JP2006079236A - 集合住宅における通行人管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 マンションの共用部のセキュリティ向上を図る。
【解決手段】 マンションにおける通行人管理システムにおいて、居住者が所持し居住者データが記憶された居住者ICチップ20と、前記居住者ICチップ20の認証によって開錠されるエントランスのドア10と、前記ドア10を通行する通行人を検出する通行人センサー40と、前記通行人センサー40と略同じ位置で前記居住者ICチップ20を検出し居住者データを読み取るICチップセンサー50と、前記ドア10が開錠されてから施錠されるまで、前記通行人センサー40によって検出された通行人の人数が、前記ICチップセンサー50によって検出されたICチップ20の情報より多い場合に、通行人の中に居住者でない者がいると判断する居住者判断装置80と、居住者でない者がいることを報知する報知装置60と、を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、集合住宅において通行人が居住者であるか認証するシステムに関する。
マンションなどの集合住宅では、エントランスなどの共用玄関において、居住者の通行を管理している。これによって、居住者以外の不特定人がマンション内に侵入することを防止し、防犯を図ることができる。また、居住者のマンション内の出入りを管理することができる。
共用部のエントランスには、オートロック式のドアが用いられ、居住者と認証された者のみ通行が許可される。オートロック式のドアでは、通行人がいない場合はドアにカギが掛かっており、居住者は個人で所有するカギを用いて開錠することでドアを開いて、マンション内に入る。その後ドアが閉まると、短時間のうちに施錠される。そして、次の通行人に対しても開錠操作を必要とする。
近年、ICチップによって通行人を認証してドアの開錠をすることが提案されている。特許文献1には、建物内に入れる人物をある程度制限してセキュリティを確保するために、ICカードをICカードリーダーに近づけ、正常に読めたらマンション内に入れるという構成について開示されている。
一方、マンションの管理サービスの一貫として、居住者に地域情報や管理情報を提供することがある。特許文献2には、マンションの共用部を有効に利用して、居住者に地域情報を提供するために、エントランス部に設けたディスプレイに、サービス提供者側のサーバから地域情報を配信する構成について開示されている。
特開2000−200396号公報 特開2004−126150号公報
しかしながら、マンションのオートロック式のドアでは、一度開錠されて居住者が入った後、しばらくドアが開放されるため、その間に、後から続いて別人が入ることが可能である。この後続する者が不法に侵入しようとする者の場合、共用部に不審者が侵入してしまうことになる。
マンションのエントランスで複数人が出会った場合、一般的に、お互いに居住者であれば顔見知りであるため譲りあいながら代表者がドアを開錠して、複数人が一緒にマンション内に入ることができる。一方、エントランスで居住者が見知らぬ者に出会った場合、各人がドアの開錠を行ってそれぞれ別個にマンション内に入ることで各人を認証することができるが、先の居住者がドアを開錠した際に後から見知らぬ者が一緒にマンション内に入ろうとしても、居住者は、この者が居住者であるか否かわからないため直接注意をしにくい。また、この見知らぬ者が実際に居住者でなくても、他の居住者への訪問客や設備工事をする業者のような、マンション内への出入りを許可された者である場合も考えられ、居住者はさらに注意をすることをためらう。
特に大規模のマンションでは、居住者同士全てが知り合いのことが少ないことにより、先に開錠した居住者は、後から来る者が居住者かどうか確認するすべがないため、先に開錠した居住者は後から来る者を制することができないという問題もある。また、リゾートマンションでは、居住者の出入りが多いため、同様に不特定人に侵入されやすい。
居住者が不特定人と共用部に一緒に入ってしまった場合に、相手の素性がわからないと不安になる。たとえ居住者が不安を抱かなくても、一緒にマンション内に入った不特定人がなんらかの悪意をもって侵入をはかった場合では、この居住者及び他の居住者に危険と損害を与える可能性があり、防犯対策の面から好ましくない。共用部に入ってから別れたとしても、その後に別の居住者がこの侵入者に出会った場合に、共用部内に入っている者であればマンションの居住者であると考えてしまう。
マンションのエントランスや廊下、エレベーターなどの共用部は、居住者及び許可された者が互いに全て顔見知りでないという状況があるため、顔見知りでなくてもお互いに注意を掛け合いづらく、不特定人が侵入する可能性を完全に防止することができない。また、管理人などによって居住者の出入りを管理して第三者的に不特定人に対して注意を促すことが、ある程度可能であるが、コスト面から管理人がいない場合や常勤でない場合が多く、また管理人が常勤であっても居住者の通行を常時管理することは難しい。
また、従来のマンション向けの情報提供サービスでは、通行人であれば居住者であるか否か判断されることなく地域情報が提供されるため、居住者の他、不特定人や訪問客なども居住者向け情報を見ることができる。しかし、居住者それぞれに対して必要とされる情報をピンポイントに配信することが難しく、また、管理人や家族からの個人的な連絡事項を配信する場合には個人情報の保護の観点から問題がある。さらに、マンションのセキュリティに関する情報などが不特定人に閲覧されると悪用されかえって防犯対策が損なわれる可能性がある。
