JP5338538B2 - 画像処理装置、その制御方法および制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、原稿画像を読み取るスキャナユニットが接続されるとともに、カラー画像を記録出力するカラープロッタユニットまたはモノクロ画像を記録出力するモノクロプロッタユニットのいずれか一方が接続される画像処理装置、その制御方法および制御プログラムに関する。
従来、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能を有する画像形成装置(以下、「複合機」という)は、ユーザの用途により、高機能、高速なものから単純な機能で低価格なものまで幅広いニーズがある。
複合機には、スキャナ処理機能、画像処理機能、出力機能などを備えた画像処理装置が必要であるが、高機能なものに合わせた仕様にすると低価格な複合機のコストが高くなってしまうという課題がある。また、コストを最適化するために高機能なものと単純な機能なものを完全に別な構成とすると、昨今の複合機で求められている機能の拡張性に対応することが出来ないという課題がある。
この課題を解決するための方法として、特許文献1においては、プロッタ機能を備えた画像形成装置に、スキャナ機能および蓄積機能を備えた画像処理装置を増設し、読み取った原稿データを蓄積機能を用いて一旦蓄積することで、処理速度を早く、しかも安価に複写機能を提供する方法が提案されている。
しかしながら、この従来技術では、プリンタから複合機への拡張は可能であるが、蓄積機能を持たない低価格の複合機を構成することができないという課題がある。
一方、カラースキャナ搭載のモノクロ印刷の複合機は、生産性が低くて非常に安価なものから、生産性が高くて高価なものまで多種多様の機種が存在する。さらに、カラースキャナ搭載のモノクロ印刷の複合機の機能においては、スキャンした画像を複数台の複合機を用いて出力する連結コピー機能といったものがあり、かかる連結コピー機能を利用することで、高速に大量印刷することが可能であった。但し、この連結コピー機能は、生産性の高い複合機用の機能であり、この機能を使うことで非常に高い生産性を実現しているが、そこまで生産性が必要でない場合や、生産性の高い複合機が存在しない場合に少しでも生産性を高くする場合について解決する必要がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、かかる実情に鑑みてなされたものであり、低価格の複合機から高速の複合機までの拡張性は持ちつつ、異なる構成の複合機を接続して安価に生産性の高い画像形成装置群の環境を実現することができる画像処理装置、その制御方法および制御プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる画像処理装置は、原稿画像を読み取るスキャナユニットが接続されるとともに、カラー画像を記録出力するカラープロッタユニットまたはモノクロ画像を記録出力するモノクロプロッタユニットのいずれか一方が接続される画像処理装置であって、前記スキャナユニットにより読み取られた画像データを、正規化された画像データに変換するスキャナ特性補正手段と、前記スキャナ特性補正手段により変換された前記画像データに第1の画像処理を適用して、出力する画像データを生成する第1の画像処理手段と、前記スキャナ特性補正手段により変換された後の画像データが、カラー画像データ又はモノクロ画像データであるかを判断するカラー判別手段と、前記スキャナ特性補正手段で変換された画像データに、前記第1の画像処理と異なる第2の画像処理を適用して、出力する画像データを生成するコントローラ画像処理手段の、着脱が可能な着脱手段と、を備え、前記第1の画像処理手段は、前記画像処理装置に前記モノクロプロッタユニットが接続され、前記着脱手段に前記コントローラ画像処理手段が装着されていない場合、前記カラー判別手段による画像データのカラー判別結果がでる前に、前記第1の画像処理として、当該画像データの二値画像データを生成すること、を特徴とする。
また、本発明にかかる画像処理装置の制御方法は、原稿画像を読み取るスキャナユニットが接続されるとともに、カラー画像を記録出力するカラープロッタユニットまたはモノクロ画像を記録出力するモノクロプロッタユニットのいずれか一方が接続される画像処理装置の制御方法であって、スキャナ特性補正手段が、前記スキャナユニットにより読み取られた画像データを正規化された画像データへ変換するスキャナ特性補正ステップと、第1の画像処理手段が、前記スキャナ特性補正ステップから出力される補正後の画像データに所定の画像処理を適用して出力画像データを生成する第1の画像処理ステップと、カラー判別手段が、前記スキャナ特性補正ステップにより変換された後の画像データが、カラー画像データ又はモノクロ画像データであるかを判断するカラー判別ステップと、前記スキャナ画像処理ステップで変換された画像データ、前記第1の画像処理と異なる第2の画像処理を適用して、出力する画像データを生成するコントローラ画像処理手段の着脱を行う着脱ステップと、を有し、前記モノクロプロッタユニットが接続され、前記着脱ステップにより前記コントローラ画像処理手段が装着されていない場合、前記自動カラー判別ステップによる画像データのカラー判別結果がでる前に、第1の画像処理ステップは、前記第1の画像処理として、当該画像データの二値画像データを生成すること、を特徴とする。
また、本発明にかかる制御プログラムは、原稿画像を読み取るスキャナユニットが接続されるとともに、カラー画像を記録出力するカラープロッタユニットまたはモノクロ画像を記録出力するモノクロプロッタユニットのいずれか一方が接続される画像処理装置で実行される制御プログラムであって、前記スキャナユニットにより読み取られた画像データを正規化された画像データへ変換するスキャナ特性補正ステップと、前記スキャナ特性補正ステップから出力される補正後の画像データに所定の画像処理を適用して出力画像データを生成する第1の画像処理ステップと、前記スキャナ特性補正ステップにより変換された後の画像データが、カラー画像データ又はモノクロ画像データであるかを判断するカラー判別ステップと、前記スキャナ画像処理ステップで変換された画像データ、前記第1の画像処理と異なる第2の画像処理を適用して、出力する画像データを生成するコントローラ画像処理手段の着脱を行う着脱ステップと、を実行し、前記モノクロプロッタユニットが接続され、前記着脱ステップにより前記コントローラ画像処理手段が装着されていない場合、前記自動カラー判別ステップによる画像データのカラー判別結果に拘わらず、第1の画像処理ステップは、前記第1の画像処理として、当該画像データの二値画像データを生成すること、を機能させることを特徴とする。
したがって、本発明によれば、コントローラ画像処理手段を装着した場合と、装着しない場合とで、異なる機能を装備することができるから、機種に応じて異なる機能を備えた画像処理装置等を容易に構成することができるという効果を奏する。
また、連結コピー機能を実現する際に、他の画像処理装置側の構成として、コントローラ画像処理手段を装着した場合と、装着しない場合とで、2種類の画像処理装置のいずれかを採用することができるから、容易に装置のバラエティを増やすことができるという効果も得る。
図1は、本実施の形態にかかる画像形成装置の一例を示したブロック図である。 図2は、最大構成の一例を説明したブロック図である。 図3は、UNIT1の増設インタフェース部と、増設インタフェース部に接続するオプションボードと、を示した構成図である。 図4は、増設インタフェース部ZZのハードウェア形状を示した図である。 図5は、バイパスボード上の配線によりコネクタを介して接続されるスキャナ画像処理LSI及びCPUメモリバスの構成を示す図である。 図6は、オプションボード上の配線によりコネクタを介して接続されるスキャナ画像処理LSI、コントローラ画像処理LSI、及びCPUメモリバスの構成を示す図である。 図7は、最大構成の場合にカラーコピー動作を行う際のデータ処理について説明するためのブロック図である。 図8は、最大構成の場合にモノクロコピー動作を行う際のデータ処理について説明するためのブロック図である。 図9は、最小構成の一例を説明したブロック図である。 図10は、最小構成の場合にモノクロコピー動作を行う際のデータ処理について説明するためのブロック図である。 図11は、コントローラユニットUN1が、装置構成を判断する際に行う処理の概略例を示したフローチャートである。 図12は、連結印刷モードを実現する場合の画像形成装置の一例を示したブロック図である。 図13は、親機MX1と子機MX2がともに最大構成で、プロッタユニットUN6としてモノクロ印刷機能を備えたモノクロプロッタユニットが接続されている場合に、モノクロコピー動作を行う場合のデータ処理の一例を示したブロック図である。 図14は、親機MX1が最大構成で、子機MX2が最小構成で、親機MX1と子機MX2にプロッタユニットUN6としてモノクロ印刷機能を備えたモノクロプロッタユニットが接続されている場合に、モノクロコピー動作を行う場合のデータ処理の一例を示したブロック図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の画像処理装置、その制御方法および制御プログラムの一実施例にかかる画像形成装置の一例を示している。
