JP2006309444A - データ処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ホストデバイスと複数のスレーブデバイスとがPCIバスのような入出力バスによって接続された任意のスレーブデバイス同士がホストデバイスを介することなく直接通信する。
【解決手段】各スレーブデバイスのメモリに、自デバイスと接続された他のデバイスがデータを書込むための領域が前記他のデバイス毎に設けられたものであり、第1スレーブデバイスが、第2スレーブデバイスのメモリに設けられた第1スレーブデバイス専用の第1領域にコマンドを書込む手段と、第1スレーブデバイスが第2スレーブデバイスにコマンドの書込み完了を通知する手段と、第2スレーブデバイスが第1スレーブデバイスからコマンドの書込み完了通知を受けた場合に、第1領域からコマンドを読み出す手段と、第2スレーブデバイスが第1領域から読み出したコマンドに対応する処理を実行する手段と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、データ処理システムに関し、詳しくは、ホストデバイスと複数のスレーブデバイスとが入出力バスによって接続されたデータ処理システムに関する。
複数のスレーブデバイス(入出力デバイス)がUSB HUB(Universal Serial Bus Hub)装置によりホストデバイス(制御装置)に接続されたデータ処理システムには、ホストデバイスを介することなく、スレーブデバイス同士が直接通信を行うことができるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1のデータ処理システムでは、図16に示すように、ホストデバイス51とスレーブデバイス52a(52)乃至52c(52)とを接続するUSB HUB装置53が、データのアドレス情報に基づいてデータバスの接続を変更するルータ機能部54を備えている。そのため、例えばスレーブデバイス52bのアドレス情報を含むデータがスレーブデバイス52aから送信されると、USB HUB装置53において、ルータ機能部54によってスレーブデバイス52aとスレーブデバイス52bとの間のデータバスが接続される。これにより、スレーブデバイス52aは、ホストデバイス51を介することなく、USB HUB装置53を経由してスレーブデバイス52bに直接データを転送することができる。
ところで、2つのデバイス間で容易に通信を行うために、両デバイスのCPUがデータの書込み又は読み出しを行うことができるDPRAM(Dual Port Random Access Memory)を一方のデバイスに設けたデータ処理システムがある(例えば、特許文献2参照。)。
この特許文献2のデータ処理システムでは、図17に示すように、第1のデバイス56から第2のデバイス57へデータを転送する場合に、第1のデバイス56のCPU58は、ROM59に記憶されているプログラムに従ってデータメモリ60に格納されているデータを、第2のデバイス57のDPRAM61に転送する。これに対し、第2のデバイス57のCPU62は、CPU58によってDPRAM61に書込まれたデータをデータメモリ63に転送し、ROM64に記憶されているプログラムに従って、データメモリ63に転送したデータに対する演算処理等を行っている。また、逆に、第2のデバイス57のCPU62がDPRAM61に書込んだデータを第1のデバイス56のCPU58が読み出すことにより、第2のデバイス57から第1のデバイス56へのデータ転送を行うことも可能である。
このように、従来のデータ処理システムでは、2つのデバイス間で通信を行う場合に、DPRAMを使用して一対一の通信を行っていた。
特開平11−284636号公報 特開2001−255902号公報
しかしながら、DPRAMを用いた通信は、基本的にホストデバイスとスレーブデバイスとの間の通信であり、スレーブデバイス同士がホストデバイスを介することなく直接通信できるものではなかった。
一方、ホストデバイスと複数のスレーブデバイスとからなるデータ処理システムには、PCI規格のインターフェースによりデバイス間で通信を行うものがあるが、PCI規格は、PC(ホストデバイス)に各種スレーブデバイスを接続するために規定されたものであり、一般的には、ホストデバイスからスレーブデバイス方向のみの通信となる。
そのため、スレーブデバイス間で各種データを転送しようとした場合、一旦ホストデバイスを経由する必要があった。すなわち、PCIバスのような入出力バスを採用した従来のデータ処理システムでは、DPRAMを使用する場合と同様に、スレーブデバイス同士がホストデバイスを介することなく直接通信することができなかった。
また、スレーブデバイス同士が直接通信することができるようにするために、上記のルータ機能部54のようなルーティング手段を設けた場合、システム全体の構成が複雑になって生産コストが増大するという問題点があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、ホストデバイスと複数のスレーブデバイスとがPCIバスのような入出力バスによって接続されたデータ処理システムにおいて、簡単な構成により、任意のスレーブデバイス同士がホストデバイスを介することなく直接通信することができるデータ処理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載のデータ処理システムは、ホストデバイスと複数のスレーブデバイスとが入出力バスにより接続され、各スレーブデバイスのメモリに、自デバイスと接続された他のデバイスがデータを書込むための領域が前記他のデバイス毎に設けられたデータ処理システムであって、第1スレーブデバイスが、第2スレーブデバイスのメモリに設けられた前記第1スレーブデバイス専用の第1領域にコマンドを書込む手段と、前記第1スレーブデバイスが前記第2スレーブデバイスに前記コマンドの書込み完了を通知する手段と、前記第2スレーブデバイスが前記第1スレーブデバイスから前記コマンドの書込み完了通知を受けた場合に、前記第1領域から前記コマンドを読み出す手段と、前記第2スレーブデバイスが前記第1領域から読み出した前記コマンドに対応する処理を実行する手段と、を備えることを特徴としている。
請求項2記載のデータ処理システムは、ホストデバイスと複数のスレーブデバイスとが入出力バスにより接続され、各スレーブデバイスのメモリに、自デバイスと接続された他のデバイスがデータを書込むための領域が前記他のデバイス毎に設けられたデータ処理システムであって、第1スレーブデバイスが、第2スレーブデバイスのメモリに設けられた前記第1スレーブデバイス専用の第1領域にコマンドを書込む手段と、前記第1スレーブデバイスが前記第2スレーブデバイスに前記コマンドの書込み完了を通知する手段と、前記第2スレーブデバイスが、前記第1スレーブデバイスから前記コマンドの書込み完了通知を受けた場合に、前記第1領域から前記コマンドを読み出す手段と、前記第2スレーブデバイスが、読み出した前記コマンドに基づいて、前記第1スレーブデバイスのメモリに設けられた前記第2スレーブデバイス専用の第2領域にレスポンスを書込む手段と、前記第2スレーブデバイスが前記第1スレーブデバイスに前記レスポンスの書込み完了を通知する手段と、前記第1スレーブデバイスが、前記第2スレーブデバイスから前記レスポンスの書込み完了通知を受けた場合に、前記第2領域から前記レスポンスを読み出す手段と、を備えることを特徴としている。
請求項3記載のデータ処理システムは、ホストデバイスと複数のスレーブデバイスとが入出力バスにより接続され、各スレーブデバイスのメモリに、自デバイスと接続された他のデバイスがデータを書込むための領域が前記他のデバイス毎に設けられたデータ処理システムであって、第1スレーブデバイスが、第2スレーブデバイスのメモリに設けられた前記第1スレーブデバイス専用の第1領域にコマンド及びアクセスアドレスを書込む手段と、前記第1スレーブデバイスが前記第2スレーブデバイスに前記コマンド及びアクセスアドレスの書込み完了を通知する手段と、前記第2スレーブデバイスが、前記第1スレーブデバイスから前記コマンド及びアクセスアドレスの書込み完了通知を受けた場合に、前記第1領域から前記コマンド及びアクセスアドレスを読み出す手段と、前記第2スレーブデバイスが、読み出した前記コマンドに基づいて前記第1スレーブデバイスのメモリにおける前記アクセスアドレスからデータを読み出す手段と、を備えることを特徴としている。
請求項4記載のデータ処理システムは、ホストデバイスと複数のスレーブデバイスとが入出力バスにより接続され、各スレーブデバイスのメモリに、自デバイスと接続された他のデバイスがデータを書込むための領域が前記他のデバイス毎に設けられたデータ処理システムであって、第1スレーブデバイスが、第2スレーブデバイスのメモリに設けられた前記第1スレーブデバイス専用の第1領域にコマンド及び前記第2スレーブデバイスへ転送すべきデータのデータサイズを書込む手段と、前記第1スレーブデバイスが前記第2スレーブデバイスに前記コマンド及びデータサイズの書込み完了を通知する手段と、前記第2スレーブデバイスが、前記第1スレーブデバイスから前記コマンド及びデータサイズの書込み完了通知を受けた場合に、前記第1領域から前記コマンド及びデータサイズを読み出す手段と、前記第2スレーブデバイスが、読み出した前記コマンド及びデータサイズに基づいて、前記第1スレーブデバイスのメモリに設けられた前記第2スレーブデバイス専用の第2領域に書込みアドレスを書込む手段と、前記第2スレーブデバイスが前記第1スレーブデバイスに前記書込みアドレスの書込み完了を通知する手段と、前記第1スレーブデバイスが、前記第2スレーブデバイスから前記書込みアドレスの書込み完了通知を受けた場合に、前記第2領域から前記書込みアドレスを読み出す手段と、前記第1スレーブデバイスが前記第2スレーブデバイスのメモリにおける前記書込みアドレスにデータを書込む手段と、を備えることを特徴としている。
請求項5記載のデータ処理システムは、ホストデバイスと複数のスレーブデバイスとが入出力バスにより接続され、各スレーブデバイスのメモリに、自デバイスと接続された他のデバイスがデータを書込むための領域が前記他のデバイス毎に設けられたデータ処理システムであって、第1スレーブデバイスが、第2スレーブデバイスのメモリに設けられた前記第1スレーブデバイス専用の第1領域にコマンドを書込む手段と、前記第1スレーブデバイスが前記第2スレーブデバイスに前記コマンドの書込み完了を通知する手段と、前記第2スレーブデバイスが、前記第1スレーブデバイスから前記コマンドの書込み完了通知を受けた場合に、前記第1領域から前記コマンドを読み出す手段と、前記第2スレーブデバイスが、読み出した前記コマンドに基づいて第1スレーブデバイスのメモリに設けられた前記第2スレーブデバイス専用の第2領域にレスポンス及び前記第1スレーブデバイスへ転送すべきデータの場所を示すアクセスアドレスを書込む手段と、前記第2スレーブデバイスが前記第1スレーブデバイスに前記レスポンス及びアクセスアドレスの書込み完了を通知する手段と、前記第1スレーブデバイスが、前記第2スレーブデバイスから前記レスポンス及びアクセスアドレスの書込み完了通知を受けた場合に、前記第2領域から前記レスポンス及びアクセスアドレスを読み出す手段と、前記第1スレーブデバイスが、読み出した前記レスポンスに基づいて前記第2スレーブデバイスのメモリにおける前記アクセスアドレスからデータを読み出す手段と、を備えることを特徴としている。
