JP2006095992A - 化粧シート - Google Patents

化粧シート Download PDF

Info

Publication number
JP2006095992A
JP2006095992A JP2004287667A JP2004287667A JP2006095992A JP 2006095992 A JP2006095992 A JP 2006095992A JP 2004287667 A JP2004287667 A JP 2004287667A JP 2004287667 A JP2004287667 A JP 2004287667A JP 2006095992 A JP2006095992 A JP 2006095992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
resin layer
decorative sheet
acrylic
transparent resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004287667A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4565952B2 (ja
Inventor
Reiko Suga
玲子 菅
Jun Kaneki
潤 金木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2004287667A priority Critical patent/JP4565952B2/ja
Publication of JP2006095992A publication Critical patent/JP2006095992A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4565952B2 publication Critical patent/JP4565952B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【課題】耐候性、耐溶剤性とともに意匠性が改善された化粧シートを提供することにある。
【解決手段】被着材に積層して用いるための化粧シートであって、(1)当該シートは、少なくとも基材シート、絵柄層、透明性樹脂層及び表面保護層を順に有し、(2)当該表面保護層が、電離放射線硬化型樹脂を含む組成物から形成されており、(3)当該透明性樹脂層が凹凸を有し、(4)当該透明性樹脂層の凹凸の凹部に着色樹脂層が形成されており、(5)当該着色樹脂層の樹脂成分としてアクリル−ウレタン共重合体を含む、ことを特徴とする化粧シートにかかる。
【選択図】図1