この画像形成装置は、装置を構成する各ユニットの動作などを制御するためのコントローラユニットUN1、ユーザがこの画像形成装置を操作するためのユーザインタフェースを構成する操作表示ユニットUN2、この画像形成装置の各ユニットへ電源を供給する電源ユニットUN3、外部装置やネットワークと接続し、接続された外部装置と種々の情報をやりとりしたり、ネットワークを介して他の端末装置等の間で種々の情報をやりとりするための通信ユニットUN4、原稿画像を読み取って画像データを形成するためのスキャナユニットUN5、および、複写画像や印刷画像等を記録用紙に記録出力するためのプロッタユニットUN6からなる。
また、画像形成装置を構成する各ユニットのうち、スキャナユニットUN5とプロッタユニットUN6は着脱自在に構成され、また、所定のインタフェース規約(物理的要件を定めたものや信号入出力要件定めたものなどがある)に従うならば、複数種類のものを適宜に交換して接続することができる。例えば、スキャナユニットUN5には、ADF(自動原稿搬送装置)を備えたもの、モノクロ読取機能を備えたもの、カラー読取機能を備えたものなどがある。また、プロッタユニットUN6には、記録紙の後処理機能(ソート機能、ステープル機能、フォールド機能など)を備えたもの、モノクロ印刷機能を備えたもの、カラー印刷機能を備えたものなどがある。
同様に、通信ユニットUN4についても装置構成に伴って複数種類から選択して接続することができる。例えば、パーソナルコンピュータ装置などのホスト装置に接続するホストI/Fおよびネットワークに接続するためのネットワークI/Fを備えたものと、ホストI/Fのみを備えたもの、あるいは、連結印刷(後述)のために他の画像形成装置と接続するためのI/Fを備えたものなどを適宜に接続することが可能である。また、画像形成装置の構成によっては、通信ユニットUN4を接続しない場合もある(いわゆる、スタンドアローンの構成(複写機など))。
例えば、スキャナユニットUN5とプロッタユニットUN6がともに接続されている場合には、複写機能、プリンタ機能、ネットワークプリンタ機能、ネットワークファクシミリ機能、ネットワークスキャナ機能などを備えた画像形成装置を実現することができる。また、この場合には、画像形成装置が備える機能に応じて、適宜な機能を備えた通信ユニットUN4が接続される。
また、プリンタユニットUN6のみが接続されている場合には、プリンタ機能およびネットワークプリンタ機能を備えた画像形成装置を実現することができる。この場合も、同様にして、画像形成装置が備える機能に応じて、適宜な機能を備えた通信ユニットUN4が接続される。
コントローラユニットUN1は、オプションボードが接続可能な増設インタフェース部ZZを備えているものとする。当該増設インタフェース部ZZにオプションボードが接続された場合に、当該オプションボードに搭載された機能により、画像処理等が可能となる。本実施の形態では、コントローラ画像処理部が搭載されたオプションボードを接続する例について説明する。
図2は、スキャナユニットUN5およびプロッタユニットUN6をともに接続した構成を備えた画像形成装置におけるコントローラユニットUN1の概略構成、特に、画像処理部分についての構成の一例を示している。以下、この構成を「最大構成」という。
同図において、スキャナユニットUN5の画像読取部1から出力される画像データは、スキャナ画像処理部2に加えられる。このスキャナ画像処理部2は、入力される画像データを正規化された画像データへ変換するスキャナ特性補正部2aと、スキャナ特性補正部2aから出力される補正後の画像データに基づいて、原稿がカラーかモノクロかを判定する自動カラー判別部2bと、主として入力RGB画像データから出力RGB画像データやモノクロ画像データなどの出力形態に合わせた色変換を行う色補正処理部2dと、簡易的な階調処理(周知処理)を行う簡易階調処理部2cと、このスキャナ画像処理部2から次段へデータを出力するための出力制御部2eを備えている。また、スキャナ画像処理部2の構成・特性を後述するコントローラCPU5が確認する際に参照する識別情報(ID)を記憶したレジスタ2fを備えるとともに、次段へのデータ転送のためのDMAC(ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ)2gも備えている。
DMAC2gは、スキャナ画像処理部2で処理された画像データを、次段に出力する。次段とは、本実施の形態においては、コントローラ画像処理部3、コントローラCPU5、又はコントローラCPU5を介した他の構成が考えられる。また、DMAC2gは、コントローラCPU5やエンジンCPU9に出力先(アドレス)を設定された場合に、当該出力先に対して画像データを出力する処理を行う。
ここで、スキャナ特性補正部2aが実行する画像処理(正規化された画像データへの変換処理)は、例えば、シェーディング補正や、γ変換、フィルタ処理、色変換などである。ただし、ここで行う色変換は、RGBからCMYKの変換ではなく、RGBからRGBへの変換であり、主に、接続されているスキャナユニットUN5の画像読取特性のバラツキを解消するような変換処理(周知処理)である。
また、後述するエンジンCPU9からの指定により、スキャナ画像処理部2の簡易階調処理部2cおよび色補正処理部2dについては、その動作を有効に設定したり、無効に設定したりすることができる。
また、コントローラ画像処理部3は、ASICにより構成され、本実施例では、コントローラ画像処理増設部ZZに着脱自在に設けられる。また、コントローラ画像処理部3が装着されるときは、コントローラCPU5からの指示により、スキャナ画像処理部2の簡易階調処理部2cおよび色補正処理部2dが無効に設定される。
色補正処理部2dは、コントローラ画像処理手段3が接続されていない場合に、スキャナ特性補正部2aに補正された後の画像データに対して簡易な色補正処理を行う。この色補正処理を実行するか否かは、コントローラCPU5により設定される。
このように、コントローラCPU5は、接続されているプロッタユニットUN6がモノクロ印刷機能のみか否かに応じて、色補正処理部2dに対して、モノクロ画像データ作成モード、カラー画像データ作成モードのいずれかに切り替えることができる。これにより、色補正処理部2dは、色補正処理を行って、多値のモノクロ画像データ(以下、グレースケールの画像データともいう)の生成、又はカラー画像データの生成を行う。
例えば、このプロッタユニットUN6がモノクロ印刷機能のみで、コントローラ画像処理部3が接続されていない場合、色補正処理部2dは、モノクロ画像データ作成モードが設定され、多値のモノクロ画像データを生成する。
また、色補正処理部2dは、モノクロ画像データ作成モードが設定された場合、自動カラー判別部2bによるカラーかモノクロかの判定結果に拘わらず、多値のモノクロ画像データの生成を行う。また、モノクロ画像データ作成モードが設定された場合、自動カラー判別部2bによる判定結果がでる前に、色補正処理部2dによる多値のモノクロ画像データの生成を開始することができる。これにより、処理時間を短縮できる。
この簡易階調処理部2cは、コントローラ画像処理手段3が接続されていない場合に、色補正処理部2dの処理の後に、画像データに対して簡易な階調処理を行う。また、階調処理を行うか否かは、コントローラCPU5により設定される。簡易な階調処理としては、例えば、多値のモノクロ画像データからの二値のモノクロ画像データの生成がある。
