JP2006081433A - 麺用品質改良剤及び麺類の製造方法 - Google Patents

麺用品質改良剤及び麺類の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006081433A
JP2006081433A JP2004268121A JP2004268121A JP2006081433A JP 2006081433 A JP2006081433 A JP 2006081433A JP 2004268121 A JP2004268121 A JP 2004268121A JP 2004268121 A JP2004268121 A JP 2004268121A JP 2006081433 A JP2006081433 A JP 2006081433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noodles
quality improver
noodle
cyclodextrin
points
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004268121A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4619732B2 (ja
Inventor
Keiichi Miyamoto
圭一 宮本
Hisayasu Matsuoka
寿保 松岡
Naoki Kondo
直樹 近藤
Keigo Niimi
圭五 新美
Kazuhito Uchida
一仁 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Kagaku KK
Original Assignee
Taiyo Kagaku KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Kagaku KK filed Critical Taiyo Kagaku KK
Priority to JP2004268121A priority Critical patent/JP4619732B2/ja
Publication of JP2006081433A publication Critical patent/JP2006081433A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4619732B2 publication Critical patent/JP4619732B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Noodles (AREA)

Abstract

【課題】 従来、茹で・蒸し麺類は、製造直後は、極めて良好なほぐれ性を示すが、製造後の経時変化による澱粉質の劣化に伴う柔軟性の低下、または麺線表面の糊化された澱粉の粘着性により、麺線が互いに結着し、全体が塊状に固結する欠点を有している。本発明は、麺類のバラケ性・ほぐれ性が著しく良好であり、食味・食感にも影響が無い麺類を製造するための麺用品質改良剤及び当該品質改良剤を添加、又は当該品質改良剤を含有する溶液を麺線に噴霧することを特徴とする麺類を提供することを目的とする。
【解決手段】 食品用乳化剤及びβ−サイクロデキストリンを含有した品質改良剤を麺類に添加又は、当該品質改良剤を含有する溶液を麺線に噴霧・浸漬することにより上記課題を解決する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、麺類を再調理せずに食する際に、又は温め直す、炒める、蒸す、炊く、茹でる等の再調理時において、麺類のバラケ性・ほぐれ性が著しく良好であり、適度の硬さ、弾力(粘弾性)、歯ごたえ及び滑らかさがあり、喉ごしが良い食感で食味にも影響が無い麺類を製造するための麺用品質改良剤及び当該品質改良剤を添加するか、もしくは当該品質改良剤を含有する溶液を麺線に噴霧・浸漬することを特徴とする麺類に関するものである。
