JP2006067106A - ミキサ制御装置、ミキサシステム及びプログラム - Google Patents

ミキサ制御装置、ミキサシステム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【目的】 デジタルミキサにおいて信号処理に使用する多数のパラメータを、小型のコンソールで操作性よく設定できるようにする。
【構成】 制御部10が、操作部20における操作に基づいてミキサ処理部30の動作を制御する。また、制御部10は、ミキサ処理部30における信号処理のパラメータを制御するための制御パネル全体を示す画面を第1の表示部50に表示させると共に、上記制御パネルのうち指定された一部の領域を示す画面を第2の表示部60に表示させる。さらに、第2の表示部60に表示させた画面中のいずれかの操作子の指定を受け付け、その指定を受け付けた操作子と対応するパラメータを操作部20に割り当て、操作部20が操作された場合に、その操作内容に応じて、操作部20に割り当てられているパラメータの値をミキサ処理部30に変更させるようにした。
【選択図】 図1

Description

この発明は、入力する音響信号に対して信号処理を行って出力するミキサ処理部の動作を制御するミキサ制御装置、上記のようなミキサ処理部とその動作を制御する制御手段とを有するミキサシステム、およびコンピュータを上記のようなミキサ制御装置として機能させるためのプログラムに関する。
従来から、入力する音響信号に対し、ミキシング、イコライジング、レベル調整等の種々の信号処理を行って出力するデジタルミキサが知られている。
このようなデジタルミキサにおいて、信号処理の内容を指定するために、ユーザは、各ch毎の入力レベルや出力レベル、イコライジングに用いるフィルタの設定、ミキシングに用いるchの設定等、種々のパラメータの値を設定することができる。そして、このような設定は、コンソールに配置された操作子によって行うことが一般的であり、このような操作パネルを用いることにより、設定全体の状況を確認しやすいというメリットがあった。
また、非特許文献1及び2に記載のように、信号処理を行うミキサエンジンと、操作子を備えたコンソールとを別体として構成したミキサシステムも知られている。さらに、このようなミキサシステムにおいては、PC(パーソナルコンピュータ)に所定の制御プログラムを実行させ、PCのディスプレイに表示させたGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)から信号処理のパラメータを設定できるようにすることも行われている。
「CS1D CONTROL SURFACE 取扱説明書」,ヤマハ株式会社,2002年 「PM1D Manager for Windows 取扱説明書」,ヤマハ株式会社,2002年
しかしながら、デジタルミキサの本体に操作パネルを設ける場合であっても、別体のコンソールを使用する場合であっても、信号を入力する入力チャンネル(ch)や信号を出力する出力チャンネル(ch)の数が増える等により設定すべきパラメータの数が増加すると、必要な操作子の数も増加し、コンソールの大型化を招いてしまう。
そして、コンソールが大型化すると、操作したい操作子をさわるために体全体を移動する必要が生じて操作性が低下したり、持ち運びや設置に手間がかかったり、広い置き場所が必要になったりするという問題があった。また、多数の操作子を配置すると値段が高くなってしまうという問題もあった。
また、PC等からGUIを用いて制御する場合には、PC自体の大きさが増加することはないが、操作指示を受け付けるためにはGUI上の操作子をあまり小さく表示することはできないから、操作子の数が多くなると、操作したい操作子を表示させるためのスクロールや画面切り替えの負担が大きくなるという問題があった。また、GUI上での操作は、マウスやトラックボール等のポインティングデバイスを用いて行うことになるが、専用の操作子を使う場合とは操作感が異なり、微妙な操作を行いづらいという問題もあった。
この発明は、このような問題を解決し、デジタルミキサにおいて信号処理に使用する多数のパラメータを、小型のコンソールで操作性よく設定できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明のミキサ制御装置は、操作部における操作を検知し、その操作に基づいて、入力する音響信号に対して信号処理を行って出力するミキサ処理部の動作を制御するミキサ制御装置において、上記ミキサ処理部における信号処理のパラメータを制御するための制御パネル全体を示す画面を第1の表示手段に表示させる第1の表示制御手段と、上記制御パネルのうち指定された一部の領域を示す画面を第2の表示手段に表示させる第2の表示制御手段と、上記第2の表示手段に表示させた画面中のいずれかの操作子の指定を受け付ける指定受付手段と、その手段が指定を受け付けた操作子又はその操作子と対応するパラメータを上記操作部に割り当てる割当手段と、上記操作部が操作された場合に、その操作内容に応じて、上記操作部に割り当てられている操作子と対応するパラメータ又は上記操作部に割り当てられているパラメータの値を上記ミキサ処理部に変更させる手段とを設けたものである。
このようなミキサ制御装置において、上記第1の表示制御手段に、上記ミキサ処理部における信号処理の内容に応じて上記制御パネル全体を示す画面の表示内容を更新する手段を設け、上記第2の表示制御手段に、上記ミキサ処理部における信号処理の内容に応じて上記一部の領域を示す画面の表示内容を更新する手段を設けるとよい。