Description

本発明は、家具、建具等の建材の表面装飾材料として効果的な絵柄が施された化粧シート及び当該化粧シートが積層された化粧板に関する。
化粧シートは、木質板等の被着材の表面保護、装飾等を目的とするものであって、これを被着材の表面に貼着することにより使用される。そして、これによって得られた化粧板は、各種の建材、家具等に使用されている。
化粧シートの装飾模様としては、木目、節目、文字、記号等さまざまなものがある。これらの意匠は、主として化粧シート中の絵柄層によって表現される。
そして、立体感のある意匠を得る目的や所望の材質感等を得る目的で、化粧シートの最表面である表面保護層又は透明性樹脂層に凹凸を施されたものが提供されている(特許文献1)。
さらには、その凹凸を利用して化粧シート表面の表面保護層又は透明性樹脂層に凹凸の凹部に着色樹脂を形成させて、絵柄層にある模様と当該着色樹脂とにより模様を組み合わせることができる。これにより、意匠表現幅が広がり、より一層の意匠性を発揮させた化粧シートを提供されている(特許文献2)。
特開平08−244193号公報 特開平08―127109号公報
しかしながら、上記の従来技術では、表面保護層又は透明性樹脂層に形成されている着色樹脂層は、凹部に形成されているとはいえ、化粧シートを折り曲げたり、衝撃を受けたりすると、ひび割れが生じ、剥離しやすい。また、溶剤に対して直接接触するため、溶剤に簡単に溶けてしまうおそれがある。さらに、従来技術の化粧シートの表面保護層は2液硬化型ウレタン樹脂であるため、耐候性能が劣る。
一方、木目、節目等の自然物を模様柄とした場合はより実物に見えれば見えるほど、商品価値が上がる。ところが、従来の化粧シートでは、この点においてもなお改善の余地がある。
従って、本発明の主な目的は、耐候性、耐溶剤性及び意匠性が改善された化粧シートを提供することにある。
本発明者は、従来技術の問題点に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、特定の構成を有する積層体を化粧シートとして用いることによって上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記の化粧シートに係る。
1.被着材に積層して用いるための化粧シートであって、
(1)当該シートは、少なくとも基材シート、絵柄層、透明性樹脂層及び表面保護層を順に有し、
(2)当該表面保護層が、電離放射線硬化型樹脂を含む組成物から形成されており、
(3)当該透明樹脂層が凹凸を有し、
(4)当該透明樹脂層の凹凸の凹部に着色樹脂層が形成されており、
(5)当該着色樹脂層の樹脂成分としてアクリル−ウレタン共重合体を含む、
ことを特徴とする化粧シート。
2. 前記アクリル−ウレタン共重合体中のアクリル成分とウレタン成分の重量比が50:50〜20:80である、上記項1記載の化粧シート。
3.前記アクリル−ウレタン共重合体のガラス転移温度が25℃以上である、上記項1又は2に記載の化粧シート。
4.前記着色樹脂層の入射角60度における光沢度が20以下である、上記項1〜3のいずれかに記載の化粧シート。
5.透明樹脂層と表面保護層との間に少なくともプライマー層が形成されている、上記項1〜4のいずれかに記載の化粧シート。
6.前記透明性樹脂層及び基材シートの少なくとも一方がポリオレフィン系樹脂である、上記項1〜5のいずれかに記載の化粧シート。
7.上記項1〜6のいずれかに記載の化粧シートの表面保護層が最表面層となるように当該シートが被着材上に積層されてなる化粧板。
本発明の化粧シートによれば、着色樹脂層と、透明性樹脂層、プライマー層、表面保護層等の隣接層との密着性が良好であるため、耐溶剤性及び耐候密着性能の向上が達成できる。
表面保護層が電離放射線硬化樹脂であるので、優れた耐傷性能を有する。このため、従来の化粧シートに比して傷がつきにくくなる。
加えて、化粧シートの透明性樹脂層の凹部に形成されている着色樹脂層と絵柄層との相乗的効果により、優れた意匠性を発揮することができる。
さらに、着色樹脂層の樹脂成分としてアクリル−ウレタン共重合体を含んでいるため、着色樹脂層を凹部に形成させる時に、ワイピング加工性、凹部に入り込み性が良好である。従って、より確実に着色樹脂層を当該凹部に形成させることできるので、より確実に優れた意匠性を発揮することができる。
本発明の化粧シートは、被着材に積層して用いるための化粧シートであって、
(1)当該シートは、少なくとも基材シート、絵柄層、透明性樹脂層及び表面保護層を順に有し、
(2)当該表面保護層が、電離放射線硬化型樹脂を含む組成物から形成されており、
(3)当該透明性樹脂層が凹凸を有し、
(4)当該透明性樹脂層の凹凸の凹部に着色樹脂層が形成されており、
(5)当該着色樹脂層の樹脂成分としてアクリル−ウレタン共重合体を含む
ことを特徴とする。以下、各層について説明する。
基材シート
基材シートとしては、例えば、紙、不織布、熱可塑性樹脂シート又はこれらの複合材料等が使用される。
紙としては、例えば薄葉紙、クラフト紙、上質紙、リンター紙、バライタ紙、硫酸紙、和紙等が挙げられる。
また、不織布としては、例えばポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ナイロン、ビニロン、ガラス等の繊維からなる不織布が挙げられる。紙又は不織布の坪量は、通常20〜100g/m2程度とすればよい。また、紙又は不織布は、その繊維間乃至は他層との層間強度を強化したり、ケバ立ち防止のため、例えばアクリル樹脂、スチレンブタジエンゴム、メラミン樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂を添加(抄造後樹脂含浸、又は抄造時に内填)させたものでも良い。なお、基材シートに紙(或いは不織布も)を用いた化粧シートは、化粧紙となる。
熱可塑性樹脂シートとしては、例えばアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられる。より具体的には、下記の(1)〜(4)が挙げられる。
(1)ポリエチレン(高密度、中密度、或いは低密度)、ポリプロピレン(アイソタクチック型、或いはシンジオタクチック型)、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体、オレフィン系熱可塑性エラストマー等のポリオレフィン系樹脂
なお、上記オレフィン系熱可塑性エラストマーとしては、上記に例示の如き結晶質ポリオレフィン樹脂からなるハードセグメントとエチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、アタクチックポリプロピレン、スチレン−ブタジエンゴム、水素添加スチレン−ブタジエンゴム等のエラストマーから成るソフトセグメントを混合して成る。ハードセグメントとソフトセグメントとの混合比は、〔ソフトセグメント/ハードセグメント〕=5/95〜40/60(質量比)程度である。必要に応じて、エラストマー成分は、硫黄、過酸化水素等の公知の架橋剤によって架橋する。
(2)ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリブチル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート−ブチル(メタ)アクリレート共重合体、メチル(メタ)アクリレート−スチレン共重合体等のアクリル樹脂〔但し、(メタ)アクリレートとは、アクリレート又はメタクリレートの意味〕。
(3)ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、エチレン−テレフタレート−イソフタレート共重合体、ポリエチレンナフタレート、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、非晶性ポリエステル等のポリエステル樹脂
なお、上記ポリエステル系熱可塑性エラストマーとしては、ハードセグメントに高結晶で高融点の芳香族ポリエステル、ソフトセグメントにはガラス転移温度が−70℃以下の非晶性ポリエーテル等を使用したブロックポリマー等があり、該高結晶性で高融点の芳香族ポリエステルには、例えばポリブチレンテレフタレートが使用され、該非晶性ポリエーテルには、ポリテトラメチレングリコール等が使用される。また、上記非晶質ポリエステルとしては、代表的には、エチレングリコール−1,4−シクロヘキサンジメタノール−テレフタル酸共重合体がある。
(4)その他の樹脂
例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルエーテルケトン等が挙げられる。
基材シートの層構成としては、上述の紙、不織布、熱可塑性樹脂シート等を単層又は2層以上に積層して用いることができる。
基材シートの厚み(積層体の場合は総厚み)は限定されないが、一般的には25〜500μm程度とすればよい。
絵柄層
絵柄層は、木目、節目等の天然素材が有する柄のほか、文字、記号、図等も表わすことができる。
絵柄層を設ける場合、絵柄層の形成方法、材料、絵柄の種類等は特に限定されない。絵柄層の形成は、通常はインキを用い、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷、グラビアオフセット印刷、インキジェットプリント等の公知の印刷法等で形成できる。絵柄は、例えば木目模様、石目模様、砂目模様、布目模様、タイル調模様、煉瓦調模様、皮絞模様、文字、記号、幾何学模様又はこれら2種以上の組み合わせ等を採用できる。
絵柄層の形成に用いるインキは、例えば、公知の着色剤(染料又は顔料)をバインダー樹脂とともに溶剤(又は分散媒)中に溶解(又は分散)させて得られる。
着色剤としては、チタン白、カーボンブラック、鉄黒、弁柄、黄鉛、群青等の無機顔料、アニリンブラック、キナクリドンレッド、イソインドリノンイエロー、フタロシアニンブルー等の有機顔料、二酸化チタン被覆雲母、アルミニウム等の箔粉等の光輝性顔料等のほか、各種の染料を使用することができる。
また、バインダー樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電離放射線硬化性樹脂等の公知のバインダーの中から、要求される物性、印刷適性等に応じて適宜選択すれば良い。例えば、ニトロセルロース、酢酸セルロース、セルロースアセテートプロピオネート等のセルロース系樹脂;ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸ブチル−(メタ)アクリル酸2ヒドロキシエチル共重合体等のアクリル樹脂のほか、ウレタン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂等の単体又はこれらを含む混合物を用いることができる。
溶剤(又は分散媒)としては、例えば、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の石油系有機溶剤;酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸−2−メトキシエチル、酢酸−2−エトキシエチル等のエステル系有機溶剤;メチルアルコール、エチルアルコール、ノルマルプロピルアルコール、イソプロピルアルコール、イソブチルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール等のアルコール系有機溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系有機溶剤;ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル系有機溶剤;ジクロロメタン、四塩化炭素、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等の塩素系有機溶剤;水等の無機溶剤などが挙げられる。これらの溶剤(又は分散媒)は、単独又は2種以上を混合して使用できる。
