JPS5938266B2 - ポリカ−ボネ−ト樹脂組成物 - Google Patents
ポリカ−ボネ−ト樹脂組成物Info
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- JPS5938266B2 JPS5938266B2 JP50014852A JP1485275A JPS5938266B2 JP S5938266 B2 JPS5938266 B2 JP S5938266B2 JP 50014852 A JP50014852 A JP 50014852A JP 1485275 A JP1485275 A JP 1485275A JP S5938266 B2 JPS5938266 B2 JP S5938266B2
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- polycarbonate
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- polycarbonate resin
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Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はポリカーボネート樹脂組成物に関するものであ
る。
る。
更に詳しくは難燃性、耐着火性、剛性および耐トラッキ
ング性のすぐれたポリカボネート樹脂組成物に関する。
従来よりビスフェノールAを原料とするポリカーボネー
トは機械的性質にすぐれ、電気的特性が良好であるため
エンジニアリングプラスチックとして広範囲に利用され
ている。
ング性のすぐれたポリカボネート樹脂組成物に関する。
従来よりビスフェノールAを原料とするポリカーボネー
トは機械的性質にすぐれ、電気的特性が良好であるため
エンジニアリングプラスチックとして広範囲に利用され
ている。
ガラス繊維強化ポリカーボネ△ト樹脂は剛性及び耐熱性
がよりすぐれているために巾広く利用されている。とこ
ろで、1974年(昭和49年)7月1日以降UL規格
が大巾に改正され、例えば内部バリアー2500Vp未
満の充電部に接触する材料に対し94V−1以上の難燃
性があり、更にIECPub、慮112で定める相対ト
ラッキング指数(以下、CTIと記す)175V以上で
あることが新しい規格として追加されることが明らかに
された。
がよりすぐれているために巾広く利用されている。とこ
ろで、1974年(昭和49年)7月1日以降UL規格
が大巾に改正され、例えば内部バリアー2500Vp未
満の充電部に接触する材料に対し94V−1以上の難燃
性があり、更にIECPub、慮112で定める相対ト
ラッキング指数(以下、CTIと記す)175V以上で
あることが新しい規格として追加されることが明らかに
された。
しかしながら、芳香族ポリカーボネート樹脂は耐トラッ
キング性が低く、例えば上記CTIは175Vより低く
、その結果このCTIの向上という問題が新たにクロー
ズアップされてきた。ポリカーボネート樹脂はプラスチ
ックスの中では自己消火性であるという特徴を有するが
、所調難燃性にするためには一般に知られている難燃剤
特にハロゲン含有難燃剤を添加する必要があつた。かか
る難燃剤はその添加によつてポリカーボネートの物性を
阻害するばかりか例えば燃焼させた場合に酸性ガス等を
発生する等の問題点があり、満足できるものとは言い難
いものである。本発明者は従来のガラス繊維強化ポリカ
ーボネートより更に剛性があり、且つ耐トラッキング性
が改良された難燃性、耐着火性のすぐれたポリカーボネ
ート樹脂について鋭意検討を行つた結果、無機充填剤と
ガラス繊維とを組合せポリカーボネートに添加すること
により、上記特性を有ししかも成形性にすぐれたポリカ
ーボネート樹脂組成物を得ることのできることを見出し
、本発明に到達したものである。
キング性が低く、例えば上記CTIは175Vより低く
、その結果このCTIの向上という問題が新たにクロー
ズアップされてきた。ポリカーボネート樹脂はプラスチ
ックスの中では自己消火性であるという特徴を有するが
、所調難燃性にするためには一般に知られている難燃剤
特にハロゲン含有難燃剤を添加する必要があつた。かか
る難燃剤はその添加によつてポリカーボネートの物性を
阻害するばかりか例えば燃焼させた場合に酸性ガス等を
