JP7346928B2 - 情報処理システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理システム及びプログラムに関する。
例えば、特許文献1には、利用者が使用可能な空間を所定時間提供するレンタルブースであって、利用者を認証する手段と、空間への入退室を管理するための電気錠と、利用者が使用するコンピュータ端末とを含み、コンピュータ端末は、利用者にサービスを提供する手段、および利用者からの要求を受け付ける手段、として機能することを特徴とするレンタルブースが開示されている。
特開2004-86582号公報
利用者が場所を予約して利用する場合、場所の環境によっては、利用者の作業効率が低下することが考えられる。
本発明の目的は、利用者が予約しようとしている場所について、予約しようとしている日時における環境の情報を把握できるようにすることにある。
請求項1に記載の発明は、近接して配置された、各々が壁又は間仕切りによって区切られた複数の空間のうち、特定の空間の予約を、利用目的と共にユーザから受け付ける受付手段と、前記複数の空間のうちユーザにより指定された日時に予約が空いている空間について、当該空間の当該日時における音の大きさの程度を、当該日時に既に予約されている他の空間の利用目的をもとに取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記音の大きさの程度を出力する出力手段とを備える情報処理システムである。
請求項に記載の発明は、前記音の大きさの程度は、前記空間及び当該空間の周囲にある他の空間の少なくとも何れか一方の空間の予約状況を基に取得され、前記他の空間の予約状況には、予約された当該他の空間を利用する他のユーザが過去に利用したときの利用状況の情報が含まれることを特徴とする請求項に記載の情報処理システムである。
請求項に記載の発明は、前記音の大きさの程度は、前記空間及び当該空間の周囲にある他の空間の少なくとも何れか一方の空間の設備の情報を基に取得されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項に記載の発明は、前記ユーザ空間を予約した後、当該空間の前記音の大きさの程度が変化した場合、当該ユーザに通知する通知手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項に記載の発明は、前記通知手段は、前記ユーザに、当該ユーザが予約した前記空間の代わりの候補となる他の空間を通知することを特徴とする請求項に記載の情報処理システムである。
請求項に記載の発明は、前記通知手段は、前記ユーザに、当該ユーザが前記空間を利用する日時として予約している日時の代わりの候補となる他の日時を通知することを特徴とする請求項に記載の情報処理システムである。
請求項に記載の発明は、前記通知手段は、前記音の大きさの程度の示す状態が予め定められた基準を超える状態に変化した場合、前記ユーザに通知することを特徴とする請求項に記載の情報処理システムである。
請求項に記載の発明は、前記予め定められた基準は、前記ユーザが設定することを特徴とする請求項に記載の情報処理システムである。
請求項に記載の発明は、前記ユーザ空間を予約した後、当該空間の前記音の大きさの程度が変化した場合、当該ユーザの予約を変更する変更手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項10に記載の発明は、前記変更手段は、前記ユーザが予約した前記空間を他の空間へ変更することを特徴とする請求項に記載の情報処理システムである。
請求項11に記載の発明は、前記変更手段は、前記ユーザが前記空間を利用する日時として予約している日時を他の日時へ変更することを特徴とする請求項に記載の情報処理システムである。
請求項12に記載の発明は、前記取得手段は、ユーザに予約されて利用される複数の空間の各々の音の大きさの程度を取得し、前記取得手段が取得した前記複数の空間音の大きさの程度を基に、当該複数の空間のうち、空間を予約しようとしているユーザが予約して利用する空間を選択する選択手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項13に記載の発明は、前記選択手段は、更に、前記ユーザの利用目的、及び、すでに空間を予約している他のユーザの利用目的の少なくとも何れか一方を基に、当該ユーザが予約して利用する空間を選択することを特徴とする請求項12に記載の情報処理システムである。
請求項14に記載の発明は、コンピュータに、近接して配置された、各々が壁又は間仕切りによって区切られた複数の空間のうち、特定の空間の予約を、利用目的と共にユーザから受け付ける機能と、前記複数の空間のうちユーザにより指定された日時に予約が空いている空間について、当該空間の当該日時における音の大きさの程度を、当該日時に既に予約されている他の空間の利用目的をもとに取得する機能と、取得した前記音の大きさの程度を出力する機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項1に記載の発明によれば、ユーザが予約しようとしている空間について、予約しようとしている日時における音の大きさの程度を把握できるようになる。
請求項に記載の発明によれば、より確実に、音の大きさの程度を把握できるようになり、予約された他の空間を利用するユーザの過去の利用状況を考慮して、音の大きさの程度を把握できるようになる。
請求項に記載の発明によれば、より確実に、音の大きさの程度を把握できるようになる。
請求項に記載の発明によれば、予約した空間音の大きさの程度が変化したことを把握できるようになる。
請求項に記載の発明によれば、ユーザが代わりの候補となる他の空間を調べる場合と比較して、他の空間を予約し易くなる。
請求項に記載の発明によれば、ユーザが代わりの候補となる他の日時を調べる場合と比較して、他の日時を予約し易くなる。
請求項に記載の発明によれば、、音の大きさの程度が変化した場合に常にユーザに通知する構成と比較して、例えば音の大きさの程度が僅かに変化した程度で通知することを抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、音の大きさの程度が変化した場合に通知する基準を、空間を予約するユーザが設定できる。
請求項に記載の発明によれば、予約した空間音の大きさの程度が変化した場合にユーザが予約を変更する操作を行う場合と比較して、簡易に予約を変更することができる。
請求項10に記載の発明によれば、予約した空間音の大きさの程度が変化した場合にユーザが予約を変更する操作を行う場合と比較して、簡易に予約の空間を変更することができる。
請求項11に記載の発明によれば、予約した空間音の大きさの程度が変化した場合にユーザが予約を変更する操作を行う場合と比較して、簡易に予約の日時を変更することができる。
請求項12に記載の発明によれば、音の大きさの程度を基に、ユーザが予約して利用する空間を選択することができる。
請求項13に記載の発明によれば、ユーザの利用目的及び他のユーザの利用目的の少なくとも何れか一方を考慮して、ユーザが予約して利用する空間を選択することができる。
請求項14に記載の発明によれば、ユーザが予約しようとしている空間について、予約しようとしている日時における音の大きさの程度を把握できるようにする機能を、コンピュータにより実現できる。
本実施の形態に係る情報処理システムの全体構成の例を概略的に示す図である。 ブース型の空間の外観構成例を説明する図である。 本実施の形態に係る空間の構成例を説明する図である。 本実施の形態に係る空間管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係るユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 空間管理サーバの機能構成の例を説明する図である。 環境情報を把握する処理の手順の一例を示したフローチャートである。 環境情報を出力する処理の手順の一例を示したフローチャートである。 ユーザ端末の表示デバイスに表示される予約受付画面の一例を示す図である。 ユーザ端末の表示デバイスに表示される環境情報の一例を示す図である。 予約受付画面の他の例を示す図である。 予約受付画面の他の例を示す図である。 ユーザが指定した空間の周囲にある他の空間の情報を表示した画面の一例を示す図である。 ユーザが予約した空間の環境情報が変化した場合の通知の一例を示す図である。 ユーザが予約した空間の代わりの候補となる他の空間の通知の一例を示す図である。 ユーザが予約した日時の代わりの候補となる他の日時の通知の一例を示す図である。 環境情報を基に空間を予約する処理の手順の一例を示したフローチャートである。 利用目的に基づいた規則で空間を選択する処理の一例を説明するための図である。 環境情報を基に選択された空間の情報を表示する場合の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
<情報処理システムの全体構成>
図1は、本実施の形態に係る情報処理システム1の全体構成の例を概略的に示す図である。本実施の形態に係る情報処理システム1は、クラウドネットワーク3に接続された各種の装置、空間2で構成されている。
