JP2005520712A - 繊維強化複合材料のハウジングを有する可動機械 - Google Patents

繊維強化複合材料のハウジングを有する可動機械 Download PDF

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Abstract

本発明は、手持ち式、可搬式、自走式、および同様の機械を含み、さらにコンクリート、舗装路、石積み等を処理するための、鋸、ドリル、例えば、コア・ドリル、切断および研削機械、ならびに他の機械を含む可動機械に関する。可動機械、例えば、鋸が、繊維強化樹脂および独立気泡発泡体のような複合材料を使用する軽量構造を有する。この鋸は、独立気泡発泡体(356、358、360)にある複合材料(374)の多重スキン(384、388)から形成されたハウジング(350)を有し得る。動作構成要素を受け入れるために、金属インサート(372、374)を使用して発泡体と複合材スキンの一方または両方に接合することができる。同じ支持要素を共有する歯車を使用する鋸も説明されている。

Description

(発明の背景)
(発明の分野)
本発明は、手持ち式、可搬式、自走式、および同様の機械を含み、さらにコンクリート、舗装路、石積み等を処理するための、鋸、ドリル、例えば、コア・ドリル、切断および研削機械、ならびに他の機械を含む可動機械に関する。
(関連技術)
可動機械の機械設計では、機械の機能、強度および信頼性、材料費、ならびに同様の検討課題が考慮される。機械設計は、時として操作が難しくかつ重い機械となる。用途に応じて、鋸のような機械は、主として金属部分から作製され、時として製品の重量を少なくするために、プラスチックのハウジング、スイッチ、または制御装置から作製される。
本発明は、幅広い様々な種類の可動機械に応用可能であることは明らかであるが、本説明および実施例は、壁に線および穴を切り出すために使用されるような壁用鋸、すなわち、ダイマス(Dimas)社によって製造されかつ型式番号360−1500Hまたは360−2100Sとして販売されている壁用鋸に関する。なお、その取扱説明書が参照により本明細書に組み込まれる。型式番号360−2100Sの要素は米国特許第5,588,418号明細書にも説明されており、同じく参照により本明細書に組み込まれている。
壁用鋸の一例を図1〜2に示す。これらの図には、コンクリート壁100(図1)と、この壁に固定具104によって取り付けられ、歯車軌道106を有する軌道102とが示され、その歯車軌道に沿って鋸108が移動する。典型的な鋸は、往復台110、ベアリングのハウジングおよび組立体112、歯車箱114、鋸刃身116、ならびに鋸刃身ガード118(図1および2)を具備する。
図2に関して鋸および軌道をさらに詳細に考察すると、ブラケット104が水平ねじ120を具備し、軌道102は、押さえねじ122によってブラケット104に取り付けられている。鋸は、軌道に並行する往復台110から下向きに延びる4本の足の少なくともそれぞれの端部に位置決めされた保持ローラ124によって取り付けられかつ保持されている。図2では保持ローラ124の1個のみが示されている。複数の案内ローラ126が、往復台110によって支持され、かつ軌道に沿って往復台を案内する。手動式の移動制御装置128には鋸の上部から到達可能である。この移動制御装置128は、一連の中間歯車を介して往復台下の歯車(図示せず)を軌道ラック106に沿って移動させるために、適切なレンチを使って回転される。
ベアリングのハウジングと組立体112は、外部ハウジング130ならびに適切な歯車、駆動シャフト、およびベアリングを具備する。この組立体112は、歯車箱114に対向するハウジングに搭載された油圧駆動モータ(図示せず)から駆動入力を受け取り、歯車箱114によって鋸刃身を駆動する。組立体112はまた、コンクリート壁100(図1)のような被加工物に対して刃身を位置決めするための歯車を具備する。
鋸刃身の深さ制御装置132(図2)にも鋸の上部から到達可能である。それは適切なレンチを使って回転され、ベアリング組立体112の中の歯車(図示せず)を動かし、次いでそれは歯車箱を駆動シャフト回りに旋回させ、この歯車箱は次ぎに被加工物に対して鋸刃身の位置を調整する。
歯車箱114は、内部および外部鋸刃身フランジ134によって刃身駆動シャフトに取り付けられた鋸刃身に駆動力を伝達する。鋸刃身フランジ134はまた、鋸刃身の側面に沿って流体を通過させるための内部構造を具備する。刃身ガード・カプラ136は、刃身ガードを支持するための刃身ガード支持体ブラケットに刃身ガード支持体138を取り付ける。
(発明の概要)
軽量構造を有する可動機械、例えば、壁用鋸を製造するための方法および装置が説明される。軽量構成要素を有し、かつ可動機械として、例えば、壁用鋸として動作するのに十分な強度を有する可動機械を製造するための方法および装置も説明される。構成要素の少なくとも1つまたは1つの構成要素の一部が複合材料として形成され、その少なくとも1つの構成要素が、プラスチック、例えば、熱硬化性樹脂である、最終的な組立体を形成する可動機械の構成要素を製造するための方法および装置が論じられる。より汎用性があり、かつより使い易い可動機械を製造できる方法および装置も開示される。
本明細書に開示される方法および装置の1実施例では、可動機械、1実施例では壁用鋸のような鋸は、複合材料から形成された少なくとも1つのハウジングで形成される。1実施例では、複合材料は、繊維、例えば、炭素繊維、ガラス繊維、Kevlar(登録商標)、または他の強化材料を含む。複合材料は熱硬化樹脂を含んでもよく、さらに複合材料は強化繊維と熱硬化樹脂の両方を含んでもよい。「複合材」という用語が使われる場合には、それは本明細書に開示する繊維と樹脂の複合材であることが好ましく、炭素繊維であることが好ましい。複合材料を用いて作製された構成要素の1実施例では、壁用鋸の往復台が、複合材料スキンで形成される。複合材料で作製された構成要素の別の実施例では、壁用鋸のベアリング・ハウジングが複合材料スキンで形成され、また別の実施例では、移動歯車ハウジングが複合材料から形成される。他の実施例では、歯車箱が複合材料から形成され、また別の実施例では、歯車箱が、歯車箱ハウジングと、歯車およびベアリングの支持体を形成するために複合材料と金属の組合せから形成される。好ましい1形態では、スキンの厚さが、約0.030インチから約0.060インチであり、より大きな強度を有する領域はより大きな厚みを有する。別の好ましい形態では、スキンが、約6層の繊維から形成されるが、4層、5層、7層、または8層から形成されてもよい。繊維は、特定かつ独特のパターンに従うように配向可能であるし、または知られた8ハーネス形状構成で使用されるような、より一般的なパターンに従うことも可能である。
本明細書に開示される方法および装置の他の実施例では、可動機械、例えば、壁用鋸は、複合材料の多重スキンから形成されたハウジングで形成された少なくとも1つの構成要素を含む。スキンは、相互に重なることが好ましい縁部分を含む。さらに他の好ましい形態では、重なっている縁部分が相互に接着する。さらに他の実施例では、重なっている縁部分が、接着剤、例えば、エポキシ接着剤を介して相互に接着する。好ましい1形態では、接着剤の厚さが約0.005インチであり、約0.010インチまで幾分厚くなってもよいし、または幾分薄くてもよい。
本明細書に開示される方法および装置の別の実施例では、可動機械、例えば、鋸は、本体層、例えば、発泡体層を被覆する被覆材料、例えば、プラスチック・スキンから形成されたハウジングを含む。1形態では、発泡体層が高密度独立気泡発泡体である。他の形態では、本体層はハニカム材料、ガラス繊維複合材、金属、またはプラスチックであり得る。本体層は、プラスチック・スキンに支えと衝撃耐性を与え得る。別の形態では、プラスチック・スキンは、強化繊維とプラスチックの複合材料、例えば、熱硬化性樹脂から形成可能である。他の形態では、スキンおよび本体層は接着剤を用いて接合または接着される。
本明細書に開示される方法および装置の他の実施例では、可動機械、例えば、鋸は、往復台の構成要素、例えば、ローラまたはベアリングを支持する側壁を有する往復台を含み、この側壁は、長手方向ばかりでなく、長手軸に対して内向きおよび外向きにも延在する少なくとも1つの表面を有する。例えば、長手軸は、往復台が沿って移動する軌道に一致することが可能であり、側壁の表面は、それが軌道に対して内向きに、次いで外向きに延在しながら長手方向に延在する。表面の方向変化は、往復台中の対角線方向の負荷ばかりでなく、往復台を回転させて軌道から引き離そうとする負荷を支える助けにもなり得る。
可動機械、例えば、鋸を製造するための方法および装置の他の実施例では、先に説明したような、長手軸に対して内向きおよび外向きに延在する側壁を有する往復台は、側壁の一部が内向きに延在するときに外向きに延在する表面部分と、側壁の一部が外向きに延在するときに内向きに延在する表面部分とを有する側壁も含む。このような表面部分は、表面部分が側壁の他部分の延在する方向に対して少なくとも部分的に対向する方向に延在する相補的強化部分と考え得る。別法として、鋸のような可動機械は強化部分を含む壁を有し得るが、この強化部分は、壁の隣接表面に対して外向きまたは内向きに延在する。例えば、直線的かつ平坦な壁は、この平坦な壁に対して外向きまたは内向きに延在する強化部分を含み得る。
可動機械を製造するための方法および装置の別の実施例では、機械または機械の一部、例えば、往復台は、機械加工された独立気泡発泡体のような機械加工されたプラスチック材料から形成可能である。プラスチック材料は、望ましい形状および構造を形成するように機械加工される。1実施例では、次いで、プラスチック材料が機械加工されたプラスチック材料の一部または全部に接着または接合される。機械加工されたプラスチックに接合されたプラスチック材料は複合スキンであり得るが、例えば、この複合スキンと機械加工されたプラスチック材料は相互に共形となる形状を有する。1形態では、プラスチック材料と機械加工されたプラスチック材料は、これらの2つの間に接合剤を配置して相対的に均一な厚さの接着層の形成を可能にするために、これらの2つの間に均一な間隙が存在するように寸法決めされる。説明の1実施例では、均一な厚さが、約0.005インチであり得る。別の形態では、例えば、プラスチック材料が炭素繊維スキンである場合に、炭素繊維スキンの形状と構造が最初に選択され、次いで独立気泡発泡体がスキンの内側寸法よりもわずかに小さい形状と構造を有するように機械加工される。接着剤または接合剤がスキンを独立気泡発泡体に接合する。
本明細書に開示される方法および装置の別の実施例では、可動機械、例えば、壁用鋸は、構成要素のためのハウジングを形成するために、または支持構造、例えば、往復台を形成するために、複合スキンと発泡体コアまたは本体から組み立てられた少なくとも1つの構成要素で形成される。1形態では、発泡体コアが独立気泡発泡体から形成される。発泡体は、望ましい厚さ、寸法、および形状の構造に機械加工され得る。別の実施例では、複合スキンと発泡体が一体に接合、接着、または固着される。複合材および発泡体は、接着剤、例えば、エポキシ接着剤によって接合されることが好ましい。別の形態では、発泡体コアが、発泡体の多数の部分から形成され、これらの隣接部分は、例えば、接着剤によって相互に接着または接合または固着される。別の実施例では、2つ以上の構成要素が複合スキンと発泡体コアまたは本体から組み立てられる。さらに別の実施例では、歯車、シャフト等のような可動構成要素を収納または支持するハウジングのすべてが、複合スキンと発泡体コアまたは本体から形成される。複合スキンと発泡体を一体に接合すべき他の実施例では、複合スキンは、付着されたエッチング・ペーパーと共に形成可能であり、それを後に剥ぎ取るかまたは引き離して、複合材を発泡体と接合するための接着剤を受け入れるための粗面を設けることができる。可動機械の構成要素中の複合スキン内部に独立気泡発泡体が用いられる別の実施例では、独立気泡発泡体は、少なくとも60%が独立気泡であり、好ましくは80%から98%が独立気泡であり、より好ましくは約96%が独立気泡である。独立気泡発泡体が使用される場合には、この独立気泡発泡体は高密度の発泡体であることが好ましい。
本明細書に開示される方法および装置のさらなる実施例では、可動機械、例えば、壁用鋸は、複合スキンとインサートから組み立てられた少なくとも1つの構成要素で形成され、このインサートは、他の構成要素を受け入れるように構成されている。幾つかの実施例では、これらの他の構成要素は、固定具、構成要素ハウジング、ベアリング支持体、モータ支持体、構成要素取付け台等であり得る。インサートは、複合スキンの一部に接合、接着、または別様に固着されることが好ましい。他の実施例では、可動機械、例えば、壁用鋸の少なくとも1つの構成要素が、少なくとも1つの構成要素を複合スキン、発泡体コアまたは本体、およびインサートとして有し、かつ複合スキン、発泡体コア、およびインサートの少なくとも2つ、好ましくはそれぞれが、隣接する他方と接合または接着されているハウジングで形成される。例えば、複合スキンと隣接するインサートの一部が接合可能であり、発泡体コアと隣接するインサートが接合可能であり、または複合スキンと隣接する発泡体コアが接合可能である。所与のインサートが、複合スキンと発泡体の一部の両方に隣接する場合には、インサートがそれぞれに接合されることが好ましい。このように複合スキンと発泡体、複合スキンとインサート、または発泡体とインサート、もしくはそのいずれかの組合せを使用する実施例には、米国コロラド州ボールダー市のComposite Tek社または類似の会社によって用いられる装置、工程、および材料を用いることが好ましい。参照により本明細書に組み込まれている、そのComposites Design Guide、改訂第2版に、本明細書に説明する構成要素ための可能な技法および構成を見出すことができる。