発生する等の問題点があり、満足できるものとは言い難
いものである。本発明者は従来のガラス繊維強化ポリカ
ーボネートより更に剛性があり、且つ耐トラッキング性
が改良された難燃性、耐着火性のすぐれたポリカーボネ
ート樹脂について鋭意検討を行つた結果、無機充填剤と
ガラス繊維とを組合せポリカーボネートに添加すること
により、上記特性を有ししかも成形性にすぐれたポリカ
ーボネート樹脂組成物を得ることのできることを見出し
、本発明に到達したものである。
即ち本発明はビスフェノールAを原料とするポリカーボ
ネート25〜60重量%、ガラス繊維10〜40重量%
並びにガラスビーズ、炭酸カルシウム及びタルクよりな
る群から選ばれる少くとも1種の無機充填剤10〜60
重量%よりなるポリカーボネート樹脂組成物である。
ネート25〜60重量%、ガラス繊維10〜40重量%
並びにガラスビーズ、炭酸カルシウム及びタルクよりな
る群から選ばれる少くとも1種の無機充填剤10〜60
重量%よりなるポリカーボネート樹脂組成物である。
本発明に使用されるビスフェノールAを原料とするポリ
カーボネートはビスフェノールAと炭酸の機能的誘導体
からえられるポリマーで溶液法あるいは溶融法によつて
製造される。本発明に使用されるポリカーボネートは本
質的にビスフエノールAを原料とするポリカーボネート
と性質が変らない共重合体、あるいはブレンド体もこれ
に含まれる。ポリカーボネートの分千量は成形品の物性
が良好である範囲約20000以上のものを用いること
が好ましい。ポリカーボネートの含有量が25重量%未
満のときは成形出来ないばかりか、成形物が脆くなる。
又70重量%を越えるときは剛性、耐トラツキング性が
不十分のため好ましくない。本発明に用いられるガラス
繊維は一般に使用されているガラス繊維はいずれでも差
支えなく利用されるが、特にガラス成分がEガラスであ
り、繊維径が5〜20μのものが好ましい。ガラス繊維
は結合剤等で処理されているのが好ましい。更にガラス
繊維の形態はローピング、ストランド、チョップトスト
ランド、ミルドフアイバ一等種々の形態のものが使用出
来る。ガラス繊維の含有量は10〜40重量%のものが
使用される。ガラス繊維が10重量%未満の場合には剛
性及び難燃性賦与のため多量の無機充填剤を添加する必
要があり、機械的な物性が悪くなる欠点を持ち、40重
量%を越える場合には成形性が悪くなるため好ましくな
い。ガラス繊維は特に成形品の機械的強度を保持するた
めに不可欠の要素である。本発明に使用される無機充填
剤はガラスビーズ、炭酸カルシウム及びタルクよりなる
群から選ばれる少くとも1種である。
カーボネートはビスフェノールAと炭酸の機能的誘導体
からえられるポリマーで溶液法あるいは溶融法によつて
製造される。本発明に使用されるポリカーボネートは本
質的にビスフエノールAを原料とするポリカーボネート
と性質が変らない共重合体、あるいはブレンド体もこれ
に含まれる。ポリカーボネートの分千量は成形品の物性
が良好である範囲約20000以上のものを用いること
が好ましい。ポリカーボネートの含有量が25重量%未
満のときは成形出来ないばかりか、成形物が脆くなる。
又70重量%を越えるときは剛性、耐トラツキング性が
不十分のため好ましくない。本発明に用いられるガラス
繊維は一般に使用されているガラス繊維はいずれでも差
支えなく利用されるが、特にガラス成分がEガラスであ
り、繊維径が5〜20μのものが好ましい。ガラス繊維
は結合剤等で処理されているのが好ましい。更にガラス
繊維の形態はローピング、ストランド、チョップトスト
ランド、ミルドフアイバ一等種々の形態のものが使用出
来る。ガラス繊維の含有量は10〜40重量%のものが
使用される。ガラス繊維が10重量%未満の場合には剛
性及び難燃性賦与のため多量の無機充填剤を添加する必
要があり、機械的な物性が悪くなる欠点を持ち、40重
量%を越える場合には成形性が悪くなるため好ましくな
い。ガラス繊維は特に成形品の機械的強度を保持するた
めに不可欠の要素である。本発明に使用される無機充填
剤はガラスビーズ、炭酸カルシウム及びタルクよりなる
群から選ばれる少くとも1種である。
これらは種々の特性例えば流れ特性、プロツキング特性
等を改良するために表面処理が施されていても差支えは
い。これらの無機充填剤は平均粒径100μ以下が好ま
しい。これらの無機充填剤は単独あるいは2種以上混合
して使用しても差支えなく、例えば粒径の異なる2種以
