JP2005346669A - データ転送方法、データ転送装置、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

データ転送方法、データ転送装置、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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    • G06F13/4256Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a daisy chain bus using a clocked protocol

Abstract

【課題】 1個のマスターチップから複数のスレーブチップに対してデータを1度のトランザクションで転送することができると共に、チップのポート数の削減及び各チップを接続する信号線の増加防止を図ることが可能なデータ転送装置を提供する。
【解決手段】 データを転送するシステム制御部500と該システム制御部500から転送されるデータを受け取るプリンタ画像処理部309、画像処理部501及びリーダ画像処理部308とをリング状に接続することにより、1つのシステム制御部500によりプリンタ画像処理部309、画像処理部501及びリーダ画像処理部308にデータを転送する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ICチップ等の電子チップ相互間を接続するデータ転送方法、データ転送装置、そのデータ転送方法を実現するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムコードを有するプログラム及びそのプログラムコードを保持する記憶媒体に関する。
複数のチップ間でレジスタの設定等を行うためには、マスターとなるチップから複数の各スレーブに対してレジスタ設定用に、アドレスバス、ライト用のデータバス、リード用のデータバス、チップのセレクト信号を全スレーブチップに接続していた(例えば、特許文献1参照)。
また、リセットもチップ毎に別々にリセットピンが用意され、このリセットピンに対してリセット信号が別々に基板上で接続されていた。
この場合、各チップ間に接続されているバスの信号線及びリセット信号を全て、チップが組み込まれる基板上で接続しなければならない。
そのため、接続されるスレーブチップの個数に比例して、前記アドレスバス、ライト用のデータバス、リード用のデータバス、チップのセレクト信号、リセット信号が増加する。
また、各チップにおいて、レジスタの設定用に入出力用のピン、リセットピンが必要であり、ピン数の増加も生じる。
レジスタ設定等のチップの初期設定や、データ処理前に設定するための信号線においては、チップのデータ処理に比べ頻繁に設定する必要はなく、設定速度も低速で十分な場合が多い。
また、シリアルにてデータを転送する場合に、マスターチップに対してスレーブチップは1対1で接続し、データの転送を行わなければならない。その際には、レジスタのライト、リードを行うために、マスターチップからスレーブチップ方向にデータが転送される信号線と、スレーブチップからマスターチップ方向にデータが転送される信号線の2本を最低必要とする。
マスターチップ1つで、全スレーブチップに直接データを転送する場合には、マスターチップから各スレーブチップ方向へ転送される信号線と、各スレーブチップからマスターチップ方向へ転送される信号線を、各々、スレーブチップの個数分必要となり、マスターチップはそれぞれのスレーブチップに対する転送を制御しなければならない。また、マスターチップがどのスレーブチップにデータのライト及びリードのアクセスを行うかの制御のためのチップセレクトの信号線をスレーブチップの個数分、マスターチップから各スレーブチップへ接続しなければならない。
また、マスターチップから各スレーブチップへ転送される信号線の信号レベルの状態を知ることはできず、基板の状態や信号線の配線状態等によって信号線にノイズが乗り、そのノイズの影響により信号レベルが変わることで転送データにエラーが生じる可能性がある。
各スレーブチップで受信したデータにノイズによるエラーが発生した場合は、各スレーブチップ内において、受信したデータに対してバリティエラーのエラー処理を行う場合等が考えられる。この場合、バリティービットの取り方によってデータのエラーを検知できる場合もあるが、エラー処理の信頼性は低い。
前者の場合には、それぞれのスレーブチップから割り込み信号が出るため、割り込み信号線がスレーブチップ数分必要となり、信号線、ピン数の増加につながる。
また、後者の場合には、マスターチップからスレーブチップへ転送する信号線の状態とスレーブチップからマスターチップへ転送する信号線の状態が同じではないため、マスターチップからスレーブチップへ転送する場合にエラーが生じたものが、スレーブチップからマスターチップへ転送する際に、再度ノイズの影響でエラーが生じてしまう可能性がある。
特開2001−142735号公報
しかしながら、上記従来例のレジスタ設定等のための信号は、チップの信号処理を行う前に初期設定を行ったり、途中、設定を行う程度で、データ処理に比べ頻繁に通信を行う必要はない場合が多く、処理スピードも設定速度も低速で十分な場合が多いため、チップ間でレジスタ設定を行う際には、レジスタ設定用の信号線をバスデータではなくシリアルデータでの通信で十分な場合が多い。
しかし、前記のような処理速度の要求の場合にも、バスの信号線を使ってチップ間を接続し、配線を増加し、複雑化している場合が多い。
また、前記のような処理速度の要求の場合には、配線性を考慮し、チップ間の配線数を極力少なくすることで、システム全体の配線数の削減及び設計の容易化につながる。
また、シリアルデータで通信を行った場合、バリティエラー等によりシリアルデータのエラー状況を判断しているが、エラーのビット位置によってはエラーを判断しきれない場合がある。また、バリティエラーにより割り込みを発生させる場合も、バリティエラーが頻繁に発生する場合には、その都度、CPU等の制御部分に割り込みが発生し、CPUの動作性能を低下させる危険性がある。
また、リセットをチップに対して行う場合は、それぞれチップに個別にリセット信号を設ける必要がある。リセットを行う制御は、通常、同じボード上のチップ全体にリセットを行い、ある特定のチップのみをリセットするように制御することはない。
また、リセット信号を他のチップで制御する場合は、各対象となるチップにリセット信号を別々に設け、それぞれを制御しなければならない。
そのため、対象となるチップの個数分のリセット信号が必要となり、配線の増加及び複雑化を招いている。
マスターチップに接続される複数のスレーブチップに対して、マスターチップ側から必要なチップのみをリセットしたり、全てのスレーブチップをリセットする制御が行えることで、リセット信号の削減及び特定のスレーブチップのみをリセットすることが可能となる。
また、マスターチップに対してスレーブチップにシリアルデータを転送する場合には、通信データの転送は1対1の関係を持ち、1個のマスターチップからデータを転送することができるのは、接続されている1個のスレーブチップのみであった。
また、シリアルデータを転送するためのデータのマスターチップ1個に対して、複数のスレーブチップにデータを転送する場合には、対象となるスレーブチップを識別するためにチップのセレクト信号(以下、チップセレクトと記述する。)を別に用意し、アクセス時にそのチップセレクト信号をアサートする必要があった。
更に、チップセレクト信号は、そのスレーブチップの個数分だけ必要となり、信号線の増加につながっていた。
そこで、本発明は、上述のような従来技術の欠点に鑑みてなされたものであり、1個のマスターチップから複数のスレーブチップに対してデータを1度のトランザクションで転送することができると共に、チップのポート数の削減及び各チップを接続する信号線の増加防止を図ることが可能なデータ転送方法、データ転送装置、プログラム及び記憶媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のデータ転送方法は、データを転送する1つのマスターチップと前記マスターチップから転送されるデータを受け取る複数のスレーブチップとをリング状に接続することにより、前記1つのマスターチップにより前記複数のスレーブチップにデータを転送することを特徴とする。
本発明によれば、1個のマスターチップから複数のスレーブチップに対してデータを1度のトランザクションで転送することが可能となると共に、チップのポート数の削減及び各チップを接続する信号線の増加防止を図ることができる。
以下、本発明のデータ転送方法、データ転送装置、プログラム及び記憶媒体の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
先ず、本発明の第1の実施形態を、図1乃至図7に基づき説明する。
本実施の形態では、上記従来技術の有する問題点を解決するために、1個のマスターチップに対して1個以上の複数のスレーブチップを、シリアルデータの信号線と転送同期用のクロック線との2本の信号線をリング状に接続し、そのシリアルデータの信号線上に転送を行いたいレジスタデータの情報を流し、シリアルデータの信号線上のシリアルデータの情報は、各スレーブチップ間を順に転送され、最後にマスターチップに戻って来る構成を取る。
転送同期用のクロック線も、シリアルデータの信号線と同様に、マスターチップからスレーブチップに転送され、順次、各スレーブチップ間を転送され、最後にマスターチップに戻って来る構成を取る。
マスターチップ及び各スレーブチップは、前記転送同期用のクロック線に対して同期化してシリアルデータの信号線上のデータを受信及び送信する。
転送するシリアルデータを全て数ビット単位で1つのトランザクションの単位として扱い、このトランザクション単位でシリアルデータが有効であるか否かを判断する。
トランザクション単位でシリアルデータを転送する際に、有効なトランザクションのデータの開始点を判別するために、トランザクション単位の最初の1ビットだけを常にH(High)状態にし、無効なトランザクション間は、常にL(Low)状態にする。これによって有効なトランザクションの開始点を判別し、トランザクション単位で扱うデータのビット数分転送された時点で、そのトランザクションは転送を終了したものと判断する。
前記トランザクション単位で、マスターチップ、スレーブチップ間におけるシリアルデータの転送中に、そのトランザクションにビットエラーが発生し、そのトランザクションに不適当なデータ情報が含まれてしまった場合に、各スレーブチップにおいて、その不適当なデータ情報が、そのままスレーブチップ内のレジスタ等に書き込まれないようにエラー管理を行う。
前記エラー管理は、前記トランザクション単位においてマスターチップでパリティビットを付加し、スレーブチップに転送を行い、各スレーブチップは、前記トランザクション単位でデータを受信する際に、各トランザクション単位でパリティの検出を行いマスターチップが付加したパリティビットとスレーブチップで受信したパリティビットが合致しているか否かを判断することでエラーのトランザクションを検出する。
前記エラー管理は、各スレーブチップにおいてパリティビットの確認を行うだけでなく、スレーブチップからリング状の信号線上を転送されマスターチップに戻ってきたシリアルデータにおいても、スレーブチップと同様、前記トランザクション単位でパリティビットの確認を行う。
前記エラー管理において、各スレーブチップでエラーのトランザクションを検出した場合、各スレーブチップは、そのトランザクションに不適当なデータ情報が存在するものと認識し、そのトランザクションのデータに関して、スレーブチップ内のレジスタ等に書き込み及び読み込みを行わず、そのまま、次のスレーブチップまたはマスターチップに転送する。
前記エラー管理において、マスターチップでエラーのトランザクションを検出した場合、スレーブチップは、そのトランザクションに不適当なデータ情報が存在するものと認識し、そのトランザクションのデータに関してのエラー表示を行い、そのトランザクションの転送に失敗したことを外部に通知する。
シリアルデータを転送の種類を判別するためのコマンドデータと、転送を行いたいデータとに分け、それぞれコマンドデータのトランザクション(以下、コマンドトランザクションあるいはコマンド部と記述する。)とデータのトランザクション(以下、データトランザクションあるいはデータ部と記述する。)とする。
更に、複数のスレーブチップをマスターチップが個々に識別するために、マスターチップは、各スレーブチップに対してコンフィグレーションのトランザクションを発行し、このコンフィグレーションのトランザクションによって各スレーブチップにユニークな番号を付け、この番号をスレーブチップを識別するチップID(識別子)とする。
コマンドトランザクションには、データトランザクションかコマンドトランザクションかを識別する識別子(以下、C/D識別子と記述する。)と、ライトのトランザクションかリードのトランザクションかを識別する識別子(以下、W/R識別子と記述する。)と、データの転送幅を識別する識別子(以下、Bit Modeと記述する。)と、スレーブチップを識別するチップIDの識別子(以下,Chip IDと記述する。)と、リードまたはライトするアドレスの情報を含む。
データトランザクションには、C/D識別子と、W/R識別子と、BitModeと、リードまたはライトするデータの情報を含む。
<ライトのトランザクション動作>
複数のスレーブチップ中で、ある特定のスレーブチップに対して、スレーブチップ内にあるレジスタにデータをライトする時は、マスターチップは、スレーブチップに対してコマンドトランザクションを発行し、続けてデータトランザクションを発行する。
この時、コマンドトランザクション中には、C/D識別子をアクティブに(例えば、コマンドトランザクション時にはC/D識別子はアクティブ、データトランザクション時には非アクティブであるとする)、W/R識別子をアクティブに(例えば、ライトのトランザクション時にはW/R識別子はアクティブ、リードのトランザクション時には非アクティブであるとする)、Bit Modeを所定のデータ幅情報に設定し、Chip IDを所定の値(対象となるスレーブチップのコンフィグレーション値)に、所定のレジスタのアドレス値を設定した情報が含まれている。
この時、データトランザクション中には、C/D識別子を非アクティブに(例えば、コマンドトランザクション時にはC/D識別子はアクティブ、データトランザクション時には非アクティブであるとする)、W/R識別子をアクティブに(例えば、ライトのトランザクション時にはW/R識別子はアクティブ、リードのトランザクション時には非アクティブであるとする)、Bit Modeを所定のデータ幅情報に設定し、所定のレジスタのライトするデータ値を設定した情報が含まれている。
この時、マスターチップは、該マスターチップが発行したライトのトランザクションが、各スレーブチップを介してマスターチップに戻って来ない間でも、連続してライトのトランザクションを発行させる。
