抗を評価した。実施例2はVCを混合することで、電極表面での抵抗が増加していることが分かった。しかし、TTFBLを添加することで、実施例3の電池ではVCによる低温での抵抗上昇を抑制できることが分かった。これは、嵩高なTTFBLアニオンが電極被膜の密度を低減しているためと思われる。これにより、低温でのリチウムイオンの移動が良好になり、電池抵抗が低くなったものと考えられる。
図5は、本実施例の捲回型電池の片側断面図である。図5に示す捲回型電池を作製し、−30℃の電池抵抗とパルスサイクル特性を評価、比較した。電池を定電流0.7Aで4.1Vまで充電し、4.1V定電圧で電流値が20mAになるまで充電し、30分の運転休止の後、0.7Aで2.7Vまで放電した。この操作を3回繰り返した。次に、電池を3.8Vまで定電流O.7Aで充電し、10Aで10s放電し、再度3.8Vまで定電流で充電し、20Aで10s放電し、再度3.8Vまで充電し、30Aで10s放電した。この際のI−V特性から、電池のDCRを評価した。また、50℃に設定した恒温槽中で、20A−2sの充放電を繰り返すパルスサイクル試験を行い、1000h後の25℃の容量及び25℃と−30℃のDCRを評価した。
表1は、図5に示す捲回型電池における実施例1〜3及び比較例1の初期の特性及びパルスサイクル後の特性を示すものである。電解液にMAを混合した実施例1の電池は、炭酸エステルのみから構成される比較例1の電池に比べ初期のDCRが10−15%低減している。即ち、入出カの10−15%の向上が期待できる。また、パルスサイクル後のDCR上昇率も比較例1の電池に比べて1O−15%抑制された。
更に、実施例1の電池にVCを混合した電池では、実施例1の電池に比べ初期のDCRは若干上昇するものの、パルスサイクル後のDCR上昇が大幅に抑制された。これは、VCの提供する電極被膜がパルスサイクルでの電解液の副反応を抑制するためと考えられる。
更には、実施例2にTTFBLを添加した実施例3の電池では、初期のDCRを25℃、−30℃ともに大幅に低減することに成功した。更に、パルスサイクル後のDCRも実施例2比比べ上昇率では劣るものの絶対値では低い値を維持し、良好なサイクル特性になっていた。以上のように、MAは低温特性の改善に効果があり、VCはサイクル特性の向上に寄与し、TTFBLは低温特性の大幅な改善に効果があることが確認された。
Figure 2006164860
電解液として、溶媒を以下の容積組成比
EC:DMC:EMC:EA=3:3:3:1
で混合したものを用い、リチウム塩としてLiPFを1Mになるように溶解し、VCを0.8重量%混合した電解液を調製し、実施例1と同じ仕様の電池に注液して実施例4の電池を作製した。
電解液として、溶媒を以下の容積組成比
EC:DMC:EMC:EA=3:3:3:1
で混合したものを用い、リチウム塩としてLiPFを1Mになるように溶解し、VCを0.8重量%及びTTFBLを0.01M混合し電解液を調製し、実施例1と同じ仕様の電池に注液して実施例5の電池を作製した。
電解液として、溶媒を以下の容積組成比
EC:DMC:EMC:PM=3:3:3:1
で混合したものを用い、リチウム塩としてLiPFを1Mになるように溶解し、VCを0.8童量%混合した電解液を調製し、実施例1と同じ仕様の電池に注液して実施例6の電池を作製した。
電解液として、溶媒を以下の容積組成比
EC:DMC1EMC:PM=3:3:3:1
で混合したものを用い、リチウム塩としてLiPFを1Mになるように溶解し、VCを0.8重量%及びTTFBLをO.01M混合した電解液を調製し、実施例1と同じ仕様の電池に注液して実施例7の電池を作製した。
電解液として、溶媒を以下の容積組成比
EC:DMC:EMC:PE=3:3:3:1
で混合したものを用い、リチウム塩としてLiPFを1Mになるように溶解し、VCを0.8重量%混合した電解液を調製し、実施例1と同じ仕様の電池に注液して実施例8の電池を作製した。