そこで、本発明の目的としては、集合住宅の共用部でのセキュリティを高めるために、集合住宅の共用部における通行人を管理することである。
また、本発明の他の目的としては、集合住宅の共用玄関において居住者を特定して情報を提供するために、集合住宅の共用玄関において通行人を管理することである。
本発明の主たる構成は、集合住宅における通行人管理システムにおいて、集合住宅の共用部で通行人を検出する通行人検出手段と、前記共用部で通行人が居住者か否か認証する認証手段と、前記通行人検出手段によって通行人が検出されたときに前記認証手段によって居住者であると認証した場合に通行人は居住者であると判断し、前記通行人検出手段によって通行人が検出されたときに前記認証手段によって居住者でないと認証した場合に通行人は居住者でないと判断する判断手段と、を有することを特徴とする集合住宅における通行人管理システムである。
また、本発明は、上記通行人管理システムにおいて、前記判断手段によって通行人が居住者でないと判断した場合に報知を行う報知手段を有することを特徴とする。
本発明の主たる他の構成は、集合住宅における通行人管理システムにおいて、集合住宅の共用部で通行人を検出する通行人検出手段と、前記共用部で通行人が居住者か否か認証する認証手段と、前記通行人検出手段によって通行人が検出されたときに前記認証手段によって居住者であると認証した場合に通行人は居住者であると判断し、前記通行人検出手段によって通行人が検出されたときに前記認証手段によって居住者でないと認証した場合に通行人は居住者でないと判断する判断手段と、が集合住宅の共用部側に設けられ、前記通行人検出手段からの通行人検出情報、前記認証手段からの認証情報、及び前記判断手段からの判断情報を通信手段を介して受信可能な受信部と、前記受信部によって受信した情報を記憶する受信情報記憶部と、予め居住者の認証情報が登録された認証情報登録部と、を有するサーバが管理人室又は管理会社側に設けられ、集合住宅の共用部における通行人の管理情報が管理人室又は管理会社側に設けられたサーバによって管理されることを特徴とする集合住宅における通行人管理システムである。
また、本発明は、上記通行人管理システムにおいて、前記判断手段によって通行人が居住者でないと判断した場合に報知を行う報知手段を有することを特徴とする。
また、本発明は、上記通行人管理システムにおいて、前記サーバは、さらに予め居住者のメールアドレスが登録されたメールアドレス登録部と、居住者に向けて配信される地域情報・管理情報・広告情報・家族間情報などの居住者向け情報が記憶された配信情報記憶部とを有し、前記判断手段から通行人が居住者であると判断情報を受信した場合に、居住者の所持する携帯電話に情報を配信することを特徴とする。
本発明によれば、集合住宅の共用部において通行人が居住者であるか否かを管理することができ、従来のエントランスでの開錠に加えて、居住者以外の者が集合住宅に侵入したことを確認することができるため、共用部のセキュリティを高めることができる。
また、本発明によれば、集合住宅の共用玄関において認証を行うことで、ドアの一回の開錠によって複数人が集合住宅内に入る場合に、開錠した者は、後続する者が居住者であるか否かを確認することができる。
また、本発明によれば、集合住宅の共用通路において認証を行うことで、集合住宅の共用部で居住者が見知らぬ者に出会った場合に、この者が居住者か否かを確認することができる。
また、本発明によれば、管理人室又は管理会社側に設けたサーバによって集合住宅の共用部における認証を管理することで、遠隔地において、集合住宅に不特定人が侵入したことを確認することができる。さらに、サーバでの認証によって居住者に情報を配信することで、共用部を通行した居住者を特定して情報を配信することができる。これによって、居住者と判断したタイミングで的確に必要な情報を配信することができる。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本実施の形態における例示が本発明を限定することはない。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る第1の実施の形態について図1から図3を用いて説明する。
図2は、本実施の形態の全体構成を示す概略図である。
マンション(集合住宅の一形態)のエントランス(共用玄関の一形態)にはオートロック式のドア10が設けられ、居住者はICチップ20が組み込まれたIDカード30を所持し、ICチップ20の認証によってドア10が開錠されてマンション内に入ることができる。
ドアの通行部分には、通行人を検出する通行人センサー40、ICチップの情報を読み取るICチップセンサー50が設けられる。
これらのセンサーによって、通行人が検出されICチップ20の情報が読み取られた場合に通行人は居住者であると判断され、一方、通行人が検出されたがICチップ20の情報が読み取られなかった場合には通行人は不特定人であると判断される。不特定人が検出されると報知装置60が作動してライト61が点灯しチャイム62が鳴り不特定人がマンション内に侵入したことを報知する。
居住者がオートロック式のドア10を開錠してマンション内に入る際に、後続して別人がマンション内に入ろうとしているときに、後続する者は先行する者がドアを開錠した際に続けてマンション内に入ることができる。先行する者はドアの開錠の際にICチップ20の認証によって居住者であることがわかるが、後続する者はドアの開錠の際にICチップ20の認証を行わないため居住者か否かわからない。
