JP2006044611A - ランフラットタイヤ及びその製造方法 - Google Patents

ランフラットタイヤ及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】重量の増加を伴わずに、生産性およびビード外れ耐久性に優れるランフラットタイヤ、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】一対のビード部1と、ビード部1から各々タイヤ径方向外側に延びるサイドウォール部2と、ビード部1間に架け渡され、ビード1aにて巻き上げられたカーカスプライ14からなるカーカス層4と、サイドウォール部2に配された補強ゴム層9とを備えるランフラットタイヤにおいて、カーカスプライ14は、一対のビード部1に対して各々設けられ、その一端14aが第1ビード1aの外側から内側に巻き上げられ、他端14bがベルト層6の内側に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、サイド補強型のランフラットタイヤと、そのランフラットタイヤの製造方法に関するものである。
ランフラットタイヤとは、パンク等の障害によりタイヤ内部の空気圧が低下した場合であっても、ある程度の距離を安全に走行することができるタイヤを言う。このようなランフラット走行を可能にするためのタイヤ構造の1つとして、サイドウォール部に補強ゴム層を備えたランフラットタイヤが知られている。係るランフラットタイヤによれば、タイヤ内部の空気圧が低下した際、補強ゴム層がタイヤを支持して完全に偏平化することを防止し、ランフラット走行が可能となる。
ところが、タイヤ内部の空気圧が低下した状態では、ビード部のリムへの押圧が弱まっているため、リムとの嵌合力が低下し、ビード部がリムから外れ易くなるという問題があった。そのため、リムのビードシート部外周側に配されるビードとは別に、ビード部のタイヤ幅方向外側に膨出した環状膨出部にビードを配した、いわゆるダブルビードタイプのランフラットタイヤが提案されている(下記特許文献1〜3参照)。係る構造によれば、ビードにより高弾性を有する環状膨出部が、ランフラット走行時にリムフランジを抱持してリム外れを防止しうる。
図6は、従来のダブルビードタイプのランフラットタイヤを示すタイヤ子午線断面図である。ビード部1には、ビード1aおよびビードフィラー12が設けられ、それらを挟み込むようにカーカスプライ14が内側から外側に巻き上げられる。サイドウォール部2には、外側にサイドウォールゴム11が配されるとともに、内側に断面略三日月状をなす補強ゴム層9が配される。環状膨出部10は、ビード部1のタイヤ幅方向外側に膨出して形成され、環状のビード1bを有する。また、補強層16は、環状膨出部10の内周面に沿って配され、リムストリップゴム17は、リム8に直接接触する部分に配される。
係るランフラットタイヤにおいては、ランフラット走行時において、サイド補強部が撓んでカーカスに張力が生じると、ビードトゥが持ち上がり易くなり、そのためビードが外れ易くなると言う問題があった。これを回避するために、ビードの締め付け力を増加させたり、タイヤの撓み量を減少させようとすると、過大な補強が必要となり、リム組みの困難性や重量増加を伴うという問題があった。
一方、上記のようなランフラットタイヤは、以下の製造工程を経て製造していた。即ち、図7の(a)〜(c)に順次示すように、まず、成形ドラムの外周面を被形成面20として、その外周側にインナーライナー層5となるインナーライナーゴム19、および補強ゴム層9となる補強ゴム部材18をそれぞれ配設する。そして、その外周側にカーカスプライ14を配設し、所定の位置にビード1aおよびビードフィラー12を外挿する。続いて、カーカスプライ14を巻き上げ、ビード1aおよびビードフィラー12を挟み込むように配設する。次に、成型ドラムの被形成面20を僅かに拡張させる等の手段でビード1a、ビードフィラー12およびカーカスプライ14を垂直に近づける。そのカーカスプライ14の外周側に、環状膨出部10を構成するゴム部材22、ビード1bの他、補強層、リムストリップゴムおよびサイドウォールゴムなどを配設する。その後、当該成形物をタイヤ形状に沿って変形させ、トレッド部3を形成して加硫工程に移行する。
しかしながら、上記の製造方法では、補強ゴム部材18に厚みがあるため、これとカーカスプライ14とを圧着させるのが難しく、圧着の際にエアが入ったりプライが弛んだりして生産性が悪化するという問題が生じた。この問題を解消するために、成型ドラムの補強ゴム部材(パッド)を配置する位置に窪みを設ける方法も存在するが、設備加工に費用がかかるという欠点がある。
