JP2005504382A - 出入りを得るための安全方法、出入り確認装置、エレベータ - Google Patents

Abstract

本発明は、認可された人は保護された領域にへの出入りを得ることが許されそして、認可されていない人による出入りを防止する、出入りを得る安全な方法に関連する。本方法は、確認領域内の人の数が決定され、そして、前記領域内に存在する認可パスの数が確認され、人の数と認可パスの数が比較され、そして、人の数が認可パスの数と一致する場合には、出入り承認信号が発生される、ことを特徴とする。本発明は、この方法を実行するのに適する装置にも関連する。

Description

【０００１】
本発明は、保護された領域への認可された人のアクセスを許可し、一方、認可されていない人の出入りを防止することによる、出入り確認方法に関連する。
【０００２】
本発明は、出入り制御装置にも関連する。
【０００３】
特に建物又は建物のある領域の保護された領域への未認可の侵入を防止する、多くの出入り制御システムが、知られている。
【０００４】
知られた出入り制御システムは、入場を求める各単一の人を検査することを含む。
【０００５】
本発明は、多数の人を素早く検査するのに適する一般的な形式の方法を生成する目的に基づいている。
【０００６】
本発明に従って、この目的は、検査領域内に存在する人の数が決定され、領域内に存在する認可パスの数が検査され、人の数が認可パスの数と比較され、人の数が認可パスの数が一致する場合には、出入り解放信号が発生される、ように一般的な形式の方法が、改善されるように、達成される。
【０００７】
出入り解放信号が、例えば、視覚的に表示され得、又は、自動的に入場許可機構を解放する。
【０００８】
本発明は、人の認可を個々に検査する考えを使用しないがしかし、人の数と認可パスの数を決定し−これは、好ましくは、互いに別々に決定され−、そしてこれらの数を比較する考えを使用する。
【０００９】
人の数と認可パスの数の決定は、好ましくは、操作の可能性を避けるために、本質的に同時に実行される。
【００１０】
この方法では、安全化された領域への出入りが、単一の人毎に検査されることなしに、防止される。しかしながら、各人を個々に検査することは、これが、例えば、個々の人の入場時間を確かめるためのように、他の理由により望まれる場合には、選択的に、同様にこの方法へ組み込まれることが可能である。
【００１１】
安全化された領域への入場を更に加速するために、入場解放信号が入場手段を制御するのが有利であり、これにより、入場手段は検査領域に存在する全ての人についての出入りをクリアする。
【００１２】
優位に、検査領域に存在する人の数と検査領域に存在する認可パスの数は、コンピュータで互いに比較される。
【００１３】
用語、コンピュータは、限定する方法で理解されるのではない。これは、例えば、ワークステーション、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ又は、計算を実行するのに適する回路のような、計算を実行するのに適する、任意の手段である。
【００１４】
多くの手段が、人の数及び／又は認可パスの数を検査するのに使用されることが可能であり、それにより、電子的に読出し可能なセンサが、特にこの目的のために適する。
【００１５】
本発明の有利な実施例は、人の数を決定するために、人により放射される熱放射が検出される、ことを特徴とする。
【００１６】
ここで、熱放射の極大値が決定されることは、特に優位である。
【００１７】
技術的な熱源が人として間違って検出されることを避けるために、極大値を計算するのに、人間の体温よりも非常に高い温度は、考慮されない、ことが優位である。
【００１８】
この実施例は、例えば、タバコのような他の熱源が、人として数えられることを防止するという、利点を有する。
【００１９】
更に、人の数を決定するために、光学的データが考慮される、ことは優位である。
【００２０】
人として誤って検出するイベントの数を更に減少させるために、検出された熱放射は光学的データと比較され、この比較の結果は人の数の決定に組み込まれる、ことが優位である。
