JP7155508B2 - 装置、管理システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、装置、管理システム及びプログラムに関する。
扉付きの部屋の場合、室内の利用者は、他者を意識することなく室内を利用できる。
特開2004-86582号公報
管理者が現場に常駐しない方式では、貸し出される空間内で想定外の利用が生じても、その発生を検知できない可能性がある。例えば室内で利用者間のトラブルが発生しても、システム上はトラブルを認識できない可能性がある。
本発明は、空間 の利用に関わるトラブルの発生を抑制することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、開始と終了の時間を事前に予約した特定のユーザに対して時間貸しされる空間の予約を管理する予約リストから、対象とする空間の現在の時間帯における予約の人数を取得し、前記空間内に設けたセンサにより、当該空間内にいる人数を取得し、前記空間内にいる人数が予約された人数よりも多い場合、当該空間の出入り口に設けられる、人が開閉操作する扉を開の状態に制御する制御手段を有する装置である。
請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、前記扉を施錠する操作を無効化する、請求項1に記載の装置である。
請求項3に記載の発明は、前記制御手段は、前記扉を閉める方向には人が動かせないように当該扉のロック機構を制御する、請求項1に記載の装置である。
請求項4に記載の発明は、前記ロック機構は、前記扉を閉める方向への動きをロックしている状態でも、前記扉を開く方向への人による操作を許可する、請求項3に記載の装置である。
請求項5に記載の発明は、前記制御手段は、前記空間内にいる人数が予約された人数よりも多いと判定された場合、当該判定の結果が検知された時点よりも開口部の面積が増えるように、前記扉を駆動する機構を制御する、請求項3に記載の装置である。
請求項6に記載の発明は、前記制御手段は、監視カメラで撮像された画像から利用者間のトラブルとみなす行動が確認された場合には警報手段を作動させる、請求項1に記載の装置である。
請求項7に記載の発明は、前記空間内にいる人数が予約された人数より多いと判定された場合、前記制御手段は、前記監視カメラを作動させる、請求項6に記載の装置である。
請求項8に記載の発明は、前記制御手段は、前記扉を解錠した次の利用者の性別と前記空間を利用中の利用者の性別とが異なっており、かつ、当該空間内にいる人数が予約された人数よりも多い場合に、前記扉を開の状態に制御する、請求項1に記載の装置である。
請求項9に記載の発明は、新規前記制御手段は、前記次の利用者の性別と前記利用中の利用者の性別を、予約の際に登録した情報により確認する、請求項8に記載の装置である。
請求項10に記載の発明は、前記制御手段は、前記次の利用者の性別と前記利用中の利用者の性別を、入室時に撮影された画像を解析して特定した性別の情報により確認する、請求項8に記載の装置である。
請求項11に記載の発明は、前記制御手段は、前記空間を利用中の利用者の次の予約の時間帯が開始した状態で前記扉を開く操作が検出された場合に、前記空間を利用中の利用者の所属先に関する情報と、前記次の予約の時間帯の利用者の所属先に関する情報とが異なり、かつ、当該空間内にいる人数が当該次の予約の時間帯に予約された人数よりも多いとき、前記扉を開の状態に制御する、請求項1に記載の装置である。
請求項12に記載の発明は、前記所属先が異なるとは、登録されている法人の名称が異なることである、請求項11に記載の装置である。
請求項13に記載の発明は、開始と終了の時間を事前に予約した特定のユーザに対して時間貸しされる空間の予約を管理する予約リストから、対象とする空間の現在の時間帯における予約の人数を取得し、前記空間内に設けたセンサにより、当該空間内にいる人数を取得し、前記空間内にいる人数が予約された人数よりも多い場合、当該空間の出入り口に設けられる、人が開閉操作する扉を開の状態に制御する制御装置を有する管理システムである。
請求項14に記載の発明は、コンピュータに、開始と終了の時間を事前に予約した特定のユーザに対して時間貸しされる空間の予約を管理する予約リストから、対象とする空間の現在の時間帯における予約の人数を取得する機能、前記空間内に設けたセンサにより、当該空間内にいる人数を取得する機能、前記空間内にいる人数が予約された人数よりも多い場合、当該空間の出入り口に設けられる、人が開閉操作する扉を開の状態に制御する機能、を実現させるためのプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、空間の利用に関わるトラブルの発生を抑制できる。
請求項2記載の発明によれば、施錠できないので他者を意識させることができる。
請求項3記載の発明によれば、扉を閉じることができないので他者の視線を意識させることができる。
請求項記載の発明によれば、予約された人数を超える人の退出を促すことができる。
請求項記載の発明によれば、他者を意識せざる得ない環境を実現できる。
請求項6記載の発明によれば、心理的にトラブルが継続しないようにできる。
請求項記載の発明によれば、利用者間でトラブルが発生する可能性がある場面の監視を強化できる。
請求項記載の発明によれば、利用者間でトラブルが発生する可能性がある場面の監視を強化できる。
請求項9記載の発明によれば、利用者間でトラブルが発生する可能性がある場面の監視を強化できる。
請求項10記載の発明によれば、利用者間でトラブルが発生する可能性がある場面の監視を強化できる。
請求項11記載の発明によれば、利用者間でトラブルが発生する可能性がある場面の監視を強化できる。
請求項12記載の発明によれば、利用者間でトラブルが発生する可能性がある場面の監視を強化できる。
請求項13記載の発明によれば、空間の利用に関わるトラブルの発生を抑制できる。
請求項14記載の発明によれば、空間の利用に関わるトラブルの発生を抑制できる。
管理システムの全体構成の例を概略的に示す図である。 ユーザに対して貸し出される時間貸し空間の外観構成例を説明する図である。 ユーザ端末のハードウェア構成の例を説明する図である。 管理システムを構成するサーバのハードウェア構成の例を説明する図である。 管理システムを構成する時間貸し空間の構成例を説明する図である。 制御装置のソフトウェア構成の例を説明する図である。 例1に係る開閉制御部の制御動作例を説明する図である。 制御の進行の様子を説明する図である。(A)はAさんだけが室内にいる状態を示し、(B)は解錠したBさんが室内に入った状態を示し、(C)は施錠の操作が無効化される制御の一例を示す。 例2に係る開閉制御部の制御動作例を説明する図である。 扉を開かれた位置に維持する例の1つを説明する図である。 扉を開かれた位置に維持する他の例を説明する図である。 例3に係る開閉制御部の制御動作例を説明する図である。 室内の音声をスピーカから室外に出力する様子を説明する図である。 例4に係る開閉制御部の制御動作例を説明する図である。 外部のスピーカからサイレンの音を出力する様子を説明する図である。 例5に係る開閉制御部の制御動作例を説明する図である。 監視カメラによる監視を通じて異常とみなす行動が確認された場合の動作の例を説明する図である。(A)は解錠する操作があった時点を示し、(B)は監視カメラの作動の報知を示し、(C)は警報手段の作動の例を示す。 例5に係る開閉制御部の他の制御動作例を説明する図である。 例6に係る開閉制御部の制御動作例を説明する図である。 例7に係る開閉制御部の制御動作例を説明する図である。 例8に係る開閉制御部の制御動作例を説明する図である。 予期せぬ相手の存在に驚かないように事前に報知する動作を説明する図である。(A)は解錠の操作を行う前の状態を示し、(B)は解錠の操作が行われた直後の状態を示す。 管理システムの他の構成例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
