JP2021012546A - 情報処理システムおよびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者が予約により使用する使用場所を、各使用場所の温度を考慮せずに決定する場合に比べ、使用者にとってより快適な温度の使用場所が決定されるようにする情報処理システムを提供する。【解決手段】情報処理システムにおいて、空間管理サーバ5は、使用者により予約されて使用される複数の使用場所の各々についての温度の情報である温度情報を取得する温度情報取得部51と、温度情報取得部51により取得された温度情報に基づき、使用者により予約されて使用される使用場所を決定する使用場所決定部52と、使用場所決定部52により決定した使用場所を他の場所に変更する使用場所変更部53と、をプログラムにより実行する制御ユニットを備える。【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理システムおよびプログラムに関する。
特許文献1には、予約部屋位置情報と、予約時間情報と、予約者認証情報とを含む予約情報を受信する予約情報受信部と、入室者認証情報と、入室部屋位置情報とを含む入室情報を受信する入室情報受信部とを備える部屋環境設定システムが開示されている。
特許文献2には、予約時刻において会議室が使用に適した環境になっているように部屋の環境を調整する機器を動作させるとともに、使用スケジュールに設定された使用機器を予約時刻に使用可能にするように使用機器に関連する機器を一連の手順で動作させる処理が開示されている。
特開2002−260092号公報 特開平09−128446号公報
使用者が予約により使用する使用場所の各々の温度は、場所毎に異なることがあり、使用者が使用するこの使用場所を、各使用場所の温度を考慮せずに一律に決めると、温度が低い使用場所や温度が高い使用場所が決定されるおそれがある。
本発明の目的は、使用者が予約により使用する使用場所を、各使用場所の温度を考慮せずに決定する場合に比べ、使用者にとってより快適な温度の使用場所が決定されるようにすることにある。
請求項1に記載の発明は、使用者により予約されて使用される複数の使用場所の各々についての温度の情報である温度情報を取得する温度情報取得手段と、前記温度情報取得手段により取得された温度情報に基づき、前記使用者により予約されて使用される前記使用場所を決定する決定手段と、を備える情報処理システムである。
請求項2に記載の発明は、前記温度情報取得手段は、前記使用者が前記使用場所の予約を行おうとしている日時における、前記複数の使用場所の各々の温度情報を取得する請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項3に記載の発明は、前記温度情報取得手段は、前記複数の使用場所の各々の予約の状況に基づき、当該複数の使用場所の各々の前記温度情報を取得する請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項4に記載の発明は、前記温度情報取得手段は、前記使用者が前記使用場所の予約を行おうとしている日時よりも前における、前記複数の使用場所の各々の予約の状況に基づき、当該予約を行おうとしている当該日時における、当該複数の使用場所の各々の温度情報を取得する請求項3に記載の情報処理システムである。
請求項5に記載の発明は、前記温度情報取得手段は、前記使用場所の各々の周囲の環境の情報に基づき、前記複数の使用場所の各々の温度情報を取得する請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項6に記載の発明は、前記温度情報取得手段は、前記複数の使用場所の各々の位置の情報に基づき、当該複数の使用場所の各々の温度情報を取得する請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項7に記載の発明は、前記決定手段は、前記温度情報取得手段により取得された温度情報により特定される温度が予め定められた範囲内にある使用場所を、前記使用者により予約されて使用される前記使用場所として決定する請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項8に記載の発明は、前記決定手段により決定された前記使用場所である決定使用場所を他の使用場所に変更する変更手段をさらに備える請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項9に記載の発明は、前記変更手段は、前記決定使用場所の予約状況であって前記使用者が当該決定使用場所を使用する予約日時よりも前における予約状況の変化があった場合に、当該決定使用場所を前記他の使用場所に変更する請求項8に記載の情報処理システムである。
請求項10に記載の発明は、前記変更手段は、前記決定使用場所が予め定められた状態となった場合に、当該決定使用場所を前記他の使用場所に変更する請求項8に記載の情報処理システムである。
請求項11に記載の発明は、使用者により予約されて使用される複数の使用場所の各々についての温度の情報である温度情報を取得する温度情報取得機能と、前記温度情報取得機能により取得された温度情報に基づき、前記使用者により予約されて使用される前記使用場所を決定する決定機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
請求項1の発明によれば、使用者が予約により使用する使用場所を、各使用場所の温度を考慮せずに決定する場合に比べ、使用者にとってより快適な温度の使用場所が決定されるようにすることができる。