さらに、上記第1の表示手段と上記第2の表示手段とを、異なる装置に備えられた表示手段とするとよい。
また、この発明のミキサシステムは、操作部と、入力する音響信号に対して信号処理を行って出力するミキサ処理部と、上記操作部における操作を検知し、その操作に基づいて上記ミキサ処理部の動作を制御する制御手段と、第1及び第2の表示手段とを有するミキサシステムにおいて、上記制御手段に、上記のミキサ制御装置と同様な各手段を設けたものである。
また、この発明のプログラムは、コンピュータを、上記のミキサ制御手段に設けた各手段として機能させるためのプログラムである。
以上のようなこの発明のミキサ制御装置及びミキサシステムによれば、デジタルミキサにおいて信号処理に使用する多数のパラメータを、小型のコンソールで操作性よく設定できるようにすることができる。また、この発明のプログラムによれば、コンピュータを上記のようなミキサ制御装置として機能させ、同様な効果を得ることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、図1に、この発明のミキサシステムの実施形態の全体構成を示す。
このミキサシステムは、図1に示すように、制御部10,操作部20,ミキサ処理部30,音声入出力部40,第1の表示部50,第2の表示部60を備え、これらを適当な接続I/Fを用いて接続して構成している。そして、ここではこれらの各部はそれぞれ独立した装置として構成している。
まず、制御部10は、PC等のコンピュータによって構成され、この発明のミキサ制御装置の実施形態に該当する。そして、このミキサシステム全体の動作を制御する制御手段として機能する。
図2にこの制御部10の主要部の構成をより詳細に示すが、この図に示すとおり、制御部10は、CPU11,ROM12,RAM13,HDD(ハードディスクドライブ)14及び、操作部20,ミキサ処理部30,第1,第2の表示部50,60との間でデータの授受を行うための通信インタフェース(I/F)15〜17を備え、これらがシステムバス18によって接続されている。
このうちCPU11は、制御部10における主制御手段であり、ROM12やHDD14に記憶された所要の制御プログラムを実行することにより、操作部20や第1,第2の表示部50,60における操作内容を検出し、その操作内容に従ってミキサ処理部30の動作を制御したり第1,第2の表示部50,60に表示させる画面の内容を制御したりするための処理を行う。また、ミキサ処理部30における処理内容を検出し、その内容に従って第1,第2の表示部50,60に表示させる画面の内容を制御する処理も行う。
また、ROM12は、CPU11が実行する制御プログラムや固定データ等を記憶する記憶手段である。ROM12を書き換え可能な記憶手段とし、プログラムやデータのアップデートを可能にしてもよい。
RAM13は、CPU11のワークメモリとして使用したり、一時的に必要なデータを記憶したりする記憶手段である。
HDD14は、CPUが実行する制御プログラムや、ユーザが設定したパラメータ、あるいは制御対象のミキサ処理部30の種類に応じて異なる表示データや、後述するように第1,第2の表示部50,60に表示させるコンソール上の各操作子の機能に関するデータ等、必要に応じて書き換えたり選択的に使用したりするデータを記憶する記憶手段である。
通信I/F15〜17としては、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格に従ったデータの授受を行うためのI/Fを用いることができるが、その他の規格のI/Fを用いることももちろん可能である。
次に、図1に示した操作部20は、ミキサ処理部30における信号処理のパラメータを設定するために必要な操作子を備えたユニットであり、制御部10に接続され、各操作子が操作された場合にその内容を制御部10に伝達する機能を有する。
図3に、この操作部20に設けた操作子の構成をより詳細に示す。なお、この図において、制御部10と接続するためのケーブルやコネクタ等の図示は省略している。
この図に示すとおり、操作部20には、ボタン21,ロータリーエンコーダ22,スライダ23の各操作子を1つずつ設けている。そして、これらの操作子は、ミキサ処理部30における信号処理のパラメータの値を設定するためのものである。そして、詳細は後述するが、各操作子には、第1,第2の表示部50,60に表示させる画面中で選択した操作子又はその操作子と対応するパラメータを割り当て、割り当てた操作子と対応するパラメータあるいは割り当てたパラメータの値を制御するための操作子として機能させることができるようにしている。
また、操作部20に設ける操作子としては、ミキサ処理部30における信号処理のパラメータの値の設定に必要な操作子のうち、形状や操作方法によって分類される各カテゴリの操作子が1つずつあれば足りる。そしてここでは、パラメータの設定に、ボタン、ロータリーエンコーダ(つまみ)、スライダ(フェーダ)の3つのカテゴリの操作子を使用するようにしているため、操作部20にこれらの操作子を1つずつ設けたものである。
なお、スライダ23には、モータ等の駆動手段を設け、スライダ23に対して操作子が割り当てられた場合に、CPU11の制御により、つまみ23aをその割り当てられた操作子と対応するパラメータの値に応じた位置に移動させることができるようにするとよい。
このような操作部20においては、同じカテゴリの操作子を複数設けたり、カテゴリをより細かく分けたりすることも可能であるが、必要な操作子の数は従来のミキサのコンソールの場合より大幅に低減でき、操作部を小型化することができる。
