JP7346928B2 - 情報処理システム及びプログラム - Google Patents
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Description
本発明の目的は、利用者が予約しようとしている場所について、予約しようとしている日時における環境の情報を把握できるようにすることにある。
請求項2に記載の発明は、前記音の大きさの程度は、前記空間及び当該空間の周囲にある他の空間の少なくとも何れか一方の空間の予約状況を基に取得され、前記他の空間の予約状況には、予約された当該他の空間を利用する他のユーザが過去に利用したときの利用状況の情報が含まれることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項3に記載の発明は、前記音の大きさの程度は、前記空間及び当該空間の周囲にある他の空間の少なくとも何れか一方の空間の設備の情報を基に取得されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項4に記載の発明は、前記ユーザが空間を予約した後、当該空間の前記音の大きさの程度が変化した場合、当該ユーザに通知する通知手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項5に記載の発明は、前記通知手段は、前記ユーザに、当該ユーザが予約した前記空間の代わりの候補となる他の空間を通知することを特徴とする請求項4に記載の情報処理システムである。
請求項6に記載の発明は、前記通知手段は、前記ユーザに、当該ユーザが前記空間を利用する日時として予約している日時の代わりの候補となる他の日時を通知することを特徴とする請求項4に記載の情報処理システムである。
請求項7に記載の発明は、前記通知手段は、前記音の大きさの程度の示す状態が予め定められた基準を超える状態に変化した場合、前記ユーザに通知することを特徴とする請求項4に記載の情報処理システムである。
請求項8に記載の発明は、前記予め定められた基準は、前記ユーザが設定することを特徴とする請求項7に記載の情報処理システムである。
請求項9に記載の発明は、前記ユーザが空間を予約した後、当該空間の前記音の大きさの程度が変化した場合、当該ユーザの予約を変更する変更手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項10に記載の発明は、前記変更手段は、前記ユーザが予約した前記空間を他の空間へ変更することを特徴とする請求項9に記載の情報処理システムである。
請求項11に記載の発明は、前記変更手段は、前記ユーザが前記空間を利用する日時として予約している日時を他の日時へ変更することを特徴とする請求項9に記載の情報処理システムである。
請求項12に記載の発明は、前記取得手段は、ユーザに予約されて利用される複数の空間の各々の音の大きさの程度を取得し、前記取得手段が取得した前記複数の空間の音の大きさの程度を基に、当該複数の空間のうち、空間を予約しようとしているユーザが予約して利用する空間を選択する選択手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項13に記載の発明は、前記選択手段は、更に、前記ユーザの利用目的、及び、すでに空間を予約している他のユーザの利用目的の少なくとも何れか一方を基に、当該ユーザが予約して利用する空間を選択することを特徴とする請求項12に記載の情報処理システムである。
請求項14に記載の発明は、コンピュータに、近接して配置された、各々が壁又は間仕切りによって区切られた複数の空間のうち、特定の空間の予約を、利用目的と共にユーザから受け付ける機能と、前記複数の空間のうちユーザにより指定された日時に予約が空いている空間について、当該空間の当該日時における音の大きさの程度を、当該日時に既に予約されている他の空間の利用目的をもとに取得する機能と、取得した前記音の大きさの程度を出力する機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項2に記載の発明によれば、より確実に、音の大きさの程度を把握できるようになり、予約された他の空間を利用するユーザの過去の利用状況を考慮して、音の大きさの程度を把握できるようになる。
請求項3に記載の発明によれば、より確実に、音の大きさの程度を把握できるようになる。
請求項4に記載の発明によれば、予約した空間の音の大きさの程度が変化したことを把握できるようになる。
請求項5に記載の発明によれば、ユーザが代わりの候補となる他の空間を調べる場合と比較して、他の空間を予約し易くなる。
請求項6に記載の発明によれば、ユーザが代わりの候補となる他の日時を調べる場合と比較して、他の日時を予約し易くなる。
請求項7に記載の発明によれば、、音の大きさの程度が変化した場合に常にユーザに通知する構成と比較して、例えば音の大きさの程度が僅かに変化した程度で通知することを抑制することができる。
請求項8に記載の発明によれば、音の大きさの程度が変化した場合に通知する基準を、空間を予約するユーザが設定できる。