空間2は、ブース、宿泊施設等の客室、会社内等の会議室等を含む。また、空間2は、自動車等の移動可能な場所であってもよい。これらは、壁や間仕切り等によって周囲から区切られている空間2の一例である。また、空間2は、飲食店等でサービスの提供を受けるテーブルや座席等を含む。これらは、周囲に開放された空間の一例である。このように、本実施の形態における空間2は、ユーザが利用可能な場所であればよく、場所の形態は限定されない。
更に、本実施の形態における空間2には、管理上の名称や番号等が付与されている。なお、空間2の予約は、有料でも無料でもよい。
また、空間2の扉に電子錠が取り付けられている場合、空間2の利用は、事前に配布された電子鍵を有することが利用の条件になる。また、扉を有しない空間2の場合には、例えば、事前に配布された認証コードを用いてユーザを認証する方法、空間2の管理者が空間2を利用するユーザの氏名を確認する方法等が利用の条件になる。
なお、ユーザが空間2を予約する場合、空間2を利用するユーザ自身が予約してもよいし、空間2を利用するユーザの代わりに他のユーザが予約してもよい。
本実施の形態では、予約される場所の一例として、複数の空間2が設けられている。
また、図1に示す例では、クラウドネットワーク3に接続された装置の例として、ユーザが操作するユーザ端末4、空間2を管理する空間管理サーバ5が示されている。
図1の場合、空間管理サーバ5として、1台のサーバが用意されている。ただし、空間管理サーバ5の機能を実現するために、複数台のサーバを用意してもよい。
また、ある空間2を管理する事業者は、単独でも複数でもよい。例えば予約の管理、入退室や室内の利用状況などの管理、ユーザに対する利用料金の請求に関する管理、ユーザとして登録されている会員の管理のそれぞれを、異なる事業者が分担してもよい。
また、前述したように、予約の対象として管理される空間2は、同種である必要もない。例えば空間2の一部はブースであり、空間2の一部は飲食店等の座席やテーブルでもよい。
また、1つの目的又は機能についての管理を、複数の事業者が協働で提供してもよい。
ユーザ端末4は、ユーザが使用する装置である。本実施の形態では、ユーザ端末4として、ユーザが携帯可能なスマートフォンを想定する。もっとも、ユーザ端末4は、いわゆるウェアラブル端末でもよいし、ノート型のコンピュータやゲーム端末でもよい。
空間管理サーバ5は、空間2に関連する各種の情報を管理する。
例えば、ユーザが、ユーザ端末4において、空間2の予約に使用するアプリケーションやグループウェア等を起動して情報を入力し、空間管理サーバ5とやり取りすることにより、空間2の予約に関連する各種の情報が空間管理サーバ5に記憶される。
具体的には、空間2の予約に関連する各種の情報は、例えば、空間2の予約者の情報、予約の対象である空間2の情報、予約の開始時刻、予約の終了時刻である。空間2の予約者の情報は、例えば、予約者の氏名、性別、年齢、会社等の所属先、社員ID、アカウント、パスワード、個人に付された管理用の情報が含まれる。なお、空間2を利用するユーザの代わりに他のユーザが予約する場合には、予約者の情報、実際に空間2を利用する利用者の情報を記憶してもよい。また、予約の対象である空間2の情報は、例えば、空間2の住所又は所在場所を特定する情報、管理用の名称や番号が含まれる。
また、詳細は後述するが、空間管理サーバ5は、各種の情報を用いて、空間2毎に、空間2についての環境の情報(以下、環境の情報を「環境情報」と称する)を把握する。そして、空間管理サーバ5は、ユーザが予約しようとしている空間2についての環境情報であって、予約しようとしている日時における環境情報を、予約しようとしているユーザのユーザ端末4等に出力する。ユーザは、これらの環境情報を参考にして、空間2の予約を行うことが可能である。なお、日時とは、日付と時刻であるが、開始時刻、終了時刻、開始時刻から終了時刻までの時間を含む。
また、空間管理サーバ5は、空間2に関連付けられている物品やサービスの予約を管理してもよい。例えば、貸し出しや使用の許諾が可能な物品やサービス、消費される又は消耗する物品やサービスを管理してもよい。
<空間の構成>
図2は、ブース型の空間2の外観構成例を説明する図である。
図2に示すブース型の空間2は、例えば駅の構内、空港、オフィスビル、飲食店やデパート等の商業施設、銀行、図書館、美術館、博物館、公共機関や施設、連絡通路、公園等、室内外を問わずに配置される。
図2に示すブース型の空間2は、天井が取り付けられている閉鎖型のブースである。ただし、閉鎖型とは、密閉の意味ではなく、実用的な防音性能を備えていればよい。このため、通気口や小窓等の開口や隙間が、空間2を構成する躯体の一部分に設けられていてもよい。また、窓は開閉が可能でもよい。
図2に示す空間2の躯体は、天井20Aと、床面20Bと、開閉可能な扉22が取り付けられている壁面20Cと、壁面20Cの両側に位置する2つの壁面20D及び20Eと、扉22の対面側に位置する壁面20Fとで構成される。
図2の場合、天井20Aには、換気口23が設けられている。換気口23には、開口面積の調整が可能なルーバ23Aが取り付けられている。図2のルーバ23Aは、全開状態にある。
本実施の形態の場合、扉22は、壁面20Cに沿って移動が可能な引き戸を想定する。図2の場合、扉22は、一方向にスライドされる片引き扉であるが、2枚以上の部材を行き違わせて開閉する引き違い扉でも、2枚の部材を左右にスライドする引き分け扉でもよい。
もっとも、扉22は、引き戸に限らない。例えば扉22は、1枚の部材が弧を描くように移動する片開きの開き戸でもよいし、1つの開口部を2枚の扉部材で仕切る両開きの開き戸でもよい。
また、扉22は、蝶番で連結された2枚1組の扉部材を折り畳むように開く折れ戸でもよい。折れ戸にも、片方にのみ開くタイプと、両方向に開くタイプがある。
また、特殊なタイプとして、収納時に扉22が壁の中に引き込まれる引き込み戸や間仕切り戸であってもよい。
なお、扉22は内開きでも外開きでも構わない。
図2の場合、扉22には、開閉時にユーザが掴む取手22Aが取り付けられている。
また、扉22の中央部分には、秘匿性と防犯性を考慮した加工が施された部材22Bが配置されている。部材22Bは、例えば多数の孔が配列された金属製の板(例えばパンチングメタル)が内側に取り付けられた透明板でもよいし、目隠しとなる部材が隙間を空けて内側に取り付けられた透明板でもよいし、正面からは内部の確認が容易であるが斜め方向からは内部の確認が困難なフィルムが貼り付けられた透明板でもよいし、内部の視認性を低下させる加工が施された透明板でもよい。
ここでの透明板には、例えば、ガラス、アクリル樹脂を用いる。また、秘匿性と防犯性のために貼り付けられるフィルムの透過性に関する特性は、扉22の位置とユーザの作業位置との関係で定まる。扉22の正面奥でユーザが作業を行う場合には、正面からは内部の確認が困難であるが、斜め方向からは内部の確認が容易なフィルムを用いればよい。
ここでのフィルムは、透過と白濁を電気的に切り替え可能な液晶フィルムや透過率を電気的に制御可能な偏光フィルムでもよい。
また、視認性を低下させる加工には、例えば光が散乱するように部材の表面に細かい傷を付けることを含む。
なお、当該加工は、部材22Bの一部に施されていてもよい。例えば床面や天井の付近は透明であるが、作業中のモニタを覗き込める範囲は、加工によって視認性が低下される構造でもよい。
部材22Bを配置することで、モニタの画面を外部から隠しつつも、ユーザの在不在を外部から確認することが可能になる。
この他、扉22には、電子鍵による解錠が可能な電子錠22Cが取り付けられている。
もっとも、秘匿性と防犯性を考慮した加工は、扉22以外の部材にも施されることを妨げない。例えば壁面20D、20E、20Fの少なくとも一部に秘匿性と防犯性を考慮した加工が施されていてもよい。
空間2の利用人数は、空間2の容積によっておおよそ決まる。図2に示す空間2は、基本的に1人が使用する個室型を想定したものである。ただし、本実施の形態に係る空間2は、少人数、例えば2~3人が利用可能であってもよい。また、本実施の形態に係る空間2は、多人数を収容可能な大部屋でもよい。大部屋は、単独の部屋として構成されていてもよいが、空間2の壁面20D及び20Eの一方又は両方を取り除いた複数の空間2を連結することで形成してもよい。
空間2を構成する躯体の形状や構造、提供される設備や性能は任意である。例えば天井20Aを取り除いた構成も可能である。
本実施の形態の場合、躯体の内部には、不図示の机と椅子が1つずつ配されている。机の上には、備え付けの備品及び機器、予約された備品及び機器等が配置される。
また、躯体の内部には、躯体の内部の撮影を行うカメラなどにより構成される撮影装置21R、躯体の内部のユーザを検出する人感センサ21Sが設けられている。
図3は、本実施の形態に係る空間2の構成例を説明する図である。
空間2は、コンピュータ本体21A、表示デバイス21B、入力デバイス21C、印刷装置21D、空調装置21E、照明器具21F、制御装置21Gを有している。
コンピュータ本体21A、表示デバイス21B、入力デバイス21Cは、ユーザの操作用に予め室内に用意されている情報機器である。これらはLAN(Local Area Network)21U(例えばLANケーブルや無線LAN)を通じて接続されている。なお、ユーザがコンピュータを持ち込む場合には、持ち込まれたコンピュータがLAN21Uに接続される。無線LANには、例えばWi-Fi(登録商標)やブルートゥース(登録商標)が用いられる。
