JP2006147430A - 電子顕微鏡 - Google Patents

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洋志 徳本
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Hokkaido University NUC
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Abstract

【課題】 任意の試料(生細胞など生の生物試料を含む)に対して、前処理を全く必要とせず、大気圧の状態で観察を行うことができる電子顕微鏡を提供する。
【解決手段】 真空筐体100に電子透過膜(例えば、コロジオン膜)132付きの微小なオリフィス130を設けて差動排気を行う。また、電子線Bを走査する代わりに、可動ステージ202(特にスキャナ204)を用いて試料Sを走査する。さらに、試料Sを電子透過膜(コロジオン膜)132に近づけて、電子線Bの照射による試料Sからの反射電子R(および二次電子)を、高真空側の上部反射電子検出器304と大気圧側の下部反射電子検出器306(ならびに高真空側の二次電子検出器302)を用いて検出する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子顕微鏡に関し、特に、試料を大気圧に置いた状態で使用することができる新方式の電子顕微鏡に関する。
電子顕微鏡としては、現在、走査電子顕微鏡(SEM:Scanning Electron Microscope)が広く一般的に使用されている。SEMは、物質表面を電子線によって走査し、表面からの反射電子や二次電子によって、物質表面の形状や構成を観察する装置であって、基礎研究のツールとして約半世紀経過し、物質科学・デバイス開発分野では必須の道具となっている。SEMは、電子線を用いるため、高真空環境を条件としており、そのため、当初より、そのほとんどは半導体評価用に用いられている。
一方で、近年、医学生物学分野での必要性の高まりに伴って、試料作成法が考案され、大気圧(10Pa)またはそれに近い環境でのSEM観察が可能になった。また、生物の細胞をなるべく生に近い状態で観察したい要求に応じるため、低真空SEM(環境制御型SEM、10Pa)が開発されている。
すなわち、大気圧(10Pa)またはそれに近い環境でSEM観察する方法として、従来、試料を特殊なカプセル(ポリマーカプセル)に包む方法(例えば、特許文献1)や、雰囲気・環境制御を行う方法(例えば、特許文献2)、試料の温度を4℃以下に冷却する方法(例えば、特許文献3)などが開発されている。
特表2004−515049号公報 特開平11−67133号公報 特開2002−214091号公報
しかしながら、従来の方法にはそれぞれ次のような問題がある。
まず、試料を特殊なカプセルに包む方法においては、その特殊なカプセルに適合するように、事前に試料を処理する必要があり、また、その特殊なカプセルに適合しなければならないため、観察可能な試料にもおのずから一定の制限がある。
また、雰囲気・環境制御を行う方法においては、装置が大型で、ユビキタス(いつでもどこでも)の観点からは問題があり、また、方法自体がそもそも大気圧の状態まで至っていない。
また、試料の温度を4℃以下に冷却する方法においては、依然として試料の前処理が必要であることに加えて、試料の温度を4℃以下に冷却すると、水が凍り細胞の機能が停止してしまうため、機能に伴って変化する細胞構造などを観察することができないという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、任意の試料(生細胞など生の生物試料や液中の試料を含む)に対して、前処理を全く必要とせず、大気圧の状態で観察を行うことができる電子顕微鏡を提供することを目的とする。
本発明の電子顕微鏡は、真空に耐えることができ、かつ、電子に対する透過性を有する電子透過膜と、前記電子透過膜が取り付けられたオリフィスを一部に有する真空筐体と、前記真空筐体の内部において電子線を前記電子透過膜に向かって案内する電子線照射手段と、前記電子透過膜近傍の前記真空筐体の外部に配置され、前記電子線に対して相対移動可能に試料を載置する可動ステージと、前記電子線の照射に基づく前記試料からの電子を検出する電子検出手段と、を有する構成を採る。
本発明によれば、任意の試料(生細胞など生の生物試料や液中の試料を含む)に対して、前処理を全く必要とせず、大気圧の状態で観察を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