請求項9に記載の発明によれば、予約した空間の音の大きさの程度が変化した場合にユーザが予約を変更する操作を行う場合と比較して、簡易に予約を変更することができる。
請求項10に記載の発明によれば、予約した空間の音の大きさの程度が変化した場合にユーザが予約を変更する操作を行う場合と比較して、簡易に予約の空間を変更することができる。
請求項11に記載の発明によれば、予約した空間の音の大きさの程度が変化した場合にユーザが予約を変更する操作を行う場合と比較して、簡易に予約の日時を変更することができる。
請求項12に記載の発明によれば、音の大きさの程度を基に、ユーザが予約して利用する空間を選択することができる。
請求項13に記載の発明によれば、ユーザの利用目的及び他のユーザの利用目的の少なくとも何れか一方を考慮して、ユーザが予約して利用する空間を選択することができる。
請求項14に記載の発明によれば、ユーザが予約しようとしている空間について、予約しようとしている日時における音の大きさの程度を把握できるようにする機能を、コンピュータにより実現できる。
図1は、本実施の形態に係る情報処理システム1の全体構成の例を概略的に示す図である。本実施の形態に係る情報処理システム1は、クラウドネットワーク3に接続された各種の装置、空間2で構成されている。
更に、本実施の形態における空間2には、管理上の名称や番号等が付与されている。なお、空間2の予約は、有料でも無料でもよい。
なお、ユーザが空間2を予約する場合、空間2を利用するユーザ自身が予約してもよいし、空間2を利用するユーザの代わりに他のユーザが予約してもよい。
本実施の形態では、予約される場所の一例として、複数の空間2が設けられている。
図1の場合、空間管理サーバ5として、1台のサーバが用意されている。ただし、空間管理サーバ5の機能を実現するために、複数台のサーバを用意してもよい。
また、前述したように、予約の対象として管理される空間2は、同種である必要もない。例えば空間2の一部はブースであり、空間2の一部は飲食店等の座席やテーブルでもよい。
また、1つの目的又は機能についての管理を、複数の事業者が協働で提供してもよい。
例えば、ユーザが、ユーザ端末4において、空間2の予約に使用するアプリケーションやグループウェア等を起動して情報を入力し、空間管理サーバ5とやり取りすることにより、空間2の予約に関連する各種の情報が空間管理サーバ5に記憶される。
具体的には、空間2の予約に関連する各種の情報は、例えば、空間2の予約者の情報、予約の対象である空間2の情報、予約の開始時刻、予約の終了時刻である。空間2の予約者の情報は、例えば、予約者の氏名、性別、年齢、会社等の所属先、社員ID、アカウント、パスワード、個人に付された管理用の情報が含まれる。なお、空間2を利用するユーザの代わりに他のユーザが予約する場合には、予約者の情報、実際に空間2を利用する利用者の情報を記憶してもよい。また、予約の対象である空間2の情報は、例えば、空間2の住所又は所在場所を特定する情報、管理用の名称や番号が含まれる。
また、空間管理サーバ5は、空間2に関連付けられている物品やサービスの予約を管理してもよい。例えば、貸し出しや使用の許諾が可能な物品やサービス、消費される又は消耗する物品やサービスを管理してもよい。
図2は、ブース型の空間2の外観構成例を説明する図である。
図2に示すブース型の空間2は、例えば駅の構内、空港、オフィスビル、飲食店やデパート等の商業施設、銀行、図書館、美術館、博物館、公共機関や施設、連絡通路、公園等、室内外を問わずに配置される。
図2に示すブース型の空間2は、天井が取り付けられている閉鎖型のブースである。ただし、閉鎖型とは、密閉の意味ではなく、実用的な防音性能を備えていればよい。このため、通気口や小窓等の開口や隙間が、空間2を構成する躯体の一部分に設けられていてもよい。また、窓は開閉が可能でもよい。
図2の場合、天井20Aには、換気口23が設けられている。換気口23には、開口面積の調整が可能なルーバ23Aが取り付けられている。図2のルーバ23Aは、全開状態にある。
本実施の形態の場合、扉22は、壁面20Cに沿って移動が可能な引き戸を想定する。図2の場合、扉22は、一方向にスライドされる片引き扉であるが、2枚以上の部材を行き違わせて開閉する引き違い扉でも、2枚の部材を左右にスライドする引き分け扉でもよい。
また、扉22は、蝶番で連結された2枚1組の扉部材を折り畳むように開く折れ戸でもよい。折れ戸にも、片方にのみ開くタイプと、両方向に開くタイプがある。
また、特殊なタイプとして、収納時に扉22が壁の中に引き込まれる引き込み戸や間仕切り戸であってもよい。
なお、扉22は内開きでも外開きでも構わない。
図2の場合、扉22には、開閉時にユーザが掴む取手22Aが取り付けられている。
また、視認性を低下させる加工には、例えば光が散乱するように部材の表面に細かい傷を付けることを含む。
なお、当該加工は、部材22Bの一部に施されていてもよい。例えば床面や天井の付近は透明であるが、作業中のモニタを覗き込める範囲は、加工によって視認性が低下される構造でもよい。
この他、扉22には、電子鍵による解錠が可能な電子錠22Cが取り付けられている。