印刷装置21Dは、ユーザの操作用に予め室内に用意されている印刷装置であり、ユーザの操作によってプリント機能やスキャン機能等が実行される。
空調装置21Eは、室内の気温や湿度の調整に使用される。なお、空調装置21Eと共に、又は、空調装置21Eとは別に換気に特化した換気装置を設けてもよい。換気装置は、室内に新しい空気を供給する給気設備と室内の空気を外部に排出する排気設備で構成される。例えば、上述の換気口23(図2参照)、ルーバ23A(図2参照)は、換気装置の一部である。
証明器具21Fは、光で照らして室内を明るくする器具である。
制御装置21Gは、LAN21Uに接続された機器から情報を収集すると共に、個々の機器の動作を制御する制御用のコンピュータである。なお、制御装置21Gは、情報処理システム1によっては、空間管理サーバ5としての機能を提供することもある。
この他、空間2には、外部との通信用の通信インターフェース(通信IF)21Hが用意されている。通信IF21Hは、クラウドネットワーク3(図1参照)に接続されており、各種装置との通信に使用される。
空間2には、スピーカ21Iが用意される。スピーカ21Iは、室内のユーザに対する情報の報知や室外にいる人への情報の報知に使用される。
空間2には、集音マイク21Jが用意される。集音マイク21Jは、室内の音の収集に使用される。また、室内の集音マイク21Jとは別に、室外の音の収集に使用される集音マイク21Jを設けてもよい。
空間2には、温度センサ21Kが用意される。温度センサ21Kは、室内の気温の測定に使用される。また、室内の温度センサ21Kとは別に、室外の気温の測定に使用される温度センサ21Kを設けてもよい。
空間2には、湿度センサ21Lが用意される。湿度センサ21Lは、室内の湿度の測定に使用される。また、室内の湿度センサ21Lとは別に、室外の湿度の測定に使用される湿度センサ21Lを設けてもよい。
空間2には、マグネットセンサ21Mが用意される。マグネットセンサ21Mは、扉22に取り付けられており、磁力の検知を通じて扉22の開閉を検知する。
空間2には、加速度センサ21Nが用意される。加速度センサ21Nは、モノの動きの検知に使用される。
空間2には、マットセンサ21Oが用意される。マットセンサ21Oは、モノの重さを検知して人の滞在時間や混雑状況の可視化に使用される。
空間2には、空気環境モニタ21Pが用意される。空気環境モニタ21Pは、室内の空気に含まれる成分を検知するセンサであり、例えば、匂い、PM2.5やPM10の濃度、二酸化炭素の濃度、温度、湿度、揮発性有機化合物の濃度などを測定する。なお、測定対象はこれらの全てである必要はないし、他の成分も測定対象であってもよい。空気環境モニタ21Pによって温度や湿度を測定可能な場合、温度センサ21Kと湿度センサ21Lを別に設ける必要はない。
空間2には、除菌設備21Qが用意される。除菌設備21Qは、室内の除菌のために用意されている設備である。本実施の形態では、除菌設備21Qとして、例えば紫外線波長の光を発生する光源(以下「紫外線光源」という)や消臭剤を霧状にして噴出する噴霧装置等を使用する。
紫外線光源には、例えば紫外線LED(Light Emitting Diode)を使用する。本実施の形態の場合、紫外線波長の光を発生する光源は、室内に人がいない間に限り点灯され、室内に人がいる間は消灯される。
本実施の形態では、除菌設備21Qとして、紫外線光源と消臭剤の噴霧装置の両方を配置するが、一方だけを配置してもよい。
撮影装置21Rは、室内の撮影を行うカメラなどにより構成される。
人感センサ21Sは、室内の人の検出に用いられるセンサであり、様々なタイプが存在する。例えば、人の動きを検知可能な焦電型赤外線人感センサ、人の数と位置を検知可能な画像型人感センサやサーモパイル型人感センサがある。目的に応じて、これらのセンサのうちのいずれか、または、複数を組み合わせて使用される。
情報取得装置21Tは、例えば扉22等の空間2の外表面に取り付けられている。情報取得装置21Tは、空間2を利用するユーザの個々の情報を取得する。例えば、情報取得装置21Tは、ユーザによって翳されるIDカードを読み取るリーダにより構成される。また、情報取得装置21Tは、例えば、ユーザの指紋や静脈の配置などを読み取るリーダなどであってもよい。
電子錠22Cは、電子鍵により解錠される。解錠の後、扉22の開閉が可能になり、空間2への入室が可能になる。
<装置のハードウェア構成>
図4は、本実施の形態に係る空間管理サーバ5のハードウェア構成の一例を示す図である。
空間管理サーバ5は、装置全体の動作を制御する制御ユニット101と、管理データ等を記憶するハードディスクドライブ102と、LAN(Local Area Network)ケーブル等を介した通信を実現するネットワークインターフェース103とを有している。
制御ユニット101は、CPU(Central Processing Unit)111と、基本ソフトウェアやBIOS(Basic Input Output System)等が記憶されたROM(Read Only Memory)112と、ワークエリアとして用いられるRAM(Random Access Memory)113とを有している。CPU111はマルチコアでもよい。また、ROM112は、書き換え可能な不揮発性の半導体メモリでもよい。制御ユニット101は、いわゆるコンピュータである。
ハードディスクドライブ102は、円盤状の基板表面に磁性体を塗布した不揮発性の記憶媒体にデータを読み書きする装置である。もっとも、不揮発性の記憶媒体は、半導体メモリや磁気テープでもよい。
この他、空間管理サーバ5は、必要に応じ、キーボード、マウス等の入力デバイス、液晶ディスプレイ等の表示デバイスも備える。
制御ユニット101と、ハードディスクドライブ102と、ネットワークインターフェース103は、バス104や不図示の信号線を通じて接続されている。
図5は、本実施の形態に係るユーザ端末4のハードウェア構成の一例を示す図である。図5に示す構成は、ユーザ端末4がスマートフォンの場合を想定する。
ユーザ端末4は、装置全体の動作を制御する制御ユニット201と、各種のデータを記憶するメモリカード202と、無線通信の規格に準拠する各種の通信インターフェース203と、タッチセンサ等の入力デバイス204と、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示デバイス205と、GPS(Global Positioning System)センサ206と、各部を接続するバス207とを有している。
制御ユニット201は、CPU211と、ファームウェアやBIOS等が記憶されたROM212と、ワークエリアとして用いられるRAM213とを有している。CPU211はマルチコアでもよい。また、ROM212は、書き換え可能な不揮発性の半導体メモリでもよい。
通信インターフェース203は、例えば、空間管理サーバ5との接続に使用されるインターフェース、無線LANとの接続に使用されるインターフェースである。
GPSセンサ206は、GPS衛生からの電波を受信してユーザ端末4の位置を測定するセンサである。GPSセンサ206から出力される緯度、経度、高度の情報は、ユーザ端末4の現在位置を与える。なお、GPSセンサ206は、屋内用の測位システムに対応してもよい。
<空間管理サーバの機能構成>
図6は、空間管理サーバ5の機能構成の例を説明する図である。空間管理サーバ5は、予約受付部51、空間関連情報記憶部52、センサ情報取得部53、センサ情報記憶部54、環境情報把握部55、環境情報記憶部56、環境情報取得部57、環境情報出力部58、空間予約部59、予約状況記憶部60を備える。
予約受付部51は、例えばユーザ端末4を通じて、ユーザから空間2の予約を受け付ける。具体的には、例えば、ユーザがユーザ端末4から空間管理サーバ5にアクセスすると、ユーザ端末4の表示デバイス205に、空間2の予約を受け付けるWebページの画面(以下、「予約受付画面」と称する)が表示される。ユーザは、予約受付画面上で、希望する予約の条件を入力することが可能である。この予約の条件には、例えば、場所の条件と日時の条件が含まれる。
場所の条件は、例えば、特定の空間2を指定するものであってもよいし、駅や建物などの空間2が存在する地点や、東京都や大阪府などの空間2が存在する地域を指定するものであってもよい。
日時の条件は、例えば、予約の開始時刻及び終了時刻を指定するものであってもよいし、午前又は午後、特定の日や特定の期間を指定するものであってもよい。
また、予約の条件として、例えば、空間2で利用したい設備、空間2の大きさ、環境情報等の条件を含めてもよい。
これらの予約の条件により、ユーザが予約しようとしている空間2及び予約しようとしている日時が特定される。ユーザが予約しようとしている空間2は、例えば、ユーザが希望する場所に存在する空間2である。また、ユーザが予約しようとしている日時は、例えば、ユーザが希望する日時である。ユーザが予約の条件を入力すると、予約の条件を満たす空間2が検索される。そして、ユーザが予約する空間2を指定すると、空間2及びその空間2を利用する日時が予約される。
