JPH0276684A - 電動工具用ハウジング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は電動工具用のハウジングに関する。

（従来の技術） 従来、電動工具例えば電気丸ノコ、ヂエーンソー、電気
ドリル、電気カンナ、グラインダー、電動ハンマー、草
刈機等のハウジング（外枠）はアルミニウム等の金属が
主に使われていたが、電気絶縁性がない、重量が重いな
どの欠点かった。

最近、電気絶縁性が良好、様々な形状のハウジングが容
易に成形できる、軽い、強靭、耐衝撃性が高い等の点か
らポリカーボネート、ポリアミド等の樹脂製ハウジング
が使われはじめている。しかし、ポリカーボネートは耐
薬品性に問題があり、ポリアミドは耐衝撃性、熱時剛性
の点で十分とは言えない。　　” （発明が解決しようとする課題） 本発明は耐衝撃性および熱時剛性に優れ、ざらに耐薬品
性に優れた電動工具用ハウジングを提供するものである
。

（課題を解決するための手段） 即ち、本発明はポリアミド樹脂１０〜９０重■％とポリ
フェニレンエーテル系樹脂１０〜９０重Ｒ％とエラスト
マー０〜４０重量％とを含有する組成物１００重ω部に
対して、ガラス繊維を０〜１００重量部含有する樹脂組
成物からなることを特徴とする電動工具用ハウジングを
提供するものである。

以下、本発明について詳述する。

本発明に用いられるポリアミド樹脂は、ジカルボン酸と
ジアミンとの重縮合物、α−アミノカルボン酸の重縮合
物、環状ラクタムの開環重合物等であり、具体的な例と
しては、ナイロン６、ナイロン４，６、ナイロン６．６
、ナイロン６、１０．ナイロン１１、ナイロン１２等の
脂肪族ポリアミド、ポリへキサメチレンテレフタルアミ
ド、ポリへキサメチレンイソフタルアミド、ポリテトラ
メチレンイソフタルアミド等の脂肪族−芳香族ボリアミ
ド、およびこれらの共重合体、混合物等が挙げられる。

本発明に用いられるポリフェニレンエーテル系樹脂は、 一般式 （式中、Ｒ１，Ｒ２，Ｒ３，Ｒ４，Ｒ５は水素、ハロゲ
ン原子、炭化水素もしくは置換炭化水素基であり、少な
くとも一つは必ず水素である）で表わされるフェノール
化合物を１種または２種以上を酸化重合して）ｑられる
重合体である。

上記一般式におけるＲ１．Ｒ２，Ｒ３，Ｒ４゜Ｒ５の具
体例としては、水素、塩素、フッ素、臭素、ヨウ素、メ
チル、エチル、プロピル、ブチル、クロロエチル、ヒド
ロキシエチル、フェニルエチル、ベンジル、ヒドロキシ
メチル、カルボキシエチル、メトキシカルボニルエチル
、シアノエチル、フェニル、クロロフェニル、メチルフ
ェニル、ジメチルフェニル、エチルフェニルなどが挙げ
られる。

上記一般式の具体例としては、フェノール、０−ｌｍ−
またはｐ−クレゾール、２，６−１２，５−１２．４−
または８，５−ジメチルフェノール、２−メチル−６−
フェニルフェノール、２．６−ジフェニルフェノール、
２，６−ジメチルフェニル、２−メチル−６−ニチルフ
エノール、２，３．５−１２．３．６−および２．４．
６−ドリメチルフエノールなどが挙げられる。

これらのフェノール化合物は２種以上用いることもよい
。

また、上記一般式以外のフェノール化合物、例えばビス
フェノールＡ１テトラブロモビスフェノールＡルゾルシ
ン、ハイドロキノンなどのような二価フェノールと上記
一般式のフェノール化合物との共重合もよい。

さらに、上記のフェノール化合物重合体にスチレン系化
合物をグラフト重合反応したグラフト共重合体を用いる
こともできる。スチレン系化合物としては、スチレン、
α−メチルスチレン、メチルスチレン、ビニルトルエン
、クロルスチレン等が挙げられる。

また、加工性をより向上するために物性を損わない限り
において、スチレン系重合体を添加してもよい。

本発明に用いられるエラストマーはスチレン−ブタジェ
ン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、水素化ス
チレン−ブタジェン共重合体、エチレン−α−オレフィ
ン共重合体、エチレン−α−オレフィン−ポリエン共重
合体、ポリブタジェン、ポリイソプレン等が挙げられる
。

本発明の電動工具用ハウジングに使用される組成物の組
成比は、ポリアミド樹脂は１０〜９０重母％、好ましく
は２０〜８０重ω％の範囲である。１０重１％未満では
満足できる耐薬品性が得られず、９０重間％を超えると
満足できる熱時剛性が得られない。