請求項6記載のデータ処理システムは、ホストデバイスと複数のスレーブデバイスとが入出力バスにより接続され、各スレーブデバイスのメモリに、自デバイスと接続された他のデバイスがデータを書込むための領域が前記他のデバイス毎に設けられたデータ処理システムであって、第1スレーブデバイスが、第2スレーブデバイスのメモリに設けられた前記第1スレーブデバイス専用の第1領域にコマンド及び書込みアドレスを書込む手段と、前記第1スレーブデバイスが前記第2スレーブデバイスに前記コマンド及び書込みアドレスの書込み完了を通知する手段と、前記第2スレーブデバイスが、前記第1スレーブデバイスから前記コマンド及び書込みアドレスの書込み完了通知を受けた場合に、前記第1領域から前記コマンド及び書込みアドレスを読み出す手段と、前記第2スレーブデバイスが、読み出した前記コマンドに基づいて、前記第1スレーブデバイスのメモリにおける前記書込みアドレスにデータを書込む手段と、を備えることを特徴としている。
請求項7記載のデータ処理システムは、請求項1乃至6のいずれか1に記載のデータ処理システムにおいて、前記入出力バスは、PCIバスであることを特徴としている。
請求項1乃至6に記載のデータ処理システムによれば、各スレーブデバイスのメモリには、自デバイスと接続された他のデバイスがデータを書込むための領域が前記他のデバイス毎に設けられており、これらの領域にコマンドやレスポンスが書込まれることによって通信が可能である。そのため、簡単な構成により、任意のスレーブデバイス同士がホストデバイスを介することなく直接通信することができる。また、上記の領域が自デバイスに接続される他のデバイス毎に設けられているため、一対一の通信ではなく、複数のデバイスと直接通信することができる。また、他のデバイスによってコマンドやレスポンス等が書込まれた場合に、書込みがなされた領域を判別することによって、いずれのデバイスによってそれらの情報が書込まれたかを容易に判断することができる。
請求項7に記載のデータ処理システムによれば、本来、PCに各入出力デバイスを接続するために規定されたPCI規格のバスによってホストデバイスと複数のスレーブデバイスとが接続されたデータ処理システムにおいて、簡単な構成により、任意のスレーブデバイス同士がホストデバイスを介することなく直接通信することができる。
以下、本発明の実施形態に係るデータ処理システムをカラーコピー機能、ファクシミリ通信機能、ネットワークスキャナ機能、ネットワークプリンタ機能等を併せ持つ複合機(MFP:Multifunction Peripheral)に適用した場合について、図面に基づき説明する。図1は、本実施形態に係るデータ処理システム(コンピュータシステム)1の構成例を示したブロック図である。このデータ処理システム1は、図示するように、MFPコントローラ2、カラー画像処理ボード3、プリンタコントローラ4、及びネットワークボード5から構成されるものであって、これら各デバイス2乃至5は、PCIバス(入出力バス)6によって相互に通信可能に接続されている。以下、MFPコントローラ2をホストデバイス、カラー画像処理ボード3、プリンタコントローラ4、及びネットワークボード5をスレーブデバイスともいう。
なお、このPCIバス(Peripheral Component Interconnect Bus)6は、PCI SIG(PCI Special Interest Group)により規格が策定されている32ビットバスであり、PCIバス6を構成するPCIバス6a(6)とPCIバス6b(6)は、2本のPCIバスを相互接続するための回路であるPCIブリッジ7により接続されている。
MFPコントローラ2は、データ処理システム1のホストデバイスとして機能するものである。具体的には、複数の色成分からなるカラー画像データ(例えば、RGB表色系のカラー画像データ)を原稿から読取るスキャナ(原稿読取部)9から出力されたカラー画像データに対して、色空間変換や圧縮(符号化)等の画像処理を行ってPCIバス6を介してカラー画像処理ボード3又はネットワークボード5に転送(送信)する処理、外部装置(不図示)との間で原稿のカラー画像データをファクシミリ送受信する処理等を行う。
このMFPコントローラ(ホストデバイス)2は、制御部(CPU:Central Processing Unit)10、PCIホストコントローラ11、割込みコントロールレジスタ12、RAM(Random Access Memory)13等を備えており、これら各部10乃至13はホストシステムバス14によって通信可能に接続されている。
制御部10は、MFPコントローラ2を構成する各部を制御する。PCIホストコントローラ11は、スレーブデバイス(カラー画像処理ボード3、プリンタコントローラ4、又はネットワークボード5)との間でPCIバス6を介して行われる通信を制御するものである。割込みコントロールレジスタ12は、データ処理システム1を構成する各デバイスが他のデバイスに割込みを発生させる際に、割込み要求を書込むためのメモリである。
この割込みコントロールレジスタ12は、自デバイス2の制御部10と割込み信号線16によって接続されるとともに、各スレーブデバイス3乃至5の制御部と割込み信号線17乃至19によって接続されており、割込み要求元(コマンド送信側)のデバイスによってこの割込みコントロールレジスタ12に割込み要求が書込まれると、割込み要求先(コマンド受信側)のデバイスに割込み信号が出力されるようになっている。なお、この割込みコントロールレジスタ12を用いて発生させることができる割込みは、ホストデバイスからスレーブデバイスへの割込み、スレーブデバイスからホストデバイスへの割込み、又はスレーブデバイス間の割込みのいずれかである。
また、本実施形態においては、割込み信号線の数を減らしてデータ処理システム1の構成を簡略化するために、上記のように割込み要求が一旦MFPコントローラ2の割込みコントロールレジスタ12に集約され、割込みコントロールレジスタ12から各デバイス2乃至5に割込み信号が出力されて割込みが発生する場合について説明するが、スレーブデバイス同士を直接割込み信号線で接続して割込みを発生させるようにしてもよい。
RAM13は、制御部10の主メモリ、ワークエリア等として機能し、各種設定情報を格納している。なお、このRAM13には、自デバイス2とPCIバス6を介して接続されたスレーブデバイス3乃至5がコマンド(以下、「コマンドナンバー」ともいう。)、レスポンス、データサイズが小さいデータ(例えば、104バイト未満のデータ)等を書込むための領域(以下、「コマンド領域」という。)が設けられており、制御部10は、このコマンド領域を利用してスレーブデバイス3乃至5と通信を行うことができる。
また、このRAM13には、MFPコントローラ2に接続されているスレーブデバイス3乃至5に関する情報が格納されており、スレーブデバイス3乃至5は、PCIバス6に接続されている他のスレーブデバイスに関する情報をこのRAM13から取得することができる。
なお、MFPコントローラ2は、上記の各部10乃至13の他に、図示しないが、制御部10によりMFPコントローラ2の各部が制御されるための制御プログラムを格納するROM、スキャナ9から出力されたRGB表色系のカラー画像データを例えばYCrCb表色系のカラー画像データに変換する色空間変換回路、画像データを圧縮又は伸張するコーデック、画像データを格納する画像メモリ、外部装置との間でファクシミリ通信を行うためのモデムとNCU(Network Control Unit)からなる通信部等を備えている。
カラー画像処理ボード3は、データ処理システム1のスレーブデバイスとして機能するものであり、MFPコントローラ2から転送された画像データを用紙に印字出力するために必要な画像処理を行う。具体的には、MFPコントローラ2から出力されたYCrCb表色系のカラー画像データを例えばCMYKの各色彩データに変換する色空間変換や、色空間変換された色彩データを2値化(又は4値化)する階調減少処理等を行う。
このカラー画像処理ボード3は、制御部(CPU)21a(21)、PCIコントローラ22a(22)、RAM(メモリ)23a(23)等を備えており、これら各部21a乃至23aは、ローカルバス24によって通信可能に接続されている。
制御部21aは、自デバイス3を構成する各部を制御する。なお、制御部21aは、割込みコントローラを搭載しており、割込み信号線17を介して割込みコントロールレジスタ12から割込み信号を受信した場合に、制御部21aに対して割込みを発生させることができる。PCIコントローラ22aは、他のデバイス(ここでは、MFPコントローラ2、プリンタコントローラ4、又はネットワークボード5)との間でPCIバス6を介して行われる通信を制御するものである。RAM23aは、制御部21aの主メモリ、ワークエリア等として機能し、各種設定情報を格納している。
なお、このカラー画像処理ボード3は、上記の21a乃至23aの他に、図示しないが、制御部21aによってカラー画像処理ボード3の各部が制御されるための制御プログラムを格納するROM、YCrCb表色系のカラー画像データをCMYKの各色彩データに変換する色空間変換回路、色空間変換された色彩データを誤差拡散処理などにより2値化する階調減少処理回路等を備えている。
プリンタコントローラ4は、データ処理システム1のスレーブデバイスとして機能するものであり、カラー画像処理ボード3から転送された画像データ(色彩データ)、ネットワークボード5から転送された画像データに基づいてプリンタ26を制御する。
このプリンタコントローラ4は、制御部21b(21)、PCIコントローラ22b(22)、RAM(メモリ)23b(23)等を備えており、これら各部21b乃至23bは、ローカルバス27によって通信可能に接続されている。なお、これら制御部21b、PCIコントローラ22b、及びRAM23bは、上記のカラー画像処理ボード3の制御部21a、PCIコントローラ22a、及びRAM23aとそれぞれ同様の機能を有するものである。
また、このプリンタコントローラ4は、上記の21b乃至23bの他に、制御部21bによってプリンタコントローラ4の各部が制御されるための制御プログラムを格納するROM、プリンタ26を制御するビデオASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を備えており、PCIバス6を介してカラー画像処理ボード3から転送されたカラー画像データやネットワークボード5から転送されたカラー画像データに基づいてプリンタ26を制御して印刷処理を実行する。