さらに、架橋剤を添加してもよい。架橋剤としては、イソシアネート基含有化合物、エポキシ基含有化合物、カルボジイミド基含有化合物、オキサゾリン基含有化合物、シラノール基含有化合物等が挙げられるが、イソシアネート基含有化合物が好ましい。
接着剤層
本発明化粧シートでは、好ましくは絵柄層と透明性樹脂層との間に接着剤層が介在する。
接着剤層で使用する接着剤は、公知又は市販の接着剤の中から、絵柄層又は第二透明性樹脂層を構成する成分等に応じて適宜選択することができる。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂のほか、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂等の熱硬化性樹脂が挙げられる。
この中でも、本発明では、耐熱性等をより高めることができるという点でウレタン系樹脂接着剤が好ましい。ウレタン系樹脂接着剤は、ポリオールを主剤とし、イソシアネートを架橋剤(硬化剤)とする2液硬化型ウレタン樹脂が挙げられる。
上記ポリオールとしては、分子中に2個以上の水酸基を有するものである。例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、アクリルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートポリオール等が用いられる。
また、上記イソシアネートとしては、分子中に2個以上のイソシアネート基を有するポリイソシネートが用いられる。例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート等の芳香族イソシアネート類、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート等の脂肪族(乃至は脂環族)イソシアネートが用いられる。また、上記各種イソシアネートの付加体又は多量体を用いることもできる。例えば、トリレンジイソシアネートの付加体、トリレンジイソシアネートの3量体等が挙げられる。
なお、必要に応じ、接着面に、コロナ放電処理、プラズマ処理、脱脂処理、表面粗面化処理等の公知の易接着処理を施すこともできる。
接着方法としては、用いる接着剤の種類等に応じて公知の方法に従って実施すれば良い。例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂を用い、溶融押出(エクストルージョンコート法)で絵柄層上に塗工する方法、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂等の熱硬化性樹脂にイソシアネート、アミン等の架橋剤、メチルエチルケトンパーオキサイド、ハイドロパーオキサイド、アザビスイソブチロニトリル等の重合開始剤、ナフテン酸コバルト、ジメチルアニリン等の重合促進剤等を必要により添加した接着剤を塗工し、ドライラミネートする方法を採用することができる。また、本発明では、熱圧着できる接着剤を使用し、熱圧着によって絵柄層と透明性樹脂層とを積層することもできる。
なお、本発明では、必要に応じ、コロナ放電処理、プラズマ処理、脱脂処理、表面粗面化処理等の公知の易接着処理を接着面に施すこともできる。
接着剤層の厚さは、透明性保護層の種類、使用する接着剤の種類等に応じて異なるが、通常は0.1〜30μm程度とすれば良い。
透明性樹脂層
本発明の透明性樹脂層は、透明性のものであれば限定されない。従って、無色透明、着色透明、半透明等のいずれも含む。
透明性樹脂層としては、例えば熱可塑性樹脂により形成されたものを好適に使用することができる。具体的には、軟質、半硬質又は硬質ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステル等を挙げることができる。本発明では、特に透明性樹脂層として、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂が好ましい。
透明性樹脂層は、必要に応じて着色されていても良い。この場合は、上記のような熱可塑性樹脂に対して着色剤(顔料又は染料)を添加して着色することができる。着色剤としては、公知又は市販の顔料又は染料を適宜使用することができる。これらは、1種又は2種以上を選ぶことができる。また、着色剤の添加量も、所望の色合い等に応じて適宜設定すれば良い。
透明性樹脂層には、必要に応じて充填剤、艶消し剤、発泡剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定化剤、ラジカル捕捉剤、軟質成分(例えばゴム)等の各種の添加剤が含まれていても良い。
難燃剤は、耐燃性を付与するために添加される。例えば、塩化パラフィン、トリクレジルホスフェート、塩素化油、テトラクロロ無水フタル酸、テトラブロモ無水フタル酸、テトラブロモビスフェノールA、ジブロモプロピルホスフェート、トリ(2,3−ジブロモプロピル)ホスフェート、酸化アンチモン、含水アルミナ、ホウ酸バリウム等を好適に用いることができる。
酸化防止剤は、酸化分解を抑制ないしは防止するために添加される。例えば、アルキルフェノール類、アミン類、キノン類等が好適である。
紫外線吸収剤、樹脂(特にポリオレフィン系樹脂)の劣化を招く波長280〜450nmの領域の紫外線を吸収するものである。例えば、ベンゾフェノン系、サリチレート系、ベンゾトリアゾール系、アクリロニトリル系等の各紫外線吸収剤を挙げることができる。
ラジカル捕捉剤は、日光による変褪色、亀裂、白化、強度劣化等の防止して耐候性を向上させるために添加される。ラジカル捕捉剤としては、ビス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)セバケートのほか、例えば特公平4−82625号公報に開示されている化合物等のヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤、ピペリジル系ラジカル捕捉剤等が使用される。
透明性樹脂層の形成方法は限定的でなく、例えば予め形成されたシート又はフィルムを隣接する層に積層する方法、透明性樹脂層を形成し得る樹脂組成物を溶融押出することにより隣接する層上に塗工する方法、隣接する層と一緒にラミネートする方法等のいずれも採用することができる。本発明では、特に溶融押出により透明性樹脂層を形成することが好ましい。とりわけ、透明性樹脂層は、ポリオレフィン系樹脂を溶融押出によって塗工することが望ましい。具体的には、絵柄層上に予め接着剤層を形成し、当該接着剤層上にポリプロピレン系熱可塑性エラストマーを溶融押出して塗工することにより透明性樹脂層を好適に形成することができる。溶融押出の方法は、例えばTダイ等を用いる公知の方法に従って実施すれば良い。
透明性樹脂層の厚みは、最終製品の用途、使用方法等により適宜設定できるが、一般的には50〜250μm、特に20〜200μm程度とすることが好ましい。
本発明の化粧シートにおける透明性樹脂層は凹凸を有している。透明性樹脂層に凹凸を施す方法は、限定的でなく、例えばエンボス加工により施される。
エンボス加工は、化粧シートに木材板表面等所望のテクスチァーを付与するために行われる。例えば、加熱ドラム上でポリオレフィン系樹脂を加熱軟化させた後、さらに赤外線輻射ヒーターで140〜180℃に加熱し、所望の形の凹凸模様を設けたエンボス板で加圧、賦形し、冷却固定して形成する。これは、公知の枚葉又は輪転式のエンボス機を使用すれば良い。
凹凸模様としては、例えば木目導管溝、浮造模様(浮出した年輪の凹凸模様)、ヘアライン、砂目、梨地等が挙げられ、これらの中から所望の模様を適宜選択することができる。
透明性樹脂層の表面(おもて面)及び/又は裏面には、隣接する層との接着性を高めるために、必要に応じてコロナ放電処理を行うこともできる。コロナ放電処理の方法・条件は、公知の方法に従えば良い。
着色樹脂層
着色樹脂層は、通常、樹脂成分及び着色剤からなる。本発明の着色樹脂層中の樹脂成分は、アクリル−ウレタン共重合体を含む。
アクリル−ウレタン共重合体は、アクリル系モノマーの重合反応で得られるアクリルモノマー単位を複数有するアクリル成分と、ヒドロキシル基とイソシアネート基との反応で得られるウレタン成分を複数有する共重合体である。なお、本発明のアクリル−ウレタン共重合体は1液硬化型であっても2液硬化型であってもよいが、本発明では、耐候性能、耐溶剤性能等の観点から、2液硬化型が好ましい。
アクリル−ウレタン共重合は、例えば、ジオール及び(ジ)イソシアネートを反応させて得られるポリウレタン高分子を、ラジカル重合開始剤として使用して、アクリルモノマーをラジカル重合させて得られる。この様な高分子の重合開始剤で得られる樹脂は、従来の低分子重合開始剤を用いて合成された樹脂と比較して、柔軟性に富み表面保護樹脂層や接着剤の硬化収縮に追従し易い。
ジオールとしては、アジピン酸系ポリオール、ポリカーボネートジオール、テレフタル酸ジオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、アジペート系ポリオール、フタレート系ポリオール等が、1種又は2種以上使用される。この中でも、アジピン酸系ポリオール、ポリカーボネートジオール等が好ましい。
(ジ)イソシアネートとしては、例えば、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、n−イソシアネートフェニルスルホニルイソシアネート、o又はp−イソシアネートフェニルスルホニルイソシアネート等の芳香族イソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族イソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート等の脂環式イソシアネート、及びこれらの付加体、多量体などを、単独使用又は2種以上使用する。これらの中でも、良好な耐候密着性を与える点で、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族イソシアネート、或いはイソホロンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート等の脂環式イソシアネートが好ましい。
ウレタン成分としてはアロファナート結合、ビュレット結合等のユリア結合を有することが好ましい。ユリア結合を採用する場合は強靭性が得られることにより、良好な柔軟性及び塗膜強度を得ることができる。
アロファナート結合は、例えば、イソシアネートとポリオールとを反応させて得られるポリウレタンをイソシアネートと反応させることにより得られる。ビュレット結合は、例えば、イソシアネートと水とを反応させて得られるアミンをイソシアネートと反応させて尿素を得た後、イソシアネートと当該尿素とを反応させることにより得られる。
アクリルモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸−n−プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸−n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル等の(メタ)アクリル酸アルキルエステル等が、1種又は2種以上使用される。
アクリル−ウレタン共重合体は、例えば、アクリルジオール等のアクリルポリオールとジイソシアネート等のポリイソシアネートとの反応で得ることもできる。この際、物性調整等の為に、ポリオールとして副成分の範囲内で、アクリルポリオール以外のポリオール(例えば、ポリカーボネートジオール、ポリエーテルジオール、ポリウレタンポリオール等)を用いる事もできる。なお、ポリウレタンポリオールのポリオール成分は、ポリカーボネートジオール、ポリエーテルジオール等である。特にポリカーボネートジオール等は、耐熱水密着性等に優れた物性が得られる。
上記アクリルポリールは、上述したアクリルモノマーにヒドロキシル基が導入されたものである。例えば、上記アクリルモノマーに(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル等のヒドロキシル基含有のアクリルモノマーを共重合させればよい。
