JPH05182689A - 非水電解液二次電池 - Google Patents
非水電解液二次電池Info
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Abstract
温保存における安定性および低温特性に優れた非水電解
液二次電池を提供する。 【構成】 リチウムイオンを吸蔵・放出できる炭素材か
らなる負極と、非水電解液と、リチウム含有酸化物から
なる正極とを備え、前記非水電解液の溶媒を脂肪族カル
ボン酸エステルと環状カーボネートの2成分もしくは、
脂肪族カルボン酸鎖状エステルと環状カーボネートと鎖
状カーボネートの3成分で構成し、電解液の全溶媒中に
占める前記エステルの割合を体積比で10%以上80%
以下、全溶媒中に占める環状カーボネートの割合を体積
比で20%以上50%以下、かつ全溶媒中に占める鎖状
カーボネートの割合を体積比で70%以下とした。これ
により、サイクル寿命特性、高温保存における安定性と
低温特性に優れた非水電解液二次電池にできる。
Description
にそのサイクル寿命、高温保存における安定性および低
温における容量特性の改良に関するものである。
レス化が急速に進んでおり、これらの駆動用電源として
小形・軽量で、高エネルギー密度を有する二次電池への
要望が高い。このような点で非水電解液系の二次電池、
特にリチウム二次電池はとりわけ高電圧・高エネルギー
密度を有する電池として期待が大きい。
合、正極活物質としては高容量かつ高電圧のものが望ま
れる。この要望を満たすものとしてLiCoO2,Li
NiO2,LiFeO2,LiMn2O4系の4Vの高電圧
を示す材料が挙げられる。
じめ、リチウム合金やリチウムイオンを吸蔵・放出でき
る炭素材などが検討されている。しかし金属リチウムに
は充放電に伴う樹枝状生成物(デンドライト)による短
絡の問題があり、リチウム合金には充放電に伴う膨脹収
縮に起因した電極の崩れなどの問題がある。従って、最
近ではこれらの問題の生じない炭素材がリチウム二次電
池の負極材料として有望視されている。
場合、充電時に負極表面に生成される活性なデンドライ
トと非水溶媒とが反応して一部溶媒の分解反応を引き起
こし、それが充電効率を下げることは良く知られてい
る。これを解消するものとして特開昭57−17046
3号公報では、エチレンカーボネートが充電効率に優れ
ていることに着目し、このエチレンカーボネートとプロ
ピレンカーボネートとの混合溶媒を用いることが提案さ
れている。特開平3−55770号公報では電池の低温
特性を改良するためエチレンカーボネートとジエチルカ
ーボネートとの混合溶媒に2メチルテトラヒドロフラ
ン、1,2−ジメトキシエタン、4メチル1,3−ジオ
キソランなどを混合し、非水電解液の溶媒として用いる
ことが提案されている。さらに米国特許第4,804,
596号明細書では、電池の高率放電特性と低温特性を
向上させるため、耐酸化性に優れ、高電導度を与える溶
媒として酢酸メチル、あるいは蟻酸メチルなどのエステ
ルをベースとしたものを非水電解液の溶媒として用いる
ことが提案されている。
効率は最大でも98〜99%程度にとどまり、依然とし
て充電効率を十分高めるまでには至っていない。これは
負極にリチウム合金を用いた場合でも同様である。
いた場合、充電反応は電解液中のリチウムイオンが炭素
材の層間にインターカレートするという反応であるた
め、リチウムのデンドライトは生成されず、上記のよう
な負極表面での溶媒分解反応は生じないはずである。し
かし、実際には充電効率は100%に満たず、負極にリ
チウムもしくはリチウム合金を用いた場合と同様の課題
が残る。
媒に求められる要件として誘電率が大、すなわち溶質で
ある無機塩を多量に溶解できることが挙げられる。プロ
ピレンカーボネート、エチレンカーボネートなどの環状
カーボネートやガンマブチロラクトン、ガンマバレロラ
クトンなどの環状エステルは、この要件を満たす優れた
溶媒であるといわれているが、負極材料に炭素材を用い