そのため、ライトのトランザクションに関して、マスターチップは、各スレーブチップにデータが書き込まれたか否かをライトのトランザクションによって確認することはない。マスターチップは、スレーブチップからリング状の信号線上に送られてきたトランザクションを受信し、そのトランザクションにパリティのエラーがあるか否かのみを判断する。
この時、各スレーブチップは、マスターチップまたはスレーブチップから転送される各トランザクションを受信し、そのトランザクション中に含まれる前記各識別子及びデータの設定情報を読み込み、その受信したトランザクションが、該当するトランザクションか否かを判断し、該当するトランザクションに反応して、そのスレーブチップ内部のレジスタにデータをライトする。そのスレーブチップに該当しないトランザクションに関しては、次々に次のスレーブチップまたはマスターチップに送ることで、ライトのトランザクションを次々に処理する。
これによって、ライトを行いたいスレーブチップのレジスタに対して、マスターチップはライトすることが可能になる。
<リードのトランザクション動作>
複数のスレーブチップ中で、ある特定のスレーブチップに対して、スレーブチップ内にあるレジスタのデータをリードする時は、マスターチップは、スレーブチップに対してコマンドトランザクションを発行する。
この時、コマンドトランザクション中には、C/D識別子をアクティブに、W/R識別子を非アクティブに、Bit Modeを所定のデータ幅情報に設定し、Chip IDを所定の値(対象となるスレーブチップのコンフィグレーション値)に、所定のレジスタのアドレス値を設定した情報が含まれている。
この時、マスターチップは、該マスターチップが発行したリードのコマンドトランザクションが、各スレーブチップを介した後、マスターチップに戻って来て、該当するスレーブチップから発行されるリードのデータトランザクションをマスターチップが受信し終えるまでは、次のトランザクションの発行は行わない。
リードのトランザクションに関しては、マスターチップがスレーブチップに転送したリードのコマンドトランザクションが、スレーブチップで受信され、スレーブチップから次のスレーブチップまたはマスターチップへコマンドトランザクションを転送しつつ、該当するスレーブチップからリードのデータトランザクションの発行が行われる。
マスターチップでは、このリードのコマンドトランザクションを受信した後、リードのデータトランザクションを受信する。マスターチップは、このリードのデータトランザクションを受信し終えるまでは、リードのデータトランザクションの受信待ち状態になり、マスターチップがリードのトランザクションを受信し終えた後に、マスターチップは、次のトランザクションの転送動作に移る。
この時、各スレーブチップは、マスターチップまたはスレーブチップから転送される各トランザクションを受信し、そのトランザクション中に含まれる前記各識別子及びデータの設定情報を読み込み、その受信したトランザクションが該当するトランザクションか否かを判断し、該当するトランザクションに反応して、そのスレーブチップ内部のレジスタに対してデータをリードする。
前記該当するスレーブチップは、このリードしたレジスタデータからリードのデータトランザクションの転送を行う。
この時、前記該当するスレーブチップは、リードのデータトランザクションを発行するのに必要な前記識別子及びデータの設定情報を付加して、リードのデータトランザクションとする。
スレーブチップにおいて、リードのコマンドトランザクションが該当しない場合は、次々に次のスレーブチップまたはマスターチップにリードのコマンドトランザクションをそのまま転送することで、リードのコマンドトランザクションを処理する。
マスターチップは、リードのトランザクション時には、リードのコマンドトランザクションを受信し、その後、リードのデータトランザクションを受け取ることになる。そのため、マスターチップは、リードのコマンドトランザクションを受信した時に、Chip IDからリードを行ったスレーブチップを確定し、アドレスの情報からリードを行ったレジスタのアドレスを確定し、リードのデータトランザクションを受信した時に、データの情報からリードを行ったレジスタのデータ値を確定することができる。
これによって、リードを行いたいスレーブチップのレジスタに対して、マスターチップはリードすることが可能になる。
以下、図面を参照して具体的に説明する。
<ネットワークシステム全体の説明>
図1は、本実施の形態に係るデータ転送装置を有するデータ処理システムの構成を示すブロック図であり、同図において、100は第1の画像入出力システム、101は第2の画像入出力システム、102は第1のデータベースサーバ、103はデータベースクライアント、104は電子メールクライアント、105は第1の電子メールサーバ、106は第1のWWWサーバ、107はDNSサーバ、108はルータ、109はLAN(ローカルエリアネットワーク)、110は第2のデータベースサーバ、111は第2のWWWサーバ、112は第2の電子メールサーバ、113はインターネット/イントラネット、114はファクシミリ(FAX)、115はPSTN(public switched telephone network:公衆電話網)またはISDN(integrated service digital network:統合サービスデジタル網)である。
第1の画像入出力システム100、第1のデータベースサーバ102、データベースクライアント103、電子メールクライアント104、第1の電子メールサーバ105、第1のWWWサーバ106、DNSサーバ107及びルータ108は、LAN109に接続されている。
また、第2の画像入出力システム101、第2のデータベースサーバ110、第2のWWWサーバ111、第2の電子メールサーバ112は、インターネット/イントラネット113に接続されている。このインターネット/イントラネット113にはルータ108が接続されている。
図2は、画像入出力システム100,101の構成を示すブロック図であり、同図に示すように画像入出力システム100,101は、リーダ部Rとプリンタ部Pとコントローラユニット200と操作部201と記録部(CD−ROM)202を有している。リーダ部R、プリンタ部P、操作部201及び記録部は、コントローラユニット200に接続されている。
図1に示す複数のサーバ102,105,106,107,110,111,112からプリントのジョブの実行を行うことで、LAN109を介して画像入出力システム100,101にプリントのジョブ及び画像データが送られ、画像入出力システム100,101のプリンタ部Pによりプリントアウトしたり、リーダ部Rから読み込んだ画像をLAN109に流すこともできる。
また、リーダ部Rから読み込んだ画像を図示しないFAX送信手段により、PSTNまたはISDN115に送信したり、PSTNまたはISDN115から受信した画像をプリンタ部Pによりプリントアウトできる。
リーダ部Rは、原稿画像を光学的に読み取り、画像データに変換する。リーダ部Rは、原稿用紙を搬送するための機能を持つ原稿給送ユニット(DFユニット)203と、原稿を読み取るための機能を持つスキャナユニット204とで構成される。
プリンタ部Pは、記録紙を搬送し、その上に画像データを可視画像として印字して装置外に排紙するものである。プリンタ部Pは、画像データを記録紙に転写及び定着させる機能を持つマーキングユニット205と、複数種類の記録紙カセットを持つ給紙ユニット206と、印字された記録紙をソート及びステイプルして機外へ出力する機能を持つ排紙ユニット207とで構成される。
コントローラユニット200は、リーダ部R、プリンタ部Pと電気的に接続され、更にLAN109、PSTNまたはISDN115、インターネット/イントラネット113等のネットワークと接続されている。コントローラユニット200は、リーダ部Rを制御して、原稿の画像データを読み込み、プリンタ部Pを制御してプリントデータ及び画像データを記録用紙に出力するコピー機能と、LAN109からのプリントのジョブの実行を近距離無線通信のインターフェースからの制御信号を受けてプリンタ部Pを制御してプリントデータ及び画像データを記録用紙に出力するプリンタ機能と、ネットワークを介して受信したコードデータを画像データに変換してプリンタ部Pに出力するプリンタ機能と、リーダ部Rから読み取った画像データをコードデータに変換し、LAN109を介してPC(パーソナルコンピュータ)等へ送信するスキャナ機能とを提供する。
操作部201は、コントローラユニット200に電気的に接続され、液晶タッチパネル等で構成され、画像入出力システム100,101を操作するためのユーザインターフェースを提供する。
データベースサーバ102,110は、画像入出力システム100,101により読み込んだ2値画像及び多値画像をデータベースとして管理する。
図3は、リーダR及びプリンタ部Pの内部概略構成を示す側断面図であり、同図において、リーダ部Rの原稿給送ユニット203は、原稿を先頭順に1枚ずつプラテンガラス300上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス300上の原稿を排出するものである。原稿がプラテンガラス300上に搬送されると、ランプ301を点灯し、そして、光学ユニット302の移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー303,304,305及びレンズ306によってCCDイメージセンサ(以下、CCDと記述する。)307へ導かれる。このように、走査された原稿の画像は,CCD307によって読み取られる。
リーダ画像前処理部308は、CCD307から出力される画像データに所定の処理を施して、コントローラユニット200(図1参照)へ出力するものである。
プリンタ画像処理部309は、コントローラユニット200から送られる画像信号をレーザドライバ310へ出力するものである。
プリンタ部Pのレーザドライバ310は、レーザ発光部311,312,313,314を駆動するものであり、プリンタ画像処理部309から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部311〜314から発光させる。このレーザ光は、ミラー315,316,317,318,319,320,321,322,323,324,325,326によって感光ドラム327,328,329,330に照射され、感光ドラム327〜330には、レーザ光に応じた潜像が形成される。331,332,333,334は、それぞれブラック(Bk)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)のトナーによって、潜像を現像するための現像器であり、各現像器331〜334により現像された各色のトナーは、用紙に転写されてフルカラーのプリントアウトが行われる。
給紙ユニット206の用紙カセット335,336及び手差しトレイ337のいずれかより、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで給紙された用紙は、レジストローラ338を経て、転写ベルト339上に吸着され、搬送される。そして、感光ドラム327〜330に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤を転写された記録紙は、定着部340に搬送され、この定着部340の熱と圧力とにより現像剤は記像紙に定着される。定着部340を通過した記録紙は、排出ローラ341によって排出トレイ342上に排出される。排紙ユニット207は、排出された記録紙を束ねて仕分けを行ったり、仕分けされた記録紙のステイプルを行う。
また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ341のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ341の回転方向を逆転させ、フラッパ343によって再給紙搬送路344へ記録紙を導く。再給紙搬送路344へ導かれた記録紙は、上述したタイミングで転写ベルト339へ給紙される。
<リーダ画像前処理部の説明>
図4は、リーダ画像前処理部308の詳細な構成を示すブロック図である。
リーダ画像前処理部308では、プラテンガラス300上の原稿はCCD307に読み取られて電気信号に変換される(CCD307は、カラーセンサの場合、RGBのカラーフィルタが1ラインCCD上にRGB順にインラインに乗ったものでも、3ラインCCDで、それぞれRフィルタ・Gフィルタ・BフィルタをそれぞれのCCD毎に並べたものでも構わないし、フィルタがオンチップ化またはフィルタがCCDと別構成になったものでも構わない)。そして、その電気信号(アナログ画像信号)は、リーダ画像前処理部308に入力され、クランプ&Amp.&S/H&A/D部401でサンプルホールド(S/H)され、アナログ画像信号のダークレベルを基準電位にクランプし、所定量に増幅され(上記処理順番は表記順とは限らない)、A/D変換されて、例えば、RGB各8ビットのデジタル信号に変換される。そして、RGB信号は、シェーディング部402でシェーディング補正処理及び黒補正処理が施された後、コントローラユニット200へ出力される。
<コントローラユニットの説明>
コントローラユニット200の機能を、図5及び図6に基づき説明する。
図5は、コントローラユニット200の内部構成を示すブロック図、図6は、システム制御部の内部構成を示すブロック図である。
図5において、Pはプリンタ部、Rはリーダ部、308はリーダ画像処理部、309はプリンタ画像処理部、500はシステム制御部、501は画像処理部、502〜505はメモリ、506はシリアルデータ受信用のポート、507はシリアルデータ受信用の同期用のクロックポート、508はシリアルデータ送信用のポート、509はシリアルデータ送信用の同期用のクロックポート、510はシリアルデータ用の信号線、511は同期用のクロック信号線である。
システム制御部500は、コントローラユニット200全体の制御部であり、1つのチップになっている。リーダ画像処理部308、プリンタ画像処理部309、画像処理部501は、それぞれ別々のチップで、システム制御部500と接続されており、画像データ及び制御信号を送受信してデータの処理を行う。
リーダ画像処理部308、プリンタ画像処理部309、画像処理部501、システム制御部500は、それぞれ、レジスタ設定用に1ビットのシリアルデータの送受信用の機能及びチップのポートを持っている。
前記チップのポートは、それぞれ、シリアルデータ受信用のポート506と、シリアルデータ受信用の同期用のクロックポート507と、シリアルデータ送信用のポート508と、シリアルデータ送信用の同期用のクロックポート509とを持つ。