従来、茹で・蒸し麺類は、製造直後は、極めて良好なほぐれ性を示すが、製造後の経時変化による澱粉質の劣化に伴う柔軟性の低下、または麺線表面の糊化された澱粉の粘着性により、麺線が互いに結着し、全体が塊状に固結する欠点を有していた。これらの欠点の改良方法として、乳化剤や増粘多糖類を主成分または併用した改質剤を噴霧する方法や、乳化油脂を使用する方法が提案されている。例えば、ポリグリセリン脂肪酸エステルを単品ないしは他の食品用乳化剤と併用し調製された乳化油脂組成物を練り込む方法(たとえば特許文献1参照)や乾麺、即席麺の製造に際し常温で固形状をなしている食品用乳化剤を添加する方法(たとえば特許文献2参照)、水溶性ヘミセルロースからなるほぐれ改良剤を添加する方法(たとえば特許文献3参照)等が提案されている。しかしながら、これらの方法は十分に満足できるものではなく、また麺線の付着防止効果を期待するにはあまりに多量の使用を必要とし、食味、食感が損なわれるという問題があった。
また、ほぐれ効果は有するものの、麺類にとって最も重要である食味や食感を著しく損うため、多量に使用できないという使用制限が出来てしまい、使用が困難であった。
特に乳化剤を主成分とする品質改良剤を多量に添加又は噴霧する場合において、乳化剤特有の苦味様の食味が麺類の好ましい食味を著しく損なってしまい、ほぐれ効果を有するにも関わらず使用が困難であるいう問題があった。そのため、麺類のバラケ性・ほぐれ性を向上させ、さらに麺類の食味を損なわず、使用制限の少ない品質改良剤の確立が望まれている。
特公昭60−102139号公報(第1‐3頁) 特開昭59−63152号公報(第1‐4頁) 特開平6−121647号公報(第1‐8頁)
本発明の目的は、麺類において、麺類のバラケ性・ほぐれ性が著しく良好であり、食味・食感にも影響が無い麺類を製造するための麺用品質改良剤及び当該品質改良剤を添加、又は当該品質改良剤を含有する溶液を麺線に噴霧することを特徴とする麺類を提供することである。
本発明者らは、上記問題を鑑み、鋭意研究を重ねた結果、β−サイクロデキストリン、好ましくはβ−サイクロデキストリン及び乳化剤を含有した品質改良剤を麺類に添加又は、当該品質改良剤を含有する溶液を麺線に噴霧・浸漬することにより、麺の食味・食感を損なうことなく、極めて高いほぐれ改良効果が得られることを見いだし、本発明を完成した。
本発明の麺用品質改良剤は、再調理前又は再調理後の麺類の食味・食感を損なうことなく、極めて高いバラケ性・ほぐれ性改良効果が得られるという利点がある。
本発明でいう食品用乳化剤とは、特に限定されるものではなく、形態及び形状、HLB、ケン化価、ヨウ素価、構成脂肪酸等についても、特に限定されるものではない。食品用乳化剤としては、モノグリセリン脂肪酸エステル、有機酸モノグリセリド、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ステアロイル乳酸カルシウム、レシチン、酵素分解レシチン、酵素処理レシチン等が挙げられ、麺類のバラケ性・ほぐれ性の効果の点からモノグリセリン脂肪酸エステル、有機酸モノグリセリド、ポリグリセリン脂肪酸エステル等のグリセリン脂肪酸エステルが好ましく、さらに好ましくは、モノグリセリン脂肪酸エステル、有機酸モノグリセリドが好ましい。
本発明でいうモノグリセリン脂肪酸エステルとは、特に限定されるものではないが、脂肪酸の炭素鎖として8〜26が好ましく、炭素鎖12〜22がほぐれ効果の点からさらに好ましい。
