JP2021018499A - 情報処理システム、情報処理装置、および、プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献2には、重ねた1つの地図に地下出口で分離される地下経路と地上経路と含んだ検索結果画面を生成し、この検索結果画面をサイネージ端末に出力する処理が開示されている。
特許文献3には、取得した店舗情報とショップデータベースとを照合し、合致した店舗情報を地図座標上に配置した店舗マップを生成し、この店舗マップをサイネージ端末に送信する処理が開示されている。
特許文献4には、サイネージ端末から近接通信手段を介して携帯端末に提供された関連情報に関するユーザの利用状況を示す利用情報を収集して登録する利用情報登録手段が開示されている。
特許文献5には、データ入出力が可能なディスプレイ装置を介して、利用者端末を保持している利用者に対してデジタルサイネージ情報の提供を行う処理が開示されている。
特許文献6には、サイネージ管理サーバが、操作者識別IDで検索した操作者毎コンテンツ利用歴情報を反映した表示画面を作成し、サイネージ端末に表示する処理が開示されている。
ところで、予約者が予約を行った場所によっては、遮音性能が低く、音を小さくしたり音の出力を取り止めたりした方が好ましい場合がある。また、予約者が予約を行った場所によっては、遮音性能が低く、外部の声や雑音がこの場所にて聞こえやすく、この場所にて出力する音の出力を上げたい場合もある。さらに、予約者に応じて、出力する情報の内容を異ならせると、予約者への情報の伝達をより効果的に行える場合もある。
本発明の目的は、予約者が予約を行った場所にて出力される情報の内容やこの場所における情報の出力の制御を異ならせることができるようにすることにある。
請求項2に記載の発明は、前記予約情報取得手段は、前記予約情報として、前記予約者についての情報を取得し、前記設定手段は、前記予約者についての情報に基づき、前記出力についての設定を行う請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項3に記載の発明は、前記予約情報取得手段は、前記予約者についての情報として、当該予約者の年齢、性別、および、国籍のうちの何れか1つ以上についての情報を取得し、前記設定手段は、前記予約者の年齢、性別、および、国籍のうちの1つ以上の情報に基づき、前記場所にて出力される前記情報の内容を決定する請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項4に記載の発明は、前記予約情報取得手段は、前記予約情報として、前記予約者の予約の目的についての情報を取得し、前記設定手段は、前記予約の目的についての情報に基づき、前記出力に関する設定を行う請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項5に記載の発明は、前記設定手段は、前記予約の目的が予め定められた特定の目的である場合、当該特定の目的以外の目的である場合に比べ、前記情報の出力に伴い出力される音を小さくする請求項4に記載の情報処理システムである。
請求項6に記載の発明は、前記予約情報取得手段は、前記予約情報として、前記場所の予約時刻についての情報を取得し、前記設定手段は、前記予約時刻についての情報に基づき、前記出力についての設定を行う請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項7に記載の発明は、前記設定手段は、前記予約時刻についての情報に基づき、前記情報の出力に伴い出力される音の大きさについての設定を行う請求項6に記載の情報処理システムである。
請求項8に記載の発明は、前記設定手段は、前記予約時刻についての情報により特定される時刻が予め定められた時刻である場合、当該予め定められた時刻でない場合に比べ、前記情報の出力に伴い出力される音を小さくする請求項7に記載の情報処理システムである。
請求項9に記載の発明は、前記予約情報取得手段は、前記予約情報として、前記場所の予約時間に関する情報を取得し、前記設定手段は、前記予約時間に関する情報に基づき、前記出力についての設定を行う請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項10に記載の発明は、前記設定手段は、前記予約時間の長さが予め定められた閾値を超える場合、当該閾値を超えない場合に比べ、前記場所にて出力される情報の出力時間を長くする請求項9に記載の情報処理システムである。