本発明は、従来の真空型SEMでは達成し得なかった大気圧(10Pa)で正常に動作するSEMの開発に関する。しかも、光学顕微鏡観察と同様に、試料を大気圧の状態で、いつでもどこでも観察できる新方式の(ユビキタス)電子顕微鏡の開発に関する。
本発明者は、大気圧で試料を観察できる電子顕微鏡を開発するためには、従来の真空型SEMに対して、(a)差動排気システム、(b)試料ステージスキャンシステム、(c)電子線検出システム、といった個々の要素技術を開発し、これらの要素技術を有機的に統合する必要があることを見出した。
まず、本発明の原理を説明する。
電子線源を高真空(10−2Pa以下)に保ちつつ試料環境を大気圧(10Pa)に保つためには、途中に微小穴(オリフィス)を設けてガス分子の流れの隘路を作り、いわゆる差動排気の原理を利用する。その際、大きな差圧を維持し、かつ、ガス分子の流れをなくすために、オリフィスの径を非常に小さくし、かつ、そのオリフィスに電子透過膜を取り付ける。オリフィスの径は、電子透過膜の種類(特に差圧に対する強度)に応じて決定される。例えば、電子透過膜がコロジオン膜である場合、オリフィスの径は、例えば、10μm以下、好ましくは1μm以下である。なお、かかる微小オリフィスは、例えば、収束イオンビーム加工機を用いて加工される。
ここで用いる電子透過膜は、真空に耐えることができ、かつ、電子に対する透過性(減衰なしに通過すること)を有することが必要である。さらに、生細胞を観察する場合には、細胞(水も含む)と反応しないことも求められる。電子透過膜の例としては、上記コロジオン膜のほかに、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミド−イミド、ポリエチレン、ポリピロールおよび付加的な導電性重合体、パルロジオン、コロジオン、カプトン(Kapton)、フォームバー(FormVar)、ビニレック(Vinylec)、ブトバー(ButVar)、ピオロフォーム(Pioloform)、二酸化ケイ素、一酸化ケイ素、ならびに炭素などを挙げることができる。
特に、コロジオン膜は、窒素含有量が10.5〜12.2%のニトロセルロース(ピロキシリン)をエーテル・アルコール混液に溶かし、溶媒を蒸発させた後に残る透明で可燃性の半透膜であって、幅広い応用範囲を持つ材料である。例えば、コロジオン膜は、従来から、傷口の被覆・包帯の固定に使われたり、透析膜として試料の濃縮・脱塩などの目的に使われたり、電子顕微鏡用試料を載せる支持膜としても使われている。
一般に差動排気はオリフィスを多段にすれば効果が上がる。しかし、本発明では、オリフィスは電子線が通過する絞りも兼用しているため、多段のオリフィスを設けた場合には、電子線を精度良く通過させる必要が生じる。この点、簡単な見積もりによれば、1つのオリフィス(直径1μm)でも、排気速度が毎秒1リットルの真空ポンプにより高真空(10−2Pa)と大気圧(10Pa)の差動排気が可能である。すなわち、オリフィスのコンダクタンス(分子流)は、C=9.12D(リットル/s)(D:直径(cm))で与えられるため、オリフィスの径を1μmとすると、C=9.12×10−8(リットル/s)となり、一方、オリフィスを通って流れる流量は、Q=C×ΔPで与えられるため、片方を大気圧(10Pa)、もう片方を高真空(10−2Pa)とすると、Q=9.12×10−3(Pa・リットル/s)となる。この流量を排気して高真空(10−2Pa)を保つのに必要な真空ポンプの排気速度は、S=Q/P=0.912(リットル/s)となる。したがって、後述する実施の形態では、オリフィスの数は1つである。なお、多段のオリフィスに対して電子線を精度良く通過させることが保証されれば、複数のオリフィスを設けることも可能である。
上記のように電子透過膜付きのオリフィスを用いて差動排気を行う場合、通常のSEMの原理で電子線を走査すると、観察領域がオリフィスの径を越えることができないため、SEMとして機能しなくなる。そのため、本発明では、電子線を光軸の中心またはその近傍に固定し、試料を走査する。
後述する実施の形態では、試料を走査する方法として、原子間力顕微鏡(AFM:Atomic Force Microscope)と同様に、ピエゾ素子をスキャナ(走査素子)として利用する。ピエゾ素子は、一般的には、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛:Pb(Zr,Ti)O)と呼ばれる強誘電性を有するセラミック材料を用いて製作される。すなわち、ピエゾ素子は、棒状の3本をX、Y、Z方向に組み合わせ、それぞれのセラミックス棒に電圧を印加することにより、各棒を機械的に伸縮させることができる。あるいは、筒状セラミックスの側壁にX、Y、Z方向の電極を配置して電圧を印加することにより、筒を三次元的に機械的に伸縮させることができる。