このコントローラ画像処理部3は、スキャナ画像処理部2から出力される画像データを、入力制御部3aを介して入力する。ここで、上述したように、コントローラ画像処理部3がコントローラ画像処理増設部ZZに装着されない場合(後述)があり、その場合、コントローラ画像処理部3に入力される画像データは、直接コントローラ画像処理増設部ZZの出力ポートへ送られるので、コントローラ画像処理部3の入力制御部3aはブリッジ構成となっている。
また、コントローラ画像処理部3は、さらに、入力制御部3aを介して入力された画像データの圧縮を行う圧縮処理部3b、データの伸張を行う伸張処理部3c、主に入力RGB画像データから出力RGB画像データやモノクロ画像データなどの出力形態に合わせた色変換を行う色補正処理部3d、高度な階調処理(周知処理)を行う階調処理部3e、および、外部記憶ユニット(例えば、磁気ディスク装置など)4への蓄積や外部記憶ユニット4からのデータの読み出しを行う蓄積制御部3fを備えている。
また、コントローラ画像処理部3には、画像転送全体の制御を行うコントローラCPU5とデータをやりとりするためのインタフェース回路(図示略)が設けられているとともに、次段へのデータ転送のためのDMAC3hが設けられている。なお、図ではDMAC3hが使う画像データ用のI/FとコントローラCPU5用のI/Fが共用となっているが、専用に設けても構わない。さらに、コントローラ画像処理部3には、コントローラ画像処理部3の構成・特性をコントローラCPU5が確認する際に参照する識別情報(ID)を記憶したレジスタ3gも設けられている。
ROM6は、コントローラCPU5が実行するためのプログラムなどのデータを記憶する。ROM6は、コントローラソフト6aを記憶する。このプログラムは、コントローラCPU5が読み込むことで、制御部としての機能を実現する。
コントローラCPU5は、コントローラソフト6aを読み込むことで、コントローラユニットUN1の動作などを制御する。例えば、コントローラ画像処理部3が接続されている場合、コントローラCPU5は、コントローラ画像処理部3が備える各構成を制御する。より詳細な例としては、このプロッタユニットUN6がモノクロ印刷機能のみでコントローラ画像処理部3が接続されている場合、コントローラCPU5は、スキャナ特性補正部2aにより変換された後の画像データを、コントローラ画像処理部3の入力制御部3aに対して入力させ、外部記憶ユニット4に蓄積する処理を蓄積制御部3fに対して行わせ、自動カラー判別部2bの判別結果と関係なくモノクロ画像データの生成を、階調処理部3eに行わせる。
次に、着脱可能とする増設インタフェース部ZZと、オプションボード30aについて説明する。
図3は、UNIT1の増設インタフェース部ZZと、増設インタフェース部ZZに接続するオプションボード30aを示した構成図である。オプションボード30a上のコントローラ画像処理LSI30は、コントローラ画像処理部3の機能を実現するLSIであり、スキャナ画像処理LSI20は、スキャナ画像処理部2の機能を実現するLSIとする。そして、コントローラCPU5と、スキャナ画像処理LSI20との間には、CPUメモリバス51と、増設インタフェース部ZZとが備えられている。
増設インタフェース部ZZは、接続口(ZZa,ZZb,ZZc)を3つ有し、スキャナ画像処理LSI20とCPUメモリバス51は前記増設インタフェース部ZZの2つの接続口ZZa,ZZcを介して接続される。増設インタフェース部ZZの残りの接続口ZZbには、基本構成時にはバイパスボード40が接続され、機能拡張時にはコントローラ画像処理LSI30が搭載されたオプションボード30aが接続される。図4は、増設インタフェース部ZZのハードウェア形状を示した図である。図4に示すように、接続口ZZbが、コントローラ画像処理LSI30を備えるオプションボード30aを接続可能な開口部となっている。
図3に示すように、増設インタフェース部ZZは、紙面水平方向の左右に2口(ZZa,ZZc)、左右の口の中央部に垂直に1口(ZZb)の接続口が設けられている。
基本構成時は、増設インタフェース部ZZの接続口ZZbに装着されたバイパスボード40上の配線により、図5のようにスキャナ画像処理LSI20とCPUメモリバス51とのデータ信号が直結される。これにより、コントローラCPU5が、CPUメモリバス51を介して、スキャナ画像処理LSI20に対して、動作モード等を直接設定できる。
オプションボード接続時は、増設インタフェース部ZZの接続口ZZbに装着されたオプションボード30a上の配線により、図6のようにCPUメモリバス51とコントローラ画像処理LSI30とを、さらにスキャナ画像処理LSI20とコントローラ画像処理LSI30とを、それぞれ接続する。そして、CPUメモリバス51とコントローラ画像処理LSI30との間、及びスキャナ画像処理LSI20とコントローラ画像処理LSI30との間は、それぞれPCIeXpressでデータの送受信を行う。
つまり、コントローラユニットUN1は、コントローラ画像処理部3が接続されていない場合、コントローラCPU5は、スキャナ画像処理部2と直接通信可能となり、コントローラ画像処理部3が接続された場合、コントローラCPU5は、スキャナ画像処理部2の代わりにコントローラ画像処理部3と直接通信可能となると共に、スキャナ画像処理部2がコントローラ画像処理部3と直接通信可能となる、構造を有していることになる。
また、最初のオプションボード接続時に、ROM6に格納されたプログラムの更新が行われる。これにより、ROM6にコントローラ画像処理LSI30を制御するオプション制御プログラムが追加される。
オプションボード30a及びバイパスボード40は、図3では平板状に形成され、図では下端部に設けられたコネクト部分を増設インタフェース部ZZに挿入するようになっている。しかし、実装する場合には、オプションボード30aのコネクト部分とコントローラ画像処理LSI30の実装部分が直交するように、言い換えれば鉤形の形状に形成し、増設インタフェース部ZZの図において上方のスペースを有効に使用するように構成することもできる。
図2に戻り、RAM7は、コントローラCPU5が実行する際に使用するワークエリアを構成するとともに、種々のデータを一時蓄積するバッファエリアなどを構成するものである。
プロッタ画像処理部8は、CMYKのそれぞれの色成分の画像データを、別々のタイミングでプロッタユニットUN6の画像書込部10へ送信する出力制御部8aと、コントローラCPU5とエンジンCPU9との間の通信を行うための通信制御部8bから構成されている。また、出力制御部8aには、DMAC8dが内蔵されている。
また、プロッタ画像処理部8には、画像転送全体の制御を行うコントローラCPU5のI/Fが設けられている。図では画像データとコントローラCPUのI/Fが共用となっているが、専用に設けても構わない。さらに、プロッタ画像処理部8には、プロッタ画像処理部8の構成・特性をコントローラCPU5が確認する際に参照する識別情報(ID)を記憶したレジスタ8cも設けられている。
エンジンCPU9は、コントローラCPU5からの指令に従って、スキャナ画像処理部2の動作モードを設定するとともに、プロッタユニットUN6のプロッタエンジンユニット11とスキャナユニットUN5のスキャナ機構部12の動作を制御するものである。
ここで、簡易階調処理部2cが実行する簡易階調処理と、階調処理部3eが実行する階調処理(以下、「高度階調処理」という)の相違点は、例えば、次のようなものである。まず、簡易階調処理では、処理後のデータが2ビットで階調数が4なのに対して、高度階調処理では処理後のデータが4ビットで階調数が16である。換言すれば、簡易階調処理は、高度階調処理と比べて複雑度が小さいと言える。したがって、簡易階調処理よりも高度階調処理の場合、より階調性が高く、再現性の良好な画像データを得ることができる。
図7は、図2の最大構成の場合において、スキャナユニットUN5としてカラースキャナ機能を備えたものが接続されると共に、プロッタユニットUN6としてカラー印刷機能を備えたものが接続されている場合で、カラーコピー動作が行われる場合の画像データの処理の一例を示している。
まず、この場合、コントローラCPU5は、コントローラ画像処理部3、および、プロッタ画像処理部8へアクセスすることができる。したがって、この場合、コントローラCPU5は、コントローラ画像処理部3のレジスタ3g、および、プロッタ画像処理部8のレジスタ8cをそれぞれアクセスして、レジスタ3g,8cに保存されているIDを読み込む。
そして、コントローラ画像処理部3のレジスタ3gから読み込んだIDを調べる。この場合には、IDの値がコントローラ画像処理部3をあらわす値に一致するので、コントローラCPU5は、装置構成が最大構成であると認識する。