もっとも、秘匿性と防犯性を考慮した加工は、扉22以外の部材にも施されることを妨げない。例えば壁面20D、20E、20Fの少なくとも一部に秘匿性と防犯性を考慮した加工が施されていてもよい。
空間2を構成する躯体の形状や構造、提供される設備や性能は任意である。例えば天井20Aを取り除いた構成も可能である。
また、躯体の内部には、躯体の内部の撮影を行うカメラなどにより構成される撮影装置21R、躯体の内部のユーザを検出する人感センサ21Sが設けられている。
空間2は、コンピュータ本体21A、表示デバイス21B、入力デバイス21C、印刷装置21D、空調装置21E、照明器具21F、制御装置21Gを有している。
コンピュータ本体21A、表示デバイス21B、入力デバイス21Cは、ユーザの操作用に予め室内に用意されている情報機器である。これらはLAN(Local Area Network)21U(例えばLANケーブルや無線LAN)を通じて接続されている。なお、ユーザがコンピュータを持ち込む場合には、持ち込まれたコンピュータがLAN21Uに接続される。無線LANには、例えばWi-Fi(登録商標)やブルートゥース(登録商標)が用いられる。
印刷装置21Dは、ユーザの操作用に予め室内に用意されている印刷装置であり、ユーザの操作によってプリント機能やスキャン機能等が実行される。
証明器具21Fは、光で照らして室内を明るくする器具である。
制御装置21Gは、LAN21Uに接続された機器から情報を収集すると共に、個々の機器の動作を制御する制御用のコンピュータである。なお、制御装置21Gは、情報処理システム1によっては、空間管理サーバ5としての機能を提供することもある。
空間2には、スピーカ21Iが用意される。スピーカ21Iは、室内のユーザに対する情報の報知や室外にいる人への情報の報知に使用される。
空間2には、集音マイク21Jが用意される。集音マイク21Jは、室内の音の収集に使用される。また、室内の集音マイク21Jとは別に、室外の音の収集に使用される集音マイク21Jを設けてもよい。
空間2には、湿度センサ21Lが用意される。湿度センサ21Lは、室内の湿度の測定に使用される。また、室内の湿度センサ21Lとは別に、室外の湿度の測定に使用される湿度センサ21Lを設けてもよい。
空間2には、マグネットセンサ21Mが用意される。マグネットセンサ21Mは、扉22に取り付けられており、磁力の検知を通じて扉22の開閉を検知する。
空間2には、加速度センサ21Nが用意される。加速度センサ21Nは、モノの動きの検知に使用される。
空間2には、空気環境モニタ21Pが用意される。空気環境モニタ21Pは、室内の空気に含まれる成分を検知するセンサであり、例えば、匂い、PM2.5やPM10の濃度、二酸化炭素の濃度、温度、湿度、揮発性有機化合物の濃度などを測定する。なお、測定対象はこれらの全てである必要はないし、他の成分も測定対象であってもよい。空気環境モニタ21Pによって温度や湿度を測定可能な場合、温度センサ21Kと湿度センサ21Lを別に設ける必要はない。
紫外線光源には、例えば紫外線LED(Light Emitting Diode)を使用する。本実施の形態の場合、紫外線波長の光を発生する光源は、室内に人がいない間に限り点灯され、室内に人がいる間は消灯される。
本実施の形態では、除菌設備21Qとして、紫外線光源と消臭剤の噴霧装置の両方を配置するが、一方だけを配置してもよい。
人感センサ21Sは、室内の人の検出に用いられるセンサであり、様々なタイプが存在する。例えば、人の動きを検知可能な焦電型赤外線人感センサ、人の数と位置を検知可能な画像型人感センサやサーモパイル型人感センサがある。目的に応じて、これらのセンサのうちのいずれか、または、複数を組み合わせて使用される。
情報取得装置21Tは、例えば扉22等の空間2の外表面に取り付けられている。情報取得装置21Tは、空間2を利用するユーザの個々の情報を取得する。例えば、情報取得装置21Tは、ユーザによって翳されるIDカードを読み取るリーダにより構成される。また、情報取得装置21Tは、例えば、ユーザの指紋や静脈の配置などを読み取るリーダなどであってもよい。
電子錠22Cは、電子鍵により解錠される。解錠の後、扉22の開閉が可能になり、空間2への入室が可能になる。
図4は、本実施の形態に係る空間管理サーバ5のハードウェア構成の一例を示す図である。
空間管理サーバ5は、装置全体の動作を制御する制御ユニット101と、管理データ等を記憶するハードディスクドライブ102と、LAN(Local Area Network)ケーブル等を介した通信を実現するネットワークインターフェース103とを有している。
この他、空間管理サーバ5は、必要に応じ、キーボード、マウス等の入力デバイス、液晶ディスプレイ等の表示デバイスも備える。
制御ユニット101と、ハードディスクドライブ102と、ネットワークインターフェース103は、バス104や不図示の信号線を通じて接続されている。
ユーザ端末4は、装置全体の動作を制御する制御ユニット201と、各種のデータを記憶するメモリカード202と、無線通信の規格に準拠する各種の通信インターフェース203と、タッチセンサ等の入力デバイス204と、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示デバイス205と、GPS(Global Positioning System)センサ206と、各部を接続するバス207とを有している。