請求項11に記載の発明は、前記予約情報取得手段は、前記予約情報として、前記場所についての情報を取得し、前記設定手段は、前記場所についての情報に基づき、前記出力についての設定を行う請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項12に記載の発明は、前記設定手段は、前記場所についての情報により特定される場所が属する地域に基づき、当該場所にて出力される情報の内容を決定する請求項11に記載の情報処理システムである。
請求項13に記載の発明は、前記予約情報取得手段は、前記予約情報として、前記場所の遮音性についての情報を取得し、前記設定手段は、前記遮音性についての情報に基づき、前記出力についての設定を行う請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項14に記載の発明は、前記設定手段は、前記遮音性についての情報に基づき、前記情報の出力に伴い出力される音の大きさについての設定を行う請求項13に記載の情報処理システムである。
請求項15に記載の発明は、前記場所の予約を行った前記予約者が当該場所に来たことを検知する検知手段と、前記場所における情報の出力を制御する出力制御手段と、を更に備え、前記出力制御手段は、前記設定手段により設定された設定内容に基づき、前記場所における情報の出力を制御するとともに、前記予約者が前記場所に来たことが前記検知手段により検知された場合に、当該情報の出力を開始する請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項16に記載の発明は、前記予約者が前記場所に来た場合に、当該予約者の今後の予定に関する情報を出力する予定情報出力手段をさらに備える請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項17に記載の発明は、予約者が場所について行った予約に関する情報である予約情報を取得する予約情報取得手段と、前記予約情報に基づき、前記予約者が予約した前記場所にて行われる情報の出力についての設定を行う設定手段と、を備える情報処理装置である。
請求項18に記載の発明は、予約者が場所について行った予約に関する情報である予約情報を取得する予約情報取得機能と、前記予約情報に基づき、前記予約者が予約した前記場所にて行われる情報の出力についての設定を行う設定機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
請求項2の発明によれば、場所の予約者に応じて、この場所にて出力される情報の内容やこの場所における情報の出力の制御を異ならせることができる。
請求項3の発明によれば、場所の予約者の年齢や性別や国籍に応じて、この場所にて出力される情報の内容やこの場所における情報の出力の制御を異ならせることができる。
請求項4の発明によれば、場所の予約者の予約の目的に応じて、この場所にて出力される情報の内容やこの場所における情報の出力の制御を異ならせることができる。
請求項5の発明によれば、場所の予約を行った予約者の予約の目的が特定の目的である場合に、この場所にて出力される音を小さくすることできる。
請求項6の発明によれば、場所の予約時刻に応じて、この場所にて出力される情報の内容やこの場所における情報の出力の制御を異ならせることができる。
請求項7の発明によれば、場所の予約時刻に応じて、この場所にて出力される音の大きさを変えることができる。
請求項8の発明によれば、場所の予約時刻が予め定められた時刻である場合に、この場所にて出力される音を小さくすることできる。
請求項9の発明によれば、場所の予約時間に応じて、この場所にて出力される情報の内容やこの場所における情報の出力の制御を異ならせることができる。
請求項10の発明によれば、場所の予約時間の長さが予め定められた閾値を超える場合に、この閾値を超えない場合に比べ、この場所にて出力される情報の出力時間を長くすることができる。
請求項11の発明によれば、予約者が予約した場所に応じて、この場所にて出力される情報の内容やこの場所における情報の出力の制御を異ならせることができる。
請求項12の発明によれば、予約者が予約した場所が属する地域に応じて、この場所にて出力される情報の内容を異ならせることができる。