一方、プリンタ26は、画像データの画像を用紙に記録するものであって、カラー画像データ及びモノクロ画像データの双方の画像を用紙に記録することが可能なものである。このプリンタ26における記録方式としては、例えば、電子写真方式やインクジェット方式等の各種記録方式を用いることができる。
ネットワークボード5は、データ処理システム1のスレーブデバイスとして機能するものであり、MFPコントローラ2からPCIバス6を介して転送されたカラー画像データをそのまま、又はモノクロ画像データに変換してLAN28上のクライアントPC29に転送する処理、クライアントPC29から出力された画像データをファクシミリ送信するために、PCIバス6を介してMFPコントローラ2に転送する処理、クライアントPC29から出力された画像データを印字出力するために、PCIバス6を介してプリンタコントローラ4に転送する処理等を行う。
このネットワークボード5は、制御部21c(21)、PCIコントローラ22c(22)、RAM(メモリ)23c(23)等を備えており、これら各部21c乃至23cは、ローカルバス30によって通信可能に接続されている。なお、この制御部21c、PCIコントローラ22c、及びRAM23cは、カラー画像処理ボード3の制御部21a、PCIコントローラ22a、及びRAM23aとそれぞれ同様の機能を有するものである。
なお、この制御部21cは、LAN28上のクライアントPC29と通信を行うためのLANコントローラ31を搭載しており、上記のようにLAN28上のクライアントPC29との間で各種データを送受信することが可能である。なお、このネットワークボード5は、上記の21c乃至23cの他に、制御部21cによってネットワークボード5の各部が制御されるための制御プログラムを格納するROM、カラー画像データをモノクロ画像データに変換するカラーモノクロ変換回路、多値のモノクロ画像データを2値化する2値化回路、2値化されたモノクロ画像データをMH、MR、MMR、JBIG方式等により圧縮するコーデック等を備えている。
図2は、カラー画像処理ボード3が備えるRAM23aに設けられているコマンド領域33を例示した図である。コマンド領域33は、自デバイス3とPCIバス6を介して接続された他のデバイス2、4、又は5が自デバイス3に対するコマンドやレスポンス、データサイズの小さいデータ(例えば、104バイト未満のデータ)等を書込むための領域であり、カラー画像処理ボード3がPCIバス6を介して通信可能なデバイス毎に複数の領域に論理的に分割されている。このコマンド領域33は、本実施形態においては、MFPコントローラ用コマンド領域34と、プリンタコントローラ用コマンド領域35と、ネットワークボード用コマンド領域36と、追加デバイス用コマンド領域37と、に論理的に分割されている。
ここで、MFPコントローラ用コマンド領域34は、MFPコントローラ2のPCIホストコントローラ11が制御部10の制御命令に基づいてPCIバス6を介してカラー画像処理ボード3に対するコマンドやレスポンス等を書込む領域である。プリンタコントローラ用コマンド領域35は、プリンタコントローラ4のPCIコントローラ22bが制御部21bの制御命令に基づいてPCIバス6を介してカラー画像処理ボード3に対するコマンドやレスポンス等を書込む領域である。ネットワークボード用コマンド領域36は、ネットワークボード5のPCIコントローラ22cが制御部21cの制御命令に基づいてPCIバス6を介してカラー画像処理ボード3に対するコマンドやレスポンス等を書込む領域である。追加デバイス用コマンド領域37は、データ処理システム1に新たなスレーブデバイスが追加された場合に、その追加されたスレーブデバイスのPCIコントローラがPCIバス6を介してカラー画像処理ボード3に対するコマンドやレスポンス等を書込む領域である。
このように、カラー画像処理ボード3のRAM23aには、PCIバス6を介して自デバイス3と接続された他のデバイス2、4、又は5がコマンドやレスポンス等の各種データを書込むための領域(コマンド領域)34乃至37が前記他のデバイス毎に設けられている。
そして、各デバイス毎のコマンド領域34乃至37は、各々、更にヘッダ領域とデータ領域とに論理的に分割されており、ヘッダ領域には、ヘッダタイプ、コマンドメールボックスID、レスポンスメールボックスID、コマンドナンバー(コマンド)、データアドレス(先頭アドレス)、データカウント(データサイズ)等が、データ領域には、データサイズの小さいデータやレスポンス等が各デバイス2、4、又は5によって書込まれるようになっている。
ここで、例えば、プリンタコントローラ用コマンド領域35のヘッダ領域38とデータ領域39に書込まれるこれらの情報は以下の通りである。ヘッダタイプは、コマンド送信側のデバイス(プリンタコントローラ4)によるプリンタコントローラ用コマンド領域35の使用状況を示すメモリ情報であり、プリンタコントローラ用コマンド領域35が未使用であることを示す情報、プリンタコントローラ用コマンド領域35がカラー画像処理ボード3に対するコマンドによって使用中であることを示す情報、又はプリンタコントローラ用コマンド領域35がカラー画像処理ボード3に対するレスポンスによって使用中であることを示す情報のいずれかである。
したがって、カラー画像処理ボード3の制御部21aは、ローカルバス24を介してRAM23aのプリンタコントローラ用コマンド領域35にアクセスし、ヘッダ領域38に書込まれているヘッダタイプに基づいて、プリンタコントローラ4によるプリンタコントローラ用コマンド領域35の使用状況を判断することができる。すなわち、プリンタコントローラ用コマンド領域35が使用されていないか、プリンタコントローラ用コマンド領域35にコマンドが書込まれているのか、又は、プリンタコントローラ用コマンド領域35にレスポンスが書込まれているのかを容易に判断することができる。
コマンドメールボックスIDは、コマンド発行(送信)側のデバイス(プリンタコントローラ4)がレスポンス待ちする場合のメールボックスIDであり、レスポンス待ちしない場合には、コマンドメールボックスIDとして「0」がセットされる。レスポンスメールボックスIDは、レスポンスを発行した側(プリンタコントローラ4)がコマンド待ちする場合のメールボックスIDであり、コマンド待ちしない場合には、レスポンスメールボックスIDとして「0」がセットされる。
コマンドナンバー(コマンド)は、ここでは、プリンタコントローラ4がカラー画像処理ボード3に対して要求する処理を示すスカラ値であり、カラー画像処理ボード3の制御部21aは、ローカルバス24を介してRAM23aのプリンタコントローラ用コマンド領域35にアクセスし、ヘッダ領域38に書込まれているコマンドナンバーに基づいて、自デバイス3が実行すべき処理が何であるかを判別することができるようになっている。
データアドレス(以下、「先頭アドレス」という。)は、PCI空間上のアドレスであり、一方のデバイスから他方のデバイスへデータを転送する場合に、転送すべきデータが格納されている場所の先頭を示すアドレス、又は、転送後のデータを書込むべき場所の先頭を示すアドレスである。例えば、カラー画像処理ボード3からプリンタコントローラ4に対してデータを転送する場合には、RAM23aにおいてその転送すべきデータが格納されている場所の先頭を示すアドレス、又はRAM23bにおいて転送後のデータを書込むべき場所の先頭を示すアドレスである。
データカウント(データサイズ)は、コマンド領域33以外の領域を使用してデータを転送する場合に、その転送すべきデータのデータサイズを示すものである。したがって、例えばプリンタコントローラ4からカラー画像処理ボード3へデータを転送する場合に、カラー画像処理ボード3の制御部21aは、このヘッダ領域38の先頭アドレス及びデータカウントに基づいて、自デバイス3に転送されるべきデータがプリンタコントローラ4のRAM23b上のどの位置に格納されているかを特定することができる。
データ領域39に書込まれるデータは、具体的には、プリンタコントローラ4のPCIコントローラ22bがPCIバス6を介して書込んだデータサイズの小さいデータ(例えば、データサイズが104バイト未満のデータ)や、プリンタコントローラ4のカラー画像処理ボード3に対するレスポンス等である。なお、データ領域39の容量を超えるデータサイズが大きいデータは、RAM23aにおけるコマンド領域33以外の領域に書込まれるようになっている。
なお、MFPコントローラ用コマンド領域34には、MFPコントローラ2のPCIホストコントローラ11によって、ネットワークボード用コマンド領域36には、ネットワークボード5のPCIコントローラ22cによって、データの書込みを行うデバイスが異なる点を除いて、上記のプリンタコントローラ用コマンド領域35と同様の情報が書込まれるようになっている。
図3は、プリンタコントローラ4が備えるRAM23bに設けられているコマンド領域41を例示した図である。このコマンド領域41には、自デバイス4とPCIバス6を介して接続された他のデバイス2、3、又は5が自デバイス4に対するコマンドやレスポンス等を書込むための領域であり、プリンタコントローラ4がPCIバス6を介して通信可能なデバイス毎に複数の領域に論理的に分割されている。このコマンド領域41は、MFPコントローラ用コマンド領域42と、カラー画像処理ボード用コマンド領域43と、ネットワークボード用コマンド領域44と、追加デバイス用コマンド領域45と、に論理的に分割されている。
なお、これらの領域に書込まれる情報は、書込みを行うデバイスが異なる点を除いて、上記のカラー画像処理ボード3のコマンド領域33の各領域34乃至37と同様のものであり、例えば、カラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46には、ヘッダタイプ、コマンドメールボックスID、レスポンスメールボックスID、コマンドナンバー、先頭アドレス、データカウント等の情報が、データ領域47には、データサイズの小さいデータやレスポンス等がそれぞれカラー画像処理ボード3のPCIコントローラ22aによって書込まれる。
また、デバイス2及び5についても、PCIバス6を介して自デバイスと接続された他のデバイスがコマンドやレスポンス等を書込むためのコマンド領域がそれぞれ設けられているが、これらのデバイス2及び5のコマンド領域は、自デバイスに接続されてコマンド領域に書込みを行うデバイスの組合わせが異なるだけで、図2及び図3に基づいて説明したコマンド領域33やコマンド領域41と同様に構成されているため、その詳細な説明は省略する。