システム制御部500、プリンタ画像処理部309、画像処理部501、リーダ画像処理部308のそれぞれのシリアルデータ用のポートは、1本の信号線によってリング状に接続されており、シリアルデータ用の信号線510と同期用のクロック信号線511とがそれぞれペアとなって、前記各チップ相互間を接続している。
システム制御部500は、シリアルデータの転送においてマスターチップであり、プリンタ画像処理部309、画像処理部501、リーダ画像処理部308は、全てシリアルデータの転送においてスレーブチップに対応する。
図6において、600は操作部、601はユーザ登録コード記憶部、602は無線通信のインタフェース、200はコントローラユニット、500はシステム制御部である。
システム制御部500は、操作部インタフェース2006、ユーザ登録コードインタフェース2009、無線通信インタフェース2008を有している。
システム制御部500内のマスターインタフェース2147、スレーブインタフェース2148は、プリンタ画像処理部309、画像処理部501、リーダ画像処理部308と前記シリアルデータの送受信を行うためのインタフェースである。マスターインタフェース2147は、プリンタ画像処理部309とシリアルデータ用の信号線510及び同期用のクロック信号線511を介して接続されており、システムバスブリッジ2007とも接続されている。また、スレーブインタフェース2148は、リーダ画像処理部308とシリアルデータ用の信号線510及び同期用のクロック信号線511を介して接続されており、システムバスブリッジ2007とも接続されている。
図4のメモリ502〜505は、プリンタ部Pのプリンタ用の感光ドラムにおける画像データの遅延量を制御するためのメモリで、各色成分(YMCK)毎にメモリを持ち、各色成分毎の画像データを数ページ分保持することができる。ここでは、メモリとしてSDRAMを使用する。
画像処理部501は、プリンタ及びリーダ用の画像処理を行う画像処理ブロックである。
コントローラユニット200は、画像入力装置であるリーダ部R、リーダ画像前処理部308(図3参照)や画像出力デバイスであるプリンタ部Pと接続し、一方では、LAN2011や公衆回線(WAN)2051等のネットワークに接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力、PDLデータのイメージ展開を行うものである。
図6において、CPU2001は、システム全体を制御するプロセッサである。このCPU2001は、CPUバス2126に接続され、更に、システムバスブリッジ2007に接続されている。
操作部インタフェース2006は、操作部600とのインタフェース部で、操作部600に表示する画像データを該操作部600に対して出力する。
CPU001が処理データを格納するためのメモリとしては、RAM(ランダムアクセスメモリ)2002、ROM(リードオンリーメモリ)2003が用意されており、それぞれRAMコントローラ2124、ROMコントローラ2125によってアクセス制御される。
2004は外部記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)で、システムソフトウェア、プリントのジョブの情報、画像データを格納する。HDD2004へのアクセスは、汎用バスインタフェース2142を介して、PCIバス2143を用いてディスクコントローラ2144により行う。
LANコントローラ2010は、MAC回路2145、PHY/PMD回路2146を介しLAN2011(図1のLAN109に相当する。)に接続し、情報の入出力を行う。
<チップ間のシリアルデータ転送の構成>
コントローラユニット200では、システム制御部500、プリンタ画像処理部309、画像処理部501、リーダ画像処理部308間でリング状に接続されているシリアルデータ用の信号線510と同期用のクロック信号線511とを用いて、シリアルデータの転送を行う制御機能を持つ構成を取る。
図7は、チップ間のシリアルデータ転送の構成を説明する図である。
図7において、システム制御部500は、プリンタ画像処理部309、画像処理部501、リーダ画像処理部308に対して、プリンタ画像処理部309、画像処理部501、リーダ画像処理部308の各チップ内部のレジスタのリード及びライトアクセスをシリアルデータ用の信号線510と同期用のクロック信号線511とを用いて行う。
システム制御部500内のマスターインタフェース2147から送信されるシリアルデータは、シリアルデータ用の信号線510上を通り、同期用のクロック信号線511と同期したタイミングで、プリンタ画像処理部309内のスレーブインタフェース(1)701に送られ、次に、プリンタ画像処理部309で受信された後、プリンタ画像処理部309内のマスターインタフェース(1)702からシリアルデータ用の信号線510上を通り、同期用のクロック信号線511と同期したタイミングで画像処理部501内のスレーブインタフェース(2)703に送られる。
同様に、シリアルデータは、画像処理部501内のスレーブインタフェース(2)703で受信された後、画像処理部501内のマスターインタフェース(2)704からシリアルデータ用の信号線510上を通り、同期用のクロック信号線511と同期したタイミングでリーダ画像処理部308内のスレーブインタフェース(3)705に送られる。
同様に、シリアルデータは、リーダ画像処理部308内のスレーブインタフェース(3)705で受信された後、リーダ画像処理部308内のマスターインタフェース(3)706からシリアルデータ用の信号線510上を通り、同期用のクロック信号線511と同期したタイミングでシステム制御部500内のスレーブインタフェース2148に送られる。
マスターインタフェース(1)701、スレーブインタフェース(1)702は、プリンタ画像処理部309内の内部バス707と接続されており、前記送受信したシリアルデータを内部バス707に展開するインタフェースを取る。同様に、マスターインタフェース(2)703、スレーブインタフェース(2)704は、画像処理部501内の内部バス708と、マスターインタフェース(3)705、スレーブインタフェース(3)706は、リーダ画像処理部308内の内部バス709とそれぞれ接続され、前記送受信したシリアルデータを内部バス708,709に展開するインタフェースを取る。
内部バス707,708,709は、それぞれのチップ内部のレジスタのリード及びライトアクセス用のバスであり、この内部バス707〜709を介してチップ内部のレジスタのアクセスを行う。
<チップ間のシリアルデータ転送を用いたライト動作>
システム制御部500内のCPU2001からレジスタのライト動作命令が、CPUバス2126を介してシステムバスブリッジ2007に送られ、ライトを行うレジスタのアドレスが、プリンタ画像処理部309、画像処理部501、リーダ画像処理部308のいずれかである場合、ライト動作命令は、システムバスブリッジ2007からマスターインタフェース2147に送られる。
マスターインタフェース2147では、ライト動作の命令を受け、該当するスレーブチップのChipIDとアドレスの情報を用いて、ライトのコマンドトランザクション作成する。マスターインタフェース2147で作成されたライトのコマンドトランザクションは、マスターインタフェース2147から、シリアルデータとして同期用のクロック信号線510と同期したタイミングでプリンタ画像処理部309に送られる。
プリンタ画像処理部309、画像処理部501、リーダ画像処理部308の各スレーブチップは、ライトのコマンドトランザクションを受け、ライトアドレスが該当する場合には、スレーブインタフェース(1)701若しくはスレーブインタフェース(2)703、スレーブインタフェース(3)705は、内部バス707,708,709上にライトデータのアクセスを行う。
同時に、プリンタ画像処理部309、画像処理部501、リーダ画像処理部308の各スレーブチップ内のマスターインタフェース(1)702若しくはマスターインタフェース(2)704、マスターインタフェース(3)706は、スレーブインタフェース(1)701若しくはスレーブインタフェース(2)703、スレーブインタフェース(3)705で受信したシリアルデータをシリアルデータ用の信号線510上に、同期用のクロック信号線511と同期したタイミングで送信する。
スレーブインタフェース2148では、リーダ画像処理部308内のマスターインタフェース(3)706から送信されたシリアルデータを受信してパリティのエラーが無いことを確認して、ライトのトランザクションが終了したことを認識する。
この時、スレーブインタフェース2148で受信したシリアルデータにパリティのエラーが有った場合には、トランザクションにエラーが有ったとみなし、エラーコードをCPU2001に対して発行することでエラー処理を行う。
<チップ間のシリアルデータ転送を用いたリード動作>
システム制御部500内のCPU2001からレジスタのリード動作命令が、CPUバス2126を介してシステムバスブリッジ2007に送られ、リードを行うレジスタのアドレスが、プリンタ画像処理部309、画像処理部501、リーダ画像処理部308のいずれかである場合、ライト動作命令は、システムバスブリッジ2007からマスターインタフェース2147に送られる。
マスターインタフェース2147では、リード動作の命令を受け、該当するスレーブチップのChipIDとアドレスの情報とを用いて、リードのコマンドトランザクションを作成する。マスターインタフェース2147で作成されたリードのコマンドトランザクションは、マスターインタフェース2147から、シリアルデータとして同期用のクロック信号線510と同期したタイミングでプリンタ画像処理部309に送られる。
プリンタ画像処理部309、画像処理部501、リーダ画像処理部308の各スレーブチップは、リードのコマンドトランザクションを受け、リードアドレスが該当する場合には、スレーブインタフェース(1)701若しくはスレーブインタフェース(2)703、スレーブインタフェース(3)705は、内部バス707,708,709上にリードデータのアクセスを行う。
同時に、プリンタ画像処理部309、画像処理部501、リーダ画像処理部308の各スレーブチップ内のマスターインタフェース(1)702若しくはマスターインタフェース(2)704、マスターインタフェース(3)706は、スレーブインタフェース(1)701若しくはスレーブインタフェース(2)703、スレーブインタフェース(3)705で受信したシリアルデータをシリアルデータ用の信号線510上に、同期用のクロック信号線511と同期したタイミングで送信する。
リードのコマンドトランザクションを受け、リードアドレスが該当するスレーブインタフェース(1)701若しくはスレーブインタフェース(2)703、スレーブインタフェース(3)705の各スレーブチップのインタフェースは、内部バス707,708,709からのリードデータを受け、各スレーブチップ内のマスターインタフェース(1)702若しくはマスターインタフェース(2)704、マスターインタフェース(3)706で、リードのデータトランザクションを作成し、シリアルデータに変換した後、シリアルデータ用の信号線510上に同期用のクロック信号線511と同期したタイミングで送信する。
スレーブインタフェース2148では、リーダ画像処理部308内のマスターインタフェース(3)706から送信されたシリアルデータのうち、リードのコマンドトランザクションを受信した後、リードのデータトランザクションを受信する。
スレーブインタフェース2148は、前記リードのデータトランザクションを受信した後、前記受信したリードのデータトランザクションから必要なレジスタのリードデータの情報を取得し、システム制御部500内のCPU2001へシステムバスブリッジ2007、CPUバス2126を介してレジスタのリードデータを送る。
この時、スレーブインタフェース2148は、前記リードのコマンドトランザクション及びデータトランザクションにパリティのエラーが無いことを確認してリードのトランザクションが終了したことを認識する。
この時、スレーブインタフェース2148で受信したシリアルデータにパリティのエラーが有った場合には、トランザクションにエラーが有ったとみなし、エラーコードをCPU2001に対して発行することでエラー処理を行う。
尚、図6において、2006は操作部インタフェース、2008は無線通信インタフェース、2009はユーザ登録コードインタフェース、2127はIOバス、2050はモデム(Modem)、2060はレンダリング部である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、複数のチップ間でシリアルデータの送受信を行う際に、マスターチップからスレーブチップにシリアルデータを転送する場合には、1個のマスターチップから複数のスレーブチップに対してシリアルデータを1度のトランザクションで転送することができる。
また、シリアルデータを転送するためのマスターチップ及び各スレーブチップが持つインタフェースのポートは、シリアルデータ用ポートとシリアルデータ転送用の同期クロック信号用ポートの2ポートのみで済み、チップのポート数の削減を図ることが可能である。
また、スレーブチップのチップ数が増加した場合でも、各チップの持つポートは変わらず、リング上に信号線を接続するため、各チップを接続する信号線の増加も防ぐことができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態を、図8乃至図10に基づき説明する。
本実施の形態では、上記従来技術の有する問題を解決するために、1個のマスターチップに対して1個以上の複数のスレーブチップを、シリアルデータの信号線と転送同期用のクロック線との2本の信号線をリング状に接続し、そのシリアルデータの信号線上に転送を行いたいレジスタデータの情報を流し、シリアルデータの信号線上のシリアルデータの情報は、各スレーブチップ間を順に転送され、最後にマスターチップに戻ってくる構成を取る。
転送同期用のクロック線も、シリアルデータの信号線と同様に、マスターチップからスレーブチップに転送され、順次、各スレーブチップ間を転送され、最後にマスターチップに戻ってくる構成を取る。
マスターチップ及び各スレーブチップは、前記転送同期用のクロック線に対して同期化してシリアルデータの信号線上のデータを受信及び送信する。
前記マスターチップとスレーブチップの構成を用いたシリアルデータの転送を行うことで、マスターチップから、各スレーブチップに対してレジスタのリード、ライトの制御を行う。
レジスタのライトを行う場合は、ライトのトランザクションをマスターチップが発行することで、所定スレーブチップ内にあるレジスタのみが書き込まれる。
同様に、レジスタのリードを行う場合は、リードのトランザクションをマスターチップが発行することで、所定スレーブチップ内にあるレジスタのデータのみが読み込まれる。
また、転送中のシリアルデータにエラーがあった場合、マスターチップ及びCPUがスレーブのエラー状況を把握するために、各スレーブチップ内に、シリアルデータの転送状態を保持するラッチを設け、このラッチに各スレーブチップは、転送されて来るシリアルデータの状態を常に監視し、ノイズによるエラーが生じた場合には、このラッチにエラー状況を保存する。