また、ランフラットタイヤでない通常の空気入りタイヤでは、ビードを挟み込むようにカーカスプライを巻き上げる際に、外側から内側に巻き上げる構造やカーカスプライをトレッド部付近で分断した構造、および当該構造のタイヤを製造する方法が知られている(例えば、特許文献4〜6参照)。しかし、ランフラットタイヤでは、図7に示すように、ビード部1および環状膨出部10の形成に多くの工数および部品点数を必要とするため、カーカスプライを外側から内側に巻き上げる構造は、これまで採用されていなかった。
特開昭51−116507号公報 特開昭53−138106号公報 特開2002−178725号公報 特開平10−157408号公報 特開昭51−76707号公報 特開平7−315013号公報
そこで、本発明の目的は、重量の増加を伴わずに、生産性およびビード外れ耐久性に優れるランフラットタイヤ、及びその製造方法を提供することにある。
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。即ち、本発明のランフラットタイヤは、環状の第1ビードおよび前記第1ビードのタイヤ外周側に配されるビードフィラーを有する一対のビード部と、そのビード部から各々タイヤ径方向外側に延びるサイドウォール部と、そのサイドウォール部間に設けられたトレッド部と、そのトレッド部のタイヤ内周側に設けられたベルト層と、前記第1ビードにて巻き上げられたカーカスプライからなるカーカス層と、前記サイドウォール部に配された補強ゴム層とを備えるランフラットタイヤにおいて、前記カーカスプライは、前記一対のビード部に対して各々設けられると共に、その一端が第1ビードの外側から内側に巻き上げられ、他端が前記ベルト層の内側に配置されていることを特徴とする。
本発明に係るランフラットタイヤによれば、カーカスプライの一端が第1ビードの外側から内側に巻き上げられているため、ランフラット走行時において、サイド補強部が撓んでカーカスに張力が生じると、ビード回りにモーメントが生じてビードトゥがリムのビードシートに押し付けられるので、ビード外れが生じにくくなる。また、この構造では、補強材などの追加の必要がなく、重量の増加を伴わない。更に、カーカスプライが一対のビード間に架け渡されずに、カーカスプライが分断されて他端がベルトの内側に配置されているため、他端側を後から巻き上げることができるので、生産性も良好になる。
上記において、更に、少なくとも一方の前記ビード部よりタイヤ幅方向外側に膨出し、第2ビードを有する環状膨出部を備える構造であってもよい。かかる第2ビードを有する環状膨出部によって、これがリムフランジ部を拘束して、ビード外れをより効果的に防止することができる。
また、本発明のランフラットタイヤの製造方法は、成形ドラムの外周の所定位置にインナーライナーゴムと両側サイドウォール部を補強する補強ゴム部材とを配設する共に、それぞれの補強ゴム部材のドラム幅方向の外側端付近から更に外側にコードが幅方向に配列したカーカスプライを各々配設する工程と、そのカーカスプライのドラム幅方向内側端よりやや外側に一対の第1ビードおよびビードフィラーを配設する工程と、得られた成形物の前記第1ビードより内側をトロイド状に変形させる工程と、この変形後の成形物の外周側に前記各々のカーカスプライの外側端を巻き上げて貼り付ける工程と、を含むことを特徴とする。
本発明のランフラットタイヤの製造方法によれば、補強ゴム部材の外側にカーカスプライを配設した後、その内側端よりやや外側に一対の第1ビードおよびビードフィラーを配設してから、第1ビードより内側をトロイド状に変形させるため、カーカスプライの内側巻き上げ部をビードの内側に容易に配設することができる。また、このようにして得られた成形物の外周側にカーカスプライの外側端を巻き上げて貼り付けるため、シェーピング後の補強ゴム部材に対してカーカスプライの圧着が容易になる。その結果、重量の増加を伴わずにビード外れ耐久性に優れるランフラットタイヤを、良好な生産性にて製造することができる。
上記において、更に、カーカスプライを巻き上げた成形物の前記ビードフィラーの側方に環状膨出部を構成するゴム部材を各々貼り付けると共に、第2ビードを配設する工程を含むことが好ましい。かかる工程によると、シェーピング後に環状膨出部を構成するゴム部材を貼り付けるため、無理なく環状膨出部を形成することができ、また、第2ビードによって、これがリムフランジ部を拘束して、ビード外れをより効果的に防止できるランフラットタイヤを製造することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[ランフラットタイヤの構成]