本発明でいう有機酸モノグリセリドとは、特に限定されるものではなく、ジアセチル酒石酸モノグリセリド、コハク酸モノグリセリド、乳酸モノグリセリド、クエン脂肪酸モノグリセリドが挙げられ、脂肪酸の炭素鎖として、炭素鎖として8〜22が好ましく、炭素鎖12〜18がほぐれ効果の点からさらに好ましい。
本発明でいうβ−サイクロデキストリンとは、でん粉に酵素(β−サイクロデキストリングルカノトランスフェラーゼ)を作用させて得られる環状オリゴ糖であり、7個のブドウ糖で構成されているもの及びその誘導体及びその混合物である。
本発明品は、β−サイクロデキストリンを含有していれば良いが、食品用乳化剤及びβ−サイクロデキストリンを含有していることが好ましく、その形状については特に限定されるものではないが、食品用乳化剤及びβ−サイクロデキストリンを水又は油に溶解した混合液及びその混合液の粉末化品等が挙げられ、混合方法についても、特に限定されるものではないが、ホモジナイザー、ホモミキサー等を使用したほうが安定した混合液が得られるため好ましい。粉末化方法についても、特に限定されるものではないが、凍結乾燥法、平皿乾燥法、スプレードライ法、スプレークール法によって粉末化したものが好ましい。
粉末化の際に、デキストリンやカゼインナトリウム等の通常使用される粉末基剤を使用することもできる。
本発明において、麺類とは小麦粉またはその他の穀粉及びその他の原料に加水混練して製麺したものを指し、麺類を特に限定するものではない。例えば、うどん、中華麺、和そば、皮類、素麺、冷や麦、冷麺、ビーフン、きしめん、マカロニ、スパゲティー等が挙げられる。麺類の形態は特に限定されるものではないが、生麺、茹で麺、蒸し麺、生タイプ即席麺(LL麺)、即席麺、乾麺、冷凍麺のいずれであっても良い。
本発明において、β−サイクロデキストリンと食品用乳化剤との組み合わせとしては、特に限定されるものではなく、β−サイクロデキストリンと乳化剤を数種類併用することもできる。β−サイクロデキストリンとグリセリン脂肪酸エステルの組み合わせが好ましく、さらに好ましくはβ−サイクロデキストリンとモノグリセリン脂肪酸エステル、β−サイクロデキストリンと有機酸モノグリセリドが価格や麺類のバラケ性・ほぐれ性の効果の点から望ましい。
本発明において、β−サイクロデキストリンと食品用乳化剤の配合比率は、任意の配合比率で良く、特に限定されるものではないが、麺類のバラケ性・ほぐれ性の効果や麺類の食味への影響、粉末化の簡易さから、β−サイクロデキストリン/乳化剤の比が0.1〜10であることが好ましく、さらには0.3〜5が好ましい。
本発明の麺類の製造では、乳化剤をβ−サイクロデキストリンで包接させた品質改良剤を添加又品質改良剤溶液を噴霧すればよいが、必要に応じて品質改良効果のある他の物質の1種又は2種以上と併用することができる。品質改良効果のある他の物質としては、特に限定されるものでなく、通常一般的に品質改良剤として用いられる動植物性蛋白素材及びこれらの分解物、多糖類及びこれらの分解物、乳化剤、油脂、糖類、乳化油脂、酵素等が挙げられる。
本発明の麺用品質改良剤を含有する溶液を表面処理するとは、常法により得られた麺線の蒸煮前もしくは蒸煮後に、麺用品質改良剤を含有する溶液を噴霧、浸漬、塗布等によりコーティングすることである。麺用品質改良剤を含有する溶液とは、特に限定されるものではなく、水や植物油脂等に当該麺用品質改良剤を溶解したものであり、麺類を表面処理する麺用品質改良剤を含有する溶液の濃度として0.1重量%以上であれば良く、好ましくは0.3〜20重量%であり、さらに好ましくは0.5〜10重量%である。
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、これによって限定されるものではない。