GPSセンサ206は、GPS衛生からの電波を受信してユーザ端末4の位置を測定するセンサである。GPSセンサ206から出力される緯度、経度、高度の情報は、ユーザ端末4の現在位置を与える。なお、GPSセンサ206は、屋内用の測位システムに対応してもよい。
図6は、空間管理サーバ5の機能構成の例を説明する図である。空間管理サーバ5は、予約受付部51、空間関連情報記憶部52、センサ情報取得部53、センサ情報記憶部54、環境情報把握部55、環境情報記憶部56、環境情報取得部57、環境情報出力部58、空間予約部59、予約状況記憶部60を備える。
日時の条件は、例えば、予約の開始時刻及び終了時刻を指定するものであってもよいし、午前又は午後、特定の日や特定の期間を指定するものであってもよい。
また、予約の条件として、例えば、空間2で利用したい設備、空間2の大きさ、環境情報等の条件を含めてもよい。
これらの予約の条件により、ユーザが予約しようとしている空間2及び予約しようとしている日時が特定される。ユーザが予約しようとしている空間2は、例えば、ユーザが希望する場所に存在する空間2である。また、ユーザが予約しようとしている日時は、例えば、ユーザが希望する日時である。ユーザが予約の条件を入力すると、予約の条件を満たす空間2が検索される。そして、ユーザが予約する空間2を指定すると、空間2及びその空間2を利用する日時が予約される。
ここで、センサ情報取得部53は、ユーザが空間2を利用している間に各種センサによって収集された情報を、センサ情報記憶部54に記憶するとともに、そのユーザの予約に関連する情報として予約状況記憶部60に記憶する。
環境情報は、例えば、空間2の音の情報、空間2の匂いの情報、空間2の日当たりや照度の情報、空間2の温度の情報、空間2の湿度の情報等である。このように、環境情報は、複数の種類に分類される。環境情報把握部55は、各種の情報を用いて、空間2毎に、このような環境情報を把握する。
空間2の予約状況は、例えば、環境情報を把握する対象となる空間2(以下、「把握対象空間」と称する)及びその把握対象空間の周囲にある他の空間2(以下、「周囲空間」と称する)の少なくとも何れか一方の空間2の予約状況である。
空間2の機能や性能に関連する情報は、例えば、把握対象空間及び周囲空間の少なくとも何れか一方の空間2の機能や性能に関連する情報である。
空間2で収集される各種センサの情報は、把握対象空間及び周囲空間の少なくとも何れか一方の空間2で収集される各種センサの情報である。センサの情報には、空間2の室内で収集された情報、空間2の室外で収集された情報が含まれる。
なお、把握対象空間は、例えば、ユーザが予約しようとしている空間2である。また、周囲空間は、例えば、把握対象空間と同じ地点にある空間2や、把握対象空間から一定の範囲(例えば、把握対象空間から10メートルの範囲)にある空間2である。
また、予約状況記憶部60は、ユーザ毎に、ユーザが空間2を利用したときの利用状況を示す情報を記憶する。利用状況を示す情報とは、例えば、上述したように、ユーザが空間2を利用している間に各種センサによって収集された情報である。また、空間2の管理者等が手動で入力した情報であってもよい。これらの情報は、例えば、環境情報把握部55によって環境情報を把握するのに用いられたり、空間2を予約しようとしているユーザに提示されて予約の参考にされたりする。
次に、空間管理サーバ5にて実施される処理の手順について説明する。なお、以下では、処理のステップを記号の「S」と表記する場合がある。
図7は、環境情報を把握する処理の手順の一例を示したフローチャートである。図8は、環境情報を出力する処理の手順の一例を示したフローチャートである。
次に、環境情報把握部55は、全ての空間2のうち、環境情報を把握する対象とする空間2(即ち、把握対象空間)を1つ選択する(S102)。
次に、環境情報取得部57は、S202で特定された空間2についての環境情報であって、S202で特定された日時における環境情報を、環境情報記憶部56から取得する(S203)。次に、環境情報出力部58は、取得された環境情報を、ユーザのユーザ端末4に送信する(S204)。そして、本処理フローは終了する。
次に、環境情報を把握する処理について、具体例を挙げて説明する。以下に示す例では、環境情報の一例として、空間2の音の情報、空間2の匂いの情報、空間2の照度の情報の各々について説明する。
なお、空間2の温度の情報、空間2の湿度の情報等、他の環境情報についても、以下の例と同様の処理を行って把握することが可能である。
環境情報把握部55は、環境情報を把握するための各種情報を基に、把握対象空間の音の情報を把握する。
例えば、環境情報把握部55は、周囲空間の予約状況を基に、把握対象空間の音の情報を把握する。周囲空間が利用される場合、その利用中、周囲空間の音が把握対象空間に聞こえてくる可能性がある。そこで、環境情報把握部55は、周囲空間の予約状況を収集し、周囲空間が予約されている時間帯は、周囲空間が予約されていない時間帯と比較して、把握対象空間の音が大きいと把握する。