複合スキンとインサートから組み立てられた少なくとも1つの構成要素で形成された可動機械の別の実施例では、1つのインサートが、浮動ヘッド・インサートを含み得る。1形態では、この浮動ヘッド・インサートは、複合スキンの表面と面一であるリム表面を含む。別の形態では、この浮動ヘッド・インサートは、スキンの下にある発泡体本体のような基部構造中に形成された空洞中に延在し、この空洞には固化プラスチックのような固化材料が充填される。この形態の1実施例では、固化プラスチックが、浮動ヘッド・インサートのリム表面の下および隣接する複合スキンの一部の下に延在する。固化プラスチックは、浮動ヘッド・インサートを空洞中の定位置に固定し、浮動ヘッド・インサートの上部リムは、複合スキンと面一であることが好ましい。
歯車箱、または入力と出力の間の他の連結配置を有する可動機械の1実施例では、この結合配置が、一体に固定された第1および第2要素と、第2要素に固定されているが、第1要素には直接固定されていない第3要素を使用して形成されている。歯車箱の1実施例では、第1部分が第2部分に固着され、かつ第3部分が第2部分に固着されている。例えば、第1部分は、固定具を介して第2部分に固着可能であり、かつ第3部分も同様に固定具を介して第2部分に固着可能である。他の実施例では、第1部分は、取付け要素、例えば、ハブ・インサートに、このハブ・インサート上の表面と第1部分上の表面の間を接着することなどによって固着可能であり、かつ適切な固定具を介して第2部分を第1部分に取り付けることができる。次いで、例えば、適切な固定具を介して、第3部分を第2部分に取り付けることができる。これらの配置は、ラダー式配置と呼び得るが、1つまたは複数の部分が、繊維強化シートまたはスキンと独立気泡発泡体のような複合材料を含む場合には、非常に有利に用いることができる。これらの配置はまた、入力はベアリング・ハウジングのような別の構成要素に固定されるが、出力はそのような他の構成要素に固定されていない、壁用鋸の歯車箱では非常に有利に使用可能である。
本明細書に開示される方法および装置の1実施例では、可動機械、例えば、壁用鋸は、紫外線吸収材料から形成されているか、またはそれによって被覆されている複合スキンから形成されたハウジングを有する少なくとも1つの構成要素で形成される。例えば、往復台、ベアリング・ハウジング、モータ取付け台、および/または歯車箱が、紫外線吸収材料が被覆されている複合材料から形成されたハウジングを有する。1実施例では、複合材には、ポリプロピレングリコール高級紫外線防護透明塗料の自動車用塗料が塗布可能である。別の実施例では、複合材は、紫外線放射を吸収する繊維および/またはプラスチックの複合材層で形成可能である。
本明細書に開示される方法および装置の別の実施例では、可動機械、例えば、壁用鋸は、共通シャフトのような共通の支持体上に支持されている歯車のような、幾つかの動力伝達構成要素を含む。例えば、遊び歯車は、共通のまたは同軸のシャフト上に支持可能である。壁用鋸の実施例では、鋸刃身を駆動するための歯車が同軸上で支持可能であり、かつ刃身ガードをコンクリート壁のような被加工物表面に対して同一水準に維持するために使用する歯車と同軸であり得る。別の実施例では、鋸刃身は、3.512対1の刃身シャフト駆動歯車比を有し、かつ刃身ガード水準歯車は1対−1の比を有し得る。
本明細書に開示される方法および装置の他の実施例は、2つの駆動歯車を有する可動機械、例えば、壁用鋸を含み、所与の駆動歯車を用いて、一方の方向に配向された鋸に軌道ラックを係合させ、他方の駆動歯車を用いて、別の方向に配向された鋸に軌道ラックを係合させる。これによって、例えば、オフセット・ラックを有する軌道が使用可能になり、鋸は軌道の配向を変更せずにどちらの方向にも進む。
本明細書に開示される方法および装置の1実施例では、可動機械、例えば、壁用鋸は、複合材と発泡体の少なくとも一方、好ましくは両方から形成され、金属インサートが複合材と発泡体の一方または両方に接合されているハウジングを有する少なくとも1つの構成要素で形成される。好ましくは、インサートは、AL4−6Vチタンまたは硬質陽極処理された2024−T351から作製される。これらの物質は、軽量であり、金属と炭素繊維の間の電食作用を最小限にし、かつ高い材料屈服特性を有する。歯車は、416ステンレスまたは86L20合金のようなステンレス鋼から作製可能であり、シャフトもステンレスでよいが、それらは、熱処理アルミニウムまたはチタンから作製されていれば、より軽量になり得る。
方法および装置の別の実施例では、可動機械は、本明細書に説明されている実施例の1つのみを組み込むことが可能であるか、または必ずしもすべてではないが、2つ以上を組み込むことも可能であり、依然として既存の機械に対して大幅な改良を実現することができる。第1の実施例では、必ずしも主要というわけでもなく、またなんら特定の順番でもなく、単に識別目的のためのみであるが、可動機械は、独立気泡発泡体から形成された本体層を備えずに、繊維強化材料から形成された1つまたは複数の構成要素を含み得る。第2実施例として、1つまたは複数の構成要素は、さほどの表面起伏が備えずに、実質的に平面的な繊維強化スキンまたはシートから形成可能である。3番目に、可動機械は、隣接する本体層と組み合わせて複合繊維材料から形成可能である。4番目に、可動機械はまた、表面部分が、隣接する表面部分の方向とは反対の方向に延在する表面部分を備えてまたは備えずに、非平面的な表面を有する複合繊維材料から形成可能である。5番目に、可動機械は、他の構成要素と共に含まれている複合繊維材料から形成可能であり、この場合に、たとえ複合材料と他の構成要素に一体に通された固定具が存在しなくても、複合繊維材料と他の構成要素がユニットとして結合されている。6番目に、可動機械は、複合繊維材料から、固定具および他の構成要素を受け入れて固定具または他の構成要素を複合繊維材料に対して固定するためのインサートと一緒に、形成可能である。7番目に、可動機械は、この機械の1つまたは複数の構成要素が異なる機能を有する幾つもの歯車を支持し、これらの歯車の2つが共通の軸上に支持され得るように形成可能である。8番目に、可動機械は、無関係な機能を有する2つの別個の構成要素を連結して、これら構成要素の一方の動作が他方の構成要素に対して所定の動作を引き起こし得るように形成可能である(このような実施例は、鋸刃身の動きと、この鋸刃身の動きに連係する刃身ガードの動きである)。9番目に、可動機械は、複合繊維材料から、別様であればこの複合繊維材料に吸収される紫外線放射を吸収するために機械に組み込まれているか、または含まれている紫外線吸収剤と一緒に、形成可能である。10番目に、可動機械は、複合繊維材料から、この複合繊維材料と非反応性であるか、もしくはほんのわずかに反応性を有するだけのチタンまたはアルミニウムのような物質から作製された金属インサートと一緒に、形成可能である。11番目に、可動機械は、複合繊維材料から、この複合繊維材料に隣接する成形されたまたは機械加工された本体層と一緒に、形成可能である。12番目として追加的に、上記のいずれか1つは、追加的なまたは別の利点を実現するために、その他の上記実施例の1つもしくは複数もしくはすべて、またはそのより特定的なもしくは詳細な実施と組合せ可能である。単に例を挙げるだけであり、かつ限定する目的ではないが、可動機械は、他の構成要素と組み合わせてまたは入れ子式もしくは同軸歯車の組合せで収容するように複合繊維材料で形成することが可能であり、その場合に、ハウジングを形成する複合繊維材料および他の構成要素は、これらの複合繊維材料と他の構成要素の両方に通した固定具をいずれも用いることなく、順次のまたはラダー式固定配置によって結合可能である。上記のすべての可能な組合せおよび入れ換えばかりでなく、上記実施例の例示的で詳細な実施の組合せおよび入れ換えも、同じく本出願の範囲内に入るものとする。
本発明のこれらの態様および他の態様は、以下に続く図面の簡単な説明および詳細な説明と併せてさらに詳細に考察され得る。
(好ましい実施形態の詳細な説明)
図面と併せて採用された以下の明細書は、当業者が本発明を製造しかつ使用できるような方式で本発明の実施例を説明する。本明細書に開示されている本発明の実施例は、商業環境において本発明を実施するために本発明者によって企図された最良の形態であるが、本発明のパラメータの範囲内で様々な変更がなされ得ることを理解されたい。
従来の相当物よりも軽量であり、しかもより信頼性を向上させ得る可動式または可搬式機械を説明する。改良型の可動式または可搬式機械、例えば、被加工物に対して動作させるための可動機械、本開示の実施例では、壁用鋸を製造するための方法および装置も説明される。本開示の実施例は壁用鋸に関し、本発明は、手持ち式の機械および電動工具、可搬式の機械および電動工具、自走式の機械および電動工具、ならびに表面および被加工物に対して動作させるための他の可動機械を含めて、その他の可動機械にも応用可能である。本発明は、コンクリート、舗装路、および他の石造り形態または製品に対する作業に使用するための機械に応用可能であり、そのうちの幾つかの実施例が壁用鋸およびコア・ドリルである。本明細書に説明される壁用鋸は、本発明の応用例に適切な可動式または可搬式機械の1実施例である。
図1および2の軌道102と共に使用可能な壁用鋸は、往復台140(図3〜4)、ベアリング組立体142、移動組立体144、歯車箱組立体146、鋸身(図示せず)を支持するための刃身フランジ150、および刃身ガード(図示せず)を支持するための刃身ガード支持体152を具備することができる(全体的に図3〜7を参照されたい)。刃身ガード支持体152は、刃身フランジ150と同じように従来の構造でよい。往復台は、従来のローラ組立体またはNylatron(登録商標)ローラ組立体であり得る下部ローラ組立体154、またはこれら2つの組立体の組合せでよい。少なくとも1組の複数のローラ組立体は、往復台の軌道上の位置を調整できるように偏心ローラであることが好ましい。往復台140はまた、好ましくは従来のローラ組立体である1組の対応する複数の上部ローラ組立体156を具備することが好ましい(図3、4、5、6、10)。1つまたは複数のサイド・ローラ組立体158(図5および6)を具備することもできる。これらのローラのそれぞれは、以下でさらに十分に説明するインサートによってそれぞれ往復台140の中に支持されている。往復台はまた、右側壁160(図3)および左側壁162(図4)(前部から眺めたとき、但し、本明細書では、方向を示す形容詞は専ら相対的な記述語として使われており、したがって限定的な記述語として使われるものではないことを理解されたい)、把手164、ならびに、本明細書で同様にさらに十分に説明するベアリング組立体142および移動組立体144を支持するために、右側壁と左側壁の間に概ね水平に延在する載台166(図23)を具備する。
ベアリング組立体142は、適切な固定具167Aによって、往復台140に搭載されかつ固定され(全体を図3に示す)、これらの固定具は、往復台の上部でそれぞれにインサート167B(図5)と係合する。ベアリング組立体142は、ベアリング・ハウジング取付け板170(図5および10)に取り付けられた従来の油圧モータ組立体168を有する。油圧モータは、以下でさらに十分に説明する鋸刃身駆動列を介して鋸刃身を駆動する。取付け板170は、ベアリング・ハウジングの右側スキンの内側で支持されかつそれに接合または接着された油圧モータ取付けインサート172に固着され、かつそれによって支持されている。チタンは硬質陽極処理アルミニウム2024 T351よりも大きな負荷の支持を目的とするので、このインサートはチタンAL46Vであり得る。ベアリング・ハウジングはまた、このベアリング・ハウジングを貫通する主シャフト回りに適切なベアリングおよびシールを具備し、この主シャフトをハウジング内で支持する。インサート172に対向してベアリング・ハウジング内の第2インサート174が、歯車箱取付け台176を支持するために、左側ベアリング・ハウジング・スキンの内側に接合または別様に接着されており、この取付け台は、適切なベアリングによって主シャフト上に支持されかつ適切なシールによって封止されている。ベアリング・ハウジングはまた、主シャフト上に歯車箱回転ウォーム噛合い歯車177(図6〜9)を支持する。このウォーム噛合い歯車177は、刃身位置または刃身深さを変更するために歯車箱回転駆動組立体によって駆動される。
移動組立体144は、手動の移動制御装置178と、移動歯車列を駆動するための油圧移動制御モータ180(図5および)を具備する。手動の刃身水準制御装置182および油圧歯車箱回転モータ184(図5および)は、歯車箱組立体の回転によって刃身ガードの水準を制御する。移動制御装置と刃身水準制御装置の両方は、移動組立体144の中に装着されかつそれによって支持され、この移動組立体は次ぎに往復台140によって支持されている。移動組立体144は、往復台中のインサートに係合する適切な固定具によって往復台140に搭載されている。
移動組立体144は、それぞれのベアリング189(図5、6、8、9)を支持する外蓋186および188(図5)を具備し、これらのベアリングは、次ぎにウォーム歯車192によって制御される被駆動ウォーム歯車190(図5、6、8、9)を支持する。図5〜9に示すように、ウォーム歯車は、手動式の移動制御装置178と油圧式の移動制御モータ180によって制御される。移送制御モータ180は、遊び歯車196と噛み合い、この遊び歯車は次ぎに歯車192のシャフト上の歯車198と噛み合う。ウォーム歯車シャフトが回転すると、被駆動ウォーム歯車190が動き、それが次ぎにウォーム被駆動歯車200と202の両方を回転させる。被駆動ウォーム歯車200および202は、駆動ピニオン歯車204および206とそれぞれに噛み合う。被駆動ウォーム歯車200および202ならびに駆動ピニオン歯車204および206を支持するシャフトもチタンから作製されることが好ましい。駆動ピニオン歯車204および206は、それぞれにベアリングによって支持されている。
歯車箱回転モータは、遊び歯車210を駆動する歯車208(図9)を具備し、この遊び歯車は次ぎに手動式の歯車箱回転制御装置182のシャフト214上の歯車212と噛み合う。シャフト214が回転すると、ウォーム歯車216が回転し、それが次ぎに、刃身を被加工表面に対して位置決めする歯車箱を動かすためのウォーム噛合い歯車177を駆動する。