請求項2の発明によれば、予約を行おうとしている日時以外の日時における温度情報を取得する場合に比べ、使用者にとってより快適な温度の使用場所が決定されるようにすることができる。
請求項3の発明によれば、使用場所の温度に影響を与えうる、使用場所の予約の状況を考慮して、使用者により使用される使用場所を決定できる。
請求項4の発明によれば、使用場所の温度に影響を与えうる、使用場所の予約の状況を考慮して、使用者により使用される使用場所を決定できる。
請求項5の発明によれば、使用場所の各々の周囲の環境の情報から、使用場所の各々についての温度情報を得ることができる。
請求項6の発明によれば、複数の使用場所の各々の位置を考慮して、使用場所の各々についての温度情報を得ることができる。
請求項7の発明によれば、温度情報取得手段により取得された温度情報により特定される温度が予め定められた範囲外にある使用場所を使用場所として決定する場合に比べ、使用者にとってより快適な使用場所を決定できる。
請求項8の発明によれば、決定手段により決定された使用場所である決定使用場所を他の使用場所に変更できない場合に比べ、より快適な使用場所を使用者に提供できる。
請求項9の発明によれば、予約状況の変化があり使用場所の環境が悪化する場合に、使用者が使用する使用場所を、より快適な使用場所に変更できるようになる。
請求項10の発明によれば、決定使用場所の環境が悪化した場合に、使用者が使用する使用場所を、より快適な使用場所に変更できるようになる。
請求項11の発明によれば、使用者が予約により使用する使用場所を、各使用場所の温度を考慮せずに決定する場合に比べ、使用者にとってより快適な温度の使用場所が決定されるようにすることができる。
情報処理システムの全体構成の例を概略的に示す図である。 ブース型の空間の例を説明する図である。 ブース型の空間の設置例を示した図である。 管理サーバのハードウェア構成の一例を説明する図である。 ユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 空間管理サーバの機能構成の例を説明する図である。 空間管理サーバにて実施される処理の流れの一例を示した図である。 使用者が空間の予約を行う際に、この使用者のユーザ端末に表示される表示画面の一例を示した図である。 ユーザ端末に表示される表示画面の他の一例を示した図である。 温度情報取得部が温度情報を取得する際に実行する処理の流れの一例を示したフローチャートである。 空間の予約状況を示した図である。 空間の予約状況を示した図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の全体構成の例を概略的に示す図である。
本実施形態では、利用者により予約されて使用される使用場所の一例である複数の空間2が設けられている。
空間2は、ブース、宿泊施設等の客室、会社内等の会議室等を含む。これらは、壁や間仕切り等によって周囲から区切られている空間2の一例である。また、本実施形態における空間2は、飲食店や理髪店等でサービスの提供を受けるテーブルや座席等を含む。これらは、周囲に開放された空間2の一例である。
さらに、本実施の形態における空間2には、管理上の名称や番号等が付与されている。なお、空間2の予約は、有料でも無料でもよい。
図1に示す情報処理システム1は、クラウドネットワーク3に接続された各種の端末で構成されている。
図1では、クラウドネットワーク3に接続される端末の例として、ユーザが操作するユーザ端末4、空間2を管理する空間管理サーバ5、予約者であるユーザの予定を管理する予定管理サーバ6が示されている。
図1の場合、目的別又は機能別に1台のサーバが用意されている。すなわち、空間管理サーバ5、予定管理サーバ6がそれぞれ1台ずつ用意されている。
しかし、1つの目的又は機能に対して、複数台のサーバを用意してもよいし、1台のサーバで複数の目的又は機能を分担してもよい。
また、ある空間2を管理する事業者は、単独でも複数でもよい。例えば予約の管理、入退室や室内の利用状況などの管理、ユーザに対する利用料金の請求に関する管理、利用者として登録されている会員の管理のそれぞれを、異なる事業者が分担してもよい。
また、前述したように、予約の対象として管理される空間2は、同種である必要もない。例えば空間2の一部はブースであり、空間2の一部は飲食店等の座席やテーブルでもよい。
また、1つの目的又は機能についての管理を、複数の事業者が協働で提供してもよい。
空間2の扉に電子錠が取り付けられている場合、空間2の利用は、事前に配布された電子鍵を有することが利用の条件になる。また、扉を有しない空間2の場合には、事前に配布された認証コードを用いて予約者を認証する方法、空間2の管理者が予約者の氏名を確認する方法等が利用の条件になる。
本実施の形態では、ユーザ端末4として、予約者であるユーザが携帯可能なスマートフォンを想定する。もっとも、携帯可能なユーザ端末4は、いわゆるウェアラブル端末でもよいし、ノート型のコンピュータやゲーム端末でもよい。
空間管理サーバ5は、空間2に関連する各種の情報を管理する。空間管理サーバ5は、例えば利用者を特定する情報、予約の対象である空間2を特定する情報、予約の開始日時、予約の終了日時等を管理する。
利用者を特定する情報には、例えば利用者の氏名、性別、年齢、アカウント、パスワード、個人に付された管理用の情報が含まれる。また、利用の対象である空間2を特定する情報には、例えば住所又は所在の場所を特定する情報、管理用の名称や番号が含まれる。