そこで、本実施の形態によれば、ドアを開錠したのち、ドアの通行の際に、ICチップの情報を読み取ることで、後続してマンション内に入る者についても居住者か否かがわかるようになる。先行する居住者は、後続の者が居住者か否か確認することができるため、安心してマンション内に入ることができる。また、不特定人が後続してマンション内に入ってきた場合には、注意を喚起することができ、防犯対策をすることができる。
ここで、マンションの居住者は、主にマンションの各所帯に入居している者であり、IDカード30は各所帯の各個人に配布される。また、居住者への訪問客や、居住者の所帯に一時的に滞在している者などにも、その期間に限ってIDカード30を配布して、居住者と同様に認証を行うことができる。さらに、マンション内の設備工事や、宅配物・郵便物の配達などの業者に対しても、IDカード30を配布して居住者と同様に認証を行うことができる。なお、これらの者は本発明に係る居住者と同様に扱われる。
図1に示す回路図を用いて各構成について説明する。
オートロック式のドア10は、マンションのエントランスに設けられ施錠可能である。ドアとしては、押し扉のように閉じた状態で施錠され、開錠されると人力で開くことができるようになるもの、スライドドア式の自動扉のように閉じた状態では人力で開くことができず開錠されると自動的に開くものなど種々のものを用いることができる。
居住者はマンション内に入るときはこのドア10を通過する必要がある。その他の入り口などは常に施錠してあり侵入することができない。これによって、マンション内に入ってくる者は、エントランスでの認証を常に受けることになる。
IDカード30は、居住者が携帯してエントランスでのドア10の開錠の認証をし、ドア10の通行時に居住者であるか否かを判断するためのものであり、IDカード30にはICチップ20が組み込まれている。
ICチップ20は、各種データを記憶する記憶部21、データを無線で送信する送信部22、記憶部に記憶されたデータを外部の開錠装置70及びICチップセンサー50によって読み取らせるために制御する制御部23、を有する。
記憶部21には、マンション内の通行許可コード、居住者の氏名、居住者の部屋番号、契約期間などのデータが記憶される。これらのデータを認証して居住者か否かが判断される。
送信部22には図示しない共振回路が設けられており、外部から特定波長の電波を受信すると、この共振回路が共振して微弱電圧が出力される。ICチップ20は、この共振回路からの微弱電圧を電源として作動すると、制御部23によって記憶部21に記憶されたデータが送信部22から発信される。
開錠装置70は、ドア10の外側に設けられ、居住者がマンション内に入るときに居住者のICチップ20を認証してドア10を開錠するものである。
開錠装置70には、居住者のICチップ20に記憶された情報を読み取るICチップ読取部71、マンション内の通行許可コードが記憶された記憶部72、読み取ったICチップ情報を認証するICチップ認証部73、居住者のICチップ20であると認証されるとドアの開錠部11に開錠を指令する開錠指令部74、を有する。
居住者がIDカードを忘れた際などに予備的な操作として、予め定めた認証コードをテンキーなどの入力部によって入力し、入力した認証コードが適正に認証されると、ドアが開錠されるようにすることも可能である。また、この開錠装置にインターホンとしての機能を備えることも可能である。
開錠装置の他の構成としては、居住者のカギを差し込むカギ穴が取り付けられ、居住者のカギがこのカギ穴と一致すると、ドアが開錠される。この場合、居住者のカギの一部にICチップを組み込ませる。なお、開錠装置をドアと一体として構成して、ドアのノブなどに設けられたカギ穴にカギを挿入して開錠する構成とすることもできる。
通行人センサー40は、ドア10を通行する通行人を赤外線センサーなどで検出するものである。
通行人センサー40は、ドア10の通行人を検出するための赤外線発光・受光部41、赤外線発光・受光部41からのデータを受信する受信部42、赤外線の遮断によってカウント「1」を出力する出力部43、を有する。
開錠装置70によってドア10が開錠されてから、所定時間経過してドア10が施錠されるまで、赤外線センサー40が作動して、ドア10が開いている状態での通行人の有無を検出する。
ドア10の両横縁に同高さで発光部と受光部が設けられ、ドア10の横方向に赤外線が発光される。通行人がドア10を通るときに赤外線が遮断されることで通行人を検出することができる。この赤外線の高さは、ドアの横縁に大人から子供までの身長の高さを考慮して、全ての通行人を検出できるように配置される。なお、ドア10の上部に赤外線発光部を設けて、ドア10の上部から下側に向けて赤外線を発光するようにしてもよい。
通行人センサー40で赤外線が遮断されると、カウント「1」を出力する。これによって、通行人が1名あったことが判断される。
ドア10の一回の開錠によって、開錠した者に後続して別人が通行する場合では、開錠した者の通行によってカウント「1」が出力され、次に後続の別人の通行によってカウント「1」がさらに出力される。
ICチップセンサー50は、居住者が所持するICチップ20の居住者データを読み取るものである。
ICチップセンサー50は、ICチップ20を検出するための電波を発信・受信するアンテナ51、アンテナ51を介してデータを受信する受信部52、ICチップ20の居住者データから居住者であるか否か判断する制御部53、居住者と判断した場合にカウント「1」を出力する出力部54、を有する。
アンテナ51は、居住者の所持するICチップ20の共振回路と共振する電波を発信し、ICチップ20からデータとして発信される電波を受信する。
アンテナ51は、ドアの外周縁に沿って設けられ、通行人の所持するICチップを精度よく検出することができる。なお、アンテナ51の感度を高くすることで、アンテナを一箇所にしてもICチップ20を精度よく検出することができる。