しかし、ピエゾ素子がカバーする領域は、実用上、大きくても150μm程度が限度であるため、観察したい試料が、例えば、1mmもあれば、到底、試料全体をカバーすることができない。そこで、後述する実施の形態では、ピエゾ素子を粗動機構(例えば、±5mm程度)と組み合わせることにより、試料のどの部分でも観察領域に持ってくることができるようにしている。すなわち、実際に観察する試料は、一般に数mm〜数cm程度であり、かかる試料の全表面を1つの走査素子(ピエゾ素子)で観察するのは、下記の理由から現実的ではないため、ピエゾ素子を機械的な微動機構の上に設置することにより、試料表面全体の観察を可能にしている。
なお、ピエゾ素子を大きくしてそれ自体で1mm程度をカバーすることも原理的には可能であるが、PZT材料自体の物性に基づく非直線性(印加電圧と伸縮量とが線形関係になく、印加電圧を大きくすると、伸縮量が一様ではなく、大きくなること)、印加電圧の高圧化に伴う電子線への影響(電子線が電界によって曲がること)、倍率を高くしたときのPZTに起因するノイズ(大きな変位を得るためには大きな構造体にする必要があるため、小さな電圧でも大きな機械的変化をする構造体になり、ナノメートルを安定的に見ることができなくなる)の点で、現実的ではない。
SEMの重要な技術である電子線検出については、エネルギーの低い二次電子が大気中を伝播すると、減衰が大きいため、検出器で十分な信号強度を得ることは困難である。そこで、本発明では、基本的に反射電子を検出する方法を採用する。このとき、好ましくは、観察試料からの反射電子を、高真空側の検出器と大気圧側の検出器の両者を用いて検出する。
大気圧側の検出器を用いて反射電子を検出する場合、反射電子の効率的な検出を大気圧環境の下でいかに実現するかが極めて重要である。なぜなら、大気圧の環境においては、通常の電子線検出器(シンチレータ)は動作せず、また、電子の平均飛行距離も非常に短く(簡単な計算によれば約400nm)、さらに、二次電子を集めるために電圧を印加すると放電する、といった問題が存在するためである。すなわち、シンチレータとは、放射線(電子線を含む)が当たると光を発する蛍光物質であるが、空気や水分に非常に犯されやすい(特に動作させることができない)ため、一般に大気中では使用することができない。また、窒素ガス(N)の平均自由行程は、1Paで6.6mmであるため、1気圧(10Pa)では約70nmである。電子の平均飛行距離(平均自由行程)は、気体分子のそれの4√2倍であるため、約400nmである。したがって、大気中では電子は約400nm進むと消失することになる。さらに、二次電子を検出するためには、通常、数十kVの電圧を印加して二次電子を検出器に集めるが、大気圧中では、放電するため、使用することができない。
そこで、本発明では、観察する試料を数百nmの距離までオリフィス(または電子透過膜のいずれか近い方)に近づけることにより、電子行程を短くして電子(反射電子や二次電子)の散乱を軽減する。これにより、電子による大気圧中のガス分子のイオン化、電離(放電)現象を抑制することもできる。この結果、反射電子(および二次電子)を一段前の真空領域(10−2Pa)まで引き込むことができ、その空間に設置した従来型の電子線検出器(後述する上部反射電子検出器(および二次電子検出器))で反射電子を検出することが可能になる。また、オリフィスの直下に別の反射電子検出器(後述する下部反射電子検出器)を取り付けて、試料から反射してくる電子線を試料の直上で検出することも可能になる。ここで、反射電子を大気圧またはこれに近い環境で検出する方法としては、例えば、YAG単結晶や半導体結晶を用いる。
また、一般に細胞の表面は凹凸が大きいため(数μm程度)、その試料を大気圧中に置いた場合、凸部は数百nmの距離まで近づけることにより観察可能であるが、凹部は反射電子が減衰してしまい観察することができない。これを解決する方法としては、観察対象の試料をオリフィスに取り付けられた電子透過膜(例えば、コロジオン膜)に押し付けて凹部を減少させるという方法を採ることができる。
また、本発明では、液(例えば、水)中の試料についても観察を行うことができる。例えば、電子透過膜(例えば、コロジオン膜)に試料を押し付ければ、それまで液中にあった試料も界面の液体(水)がなくなり、観察を行うことが可能になる。
以上のように、本発明は、試料の前処理を全く必要としない、大気圧で試料の観察が可能な電子顕微鏡である。大気圧観察が可能であるため、観察可能になるまでの時間の短縮が図られ、試料の取り扱いも非常に簡単になる。また、試料についても、大気圧観察が可能であるため、生の生物試料の観察も可能になる。さらに、大気圧観察を可能にするために環境制御型SEMのような特別の設備を設ける必要がないため、装置の大型化を避けることができる。また、高圧電源部分の安全性が確保されれば、小型化と相俟って、何人も、いつでもどこでも(ユビキタス)使用可能な顕微鏡の実現が図られる。