なお、空間管理サーバ5は、空間2に関連付けられている物品やサービスの予約を管理してもよい。例えば貸し出しや使用の許諾が可能な物品やサービス、消費される又は消耗する物品やサービスを管理してもよい。
また、空間管理サーバ5は、空間2の利用に関連する各種の情報を管理する。空間管理サーバ5は、例えば、空間2の利用状況についての情報、空間2を利用する利用者についての情報を管理する。
予定管理サーバ6は、予約者であるユーザが予定の管理に使用するアプリケーションやグループウェア等が実行される端末である。もっとも、ユーザ端末4にインストールしたアプリケーションで個人の予定を管理する場合、予定管理サーバ6は不要である。予定管理サーバ6は、例えば管理の対象であるユーザのアカウント、パスワード、予定の件名、予定の場所、開始日時、終了日時などが格納される。
<空間2の外観構成>
図2は、ブース型の空間2の例を説明する図である。
図2に示すブース型の空間2は、例えば駅の構内、空港、オフィスビル、飲食店やデパート等の商業施設、銀行、図書館、美術館、博物館、公共機関や施設、連絡通路、公園等、室内外を問わずに配置される。
図2に示すブース型の空間2の各々は、天井が取り付けられている閉鎖型のブースである。ただし、閉鎖型とは、密閉の意味ではなく、実用的な防音性能を備えていればよい。このため、通気口や小窓等の開口や隙間が、空間2を構成する躯体の一部分に設けられていてもよい。また、窓は開閉が可能でもよい。
図2に示す空間2の躯体は、天井20Aと、床面20Bと、開閉可能な扉22が取り付けられている壁面20Cと、壁面20Cの両側に位置する2つの壁面20D及び20Eと、扉22の対面側に位置する壁面20Fとで構成される。
図2の場合、天井20Aには、換気口23が設けられている。換気口23には、開口面積の調整が可能なルーバ23Aが取り付けられている。図2のルーバ23Aは、全開状態にある。
本実施形態では、換気口23を通じて、躯体の内部と外部とが通じており、躯体の内部の気温は、躯体の外部の気温に概ね等しくなっている。付言すると、本実施形態では、躯体の内部に、暖房装置、冷房装置などの空調機器が設置されておらず、躯体の内部の気温と、躯体の外部の気温とが概ね等しくなっている。
なお、躯体の内部に空調機器を設置し、躯体毎に(空間2毎に)温度の調整を行えるようにしてもよい。
本実施の形態の場合、扉22は、壁面20Cに沿って移動が可能な引き戸を想定する。図2の場合、扉22は、一方向にスライドされる片引き扉であるが、2枚以上の部材を行き違わせて開閉する引き違い扉でも、2枚の部材を左右にスライドする引き分け扉でもよい。
もっとも、扉22は、引き戸に限らない。例えば扉22は、1枚の部材が弧を描くように移動する片開きの開き戸でもよいし、1つの開口部を2枚の扉部材で仕切る両開きの開き戸でもよい。
また、扉22は、蝶番で連結された2枚1組の扉部材を折り畳むように開く折れ戸でもよい。折れ戸にも、片方にのみ開くタイプと、両方向に開くタイプがある。
また、特殊なタイプとして、収納時に扉22が壁の中に引き込まれる引き込み戸や間仕切り戸であってもよい。
なお、扉22は内開きでも外開きでも構わない。
本実施の形態の場合、扉22には、開閉時にユーザが掴む取手22Aが取り付けられている。
また、扉22の中央部分には、秘匿性と防犯性を考慮した加工が施された部材22Bが配置されている。部材22Bは、例えば多数の孔が配列された金属製の板(例えばパンチングメタル)が内側に取り付けられた透明板でもよいし、目隠しとなる部材が隙間を空けて内側に取り付けられた透明板でもよいし、正面からは内部の確認が容易であるが斜め方向からは内部の確認が困難なフィルムが貼り付けられた透明板でもよいし、内部の視認性を低下させる加工が施された透明板でもよい。
ここでの透明板には、例えばガラス、アクリル樹脂を用いる。また、秘匿性と防犯性のために貼り付けられるフィルムの透過性に関する特性は、扉22の位置とユーザの作業位置との関係で定まる。扉22の正面奥でユーザが作業を行う場合には、正面からは内部の確認が困難であるが、斜め方向からは内部の確認が容易なフィルムを用いればよい。
ここでのフィルムは、透過と白濁を電気的に切り替え可能な液晶フィルムや透過率を電気的に制御可能な偏光フィルムでもよい。
また、視認性を低下させる加工には、例えば光が散乱するように部材の表面に細かい傷を付けることを含む。
なお、当該加工は、部材22Bの一部に施されていてもよい。例えば床面や天井の付近は透明であるが、作業中のモニタを覗き込める範囲は、加工によって視認性が低下される構造でもよい。
部材22Bを配置することで、モニタの画面を外部から隠しつつも、ユーザの在不在を外部から確認することが可能になる。
この他、扉22には、電子鍵による解錠が可能な電子錠22Cが取り付けられている。
もっとも、秘匿性と防犯性を考慮した加工は、扉22以外の部材にも施されることを妨げない。例えば壁面20D、20E、20Fの少なくとも一部に秘匿性と防犯性を考慮した加工が施されていてもよい。
空間2の利用人数は、空間2の容積によっておおよそ決まる。本実施の形態における空間2は、基本的に1人が使用する個室型を想定する。もっとも、空間2は、多人数を収容可能な大部屋でもよい。大部屋は、単独の部屋として構成されていてもよいが、空間2の壁面20D及び20Eの一方又は両方を取り除いた複数の空間2を連結することで形成してもよい。
なお、個室型とは1人しか利用できない意味ではなく、少人数、例えば2〜3人の利用が可能な意味で使用する。
空間2を構成する躯体の形状や構造、提供される設備や性能は任意である。例えば天井20Aを取り除いた構成も可能である。
本実施の形態の場合、躯体の内部には、不図示の机と椅子が1つずつ配されている。机の上には、備え付けの備品及び機器、予約された備品及び機器等が配置される。