例えば、把握対象空間と周囲空間との距離を考慮してもよい。具体的には、例えば、把握対象空間と周囲空間との距離が近いほど、その周囲空間からの音の影響が大きいものと推測される。例えば、把握対象空間に隣接する周囲空間と、把握対象空間から10メートル離れた場所にある周囲空間とが予約されている場合、2つの周囲空間を比較すると、把握対象空間と隣接する周囲空間からの音の影響は、把握対象空間から10メートル離れた場所にある周囲空間からの音の影響よりも大きいものと推測される。
また、例えば、周囲空間に備え付けられたセンサの情報を考慮してもよい。具体的には、例えば、周囲空間に備え付けられた集音マイク21Jによって一定期間に収集された室内の音の情報を基に、これらの音を平均化することにより、周囲空間毎に音のレベルを把握してもよい。
例えば、把握対象空間の設備を考慮してもよい。具体的には、例えば、把握対象空間に防音壁等の防音設備が備えられている場合、防音設備が備えられていない場合と比較して、把握対象空間の音は小さいと把握される。また、個々の防音設備によって性能が異なることも考えられるため、防音設備の性能によって把握対象空間の音の情報を変えてもよい。更に、把握対象空間の壁が厚いほど、把握対象空間の音は小さいと把握される。
また、例えば、把握対象空間の大きさを考慮してもよい。具体的には、例えば、把握対象空間が大きいほど、周囲空間から把握対象空間に聞こえてくる音の影響は小さくなり、把握対象空間の音は小さいと把握される。
例えば、周囲空間の設備を考慮してもよい。具体的には、例えば、周囲空間に防音設備が備えられている場合、防音設備が備えられていない場合と比較して、把握対象空間の音は小さいと把握される。また、防音設備の性能によって、把握対象空間の音の情報を変えてもよい。更に、例えば、周囲空間の壁が厚いほど、把握対象空間の音は小さいと把握される。また、例えば、周囲空間に映画鑑賞用の音響設備が備えられている場合、これらの音響設備が備えられていない場合と比較して、把握対象空間の音は大きいと把握される。
また、例えば、周囲空間の大きさを考慮してもよい。具体的には、例えば、周囲空間が大きいほど、周囲空間から把握対象空間に聞こえてくる音の影響は小さくなり、把握対象空間の音は小さいと把握される。
なお、環境情報把握部55は、上述した情報の少なくとも一部を用いればよい。例えば、環境情報把握部55は、周囲空間の予約状況を用いずに、把握対象空間の設備や周囲空間の設備の情報等を用いて、把握対象空間の音の情報を把握してもよい。
環境情報把握部55は、環境情報を把握するための各種情報を基に、把握対象空間の匂いの情報を把握する。
例えば、環境情報把握部55は、把握対象空間の予約状況を基に、把握対象空間の匂いの情報を把握する。把握対象空間が利用される場合、その利用によって、把握対象空間に匂いが発生することが推測される。そこで、環境情報把握部55は、把握対象空間の予約が終了した時刻から次の予約が開始するまでの空き時間の情報を使用して、把握対象空間の匂いの情報を把握する。具体的には、空き時間が長いほど、匂いが弱まると把握される。例えば、ユーザが予約しようとしている日時から遡って予約がされている時刻までの空き時間が10時間の場合、空き時間が5時間の場合と比較して、把握対象空間の匂いは弱いと把握される。
例えば、把握対象空間が予約されている場合、その把握対象空間を利用するユーザの利用目的や利用内容、予約時間を考慮してもよい。具体的には、例えば、把握対象空間で飲食する場合、食べ物の匂いが残り易い。そこで、環境情報把握部55は、ユーザが把握対象空間で飲食する予定の場合、飲食する予定がない場合と比較して、把握対象空間で発生する匂いが強いと推測する。また、例えば、把握対象空間で喫煙する場合、喫煙の匂いが残り易い。そこで、環境情報把握部55は、ユーザが把握対象空間で喫煙する予定の場合、喫煙する予定がない場合と比較して、把握対象空間で発生する匂いが強いと推測する。また、環境情報把握部55は、把握対象空間の利用された時間が長いほど、把握対象空間で発生する匂いが強いと推測する。
例えば、把握対象空間の設備を考慮してもよい。具体的には、例えば、把握対象空間に備え付けられた除菌設備21Qの処理能力を基に、把握対象空間の空き時間に消臭される匂いが把握される。また、例えば、換気装置の処理能力を基に、把握対象空間の空き時間に換気される匂いを把握してもよい。
また、例えば、把握対象空間の大きさを考慮してもよい。具体的には、例えば、把握対象空間が大きいほど、把握対象空間の匂いは弱いと把握される。
なお、環境情報把握部55は、音の情報を把握する場合と同様に、上述した情報の少なくとも一部を用いればよい。例えば、環境情報把握部55は、把握対象空間の予約状況を用いずに、把握対象空間の設備の情報等を用いて、把握対象空間の匂いの情報を把握してもよい。
環境情報把握部55は、環境情報を把握するための各種情報を基に、把握対象空間の照度の情報を把握する。