上を混合することは剛性或いは耐着火性を更に向上させ
るため好ましい組合せである。無機充填剤の含有量は1
0〜60重量%が好ましく、10重量%未満では難燃件
及び剛性を賦与することが難かしく、60重量%より多
くなると物性が極端に悪くなり脆くなるため好ましくな
い。好ましい態様としては、総無機充填剤の添加量はポ
リカーボネートに対し50重量%以上にすることが好ま
しい。無機充填剤は特に難燃性と剛性を賦与するために
必要であるがガラス繊維と無機充填剤の効果が相俟つて
物性的にも耐着火性、或いは耐トラツキング性にも好ま
しい結果を与える。本発明の樹脂組成物には難燃剤、安
定剤等の種種の添加剤を加えても一向に差支えなく、用
途に応じて適当に添加するのが好ましい。本発明のポリ
カーボネート樹脂組成物を製造するに際しては公知の種
々の方法が利用される。
等を改良するために表面処理が施されていても差支えは
い。これらの無機充填剤は平均粒径100μ以下が好ま
しい。これらの無機充填剤は単独あるいは2種以上混合
して使用しても差支えなく、例えば粒径の異なる2種以
上を混合することは剛性或いは耐着火性を更に向上させ
るため好ましい組合せである。無機充填剤の含有量は1
0〜60重量%が好ましく、10重量%未満では難燃件
及び剛性を賦与することが難かしく、60重量%より多
くなると物性が極端に悪くなり脆くなるため好ましくな
い。好ましい態様としては、総無機充填剤の添加量はポ
リカーボネートに対し50重量%以上にすることが好ま
しい。無機充填剤は特に難燃性と剛性を賦与するために
必要であるがガラス繊維と無機充填剤の効果が相俟つて
物性的にも耐着火性、或いは耐トラツキング性にも好ま
しい結果を与える。本発明の樹脂組成物には難燃剤、安
定剤等の種種の添加剤を加えても一向に差支えなく、用
途に応じて適当に添加するのが好ましい。本発明のポリ
カーボネート樹脂組成物を製造するに際しては公知の種
々の方法が利用される。
例えばポリカーボネート、ガラス繊維及び無機充填剤の
ドライブレンド物を押出機で混練する、あるいは夫々の
添加物をマスターペレツトの形で混合し押出機で混練す
る(例えばガラス繊維強化ポリカーボネートを利用する
。)、あるいはドープ状態で混合し溶剤を除去する等の
方法が挙げられる。かくして得られたチツプを用いて成
形品を製造するには公知の種々の成形機例えば、押出成
形、射出成形、圧縮成形等で成形することが出来、特殊
な装置を必要としない。本発明の組成物より得られる成
形品は、剛性、耐トラツキング性、難燃性及び耐着火性
にすぐれていることを云う迄もなく、物性的にも或いは
成形性にもすぐれ、今迄使用されなかつた新らしい領域
に用い得る新材料として広範囲に利用できるものである
。
ドライブレンド物を押出機で混練する、あるいは夫々の
添加物をマスターペレツトの形で混合し押出機で混練す
る(例えばガラス繊維強化ポリカーボネートを利用する
。)、あるいはドープ状態で混合し溶剤を除去する等の
方法が挙げられる。かくして得られたチツプを用いて成
形品を製造するには公知の種々の成形機例えば、押出成
形、射出成形、圧縮成形等で成形することが出来、特殊
な装置を必要としない。本発明の組成物より得られる成
形品は、剛性、耐トラツキング性、難燃性及び耐着火性
にすぐれていることを云う迄もなく、物性的にも或いは
成形性にもすぐれ、今迄使用されなかつた新らしい領域
に用い得る新材料として広範囲に利用できるものである
。
以下に実施例をあげて本発明を更に具体的に説明する。
実施例 1
ポリカーボネートペレツト(帝人パンライトLl25O
)40重量%(以下%はすべて重量%で示す)チョップ
トストランド状ガラス繊維20%、ビーズ状ガラスパウ
ダー(東芝パロツテイーニCP−03)20%及び炭酸
カルシウム(白石カルシウムリホワイトインSSB)2
0%をタンブラ一混合したのち30mmベント付押出機
でシリンダー温度300℃、ダイ温度290℃で押出成
形したペレツトとした。
)40重量%(以下%はすべて重量%で示す)チョップ
トストランド状ガラス繊維20%、ビーズ状ガラスパウ
ダー(東芝パロツテイーニCP−03)20%及び炭酸
カルシウム(白石カルシウムリホワイトインSSB)2
0%をタンブラ一混合したのち30mmベント付押出機
でシリンダー温度300℃、ダイ温度290℃で押出成
形したペレツトとした。
このペレツトを射出成形機(名機製作所:SJ−25B