また、躯体の内部には、躯体の内部の撮影を行うカメラなどにより構成される撮影装置24、躯体の内部の利用者を検出する人感センサ25が設けられている。また、躯体の内部には、空間2の温度を検出する温度センサ26が設けられている。
さらに、躯体の外表面には、空間2を利用する利用者の個々の情報を取得するための情報取得装置が設けられることもある。この情報取得装置は、例えば、翳されるIDカードを読み取るリーダにより構成される。また、その他に、情報取得装置は、利用者の指紋や静脈の配置などを読み取るリーダなどであってもよい。
図3は、ブース型の空間2の設置例を示した図である。
図3では、複数の空間2が並べられた状態で設けられている場合を例示している。空間2は、設置箇所の各々に対して、1つに限らず複数設置されることがある。
なお、この図3に示す例では、1つの設置箇所に、複数の空間2が隣接して設けられた場合を示したが、複数の空間2を互いに離した状態で設置してもよい。また、向きについても、必ずしも揃える必要はなく、各々の空間2が互いに異なる方向に向くように設置してもよい。
<端末の構成>
図4は、実施の形態で使用する管理サーバのハードウェア構成の一例を説明する図である。本実施の形態における管理サーバは、空間管理サーバ5(図1参照)、予定管理サーバ6(図1参照)である。
管理サーバは、装置全体の動作を制御する制御ユニット101と、管理データ等を記憶するハードディスクドライブ102と、LAN(=Local Area Network)ケーブル等を介した通信を実現するネットワークインターフェース103とを有している。
制御ユニット101は、CPU(=Central Processing Unit)111と、基本ソフトウェアやBIOS(=Basic Input Output System)等が記憶されたROM(=Read Only Memory)112と、ワークエリアとして用いられるRAM(=Random Access Memory)113とを有している。CPU111はマルチコアでもよい。また、ROM112は、書き換え可能な不揮発性の半導体メモリでもよい。制御ユニット101は、いわゆるコンピュータである。
ハードディスクドライブ102は、円盤状の基板表面に磁性体を塗布した不揮発性の記憶媒体にデータを読み書きする装置である。もっとも、不揮発性の記憶媒体は、半導体メモリや磁気テープでもよい。
この他、管理サーバは、必要に応じ、キーボード、マウス等の入力デバイス、液晶ディスプレイ等の表示デバイスも備える。
制御ユニット101と、ハードディスクドライブ102と、ネットワークインターフェース103は、バス104や不図示の信号線を通じて接続されている。
図5は、ユーザ端末4のハードウェア構成の一例を示す図である。図4に示す構成は、ユーザ端末4がスマートフォンの場合を想定する。
ユーザ端末4は、装置全体の動作を制御する制御ユニット201と、各種のデータを記憶するメモリカード202と、無線通信の規格に準拠する各種の通信インターフェース203と、タッチセンサ等の入力デバイス204と、液晶ディスプレイや有機EL(=Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示デバイス205と、GPS(=Global Positioning System)センサ206を有している。
制御ユニット201は、CPU211と、ファームウェアやBIOS等が記憶されたROM212と、ワークエリアとして用いられるRAM213とを有している。CPU211はマルチコアでもよい。また、ROM212は、書き換え可能な不揮発性の半導体メモリでもよい。
通信インターフェース203は、例えば移動通信システムとの接続に使用されるインターフェース、無線LANとの接続に使用されるインターフェースである。
GPSセンサ206は、GPS衛生からの電波を受信してユーザ端末4の位置を測定するセンサである。GPSセンサ206から出力される緯度、経度、高度の情報は、ユーザ端末4の現在位置を与える。なお、GPSセンサ206は、屋内用の測位システムに対応してもよい。
図6は、空間管理サーバ5(図1参照)の機能構成の例を説明する図である。
空間管理サーバ5は、温度情報取得部51と、使用場所決定部52と、使用場所変更部53とを備える。温度情報取得部51、使用場所決定部52、および、使用場所変更部53は、制御ユニット101(図4参照)によるプログラムの実行により実現される。
温度情報取得手段の一例としての温度情報取得部51は、使用者により予約されて使用される複数の上記の空間2の各々についての温度の情報である温度情報を取得する。
決定手段の一例としての使用場所決定部52は、温度情報取得部51により取得された温度情報に基づき、使用者により予約されて使用される空間2を決定する。より具体的には、使用場所決定部52は、温度情報取得部51により取得された温度情報に基づき、複数の空間2の候補の中から、使用者により予約されて使用される空間2を決定する。
変更手段の一例としての使用場所変更部53は、使用場所決定部52により決定された空間2である決定空間を他の空間2に変更する。
図7は、空間管理サーバ5にて実行される処理の流れの一例を示した図である。
本実施形態の処理では、使用者が空間2の予約を行う際に、温度情報取得部51が、複数の空間2の各々についての温度の情報である温度情報を取得する(ステップS101)。
次いで、使用場所決定部52が、温度情報取得部51が取得した空間2の各々の温度情報に基づき、使用者により予約されて使用される空間2を決定する(ステップS102)。言い換えると、使用場所決定部52は、空間2の予約を希望する使用者が使用する空間2を決定する。