このシリアルデータの転送状態は、各スレーブチップにおいて、シリアルデータを受信する初段に、シリアルデータ転送用のクロック同期のフリップフロップ(以後、FFと記述する。)で同期化したデータと、シリアルデータ転送用のクロックを反転したクロックに同期したFFで同期化したデータとから生成される。
シリアルデータ転送用のクロック同期のFFで同期化したシリアルデータと、シリアルデータ転送用のクロックを反転したクロックに同期したFFで同期化したデータとのXORをとり、この情報を前記ラッチによりエラー状態として保持する。
このエラー状態は、シリアルデータがノイズによる影響が無い場合と、シリアルデータにノイズの影響が反映されて、半クロック以下のショットノイズが発生した場合とは、状態が異なってくる。
即ち、ノイズによる影響によりシリアルデータにエラーが発生する場合と正常な場合とを、前記エラー状態により判断することができる。
マスターチップ及びCPUがスレーブのエラー状況を判断したい場合に、前記エラー状態を保持するラッチをアクセスする。アクセスされたスレーブチップは、前記エラー情報をシリアルデータに変換して、シリアルデータとしてマスターチップ及び次段のスレーブチップへ転送を行う。マスターチップから各スレーブチップに対してのレジスタのリードと同様のフロー制御になる。
マスターチップ及びCPUは、前記エラー状態を所定のスレーブチップより読み込んだ後、もし、エラー状態であった場合には、所定のスレーブチップに正常なデータが転送できなかったと判断し、再度、前記所定のスレーブチップにデータを転送するか、若しくは転送するクロックの周波数を落として転送する際のノイズの影響を緩和して、ノイズの影響による転送データのエラーが発生しないクロックの周波数を最適化する方法をとる。
以下、本実施の形態におけるシリアルデータの転送形式、トランザクション、各トランザクションにおける動作、転送データのエラー発生時の処理について説明する。
<シリアルデータの転送、トランザクションの形式>
転送するシリアルデータを全て数ビット単位で1つのトランザクションの単位として扱い、このトランザクション単位でシリアルデータが有効であるか否かを判断する。
トランザクション単位でシリアルデータを転送する際に、有効なトランザクションのデータの開始点を判別するために、トランザクション単位の最初の1ビットだけを常にH状態にし、無効なトランザクション間は常にL状態にする。これによって有効なトランザクションの開始点を判別し、トランザクション単位で扱うデータのビット数分転送された時点で、そのトランザクションは転送を終了したものと判断する。
シリアルデータに転送の種類を判別するためのコマンドデータと、転送を行いたいデータとを分け、それぞれコマンドデータのトランザクション(以下、コマンド部と記述する。)とデータのトランザクション(以下、データ部と記述する。)とする。
更に、複数のスレーブチップをマスターチップが個々に識別するために、マスターチップは、各スレーブチップに対してコンフィグレーションのトランザクションを発行し、このコンフィグレーションのトランザクションによって各スレーブチップにユニークな番号を付け、この番号をスレーブチップを識別するチップIDとする。
コマンド部には、データ部かコマンド部かを識別する識別子(以下、C/D識別子と記述する。)と、ライトのトランザクションかリードのトランザクションかを識別する識別子(以下、W/R識別子と記述する。)と、データの転送幅を識別する識別子(以下、BitModeと記述する。)と、スレーブチップを識別するチップIDの識別子(以下、ChipIDと記述する。)と、リードまたはライトするアドレスの情報を含む。
データ部には、C/D識別子と、W/R識別子と、BitModeと、リードまたはライトするデータの情報を含む。
<コンフィグレーションのトランザクション動作>
複数のスレーブチップに各トランザクションを発行するために、マスターチップは、システムリセット後、最初に各スレーブチップに対してコンフィグレーションのトランザクションを発行し、各スレーブチップにChipIDを割り振る。
コンフィグレーショントランザクションにはコマンド部のみが存在し、このコマンド部中には、C/W識別子をアクティブに(例えば、コマンド部の場合にはC/W識別子はアクティブ、データ部の場合には非アクティブであるとする)、Type識別子(例えば、コンフィグレーショントランザクションの場合には00)、ChipID(マスターチップから発行する時のChipIDは0とする)の情報が含まれている。
マスターチップは、該マスターチップが発行したコンフィグレーショントランザクションが、各スレーブチップを介した後、マスターチップに戻り、マスターチップが受信し終えるまでは、次のトランザクションの発行は行わない。
各スレーブチップは、コンフィグレーショントランザクションを受信した場合は、各スレーブチップ内に保持しているチップIDデータ用のレジスタに、コンフィグレーショントランザクション中のChipIDのデータに1加算した値を、前記チップIDデータ用のレジスタに保持する。
各スレーブチップは、前記チップIDデータ用のレジスタに保持したChipIDの値を次のスレーブチップまたはマスターチップに送るコンフィグレーショントランザクション中に入れて送る。
コンフィグレーショントランザクションは、各スレーブチップを介して最後にマスターチップに送られて来て、マスターチップは、送られて来たコンフィグレーショントランザクションのChipIDの値を見て、スレーブチップが何個同じリング状に接続されているかを判断する。ChipIDの値がNであれば、N個のスレーブチップが同じリング状に接続されていることになる。
<レジスタライトのトランザクション動作>
複数のスレーブチップ中で、ある特定のスレーブチップに対して、スレーブチップ内にあるレジスタにデータをライトする場合は、マスターチップは、スレーブチップに対してコマンド部を発行し、続けてデータ部を発行する。
この時、コマンド部中には、C/W識別子をアクティブに(例えば、コマンド部の場合にはC/W識別子はアクティブ、データ部の場合には非アクティブであるとする)、W/R識別子をアクティブに(例えば、ライトのトランザクション時にはW/R識別子はアクティブ、リードのトランザクション時には非アクティブであるとする)、BitModeを所定のデータ幅情報に設定し、ChipIDを所定の値(対象となるスレーブチップのコンフィグレーション値)に、所定のレジスタのアドレス値を設定した情報が含まれている。
この時、データ部中には、C/W識別子を非アクティブに(例えば、コマンド部の場合にはC/W識別子はアクティブ、データ部の場合には非アクティブであるとする)、W/R識別子をアクティブに(例えば、ライトのトランザクション時にはW/R識別子はアクティブ、リードのトランザクション時には非アクティブであるとする)、BitModeを所定のデータ幅情報に設定し、所定のレジスタのライトするデータ値を設定した情報が含まれている。
この時、マスターチップは、該マスターチップが発行したライトのトランザクションが、各スレーブチップを介してマスターチップに戻って来ない間でも、連続してライトのトランザクションを発行させる。
そのため、ライトのトランザクションに関して、マスターチップは、各スレーブチップにデータが書き込まれたか否かをライトのトランザクションによって確認することはない。マスターチップは、スレーブチップからリング状の信号線上に送られて来たトランザクションを受信し、そのトランザクションにパリティのエラーが有るか否かのみを判断する。
この時、各スレーブチップは、マスターチップまたはスレーブチップから転送される各トランザクションを受信し、そのトランザクション中に含まれる前記各識別子及びデータの設定情報を読み込み、その受信したトランザクションが該当するトランザクションか否かを判断し、該当するトランザクションに反応して、そのスレーブチップ内部のレジスタにデータをライトする。そのスレーブチップに該当しないトランザクションに関しては、次々に次のスレーブチップまたはマスターチップに送ることで、ライトのトランザクションを次々に処理する。
これによって、ライトを行いたいスレーブチップのレジスタに対して、マスターチップはライトすることが可能になる。
<レジスタリードのトランザクション動作>
複数のスレーブチップ中で、ある特定のスレーブチップに対して、スレーブチップ内にあるレジスタのデータをリードする場合は、マスターチップは、スレーブチップに対してコマンド部のみを発行する。
この時、コマンド部中には、C/W識別子をアクティブに、W/R識別子を非アクティブに、BitModeを所定のデータ幅情報に設定し、ChipIDを所定の値(対象となるスレーブチップのコンフィグレーション値)に、所定のレジスタのアドレス値を設定した情報が含まれている。
この時、マスターチップは、該マスターチップが発行したリードのコマンド部が、各スレーブチップを介した後、マスターチップに戻って来て該当するスレーブチップから発行されるリードのデータ部をマスターチップが受信し終えるまでは、次のトランザクションの発行は行わない。
リードのトランザクションに関しては、マスターチップがスレーブチップに転送したリードのコマンド部がスレーブチップで受信され、スレーブチップから次のスレーブチップまたはマスターチップへコマンド部を転送しつつ、該当するスレーブチップからリードのデータ部の発行が行われる。
マスターチップでは、このリードのコマンド部を受信した後、リードのデータ部を受信する。マスターチップは、このリードのデータ部を受信し終えるまでは、リードのデータ部の受信待ち状態になり、マスターチップがリードのトランザクションを受信し終えた後に、マスターチップは、次のトランザクションの転送動作に移る。
この時、各スレーブチップは、マスターチップまたはスレーブチップから転送される各トランザクションを受信し、そのトランザクション中に含まれる前記各識別子及びデータの設定情報を読み込み、その受信したトランザクションが該当するトランザクションか否かを判断し、該当するトランザクションに反応して、そのスレーブチップ内部のレジスタに対してデータをリードする。
前記該当するスレーブチップは、このリードしたレジスタデータからリードのデータ部の転送を行う。この時、前記該当するスレーブチップは、リードのデータ部を発行するに必要な前記識別子及びデータの設定情報を付加してリードのデータ部とする。
スレーブチップにおいて、リードのコマンド部が該当しない場合は、次々に次のスレーブチップまたはマスターチップにリードのコマンド部をそのまま転送することで、リードのコマンド部を処理する。
マスターチップは、リードのトランザクション時には、リードのコマンド部を受信し、その後リードのデータ部を受け取ることになる。そのため、マスターチップは、リードのコマンド部を受信した時に、ChipIDからリードを行ったスレーブチップを確定し、アドレスの情報からリードを行ったレジスタのアドレスを確定し、リードのデータ部を受信した時に、データの情報からリードを行ったレジスタのデータ値を確定することができる。
これによって、リードを行いたいスレーブチップのレジスタに対して、マスターチップはリードすることが可能になる。
<転送シリアルデータエラー時の処理方法(1)>
前記エラー状態を保持するラッチにおいて、各スレーブチップでエラー状態を検出した場合、各スレーブチップは、そのトランザクションに不適当なデータ情報が存在すると認識し、そのトランザクションのデータに関してスレーブチップ内のレジスタ等にライト及びリードを行わず、そのまま次のスレーブチップまたはマスターチップに転送する。
マスターチップまたはCPUは、前記エラー状態を保持するラッチを定期的に読みに行くか、若しくは必要時に読むことによって、スレーブチップの転送状態を判断する。
その時に、転送状態がエラー状態である場合には、マスターチップまたはCPUは、再度、エラーが発生したレジスタに対してアクセスを行う。ライトのトランザクションの場合は、エラーが発生した同じレジスタに対して、同じデータを再度ライトする。リードのトランザクションの場合は、エラーが発生した同じレジスタに対して再度リードを行う。
<転送シリアルデータエラー時の処理方法(2)>
マスターチップまたはCPUは、前記エラー状態を保持するラッチを定期的に読みに行くか、若しくは必要時に読むことによって、スレーブチップの転送状態を判断する。
その時に、転送状態がエラー状態である場合には、マスターチップまたはCPUは、シリアルデータ転送用のクロックの周波数を下げ、それによって、シリアル転送の際に受けるノイズの影響を低減させる。転送するクロックの周波数が低くなれば、ノイズによるシリアルデータのエラーは発生し難くなる。
シリアルデータの転送するレートを考慮して、転送クロックの周波数を下げ、その時の各スレーブチップのエラー状態を保持するラッチを読みに行き、エラー状態がある場合には、更に転送クロックの周波数を下げる。
上記の処理を繰り返して、ノイズの影響の受けない最適な転送クロックの周波数を決定する。
以下、本実施の形態について、図8乃至図10を参照して具体的に説明する。
尚、本実施の形態に係るデータ転送装置を有するデータ処理システムの構成は、上述した第1の実施形態における図1乃至図7と同一であるから、必要に応じてこれら各図を流用して説明する。
<シリアルデータ、トランザクションの形式>
図8は、本実施の形態に係るデータ転送装置におけるトランザクションに用いるシリアルデータのデータ形式の一例を示す図であり、同図において、801はSTUFFED BIT(スタッフドビット)、802はPARITY BIT(パリティビット)、803はコマンド部、804はデータ部である。
また、図9は、本実施の形態に係るデータ転送装置におけるリセット動作の説明図であり、同図において、900はスレーブチップ、901はインタフェース、902は内部回路(1)、903は内部回路(2)、904は内部回路(3)、905はリセット信号、906はリセットジェネレータである。
更に、図10は、本実施の形態に係るデータ転送装置におけるリセット動作の説明図であり、同図において、1001,1002はFF、1003はXORゲート、1004はラッチ、1005は出力データ線である。
転送するシリアルデータを全て数ビット単位で1つのトランザクションの単位として扱い、このトランザクション単位でシリアルデータが有効であるか否かを判断する。
トランザクション単位でシリアルデータを転送する際に、有効なトランザクションのデータの開始点を判別するために、トランザクション単位の最初の1ビットであるSTUFFED BIT801(図8参照)だけを常にH状態にし、無効なトランザクション間は常にL状態にする。これによって有効なトランザクションの開始点を判別し、トランザクション単位で扱うデータのビット数分転送された時点で、そのトランザクションは転送を終了したものと判断する。
前記トランザクション単位においてマスターチップでPARITY BIT802(図8参照)を付加することでエラーのトランザクションを検出する。