請求項13の発明によれば、予約者が予約した場所の遮音性に応じて、この場所にて出力される情報の内容やこの場所における情報の出力の制御を異ならせることができる。
請求項14の発明によれば、予約者が予約した場所の遮音性に応じて、この場所にて出力される音の大きさを変えることができる。
請求項15の発明によれば、予約者が予約した場所にこの予約者が来た場合に、この場所における情報の出力を開始できる。
請求項16の発明によれば、予約者が予約した場所にこの予約者が来た場合に、この予約者の今後の予定に関する情報をこの予約者に通知できる。
請求項17の発明によれば、予約者が予約を行った場所にて出力される情報の内容やこの場所における情報の出力の制御を異ならせることができる。
請求項18の発明によれば、予約者が予約を行った場所にて出力される情報の内容やこの場所における情報の出力の制御を異ならせることができる。
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の全体構成を概略的に示す図である。
本実施形態では、利用者により予約されて使用される場所の一例である複数の空間2が設けられている。
空間2は、ブース、宿泊施設等の客室、会社内等の会議室等を含む。これらは、壁や間仕切り等によって周囲から区切られている空間2の一例である。また、本実施形態における空間2は、飲食店や理髪店等でサービスの提供を受けるテーブルや座席等を含む。これらは、周囲に開放された空間2の一例である。
図1では、クラウドネットワーク3に接続される端末の例として、ユーザが操作するユーザ端末4、空間2を管理する空間管理サーバ5が示されている。また、クラウドネットワーク3には、空間2が接続されている。より具体的には、空間2には各種の機器が設けられ、この機器が、クラウドネットワーク3に接続されている。
また、前述したように、予約の対象として管理される空間2は、同種である必要もない。例えば空間2の一部はブースであり、空間2の一部は飲食店等の座席やテーブルでもよい。
また、1つの目的又は機能についての管理を、複数の事業者が協働で提供してもよい。
空間2の解錠にあたっては、解錠を行う者が、自身のユーザ端末4を操作して、解錠の指示をする。この指示は、空間管理サーバ5へ送られ、空間管理サーバ5は、この指示を受信する。そして、空間管理サーバ5は、解錠の指示があった空間2の解錠の指示を行う。これにより、この空間2に設置された電子錠が作動し、空間2の解錠が行われる。
利用者を特定する情報には、例えば利用者の氏名、性別、年齢、国籍、アカウント、ユーザID、パスワード、個人に付された管理用の情報が含まれる。また、利用の対象である空間2を特定する情報には、例えば住所又は所在の場所を特定する情報、管理用の名称や番号が含まれる。
また、空間管理サーバ5は、空間2の利用に関連する各種の情報を管理する。空間管理サーバ5は、例えば、空間2の利用状況についての情報、空間2を利用する利用者についての情報を管理する。
さらに、空間管理サーバ5は、空間2の解錠および施錠を行う。
図2は、ブース型の空間2の例を説明する図である。
図2に示すブース型の空間2は、例えば駅の構内、空港、オフィスビル、飲食店やデパート等の商業施設、銀行、図書館、美術館、博物館、公共機関や施設、連絡通路、公園等、室内外を問わずに配置される。
このため、通気口や小窓等の開口や隙間が、空間2を構成する躯体の一部分に設けられていてもよい。また、窓は開閉が可能でもよい。
図2の場合、天井20Aには、換気口23が設けられている。換気口23には、開口面積の調整が可能なルーバ23Aが取り付けられている。図2のルーバ23Aは、全開状態にある。
なお、躯体の内部に空調機器を設置し、躯体の内部の温度の調整を行えるようにしてもよい。
本実施の形態の場合、扉22には、開閉時にユーザが掴む取手22Aが取り付けられている。また、扉22には、扉22の解錠および施錠を可能にする電子錠22Cが取り付けられている。さらに、本実施形態では、扉22の開閉を検知する開閉センサS1が設けられている。
もっとも、空間2は、多人数を収容可能な大部屋でもよい。大部屋は、単独の部屋として構成されていてもよいが、空間2の壁面20D及び20Eの一方又は両方を取り除いた複数の空間2を連結することで形成してもよい。
なお、個室型とは1人しか利用できない意味ではなく、少人数、例えば2〜3人の利用が可能な意味で使用する。
空間2を構成する躯体の形状や構造、提供される設備や性能は任意である。例えば天井20Aを取り除いた構成も可能である。