図8は、使用者が空間2の予約を行う際に、この使用者のユーザ端末4に表示される表示画面の一例を示した図である。
図8に示すこの表示画面では、地図の表示が行われるとともに、この地図上に、空間2(本例では、ブース型の空間2)の設置箇所が複数表示されている。
本実施形態では、使用者は、空間2の予約を行う際、まず、表示されている複数の設置箇所の中から、使用者が使用を希望する設置箇所を選択する。
なお、このような表示形態に限らず、例えば、リスト形式で、複数の設置箇所を表示し、使用者が、リストの中から設置箇所を選択するようにしてもよい。
設置箇所が選択されると、図9(ユーザ端末4に表示される表示画面の他の一例を示した図)に示すように、選択された設置箇所における空室の状況が、時間毎に表示される。
使用者は、この表示画面に対する操作を行って、空間2の予約を行おうとしている日時(以下、「予約希望日時」と称する)についての情報を入力する。
そして、この予約希望日時における空室が1室である場合、又は、この設置箇所では、そもそも空間2が1つしか無い場合、空間管理サーバ5が予約の確定処理を行う。そして、予約の確定結果が、ユーザ端末4へ送信され使用者に通知される。
これに対し、予約希望日時に、複数の空室が存在する場合は、温度情報取得部51が、空室となっている空間2の各々についての温度の情報である温度情報を取得する。
次いで、使用場所決定部52が、取得されたこの温度情報に基づき、使用者が使用する空間2を決定する。そして、空間管理サーバ5が予約の確定処理を行い、予約の確定結果が、ユーザ端末4へ送信され使用者に通知される。
ここで、1つの設置箇所に設置された複数の空間2の各々の温度が、空間2毎に異なることがあり、使用者が使用する空間2を、各空間2の温度を考慮せずに一律に決めると、温度が低い空間2や温度が高い空間2が決定されるおそれがある。
これに対し、上記のように、温度情報取得部51が取得した、空間2の各々の温度の情報に基づき、使用者が使用する空間2を決定すると、使用者にとってより快適な温度の空間2が決定される。
なお、温度情報取得部51は、温度の情報として、具体的な温度の数値を得るのに限らず、温度が高い傾向にある旨の情報や、温度が低い傾向にある旨の情報を取得してもよい。
例えば、冬期では、絶対的な温度の数値が得られない場合であっても、温度が高い傾向にあることが分かれば、この温度が高い傾向にある空間2に決定することで、使用者に対し、より快適な空間2の提供を行える。
また、夏季では、温度が低い傾向にあることが分かれば、この温度が低い傾向にある空間2に決定することで、この場合も、使用者に対し、より快適な空間2の提供を行える。
また、その他に、温度情報取得部51は、対象となる空間2の温度が他の空間2に比べて高いことを示す情報や、対象となる空間2の温度が他の空間2に比べて低いことを示す情報を取得してもよい。
例えば、温度情報取得部51は、「空間Aの温度は、他の空間B、Cの温度よりも高い」などの情報や、「空間Aの温度は、他の空間B、Cの温度よりも低い」などの情報を取得してもよい。
図10は、温度情報取得部51が温度情報を取得する際に実行する処理の流れの一例を示したフローチャートである。
本実施形態の温度情報取得部51は、まず、使用者が空間2の予約を行おうとしている日時である予約希望日時についての情報を取得する(ステップS201)。
具体的には、温度情報取得部51は、例えば、使用者がユーザ端末4を操作して入力した情報を得て、予約希望日時を取得する。
次いで、温度情報取得部51は、取得したこの予約希望日時における、複数の空間2の各々の温度情報であって、予約状態が「空」の状態にある複数の空間2の各々の温度情報を取得する(ステップS202)。
言い換えると、温度情報取得部51は、未だ予約がなされていない複数の空間2の各々の温度情報を取得する。
ここで、温度情報取得部51は、複数の空間2の各々の温度情報を取得するにあたり、例えば、複数の空間2の各々の予約の状況に基づき、この複数の空間2の各々の温度情報を取得する。
より具体的には、温度情報取得部51は、例えば、予約希望日時よりも前における、複数の空間2の各々の予約の状況に基づき、この予約希望日時における、複数の空間2の各々の温度情報を取得する。
図11は、空間2の予約状況を示した図である。言い換えると、図11は、図3にて示した複数の空間2についての予約状況を示した図である。
この例では、符号11Aで示す日時が、使用者が空間2の予約を行おうとしている予約希望日時となっている。
本実施形態では、温度情報取得部51は、予約希望日時において空の状態にある複数の空間2の各々の予約の状況を取得し、この予約の状況に基づき、各空間2の温度についての情報を取得する。
より具体的には、温度情報取得部51は、予約希望日時よりも前における、複数の空間2の各々の予約の状況に基づき、この予約希望日時において空の状態にある複数の空間2の各々の温度情報を取得する。
図11に示す例では、予約希望日時を基準に予め定められた期間(例えば、2時間)だけ過去に遡ったとき以降における予約数を比較した場合に、空間Aについての予約数>空間Bについての予約数>空間Cについての予約数となっている。
この場合、温度情報取得部51は、各空間2の温度が、空間A>空間B>空間Cとなる旨の情報を取得する。
予約数が多いと、空間2に人が滞在する時間が長くなり、人の体温によって、空間2の温度が上昇する。この場合、上記のとおり、温度情報取得部51は、例えば、各空間2の温度が、空間A>空間B>空間Cとなる旨の情報を取得する。