それにより、コントローラCPU5は、エンジンCPU9に対して、スキャナ画像処理部2の動作モードとして、簡易階調処理部2cおよび色補正処理部2dの動作を無効にする動作モードを設定するように指示するとともに、自動カラー判別部2bから出力される割込信号をエンジンCPU9が受信して、コントローラCPU5へ通知するように指示する。
それにより、エンジンCPU9は、スキャナ画像処理部2の動作モードを設定するコントロールレジスタ2hに、スキャナ画像処理部2の簡易階調処理部2cおよび色補正処理部2dの動作を無効にする設定し、自動カラー判別部2bから出力されるカラー判別結果をあらわす割込信号をエンジンCPU9が受信する値をセットする。
このような動作モードが設定された後、図7の動作が行われる。すなわち、画像読取部1から読取出力される画像データは、スキャナ特性補正部2aに加えられて、シェーディング補正や、γ変換、フィルタ処理、色変換がそれぞれなされ、スキャナ特性補正部2aの出力データは、自動カラー判別部2bに入力されるとともに、出力制御部2eにより、コントローラ画像処理部3の入力制御部3aへと出力される。また、このとき出力制御部2eは、RGB線順次データにパッキングした状態で、画像データを出力する。
入力制御部3aでは、入力した画像データを圧縮処理部3bへ転送するとともに、縮小画像生成部3eへ転送する。圧縮処理部3bは、所定の圧縮処理を適用して画像データを圧縮し、圧縮後の画像データをRAM7へいったん保存する。また、この圧縮後の画像データは、蓄積制御部3fにより外部記憶ユニット4に適宜に蓄積される。
1ページ分の圧縮後の画像データがRAM7へ蓄積されるまでの間に、自動カラー判別部2bは、入力された1ページ分の画像データのカラー判別結果を、割込信号として出力する。その割込信号は、エンジンCPU9が受信する。自動カラー判別部2bはカラー画像を検知した時点で画像データがカラー画像であると判断できるが、逆にモノクロ画像は1ページ分を読み取り終わるまで判断できない。そして、エンジンCPU9は、受信した割込信号の内容をコントローラCPU5へ通知する。
それにより、コントローラCPU5は、色補正処理部3dおよび階調処理部3eに対して、読み取った画像データの判別結果がカラー画像であるかモノクロ画像であるかを通知する。
そして、RAM7に保存した圧縮後の画像データは、伸張処理部3cへ転送され、伸張処理部3cは、入力された圧縮画像データを元の画像データへ変換し(伸張処理)、色補正処理部3dへ転送する。
色補正処理部3dは、コントローラCPU5から画像データの判別結果としてカラー画像であることが通知されている場合、入力される画像データを出力形態に合わせた所定のRGBデータ(カラー画像データ)へ変換し、階調処理部3eへ出力する。この場合、階調処理部3eは、色補正処理部3dから入力したカラー画像データについて、階調処理を適用せずに、そのままRAM7へ蓄積する。
また、色補正処理部3dは、コントローラCPU5から画像データの判別結果としてモノクロ画像であることが通知されている場合、入力される画像データをモノクロ画像データへ変換し、階調処理部3eへ出力する。この場合、階調処理部3eは、色補正処理部3dから入力したモノクロ画像データについて、階調処理を適用し、例えば、2階調のモノクロ画像データ(二値画像データ)を形成して、RAM7へ蓄積する。
そして、RAM7に保存されたカラー画像データまたはモノクロ画像データは、コントローラCPU5により、プロッタ画像処理部8の出力制御部8aへ転送される。
それにより、出力制御部8aは、画像書込部10の印刷タイミングに同期して、受信したCMYKの印刷データを転送する。そして、画像書込部10が用紙に印刷データの画像を記録し、排紙される。
図8は、図2の最大構成の場合において、スキャナユニットUN5としてカラースキャナ機能を備えたものが接続されると共に、プロッタユニットUN6としてモノクロ印刷機能を備えたものが接続されている際、モノクロコピー動作が行われる場合の画像データの処理の一例を示している。このような構成をとる機種の例としては、高速モノクロMFPが挙げられる。近年、モノクロMFPであってもスキャナとして利用するときはカラー画像で読み取り可能になっているため、このような構成が採用される場合がある。
まず、この場合、コントローラCPU5は、上述したように、コントローラ画像処理部3のレジスタ3g、および、プロッタ画像処理部8のレジスタ8cをそれぞれアクセスして、レジスタ3g,8cに保存されているIDの読み込み、コントローラ画像処理部3のレジスタ3gから読み込んだIDを調べる。この場合には、IDの値がコントローラ画像処理部3をあらわす値に一致するので、コントローラCPU5は、装置構成が最大構成であると認識する。
ここで、この場合にはプロッタユニットUN6としてモノクロ印刷機能しかついていないので、スキャナ画像処理部2から出力させる読取画像データとしては、二値のモノクロ画像データでもよく、その方がデータ容量を減少させることができる点で有利である。
ところが、コントローラ画像処理部3が高度な画像データを処理するように設計されている為、コントローラ画像処理部3の入力制御部3aは、多値のカラー画像データを受信する仕様となっていて、二値のモノクロ画像データを直接受信することができない。つまり、入力制御部3aは、多値の画像データのみ入力処理を行う。
一方、高速モノクロMFPは印刷速度が高速に設定されている場合が多く、その為に、カラースキャナ機能を備えているスキャナユニットUN5から、カラーMFPと同様にカラー画像データを送っていたのでは、スキャナ画像処理部2とコントローラ画像処理部3の間の帯域不足が発生する可能性がある。
そこで、この場合、色補正処理部2dを用いて、スキャナ特性補正部2aから出力されるRGBカラー画像データを、色補正処理部2dによりグレースケール画像データ(Gs)に変換し、多値のモノクロ画像データとして、コントローラ画像処理部3の入力制御部3aに出力する。これにより、コントローラ画像処理部3の入力制御部3aは、グレースケールの画像データを入力することで、二値ではないため適切に入力処理を行うと共に、グレースケールでカラーと比べて情報量が軽減されているため、帯域不足の発生を抑止できる。
したがって、この場合は、コントローラCPU5は、スキャナ画像処理部2の簡易階調処理部2cの動作を無効に設定するところは同じであるが、色補正処理部2dの動作モードをモノクロ画像データ作成モードに設定する必要がある。しかしながら、コントローラCPU5は、スキャナ画像処理部2と直接接続されていない。そこで、コントローラCPU5は、プロッタ画像処理部8の通信制御部8bを介し、エンジンCPU9に対して、スキャナ画像処理部2の動作モードとして、簡易階調処理部2cを使用せず、かつ、色補正処理部2dの動作モードとしてモノクロ画像データ作成モードを設定するように指示するとともに、自動カラー判別部2bから出力される割込信号をエンジンCPU9が受信して、コントローラCPU5へ通知するように指示する。
それにより、エンジンCPU9は、スキャナ画像処理部2の動作モードを設定するコントロールレジスタ2hに、スキャナ画像処理部2の簡易階調処理部2cの動作を無効に設定し、色補正処理部2dの動作モードとしてモノクロ画像データ作成モードを設定し、さらに、自動カラー判別部2bから出力されるカラー判別結果をあらわす割込信号をエンジンCPU9が受信する値をセットする。ただし、実際はモノクロ画像しか処理しないので自動カラー判別部2bから割込信号は使用することが無い(詳細は後述する)。
このような動作モードが設定された後、図8の動作が行われる。すなわち、画像読取部1から読取出力される画像データは、スキャナ特性補正部2aに加えられて、シェーディング補正や、γ変換、フィルタ処理、色変換がそれぞれなされ、スキャナ特性補正部2aの出力データは、自動カラー判別部2bに入力されるとともに、色補正処理部2dへ入力される。
そして、色補正処理部2dは、入力されたカラー画像データを対応するグレースケール画像データ(Gs)に変換し、そのグレースケール画像データは、出力制御部2eにより、コントローラ画像処理部3の入力制御部3aへと出力される。
入力制御部3aでは、入力したグレースケール画像データを圧縮処理部3bへ転送する。圧縮処理部3bは、所定の圧縮処理を適用して画像データを圧縮し、圧縮後の画像データをRAM7へいったん保存する。また、この圧縮後の画像データは、蓄積制御部3fにより外部記憶ユニット4に適宜に蓄積される。