図1は、本発明に係るランフラットタイヤの一例を示すタイヤ子午線断面図であり、図2は、そのビード部を模式的に示した要部断面図である。本発明のランフラットタイヤは、図1〜図2に示すように、一対のビード部1と、ビード部1から各々タイヤ径方向外側に延びるサイドウォール部2と、サイドウォール部2間に設けられたトレッド部3とを備える。ビード部1には、ビードワイヤの収束体がタイヤ周方向に環状をなすビード1a(前記第1ビードに相当する。)が配されるとともに、ビード1aのタイヤ外周には、断面がタイヤ径方向に延びる三角形状をなすビードフィラー12が配される。また、リム8に直接接触する部分には、耐摩耗性に優れたリムストリップゴム17が配される。
カーカス層4は、コードをタイヤ赤道線Cに対して略90°の角度で配列したカーカスプライ14からなり、一対のビード部1に対して各々設けられる。カーカスプライ14は、その一端14aが第1ビード1aの外側から内側に巻き上げられ、他端14bがベルト層6の内側に配置されている。
本発明において、カーカスプライ14の他端14bは、ベルト層6のうち最も幅の広い層(通常は最内層)の両外側の幅60〜90%の範囲に配置されるのが好ましい。これによって、ベルト層6との協働によるタイヤ補強効果が維持できると共に、タイヤの軽量化がはかれ、転がり抵抗と乗心地が良好になる。
カーカス層4の内周側には、空気圧保持のためのインナーライナー層5が配され、トレッド部3のタイヤ内周側には、たが効果による補強を行うためのベルト層6および必要に応じてベルト補強層7が配される。ベルト層6は、コードをタイヤ赤道線Cに対して所定の角度で平行配列したベルトプライから構成される。
なお、ビードワイヤとしては鋼線等が使用され、カーカス層4やベルト層6を構成するコードとしては、スチールや、ポリエステル、レーヨン、ナイロン、アラミド等の有機繊維等が使用される。これらのコードは、いずれもゴムとの接着性を高めるべく、通常、表面処理や接着処理等がなされている。
サイドウォール部2には、外側にサイドウォールゴム11が配されるとともに、内側に断面略三日月状をなす補強ゴム層9が配される。これにより、タイヤ内部の空気圧が低下した際、タイヤの撓み変形が抑制され、ランフラット走行が可能となる。補強ゴム層9は、例えば、ゴム硬度(JISK6253のタイプAデュロメータ硬さ試験に準じて測定したゴム硬度、以下同じ。)が65〜90゜のゴム層により構成される。なお、本発明のランフラットタイヤが備える補強ゴム層9は、従来のサイド補強タイプのランフラットタイヤに用いられる補強ゴム層であれば、硬さや厚みなど特に制限されることなく何れも適用することができる。補強ゴム層9は、単一のゴム層からなるものに限られず、硬さ等の物性の異なる複数のゴム層から構成されるものでもよい。
本実施形態では、図2に示すように、更に、少なくとも一方のビード部1よりタイヤ幅方向外側に膨出し、第2ビード1bを有する環状膨出部10を備える例を示す。この環状膨出部10は、リムフランジ8aよりもタイヤ幅方向外側に膨出するとともに、リムフランジ8aの外周側湾曲面に沿った内周面を有する。これにより、環状膨出部10がリムフランジ8aを効果的に抱持して、リム外れを防止し得る。環状膨出部10は、両側のビード部1にそれぞれ形成されていることが好ましいが、少なくとも一方のビード部1に形成されていればよく、例えば装着時に車両外側となる側にのみ形成するものでも構わない。
環状膨出部には環状ゴム体13が配設されており、環状ゴム体13は、同一又は2種以上のゴム部材13a,13bなどで構成されている。環状ゴム体13は、例えば、ゴム硬度が40〜75゜であり、リム8から反復して伝達される衝撃に耐え得る十分な剛性および耐クラック性を有するものが好ましい。環状ゴム体13は、ビードフィラー12のタイヤ幅方向外側に、カーカスプライ14を介在させつつ、配される
環状膨出部10には、ビードワイヤがタイヤ周方向に環状をなすビード1b(前記第2ビードに相当する。)が配される。本実施形態のビード1bは、リム装着時に、その中心位置がリムフランジ8aの最外径点よりタイヤ外周側かつタイヤ幅方向外側に位置するように配されている。なお、本発明において、ビード1bの配設位置は特に限定されるものではない。また、ビード1bは、ビード1aと同じビードワイヤの収束体からなるものに限られず、例えば、有機繊維の収束体からなるものや、繊維強化ゴムを素材としたゴムビード等であってもよい。