電解液として、溶媒を以下の容積組成比
EC:DMC:EMC:PE=3:3:3:1
で混合したものを用い、リチウム塩としてLiPFを1Mになるように溶解し、VCを0.8童量%及びTTFBLをO.01M混合した電解液を調製し、実施例1と同じ仕様の電池に注液して実施例9の電池を作製した。
電解液として、溶媒を以下の容積組成比
EC:DMC:EMC:TFMA=3:3:3:1
で混合したものを用い、リチウム塩としてLiPFを1Mになるように溶解し、VCを0.8重量%混合した電解液を調製し、実施例1と同じ仕様の電池に注液して実施例10の電池を作製した。
電解液として、溶媒を以下の容積組成比
EC:DMC=EMC:TFMA=3:3:3:1
で混合したものを用い、リチウム塩としてLiPFを1Mになるように溶解し、VCを0.8重量%及びTTFBLをO.01M混合した電解液を調製し、実施例1と同じ仕様の電池に注液して実施例11の電池を作製した。
(実施例4〜11の電池特性の評価)
表2は、実施例4〜11について実施例1〜3の電池と同様の試験・評価を行った結果を示すものである。MAをEAに替えた実施例4の電池は実施例2に比べDCRが25℃で3mΩ低くなり、−30℃では20mΩ低くなった。更に、実施例4の電解液にTTFBLを添加した実施例5の電池は実施例4の電池に比べDCRが25℃で3mΩ低くなり、−30℃では30mΩ低くなった。
MAをPMに替えた実施例6の電池のDCRは比較例1の電池に比べDCRが25℃で2mΩ低くなり、−30℃では45mΩ低くなった。実施例6の電解液にTTFBLを添加した実施例7の電池は比較例1の電池に比べDCRが25℃で7mΩ低くなり、−30oCでは55mΩ低くなった。
MAをPEに替えた実施例8の電池のDCRは比較例1の電池に比べDCRが25℃で3mΩ低くなり、−30℃では40mΩ低くなった。更に、実施例8の電解液にTTFBLを添加した実施例9の電池は比較例1の電池に比べDCRが25℃で7mΩ低くなり、−30℃では95mΩ低くなった。
MAをTFMAに替えた実施例10の電池のDCRは比較例1の電池に比べDCRが25℃で2mΩ低くなり、−30℃では30mΩ低くなった。更に、実施例10の電解液にTTFBLを添加した実施例11の電池は比較例1の電池に比べDCRが25℃で8mΩ低くなり、−30℃では95mΩ低くなった。パルスサイクル試験後においても、これら実施例電池は比較例電池に比べ、25℃、−30℃ともに低いDCRを維持していた。
Figure 2006164860
電解液として、溶媒を以下の容積組成比
EC:DMC:EMC:MA=3:3:3:1
で混合したものを用い、リチウム塩としてLiPFを1Mになるように溶解し、MVCを0−8重量%混合した電解液を調製し、実施例1と同じ仕様の電池に注液して実施例12の電池を作製した。
電解液として、溶媒を以下の容積組成比
EC:DMC:EMC:MA=3:3:3:1
で混合したものを用い、リチウム塩としてLiPFを1Mになるように溶解し、MVCを0.8重量%混合し、さらに、TTFBLをO.01M混合した電解液を調製し、実施例1と同じ仕様の電池に注液して実施例13の電池を作製した。
電解液として、溶媒を以下の容積組成比
EC=DMC:EMC:MA:TFPC=3=2:3:1:1
で混合したものを用い、リチウム塩としてLiPFを1Mになるように溶解し、VCを0.8重量%混合した電解液を調製し、実施例1と同じ仕様の電池に注液して実施例14の電池を作製した。
電解液として、溶媒を以下の容積組成比
EC:DMC:EMC:MA:TFPC=3:2:3:1:1
で混合したものを用い、リチウム塩としてLiPFを1Mになるように溶解し、VCを0.8重量%及びTTFBLを0.01M混合した電解液を調製し、実施例1と同じ仕様の電池に注液して実施例15の電池を作製した。