<実施の形態1>
<管理システムの全体構成>
通信速度の向上や通信端末の小型化に伴い、オフィス外でも各種の情報にアクセスできる環境が整っている。一方で、ビジネス上の会話や情報は秘匿性が高いため、静かでセキュアな環境が求められている。
本実施の形態では、これらの要望を満たす空間を提供するための管理システムについて説明する。もっとも、以下に説明する空間は、ビジネス用途に限るものでなく、個人での利用も可能である。
図1は、管理システム1の全体構成の例を概略的に示す図である。
図1に示すように、管理システム1は、クラウドネットワーク2に接続された各種の端末で構成される。
図1には、管理システム1を構成する端末の例として、複数台の時間貸し空間3と、時間貸し空間3を利用する個々のユーザが携帯する複数台のユーザ端末4と、個々の時間貸し空間3の予約を管理する予約管理サーバ5と、個々の時間貸し空間3の利用の状況を管理する空間管理サーバ6と、利用者に対する請求を管理する請求管理サーバ7と、時間貸し空間3を利用できる会員の情報を管理する会員管理サーバ8とが示されている。
なお、本実施の形態における時間貸し空間3は、保守等で使用される時間を除き、24時間365日の利用が可能である。
図1の場合、目的別(機能別)に1台のサーバが用意されているが、目的別に複数台のサーバを用意してもよい。また、1台のサーバで複数の目的(機能)を分担してもよい。
時間貸し空間3の時間貸しサービスを提供する事業者は、単独でも複数でもよい。例えば予約の管理、入退室や室内の利用状況などの管理、ユーザに対する利用料金の請求に関する管理、利用者として登録されている会員の管理のそれぞれを異なる事業者が分担してもよい。なお、1つの目的(機能)についての管理を複数の事業者が協働で提供してもよい。
また、1つの目的(機能)に対して複数のサーバを用意してもよい。単独の事業者が1つの目的(機能)に対して複数のサーバを用意する場合や複数の目的(機能)に対応する複数のサーバを用意する場合には、イントラネットを介して接続すればよい。
また、時間貸し空間3も単独の事業者が提供する場合だけでなく、複数の事業者によって提供されてもよい。
すなわち、管理システム1は、複数の事業者が提供するサービスの集合体として実現されてもよい。
本実施の形態においては、施錠や解錠に電子鍵を使用する。電子鍵は、ユーザ端末4や不図示の近距離無線通信に対応したIC(Integrated Circuit)カードに格納する。ユーザ端末4を電子鍵として使用する場合には、予約の確定後に、予約管理サーバ5からユーザ端末4に電子鍵が提供される。ICカードを電子鍵として使用する場合には、予約の確定後に、電子鍵を記録したICカードが予約管理サーバ5から配布される。
電子鍵の場合には、施錠や解錠を有効に行える時間を自由に定めることができる。また、1つの時間貸し空間3の利用に必要な電子鍵を同じ時間帯に対して複数発行することもできる。
なお、物理的な鍵を予約された時間別に複数用意し、時間貸し空間3を施錠し又は解錠できるようにしてもよい。また、利用者の認証を鍵の代わりに使用してもよいし、電子鍵や物理的な鍵を補足する手段として使用してもよい。
予約管理サーバ5は、例えば利用可能な時間貸し空間3を登録した登録リスト51と、個々の時間貸し空間3の利用を希望する予約者の割り当てを管理する予約リスト52を管理する。
本実施の形態の場合、予約管理サーバ5は、保守等に確保された時間を除き、24時間365日、時間貸し空間3の予約を受け付ける。また、必要に応じて、ユーザ端末4に対する電子鍵の発行や認証の処理を実行する。なお、認証の処理は空間管理サーバ6の側で行ってもよい。
空間管理サーバ6は、例えば個々の時間貸し空間3への入退出の情報を管理する情報61と、個々の時間貸し空間3の利用状況の情報62を管理する。また、空間管理サーバ6は、時間貸し空間3に配置されている認証ユニット32A(図2参照)と通信し、利用者の入室を許可するか否かを管理する機能も有している。認証に際し、空間管理サーバ6は、予約管理サーバ5と通信する。
この他、空間管理サーバ6は、時間貸し空間3内に配置されている各種の機器31からの情報の収集や各種の機器31の制御を実行する機能を有している。
図1の例では、空間管理サーバ6はクラウドネットワーク2に接続されているが、機能の一部又は全部が、時間貸し空間3に収容されていてもよい。
請求管理サーバ7は、予約情報と、利用者の情報と、入退出の情報等に基づいて会員別(自然人の場合もあれば法人の場合もある)に請求書を発行する機能を有している。請求管理サーバ7は、予約管理サーバ5から予約情報を取得し、空間管理サーバ6から入退出の情報を取得し、会員管理サーバ8から会員情報を取得する。
会員管理サーバ8は、登録されている会員の情報と利用者の情報とを管理する。会員が自然人の場合には、会員と利用者は一致する。一方、会員が法人の場合には、会員別に個々の利用者が登録され、管理される。
図2は、ユーザに対して貸し出される時間貸し空間3の外観構成例を説明する図である。
本実施の形態における時間貸し空間3は、例えば駅の構内、空港、オフィスビル、飲食店やデーパート等の商業施設、銀行、図書館、美術館、博物館、公共機関や施設、連絡通路、公園等、室内外を問わずに配置される。
本実施の形態では、時間貸し空間3として防音性に優れた小部屋を想定する。この意味で、時間貸し空間3は、閉鎖型の空間の一例である。本実施の形態において、閉鎖型とは、密閉の意味ではなく、実用的な防音性能を備える意味で使用する。従って、通気口や小窓等の開口や隙間が、時間貸し空間3を構成する躯体30の一部分に設けられていてもよい。
本実施の形態における躯体30は、天井30Aと、床面30Bと、開閉可能な扉32が取り付けられている壁面30Cと、壁面30Cの両側に位置する2つの壁面30D及び30Eと、扉32の対面側に位置する壁面30Fとで構成される。
本実施の形態の場合、扉32として、1枚の扉部材が弧を描くように開閉する片開きの開き戸を想定する。もっとも、扉32は、1つの開口部を2枚の扉部材で仕切る両開きの開き戸でもよい。
また、扉32は、引き戸でもよい。引き戸は、1枚の扉をスライドする片引きタイプでも、2枚以上の扉を行き違わせて開閉する引き違いタイプでも、2枚の扉を左右にスライドする引き分けタイプでもよい。