1ページ分の圧縮後の画像データがRAM7へ蓄積されるまでの間に、自動カラー判別部2bは、入力された1ページ分の画像データのカラー判別結果を、割込信号として出力し、その割込信号は、エンジンCPU9が受信する。そして、エンジンCPU9は、受信した割込信号の内容をコントローラCPU5へ通知する。
この場合、先にスキャナ画像処理部2でモノクロ画像に変換しているので、プロッタユニットUN6へ転送する画像データはモノクロ画像データと決まっている。そこで、この場合には、コントローラCPU5は、エンジンCPU9から通知されたカラー判別結果を無視する。このように、コントローラCPU5は、プロッタユニットUN6の構成(具体的にはモノクロ印刷機能のみであるか否か)に基づいて、カラー判別結果を通知するか否かを切り替える。こうすることでスキャナ画像処理部2は自動カラー判別が必要なスキャナ動作であるか、不要なモノクロコピー動作であるかを意識することなく処理が可能である。
そして、RAM7に保存された圧縮後のグレースケール画像データは、伸張処理部3cへ転送され、伸張処理部3cは、入力された圧縮グレースケール画像データを元のグレースケール画像データへ変換し(伸張処理)、色補正処理部3dへ転送する。
色補正処理部3dは、この場合には、入力されるグレースケール画像データを出力特性に合わせて変換し、階調処理部3eへ出力する。
そして、階調処理部3eは、色補正処理部3dから入力したグレースケール画像データについて、階調処理を適用する。この階調処理は、コントローラCPU5からの制御に従う。例えば、プロッタユニットUN6がモノクロ印刷機能しか有していない場合、コントローラCPU5の二値画像データの生成指示に従って、階調処理部3eは、2階調のモノクロ画像データ(二値画像データ)を生成して、RAM7へ蓄積する。
そして、RAM7に保存されたモノクロ画像データ(モノクロ印刷データ)は、コントローラCPU5により、プロッタ画像処理部8の出力制御部8aへ転送される。
それにより、出力制御部8aは、画像書込部10の印刷タイミングに同期して、受信したモノクロ印刷データを転送する。そして、画像書込部10が用紙に印刷データの画像を記録し、排紙される。
さて、コントローラ画像処理部3、および、スキャナ画像処理部2は、DMAC(2g、3h)を持ち、DMAC(2g、3h)がメモリのアドレスを生成しながらデータを転送することによって、コントローラCPU5に接続されるRAM7へデータを格納する。もしくはRAM7のデータへアクセスを行う。DMAC(2g、3h)は、連続したデータをメモリへ分割して格納させたり、メモリ上に分割して存在するデータを自動的にチェーンしてアクセスするディスクリプタ方式をとることにより、コントローラソフト6a(コントローラCPU5)のOS(オペレーティングソフト;基本ソフト)でメモリ管理や画像の管理が可能となる。コントローラソフトのOSが決めた値を設定するため、DMACへのアドレス設定はコントローラソフトが行う。なお、どの経路でDMAC(2g、3h)を用いたデータ転送を行うのかは、適宜に設定することができるので、具体的な説明は省略する。
図9は、スキャナユニットUN5およびプロッタユニットUN6をともに接続した構成を備えた画像形成装置におけるコントローラユニットUN1の概略構成、特に、画像処理部分についての構成の他の例を示している。以下、この構成を「最小構成」という。なお、同図において、図2と同一部分および相当する部分には、同一符号を付して、その説明を省略する。このような構成をとる機種の例としては、廉価なモノクロMFPが挙げられる。
この場合、コントローラ画像処理増設部ZZにコントローラ画像処理部3を装着していない構成となる。また、コントローラ画像処理増設部ZZでは、入力ポート、すなわち、スキャナ画像処理部2の出力ポートと、出力ポート、すなわち、コントローラCPU5のI/Fが信号線ZYで連結される態様となる。それにより、この場合には、コントローラCPU5は、スキャナ画像処理部2へのアクセスが可能となる。
図10は、図9の最小構成の場合において、スキャナユニットUN5としてカラースキャナ機能を備えたものが接続されると共に、プロッタユニットUN6としてモノクロ印刷機能を備えたものが接続されている場合で、モノクロコピー動作が行われる場合の画像データの処理の一例を示している。
まず、この場合、コントローラCPU5は、スキャナ画像処理部2へアクセスすることができる。したがって、この場合、コントローラCPU5は、スキャナ画像処理部2のレジスタ2cをアクセスして、レジスタ2cに保存されているIDを読み込む。
そして、スキャナ画像処理部2のレジスタ2cから読み込んだIDを調べる。この場合には、IDの値がスキャナ画像処理部2をあらわす値に一致するので、コントローラCPU5は、装置構成が最小構成であると認識する。
それにより、コントローラCPU5は、スキャナ画像処理部2の簡易階調処理部2cの動作を有効に設定し、色補正処理部2dの動作をモノクロ画像データ作成モードに設定し、自動カラー判別部2bから出力されるカラー判別結果をあらわす割込信号をコントローラCPU5が受信するように設定する。
具体的には、コントローラCPU5は、エンジンCPU9に対して、スキャナ画像処理部2の動作モードとして、簡易階調処理部2cの動作を有効に設定するよう指示し、色補正処理部2dの動作をモノクロ画像データ作成モードに設定するように指示するとともに、自動カラー判別部2bから出力される割込信号を、コントローラCPU5に送信するように指示する。ただし、コントローラ画像処理部3が装着されていないので、外部記憶ユニット4に画像を蓄積できず、自動カラー判別部2bから割込信号を受信しても画像の変換ができない(詳細は後述する)。
これにより、エンジンCPU9は、スキャナ画像処理部2の動作モードを設定するコントロールレジスタ2hに、簡易階調処理部2cの動作を有効に設定し、色補正処理部2dの動作をモノクロ画像データ作成モードに設定するとともに、自動カラー判別部2bからコントローラCPU5へ割込信号を出力する動作モードを設定する値をセットする。
このような動作モードが設定された後、図10の動作が行われる。すなわち、画像読取部1から読取出力される画像データは、スキャナ特性補正部2aに加えられて、シェーディング補正や、γ変換、フィルタ処理、色変換がそれぞれなされ、スキャナ特性補正部2aの出力データは、自動カラー判別部2bに入力されるとともに、色補正処理部2dへ入力される。
これにより、自動カラー判別部2bによる判定結果がでる前に、色補正処理部2dは、入力される画像データをモノクロ画像データへ変換を開始する。そして、色補正処理部2dは、その変換後のモノクロ画像データを簡易階調処理部2cへ出力する。簡易階調処理部2cでは、入力されるモノクロ画像データに階調処理を適用して1画素あたり1ビットの二値画像データに変換し、出力制御部2eへ出力する。なお、簡易階調処理部2cによる階調処理も、自動カラー判別部2bによる判定結果が出る前に行われる。
これは、廉価な機種では使用するバスの帯域を狭く設定している(例えば、装置内部のバスシステムとしてPCI−Expressを使用する場合、レーン数を減らしている)為である。このとき、スキャナ画像処理部2とコントローラCPU5に流れる画像データとコントローラCPU5とプロッタ画像処理部8に流れる画像データが共通の帯域を使用すると帯域不足が発生する可能性がある。また、この場合にはコントローラ画像処理部3が装着されていないので、外部記憶ユニット4に画像を蓄積できず、自動カラー判別部2bから割込信号を受信しても画像の変換ができない。そこで、画像読取の段階でプロッタユニットUN6が処理可能なデータに変換しておく必要があるためである。
そして、出力制御部2eは、簡易階調処理部2cからモノクロ画像データを、それぞれRAM7へ転送して保存する。
このようにして、1ページ分のモノクロ画像データがRAM7へ保存されるまでの間に、自動カラー判別部2bは、入力された1ページ分の画像データのカラー判別結果を、割込信号として出力し、その割込信号は、コントローラCPU5に入力される。
この場合も、前述同様に、コントローラCPU5は、自動カラー判別部2bから通知されたカラー判別結果を無視する。
そして、コントローラCPU5は、RAM7に保存されているモノクロ画像データ(二値画像データ)をプロッタ画像処理部8の出力制御部8aへ転送する。
それにより、出力制御部8aは、画像書込部10の印刷タイミングに同期して、受信したモノクロの印刷データを転送する。そして、画像書込部10が用紙に印刷データの画像を記録し、排紙される。