次に、図1に示したミキサ処理部30は、入力する音響信号に対して、ミキシング、イコライジング等の種々の信号処理を行って出力する機能を有する音響信号処理部であり、例えばDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)を有する処理部として構成することができる。この信号処理の内容については、公知のものと同様であるので詳細な説明は省略するが、信号処理の機能はソフトウェアによって実現されるものであってもハードウェアによって実現されるものであってもよい。また、ミキサ処理部30は、制御部10と接続され、信号処理のパラメータの値を、制御部10からの指示に従って設定し、そのパラメータの値や実行中の信号処理の内容等を制御部10に通知する機能も有する。
また、音声入出力部40は、ミキサ処理部30に接続され、ミキサ処理部30における信号処理の対象となる信号の入力及び出力を行う機能を有する。より具体的には、音源装置やマイク等のように、信号処理の対象となる音声を発生又は検出して音声信号としてミキサ処理部30に入力する音声入力手段と、スピーカやアンプ等の、ミキシング後の音声信号を受け取って再生する音声出力手段とを備える。他のミキサを音声入力手段あるいは出力手段として接続することも可能である。
また、第1,第2の表示部50,60は、それぞれ制御部10に接続され、制御部10からの指示に基づいて表示画面を表示する第1及び第2の表示手段である。また、表示している画面の一部に対する操作を検出し、その内容を制御部10に伝達する機能も有する。そして、これらの表示部は、例えばタッチパネルディスプレイあるいはペンタブレットディスプレイによって構成することが考えられる。
また、これらのディスプレイとしては、あまりサイズが小さいと十分な広さの表示領域を確保できず、逆にあまりサイズが大きいと配置に必要なスペースの増加やコストアップが問題となるため、表示領域の対角線長が14〜15インチ程度のサイズのものが好ましい。なお、第1,第2の表示部50,60と制御部10との接続は、個別に行ってもよいし、第2の表示部60を第1の表示部50を介して制御部10と接続したり、あるいはその逆の接続としたりしてもよい。
これらの第1,第2の表示部50,60の相違点は、表示させる画面の内容及び、その画面に対して操作がなされた場合の各部の動作である。
ここで、この第1の表示部50に表示させる画面の例を図4に、第2の表示部60に表示させる画面の例を図5にそれぞれ示す。
まず、図4に示すように、第1の表示部50は、ミキサ処理部30における信号処理のパラメータを設定するための制御パネル(コンソール)全体を示すパネル画面51を表示する表示部である。この画面は、従来のミキサにおけるコンソールに相当し、ミキサ処理部30が行う信号処理の制御に必要な全ての操作子を表示するものである。また、この画面は、このミキサシステムが動作している間は常に表示しておくようにしている。
そして、ユーザは、この画面上で拡大表示させたい領域を指定することにより、コンソールのうちその指定した領域を拡大した表示画面を第2の表示部60に表示させることができる。この指定は、例えば、パネル画面51を予め複数の領域に分割しておき、画面上のある領域内の部分にユーザがタッチした場合に、その領域が指定されたものとして受け付けることができる。この場合において、領域の境界を第1の表示部50に表示させる必要はない。また、ある領域が指定された場合に、その近傍の所定の領域も同時に指定されたとみなすようにすることも考えられる。
そして、例えばユーザがパネル画面51中に白いカーソル52で示した位置の第1入力操作部の領域を指定した場合、第2の表示部60には、この領域を拡大した第1入力操作部画面61が表示される。なお、カーソル52は、第1の表示部50に表示されている表示画面中で、第2の表示部60に拡大表示されている領域を示すものであり、実際には第2の表示部60に表示させる領域の指定がなされた後で表示されるものである。
一方、第2の表示部60は、上記のように、第1の表示部50に表示されているコンソールのうちの、指定された一部の領域を拡大して表示する表示部である。そして、ユーザは、第2の表示部60に表示されている画面中から操作子を指定することにより、操作部20中の操作子にその指定した操作子を割り当て、操作部20中の操作子をその指定した操作子として機能させることができる。また、このような指定と割り当てがなされた場合、画面中にカーソル63を表示させて、操作部20中の操作子に割り当てられている操作子を示すようにしている。
なお、この場合、操作部20中の割り当て先の操作子は、割り当てられた操作子と対応するパラメータの値を制御するための操作子として機能することになる。そこで、第2の表示部60で指定された操作子ではなく、その操作子と対応するパラメータを操作部20中の操作子に割り当て、割り当て先の操作子を、その割り当てられたパラメータの値を制御するための操作子として機能させるようにしても、結果的には同じような動作を行わせることが可能である。なおこの場合には、第2の表示部60中にカーソルで示すのは、操作部20中の操作子に割り当てられたパラメータと対応する操作子、とすればよい。