なお、実施例中の%は特記しない限り重量%を示す。
(実施例1)
モノグリセリンモノステアレート100gとβ−サイクロデキストリン(β−サイクロデキストリンとして98%以上含有)100gを80℃で水800gに溶解し、ホモミキサーにて均質混合したものを、スプレードライにて乾燥し、本発明の品質改良剤1を185g得た。
次に、得られた品質改良剤1 4gを96gの水に溶解し、品質改良剤水溶液1を得た。
(実施例2)
モノグリセリンモノステアレートの代わりにジアセチル酒石酸モノステアレートに変更すること以外、実施例1と同様にして本発明の品質改良剤2を170g得た。
次に、得られた品質改良剤2 4gを96gの水に溶解し、品質改良剤水溶液2を得た。
(比較例1)
比較のため、β−サイクロデキストリンの代わりにデキストリン(DE=8)に変更すること以外、実施例1と同様にして、比較品1を180g得た。
次に、得られた比較品1 4gを96gの水に溶解し、比較品水溶液1を得た。
(比較例2)
比較のため、β−サイクロデキストリンの代わりにデキストリン(DE=8)に変更すること以外、実施例2と同様にして、比較品2を168g得た。
次に、得られた比較品2 4gを96gの水に溶解し、比較品水溶液2を得た。
(試験例1)
強力粉700g、そば粉300g、食塩10g、水300gを配合しミキサーで15分間混捏し、常法により圧延、切り出し(切刃#22角、麺線厚み1.3mm)を行って得られた麺を沸騰水中で3.5分間茹で上げ、流水で30秒水洗、水切りを行い、冷しそばを得た。得られたそばを200gずつ小分けし、上記で得られた品質改良剤水溶液1、2、比較品水溶液1、2をそれぞれ5g均一に噴霧し、5℃の冷蔵庫で24時間保存した後、市販のつゆ100gをかけて、ほぐれ性、食味、食感について評価した。
また、比較例3として、得られたそば200gを未処理のまま5℃の冷蔵庫で24時間保存した後についてもほぐれ性、食味、食感について評価した。
麺線のほぐれ評価は箸を用いて試食する際に、麺線のほぐれ具合が極めて良いものを20点,かなり良いものを18点,やや良いものを16点,普通を14点,やや悪いものを12点,かなり悪いものを10点,極めて悪いものを8点とし、パネラー20人の平均値で示した。食味・食感の評価は、極めて良いものを10点,かなり良いものを9点,やや良いものを8点,普通を7点,やや悪いものを6点,かなり悪いものを5点,極めて悪いものを4点とし、パネラー20人の平均値で示した。結果を表1に示す。
Figure 2006081433
表1から明らかなように本発明品は比較例1〜3に比べ麺線のほぐれ性が向上し、食味、食感においても未処理品である比較例3と同様に良好な結果であった。
(実施例3)
モノステアリン酸デカグリセリン100gとβ−サイクロデキストリン(β−サイクロデキストリンとして98%以上含有)100gを80℃にて水800gに溶解し、ホモミキサーにて均質混合したものを、スプレードライにて乾燥し、本発明の品質改良剤1を195g得た。
次に、中力粉1000gに対して上記で得られた品質改良剤を10g、食塩40g、水300gを配合しミキサーで15分間混捏し、常法により圧延、切り出し(切刃#10角、麺線厚み2.8mm)を行って得られた麺を沸騰水中で約13分間茹で上げ、流水で30秒水洗、水切りを行い、本発明品の冷し調理うどんを得た。
(実施例4)
モノステアリン酸デカグリセリンの代わりにコハク酸モノステアレートに変更すること以外、実施例3と同様にして本発明品の冷し調理うどんを得た。
(比較例4)
比較のため、β−サイクロデキストリンの代わりにデキストリン(DE=8)に変更すること以外、実施例3と同様にして、冷し調理うどんを得た。
(比較例5)