ここで、備え付けの機器としては、映像を映す表示装置であるモニタ31、および、音を出力する音出力装置であるスピーカ32が設けられている。なお、スピーカ32を別途設けず、モニタ31に設けられたスピーカから音を出力するようにしてもよい。
また、躯体の内部には、躯体の内部の撮影を行うカメラなどにより構成される撮影装置24、躯体の内部の利用者を検出する人感センサ25が設けられている。また、躯体の内部には、空間2の温度を検出する温度センサ26が設けられている。
この情報取得装置29は、例えば、翳されるIDカードを読み取るリーダにより構成される。また、その他に、情報取得装置29は、利用者の指紋や静脈の配置などを読み取るリーダなどであってもよい。
空間管理サーバ5は、装置全体の動作を制御する制御ユニット101と、管理データ等を記憶するハードディスクドライブ102と、LAN(=Local Area Network)ケーブル等を介した通信を実現するネットワークインターフェース103とを有している。
この他、空間管理サーバ5は、必要に応じ、キーボード、マウス等の入力デバイス、液晶ディスプレイ等の表示デバイスも備える。
制御ユニット101と、ハードディスクドライブ102と、ネットワークインターフェース103は、バス104や不図示の信号線を通じて接続されている。
ユーザ端末4は、装置全体の動作を制御する制御ユニット201と、各種のデータを記憶するメモリカード202と、無線通信の規格に準拠する各種の通信インターフェース203と、タッチセンサ等の入力デバイス204と、液晶ディスプレイや有機EL(=Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示デバイス205と、GPS(=Global Positioning System)センサ206を有している。
GPSセンサ206は、GPS衛生からの電波を受信してユーザ端末4の位置を測定するセンサである。GPSセンサ206から出力される緯度、経度、高度の情報は、ユーザ端末4の現在位置を与える。なお、GPSセンサ206は、屋内用の測位システムに対応してもよい。
空間管理サーバ5は、予約情報取得部51と、設定部52と、予約者検知部53と、出力制御部54と、予定情報出力部55と、情報格納部56とを備える。
設定手段の一例としての設定部52は、予約情報取得部51が取得した予約情報に基づき、空間2にて行われる情報の出力についての設定を行う。
検知手段の一例としての予約者検知部53は、空間2の予約を行った予約者がこの空間2に来たことを検知する。また、予約者検知部53は、空間2の予約を行った予約者がこの空間2から出たことを検知する。
出力制御手段の一例としての出力制御部54は、空間2の各々における情報の出力を制御する。
予定情報出力手段の一例としての予定情報出力部55は、空間2を予約した予約者の今後の予定に関する情報を出力する。
情報格納部56は、空間2における情報の出力に関する情報を保持する。
図6に示すこの表示画面では、地図の表示が行われるとともに、この地図上に、予約申込者により予約される場所の一例である空間2の設置箇所が複数表示されている。
なお、このような表示形態に限らず、例えば、リスト形式で、複数の設置箇所を表示し、予約申込者が、リストの中から設置箇所を選択するようにしてもよい。
また、図7にて示す表示画面では、予約の目的を入力するための入力欄が表示される。本実施形態では、予約の目的の候補が複数表示される。予約者は、この候補の中から選択を行うことで、予約の目的を入力する。
予約者は、この表示画面に対する操作を行って、空間2の予約時間を指定し、また、予約の目的を入力する。そして、予約者は、確定ボタン(不図示)を押圧する。
具体的には、空間管理サーバ5は、空間2の設置箇所および予約時間についての情報、および、予約の目的についての情報を受け付けたうえで、この設置箇所、予約時間、予約の目的についての情報を情報格納部56に登録し、予約の確定処理を行う。
そして、予約の確定結果が、ユーザ端末4へ送信され予約申込者に通知される。
本実施形態では、予約者による空間2の予約が確定すると、図8に示すように、予約リストに、この予約者が追加される。より具体的には、予約リストには、空間2毎および予約時間毎に、予約を行った者である予約者が登録され、また、予約の目的についての情報が登録される。