アルミニウム・インサートが、油圧モータ、手動式駆動シャフト、および/または、望ましければ歯車組立体を受け入れかつ支持するために移動ハウジング内に位置決めされる。第1インサート218(図6に示す)が歯車箱回転モータ184を支持し、第2インサート220(図5、6)が移動歯車組立体を支持する。これらのアルミニウム・インサートは、以下でさらに十分に説明する他のインサートと同じ方式で移動ハウジング内部に接合または接着されていることが好ましい。
歯車箱は、鋸刃身を駆動するための油圧モータからの、歯車ハウジング142内の主駆動シャフト上の相補表面に噛み合うスプライン入力シャフト230(図10)を具備する。このシャフト230は、以下でさらに十分に説明する歯車箱の中に延びる。歯車箱ハウジングは、ベアリング・ハウジング内の対応する取付け表面235(図13および14)に歯車箱を取り付けるために、歯車ハウジング234の中に接合されている金属インサートまたはハブ・インサート232(図10および43)を具備し、ウォーム歯車177が回転するとき、所望通りに刃身を位置決めするように歯車箱が同時に回転するようになっている。
刃身ガード水準制御装置は、支持体176(図5、10、および8)にベアリング・ハウジング内部で固着されている固定式の5.2インチ・ピッチ径のリング歯車238上を移動する、被駆動式の1インチ・ピッチ径のピニオン歯車236(図10、12、15、および17、18)を具備する。この被駆動歯車236は、ベアリング上で支持されているシャフト240(図13)に取り付けられ、このベアリングは次ぎに歯車箱によって支持されている。シャフト240は、刃身ガイド水準制御歯車列241(図10)を駆動し、かつシャフト240の対向端に1インチ・ピッチ径の歯車242(図14)を具備するが、この歯車は第1の2.2インチ・ピッチ径の歯車244を駆動し、次いでこの歯車は同等の第2の2.2インチ・ピッチ径の歯車246を駆動する。第2の歯車246は、第3の2.2インチ・ピッチ径の歯車248を駆動し、次いでこの歯車は5.2インチ・ピッチ径のリング歯車250を駆動して、ベアリング・ハウジングから刃身ガード支持体までの1対−1の歯車比をもたらす。したがって、歯車箱がウォーム従動歯車177の動作によって回転して鋸刃身を上げたりまたは下げたりするとき、刃身ガードは被加工物表面と同じ水準に留まる。それぞれの歯車は、1対のベアリングによって支持されているそれぞれのシャフト上で支持される。
油圧モータからの主駆動シャフト252は、外部シャフト254(図12)を支持するベアリングを貫通し、この外部シャフトは次ぎに、主駆動シャフト252がウォーム従動歯車177とは無関係に回転できるように、ウォーム従動歯車177を支持する。主駆動シャフト252は、鋸刃身駆動列255(図10)を駆動しかつスプライン・シャフト230(図13〜18)と噛み合うが、このシャフトは、1.5インチ・ピッチ径の歯車256と、スプライン・シャフトを支持するためのベアリング258(図14、15)を具備する。歯車256は2.7インチ・ピッチ径の遊び歯車260を駆動し、それは次ぎに第2の2.7インチ・ピッチの遊び歯車262を駆動し、次いで、この遊び歯車は4.7インチ・ピッチ径の出力歯車264を駆動する。得られる歯車比は3.512対1であり、それは歯車箱、歯車サイズ、および重量等の幾何学的形状の制約条件が所与であれば、相対的に大きなトルクを発生する。歯車264は、第1および第2ベアリング268および270によって支持されている刃身出力シャフト266(図17および19)に固着されかつそれを駆動する。それぞれの歯車は、1対のベアリングによって支持されているそれぞれのシャフト上で支持されている。
刃身出力シャフト266は、シャフトのかなりの長さにわたって実質的に中空であることが好ましい(図19)。このシャフトは、そのシャフトの全径のほぼ半分よりも相対的に大きな直径を有する第1内穴272を有し、このシャフト周りに歯車264が取り付けられている。内穴272は、シャフト長のほぼ半分に延在する。他方の半分は、内部刃身フランジ278と外部刃身フランジ280を出力シャフト266に取り付けるための刃身取付けボルト276(図4)を受け入れる内穴274を除いて実質的に中実である。刃身フランジ・シール282が、内部刃身フランジ278まで外向きに延びて刃身フランジを封止する。刃身フランジ・シール282は、刃身ガード・カプラ286も支持する刃身ガード取付けブラケット284によって支持されている。第1ベアリング288および第2ベアリング290は、刃身出力シャフトとブラケット284の間に延在する。リング歯車250がブラケット284に取り付けられ、リング歯車250および歯車264は共通のシャフト上で支持されるようになっている。第1および第2ベアリング288および290はそれぞれに、流体シール292および294のそれぞれの外面上に延在する。流体は、シールの間を通過し、出力シャフト回りを通過し、さらに出力シャフトに沿ってシャフト方向に幾つもの穴を貫通して内部刃身フランジと外部刃身フランジの間の空間296に達する。刃身シャフトは、416ステンレス鋼または本明細書に説明した他のチタン部品の場合と同様のチタンから形成可能である。
可動機械、例えば、本明細書で説明されている壁用鋸は、1つまたは複数の構成要素が異なる機能を有する幾つもの歯車を支持するが、その場合に、これらの歯車の2個を共通の軸、例えば、共通のシャフト上で支持できるように構成可能である。このような共通のシャフトは、第1の機能を有する第1歯車を支持し、かつ第2の機能を有する第2歯車を支持することもできる。例えば、第1歯車は、機械加工用工具、例えば、鋸刃身を駆動し、かつ第2歯車は第2要素を動かすことが可能であり、例えば、刃身ガードの一部を調整することができる。第1歯車を第1歯車支持体に取り付け、かつ第2歯車支持体を第1歯車支持体と同軸に設けて第2歯車を支持することができる。多くの歯車対をそれぞれの同軸支持体上に取り付けることが可能であり、空間の節約になり、重量全体の低減することが可能である。
歯車236、242、および260(図21)は、共通のシャフト上に支持され、歯車248および262(図17および19)も共通のシャフト上に支持されている。これらの歯車およびシャフトは、図17〜20および同じく21に示すように、4個のベアリングを具備する。図21に示すように、歯車236は、歯車242も支持するシャフト240上に支持されている。このシャフトはベアリング300および302によってそれぞれに歯車箱の中に支持されており、シャフト240はベアリング304も支持し、このベアリングは次ぎに同軸シャフト306を支持する。同軸シャフト306は、第1および第2歯車308および310によってそれぞれ歯車箱の中で支持され、かつ同軸シャフトが歯車260を支持する。同様の配置が歯車248および262にも用いられる。
壁用鋸および他の可動機械は、複合繊維材料(以下でさらに十分に説明する)から、この複合繊維材料と非反応性であるかまたはわずかにしか反応性を示さないインサートと一緒に形成可能である。複合繊維材料がインサートのような他の構成要素と接触する場合には、構成要素は、電食作用の可能性を低減するためにチタンまたはアルミニウムから形成可能である。このような構成要素がかなりの負荷に耐える場合には、構成要素は、高強度チタンまたはアルミニウム、例えば、チタンAL46Vまたは2024 T351硬質陽極処理アルミニウムから形成可能である。他の材料も使用可能である。複合繊維材料と接触する金属部分は、これらの材料の1つから形成されることが好ましい。
歯車は、86L20合金または均等物から形成され、かつ熱処理されることが好ましい。合金は、0.020から0.035の焼入硬化層深さ、約58R/Cの表面硬さ、および35と45R/Cの間のコア硬さまで熱処理されることが好ましい。この部品は、高温からの焼入れ20分以内に開始して、2時間の間、華氏マイナス100度から華氏マイナス150度の範囲内までサブゼロ冷却される。他の金属部品は、アルミニウム、すなわち、2024 T351硬質陽極処理アルミニウムから形成されるが、それらは、チタンAL45Vを含めて他の材料からも形成可能である。最大の負荷に耐えるインサートおよび他の金属構成要素はチタンから形成されることが好ましいが、他のインサートは、硬質アルミニウムから形成されることが好ましい。
可動機械は、1つまたは複数の構成要素を繊維強化材料、例えば、炭素繊維または他の繊維強化材によって形成することによって改良可能である。本明細書に提供されている特定の実施例は炭素繊維に関し、したがって本明細書では炭素繊維に関して論じる。しかし、炭素繊維強化材の代わりにまたはそれに追加して他の繊維強化材も使用可能であることを理解されたい。幾つもの方向でかなりの負荷に遭遇する壁用鋸の実施例では、炭素繊維は、8ハーネス構造で最も効率的に構成可能である。他の可動機械は、その構成要素と同じ構造またはより単純な構造を特に調製することができる。
壁用鋸の実施例では、スキンは、負荷を支える箇所では0.060インチの厚さであり、スキンに負荷が少ないか、または負荷をほとんどもしくは全く支える機能がなければ、さらに薄くなり得る。2枚以上のスキンを重ね合わせ、かつ互いに接合させて、スキンが延びる方向に追加的な強度を与える。重なりが大きくなるほど、それだけ強度が大きくなり、さらに、望ましければ、接着表面積を広げるが、それも同様に強度を追加する。重なり合うスキンは、かどの始まりまたは終わりのような自然な表面の変わり目で生じるか、または設計時に決定されたような他の箇所で生じ得る。1つの構成では、重ね合わせたスキンの重なりおよび接着が、所与の方向に対して、可能な限りの最大範囲で、できれば100パーセントの範囲で生じる。壁用鋸の実施例では、壁用鋸の往復台は、介在する載台によって接合される2つの側壁を有し、これらの側壁の外側スキンはそれぞれ、載台の一部または全部にわたって、好ましくは100パーセント延在しかつ重なり合うことができる。接着された重なりは往復台の強度を高める。重なり部分の他の領域は、重なり合う距離の増大によって恩恵を受け、他の構成要素も、拡張されていてもまたはされていなくても、複合スキンの重なり部分によって恩恵を受ける。
可動機械はまた、1つまたは複数の構成要素、例えば、ハウジングまたは支持構造を形成する構成要素に繊維強化材を使用することによって利点が得られる。ハウジングは、表面起伏がない、直線的で平坦なもしくは平面的な壁を有することができるし、または複数の方向に成分を有する負荷に適応するために壁に起伏を有することもできる。例えば、表面の一部が、1つの方向に延在し、他方で隣接表面の一部が別の方向に延在する。例えば、本明細書に説明する壁用鋸では、往復台は、側壁が一端から外向きに次いで内向きに延在するが、他方で隣接表面部分は、その内向きに延在する部分から外向きに延在する。1つの構成では、外向きに延在する部分が、内向きに延在する部分と相補的または対称的である。表面起伏の他の構成を使用することも可能である。
繊維強化材料が可動機械の一部として使用される場合には、繊維強化材料に紫外線吸収材料を含んで繊維強化材料に対する紫外線の悪影響をいずれも低減することが好ましい。紫外線吸収材料は、硬化前にプラスチックに組み込むか、または構成部品の完成前に被膜として塗布してもよい。
本明細書に説明する壁用鋸では、ハウジング(図22A〜22D)の少なくとも1個、好ましくは数個、さらに好ましくはハウジングのそれぞれが繊維強化プラスチックから形成されている。繊維強化プラスチックから形成されたハウジングおよび他の構成要素の実施例を以下でさらに詳細に論じるが、本明細書で説明する壁用鋸の脈絡では、壁用鋸の構成要素は、繊維強化プラスチックの形態および発泡体の本体層の形態にある複合材料から形成されることが好ましい。1実施例では、この発泡体が独立気泡発泡体であり、96から98パーセントほどの独立気泡発泡体でよいが、60パーセントほどの低率もあり得る。繊維強化スキンと基部本体層を組み合わせると、その組合せには強度が備わり、かつスキンには衝撃耐性が備わる。スキンおよび本体層隣接表面は、接合剤または接着剤を塗布するために、隣接表面間に0.005インチの間隙または他の適切な間隙が見込めるように構成されていることが好ましい。スキンに湾曲または起伏または「凸」もしくは「凹」を設ける場合には、基部発泡本体は、隣接スキン表面の湾曲と共形にして、接合剤のための望ましい間隙を維持するように機械加工または別様に構成されることが好ましい。さらには、同じハウジングは、機械の金属構成要素または他の構成要素を支持したり、取り付けたり、または別様にその境界面の役割を果たすために使用可能な複数のインサートと一緒に形成されることが好ましい。往復台ハウジング350、ベアリング・ハウジング352、および移動ハウジング354は、炭素繊維およびエポキシ樹脂のような熱可塑性樹脂の複合スキンによって形成されることが好ましい。次いで、ハウジング・スキンに紫外線吸収塗料を塗布することができる。
往復台ハウジング350の1実施例をさらに詳細に検討すると、この往復台ハウジングは、右側部分356、左側部分358、および中間部分360を含む3つの切削された独立気泡発泡体部分から形成されることが好ましい。発泡体部分はそれぞれ、ハウジングのスキン内部にちょうど収まるように切削され、例えば、発泡体とスキンの間の表面全体に接着剤のための約0.005インチの間隙を残しておく。左側と右側の発泡体部分は、上部往復台スキンの底表面に延在し、中間部分が、図26に示すように、右側部分と左側部分が接触することが好ましい。所与の発泡体部分はいずれも2つ以上の個々の部分から組み立てられるように構成可能であることを理解されたい。しかし、コアを形成する個々の部分の数は最小であることが好ましい。個々の発泡体間の接合発泡体表面はいずれも適切な接着剤、好ましくは約0.005インチの厚みから、できれば約0.010インチまでの厚みの接着剤によって封止されていることが好ましい。例えば、接着剤362は、左側部分358と中間部分360の間、および中間部分360と右側部分356の間の接合表面間に塗布される。さらには、所与の発泡体部分が数多くの部分として形成されていれば、それらを適切な接着層と一緒に接合することが好ましい。