また、第2の表示部60において指定された操作子(又はその操作子と対応するパラメータ)は、操作部20の操作子のうち、対応するカテゴリの操作子に割り当てる。例えば、フェーダ62であれば、つまみをスライドさせて操作する操作子であるので、操作部20のスライダ23に割り当てる。また、オンスイッチ64や選択スイッチ65であれば、ボタンを押下して操作する操作子であるので、ボタン21に割り当てる。ゲインつまみ66やパンつまみ67であれば、つまみを回転させて操作する操作子であるので、ロータリーエンコーダ22に割り当てる、等である。
従って、複数の操作子を操作部20の異なる操作子に同時に割り当てることも可能である。すなわち、フェーダ62をスライダ23に割り当てると同時にオンスイッチ64をボタン21に割り当てることも可能である。この場合も、操作部20の操作子に割り当てられている操作子を第2の表示部60においてカーソルで示すようにすることは、上記のカーソル63の場合と同様である。
なお、操作部20において操作子が操作された場合には、その操作に応じてミキサ処理部30における信号処理のパラメータの値が変更されることはもちろんであるが、第1,第2の表示部50,60における操作子の位置や向き、あるいはON/OFFを示すランプや、インジケータ等の表示も、操作子の操作に応じて更新するようにしている。
例えば、操作部20においてスライダ23が操作された場合に、第1,第2の表示部50,60において、そのスライダに割り当てられているフェーダ62のつまみの表示位置を、操作量に応じて変更する等である。また、レベルメータ等、操作子の操作がなくても表示を変更すべき内容を表示している場合には、ミキサ処理部30における信号処理の内容に基づいて第1,第2処理部50,60における表示内容を変更するようにしている。そして、これらの表示内容の制御は、制御部10によってなされるものである。
また、第1の表示部50においてある領域が指定された後で別の領域が指定された場合、第2の表示部60の表示は、後で指定された領域のものに変更するようにしている。この場合において、操作部20の操作子に対する割り当ての内容は、第2の表示部60の表示内容に関わらず残しておくようにするとよいが、クリアするようにしてもよい。
また、以上のような用途から、第2の表示部60においては、各操作子を個別に指定可能な程度のサイズで表示するようにしている。そして、コンソールのうち一度に第2の表示部60に表示させる領域の大きさ、すなわち第1の表示部50におけるパネル画面51上で指定を受け付ける領域の単位は、このようなサイズで表示を行った場合に表示画面が第2の表示部60の表示領域内に収まる範囲を基準に定めるとよい。もちろん、各操作子の機能的なまとまりも同時に考慮して定めるようにするとよい。
逆に、第1の表示部50においては、個々の操作子の指定を受け付けるわけではないから、コンソールの全体が第1の表示部50の表示領域内に収まるようなサイズで表示を行うようにするとよい。
以上のようなミキサシステムにおいては、第1の表示部50と第2の表示部60により、ミキサ処理部30における信号処理のパラメータを設定するための任意の操作子(又はパラメータ)を操作部20の操作子に割り当て、操作部20の操作子を操作することにより信号処理のパラメータの値を設定することができる。この場合において、操作子は専用のものを使用することができるので、マウス等のポインティングデバイスによってGUIを操作する場合に比べ、良好な操作性を実現することができる。
一方で、操作部20に設けるハードウェアとしての操作子の数は、従来のミキサのコンソールに比べて大幅に低減でき、コストダウンを図ることができる。
また、表示画面上に多数の操作子を設けたとしても、物理的な操作子の数を設ける場合のようなコストアップは生じないし、配置面積による制約も小さい。従って、コンソール設計の自由度を高め、直感的に操作方法が理解し易く、またパラメータの設定状態を理解し易いようなコンソールを、より容易に実現することが可能になる。また、値を操作可能にしたいパラメータ全てについて対応する操作子を設けるようなことも可能になる。
また、第1の表示部50にコンソール全体を示す画面を常に表示させておくようにすれば、その表示内容、特に操作子の位置や各種インジケータの状態から、ミキサ処理部30におけるパラメータの値や、実行中の信号処理の内容を、直感的に把握することができる。なお、これらの情報を視覚的に把握するために要求される画面のサイズは、物理的な操作子を手で操作する従来のコンソールのサイズや、GUIを用いてマウス等により操作子を操作する際に要求される画面のサイズよりも小さいものでよい。従って、このような要求を満たすような表示画面を用意したとしても、第1の表示部50の面積をさほど大きくしなくて済む。
また、コンソール全体を示す画面を用意することにより、表示画面をスクロールさせることなく、コンソール中のどの領域でも指定することができるので、高い操作性を得ることができる。さらに、指定された領域を表示する画面についても、表示部の表示領域内に収まるようなサイズの画面とすれば、表示画面をスクロールさせることなく、どの操作子でも指定し、操作部20の操作子に割り当てることができるので、より高い操作性を得ることができる。さらにまた、タッチパネルやペンタブレットのように、画面上の領域を直接指定できるような装置を用いて領域や操作子の指定を受け付けるようにすれば、ポインタを移動させる操作が不要になり、直感的で素早い操作が可能になる。