た場合、上述した如く充電時に溶媒の分解反応を伴うと
いう問題点を持つ。また、これらの溶媒は高粘性である
ため、単独で用いると電解液の粘度が高く高率での充放
電に難があると共に、低温時の容量が小さいという欠点
も持つ。特に環状カーボネートであるエチレンカーボネ
ートはその凝固点が36.4℃と高く、これ単独で用い
ることはできない。
充電時の分解反応は起こりにくいが、逆にこれらの溶媒
は誘電率が比較的低く、溶質である無機塩を溶解しにく
いという欠点や、比較的低沸点のものが多く、電池を構
成する際に取扱いが難しいなどの課題を持つ。
類を混合して用いると、それぞれ単独で用いた場合に抱
えている上記課題は軽減され、優れた充放電サイクル寿
命特性が得られるが、高率充放電特性および、低温にお
ける充放電特性が不十分である。通常、リチウム電池で
は低温特性を向上させるために電解液中の溶媒に低凝固
点かつ低粘度のエーテル類を付加させるという手法を取
るが、一般的にエーテル類は酸化分解電圧が低く、上述
したような高電圧を有するリチウム含有酸化物、LiC
oO2,LiNiO2,LiFeO2,LiMn2O4など
を正極活物質とした場合、電池の充電時に溶媒の分解反
応を伴うこととなる。
あり、本発明の主たる目的は長寿命であって、しかも低
温での容量保持率に優れた非水電解液二次電池を提供す
ることである。
て好ましく、新規な非水電解液の溶媒組成を提供するこ
とを目的としている。
電効率が十分高められた非水電解液二次電池を得るべく
検討を重ねた結果、本発明者等は、負極材料に炭素材を
用いても充電効率を十分には高められないという現象
は、リチウム金属を負極に用いた場合のような負極表面
における溶媒の分解反応によるものではなく、負極炭素
材の層間にリチウムがインターカレートするときに、リ
チウムのみならずリチウムを配位した溶媒も共に層間に
引きこまれ、その際、一部溶媒の分解反応を引き起こす
ことによると考えた。つまり、分子半径が大きい溶媒は
負極炭素材の層間にスムーズにインターカレートされず
に負極炭素材の層間の入口で分解される。一方、高誘電
率で好ましい溶媒とされる環状エステルを相互比較する
と、五員環中に酸素を一つしか含まないガンマブチロラ
クトン、ガンマバレロラクトンは電池の充放電過程にお
いて不安定で分解しやすい。しかし酸素を二つ含むカー
ボネート類、中でも構造が左右対称形であるエチレンカ
ーボネートは充放電サイクル過程で比較的安定であるこ
とを見出した。
は、脂肪族カルボン酸エステルと環状カーボネートの2
成分系もしくは、脂肪族カルボン酸エステルと環状カー
ボネートと鎖状カーボネートの3成分系混合溶媒を、電
解液の溶媒に用いるものである。特に全溶媒成分中に占
める脂肪族カルボン酸エステルの割合を体積比で10%
以上80%以下とし、全溶媒に占める環状カーボネート
の割合を体積比で20%以上50%以下とし、かつ鎖状
カーボネートの割合を体積比で70%以下とすることに
より非水電解液二次電池用の好ましい電解液を見出し、
本発明を完成したものである。
酸エステルとして酪酸メチル、環状カーボネートとして
エチレンカーボネート、鎖状カーボネートとしてジエチ
ルカーボネートを混合比率(体積比)2:3:5もしく
は1:3:6で混合したものを用い、溶質に六フッ化リ
ン酸リチウムを用いた電解液の場合に最も良好な特性を
示した。
る無機塩を多量に溶かすことにより電解液の電導度を上
げることに効果があり、鎖状カーボネートは電池の充電
時にリチウムを配位して容易に炭素材の層間に入り得る
ため、溶媒の分解を抑えることができる。これにさらに
分解電圧が高く、かつ低凝固点で低粘度の脂肪族カルボ
ン酸エステルを適量加えることにより、電解液全体の凝
固点および粘度を下げることができ、その結果電池とし
て優れた低温特性を発揮するものである。
ボン酸エステルの中でも特にRが水素もしくはメチル基
である蟻酸メチル、酢酸メチルなどはリチウムとの反応
性が高く、これは負極に炭素材を用いた場合でも解消さ
れず、特に化学反応速度が大きい高温での電池の使用も