補強層16は、環状膨出部10の内周面に略沿って配設されており、これによって環状膨出部10の内周面を補強して摩滅を抑制することができる。補強層16としては、スチールコードや、レーヨン、ナイロン、ポリエステル、アラミド等の有機繊維から構成されるチェーファが例示される。
カーカスプライ14は、図2に示すように、ビード1aにて外側から内側に巻き上げられ、その一端14aは、ビードフィラー12の底辺近傍に配置されている。ビードフィラー12の高さHは、例えば15〜65mmの範囲で変動可能であるが、ビード1aのタイヤ外周側端を基準としたカーカスプライ14の一端14aの高さPは、10〜20mmの範囲とするのが、ビード耐久力や軽量化の観点から好ましい。
[ランフラットタイヤの別実施形態]
(1)前述の実施形態では、ビード部よりタイヤ幅方向外側に膨出し、第2ビードを有する環状膨出部を備える例を示したが、本発明では、第2ビードを有しない環状膨出部を設けてもよい。また、図5に示すように、環状膨出部を設けていないランフラットタイヤでもよい。
この場合でも、ランフラット走行時において、サイド補強部が撓んでカーカスプライ14に張力が生じると、ビード回りにモーメントが生じてビードトゥがリムのビードシートに押し付けられるので、ビード外れが生じにくくなる。更に、カーカスプライ14が一対のビード間に架け渡されずに、カーカスプライ14が分断されて他端がベルト層6の内側に配置されているため、他端側を後から巻き上げることができるので、生産性も良好になる。
(2)前述の実施形態では、リム組み後に環状膨出部がリムフランジの外周側湾曲面に接触した内周側面を有する例を示したが、本発明では、環状膨出部の内周側面がリムフランジの外周側湾曲面に接触していなくてもよい。このような環状膨出部でも、ランフラット状態の内圧ゼロ時にリムフランジと接触して、そこからの外力を好適に支持することができる。
(3)環状膨出部10、環状ゴム体13およびビードフィラー12の断面形状は、前述の実施形態で示した形状に限られるものではない。
[ランフラットタイヤの製造方法]
次に、本発明のランフラットタイヤの製造方法について説明する。図3〜図4は、本発明のランフラットタイヤの製造方法を説明する工程図であり、各部材の配設状態を順次示したものである。
まず、円筒状の成形ドラム20を準備する。この成形ドラム20は、従来公知の縮径・拡径機構を有するものであり、中央部にはシェーピングを行うためのブラダー又は同様の機能を有する拡径機構を備えている。また、必要に応じて、カーカスの外側端を巻き上げるためのブラダー機構を備える。
次に、図3(a)に示すように、成形ドラム20の外周の所定位置に、インナーライナーゴム19と、両側サイドウォール部を補強する補強ゴム部材18と、カーカスプライ14とを各々配設する工程を実施する。具体的には、成形ドラム20の外周の中央に、インナーライナーゴム19の中央が位置するように配設し、中央からトレッド幅の間隔をおいて両側に補強ゴム部材18を配設する。また、それぞれの補強ゴム部材18のドラム幅方向の外側端付近から更に外側に、カーカスプライ14を各々配設する。このときカーカスプライ14を構成するコードがドラム幅方向に配列するようにする。
本実施形態では、インナーライナーゴム19の幅方向外側に、リムストリップゴム17と補強層16とを配設する例を示す。リムストリップゴム17は、インナーライナーゴム19と端面を突き合わせて、または端部が重なるように配設するのが好ましい。
次いで、図3(b)に示すように、カーカスプライ14のドラム幅方向内側端よりやや外側に一対の第1ビード1aおよびビードフィラー12を配設する工程を実施する。第1ビード1aとビードフィラー12とは、順次外挿して配設してもよいが、両者を一体に形成したものを配設するのが好ましい。
次いで、図3(c)に示すように、得られた成形物の第1ビード1aより内側をトロイド状に変形させる工程を実施する。この変形は成形ドラム20によって行うことができる。このとき、成形ドラム20にビードロック機構を設けておき、リムストリップゴム17およびカーカスプライ14等を介して、ビード1aをタイヤ内周側よりクランプしてもよい。これにより、変形を精度良く行うことができる。この変形によって、カーカスプライ14の一端14aが、インナーライナーゴム19と第1ビード1aとの間に挟み込まれた状態となる。