比較のため、β−サイクロデキストリンの代わりにデキストリン(DE=8)に変更すること以外、実施例4と同様にして、冷し調理うどんを得た。
(比較例6)
比較のため、上記の品質改良剤を添加しないこと以外、実施例3と同様にして、冷し調理うどんを得た。
(試験例2)
上記の実施例4、5及び比較例4〜6で得られた冷し調理うどんを、5℃の冷蔵庫で24時間保存した後、市販のつゆをかけて、ほぐれ性、食味、食感について評価した。
麺線のほぐれ評価は箸を用いて試食する際に、麺線のほぐれ具合が極めて良いものを20点,かなり良いものを18点,やや良いものを16点,普通を14点,やや悪いものを12点,かなり悪いものを10点,極めて悪いものを8点とし、パネラー20人の平均値で示した。食味・食感の評価は、極めて良いものを10点,かなり良いものを9点,やや良いものを8点,普通を7点,やや悪いものを6点,かなり悪いものを5点,極めて悪いものを4点とし、パネラー20人の平均値で示した。結果を表1に示す。
Figure 2006081433
表1から明らかなように本発明品は比較品4〜6に比べ麺線のほぐれ性が向上し、食味、食感においても未処理品である比較品6と同様に良好な結果であった。
本発明の実施態様ならびに目的生成物を挙げれば以下のとおりである。
(1) β−サイクロデキストリンを含有する麺用品質改良剤。
(2) 食品用乳化剤及びβ−サイクロデキストリンを含有する麺用品質改良剤。
(3) 食品用乳化剤がグリセリン脂肪酸エステルである(1)、(2)記載の麺用品質改良剤。
(4) 食品用乳化剤がモノグリセリン脂肪酸エステル又は有機酸モノグリセリドである(1)〜(3)いずれか記載の麺用品質改良剤。
(5) 食品用乳化剤とβ−サイクロデキストリンの組み合わせが、任意の組み合わせである(1)〜(4)いずれか記載の麺用品質改良剤。
(6) 食品用乳化剤とβ−サイクロデキストリンの組み合わせが、β−サイクロデキストリンとグリセリン脂肪酸エステルである(1)〜(5)いずれか記載の麺用品質改良剤。
(7) 食品用乳化剤とβ−サイクロデキストリンの組み合わせが、β−サイクロデキストリンとモノグリセリン脂肪酸エステル又はβ−サイクロデキストリンと有機酸モノグリセリドである(1)〜(6)いずれか記載の麺用品質改良剤。
(8) 食品用乳化剤とβ−サイクロデキストリンの配合比率が、任意の配合比率である(1)〜(7)いずれか記載の麺用品質改良剤の製造法。
(9) 食品用乳化剤とβ−サイクロデキストリンの配合比率が、乳化剤に対してβ−サイクロデキストリンが0.1〜10重量%である(1)〜(7)いずれか記載の麺用品質改良剤。
(10) 食品用乳化剤とβ−サイクロデキストリンの配合比率が、乳化剤に対してβ−サイクロデキストリンが0.3〜5重量%である(1)〜(7)いずれか記載の麺用品質改良剤。
(11) (1)〜(10)いずれか記載の麺用品質改良剤を添加する麺類の製造法。
(12) (1)〜(10)いずれか記載の麺用品質改良剤を含有する溶液で表面処理する麺類の製造法。
(13) (1)〜(10)いずれか記載の麺用品質改良剤を含有する溶液の濃度が、0.1%以上である溶液で表面処理する麺類の製造法。
(14) (1)〜(10)いずれか記載の麺用品質改良剤を含有する溶液の濃度が、0.3〜20重量%である溶液で表面処理する麺類の製造法。
(15) (1)〜(10)いずれか記載の麺用品質改良剤を含有する溶液の濃度が、0.5〜10重量%である溶液で表面処理する麺類の製造法。
(16) (1)〜(10)いずれか記載の麺用品質改良剤を含有する麺類。
本発明により得られた麺類は、麺類のバラケ性・ほぐれ性が著しく良好であり、食味・食感にも影響が無い麺類を製造するためのものであり、本発明は麺類の加工適性,調理適性の改善、保存安定性の向上に効果が大であり、食品産業に大いに貢献できるものである。