図11は、コントローラユニットUN1が、装置構成を判断する際に行う処理の概略例を示している。
コントローラソフトウェア6aを読み込んだコントローラCPU5は、電源が投入されると、各ユニットの接続状況について確認を行う(ステップS1101)。その際に、接続されているプロッタユニットUN6がモノクロ印刷機能のみか、カラー印刷機能も利用できるのか確認を行う。
さらに、コントローラCPU5は、コントローラ画像処理部3側に接続されている装置のIDを調査する(ステップS1102)。これにより、コントローラ画像処理部3が接続されているか否かを判断できる。
コントローラCPU5は、IDがコントローラ画像処理部3のものであると判定した場合に複写機の最大構成と判断し(ステップS1102:Yes)、エンジンCPU9に最大構成である旨を通知する(ステップS1103)。そして、コントローラCPU5は、その後の制御対象をコントローラ画像処理部3およびプロッタ画像処理部8とした上で、プロッタユニットUN6がモノクロ印刷機能のみか否かに応じた制御を行う(ステップS1104)。具体的にはカラー印刷機能の場合には、図7で示した処理手順で処理が行われるように制御を行う。モノクロ印刷機能の場合には、図8で示した処理手順で処理が行われるように制御を行う。
一方、コントローラCPU5は、IDがスキャナ画像処理部2のものであれば、複写機の最小構成であると判断し(ステップS1102:No)、エンジンCPU9に最小構成である旨を通知する(ステップS1105)。そして、コントローラCPU5は、その後の制御対象をスキャナ画像処理部2およびプロッタ画像処理部8とした上で、プロッタユニットUN6がモノクロ印刷機能のみか否かに応じた制御を行う制御を行う(ステップS1106)。具体的には、モノクロ印刷機能の場合には、図10で示した処理手順で処理が行われるように制御を行う。なお、カラー印刷機能の場合の処理に付いては、従来と同様の処理を行うものとして、説明を省略する。
なお、上述した実施例では、外部記憶ユニット4に蓄積する画像データは、所定の圧縮処理により圧縮された状態の画像データであったが、例えば、さらに、暗号化処理を適用することもできる。このように暗号化処理を適用することによって、例えば、外部記憶ユニット4が持ち去られたような場合、外部記憶ユニット4に蓄積されている画像データを他人が悪意で利用するような事態を回避することができる。また、上述した実施例では、スキャナ装置について本発明を適用した場合について説明したが、本発明は、画像読取機能を備えた画像処理装置であれば、前述した複合機等についても同様にして適用することができる。
図12は、連結印刷モードを実現する場合の画像処理装置の一例を示している。この場合、図1に示したと同様の構成を備える2つの画像処理装置MX1,MX2を、通信ユニットUN4を用いて相互接続している。なお、画像処理装置MX1,MX2の基本的構成は、上述した実施例の画像処理装置と同じであるので、その詳細説明は省略する。
また、この場合、画像処理装置MX1のスキャナユニットUN5で読み取った読取画像のコピー画像を、画像処理装置MX1のプロッタユニットUN6と画像処理装置MX2のプロッタユニットUN6で形成するようにしている。そのため両者を区別するために、以下、画像処理装置MX1を親機MX1と称し、画像処理装置MX2を子機MX2と称する。
なお、親機MX1と子機MX2がともに最大構成(図2参照)または親機MX1が最大構成、子機MX2が最小構成(図9参照)で、スキャナユニットUN5としてカラースキャナ機能を備えたものが接続されるとともに、プロッタユニットUN6としてカラー印刷機能を備えたカラープロッタユニットが接続されている態様の構成についても、上述した実施例に含まれる構成の組み合わせで実現することができるが、これらの構成の説明については、省略する。
図13は、親機MX1と子機MX2がともに最大構成(図2参照)で、プロッタユニットUN6としてモノクロ印刷機能を備えたモノクロプロッタユニットが接続されている場合に、モノクロコピー動作を行う場合のデータ処理の一例を示している。なお、親機MX1および子機MX2の初期設定動作は、上述したものと同様なので省略する。
まず、親機MX1の動作について説明する。この場合、画像読取部1から読取出力される画像データが外部記憶ユニット4にグレースケール画像データとして適宜に蓄積されるまでは、上述と同様なので省略する。
そして、色補正処理部2dは、入力されたカラー画像データを対応するグレースケール画像データ(Gs)に変換し、そのグレースケール画像データは、出力制御部2eにより、コントローラ画像処理部3の入力制御部3aへと出力される。
入力制御部3aでは、入力したグレースケール画像データを圧縮処理部3bへ転送する。圧縮処理部3bは、所定の圧縮処理を適用して画像データを圧縮し、圧縮後の画像データをRAM7へいったん保存する。また、この圧縮後の画像データは、蓄積制御部3fにより外部記憶ユニット4に適宜に蓄積される。
1ページ分の圧縮後の画像データがRAM7へ蓄積されるまでの間に、自動カラー判別部2bは、入力された1ページ分の画像データのカラー判別結果を、割込信号として出力し、その割込信号は、エンジンCPU9が受信する。そして、エンジンCPU9は、受信した割込信号の内容をコントローラCPU5へ通知する。それとともに、コントローラCPU5は、RAM7に蓄積した圧縮後の画像データを通信ユニットUN4を介して子機MX2へ送信する。
ここで、親機MX1と子機MX2の通信ユニットUN4間に流れるデータ量を考慮すれば、親機MX1で2階調のモノクロ画像データに変換してから送信する方が効率がよい。しかし、その場合には、子機の出力特性に合わせることができないので、作成される印刷物の画質を良好にすることができない。
また、この場合も前述同様に、コントローラCPU5は、エンジンCPU9から通知されたカラー判別結果を無視する。また、コントローラCPU5は、子機MX2へのカラー判別結果の送信を行う必要もない(送信した場合は、子機MX2で無視をする)。
そして、RAM7に保存された圧縮後のグレースケール画像データの処理については上述と同様なので省略する。
次に、子機MX2の動作について説明する。この場合、通信ユニットUN4を介して、親機MX1から1ページ分の圧縮グレースケール画像データを受信し、圧縮グレースケール画像データは、RAM7に保存される。
そして、RAM7に保存された圧縮後のグレースケール画像データは、伸張処理部3cへ転送され、伸張処理部3cは、入力された圧縮グレースケール画像データを元のグレースケール画像データへ変換し(伸張処理)、コントローラ画像処理部3の色補正処理部3dへ転送する。
色補正処理部3dは、この場合には、入力されるグレースケール画像データを、自端末に装着されているモノクロプロッタユニットの出力特性に合わせて変換し(γ変換など)、階調処理部3eへ出力する。この場合、階調処理部3eは、色補正処理部3dから入力したグレースケール画像データについて、階調処理を適用し、例えば、2階調のモノクロ画像データ(二値画像データ)を形成して、RAM7へ蓄積する。
そして、RAM7に保存されたモノクロ画像データ(モノクロ印刷データ)は、コントローラCPU5により、プロッタ画像処理部8の出力制御部8aへ転送される。
それにより、出力制御部8aは、画像書込部10の印刷タイミングに同期して、受信したモノクロ印刷データを転送する。そして、画像書込部10が用紙に印刷データの画像を記録し、排紙される。
図14は、親機MX1が最大構成(図2参照)で、子機MX2が最小構成(図9参照)で、親機MX1と子機MX2にスキャナユニットUN5としてカラースキャナ機能を備えたものが接続されると共に、プロッタユニットUN6としてモノクロ印刷機能を備えたモノクロプロッタユニットが接続されている場合に、モノクロコピー動作を行う場合のデータ処理の一例を示している。なお、親機MX1および子機MX2の初期設定動作は、上述したものと同様なので省略する。
まず、親機MX1の動作について説明する。この場合、画像読取部1から読取出力される画像データが外部記憶ユニット4にグレースケール画像データとして適宜に蓄積されるまでは、上述と同様なので省略する。
1ページ分の圧縮後の画像データがRAM7へ蓄積されるまでの間に、自動カラー判別部2bは、入力された1ページ分の画像データのカラー判別結果を、割込信号として出力し、その割込信号は、エンジンCPU9が受信する。そして、エンジンCPU9は、受信した割込信号の内容をコントローラCPU5へ通知する。それとともに、コントローラCPU5は、RAM7に蓄積した圧縮後の画像データを通信ユニットUN4を介して子機MX2へ送信する。