例えば、環境情報把握部55は、把握対象空間が存在する場所に応じて、把握対象空間の照度の情報を把握する。具体的には、例えば、把握対象空間が屋外にある場合、時刻に応じて太陽の方角が推測される。そして、その方角からの日当たりの状況を基に、照度の情報が把握される。また、例えば、把握対象空間が屋内にある場合、その把握対象空間が存在する部屋の照明の明るさにより、照度の情報が把握される。
また、把握対象空間の照明器具21Fの性能を考慮してもよい。例えば、照明器具21Fの光束が大きいほど、把握対象空間の照度は高いと把握される。
次に、環境情報を出力する処理について、具体例を挙げて説明する。
図9は、ユーザ端末4の表示デバイス205に表示される予約受付画面の一例を示す図である。
なお、各欄に対する入力は、文字による入力でもよいし、予め用意された項目の中からの選択でもよい。
また、予約受付画面の下端側には、条件を満たす空間2の検索を受け付ける検索ボタン303、入力した情報の取り消しに使用される戻るボタン304が配置されている。
次に、環境情報取得部57は、地点X又は地点Yにある空間2についての環境情報であって、2019年6月1日10時~11時における環境情報を、環境情報記憶部56から取得する。そして、取得された環境情報がユーザ端末4に送信され、ユーザ端末4の表示デバイス205に表示される。
付言すると、音の値が小さいほど、空間2が静かであることを示している。匂いの値が小さいほど、空間2の匂いが弱いことを示している。照度の値が大きいほど、空間2の室内が明るいことを示している。図10に示す例では、空間2Aの音は20%、匂いは30%、照度は80%である。
ただし、環境情報の表示はこのような例に限られない。例えば、パーセンテージではなく10段階で示してもよい。また、音の大きさを「dB(=デシベル)」で示したり、照度を「ルクス」で示したりして、具体的な値で示してもよい。
このようにして、ユーザが空間2を予約する際(又は、ユーザが空間2を予約しようとする際)に、環境情報がユーザ端末4に出力され、ユーザ端末4に表示される。
例えば、ユーザが図9の検索ボタン303を選択した後、画面上で環境情報の種類を指定すると、環境情報出力部58は、指定された種類の環境情報を出力し、指定された種類の環境情報がユーザ端末4に表示される。
また、ユーザが、予約受付画面上で、画面に表示する環境情報の種類を指定してもよい。図11は、予約受付画面の他の例を示す図である。図11に示す例では、図9に示す予約受付画面に、更に、欄307が配置されている。欄307は、画面に表示する環境情報の入力用の欄である。例えば、ユーザが欄307に「音」と入力し、検索ボタン303を選択すると、空間2についての環境情報として、音の情報が表示される。なお、欄307に対する入力は、文字による入力でもよいし、予め用意された項目の中からの選択でもよい。
「読書」に合った空間2とは、例えば、音が30%以下、匂いが30%以下、照度が70%以上という条件を満たす空間2である。このように、利用目的毎に、その利用目的に対応する環境情報の条件が予め定められている。
なお、欄308、欄309に対する入力は、文字による入力でもよいし、予め用意された項目の中からの選択でもよい。
また、利用目的を入力する代わりに、ユーザが希望する環境情報の条件を直接入力してもよい。この場合、入力された環境情報の条件を満たす空間2が表示される。例えば、ユーザが「音30%以下」と入力すると、音が30%以下という条件を満たす空間2が表示される。
次に、ユーザが予約した空間2の環境情報が変化した場合の処理について説明する。
ユーザが空間2を予約した後、予約した空間2の環境情報が変化する場合があり得る。そこで、環境情報出力部58は、予約した空間2の環境情報が変化した場合、ユーザに通知する。具体的には、例えば、予約したユーザのユーザ端末4に通知する。予約したユーザが利用しない場合には、実際に利用するユーザに通知してもよい。通知する内容は、例えば、予約した空間2の環境情報が変化したこと、変化した環境情報の種類、変化前の情報、変化後の情報、変化量等である。
ここでは、環境情報出力部58は、通知手段の一例として用いられる。
ここで、ユーザがOKボタン310を選択すると、空間2Aを予約した状態が維持される。一方、ユーザが予約変更ボタン311を選択すると、予約受付画面が表示される。ユーザは、予約受付画面において、希望する予約の条件を再度入力して予約を変更すればよい。なお、ユーザが予約変更ボタン311を選択した時点では、元の予約はキャンセルされず、新たな予約が確定した場合に、元の予約はキャンセルされる。
また、環境情報出力部58は、ユーザが予約した空間2の環境情報が変化した場合、ユーザが予約した空間2の代わりの候補となる他の空間2を通知してもよい。
図15は、ユーザが予約した空間2の代わりの候補となる他の空間2の通知の一例を示す図である。
例えば、ユーザが図14の予約変更ボタン311を選択した場合、環境情報出力部58は、図15に示すように、空間2Aの代わりの候補となる他の空間2を通知する。ここで、空間2Aの代わりの候補となる他の空間2とは、例えば、空間2Aの環境情報に類似する環境情報を示す空間2である。ここでの空間2Aの環境情報は、ユーザが予約した際の、予約日時(即ち、希望の日時。この例では、2019年6月2日19時~20時)における環境情報である。また、空間2Aの環境情報に類似する環境情報は、例えば、空間2Aの環境情報を基準として予め定められた範囲内の環境情報である。