Claims (6)

  1. β−サイクロデキストリンを含有することを特徴とする麺用品質改良剤。
  2. 食品用乳化剤及びβ−サイクロデキストリンを含有することを特徴とする麺用品質改良剤。
  3. 食品用乳化剤がグリセリン脂肪酸エステルであることを特徴とする請求項1又は2記載の麺用品質改良剤。
  4. 請求項1〜3記載の麺用品質改良剤を添加することを特徴とする麺類の製造法。
  5. 麺線を請求項1〜3記載の麺用品質改良剤を含有する溶液で表面処理することを特徴とする麺類の製造法。
  6. 請求項1〜3いずれか記載の麺用品質改良剤を含有する麺類。
JP2004268121A 2004-09-15 2004-09-15 麺用品質改良剤及び麺類の製造方法 Expired - Lifetime JP4619732B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004268121A JP4619732B2 (ja) 2004-09-15 2004-09-15 麺用品質改良剤及び麺類の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004268121A JP4619732B2 (ja) 2004-09-15 2004-09-15 麺用品質改良剤及び麺類の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006081433A true JP2006081433A (ja) 2006-03-30
JP4619732B2 JP4619732B2 (ja) 2011-01-26

Family

ID=36160412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004268121A Expired - Lifetime JP4619732B2 (ja) 2004-09-15 2004-09-15 麺用品質改良剤及び麺類の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4619732B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008092879A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Riken Vitamin Co Ltd 麺用水分散性ほぐれ剤
JP2008212090A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Riken Vitamin Co Ltd 冷凍ゆでめん用品質改良剤
JP2011019412A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 J-Oil Mills Inc 麺類の製造方法
JP2011083210A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Aoba Kasei Kk ゆで麺のほぐれ向上剤、ゆで伸び抑制剤、ほぐれ向上方法およびゆで伸び抑制方法ならびにゆで麺
JP2013252119A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Riken Vitamin Co Ltd 麺用品質改良剤
CN104905133A (zh) * 2015-05-19 2015-09-16 中南林业科技大学 一种冷冻鱼面的生产方法
WO2022196556A1 (ja) 2021-03-17 2022-09-22 株式会社 信玄食品 容器詰麺類入り加工食品の製造方法

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54145241A (en) * 1978-05-04 1979-11-13 Tomoyasu Nakashima Noodles making method
JPS6034162A (ja) * 1983-08-04 1985-02-21 Yuki Gosei Yakuhin Kogyo Kk 加工食品用変質防止剤
JPH0458859A (ja) * 1990-06-28 1992-02-25 World Foods Kk ほぐれ性のよい茹で麺類の製造方法
JPH05260915A (ja) * 1992-03-24 1993-10-12 Nippon Flour Mills Co Ltd 生麺類品質改良剤及び生麺類の製造法並びに製麺用穀粉材料
JPH05308916A (ja) * 1992-05-12 1993-11-22 Nippon Flour Mills Co Ltd 生麺類品質改良剤、生麺類の製造法及び製麺用穀粉材料
JPH0739333A (ja) * 1993-07-30 1995-02-10 Taiyo Kagaku Co Ltd 麺類の改良用組成物及び麺類の製造方法
JPH07298847A (ja) * 1994-04-29 1995-11-14 Taiyo Kagaku Co Ltd 麺類品質改良剤及び麺類の製造方法
JPH09201175A (ja) * 1996-01-26 1997-08-05 Ensuiko Sugar Refining Co Ltd 冷凍麺類の製造方法
JPH10215802A (ja) * 1997-02-07 1998-08-18 Taiyo Kagaku Co Ltd 麺類品質改良剤及び麺類の製造法
JP2001061422A (ja) * 1999-08-24 2001-03-13 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 生タイプ即席麺用の改質剤組成物、及びこれを用いた生タイプ即席麺の製造方法
JP2001095489A (ja) * 1999-09-30 2001-04-10 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 澱粉質食品生地練り込み用水中油型乳化油脂組成物
JP2002199851A (ja) * 2000-12-28 2002-07-16 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 麺類改質剤、及びこれを用いた麺類の製造方法
JP2002345423A (ja) * 2001-05-28 2002-12-03 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 茹で・蒸し麺類の製造方法
JP2004222550A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Fuji Oil Co Ltd 穀類加工食品の品質改良

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54145241A (en) * 1978-05-04 1979-11-13 Tomoyasu Nakashima Noodles making method
JPS6034162A (ja) * 1983-08-04 1985-02-21 Yuki Gosei Yakuhin Kogyo Kk 加工食品用変質防止剤
JPH0458859A (ja) * 1990-06-28 1992-02-25 World Foods Kk ほぐれ性のよい茹で麺類の製造方法
JPH05260915A (ja) * 1992-03-24 1993-10-12 Nippon Flour Mills Co Ltd 生麺類品質改良剤及び生麺類の製造法並びに製麺用穀粉材料
JPH05308916A (ja) * 1992-05-12 1993-11-22 Nippon Flour Mills Co Ltd 生麺類品質改良剤、生麺類の製造法及び製麺用穀粉材料
JPH0739333A (ja) * 1993-07-30 1995-02-10 Taiyo Kagaku Co Ltd 麺類の改良用組成物及び麺類の製造方法
JPH07298847A (ja) * 1994-04-29 1995-11-14 Taiyo Kagaku Co Ltd 麺類品質改良剤及び麺類の製造方法
JPH09201175A (ja) * 1996-01-26 1997-08-05 Ensuiko Sugar Refining Co Ltd 冷凍麺類の製造方法
JPH10215802A (ja) * 1997-02-07 1998-08-18 Taiyo Kagaku Co Ltd 麺類品質改良剤及び麺類の製造法
JP2001061422A (ja) * 1999-08-24 2001-03-13 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 生タイプ即席麺用の改質剤組成物、及びこれを用いた生タイプ即席麺の製造方法
JP2001095489A (ja) * 1999-09-30 2001-04-10 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 澱粉質食品生地練り込み用水中油型乳化油脂組成物
JP2002199851A (ja) * 2000-12-28 2002-07-16 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 麺類改質剤、及びこれを用いた麺類の製造方法
JP2002345423A (ja) * 2001-05-28 2002-12-03 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 茹で・蒸し麺類の製造方法
JP2004222550A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Fuji Oil Co Ltd 穀類加工食品の品質改良