往復台の少なくとも一部が、繊維強化材料または複合材料から形成されている場合は、インサートを使用して固定具または他の構成要素を受け入れて、これらの材料に対して固定具または構成要素をより確実に固定することができる。1実施例では、これらの材料と一緒に浮動ヘッド・インサートを使用して、固定具をこれらの材料の中に確実に固定することができる。幾つもの構造、表面特徴、組成等を有する他のインサートの使用も可能である。これらのインサート、特に浮動ヘッド・インサートは、繊維強化材料の厚みとほぼ同じ厚さの上部リムを有し、かつ基部発泡体の本体層の中まで延在することが可能である。インサートに隣接する発泡体の一部は、隣接する繊維強化材料の下に達する発泡体の一部を含めて除去可能であり、固化プラスチックを空洞に射出してインサートを定位置に固定することができる。固化プラスチックは、繊維スキンと発泡体本体の間で使用する接着材料と同じ材料でよい。
往復台は、可動構成要素および/または発泡体もしくはスキンにはそれほど適切に接合または接着しないが、金属インサートを使用すると、往復台中ではより確実に固定される固定具または他の構成要素を受け入れるために、複数の金属インサートを具備する。これらのインサートは、適切な接着剤によって定位置に接合されたチタンAL46Vまたは硬質陽極処理2024 T351アルミニウムであることが好ましい。図30〜30に示すように、往復台インサートは、動作時に往復台を軌道上に支持するためのローラおよびベアリング組立体を受け入れるために、ローラ・インサート364および366、ローラ・インサート368、ならびにローラ・インサート370を具備する。往復台インサートは、螺旋コイルまたは逆ねじ山インサートを具備し得るが、好ましくはアルミニウムまたは他の固定具を受け入れるための浮動ヘッド・インサート372を使用することが好ましい。浮動ヘッド・インサート372は、幾何学形状が実質的に同一であることが好ましく、さらに固定具または他の構成要素を受け入れかつ固定するために実施可能な限り使用されることが好ましい。浮動ヘッド・インサートを組み付ける実施例を歯車箱と一緒に以下に説明する。往復台はまた、押さえねじ374を具備し、好ましくは同一の幾何学形状を有し、かつ強度と支えが増大するようにフランジを有することが好ましい(図22Dおよび30を参照)。往復台はまた、支えと強度を追加するためにフランジ378と半円筒形壁380を有するローラ支持体376を具備する。インサートの表面がいずれも発泡体表面またはスキン表面に隣接する場合には必ず、適切な接着剤層を間に塗布し、インサートをいずれの隣接表面とも接合することが好ましい。図28および29に示すように、押さえねじインサートと浮動ヘッド・インサートを受け入れるための穴は、共形スキン部分に接合するために接着剤が塗布される発泡体表面を有し、接着剤は、インサートが往復台中の適切な空洞中に固定されるときにインサートに塗布される。例えば、接着剤は、基部表面374A、円筒形表面374B、下部リム表面374C、および周辺リム表面374Dに塗布される。同様のことが様々なハウジングのための他のインサートにも該当する。任意の発泡体と隣接インサートの間に、特に、かなりの負荷が生じる箇所にスキン層を有することが好ましいが、時にはインサートを発泡体表面に接合することができる。いずれの場合も、発泡体表面またはスキン表面に隣接するインサート表面は、インサート表面と隣接表面の間を接合するために塗布された接着剤層を有する。したがって、例えば、インサート376の壁380(図30)は、隣接するスキン表面に接着され、それは次ぎに、支えと強度のために隣接する発泡体表面に接着される。発泡体に隣接するインサートの他の表面、およびスキンに隣接するインサート表面に関しても同様である。インサートは、幾つもの形態をとり得るが、接触表面積を増大させ、かつ剪断強さも増大させることが好ましい。固定具インサートでは、例えば、固定具を受け入れる方向とは反対側のスキン表面上に延在するフランジでインサートを形成してもよい。別法として、インサートの端部が発泡体表面と面一であり、隣接するスキンがインサートの端部を超えてインサートの穴に達するか、またはフランジがスキン表面と面一であってもよい。このような構成では、インサートの側面が発泡体に接合され、インサートの端部が上から覆い被さるスキン表面に接合される。
往復台ハウジング350は、外向きに延在し、次いで往復台の実質的な長さに対して内向きに延在し、続いて外向きに延在しかつ他端においてより短く内向きに延在する往復台の側面上に繊維強化壁を具備するのに特に適している。往復台の側面中の湾曲は、この側面に側壁中に生じ得る撓みを打ち消す強度が備わる。さらには、側面の中心部分から外向きに延びる「凸」によって、壁の内向き延在部をさらに内向きに押しやる傾向のある力を打ち消す強度が備わる。この凸は、それが内向きに延在する側面の隣接部分と相補的または対称的であるときに適切な補強となる。
往復台ハウジング350は、前部から眺めたとき、右後部セグメント160Aと右前部セグメント160Bを有する右側部分160を具備する。ハウジングの右後部および右前部セグメントは、往復台を軌道上に保持するためのローラおよびベアリング(図3〜6の154および156)用のインサートを受け入れるための開口部をそれぞれに具備する。左側部分162は、左後部セグメント162Aおよび左前部セグメント162Bを具備する。前部および後部セグメント162Bおよび162Aもまた、往復台を軌道上に支持するためにそれぞれのローラおよびベアリング用の開口部を具備する。開口部162Cおよび162Dは、垂直ローラ158(図5および6)用のインサート376(図30)を受け入れる。
往復台ハウジングの右側および左側部分は、載台166(図30)を支持し、この載台は、次ぎにベアリング組立体142、移動組立体144、ならびに歯車箱、刃身、および刃身ガードを支持する。載台166は、上部載台166Aおよび下部載台166Bを具備する。上部載台166Aは全体的にベアリング組立体を支持し、他方で下部載台166Bは全体的に移動ハウジングを支持する。下部載台166Bは、駆動歯車が載台を貫通できるように、載台の後部を貫通する右駆動歯車開口部166Cと左駆動歯車開口部166Dを有する。これらの1対の駆動歯車は、鋸を単一ラック軌道上で使用し、両方向に移動するために方向転換できるようにする。
上部載台166Aは、移動ハウジング内のベアリング・ハウジングを往復台上に固定するための浮動ヘッド・インサート372と押さえねじインサート374を具備する。浮動ヘッド・インサート372は、ベアリング・ハウジングと移動ハウジングからの固定具を受け入れかつ固定し、他方で押さえねじインサート374は、載台の下側からベアリング・ハウジング内の対応する浮動ヘッド・インサートの中に延びる押さえねじ固定具を受け入れる。
図24および27〜29に示すように、往復台の側面は、往復台の全長のほぼ中心382における垂直軸沿いに中心を置く垂直面内で内向きに湾曲することが好ましい。往復台の側面はまた、図24で分かるように、長手方向または水平な横断軸383沿いに中心を置く水平面内で湾曲していることが好ましい。この湾曲は、湾曲の組合せを含めて、往復台の強度および構造的支えを増大させる。
垂下する側壁を有する壁用鋸往復台では、湾曲部または非平面的な表面の1つまたは複数の領域が、側壁がもはや完全な平面ではないように側壁の設計に盛り込まれている。湾曲の方向は、側壁中の見込み負荷の関数として選択されている。往復台側壁では、後部および前部側壁部分160Aおよび160Bならびに162Aおよび162Bは、鋸刃身が切断する間に、負荷を受けて外向きに撓む。鋸刃身は、壁用鋸の側方に位置決めされ、かつ切断が回転式であるので、側壁の内側表面上のローラが軌道と係合するとき、往復台側壁を撓ませる傾向にある、かなりの捻り負荷が往復台の中に発生する。したがって、往復台側壁のそれぞれの部分は、動作時に見込まれる負荷に耐えるように領域が湾曲する。
炭素繊維スキンの強度は、この炭素繊維が延びる方向で発揮される。換言すれば、炭素繊維スキンの構造的支えは、スキン表面に対して平行である。したがって、これらのスキンは、炭素繊維が負荷の見込まれる方向に延びるように構成されることが好ましい。往復台のそれぞれの側壁では、側壁スキンは平坦な平面内に延在可能であり、側壁のより大きな強度は、スキン中の炭素繊維層の厚みまたは数を増やすことによって実現可能である。追加的にまたは別法として、側壁スキンは、見込まれる負荷の方向に湾曲を含むように構成可能である。図23で最も適切に分かるように、後部側壁部分160Aは、端部表面160Cから矢印160Dの方向に(図23に誇張して示す)外向きに延在し、後部側壁部分の外向きの撓みに耐える。次いで、後部側壁部分160Aは、矢印160Eの方向に側壁160の中心部分に向かい、端部表面160Cおよび160Gとほぼ一線に並ぶ箇所160Fまで内向きに延在する。次いで、側壁160は、同じように前部端部表面160Gまで外向きにそして内向きに湾曲する。後部および前部側壁部分160Aおよび160Bの外向き湾曲は、側壁が撓みに耐えるのを助ける。反対側の側壁162も同じ輪郭を辿る。
往復台側面は、強化部分600(図23)を含む。この強化部分600は、右側面の中心部分160Fを強化し、相補的強化部分が左壁162の中心部分を強化する。以下の説明は、右側壁160上の強化部分600に関する。負荷が、右側壁160中の湾曲部のような、内部に湾曲部が組み込まれた平面壁中で発生する箇所では、強化部600のような強化部分が含まれる。図23に示す構造中の強化部分600は、側壁が内向きに湾曲する方向とは少なくとも部分的に反対の(例えば、矢印160Eによって示す方向とは少なくとも部分的に反対の)、側壁160から離れる方向に延在する。この強化部分600は、後部および前部側壁部分160Aおよび160Bが軸383から離間するのとほぼ同じ距離だけ長手軸383から外向きに延在する。強化部分はまた、内向き延在部と対称を成すのに十分な距離だけ外向きに延在するように、または外向き延在部と対称を成すのに十分な距離だけ内向きに延在するように形成可能である。強化部分600は、中心160Fのような中心箇所付近の側壁の内向きの撓みを軽減するのを助ける。強化部分は、側壁に対して、したがって側壁の内側表面上の主ローラに対して追加的な構造的強度を与える。より一般的に言えば、強化部分は、内向き湾曲、外向き湾曲、方向の変化等のような壁の幾何学形状が変化するこれらの壁部分に追加的な強度を与える。
繊維スキン中の繊維配向を変更することによって、側壁ばかりでなく、壁用鋸中の他の構造も強化される。平面的な表面のような所与の表面構成では、凸または凹などによって、繊維スキンの負荷支持特性を高めるために、繊維配向の方向を変更することが望ましい。図23に示す実施例では、強化部分が側壁の表面から外向きに延在し、また側壁の円弧下縁部に概ね追従する円弧を辿る。側壁が長手方向に3分割される場合には、円弧強化部分は、後部3分の1部分から前部3分の1部分まで、側壁の中央3分の1部分の全長を差し渡して延在する。
負荷支持繊維スキンの厚みが0.060インチであり、かつ基部接着剤の厚みが0.005インチであるような好ましさを維持する際には、繊維スキンならびに繊維スキンの接合可能な発泡体セグメントおよびインサートのような任意の基部層は、精密公差で設計されることが好ましい。スキンおよび発泡体セグメントに関する他の設計上の特徴を以下でさらに十分に説明する。
往復台のスキンおよび他のハウジング構成要素のスキンは、エポキシ樹脂と共に炭素繊維複合材から形成されることが好ましく、これらのスキンは下表に記載の特徴を有する。スキンは、強度、耐久性、および構造的な完成度を最大限にするように形成されることが好ましい。1実施例では、左スキン384は、スキン沿いの垂直または交差箇所の多くで(図26を参照)J字形断面を有するように好ましく形成される。J字形の右スキン388のような隣接スキンと重複または重ね接合部386が可能になるようにする。それぞれのJ字の長足部が重なりかつ接合され、それぞれのJ字の底部分が側壁を形成する。それぞれのJ字の短足部は、以下でさらに十分に説明するように、下スキンと重なる。スキンの設計に盛り込まれた0.005インチの間隙に適切な接着剤を充填して重ね接合部または他の接合部を接着する。図26〜27に示す実施例では、これらの重ね接合部は、開口部390のような、インサートまたは他の構成要素を受け入れるための開口部が形成されている箇所を除いて、重ね接合部を形成するスキンの横方向に延在するそれぞれの壁周りは実質的に連続している。重なり部分は、状況に応じて可能な限りの範囲まで最大化されることが好ましく、例えば、重ね接合部386が約100%の重なり部分を有する。往復台または他のハウジング上の所与の表面が直線的でなくなる程度まで、スキンの重なり表面に輪郭がつき、それによって構造の完成度を高める。
一般に、本明細書に説明する往復台ハウジングおよび他のハウジングは、組み立てられたとき、接合された材料および表面が、しばしば第2スキンに隣接し、好ましくはそれに重なる第1スキンを含み、それらの間に接着剤が塗布されている複合材構造を形成する。第2スキンは発泡体コア材料の一部に隣接し、接着剤層がこれら2つの間に配置される。さらには、接着剤層391(図25〜27)は外側スキン壁と隣接発泡体壁の間に配置され、さらに接着剤層391は対向スキン壁と隣接発泡体表面の間に配置される。接着剤層391は隣接する発泡体間にも配置される。それぞれの発泡体部分の上表面もまた、それと繊維スキン388の隣接表面との間に接着剤層を含み、接着剤層は中央スキンと左スキンの上部水平表面との間の重ね接合部386の中に配置される。したがって、接着剤層は、発泡体コア部分を包囲しかつ重ね接合部間にも延在して、強度および構造的完成度を与える。機械構成要素を支持するためのハウジングを形成するために、同様の構造が、発泡体、スキン、および重ね接合部の他の組合せによって備わる。接着剤層は0.005インチの厚さであることが好ましい。