本実施形態では、空間2を利用する利用者の各々は、予めユーザ登録を行うようになっている。本実施形態では、利用者の各々は、このユーザ登録を行うにあたり、自身の氏名、生年月日、年齢、性別、国籍、住所、電話番号、パスワードなどの情報を、ユーザ端末4等を介して入力する。
そして、本実施形態では、これらの情報が、利用者リストに登録される。
また、利用者リストでは、利用者が設定したパスワード、および、ユーザの各々に割り振られたユーザIDが、各利用者に対応付けられた状態で登録される。
より具体的には、本実施形態では、予約者が解錠を行う際、ユーザ端末4にて、ユーザIDやパスワードの入力を受け付け、ユーザ端末4の操作を行う操作者の認証を行って、ユーザ端末4を操作する操作者を特定する。
そして、本実施形態では、この認証が済んだユーザ端末4から、解錠の指示があると、この解錠の指示を行った操作者が、予約リストに登録されているかを判断する。そして、登録されている場合、空間管理サーバ5が空間2の解錠を行う。
本実施形態では、さらに、空間リストが情報格納部56に格納されている。
この空間リストでは、複数設けられた空間2の各々について、住所や位置座標などの設置場所を示す情報や、最寄り駅、定員、遮音性についての情報が登録されている。
付言すると、本実施形態では、遮音性の程度を10段階で把握し、遮音性の程度を示す情報として、1〜10の何れかの数値が登録される。ここで、本実施形態では、数値が大きいほど遮音性が高いことを示し、数値が低いほど遮音性が低いことを示している。
ここで、空間2がブース型の空間2である場合には、遮音性は高くなり、空間2が開放型の空間2である場合には、遮音性は小さくなる。
本実施形態では、予約者が予約した空間2(以下、「予約空間2」と称する)のこの予約者による利用に先立ち、空間管理サーバ5が、この空間2にて行われる、情報の出力についての設定を行う。
より具体的には、本実施形態では、モニタ31やスピーカ32を通じて、広告や宣伝、利用者への情報の通知などが行われるが、本実施形態では、これらを行うにあたり、空間管理サーバ5によって設定処理が行われる。
具体的には、予約情報取得部51は、予約リスト、利用者リスト、空間リストを参照し、予約空間2の場所、予約空間2の遮音性、予約空間2の予約時刻(予約開始時刻、予約終了時刻)、予約空間2の予約時間、予約空間2の予約者についての情報などを取得する。
ここで、本実施形態では、予約者についての情報として、氏名、年齢、性別、国籍などの情報を取得する。
付言すると、本実施形態では、空間2の各々にて、広告や宣伝、周辺案内などの情報の出力が行われるが、設定部52は、予約情報に基づき、この情報の出力についての設定を行う。
また、躯体の内部および外部にモニタ31やスピーカ32を設置し、躯体の内部および外部の両者に向けての情報の出力を行ってもよい。また、躯体の内部における情報の出力の内容と、躯体の外部における情報の出力の内容とを異ならせてもよい。
より具体的には、設定部52は、例えば、予約者の属性情報に基づき、予約空間2にて出力される情報の内容を決定する。より具体的には、設定部52は、例えば、予約者の年齢、性別、および、国籍のうちの1つ以上の情報に基づき、予約空間2にて出力される情報の内容を決定する。
なお、設定部52は、出力される情報の内容を決定するにあたり、年齢、性別、および、国籍のうちの1つの情報に基づきこの内容を決定してもよいし、年齢、性別、および、国籍のうち2つの情報に基づきこの内容を決定してもよいし、年齢、性別、および、国籍の全ての情報に基づきこの内容を決定してもよい。
例えば、設定部52は、複数の利用者のうち、予約空間2の予約を行った予約者の属性情報に基づき、予約空間2にて出力される情報の内容を決定してもよい。
また、その他に、設定部52は、複数の利用者のうち、予約者により指定された利用者の属性情報に基づき、予約空間2にて出力される情報の内容を決定してもよい。
また、設定部52は、予約者や予約者により指定された利用者など、特定の利用者の属性情報に応じた情報が特定のタイミングにて出力されるように、情報の出力についての設定を行ってもよい。より具体的には、この場合、設定部52は、例えば、特定の利用者の属性情報に応じた情報が最初に出力されるように、情報の出力についての設定を行ってもよい。
例えば、設定部52は、複数の利用者が全員女性であった場合、この女性という属性に基づき、予約空間2にて出力される情報の内容を決定してもよい。
また、その他に、設定部52は、例えば、複数の利用者が全員60代以上であった場合には、この60代以上という年齢についての属性情報に基づき、予約空間2にて出力される情報の内容を決定してもよい。