なお、MFPコントローラ2のRAM13には、各デバイス2乃至5のコマンド領域に関する情報が予め格納されており、各スレーブデバイス3乃至5は、RAM13から他のデバイスのコマンド領域に関する情報、具体的には、他のデバイスにおいて、自デバイスが書込み可能なコマンド領域のアドレスを予め取得しておくことにより、上記説明したようなコマンド領域へのコマンドやレスポンス等の書込みが可能となる。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係るデータ処理システム1は、ホストデバイス2と複数のスレーブデバイス3乃至5とがPCIバス6により接続され、各スレーブデバイス3乃至5のRAM(メモリ)23a乃至23cに、自デバイスと接続された他のデバイスがデータを書込むための領域(コマンド領域)が前記他のデバイス毎に設けられている。
上記構成を備えるデータ処理システム1では、ホストデバイスとして機能するMFPコントローラ2がPCIバス6によって接続されたカラー画像処理ボード3、プリンタコントローラ4、及びネットワークボード5の各スレーブデバイスとの間で通信を行うことができるとともに、スレーブデバイス同士がMFPコントローラ2を介することなくPCIバス6を介して直接通信することができる。
以下、ホストデバイス(MFPコントローラ2)を介することなく、スレーブデバイス同士が直接通信する場合の一例として、本実施形態においては、コマンド送信側のスレーブデバイスがカラー画像処理ボード3で、コマンド受信側のスレーブデバイスがプリンタコントローラ4である場合について説明する。
まず、コマンド送信側のカラー画像処理ボード(第1スレーブデバイス)3からコマンド受信側のプリンタコントローラ(第2スレーブデバイス)4に対して、コマンドとともにデータサイズの小さいデータが転送される場合の通信について図4のシーケンス図及び図5に基づいて説明する。なお、以下のシーケンス図に示すカラー画像処理ボード3(コマンド送信側)の処理動作は、カラー画像処理ボード3が備える図外のROMに格納されている制御プログラムに基づいて制御部21aが発行する命令に従って行われ、プリンタコントローラ4(コマンド受信側)の処理動作は、プリンタコントローラ4が備える図外のROMに格納されている制御プログラムに基づいて制御部21bが発行する命令に従って行われる。
まず、コマンド送信側のカラー画像処理ボード3の制御部21aは、コマンド受信側のプリンタコントローラ4のRAM23bに設けられたカラー画像処理ボード3専用のカラー画像処理ボード用コマンド領域(第1領域)43のセマフォを獲得する。具体的には、RAM23aの所定領域にカラー画像処理ボード用コマンド領域43の使用権を獲得するための情報を書込んでカラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46とデータ領域47のセマフォを獲得する。
そして、制御部21aは、カラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46にヘッダタイプ及びコマンド(コマンドナンバー)を書込む。具体的には、PCIコントローラ22aにより、カラー画像処理ボード用コマンド領域43がコマンドにより使用中であることを示すヘッダタイプ、及びプリンタコントローラ4に転送すべきデータの取扱いに関するコマンドをPCIバス6を介してPCIコントローラ22bに送信する。これに対し、PCIコントローラ22bは、受信したヘッダタイプ及びコマンドをローカルバス27を介してRAM23bに設けられたカラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46に書込む。
このように、カラー画像処理ボード3が、PCIコントローラ22aによって、プリンタコントローラ4のRAM23bに設けられたカラー画像処理ボード3専用のカラー画像処理ボード用コマンド領域(第1領域)43にコマンドを書込む。
続いて、制御部21aは、転送すべきデータをカラー画像処理ボード用コマンド領域43のデータ領域47に書込む。具体的には、PCIコントローラ22aにより、転送すべきデータをPCIバス6を介してPCIコントローラ22bに送信する。これに対し、PCIコントローラ22bは、受信したデータをローカルバス27を介してRAM23bに設けられたカラー画像処理ボード用コマンド領域43のデータ領域47に書込む。なお、ここでは、コマンド及び転送すべきデータをカラー画像処理ボード用コマンド領域43に書込んでいるが、コマンド以外のデータを転送する必要がない場合には、カラー画像処理ボード用コマンド領域43にコマンドのみを書込むようにしてもよい。
カラー画像処理ボード3の制御部21aは、このようにしてカラー画像処理ボード用コマンド領域43にコマンド及び転送すべきデータを書込むと、その旨をコマンド受信側のプリンタコントローラ4に通知するために、割込みを発生させる。すなわち、PCIコントローラ22aにより、プリンタコントローラ4に対して割込みを発生させるための割込み要求をPCIバス6を介して割込みコントロールレジスタ12に書込む。具体的には、PCIコントローラ22aによってPCIバス6を介してPCIホストコントローラ11に対して割込み要求を送信する。これに対し、PCIホストコントローラ11は、受信した割込み要求を割込みコントロールレジスタ12に書込む。このようにして、カラー画像処理ボード3からプリンタコントローラ4への割込み要求が割込みコントロールレジスタ12にセットされると、割込みコントロールレジスタ12から割込み信号線18を介してプリンタコントローラ4の制御部21bに割込み信号(Interrupt(REQ))が送信される。
このように、カラー画像処理ボード3の制御部21aが、プリンタコントローラ4に対して割込みを発生させることにより、カラー画像処理ボード3がプリンタコントローラ4にコマンド及びデータの書込み完了を通知する。なお、本実施形態においては、コマンド等の書込み完了やコマンド等が不要になったことを相手先へ通知するために、割込みコントロールレジスタ12から送信される割込み信号を用いる場合について説明するが、他の方法でコマンド等の書込み完了やコマンド等が不要になったことを相手先へ通知するようにしてもよい。
例えば、ここでは、カラー画像処理ボード3の制御部21aがPCIコントローラ22aによりPCIバス6を介してプリンタコントローラ4のPCIコントローラ22bへ所定の通知信号を送信し、これに対し、PCIコントローラ22bが受信した通知信号を制御部21bへ送信することにより、カラー画像処理ボード3がプリンタコントローラ4にコマンド及びデータの書込み完了を通知するようにしてもよい。
一方、プリンタコントローラ4の制御部21bは、カラー画像処理ボード3からコマンド及び転送すべきデータの書込み完了通知を受けた場合に、カラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46からコマンドを読み出し、データ領域47からデータを読み出す。具体的には、ローカルバス27を介してRAM23bのコマンド領域41にアクセスし、コマンド領域42乃至44の中から、コマンドにより使用中であることを示すヘッダタイプが格納されているコマンド領域を検索する。ここでは、コマンドにより使用中であることを示すヘッダタイプが格納されているコマンド領域として、カラー画像処理ボード用コマンド領域43を検出することができるので、カラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46からコマンドを読み出すとともに、データ領域47からデータを読み出す。
このように、プリンタコントローラ4の制御部21bが、カラー画像処理ボード3からコマンド及びデータの書込み完了通知を受けた場合に、カラー画像処理ボード用コマンド領域43からコマンド及びデータを読み出す。なお、データ領域47にデータが書込まれていない場合には、ヘッダ領域46のコマンドのみを読み出す。
そして、プリンタコントローラ4の制御部21bは、データ領域47から読み出したデータに対して、カラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46から読み出したコマンドに対応する処理を実行し、カラー画像処理ボード用コマンド領域43からコマンド及びデータを読み出したことをコマンド送信側のカラー画像処理ボード3に通知するために、カラー画像処理ボード3に対して割込みを発生させる。
すなわち、プリンタコントローラ4の制御部21bは、PCIコントローラ22bにより、カラー画像処理ボード3に対して割込みを発生させるための割込み要求を、MFPコントローラ2の割込みコントロールレジスタ12にPCIバス6を介して書込む。具体的には、カラー画像処理ボード3に対して割込みを発生させるための割込み要求をPCIコントローラ22bによりPCIバス6を介してPCIホストコントローラ11に送信する。これに対し、PCIホストコントローラ11は、受信した割込み要求を割込みコントロールレジスタ12に書込む。このように、割込み要求が割込みコントロールレジスタ12にセットされると、割込みコントロールレジスタ12から割込み信号線17を介してカラー画像処理ボード3の制御部21aに割込み信号(Interrupt(ACK))が送信される。
一方、カラー画像処理ボード3の制御部21aは、その割込み信号を受信することにより、カラー画像処理ボード用コマンド領域43に書込んだコマンド及びデータがプリンタコントローラ4の制御部21bによって読み出されて不要になったと判断する。そして、ヘッダ領域46に、カラー画像処理ボード用コマンド領域43が未使用であることを示すヘッダタイプを書込み、RAM23aの所定領域にカラー画像処理ボード用コマンド領域43の使用権を返却するための情報を書込んでカラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46とデータ領域47のセマフォを返却して通信を完了する。
次に、コマンド送信側のカラー画像処理ボード(第1スレーブデバイス)3が、コマンド受信側のプリンタコントローラ(第2スレーブデバイス)4にコマンドを送信し、これに対し、プリンタコントローラ4が受信したコマンドに対応するレスポンスをカラー画像処理ボード3に返信する場合の通信について、図6及び図7に基づいて説明する。なお、図4及び図5に基づいて説明した上記の処理動作と同様の処理動作については、その詳細な説明を一部省略する。
まず、コマンド送信側のカラー画像処理ボード3の制御部21aは、カラー画像処理ボード用コマンド領域43のセマフォを獲得した後、PCIコントローラ22aによりPCIバス6を介してカラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46にヘッダタイプ及びコマンドを書込む。そして、PCIコントローラ22aにより割込みコントロールレジスタ12に割込み要求を書込んでプリンタコントローラ4に対して割込みを発生させることにより、カラー画像処理ボード3がプリンタコントローラ4にコマンドの書込み完了を通知する(Interrupt(REQ))。