電解液として、溶媒を以下の容積組成比
EC:DMC:EMC:MA:VEC=3:2.5:3:1:0.5
で混合したものを用い、リチウム塩としてLiPFを1Mになるように溶解し、VCを0、8重量%混合した電解液を調製し、実施例1と同じ仕様の電池に注液して実施例16の電池を作製した。
電解液として、溶媒を以下の容積組成比
EC:DMC:EMC:MA:VEC=3:2.5:3:1:0.5
で混合したものを用い、リチウム塩としてLiPF6を1Mになるように溶解し、VCを0.8重量%混合し、さらに、TTFBLをO.01M混合した電解液を調製し、実施例1と同じ仕様の電池に注液して実施例17の電池を作製した。
電解液として、溶媒を以下の容積組成比
EC:DMC:EMC:MA:ClEC=3:2.5:3:1:0.5
で混合したものを用い、リチウム塩としてLiPFを1Mになるように溶解し、VCを0.8重量%混合した電解液を調製し、実施例1と同じ仕様の電池に注液して実施例18の電池を作製した。
電解液として、溶媒を以下の容積組成比
EC:DMC=EMC:MA:ClEC=3:2.5:3:1:0.5
で混合したものを用い、リチウム塩としてLiPF6を1Mになるように溶解し、VCを0.8重量%及びTTFBLを0.01M混合した電解液を調製し、実施例1と同じ仕様の電池に注液して実施例19の電池を作製した。
(実施例12〜19の電池特性の評価)
表3は、実施例12〜19について実施例1〜3の電池と同様の試験・評価を行った結果を示すものである。実施例2の電解液のVCをMVCに変更した実施例12の電池は、比較例1の電池に比べDCRが25℃で3mΩ、−30℃で0mΩ小さくなった。更に、実施例12の電解液にTTFBLを混合した実施例13の電池では、DCRが比較例1の電池に比べ25℃で6mΩ、−30℃で105mΩ小さくなった。
実施例2の電解液にTFPCを混合した実施例14の電池では、DCRが比較例1の電池に比べ25℃で1mΩ、−30℃で70mΩ小さくなった。更に、実施例14の電解液にTTFBLを混合した実施例15の電池では、DCRが比較例1の電池に比べ25℃で3mΩ、−30℃で95mΩ小さくなった。
実施例2の電解液にVECを混合した実施例16の電池では、DCRが比較例1の電池に比べ25℃で3mΩ、−30℃で50mΩ小さくなった。更に、実施例16の電解液にTTFBLを混合した実施例17の電池では、DCRが比較例1の電池に比べ25℃で8mΩ、−30℃で75mΩ小さくなった。
実施例2の電解液にClECを混合した実施例18の電池では、DCRが比較例1の電池に比べ25℃で2mΩ、−30℃で45mΩ小さくなった。更に、実施例18の電解液にTTFBLを混合した実施例19の電池では、DCRが比較例1の電池に比べ25℃で7mΩ、−30℃で45mΩ小さくなった。パルスサイクル試験後においても、これら実施例電池は比較例電池に比べ、25℃、−30℃ともに低いDCRを維持していた。
Figure 2006164860
以上、実施例1〜19によれば、リチウムニ次電池のサイクル特性を損なうことなく、低温特性を向上させることができる。
又、本実施例においては、高出カ型リチウムニ次電池として、これまでリチウムニ次電池にくらべ低温でのDCRが改善されており、従来電池に比べ低温での入出力性能が改善され、ハイブリツド自動車の電源や自動車の電動制御系の電源やバツクアツプ電源として広く利用可能であり、電動エ具、フオークリフトなどの産業用機器の電源としても好適である。
更に、本実施例のリチウムニ次電池は、特に低温での出カ特性が向上しており、寒冷地における使用も多い自動車への利用に有効である。そして、電池を組み電池にして実際に数百ボルトのモジュールとして用いる場合においては、低温特性が高いため必要な組電池の本数を低減することができるので、モジュールを小型、軽量化できる効果がある。