空間関連情報記憶部52は、空間2の機能や性能に関連する各種の情報を記憶する。空間2の機能や性能に関連する各種の情報とは、例えば、空間2で利用可能な設備、空間2の大きさ、壁の材質、窓の有無や窓の数などの情報である。また、個々の空間2の情報だけでなく、空間2の密集具合や、周囲にある他の空間2との距離など、複数の空間2の情報を含めてもよい。これらの情報は、例えば、情報処理システム1の管理者や空間2の管理者等が設定することにより記憶される。
センサ情報取得部53は、例えば空間2との通信を通じ、空間2に設置されている各種のセンサ(例えば、集音マイク21J、温度センサ21K、湿度センサ21L、空気環境モニタ21P等)にて収集された情報を取得する。また、センサ情報取得部53は、取得した情報をセンサ情報記憶部54に記憶する。
ここで、センサ情報取得部53は、ユーザが空間2を利用している間に各種センサによって収集された情報を、センサ情報記憶部54に記憶するとともに、そのユーザの予約に関連する情報として予約状況記憶部60に記憶する。
センサ情報記憶部54は、センサ情報取得部53が取得した情報(即ち、各種のセンサにて収集された情報)を記憶する。
環境情報把握部55は、空間2毎に、空間2についての環境情報を把握する。具体的には、例えば、環境情報把握部55は、空間2毎に、特定の日時における空間2の環境情報を把握する。
環境情報は、例えば、空間2の音の情報、空間2の匂いの情報、空間2の日当たりや照度の情報、空間2の温度の情報、空間2の湿度の情報等である。このように、環境情報は、複数の種類に分類される。環境情報把握部55は、各種の情報を用いて、空間2毎に、このような環境情報を把握する。
また、各種の情報とは、例えば、空間2の予約状況、空間2の機能や性能に関連する情報、空間2で収集される各種センサの情報である。
空間2の予約状況は、例えば、環境情報を把握する対象となる空間2(以下、「把握対象空間」と称する)及びその把握対象空間の周囲にある他の空間2(以下、「周囲空間」と称する)の少なくとも何れか一方の空間2の予約状況である。
空間2の機能や性能に関連する情報は、例えば、把握対象空間及び周囲空間の少なくとも何れか一方の空間2の機能や性能に関連する情報である。
空間2で収集される各種センサの情報は、把握対象空間及び周囲空間の少なくとも何れか一方の空間2で収集される各種センサの情報である。センサの情報には、空間2の室内で収集された情報、空間2の室外で収集された情報が含まれる。
なお、把握対象空間は、例えば、ユーザが予約しようとしている空間2である。また、周囲空間は、例えば、把握対象空間と同じ地点にある空間2や、把握対象空間から一定の範囲(例えば、把握対象空間から10メートルの範囲)にある空間2である。
環境情報記憶部56は、環境情報把握部55が把握した各空間2についての環境情報を記憶する。
取得手段の一例としての環境情報取得部57は、ユーザが予約しようとしている空間2についての環境情報であって、予約しようとしている日時における環境情報を、環境情報記憶部56から取得する。例えば、ユーザが予約受付画面にて予約しようとする空間2及び日時を入力すると、環境情報取得部57は、入力された空間2についての環境情報であって、入力された日時における環境情報を、環境情報記憶部56から取得する。
出力手段の一例としての環境情報出力部58は、環境情報取得部57が取得した環境情報を出力する。出力された環境情報は、例えば、空間2を予約しようとしているユーザのユーザ端末4に送信され、ユーザ端末4の表示デバイス205に表示される。ユーザは、表示された環境情報を参考にして、希望する空間2を指定し、空間2の予約を行うとよい。
空間予約部59は、ユーザが空間2を予約することを指示した場合に、ユーザが指定した日時で、ユーザが指定した空間2を予約する。
予約状況記憶部60は、空間予約部59が行った予約に関連する各種の情報を記憶する。
また、予約状況記憶部60は、ユーザ毎に、ユーザが空間2を利用したときの利用状況を示す情報を記憶する。利用状況を示す情報とは、例えば、上述したように、ユーザが空間2を利用している間に各種センサによって収集された情報である。また、空間2の管理者等が手動で入力した情報であってもよい。これらの情報は、例えば、環境情報把握部55によって環境情報を把握するのに用いられたり、空間2を予約しようとしているユーザに提示されて予約の参考にされたりする。
そして、空間管理サーバ5の各機能部は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。具体的には、空間管理サーバ5を、図4に示したハードウェア構成にて実現した場合、例えば、ハードディスクドライブ102等に記憶されたプログラムが、RAM113に読み込まれてCPU111に実行されることにより、予約受付部51、センサ情報取得部53、環境情報把握部55、環境情報取得部57、環境情報出力部58、空間予約部59等の各機能部が実現される。また、空間関連情報記憶部52、センサ情報記憶部54、環境情報記憶部56、予約状況記憶部60は、例えば、ハードディスクドライブ102により実現される。
<空間管理サーバの処理>
次に、空間管理サーバ5にて実施される処理の手順について説明する。なお、以下では、処理のステップを記号の「S」と表記する場合がある。
図7は、環境情報を把握する処理の手順の一例を示したフローチャートである。図8は、環境情報を出力する処理の手順の一例を示したフローチャートである。
まず、図7を参照しながら、環境情報を把握する処理の手順について説明する。図7に示す処理は、例えば1分毎など、予め定められたタイミング毎に行われる。また、例えば、ユーザによって空間2が予約されたタイミング毎に行われることとしてもよい。
環境情報把握部55は、環境情報を把握するために用いる各種情報を収集する(S101)。ここで、環境情報把握部55は、全ての空間2について、予約状況記憶部60に記憶された情報、空間関連情報記憶部52に記憶された情報、センサ情報記憶部54に記憶された情報等を収集する。
次に、環境情報把握部55は、全ての空間2のうち、環境情報を把握する対象とする空間2(即ち、把握対象空間)を1つ選択する(S102)。
次に、環境情報把握部55は、S101で収集した各種情報を基に、把握対象空間についての環境情報を把握する(S103)。ここで、環境情報把握部55は、例えば、現時点から一定期間の環境情報を把握する。一定期間とは、例えば、1週間、1か月である。より具体的には、例えば、予約のシステム上、現時点から1か月先まで空間2を予約することが可能であれば、現時点から1か月間の環境情報を把握する。また、一定期間を更に細かい時間単位に区切り、時間単位毎に、環境情報を把握する。この時間単位は、例えば、空間2を予約可能な時間の単位であり、10分単位、30分単位等である。
次に、環境情報把握部55は、把握した環境情報を環境情報記憶部56に記憶する(S104)。次に、環境情報把握部55は、S102において全ての空間2を選択したか否かを判定する(S105)。S105で肯定の判断(YES)がされた場合、本処理フローは終了する。一方、S105で否定の判断(NO)がされた場合、S102に移行して、引き続き、残りの空間2についての環境情報が把握される。
次に、図8を参照しながら、環境情報を出力する処理の手順について説明する。図8に示す処理は、例えばユーザがユーザ端末4から空間管理サーバ5にアクセスして、予約受付画面にて予約の条件が入力されたタイミングで行われる。この例では、予約受付画面がユーザ端末4の表示デバイス205に表示された状態を初期状態として説明する。
予約受付画面が表示されると、予約受付部51は、ユーザの入力を基に、ユーザが希望する予約の条件を受け付ける(S201)。次に、環境情報取得部57は、受け付けた予約の条件を基に、ユーザが予約しようとしている空間2、及び、ユーザが予約しようとしている日時を特定する(S202)。
次に、環境情報取得部57は、S202で特定された空間2についての環境情報であって、S202で特定された日時における環境情報を、環境情報記憶部56から取得する(S203)。次に、環境情報出力部58は、取得された環境情報を、ユーザのユーザ端末4に送信する(S204)。そして、本処理フローは終了する。
<環境情報を把握する処理の具体例>
次に、環境情報を把握する処理について、具体例を挙げて説明する。以下に示す例では、環境情報の一例として、空間2の音の情報、空間2の匂いの情報、空間2の照度の情報の各々について説明する。
なお、空間2の温度の情報、空間2の湿度の情報等、他の環境情報についても、以下の例と同様の処理を行って把握することが可能である。
(空間2の音の情報)
環境情報把握部55は、環境情報を把握するための各種情報を基に、把握対象空間の音の情報を把握する。
例えば、環境情報把握部55は、周囲空間の予約状況を基に、把握対象空間の音の情報を把握する。周囲空間が利用される場合、その利用中、周囲空間の音が把握対象空間に聞こえてくる可能性がある。そこで、環境情報把握部55は、周囲空間の予約状況を収集し、周囲空間が予約されている時間帯は、周囲空間が予約されていない時間帯と比較して、把握対象空間の音が大きいと把握する。
ここで、周囲空間から把握対象空間に聞こえてくる音の影響を、各周囲空間で共通にしてもよいし、周囲空間に応じて変えてもよい。