トランザクションは、図8に示すように、コマンド部803とデータ部804とに別れ、コマンド部803、データ部804の順で転送が行われる。
それぞれのヘッダ内にトランザクションの動作を示す識別子を盛り込んでおり、その後に、コマンド部803の場合はアドレスデータの情報が、データ部804の場合はレジスタのデータの情報がそれぞれ入る。
<チップ間のシリアルデータ転送を用いたコンフィグレーション動作>
図6において、システム制御部500内のCPU2001からレジスタのコンフィグレーション動作命令が、CPUバス2126を介してシステムバスブリッジ2007に送られ、コンフィグレーション動作命令は、システムバスブリッジ2007からマスターインタフェース2147に送られる。
前記コンフィグレーション動作命令は、CPU2001が、マスターインタフェース2147に対して、制御可能なスレーブチップがリング状に何個接続されているかを判断するための命令セットである。このコンフィグレーション動作命令の中には、マスターインタフェース2147に対してコンフィグレーションのトランザクションを発行する命令と、発行されたコンフィグレーションのトランザクションがマスターインタフェース2147に戻って来たChipIDの値を読む命令を含んでいる。
このChipIDの値が、マスターインタフェース2147に同リング状に接続されているスレーブチップ数に相当する。
マスターインタフェース2147では、CPU2001からのコンフィグレーション動作の命令を受け、ChipIDを0の値にして、コンフィグレーションのトランザクションを作成する。マスターインタフェース2147で作成されたコンフィグレーションのトランザクションは、マスターインタフェース2147から、シリアルデータとして同期用のクロック信号線511(図7参照)と同期したタイミングでプリンタ画像処理部309に送られる。
プリンタ画像処理部309のスレーブインタフェース(1)701は、前記コンフィグレーションのトランザクションを受け、受信したChipIDの値に1を加算した値を自分のChipIDとして保存する。前記1を加算した値のChipIDをコンフィグレーションのトランザクションとして、マスターインタフェース(1)701から、シリアルデータの信号として、同期用のクロック信号と同期したタイミングで画像処理部501のスレーブインタフェース(2)703へ送信する。
同様に、コンフィグレーションのトランザクションは、画像処理部501、リーダ画像処理部308の各スレーブチップを通って、最後にシステム制御部500内のスレーブインタフェース2148へ送られる。
スレーブインタフェース2148は、前記コンフィグレーションのトランザクションを受信した後、ChipIDの情報を取得し、システム制御部500内のCPU2001へシステムバスブリッジ2007、CPUバス2126を介してChipIDのデータを送る。
このChipIDの数値が、スレーブチップの個数及びそれぞれの番号(ID)となる。
この場合、プリンタ画像処理部309のChipIDは1で、画像処理部501のChipIDは2で、リーダ画像処理部308のChipIDは3となる。CPU2001は、スレーブチップが3個接続されているものと認識する。
<チップ間のシリアルデータ転送を用いたライト動作>
システム制御部500内のCPU2001からレジスタのライト動作命令が、CPUバス2126を介してシステムバスブリッジ2007に送られ、ライトを行うレジスタのアドレスが、プリンタ画像処理部309、画像処理部501、リーダ画像処理部308のいずれかである場合、ライト動作命令は、システムバスブリッジ2007からマスターインタフェース2147に送られる。
前記ライト動作命令は、CPU2001)が、マスターインタフェース2147に対して、制御可能なスレーブチップ内のレジスタに対して、ライトを行うChipIDの情報とアドレスの情報とライトデータの情報を含んでいる。
マスターインタフェース2147では、ライト動作の命令を受け、該当するスレーブチップのChipIDとアドレスの情報を用いて、ライトのコマンド部を作成する。マスターインタフェース2147で作成されたライトのコマンド部のトランザクションは、マスターインタフェース2147から、シリアルデータとして同期用のクロック信号線511と同期したタイミングでプリンタ画像処理部309に送られる。
次に、コマンド部のトランザクションを発行した後、マスターインタフェース2147は、前記ライトデータの情報を用いて、ライトのデータ部を作成する。マスターインタフェース2147で作成されたライトのデータ部は、マスターインタフェース2147から、シリアルデータとして同期用のクロック信号線511と同期したタイミングでプリンタ画像処理部309に送られる。
プリンタ画像処理部309のスレーブインタフェース(1)701は、ライトのコマンド部のトランザクションを受け、ライトアドレスが該当する場合には、データ部のトランザクションからライトデータを内部バス707上に書き込む。同時にマスターインタフェース2147を介して、そのまま並行してスレーブインタフェース(1)701に送られて来たシリアルデータを次の画像処理部501へ同期用のクロック信号線511と同期したタイミングで送信する。
この時、スレーブインタフェース(1)701で受信したシリアルデータにパリティのエラーが有った場合には、トランザクションにエラーが有ったとみなし、内部バス707上にデータのライトは行わない。
同様に、画像処理部501、リーダ画像処理部308の各スレーブチップにおいても同様にデータのライト動作を行う。
スレーブインタフェース2148では、リーダ画像処理部308内のマスターインタフェース(3)706から送信されたシリアルデータを受信して、パリティのエラーが無いことを確認して、データライトのトランザクションが終了したものと認識する。
この時、スレーブインタフェース2148で受信したシリアルデータにパリティのエラーが有った場合には、トランザクションにエラーが有ったとみなし、エラーコードをCPU2001に対して発行することでエラー処理を行う。
<チップ間のシリアルデータ転送を用いたリード動作>
システム制御部500内のCPU2001からレジスタのリード動作命令が、CPUバス2126を介してシステムバスブリッジ2007に送られ、リードを行うレジスタのアドレスが、プリンタ画像処理部309、画像処理部501、リーダ画像処理部308のいずれかである場合、リード動作命令は、システムバスブリッジ2007からマスターインタフェース2147に送られる。
マスターインタフェース2147では、リード動作の命令を受け、該当するスレーブチップのChipIDとアドレスの情報を用いて、リードのコマンド部を作成する。マスターインタフェース2147で作成されたリードのコマンド部は、マスターインタフェース2147から、シリアルデータとして同期用のクロック信号線511と同期したタイミングでプリンタ画像処理部309に送られる。
前記リード動作命令は、CPU2001が、マスターインタフェース2147に対して、制御可能なスレーブチップ内のレジスタに対して、リードを行うChipIDの情報とアドレスの情報を含んでいる。
プリンタ画像処理部309、画像処理部501、リーダ画像処理部308の各スレーブチップは、リードのコマンド部を受け、リードアドレスが該当する場合には、スレーブインタフェース(1)701、若しくはスレーブインタフェース(2)703、スレーブインタフェース(3)705は、内部バス707,708,709上にリードデータのアクセスを行う。
同時に、プリンタ画像処理部309、画像処理部501、リーダ画像処理部308の各スレーブチップ内のマスターインタフェース(1)702、若しくはマスターインタフェース(2)704、マスターインタフェース(3)706は、スレーブインタフェース(1)701、若しくはスレーブインタフェース(2)703、スレーブインタフェース(3)705で受信したシリアルデータをシリアルデータ用の信号線510上に、同期用のクロック信号線511と同期したタイミングで送信する。
リードのコマンド部を受け、リードアドレスが該当するスレーブインタフェース(1)701、若しくはスレーブインタフェース(2)703、スレーブインタフェース(3)705の各スレーブチップのインタフェースは、内部バス707,708,709からのリードデータを受け、各スレーブチップ内のマスターインタフェース(1)702、若しくはマスターインタフェース(2)704、マスターインタフェース(3)706で、リードのデータトランザクションを作成し、シリアルデータに変換した後に、シリアルデータ用の信号線510上に、同期用のクロック信号線511と同期したタイミングで送信する。
スレーブインタフェース2148では、リーダ画像処理部308内のマスターインタフェース(3)706から送信されたシリアルデータのうち、リードのコマンド部を受信した後、リードのデータトランザクションを受信する。
スレーブインタフェース2148は、前記リードのデータトランザクションを受信した後、前記受信したリードのデータトランザクションから必要なレジスタのリードデータの情報を取得し、システム制御部500内のCPU2001へシステムバスブリッジ2007、CPUバス2126を介してレジスタのリードデータを送る。
この時、スレーブインタフェース2148は、前記リードのコマンド部及びデータ部にパリティのエラーが無いことを確認して、リードのトランザクションが終了したものと認識する。
この時、スレーブインタフェース2148で受信したシリアルデータにパリティのエラーが有った場合には、トランザクションにエラーが有ったみなし、エラーコードをCPU2001に対して発行することでエラー処理を行う。
<チップ間のシリアルデータ転送を用いたシリアルデータエラー処理>
システム制御部500内のCPU2001からスレーブチップに対してレジスタのライト動作命令か、リード動作命令が送られた場合、マスターインタフェース2147から該当するスレーブチップに対して所定のトランザクションが転送される。
それぞれのスレーブチップは、転送されて来るシリアルデータは、図9中のインタフェース901へ送られる。ここで、図9中のインタフェース901は、スレーブインタフェース(1)701とマスターインタフェース(1)702の組に相当する。
図9中の内部回路(1)902、内部回路(2)903、内部回路(3)904は、スレーブチップ900内に存在する内部回路であり、この内部回路902〜904内のレジスタをマスターインタフェース2147はシリアルデータ転送にて、インタフェース901を介してアクセスする。
それぞれのスレーブチップは、転送されて来るシリアルデータを、図10中の初段のFF1001にて転送用のクロックと同期化すると共に、シリアルデータ転送用のクロックを反転したクロックに同期したFF1002で同期化する。このFF1001,1002の出力データは、XORゲート1003でXORされ、その結果の情報をラッチ1004に保持する。
マスターインタフェース2147では、リセット動作の命令を受け、該当するスレーブチップのChipIDを用いて、リセットのトランザクション作成する。マスターインタフェース2147で作成されたリセットのトランザクションは、マスターインタフェース2147から、シリアルデータとして同期用のクロック信号線511と同期したタイミングでプリンタ画像処理部309に送られる。
前記リセット動作命令は、CPU2001が、マスターインタフェース2147に対して、制御可能なスレーブチップを、個別にまたは一度に全てリセットを行うための命令セットである。このリセット動作命令の中には、マスターインタフェース2147に対してリセットのトランザクションを発行する命令と、リセットを行いたいスレーブチップのChipIDの値を含んでいる。
前記ChipIDの値は、プリンタ画像処理部309をリセットしたい場合のChipIDは1、画像処理部501をリセットしたい場合のChipIDは2、リーダ画像処理部308をリセットしたい場合のChipIDは3、全てのスレーブチップをリセットしたい場合のChipIDは0にそれぞれ設定される。
マスターインタフェース2147では、CPU2001からのリセット動作の命令を受け、リセットのトランザクションを作成する。マスターインタフェース2147で作成されたリセットのトランザクションは、マスターインタフェース2147から、シリアルデータとして同期用のクロック信号線511と同期したタイミングでプリンタ画像処理部309に送られる。
プリンタ画像処理部309のスレーブインタフェース(1)701は、前記リセットのトランザクションを受け、受信したChipIDの値が0またはコンフィグレーション時に保持したChipIDの値と同じ場合は、リセット処理を行う。但し、リセット処理を行う前にリセットのトランザクションを、マスターインタフェース(1)702からシリアルデータの信号として、同期用のクロック信号と同期したタイミングで画像処理部501のスレーブインタフェース(2)703へ送信する。マスターインタフェース(1)702からリセットのトランザクションが送信し終えてから、前記リセット処理を実行する。
前記リセット処理は、プリンタ画像処理部309の内部の回路に対してのリセットを行うのと、スレーブインタフェース(1)701、マスターインタフェース(1)702に対してリセットを行う。前記リセットは、マスターインタフェース(1)702からリセットのトランザクションが転送し終えてから実行される。プリンタ画像処理部309の内部の回路に対してのリセットは、スレーブインタフェース(1)701またはマスターインタフェース(1)702からリセット信号を内部回路に対して出力することで実現する。
図9は、リセット動作についての説明図である。同図中のインタフェース901は、スレーブインタフェース(1)701とマスターインタフェース(1)702の組に相当する。上述した内部回路が、内部回路(1)902、内部回路(2)903、内部回路(3)904に相当する。リセット動作時には、インタフェース901は、前記内部回路902〜904に対してリセット信号905をアクティブにする。リセット信号905のアクティブ区間が所定の時間以上必要ならば、リセットジェネレータ906を用いてリセット信号905のアクティブ区間を必要な時間数分伸ばすことで、内部回路(1)902、内部回路(2)903、内部回路(3)904に対してリセットを行う。同時に、インタフェース901自体もリセット状態に移る。
同様に、リセットのトランザクションは、画像処理部501、リーダ画像処理部308の各スレーブチップを通って、最後に、システム制御部500内のスレーブインタフェース2148へ送られる。
これによって、CPU2001からの所望のスレーブチップに対してのみリセット動作を行うことが可能になり、他のスレーブチップにはリセットの影響を及ぼさない。
以上詳述したように、本実施の形態によれば、複数のチップ間でシリアルデータの送受信を行う際に、マスターチップに対してスレーブチップにシリアルデータを転送する場合には、1個のマスターチップから複数のスレーブチップに対してシリアルデータを一度のトランザクションでデータを転送することができる。