なお、アンテナ51は、通行人センサー40によって居住者を検知する位置と略同じ位置に設ける場合の他、エントランス近傍の通行人検出領域、例えばドアを通行してマンション内にある程度入ったところに設けることも可能である。一例として、共用部に外側と内側に2つのドアが配置される場合などに、一方のドアに通行人検出センサー40、他方のドアにICチップ検出センサー50を設けることができ、共用部の構成に合わせて各装置を配置することができる。通行人センサー40によって通行人が検出される時間と、ICチップセンサー50によって居住者のICチップ20が検出される時間との間に、ある程度の時間差があったとしても、不特定人の検出は可能である。
居住者がドア10を通行する場合、アンテナ51から発信される電波によって居住者のICチップ20が起動して居住者データが発信される。ICチップ20からの居住者データはアンテナ51で受信され、受信部52を介して制御部53に受信される。制御部53では居住者データのうち通行許可コードを検出し、カウント「1」を出力する。
ドア10の一回の開錠によって、開錠した者に後続して別人が通行する場合では、開錠した者のICチップ20の検出によってカウント「1」が出力され、次に後続の別人のICチップ20が検出されるとカウント「1」がさらに出力され、別人がICチップ20を所持しない場合はICチップ20が検出されないためカウントは出力されない。
居住者判断装置80は、通行人センサー40とICチップセンサー50との出力から、通行人が居住者であるか否かを判断し、居住者でないと判断した場合は不特定人がマンション内に入ったことを一緒にマンションに入った居住者に知らせるために報知をする指令を出すものである。
居住者判断装置80は、通行人センサー40から出力されるカウント「1」を積算する通行人カウント積算部81、ドアが施錠されるタイミングで通行人カウント積算部のカウントをリセットする通行人カウントリセット部82、ICチップセンサーから出力されるカウント「1」を積算するICチップカウント積算部83、通行人カウントリセット部と同じ間隔でICチップカウント積算部のカウントをリセットするICチップカウントリセット部84、通行人カウント積算部81およびICチップカウント積算部83のカウント数から不特定人を判断する制御部85、不特定人と判断した場合に報知装置60に対し報知指令を行う報知指令部86、を有する。
制御部85では、通行人カウント積算部81とICチップカウント積算部83との積算値を比較する。比較した結果、積算値が等しい場合、通行人は全てICチップ20を所持しており居住者であると判断されるため報知指令は行わず、積算値が通行人カウント積算部のほうが「1」大きい場合、通行人のうち1名がICチップ20を所持していない不特定人であると判断されるため報知指令を行う。
報知装置60は、マンション内に不特定人が侵入した場合に居住者にライト61およびチャイム62によってその存在を知らせるものである。報知方法としては、チャイムやアナウンスなどの音声や、またライトの点滅などとすることができる。
報知装置60は、居住者判断装置80から報知指令を受信する受信部63、報知指令を受信すると所定時間ライト61およびチャイム62によって報知を行う制御部64、を有する。
報知装置60は、ドア10からマンション内に入ったところに設けられる。ライト61およびチャイム62の配線は、簡単に変更することができるため、必要に応じてライト61およびチャイム62を複数箇所に設けることや、ライト61又はチャイム62の片方のみ設けることが可能である。また、居住者がマンション内に入ってから、遅れて不特定人がマンション内に入った場合にも確認できるように、さらにマンションの奥側にもライト61およびチャイム62を設けてもよい。
図3は、本システムのフローチャートを示す図である。図3において各ステップには番号を付して説明する。
居住者がエントランスにおいて開錠装置70にICチップ20を読み取らせると、開錠装置70によって居住者のICチップ20が読み取られる(S001)。
開錠装置70は読み取ったICチップ20の認証を行い(S002)、居住者のICチップ20と判断するとドア10を開錠する(S003)。一方、居住者のICチップ20と判断しない場合はドア10の開錠をしない(S004)。
ドア10が開錠されて居住者がドアを通行すると、通行人センサー40によって居住者が検出され(S005)、通行人カウント積算部81に通行人カウント「1」が積算される(S006)。また、ICチップセンサー50によって居住者のICチップ20が検出され(S007)、ICチップ積算部83にICチップカウント「1」が積算される(S008)。この場合、居住者判断装置80において通行人カウントとICチップカウントが等しいと判断されるため(S009)、報知は行われない(S011)。
居住者に後続して別人が入った場合では、通行人センサーによって別人が検出される(S005)。この別人が居住者のICチップ20を所持していると、ICチップセンサー50によって居住者のICチップ20が検出されるため(S007)、同様に報知は行われない(S011)。一方、この別人が居住者のICチップ20を所持していないと、ICチップセンサー50によって居住者のICチップ20は検出されず(S007)、通行人カウントの積算値がICチップカウントの積算値より大きくなる(S009)。この場合、通行人がICチップ20を所持していないことより居住者と判断できないため、通行人は不特定人であるということを居住者に知らせるために、報知が行われる(S010)。