また、第1の表示部50にはコンソールの全体を示す画面を表示させるが、この画面上で操作子を操作することはないし、個別の操作子の指定も第2の表示部60で受け付けるようにしているため、第1の表示部50では領域の指定が可能であればよい。この点でも、第1の表示部50では比較的小さな画面で表示を行うことができると考えられる。従って、第1の表示部50と別に第2の表示部60や操作部20を設けたとしても、専用のコンソールを設ける場合に比べると、全体としてミキサシステムを小型化し、配置に必要なスペースを低減できるし、持ち運びも容易にすることができる。また、操作すべき部分も狭い範囲で済むので、操作子を操作するために体ごと移動するような必要もなく、操作性を向上させることができる。
また、第1,第2の表示部50,60や操作部20を別々の装置で構成するようにすれば、各部の配置関係を自由に選択できることから、配置の自由度を向上させることが可能となる。
さらに、第1,第2の表示部50,60をタッチパネルやペンタブレット等のディスプレイにより構成すれば、水平、垂直、斜め等、任意の向きで配置可能であるから、大型のユニットを水平に配置する必要があった従来のコンソールと比較して、配置の自由度をさらに向上させることが可能になる。加えて、操作部20とミキサ処理部30以外は、ハードウェアとしては汎用の装置により構成することができるので、専用のコンソールを設ける場合と比較して大幅なコストダウンが可能になると共に、ミキサシステムとして使用しない場合に、各部を構成する装置を他の用途に転用することも可能になり、装置のコストパフォーマンスを向上させることができる。
次に、上述した機能を実現するために制御部10のCPU11が実行する処理について説明する。図6及び図7は、この処理を示すフローチャートである。ただし、上述した機能に関連する部分のみを示し、それ以外の部分は図示を省略している。また、ここまでの説明では、操作部20の操作部に、第1,第2の表示部50,60に表示させるコンソール上の操作子を割り当てる例と、その操作子と対応するパラメータを割り当てる例について説明したが、フローチャートにおいてはこれらの両方を割り当てる処理を示している。
制御部10のCPU11は、ミキサシステムが起動され、所要の初期処理が終了すると、所要の制御プログラムを実行することにより、図6のフローチャートに示す処理を開始する。
そして、まずステップS1で、第1の表示部50に、コンソール全体を示すパネル画面51を表示させる。
その後、ステップS2乃至S4で、第1の表示部50における領域の指定を検出した場合には、第2の表示部60に、その指定された領域を示す画面を表示させ、その領域内に操作部20の操作子に割り当てられている操作子があった場合にその操作子を示す表示を行わせる(S3)と共に、第1の表示部50のパネル画面51においてその指定された領域を示す表示を行わせる(S4)。
なお、指定された領域を示す表示としては、図4ではその領域を囲うカーソル52を表示する例を示したが、指定された領域を反転表示したり、網掛け、濃度変更、色変更する等、他の領域と異なる特殊な表示によりこれを示すようにしてもよい。またもちろん、指定された領域が以前指定されていたものと異なる場合には、以前指定されていた領域は、通常の表示に戻す。操作部20の操作子に割り当てられているパラメータと対応する操作子を示す表示についても、図5では対象の操作子を囲うカーソル63を表示する例を示したが、上記と同様に、他の特殊な表示によってこれを示すようにしてもよい。コンソール中の複数の操作子が操作部20中の操作子に割り当てられている場合には、それらの全ての操作子を示すような表示を行うようにする。また、ステップS2の判断は、第1の表示部50から領域の指定がなされた旨の情報を受け取ったか否かに基づいて行うことができる。
図6の説明に戻ると、次のステップS5乃至S9では、第2の表示部60における操作子の指定を検出した場合に、指定された操作子のカテゴリと、その指定された操作子で制御されるパラメータとを検出すると共に(S6,7)、操作部20中のステップS6で検出したカテゴリの操作子に、第2の表示部60において指定された操作子と、ステップS7で検出したパラメータとを割り当て(S8)、さらに、第2の表示部60に表示させている画面中で、操作部20の操作子に割り当てられている操作子を示す表示を行う(S9)。
この部分の処理において、ステップS5の判断は、第2の表示部60から操作子の指定がなされた旨の情報を受け取ったか否かに基づいて行うことができ、この情報をモニタする場合において、CPU11は指定受付手段として機能する。
また、ステップS6,S7での検出は、第1の表示部50に表示させたコンソールに含まれる各操作子について、その操作子のカテゴリや対応するパラメータの情報をROM12やHDD14等に記憶させておき、これを参照して行うようにすることができる。
図8にこのような情報の例を示すが、この例では、第1の表示部50において選択可能なコンソール上の領域毎に、その領域に含まれる各操作子の名称と、その操作子のカテゴリの情報を含む。このカテゴリは、操作部20に設けた操作子のカテゴリと一致していることが好ましく、そうでない場合には、カテゴリと割り当て先となる操作子との対応関係を別途定める必要がある。また、各操作子のカテゴリは、ステップS8において画面上に表示された形状と同一又は類似の形状の(操作部20中の)操作子に割り当てが行われるように定めるとよい。
また、図8に示した例では、操作子についての情報に、その操作子によって制御するパラメータの種類の情報も含めているが、この情報を、複数のレイヤについて記載するようにしている。デジタルミキサにおいては、コンソールに設ける操作子の数を低減するため、各操作子に割り当てるパラメータの種類を定めたレイヤを複数用意し、レイヤを切り替えることにより、同じ操作子で異なる複数のパラメータを制御できるようにする場合があるが、図8のように複数のレイヤの情報を用意しておけば、このミキサシステムにおいてもこのようなレイヤ機能を持たせることができる。