また、扉32は、蝶番で連結された2枚1組の扉部材を折り畳むように開く折れ戸でもよい。折れ戸にも、片方にのみ開くタイプと、両方向に開くタイプがある。
また、特殊なタイプとして、収納時に扉32が壁の中に引き込まれる引き込み戸や間仕切り戸であってもよい。
なお、扉32は内開きでも外開きでも構わない。
本実施の形態の場合、壁面30D及び30Eの一部は、例えば透光性の部材(例えばガラス、アクリル樹脂)で構成される。
もっとも、壁面30D及び30Eの少なくとも一部には、目隠し(外部から室内の観察を難しくする又は視認性を低下させる)の機能を実現する構造、材質、加工などが採用されていてもよい。
例えば壁面30D及び30Eの材質自体が半透明の部材でもよいし、光が散乱するように部材の表面に細かい傷がつけられた部材でもよいし、同等の機能を備えるフィルム状の部材が貼り付けられていてもよい。なお、フィルム状の部材は、透過と白濁を電気的に切り替え可能な液晶フィルムや透過率を電気的に制御可能な偏光フィルムでもよい。
また、目隠しのための構造や部材が別に用意されていてもよい。もっとも、壁面30D及び30Eも、他の面と同じく光を通さない部材で構成されてもよい。もっとも、3面以上が透明又は半透明の部材で構成されていてもよい。
時間貸し空間3の利用人数は、時間貸し空間の容積によっておおよそ決まる。本実施の形態では、基本的に1人が使用する個室型を想定しているが、多人数を収容可能な大部屋でもよい。大部屋は単独の部屋として構成されていてもよいが、時間貸し空間3の壁面30D及び30Eの一方又は両方を取り除いて連結して構成されていてもよい。
なお、個室型とは1人しか利用できない意味ではなく、少人数、例えば2~3人の利用が可能な意味で使用する。
個々の時間貸し空間3を構成する躯体30の形状や構造、提供される設備や性能は任意である。
本実施の形態の場合、躯体30の内部には、机33と椅子34が1つずつ配されている。また、机33の上には、機器31の一例である印刷装置31D、コンピュータ本体31E、表示デバイス31F、入力デバイス31Gが配されている。なお、コンピュータ本体31Eに記憶されているデータや履歴の情報は、システム側の制御によって、利用の終了後に全て消去される。利用者の情報を保護するためである。
この他、機器31として、空調装置31A、人感センサ31B、室内の照明に使用される照明器具31C、機器31を含む電子機器の動作を制御する制御装置31H、認証ユニット32Aが配置される。
なお、機器31として例示した具体的な電子機器は一例である。例えば机33の上に配されている印刷装置31D、コンピュータ本体31E、表示デバイス31F、入力デバイス31Gは設置されていなくてもよい。そのような場合は、利用者のコンピュータやスマートフォンが用いられる。
ここでの時間貸し空間3の全体(躯体30を含む)又は制御装置31Hは、特許請求の範囲における装置の一例である。制御装置31Hは、特許請求の範囲における制御手段の一例でもある。
また、ユーザ端末4、予約管理サーバ5、空間管理サーバ6、請求管理サーバ7、会員管理サーバ8も、特許請求の範囲における装置の一例である。
また、管理システム1は、特許請求の範囲における管理システムの一例である。
<端末の構成>
図3~図5を使用して、管理システム1を構成する端末の構成例を説明する。
図3は、ユーザ端末4のハードウェア構成の例を説明する図である。
本実施の形態では、ユーザ端末4として、例えばスマートフォンを使用する。
ユーザ端末4は、ファームウェアやアプリケーションプログラムの実行を通じて各種の機能を提供するCPU(Central Processing Unit)41と、ファームウェアやBIOS(Basic Input Output System)を格納する記憶領域であるROM(Read Only Memory)42と、プログラムの実行領域であるRAM(Random Access Memory)43を有している。
また、ユーザ端末4は、ダウンロードしたアプリケーションプログラムや電子鍵等を記憶する揮発性の記憶装置44と、外部との通信に使用される通信インタフェース(通信IF)45と、タッチパネル等の入力デバイス46と、情報の表示に使用される表示デバイス47と、撮像カメラ48とを有している。記憶装置44には、例えば半導体メモリが用いられる。
ここで、CPU41と各種のデバイスはバス49を通じて接続されている。
図4は、管理システム1を構成するサーバのハードウェア構成の例を説明する図である。
図4では、予約管理サーバ5の構成を代表的に表している。もっとも、他のサーバ、すなわち、空間管理サーバ6、請求管理サーバ7、会員管理サーバ8の構成も図4に示す構成と同様である。
予約管理サーバ5は、オペレーションシステムやアプリケーションプログラムの実行を通じて各種の管理機能を提供するCPU51Aと、オペレーションシステムやBIOSを格納する記憶領域であるROM52Aと、プログラムの実行領域であるRAM53を有している。
また、予約管理サーバ5は、担当する管理機能を実現するアプリケーションプログラムや各種の管理データを記憶する揮発性のハードディスクドライブ(HDD)54と、外部との通信に使用される通信インタフェース(通信IF)55と、キーボード等の入力デバイス56と、情報の表示に使用される表示デバイス57とを有している。
ここで、CPU51Aと各種のデバイスはバス58を通じて接続されている。
なお、各サーバは、管理データを保持するデータベースの一例である。
図5は、管理システム1を構成する時間貸し空間3の構成例を説明する図である。
時間貸し空間3は、空調装置31A、人感センサ31B、照明器具31C、印刷装置31D、コンピュータ本体31E、表示デバイス31F、入力デバイス31G、制御装置31H、認証ユニット32Aを有している。
ここで、空調装置31Aは、室内の気温や湿度の調整に使用される。なお、空調装置31Aと共に、又は、空調装置31Aとは別に換気に特化した機構を設けてもよい。
人感センサ31Bは、室内の人の検知に用いられるセンサであり、様々なタイプが存在する。例えば人の動きを検知可能な焦電型赤外線人感センサ、人の数と位置を検知可能な画像型人感センサやサーモパイル型人感センサがある。目的に応じて、これらのセンサのうちのいずれか、または、複数を組み合わせて使用する。
印刷装置31D、コンピュータ本体31E、表示デバイス31F、入力デバイス31Gは、利用者の操作用に予め室内に用意されている情報機器の一例である。これらはLAN(Local Area Network)31V(例えばLANケーブルや無線LAN)を通じて接続されている。なお、利用者がコンピュータを持ち込む場合には、持ち込まれたコンピュータがLAN31Vに接続される。無線LANには、例えばWiFi(商標)やブルートゥース(登録商標)が用いられる。
制御装置31Hは、LAN31Vに接続された機器から情報を収集すると共に、個々の機器の動作を制御する制御用のコンピュータである。なお、制御装置31Hは、管理システム1によっては、空間管理サーバ6としての機能を提供することもある。