また、シリアルデータを転送するためのマスターチップ及び各スレーブチップが持つインタフェースのポートは、シリアルデータ用のポートとシリアルデータ転送用の同期クロック信号用ポートの2ポートのみで済み、チップのポート数削減を行うことが可能である。
また、スレーブチップのチップ数が増加した場合でも、各チップの持つポートは変わらず、リング上に信号線を接続するため、各チップを接続する信号線の増加も防ぐことができる。
更に、所定のスレーブチップのみをリセットまたは初期状態にしたい場合、マスターチップから通信を行うことにより、他のチップ及びシステム自体をリセットする必要が無く、容易に所定のスレーブチップのみをリセットすることが可能である。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。
本実施の形態では、上記従来技術の有する問題点を解決するために、1個のマスターチップに対して1個以上の複数のスレーブチップをシリアルデータの信号線と転送同期用のクロック線との2本の信号線をリング状に接続し、そのシリアルデータの信号線上に転送を行いたいレジスタデータの情報を流し、シリアルデータの信号線上のシリアルデータの情報は、各スレーブチップ間を順に転送され、最後にマスターチップに戻って来る構成を取る。
転送同期用のクロック線も、シリアルデータの信号線と同様に、マスターのチップからスレーブのチップに転送され、順次、各スレーブのチップ間を転送され、最後にマスターのチップに戻ってくる構成を取る。
マスターチップ及び各スレーブチップは、前記転送同期用のクロック線に対して同期化してシリアルデータの信号線上のデータを受信及び送信する。
前記マスターチップとスレーブチップの構成を用いたシリアルデータの転送を行うことで、マスターチップから各スレーブチップに対してリセットや、レジスタのリード、ライトの制御を行う。
マスターチップから各スレーブチップに対してリセットを行う場合には、リセットのトランザクションを発行し、発行されたトランザクションは、シリアルデータとしてマスターチップからリング状に接続されたスレーブチップに対して順に流れていく。各スレーブチップは、前記シリアルデータを受信し、対象の場合のみ内部をリセット処理し、その他の場合は次のスレーブチップまたはマスターチップにシリアルデータを送る。これによって、対象のスレーブチップのみリセットが行なわれる。
同様に、レジスタのライトを行う場合は、ライトのトランザクションをマスターチップが発行することで、所定のスレーブチップ内のレジスタのみがライトされる。
同様に、レジスタのリードを行う場合は、リードのトランザクションをマスターチップが発行することで、所定のスレーブチップ内のレジスタのデータのみがリードされる。
<シリアルデータの転送、トランザクションの形式>
転送するシリアルデータを全て数ビット単位で1つのトランザクションの単位として扱い、このトランザクション単位でシリアルデータが有効であるか否かを判断する。
トランザクション単位でシリアルデータを転送する際に、有効なトランザクションのデータの開始点を判別するために、トランザクション単位の最初の1ビットだけを常にH状態にし、無効なトランザクション間は、常にL状態にする。これによって有効なトランザクションの開始点を判別し、トランザクション単位で扱うデータのビット数分転送された時点で、そのトランザクションは転送を終了したものと判断する。
前記トランザクション単位で、マスターチップとスレーブチップ間におけるシリアルデータの転送中に、そのトランザクションにビットエラーが発生し、そのトランザクションに不適当なデータ情報が含まれてしまった場合に、各スレーブチップにおいて、その不適当なデータ情報が、そのままスレーブチップ内のレジスタ等に書き込まれないようにエラー管理を行う。
前記エラー管理は、前記トランザクション単位においてマスターチップでパリティビットを付加し、スレーブチップに転送を行い、各スレーブチップは、前記トランザクション単位でデータを受信する際に、各トランザクション単位でパリティの検出を行いマスターチップが付加したパリティビットとスレーブチップで受信したパリティビットとが合致しているか否かを判断することで、エラーのトランザクションを検出する。
前記エラー管理は、各スレーブチップにおいてパリティビットの確認を行うだけでなく、スレーブチップからリング状の信号線上を転送されマスターチップに戻ってきたシリアルデータにおいても、スレーブチップと同様、前記トランザクション単位でパリティビットの確認を行う。
前記エラー管理において、各スレーブチップでエラーのトランザクションを検出した場合、各スレーブチップは、そのトランザクションに不適当なデータ情報存在するものと認識し、そのトランザクションのデータに関してスレーブチップ内のレジスタ等にライト及びリードを行わず、そのまま次のスレーブチップまたはマスターチップに転送する。
前記エラー管理において、マスターチップでエラーのトランザクションを検出した場合、スレーブチップは、そのトランザクションに不適当なデータ情報存在するものと認識し、そのトランザクションのデータに関してのエラー表示を行い、そのトランザクションの転送に失敗したことを外部に通知する。
シリアルデータに転送の種類を判別するためのコマンドデータと、転送を行いたいデータとを分け、それぞれコマンドデータのトランザクション(以下、コマンド部と記述する。)とデータのトランザクション(以下、データ部と記述する。)とする。
更に、複数のスレーブチップをマスターチップが個々に識別するために、マスターチップは、各スレーブチップに対してコンフィグレーションのトランザクションを発行し、このコンフィグレーションのトランザクションによって各スレーブチップにユニークな番号を付け、この番号をスレーブチップを識別するチップIDとする。
コマンド部には、データ部かコマンド部かを識別する識別子(以下、C/D識別子と記述する。)と、ライトのトランザクションかリードのトランザクションかを識別する識別子(以下、W/R識別子と記述する。)と、データの転送幅を識別する識別子(以下、BitModeと記述する。)と、スレーブチップを識別するチップIDの識別子(以下、ChipIDと記述する。)と、リードまたはライトするアドレスの情報を含む。
データ部には、C/D識別子と、W/R識別子と、BitModeと、リードまたはライトするデータの情報を含む。
<コンフィグレーションのトランザクション動作>
複数のスレーブのチップに各トランザクションを発行するために、マスターのチップは、システムリセット後、最初に各スレーブのチップに対してコンフィグレーションのトランザクションを発行し、各スレーブのチップにChipIDを割り振る。
リセットトランザクションが発行された場合にも、リセット後、最初にコンフィグレーショントランザクションを発行し、各スレーブチップにChipIDを振り直して、各トランザクションを開始する。
コンフィグレーショントランザクションには、コマンド部のみが存在し、このコマンド部中には、C/D識別子をアクティブに(例えば、コマンド部の場合にはC/D識別子はアクティブ、データ部の場合には非アクティブであるとする)、Type識別子(例えば、コンフィグレーショントランザクションの場合には00)、ChipID(マスターチップから発行する時のChipIDは0とする)の情報が含まれている。
マスターチップは、該マスターチップが発行したコンフィグレーショントランザクションが、各スレーブチップを介した後、マスターチップに戻り、マスターチップが受信し終えるまでは、次のトランザクションの発行は行わない。
各スレーブチップは、コンフィグレーショントランザクションを受信した場合は、各スレーブチップ内に保持しているチップIDデータ用のレジスタに、コンフィグレーショントランザクション中のChipIDのデータに1加算した値を、前記チップIDデータ用のレジスタに保持する。
各スレーブチップは、前記チップIDデータ用のレジスタに保持したChipIDの値を次のスレーブチップまたはマスターチップに送るコンフィグレーショントランザクション中に入れて送る。
コンフィグレーショントランザクションは、各スレーブチップを介して最後に、マスターチップに送られて来て、マスターチップは、送られて来たコンフィグレーショントランザクションのChipIDの値を見て、スレーブチップが何個同じリング状に接続されているかを判断する。ChipIDの値がNであれば、N個のスレーブチップが同じリング状に接続されていることになる。
<ライトのトランザクション動作>
複数のスレーブチップ中で、ある特定のスレーブチップに対して、スレーブチップ内にあるレジスタにデータをライトする場合は、マスターチップは、スレーブチップに対してコマンド部を発行し、続けてデータ部を発行する。
この時、コマンド部中には、C/D識別子をアクティブに(例えば、コマンド部の場合にはC/D識別子はアクティブ、データ部の場合には非アクティブであるとする)、W/R識別子をアクティブに(例えば、ライトのトランザクション時にはW/R識別子はアクティブ、リードのトランザクション時には非アクティブであるとする)、BitModeを所定のデータ幅情報に設定し、ChipIDを所定の値(対象となるスレーブチップのコンフィグレーション値)に、所定のレジスタのアドレス値を設定した情報が含まれている。
この時、データ部中には、C/D識別子を非アクティブに(例えば、コマンド部の場合にはC/D識別子はアクティブ、データ部の場合には非アクティブであるとする)、W/R識別子をアクティブに(例えば、ライトのトランザクション時にはW/R識別子はアクティブ、リードのトランザクション時には非アクティブであるとする)、BitModeを所定のデータ幅情報に設定し、所定のレジスタのライトするデータ値を設定した情報が含まれている。
この時、マスターチップは、該マスターチップが発行したライトのトランザクションが、各スレーブチップを介してマスターチップに戻って来ない間でも、連続してライトのトランザクションを発行させる。
そのため、ライトのトランザクションに関して、マスターチップは、各スレーブチップにデータが書き込まれたか否かをライトのトランザクションによって確認することはない。マスターチップは、スレーブチップからリング状の信号線上に送られてきたトランザクションを受信し、そのトランザクションにパリティのエラーがあるか否かのみを判断する。
この時、各スレーブチップは、マスターチップまたはスレーブチップから転送される各トランザクションを受信し、そのトランザクション中に含まれる前記各識別子及びデータの設定情報を読み込み、その受信したトランザクションが該当するトランザクションか否かを判断し、該当するトランザクションに反応して、そのスレーブチップ内部のレジスタにデータをライトする。そのスレーブチップに該当しないトランザクションに関しては、次々に次のスレーブチップまたはマスターチップに送ることで、ライトのトランザクションを次々に処理する。
これによって、ライトを行いたいスレーブチップのレジスタに対して、マスターチップはライトすることが可能になる。
<リードのトランザクション動作>
複数のスレーブチップ中で、ある特定のスレーブチップに対して、スレーブチップ内にあるレジスタのデータをリードする場合は、マスターチップは、スレーブチップに対してコマンド部のみを発行する。
この時、コマンド部中には、C/D識別子をアクティブに、W/R識別子を非アクティブに、BitModeを所定のデータ幅情報に設定し、ChipIDを所定の値(対象となるスレーブチップのコンフィグレーション値)に、所定のレジスタのアドレス値を設定した情報が含まれている。
この時、マスターチップは、該マスターチップが発行したリードのコマンド部が、各スレーブチップを介した後、マスターチップに戻って来て、該当するスレーブチップから発行されるリードのデータ部をマスターチップが受信し終えるまでは、次のトランザクションの発行は行わない。
リードのトランザクションに関しては、マスターチップがスレーブチップに転送したリードのコマンド部が、スレーブチップで受信され、スレーブチップから次のスレーブチップまたはマスターチップへコマンド部を転送しつつ、該当するスレーブチップからリードのデータ部の発行が行われる。
マスターチップでは、このリードのコマンド部を受信した後、リードのデータ部を受信する。マスターチップは、このリードのデータ部を受信し終えるまでは、リードのデータ部の受信待ち状態になり、マスターチップがリードのトランザクションを受信し終えた後に、マスターチップは、次のトランザクションの転送動作に移る。
この時、各スレーブチップは、マスターチップまたはスレーブチップから転送される各トランザクションを受信し、そのトランザクション中に含まれる前記各識別子及びデータの設定情報を読み込み、その受信したトランザクションが該当するトランザクションか否かを判断し、該当するトランザクションに反応して、そのスレーブチップ内部のレジスタに対してデータをリードする。
前記該当するスレーブチップは、このリードしたレジスタデータからリードのデータ部の転送を行う。この時、前記該当するスレーブチップは、リードのデータ部を発行するに必要な前記識別子及びデータの設定情報を付加してリードのデータ部とする。
スレーブチップにおいて、リードのコマンド部が該当しない場合は、次々に次のスレーブチップまたはマスターチップにリードのコマンド部をそのまま転送することで、リードのコマンド部を処理する。
マスターチップは、リードのトランザクション時には、リードのコマンド部を受信し、その後リードのデータ部を受け取ることになる。そのため、マスターチップは、リードのコマンド部を受信した時に、ChipIDからリードを行ったスレーブチップを確定し、アドレスの情報からリードを行ったレジスタのアドレスを確定し、リードのデータ部を受信した時に、データの情報からリードを行ったレジスタのデータ値を確定することができる。
これによって、リードを行いたいスレーブチップのレジスタに対して、マスターチップはリードすることが可能になる。
<リセットのトランザクション動作>
複数のスレーブチップ中で、ある特定のスレーブチップに対して、リセットを行う場合は、マスターチップは、スレーブチップに対してリセットトランザクションを発行する。
リセットトランザクションにはコマンド部のみが存在し、このコマンド部中には、C/D識別子をアクティブに(例えば、コマンド部の場合にはC/D識別子はアクティブ、データ部の場合には非アクティブであるとする)、ChipIDをリセットを行うスレーブチップの所定値(対象となるスレーブチップのコンフィグレーション値)に設定した情報が含まれている。
マスターチップは、該マスターチップが発行したリセットトランザクションが各スレーブチップを介した後マスターチップに戻り、該マスターチップが受信し終えるまでは、次のトランザクションの発行は行わない。
リセットトランザクションは、マスターチップから発行された後、リング状に接続されたシリアル線路を通じ、各スレーブチップへ送られる。