)で射出成形することによつて試験片を得、種々の性質
を測定し次の結果を得た。引張破断強度1100k9/
Cd、曲げ強度16001.g/Cd、曲げ弾性率10
4000kg/Cd、CTI(IECPub洸112の
方法に準する)230Vであつた。
)で射出成形することによつて試験片を得、種々の性質
を測定し次の結果を得た。引張破断強度1100k9/
Cd、曲げ強度16001.g/Cd、曲げ弾性率10
4000kg/Cd、CTI(IECPub洸112の
方法に準する)230Vであつた。
又1/4インチの試験片での難燃性(ULSub洗94
記載の方法に準する)は94V−0であつた。実施例2
〜10 実施例1と同様に種々の無機充填剤を用いて得た結果を
第1表に示す。
記載の方法に準する)は94V−0であつた。実施例2
〜10 実施例1と同様に種々の無機充填剤を用いて得た結果を
第1表に示す。
Claims (1)
- 1 ビスフェノールAを原料とするポリカーボネート2
5〜60重量%、ガラス繊維10〜40重量%並びにガ
ラスビーズ、炭酸カルシウム及びタルクよりなる群から
選ばれる少くとも1種の無機充填剤10〜60重量%よ
りなるポリカーボネート樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50014852A JPS5938266B2 (ja) | 1975-02-06 | 1975-02-06 | ポリカ−ボネ−ト樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50014852A JPS5938266B2 (ja) | 1975-02-06 | 1975-02-06 | ポリカ−ボネ−ト樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5195454A JPS5195454A (ja) | 1976-08-21 |
JPS5938266B2 true JPS5938266B2 (ja) | 1984-09-14 |
Family
ID=11872553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50014852A Expired JPS5938266B2 (ja) | 1975-02-06 | 1975-02-06 | ポリカ−ボネ−ト樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5938266B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52845A (en) * | 1975-06-23 | 1977-01-06 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | Polycarbonate resin composition |
WO1980002691A1 (en) * | 1979-05-30 | 1980-12-11 | Gen Electric | Mineral fiber reinforced polycarbonate |
JPS5794040A (en) * | 1980-12-03 | 1982-06-11 | Teijin Chem Ltd | Polycarbonate resin composition |
US4652602A (en) * | 1985-06-04 | 1987-03-24 | General Electric Company | Blow-moldable polycarbonate resin compositions |
EP0423510A1 (en) * | 1989-10-20 | 1991-04-24 | General Electric Company | Highly dense thermoplastic molding compositions |
-
1975
- 1975-02-06 JP JP50014852A patent/JPS5938266B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5195454A (ja) | 1976-08-21 |
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