一方、プリンタコントローラ4の制御部21bは、割込みコントロールレジスタ12からの割込み信号により、カラー画像処理ボード3からコマンドの書込み完了通知を受けた場合に、ローカルバス27を介してRAM23bのヘッダ領域46からコマンドを読み出す。そして、カラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46からコマンドを読み出したことをコマンド送信側のカラー画像処理ボード3に通知するために、割込みコントロールレジスタ12に割込み要求を書込んでカラー画像処理ボード3に対して割込みを発生させる(Interrupt(ACK))。
これに対し、カラー画像処理ボード3の制御部21aは、その割込み信号を受信することにより、カラー画像処理ボード用コマンド領域43に書込んだコマンドが不用になったと判断し、ヘッダ領域46に、カラー画像処理ボード用コマンド領域43が未使用であることを示すヘッダタイプを書込み、RAM23aの所定領域にカラー画像処理ボード用コマンド領域43の使用権を返却するための情報を書込んでカラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46とデータ領域47のセマフォを返却する。
一方、プリンタコントローラ4の制御部21bは、RAM23bのヘッダ領域46から読み出したコマンドに基づいて、カラー画像処理ボード3に対してレスポンスを返信する必要があると判断した場合、カラー画像処理ボード3のRAM23aに設けられたプリンタコントローラ4専用のプリンタコントローラ用コマンド領域(第2領域)35のセマフォを獲得する。具体的には、プリンタコントローラ用コマンド領域35の使用権を獲得するための情報を書込んでプリンタコントローラ用コマンド領域35のヘッダ領域38とデータ領域39のセマフォを獲得する。
そして、プリンタコントローラ4の制御部21bは、カラー画像処理ボード3のRAM23aに設けられたプリンタコントローラ用コマンド領域35のヘッダ領域38に、プリンタコントローラ用コマンド領域35がレスポンスにより使用中であることを示すヘッダタイプを書込むとともに、カラー画像処理ボード用コマンド領域43から読み出したコマンドに基づいて、プリンタコントローラ用コマンド領域35のデータ領域39にレスポンスを書込む。具体的には、PCIコントローラ22bにより、レスポンスにより使用中であることを示すヘッダタイプ及びレスポンスを、PCIバス6を介してPCIコントローラ22aに送信する。これに対し、PCIコントローラ22aは、ローカルバス24を介してRAM23aのヘッダ領域38に、受信したヘッダタイプを書込むとともに、データ領域39に受信したレスポンスを書込む。
続いて、プリンタコントローラ4の制御部21bは、上記のようにプリンタコントローラ用コマンド領域35へのレスポンスの書込みが完了すると、PCIコントローラ22bにより、割込みコントロールレジスタ12に割込み要求を書込んで割込みを発生させることにより、カラー画像処理ボード3の制御部21aにレスポンスの書込み完了を通知する(Interrupt(REQ))。
一方、カラー画像処理ボード3の制御部21aは、プリンタコントローラ4からレスポンスの書込み完了通知を受けた場合に、自デバイス3のRAM23aに設けられたプリンタコントローラ4専用のプリンタコントローラ用コマンド領域35のデータ領域39からレスポンスを読み出す。具体的には、割込みコントロールレジスタ12から送信された割込み信号を受信すると、ローカルバス24を介してRAM23aのコマンド領域33にアクセスし、コマンド領域34乃至36の中からレスポンスにより使用中であることを示すヘッダタイプが格納されているコマンド領域を検索する。ここでは、レスポンスにより使用中であることを示すヘッダタイプが格納されているコマンド領域として、プリンタコントローラ用コマンド領域35を検出することができるので、プリンタコントローラ用コマンド領域35のデータ領域39からレスポンスを読み出す。
制御部21aは、このようにしてプリンタコントローラ用コマンド領域35のデータ領域39からレスポンスを読み出すと、レスポンスが不要になったことをプリンタコントローラ4へ通知するために、割込みコントロールレジスタ12に割込み要求を書込んでコマンド受信側のプリンタコントローラ4に対して割込みを発生させる(Interrupt(ACK))。
これに対し、プリンタコントローラ4の制御部21bは、その割込みに基づいて、プリンタコントローラ用コマンド領域35に書込んだレスポンスがカラー画像処理ボード3の制御部21aによって読み出されて不用になったと判断し、ヘッダ領域38に、プリンタコントローラ用コマンド領域35が未使用であることを示すヘッダタイプを書込み、RAM23bの所定領域にプリンタコントローラ用コマンド領域35の使用権を返却するための情報を書込んでプリンタコントローラ用コマンド領域35のヘッダ領域38とデータ領域39のセマフォを返却して処理を完了する。
次に、コマンド送信側のカラー画像処理ボード(第1スレーブデバイス)3がコマンド受信側のプリンタコントローラ(第2スレーブデバイス)4にコマンド及びカラー画像処理ボード3において転送すべきデータが格納されている位置を示すアクセスアドレスを送信し、これに対し、プリンタコントローラ4が受信したコマンド及びアクセスアドレスに基づいてカラー画像処理ボード3から転送すべきデータを読み出す場合の通信について、図8及び図9に基づいて説明する。なお、図4乃至図7に基づいて説明した上記の処理動作と同様の処理動作については、その詳細な説明を一部省略する。
カラー画像処理ボード3の制御部21aは、カラー画像処理ボード用コマンド領域(第1領域)43のセマフォを獲得する。その後、PCIコントローラ22aは、制御部21aの制御命令に基づいて、カラー画像処理ボード用コマンド領域43がコマンドにより使用中であることを示すヘッダタイプ、プリンタコントローラ4に対するコマンド、アクセスアドレス(先頭アドレスとデータカウント)をカラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46に書込む。
ここで、アクセスアドレスは、カラー画像処理ボード3において、プリンタコントローラ4へ転送すべきデータが格納されている場所を示すPCI空間上のアドレスであり、具体的には、RAM23aにおいて前記転送すべきデータが格納されている場所の先頭を示す先頭アドレスと、当該転送すべきデータのデータカウント(データサイズ)とからなるアドレス情報である。
カラー画像処理ボード3の制御部21aは、カラー画像処理ボード用コマンド領域43へのコマンド、アクセスアドレス(先頭アドレスとデータカウント)の書込みが完了すると、PCIコントローラ22aにより、割込みコントロールレジスタ12に割込み要求を書込んでプリンタコントローラ4に対して割込みを発生させることにより、プリンタコントローラ4にコマンド及びアクセスアドレスの書込み完了を通知する(Interrupt(REQ))。
一方、プリンタコントローラ4の制御部21bは、上記の割込み信号を受信することにより、カラー画像処理ボード3からコマンド及びアクセスアドレスの書込み完了通知を受けた場合に、コマンドにより使用中であることを示すヘッダタイプが書込まれているカラー画像処理ボード用コマンド領域43を検出し、カラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46からコマンド、先頭アドレス、及びデータカウントを読み出す。
そして、プリンタコントローラ4のPCIコントローラ22bは、制御部21bがカラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46から読み出したコマンドに基づいて、PCIバス6を介してカラー画像処理ボード3のRAM23aにアクセスし、RAM23aにおけるアクセスアドレスからデータを読み出す。すなわち、先頭アドレスとデータカウントによって表されるコマンド送信側のRAM23a上のアクセスアドレスからデータを読み出す。具体的には、PCIコントローラ22aがRAM23a上のアクセスアドレスから読み出したデータを、PCIコントローラ22bがPCIバス6を介して読み出し、ローカルバス27を介してRAM23bに書込む。
そして、プリンタコントローラ4の制御部21bは、PCIコントローラ22bによるカラー画像処理ボード3のRAM23aからのデータの読み出しが完了した場合に、その旨をコマンド送信側のカラー画像処理ボード3に通知するために、PCIコントローラ22bにより割込みコントロールレジスタ12に割込み要求を書込み、カラー画像処理ボード3に対して割込みを発生させる(Interrupt(ACK))。
一方、カラー画像処理ボード3の制御部21aは、その割込みに基づいて、カラー画像処理ボード3のRAM23aからプリンタコントローラ4へ転送すべきデータが全て読み出されたと判断する。そして、ヘッダ領域46にカラー画像処理ボード用コマンド領域43が未使用であることを示すヘッダタイプを書込み、RAM23aの所定領域にカラー画像処理ボード用コマンド領域43の使用権を返却するための情報を書込んでカラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46とデータ領域47のセマフォを返却する。
コマンド送信側のカラー画像処理ボード3がコマンド受信側のプリンタコントローラ4からのレスポンスを必要としない場合には、ここで両デバイス3及び4の処理が完了するが、カラー画像処理ボード3がプリンタコントローラ4からのレスポンスを必要とする場合には、プリンタコントローラ4の制御部21bは、カラー画像処理ボード3のRAM23aに設けられたプリンタコントローラ用コマンド領域35の使用権を獲得するための情報をRAM23bの所定領域に書込んでプリンタコントローラ用コマンド領域35のヘッダ領域38とデータ領域39のセマフォを獲得する。
そして、PCIコントローラ22bは、制御部21bの制御命令に基づいて、ヘッダ領域38に、プリンタコントローラ用コマンド領域35がレスポンスにより使用中であることを示すヘッダタイプを書込むとともに、データ領域39にレスポンスを書込む。続いて、制御部21bは、レスポンスの書込み完了をカラー画像処理ボード3に通知するために、PCIコントローラ22bにより、割込みコントロールレジスタ12に割込み要求を書込んでカラー画像処理ボード3に対して割込みを発生させる(Interrupt(REQ))。