なお、ドア10が開錠されたが、所定時間経過しても通行人センサー40によって通行人が検出されない場合(S012)、所定時間経過したのちにドア10が施錠される(S013)。同様に、居住者や不特定人がドアを通行したのちは、所定時間経過したことが確認されてから(S012)、ドアが施錠される(S013)。また、図示していないが、通行人センサー40が通行人を検出してから所定時間経過した場合には、S007でICチップセンサー50によって居住者のICチップ20が検出されないと判断する一方で、S013の施錠のタイミングと同様に処理を停止する。
本実施の形態によれば、エントランスで居住者とともに入室しようとする不特定人がいた場合に、その存在を居住者に知らせて防犯を図ることができる。大規模マンションなど入居者が多数の場合や、リゾートマンションなど居住者の出入りが多い場合など、居住者か否かお互いにわからない場合により効果的である。
(第2の実施の形態)
以下、本発明に係る第2の実施の形態について図4及び図5を用いて説明する。なお、本第2の実施の形態において上記した第1の実施の形態と共通する部分については説明を省略する。
本実施の形態では、居住者の認証を指紋を用いたバイオメトリックス認証で行うことを特徴とする。なお、本実施の形態は、指紋以外の目の虹彩、掌の静脈、声紋などあらゆるバイオメトリックス技術に適用することが可能である。また、カメラによって通行人を撮影して、画像処理によって居住者を認証することが可能である。
図4に本実施の形態の回路図を示す。
指紋認証装置90は、通行者の指紋を読み取る指紋読取部91、居住者の指紋データが記憶された居住者指紋データベース(以下DB)92、指紋読取部91で読み取った指紋データと居住者指紋DB92に記憶された指紋データとが一致するか否かを認証する指紋認証部93、指紋認証部93で一致すると認証した場合にドア10の開錠部11に開錠指令を送信する開錠指令部94、指紋認証部で一致すると認証した場合に居住者判断装置80に通行許可指令を送信する通行許可指令部95、を有する。
通行人センサー40は、ドア10の通行人を検出するための赤外線発光・受光部41、赤外線発光・受光部41からのデータを受信する受信部42、赤外線の遮断によって通行人の検出情報を出力する出力部43、を有する。
居住者判断装置80は、通行人が居住者であるか否か判断する制御部85、通行人が居住者でないと判断する場合に報知指令を報知装置60に送信する報知司令部86、を有する。
制御部85では、指紋認証装置90から通行許可指令を受けている場合に通行人センサー40で1人分の通行がある場合に通行人は居住者であると判断する。一方、指紋認証装置90から通行許可指令を受けていない場合には通行人センサー40で通行人を検出すると通行人は居住者でないと判断する。
図5にフローチャートを示す。図5において各ステップには番号を付して説明する。
居住者がエントランスを通行する場合、居住者は指紋認証装置90に指紋を読み取らせ、指紋認証装置90では居住者指紋DB92と読み取った指紋データが一致すると(S101)、ドア10の開錠部11に開錠指令を送信し(S102)、居住者判断装置80に通行許可指令を送信する(S103)。
居住者がドア10を通行する際に、通行人検出センサー40が通行を検出すると(S105)、居住者判断装置80では通行許可指令を受信しているため(S106)、1人分の通行を許可する。すなわち報知は行われない(S108)。
一方、居住者が指紋認証を行わなかった場合や、不特定人によって指紋認証が行われた場合、ドア10は開錠されず(S104)、また居住者判断装置80には指紋認証装置90から通行許可が送信されない。
先に居住者が指紋認証を行ってドアを開錠したのちに、この者がドアを通行する際に、通行人検出センサー40が通行を検出すると(S105)、居住者判断装置80では通行許可指令を受信していないため(S106)、1人分の通行を許可しない。そして、報知装置60に報知指令がなされて報知がされる(S107)。
なお、ドア10が開錠されたが、所定時間経過しても通行人センサー40によって通行人が検出されない場合(S109)、所定時間経過したのちにドア10が施錠される(S110)。同様に、居住者や不特定人がドア10を通行したのちは、所定時間経過したことが確認されてから(S109)、ドアが施錠される(S110)。
本実施の形態によれば、居住者の身体的な特徴によってドアの通行を管理することができるため、IDカードの盗用などによるなりすましに対しても防犯することができ、セキュリティをより向上することができる。
(第3の実施の形態)
以下、本発明に係る第3の実施の形態について図6を用いて説明する。なお、本第3の実施の形態において上記した第1の実施の形態と共通する部分については説明を省略する。
図6は、本実施の形態の全体構成を示す概略図である。
本実施の形態では、マンションの共用廊下(共用通路の一形態)に設けられ、通行人を検出する通行人センサー40と、居住者の所持するICチップ20の居住者データを読み取るICチップセンサー50と、通行人センサー40が通行人を検出したときにICチップセンサー50がICチップ20から居住者データを検出しない場合にライト61及びチャイム62で報知する報知装置60とを有し、マンション内でICチップ20を所持していない通行人を検出して居住者に報知することができる。
通行人センサー40は廊下の壁面や天井に配置され通行人を検出する。ICチップセンサー50は通行人センサー40と略同じ位置で、居住者が所持するICチップ20の居住者データを読み取る。ライト61及びチャイム62は、通行人センサー40及びICチップセンサー50の先にある。マンションのエントランスから居住者が入って、居住者の部屋までの行き方はほとんどの場合一方向であるため、この通行順路を考慮してライト61及びチャイム62を配置する。なお、通行人センサー40及びICチップセンサー50の前後にライト61及びチャイム62を設ければ、どちらの方向に通行していても、ライト61及びチャイム62を確認することができる。