認証ユニット32Aは、例えば扉32に取り付けられている。認証ユニット32Aは、扉32の施錠や解錠に必要となる情報の取得や受け渡しに使用される。例えば認証の処理は、予約管理サーバ5で実行され、認証の結果だけが認証ユニット32Aに通知される。認証ユニット32Aは、認証が成功した場合、扉32を解錠する。解錠の後、扉32の開閉が可能になり、時間貸し空間3(図2参照)への入室が可能になる。
この他、時間貸し空間3には、外部との通信用の通信インタフェース(通信IF)31Iが用意されている。通信IF31Iは、クラウドネットワーク2(図1参照)に接続されており、各種のサーバとの通信に使用される。
時間貸し空間3には、扉32の開閉を機械的に制御する扉開閉機構31Jが用意されている。扉開閉機構31Jには、例えば扉32を駆動して開閉する機構や利用者による扉32の開閉操作に介在して開閉に要する負荷の大きさを調整する機構が含まれる。
時間貸し空間3には、開閉ロック機構31Kが用意されている。開閉ロック機構31Kは、利用者による扉32の開閉を制限する機構である。開閉ロック機構31Kが作動している間、少なくとも扉32を閉じる操作が制限される。
時間貸し空間3には、室内や室外における利用者の動きの監視に用いる監視カメラ31Lが用意される。もっとも、監視カメラ31Lは必須ではない。
時間貸し空間3には、表示デバイス31Mが用意される。本実施の形態における表示デバイス31Mは、例えば扉32が設けられている壁面30Cの外側に配置され、入室しようとする利用者の操作用や情報の提供用に使用される。また、表示デバイス31Mは、時間貸し空間3を利用している利用者の操作用や情報の提供用に使用される。
時間貸し空間3には、スピーカ31Nが用意される。スピーカ31Nは、室内の利用者に対する情報の報知や室外にいる人への情報の報知に使用される。スピーカ31Nは報知手段の一例であると共に警報手段の一例でもある。
時間貸し空間3には、集音マイク31Oが用意される。集音マイク31Oは、室内の音の取得に使用される。
時間貸し空間3には、温度センサ31Pが用意される。温度センサ31Pは、室内の気温の測定に使用される。
時間貸し空間3には、湿度センサ31Qが用意される。湿度センサ31Qは、室内の湿度の測定に使用される。
時間貸し空間3には、マグネットセンサ31Rが用意される。マグネットセンサ31Rは、扉32に取り付けられており、磁力の検知を通じて扉32の開閉を検知する。
時間貸し空間3には、加速度センサ31Sが用意される。加速度センサ31Sは、モノの動きの検知に使用される。
時間貸し空間3には、マットセンサ31Tが用意される。マットセンサ31Tは、モノの重さを検知して人の滞在時間や混雑状況の可視化に使用される。
時間貸し空間3には、空気環境モニタ31Uが用意される。空気環境モニタ31Uは、室内の空気に含まれる成分を検知するセンサであり、例えばPM2.5やPM10の濃度、二酸化炭素の濃度、温度、湿度、揮発性有機化合物の濃度などを測定する。なお、測定対象はこれらの全てである必要はないし、他の成分も測定対象であってもよい。空気環境モニタ31Uによって温度や湿度を測定可能な場合、温度センサ31Pと湿度センサ31Qを別に設ける必要はない。
<制御機能>
ここでは、図6を使用して、管理システム1を構成する端末のいずれかにより、又は、複数の端末の協働により実現される制御機能について説明する。
ここでは、制御装置31Hが単独で制御機能を提供する場合について説明する。
図6は、制御装置31Hのソフトウェア構成の例を説明する図である。
制御装置31Hはプログラムの実行を通じて該当する機能を実現する。
制御装置31Hは、扉32(図2参照)の開閉などを制御する開閉制御部101と、人感センサ31Bやマットセンサ31T等のセンサ出力を入力して室内にいる利用者の人数を検知する利用人数検知部102と、予約管理サーバ5との通信を通じて現在の時間で予約されている人数を取得する予約人数取得部103とを有している。
開閉制御部101は、室内で検知された人数と予約人数とを比較し、室内で検知された人数が予約された人数よりも多い場合に扉32を開の状態に制御する。具体的には、開閉制御部101は、扉開閉機構31J、開閉ロック機構31K、認証ユニット32Aを制御し、解錠や扉32の開き具合を具体的に制御する。具体的な制御例については後述する。
この制御の過程で、開閉制御部101は、マグネットセンサ31Rからのセンサ出力や監視カメラ31Lからの撮像データも使用する。
また、必要に応じて、開閉制御部101は、集音マイク31Oで収音された音をスピーカ31Nから出力する。
<制御例>
以下では、開閉制御部101(図6参照)の制御を通じて実現される制御の例を説明する。
<例1>
ここでは、図7と図8を使用して、開閉制御部101による制御の例1を説明する。
図7は、例1に係る開閉制御部101の制御動作例を説明する図である。図8は、制御の進行の様子を説明する図である。(A)はAさんだけが室内にいる状態を示し、(B)は解錠したBさんが室内に入った状態を示し、(C)は施錠の操作が無効化される制御の一例を示す。
開閉制御部101は、扉32が施錠されているか否かを判定している(ステップ11)。この判定は、利用者が室内にいる場合にも、室内にいない場合にも実行される。例えば予約された時間中であっても、飲食やお手洗いのために時間貸し空間3の外に出る場合があるからである。
ステップ11で否定結果が得られている間、開閉制御部101は、この判定を繰り返す。
ステップ11で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、解錠する操作があったか否かを判定する(ステップ12)。この判定も、利用者が室内にいる場合にも、室内にいない場合にも実行される。解錠する操作は、時間貸し空間3の外側からでも内側からでもよい。
ステップ12で否定結果が得られている間、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。
ステップ12で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、扉32を開く操作があったか否かを判定する(ステップ13)。扉32を開く操作は、時間貸し空間3の外側からか内側からかは問わない。
図8(A)の場合、時間貸し空間3の扉32は閉じられ、かつ、施錠されている。また、時間貸し空間3の室内にAさんがおり、室外にBさんがいる。このような場面は、例えばAさんの予約時間が過ぎているが後片付けが長引いているところに次の時間帯の予約者であるBさんが到着した場合が想定される。また例えばAさんが解錠して外出する際に扉32の外側に通行人であるBさんがいる場合が想定される。
ステップ13で否定結果が得られている間、AさんとBさんが接触することは起こりえない。このため、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。
ステップ13で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、予約されている人数を取得する(ステップ14)。続いて、開閉制御部101は、検知された室内の人数を取得する(ステップ15)。