一方、カラー画像処理ボード3の制御部21aは、上記の割込みにより、プリンタコントローラ4からレスポンスの書込み完了通知を受けた場合に、プリンタコントローラ用コマンド領域35のデータ領域39からレスポンスを読み出す。そして、データ領域39からレスポンスを読み出してその情報が不要になると、PCIコントローラ22aにより、割込みコントロールレジスタ12に割込み要求を書込んでコマンド受信側のプリンタコントローラ4に対して割込みを発生させる(Interrupt(ACK))。
これに対し、プリンタコントローラ4の制御部21bは、その割込みに基づいて、プリンタコントローラ用コマンド領域35に書込んだレスポンスがカラー画像処理ボード3の制御部21aによって読み出されて不要になったと判断し、ヘッダ領域38にプリンタコントローラ用コマンド領域35が未使用であることを示すヘッダタイプを書込み、RAM23bの所定領域にプリンタコントローラ用コマンド領域35の使用権を返却するための情報を書込んでプリンタコントローラ用コマンド領域35のヘッダ領域38とデータ領域39のセマフォを返却して処理を完了する。
次に、コマンド送信側のカラー画像処理ボード(第1スレーブデバイス)3がコマンド受信側のプリンタコントローラ(第2スレーブデバイス)4に、転送すべきデータを書込むべき場所を問合わせ、これに対し、プリンタコントローラ4がカラー画像処理ボード3に書込みアドレスを通知し、これを受けて、カラー画像処理ボード3が受信した書込みアドレスに基づいてプリンタコントローラ4のRAM23bにデータを書込む場合の通信について、図10及び図11に基づいて説明する。なお、図4乃至図9に基づいて説明した上記の処理動作と同様の処理動作については、その詳細な説明を一部省略する。
まず、カラー画像処理ボード3の制御部21aは、コマンド受信側のプリンタコントローラ4のRAM23bに設けられたカラー画像処理ボード3専用のカラー画像処理ボード用コマンド領域(第1領域)43のセマフォを獲得する。その後、PCIコントローラ22aによりPCIバス6を介してカラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46にコマンドにより使用中であることを示すヘッダタイプ、プリンタコントローラ4に対するコマンド、及びプリンタコントローラ4へ転送すべきデータのデータカウント(データサイズ)を書込む。そして、割込みコントロールレジスタ12に割込み要求を書込んでプリンタコントローラ4に対して割込みを発生させ、プリンタコントローラ4にコマンド及びデータカウントの書込み完了を通知する(Interrupt(REQ))。
一方、プリンタコントローラ4の制御部21bは、割込みコントロールレジスタ12からの割込み信号により、カラー画像処理ボード3からコマンド及びデータカウントの書込み完了通知を受けた場合に、ローカルバス27を介してRAM23bに設けられたカラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46からコマンド及びデータカウントを読み出す。そして、ヘッダ領域46からコマンド及びデータカウントを読み出してそれらの情報が不要になったことをコマンド送信側のカラー画像処理ボード3に通知するために、割込みコントロールレジスタ12に割込み要求を書込んでカラー画像処理ボード3に対して割込みを発生させる(Interrupt(ACK))。
これに対し、カラー画像処理ボード3の制御部21aは、ヘッダ領域46に、カラー画像処理ボード用コマンド領域43が未使用であることを示すヘッダタイプを書込み、RAM23aの所定領域にカラー画像処理ボード用コマンド領域43の使用権を返却するための情報を書込んでカラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46とデータ領域47のセマフォを返却する。
プリンタコントローラ4の制御部21bは、ヘッダ領域46から読み出したコマンドを解析し、カラー画像処理ボード3から転送されるデータを書込むべき場所を示す書込みアドレスをカラー画像処理ボード3に返信する必要があると判断した場合、受信したデータカウントとRAM23bの使用状況に基づいて書込みアドレスを決定する。具体的には、カラー画像処理ボード3から転送されたデータを書込むべき場所の先頭アドレスを決定する。なお、書込みアドレスは、決定した先頭アドレスとデータカウントによって表されるアドレス情報である。続いて、コマンド送信側のカラー画像処理ボード3のRAM23aに設けられたプリンタコントローラ4専用のプリンタコントローラ用コマンド領域(第2領域)35のセマフォを獲得する。
そして、プリンタコントローラ4のPCIコントローラ22bは、プリンタコントローラ用コマンド領域35のヘッダ領域38に、プリンタコントローラ用コマンド領域35がレスポンスにより使用中であることを示すヘッダタイプを書込むとととに、制御部21bがカラー画像処理ボード用コマンド領域43から読み出したコマンド及びデータサイズに基づいて、プリンタコントローラ用コマンド領域35のデータ領域39に書込みアドレス(先頭アドレスとデータカウント)を書込む。
続いて、プリンタコントローラ4の制御部21bは、プリンタコントローラ用コマンド領域35への書込みアドレスの書込みが完了すると、PCIコントローラ22bにより割込みコントロールレジスタ12に割込み要求を書込むことにより割込みを発生させ、カラー画像処理ボード3に書込みアドレスの書込み完了を通知する(Interrupt(REQ))。
一方、カラー画像処理ボード3の制御部21aは、上記の割込みにより、プリンタコントローラ4から書込みアドレスの書込み完了通知を受けた場合に、ローカルバス24を介してRAM23aのプリンタコントローラ用コマンド領域35から書込みアドレスを読み出す。すなわち、先頭アドレスとデータカウントを読み出す。
そして、カラー画像処理ボード3のPCIコントローラ22aは、PCIバス6を介してプリンタコントローラ4のRAM23bにおける書込みアドレスに転送すべきデータを書込む。具体的には、PCIコントローラ22aがローカルバス24を介してRAM23aから読み出した転送すべきデータを、PCIバス6を介してプリンタコントローラ4のPCIコントローラ22bに対して送信し、該PCIコントローラ22bがRAM23bの書込みアドレスにそのデータを書込む。
そして、コマンド送信側のカラー画像処理ボード3の制御部21aは、PCIコントローラ22aによるプリンタコントローラ4へのデータの書込みが完了した場合に、その旨をコマンド受信側のプリンタコントローラ4に通知するために、PCIコントローラ22aにより割込みコントロールレジスタ12に割込み要求を書込み、プリンタコントローラ4に対して割込みを発生させる(Interrupt(ACK))。
一方、プリンタコントローラ4の制御部21bは、その割込みに基づいて、カラー画像処理ボード3から自デバイス4のRAM23bへ転送すべきデータが全て送信されたと判断すると、プリンタコントローラ用コマンド領域35に書込んだ情報が不要になったと判断して、ヘッダ領域38にプリンタコントローラ用コマンド領域35が未使用であることを示すヘッダタイプを書込む。そして、RAM23bの所定領域にプリンタコントローラ用コマンド領域35の使用権を返却するための情報を書込んでプリンタコントローラ用コマンド領域35のヘッダ領域38とデータ領域39のセマフォを返却する。
コマンド送信側のカラー画像処理ボード3がコマンド受信側のプリンタコントローラ4からのレスポンスを必要としない場合には、ここで両デバイス3及び4の処理が終了するが、カラー画像処理ボード3がプリンタコントローラ4からのレスポンスを必要とする場合には、プリンタコントローラ4の制御部21bは、プリンタコントローラ用コマンド領域35のヘッダ領域38とデータ領域39のセマフォを獲得する。
そして、PCIコントローラ22bは、制御部21bの制御命令に基づいて、ヘッダ領域38にプリンタコントローラ用コマンド領域35がレスポンスにより使用中であることを示すヘッダタイプを書込むとともに、データ領域39にレスポンスを書込む。続いて、制御部21bは、レスポンスの書込み完了をカラー画像処理ボード3に通知するために、PCIコントローラ22bにより、割込みコントロールレジスタ12に割込み要求を書込んでカラー画像処理ボード3に対して割込みを発生させる(Interrupt(REQ))。
一方、カラー画像処理ボード3の制御部21aは、上記の割込みにより、プリンタコントローラ4からレスポンスの書込み完了通知を受けた場合に、データ領域39からレスポンスを読み出す。そして、データ領域39からレスポンスを読み出してその情報が不要になると、PCIコントローラ22aにより、割込みコントロールレジスタ12に割込み要求を書込んでプリンタコントローラ4に対して割込みを発生させる(Interrupt(ACK))。
これに対し、プリンタコントローラ4の制御部21bは、ヘッダ領域38にプリンタコントローラ用コマンド領域35が未使用であることを示すヘッダタイプを書込み、プリンタコントローラ用コマンド領域35のヘッダ領域38とデータ領域39のセマフォを返却して通信を完了する。
次に、コマンド送信側のカラー画像処理ボード(第1スレーブデバイス)3がコマンド受信側のプリンタコントローラ(第2スレーブデバイス)4に対して、自デバイス3に転送すべきデータが格納されている場所を問合わせ、これに対し、プリンタコントローラ4がカラー画像処理ボード3にRAM23b上のアクセスアドレスを通知し、カラー画像処理ボード3が受信したアクセスアドレスから転送すべきデータを読み出す場合の通信について、図12及び図13に基づいて説明する。なお、図4乃至図11に基づいて説明した上記の処理動作と同様の処理動作については、その詳細な説明を一部省略する。
カラー画像処理ボード3の制御部21aは、コマンド受信側のプリンタコントローラ4のRAM23bに設けられたカラー画像処理ボード3専用のカラー画像処理ボード用コマンド領域(第1領域)43のセマフォを獲得した後、PCIコントローラ22aによりPCIバス6を介してカラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46にヘッダタイプ及びコマンドを書込む。そして、割込みコントロールレジスタ12に割込み要求を書込んでプリンタコントローラ4に対して割込みを発生させ、プリンタコントローラ4にコマンドの書込み完了を通知する(Interrupt(REQ))。
一方、プリンタコントローラ4の制御部21bは、割込みコントロールレジスタ12からの割込み信号により、カラー画像処理ボード3からコマンドの書込み完了通知を受けた場合に、ローカルバス27を介してRAM23bのヘッダ領域46からコマンドを読み出す。そして、カラー画像処理ボード用コマンド領域43からコマンドを読み出したことをカラー画像処理ボード3に通知するために、割込みコントロールレジスタ12に割込み要求を書込んでカラー画像処理ボード3に対して割込みを発生させる(Interrupt(ACK))。