図19および20で分かるように、往復台の右側壁160は、右発泡体部分356に接着剤で接合された右スキン388から形成されているばかりでなく、右側スキン388と左側スキン384の間の重ね接合部386の一部からも形成されている(把手および把手取付けブラケットを形成する部分は含まず)。右側壁は、右発泡体部分356の隣接表面に接合する内側スキン392によって内側が取り囲まれている。内側スキン392は、往復台の下側の表面と共形になっている。内側スキン392は、右発泡体部分356の底表面に接合され、かつ右発泡体部分356の内側表面から外側表面に延びる第1下部重ねスキン部分393を含む。右側スキン388の短足部394は、スキン部分393に重なり、かつ接着剤によってそれに接着されている。短足部394は、右側壁160のほぼ全幅、好ましくは全幅の50パーセントから100パーセントの間で、スキン部分393に重なることが好ましい。スキン393および394の重なり部では、スキン394に始まり、次いで接着剤層とスキン393が続き、次いでそれには別の接着剤層と、次ぎに右側発泡体部分の底部が続く、幾層もの構造層が存在する。重なりスキン構造は、右側壁160の全周および左側壁162の全周回りに延在することが好ましい。載台166では、重なりが側面スキンの長足部によって生じるのに対して、下部、前部、および後部周辺部分が、側面スキンと内側スキン392の間に重なり部を設ける。載台のスキン重なり部は、図25に示すように、実質的に載台の全長に延在することが好ましく、この重なりは主として他の構成要素を支持する領域で生じる。
開口部390のような不連続領域では、内側スキン392は、内側に延びて、適切なインサート、例えば、図25〜27に示すインサート376を受け入れる空洞を画定する空洞スキン部分395を含む。図25に示すように、スキン部分395は、左発泡体部分の隣接表面に接着すべき垂直壁および下部重ね部分を含む。下部重ね部分は、インサートを収容するためにスキンの中に形成された短足部開口部に隣接した状態にある短足部領域内で、左側スキン384の短足部隣接表面に接合する。可能な限りの範囲まで、すべてのインサートは隣接表面に接合されるが、それらは繊維強化スキン表面であることが好ましい。これらのスキンは、移行部、湾曲部、かど等を含めて、スキンの領域全体にわたって均一の厚さであることが好ましい。
壁用鋸の往復台の本体層は、右、左、および中間発泡部分356,358、および360のそれぞれから形成されている(図28〜29)。各部分は、発泡体部分およびスキンが、これらの間に接着剤を使用して組み立てられるとき、接着剤用の0.005インチの間隙を設けるために精密公差で機械加工される。したがって、それぞれの発泡体部分は、隣接スキン表面の0.005インチ内側となる寸法に機械加工される。インサートおよび他の構成要素のための様々な開口部が設けられ、かつ側壁湾曲部および強化部分に表面移行部も設けられている。縁部は、スキン表面中の移行部、例えば、かど、湾曲部等に適応するように十分に丸味がつけられている。側面スキンの長足部の挟込みおよび重なり部が、往復台の前部から後部に延びる内側スキンと把手から下向きに延びるスキンに接合かつ接着されるとき、それらに適応するように溝400(図28)が設けられている。重なりの一部が図25で分かる。鋸および他の可動機械は、特に組立体が接着された層を含む場合に、このような繊維複合材と、繊維複合材を支持するための発泡体層または本体を使用して軽量化および強化が可能である。
ベアリング・ハウジング352(図31〜38)は、往復台ハウジングに関して説明したような同様の方法で接着かつ接合された、1つもしくは複数の機械加工された独立気泡発泡体本体層またはコア420、右スキン422、左スキン424、および上部または継ぎ目スキン426を具備することが好ましい。ベアリング・ハウジングはまた、油圧モータを受け入れかつ支持し、さらにウォーム歯車216を収容するための主インサート428を具備する。このハウジングは、主油圧モータ168を支持するための4本の螺旋コイル431または可能であれば浮動ヘッド・インサートを有する油圧モータ取付け台インサート430を具備する。このモータ取付け台は、隣接スキン間、発泡体とインサートの間、および他の表面間で使用されるような接着剤によってベアリング・ハウジング内に取り付けかつ固定することもできる。刃身ガード水準リング歯車インサート432は、リング歯車238(図14)を支持するためにハウジング内に取り付けられる。約0.030インチの壁厚の複合材円筒管434が、左スキン424から右スキン422の外側表面まで延在して、インサート432および油圧モータ取付け台インサート430を支持するのを助けるばかりでなく、油圧モータを支持するのも助ける。管434は、それが、例えば、油圧モータ168に対して間隙を見越して隣接する様々な表面に適応するために、湾曲、切欠き、または切断が可能である。この管はまた、適切な接着剤層によって隣接表面に接着される。ベアリング・ハウジングは底部スキン436も含む。この底部スキン436は、インサートおよび他の構成要素のために設けられた開口部を除いて、ベアリング・ハウジングの実質的に底部表面一面に延在する。スキン、発泡体(または発泡体セグメント)、およびインサートは、接着剤層のために約0.005インチ分を残しておくことを含めて、往復台ハウジングに関する上の説明と同様の方式で形成、構成、および組立を行うことが好ましい。
主インサート428は、底部の移動歯車212(図9)および中間部のウォーム歯車216を受け入れるように構成されたアルミニウム・インサートである。ベアリングは、このベアリングおよびウォーム歯車を主インサート428内部に保持するために、上部にシールを有するインサート上部の下で支持されることになる。底板441はベアリングを支持し、そのベアリングは次ぎにウォーム歯車216を下から支持することになる。
さらには、インサートは、ベアリング・ハウジングを往復台に取り付けるための押さえねじインサート438を具備することができる。螺旋コイル・インサートまたは浮動ヘッド・インサート440も、同様にベアリング・ハウジングを往復台に取り付けるために、底部スキン436を介して底部発泡体420の中に取付け可能である。
図36Aはベアリング・ハウジングの構造を示し、開口部内部に延在してハウジング内に入る刃身ガード水準リング歯車インサート432の一部と、リング歯車をハウジングに固定するための2つの浮動ヘッド・インサートを有する。これらのインサートは、リング歯車を定位置に固定するために接着剤を使用するために割愛可能である。インサート428が図36Aに示され、図36の支持体441が備わっていないが、支持体の使用が意図されているか、またはこのインサートを支持する他の手段の使用が可能である。図36Aはまた、分割された発泡体を示すが、1つの部分がスキン424の下にあり、かつ別の部分がスキン422の下にあり、これらの2つの部分は、ハウジングのほぼ中心線で接着されている。第3の部分が、図36Aで分かるように右側に延在する。
移動ハウジング354は、移動歯車インサート442(図39Dおよび39G)と、このインサート442周りの移動ハウジング発泡体444を具備することが好ましい。この発泡体は、ベアリング・ハウジング内の押さえねじインサート448(図42B)によって固定具450を受け入れるための固定具インサート446を具備する。移動モータ取付け台も発泡体の中に取り付けられ、接着剤で固着される。右スキン452および左スキン454は、往復台ハウジングに関する上の説明と同様の方式で発泡体およびインサートに接着される。
本明細書に説明する壁用鋸は、様々な隣接構成要素、例えば、歯車箱のラダー式またはレイヤー式組立方式による利点を有する。このような配置によって、構成要素は、それらのすべてに通した固定具よってこれらの構成要素を同時に結合しなくても組立が可能となる。壁用鋸では、これを幾つもの方法で実現することができる。1つの構成では、第1および第2の隣接構成要素を互いに接合し、他方で第2および第3の隣接構成要素を固定具によって結合することができる。さらには、繊維強化スキンおよび/または隣接発泡体層によって備え得るような広い負荷支持表面と組み合わせて接着剤を使用すると、固定具のみを使用する場合には必ずしも利用可能とは限らない広い拡張領域一面に負荷を分散させることができる。しかし、繊維強化スキンおよび/または隣接発泡体層の中に接着されたインサートを併用して固定具を使用することによって利点を得ることができる。
歯車箱146は、本実施例では内側部分460、介在または中間部分462、および外側部分464を有するハウジング組立体234を具備する。ハウジングは、鋸刃身駆動歯車ならびにベアリングおよびシールばかりでなく、刃身ガード水準歯車列、ベアリング、およびシールを支持する。1実施例では、部分460、462、および464が、固定具のための金属インサートおよびベアリング組立体、シール等のための金属インサートを支持するための、内側発泡体部分、中間発泡体部分、および外側発泡体部分のような複合材スキンが被覆された発泡体部分から形成可能である。固定具は、それぞれのインサートに係合して3つの部分を組み立てかつ結合する。インサートおよび発泡体は、往復台ハウジングに関する上の説明と同様な方式で適切な接着剤によって互いに接着される。
各部分は、他のハウジングに関する上の説明と同様な方式で複合材組立体として形成可能である。内側部分460は、発泡体コアから形成され、かつ複合材スキンによって被覆される。1実施例では、内側部分460上のスキンが2重複合材スキンであり、別の実施例では、内側部分460が0.060インチのスキン厚さのほぼ2倍である。先のハウジングに関する場合と同様に、発泡体コアは、取付けブラケット232のような金属インサートと、対応するベアリング組立体を受け入れるためのベアリング支持体を受け入れるように望ましい形状に切削または切断される。インサートは、適切な接着剤層によって内側部分460の中に接着される。
中間部分462もまた、それぞれの金属インサートを受け入れるために切削された発泡体コアを被覆する複合スキンから形成可能である。これらのインサートは、それぞれにベアリング組立体、シール、または他の構造を受け入れる。複合材スキンおよび発泡体は接着剤で接合され、インサートは中間部分に接着剤で接合される。外側部分464は、同様の方式で、切削された発泡体コアを利用し、インサートをそれぞれの穴の中に接着し、かつ組立体を複合材スキンによって被覆することによって形成される。
別法による構成では、中間部分は、対応するベアリング組立体、シール、および他の構成要素を受け入れるために望ましい形状および構造を有するように、本明細書で言及したアルミニウムのような軽量金属を機械加工することによって形成可能である。次いで、内側、中間、および外側部分を対応する歯車列、ベアリング、シール、および他の構成要素と一緒に、最終的な歯車箱組立体として組み立てることができる。
多重ハウジングの別の実施例では、歯車箱234(図40および41)の形態にあるハウジングを3つのセグメントまたは部分から組立て可能であり、これらの部分の1つは、ベアリング・ハウジングによって支持されたハブ・インサート232に取付け可能である。ハブ・インサート232は、中間部分462を支持する内側部分460を支持し、この中間部分は、次ぎに外側部分464を支持する。歯車箱234は、鋸刃身を支持しかつそれを駆動する役割を果たし、また刃身ガードを支持しかつ制御する。以下に説明する歯車箱の実施例では、外側部分および中間部分をハブ・インサート232に取り付ける固定具が備わっていない。その代わりに、構成要素がラダー式配置によって相互に固定されている。
これらの部分の1つまたは複数の部分は、保守のための脱着時に損傷を受けたりまたは弱化したりする恐れがある複合繊維強化スキンを含む。外側部分464の脱着をさらに容易にするために1本または複数の分離ボルト500を具備することができる。ボルト500は、これらのボルト500が中間部分に螺入されると、外側部分464が中間部分から分離して持ち上がるように中間部分462に対接して着座させることができる。同様に1本または複数の分離ボルトを中間部分と内側部分の間に収容して、このような2つの部分の分離をさらに容易にすることが可能である。
ハブ・インサート232は、ベアリング・ハウジング内の嵌合わせ構成要素と相互に嵌合するための第1表面502を具備する。この第1表面502は、ハブ・インサートの周辺回りに延在しかつ外表面506(図43)および径方向接合表面508(図46)を有するフランジ504まで、径方向に外向きにかつ下方に延在する。径方向接合表面は、下でさらに十分に説明するように、接着剤によって内側部分460上の隣接表面に接合する。ハブ・インサートは、同様に内側部分460に係合するためのボス510を具備する。ボス510と、このボスの外側のハブ・インサートの一部は、ハブ・インサートが歯車箱に対して回転する恐れを最小限にするために、偏心しているかまたは少なくとも非円である。このボスは、内側部分460の隣接部分と接合するために、ハブ・インサート周りに完全に延在する周囲表面512を具備する。シャフト240(図18)は、軸514と同軸であり、ハブ・インサートの偏心部分中の開口部を貫通する。
支持壁516は、ボス510からかなりの距離を隔てて歯車箱の中に延在する。この支持壁516は半円形であり、支持壁516の周囲は歯車箱中の隣接壁に接合可能である。支持壁516の内側には、固定具が、中間部分からベアリング・ハウジング内の取付け表面235(図13〜14)のねじ山付き部分まで貫通できるように、支持壁516に取り付けられた複数のシャフト518が具備されている。
