JP2010076365A - エンボス同調化粧シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材シート1上に印刷層2及び樹脂層4が順に積層されており前記樹脂層に前記印刷層と同調したエンボス模様が賦型されている化粧シートであって、前記印刷層は、色調により区別される吸熱量の異なる2種以上の印刷領域を有し、前記エンボス模様は、エンボス賦型前の化粧シートを加熱し、前記吸熱量の違いにより前記樹脂層に軟化領域と非軟化領域とを形成し、前記樹脂層全面にエンボス版を押圧して前記軟化領域のみにエンボス模様を賦型することにより形成される、ことを特徴とするエンボス同調化粧シート。
【選択図】図2
Description
1.基材シート上に印刷層及び樹脂層が順に積層されており前記樹脂層に前記印刷層と同調したエンボス模様が賦型されている化粧シートであって、
(1)前記印刷層は、色調により区別される吸熱量の異なる2種以上の印刷領域を有し、
(2)前記エンボス模様は、エンボス賦型前の化粧シートを加熱し、前記吸熱量の違いにより前記樹脂層に軟化領域と非軟化領域とを形成し、前記樹脂層全面にエンボス版を押圧して前記軟化領域のみにエンボス模様を賦型することにより形成される、
ことを特徴とするエンボス同調化粧シート。
2.前記吸熱量の異なる2種以上の印刷領域は、「黒色領域と白色領域」、「濃茶色領域と淡黄色領域」、「濃茶色領域と白色領域」、「黒色領域と淡黄色領域」、「黒色領域と無色領域」、又は、「濃茶色領域と無色領域」を有する、上記項1に記載のエンボス同調化粧シート。
3.前記基材シート上に前記印刷層、透明性接着剤層、透明性樹脂層及び透明性表面保護層が順に積層されている、上記項1又は2に記載のエンボス同調化粧シート。
4.上記項1〜3のいずれかに記載のエンボス同調化粧シートと被着材とを貼着してなる化粧材。
本発明のエンボス同調化粧シートは、基材シート上に印刷層及び樹脂層が順に積層されており前記樹脂層に前記印刷層と同調したエンボス模様が賦型されており、
(1)前記印刷層は、色調により区別される吸熱量の異なる2種以上の印刷領域を有し、
(2)前記エンボス模様は、エンボス賦型前の化粧シートを加熱し、前記吸熱量の違いにより前記樹脂層に軟化領域と非軟化領域とを形成し、前記樹脂層全面にエンボス版を押圧して前記軟化領域のみにエンボス模様を賦型することにより形成されることを特徴とする。
基材シートは、その表面(おもて面)には印刷層が積層される。
印刷層は、化粧シートに所望の絵柄(意匠)を付与するものであり、絵柄の種類等は限定的ではない。例えば、木目模様、石目模様、砂目模様、タイル貼模様、煉瓦積模様、布目模様、皮絞模様、幾何学図形、文字、記号、抽象模様等が挙げられる。
接着剤層は、印刷層と樹脂層との間に介在させてもよい。本発明では、樹脂層として、後記の透明性樹脂層及び透明性表面保護層を好適に使用できる。以下、印刷層上に接着剤層を介して樹脂層(透明性樹脂層及び透明性表面保護層)を積層する態様を説明する。
透明性樹脂層は透明である限り着色されていてもよく、印刷層が視認できる範囲内で半透明であってもよい。
透明性樹脂層の上には、透明性表面保護層が形成されている。透明性表面保護層は限定的ではないが、樹脂成分として電離放射線硬化型樹脂又は2液硬化型ウレタン系樹脂を含有することが好ましい。実質的には、これらの樹脂から形成されているものが好ましい。電離放射線硬化型樹脂又は2液硬化型ウレタン系樹脂により透明性表面保護層を形成する場合には、化粧シートの耐摩性、耐衝撃性、耐汚染性、耐擦傷性、耐候性等を高め易い。
化粧シートは、透明性表面保護層側からエンボス加工が施される。
本発明のエンボス同調化粧シートは、各種被着材と接合することにより、化粧材とできる。被着材の材質は特に限定されず、例えば、無機非金属系、金属系、木質系、プラスチック系等の材質が挙げられる。
(エンボス同調化粧シートの作製)
0.06mm厚の着色ポリプロピレン(基材シート)に印刷層(2μm)を印刷により形成した。次いで印刷層の上に0.08mm厚の透明性ポリプロピレン系樹脂フィルムを、ウレタン系ドライラミネート用接着剤を用いて接着した。次いで透明性樹脂層の上に電子線硬化型透明性表面保護層(15μm)を形成した。次いで化粧シートを加熱して透明性表面保護層側から全面にエンボス版を押圧した。
(実施例1)
石目柄とし、白色領域(L:24.20、a:+0.28、b:+1.01)、黒色領域(L:36.20、a:+0.41、b:+0.80)、グレー色(L:58.56、a:-0.04、b:+0.39)領域から構成した。
(実施例2)
図1で示される通り、木目柄(濃茶色領域 L:25.22、a:+2.54、b:+2.97)及び淡色四角枠から構成した。
実施例2−2:白色領域(L:85.00、a:-1.67、b:+0.86)
実施例2−3:黄白色領域(L:84.45、a:-0.32、b:+8.97)
実施例2−4:ベージュ領域(L:75.67、a:+3.80、b:+17.12)
実施例2−5:黄土色領域(L:60.68、a:+10.19、b:+28.56)
実施例2−6:オレンジ色領域(L:60.01、a:+14.99、b:+31.35)
(考 察)
実施例1では、3領域は何れも吸熱量が異なるため、化粧シートを加熱することにより、黒色領域、又は黒色領域及びグレー色領域に選択的にエンボス模様を賦型することができ、これによりエンボス同調化粧シートが得られた。
2.印刷層
3.透明性接着剤層
4.樹脂層(透明性表面保護層)
Claims (4)
- 基材シート上に印刷層及び樹脂層が順に積層されており前記樹脂層に前記印刷層と同調したエンボス模様が賦型されている化粧シートであって、
(1)前記印刷層は、色調により区別される吸熱量の異なる2種以上の印刷領域を有し、
(2)前記エンボス模様は、エンボス賦型前の化粧シートを加熱し、前記吸熱量の違いにより前記樹脂層に軟化領域と非軟化領域とを形成し、前記樹脂層全面にエンボス版を押圧して前記軟化領域のみにエンボス模様を賦型することにより形成される、
ことを特徴とするエンボス同調化粧シート。 - 前記吸熱量の異なる2種以上の印刷領域は、「黒色領域と白色領域」、「濃茶色領域と淡黄色領域」、「濃茶色領域と白色領域」、「黒色領域と淡黄色領域」、「黒色領域と無色領域」、又は、「濃茶色領域と無色領域」を有する、請求項1に記載のエンボス同調化粧シート。
- 前記基材シート上に前記印刷層、透明性接着剤層、透明性樹脂層及び透明性表面保護層が順に積層されている、請求項1又は2に記載のエンボス同調化粧シート。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のエンボス同調化粧シートと被着材とを貼着してなる化粧材。
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Cited By (1)
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2008
- 2008-09-29 JP JP2008250017A patent/JP5146230B2/ja active Active
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