図7の例では、予約されている人数の取得を、扉32を開く操作の検知後に実行しているが、予め取得していてもよい。例えばAさんの時間貸し空間3への入室が確認された時点に行ってもよいし、予約された時間の開始された時点に行っても良い。
また、図7の例では、時間貸し空間3内の人数の取得を、扉32を開く操作の検知後かつ予約されている人数の取得後に実行しているが、実行のタイミングはこの時点に限らない。例えば室内の人数は常に検知されていてもよい。
図8(B)では、扉32が開かれた後に室内にAさんとBさんの2名がいる状態を示している。なお、Aさん又はBさんのいずれが解錠したかは問わない。
次に、開閉制御部101は、検知された人数の方が予約されている人数よりも多いか否かを判定する(ステップ16)。この判定は、扉32が開く操作が確認されてから予め定めた時間が経過するまで繰り返し実行されることが好ましい。
ステップ16で否定結果が得られた場合、室内にはAさんかBさんしかいないので、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。
ステップ16で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、施錠の操作を無効化する制御を実行する(ステップ17)。この場合、時間貸し空間3内では、予約された利用の状況とは異なる、すなわち想定外の利用が生じている。もっとも、この状態の全てが利用者間のトラブルを意味するものではない。例えば予約されていない同僚や知人が一緒に入室している可能性もある。
しかし、同僚や知人の入室も想定外の利用である点では変わりはない。
そこで、例1の場合、時間貸し空間3が提供する機能の1つである防音性能が実現されないように、施錠の操作を無効化する制御を実行する。施錠しようとしても施錠の操作が無効化されるので、扉32は、室内からも室外からも自由に開け閉め自由な状態に維持される。この状態は、他者を意識せざるを得ない環境であるので、想定外の利用を抑制する効果が期待される。例えば図8(C)のように、通行人であるCさんの目に触れ易くなる。
時間貸し空間3が設置されている場所の通行量が多いほど、抑制の効果が高くなると期待される。
なお、図8の例では、Aさんが時間貸し空間3を利用している前提で説明しているが、この制御機能は、予約者であるAさんが入室する際に、予約されていないBさんが一緒に入室するような場合にも対応できる。
<例2>
図9~図11を使用して、開閉制御部101による制御の例2を説明する。
図9は、例2に係る開閉制御部101の制御動作例を説明する図である。図9には図7との対応部分に対応する符号を付している。図10は、扉32を開かれた位置に維持する例の1つを説明する図である。図11は、扉32を開かれた位置に維持する他の例を説明する図である。
この例の場合も、開閉制御部101は、扉32が施錠されているか否かを判定する(ステップ11)。
ステップ11で否定結果が得られている間、開閉制御部101は、この判定を繰り返す。
ステップ11で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、解錠する操作があったか否かを判定する(ステップ12)。ステップ12で否定結果が得られている間、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。
ステップ12で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、扉32を開く操作があったか否かを判定する(ステップ13)。
ステップ13で否定結果が得られている間、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。
ステップ13で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、予約されている人数を取得する(ステップ14)。続いて、開閉制御部101は、検知された室内の人数を取得する(ステップ15)。
次に、開閉制御部101は、検知された人数の方が予約されている人数よりも多いか否かを判定する(ステップ16)。
ステップ16で否定結果が得られた場合、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。
以上の動作は、例1と同じである。
ステップ16で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、扉32を開かれた位置に維持する制御を実行する(ステップ21)。
図10の例は、開閉ロック機構31Kによって、利用者A又はBが扉32を閉じようとしても扉32が動かないように制御される一方で、扉32を開く操作は許可される例を表している。換言すると、時間貸し空間3の開口部の面積が増える方向への移動だけが許容される例を表している。当然ながら扉32を閉じることができなければ、また、開口部の面積が大きいほど、室内の様子を外部から容易に確認できる。この状態は、他者を意識せざるを得ない環境であるので、想定外の利用を抑制する効果が期待される。図10では、通行人であるCさんの目に触れ易くなる。
図11の例は、扉開閉機構31Jによって、利用者A又はBの意思とは関係なく、扉32が開く方向に駆動される例を表している。換言すると、室内に予約されている人数よりも多い人がいると検知された時点よりも開口部の面積が増えるように扉32が駆動されることを意味する。図11の場合には、扉32が強制的に開かれるので、他者を意識せざるを得ない環境を強制でき、想定外の利用を抑制する効果を高めることができる。図11では、通行人であるCさんの目に触れ易くなる。
<例3>
図12及び図13を使用して、開閉制御部101による制御の例3を説明する。
図12は、例3に係る開閉制御部101の制御動作例を説明する図である。図12には図7との対応部分に対応する符号を付している。図13は、室内の音声をスピーカ31Nから室外に出力する様子を説明する図である。
この例の場合も、開閉制御部101は、扉32が施錠されているか否かを判定する(ステップ11)。
ステップ11で否定結果が得られている間、開閉制御部101は、この判定を繰り返す。
ステップ11で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、解錠する操作があったか否かを判定する(ステップ12)。ステップ12で否定結果が得られている間、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。
ステップ12で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、扉32を開く操作があったか否かを判定する(ステップ13)。
ステップ13で否定結果が得られている間、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。
ステップ13で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、予約されている人数を取得する(ステップ14)。続いて、開閉制御部101は、検知された室内の人数を取得する(ステップ15)。