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008092879A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Riken Vitamin Co Ltd 麺用水分散性ほぐれ剤
KR101381496B1 (ko) * 2006-10-12 2014-04-04 리켄 비타민 가부시키가이샤 면용 수분산성 풀림제
JP2008212090A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Riken Vitamin Co Ltd 冷凍ゆでめん用品質改良剤
JP4745996B2 (ja) * 2007-03-06 2011-08-10 理研ビタミン株式会社 冷凍ゆでめん用品質改良剤
JP2011019412A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 J-Oil Mills Inc 麺類の製造方法
JP2011083210A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Aoba Kasei Kk ゆで麺のほぐれ向上剤、ゆで伸び抑制剤、ほぐれ向上方法およびゆで伸び抑制方法ならびにゆで麺
JP2013252119A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Riken Vitamin Co Ltd 麺用品質改良剤
CN104905133A (zh) * 2015-05-19 2015-09-16 中南林业科技大学 一种冷冻鱼面的生产方法
WO2022196556A1 (ja) 2021-03-17 2022-09-22 株式会社 信玄食品 容器詰麺類入り加工食品の製造方法
KR20230090295A (ko) 2021-03-17 2023-06-21 가부시키가이샤 신겐푸즈 용기 포장된 면류 가공 식품의 제조 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP4619732B2 (ja) 2011-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4553368B2 (ja) 即席麺類及びその製造方法
JP4570544B2 (ja) 麺質改良剤
JP6408732B1 (ja) 麺類用穀粉組成物及び麺類の製造方法
JP4698400B2 (ja) 春巻皮用穀粉組成物
JP4706308B2 (ja) 麺類の製造方法
JP2008283888A (ja) 麺類のほぐれを改良する方法
JP4619732B2 (ja) 麺用品質改良剤及び麺類の製造方法
JP4061000B2 (ja) 麺類の品質改良剤と麺類の製造方法
JP2000083610A (ja) 麺類の製造方法
JP6388781B2 (ja) 調理済み麺類の製造方法
JP2014226066A (ja) 春巻皮の製造方法
JP6571559B2 (ja) 麺類の製造方法
JP6577279B2 (ja) 即席麺の製造方法
CA2870119A1 (en) Coated frozen noodles comprising xanthan gum and production method therefor
JP6523541B1 (ja) 麺類または麺皮類の製造方法
JP2023151955A (ja) バッターミックス、バッター液および衣付き食品
WO2014083958A1 (ja) 春巻皮の製造方法
JP4584696B2 (ja) 加熱調理不要な冷麺類およびその製造方法
JPWO2016136581A1 (ja) 穀類加工食品用ほぐれ改良剤
JP2007289073A (ja) 麺皮類の保存安定剤
JP2020178623A (ja) 麺類または麺皮類の製造方法
JP4707515B2 (ja) 即席麺類の製造方法
JP6616601B2 (ja) 乾麺
JP6521732B2 (ja) 春巻皮の製造方法
JP2003111578A (ja) パスタサラダ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070912

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100709

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101001

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101027

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4619732

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250