しくは高温での電池の貯蔵時には電池特性を大きく低下
させる結果となる。この反応は一般式RCOOR′で示
されるRの部分に大きく依存し、Rが炭素を2個以上含
む場合にリチウムとの反応性が大きく低減されることを
見出した。また、R′は溶媒の構造的な安定性および粘
性に関与し、R′中の炭素数が大きくなるにつれて構造
的に不安定性で、かつ粘性が高くなる傾向を持つ。その
ためR′中の炭素数は1または2であることが好ましい
ことを見出した。
上である脂肪族カルボン酸エステル、例えば酪酸メチ
ル、酪酸エチルなどを環状カーボネート、例えばプロピ
レンカーボネート、エチレンカーボネートなどの単独液
に適量加えるかもしくは環状カーボネートと鎖状カーボ
ネート、例えばジエチルカーボネート、ジメチルカーボ
ネートなどとの混合溶媒に適量加えたものを電解液中の
溶媒とすることにより、優れたサイクル寿命特性および
高率充放電特性、低温特性、高温における安定性を有す
る非水電解液二次電池を提供するものである。
解液溶媒を見出すために、溶媒としてプロピレンカーボ
ネート単独、プロピレンカーボネートとエチレンカーボ
ネートの混合、ガンマブチロラクトン単独の3種類を用
いてそれぞれ円筒形電池を作成し、そのサイクル寿命を
調べた。その結果、プロピレンカーボネートとエチレン
カーボネートの混合溶媒がもっとも長寿命であり、ガン
マブチロラクトンがもっとも短寿命であった。従ってエ
チレンカーボネートが充放電過程でもっとも安定である
と言える。なお、検討時にエチレンカーボネートをプロ
ピレンカーボネートと混合して用いたのは、エチレンカ
ーボネートが高融点を有し、それ単独では常温で固化し
てしまうためである。
もに説明する。図1に円筒形電池の縦断面図を示す。図
において1は正極を示す。この正極は、活物質であるL
iCoO2に導電材としてカーボンブラックを、結着剤
としてポリ四フッ化エチレンの水性ディスパージョンを
重量比で100:3:10の割合で混合したものをアル
ミニウム箔の両面に塗着、乾燥し、圧延した後所定の大
きさに切断したものである。これには2のチタン製リー
ド板をスポット溶接している。なお結着剤のポリ四フッ
化エチレンの水性ディスパージョンの混合比率は、その
固形分で計算している。3は負極を示す。これは炭素質
材料を主材料とし、これとアクリル系結着剤とを重量比
で100:5の割合で混合したものをニッケル箔の両面
に塗着、乾燥し、圧延した後所定の大きさに切断したも
のである。これにも4で示すニッケル製の負極リード板
をスポット溶接している。5はポリプロピレン製の微孔
性フィルムからなるセパレータで、正極1と負極3との
間に介在し、全体が渦巻状に捲回されて極板群を構成し
ている。この極板群の上下の端にはそれぞれポリプロピ
レン製の絶縁板6,7を配して鉄にニッケルメッキした
ケース8の中に挿入する。そして正極リード2をチタン
製の封口板10に、負極リード4をケース8の底部にそ
れぞれスポット溶接した後、所定量の電解液を注入し、
ガスケット9を介して電池を封口板10で封口して完成
電池とする。なお、11は電池の正極端子であり、負極
端子は電池ケース8がこれを兼ねている。この電池の寸
法は直径14mm,高さ50mmとした。
電池の構成もこれと同様とした。
ボネート中もっとも良好な特性を示したエチレンカーボ
ネート(以下ECという)と、以下に示す溶媒とを体積
比30:70で混合したものを用いて上記と同じ円筒形
電池の試作を行った。すなわち、電池Aは脂肪族カルボ
ン酸エステルである酢酸メチル(以下MAという)を、
電池Bは脂肪族カルボン酸エステルである酪酸メチル
(以下MBという)を、電池Cは鎖状カーボネートであ
るジエチルカーボネート(以下DECという)をそれぞ
れECと混合して用いた。なお電解液の溶質にはいずれ
も六フッ化リン酸リチウムを用い、それぞれ1モル/l
の濃度になるように調整した。
て用いたLiCoO2の放電容量で決定されるが、これ
らの電池はいずれもLiCoO2が0.45電子反応す
るものとして500mAhの電気容量を有している。