これに対し、カラー画像処理ボード3の制御部21aは、割込み信号を受信すると、ヘッダ領域46にカラー画像処理ボード用コマンド領域43が未使用であることを示すヘッダタイプを書込み、カラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46とデータ領域47のセマフォを返却する。
プリンタコントローラ4の制御部21bは、カラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46から読み出したコマンドを解析し、レスポンスとともにカラー画像処理ボード3へ転送すべきデータが格納されている場所を示すアクセスアドレスをカラー画像処理ボード3に対して返信する必要があると判断した場合、前記転送すべきデータのアドレス情報に基づいてアクセスアドレスを生成する。ここで、アクセスアドレスは、カラー画像処理ボード3へ転送すべきデータが格納されている場所を特定するために必要な情報であり、RAM23bに格納されている転送すべきデータの先頭の場所を示す先頭アドレスと、データサイズを示すデータカウントとからなる情報である。そして、制御部21bは、アクセスアドレスを生成すると、コマンド送信側のカラー画像処理ボード3のRAM23aに設けられたプリンタコントローラ4専用のプリンタコントローラ用コマンド領域(第2領域)35のセマフォを獲得する。
そして、プリンタコントローラ4のPCIコントローラ22bは、ヘッダ領域38にプリンタコントローラ用コマンド領域35がレスポンスにより使用中であることを示すヘッダタイプを書込むとととに、制御部21bがカラー画像処理ボード用コマンド領域43から読み出したコマンドに基づいて、プリンタコントローラ用コマンド領域35のデータ領域39にレスポンス及びカラー画像処理ボード3へ転送すべきデータの場所を示すアクセスアドレス(先頭アドレスとデータカウント)を書込む。
続いて、プリンタコントローラ4の制御部21bは、プリンタコントローラ用コマンド領域35へのレスポンス及びアクセスアドレスの書込みが完了すると、PCIコントローラ22bにより割込みコントロールレジスタ12に割込み要求を書込むことによりカラー画像処理ボード3に対して割込みを発生させ、カラー画像処理ボード3にレスポンス及びアクセスアドレスの書込み完了を通知する(Interrupt(REQ))。
一方、カラー画像処理ボード3の制御部21aは、上記の割込みにより、プリンタコントローラ4からレスポンス及びアクセスアドレスの書込み完了通知を受けた場合に、ローカルバス24を介してRAM23aのプリンタコントローラ用コマンド領域35からレスポンス及びアクセスアドレス(先頭アドレスとデータカウント)を読み出す。
そして、カラー画像処理ボード3のPCIコントローラ22aは、制御部21aがプリンタコントローラ用コマンド領域35から読み出したレスポンスに基づいて、PCIバス6を介してプリンタコントローラ4のRAM23bにおけるアクセスアドレスからデータを読み出す。具体的には、PCIコントローラ22bにRAM23bのアクセスアドレスから読み出させたデータをPCIコントローラ22aが読み出し、該PCIコントローラ22aがそのデータをRAM23aのコマンド領域33以外の所定領域に書込む。
そして、コマンド送信側のカラー画像処理ボード3の制御部21aは、PCIコントローラ22aによるプリンタコントローラ4のRAM23bからのデータの読み出しが完了した場合に、その旨をコマンド受信側のプリンタコントローラ4に通知するために、PCIコントローラ22aにより割込みコントロールレジスタ12に割込み要求を書込み、プリンタコントローラ4に対して割込みを発生させる(Interrupt(ACK))。
一方、プリンタコントローラ4の制御部21bは、その割込みに基づいて、自デバイス4のRAM23bからカラー画像処理ボード3に対して転送すべきデータが全て送信されたと判断すると、ヘッダ領域38に、プリンタコントローラ用コマンド領域35が未使用であることを示すヘッダタイプを書込み、RAM23bの所定領域にプリンタコントローラ用コマンド領域35の使用権を返却するための情報を書込んでプリンタコントローラ用コマンド領域35のヘッダ領域38とデータ領域39のセマフォを返却する。
次に、コマンド送信側のカラー画像処理ボード(第1スレーブデバイス)3がコマンド受信側のプリンタコントローラ(第2スレーブデバイス)4から転送されたデータを書込むべき場所を示す書込みアドレスをプリンタコントローラ4に通知し、プリンタコントローラ4がその書込みアドレスに基づいてRAM23aの書込みアドレスにデータを書込む場合の通信について、図14及び図15に基づいて説明する。なお、図4乃至図13に基づいて説明した上記の処理動作と同様の処理動作については、その詳細な説明を一部省略する。
まず、コマンド送信側のカラー画像処理ボード3の制御部21aは、コマンド受信側のプリンタコントローラ4のRAM23bに設けられたカラー画像処理ボード3専用のカラー画像処理ボード用コマンド領域(第1領域)43のセマフォを獲得した後、PCIコントローラ22aによりPCIバス6を介してカラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46に、カラー画像処理ボード用コマンド領域43がコマンドにより使用中であることを示すヘッダタイプ、プリンタコントローラ4に対するコマンド、及び書込みアドレスを書込む。なお、カラー画像処理ボード3の制御部21aは、プリンタコントローラ4から転送されるデータのデータカウント(データサイズ)を予め取得しており、ここでいう書込みアドレスは、プリンタコントローラ4から転送されたデータを書込むべきRAM23a上の先頭アドレス及びそのデータのデータカウントからなる情報である。
そして、制御部21aは、PCIコントローラ22aにより割込みコントロールレジスタ12に割込み要求を書込んでプリンタコントローラ4に対して割込みを発生させ、プリンタコントローラ4にコマンド及び書込みアドレスの書込み完了を通知する(Interrupt(REQ))。
一方、プリンタコントローラ4の制御部21bは、割込みコントロールレジスタ12からの割込み信号により、カラー画像処理ボード3からコマンド及び書込みアドレスの書込み完了通知を受けた場合に、ローカルバス27を介してカラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46からコマンド及び書込みアドレスを読み出す。すなわち、コマンド、先頭アドレス、及びデータカウントを読み出す。
そして、PCIコントローラ22bは、制御部21bがヘッダ領域46から読み出したコマンドに基づいて、カラー画像処理ボード3のRAM23aにおける書込みアドレスに転送すべきデータを書込む。具体的には、PCIコントローラ22bがローカルバス27を介してRAM23bから読み出した転送すべきデータを、PCIバス6を介してカラー画像処理ボード3のPCIコントローラ22aに対して送信し、該PCIコントローラ22aがRAM23aの書込みアドレスにデータを書込む。
プリンタコントローラ4の制御部21bは、PCIコントローラ22bによるデータの書込みが完了すると、PCIコントローラ22bにより割込みコントロールレジスタ12に割込み要求を書込んでカラー画像処理ボード3に対して割込みを発生させることにより、プリンタコントローラ4からカラー画像処理ボード3へのデータ転送が完了したことをカラー画像処理ボード3に通知する(Interrupt(ACK))。
これに対し、カラー画像処理ボード3の制御部21aは、ヘッダ領域46にカラー画像処理ボード用コマンド領域43が未使用であることを示すヘッダタイプを書込み、RAM23aの所定領域にカラー画像処理ボード用コマンド領域43の使用権を返却するための情報を書込んでカラー画像処理ボード用コマンド領域43のヘッダ領域46とデータ領域47のセマフォを返却して処理を完了する。
以上の説明から明らかなように、各スレーブデバイスのメモリには、自デバイスとPCIバス6を介して接続された他のデバイスがコマンド、レスポンス等を書込むための領域が接続された前記他のデバイス毎に設けられており、スレーブデバイス同士が通信相手のデバイスのメモリに設けられた自デバイス専用のコマンド領域にコマンドやレスポンス等を書込んで通信を行うことが可能である。すなわち、簡単な構成により、スレーブデバイス同士が容易に通信することができる。
なお、本実施形態においては、コマンド送信側をカラー画像処理ボード3、コマンド受信側をプリンタコントローラ4として説明したが、逆にプリンタコントローラ4がコマンド送信側、カラー画像処理ボード3がコマンド受信側として両デバイス間で直接通信を行ったり、例えば、ネットワークボード5とプリンタコントローラ4との間で直接通信を行うことも当然可能である。また、ホストデバイスであるMFPコントローラ2のRAM13にも、上記のRAM23aやRAM23bと同様にコマンド領域が設けられており、ホストデバイスとスレーブデバイスとの間の通信も本実施形態において説明したスレーブデバイス同士の通信と同様に行うことができる。
また、本実施形態においては、コマンド等の書込み完了等を相手先に通知するために、割込みコントロールレジスタ12による割込み信号を利用しているが、相手先に対する通知はこれに限定されるものではなく、例えば、PCIコントローラによってPCIバス6を介して相手先のデバイスに対して通知処理を行うようにしてもよい。
また、本実施の形態で示したデータ処理システム1の構成は、本発明に係るデータ処理システムの一態様にすぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で適宜設計変更できることは勿論であり、ホストデバイスと複数のスレーブデバイスとからなるデータ処理システムであれば、本実施形態において説明した複合機の他に、複写機、ファクシミリ装置等としても実現可能である。
本発明は、例えば、ホストデバイスと複数のスレーブデバイスとが入出力バスによって接続されたデータ処理システムに適用可能である。