なお、本発明では、試料の大気圧観察が可能になるが、適用可能な圧力範囲は、もちろん、大気圧に限定されるわけではなく、大気圧以下であれば、任意の圧力で適用可能である。例えば、低真空(10Pa)は、細胞が生存し得る限界状態であり、生細胞を観察するためには、真空度を低真空(10Pa)以下に下げる必要があるが、本発明は、もちろん、低真空(10Pa)と大気圧(10Pa)の範囲内でも適用可能である。さらには、細胞以外の試料であれば、高真空(10−2Pa)でも観察可能である、つまり、高真空(10−2Pa)と大気圧(10Pa)の範囲内で適用可能である。
図1は、本発明の実施の形態1に係る電子顕微鏡の全体構成を示すブロック図、図2は、図1に示す電子顕微鏡の要部を示す詳細図、図3は、図2に示す電子顕微鏡のさらに要部を示す詳細図である。
図1に示す電子顕微鏡10は、電子線Bを試料Sに向けて照射するための真空筐体100と、試料Sを格納する試料室200と、電子線Bの照射に基づく試料Sからの電子を検出する電子検出器300と、真空筐体100に設置された各装置を総合的に制御するSEM制御部400と、試料Sの走査を制御するとともに試料Sの画像データを取得・表示する計算機部500とを有する。本実施の形態では、真空筐体100および試料室200は、支持台600に固定されている。
真空筐体100には、排気によって筐体内に真空状態を作り出す真空排気部102が取り付けられている。真空排気部102は、真空ポンプで構成されている。本実施の形態では、図2に示すように、真空筐体100の内部は、互いに連通する3つの部屋、つまり、第1室104、第2室106、第3室108に分かれている。図2の例では、第1室104と第3室108に真空ポンプ102a、102bがそれぞれ取り付けられている。真空排気部102(真空ポンプ102a、102b)によって、真空筐体100内は、高真空(10−2Pa)状態に設定・維持される。
真空筐体100の第1室104には、電子線(熱電子)Bを発生する電子源110と、電子源110からの電子線Bを集束させるための第1コンデンサレンズ112とが設けられている。また、第1室104と第2室106の間の隔壁114には、コンデンサ絞り116が設けられている。
真空筐体100の第2室106には、コンデンサ絞り116を通過した電子線Bを集束させるための第2コンデンサレンズ118と、第2コンデンサレンズ118を通過した電子線Bを振らせるための偏向コイル120と、偏向コイル120を通過した電子線Bを試料Sに向かって最終的に照射させるための対物レンズ122とが設けられている。また、第2室106と第3室108の間の隔壁124には、対物絞り126が設けられている。対物絞り126の直径は、例えば、一例として、50μmである。
真空筐体100の第3室108には、電子線Bの照射により試料表面から放出される二次電子を検出する二次電子検出器302と、電子線Bの照射により試料表面から反射される反射電子Rを検出する上部反射電子検出器304とが設けられている。二次電子検出器302では、エネルギーの低い二次電子を効率良く集めるために、電圧を印加して二次電子を加速するようにしている。これに対し、反射電子Rは、エネルギーが高いため、二次電子の場合のように付加的な加速は必ずしも必要ないが、本実施の形態では、反射電子Rをより一層確実に集めるために、電圧を印加するようにしている。
真空筐体100の底面128には、差動排気用のオリフィス130が形成されている。このオリフィス130は、電子線Bが通過する絞りとしても機能する。オリフィス130の直径は、例えば、一例として、1μm以下である。また、このオリフィス130には、図3に示すように、電子透過膜(例えば、コロジオン膜)132が取り付けられている。電子透過膜132に要求される条件は、上記のように、真空に耐えることができること、電子に対する透過性を有すること、および、生細胞を観察する場合には、細胞(水も含む)と反応しないことである。このように電子透過膜132付きのオリフィス130を用いて差動排気を行うことにより、真空筐体100の内部を高真空(10−2Pa以下)に保ちつつ、試料室200の内部を大気圧(10Pa)に保つことができる。