この時、各スレーブチップは、マスターチップまたはスレーブチップから転送されるトランザクションを受信し、そのトランザクション中に含まれる前記各識別子及びChipIDの設定情報を読み込み、その受信したトランザクションが、リセットトランザクションで且つChipIDが対象の値である場合にのみ、リセットトランザクションに反応し、リセット動作に移る。受信したリセットトランザクションが、そのスレーブチップに該当しない場合は、リセットの処理を行わず、次々に次のスレーブチップまたはマスターチップにリセットトランザクションを送る。
受信したリセットトランザクションが、そのスレーブチップに該当する場合でも、そのリセットトランザクションは、次のスレーブチップまたはマスターチップに送る。
リセットトランザクションが該当し、リセットの処理を行う場合には、トランザクションを制御している内部回路(1)のリセットを行う。この内部回路(1)は、スレーブチップ内部に搭載されて、各トランザクションの制御を行う。この時、トランザクションを次のスレーブチップまたはマスターチップに送るブロックの回路は、トランザクションを次のスレーブチップまたはマスターチップに送り終えた後にリセットがかかるように制御する。これにより、次に送るトランザクションにリセット処理の影響が無く、データを送ることが可能になる。
リセット処理は、スレーブチップ内部にリセットの処理がかかるように、リセットトランザクションを処理するブロックの前記内部回路(1)からリセット信号(1)を出力することで実現する。リセットトランザクションによるリセット処理が実行された場合には、前記内部回路(1)は、リセット信号(1)を所定の時間アクティブ状態にし、スレーブチップ内部の各回路のリセットを行う。その後、内部回路(1)内部のリセットを行い、所定の時間後にリセット信号(1)を非アクティブにする。
以下、本実施の形態について具体的に説明する。
尚、本実施の形態に係るデータ転送装置を有するデータ処理システムの構成は、上述した第1の実施形態における図1乃至図7と同一であり、また、本実施の形態に係るデータ転送装置におけるトランザクションのシリアルデータのデータ構成は、上述した第2の実施形態における図8と同一であり、更に、本実施の形態に係るデータ転送装置におけるリセット動作の説明図は上述した第2の実施形態における図9と同一でるから、必要に応じてこれら各図を流用して説明する。
<チップ間のシリアルデータ転送を用いたリセット動作>
図6において、システム制御部500内のCPU2001からスレーブチップに対してリセット動作命令が、CPUバス2126を介してシステムバスブリッジ2007に送られ、リセットを行うチップが、プリンタ画像処理部309、画像処理部501、リーダ画像処理部308のいずれかである場合、リセット動作命令は、システムバスブリッジ2007からマスターインタフェース2147に送られる。
マスターインタフェース2147では、リセット動作の命令を受け、該当するスレーブチップのChipIDを用いて、リセットのトランザクションを作成する。マスターインタフェース2147で作成されたリセットのトランザクションは、マスターインタフェース2147から、シリアルデータとして同期用のクロック信号線511と同期したタイミングでプリンタ画像処理部309に送られる。
前記リセット動作命令は、CPU2001が、マスターインタフェース2147に対して、制御可能なスレーブチップを、個別にまたは一度に全てリセットを行うための命令セットである。このリセット動作命令の中には、マスターインタフェース2147に対してリセットのトランザクションを発行する命令と、リセットを行いたいスレーブチップのChipIDの値を含んでいる。
前記ChipIDの値は、プリンタ画像処理部309をリセットしたい場合のChipIDは1、画像処理部501をリセットしたい場合のChipIDは2、リーダ画像処理部308をリセットしたい場合のChipIDは3、全てのスレーブチップをリセットしたい場合のChipIDは0にそれぞれ設定される。
マスターインタフェース2147では、CPU2001からのリセット動作の命令を受け、リセットのトランザクションを作成する。マスターインタフェース2147で作成されたリセットのトランザクションは、マスターインタフェース2147から、シリアルデータとして同期用のクロック信号線511と同期したタイミングでプリンタ画像処理部309に送られる。
図7において、プリンタ画像処理部309のスレーブインタフェース(1)701は、前記リセットのトランザクションを受け、受信したChipIDの値が0またはコンフィグレーション時に保持したChipIDの値と同じ場合は、リセット処理を行う。但し、リセット処理を行う前にリセットのトランザクションを、マスターインタフェース(1)702からシリアルデータの信号として、同期用のクロック信号と同期したタイミングで画像処理部501のスレーブインタフェース(2)703へ送信する。マスターインタフェース(1)702からリセットのトランザクションが送信し終えてから、前記リセット処理を実行する。
前記リセット処理は、プリンタ画像処理部309の内部の回路に対してのリセットを行うのと、スレーブインタフェース(1)701、マスターインタフェース(1)702に対してリセットを行う。前記リセットは、マスターインタフェース(1)702からリセットのトランザクションが転送し終えてから実行される。プリンタ画像処理部309の内部の回路に対してのリセットは、スレーブインタフェース(1)701またはマスターインタフェース(1)702からリセット信号を内部回路に対して出力することで実現する。
図9中のインタフェース901は、スレーブインタフェース(1)701とマスターインタフェース(1)702の組に相当する。前記内部回路が内部回路(1)902、内部回路(2)903、内部回路(3)904に相当する。リセット動作時には、インタフェース901は、前記内部回路902〜904に対してリセット信号905をアクティブにする。リセット信号905のアクティブ区間が所定の時間以上必要ならば、リセットジェネレータ906を用いてリセット信号905のアクティブ区間を必要な時間数分伸ばすことで、内部回路(1)902、内部回路(2)903、内部回路(3)904に対してリセットを行う。同時に、インタフェース901自体もリセット状態に移る。
同様に、リセットのトランザクションは、画像処理部501、リーダ画像処理部308の各スレーブチップを通って最後に、システム制御部500内のスレーブインタフェース2148へ送られる。
これによって、CPU2001からの所望のスレーブチップに対してのみリセット動作を行うことが可能になり、他のスレーブチップにはリセットの影響を及ぼさない。
尚、本実施の形態に係る<チップ間のシリアルデータ転送の構成>、<シリアルデータ、トランザクションの形式>、<チップ間のシリアルデータ転送を用いたコンフィグレーション動作>、<チップ間のシリアルデータ転送を用いたライト動作>、<チップ間のシリアルデータ転送を用いたリード動作>については、上述した第2の実施形態と同一であるから、その説明は省略する。
以上詳述したように、本実施の形態によれば、複数のチップ間でシリアルデータの送受信を行う際に、マスターチップに対してスレーブチップにシリアルデータを転送する場合には、1個のマスターチップから複数のスレーブチップに対してシリアルデータを一度のトランザクションでデータを転送することができる。
また、シリアルデータを転送するためのマスターチップ及び各スレーブチップが持つインタフェースのポートは、シリアルデータ用のポートとシリアルデータ転送用の同期クロック信号用ポートの2ポートのみで済み、チップのポート数削減を行うことが可能である。
また、スレーブチップのチップ数が増加した場合でも各チップの持つポートは変わらず、リング上に信号線を接続するため、各チップを接続する信号線の増加も防ぐことができる。
更に、所定のスレーブチップのみをリセットまたは初期状態にしたい場合、マスターチップから通信を行うことにより、他のチップ及びシステム自体をリセットする必要が無く、容易に所定のスレーブチップのみをリセットすることが可能である。
[その他の実施形態]
以上が本発明の実施形態の説明であるが、本発明は、これら実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施形態の構成が持つ機能を達成できる構成であれば、どのようなものであっても適用可能である。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体及びプログラムは本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の第1の実施形態に係るデータ転送装置を有するシステムの構成を示すブロック図である。 図1に示すシステムにおける画像入出力システムの全体構成を示すブロック図である。 図1に示すシステムにおける画像入出力システムのリーダ部及びプリンタ部の内部構成を示す側断面図である。 図1に示すシステムにおける画像入出力システムのリーダ画像前処理部の構成を示すブロック図である。 図1に示すシステムにおける画像入出力システムのコントローラユニット内部の概略構成を示すブロック図である。 図1に示すシステムにおける画像入出力システムのコントローラユニットの内部詳細構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ転送装置におけるチップ間のシリアルデータ転送の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ転送装置におけるトランザクションのシリアルデータのデータ構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るデータ転送装置におけるリセット動作の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るデータ転送装置におけるリセット動作の説明図である。
符号の説明
100 第1の画像入出力システム
101 第2の画像入出力システム
102 第1のデータベースサーバ
103 データベースクライアント
104 電子メールクライアント
105 第1の電子メールサーバ
106 第1のWWWサーバ
107 DNSサーバ
108 ルータ
109 LAN(ローカルエリアネットワーク)
110 第2のデータベースサーバ
111 第2のWWWサーバ
112 第2の電子メールサーバ
113 インターネット/イントラネット
114 ファクシミリ(FAX)
115 PSTN(public switched telephone network:公衆電話網)またはISDN(integrated service digital network:統合サービスデジタル網)
R リーダ部
P プリンタ部
200 コントローラユニット
201 操作部
202 記録部(CD−ROM)
203 原稿給送ユニット(DFユニット)
204 スキャナユニット
205 マーキングユニット
206 給紙ユニット
207 排紙ユニット
307 CCD
308 リーダ画像処理部
401 クランプ&Amp.&S/H&A/D部
402 シェーディング部
500 システム制御部
501 画像処理部
502 メモリ
503 メモリ
504 メモリ
505 メモリ
506 シリアルデータ受信用ポート
507 シリアルデータ受信用の同期用クロックポート
508 シリアルデータ送信用ポート
509 シリアルデータ送信用の同期用クロックポート
510 シリアルデータ用信号線
511 同期用クロック信号線
701 スレーブインタフェース(1)
702 マスターインタフェース(1)
703 スレーブインタフェース(2)
704 マスターインタフェース(2)
705 スレーブインタフェース(3)
706 マスターインタフェース(3)
707 内部バス
708 内部バス
709 内部バス
803 コマンド部
804 データ部
900 スレーブチップ
901 インタフェース
902 内部回路(1)
903 内部回路(2)
904 内部回路(3)
905 リセット信号
906 リセットジェネレータ
1001 FF
1002 FF
1003 XORゲート
1004 ラッチ
1005 出力データ線

Claims (45)

  1. データを転送する1つのマスターチップと前記マスターチップから転送されるデータを受け取る複数のスレーブチップとをリング状に接続することにより、前記1つのマスターチップにより前記複数のスレーブチップにデータを転送することを特徴とするデータ転送方法。
  2. 前記マスターチップから前記複数のスレーブチップに対して行われるデータの転送は、前記複数のスレーブチップ内に存在するレジスタのライト、リードまたは前記スレーブチップのリセットを行うものであることを特徴とする請求項1に記載のデータ転送方法。
  3. 前記複数のスレーブチップの内の最終番目のスレーブチップのチップ数は複数であり、前記複数のスレーブチップは、それぞれデータを受け取り且つ各スレーブチップにおいて、受け取ったトランザクションを解析し、内部に存在するレジスタにライト及びリード等の内部処理を行うか、または次のスレーブチップにデータを転送していき、最終的に前記マスターチップまでデータを転送することで、データの1トランザクションを終了することを特徴とする請求項1に記載のデータ転送方法。
  4. 転送を行うトランザクションの転送方式は、前記スレーブチップに対してのライト、リード、コンフィグレーション、リセットの種類を有することを特徴とする請求項1または2に記載のデータ転送方法。
  5. 前記転送を行うトランザクションは、コマンドの情報を持つコマンドトランザクションとレジスタのデータの情報を持つデータトランザクションとに別れて、それぞれ前記各スレーブチップに対して転送されることを特徴とする請求項4に記載のデータ転送方法。
  6. 前記コマンドトランザクションには、リードのトランザクションであるかライトのトランザクションであるかコンフィグレーションのトランザクションであるかを判断する第1の識別子と、前記コマンドトランザクションであるか前記データトランザクションであるかを判断する第2の識別子と、前記データトランザクション中のデータのデータ幅を判断する第3の識別子と、ライト及びリードする際のレジスタのアドレス情報と、前記複数のスレーブチップを判断する識別情報とを含んでいることを特徴とする請求項5に記載のデータ転送方法。
  7. 前記データトランザクションには、リードのトランザクションであるかライトのトランザクションであるかコンフィグレーションのトランザクションであるかを判断する第4の識別子と、前記コマンドトランザクションであるかデータトランザクションであるかを判断する第5の識別子と、前記データトランザクション中のデータのデータ幅を判断する第6の識別子と、ライト及びリードする際のレジスタのデータ情報とを含んでいることを特徴とする請求項5に記載のデータ転送方法。