ここで、子機MX2が最小構成であること考慮すれば、親機MX1で2階調のモノクロ画像データに変換しなければ印刷することができないが、親機MX1は子機MX2の出力特性等を取得することができないので、子機MX2の出力特性に合わせた変換処理を行うことができない(エンジンCPU9から通知されたカラー判別結果は上述と同様である)。
そして、RAM7に保存された圧縮後のグレースケール画像データの処理については上述と同様なので省略する。
色補正処理部3dは、この場合には、入力されるグレースケール画像データを出力形態に合わせた所定のグレースケール画像データへ変換し、階調処理部3eへ出力する。この場合、階調処理部3eは、色補正処理部3dから入力したグレースケール画像データについて、階調処理を適用し、例えば、2階調のモノクロ画像データ(二値画像データ)を形成して、RAM7へ蓄積する。
そして、RAM7に保存されたモノクロ画像データ(モノクロ印刷データ)は、コントローラCPU5により、プロッタ画像処理部8の出力制御部8aへ転送される。
それにより、出力制御部8aは、画像書込部10の印刷タイミングに同期して、受信したモノクロ印刷データを転送する。そして、画像書込部10が用紙に印刷データの画像を記録し、排紙される。
次に、子機MX2の動作について説明する。この場合、通信ユニットUN4を介して、親機MX1から1ページ分の圧縮グレースケール画像データを受信し、圧縮グレースケール画像データは、RAM7に保存される。
しかし、子機MX2は最小構成でありコントローラ画像処理部3が装着されていないので圧縮グレースケール画像データを伸張するハードウェアを備えていない。そこで、RAM7に保存された圧縮後のグレースケール画像データは、コントローラCPU5に予め組み込まれてソフトウェア的に実行される伸張処理5aにより、元の画像データへ変換される。ただし、グレースケールのままでは出力できないので、コントローラCPU5からスキャナ画像処理部2へのハードウェア的な転送パスを図9の構成に新たに追加し(図示せず)、それにより、伸長処理5aの出力データを色補正処理部2dへ転送することが可能となる。
色補正処理部2dは、この場合には、入力されるグレースケール画像データを、自端末に装着されているモノクロプロッタユニットの出力特性に合わせて変換し、簡易階調処理部2cへ出力する。この場合、簡易階調処理部2cは、色補正処理部2dから入力したグレースケール画像データについて、階調処理を適用し、例えば、2階調のモノクロ画像データ(二値画像データ)を形成して、RAM7へ蓄積する。
そして、RAM7に保存されたモノクロ画像データ(モノクロ印刷データ)は、コントローラCPU5により、プロッタ画像処理部8の出力制御部8aへ転送される。
それにより、出力制御部8aは、画像書込部10の印刷タイミングに同期して、受信したモノクロ印刷データを転送する。そして、画像書込部10が用紙に印刷データの画像を記録し、排紙される。
ところで、上述した実施例では、自動カラー判別部2bが出力するカラー判別結果を利用しない場合、コントローラCPU5で無視するようにしているが、例えば、自動カラー判別部2が出力する割込信号をマスクするような処理を行うようにすることもできる。
また、上述した連結印刷動作を行う実施例では、親機MX1と子機MX2を直接接続した形態を採用しているが、ネットワークを介して親機MX1と子機MX2を接続した場合についても、本発明を同様にして適用することができる。
本実施の形態にかかる画像形成装置では、コントローラ画像処理部3や、様々なユニットの着脱が容易になる。これにより、ユーザの要求に応じた画像処理装置の提供が容易になる。また、様々な画像処理装置の提供する場合に、画像処理装置の構成が異なる場合でも、画像処理装置の制御を行うプログラム(例えばコントローラソフト6a)が同一、又は少しの修正で良いため、開発負担を軽減できる。
なお、本実施形態の画像処理装置の制御を行うプログラム(例えばコントローラソフト6a)は、ROM等に予め組み込まれて提供される。
本実施形態の画像処理装置の制御を行うプログラム(例えばコントローラソフト6aは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成しても良い。
さらに、本実施の形態の画像処理装置の制御を行うプログラム(例えばコントローラソフト6a)を、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態の画像処理装置の制御を行うプログラム(例えばコントローラソフト6a)をインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施の形態の画像処理装置の制御を行うプログラム(例えばコントローラソフト6a)は、様々な処理を行う構成を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはコントローラCPU5が、ROM7等から制御を行うためのプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、各構成が主記憶装置上に生成されるようになっている。
2 スキャナ画像処理部
2a スキャナ特性補正部
2b 自動カラー判別部
2c 簡易階調処理部
2d 色補正処理部
2e 出力制御部
2f,3g,8c レジスタ
2g,3h,8d DMAC
2h コントロールレジスタ
3 コントローラ画像処理部
4 外部記憶ユニット
3a 入力制御部
3b 圧縮処理部
3c 伸張処理部
3d 色補正処理部
3e 階調処理部
3f 蓄積制御部
5 コントローラCPU(中央処理装置)
6 ROM(リード・オンリ・メモリ)
6a コントローラソフト
7 RAM(ランダム・アクセス・メモリ)
8 プロッタ画像処理部
8a 出力制御部
8b 通信制御部
9 エンジンCPU
10 画像書込部
11 プロッタエンジンユニット
12 スキャナ機構部
MX1 親機
MX2 子機
UN1 コントローラユニット
UN2 操作表示ユニット
UN3 電源ユニット
UN4 通信ユニット
UN5 スキャナユニット
UN6 プロッタユニット
ZY 信号線
ZZ 増設インタフェース部
特開2006−325260号公報

Claims (11)

  1. 原稿画像を読み取るスキャナユニットが接続されるとともに、カラー画像を記録出力するカラープロッタユニットまたはモノクロ画像を記録出力するモノクロプロッタユニットのいずれか一方が接続される画像処理装置であって、
    前記スキャナユニットにより読み取られた画像データを、正規化された画像データに変換するスキャナ特性補正手段と、
    前記スキャナ特性補正手段により変換された前記画像データに第1の画像処理を適用して、出力する画像データを生成する第1の画像処理手段と、
    前記スキャナ特性補正手段により変換された後の画像データが、カラー画像データ又はモノクロ画像データであるかを判断するカラー判別手段と、
    前記スキャナ特性補正手段で変換された画像データに、前記第1の画像処理と異なる第2の画像処理を適用して、出力する画像データを生成するコントローラ画像処理手段の、着脱が可能な着脱手段と、を備え、
    前記第1の画像処理手段は、前記画像処理装置に前記モノクロプロッタユニットが接続され、前記着脱手段に前記コントローラ画像処理手段が装着されていない場合、前記カラー判別手段による画像データのカラー判別結果がでる前に、前記第1の画像処理として、当該画像データの二値画像データを生成すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 前記着脱手段に装着された前記コントローラ画像処理手段が、前記スキャナ特性補正手段で変換された、二値より大きい多値の画像データを入力する入力制御手段と、前記入力制御手段により入力された画像データを外部記憶手段に蓄積制御する蓄積制御手段と、前記入力制御手段より入力された画像データ、または前記外部記憶手段から読み出された画像データに対して、前記第2の画像処理を適用する第2の画像処理手段とを備えると共に、前記画像処理装置に前記モノクロプロッタユニットが接続されている場合、前記第1の画像処理手段は、前記カラー判別手段が画像データのカラー判別結果に拘わらず、前記第1の画像処理として、当該画像データのグレースケール画像データを生成し、