ユーザは、空間2Dの環境情報を参照して、予約を変更するか否かを決めればよい。ユーザが確定ボタン312を選択すると、空間予約部59は、空間2Dを予約するとともに、元の予約である空間2Aの予約をキャンセルする。ユーザが戻るボタン313を選択すると、予約は変更されず、図14に示す画面や予約受付画面が再度表示される。
また、環境情報出力部58は、ユーザが予約した空間2の環境情報が変化した場合、ユーザが空間2を利用する日時として予約している日時の代わりの候補となる他の日時を通知してもよい。
図16は、ユーザが予約した日時の代わりの候補となる他の日時の通知の一例を示す図である。
例えば、ユーザが図14の予約変更ボタン311を選択した場合、環境情報出力部58は、図16に示すように、ユーザが予約した日時の代わりの候補となる他の日時を通知する。ここで、ユーザが予約した日時の代わりの日時とは、例えば、空間2Aを予約可能な日時であって、ユーザが予約した際の予約日時における環境情報と類似する環境情報を示す日時である。
ユーザは、変更後の日時、空間2Aの環境情報を参照して、予約を変更するか否かを決めればよい。ユーザが確定ボタン314を選択すると、空間予約部59は、変更後の日時で空間2Aを予約するとともに、変更前の予約をキャンセルする。ユーザが戻るボタン315を選択すると、予約は変更されず、図14に示す画面や予約受付画面が再度表示される。
また、ユーザが予約した空間2の環境情報が変化した場合、常に通知するのではなく、特定の条件が満たされた場合に通知してもよい。
例えば、環境情報出力部58は、ユーザが予約した空間2の環境情報の示す状態が予め定められた基準を超える状態に変化した場合に通知する。例えば、図10に示す例では、予約日時(この例では、2019年6月1日10時~11時)における空間2Aの音は20%である。ここで、環境情報出力部58は、基準を30%として、予約日時における空間2Aの音が30%を超えた場合に通知する。同様に、匂いの基準、照度の基準を定めてもよい。また、複数種類の環境情報のうちの1つでも基準を超えたら通知してもよいし、2種類以上の環境情報が基準を超えたら通知してもよい。なお、照度の場合、照度が予め定められた基準を下回った場合に通知される。
なお、これらの予め定められた基準は、例えば、空間管理サーバ5のデフォルトの設定を用いてもよいし、空間2を予約するユーザが設定してもよい。
更に、ユーザが予約した空間2の環境情報が変化した場合、ユーザに通知してユーザによる予約変更を受け付けるのではなく、空間予約部59が、ユーザの予約を変更してもよい。具体的には、例えば、空間予約部59は、ユーザが予約した空間2を他の空間2へ変更したり、ユーザが空間2を利用する日時として予約している日時を他の日時へ変更したりしてもよい。この場合、空間予約部59は、ユーザが予約した空間2の代わりの候補となる他の空間2に変更したり、ユーザが予約した日時の代わりの候補となる他の日時に変更したりする。また、予約変更後、予約を変更した旨、変更後の空間2や日時の情報がユーザに通知される。
ここで、ユーザが事前に、変更を許可する条件として、変更後の空間2の地点やエリアの条件、変更後の日時の条件等を指定しておいてもよい。
また、空間予約部59は、変更手段の一例として用いられる。
上述した例では、ユーザが、環境情報を基に、予約する空間2を指定した。ただし、本実施の形態では、空間予約部59が、環境情報を基に、複数の空間2のうち、空間2を予約しようとしているユーザが予約して利用する空間2を選択してもよい。
例えば、ユーザが予約受付画面で予約の条件を入力する。その際、例えば、ユーザは、利用目的や希望する環境情報の条件も入力する。そして、空間予約部59は、空間2の環境情報を基に、ユーザの利用目的に合った空間2や、希望する環境情報の条件を満たす空間2を選択する。
ここでは、空間予約部59は、選択手段の一例として用いられる。
次に、環境情報出力部58は、S304で選択された空間2の環境情報を、ユーザのユーザ端末4に送信する(S305)。ここで、ユーザが、S304で選択された空間2の予約を承諾すると、空間予約部59は、S304で選択された空間2を予約する(S306)。そして、本処理フローは終了する。なお、S304の後、空間予約部59は、ユーザの承諾によらず、S304で選択した空間2を予約してもよい。
例えば、新たに予約するユーザの利用目的が「読書」の場合、空間予約部59は、S302で特定した空間2のうち、ユーザが予約しようとしている日時で、音が30%以下、匂いが30%以下、照度が70%以上という条件を満たす空間2を選択する。ここで、条件を満たす空間2が複数ある場合、空間予約部59は、予め定められた規則に従って、空間2を選択する。予め定められた規則は、例えば、利用目的に基づいた規則である。ここでの利用目的は、空間2を新たに予約するユーザの利用目的、及び、すでに空間2を予約している他のユーザの利用目的の少なくとも何れか一方である。