本実施の形態によれば、居住者が共用廊下で知らない者と出会ったときに、この者がセンサー部を通行したときに、ライト及びチャイムによって報知が行われる場合は、この者は居住者でないことを確認することができる。ライト及びチャイムによって報知が行われない場合は、この者は居住者ICチップを所持するため居住者であることを確認することができる。
マンションのエントランスで居住者とともに後続して不特定人が侵入した後、この不特定人が共用廊下を通行中に別の居住者と会った場合に、この別の居住者が不特定人を確認することができる。共用廊下であるため通行人は居住者であると考えてしまい、防犯意識が低下していても、不特定人の存在が報知されることで注意を喚起することができる。
なお、本実施の形態は、上記した共用廊下と同様に、共用のエレベーターや階段などに適用することができる。
(第4の実施の形態)
以下、本発明に係る第4の実施の形態について図7及び図8を用いて説明する。なお、本第4の実施の形態において上記した各実施の形態と共通する部分については説明を省略する。
図7は、本実施の形態の全体構成を示す概略図である。
本実施の形態では、エントランスや共用廊下に設けられた通行人センサー40、ICチップセンサー50、報知装置60と、遠隔地の管理人室100に設けられたサーバ110とを通信可能に接続したもので、遠隔地から通行人の管理などを行うことができる。サーバ110は管理人室の他にも管理会社などに設置することができる。
サーバ110は、通行人センサー40からの通行人検出データ、ICチップセンサー50からの居住者データ、報知装置60からの報知データをネットワーク120又はマンション内LANなどの専用線121を介して受信可能である通信部111、受信した通行人検出データ、居住者データ、報知データが受信時刻とともに記憶される受信データ記憶部112、予め定められた居住者データが登録される居住者データ登録部113、各種制御を行う制御部114、を有する。サーバ110にはモニターとキーボードが取り付けられており、管理人などによって操作される。サーバ110は、マンションの通行人センサー40、ICチップセンサー50、報知装置60と、通信部130を介して、これらからの出力をリアルタイムに受信可能に接続される。
図8は、本実施の形態の全体的なフローを説明するための図である。
管理人は居住者にICチップ20を配布し、居住者データをサーバ110に登録する。
居住者がエントランスを通行する際に、通行人検出センサー40からの検出データ、及びICチップセンサー50から居住者データがサーバに送信されて時刻とともに記憶される。一方、不特定人がエントランスを通行する際には、通行人検出センサー40からの検出データ、報知装置60からの報知データがサーバに送信されて時刻とともに記憶される。サーバ110では、報知装置60から報知データを受信すると管理人に通知し、管理人はこの通知を受けるとマンションに問い合わせをしたり巡回を行ったりする。
本実施の形態によれば、管理人などは遠隔地からマンション内に不特定人が侵入したことを知ることができる。そして、管理人などはこの情報からマンション内の巡回を行って不特定人の確認をする。また、マンション内に不特定人が侵入したことを、他の居住者に伝えて注意を促すことができる。
サーバの機能に、報知データを受信すると他の警備機関に自動的に連絡が行われる構成や、報知データを受信すると居住者の各部屋に設けたモニターなどに注意を促す表示をする指令をする構成を取り付けることも可能である。
また、サーバによってこれらの情報を受信して管理することによって、居住者の帰宅・不在を確認することができる。
居住者の留守中に訪問者があった場合に、サーバ側では居住者の帰宅を確認して、居住者に連絡をとることができる。宅配業者などに居住者の帰宅を知らせることで宅配物を速やかに居住者に届けることができる。
共働きの世帯などにおいて、外出先から親が管理人室に問い合わせることで、子供の帰宅を知ることができる。また、子供が帰宅すると、親の携帯電話などに自動的にその通知を行うこともできる。
(第5の実施の形態)
以下、本発明に係る第5の実施の形態について図9及び図10を用いて説明する。なお、本第5の実施の形態において上記した各実施の形態と共通する部分については説明を省略する。
本実施の形態は、マンションのエントランスを通行するときに、居住者であると認証されると、居住者に向けて地域情報や管理情報を配信するものである。
図9は本実施の形態の全体構成を示す図である。
管理人室100側のサーバ110では、マンションのエントランスにおける通行人センサー40からの検出データ、ICチップセンサー50からの居住者データ、報知装置60からの報知データを受信して記憶する受信データ記憶部112、予め定められた居住者データが登録された居住者データ登録部113、居住者データに対応づけて居住者に向けて配信する情報が記憶された配信情報記憶部115、居住者データに対応づけて居住者の携帯電話(端末装置の一形態)のメールアドレスが登録されたメールアドレス登録部116、各通信を行う通信部111、各制御を行う制御部114、を有する。
サーバ110は、マンションの通行人センサー40、ICチップセンサー50、報知装置60と、通信部130を介して、これらからの出力をリアルタイムに受信可能に接続される。また、サーバ110は、居住者が所持する携帯電話140に向けて情報を配信することが可能である。