本発明の実施形態に係るデータ処理システムの構成例を示したブロック図である。 カラー画像処理ボードが備えるRAMに設けられているコマンド領域を例示した図である。 プリンタコントローラが備えるRAMに設けられているコマンド領域を例示した図である。 コマンド送信側からコマンド受信側にコマンド及びデータサイズの小さいデータを送信し、コマンド受信側が受信したデータに対してコマンドに対応する処理を行う場合に、両デバイスにおいて行われる処理動作を示したシーケンス図である。 コマンド送信側からコマンド受信側にデータサイズの小さいデータが転送される通信について説明するための図である。 コマンド送信側がコマンド受信側にコマンドを送信し、これに対してコマンド受信側がレスポンスを返信する場合に、両デバイスにおいて行われる処理動作を示したシーケンス図である。 コマンド送信側からコマンドが送信され、それに対してコマンド受信側からレスポンスが返信される通信について説明するための図である。 コマンド送信側がコマンド受信側にコマンドを送信し、これに対してコマンド受信側がコマンド送信側のメモリからデータサイズの大きいデータを読み出す場合に、両デバイスにおいて行われる処理動作を示したシーケンス図である。 コマンド送信側からコマンドが送信され、それに対してコマンド受信側がコマンド送信側のメモリからデータサイズの大きいデータを読み出す通信について説明するための図である。 コマンド送信側がコマンド受信側から書込みアドレスを取得してコマンド受信側のメモリにおける書込みアドレスにデータサイズの大きいデータを書込む場合に、両デバイスにおいて行われる処理動作を示したシーケンス図である。 コマンド送信側がコマンド受信側から書込みアドレスを取得してコマンド受信側のメモリにおける書込みアドレスにデータサイズの大きいデータを書込む通信について説明するための図である。 コマンド送信側がコマンド受信側からアクセスアドレスを取得してコマンド受信側のメモリにおけるアクセスアドレスからデータサイズの大きいデータを読み出す場合に、両デバイスにおいて行われる処理動作を示したシーケンス図である。 コマンド送信側がコマンド受信側からアクセスアドレスを取得してコマンド受信側のメモリにおけるアクセスアドレスからデータサイズの大きいデータを読み出す通信について説明するための図である。 コマンド送信側がコマンド受信側にコマンド及び先頭アドレスを送信し、コマンド受信側が先頭アドレスに基づいて書込みアドレスを決定してコマンド送信側のメモリにデータサイズの大きいデータを書込む場合に、両デバイスにおいて行われる処理動作を示したシーケンス図である。 コマンド送信側がコマンド受信側にコマンド及び先頭アドレスを送信し、コマンド受信側がコマンド送信側のメモリにデータサイズの大きいデータを書込む通信について説明するための図である。 従来のデータ処理システムの構成を示したブロック図である。 DPRAMを備える従来のデータ処理システムの構成を示したブロック図である。
符号の説明
1 データ処理システム
2 MFPコントローラ(ホストデバイス)
3 カラー画像処理ボード(スレーブデバイス)
4 プリンタコントローラ(スレーブデバイス)
5 ネットワークボード
6 PCIバス(入出力バス)
21a、21b、21c 制御部
22a、22b、22c PCIコントローラ
23a、23b、23c RAM(メモリ)
33、41 コマンド領域
34、42 MFPコントローラ用コマンド領域
35 プリンタコントローラ用コマンド領域(第2領域)
36、44 ネットワークボード用コマンド領域
37、45 追加デバイス用コマンド領域
38、46 ヘッダ領域
39、47 データ領域
43 カラー画像処理ボード用コマンド領域(第1領域)

Claims (7)

  1. ホストデバイスと複数のスレーブデバイスとが入出力バスにより接続され、各スレーブデバイスのメモリに、自デバイスと接続された他のデバイスがデータを書込むための領域が前記他のデバイス毎に設けられたデータ処理システムであって、
    第1スレーブデバイスが、第2スレーブデバイスのメモリに設けられた前記第1スレーブデバイス専用の第1領域にコマンドを書込む手段と、前記第1スレーブデバイスが前記第2スレーブデバイスに前記コマンドの書込み完了を通知する手段と、前記第2スレーブデバイスが前記第1スレーブデバイスから前記コマンドの書込み完了通知を受けた場合に、前記第1領域から前記コマンドを読み出す手段と、前記第2スレーブデバイスが前記第1領域から読み出した前記コマンドに対応する処理を実行する手段と、を備えることを特徴とするデータ処理システム。
  2. ホストデバイスと複数のスレーブデバイスとが入出力バスにより接続され、各スレーブデバイスのメモリに、自デバイスと接続された他のデバイスがデータを書込むための領域が前記他のデバイス毎に設けられたデータ処理システムであって、
    第1スレーブデバイスが、第2スレーブデバイスのメモリに設けられた前記第1スレーブデバイス専用の第1領域にコマンドを書込む手段と、前記第1スレーブデバイスが前記第2スレーブデバイスに前記コマンドの書込み完了を通知する手段と、前記第2スレーブデバイスが、前記第1スレーブデバイスから前記コマンドの書込み完了通知を受けた場合に、前記第1領域から前記コマンドを読み出す手段と、前記第2スレーブデバイスが、読み出した前記コマンドに基づいて、前記第1スレーブデバイスのメモリに設けられた前記第2スレーブデバイス専用の第2領域にレスポンスを書込む手段と、前記第2スレーブデバイスが前記第1スレーブデバイスに前記レスポンスの書込み完了を通知する手段と、前記第1スレーブデバイスが、前記第2スレーブデバイスから前記レスポンスの書込み完了通知を受けた場合に、前記第2領域から前記レスポンスを読み出す手段と、を備えることを特徴とするデータ処理システム。
  3. ホストデバイスと複数のスレーブデバイスとが入出力バスにより接続され、各スレーブデバイスのメモリに、自デバイスと接続された他のデバイスがデータを書込むための領域が前記他のデバイス毎に設けられたデータ処理システムであって、
    第1スレーブデバイスが、第2スレーブデバイスのメモリに設けられた前記第1スレーブデバイス専用の第1領域にコマンド及びアクセスアドレスを書込む手段と、前記第1スレーブデバイスが前記第2スレーブデバイスに前記コマンド及びアクセスアドレスの書込み完了を通知する手段と、前記第2スレーブデバイスが、前記第1スレーブデバイスから前記コマンド及びアクセスアドレスの書込み完了通知を受けた場合に、前記第1領域から前記コマンド及びアクセスアドレスを読み出す手段と、前記第2スレーブデバイスが、読み出した前記コマンドに基づいて前記第1スレーブデバイスのメモリにおける前記アクセスアドレスからデータを読み出す手段と、を備えることを特徴とするデータ処理システム。
  4. ホストデバイスと複数のスレーブデバイスとが入出力バスにより接続され、各スレーブデバイスのメモリに、自デバイスと接続された他のデバイスがデータを書込むための領域が前記他のデバイス毎に設けられたデータ処理システムであって、
    第1スレーブデバイスが、第2スレーブデバイスのメモリに設けられた前記第1スレーブデバイス専用の第1領域にコマンド及び前記第2スレーブデバイスへ転送すべきデータのデータサイズを書込む手段と、前記第1スレーブデバイスが前記第2スレーブデバイスに前記コマンド及びデータサイズの書込み完了を通知する手段と、前記第2スレーブデバイスが、前記第1スレーブデバイスから前記コマンド及びデータサイズの書込み完了通知を受けた場合に、前記第1領域から前記コマンド及びデータサイズを読み出す手段と、前記第2スレーブデバイスが、読み出した前記コマンド及びデータサイズに基づいて、前記第1スレーブデバイスのメモリに設けられた前記第2スレーブデバイス専用の第2領域に書込みアドレスを書込む手段と、前記第2スレーブデバイスが前記第1スレーブデバイスに前記書込みアドレスの書込み完了を通知する手段と、前記第1スレーブデバイスが、前記第2スレーブデバイスから前記書込みアドレスの書込み完了通知を受けた場合に、前記第2領域から前記書込みアドレスを読み出す手段と、前記第1スレーブデバイスが前記第2スレーブデバイスのメモリにおける前記書込みアドレスにデータを書込む手段と、を備えることを特徴とするデータ処理システム。
  5. ホストデバイスと複数のスレーブデバイスとが入出力バスにより接続され、各スレーブデバイスのメモリに、自デバイスと接続された他のデバイスがデータを書込むための領域が前記他のデバイス毎に設けられたデータ処理システムであって、
    第1スレーブデバイスが、第2スレーブデバイスのメモリに設けられた前記第1スレーブデバイス専用の第1領域にコマンドを書込む手段と、前記第1スレーブデバイスが前記第2スレーブデバイスに前記コマンドの書込み完了を通知する手段と、前記第2スレーブデバイスが、前記第1スレーブデバイスから前記コマンドの書込み完了通知を受けた場合に、前記第1領域から前記コマンドを読み出す手段と、前記第2スレーブデバイスが、読み出した前記コマンドに基づいて第1スレーブデバイスのメモリに設けられた前記第2スレーブデバイス専用の第2領域にレスポンス及び前記第1スレーブデバイスへ転送すべきデータの場所を示すアクセスアドレスを書込む手段と、前記第2スレーブデバイスが前記第1スレーブデバイスに前記レスポンス及びアクセスアドレスの書込み完了を通知する手段と、前記第1スレーブデバイスが、前記第2スレーブデバイスから前記レスポンス及びアクセスアドレスの書込み完了通知を受けた場合に、前記第2領域から前記レスポンス及びアクセスアドレスを読み出す手段と、前記第1スレーブデバイスが、読み出した前記レスポンスに基づいて前記第2スレーブデバイスのメモリにおける前記アクセスアドレスからデータを読み出す手段と、を備えることを特徴とするデータ処理システム。
  6. ホストデバイスと複数のスレーブデバイスとが入出力バスにより接続され、各スレーブデバイスのメモリに、自デバイスと接続された他のデバイスがデータを書込むための領域が前記他のデバイス毎に設けられたデータ処理システムであって、
    第1スレーブデバイスが、第2スレーブデバイスのメモリに設けられた前記第1スレーブデバイス専用の第1領域にコマンド及び書込みアドレスを書込む手段と、前記第1スレーブデバイスが前記第2スレーブデバイスに前記コマンド及び書込みアドレスの書込み完了を通知する手段と、前記第2スレーブデバイスが、前記第1スレーブデバイスから前記コマンド及び書込みアドレスの書込み完了通知を受けた場合に、前記第1領域から前記コマンド及び書込みアドレスを読み出す手段と、前記第2スレーブデバイスが、読み出した前記コマンドに基づいて、前記第1スレーブデバイスのメモリにおける前記書込みアドレスにデータを書込む手段と、を備えることを特徴とするデータ処理システム。
  7. 前記入出力バスは、PCIバスであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1に記載のデータ処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009064340A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Murata Mach Ltd データ転送システム
JP2019219803A (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 株式会社リコー 制御装置、画像形成装置、制御方法及び制御プログラム

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