同様に、空間予約部59は、空間2を新たに予約するユーザの利用目的を考慮する一方で、他のユーザの利用目的を考慮せずに、予約する空間を選択してもよい。例えば、空間予約部59は、新たに予約するユーザの利用目的が「商談」であるため、他のユーザに影響を与えないように、予約済みの空間2F、空間2Jから離れた空間2Hを選択する。
例えば、図18に示す例と同様に、ユーザが希望する場所を地点Z、希望する日時を2019年6月3日13時~14時とする。また、地点Zの空間2F~2Jのうち、空間予約部59が空間2Gを選択したとする。ここで、環境情報出力部58は、選択された空間2Gの環境情報をユーザのユーザ端末4に送信する。そして、ユーザ端末4の表示デバイス205に環境情報が表示される。
また、本開示は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。
Claims (14)
- 近接して配置された、各々が壁又は間仕切りによって区切られた複数の空間のうち、特定の空間の予約を、利用目的と共にユーザから受け付ける受付手段と、
前記複数の空間のうちユーザにより指定された日時に予約が空いている空間について、当該空間の当該日時における音の大きさの程度を、当該日時に既に予約されている他の空間の利用目的をもとに取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記音の大きさの程度を出力する出力手段と
を備える情報処理システム。 - 前記音の大きさの程度は、前記空間及び当該空間の周囲にある他の空間の少なくとも何れか一方の空間の予約状況を基に取得され、
前記他の空間の予約状況には、予約された当該他の空間を利用する他のユーザが過去に利用したときの利用状況の情報が含まれること
を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記音の大きさの程度は、前記空間及び当該空間の周囲にある他の空間の少なくとも何れか一方の空間の設備の情報を基に取得されること
を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記ユーザが空間を予約した後、当該空間の前記音の大きさの程度が変化した場合、当該ユーザに通知する通知手段を更に備えること
を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記通知手段は、前記ユーザに、当該ユーザが予約した前記空間の代わりの候補となる他の空間を通知すること
を特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。 - 前記通知手段は、前記ユーザに、当該ユーザが前記空間を利用する日時として予約している日時の代わりの候補となる他の日時を通知すること
を特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。 - 前記通知手段は、前記音の大きさの程度の示す状態が予め定められた基準を超える状態に変化した場合、前記ユーザに通知すること
を特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。 - 前記予め定められた基準は、前記ユーザが設定すること
を特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。 - 前記ユーザが空間を予約した後、当該空間の前記音の大きさの程度が変化した場合、当該ユーザの予約を変更する変更手段を更に備えること
を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記変更手段は、前記ユーザが予約した前記空間を他の空間へ変更すること
を特徴とする請求項9に記載の情報処理システム。 - 前記変更手段は、前記ユーザが前記空間を利用する日時として予約している日時を他の日時へ変更すること
を特徴とする請求項9に記載の情報処理システム。 - 前記取得手段は、ユーザに予約されて利用される複数の空間の各々の音の大きさの程度を取得し、
前記取得手段が取得した前記複数の空間の音の大きさの程度を基に、当該複数の空間のうち、空間を予約しようとしているユーザが予約して利用する空間を選択する選択手段を更に備えること
を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記選択手段は、更に、前記ユーザの利用目的、及び、すでに空間を予約している他のユーザの利用目的の少なくとも何れか一方を基に、当該ユーザが予約して利用する空間を選択すること
を特徴とする請求項12に記載の情報処理システム。 - コンピュータに、
近接して配置された、各々が壁又は間仕切りによって区切られた複数の空間のうち、特定の空間の予約を、利用目的と共にユーザから受け付ける機能と、
前記複数の空間のうちユーザにより指定された日時に予約が空いている空間について、当該空間の当該日時における音の大きさの程度を、当該日時に既に予約されている他の空間の利用目的をもとに取得する機能と、
取得した前記音の大きさの程度を出力する機能と
を実現させるためのプログラム。
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