そして、ステップS7の処理においては、指定された操作子の情報とその指定時に選択されていたレイヤの情報をキーに図8に示したテーブルを検索することにより、指定された操作子で制御されるパラメータの情報を取得することができる。なお、表示部に表示させるコンソール上にレイヤ選択用の操作子を設けてよいことはもちろんであるが、レイヤ選択用の操作子は数が少ないことから、これを別途操作部20に設けることも考えられる。
また、各操作子についての情報は、図8に示した形式に限られることはなく、複数のレイヤについての情報を用意することも必須ではない。
また、ステップS8での割り当ては、操作部20中の、ステップS6で検出したカテゴリの操作子についてのみ行い、それ以外の操作子についての割り当ての内容は変更しないようにするとよい。そして、この処理において、CPU11は割り当て手段として機能する。
ステップS9の表示については、ステップS3の場合と同様でよい。さらに、第1の表示部50の表示画面中でも、操作部20中の操作子に割り当てられている操作子を示す表示を行うようにしてもよい。
ステップS9の後は、図7のステップS10以下の処理に進み、ステップS10乃至S14で、操作部20における操作子の操作を検出した場合に、操作内容に応じてその操作子に割り当てられているパラメータの値をミキサ処理部30に変更させ(S11,S12)、第1,第2の表示部50,60の表示内容を、検出した操作内容に応じて変更させる(S13,S14)。
なお、図7のフローチャートでは、ステップS11及びS12の処理を、パラメータの変更内容を制御部10側で定めるように記載したが、操作された操作子に割り当てられているコンソール上の操作子の情報と、その操作子の操作量の情報とをミキサ処理部30に送信し、ミキサ処理部30側で変更すべきパラメータの種類と変更内容を定めさせるようにしてもよい。
また、ステップS13及びS14の処理は、ミキサ処理部30におけるパラメータの値と、第1,第2の表示部50,60に表示されている各操作子の位置や向き、あるいはインジケータの表示内容等とを対応させるようにするものである。そして、この処理としては、従来のGUIにおいてユーザの操作に応じて画面上の操作子の位置を移動させたりインジケータの表示を更新したりする処理と同様なものを利用することができる。
また、操作子の種類によっては、図6のステップS8での割り当て時に、操作部20中の操作子の位置と、画面上の操作子の位置や対応するパラメータに設定されている値が対応していない場合も考えられる。そして、このような場合の対応としては、操作部20中の操作子が少しでも操作された場合に、画面上の操作子の位置や対応するパラメータの値を、その操作後の操作子の位置と対応するものに変更するようにしたり、操作部20中の操作子が一旦画面上の操作子の位置と対応する位置に移動されるまでは画面上の操作子の位置や対応するパラメータの値を変更しないようにし、その後これらを操作部20中の操作子の操作に従って変更するようにしたりすることが考えられる。
そして、ステップS14の後は、ステップS15乃至S18で、ミキサ処理部30から状態変化の通知を受けた場合に、その通知の内容に従って第1の表示部50に表示させている表示画面の内容を変更させると共に(S16)、第2の表示部60に表示させている部分についても変更の必要があれば、同様に表示内容を変更させる(S17)。
ここで、状態変化の通知は、操作部20中の操作子の操作や第1,第2の表示部50,60における領域や操作子の指定等の操作とは関係なくミキサ処理部30において発生している状態変化のうち、第1,第2の表示部50,60の表示に変更を加える必要があるような状態変化が発生した場合に、その状態変化を伝達するためにミキサ処理部30が制御部10に送信する通知である。そして、このような状態変化としては、例えば入力される音声信号のレベル変化や出力される音声信号のレベル変化が考えられる。
そして、この部分の処理により、ミキサ処理部30における信号処理の内容に応じて、第1,第2の表示部50,60に表示させる表示画面の内容を変更させることができる。
そして、ステップS18の後、ステップS19でシステム停止の指示があったか否か判断し、指示があった場合には処理を終了し、なかった場合には図6のステップS2に戻って処理を繰り返す。
以上の処理により、上述したようなこの実施形態のミキサシステムの機能を実現することができる。なお、以上の処理において、第1の表示部50の表示内容の制御を行う処理においてはCPU11が第1の表示制御手段として機能し、第2の表示部60の表示内容の制御を行う処理においてはCPU11が第2の表示制御手段として機能する。
また、以上の処理においては、ステップS9において操作部20中の操作子にコンソール中の操作子と制御対象のパラメータの双方を割り当てる例について説明したが、これらは互いに対応するものであるから、図8に示したような情報及び、必要に応じてレイヤ等の情報があれば、一方から他方を導き出すことは容易である。従って、操作子とパラメータの一方のみを操作部20中の操作子に割り当てるようにしても、必要に応じて他方の情報を導き出すようにすれば、図6及び図7のフローチャートに示した処理の場合と同等な機能を実現することは可能である。