その後、本実施形態では、使用場所決定部52が、温度情報取得部51により取得されたこの温度の情報に基づき、予約を行う空間2を決定する。
ここで、使用場所決定部52は、例えば、そのとき(使用者による予約の申し込みがあったとき)の季節が冬期である場合、使用場所を空間Aに決定する。また、使用場所決定部52は、例えば、そのときの季節が夏季である場合、使用場所を空間Cに決定する。
また、使用場所決定部52は、例えば、そのときの季節が春季や秋季である場合、使用場所を空間Bに決定する。
言い換えると、この場合、使用場所決定部52は、温度情報取得部51により取得された温度の情報に加え、使用者が予約の申し込みを行ったときの季節についての情報を取得し、温度の情報と季節についての情報とに基づき、最終的な空間2を決定する。
言い換えると、使用場所決定部52は、温度情報取得部51により取得された温度の情報に加え、使用者が予約の申し込みを行ったときの月や月日についての情報を取得し、温度の情報と月又は月日についての情報とに基づき、最終的な空間2を決定する。
なお、上記では、予約数に基づき空間2の各々の温度情報を取得したが、空間2が使用者により占有されている占有時間についての情報を空間2毎に取得し、この占有時間についての情報に基づき、温度情報を取得してもよい。
また、その他に、温度情報取得部51は、空間2の各々の周囲の環境の情報に基づき、複数の空間2の各々の温度情報を取得してもよい。
本実施形態のように換気口23(図2参照)が設けられている空間2や、単なる座席などの開放型の空間2である場合、実質的に、空間2の周囲の温度と空間2の温度とが等しくなる。この場合、空間2の周囲の温度の情報を取得することで、空間2の温度の情報の取得を行える。
より具体的には、温度情報取得部51は、例えば、駅の構内の温度の情報や、ビルなどの建物内の温度の情報を取得することで、各空間2の温度の情報を取得する。
ここで、一つの設置箇所に設けられた複数の空間2の各々は、互いに離れた状態で設置されることもある。例えば、大きい駅では、複数の空間2が、互いに離れた状態で設置され、互いに異なる箇所に設置されることが起こり得る。
より具体的には、例えば、一部の空間2は、駅の構内に設置され、他の空間2は、駅に建てられた建物内に設置されることが起こり得る。
このような場合、温度情報取得部51は、例えば、駅の構内の温度の情報や、建物の内部の温度の情報を取得する。これにより、この場合、実質的に、各空間2の温度の情報が取得される。
その後、本実施形態では、上記と同様、使用場所決定部52が、取得されたこれらの温度の情報に基づき、使用者が使用する空間2を決定する。
より具体的には、使用場所決定部52は、空間2の決定にあたり、予め定められた温度範囲内の温度にある空間2を、予約の確定を行う空間2として決定する。例えば、使用場所決定部52は、空間2の周囲の温度が、例えば、23℃〜26℃にある空間2を、予約の確定を行う空間2として決定する。
言い換えると、この処理を行う場合は、予め、温度範囲が定められており、使用場所決定部52は、空間2の周囲の温度がこの温度範囲内にある空間2を、使用者のために予約を行う空間2として決定する。
また、温度情報取得部51は、上記の複数の空間2の各々の位置の情報に基づき、空間2の各々の温度情報を取得してもよい。
複数の空間2のうち、例えば、南側に位置する空間2については、日当たりがよく、北側に位置する空間2よりも温度が高くなることがある。
また、例えば、複数の空間2のうちの一部の空間2が建物の内部に位置し、他の空間2が建物の外部に位置する場合は、建物の内部に位置する空間2の温度と、建物の外部に位置する空間2の温度とが異なりやすくなる。
このような状況の場合、温度情報取得部51は、例えば、南側に位置する空間2については、北側に位置する空間2よりも温度が高い旨の情報を取得する。
また、例えば、温度情報取得部51は、例えば、日光が入る窓に近い側に位置する空間2については、窓から離れた箇所に位置する空間2よりも温度が高い旨の情報を取得する。
なお、このように、各空間2の位置に基づき各空間2の温度の情報を取得する場合、温度情報取得部51は、各空間2の位置情報および各空間2の周囲の構造についての情報を取得し、これらの情報に基づき、各空間2の温度の情報を取得する。
また、例えば、温度情報取得部51は、建物の内部に位置する空間2については、建物の外部に位置する空間2よりも温度が高い旨の情報を取得する。もしくは、温度情報取得部51は、建物の内部に位置する空間2については、建物の外部に位置する空間2よりも温度が低い旨の情報を取得する。
より具体的には、例えば、温度情報取得部51は、夏季においては、建物の内部に位置する空間2の温度の方が、建物の外部に位置する空間2の温度よりも低い旨の情報を取得する。
また、例えば、温度情報取得部51は、冬期においては、建物の内部に位置する空間2の温度の方が、建物の外部に位置する空間2の温度よりも高い旨の情報を取得する。
次いで、この場合も、使用場所決定部52が、温度情報取得部51により取得された、この温度の情報に基づき、使用者が使用する1つの空間2を決定する。
具体的には、例えば、使用場所決定部52は、冬期の場合、温度がより高い方の空間2を、予約を行う空間2として決定する。また、使用場所決定部52は、夏季の場合、温度がより低い方の空間2を、予約を行う空間2として決定する。
また、その他に、温度情報取得部51は、複数の空間2の各々の種別に基づき、各空間2の温度の情報を取得してもよい。
具体的には、温度情報取得部51は、例えば、複数の空間2の各々の種別についての情報として、例えば、空間2が開放型あるいは閉鎖型の何れであるかについての情報を取得する。そして、温度情報取得部51は、この情報に基づき、各空間2の温度情報を取得する。