次いで、図4(a)に示すように、変形後の成形物の外周側に各々のカーカスプライ14の外側端(他端14b)を巻き上げて貼り付ける工程を実施する。カーカスプライ14の巻き上げは、必要によりビードロック機構を用いてビード1aを固定した状態で、手作業で個別に又は一括に行うことができる。また、ブラダーと呼ばれるゴムバッグをセットして内圧をかけることにより、カーカスプライ14を容易に巻き上げることができる。このとき、補強層16およびリムストリップゴム17が同時に巻き上げられるため、これらとカーカスプライ14との間にセパレータを介在させておき、補強層16等を引き剥がしてから次の工程を実施してもよい。
本実施形態では、図4(b)に示すように、カーカスプライ14を巻き上げた成形物のビードフィラー12の側方に環状膨出部を構成するゴム部材13を各々貼り付けると共に、第2ビード1bを配設する工程を更に実施する例を示す。ゴム部材13と第2ビード1bの貼り付けは、順次行ってもよく、一体の成形物として行ってもよい。
次いで、図4(c)に示すように、補強層16およびリムストリップゴム17を巻き上げて所定の位置に貼り付ける。更に、サイドウォールゴム11を、環状ゴム体13の外周面に沿って、環状膨出部10からサイドウォール部2に向けて配設する。その後、当該成形体のタイヤ外周側にベルト層6およびベルト補強層7を形成し、更にその外周側にトレッドゴムを配してトレッド部3を形成する。
[製造方法の別実施形態]
(1)前述の実施形態では、カーカスプライを巻き上げた成形物のビードフィラーの側方に環状膨出部を構成するゴム部材を各々貼り付けると共に、第2ビードを配設する工程を更に実施する例を示したが、これを省略することで、図5に示すようなランフラットタイヤを製造することができる。
具体的には、図4(a)に示すカーカスプライの巻き上げ工程を実施する際に、予め、リムストリップゴムのドラム幅方向外側に、サイドウォールゴムを配しておき、これらを一括してカーカスプライと共に巻き上げるようにすればよい。
(2)前述の実施形態では、インナーライナーゴム、補強ゴム部材、リムストリップゴム、サイドウォールゴム、トレッドゴム等として、1枚のシート又は板状物を用いて成型を行う例を示したが、これらの部材は何れも、連続するゴム帯状材をスパイラル状に巻き付けて所定の形状に得ることで、配設することが可能である(いわゆるストリップ工法)。
具体的には、成型ドラム又は成型物を軸心回りに回転させながら、ゴムの押出装置からゴム帯状材を吐出して貼り付けつつ貼り付け位置を移動させることで、ストリップ工法による部材の配設が可能となる。このストリップ工法は、各種の方法が公知であり、これらを何れも採用することができる。
(3)前述の実施形態では、成形ドラムのインナーライナーゴムの幅方向外側に、予めリムストリップゴムと補強層とを配設する例を示したが、カーカスプライの巻き上げ工程を実施した後に、環状膨出部を構成するゴム部材を貼り付けてから、リムストリップゴムと補強層とを配設した後、その巻き上げを行っても良い。
この製造方法によると、カーカスプライの巻き上げ工程と、リムストリップゴムと補強層の巻き上げ工程とを、ブラダーと呼ばれるゴムバッグを用いて、順次行うことができる。
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例等について説明する。なお、実施例等における評価項目は下記のようにして測定を行った。
(1)ビード外れ性能
作製したテストタイヤを用いて、ビード外れ性能の試験を行った。試験では、ホイールサイズ17×7.5JJのリムに装着した各テストタイヤを、実車(国産2500ccクラスFR車)の左側前方に装着し、直進から半径20mの円形コースを右回りに旋回する、いわゆるJターン走行を行った。各テストタイヤは、内圧0kPaのランフラット状態とし、リム外れが発生したときの走行速度(横Gに比例)によりビード外れ性能を評価した。走行速度は、25km/hからスタートし、5km/h増分する方式でリム外れが発生するまで試験を行った。以下に示す従来例2の結果を100として指数評価し、数値が大きいほどリム外れが発生したときの走行速度が大きい、即ちビード外れ性能が優れていることを示す。
(2)生産性
セカンド成型工程までのタイヤ成形に要した時間を計測し、生産性を評価した。従来例2を100として指数評価し、数値が大きいほど成形時間が長い、即ち生産性に劣ることを示す。
(3)重量
製品タイヤ重量によって評価した。従来例2を100として指数評価し、数値が大きいほどタイヤ重量が大きいことを示す。
従来例1