【００２１】
更に、検出された熱放射と共に光学的データが人の存在を示す検出イベントのみが、考慮される、ことは優位である。
【００２２】
このように、存在しない人を偶然に数える可能性が相当に減少される。
【００２３】
処理の優位な実施例は、検査領域から放射される電磁放射が検出され、特定のビーム特性を有する電磁放射源が認可パスとして検出される、ことを特徴とする。
【００２４】
本発明の特に好ましい実施例では、検査領域は、エレベータの箱の内部空間又は内側に本質的に対応する。
【００２５】
優位に、本方法の実施例は、エレベータの箱は、一旦、人の数と認可パスの数が一致すると、出入り可能な領域から安全領域へのみ移動する、ように構成される。
【００２６】
優位に、人の数が認可パスの数と一致しない場合には、警報信号が発生される。
【００２７】
更に、警報信号は、安全センタへ送信される、ことが優位である。
【００２８】
エレベータシステムの運搬速度を増加するために、人の数及び／又は認可パスの数は、エレベータの箱のドアが閉じる間に決定される、ことが優位である。
【００２９】
これは、エレベータドアが閉じた後の、エレベータの停止を防止する。これは、エレベータシステムの運搬能力の増加と解釈する。更に、検査手順が人に気付かれないので、エレベータ内で立っている人にいらだちが発生することを避ける。
【００３０】
この加速された手順を用いてさえも、未認可の人による入場を避けるために、エレベータのドアが閉じる段階の間に、他の人がエレベータの箱への出入りを得たかどうかを検査する、ことが優位である。
【００３１】
人が、エレベータが閉じる段階の間に、出入りを得たかどうかを検査するために、エレベータのドアは、人の通過を検出する少なくとも１つの手段が装備されているのが好ましい。この手段は、例えば、光の仕切り又は、超音波センサである。
【００３２】
保護された領域への認可されていない入場を信頼性をもって防止するために、閉じる段階中に人がエレベータの箱に入る場合には、人の数及び／又は認可パスの数は再び検査される、ことが優位である。
【００３３】
本発明の他の主題は、入場制御装置である。
【００３４】
本発明に従って、この装置は、人の数を検査し且つ本質的に同時に認可パスの数を検出する手段を有する、ように構成される。
【００３５】
この装置は、好ましくは熱画像カメラ又はＣＣＤチップのような、人の数を検出するのに適する手段が装備される。検査領域に存在する認可パスの数は、少なくとも１つのアンテナにより検査されるのが、好ましい。
【００３６】
本発明は、人の数を検査し且つ本質的に同時に認可パスの数を検出する手段を有することを、本発明に従って、特徴とするエレベータにも関連する。
【００３７】
エレベータに、人の数及び／又は認可パスの数を検出する手段を装備することは、異なる入場領域を有する建物の特に単純な且つ信頼性ある設計を可能とする。
【００３８】
従って、例えば、建物の個々の領域を、他の領域よりも更に入場可能とすることを、可能とする。
【００３９】
本発明の特に好ましい実施例の適用領域は、例えば、ホテルのロビー又は、オフィスビルディングの入場領域又は、公共に解放された住宅の建物のような、部分的な領域が公共に少なくとも部分的に解放される、特定のそのような建物である。
【００４０】
このように、訪問者は、例えば、公共に解放されている、情報カウンタ、カフェテリア、又は、レストランへ行くために、建物のロビーへ自由に移動することができ、一方では、事務書、ホテルの部屋又は、アパートのような、他の階への、安全化された領域への入場は、防止される。
【００４１】
本発明の更なる利点、特別の特徴、及び実際の改良は、請求項及び図面を参照した本発明の好ましい実施例の以下の説明から、確実にする。
【００４２】
以下に、本発明が、安全化された領域への搬送を許すエレベータの例を参照して示される。
【００４３】
しかしながら、示された手段は、同じ効果を有する他の手段で置きかえることが可能であるので、本発明は、ここに示された場合に限定されない。
【００４４】
しかしながら、エレベータは運搬だけでなく安全検査としても働くことができるので、本発明に従った安全の特徴をエレベータが装備することは、特に優位である。