本発明に関わる電解液のリチウム塩濃度と導電率との関係を示す線図である。 本発明に関わる電解液の温度と導電率との関係を示す線図である。 本発明に関わるコイン型電池の片側断面図である。 本発明に関わるコイン型電池での直流抵抗と時間との関係を示す線図である。 本発明に関わる捲回型電池の片側断面図である。
符号の説明
1…正極集電体アルミ箔、2…正極電極層、3…負極銅箔、4…負極電極層、5…負極ケース(蓋)、6…正極ケース、7…セパレータ、8…ガスケット、9…負極リード、10…正極リード、11…正極インシュレータ、12…負極インシュレータ、13…負極電池缶、14…ガスケット、15…正極電池蓋。

Claims (6)

  1. 容器内に、リチウムイオンを吸蔵・放出可能な正極と、リチウムイオンを吸蔵・放出可能な負極と、前記正極と負極との間に配置されたセパレータと、有機電解液とを有するリチウムニ次電池において、前記有機電解液が、
    (式1)で表される環状カーボネート溶媒
    Figure 2006164860
    (式中、R、R、R、Rは水素、フツ素、塩素、炭素数1〜3のアルキル基、フッ素化されたアルキル基のいずれかを表わし、R、R、R、Rはそれぞれ同一でも異なっていても良い)
    (式2)で表される鎖状カーボネート溶媒及び
    Figure 2006164860
    (式中、R5、R6は水素、フッ素、塩素、炭素数1〜3のアルキル基、フッ素化されたアルキル基のいずれかを表わし、R5、R6はそれぞれ同一でも異なっていても良い)
    (式3)で表される鎖状エステル溶媒
    Figure 2006164860
    (式中、R、Rは水素、フツ素、塩素、炭素数1〜3のアルキル基、フッ素化されたアルキル基のいずれかを表わし、R、Rはそれぞれ同一でも異なっていても良い)
    を含むことを特徴とするリチウムニ次電池。
  2. 請求項1において、前記有機電解液が、
    (式4)で表される化合物及び
    Figure 2006164860
    (式中、R、R10は水素、フツ素、塩素、炭素数1〜3のアルキル基、フッ素化されたアルキル基のいずれかを表わし、R、R10はそれぞれ同一でも異なっていても良い)
    (式5)で表される化合物
    Figure 2006164860
    の少なくとも1種を含むことを特徴とするリチウムニ次電池。
  3. 請求項1又は2において、前記正極が、LiMnM1M2(式中、M1がCo、Niから選ばれる少なくとも1種、M2がCo、Ni、A1、B、Fe、Mg、Crから選ばれる少なくとも1種、x+y+z=1、0.2≦x≦O.6、0.2≦y≦O.4、0.05≦z≦O.4)で表されるリチウム複合酸化物を含むことを特徴とするリチウムニ次電池。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記負極が、炭素質材料、IV属元素を含む酸化物、IV属元素を含む窒化物の少なくとも1種からなることを特徴とするリチウムニ次電池。
  5. 請求項4において、前記正極がLiMn1/3Ni1/3Co1/3で表される化合物、前記負極がそのd002がO.39nm以下である前記炭素質材料からなることを特徴とするリチウムニ次電池。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、前記(式1)で表される環状カーボネート溶媒がエチレンカーボネート、前記(式2)で表される鎖状カーボネート溶媒がジメチルカーボネート及びエチルメチルカーボネート、前記(式3)で表される鎖状エステル溶媒が酢酸メチル及び前記(式4)で表される化合物がビニレンカーボネートであることを特徴とするリチウム二次電池。
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