上記ポリイソシアネートとしては、1分子中に2個以上のイソシアネート基を有する脂肪族、脂環式又は芳香族のイソシアネート等であり、例えば、上述したジイソシアネートが挙げられる。
また、アクリル−ウレタン共重合体中のアクリル成分とウレタン成分の重量比は、特に制限されないが、耐候性、耐溶剤性の点で、アクリル:ウレタンの重量比を50:50〜20:80の範囲とすることが好ましく、50:50〜30:70の範囲とすることがより好ましい。なお、アクリル成分の含有量が上記の範囲を超えると過度に硬い塗膜となるため、加工適正が低下し、折り曲げ加工時に樹脂表面上に白い筋(白化)が生じる。一方、ウレタン成分の含有量が上記の範囲を超えると樹脂粘度が過度に増し、ワイピング加工時に着色樹脂が透明性樹脂層の凹凸の凹部に入り込みにくくなる、すなわち、塗工性に欠ける。
アクリル−ウレタン共重合体のガラス転移温度は室温(25℃)以上であることが好ましい。より好ましくは40〜100℃である。ガラス転移温度を上記範囲に設定することにより、アクリル−ウレタン共重合体樹脂の柔軟(粘性)性が低下し、樹脂流動性がより向上する。すなわち、下記に詳述するワイピング加工時における着色樹脂の掻き取り性、透明性樹脂層に凹凸の凹部への入り込み性等がより向上、すなわち、塗工性がより向上する。
着色樹脂層の一部を構成する着色剤としては、前記と同様のものを使用できる。
なお、本発明においては、さらに意匠効果を向上させるため、着色樹脂層の入射角60℃における光沢度が20以下であることが好ましく、3〜7であることがより好ましい。上記の光沢度の測定は、JIS Z 8741に準拠するものである。
このような光沢度に設定する方法は限定されないが、例えば樹脂にマット剤等を含有させればよい。
マット剤は、着色樹脂層の表面をマット化できるものであれば良く、公知又は市販のものを使用することができる。例えば、シリカ、シリコーン樹脂(パウダー、ビーズ)等の無機粒子;架橋アルキル、架橋スチレン、インゾグアナミン樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール樹脂、ポリエチレン、ナイロン等の有機材料パウダーないしビーズ等が挙げられる。この中でも、特にシリカを好適に用いることができる。
マット剤の粒径も限定的でなく、用途等に応じて適宜決定することができる。一般的には、粒径2μm〜6μm程度とし、特に粒径3μm〜5μmの範囲とすることがより好ましい。マット粒径が上記の範囲内である場合、塗工面の荒れが生じにくい。
マット剤の含有量も限定的でないが、高度にマット化するには添加量は0.5〜5重量%とすれば良く、さらに好ましくは2〜4重量%である。
着色樹脂層は、透明性樹脂層の凹凸の凹部に形成されている。凹部に形成される着色樹脂層と前記絵柄層との相乗効果によって、意匠効果が向上される。特に、木目導管溝凹凸に凹部に着色樹脂層を形成させることによって、より実際の木目に近い意匠を表現することができる。これにより、商品価値を高めることができる。
前記透明性樹脂層の凹凸の凹部に着色樹脂層を形成させる方法は限定的でなく、公知の方法が用いられる。本発明においては、例えばワイピング加工が挙げられる。
ワイピング加工とは、エンボス加工で設けた凹部にドクターブレードで表面をかきながら着色インキを充填する加工をいう。
着色インキは、例えば、公知の着色剤(染料又は顔料)を上述のアクリルウレタン共重合体とともに溶剤(又は分散媒)中に溶解(又は分散)させて得られる。
着色インキに含まれる着色剤、溶媒等は、絵柄層で上述した着色剤、溶媒等と同様のものが使用できる。
着色インキ中のアクリル−ウレタン共重合体の割合は特に制限されないが、通常は15〜25重量%である。
着色インキの粘度は、着色樹脂流動性、着色樹脂掻き取り性、透明性樹脂の凹凸の凹部への入り込み性等の塗工性の観点から、温度が20〜25℃において、通常は20秒/ザーンカップ#5以下であり、好ましくは15秒/ザーンカップ#5以下である。すなわち、ザーンカップ#5を使用した場合において、着色インキがザーンカップの下端部の穴からインクが落下し始めて落下し終えるまでの時間が、通常20秒以下、好ましくは15秒以下である。
また、本発明では、前記凹部に着色樹脂層を形成させた後、透明性樹脂層の表面(おもて面)に、プライマー層を形成させることが望ましい。
プライマー層を形成するための材料としては、例えばポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール樹脂、ニトロセルロース樹脂等の樹脂類ほか、アルキルチタネート、エチレンイミン等の化合物も使用することができる。特に、プライマー層としては、2液硬化型のアクリル−ウレタン共重合体の使用が好ましい。アクリル−ウレタン共重合体としては、上述したものが挙げられる。
その中でも、耐候性、密着性等の観点から、アジピン酸系ポリオール、フタル酸ポリオール、ポリカーボネートジオール等のジオール、及びイソホロンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート等の脂環式イソシアネートを反応させて得られるポリウレタン高分子を、ラジカル重合開始剤として使用して、アクリルモノマーをラジカル重合させて得られるアクリル−ウレタン共重合体が好ましい。
また、柔軟性、塗膜強度等の観点から、アロファナート結合、ビュレット結合等のユリア結合を含有したポリウレタン高分子を、ラジカル重合開始剤として使用して、アクリルモノマーをラジカル重合させて得られるアクリル−ウレタン共重合体が好ましい。
また、アクリル−ウレタン共重合体中のアクリル成分とウレタン成分の重量比は、特に制限されないが、アクリル:ウレタンの重量比を30:70〜70:30、好ましくは40:60〜60:40の範囲とすることが好ましい。
プライマー層の形成は、これらをそのままで又は溶媒に溶解若しくは分散させた状態で用い、公知の印刷方法、塗布方法等に従ってプライマー層を形成することができる。
表面保護層
本発明において、表面保護層は最表面層として設けられている。表面保護層は、透明性である限り、着色されていても良い。また、絵柄層が視認できる範囲内で半透明であっても良い。表面保護層の形成により、化粧シート表面の傷が付きにくくなり、耐摩傷性を向上させることができる。
表面保護層は、電離放射線硬化型樹脂を含む組成物により形成されている。 電離放射線硬化樹脂は、公知のもの又は市販品を使用することができる。具体的には、1分子中に2個のラジカル重合性不飽和基を有する重量平均分子量1000〜4000のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)30重量%〜70重量%、及び1分子中に3個〜15個のラジカル重合性不飽和基を有する脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(B)30重量%〜70重量%からなる混合物の硬化物を好適に用いることができる。
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)は、1分子中に2個のラジカル重合性不飽和基を有する、いわゆる2官能ウレタンアクリレートオリゴマーものであり、ポリイソシアネートと、1分子中に水酸基を2個以上有する重量平均分子量が500〜2000の多価アルコールと、末端に水酸基を有するとともにラジカル重合性不飽和基を有する(メタ)アクリレート化合物とが結合してなる、重量平均分子量が1000〜4000のオリゴマーである。ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)は分子量が1000未満では、硬化後の樹脂層においてウレタン(メタ)アクリレートの持つ柔軟性を充分発揮できず、Vカット加工、ラッピング加工などの曲げ加工、及びエンボスに際しての加工性が低下する。また分子量が4000を越えると、耐汚染性等の特性が低下するおそれがある。
上記ポリイソシアネートは、着色樹脂層において上述したものと同様である。
重量平均分子量が500〜2000の多価アルコールとしては、両末端に水酸基を有するポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール及びポリカーボネートポリオール、アクリルポリオール等がある。上記ポリエステルポリオールとしては、(イ)芳香族又はスピロ環骨格を有するジオール化合物と、ラクトン化合物又はその誘導体又はエポキシ化合物との付加反応生成物、(ロ)多塩基酸とアルキレングリコールとの縮合生成物、及び(ハ)環状エステル化合物から誘導される開環ポリエステル化合物があり、これらを単独又は2種以上を混合して使用することができる。上記ポリエーテルポリオールとしては、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどがある。上記(ロ)の多塩基酸としてアジピン酸を用い、アルキレングリコールと縮合生成物として得られる重量平均分子量500〜2000の、両末端に水酸基を有するポリエステルジオールが、各種物性が良好であることから好ましく用いられる。
また、末端に水酸基を有するとともにラジカル重合性不飽和基を有する(メタ)アクリレートは、アクリル酸又はメタクリル酸もしくはこれらの誘導体のエステル化合物であって、末端に水酸基を有するものである。具体的には、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシルプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート、5−ヒドロキシシクロオクチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピルアクリレートなどの重合性不飽和基を1個有する(メタ)アクリル酸エステル化合物、あるいはその他の1分子中に重合性不飽和基を2個以上有する(メタ)アクリル酸エステル化合物などが例示される。
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)は、好ましくは、多価アルコール成分を、アルキレングリコールとアジピン酸から形成される重量平均分子量500〜2000のポリエステルポリオールとし、また、ジイソシアネート成分をイソホロンジイソシアネートとし、アクリレート成分をヒドロキシエチル(メタ)アクリル酸エステルとし、これらを反応させて得られる重量平均分子量が1000〜3000のオリゴマーが望ましい。
硬化型樹脂層に用いられる、脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(B)は、1分子中に3個〜15個の(メタ)アクリロイル基などのラジカル重合性不飽和基を有するものであり、脂肪族ジイソシアネート、多官能ポリオール、末端に水酸基を有するとともにラジカル重合性不飽和基を有する(メタ)アクリレートとを反応させて得られる、多官能(3〜15官能)ウレタンアクリレートである。
上記脂肪族ジイソシアネートは、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水添トリレンジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネートなどが挙げられる。
また、上記の水酸基とラジカル重合性不飽和基を有する(メタ)アクリレートは、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシルプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート、5−ヒドロキシシクロオクチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピルアクリレートなどの重合性不飽和基を1個有する(メタ)アクリル酸エステル化合物が挙げられる。