例えば、把握対象空間と周囲空間との距離を考慮してもよい。具体的には、例えば、把握対象空間と周囲空間との距離が近いほど、その周囲空間からの音の影響が大きいものと推測される。例えば、把握対象空間に隣接する周囲空間と、把握対象空間から10メートル離れた場所にある周囲空間とが予約されている場合、2つの周囲空間を比較すると、把握対象空間と隣接する周囲空間からの音の影響は、把握対象空間から10メートル離れた場所にある周囲空間からの音の影響よりも大きいものと推測される。
また、例えば、周囲空間に備え付けられたセンサの情報を考慮してもよい。具体的には、例えば、周囲空間に備え付けられた集音マイク21Jによって一定期間に収集された室内の音の情報を基に、これらの音を平均化することにより、周囲空間毎に音のレベルを把握してもよい。
また、周囲空間が予約されている場合、その周囲空間を利用するユーザの利用目的を考慮してもよい。例えば、周囲空間の利用目的が商談の場合、商談の声が把握対象空間に聞こえてくる可能性が高い。一方、例えば、周囲空間の利用目的が読書の場合、商談の場合と比較して、把握対象空間に聞こえてくる音は小さいと推測される。このようにして、環境情報把握部55は、予約されている周囲空間の利用目的を基に、把握対象空間の音の情報を把握してもよい。なお、商談は、音を用いる利用目的の一例である。読書は、音を用いない利用目的の一例である。また、周囲空間の利用目的は、例えば、周囲空間を予約する際に、予約するユーザによって入力され、予約状況記憶部60に記憶される。
また、周囲空間が予約されている場合、その周囲空間を利用するユーザが過去に空間2を利用したときの利用状況を考慮してもよい。例えば、環境情報把握部55は、周囲空間を利用するユーザが過去に空間2を利用したときの音が大きいほど、把握対象空間の音が大きいと把握する。なお、周囲空間を利用するユーザが過去に利用したときの利用状況は、予約状況記憶部60に記憶されている。例えば、周囲空間を利用するユーザが過去に何れかの空間2を利用した際、そのユーザが空間2を利用している間に、集音マイク21Jで音の情報が収集され、予約状況記憶部60に記憶されている。
また、把握対象空間の機能や性能に関連する情報を考慮してもよい。
例えば、把握対象空間の設備を考慮してもよい。具体的には、例えば、把握対象空間に防音壁等の防音設備が備えられている場合、防音設備が備えられていない場合と比較して、把握対象空間の音は小さいと把握される。また、個々の防音設備によって性能が異なることも考えられるため、防音設備の性能によって把握対象空間の音の情報を変えてもよい。更に、把握対象空間の壁が厚いほど、把握対象空間の音は小さいと把握される。
また、例えば、把握対象空間の大きさを考慮してもよい。具体的には、例えば、把握対象空間が大きいほど、周囲空間から把握対象空間に聞こえてくる音の影響は小さくなり、把握対象空間の音は小さいと把握される。
同様に、周囲空間の機能や性能に関連する情報を考慮してもよい。
例えば、周囲空間の設備を考慮してもよい。具体的には、例えば、周囲空間に防音設備が備えられている場合、防音設備が備えられていない場合と比較して、把握対象空間の音は小さいと把握される。また、防音設備の性能によって、把握対象空間の音の情報を変えてもよい。更に、例えば、周囲空間の壁が厚いほど、把握対象空間の音は小さいと把握される。また、例えば、周囲空間に映画鑑賞用の音響設備が備えられている場合、これらの音響設備が備えられていない場合と比較して、把握対象空間の音は大きいと把握される。
また、例えば、周囲空間の大きさを考慮してもよい。具体的には、例えば、周囲空間が大きいほど、周囲空間から把握対象空間に聞こえてくる音の影響は小さくなり、把握対象空間の音は小さいと把握される。
また、例えば、把握対象空間に備え付けられたセンサの情報を考慮してもよい。具体的には、例えば、把握対象空間に備え付けられた集音マイク21Jによって収集された室内の音の情報を基に、室内の音の経時的な変化が把握される。また、例えば、把握対象空間に備え付けられた集音マイク21Jによって収集された室外の音の情報により、室外の音の経時的な変化が把握される。これらの情報を基に、例えば、時間帯や曜日に応じて、把握対象空間の音の情報を把握してもよい。また、例えば、ユーザが予約しようとしている日時の直前にセンサから収集された情報を基に、その時点での把握対象空間の音の情報を把握してもよい。
環境情報把握部55は、このような情報を基に、把握対象空間の音の情報を把握する。具体的には、例えば、上述した情報を基に、基準となる音の大きさに加算したり減算したりして、把握対象空間の音の情報を把握する。そして、環境情報把握部55は、全ての空間2についての音の情報を把握し、把握した音の情報を環境情報記憶部56に記憶する。
なお、環境情報把握部55は、上述した情報の少なくとも一部を用いればよい。例えば、環境情報把握部55は、周囲空間の予約状況を用いずに、把握対象空間の設備や周囲空間の設備の情報等を用いて、把握対象空間の音の情報を把握してもよい。
(空間2の匂いの情報)
環境情報把握部55は、環境情報を把握するための各種情報を基に、把握対象空間の匂いの情報を把握する。
例えば、環境情報把握部55は、把握対象空間の予約状況を基に、把握対象空間の匂いの情報を把握する。把握対象空間が利用される場合、その利用によって、把握対象空間に匂いが発生することが推測される。そこで、環境情報把握部55は、把握対象空間の予約が終了した時刻から次の予約が開始するまでの空き時間の情報を使用して、把握対象空間の匂いの情報を把握する。具体的には、空き時間が長いほど、匂いが弱まると把握される。例えば、ユーザが予約しようとしている日時から遡って予約がされている時刻までの空き時間が10時間の場合、空き時間が5時間の場合と比較して、把握対象空間の匂いは弱いと把握される。
ここで、把握対象空間が利用されることによって発生する匂いの情報を、把握対象空間の個々の利用で共通にしてもよいし、個々の利用に応じて変えてもよい。
例えば、把握対象空間が予約されている場合、その把握対象空間を利用するユーザの利用目的や利用内容、予約時間を考慮してもよい。具体的には、例えば、把握対象空間で飲食する場合、食べ物の匂いが残り易い。そこで、環境情報把握部55は、ユーザが把握対象空間で飲食する予定の場合、飲食する予定がない場合と比較して、把握対象空間で発生する匂いが強いと推測する。また、例えば、把握対象空間で喫煙する場合、喫煙の匂いが残り易い。そこで、環境情報把握部55は、ユーザが把握対象空間で喫煙する予定の場合、喫煙する予定がない場合と比較して、把握対象空間で発生する匂いが強いと推測する。また、環境情報把握部55は、把握対象空間の利用された時間が長いほど、把握対象空間で発生する匂いが強いと推測する。
また、把握対象空間が予約されている場合、その予約により把握対象空間を利用するユーザが過去に空間2を利用したときの利用状況を考慮してもよい。例えば、環境情報把握部55は、把握対象空間を利用するユーザが過去に空間2を利用したときの匂いの情報を基に、把握対象空間で発生する匂いの情報を推測する。ここで、把握対象空間を利用するユーザが過去に空間2を利用したときの利用状況は、予約状況記憶部60に記憶されている。例えば、ユーザが過去に何れかの空間2を利用した際、そのユーザが空間2を利用している間に、空気環境モニタ21Pで匂いの情報が収集され、予約状況記憶部60に記憶されている。
また、把握対象空間の機能や性能に関連する情報を考慮してもよい。
例えば、把握対象空間の設備を考慮してもよい。具体的には、例えば、把握対象空間に備え付けられた除菌設備21Qの処理能力を基に、把握対象空間の空き時間に消臭される匂いが把握される。また、例えば、換気装置の処理能力を基に、把握対象空間の空き時間に換気される匂いを把握してもよい。
また、例えば、把握対象空間の大きさを考慮してもよい。具体的には、例えば、把握対象空間が大きいほど、把握対象空間の匂いは弱いと把握される。
また、例えば、把握対象空間に備え付けられたセンサの情報を考慮してもよい。具体的には、例えば、環境情報把握部55は、把握対象空間に備え付けられた空気環境モニタ21Pの測定値を基に、次の予約が開始する時点での匂いの情報を把握する。
環境情報把握部55は、このような情報を基に、把握対象空間の匂いの情報を把握する。環境情報把握部55は、全ての空間2についての匂いの情報を把握し、把握した匂いの情報を環境情報記憶部56に記憶する。
なお、環境情報把握部55は、音の情報を把握する場合と同様に、上述した情報の少なくとも一部を用いればよい。例えば、環境情報把握部55は、把握対象空間の予約状況を用いずに、把握対象空間の設備の情報等を用いて、把握対象空間の匂いの情報を把握してもよい。
(空間2の照度の情報)
環境情報把握部55は、環境情報を把握するための各種情報を基に、把握対象空間の照度の情報を把握する。
例えば、環境情報把握部55は、把握対象空間が存在する場所に応じて、把握対象空間の照度の情報を把握する。具体的には、例えば、把握対象空間が屋外にある場合、時刻に応じて太陽の方角が推測される。そして、その方角からの日当たりの状況を基に、照度の情報が把握される。また、例えば、把握対象空間が屋内にある場合、その把握対象空間が存在する部屋の照明の明るさにより、照度の情報が把握される。
ここで、把握対象空間の機能や性能に関連する情報を考慮してもよい。例えば、把握対象空間の窓の有無や窓の数、その窓が太陽の方角に向いているか否か等を考慮してもよい。具体的には、例えば、窓がある場合、窓がない場合よりも日当たりがよく、照度が高いと把握される。また、例えば、把握対象空間が角部屋の場合、角部屋でない場合よりも日当たりがよく、照度が高いと把握される。更に、把握対象空間の壁や扉22、部材22Bの遮光性を考慮してもよい。