次に、開閉制御部101は、検知された人数の方が予約されている人数よりも多いか否かを判定する(ステップ16)。
ステップ16で否定結果が得られた場合、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。
以上の動作は、例1と同じである。
ステップ16で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、内部の音声を外部のスピーカ31Nから出力する制御を実行する(ステップ31)。
図13の例は、外部のスピーカ31NからAさんが発話した「XXX」とBさんが発話した「YYY」が出力される様子が表されている。この状態は、室内が密室に保たれないことを意味する。この状態は、室内にいるAさんやBさんにとって好ましくない状態であり、想定外の利用を抑制する効果が期待される。
なお、室内のAさんやBさんにも、2人の会話や発話の内容が室外に流れていることを報知する仕組みを設けることで、想定外の利用を抑制する効果を高めることができる。
<例4>
図14及び図15を使用して、開閉制御部101による制御の例4を説明する。
図14は、例4に係る開閉制御部101の制御動作例を説明する図である。図14には図7との対応部分に対応する符号を付している。図15は、外部のスピーカ31Nからサイレンの音を出力する様子を説明する図である。
この例の場合も、開閉制御部101は、扉32が施錠されているか否かを判定する(ステップ11)。
ステップ11で否定結果が得られている間、開閉制御部101は、この判定を繰り返す。
ステップ11で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、解錠する操作があったか否かを判定する(ステップ12)。ステップ12で否定結果が得られている間、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。
ステップ12で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、扉32を開く操作があったか否かを判定する(ステップ13)。
ステップ13で否定結果が得られている間、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。
ステップ13で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、予約されている人数を取得する(ステップ14)。続いて、開閉制御部101は、検知された室内の人数を取得する(ステップ15)。
次に、開閉制御部101は、検知された人数の方が予約されている人数よりも多いか否かを判定する(ステップ16)。
ステップ16で否定結果が得られた場合、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。
以上の動作は、例1と同じである。
ステップ16で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、外部のスピーカ31Nからサイレンなどの警報音を出力する制御を実行する(ステップ41)。
警報音が放出されることで、通行人Cの注意を引き易い環境が実現され、想定外の利用を抑制する効果が期待される。
なお、室内のAさんやBさんにも、室外に警報音が出力されていることを報知する仕組みを設けることで、想定外の利用を抑制する効果を高めることができる。
<例5>
図16及び図17を使用して、開閉制御部101による制御の例5を説明する。
図16は、例5に係る開閉制御部101の制御動作例を説明する図である。図16には図7との対応部分に対応する符号を付している。図17は、監視カメラ31Lによる監視を通じて異常とみなす行動が確認された場合の動作の例を説明する図である。(A)は解錠する操作があった時点を示し、(B)は監視カメラ31Lの作動の報知を示し、(C)は警報手段の作動の例を示す。
この例の場合も、開閉制御部101は、扉32が施錠されているか否かを判定する(ステップ11)。
ステップ11で否定結果が得られている間、開閉制御部101は、この判定を繰り返す。
ステップ11で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、解錠する操作があったか否かを判定する(ステップ12)。ステップ12で否定結果が得られている間、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。
ステップ12で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、扉32を開く操作があったか否かを判定する(ステップ13)。
ステップ13で否定結果が得られている間、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。
ステップ13で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、予約されている人数を取得する(ステップ14)。続いて、開閉制御部101は、検知された室内の人数を取得する(ステップ15)。
次に、開閉制御部101は、検知された人数の方が予約されている人数よりも多いか否かを判定する(ステップ16)。
ステップ16で否定結果が得られた場合、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。
以上の動作は、例1と同じである。
ステップ16で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、監視カメラ31Lを作動させる(ステップ51)。この監視カメラ31Lによる監視が開始されると、例えば図17(B)のように、室内側のスピーカ31Nから例えば「監視カメラによる撮影を開始します」なる音声を出力する。この音声の出力は、AさんとBさんの間のトラブルを抑制する心理的な効果も発揮する。なお、この音声が出力されない限りは監視カメラ31Lが動作していないことになるので、利用者の安心にもなる。
開閉制御部101は、監視カメラ31Lから入力される撮像データを画像処理し、予め定めた異常とみなす行動が生じているか否かを判定する(ステップ52)。異常とみなす行動には、例えば喧嘩の場合に特徴的な動作がある。
ステップ52で否定結果が得られた場合、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。このステップ52の動作は、予め定めた条件が満たされるまで継続されることが望ましい。例えば室内が一人になれば、利用者間のトラブルは発生しないので、監視カメラ31Lによる監視の動作を停止する。
ステップ52で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、警報手段を作動させる(ステップ53)。警報手段の一例には、外側のスピーカ31Nがある。図17(C)の場合には、外部のスピーカ31Nからサイレンなどの警報音が出力されている。