硬化型樹脂層を形成するための組成物において、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)と、脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(B)の配合量は、組成物の樹脂成分中のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)の含有量が30重量%〜70重量%であり、脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(B)の含有量が30重量%〜70重量%である。ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)が30重量%未満になると、硬化型樹脂層の可とう性、展性が不十分であり、耐衝撃性が低下してしまい、一方、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)が70重量%を越えると、耐擦傷性及び耐汚染性が低下してしまう。尚、上記のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)と脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(B)の配合量は、硬化型樹脂層を形成する塗工組成物における、上記オリゴマー(A)とオリゴマー(B)の合計重量に対する、各成分の重量%を表す。
また、本発明にあっては、ワックスを含有していてもよい。ワックスを含有する場合には、シート表面に滑り性を持たせることができる。ワックスとしては、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂類が有機溶剤に溶解又は分散して得られる樹脂系ワックスを用いることができる。有機溶媒としては、例えば炭化水素系、エステル系、ケトン系又はこれらの混合溶剤等の中から、用いる樹脂の種類等に応じて適宜選択すれば良い。
本発明では、ワックスの含有量の制限はないが、通常は電離放射線硬化型樹脂100重量部に対し、3〜20重量部、特に5〜10重量部とすることが望ましい。
また、本発明にあたっては、擦り傷性を向上させるために、吸油量50ml/100g以下、見かけ比重が0.45〜0.1g/cm3、平均粒子径が6μm以下のシリカを添加してもよい。添加量については、通常は電離放射線硬化型樹脂100重量部に対し、2重量部〜20重量部、特に、2重量部〜5重量部が好ましい。
また、艶制御を目的として、給油量が200〜300ml/100g、見かけ比重が0.4g/cm3、平均粒子径が6μ以下のシリカを添加してもよい。添加量は電離放射線効果方樹脂100重量部に対し、2重量部〜20重量部が好ましい。
上記組成物は、これらの各成分を均一に混合することによって調製できる。この組成物による表面保護層の形成方法も公知の方法に従えば良く、例えば上記組成物による塗膜を形成し、公知の使用条件で電子線照射して塗膜を架橋硬化させれば良い。
電離放射線の電子線源としては、コッククロフトワルトン型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器を用い、100〜1000keV、好ましくは、200〜300keVのエネルギーをもつ電子を照射するものが使用できる。また、紫外線源としては、例えば超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク灯、ブラックライト、メタルハライドランプ等の光源を使用すればよい。
被着材
本発明化粧シートが適用される被着材は、限定的でなく、公知の化粧シートと同様のものを用いることができる。例えば、木質材、金属、セラミックス、プラスチックス、ガラス等が挙げられる。特に、本発明化粧シートは、木質材に好適に使用することができる。木質材としては、具体的には、杉、檜、欅、松、ラワン、チーク、メラピー等の各種素材から作られた突板、木材単板、木材合板、パティクルボード、中密度繊維板(MDF)等が挙げられる。
被着材への積層
本発明の化粧シートは、各種の被着材等に積層され、化粧板として使用される。積層方法は限定的でなく、例えば接着剤により化粧シートを被着材に貼着する方法等を採用することができる。接着剤は、被着材の種類等に応じて公知の接着剤から適宜選択すれば良い。例えば、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、アイオノマー等のほか、ブタジエン・アクリルニトリルゴム、ネオプレンゴム、天然ゴム等が挙げられる。
このようにして製造された化粧板は、例えば、壁、天井、床等の建築物の内装材、窓枠、扉、手すり等の建具の表面化粧板、家具又は弱電、OA機器等のキャビネットの表面化粧板等に好ましく用いることができる。
以下に実施例を示し、本発明の特徴をより明確に説明する。ただし、本発明は、実施例の範囲に限定されない。
(実施例1〜4)
基材シートとして、ポリプロピレン系樹脂フィルム(厚み60μm、透過率10%)を用意した。この表面及び裏面にコロナ放電処理を施した後、表面に木目柄絵柄層をグラビア印刷により形成した。一方、裏面には、アクリルウレタン系樹脂をバインダーとしたプライマー層をグラビア印刷により形成した。
次いで、前記絵柄層の上に2液硬化型ウレタン樹脂からなる塗液を塗工して接着剤層(厚み3μm/ドライ)を形成した。さらに、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体からなるポリプロピレン系熱可塑性エラストマーをTダイで溶融押し出し塗工することによって、透明性樹脂層(厚み80μm)を形成した。
透明性樹脂層表面を赤外線非接触方式のヒーターで加熱し、透明性樹脂層表面を柔らかくした。その後、直ちに基材シートと反対側の透明性樹脂表面に対し熱圧によるエンボス加工を行い、木目導管溝模様の凹凸模様を賦形した。
次に、透明性樹脂層にコロナ放電を施した後、ワイピング加工を実施した。
ワイピング加工に用いる着色インキ(主剤)として、表1に示す配合比のアクリル−ウレタン共重合体20重量部及び着色剤(カーボンブラック、イソインドリノン及びキナクリドンを含む。)0.5重量部を固形分として20重量%含むインキにシリカ粒子(未処理シリカ「市販品」平均粒径3μm)4重量%混合したものを用いた。
その着色インキとヘキサンメチレンジイソシアネート(硬化剤)とを100対5の重量割合で混合して、混合したものを上記透明樹脂層に塗布してワイピング加工することにより、上記透明樹脂層の凹凸の凹部に着色樹脂層を形成した。
次に、アクリル−ウレタンブロック重合体(主剤)100重量部と、ヘキサメチレンジイソシアネート(硬化剤)6重量部とからなる2液硬化型ウレタン系樹脂を塗工し、プライマー層(1.7g/m2)を形成した。
次に、電離放射線硬化型多官能ウレタンオリゴマー35重量部及び2官能オリゴマー65重量部の合計100重量部に対し、平均粒子径5μmのシリカ10重量部(吸油量:200〜300ml/100g、見かけ比重:0.08〜0.16g/cm3)、平均粒径4μmのシリカ粒子5重量部(吸油量0〜50ml/100g、見かけ比重:0.45〜0.85g/cm3)及びワックス5重量部(脂肪族系ワックス、融点110〜200℃)を含む組成物をグラビアコートにて塗膜を形成した。その後、175keV及び5Mrad(50kGy)の条件で電子線を照射して上記塗膜を架橋硬化させることにより、表面保護層(5g/m2)を形成させて、所定の化粧シートを得た。
(比較例1〜4)
着色樹脂層について、アクリル−ウレタン共重合体の代わりに表1に示すアクリル樹脂(市販品)又はウレタン樹脂(市販品)を使用したほかは、実施例1〜4と同様にして化粧シートを作製した。
試験例1
実施例1〜4及び比較例1〜4で得られた化粧シートの下記の物性についてそれぞれ調べた。その結果を表1に示す。
Figure 2006095992
(1)塗工性
着色インキの塗工性を調べた。すなわち、1)着色インキの透明性樹脂層凹部への入り込み易さ、2)着色インキの流動性及び3)ワイピング加工時の着色インキの掻き取り易さを調べた。
1)凹部への入り込み性:グロス計(ポータブルグロスメーターGMX−202)を用いて測定した透明性樹脂層、着色樹脂層及びプライマー層の光沢度(入射角60度)がそれぞれ7〜10、2〜4及び2〜4となるように、マット剤を樹脂成分に添加し調製した。透明性樹脂層を積層した時点の化粧シートに対し、ワイピング加工及びプライマー加工を行うことにより、着色インキの塗工性を実験した。着色インキの塗工性が劣る場合、その上にプライマー層を形成させても、着色樹脂層及びプライマー層の両方が透明樹脂層の凹部に形成されない場合が生じる。よって、光沢度の相違から、着色樹脂層が形成されていない透明樹脂層の凹部は目視で確認した。 「着色樹脂層が形成されていない透明樹脂層の凹部が見られなかった」を「合格」と評価した。
「着色樹脂層が形成されていない透明樹脂層の凹部が若干見られた」を「不合格」と評価した。
2)着色樹脂流動性:上記のワイピング加工時に、表面保護層上を着色インキが均一に流動するか否かを調べた。
「スジが発生しなかった」を「合格」、「スジが発生した」を「不合格」と評価した。
なお、「スジ」とは、透明性樹脂の凹部以外の個所(凸部)に残留した筋状の着色インキをいう。
3)着色樹脂掻き取り性:上記のワイピング加工した後(プライマー加工する前)に、透明性樹脂層の凹凸部以外の個所(凸部)に着色インキが残存しているか否かを調べた。
「凸部に着色インキの残留が一切見られなかった」を「合格」、「凸部に着色インキの残留が見られ、所望の意匠性が得られなかった」を「不合格」と評価した。
(2)耐候性(S−UV)
促進耐候性試験としてJIS−B−7350に準じて試験を実施した。サンシャインカーボンアーク灯式耐候性試験機を用い、ブラックパネル温度63℃、照射量25.5mW/cm2(365nm)、降雨時間が照射120分中18分の条件で合計150時間実施した。試験後において、化粧シートの密着性能を調べた。セロテープ(登録商標)を化粧シート表面に貼着し、垂直上方に素早く剥がすことにより、剥離試験を実施した。「着色樹脂層及びプライマー層、ならびに着色樹脂層及び表面保護層の剥離が全く生じない」を5、「若干の剥離が見られる」を4、「剥離が見られる」を3、「剥離が顕著に見られる」を2、「ほとんど全ての範囲で剥離が見られる」を1と評価した。その結果を表1に示す。
(3)耐溶剤性(ラビング試験)
300g/cm2のオモリに、ガーゼを輪ゴムで取り付け、エタノールを染み込ませる。シート表面をエンボス導管に対し垂直に50往復し、着色樹脂層の凹部に形成されている着色樹脂層の状況を確認した。確認方法として、シート表面を目視すること及びガーゼの着色状態を目視することを採用した。また、メチルエチルケトンを染みこませたガーゼを用いて、上記と同様の試験を行った。その結果を表1に示す。
「ガーゼの着色が見られず、かつ、化粧シート表面の変化が見られなかった」を5、「ガーゼの着色及びシート表面の変化がごく僅かに見られた」を4、「ガーゼの着色及びシート表面の変化が少し見られた」を3、「ガーゼの着色及び変化が明らかに見られた」を2、「ガーゼの着色及びシート表面の変化が顕著に見られた」を1、と評価した。
(4)クラック度合い
化粧シート表面に木目導管模様の導管と平行な折り目が付くように、化粧シートを180度に折り曲げた。その時に、導管凹部の着色樹脂層にひび割れ(クラック)が生じるか否かを調べた。「ワレなし」を「○」、「若干のワレ」を「△」、「完全なワレ」を「×」と評価した。なお、「ワレ」とは、着色樹脂層に白い筋が発生(白化)することをいう。その結果を表1に示す。
(5)意匠性の試験
基材シートに絵柄層、透明性樹脂層、プライマー層及び表面保護層を順に積層し、最後にエンボス加工により表面保護層に凹凸をつけたものを比較例5とした。樹脂成分、配合量、凹凸の模様等は実施例1と同じとした。
パネラーが実施例1と比較例1との意匠性(どちらがより実物の木目に似ているか否か)を比較した。パネラー50人中、38人が実施例1の意匠性の優位性を支持した。
本発明の化粧シートの層構成の一例を示す断面図である。
符号の説明
1 化粧シート
2 基材シート
3 絵柄層
4 接着剤層
5 透明性樹脂層
6 着色樹脂層
7 プライマー層
8 表面保護層