また、好ましくは、図3に示すように、真空筐体100の底面128には、試料Sの直上にあって電子線Bの照射により試料表面から反射される反射電子Rを直接検出する下部反射電子検出器306が設けられている。下部反射電子検出器306は、反射電子を大気圧またはこれに近い環境で検出することを可能にするため、例えば、YAG単結晶または半導体結晶で製作されている。また、下部反射電子検出器306の中心部は、オリフィス130を構成している。すなわち、下部反射電子検出器306を利用する場合、オリフィス130は、真空筐体100の底面128に取り付けられた下部反射電子検出器306に形成されていることになる。したがって、この場合、電子透過膜(コロジオン膜)132は、真空筐体100の外側からオリフィス130(つまり、下部反射電子検出器306)に取り付けられていることになる。これにより、劣化した電子透過膜132を極めて容易に交換・再生することができ、作業性が向上する。
なお、図3中、符号「308」は、ファイバプレート、「310」は、光ファイバ、「312」は、光電子倍増管(PMT:photomultiplier tube)である。ここで、ファイバプレート308は、1本が数ミクロン径の光ファイバを多数束ねて接合した板であり、光電子倍増管312は、光電管に電子増倍部を組み込んだもので、微弱な光を検出して電気信号に変換し増幅する機能を有する。
また、図3の例では、作業性を重視して、電子透過膜(コロジオン膜)132を下部反射電子検出器306の外側(真空筐体100の外部に向かう側)に取り付けているが、これに限定されるわけではない。例えば、図4に示すように、電子透過膜(コロジオン膜)132aを下部反射電子検出器306の内側(真空筐体100の内部に向かう側)に取り付けることも可能である。この場合、図3の例に比べて、作業性は劣るが、反射電子の検出可能範囲が拡大するというメリットがある。
また、微小なオリフィス130に電子線Bを通過させるためには、全体的な軸合わせが必要不可欠である。具体的には、電子源110、第1コンデンサレンズ112、コンデンサ絞り116、第2コンデンサレンズ118、偏向コイル120、対物レンズ122、対物絞り126、およびオリフィス130は、図示しない調整機構により、それぞれの中心軸が同一の光軸上に来るように位置関係が調整されている。
本実施の形態では、基本的には電子線Bを光軸の中心またはその近傍に固定し、試料Sを走査する。そのため、図1に示すように、試料室200には、試料Sを走査するための可動ステージ202が設けられている。可動ステージ202は、好ましくは、スキャナ(走査素子)204と、粗動ステージ206とで構成されている。試料Sはスキャナ204の上に載置され、スキャナ204は粗動ステージ206の上に載置されている。
スキャナ204は、例えば、ピエゾ素子で構成されており、電圧を印加することにより、XYZ軸の各方向に機械的に伸縮し、試料Sに対して精密な三次元走査を行う機能を有する。例えば、走査範囲は、XY軸が最大約150μm、Z軸が最大約20μmでの観察が可能である。
スキャナ204は、駆動信号に基づいて電気的に動作され、一方で、その駆動信号と同期させて電子検出器300(二次電子検出器302、上部反射電子検出器304、下部反射電子検出器306)で検出される信号強度を画像にする。そのため、スキャナ204は、ステージドライバ504に電気的に接続されている。ステージドライバ504は、スキャン信号発生器502からのスキャン信号を入力し、このスキャン信号に従って、スキャナ204に対する駆動信号を出力する。スキャナ204は、上記のように、三次元的にナノメートルの精度で駆動される。
粗動ステージ206は、試料Sの観察部を選び出すために、スキャナ204を機械的に三次元的に粗動させる機能を有する。粗動ステージ206は、例えば、手動で操作される。このように、粗動ステージ206は、三次元的に作動するが、あくまで試料Sの観察位置を探し出すためのものである。SEMとしての画像を取るときには、スキャナ204が使用される。このようにスキャナ204を粗動ステージ206の上に載置することにより、試料表面全体を観察することができる。
また、本実施の形態では、試料Sからの反射電子Rおよび二次電子を真空領域(10−2Pa)まで引き込んで高真空側の上部反射電子検出器304および二次電子検出器302でそれぞれ検出可能にするとともに、試料Sからの反射電子Rを大気圧側の下部反射電子検出器306で直接検出可能にするために、観察する試料Sを数百nmの距離まで電子透過膜(コロジオン膜)132に近づける。具体的には、まず、大まかに粗動ステージ206の三次元移動で近づけ、その後、スキャナ204の三次元走査で精密な位置制御を行う。
図5は、電子の平均飛行距離と圧力との関係を示すグラフ図である。図5のグラフによれば、大気圧(10Pa)の場合、電子の平均飛行距離は、約0.4μm(=400nm)であるため、大気圧観察を行う場合、好ましくは、電子透過膜(コロジオン膜)132と可動ステージ202(スキャナ204)の距離は、約0.2μm(=200nm)以下に設定される。このように、電子透過膜(コロジオン膜)132と可動ステージ202(スキャナ204)の距離は、試料室200内の圧力に応じて適切に調整すればよい。