内側部分460(図45および46)は、ハブ・インサートと中央部462の間でサンドイッチ状に挟まれ、幾つもの炭素繊維スキンと独立気泡発泡体本体を含む。内側部分は、平面的な表面522と周囲表面524を有する内側スキン520を有し、平面的な表面522および周囲表面524は、発泡体本体466の隣接表面周りに延在する。内側部分はまた、平面的な表面528、周囲表面530、および内部リム表面532を有する外側スキン526を有し、平面的な表面、周囲表面、および内部リム表面は、発泡体本体の対応表面に隣接して延在する。輪郭または内部スキン534は、この内部スキン534に対して相補的な輪郭を有する、発泡体本体466中の内部空洞の中に位置する。往復台に関する場合と同様に、発泡体本体466は、この発泡体本体と隣接スキンの間に接合剤のために0.005インチの間隙を見越すように構成かつ寸法決めされる。ベアリング・ハウジング側から鋸刃身側に達する発泡体本体の幅は、好ましくは炭素繊維スキンの撓みを最小化するのに十分大きく、かつ好ましくは負荷を炭素繊維スキン一面に分散させるのを助けるように大きな表面積を追加する。この幅を増大させるための考慮には、ベアリング・ハウジングに対して鋸刃身によって生成されるモーメント・アーム、関連負荷の発生、および機械のサイズ全体の増大が含まれる。材料費も重要な要素になり得る。
発泡体本体466はまた、以下でさらに十分に説明するように、浮動ヘッド・インサート538を受け入れるための空洞536を含む。発泡体本体はまた、内側、中央、および外側部分を適切に位置合わせするための位置決めピン542用の空洞540を含む。浮動ヘッド・インサート538および位置決めピン542を収容するために、穴が外側スキン526の中に形成される。
2つ以上のスキンが、大きな重なりを設けるために構成される。例えば、内側スキン周囲壁524は、可能な限り多くの外側スキン周囲壁530と重なり、発泡体インサート466の幅の50パーセントから100パーセントの間であることが好ましい。さらには、外部スキン526上の内部リム表面532と隣接する内部スキン534の間の重なりは、発泡体インサート466の隣接壁長さの10パーセントよりも大きいことが好ましく、その長さの50パーセントであり得る。別の領域では、ハブ・インサート周囲壁516と内側スキン隣接壁の重なりは、周囲壁516の長さの50パーセントから100パーセントの間であることが好ましい。
さらには、接着するために利用可能な相互に隣接する構成要素領域は、強度を高めかつ可能な限り表面全体にわたって負荷を分散させるように最大化されることが好ましい。
チタン、アルミニウム、または他の最小限の反応性材料から形成されたベアリング・インサートは、中間部分462の中に形成された相補的なベアリング表面を併用してそれぞれのベアリングを支持するために、内部スキン534の中に挿入される。第1ベアリング・インサート544は、シャフト240(図17)用の1つのベアリングを支持し、第2ベアリング・インサート546は歯車262(図15)用のベアリングの1つを支持する。第3ベアリング・インサート548は、鋸刃身シャフト用のベアリング268(図19)を支持する。それぞれのベアリング・インサートは、内側スキン534の対応する隣接表面に接着するための外側周囲表面とリム表面を具備する。
内側部分460は、発泡体本体466の対応する表面上に外部スキン526を配置することによって適切な表面上に接着剤を使って組み付けられる。次いで、この組立体は内側スキン520の内部に配置され、内部スキン534は発泡体本体の内部と内側リム表面532の内側に配置される。次いで、ベアリング・インサートが内部スキン534の中に挿入され、インサート538および542が取り付けられて定位置に接合され、さらにハブ・インサート232が内部スキン534の隣接表面と定位置に接合される。ハブ・インサートの周囲壁516は、一担組み付けられたら、ハブ・インサートと中間部分462の間の内側部分460の負荷または事前圧縮が多少許容されるように、中間部分の隣接表面から約16分の1インチほど外部スキン526の外部表面528から離間されることが好ましい。事前負荷によって、ハブ・インサートの周囲表面と内部スキンの間の接着剤による接合がたとえ望ましいほど強くなくても、歯車箱の確実な取付けが向上する。ガスケット550は外部スキン526上に配置され、それぞれの側には、外部スキン526と中間部分462に接着するために適切な接着剤が塗布されている。次いで、中間部分は、インサート542中の位置決めピンの助けによって内側部分上に取り付けられる。
歯車箱の部分を互いに固着するために、または歯車箱をベアリング・ハウジングに取り付けるために、固定具が歯車箱全体に完全に通されていないことは明らかである。さらには、中間部分462のかなりの部分は、内側部分460のみに固着されているだけであり、またハブ・インサート232に隣接する中間部分462の一部は、ベアリング・ハウジングのみに固着されているだけである。ハブ・インサートは内側部分460に接合される。このようなラダー式取付け構造は、歯車箱およびベアリング・ハウジングに広がる表面全体にわたって集中負荷を分散させる。この組立体は剛性で確固としたものになる。ラダー式取付け配置はまた、ハブ・インサートと内部スキン534の間の実質的な接着ばかりでなく、スキン間、スキンと発泡体インサートの間、および発泡体インサートと内部スキンの間の他の接着箇所によっても補助される。さらには、発泡体インサートの大きな幅によって、炭素スキンの実質的な重なりが可能になり、それによって構造の完成度が高まる。固定具を受け入れかつ固定するためにインサートを使用することもラダー式取付け配置の有用性に寄与する。
鋸刃身駆動列は、歯車、ベアリング、シャフト、および関連構成要素を含めて、内部スキン534と中間部分462の間に組み付けられかつ支持されている。刃身ガード歯車列は、中間部分462と外側部分464の間に組み付けられている。潤滑油が、歯車を潤滑するために中間部分462全体にわたって循環する。
外側部分464は、内側繊維スキン552および外側繊維スキン554を具備し、これらの間に発泡体層556をサンドイッチ状に挟む。内側スキン552は、平面的な表面558、周囲表面560、および内側リム表面562を具備する。外側スキン554は、平面的な表面564および周囲表面566を具備する。外側スキンの周囲壁566は内側スキン552の周囲壁560の上に延在しかつそれに接着し、リム562の外表面は、発泡体556の内側表面568に接着する。シール・リング570は、リム572および壁562の内側表面の内部に延在しかつそれに接着するための円筒形表面574を具備する。押さえねじインサート576は、ハブ・インサート、内側部分、および中間部分をベアリング・ハウジングに取り付けた後で、ガスケット578を介して外側部分を中間部分に取り付けるために、押さえねじ(この実施例では8本)を受け入れるために、発泡体層556中に機械加工した穴の内部にそれぞれ挿入される。ガスケットは、Garlock(登録商標)として知られるプラスチック材から形成されることが好ましい。
外側部分464もラダー式構造による恩恵を受ける。外側部分を隣接する中間部分に取り付けることによって、外側部分をハブ・インサートにまたは別様にベアリング・ハウジングに取り付ける必要がなくなる。
固定具のインサートは、幾つもの方法で様々な構成要素の中に固定可能である。1実施例では、図42に示すように、浮動ヘッド・インサート538が、発泡体インサート466中に形成した空洞580の中に位置決めされている。この空洞580は、発泡体材料をスキン526中の穴582の直径まで除去することによって、スキン526の表面の下側でより大きな直径まで追加的に材料を除去する際に作製される。浮動ヘッド・インサートは、空洞580の底に隣接する下部リム584と、インサートの本体588の直径よりも大きくかつスキン526と面一で位置決めされている上部リム586を具備する。上部リム586は、スキン526の厚さと同じ厚さであることが好ましい。次いで、インサートを定位置に固定するために固化接着剤が機械的にインサートとスキンに係合するように、空洞には、この空洞の中を固めるために接着剤が充填される。空洞は1つまたは複数の穴590を介して充填される。適切な固定具が、内穴592と、中間部分462の中に形成された皿穴594を介してインサートに螺入される。接着剤は、スキンおよび発泡体インサートを接着するために使用される接着剤と同じであることが好ましい。鋸中の他の浮動ヘッド・インサートも同様の方法で固定される。
押さえねじインサート576は、発泡体層556中に形成した空洞中にかつスキン552と564の間に接着剤によって定位置に接着され得る。押さえねじは、インサートを貫通して中間部分462中に形成した穴596に螺入される。
可動機械、例えば、鋸および壁用鋸に対応する、さらに様々な本方法と装置の特徴および特徴の組合せを考慮すると、本機械は、強化繊維とプラスチックの複合材から形成された1つまたは複数の構成要素を有することができよう。これらの繊維は、本明細書で特定した炭素繊維または他の繊維であり得る。これらの構成要素はまた、本体層に被覆されたスキンとしての複合材によって形成可能である。本体層は、複合材またはプラスチック、例えば、発泡体、独立気泡発泡体、ハニカム・プラスチック、プラスチック・シート、または他の材料であり得る。スキンは、例えば、本明細書で特定された接着剤を使用して本体層に接合可能である。本体層は、部分に分割して形成可能であり、これらの部分は、例えば、接着剤を使用して接合可能である。本体層は、その形状がスキンまたは他の複合材層の形状と共形となるように、形成、成形、または別様に構成可能であることが好ましい。本体層は、本体層とスキンの間に接合剤を受け入れるための均一な間隙を設けるように構成可能である。炭素繊維スキンおよび高密度独立気泡発泡体本体層では、この間隙が0.005インチであり得る。
以上のいずれかまたはすべてに加え、個々のまたはその多くの組合せにおいて、複合繊維強化プラスチックから形成された構成要素を有する可動機械は、プラスチックの幾つかの部品またはスキンから形成可能である。スキンの縁部分は、強度および構造上の完成度を高めるために重ね合わされかつ接合される。構成要素の幾つかの表面に沿って、この重なりは、表面の一方の寸法における少なくとも50パーセントであり、かつ表面の両方の寸法にわたって少なくとも50パーセントである。幾つかの表面に沿って、重なりは、50パーセントよりも大きく、75パーセントから100パーセントの間である。本体層がスキンを支持する場合は、スキンを本体層に接合し、かつ第2スキンの一部を第1スキンに接合することによって、構成要素中に追加的な支えが備わる。接着剤層を有し、それにスキン層が続き、さらに別の接着層とスキン層が伴う発泡体本体層は、構成要素に強度を追加する。さらなる接着層およびスキン層が強度を追加する。スキン層の厚みを増やすことも強度を追加する。繊維強化スキンに8ハーネス・レイアップ法を用いると、構成要素に大幅な強度および支えが備わるが、より複雑ではないハーネスを使用することも可能である。
以上のいずれかまたはすべてに加え、個々のまたはその多くの組合せにおいて、複合繊維強化プラスチック・スキンから形成された構成要素を有する可動機械は、平坦な平面に対して内向きおよび/または外向きのスキン表面湾曲を有することによって強化可能である。幾何学的形状の変化は、負荷が平面沿い以外の方向で生じ得る表面に強度を与える。壁用鋸の往復台では、往復台の側壁は、一端から外向きに湾曲し、次いで内向きに湾曲して、この壁によって同様に支持されている構成要素にも追加的な支えを与える。この壁は、軌道または他の表面に沿って往復台の支持および動きを助ける、ローラ、ベアリング、または他の構成要素を支持し得る。往復台の側壁はまた、内向きに湾曲後、再び外向きに湾曲し、次いで第1端に対向する第2端まで内向きに湾曲する。往復台壁の表面中の幾つもの湾曲に加えてまたはその代わりに、幾何学的形状の1つまたは複数の変化を有する強化部分を壁の平面的な表面に組み込むことができる。例えば、強化部分は、その表面の中に外向きの隆起または内向きに延在する凹部であってもよく、また強化部分は幾つもの湾曲を有してもよい。これらの幾つもの湾曲は、一方向に延在する第1湾曲部および異なる方向に延在する第2湾曲部から生じてもよい。さらには、所与の湾曲部が直線的に延在可能であるし、またはそれが往復台壁の表面に沿って進むにつれて、それ自体が湾曲することも可能である。1実施例では、強化部分は、壁の垂直高さ未満の垂直距離および壁の水平長さ未満の水平距離だけ壁の表面から外向きに延在し、強化部分が壁に沿って円弧を辿る。
以上のいずれかまたはすべてに加え、個々のまたはその多くの組合せにおいて、可動機械、例えば、壁用鋸は、繊維強化プラスチックから形成される少なくとも1つの構成要素を具備し、1つまたは複数のインサートが、その強化プラスチックによって支持されている。これらのインサートは、例えば、本明細書で論じた接着剤を使用し、かつ0.005インチの層として使用することによって、プラスチックに接着可能である。インサートは、アルミニウム、チタン、または他の適切な構造でよく、さらに本明細書で開示した材料と同じ方式で硬質陽極酸化または処理可能である。インサートは、このインサート周りおよび強化プラスチックの下に固化プラスチックを射出することによって定位置に固着可能である。インサートを使用して固定具を固着することが可能であり、またインサートは、浮動ヘッド・インサート、螺旋コイル・インサート、押さえねじインサート、持上げもしくは分離インサート、または他のインサートであり得る。インサートは、発泡体本体によって支持された強化プラスチック・スキン中に形成した穴の中に接着剤によって固着可能である。インサート、例えば、浮動ヘッド・インサートは、スキン下側の発泡体の一部を除去した後に、スキンの下の発泡体中に形成された空洞中に挿入可能である。インサートは、スキン表面と面一の上部リムと、固化プラスチックをインサートに確実に係合させる、リム下の表面構成を有する。次いで固化プラスチックを空洞中に射出してリムとスキンの両方の下側を固化する。インサートはまた、スキンおよび/または発泡体の中にインサートを固着するのを助けるために表面不連続部を備え得る。インサートは、より強力な接合が望ましい方向、例えば、より大きな負荷に遭遇する方向に表面積が増加するように構成可能である。インサートはまた、ベアリング、ローラ、および他のハードウェアを受け入れかつ支持するために、スキンおよび/または発泡体に接合可能である。