図10は、本実施の形態の全体的なフローを説明するための図である。
マンションのエントランスを居住者が通行すると、通行人センサー40からの検出データ、ICチップセンサー50からの居住者データがサーバ110に記憶される。サーバ110では受信した居住者データに対応した居住者向け情報を、居住者の携帯電話140に向けて配信する。なお、同様に宅配業者(来訪者の一携帯)にも帰宅メールを送ることができる。
本実施の形態では、サーバ110は居住者の携帯電話に情報を配信したが、マンションのエントランスにディスプレイを設けて、このディスプレイに情報を表示するようにすることも可能である。
なお、本実施の形態において、居住者に向けて配信される情報は、地域情報、管理情報の他、広告情報、家族間情報なども含まれる。例えば、地域情報としては自治体からのお知らせなどがあり、管理情報としてはゴミだしのスケジュールや集会のお知らせなどがあり、広告情報としては近隣のスーパーからのお買得情報などがある。家族間情報は、読み取った居住者情報のうち部屋番号が同一の場合など家族を特定して配信されるものであり、例えば親から子供への伝言などが配信される。
また、上記した第4及び第5の実施の形態において、居住者の認証手段にはICチップによるものの他、第2の実施の形態で示したバイオメトリックス認証を適用させることができる。
本実施の形態によれば、マンションのエントランスを通行する者が居住者であると特定できるため、居住者向け情報を配信することができる。また、各居住者に対応付けて必要な情報を配信することも可能である。宅配業者も帰宅を確認し届けることが可能である。
居住者それぞれに対して必要とされる情報をピンポイントに配信することができるため居住者が要求する情報を効率的に配信することができる。また、居住者の携帯電話に配信することで居住者以外の者は情報を閲覧することができないため、管理人や家族からの個人的な連絡事項を配信することができる。さらに、マンションのセキュリティに関する情報など、不特定人に閲覧されると悪用されかえって防犯対策が損なわれる可能性があるものを、居住者にのみ提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るシステムの回路図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシステムの全体構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシステムのフローチャートを示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るシステムの回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係るシステムのフローチャートを示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るシステムの全体構成を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係るシステムの全体構成を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係るシステムのフローを示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係るシステムの全体構成を示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係るシステムのフローを示す図である。
符号の説明
10 ドア
20 ICチップ
30 IDカード
40 通行人センサー
50 ICチップセンサー
60 報知装置
70 開錠装置
80 居住者判断装置
90 指紋認証装置
100 管理人室
110 サーバ
120 ネットワーク
130 通信部
140 居住者携帯電話

Claims (11)

  1. 集合住宅における通行人管理システムにおいて、集合住宅の共用部で通行人を検出する通行人検出手段と、前記共用部で通行人が居住者か否か認証する認証手段と、前記通行人検出手段によって通行人が検出されたときに前記認証手段によって居住者であると認証した場合に通行人は居住者であると判断し、前記通行人検出手段によって通行人が検出されたときに前記認証手段によって居住者でないと認証した場合に通行人は居住者でないと判断する判断手段と、を有することを特徴とする集合住宅における通行人管理システム。
  2. 集合住宅における通行人管理システムにおいて、居住者が所持し居住者情報が記憶された居住者ICチップと、前記居住者ICチップの認証によって開錠される共用玄関と、前記共用玄関を通行する通行人を検出する通行人検出手段と、前記共用玄関で前記居住者ICチップを検出し居住者情報を読み取るICチップ読取手段と、前記共用玄関が開錠されてから所定時間が経過するまで、前記通行人検出手段によって検出された通行人の人数が、前記ICチップ読取手段によって検出されたICチップの情報より多い場合に、通行人の中に居住者でない者がいると判断する判断手段と、を有することを特徴とする集合住宅における通行人管理システム。
  3. 集合住宅における通行人管理システムにおいて、居住者の指紋・虹彩・静脈・顔相など居住者に固有の生体情報を読み取る生体情報読取手段と、前記生体情報読取手段の認証によって開錠される共用玄関と、前記共用玄関を通行する通行人を検出する通行人検出手段と、前記生体情報読取手段による認証がされたときに前記通行人検出手段によって検出された通行人が居住者であると判断し、前記生体情報読取手段による認証がされないときに前記通行人検出手段によって検出された通行人が居住者でないと判断する判断手段と、を有することを特徴とする集合住宅における通行人管理システム。