  8. 前記各スレーブチップ内には、前記コマンドトランザクションを受け取った際に、前記第1、第2、第4、第5の識別子と、前記アドレス情報と、前記識別情報とを判定する判定工程を有し、該当するトランザクションのみに対して処理を行うことを特徴とする請求項7に記載のデータ転送方法。
  9. 前記ライトのトランザクションは、前記複数のスレーブチップに対して該当するスレーブチップの内部に存在するレジスタにのみデータをライトし、該当するスレーブチップ以外のスレーブチップは、次のスレーブチップへライトのトランザクションデータを転送し且つ前記各スレーブチップは、それぞれ前記ライトのトランザクションを受け取る動作と並行して次のスレーブチップにトランザクションを転送し、前記各スレーブチップでトランザクションを止めることなく順次データを転送することにより、転送レートを上げることを特徴とする請求項3に記載のデータ転送方法。
  10. 前記ライトのトランザクションは、前記マスターチップが前記スレーブチップに対して発行したトランザクションが、前記マスターチップに戻る前に次のトランザクションを発行することが可能であることを特徴とする請求項8に記載のデータ転送方法。
  11. 前記リードのトランザクションは、前記複数のスレーブチップに対して、該当する前記スレーブチップの内部に存在するレジスタにのみデータをリードするものであり、前記各スレーブチップは、それぞれリードのコマンドトランザクションを受け取り、前記スレーブチップ内部にて該当するか否かを判断し、それと並行して次の前記スレーブチップに前記リードのコマンドトランザクションを転送し、前記リードのトランザクションが該当する場合は、前記スレーブチップは、その内部に存在するレジスタにリードを行い、そのリードしたレジスタデータをデータトランザクションとして、次の前記スレーブチップに転送し、該転送されたリードのコマンドトランザクション及びデータトランザクションは、最終的に前記マスターチップに送られ、該マスターチップは、前記リードのデータトランザクションの受け取りが終了した時点で、前記リードのトランザクションが終了したものと判断するように、一連のリードのトランザクション動作を行うことを特徴とする請求項3に記載のデータ転送方法。
  12. 前記マスターチップは、前記リードのトランザクションが終了したと判断するまでは、次のトランザクションの発行を行わないことを特徴とする請求項10に記載のデータ転送方法。
  13. 前記複数のスレーブチップを判断するために、前記マスターチップは、前記各スレーブチップに対してコンフィグレーションのトランザクションを発行し、前記コンフィグレーションのトランザクションによって前記各スレーブチップに番号を付け、この番号を前記識別情報として前記コマンドトランザクション中の情報に付加することを特徴とする請求項4または6に記載のデータ転送方法。
  14. 前記コンフィグレーションのトランザクションは、前記マスターチップが前記コンフィグレーションのトランザクションを発行することにより、何度でも前記各スレーブチップに対してコンフィグレーションを行うことが可能であることを特徴とする請求項13に記載のデータ転送方法。
  15. 前記マスターチップと前記スレーブチップとの間を転送されるトランザクション全てに、ある一定単位のデータ幅を持たせ、前記データ幅の単位で全てのトランザクションを管理することで、有効なトランザクションが転送されているか否かを判断する判断工程を有することを特徴とする請求項1に記載のデータ転送方法。
  16. 前記トランザクションの前記データ幅単位で全てのトランザクションを管理する際に、前記トランザクションの単位において有効なトランザクションの開始位置を判断するために、有効なトランザクションの単位の最初のデータ1ビットを常にH(High))状態にし、データのトランザクションが行われていない無効なトランザクション範囲においては前記データ1ビットをL(Low)状態に保つことで、前記トランザクションの単位における有効データの開始位置を判断する判断工程を有することを特徴とする請求項15に記載のデータ転送方法。
  17. 前記データは、1ビットのシリアルデータであることを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載のデータ転送方法。
  18. データ及びそのデータを転送するために用いる同期クロックを転送する1つのマスターチップと該マスターチップから転送されるデータを前記同期クロックに従って受け取る第1のスレーブチップと前記第1のスレーブチップから転送されるデータとそのデータ転送用の同期クロックとを受け取る第2のスレーブチップとをリング状に接続することにより、前記1つのマスターチップにより前記複数のスレーブチップにデータを転送することを特徴とするデータ転送方法。
  19. 前記マスターチップから前記第1及び第2のスレーブチップに対して行われる転送は、前記第1及び第2のスレーブチップ内に存在するレジスタのライト、リード及び前記スレーブチップのリセットを行うものであることを特徴とする請求項18に記載のデータ転送方法。
  20. 前記第2のスレーブチップのチップ数は複数であり、前記第1及び第2のスレーブチップは、それぞれデータを受け取り且つ受け取ったトランザクションを解析し、内部に存在するレジスタにライト、リード、リセット等の内部処理を行うか、または次のスレーブチップにデータを転送していくことで、最終的に前記マスターチップまでデータを転送することで、データの1トランザクションを終了することを特徴とする請求項18に記載のデータ転送方法。
  21. 前記マスターチップから前記第1及び第2のスレーブチップに対して転送されたデータの転送状態を、前記第1及び第2のスレーブチップ内に保持することが可能なことを特徴とする請求項18または19に記載のデータ転送方法。
  22. 前記データの転送状態は、データの転送状況によってデータに乗るノイズによる信号線の信頼性を表すものであることを特徴とする請求項21に記載のデータ転送方法。
  23. 前記第1及び第2のスレーブチップ内に保持されたデータの転送状態は、前記マスターチップから読み出すことが可能であり、その読み出し方は、前記第1及び第2のスレーブチップ内に存在するレジスタのリードを行う方法と同等であるか、または別の信号線として前記第1及び第2のスレーブチップ外へ出力することで、前記マスターチップがデータの転送状態を知ることが可能であることを特徴とする請求項18,19,21のいずれかに記載のデータ転送方法。
  24. 前記マスターチップから前記第1及び第2のスレーブチップ内に保持されたデータの転送状態を読み出し、そのデータの転送状態が悪い場合には、データの転送速度を低下させることによって、データの転送状態を良好にすることを特徴とする請求項21乃至23のいずれかに記載のデータ転送方法。
  25. 前記マスターチップから前記第1及び第2のスレーブチップ内に保持されたデータの転送状態を読み出し、そのデータの転送状態が悪い場合には、データ転送時のデータの信頼性が悪いものと判断し、再度同じデータを転送することにより、データの転送の信頼性を向上させることを特徴とする請求項24に記載のデータ転送方法。
  26. 前記マスターチップから前記第1及び第2のスレーブチップ内に保持されたデータの転送状態は、前記第1及び第2のスレーブチップへ転送されてきたデータ転送用の同期クロックの立ち上がりでのデータの状態と、データ転送用の同期クロックの立ち上がりでのデータの状態とを保持したものから生成されたデータの転送状態であることを特徴とする請求項21乃至23のいずれかに記載のデータ転送方法。
  27. 前記マスターのチップから前記第1及び第2のスレーブチップ内に保持されたデータの転送状態を読み出すか否かは、ユーザが前記マスターチップからのリードを制御することにより、選択することが可能であることを特徴とする請求項30または31に記載のデータ転送方法。
  28. 転送を行うトランザクションの転送方式は、前記スレーブチップに対してのライト、リード、コンフィグレーション、リセットの種類のトランザクションを有することを特徴とする請求項18または19に記載のデータ転送方法。
  29. 前記転送を行うトランザクションは、コマンドの情報を持つコマンド部とレジスタのデータの情報を持つデータ部とに別れて、前記各スレーブチップに対して転送されることを特徴とする請求項18に記載のデータ転送方法。
  30. 前記コマンド部には、リードのトランザクションであるかライトのトランザクションであるかコンフィグレーションのトランザクションであるかリセットのトランザクションであるかを判断する第1の識別子と、トランザクションのコマンド部であるかデータ部であるかを判断する第2の識別子と、データ部中にあるデータのデータ幅を判断する第3の識別子と、ライト及びリードする際のレジスタのアドレス情報と、前記複数のスレーブチップを判断する識別情報とを含んでいることを特徴とする請求項29に記載のデータ転送方法。
  31. 前記データ部には、リードのトランザクションであるかライトのトランザクションであるかコンフィグレーションのトランザクションであるかリセットのトランザクションであるかを判断する第4の識別子と、トランザクションのコマンド部であるかデータ部であるかを判断する第5の識別子と、前記データ部中にあるデータのデータ幅を判断する第6の識別子と、ライト及びリードする際のレジスタのデータ情報とを含んでいることを特徴とする請求項29に記載のデータ転送方法。
  32. 前記各スレーブチップ内でトランザクションのコマンド部を受け取った際、前記第1及び第5の識別子と、前記アドレス情報と前記識別情報とを判定する判定工程を有し、該当するトランザクションのみに対して処理を行うことを特徴とする請求項31に記載のデータ転送方法。
  33. 前記ライトのトランザクションは、前記複数のスレーブチップに対して該当する前記スレーブチップ内部に存在するレジスタにのみデータをライトし、該当する前記スレーブチップ以外の前記スレーブチップは、次の前記スレーブチップへライトのトランザクションデータを転送し且つ前記各スレーブチップは、それぞれ前記ライトのトランザクションを受け取る動作と並行して、次の前記スレーブチップにトランザクションを転送し、前記各スレーブチップでトランザクションを止めることなく順次データを転送することにより、転送レートを上げることを特徴とする請求項28に記載のデータ転送方法。
  34. 前記ライトのトランザクションは、前記マスターチップが前記スレーブチップに対して発行したトランザクションが、前記マスターチップに戻ってくる前に次のトランザクションを発行することが可能であることを特徴とする請求項34に記載のデータ転送方法。
  35. 前記リードのトランザクションは、前記複数のスレーブチップに対して、該当する前記スレーブチップ内部に存在するレジスタにのみデータをリードするもので、前記各スレーブチップは、それぞれリードのトランザクションのコマンド部を受け取り、前記スレーブチップの内部にて該当するか否かを判断し、それと並行して次の前記スレーブチップにリードのトランザクションのコマンド部を転送し、前記リードのトランザクションが該当する場合は、前記スレーブチップは、その内部に存在するレジスタにリードを行い、そのリードしたレジスタデータをトランザクションのデータ部として、次の前記スレーブチップに転送し、該転送されたリードのトランザクションのコマンド部及びデータ部は、最終的に前記マスターチップに送られ、該マスターチップは、リードのトランザクションのデータ部を受け取り終わった時点で、リードのトランザクションが終了したものと判断する一連のリードのトランザクション動作を行うことを特徴とする請求項25に記載のデータ転送方法。
  36. 前記マスターチップは、リードのトランザクションが終了したと判断するまでは、次のトランザクションの発行は行わないことを特徴とする請求項35に記載のデータ転送方法。
  37. 前記複数のスレーブチップを判断するために前記マスターチップは、前記各スレーブチップに対してコンフィグレーションのトランザクションを発行し、前記コンフィグレーションのトランザクションによって前記各スレーブチップに番号を付け、この番号を前記識別情報としてコマンド部の中の情報に付加することを特徴とする請求項30に記載のデータ転送方法。
  38. 前記コンフィグレーションのトランザクションは、前記マスターチップが前記コンフィグレーションのトランザクションを発行することにより、何度でも前記各スレーブチップに対してコンフィグレーションを行うことが可能であることを特徴とする請求項37に記載のデータ転送方法。
  39. 前記リセットのトランザクションは、コンフィグレーションで付加した識別情報を用いて、前記複数のスレーブチップに対してリセットを行いたい前記スレーブチップを前記識別情報によって選択し、前記トランザクションのコマンド部に前記リセットのトランザクションを識別する識別子と共に、前記識別情報を付加することで、前記複数のスレーブチップに対して特定の前記スレーブチップのみをリセットすることを特徴とする請求項28に記載のデータ転送方法。
  40. 前記マスターチップと前記スレーブチップとの間を転送されるトランザクション全てに、ある一定単位のデータ幅を持たせ、前記データ幅の単位で全てのトランザクションを管理することにより、有効なトランザクションが転送されているか否かを判断する判断工程を有することを特徴とする請求項18に記載のデータ転送方法。
  41. 前記データは、1ビットのシリアルデータであることを特徴とする請求項18乃至40のいずれかに記載のデータ転送方法。
  42. データを転送する1つのマスターチップにより、該マスターチップから転送されるデータを受け取る複数のスレーブチップにデータを転送し得るように、前記マスターチップと前記複数のスレーブチップとをリング状に接続して成り、前記1つのマスターチップにより前記複数のスレーブチップにデータを転送することを特徴とするデータ転送装置。
  43. データとそのデータを転送するために用いる同期クロックとを転送する1つのマスターチップにより、該マスターチップから転送されるデータを前記同期クロックに従って受け取る第1のスレーブチップと前記第1のスレーブチップから転送されるデータとそのデータ転送用の同期クロックとを受け取る第2のスレーブチップとにデータを転送し得るように、前記マスターチップと前記第1及び第2のスレーブチップをリング状に接続して成り、前記1つのマスターチップにより前記複数のスレーブチップにデータを転送することを特徴とするデータ転送装置。
  44. 請求項1乃至41に記載のデータ転送方法を実現するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムコードを有することを特徴とするプログラム。
  45. 請求項44に記載のプログラムを保持することを特徴とする記憶媒体。
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