Claims (7)

  1. 被着材に積層して用いるための化粧シートであって、
    (1)当該シートは、少なくとも基材シート、絵柄層、透明性樹脂層及び表面保護層を順に有し、
    (2)当該表面保護層が、電離放射線硬化型樹脂を含む組成物から形成されており、
    (3)当該透明樹脂層が凹凸を有し、
    (4)当該透明樹脂層の凹凸の凹部に着色樹脂層が形成されており、
    (5)当該着色樹脂層の樹脂成分としてアクリル−ウレタン共重合体を含む、
    ことを特徴とする化粧シート。
  2. 前記アクリル−ウレタン共重合体中のアクリル成分とウレタン成分の重量比が50:50〜20:80である、請求項1記載の化粧シート。
  3. 前記アクリル−ウレタン共重合体のガラス転移温度が25℃以上である、請求項1又は2に記載の化粧シート。
  4. 前記着色樹脂層の入射角60度における光沢度が20以下である、請求項1〜3のいずれかに記載の化粧シート。
  5. 透明樹脂層と表面保護層との間に少なくともプライマー層が形成されている、請求項1〜4のいずれかに記載の化粧シート。
  6. 前記透明性樹脂層及び基材シートの少なくとも一方がポリオレフィン系樹脂である、請求項1〜5のいずれかに記載の化粧シート。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の化粧シートの表面保護層が最表面層となるように当該シートが被着材上に積層されてなる化粧板。