図6に示す構造のランフラットタイヤ(サイズ225/45ZR17)を、従来の製造方法により作製した。即ち、図7に示すように、ビード1aおよびビードフィラー12を挟み込むようにカーカスプライ14を巻き上げ、その外周側にゴム部材22や補強層16、ビード1b等の多数の部材を貼り付けることにより、ビード部1および環状膨出部10を形成した。
従来例2
従来例1において、環状膨出部を設けないこと以外は、同様にしてランフラットタイヤを作製し、評価した。
実施例1
図1〜図2に示す構造のランフラットタイヤ(サイズ225/45ZR17)を、本発明の製造方法により作製した。即ち、図3〜図4に示すように、成形ドラム20の外周の所定位置に、インナーライナーゴム19と、両側サイドウォール部を補強する補強ゴム部材18と、カーカスプライ14とを各々配設し、カーカスプライ14の内側端よりやや外側に一対の第1ビード1aおよびビードフィラー12を配設した後、第1ビード1aより内側をトロイド状に変形させ、その外周側に各々のカーカスプライ14の外側端を巻き上げて貼り付け、更にビードフィラー12の側方に環状膨出部を構成するゴム部材13と第2ビード1bとを配設した。
実施例2
実施例1において、環状膨出部を設けないこと以外は、同様にして図5に示すランフラットタイヤを作製し、評価した。
以上の結果を表1に示す。
Figure 2006044611
表1の結果が示すように、実施例では、同じビードタイプの従来例と比較すると、部品点数および工数が比較的少なく、ビード部および環状膨出部の形成が容易であることにより、軽量で生産性に優れていることがわかる。また、実施例では、ビード外れ性能が従来例よりも優れていることが分かる。
本発明に係るランフラットタイヤの一例を示すタイヤ子午線断面図 本発明に係るランフラットタイヤのビード部の一例を模式的に示した要部断面図 本発明に係るランフラットタイヤの製造方法の一例を示す工程図 本発明に係るランフラットタイヤの製造方法の一例を示す工程図 本発明に係るランフラットタイヤの他の例を示すタイヤ子午線断面図 従来のランフラットタイヤの一例を示すタイヤ子午線断面図 従来のランフラットタイヤの製造方法を説明する工程図
符号の説明
1 ビード部
1a 第1ビード
1b 第2ビード
2 サイドウォール部
4 カーカス層
6 ベルト層
8 リム
8a リムフランジ
9 補強ゴム層
10 環状膨出部
11 サイドウォールゴム
12 ビードフィラー
13 環状ゴム体
14 カーカスプライ
14a 一端(内側)
14b 他端(外側)
16 補強層
17 リムストリップゴム
18 サイドウォール部を補強する補強ゴム部材
19 インナーライナーゴム
20 成形ドラム
C タイヤ赤道線

Claims (4)

  1. 環状の第1ビードおよび前記第1ビードのタイヤ外周側に配されるビードフィラーを有する一対のビード部と、そのビード部から各々タイヤ径方向外側に延びるサイドウォール部と、そのサイドウォール部間に設けられたトレッド部と、そのトレッド部のタイヤ内周側に設けられたベルト層と、前記第1ビードにて巻き上げられたカーカスプライからなるカーカス層と、前記サイドウォール部に配された補強ゴム層とを備えるランフラットタイヤにおいて、
    前記カーカスプライは、前記一対のビード部に対して各々設けられると共に、その一端が第1ビードの外側から内側に巻き上げられ、他端が前記ベルト層の内側に配置されていることを特徴とするランフラットタイヤ。
  2. 更に、少なくとも一方の前記ビード部よりタイヤ幅方向外側に膨出し、第2ビードを有する環状膨出部を備える請求項1記載のランフラットタイヤ。
  3. 成形ドラムの外周の所定位置にインナーライナーゴムと両側サイドウォール部を補強する補強ゴム部材とを配設する共に、それぞれの補強ゴム部材のドラム幅方向の外側端付近から更に外側にコードが幅方向に配列したカーカスプライを各々配設する工程と、そのカーカスプライのドラム幅方向内側端よりやや外側に一対の第1ビードおよびビードフィラーを配設する工程と、得られた成形物の前記第1ビードより内側をトロイド状に変形させる工程と、この変形後の成形物の外周側に前記各々のカーカスプライの外側端を巻き上げて貼り付ける工程と、を含むランフラットタイヤの製造方法。
  4. 更に、カーカスプライを巻き上げた成形物の前記ビードフィラーの側方に環状膨出部を構成するゴム部材を各々貼り付けると共に、第2ビードを配設する工程を含む請求項3記載のランフラットタイヤの製造方法。
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