また、把握対象空間の照明器具21Fの性能を考慮してもよい。例えば、照明器具21Fの光束が大きいほど、把握対象空間の照度は高いと把握される。
環境情報把握部55は、このような情報を基に、把握対象空間の照度の情報を把握する。環境情報把握部55は、全ての空間2についての照度の情報を把握し、把握した照度の情報を環境情報記憶部56に記憶する。なお、環境情報把握部55は、音の情報を把握する場合と同様に、上述した情報の少なくとも一部を用いればよい。
<環境情報を出力する処理の具体例>
次に、環境情報を出力する処理について、具体例を挙げて説明する。
図9は、ユーザ端末4の表示デバイス205に表示される予約受付画面の一例を示す図である。
予約受付画面には、予約を希望する場所の入力用である欄301、予約を希望する日時の入力用である欄302A及び302Bが配置されている。欄302Aは開始時刻の入力用であり、欄302Bは終了時刻の入力用である。この例では、欄301には「地点X、地点Y」、欄302Aには「2019年6月1日10時」、欄302Bには「2019年6月1日11時」と入力されている。
なお、各欄に対する入力は、文字による入力でもよいし、予め用意された項目の中からの選択でもよい。
また、予約受付画面の下端側には、条件を満たす空間2の検索を受け付ける検索ボタン303、入力した情報の取り消しに使用される戻るボタン304が配置されている。
ここで、ユーザが検索ボタン303を選択すると、環境情報取得部57は、ユーザが予約しようとしている空間2、及び、ユーザが予約しようとしている日時を特定する。この例では、ユーザが予約しようとしている空間2は、地点Xにある空間2、地点Yにある空間2と特定される。また、ユーザが予約しようとしている日時は、2019年6月1日10時~11時と特定される。
次に、環境情報取得部57は、地点X又は地点Yにある空間2についての環境情報であって、2019年6月1日10時~11時における環境情報を、環境情報記憶部56から取得する。そして、取得された環境情報がユーザ端末4に送信され、ユーザ端末4の表示デバイス205に表示される。
図10は、ユーザ端末4の表示デバイス205に表示される環境情報の一例を示す図である。図10に示す例では、地点Xにある空間2として、空間2Aが示されている。また、地点Yにある空間2として、空間2B、空間2Cが示されている。これらの3つの空間2は、地点X又は地点Yにある空間2のうち、2019年6月1日10時~11時に予約可能な空間2である。また、各空間2の環境情報として、音の情報、匂いの情報、照度の情報が示されている。これらの環境情報は、2019年6月1日10時~11時の日時における環境情報である。
この例では、環境情報の各々は、パーセンテージで示されている。音の情報の場合、例えば、基準となる音の大きさを100%として、その音の何%の大きさにあたるかが示されている。この場合、基準を超える音も「100%」とされる。匂い、照度も同様にパーセンテージで示されている。
付言すると、音の値が小さいほど、空間2が静かであることを示している。匂いの値が小さいほど、空間2の匂いが弱いことを示している。照度の値が大きいほど、空間2の室内が明るいことを示している。図10に示す例では、空間2Aの音は20%、匂いは30%、照度は80%である。
ただし、環境情報の表示はこのような例に限られない。例えば、パーセンテージではなく10段階で示してもよい。また、音の大きさを「dB(=デシベル)」で示したり、照度を「ルクス」で示したりして、具体的な値で示してもよい。
次に、ユーザが3つの空間2の中から、1又は複数の空間2を指定して、確定ボタン305を選択すると、空間予約部59は、2019年6月1日10時~11時の日時で、指定された空間2を予約する。その際、ユーザに対して空間2の利用目的を入力するように促してもよい。また、空間予約部59は、予約の情報を予約状況記憶部60に記憶する。一方、ユーザが戻るボタン306を選択すると、予約は行われず、予約受付画面が再度表示される。
このようにして、ユーザが空間2を予約する際(又は、ユーザが空間2を予約しようとする際)に、環境情報がユーザ端末4に出力され、ユーザ端末4に表示される。
ここで、画面に表示する環境情報の種類をユーザが指定できるようにしてもよい。
例えば、ユーザが図9の検索ボタン303を選択した後、画面上で環境情報の種類を指定すると、環境情報出力部58は、指定された種類の環境情報を出力し、指定された種類の環境情報がユーザ端末4に表示される。
また、ユーザが、予約受付画面上で、画面に表示する環境情報の種類を指定してもよい。図11は、予約受付画面の他の例を示す図である。図11に示す例では、図9に示す予約受付画面に、更に、欄307が配置されている。欄307は、画面に表示する環境情報の入力用の欄である。例えば、ユーザが欄307に「音」と入力し、検索ボタン303を選択すると、空間2についての環境情報として、音の情報が表示される。なお、欄307に対する入力は、文字による入力でもよいし、予め用意された項目の中からの選択でもよい。
また、予約受付画面上で、希望の場所、希望の日時以外の他の条件を入力できるようにしてもよい。図12は、予約受付画面の他の例を示す図である。図12に示す例では、図9に示す予約受付画面に、更に、欄308、欄309が配置されている。欄308は、希望する設備の入力用の欄である。また、欄309は、利用目的の入力用の欄である。例えば、ユーザが欄308に「PC」、欄309に「読書」と入力し、検索ボタン303を選択すると、希望の場所、希望の日時とともに、PCが備え付けられていること、「読書」に合った空間2であること、という条件を満たす空間2が表示される。
「読書」に合った空間2とは、例えば、音が30%以下、匂いが30%以下、照度が70%以上という条件を満たす空間2である。このように、利用目的毎に、その利用目的に対応する環境情報の条件が予め定められている。
なお、欄308、欄309に対する入力は、文字による入力でもよいし、予め用意された項目の中からの選択でもよい。
また、利用目的を入力する代わりに、ユーザが希望する環境情報の条件を直接入力してもよい。この場合、入力された環境情報の条件を満たす空間2が表示される。例えば、ユーザが「音30%以下」と入力すると、音が30%以下という条件を満たす空間2が表示される。
また、ユーザが空間2を指定した場合に、指定した空間2の周囲にある他の空間2の情報を表示してもよい。図13は、ユーザが指定した空間2の周囲にある他の空間2の情報を表示した画面の一例を示す図である。この例では、ユーザが、図10の空間2Aを指定した場合を示している。具体的には、空間2Aの周囲に空間2D及び空間2Eが存在しており、空間2D及び空間2Eの情報として、希望の日時での予約状況、利用目的が示されている。例えば、空間2Dは、2019年6月1日10時~13時に予約されており、利用目的が読書であることが示されている。ユーザは、空間2を予約する際、環境情報のほか、このような周囲にある他の空間2の情報も参考にするとよい。
<環境情報が変化した場合の処理の説明>
次に、ユーザが予約した空間2の環境情報が変化した場合の処理について説明する。
ユーザが空間2を予約した後、予約した空間2の環境情報が変化する場合があり得る。そこで、環境情報出力部58は、予約した空間2の環境情報が変化した場合、ユーザに通知する。具体的には、例えば、予約したユーザのユーザ端末4に通知する。予約したユーザが利用しない場合には、実際に利用するユーザに通知してもよい。通知する内容は、例えば、予約した空間2の環境情報が変化したこと、変化した環境情報の種類、変化前の情報、変化後の情報、変化量等である。
ここでは、環境情報出力部58は、通知手段の一例として用いられる。
図14は、ユーザが予約した空間2の環境情報が変化した場合の通知の一例を示す図である。この例は、ユーザが、地点Xにある空間2Aを、2019年6月2日19時~20時に利用する予約を行い、その後、予約した日時における空間2Aの環境情報が変化した場合を示している。具体的には、ユーザが予約した際、予約した日時における空間2Aの環境情報は、音が20%、匂いが20%、照度が60%であった。その後、例えば他のユーザが空間2Aを予約したり、空間2Aの周囲にある他の空間2を予約したりしたことにより、音が20%から50%に変化した。
ここで、ユーザがOKボタン310を選択すると、空間2Aを予約した状態が維持される。一方、ユーザが予約変更ボタン311を選択すると、予約受付画面が表示される。ユーザは、予約受付画面において、希望する予約の条件を再度入力して予約を変更すればよい。なお、ユーザが予約変更ボタン311を選択した時点では、元の予約はキャンセルされず、新たな予約が確定した場合に、元の予約はキャンセルされる。
(代わりの候補となる空間2を通知する例)
また、環境情報出力部58は、ユーザが予約した空間2の環境情報が変化した場合、ユーザが予約した空間2の代わりの候補となる他の空間2を通知してもよい。
図15は、ユーザが予約した空間2の代わりの候補となる他の空間2の通知の一例を示す図である。