サイクル寿命特性である。試験条件は、充放電電流10
0mA、充電終止電圧4.1V、放電終止電圧3.0V
とし、充放電をくり返して放電容量が250mAh以下
に劣化した時点で試験を終了し、その時のサイクル数で
比較した。これを図2に示す。
B−Aとなり、ECと混合して用いた溶媒のうち最も特
性のよかったものは鎖状カーボネートのDECであり、
次にエステルの酪酸メチル、酢酸メチルの順となった。
これより脂肪族カルボン酸エステルRCOOR′のR中
に含まれる炭素数が大きい程、溶媒のリチウムに対する
反応性が小さく、充放電サイクルの進行に伴う溶媒の分
解が起こらずに良好なサイクル寿命特性を与えると考え
られる。それら脂肪族カルボン酸エステル類に比べ、鎖
状カーボネートはよりリチウムに対して安定であるた
め、電池Cのサイクル寿命特性が最もよいという結果と
なった。
池(A′〜C′)を作成し、それらの低温試験および保
存試験を行った。試験は低温−保存の順に行った。ま
ず、電池を実施例1と同様の条件で20℃において充放
電を10サイクルくり返した後、充電状態で試験を停止
し、その後温度を−10℃に変えて同様の条件で放電
し、その放電容量の大きさで低温特性を評価した。次に
温度を20℃に戻して同様の条件で充放電を10サイク
ル行い、充電状態で試験を停止し、電池を60℃で1ヵ
月放置し、その後同様の条件で放電を行い、その時の容
量の大きさで保存特性を評価した。
特性を図4に示す。図4中白丸は保存前の放電容量を、
黒丸は保存後の放電容量をそれぞれ示す。
C′となった。これよりECと混合した脂肪族カルボン
酸エステルRCOOR′のR中に含まれる炭素数が小さ
いものほど粘性が低く、低温における電導度を高めるか
らである。また、脂肪族カルボン酸エステルと鎖状カー
ボネートでは、脂肪族カルボン酸エステルのほうが良好
な低温特性を与えたが、これも同様に脂肪族カルボン酸
エステルのほうが鎖状カーボネートよりも低温での電導
度を高めるためである。
B′−A′となった。中でもA′は特に悪く、高温保存
後は保存前の50%以下の容量となった。それに対して
B′,C′は保存後も90%以上の容量を維持した。こ
のことより、脂肪族カルボン酸エステルRCOOR′の
R中に含まれる炭素数が3以上のものがECと混合して
電解液の溶媒に用いた場合に良好な高温保存特性を与え
ることがわかった。また、電池C′の鎖状カーボネート
を用いた電池は脂肪族カルボン酸エステルを用いた電池
に比べ、さらに保存後の容量が大きく、良好な高温保存
特性が得られた。
性、低温特性、高温保存特性の全特性で良好な結果を与
えたのはECと脂肪族カルボン酸エステルの混合系、た
だし脂肪族カルボン酸エステルRCOOR′のR中に含
まれる炭素数が3以上であるもの、を電解液の溶媒に用
いた場合であった。
ECとMBの2成分を以下に示す5種類の体積比で混合
した溶媒系について上記円筒形電池の試作を行った。電
解液の溶質は参考例および実施例1,2と同様六フッ化
リン酸リチウムを用い、それぞれ1モル/lの濃度にな
るように調整した。
と同じにした。
低温特性である。まず、電池を参考例および実施例1,
2と同様の条件で20℃において充放電を10サイクル
くり返した後、充電状態で試験を停止し、その後温度を
−10℃に変えて同様の条件で放電し、その放電容量の
大きさで低温特性を評価した。次に温度を20℃に戻し
て同様の条件で充放電をくり返し、放電容量が250m
Ah以下に劣化した時点で試験を終了し、その時のサイ
クル数で比較した。
低温特性を図6に示す。図5よりサイクル寿命特性のよ
い順にF−E−G−H−D−I、すなわち、ECとMB
の比率(EC/MB)が3/7−2/8−4/6−5/
5−1/9−6/4の順となったが、これは上記したよ
うなECの環状構造に起因した充放電サイクルに伴う分
解のため、ECの比率が大となるに従ってサイクル寿命
が短くなるということと、逆にECの比率が少なすぎる
と電導度の低下によるサイクル寿命の減少ということに
よるものと考えられる。