    前記スキャナ特性補正手段により変換された後の画像データを、前記コントローラ画像処理手段の入力制御手段に対して入力させ、前記外部記憶手段に蓄積する処理を前記蓄積制御手段に対して行わせ、前記カラー判別手段の判別結果と関係なくモノクロ画像データの生成を、前記第2画像処理として前記第2の画像処理手段に行わせる制御手段を、さらに備えたこと、
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の画像処理手段が適用する前記第1の画像処理は、前記第2の画像処理手段が適用する前記第2の画像処理に比べて、複雑度が小さいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像データを他の画像処理装置へ転送する通信手段をさらに備え、
    前記他の画像処理装置が、前記コントローラ画像処理手段を備えているとともに、前記モノクロプロッタユニットに接続されている場合、
    前記第1の画像処理手段で生成される前記グレースケール画像データを、前記通信手段を介して前記他の画像処理装置へ送信し、
    前記画像処理装置が、前記他の画像処理装置として動作するとき、前記通信手段を介して受信したグレースケール画像データを、前記コントローラ画像処理手段の第2の画像処理手段によりモノクロ画像データへ変換し、接続されている前記モノクロプロッタユニットへ出力すること、
    を特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像データを他の画像処理装置へ転送する通信手段をさらに備え、
    前記他の画像処理装置が、前記コントローラ画像処理手段を備えておらず、前記モノクロプロッタユニットに接続されている場合、
    前記第1の画像処理手段で生成される前記グレースケール画像データを、前記通信手段を介して前記他の画像処理装置へ送信し、
    前記画像処理装置が、前記他の画像処理装置として動作するとき、前記通信手段を介して受信したグレースケール画像データを、前記第1の画像処理手段によりモノクロ画像データへ変換し、接続されている前記モノクロプロッタユニットへ出力すること、
    を特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記着脱手段に装着された前記コントローラ画像処理手段が、さらに画像データを圧縮する圧縮手段を有し、
    前記画像処理装置が前記他の画像処理装置として動作する際、前記圧縮手段により圧縮された画像データを伸張する伸張手段を、さらに備えていること、
    を特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 原稿画像を読み取るスキャナユニットが接続されるとともに、カラー画像を記録出力するカラープロッタユニットまたはモノクロ画像を記録出力するモノクロプロッタユニットのいずれか一方が接続される画像処理装置の制御方法であって、
    スキャナ特性補正手段が、前記スキャナユニットにより読み取られた画像データを正規化された画像データへ変換するスキャナ特性補正ステップと、
    第1の画像処理手段が、前記スキャナ特性補正ステップから出力される補正後の画像データに所定の画像処理を適用して出力画像データを生成する第1の画像処理ステップと、
    カラー判別手段が、前記スキャナ特性補正ステップにより変換された後の画像データが、カラー画像データ又はモノクロ画像データであるかを判断するカラー判別ステップと、
    着脱手段が、前記スキャナ画像処理ステップで変換された画像データ、前記第1の画像処理と異なる第2の画像処理を適用して、出力する画像データを生成するコントローラ画像処理手段の着脱を行う着脱ステップと、を有し、
    前記モノクロプロッタユニットが接続され、前記着脱ステップにより前記コントローラ画像処理手段が装着されていない場合、前記自動カラー判別ステップによる画像データのカラー判別結果がでる前に、第1の画像処理ステップは、前記第1の画像処理として、当該画像データの二値画像データを生成すること、
    を特徴とする画像処理装置の制御方法。
  8. 前記着脱ステップにより装着された前記コントローラ画像処理手段が、前記スキャナ特性補正手段で変換された、二値より大きい多値の画像データを入力する入力制御ステップと、前記入力した画像データを外部記憶手段に蓄積制御する蓄積制御ステップと、前記入力制御ステップより入力された画像データ、または前記外部記憶手段から読み出された画像データに対して、前記第2の画像処理を適用する第2の画像処理ステップと、有すると共に、前記画像処理装置に前記モノクロプロッタユニットが接続されている場合、前記第1の画像処理ステップは、前記カラー判別ステップによる画像データのカラー判別結果に拘わらず、前記第1の画像処理として、当該画像データのグレースケール画像データを生成し、
    前記スキャナ特性補正ステップにより変換された後の画像データを、前記コントローラ画像処理手段の入力制御ステップにより入力させ、前記蓄積制御ステップにより外部記憶手段への画像蓄積を行わせたのちに、前記自動カラー判別ステップの判別結果と関係なく前記第2の画像処理ステップによりモノクロ画像データを生成させる制御を行う制御ステップを、有することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置の制御方法。
  9. 通信手段が、前記画像データを他の画像処理装置へ転送する通信ステップをさらに備え、
    前記他の画像処理装置が、前記スキャナ画像処理ステップおよび前記コントローラ画像処理手段を備えているとともに、前記他の画像処理装置に前記モノクロプロッタユニットに接続されている場合、
    前記第1の画像処理ステップで生成されるグレースケール画像データを、前記通信ステップを介して前記他の画像処理装置へ送信し、
    前記画像処理装置が、他の画像処理装置として動作するとき、前記通信ステップを介して受信したグレースケール画像データを、前記コントローラ画像処理手段の第2の画像処理ステップによりモノクロ画像データへ変換し、接続されている前記モノクロプロッタユニットへ出力すること、
    を特徴とする請求項8に記載の画像処理装置の制御方法。
  10. 前記画像データを他の画像処理装置へ転送する通信ステップをさらに備え、
    前記他の画像処理装置が前記スキャナ画像処理ステップのみを備えているとともに、前記他の画像処理装置に前記モノクロプロッタユニットが接続されている場合、
    前記第1の画像処理ステップで生成されるグレースケール画像データを前記通信ステップを介して前記他の画像処理装置へ送信し、
    前記画像処理装置が他の画像処理装置として動作するとき、前記通信手段を介して受信したグレースケール画像データを、前記第1の画像処理ステップによりモノクロ画像データへ変換し、接続されている前記モノクロプロッタユニットへ出力すること、
    を特徴とする請求項8に記載の画像処理装置の制御方法。
  11. 原稿画像を読み取るスキャナユニットが接続されるとともに、カラー画像を記録出力するカラープロッタユニットまたはモノクロ画像を記録出力するモノクロプロッタユニットのいずれか一方が接続される画像処理装置で実行される制御プログラムであって、
    前記スキャナユニットにより読み取られた画像データを正規化された画像データへ変換するスキャナ特性補正ステップと、
    前記スキャナ特性補正ステップから出力される補正後の画像データに所定の画像処理を適用して出力画像データを生成する第1の画像処理ステップと、
    前記スキャナ特性補正ステップにより変換された後の画像データが、カラー画像データ又はモノクロ画像データであるかを判断するカラー判別ステップと、
    前記スキャナ画像処理ステップで変換された画像データ、前記第1の画像処理と異なる第2の画像処理を適用して、出力する画像データを生成するコントローラ画像処理手段の着脱を行う着脱ステップと、を実行し、
    前記モノクロプロッタユニットが接続され、前記着脱ステップにより前記コントローラ画像処理手段が装着されていない場合、前記自動カラー判別ステップによる画像データのカラー判別結果に拘わらず、第1の画像処理ステップは、前記第1の画像処理として、当該画像データの二値画像データを生成すること、
    を機能させることを特徴とする制御プログラム。
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