試料室200内には、ガス供給管208を介して、例えば、試料との反応性や、電離(放電)の具合、電子の平均自由行程などの観点から選択されたいろいろなガスが供給される。図1の例では、例えば、窒素ガス(N)が供給されている。窒素ガスの供給量を調整することにより、試料室200内の圧力を低真空(10Pa)から大気圧(10Pa)まで任意に設定することができる。なお、低真空(10Pa)は、上記のように、細胞が生存し得る限界状態であり、生細胞を観察するためには、真空度を低真空(10Pa)以下に下げる必要がある。
検出系について、本実施の形態では、上記のように、試料Sからの反射電子を、高真空側の上部反射電子検出器304と大気圧側の下部反射電子検出器306の両者を用いて検出する。また、試料Sからの二次電子を高真空側の二次電子検出器302を用いて検出する。各検出器302、304、306で検出された信号強度は、アナログの電気信号として出力され、信号増幅器506で増幅された後、スキャン信号発生器502からのスキャン信号に同期してAD変換器508でデジタル信号に変換される。AD変換器508からのデジタル信号は、画像処理され、画像データとしてフレーム単位でフレームメモリ510に記憶される。フレームメモリ510に記憶された画像データは、フレーム単位で画像表示装置512に表示される。すなわち、本実施の形態では、試料Sの観察結果(試料表面の画像)がリアルタイムで表示される。
なお、本実施の形態では、3つの検出器302、304、306を用いて試料表面の観察を行うようにしているが、これに限定されるわけではない。必要とされる性能に応じて、3つの検出器302、304、306のうち、任意の2つ、または、任意の1つのみを用いて電子顕微鏡を構成することも可能である。具体例は、実施の形態2以降に示す。
次いで、上記構成を有する電子顕微鏡10の動作について説明する。なお、ここでは、光軸の調整は完了し、かつ、真空筐体100内は真空状態(10−2Pa)に設定されているものとする。また、試料Sは大気圧で観察するものとする。
まず、ユーザが、試料Sをスキャナ204上に載置して試料室200内に格納する。そして、粗動ステージ206を手動で操作して、試料Sの観察部を選び出すとともに、電子透過膜(コロジオン膜)132と可動ステージ202(スキャナ204)の距離を約200nm以下に設定する。
そして、ユーザが電子源110をオンすると、電子源110から発射された電子線Bは、第1コンデンサレンズ112、コンデンサ絞り116、第2コンデンサレンズ118、偏向コイル120、対物レンズ122、対物絞り126、オリフィス130、および電子透過膜(コロジオン膜)132を通過して試料Sに照射される。このとき、電子線Bの照射により試料表面から放出される二次電子は、電子透過膜(コロジオン膜)132およびオリフィス130を通過して真空領域(10−2Pa)に引き込まれ、二次電子検出器302によって検出される。また、電子線Bの照射により試料表面から反射される反射電子Rは、一部は、電子透過膜(コロジオン膜)132およびオリフィス130を通過して真空領域(10−2Pa)に引き込まれ、上部反射電子検出器304によって検出され、また、他の一部は、試料Sの直上に位置する下部反射電子検出器306によって検出される。そして、各検出器302、304、306で検出された信号強度は、信号増幅器506で増幅され、AD変換器508でデジタル信号に変換された後、画像処理され、フレームメモリ510を介して画像として画像表示装置512に表示される。そして、以上の処理を、スキャン信号に基づいて、スキャナ204を三次元的に駆動しながら、これと同期をとって行う。
なお、細胞など表面の凹凸が大きい試料を観察する場合には、可動ステージ202を操作して観察対象の試料Sを電子透過膜(コロジオン膜)132に押し付けることにより、観察を行う。
このように、本実施の形態によれば、真空筐体100に電子透過膜(例えば、コロジオン膜)132付きの微小なオリフィス130を設けて差動排気を行い、かつ、電子線Bを走査する代わりに、可動ステージ202(特にスキャナ204)を用いて試料Sを走査し、かつ、試料Sを電子透過膜(コロジオン膜)132に近づけて、電子線Bの照射による試料Sからの反射電子R(および二次電子)を、高真空側の上部反射電子検出器304と大気圧側の下部反射電子検出器306(ならびに高真空側の二次電子検出器302)を用いて検出するため、任意の試料(生細胞など生の生物試料を含む)に対して、前処理を全く必要とせず、大気圧の状態で観察を行うことができる。