ポリフェニレンエーテル系樹脂は１０〜９０重量％、好
ましくは２０〜８０重量％の範囲である。１０重量％未
満では満足できる熱時剛性が得られず、９０重母％を超
えると耐薬品性が劣る。エラストマーは０〜４０重量％
の範囲である。特に耐衝撃性が要求される場合は１０重
組％以上が好ましく、４０重量％を超えると、熱時剛性
が低下する。

ガラス繊維は組成物１００重量部に対して０〜１００重
足部の範囲である。特に高剛性が要求される場合は１０
重量部以上が好ましく、１００ｉｉ部を超えるとハウジ
ング成形時の成形性が悪化する。

本発明の電動工具用ハウジングに使用される樹脂組成物
には、その成形性、物性を損わない限りにおいて、特に
難燃剤を添加することが好ましい。

難燃剤はハロゲン系、リン系、メラミン、シアヌール酸
等公知のものが使用でき、添加母はＵＬ規格のＶ−Ｏを
クリアーする量が好ましい。

伯に、例えば顔料、染料、補強剤、充填剤、熱安定剤、
酸化防止剤、耐候剤、核剤、滑剤、可塑剤、帯電防止剤
、他の重合体等を任意の製造、成形過程において添加す
ることができる。

樹脂組成物の製造法としては、ポリアミド樹脂と、ラジ
カル発生剤の共存下、カルボン酸基、酸無水物基、また
はエポキシ基を有する１、２−置換オレフィン化合物を
反応させて得られた変性ポリフェニレンエーテル系樹脂
と、さらに必要により、エラストマーに対して、ラジカ
ル発生剤の共存下、カルボン酸基または酸無水物基を有
する１、２−置換オレフィン化合物を反応させて得られ
た変性エラストマーおよびガラス繊維を溶融混練する方
法が採用できる。

（実施例） 以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
。尚、本発明の物性を正確に示すために、試験片を用い
て、物性を測定した。

実施例１〜２．比較例１ （１）原料 ■　ナイロン６ 数平均分子量　　２０．０００ ■　変性ポリフェニレンエーテル 数平均重合度１４０のポリ（２，６−シメチルフエニレ
ンー１，４−エーテル）、ジ−ｔ−ブチルパーオキサイ
ドおよび無水マレイン酸を重合比１００／１１５の割合
でトライブレンドし、二軸押出機により３００℃、スク
リュー回転数７５ｒｐｍで溶融混練して無水マレイン酸
を付加させた。

■　変性エラストマー エチレン−プロピレン共重合体（メルトフローレート４
．６ｇ／１０分（１９０℃）、密度０．８７・ｇ／ＣＩ
！１３）、ジ−ｔ−ブチルパーオキサイドおよび無水マ
レイン酸を重量比１００１０．３／１．２の割合でトラ
イブレンドし、二軸押出機により２６０℃、スクリュー
回転数１１００ｒｐで溶融混練して、無水マレイン酸を
０．８％付加させた。

■　ガラスファイバー 旭ファイバーグラス製Ｃ３０３Ｈへ４１６（２）組成物
の調整 第１表に示す組成割合で、ナイロン６、変性ポリフェニ
レンエーテル、変性エラストマーをトライブレンドし、
３００℃に設定した二軸押出機で溶融混練した。尚、ガ
ラスファイバーはナイドホッパーから供給し、組成物ベ
レットを１ｑだ。

（３）試験片の作成 シリンダー温度を３００℃に設定した射出成形機で物性
測定用試験片を作成した。

（４）物性測定 耐衝撃性：　１／８　”厚みのノツチ付試験片を用い、
常温（２３℃）、絶乾状態 にて、ＡＳＴ）ｌ　Ｄ　２５６により、アイゾツト衝撃
強度を測定した。

熱時剛性：　１／８　”厚みの試験片を用い、９０℃に
て曲げ弾性率を測定した。

以上の結果を表−１に示す。

表−１ 実施例３〜４．比較例２ 実施例１〜２で得られた組成物およびポリカーボネート
（分子量２３．０００　）を実施例１〜２と同様に射出
成形し、１／８　”厚みの試験片を作成し、耐薬品性を
調べた。耐薬品性は試験片をトルエンに浸漬し、曲げ強
度保持率を測定した。

結果を表−２に示す。

（以下余白） 表−２ （発明の効果） 以上から明らかなように、本発明によれば、従来のハウ
ジングに比べて、耐衝撃性、熱時剛性に優れ、さらに耐
薬品性に優れた電動工具用ハウジングを提供することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施態様であるグラインダーハウジ
ングの斜視図である。 特許出願人　旭化成工業株式会社 代理人　弁理士　野　崎　鏑　也 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、ポリアミド樹脂１０〜９０重量％とポリフェニレン
   エーテル系樹脂１０〜９０重量％とエラストマー０〜４
   ０重量％とを含有する組成物１００重量部に対して、ガ
   ラス繊維を０〜１００重量部含有する樹脂組成物からな
   ることを特徴とする電動工具用ハウジング。