  4. 集合住宅における通行人管理システムにおいて、居住者が所持し居住者情報が記憶された居住者ICチップと、共用通路を通行する通行人を検出する通行人検出手段と、前記共用通路で前記居住者ICチップを検出し居住者情報を読み取るICチップ読取手段と、前記通行人検出手段によって検出された通行人の人数が、前記ICチップ読取手段によって検出されたICチップの情報より多い場合に、前記共用通路の通行人の中に居住者でない者がいると判断する判断手段と、を有することを特徴とする集合住宅における通行人管理システム。
  5. 前記判断手段によって通行人が居住者でないと判断した場合に報知を行う報知手段を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の集合住宅における通行人管理システム。
  6. 集合住宅における通行人管理システムにおいて、集合住宅の共用部で通行人を検出する通行人検出手段と、前記共用部で通行人が居住者か否か認証する認証手段と、前記通行人検出手段によって通行人が検出されたときに前記認証手段によって居住者であると認証した場合に通行人は居住者であると判断し、前記通行人検出手段によって通行人が検出されたときに前記認証手段によって居住者でないと認証した場合に通行人は居住者でないと判断する判断手段と、が集合住宅の共用部側に設けられ、前記通行人検出手段からの通行人検出情報、前記認証手段からの認証情報、及び前記判断手段からの判断情報を通信手段を介して受信可能な受信部と、前記受信部によって受信した情報を記憶する受信情報記憶部と、予め居住者の認証情報が登録された認証情報登録部と、を有するサーバが管理人室又は管理会社側に設けられ、集合住宅の共用部における通行人の管理情報が管理人室又は管理会社側に設けられたサーバによって管理されることを特徴とする集合住宅における通行人管理システム。
  7. 集合住宅における通行人管理システムにおいて、居住者が所持し居住者情報が記憶された居住者ICチップと、前記居住者ICチップの認証によって開錠される共用玄関と、前記共用玄関を通行する通行人を検出する通行人検出手段と、前記共用玄関で前記居住者ICチップを検出し居住者情報を読み取るICチップ読取手段と、前記共用玄関が開錠されてから所定時間が経過するまで、前記通行人検出手段によって検出された通行人の人数が、前記ICチップ読取手段によって検出されたICチップの情報より多い場合に、通行人の中に居住者でない者がいると判断する判断手段と、が集合住宅の共用玄関側に設けられ、前記通行人検出手段からの通行人検出情報、前記ICチップ読取手段からの居住者情報、及び前記判断手段からの判断情報を通信手段を介して受信可能な受信部と、前記受信部によって受信した情報を記憶する受信情報記憶部と、予め居住者の認証情報が登録された認証情報登録部と、を有するサーバが管理人室又は管理会社側に設けられ、集合住宅の共用玄関における通行人の管理情報が管理人室又は管理会社側に設けられたサーバによって管理されることを特徴とする集合住宅における通行人管理システム。
  8. 集合住宅における通行人管理システムにおいて、居住者の指紋・虹彩・静脈・顔相など居住者に固有の生体情報を読み取る生体情報読取手段と、前記生体情報読取手段の認証によって開錠される共用玄関と、前記共用玄関を通行する通行人を検出する通行人検出手段と、前記生体情報読取手段による認証がされたときに前記通行人検出手段によって検出された通行人が居住者であると判断し、前記生体情報読取手段による認証がされないときに前記通行人検出手段によって検出された通行人が居住者でないと判断する判断手段と、が集合住宅の共用玄関側に設けられ、前記通行人検出手段からの通行人検出情報、前記生体情報読取手段からの生体情報、及び前記判断手段からの判断情報を通信手段を介して受信可能な受信部と、前記受信部によって受信した情報を記憶する受信情報記憶部と、予め居住者の認証情報が登録された認証情報登録部と、を有するサーバが管理人室又は管理会社側に設けられ、集合住宅の共用玄関における通行人の管理情報が管理人室又は管理会社側に設けられたサーバによって管理されることを特徴とする集合住宅における通行人管理システム。
  9. 前記判断手段によって通行人が居住者でないと判断した場合に報知を行う報知手段を有することを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の集合住宅における通行人管理システム。
  10. 前記サーバは、さらに予め居住者のメールアドレスが登録されたメールアドレス登録部と、居住者に向けて配信される地域情報・管理情報・広告情報・家族間情報などの居住者向け情報が記憶された配信情報記憶部とを有し、前記判断手段から通行人が居住者であると判断情報を受信した場合に、居住者の所持する端末装置に情報を配信することを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の集合住宅における通行人管理システム。
  11. 前記サーバは、さらに予め来訪者のメールアドレスが登録されたメールアドレス登録部を有し、前記判断手段から通行人が居住者であると判断情報を受信し、当該居住者が前記来訪者の来訪先の居住者である場合に、前記来訪者の所持する端末電話に情報を配信することを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の集合住宅における通行人管理システム。
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