より具体的には、設定部52は、実際の利用者の属性情報に基づき、予約空間2にて出力される情報の内容を決定してもよい。
この場合、設定部52は、この実際の利用者の属性情報に基づき、予約空間2にて出力される情報の内容を決定してもよい。付言すると、設定部52は、予約者とは異なる者の属性情報に基づき、予約空間2にて出力される情報の内容を決定してもよい。
設定部52は、この新たに登録された利用者の属性情報に基づき、予約空間2にて行われる、情報の出力についての設定を行う。
具体的には、この場合、設定部52は、例えば、予約の目的が予め定められた特定の目的である場合、この特定の目的以外の目的である場合に比べ、情報の出力に伴い出力される音を小さくする設定を行う。ここで、本実施形態において、「音を小さくする」には、音を零にすることも含む。
一方、設定部52は、予約の目的が、例えば、「食事」や「カラオケ」や「休憩」などである場合、情報の出力に伴い出力される音の大きさを維持する設定を行う。付言すると、設定部52は、この場合、音を小さくする設定を行わない。
より具体的には、設定部52は、例えば、予約情報取得部51が取得した、予約空間2の予約時刻に基づき、情報の出力に伴い出力される音の大きさについての設定を行ってもよい。
なお、予約時刻は、予約開始時刻であってもよいし、予約終了時刻であってもよい。設定部52は、予約開始時刻や予約終了時刻に基づき、音の大きさについての設定を行う。
付言すると、設定部52は、予約空間2に設置されたスピーカ32から出力される音を小さくする設定を行う。
言い換えると、設定部52は、例えば、予約時刻が、特定の時間帯に属する場合、予約時刻が特定の時間帯に属しない場合に比べ、情報の出力に伴い出力される音を小さくする設定を行う。
より具体的には、設定部52は、例えば、予約時間の長さが予め定められた閾値を超える場合、予約時間がこの閾値を超えない場合に比べ、予約空間2にて出力される情報の出力時間を長くする設定を行う。
また、設定部52は、例えば、予約情報取得部51が取得した、予約時間が30分以上である場合には、予約空間2にて出力される情報の出力時間を2分以上とする。
複数回に分けて情報の出力を行う場合において、上記のように、出力時間が1分である場合には、各々の情報の出力の時間を合計した時間が、この1分となる。また、複数回に分けて情報の出力を行う場合において、上記のように、出力時間が2分である場合には、各々の情報の出力の時間を合計した時間が、この2分となる。
より具体的には、設定部52は、例えば、予約空間2の場所が属する地域に基づき、予約空間2にて出力される情報の内容を決定してもよい。
そして、設定部52は、予約空間2の場所についての情報に基づき、この予約空間2が属する地域を特定する。付言すると、設定部52は、予約空間2の住所や位置座標に基づき、情報格納部56等に格納されている複数の地域の中から、予約空間2が属する地域を特定する。
これにより、本実施形態では、例えば、東京に存在する空間2にて出力される情報の内容と、東京以外の他の都市に存在する空間2にて出力される情報の内容とが異なるものとなる。
より具体的には、この場合、設定部52は、遮音性についての情報に基づき、例えば、情報の出力に伴い出力される音の大きさについての設定を行う。
より具体的には、設定部52は、遮音性が高い空間2については、音が大きくなる設定を行い、遮音性が低い空間2については、音が小さくなる設定を行う。
そして、設定部52は、この設備に関する情報に基づき、音の大きさについての設定を行ってもよい。
そして、本実施形態では、出力制御部54が、予約空間2における情報の出力を制御するが、出力制御部54は、設定部52による設定がなされている空間2については、設定部52により設定された設定内容に基づき、予約空間2における情報の出力を制御する。
より具体的には、出力制御部54は、設定部52が決定したコンテンツが記憶装置(不図示)から読み出されるようにし、さらに、読み出されたこのコンテンツが予約空間2に出力されるようにする。
さらに出力制御部54は、コンテンツを出力するにあたり、設定部52により設定された音量や、設定部52により設定された出力時間でコンテンツが出力されるように、コンテンツの出力の制御を行う。
出力制御部54は、例えば、予約者が予約空間2に来たことが予約者検知部53により検知された場合に、予約空間2におけるコンテンツの出力を開始してもよい。