【００４５】
図１に示されたエレベータ１０は、ＣＣＤカメラ２０とマイクロブトメータ（ｍｉｃｒｏｂｕｔｏｍｅｔｅｒ）カメラ３０が装備されている。
【００４６】
ＣＣＤカメラ２０とマイクロブトメータカメラ３０は、好ましくは、エレベータの箱の上方領域に取り付けられ、それにより、エレベータの箱の内部全体の全体像を有することができる。
【００４７】
エレベータの箱の領域に、１つ又はそれ以上のアンテナ４０，５０がある。
【００４８】
アンテナ４０、５０は、好ましくは、トランスポンダアンテナとして構成されそして、トランスポンダの存在を確認できる。
【００４９】
好ましくは、アンテナ４０、５０は、エレベータの箱内に存在する認可パスの位置も決定できるように、互いにある距離で物理的に配置される。
【００５０】
ＣＣＤカメラ２０とマイクロブトメータカメラ３０により検出された人は、アンテナ４０、５０により検出された認可パスの位置のように、集められたデータを評価するように動作するコンピュータへ、データ伝送ネットワークを介して伝送される。
【００５１】
コンピュータは、熱分布に基づいて、エレベータ内に存在する人の数を決定し、そして、アンテナ４０，５０により検出された信号に基づいて、認可パスの数を決定する。
【００５２】
示された装置を使用して、本方法は次のように、実行される：
エレベータ１０のドアが開いたときに、人は通常の方法でエレベータに入る。エレベータのドアが閉じる間又は後に、カメラ２０と３０は、エレベータの中に存在する人の数を決定し、一方、アンテナ４０と５０は、エレベータの中に存在する認可パスの数を決定する。
【００５３】
更に、人と認可パスの各々の位置が、決定される。
【００５４】
検出された熱画像の及びアンテナ４０，５０の検出イベントの制御画像は、モニタ又はモニタの一部分に表示される。
【００５５】
認可パスの数と人の数の間に差がある場合には、警報がトリガされる。
【００５６】
示された場合では、４人の人が登録されて、一方、３つのみの認可パスが数えられた。
【００５７】
得られた熱画像と検出されたトランスポンダの位置を比較することにより、認可パスを有していない人の位置を、決定できる。
【００５８】
得られた個々の画像が、部分的な画像ａ）とｂ）に、図２に示されている。両方の部分画像は、熱画像、即ち、放出された熱放射の放射分布、を示す。部分画像ａ）は、追加的に、見つけられたトランスポンダ位置を示す。
【００５９】
画像の比較は、認可パスを有していない人が、画像の右手端にいることを示している。
【００６０】
方法を更に改善し、且つ優位に装置を改善するために、エレベータドアは、追加のアンテナ及び／又は追加の人検出手段を装備することが可能である。
【００６１】
この方法で、エレベータのドアが閉じる段階中の人の入場を発見することが可能である。例えば、高レベルの安全が望ましい状況では、閉じる処理は、エレベータの閉じる段階中に人の望ましくない入場が発生する場合には、閉じる処理は中断される。
【００６２】
この目的に適するアンテナ配置は、図３に示されている。
【００６３】
人の検出の精度の他の改善は、エレベータの箱の床及び／又は天井が、人を検出する手段を装備することで達成されることが可能である。
【００６４】
このように構成された床は、図４に例により示されている。
【００６５】
例えば、エレベータの床の面に、幾つかの、好ましくは等距離の、例えば、発光ダイオード（ＬＥＤ）のような、光放射器６０があることが可能である。
【００６６】
このように、光源からの光が吸収される領域を決定することが可能であり、そして、例えば、人の足の位置７０と床の領域に隠れようとしている他の人の間を区別することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【００６７】
【図１】本発明に従った入場確認が装備されたエレベータを示す図である。
【図２】検出されたカウンタの結果のスクリーンを示す図である。
【図３】ドア安全手段の配置を示す図である。
【図４】認識センサを装備した床を示す図である。