以上のいずれかまたはすべてに加え、個々のまたはその多くの組合せにおいて、可動機械、例えば、壁用鋸は、往復台、モータ取付け台またはベアリング・ハウジングまたは歯車箱または複合繊維強化プラスチックおよび/もしくは発泡体のような本体層から形成された他の駆動機構のためのハウジングのいずれかまたはすべてを有し得る。鋸を軌道上に支持するための往復台は、表面湾曲もしくは強化部分を備えるかまたは備えていない複合スキンおよび発泡体から形成可能であり、さらに固定具、ローラ、または他の構成要素のためのインサートを具備し得る。ベアリング・ハウジングは、インサートを支持するための複合スキンおよび発泡体から形成可能であり、これらのインサートは、次ぎに固定具、および歯車、ベアリング、シャフト、油圧モータを含むモータのような構成要素ばかりでなく、本明細書で説明した他の構成要素も受け入れる。移動ハウジングもインサートを支持するために複合繊維強化プラスチックおよび発泡体部分から形成可能であり、これらのインサートは、次ぎに固定具、および歯車、ベアリング、シャフト、油圧モータを含むモータのような構成要素ばかりでなく、本明細書で説明した他の構成要素も受け入れる。歯車箱は、複合スキンおよび発泡体ばかりでなく、歯車、ベアリング、シャフト、および鋸刃身のような機械工具を動作させるための他の構成要素を支持するためのインサートからも形成可能である。
以上のいずれかまたはすべてに加え、個々のまたはその多くの組合せにおいて、可動機械、例えば、壁用鋸は、動力伝達機構、例えば、歯車箱を有し得るが、それは、歯車箱の1つの部分に入力を有し、かつ歯車箱の別の部分に出力を有し、その場合に歯車箱は入力部分で支持されている。説明した実施例では、歯車箱は入力部分のみで指示されている。歯車箱は、第1側と第2側を有することが可能であり、入力部分は第1側にあり、かつ出力部分は第2側にあり得る。このような動力伝達機構の構成は、本明細書で説明した歯車箱を含めて、多重部分から形成可能である。これらの部分の1つまたは複数の部分は、複合繊維強化プラスチックから形成可能であり、さらに本明細書で説明したように、独立気泡発泡体を含めて、プラスチック本体部分も含み得る。第1および第2部分は互いに固着され、第3部分は、この第3部分を第1部分に固着する必要もなく、他方の2つの部分の一方に固着可能である。この動力伝達機構は、第2部分または第3部分を別個にまたは別々に支持する必要がなく、第1部分によって支持可能である。これを本明細書ではラダー式配置と呼ぶ。第1部分は、発泡体本体層に接着されるか、またはそれをサンドイッチ状に挟む1つまたは複数の繊維強化スキンの組合せから形成可能である。第1部分は、本明細書で説明した壁用鋸中のベアリング・ハウジングに歯車箱を取り付けるためのハブ・インサートである入力支持要素によって支持可能である。第2部分は、機械、すなわち、本実施例ではベアリング・ハウジングによって、固定具を介して支持可能である。歯車箱中の第2部分は、歯車、シャフト、およびベアリングを支持する。第3部分は、発泡体本体層に接着されるか、またはそれをサンドイッチ状に挟む1つまたは複数の加工物繊維強化スキンの組合せから形成可能である。第3部分は、第2部分によって支持され得る。
以上のいずれかまたはすべてに加え、個々のまたはその多くの組合せにおいて、可動機械、例えば、壁用鋸は、動力伝達機構を有し得るが、少なくとも1つのハウジングは複合繊維強化プラスチックから形成され、さらに動力伝達装置支持部分も同様に複合繊維強化プラスチックから形成される。動力伝達装置支持部分はインサートを支持し、そのインサートは、次ぎにベアリング、歯車、シャフト等を支持することができる。動力伝達装置支持部分は、これらのインサートに接着するために利用可能な大きな表面積を有する。動力伝達装置支持部分は、繊維強化プラスチックから形成されたハウジング部分のようなハウジング部分に接着するために利用可能な大きな表面積を有する。どちらの場合も、このような大きな表面積は、所与の表面を所与の方向により大きな距離だけ拡張することによって、例えば、動力伝達装置支持部分の側壁を広げ、長くし、または深くするように拡張することによって設けることができる。別の実施例では、接合領域を増やすために接合表面を湾曲させるか、または表面突出物を設けることによって、大きな表面積を設けることができる。本壁用鋸では、動力伝達装置支持部分は、隣接表面に接合するために利用可能な大きな量の表面積を有する内部スキン534によって設けられる。動力伝達装置構中の構成要素の強度は、繊維強化プラスチック・スキンの重なりおよびその接合によって高めることも可能である。
以上のいずれかまたはすべてに加え、個々のまたはその多くの組合せにおいて、可動機械、例えば、壁用鋸は、複合繊維強化プラスチックから形成された1つまたは複数の構成要素を有し得る。この繊維強化プラスチックには、被膜などによる紫外線防護が含まれ得る。繊維強化プラスチックと接触する構成要素は、電食作用を最小限にする低反応性材料から形成されることが好ましい。さらには、少なくとも1つの部分が複合繊維強化プラスチックを含む、組み合わされた多重部分では、構成要素の分離をさらに容易にするために、分離または持上げボルトを具備し得る。インサートが使用され、かつその回転が望ましくないインサートは、このインサートの回転を最小限にするかまたは防止するために、表面不連続部、突出部、または他の偏心表面を含むことができる。
以上の特徴の1つ、複数、またはすべてを組み込む壁用鋸では、往復台が、発泡体本体を被覆する複合強化プラスチックから形成される。これらのプラスチックおよび本体は、接合剤のための間隙を設けるように構成される。インサートが、固定具、ベアリング、または他の構成要素を受け入れるために、往復台の中に含まれる。大きな負荷に遭遇するインサートは、接合のために利用可能な増大された表面積を有する。可能な繊維材料、接着材料、およびインサート材料が開示されている。往復台は、この往復台を強化するために、強化部分と湾曲表面の少なくとも一方を含むように構成される。
以上の特徴の1つ、複数、またはすべてを組み込む壁用鋸では、歯車箱は、刃身ガードが被加工物表面に対して所与の刃身深さ範囲にわたって同一水準に留まるように鋸構成要素と結合されている。刃身ガードは、刃身が被加工物表面と接触している間、水平状態に留まる。これは、1対−1の歯車比を有する歯車列によって実現可能である。壁用鋸では、働きが異なる第1および第2歯車が、同軸上、入れ子シャフト上、または第1歯車が、第2歯車を支持するためのシャフトを受け入れる中空シャフトによって支持される箇所で支持可能である。
以上の特徴の1つ、複数、またはすべてを組み込む壁用鋸では、歯車箱が、この歯車箱の1つの部分で支持されかつその部分に入力を有し、さらに歯車箱の別の部分に出力を有しかつその部分で鋸刃身シャフトを支持する。例えば、第1および第2部分は歯車箱の対向端にある。それらはまた歯車箱の対向側にある。歯車箱は、複合強化プラスチックを有する1つまたは複数の部分から形成可能である。歯車箱はラダー式支持配置を組み込むことができる。歯車箱は、この歯車箱中の歯車を支持するための広い表面積スキンを組み込むことが可能であり、さらにスキンは、接合のための表面積を増やすために広い表面積および/または湾曲表面を有し得る。
複合材料の典型的な仕様は以下を含む。

繊維
種別 3K−135−8ハーネス
繊維単位面積重量 366+/−14g/m
1インチ当たりヤーン 24X23
ヤーン寸法 3000フィラメント
織り様式 8ハーネス・サテン

繊維
材料 炭素
フィラメント数 3000
引張り強さ(ksi) 512
引張り係数(ksi) 33.4
伸び% 1.5
降伏g/1000m 198
密度g/m 1.76

樹脂
材料 エポキシ樹脂
密度(g/cc) 1.2290
ガラス転移点(G”DMA曲線から、F) 270.00
引張り係数(ksi) 440.00
引張り強さ(ksi) 10.70
破壊伸び(%) 4.00
24時間湯沸後のガラス転移点F 169.00
吸水率% 3.90

接着剤 エポキシ樹脂
重ね剪断強さ 放射線透過試験 4700.00psi
重ね剪断強さ 試験法250 3000.00psi
引張り特性@放射線透過試験 6000.00psi
引張り特性@試験法225 3000.00psi
引張り伸び@放射線透過試験 3.10%
引張り伸び@試験法225 3.7%
圧縮特性@放射線透過試験 10000.00psi
圧縮特性@試験法225 3700.00psi
圧縮弾性率@放射線透過試験 300000.00psi
圧縮弾性率@試験法225 200000.00psi

発泡体
材料 独立気泡ポリウレタン発泡体
温度域 −320から+275
熱膨張率 3.5x10−5 in/in/F
独立気泡発泡体含有率 96%
熱伝導率(BTU/HR−ft−F/in) 0.302
ポアッソン比 0.3
ショアー硬さD 4 lbs/ft 5.4
ショアー硬さD 40 lbs/ft 73
磨き破砕度@4 lbs/ft 22%
磨き破砕度@40 lbs/ft 0.16%
吸水率% 0.028 lbs/ft
誘電率 1.4@20 lbs/ft
圧縮強さ 平行 712psi
圧縮強さ 垂直 578psi
圧縮強さ 平行250°F 281psi
圧縮強さ 垂直250°F 190psi
圧縮弾性率 平行 放射線透過試験 22203psi
圧縮弾性率 垂直 放射線透過試験 14875psi
圧縮弾性率 平行250°F 11853psi
圧縮弾性率 垂直250°F 8060psi
剪断強さ 放射線透過試験 420psi
剪断弾性係数 放射線透過試験 6400psi
引張り強さ 放射線透過試験 570psi
引張り係数 放射線透過試験 20785psi
曲げ強さ 放射線透過試験 864psi
曲げ率 放射線透過試験 28220psi
密度 0.0056 lb/in
以上のように本発明の幾つかの例示的な実施を説明してきたが、本発明または本明細書で論じた考えから逸脱することなく、様々な変形および変更がなされ得ることは明らかである。このような変形および変更は、以上に明示的には説明されていないが、しかしながら本発明の趣旨および範囲内であることが意図されかつ含意されている。したがって、以上の説明は例示のみを意図するものである。
図1は、本発明の1つまたは複数を組み込むことができる可動機械の1実施例を表す壁用鋸を示す模式的な等角図である。 図2は、軌道上にある従来の壁用鋸の正面左側を示す等角図である。 図3は、本発明の幾つかの態様を組み込む壁用鋸の1実施例の右側および後部を示す等角図である。 図4は、図3の鋸の左側および後部を示す等角図である 図5は、図3の鋸の右側と後部を示す等角図であり、鋸の動作構成要素とハウジング構成要素は実際には示されていない。 図6は、図3の鋸の左側および正面を示す等角図であり、鋸の動作構成要素とハウジング構成要素は実際には示されていない。 図7は、図3の鋸の動作構成要素の一部を示す後部正面図である。 図8は、図7の上方右後部を示す等角図である。 図9は、図3の移動駆動組立体および刃身駆動組立体の上方左後部を示す等角図である。 図10は、図3の鋸の歯車箱および刃身ガード支持体の右側を示す等角図である。 図11は、図3の鋸の歯車箱の動作構成要素の一部の右正面を示す等角図である。 図12は、図3の鋸の刃身を駆動しかつ刃身高さを位置決めするための駆動シャフトおよび歯車列の右後部を示す等角図である。 図13は、図12の駆動シャフトおよび歯車列の下方左側を示す等角図である。 図14は、図12の駆動シャフトおよび歯車列の左後部側を示す等角図である。 図15は、図3の鋸の歯車箱のシャフトおよび歯車列の右後部を示す等角図である。 図16は、図3の鋸の鋸刃身を駆動しかつ刃身高さを位置決めするための駆動シャフトおよび歯車列の下方右側後部を示す等角図である。 図17は、歯車箱ハウジングの模式図中に位置決めされている鋸刃身および刃身ガード歯車列および刃身駆動シャフトの下部を示す等角図である。 図18は、図17に示した組立体の下方部分を示す拡大図である。 図19は、鋸駆動シャフトおよび刃身フランジを示す拡大および部分断面図である。 図20は、鋸刃身駆動シャフトを示す横断面および等角図である。 図21は、共通のシャフト上に支持されている鋸刃身駆動歯車および刃身高さ位置決め歯車を示す等角および部分断面図である。 図22Aは、図3の鋸のハウジングの上方右側を示す等角図である。 図22Bは、図22Aのハウジングを示す後部平面図である。 図22Cは、図22Aの往復台を示す左側正面図である。 図22Dは、図22Aのハウジングを示す底部平面図である。 図23は、図3の鋸で使用するための往復台の右側後部を示す等角図である。 図24は、図23の往復台の上平面図である。 図25は、図23の往復台の垂直長手断面図である。 図26は、線26−26に沿って取った図24の往復台を示す垂直横断面図である。 図27は、線27−27に沿って取った図24の往復台を示す垂直横断面図である。 図28は、図23の往復台で使用するための発泡体組立体の上部右側を示す等角図である。 図29は、図28の発泡体組立体の下方右側正面を示す等角図である。 図30は、図23の往復台のインサートの上方右側後部を示す等角図である。 図31は、図3の鋸のベアリング・ハウジングの上方右側正面を示す等角図である。 図32は、図31のハウジングの上平面図である。 図32Aは、図32の線32A−32Aに沿って取った図31のハウジングを示す断面図である。 図33は、図31のハウジングの底面および右側を示す等角図である。 図34は、図32のハウジングを示す左側正面図である。 図35は、線35−35に沿って取った図32のハウジングを示す垂直横断面図である。 図36は、線36−36に沿って取った図32のハウジングを示す垂直横断面図である。 36Aは、図32のハウジングの別法による形態を示す垂直横断面図である。 図37は、図31のベアリング・ハウジングの水平長手断面の下部右側を示す等角図である。 図38は、図31のベアリング・ハウジングの水平長手断面の下部右側を示す等角図である。 図39Aは、図3の鋸の移動ハウジングの左後部を示す等角図である。 図39Bは、図39Aの移動ハウジングの下部右後部を示す等角図である。 図39Cは、図39Aのハウジングを示す前部正面図である。 図39Dは、図39Aのハウジングを示す左側正面図である。 図39Eは、線A−Aに沿って取った図39Dのハウジングを示す垂直横断面図である。 図39Fは、図39Aのハウジングを示す上平面図である。 図39Gは、線B−Bに沿って取った図39Fのハウジングを示す垂直長手断面図である。 図40は、図3の鋸の歯車箱の下部右を示す等角図である。 図41は、図40の歯車箱の左前部を示す等角図である。 図42は、図40の歯車箱の鋸刃身駆動シャフト出力部分を通過する部分横断面図である。 図43は、図40の歯車箱を通過する長手断面図である。 図44は、図40の歯車箱の鋸刃身駆動シャフト出力部分を通過する横断面図である。 図45は、図40の歯車箱のハウジング構成要素を示す分解組立図である。 図46は、図40の歯車箱の、図45に示したハウジング構成要素の一部を示す拡大図である。