例えば、ユーザが図14の予約変更ボタン311を選択した場合、環境情報出力部58は、図15に示すように、空間2Aの代わりの候補となる他の空間2を通知する。ここで、空間2Aの代わりの候補となる他の空間2とは、例えば、空間2Aの環境情報に類似する環境情報を示す空間2である。ここでの空間2Aの環境情報は、ユーザが予約した際の、予約日時(即ち、希望の日時。この例では、2019年6月2日19時~20時)における環境情報である。また、空間2Aの環境情報に類似する環境情報は、例えば、空間2Aの環境情報を基準として予め定められた範囲内の環境情報である。
図14に示す例では、ユーザが予約した際の、予約日時(即ち、2019年6月2日19時~20時)における空間2Aの環境情報は、音が20%、匂いが20%、照度が60%である。そこで、環境情報出力部58は、この環境情報に類似する環境情報として、例えば、音が0~30%、匂いが0~30%、照度が50~100%を示す空間2を通知する。図15に示す例では、現時点の、予約日時(即ち、2019年6月2日19時~20時)における環境情報が、音が30%、匂いが30%、照度が60%を示す空間2Dが通知されている。
ユーザは、空間2Dの環境情報を参照して、予約を変更するか否かを決めればよい。ユーザが確定ボタン312を選択すると、空間予約部59は、空間2Dを予約するとともに、元の予約である空間2Aの予約をキャンセルする。ユーザが戻るボタン313を選択すると、予約は変更されず、図14に示す画面や予約受付画面が再度表示される。
また、図15に示す例では、空間2Aの代わりの候補として、空間2Aと同じ地点Xにある空間2Dを通知したが、地点Xとは別の地点にある空間2を通知してもよい。例えば、地点Xから一定の範囲にある別の地点の空間2を通知したり、地点Xからの所要時間が一定の時間内である別の地点の空間2を通知したりしてもよい。また、ユーザが事前に、通知の対象とする空間2の地点やエリアの条件を指定しておいてもよい。
(代わりの候補となる日時を通知する例)
また、環境情報出力部58は、ユーザが予約した空間2の環境情報が変化した場合、ユーザが空間2を利用する日時として予約している日時の代わりの候補となる他の日時を通知してもよい。
図16は、ユーザが予約した日時の代わりの候補となる他の日時の通知の一例を示す図である。
例えば、ユーザが図14の予約変更ボタン311を選択した場合、環境情報出力部58は、図16に示すように、ユーザが予約した日時の代わりの候補となる他の日時を通知する。ここで、ユーザが予約した日時の代わりの日時とは、例えば、空間2Aを予約可能な日時であって、ユーザが予約した際の予約日時における環境情報と類似する環境情報を示す日時である。
上述したように、図14に示す例では、ユーザが予約した際の、予約日時(即ち、2019年6月2日19時~20時)における空間2Aの環境情報は、音が20%、匂いが20%、照度が60%である。そこで、環境情報出力部58は、この環境情報に類似する空間2Aの環境情報として、例えば、音が0~30%、匂いが0~30%、照度が50~100%を示す日時を通知する。図16に示す例では、2019年6月2日21時~22時における空間2Aの環境情報は、音が30%、匂いが20%、照度が60%である。この日時に空間2Aは空いており、予約可能である。そこで、環境情報出力部58は、この日時を通知する。
ユーザは、変更後の日時、空間2Aの環境情報を参照して、予約を変更するか否かを決めればよい。ユーザが確定ボタン314を選択すると、空間予約部59は、変更後の日時で空間2Aを予約するとともに、変更前の予約をキャンセルする。ユーザが戻るボタン315を選択すると、予約は変更されず、図14に示す画面や予約受付画面が再度表示される。
また、図16に示す例では、変更前と同じ空間2Aを予約することを前提として、空間2Aの情報を通知したが、空間2Aとは別の空間2の情報を通知してもよい。例えば、空間2Aと同じ地点Xにある他の空間2の日時を通知したり、地点Xとは別の地点にある空間2の日時を通知したりしてもよい。また、ユーザが事前に、通知の対象とする日時の範囲(例えば、予約した日時と同日に限る等)を指定したり、通知の対象とする空間2の地点やエリアの条件を指定したりしてもよい。
(通知するタイミングの説明)
また、ユーザが予約した空間2の環境情報が変化した場合、常に通知するのではなく、特定の条件が満たされた場合に通知してもよい。
例えば、環境情報出力部58は、ユーザが予約した空間2の環境情報の示す状態が予め定められた基準を超える状態に変化した場合に通知する。例えば、図10に示す例では、予約日時(この例では、2019年6月1日10時~11時)における空間2Aの音は20%である。ここで、環境情報出力部58は、基準を30%として、予約日時における空間2Aの音が30%を超えた場合に通知する。同様に、匂いの基準、照度の基準を定めてもよい。また、複数種類の環境情報のうちの1つでも基準を超えたら通知してもよいし、2種類以上の環境情報が基準を超えたら通知してもよい。なお、照度の場合、照度が予め定められた基準を下回った場合に通知される。
また、例えば、環境情報出力部58は、予約日時における空間2の環境情報の変化量が予め定められた基準を超えた場合に通知してもよい。例えば、音の変化量の基準を10%とした場合、予約した際の予約日時における音からの変化量が10%を超えた場合に通知する。ただし、空間2が静かになるのは問題ないため、音の変化量が10%を超えた場合であっても、音が小さくなった場合には、通知しなくてもよい。
なお、これらの予め定められた基準は、例えば、空間管理サーバ5のデフォルトの設定を用いてもよいし、空間2を予約するユーザが設定してもよい。
(予約を変更する処理の説明)
更に、ユーザが予約した空間2の環境情報が変化した場合、ユーザに通知してユーザによる予約変更を受け付けるのではなく、空間予約部59が、ユーザの予約を変更してもよい。具体的には、例えば、空間予約部59は、ユーザが予約した空間2を他の空間2へ変更したり、ユーザが空間2を利用する日時として予約している日時を他の日時へ変更したりしてもよい。この場合、空間予約部59は、ユーザが予約した空間2の代わりの候補となる他の空間2に変更したり、ユーザが予約した日時の代わりの候補となる他の日時に変更したりする。また、予約変更後、予約を変更した旨、変更後の空間2や日時の情報がユーザに通知される。
ここで、ユーザが事前に、変更を許可する条件として、変更後の空間2の地点やエリアの条件、変更後の日時の条件等を指定しておいてもよい。
また、空間予約部59は、変更手段の一例として用いられる。
<環境情報を基に空間を選択する処理の説明>
上述した例では、ユーザが、環境情報を基に、予約する空間2を指定した。ただし、本実施の形態では、空間予約部59が、環境情報を基に、複数の空間2のうち、空間2を予約しようとしているユーザが予約して利用する空間2を選択してもよい。
例えば、ユーザが予約受付画面で予約の条件を入力する。その際、例えば、ユーザは、利用目的や希望する環境情報の条件も入力する。そして、空間予約部59は、空間2の環境情報を基に、ユーザの利用目的に合った空間2や、希望する環境情報の条件を満たす空間2を選択する。
ここでは、空間予約部59は、選択手段の一例として用いられる。
図17は、環境情報を基に空間2を予約する処理の手順の一例を示したフローチャートである。図17に示す処理は、図8に示す処理と同様に、例えばユーザがユーザ端末4から空間管理サーバ5にアクセスして、予約受付画面にて予約の条件が入力されたタイミングに行われる。この例では、予約受付画面がユーザ端末4の表示デバイス205に表示された状態を初期状態として説明する。また、図17に示す例では、ユーザが利用目的を入力する場合について説明するが、希望する環境情報の条件を入力してもよい。
予約受付画面が表示されると、予約受付部51は、ユーザの入力を基に、ユーザが希望する予約の条件を受け付ける(S301)。ここで、ユーザは、希望する場所、日時に加えて、利用目的も入力する。次に、環境情報取得部57は、受け付けた予約の条件を基に、ユーザが予約しようとしている空間2、及び、ユーザが予約しようとしている日時を特定する(S302)。
次に、環境情報取得部57は、S302で特定された空間2についての環境情報であって、S302で特定された日時における環境情報を、環境情報記憶部56から取得する(S303)。次に、空間予約部59は、取得した環境情報を基に、S302で特定された空間2の中から、ユーザの利用目的に合った空間2を選択する(S304)。
次に、環境情報出力部58は、S304で選択された空間2の環境情報を、ユーザのユーザ端末4に送信する(S305)。ここで、ユーザが、S304で選択された空間2の予約を承諾すると、空間予約部59は、S304で選択された空間2を予約する(S306)。そして、本処理フローは終了する。なお、S304の後、空間予約部59は、ユーザの承諾によらず、S304で選択した空間2を予約してもよい。
S304の処理について具体例を挙げて説明する。
例えば、新たに予約するユーザの利用目的が「読書」の場合、空間予約部59は、S302で特定した空間2のうち、ユーザが予約しようとしている日時で、音が30%以下、匂いが30%以下、照度が70%以上という条件を満たす空間2を選択する。ここで、条件を満たす空間2が複数ある場合、空間予約部59は、予め定められた規則に従って、空間2を選択する。予め定められた規則は、例えば、利用目的に基づいた規則である。ここでの利用目的は、空間2を新たに予約するユーザの利用目的、及び、すでに空間2を予約している他のユーザの利用目的の少なくとも何れか一方である。