具体的には、この場合、温度情報取得部51は、例えば、夏季の場合、開放型の空間2の温度の方が、閉鎖型の空間2の温度よりも低い旨の情報を取得する。そして、この場合、使用場所決定部52は、温度が低い方の空間2である、開放型の空間2を、予約を行う空間2として決定する。
また、温度情報取得部51は、例えば、冬期の場合、閉鎖型の空間2の温度の方が、開放型の空間2の温度よりも高い旨の情報を取得する。そして、この場合、使用場所決定部52は、温度が高い方の空間2である、閉鎖型の空間2を、予約を行う空間2として決定する。
ここで、閉鎖型の空間2とは、上記のとおり、壁や間仕切り等によって周囲から区切られている空間2をいい、ブース、宿泊施設等の客室、会社内等の会議室等が一例に挙げられる。
また、開放型の空間2とは、壁や間仕切り等による仕切りがなされていない空間2をいい、例えば、飲食店、理髪店、乗り物等に設けられたテーブルや座席等が一例に挙げられる。
また、その他に、温度情報取得部51は、例えば、各空間2に設置された温度センサ26(図2参照)からの出力に基づき、各空間2の温度情報を取得してもよい。
そして、この場合、使用場所決定部52は、この温度センサ26により取得された情報(温度を具体的に示す数値)に基づき、空間2を決定する。
具体的には、この場合、使用場所決定部52は、温度情報取得部51により取得された温度情報により特定される温度が、予め定められた範囲内にある空間2を、予約を行う空間2として決定する。
より具体的には、使用場所決定部52は、例えば、温度情報取得部51により取得された温度情報により特定される温度が、例えば、23℃〜26°℃の範囲内にある空間2を、予約を行う空間2として決定する。
ここで、各空間2に設置された温度センサ26からの出力に基づき空間2を決定する場合、予約の申し込みがあってから、使用者が実際に空間2を使用するまでの時間が短いと、使用者に対し、より快適な空間2の提供を行える。
予約の申し込みがあってから、使用者が実際に空間2を使用するまでの時間が短いと、この申し込みから実際に空間2を使用するまでの間における、空間2の温度変化は小さくなる。この場合、快適な温度にあると判断した空間2が、そのままの状態で、使用者に提供される可能性が高くなる。
次に、決定された空間2を他の空間2に変更する変更処理を説明する。
本実施形態では、使用場所変更部53が設けられており、予め定められた特定の条件が満たされた場合、使用場所変更部53が、使用場所決定部52により決定された上記の空間2(以下、「決定空間)と称する)を、他の空間2に変更する。
具体的には、使用場所変更部53は、例えば、決定空間についての予約状況の変化があった場合に、この決定空間を他の空間2に変更する。
より具体的には、使用場所変更部53は、決定空間の予約状況であって、使用者がこの決定空間を使用する予約日時よりも前における予約状況の変化があった場合に、決定空間を他の空間2に変更する。
より具体的には、使用場所変更部53は、使用者が決定空間を実際に使用するまでの間に、この決定空間についての予約状況の変化であって予め定められた条件を満たす変化があった場合に、決定空間を他の空間2に変更する。
より具体的には、使用場所変更部53は、例えば、決定空間について、予め定められた期間における予約数が多い状況から少ない状況になった場合に、この決定空間を他の空間2に変更する。
より具体的には、例えば、使用場所変更部53は、予約日時を基準として過去に予め定められた時間だけ遡った期間(以下、「特定期間」と称する)における予約数が多い状況から少ない状況になった場合に、決定空間を他の空間2に変更する。
より具体的には、使用場所変更部53は、例えば、季節が冬期である場合において、予約状況が変化し、上記の特定期間における決定空間の予約数よりも、この特定期間における、他の空間2(以下、「非決定空間」と称する場合がある)の予約数の方が多くなった場合、決定空間をこの非決定空間に変更する。
より具体的には、使用場所変更部53は、決定空間を、非決定空間であって空の状況にある非決定空間に変更する。
図12(空間の予約状況を示した図)は、図11にて示した予約時の状態から時間が経過し、特定期間における決定空間(空間A)の予約数よりも、この特定期間における、非決定空間(空間B)の予約数の方が多くなった場合を例示している。
この場合、使用場所変更部53は、決定空間である空間Aから、非決定空間である空間Bに、空間2の変更を行う。
ここで、予約数が多い状況から予約数が少ない状況となると、決定空間の温度が低下しやすくなる。この場合、決定空間を、より多く予約が入っている非決定空間に変更することで、使用者に対して、より温度が高い空間2が提供されるようになる。
なお、空間2のこの変更を行う場合、ユーザ端末4に対して、空間2の変更があった旨の情報を送信して、空間2の変更があった旨を使用者に通知する。
また、例えば、使用場所変更部53は、決定空間の予約数が少ない状況から予約数が多い状況になった場合、決定空間を、空の状態にある非決定空間に変更する。
より具体的には、使用場所変更部53は、例えば、使用者による予約日時が夏季である場合において、予約状況が変化し、決定空間の予約数が非決定空間の予約数よりも大きくなった場合、決定空間を非決定空間に変更する。
予約数が少ない状況から予約数が多い状況となると、決定空間の温度が上昇しやすくなる。この場合、より予約が少ない状況にある非決定空間に変更することで、使用者に対して、より温度が低い空間2が提供される。