Claims (73)

  1. モータと、機械加工用工具を駆動するために前記モータに連結されたシャフトと、前記モータに隣接するハウジングとを有する可動機械であって、前記ハウジングが強化繊維とプラスチックの複合材から形成される、可動機械。
  2. ハウジングが前記複合材に隣接する発泡体コアを含む、請求項1に記載の可動機械。
  3. 前記発泡体が独立気泡発泡体である、請求項2に記載の可動機械。
  4. 前記発泡体が少なくとも90%独立気泡である、請求項3に記載の可動機械。
  5. 前記発泡体コアと前記複合材との間に接着層をさらに備える、請求項2〜4のいずれかに記載の可動機械。
  6. 前記発泡体コアが、接着層で接合された、発泡体コアの少なくとも2つの部分を含む、請求項5に記載の可動機械。
  7. 前記ハウジングに接合されたインサートをさらに備える、請求項1〜6のいずれかに記載の可動機械。
  8. 前記インサートが固定具を受け入れるように構成された金属インサートである、請求項7に記載の可動機械。
  9. 前記インサートがローラ組立体を受け入れるように構成された金属インサートである、請求項7に記載の可動機械。
  10. インサートがベアリング組立体を受け入れるように構成された金属インサートである、請求項7に記載の可動機械。
  11. モータと、出力シャフトと、歯車支持体要素と、歯車組立体であって、前記モータと前記出力シャフトとの間の第1歯車、第2出力要素、および前記第2出力要素に結合された第2歯車を含み、前記第1歯車および前記第2歯車が前記同じ歯車支持体要素によって支持されている、歯車組立体と、を含む可動機械。
  12. 前記可動機械は、前記第1歯車が前記歯車支持体に取り付けられ、前記可動機械は、前記第1歯車支持体と同軸の第2歯車支持体をさらに備え、前記第2歯車が前記第2歯車支持体に取り付けられている、請求項11に記載の可動機械。
  13. モータと、前記モータを支持しかつ複合材から形成されたハウジング壁とハウジング壁に隣接する独立気泡発泡体を有するハウジングと、を有する可動機械。
  14. 前記独立気泡発泡体が前記ハウジング壁に接合されている、請求項13に記載の可動機械。
  15. 前記可動機械は、第2ハウジングをさらに備え、前記独立気泡発泡体が前記第1ハウジング壁と前記第2ハウジング壁との間にサンドイッチ状に挟まれ、前記可動機械は、前記発泡体と前記ハウジング壁の一方の間に接着層を含む、請求項13〜14のいずれかに記載の可動機械。
  16. 前記独立発泡体が少なくとも80%独立気泡である、請求項13〜15のいずれかに記載の可動機械。
  17. 前記複合材が炭素繊維とエポキシ樹脂の複合材である、請求項13〜16のいずれかに記載の可動機械。
  18. 前記複合材が8ハーネス複合材である、請求項13〜17のいずれかに記載の可動機械。
  19. 前記ハウジングが軌道上に乗るように構成されている、請求項13〜18のいずれかに記載の可動機械。
  20. 前記発泡体に接合された少なくとも1つの金属インサートをさらに備える、請求項13〜19のいずれかに記載の可動機械。
  21. モータと、機械加工用工具を駆動するために前記モータに連結されたシャフトとを有し、かつ前記モータの少なくとも一部に隣接して延在するハウジングを有する可動機械であって、前記ハウジングが、本体層の上を覆って延在する繊維強化プラスチックの複合材から形成されたハウジング壁を含む、可動機械。
  22. 鋸刃身の形態にある前記機械加工用工具をさらに含む、請求項21に記載の可動機械。
  23. 前記繊維強化プラスチックと前記発泡体を接合する接着層をさらに含む、請求項21〜22のいずれかに記載の可動機械。
  24. 前記繊維強化プラスチックが少なくとも1つの湾曲部分を含む、請求項21〜23のいずれかに記載の可動機械。
  25. 前記本体層が発泡体である、請求項21〜24のいずれかに記載の可動機械。
  26. 前記繊維強化プラスチックが形状を含み、かつ前記発泡体本体層が形状を含み、前記発泡体本体層の形状の少なくとも一部が、前記繊維強化プラスチックの形状と共形である、請求項21〜25のいずれかに記載の機械。
  27. 前記モータとハウジングのための、軌道上で動作するように構成された往復台をさらに含む、請求項21〜26のいずれかに記載の可動機械。
  28. モータと、前記モータから機械加工用工具に動きを伝達するための駆動機構と、前記モータに隣接するハウジング部分を有するハウジングとを備え、前記ハウジングが強化繊維とプラスチックの複合材から形成され、さらに前記ハウジング部分が湾曲する、可動機械。
  29. 前記湾曲ハウジング部分が第1ハウジング部分であり、さらにハウジングが、前記第1ハウジング部分に隣接し、かつ前記第1ハウジング部分から離れる方向に延在する第2ハウジング部分を含む、請求項28に記載の可動機械。
  30. 前記第1および第2ハウジング部分に接合された発泡体材料をさらに含む、請求項28〜29のいずれかに記載の可動機械。
  31. 前記発泡体材料が独立気泡発泡体である、請求項28〜30のいずれかに記載の可動機械。
  32. 前記強化繊維およびプラスチックに接触するインサートと、前記インサートの中に延在するローラ組立体とをさらに含む、請求項28〜31のいずれかに記載の可動機械。
  33. モータと、前記モータから機械加工用工具に動きを伝達するための駆動機構と、前記駆動機構のためのハウジングであって、第1部分、第2部分、および第3部分を有し、前記部分の少なくとも2つが複合繊維材料から形成され、前記第1部分が前記モータに結合された入力部分を有し、前記第2部分が前記第1部分に取り付けられかつ前記第3部分が前記第2部分に取り付けられ、さらに固定具が、前記第1、第2、および第3部分を結合するために、固定具が、前記第1、第2、および第3部分に通っていない、ハウジングと、を有する可動機械。
  34. 前記ハウジングの前記第1部分が、発泡体材料に接合された複合繊維スキンから形成される、請求項33に記載の可動機械。
  35. 前記ハウジングの前記第1部分が、前記発泡体材料に接合された複合繊維スキン部分に対して含む、請求項34に記載の可動機械。
  36. 前記駆動機構の少なくとも一部を支持するために、前記発泡体中に位置決めされた複合繊維スキン部分をさらに含む、請求項35に記載の可動機械。
  37. 前記第3部分が、発泡体材料に接合された複合繊維スキン部分を含む、請求項35に記載の可動機械。
  38. ハウジングが前記モータに対して可動式である、請求項33に記載の可動機械。
  39. ハウジングが、前記入力部分に隣接する第1端部分と、前記第1端部分に対向する第2端部分とを含み、かつ前記駆動機構に結合された工具をさらに含む、請求項33に記載の可動機械。
  40. ハウジング部分が、第1側および第2側を含み、前記入力部分が前記第1側にあり、かつ前記工具が前記第2側にある、請求項39に記載の可動機械。
  41. 前記工具が鋸刃身である、請求項40に記載の可動機械。
  42. モータと、前記モータから機械加工用工具に動きを伝達するための駆動機構と、ハウジングであって、前記モータの少なくとも一部に隣接して延在し、かつ本体層の上を覆って延在する繊維強化プラスチックの複合材から形成されたハウジング壁を有するハウジングとを有し、かつ前記繊維強化プラスチックと前記本体層の少なくとも一方に接合された少なくとも1つのインサートをさらに含む、可動機械。
  43. 前記インサートの中に延在する固定具をさらに含む、請求項42に記載の機械。
  44. 前記インサートの中に延在するローラ組立体をさらに含む、請求項42〜43のいずれかに記載の機械。
  45. 前記モータと前記駆動機構のための往復台とをさらに含み、前記往復台が、独立気泡発泡体本体層の上を覆って延在する繊維強化プラスチックの複合材から形成された壁を含む、請求項42〜44のいずれかに記載の機械。
  46. 前記繊維強化プラスチックが前記発泡体に接合される、請求項42〜45のいずれかに記載の機械。
  47. 前記繊維強化プラスチックが炭素繊維強化プラスチックである、請求項42〜46のいずれかに記載の機械。
  48. 前記発泡体が高密度独立気泡発泡体である、請求項42〜47のいずれかに記載の機械。
  49. 前記往復台が、相互に対して角度を成して延在する第1および第2壁部分を含み、前記第1壁部分が第1複合繊維スキンを含み、前記第2壁部分が第2複合繊維スキンを含み、さらに第1および第2スキンが重なる、請求項42〜48のいずれかに記載の機械。
  50. 前記第1および第2スキンは、それらが重なる箇所で相互に接合される、請求項49に記載の機械。
  51. 前記第1および第2スキンの一方が前記発泡体に接合される、請求項50に記載の機械。
  52. 前記往復台中にあって、前記繊維強化プラスチックに接合されたインサートと、前記インサートによって支持されるローラ組立体とをさらに含む、請求項42〜51のいずれかに記載の機械。
  53. 前記インサートが、複合繊維強化プラスチックと実質的に非反応性である物質から形成されている、請求項42〜52のいずれかに記載の機械。
  54. モータと、工具を動作させるための第1駆動機構と、前記機械の構成要素を動作させるための動力伝達機構とを有する可動機械であって、前記駆動機構が前記第1支持体上で支持されている第1歯車を含み、かつ前記動力伝達機構が前記第1支持体と同軸の第2支持体上で支持されている第2歯車を有する、可動機械。
  55. 前記第1支持体がシャフトであり、かつ前記第2支持体が前記第1シャフトによって支持されている中空シャフトである、請求項54に記載の可動機械。
  56. 鋸刃身をさらに含む、請求項55に記載の可動機械。
  57. 前記第1駆動機構および前記動力伝達機構を収容するハウジングを含み、前記ハウジングが、前記モータに結合された入力を有する第1端部分と、工具に結合された出力を有し、前記第1端部分から離間した第2端部分とを含む、請求項54に記載の可動機械。
  58. ハウジングが第1側および第2側を含み、前記入力が前記第1側にあり、かつ前記出力が前記第2側にある、請求項57に記載の可動機械。
  59. 出力を有するモータと、前記モータによって駆動される鋸刃身と、前記鋸刃身を第1方向および前記第1方向に対向する第2方向に移動させるように可動式の可動刃身支持体と、前記刃身支持体によって可動式に支持されている刃身ガードと、刃身ガード配向制御装置であって、前記可動式刃身支持体の動きが、前記刃身支持体の所与の移動範囲にわたって前記刃身ガード配向を一定に維持するように前記可動刃身支持体に結合されている刃身ガード配向制御装置とを、有する鋸。
  60. 前記可動刃身支持体が、前記鋸刃身を駆動するための駆動列を含む歯車箱であり、前記歯車箱が前記刃身ガードを支持し、かつ前記刃身ガード配向制御装置が前記歯車箱中に歯車を含む、請求項59に記載の鋸。
  61. 前記モータが、前記モータに対して固定されているハウジングを含み、前記歯車が、ハウジング中の固定歯車に結合されている、請求項60に記載の鋸。
  62. 前記歯車に結合された前記歯車箱上に刃身ガード支持体をさらに含み、前記歯車と前記ハウジング中の前記固定歯車との間の歯車比が1対−1である、請求項61に記載の鋸。
  63. 前記繊維強化プラスチックが紫外線放射吸収材料を含む、請求項1〜63のいずれかに記載の機械。
  64. 前記紫外線放射吸収材料が、被膜として前記繊維強化プラスチックに塗布される、請求項63に記載の可動機械。
  65. 前記紫外線放射吸収材料が、前記繊維強化プラスチックが硬化されるときに前記プラスチック中に組み込まれる、請求項64に記載の可動機械。
  66. 鋸刃身をさらに含み、ハウジングが前記駆動機構を収納する、請求項63に記載の可動機械。
  67. 紫外線吸収材料を有する繊維強化プラスチックから形成された往復台をさらに含む、請求項66に記載の可動機械。
  68. 往復台上に搭載されたモータと、前記モータに結合された駆動機構を有する壁用鋸であって、前記往復台が発泡体に接合された繊維強化材料から形成され、さらに前記駆動機構が、繊維強化材料から形成されたハウジング部分を有するハウジング中に収納されている、壁用鋸。
  69. 前記往復台によって支持され、かつ前記繊維強化材料に接合されている少なくとも1つのインサートをさらに含む、請求項68に記載の鋸。
  70. 前記往復台が、内向きに湾曲する側壁部分を有する側壁を含む、請求項68に記載の鋸。
  71. 前記鋸は、前記側壁の第1端部分に第1ローラ組立体を含み、かつ前記側壁の第2端部分に第2ローラ組立体を含み、前記内向きに湾曲する側壁部分が、前記第1端部分と前記第2端部分との間にある、請求項70に記載の鋸。
  72. 前記内向きに湾曲する側壁部分に隣接する外向きに延在する強化部分をさらに含む、請求項70に記載の鋸。
  73. 前記外向きに延在する強化部分が円弧を成して延在する、請求項72に記載の鋸。
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