警報音が放出されることで、通行人Cの注意を引き易い環境が実現され、想定外の利用を抑制する効果が期待される。
なお、室内にもAさんやBさんにも警報音が出力されていることを報知すれば、想定外の利用を抑制する効果を高めることができる。
この他、警報の動作として、不図示の警告灯を点灯させてもよいし、警備会社に通報してもよい。また、例3のように、室内にいるAさんの発話とBさんの発話を外部のスピーカ31Nから放出させてもよい。
なお、監視カメラ31Lを作動させるタイミングは、図16の場合に限らない。
図18は、例5に係る開閉制御部101の他の制御動作例を説明する図である。図18には図16との対応部分に対応する符号を付している。図18の例では、扉32を開く操作が検出された時点で監視カメラ31Lの作動が開始されている。この場合、監視は、利用者が時間貸し空間3に入室する時点や時間貸し空間3から退出する時点から開始される。この場合も、監視カメラ31Lによる監視が開始された旨をスピーカ31Nから出力することで、入室しようとする利用者にも、退出しようとする利用者、通行人などの第三者にもある種の予告を与えることができる。
<例6>
ここでは、図19を使用して、開閉制御部101による制御の例6を説明する。
図19は、例6に係る開閉制御部101の制御動作例を説明する図である。図19には図7との対応部分に対応する符号を付している。
この例の場合も、開閉制御部101は、扉32が施錠されているか否かを判定する(ステップ11)。
ステップ11で否定結果が得られている間、開閉制御部101は、この判定を繰り返す。
ステップ11で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、解錠する操作があったか否かを判定する(ステップ12)。ステップ12で否定結果が得られている間、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。
ステップ12で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、扉32を開く操作があったか否かを判定する(ステップ13)。
ステップ13で否定結果が得られている間、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。
ステップ13で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、室内の人と室外の人で性が異なるか否かを判定する(ステップ61)。一般的に、同性間よりも異性間の場合に配慮が必要になるからである。なお、室内の人の性と室外の人の性は予約の際に登録された情報を使用して確認してもよいし、室内や室外に設けられている監視カメラ31Lの撮像データを画像処理して特定してもよい。例えば身長や体格に基づいて特定する。また、声の質(声が高いか低いか)などに基づいて特定してもよい。
次に、開閉制御部101は、予約されている人数を取得する(ステップ14)。続いて、開閉制御部101は、検知された室内の人数を取得する(ステップ15)。
さらに、開閉制御部101は、検知された人数の方が予約されている人数よりも多いか否かを判定する(ステップ16)。
ステップ16で否定結果が得られた場合、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。
ステップ16で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、施錠の操作を無効化する制御を実行する(ステップ17)。この制御は、例1と同じである。なお、例2~例5のいずれか又は複数と組み合わせることも可能である。
<例7>
ここでは、図20を使用して、開閉制御部101による制御の例7を説明する。
図20は、例7に係る開閉制御部101の制御動作例を説明する図である。図20には図7との対応部分に対応する符号を付している。
この例の場合も、開閉制御部101は、扉32が施錠されているか否かを判定する(ステップ11)。
ステップ11で否定結果が得られている間、開閉制御部101は、この判定を繰り返す。
ステップ11で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、解錠する操作があったか否かを判定する(ステップ12)。ステップ12で否定結果が得られている間、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。
ステップ12で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、扉32を開く操作があったか否かを判定する(ステップ13)。
ステップ13で否定結果が得られている間、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。
ステップ13で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、室内の人と室外の人の所属先が異なるか否かを判定する(ステップ71)。所属先は、例えば予約の際に登録された情報を使用する。登録されている法人の名称が異なる場合、ステップ71で肯定結果が得られる。なお、登録されている法人の名称が同じ場合、ステップ71で否定結果が得られる。所属先が同じ場合には、所属先が異なる場合よりもトラブルが少ないと考えられるからである。
次に、ステップ71で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、予約されている人数を取得する(ステップ14)。続いて、開閉制御部101は、検知された室内の人数を取得する(ステップ15)。
さらに、開閉制御部101は、検知された人数の方が予約されている人数よりも多いか否かを判定する(ステップ16)。
ステップ16で否定結果が得られた場合、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。
ステップ16で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、施錠の操作を無効化する制御を実行する(ステップ17)。この制御は、例1と同じである。なお、例2~例5のいずれか又は複数と組み合わせることも可能である。
<例8>
ここでは、図21及び図22を使用して、開閉制御部101による制御の例8を説明する。
図21は、例8に係る開閉制御部101の制御動作例を説明する図である。図21には図7との対応部分に対応する符号を付している。図22は、予期せぬ相手の存在に驚かないように事前に報知する動作を説明する図である。(A)は解錠の操作を行う前の状態を示し、(B)は解錠の操作が行われた直後の状態を示す。
この例の場合も、開閉制御部101は、扉32が施錠されているか否かを判定している(ステップ11)。
ステップ11で否定結果が得られている間、開閉制御部101は、この判定を繰り返す。
ステップ11で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、解錠する操作があったか否かを判定する(ステップ12)。ステップ12で否定結果が得られている間、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。