Claims (23)

1. 保護された領域への認可された人の出入りを許可し、一方、認可されていない人の出入りを防止することによる、出入り確認方法であって、検査領域内に存在する人の数が決定され、領域内に存在する認可パスの数が検査され、人の数が認可パスの数と比較され、人の数が認可パスの数が一致する場合には、出入り解放信号が発生される、ことを特徴とする方法。
2. 前記人の数と認可パスの数は、本質的に、同時に決定される、ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記出入り解放信号は出入り手段を制御し、それにより、出入り手段は、検査領域内に存在する全ての人の出入りをクリアする、ことを特徴とする請求項１或は３に記載の方法。
4. 前記検査領域に存在する人の数と検査領域内に存在する認可パスの数が、コンピュータ内で互いに比較される、ことを特徴とする請求項１乃至３のうちいずれか一項に記載の方法。
5. 前記人の数を決定するために、人により放射される熱放射が検出される、ことを特徴とする請求項１乃至４のうちいずれか一項に記載の方法。
6. 前記熱放射の極大値が決定される、ことを特徴とする請求項５に記載の方法。
7. 前記極大値を計算するのに、人間の体温よりも非常に高い温度は、考慮されない、ことを特徴とする請求項６に記載の方法。
8. 前記人の数を決定するために、光学的データが考慮される、ことを特徴とする請求項１乃至７のうちいずれか一項に記載の方法。
9. 前記検出された熱放射は光学的データと比較され、この比較の結果は人の数の決定に組み込まれる、ことを特徴とする請求項８に記載の方法。
10. 前記検出された熱放射と共に光学的データが人の存在を示す検出イベントのみが、考慮される、ことを特徴とする請求項９に記載の方法。
11. 前記検査領域から放射される電磁放射が検出され、特定のビーム特性を有する電磁放射源が認可パスとして検出される、ことを特徴とする請求項１乃至１０のうちいずれか一項に記載の方法。
12. 前記検査領域は、エレベータの箱の内部空間又は内側に本質的に対応する、ことを特徴とする請求項１乃至１１のうちいずれか一項に記載の方法。
13. 前記エレベータの箱は、一旦、人の数と認可パスの数が一致すると、出入り可能な領域から安全領域へのみ移動する、ことを特徴とする請求項１２に記載の方法。
14. 前記人の数が認可パスの数と一致しない場合には、警報信号が発生される、ことを特徴とする請求項１乃至１３のうちいずれか一項に記載の方法。
15. 前記警報信号は、安全センタへ送信される、ことを特徴とする請求項１４に記載の方法。
16. 前記人の数及び／又は認可パスの数は、エレベータの箱のドアが閉じる間に決定される、ことを特徴とする請求項１乃至１５のうちいずれか一項に記載の方法。
17. 前記エレベータのドアが閉じる段階の間に、他の人がエレベータの箱への出入りを得たかどうかを検査する、ことを特徴とする請求項１６に記載の方法。
18. 前記検査は、光の仕切りで実行される、ことを特徴とする請求項１７に記載の方法。
19. 閉じる段階中に人がエレベータの箱に入る場合には、前記人の数及び／又は認可パスの数は再び検査される、ことを特徴とする請求項１７或は１８に記載の方法。
20. 前記人の数を検査し且つ本質的に同時に認可パスの数を検出する手段を有する、ことを特徴とする出入り制御装置。
21. 少なくとも１つの熱画像カメラを含む、ことを特徴とする請求項２０に記載の装置。
22. 電磁放射信号を検出する少なくとも１つのアンテナを含む、ことを特徴とする請求項２０乃至２２のうちいずれか一項に記載の装置。
23. 人の数を検査し且つ本質的に同時に認可パスの数を検出する手段が設けられた、ことを特徴とする、エレベータの箱。

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