付言すると、出力制御部54は、予約者が予約空間2に来たことが予約者検知部53により検知された場合に、予約場所における情報の出力を開始するようにしてもよい。
具体的には、予約者検知部53は、人感センサ25による予約者の検出、情報取得装置29による予約者のIDカードの読み取り、撮影装置24による予約者の撮影、予約者による電子錠22Cの解錠、開閉センサS1による扉22の開動作の検出などがあった場合に、予約者が予約空間2に来たと判断する。そして、予約者検知部53は、予約者が予約空間2に来たことを示す検知結果を出力する。
これにより、この場合は、予約空間2に予約者が来た直後に、この予約空間2にて情報の出力が開始されるようになる。
これにより、扉22の開動作が行われる度にコンテンツが出力される事態が避けられるようになる。付言すると、予約者がトイレ等に行くために予約空間2への入退室を繰り返し行うことも想定され、この場合に、本実施形態では、コンテンツが繰り返し出力される事態が避けられるようになる。
付言すると、例えば、休憩や、早退のため、予約者が予約空間2から出た際に、情報が出力されている場合には、この情報の出力を停止するようにしてもよい。
予約者検知部53は、人感センサ25による予約者の不検出、情報取得装置29による予約者のIDカードの読み取り(予約空間2からの予約者の退出に伴う読み取り)、撮影装置24により得らえる映像における予約者の不検出、電子錠22Cの施錠、開閉センサS1による扉22の開動作の検出などがあった場合に、予約者が予約空間2から出たと判断し、予約者が予約空間2から出たとの検出結果を出力する。
そして、本実施形態では、この検出結果の出力があると、出力制御部54が、コンテンツの出力を停止する。
この場合、コンテンツがモニタ31を通じて出力される場合、ユーザは、作業用画面を一時的に参照できなくなるが、コンテンツの出力が終了すると、ユーザは、作業用画面の参照を再び行えるようになる。
より具体的には、この場合、予約者は、例えば、モニタ31に対する操作を行うことで、情報の出力が行われない設定を行える。付言すると、モニタ31がタッチパネルである場合、予約者は、このモニタ31に対する操作を行うことで、情報の出力が行われない設定を行える。
また、その他に、予約者がユーザ端末4に対する操作を行うことで、情報の出力が行われない設定を行えるようにしてもよい。
なお、情報の出力が行われない設定が行われた場合は、予約者に対する課金を行うようにしてもよい。情報の出力が行われない場合は、広告がなされず、運営者が本来得る広告収入が減ることが想定される。予約者に対して課金することで、運営者は、広告収入に替わる収益の機会を得られる。
具体的には、本実施形態では、予定情報出力部55が、予約空間2に来た予約者の予定情報を、情報格納部56に格納されているカレンダー(日付情報と予定情報とが対応付けられて登録されている電子的なカレンダー)や、他のサーバに格納されているカレンダーから取得し、次いで、この予定情報を予約空間2に出力する。
そして、本実施形態では、この予定情報がモニタ31に表示される。これにより、予約者は、自身の今後の予定に関する情報の把握を行える。言い換えると、予約者は、自身の今後のスケジュールの把握を行える。
予定情報出力部55は、カレンダーから、予約者の次の行き先についての情報を取得し、そして、予約空間2からこの次の行き先までの経路情報を取得する。そして、予定情報出力部55は、この経路情報を予約空間2に出力する。これにより、予約空間2のモニタ31に、経路情報が表示される。
また、その他に、予定情報や経路情報の出力は、予約空間2の予約終了時刻の直前などに行ってもよい。言い換えると、予定情報や経路情報の出力は、予約者が次の目的地に向かう直前に行ってもよい。
Claims (18)
- 予約者が場所について行った予約に関する情報である予約情報を取得する予約情報取得手段と、
前記予約情報に基づき、前記予約者が予約した前記場所にて行われる情報の出力についての設定を行う設定手段と、
を備える情報処理システム。 - 前記予約情報取得手段は、前記予約情報として、前記予約者についての情報を取得し、
前記設定手段は、前記予約者についての情報に基づき、前記出力についての設定を行う請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記予約情報取得手段は、前記予約者についての情報として、当該予約者の年齢、性別、および、国籍のうちの何れか1つ以上についての情報を取得し、