なお、本実施の形態では、試料室200内にガスを供給するようにしているが、これに限定されるわけではない。例えば、試料室200内に液体を供給して液体中での試料を観察することも可能である。
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1に対応する電子顕微鏡の廉価版である。
図6は、本発明の実施の形態2に係る電子顕微鏡の要部を示すブロック図である。なお、この電子顕微鏡は、図1〜図3に示す実施の形態1に対応する電子顕微鏡と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態の特徴は、既存のSEMの構造をできるだけ利用しつつ、本発明の電子顕微鏡を安価に製造するために、実施の形態1に対応する電子顕微鏡10から下部反射電子検出器306を省略したことである。そのため、この電子顕微鏡20では、真空筐体100の底面128に形成されたオリフィス130に、真空筐体100の外側から直接電子透過膜(例えば、コロジオン膜)132が取り付けられている。
このように、本実施の形態によれば、下部反射電子検出器306を有しないため、実施の形態1に対応する電子顕微鏡10と比較して、性能は若干劣るものの、より安価に製造することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3は、実施の形態1に対応する電子顕微鏡10を用いて、生細胞をその場観察しながら操作する場合である。
図7は、本発明の実施の形態3に係る電子顕微鏡の要部を示すブロック図である。なお、この電子顕微鏡は、図1〜図3に示す実施の形態1に対応する電子顕微鏡と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。また、図7では、簡単化のため、便宜上、真空筐体100の底面128においてファイバプレート308(図3参照)の図示を省略している。
本実施の形態の特徴は、先端にカーボンナノチューブ(CNT)探針700を持つカンチレバー702を有することである。カンチレバー702は、微小な板ばねであって、ピエゾ抵抗体で構成されている。
本実施の形態では、カンチレバー702とスキャナ204を組み合わせていわゆるAFM(Atomic Force Microscope)像観察を行うとともに、カンチレバー702を駆動しながらその先端のCNT探針700を試料(例えば、生細胞)Sに挿入することにより、生細胞内の特定の部位に刺激を与えたときの細胞表面構造の変化を電子線でその場観察を行う。このとき、CNT探針700を直接細胞に押し付けて内部に挿入しようとしても、一般には細胞膜が硬くて挿入が困難である。そこで、例えば、50層程度の多層CNTを用いること、その先端を先鋭化すること、振動運動を重畳すること(CNT探針に数kHzから数百kHzの振動を重ねて押し付けること)により、比較的簡単に挿入できるようにする。
このように、本実施の形態によれば、実施の形態1に対応する電子顕微鏡10とCNT探針700とを組み合わせるため、その場観察しながら試料(例えば、生細胞)の観察・操作を行うことができる。
なお、以下に、本実施の形態の変更例をいくつか説明する。
図8は、CNT探針700と組み合わせる電子顕微鏡が、実施の形態2に対応する廉価版の電子顕微鏡20の場合である。
図9は、ピンセット型のカンチレバーを示し、(A)はその平面図、(B)はその側面図である。このカンチレバー704は、シリコンで出来たカンチレバー本体部706と、同じくシリコンで出来た探針部708とを有する。探針部708には、電子線通過用のオリフィス710(直径:数μm)が形成されている。また、探針部708の先端には、一対のCNT探針700が取り付けられている。図10は、このピンセット型カンチレバー704の使用状態を示している。このピンセット型カンチレバー704を用いることにより、試料(例えば、DNAなどのナノスケールの分子やタンパク質)を拾い上げたり、挟み付けるなどの操作を電子線でその場観察しながら行うことができる。また、ピンセットの一方から他方へ電圧を印加するなど刺激を与えたときの形態変化を電子線で観察することができる。
図11は、図7の例に加えて、試料(生細胞)に励起光を照射して試料(生細胞)が出す蛍光やラマン光を観察する場合である。
本発明に係る電子顕微鏡は、任意の試料(生細胞など生の生物試料を含む)に対して、前処理を全く必要とせず、大気圧の状態で観察を行うことができる電子顕微鏡として有用である。