図18は、利用目的に基づいた規則で空間2を選択する処理の一例を説明するための図である。この例では、ユーザが希望する場所を地点Z、希望する日時を2019年6月3日13時~14時とする。そして、図18に示すように、地点Zには、5つの空間2(即ち、空間2F~2J)が存在する。これらの空間2のうち、空間2G~2Iは、ユーザが希望する日時に空いており、予約可能である。一方、空間2F、空間2Jは、ユーザが希望する日時にすでに予約されており、予約不可である。なお、空間2F、空間2Jの各々は、「商談」、「読書」の利用目的で予約されている。
ここで、新たに予約するユーザの利用目的が「商談」の場合、例えば、音が50%以下、匂いが50%以下、照度が70%以上という条件を満たす空間2が選択される。この例では、空間2G~2Iは、この条件を満たす。そこで、空間予約部59は、空間2G~2Iの中から、利用目的に基づいて空間2を選択する。例えば、空間2Iを予約した場合、空間2Iの商談の声が空間2Jに聞こえてしまい、空間2Jで「読書」のために利用している他のユーザの妨げになる可能性がある。そこで、空間予約部59は、空間2G~2Iの中から、例えば、空間2Gを選択する。付言すると、空間予約部59は、同じ利用目的のユーザが集まるように、空間2Fの隣の空間2Gを予約する。
また、空間予約部59は、他のユーザの利用目的を考慮する一方で、空間2を新たに予約するユーザの利用目的を考慮せずに、予約する空間2を選択してもよい。例えば、空間予約部59は、「読書」を利用目的とする他のユーザに影響を与えないように、空間2G又は空間2Hの何れかを選択する。
同様に、空間予約部59は、空間2を新たに予約するユーザの利用目的を考慮する一方で、他のユーザの利用目的を考慮せずに、予約する空間を選択してもよい。例えば、空間予約部59は、新たに予約するユーザの利用目的が「商談」であるため、他のユーザに影響を与えないように、予約済みの空間2F、空間2Jから離れた空間2Hを選択する。
また、空間2を選択する際の予め定められた規則は、利用目的に基づいた規則に限られない。例えば、空間予約部59は、ユーザの利用によって発生する匂いの影響を抑えるために、次の予約までの空き時間が長い空間2から優先的に選択してもよい。例えば、空間2G~2Iで、ユーザの予約する日時の後、次の予約が開始するまでの空き時間が、1時間、10時間、5時間とする。この場合、空間予約部59は、空間2G~2Iの中から、次の予約までの空き時間が最も長い空間2Hを選択する。
次に、S306の処理について具体例を挙げて説明する。
例えば、図18に示す例と同様に、ユーザが希望する場所を地点Z、希望する日時を2019年6月3日13時~14時とする。また、地点Zの空間2F~2Jのうち、空間予約部59が空間2Gを選択したとする。ここで、環境情報出力部58は、選択された空間2Gの環境情報をユーザのユーザ端末4に送信する。そして、ユーザ端末4の表示デバイス205に環境情報が表示される。
図19は、環境情報を基に選択された空間2の情報を表示する場合の一例を示す図である。図19に示す例では、空間予約部59が選択した空間2Gの環境情報が示されている。ここでの環境情報は、現時点の、ユーザが希望する日時(この例では、2019年6月3日13時~14時)における空間2Gの環境情報である。ユーザは、空間2Gの環境情報を参照して、予約するか否かを決めればよい。ユーザが確定ボタン316を選択すると、空間予約部59は空間2Gを予約する。ユーザが戻るボタン317を選択すると、予約は行われず、予約受付画面が再度表示される。
なお、上述した例では、環境情報等を画面に表示してユーザに通知したが、本実施の形態において、環境情報等をユーザに通知する態様はこのような構成に限られない。例えば、環境情報等を音声で通知してもよい。
また、本発明の実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD-ROM等の記録媒体に記憶して提供することも可能である。
なお、上記では種々の実施形態および変形例を説明したが、これらの実施形態や変形例どうしを組み合わせて構成してももちろんよい。
また、本開示は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。
1…情報処理システム、2…空間、4…ユーザ端末、5…空間管理サーバ、51…予約受付部、52…空間関連情報記憶部、53…センサ情報取得部、54…センサ情報記憶部、55…環境情報把握部、56…環境情報記憶部、57…環境情報取得部、58…環境情報出力部、59…空間予約部、60…予約状況記憶部

Claims (14)

  1. 近接して配置された、各々が壁又は間仕切りによって区切られた複数の空間のうち、特定の空間の予約を、利用目的と共にユーザから受け付ける受付手段と、
    前記複数の空間のうちユーザにより指定された日時に予約が空いている空間について、当該空間の当該日時における音の大きさの程度を、当該日時に既に予約されている他の空間の利用目的をもとに取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記音の大きさの程度を出力する出力手段と
    を備える情報処理システム。
  2. 前記音の大きさの程度は、前記空間及び当該空間の周囲にある他の空間の少なくとも何れか一方の空間の予約状況を基に取得され
    前記他の空間の予約状況には、予約された当該他の空間を利用する他のユーザが過去に利用したときの利用状況の情報が含まれること
    を特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  3. 前記音の大きさの程度は、前記空間及び当該空間の周囲にある他の空間の少なくとも何れか一方の空間の設備の情報を基に取得されること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 前記ユーザ空間を予約した後、当該空間の前記音の大きさの程度が変化した場合、当該ユーザに通知する通知手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  5. 前記通知手段は、前記ユーザに、当該ユーザが予約した前記空間の代わりの候補となる他の空間を通知すること
    を特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  6. 前記通知手段は、前記ユーザに、当該ユーザが前記空間を利用する日時として予約している日時の代わりの候補となる他の日時を通知すること
    を特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  7. 前記通知手段は、前記音の大きさの程度の示す状態が予め定められた基準を超える状態に変化した場合、前記ユーザに通知すること
    を特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  8. 前記予め定められた基準は、前記ユーザが設定すること
    を特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  9. 前記ユーザ空間を予約した後、当該空間の前記音の大きさの程度が変化した場合、当該ユーザの予約を変更する変更手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  10. 前記変更手段は、前記ユーザが予約した前記空間を他の空間へ変更すること
    を特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  11. 前記変更手段は、前記ユーザが前記空間を利用する日時として予約している日時を他の日時へ変更すること
    を特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  12. 前記取得手段は、ユーザに予約されて利用される複数の空間の各々の音の大きさの程度を取得し、
    前記取得手段が取得した前記複数の空間音の大きさの程度を基に、当該複数の空間のうち、空間を予約しようとしているユーザが予約して利用する空間を選択する選択手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  13. 前記選択手段は、更に、前記ユーザの利用目的、及び、すでに空間を予約している他のユーザの利用目的の少なくとも何れか一方を基に、当該ユーザが予約して利用する空間を選択すること
    を特徴とする請求項12に記載の情報処理システム。
  14. コンピュータに、
    近接して配置された、各々が壁又は間仕切りによって区切られた複数の空間のうち、特定の空間の予約を、利用目的と共にユーザから受け付ける機能と、
    前記複数の空間のうちユーザにより指定された日時に予約が空いている空間について、当該空間の当該日時における音の大きさの程度を、当該日時に既に予約されている他の空間の利用目的をもとに取得する機能と、
    取得した前記音の大きさの程度を出力する機能と
    を実現させるためのプログラム。
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