JP2004287667A 2004-09-30 2004-09-30 化粧シート Expired - Lifetime JP4565952B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004287667A JP4565952B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 化粧シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004287667A JP4565952B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 化粧シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006095992A true JP2006095992A (ja) 2006-04-13
JP4565952B2 JP4565952B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=36236262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004287667A Expired - Lifetime JP4565952B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 化粧シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4565952B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008101453A (ja) * 2006-09-21 2008-05-01 Dainippon Printing Co Ltd 床材用化粧シート
JP2008110495A (ja) * 2006-10-27 2008-05-15 Daiso Co Ltd 化粧層構造および化粧板
JP2008184728A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Lg Chem Ltd インテリア壁紙及びその製造方法
JP2008238728A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート
JP2008238444A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート
JP2010076365A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Dainippon Printing Co Ltd エンボス同調化粧シート
JP2010100030A (ja) * 2008-09-29 2010-05-06 Dainippon Printing Co Ltd エンボス版及びそれを用いてエンボス加工された化粧シート
JP2011201323A (ja) * 2006-09-28 2011-10-13 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート
JP2013209878A (ja) * 2006-09-21 2013-10-10 Dainippon Printing Co Ltd 床用化粧材の製造方法
JP2014065283A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート
JP2015116824A (ja) * 2010-03-31 2015-06-25 大日本印刷株式会社 化粧シート
JP2016168744A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 株式会社アディクタム 樹脂製両面表示物及びその製造方法
WO2018181775A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 大日本印刷株式会社 加飾シート、加飾樹脂成形品、及びこれらの製造方法
KR20190052707A (ko) 2016-09-29 2019-05-16 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 화장 시트 및 이것을 이용한 화장재