ステップ12で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、解錠の操作を報知する(ステップ81)。例えば図22(B)に示すように、室外の利用者には「中に人がいますよ」と報知し、室内の利用者には「扉が開けられますよ」と報知する。この報知があることで、室内側の利用者も室外側の利用者も相手の存在に事前に気づくことができ、トラブルに発展する可能性を抑制することができる。
この例の場合には、報知の後に解錠が有効になる(ステップ82)。換言すると、利用者の入室の前又は退室の前に報知が実行される。解錠の操作から又は報知から解錠が有効になるまでの時間は予め定められる。双方ともに、他者との遭遇に備える時間を確保するためである。準備の時間を確保することで、予想外のトラブルに発展する可能性を抑制することができる。
この後、開閉制御部101は、予約されている人数を取得する(ステップ14)。続いて、開閉制御部101は、検知された室内の人数を取得する(ステップ15)。
さらに、開閉制御部101は、検知された人数の方が予約されている人数よりも多いか否かを判定する(ステップ16)。
ステップ16で否定結果が得られた場合、開閉制御部101は、ステップ11に戻る。
ステップ16で肯定結果が得られた場合、開閉制御部101は、施錠の操作を無効化する制御を実行する(ステップ17)。この制御は、例1と同じである。なお、例2~例5のいずれか又は複数と組み合わせることも可能である。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上述の実施の形態に記載の範囲には限定されない。上述の実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
例えば管理システム1(図1参照)は前述した構成に限らない。図23は、管理システム1Aの他の構成例を示す図である。図23には、図1と対応する部分に対応する符号を付して示している。管理システム1Aは、複数の時間貸し空間3を管理する拠点サーバ111を用いる点で管理システム1(図1)と異なっている。コンピュータの構成を有する拠点サーバ111は、プログラムの実行を通じて開閉制御部101(図6参照)の機能を実行してもよい。この意味において、拠点サーバ111は、特許請求の範囲における装置の一例である。
前述の実施の形態においては、時間貸しされる空間として図2に示すように防音性能を備える小部屋を想定したが、利用の際に同様の状況が起こり得る空間であれば、例えば貸し会議室、学習室、各種の客室にも適用できる。
前述の実施の形態では、扉32が施錠可能な場合を前提に説明しているが、前述した制御機能は、扉32が施錠できない場合にも利用できる。
前述の実施の形態では、時間貸しされる空間を前提としているが、必ずしも時間単位で貸し出される空間でなくてもよい。
1、1A…管理システム、2…クラウドネットワーク、3…時間貸し空間、4…ユーザ端末、5…予約管理サーバ、6…空間管理サーバ、7…請求管理サーバ、8…会員管理サーバ、101…開閉制御部、102…利用人数検知部、103…予約人数取得部

Claims (14)

  1. 開始と終了の時間を事前に予約した特定のユーザに対して時間貸しされる空間の予約を管理する予約リストから、対象とする空間の現在の時間帯における予約の人数を取得し、
    前記空間内に設けたセンサにより、当該空間内にいる人数を取得し、
    前記空間内にいる人数が予約された人数よりも多い場合、当該空間の出入り口に設けられる、人が開閉操作する扉を開の状態に制御する制御手段
    を有する装置。
  2. 前記制御手段は、前記扉を施錠する操作を無効化する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記制御手段は、前記扉を閉める方向には人が動かせないように当該扉のロック機構を制御する、
    請求項1に記載の装置。
  4. 前記ロック機構は、前記扉を閉める方向への動きをロックしている状態でも、前記扉を開く方向への人による操作を許可する、請求項3に記載の装置。
  5. 前記制御手段は、前記空間内にいる人数が予約された人数よりも多いと判定された場合、当該判定の結果が検知された時点よりも開口部の面積が増えるように、前記扉を駆動する機構を制御する、請求項3に記載の装置。
  6. 前記制御手段は、監視カメラで撮像された画像から利用者間のトラブルとみなす行動が確認された場合には警報手段を作動させる、請求項1に記載の装置。
  7. 前記空間内にいる人数が予約された人数より多いと判定された場合、前記制御手段は、前記監視カメラを作動させる、請求項6に記載の装置。
  8. 前記制御手段は、
    前記扉を解錠した次の利用者の性別と前記空間を利用中の利用者の性別とが異なっており、かつ、当該空間内にいる人数が予約された人数よりも多い場合に、前記扉を開の状態に制御する、請求項1に記載の装置。
  9. 前記制御手段は、前記次の利用者の性別と前記利用中の利用者の性別を、予約の際に登録した情報により確認する、
    請求項8に記載の装置。
  10. 前記制御手段は、前記次の利用者の性別と前記利用中の利用者の性別を、入室時に撮影された画像を解析して特定した性別の情報により確認する、請求項8に記載の装置。
  11. 前記制御手段は、
    前記空間を利用中の利用者の次の予約の時間帯が開始した状態で前記扉を開く操作が検出された場合に、
    前記空間を利用中の利用者の所属先に関する情報と、前記次の予約の時間帯の利用者の所属先に関する情報とが異なり、かつ、当該空間内にいる人数が当該次の予約の時間帯に予約された人数よりも多いとき、前記扉を開の状態に制御する、請求項1に記載の装置。
  12. 前記所属先が異なるとは、登録されている法人の名称が異なることである、請求項11に記載の装置。
  13. 開始と終了の時間を事前に予約した特定のユーザに対して時間貸しされる空間の予約を管理する予約リストから、対象とする空間の現在の時間帯における予約の人数を取得し、
    前記空間内に設けたセンサにより、当該空間内にいる人数を取得し、
    前記空間内にいる人数が予約された人数よりも多い場合、当該空間の出入り口に設けられる、人が開閉操作する扉を開の状態に制御する制御装置を有する管理システム。
  14. コンピュータに、
    開始と終了の時間を事前に予約した特定のユーザに対して時間貸しされる空間の予約を管理する予約リストから、対象とする空間の現在の時間帯における予約の人数を取得する機能、
    前記空間内に設けたセンサにより、当該空間内にいる人数を取得する機能、
    前記空間内にいる人数が予約された人数よりも多い場合、当該空間の出入り口に設けられる、人が開閉操作する扉を開の状態に制御する機能、
    を実現させるためのプログラム。
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