なお、この場合も、ユーザ端末4に対して、空間2の変更があった旨の情報が送信され、空間2の変更があった旨が使用者に通知される。
なお、ここでは、予約数に基づき、空間2の変更処理を行うか否かを決定したが、予約数に限らず、空間2の占有時間に基づき、空間2の変更処理を行うか否かを決定してもよい。
この場合、例えば、使用者による予約日時が夏季である場合において、予約状況が変化し、決定空間の占有時間が非決定空間の占有時間よりも長くなった場合、決定空間を非決定空間に変更する。
また、例えば、予約者による予約日時が冬期である場合において、予約状況が変化し、決定空間の占有時間が非決定空間の占有時間よりも短くなった場合、決定空間を非決定空間に変更する。
また、使用場所変更部53は、決定空間が予め定められた状態となった場合に、この決定空間を他の空間2である非決定空間に変更してもよい。
具体的には、使用場所変更部53は、例えば、決定空間が汚損されたり、決定空間にて異臭が生じたりした場合に、決定空間を非決定空間に変更してもよい。
なお、空間2が汚損されたか否かは、例えば、撮影装置24により得られた撮影結果を解析することで判断する。また、異臭が生じたか否かは、例えば、空間2に設置された臭いセンサ(不図示)からの出力に基づき判断する。
また、使用場所変更部53は、例えば、決定空間の温度が高温となったり、低温となったりした場合に、決定空間を非決定空間に変更してもよい。
言い換えると、使用場所変更部53は、例えば、決定空間の温度が予め定められた温度を超えたり、予め定められた温度よりも低くなったりした場合に、決定空間を非決定空間に変更してもよい。
空間2が高温となったり低温となったりしたか否かは、例えば、各空間2に設置された温度センサ26からの出力に基づき判断する。
決定空間の温度が高温となったり、低温となったりした場合は、この決定空間に設置された空調装置が故障等するなど、空間2内や空間2の外部にて何かしらの異常が生じたことも想定される。
このため、決定空間の温度が高温となったり、低温となったりした場合には、決定空間を非決定空間に変更することが好ましくなる。
1…情報処理システム、51…温度情報取得部、52…使用場所決定部、53…使用場所変更部

Claims (11)

  1. 使用者により予約されて使用される複数の使用場所の各々についての温度の情報である温度情報を取得する温度情報取得手段と、
    前記温度情報取得手段により取得された温度情報に基づき、前記使用者により予約されて使用される前記使用場所を決定する決定手段と、
    を備える情報処理システム。
  2. 前記温度情報取得手段は、前記使用者が前記使用場所の予約を行おうとしている日時における、前記複数の使用場所の各々の温度情報を取得する請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記温度情報取得手段は、前記複数の使用場所の各々の予約の状況に基づき、当該複数の使用場所の各々の前記温度情報を取得する請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 前記温度情報取得手段は、前記使用者が前記使用場所の予約を行おうとしている日時よりも前における、前記複数の使用場所の各々の予約の状況に基づき、当該予約を行おうとしている当該日時における、当該複数の使用場所の各々の温度情報を取得する請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記温度情報取得手段は、前記使用場所の各々の周囲の環境の情報に基づき、前記複数の使用場所の各々の温度情報を取得する請求項1に記載の情報処理システム。
  6. 前記温度情報取得手段は、前記複数の使用場所の各々の位置の情報に基づき、当該複数の使用場所の各々の温度情報を取得する請求項1に記載の情報処理システム。
  7. 前記決定手段は、前記温度情報取得手段により取得された温度情報により特定される温度が予め定められた範囲内にある使用場所を、前記使用者により予約されて使用される前記使用場所として決定する請求項1に記載の情報処理システム。
  8. 前記決定手段により決定された前記使用場所である決定使用場所を他の使用場所に変更する変更手段をさらに備える請求項1に記載の情報処理システム。
  9. 前記変更手段は、前記決定使用場所の予約状況であって前記使用者が当該決定使用場所を使用する予約日時よりも前における予約状況の変化があった場合に、当該決定使用場所を前記他の使用場所に変更する請求項8に記載の情報処理システム。
  10. 前記変更手段は、前記決定使用場所が予め定められた状態となった場合に、当該決定使用場所を前記他の使用場所に変更する請求項8に記載の情報処理システム。
  11. 使用者により予約されて使用される複数の使用場所の各々についての温度の情報である温度情報を取得する温度情報取得機能と、
    前記温度情報取得機能により取得された温度情報に基づき、前記使用者により予約されて使用される前記使用場所を決定する決定機能と、
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011053880A (ja) * 2009-09-01 2011-03-17 Toshiba Corp 会議室予約支援装置および会議室予約支援方法
JP2017091293A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 アズビル株式会社 予約システム

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