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05329437A (ja) * 1992-05-27 1993-12-14 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シートの製造方法
JPH1058607A (ja) * 1996-08-19 1998-03-03 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート
JPH11245337A (ja) * 1998-02-27 1999-09-14 Yamaha Corp 化粧板およびその製法
JP2000119361A (ja) * 1998-10-12 2000-04-25 Nicca Chemical Co Ltd アクリル−ウレタン共重合体水分散液並びに該分散液を含有してなるコーティング剤及び接着剤
JP2001009972A (ja) * 1999-06-30 2001-01-16 Dainippon Printing Co Ltd 建材用化粧シート
JP2001018334A (ja) * 1999-07-09 2001-01-23 Dainippon Printing Co Ltd 化粧材
JP2001287208A (ja) * 2000-04-05 2001-10-16 Dainippon Printing Co Ltd 床材用化粧材
JP2002264169A (ja) * 2001-03-13 2002-09-18 Dainippon Printing Co Ltd 加飾シート、及び射出成形同時加飾方法
JP2003039893A (ja) * 2001-07-30 2003-02-13 Dainippon Printing Co Ltd 転写方法及び化粧材
JP2003103745A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート
JP2003170561A (ja) * 2001-09-28 2003-06-17 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート
JP2004009630A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート及びその製造方法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05329437A (ja) * 1992-05-27 1993-12-14 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シートの製造方法
JPH1058607A (ja) * 1996-08-19 1998-03-03 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート
JPH11245337A (ja) * 1998-02-27 1999-09-14 Yamaha Corp 化粧板およびその製法
JP2000119361A (ja) * 1998-10-12 2000-04-25 Nicca Chemical Co Ltd アクリル−ウレタン共重合体水分散液並びに該分散液を含有してなるコーティング剤及び接着剤
JP2001009972A (ja) * 1999-06-30 2001-01-16 Dainippon Printing Co Ltd 建材用化粧シート
JP2001018334A (ja) * 1999-07-09 2001-01-23 Dainippon Printing Co Ltd 化粧材
JP2001287208A (ja) * 2000-04-05 2001-10-16 Dainippon Printing Co Ltd 床材用化粧材
JP2002264169A (ja) * 2001-03-13 2002-09-18 Dainippon Printing Co Ltd 加飾シート、及び射出成形同時加飾方法
JP2003039893A (ja) * 2001-07-30 2003-02-13 Dainippon Printing Co Ltd 転写方法及び化粧材
JP2003103745A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート
JP2003170561A (ja) * 2001-09-28 2003-06-17 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート
JP2004009630A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート及びその製造方法

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013209878A (ja) * 2006-09-21 2013-10-10 Dainippon Printing Co Ltd 床用化粧材の製造方法
JP2008101453A (ja) * 2006-09-21 2008-05-01 Dainippon Printing Co Ltd 床材用化粧シート
JP2015034462A (ja) * 2006-09-21 2015-02-19 大日本印刷株式会社 床用化粧材の製造方法
JP2011201323A (ja) * 2006-09-28 2011-10-13 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート
JP2008110495A (ja) * 2006-10-27 2008-05-15 Daiso Co Ltd 化粧層構造および化粧板
JP2008184728A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Lg Chem Ltd インテリア壁紙及びその製造方法
JP2008238444A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート
JP2008238728A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート
JP2010076365A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Dainippon Printing Co Ltd エンボス同調化粧シート
JP2010100030A (ja) * 2008-09-29 2010-05-06 Dainippon Printing Co Ltd エンボス版及びそれを用いてエンボス加工された化粧シート
JP2015116824A (ja) * 2010-03-31 2015-06-25 大日本印刷株式会社 化粧シート
JP2016055651A (ja) * 2010-03-31 2016-04-21 大日本印刷株式会社 化粧シート
JP2017149155A (ja) * 2010-03-31 2017-08-31 大日本印刷株式会社 化粧シート
JP2014065283A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート
JP2016168744A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 株式会社アディクタム 樹脂製両面表示物及びその製造方法
KR20190052707A (ko) 2016-09-29 2019-05-16 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 화장 시트 및 이것을 이용한 화장재
WO2018181775A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 大日本印刷株式会社 加飾シート、加飾樹脂成形品、及びこれらの製造方法
CN110461596A (zh) * 2017-03-31 2019-11-15 大日本印刷株式会社 装饰片材、装饰树脂成型品以及它们的制造方法
JPWO2018181775A1 (ja) * 2017-03-31 2020-02-20 大日本印刷株式会社 加飾シート、加飾樹脂成形品、及びこれらの製造方法
US11130263B2 (en) 2017-03-31 2021-09-28 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Decorative sheet, decorative resin molded article, and method for producing same
CN110461596B (zh) * 2017-03-31 2022-01-11 大日本印刷株式会社 装饰片材、装饰树脂成型品以及它们的制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4565952B2 (ja) 2010-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4597019B2 (ja) 化粧シート
JP4848640B2 (ja) 化粧シート
JP4770771B2 (ja) 化粧シート
JP4816530B2 (ja) 化粧シート
JP4830760B2 (ja) 化粧シート
JP4978362B2 (ja) 化粧シート
JP4415213B2 (ja) 化粧シート
JP5034205B2 (ja) 化粧シート
JP4834999B2 (ja) 化粧シート
JP5104985B2 (ja) 化粧シート
JP4565952B2 (ja) 化粧シート
JP2012106506A (ja) 化粧シート
JP5343929B2 (ja) 化粧シート
JP4735171B2 (ja) 化粧材
JP2008074074A (ja) 帯電防止性能を有する化粧シート
JP5786276B2 (ja) コーティング剤及びこれを用いたシート
JP2006272737A (ja) 化粧材
KR101157242B1 (ko) 장식 시트
JP2006123543A (ja) 化粧シート
JP2005288911A (ja) 化粧シート
JP2010195618A (ja) 化粧合わせガラス
JP2020055135A (ja) 化粧材
JP5685834B2 (ja) 成型合板及びその製造方法
JP6965752B2 (ja) 化粧シート及び化粧部材
JP6965753B2 (ja) 化粧シート及び化粧部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100331

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100521

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100728

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100803

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4565952

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3