また、上述したミキサシステムにおいては、操作部20に各カテゴリの操作子を1つずつ設ける例について説明したが、カテゴリ毎に複数の操作子を設けるようにしてもよい。この場合において、各カテゴリの操作子を1つずつ有するスロットを複数スロット設ける形式にするとよい。
そして、このような場合には、第2の表示部60で操作子が選択された場合にその操作子を操作部20中のどの操作子に割り当てるかを指定する手段を別途設けるようにするとよい。このような手段としては、例えば第2の表示部60にスロットを指定するためのキー等の操作子を表示させ、その操作子を操作することによって割り当て先のスロットを指定できるようにすることが考えられる。スロット内のどのカテゴリの操作子が割り当て先となるかについては、上述した実施形態の場合と同様に定めることができる。
また、上述したミキサシステムにおいては、第2の表示部60においては操作子の指定のみを受け付ける例について説明した。しかし、第2の表示部60においても、第1の表示部50の場合と同様に、表示画面中でさらに拡大すべき領域の指定を受け付けることができるようにし、段階を踏んで徐々にコンソールの画像を拡大させることができるようにしてもよい。第1の表示部50に表示させるコンソールの構成が、部分的に特に込み入っているような場合には、このような構成が有効である。
そして、このようにした場合には、第2の表示部60において拡大すべき領域の指定を受け付けた場合でも、第2の表示部60の表示を、その指定に従って表示中の領域の一部を拡大した表示画面に切り替え、第1の表示部50には、常にコンソール全体を示す表示画面を表示させておくようにするとよい。そして、第2の表示部60の表示を上位の(拡大の度合いが小さい)画面に戻す場合には、改めて第1の表示部50中で第2の表示部60に表示させる領域を指定させるようにするとよい。
また、第2の表示部60において、1つの表示画面内で、操作部20中の操作子に割り当てるべき操作子の指定と、さらに拡大すべき領域の指定の双方を受け付けることができるようにしてもよい。この点は、第1の表示部50についても同様であり、画面中の所定領域内が指定された場合には、操作子が直接指定されたものとして取り扱うようにすることも考えられる。
また、ミキサにおいて、複数の候補のうちから選択した任意のパラメータを所定の操作子に割り当て、その操作子を操作することによって割り当てたパラメータの値を制御できるようにする機能を有するものもある。そして、上述したミキサシステムにおいても、このような機能を実現することが可能である。このためには、例えば、パラメータの割り当て操作を行うための操作子を表示部に表示させるコンソール上に用意し、まずその操作子を操作部20上の操作子に割り当てて操作することにより、上記所定の操作子に対するパラメータの割り当てを行うようにすればよい。そして、パラメータの割り当て先となる操作子については、図8に示したようなコンソール上の操作子の情報において、操作子と対応するパラメータの情報を変更可能にし、割り当てられたパラメータに応じてこれを変更するようにすればよい。
また、操作部20にもLED等による表示手段を設け、操作部20上の操作子に割り当てられているパラメータの値に応じた表示を行わせるようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、図1に示した構成要素をそれぞれ別々の装置によって構成する例について説明したが、このようにすることは必須ではない。例えば制御部10とミキサ処理部30を、1つの機器として構成するようにしてもよい。ミキサ処理部30が十分な処理速度を有するCPUを備えていれば、このCPUに制御部10に相当する処理を行わせることも可能だからである。
また、第1の表示部50と第2の表示部60とを同一のディスプレイ上に設けるようにしてもよい。この場合において、ディスプレイ上において、第1の表示部50として機能させる表示領域と、第2の表示部60として機能させる表示領域とを分けるようにすることが好ましい。そして、第1の表示部50に表示させるコンソールの全体画像と、第2の表示部60に表示させる部分画像とが重ならず、常に同時に認識できるような表示制御を行うようにするものとする。
これ以外でも、図1に示した全ての各部を全て1つの筐体に収めてしまうような構成も、排除されるものではない。このようにしたとしても、パネル上に多数の操作子を設ける構成と比較すれば、小型化や低コスト化が可能である。また逆に、操作部20やミキサ処理部30を複数の筐体に分けて構成することも、排除されるものではない。
また、各構成要素を実現するための部材についても、上述した実施形態のものに限られることはない。例えば、表示部については、表示させる画像を利用して、所望の領域や操作子を、簡単に、直感的に指定できるようなデバイスであれば、タッチパネルやペンタブレット以外のデバイスによって構成するようにしてもよい。
さらに、この発明の適用対象も、ミキサに限られることはなく、操作子を設けたコンソールを使用する任意の装置に適用可能であり、特に、多数の操作子を用いて操作を行う必要があるような装置に適用するとよい。
さらに、上述したこの発明のプログラムは、予め制御部10のHDD14等に記憶させておくほか、CD−ROMあるいはフレキシブルディスク等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供し、そのメモリからこのプログラムを制御部10のRAM13に読み出させてCPU11に実行させたり、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムをHDD等の記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させたりしても、同様の効果を得ることができる。