本発明の実施の形態1に係る電子顕微鏡の全体構成を示すブロック図 図1に示す電子顕微鏡の要部を示す詳細図 図2に示す電子顕微鏡のさらに要部を示す詳細図 実施の形態1の一変更例を示す図 電子の平均飛行距離と圧力との関係を示すグラフ図 本発明の実施の形態2に係る電子顕微鏡の要部を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係る電子顕微鏡の要部を示すブロック図 実施の形態3の一変更例を示す図 実施の形態3の他の変更例を示す図であって、(A)はピンセット型カンチレバーの平面図、(B)はその側面図 図9に示すピンセット型カンチレバーの使用状態を示す図 実施の形態3のさらに他の変更例を示す図
符号の説明
10、10a、20 電子顕微鏡
100 真空筐体
110 電子源
112 第1コンデンサレンズ
116 コンデンサ絞り
118 第2コンデンサレンズ
120 偏向コイル
122 対物レンズ
126 対物絞り
130 オリフィス
132 電子透過膜
200 試料室
202 可動ステージ
204 スキャナ
206 粗動ステージ
300 電子検出器
302 二次電子検出器
304 上部反射電子検出器
306 下部反射電子検出器
700 カーボンナノチューブ(CNT)探針
702、704 カンチレバー
B 電子線
R 反射電子
S 試料

Claims (13)

  1. 真空に耐えることができ、かつ、電子に対する透過性を有する電子透過膜と、
    前記電子透過膜が取り付けられたオリフィスを一部に有する真空筐体と、
    前記真空筐体の内部において電子線を前記電子透過膜に向かって案内する電子線照射手段と、
    前記電子透過膜近傍の前記真空筐体の外部に配置され、前記電子線に対して相対移動可能に試料を載置する可動ステージと、
    前記電子線の照射に基づく前記試料からの電子を検出する電子検出手段と、
    を有することを特徴とする電子顕微鏡。
  2. 前記電子透過膜と前記可動ステージの距離は、前記試料が存在する雰囲気の圧力と電子の平均飛行距離との関係に基づいて決定される、ことを特徴とする請求項1記載の電子顕微鏡。
  3. 前記電子透過膜がコロジオン膜である場合、前記オリフィスの径は10μm以下であり、前記電子透過膜と前記可動ステージの距離は200nm以下である、ことを特徴とする請求項1記載の電子顕微鏡。
  4. 前記試料が存在する雰囲気の圧力は、高真空(10−2Pa)と大気圧(10Pa)の範囲内である、ことを特徴とする請求項1記載の電子顕微鏡。
  5. 前記電子検出手段は、
    前記電子線の照射に基づく前記試料からの反射電子を検出する反射電子検出手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1記載の電子顕微鏡。
  6. 前記反射電子検出手段は、
    前記真空筐体の内部に配置され、前記電子透過膜を透過した前記試料からの反射電子を検出する、
    ことを特徴とする請求項5記載の電子顕微鏡。
  7. 前記反射電子検出手段は、
    前記真空筐体の外部の雰囲気中に配置され、前記試料からの反射電子を直接検出する、
    ことを特徴とする請求項5記載の電子顕微鏡。
  8. 前記反射電子検出手段は、
    前記真空筐体の内部に配置され、前記電子透過膜を透過した前記試料からの反射電子を検出する内部反射電子検出手段と、
    前記真空筐体の外部の雰囲気中に配置され、前記試料からの反射電子を直接検出する外部反射電子検出手段と、
    を有することを特徴とする請求項5記載の電子顕微鏡。
  9. 前記電子検出手段は、
    前記電子線の照射に基づく前記試料からの二次電子を検出する二次電子検出手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の電子顕微鏡。
  10. 前記電子検出手段は、
    前記電子線の照射に基づく前記試料からの反射電子を検出する反射電子検出手段と、
    前記電子線の照射に基づく前記試料からの二次電子を検出する二次電子検出手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の電子顕微鏡。
  11. 前記電子透過膜は、前記真空筐体の外側から前記オリフィスに取り付けられている、ことを特徴とする請求項1記載の電子顕微鏡。
  12. 前記反射電子検出手段は、
    前記真空筐体上に一部が前記オリフィスを構成するように配置され、
    前記電子透過膜は、
    前記反射電子検出手段の外側から前記オリフィスに取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項5記載の電子顕微鏡。
  13. カーボンナノチューブの探針を用いて前記試料を観察および/または操作する試料観察/操作手段、をさらに有することを特徴とする請求項1記載の電子顕微鏡。
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