よく、D,Iが悪いという結果となった。Iが悪い理由
はECの混合比率が高いために低温で電解液が増粘して
電池の分極が大となり、その結果放電容量が小さくなっ
たと考えられる。一方、Dは誘電率の高いECの混合比
率が小さいために低温で所定量の溶質を溶かす能力がな
くなって溶質の析出が起こり、液抵抗が大きくなって分
極の増加を引き起こしたためと考えられる。
〜50%程度が適当な範囲と考えられる。
体の80%であり、それ以上では電導度の低下により特
性が悪くなるということがわかった。
CとDECとMBの3成分を組合せて調整した以下に示
す5種類の混合溶媒系について上記と同じ円筒形電池の
試作を行った。電解液の溶質も実施例1〜3と同様六フ
ッ化リン酸リチウムを用い、それぞれ1モル/lの濃度
になるように調整した。
にした。
低温特性を図8に示す。図7よりサイクル寿命特性のよ
い順にL−K−M−N−J−Oとなり、全体的に実施例
4に比べサイクル寿命は長くなった。これはECとMB
の2成分にさらにDECを添加したことにより、充放電
過程において安定であるDECがECの分解反応を抑制
し、寿命を伸ばしたためと考えられる。また、ECの混
合比率は実施例3同様20〜50%がよく、それ以下で
は電導度が低くなり、サイクル寿命に悪影響を及ぼし、
それ以上ではECの分解の度合いが大きくなり、サイク
ル劣化が大きくなったと考えられる。
M−N−J−Oとなり、電池JとOが特に悪かった。ま
ず電池Oが悪い理由はECの混合比率が高いために低温
で電解液が増粘して電池の分極が大となり、その結果放
電容量が小さくなったと考えられる。一方、電池Jが悪
い理由は誘電率の高いECの混合比率が小さいために低
温で所定量の溶質を溶かす能力がなくなり、溶質の析出
が起こり、液の抵抗が大きくなって分極の増加を引き起
こしたためと考えられる。
ルと環状カーボネートの2成分系および脂肪族カルボン
酸エステルと環状カーボネートと鎖状カーボネートの3
成分系において、ECの最適混合比率は溶媒全体の20
〜50%であることがわかった。
DECとMBの3成分を組合せて調整した以下に示す4
種類の混合溶媒系について上記と同じ円筒形電池の試作
を行った。電解液の溶質は実施例1〜4と同様六フッ化
リン酸リチウムを用い、それぞれ1モル/lの濃度にな
るように調整した。
同じにした。
低温特性を図10に示す。図9よりサイクル寿命特性の
よい順にP−Q−R−Sとなり、MBの混合比率を減ら
しDECの混合比率を増やすほどサイクル寿命が長くな
った。これはDECのほうがMBに比べリチウムに対し
て安定であるためであると考えられる。
となり、電池Pが特に悪かった。これは低粘性溶媒であ
るMBの混合比率が5%に過ぎないため、低温での電導
度が低く、容量が出なかったと考えられる。それに対
し、電池P〜RではMBの添加による効果がみられ、充
分な放電容量を示した。
限は溶媒全体の10%以上であり、それ以下では低温で
のMB添加の効果が得られなかった。また、実施例3,
4の結果と実施例5の結果よりDECの混合比率の上限
は70%ということになった。
を総合すると、正極に高電位を示すリチウム複合酸化物
を、負極に炭素材を用いたリチウム二次電池において、
良好なサイクル寿命特性と良好な低温特性を得、中でも
特に良好な低温特性を必要とする場合は電解液の溶媒に
脂肪族カルボン酸エステルと環状カーボネートの2成分
系の混合溶媒を、また特に良好なサイクル寿命特性を必
要とする場合は脂肪族カルボン酸エステルと鎖状カーボ
ネートと環状カーボネートの3成分系の混合溶媒を用い
るとよいことがわかった。また、全溶媒成分中に占める
脂肪族カルボン酸エステルの割合を体積比で10%以上
80%以下とし、全溶媒に占める環状カーボネートの割
合を体積比で20%以上50%以下とし、かつ鎖状カー
ボネートの割合を体積比で70%以下とした場合に良好
な特性を示すことがわかった。
バルトの複合酸化物を用いたが、他のたとえばリチウム
マンガン複合酸化物などの前記のリチウム含有酸化物で