前記設定手段は、前記予約者の年齢、性別、および、国籍のうちの1つ以上の情報に基づき、前記場所にて出力される前記情報の内容を決定する請求項2に記載の情報処理システム。 - 前記予約情報取得手段は、前記予約情報として、前記予約者の予約の目的についての情報を取得し、
前記設定手段は、前記予約の目的についての情報に基づき、前記出力に関する設定を行う請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記設定手段は、前記予約の目的が予め定められた特定の目的である場合、当該特定の目的以外の目的である場合に比べ、前記情報の出力に伴い出力される音を小さくする請求項4に記載の情報処理システム。
- 前記予約情報取得手段は、前記予約情報として、前記場所の予約時刻についての情報を取得し、
前記設定手段は、前記予約時刻についての情報に基づき、前記出力についての設定を行う請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記設定手段は、前記予約時刻についての情報に基づき、前記情報の出力に伴い出力される音の大きさについての設定を行う請求項6に記載の情報処理システム。
- 前記設定手段は、前記予約時刻についての情報により特定される時刻が予め定められた時刻である場合、当該予め定められた時刻でない場合に比べ、前記情報の出力に伴い出力される音を小さくする請求項7に記載の情報処理システム。
- 前記予約情報取得手段は、前記予約情報として、前記場所の予約時間に関する情報を取得し、
前記設定手段は、前記予約時間に関する情報に基づき、前記出力についての設定を行う請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記設定手段は、前記予約時間の長さが予め定められた閾値を超える場合、当該閾値を超えない場合に比べ、前記場所にて出力される情報の出力時間を長くする請求項9に記載の情報処理システム。
- 前記予約情報取得手段は、前記予約情報として、前記場所についての情報を取得し、
前記設定手段は、前記場所についての情報に基づき、前記出力についての設定を行う請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記設定手段は、前記場所についての情報により特定される場所が属する地域に基づき、当該場所にて出力される情報の内容を決定する請求項11に記載の情報処理システム。
- 前記予約情報取得手段は、前記予約情報として、前記場所の遮音性についての情報を取得し、
前記設定手段は、前記遮音性についての情報に基づき、前記出力についての設定を行う請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記設定手段は、前記遮音性についての情報に基づき、前記情報の出力に伴い出力される音の大きさについての設定を行う請求項13に記載の情報処理システム。
- 前記場所の予約を行った前記予約者が当該場所に来たことを検知する検知手段と、
前記場所における情報の出力を制御する出力制御手段と、
を更に備え、
前記出力制御手段は、前記設定手段により設定された設定内容に基づき、前記場所における情報の出力を制御するとともに、前記予約者が前記場所に来たことが前記検知手段により検知された場合に、当該情報の出力を開始する請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記予約者が前記場所に来た場合に、当該予約者の今後の予定に関する情報を出力する予定情報出力手段をさらに備える請求項1に記載の情報処理システム。
- 予約者が場所について行った予約に関する情報である予約情報を取得する予約情報取得手段と、
前記予約情報に基づき、前記予約者が予約した前記場所にて行われる情報の出力についての設定を行う設定手段と、
を備える情報処理装置。 - 予約者が場所について行った予約に関する情報である予約情報を取得する予約情報取得機能と、
前記予約情報に基づき、前記予約者が予約した前記場所にて行われる情報の出力についての設定を行う設定機能と、
をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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