以上の説明から明らかなように、この発明のミキサ制御装置、ミキサシステム及びプログラムによれば、デジタルミキサにおいて信号処理に使用する多数のパラメータを、小型のコンソールで操作性よく設定できるようにすることができる。従って、この発明を利用すれば、操作性のよいミキサ装置やミキサシステムを提供することができる。
この発明のミキサシステムの実施形態の全体構成を示すブロック図である。 図1に示した制御部の構成をより詳細に示す図である。 図1に示した操作部に設けた操作子の構成をより詳細に示す図である。 図1に示した第1の表示部に表示させる画面の例を示す図である。 同じく第2の表示部に表示させる画面の例を示す図である。 図1に示した制御部のCPUが実行する処理の一部を示すフローチャートである。 図6の続きの処理を示すフローチャートである。 第1の表示部に表示させるコンソール上に設けた操作子に関する情報の例を示す図である。
符号の説明
10…制御部、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…HDD、15,16,17…通信I/F、18…システムバス、20…操作部、21…ボタン、22…ロータリーエンコーダ、23…スライダ、23a…つまみ、30…ミキサ処理部、40…音声入出力部、50…第1の表示部、51…パネル画面、52,63…カーソル、60…第2の表示部、61…第1入力操作部画面、62…フェーダ、64…オンスイッチ、65…選択スイッチ、66…ゲインつまみ、67…パンつまみ

Claims (5)

  1. 操作部における操作を検知し、該操作に基づいて、入力する音響信号に対して信号処理を行って出力するミキサ処理部の動作を制御するミキサ制御装置であって、
    前記ミキサ処理部における信号処理のパラメータを制御するための制御パネル全体を示す画面を第1の表示手段に表示させる第1の表示制御手段と、
    前記制御パネルのうち指定された一部の領域を示す画面を第2の表示手段に表示させる第2の表示制御手段と、
    前記第2の表示手段に表示させた画面中のいずれかの操作子の指定を受け付ける指定受付手段と、
    該手段が指定を受け付けた操作子又はその操作子と対応するパラメータを前記操作部に割り当てる割当手段と、
    前記操作部が操作された場合に、その操作内容に応じて、前記操作部に割り当てられている操作子と対応するパラメータ又は前記操作部に割り当てられているパラメータの値を前記ミキサ処理部に変更させる手段とを設けたことを特徴とするミキサ制御装置。
  2. 請求項1記載のミキサ制御装置であって、
    前記第1の表示制御手段に、前記ミキサ処理部における信号処理の内容に応じて前記制御パネル全体を示す画面の表示内容を更新する手段を設け、
    前記第2の表示制御手段に、前記ミキサ処理部における信号処理の内容に応じて前記一部の領域を示す画面の表示内容を更新する手段を設けたことを特徴とするミキサ制御装置。
  3. 請求項1又は2記載のミキサ制御装置であって、
    前記第1の表示手段と前記第2の表示手段とは、異なる装置に備えられた表示手段であることを特徴とするミキサ制御装置。
  4. 操作部と、
    入力する音響信号に対して信号処理を行って出力するミキサ処理部と、
    前記操作部における操作を検知し、該操作に基づいて前記ミキサ処理部の動作を制御する制御手段と、
    第1及び第2の表示手段とを有するミキサシステムであって、
    前記制御手段に、
    前記ミキサ処理部における信号処理のパラメータを制御するための制御パネル全体を示す画面を前記第1の表示手段に表示させる第1の表示制御手段と、
    前記制御パネルのうち指定された一部の領域を示す画面を前記第2の表示手段に表示させる第2の表示制御手段と、
    前記第2の表示手段に表示させた画面中のいずれかの操作子の指定を受け付ける指定受付手段と、
    該手段が指定を受け付けた操作子又はその操作子と対応するパラメータを前記操作部に割り当てる割当手段と、
    前記操作部が操作された場合に、その操作内容に応じて、前記操作部に割り当てられている操作子と対応するパラメータ又は前記操作部に割り当てられているパラメータの値を前記ミキサ処理部に変更させる手段とを設けたことを特徴とするミキサシステム。
  5. コンピュータを、
    操作部における操作を検知し、該操作に基づいて、入力する音響信号に対して信号処理を行って出力するミキサ処理部の動作を制御する制御手段と、
    前記ミキサ処理部における信号処理のパラメータを制御するための制御パネル全体を示す画面を第1の表示手段に表示させる第1の表示制御手段と、
    前記制御パネルのうち指定された一部の領域を示す画面を第2の表示手段に表示させる第2の表示制御手段と、
    前記第2の表示手段に表示させた画面中のいずれかの操作子の指定を受け付ける指定受付手段と、
    該手段が指定を受け付けた操作子と対応するパラメータを前記操作部に割り当てる割当手段と、
    前記操作部が操作された場合に、その操作内容に応じて、前記操作部に割り当てられているパラメータの値を前記ミキサ処理部に変更させる手段として機能させるためのプログラム。
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