も同様の結果が得られた。また、上記複合酸化物として
酸化物中のCoあるいはMnを他の遷移金属で一部置換
したものでも同じ結果が得られた。
ッ化リン酸リチウムを、電解液の溶媒成分の環状カーボ
ネートにエチレンカーボネートを、脂肪族カルボン酸エ
ステルに酪酸メチルを、また、鎖状カーボネートにジエ
チルカーボネートを用いたが、他の溶質、例えばホウフ
ッ化リチウム、過塩素酸リチウム、トリフルオロメタン
スルホン酸リチウム、あるいは環状カーボネートとして
プロピレンカーボネート、脂肪族カルボン酸エステルと
して酪酸エチル、イソ吉草酸エチル、鎖状カーボネート
としてジメチルカーボネートを用いた場合でもほぼ同様
の効果が得られ、溶媒成分の混合比率による効果も全く
同様であった。
よれば電解液溶媒に脂肪族カルボン酸エステルと環状カ
ーボネートの2成分系かもしくは脂肪族カルボン酸エス
テルと環状カーボネートと鎖状カーボネートの3成分系
混合溶媒を用いることにより、サイクル寿命特性と低温
特性に優れた非水電解液二次電池を提供することができ
る。
クルに伴う放電容量の変化を示す図
の推移を示す図
示す図
命を示す図
の推移を示す図
命を示す図
の推移を示す図
命を示す図
圧の推移を示す図
Claims (9)
- 【請求項1】リチウムイオンを吸蔵・放出できる炭素材
からなる負極と、非水電解液と、リチウム含有酸化物か
らなる正極とを備え、上記非水電解液の溶媒として、一
般式RCOOR′(式中、Rは炭素数3以上のアルキル
基、R′は炭素数1または2のアルキル基を表す。)で
示される脂肪族カルボン酸エステルと環状カーボネート
との混合溶媒もしくは上記脂肪族カルボン酸エステルと
環状カーボネートと鎖状カーボネートとの混合溶媒を用
いることを特徴とする非水電解液二次電池。 - 【請求項2】電解液の溶媒成分である脂肪族カルボン酸
エステルが酪酸メチル、酪酸エチル、イソ吉草酸エチル
の群のうちのいずれかである請求項1に記載の非水電解
液二次電池。 - 【請求項3】電解液の溶媒成分である環状カーボネート
がエチレンカーボネートまたはプロピレンカーボネート
である請求項1に記載の非水電解液二次電池。 - 【請求項4】電解液の溶媒成分である鎖状カーボネート
が、ジエチルカーボネートまたはジメチルカーボネート
である請求項1に記載の非水電解液二次電池。 - 【請求項5】電解液の溶媒成分のうち全溶媒中に占める
脂肪族カルボン酸エステルの割合が体積比で10%以上
80%以下であり、環状カーボネートの割合が20%以
上50%以下であり、かつ鎖状カーボネートの割合が7
0%以下である請求項1〜4のうちいずれかに記載の非
水電解液二次電池。 - 【請求項6】非水電解液はその溶質に、六フッ化リン酸
リチウム、もしくはホウフッ化リチウム、過塩素酸リチ
ウム、トリフルオロメタンスルホン酸リチウムのうちの
少なくとも一つを含む請求項1〜5のいずれかに記載の
非水電解液二次電池。 - 【請求項7】正極活物質がリチウムとコバルトの複合酸
化物、リチウムとニッケルの複合酸化物、リチウムとマ
ンガンの複合酸化物、リチウムと鉄の複合酸化物、もし
くは上記複合酸化物のそれぞれコバルト、ニッケル、マ
ンガン、鉄を他の遷移金属で一部置換したもののうちの
いずれかである請求項1〜6のいずれかに記載の非水電
解液二次電池。 - 【請求項8】正極活物質がリチウムとコバルトの複合酸
化物であり、電解液の溶媒が酪酸メチル、エチレンカー
ボネート、ジエチルカーボネートを混合比率(体積比)
2:3:5で混合したものであり、溶質が六フッ化リン
酸リチウムである請求項1〜7のいずれかに記載の非水
電解液二次電池。 - 【請求項9】正極活物質がリチウムとコバルトの複合酸
化物であり、電解液の溶媒が酪酸メチル、エチレンカー
ボネート、ジエチルカーボネートを混合比率(体積比)
1:3:6で混合したものであり、溶質が六フッ化リン
酸リチウムである請求項1〜7のいずれかに記載の非水
電解液二次電池。
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