JP5233694B2 - コントローラユニットおよびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿画像を読み取った場合に、画像データに対して画像処理を行うコントローラユニットおよびその制御方法に関する。
一般に、複写機能を有する複合機などの画像形成装置(画像処理装置)を安価につくることと、開発労力を抑えて容易につくることと、処理速度を高くつくることとは相反する側面があり、これらをともに実現することは非常に困難である。
例えば、安価に作るには、スキャナ処理機能、画像処理機能、出力機能などを全て集約して備えればよいが、大規模な処理装置が必要になり、難易度が高い(開発労力が多大となる)。また、開発労力を抑えて容易に作るには、ネットワーク上にスキャナ装置やプロッタ装置を個別に接続すれば構成可能であるが、装置間のデータ転送速度がネックとなり、処理速度を高くすることが出来ない。また、処理速度を高く作るには、上述した安価に作る場合と同様で、スキャナ処理機能、画像処理機能、出力機能などを全て集約して構成すればよいが、大規模な処理装置が必要になり、難易度が高い(開発労力が多大となる)。
一方で、近年、画像形成装置には、同じ機種シリーズで機能が小さいものから大きいものまで複数段階にラインナップされた製品構成が求められている。全ての拡張機能を集約して備えた一種類の装置でこれに対応しようとすると、全ての機能を備えているので最大に拡張された機種を提供可能であるが、あまり拡張機能を備えていない低い機能の画像形成装置を作りたい場合でも全ての機能が入ってしまっているためコストが高くなってしまう。
この拡張性の自由度を解決するための方法として、特許文献1では、プロッタ機能を備えた画像形成装置に、スキャナ機能及び蓄積機能を備えた画像読取装置を増設することで、複写機能を備えた画像形成装置を実現するようにしたものが提案されている。この場合、読み取った原稿データを蓄積機能を用いて一旦蓄積することで、処理速度を早く、しかも安価に複写機能を実現することができる。
しかしながら、この従来技術では、画像形成装置及び画像読取装置のそれぞれにCPU、ROM、RAM及びHDDを備える必要があるため、装置コストが高くなる。また、画像形成装置に画像読取装置を拡張する際、画像形成装置全体の制御を画像読取装置側のCPUが行うように処理を分担させるが、通常、画像形成装置全体の制御ソフトは大規模であり、そのために、画像読取装置側にも比較的大規模なROM、RAM容量が必要になったり、処理性能のより高いCPUを搭載する必要があり、さらにコストが高くなる。
なお、プリンタから複写機へ拡張するには、スキャナ機能を追加することで可能であるが、この場合には、複写機の取りうる構成が1種類であるため、例えば、HDDが不要な安価な複写機を構成することが出来ない。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、機能拡張を容易に行うことができるコントローラユニットおよびその制御方法を提供すること目的とする。
本発明にかかるコントローラユニットは、原稿画像を読み取るスキャナユニットを有する画像処理装置を制御するコントローラユニットであって、前記スキャナユニットにより読み取られた画像データを、正規化された画像データに変換するスキャナ特性補正手段と、前記スキャナ特性補正手段で変換された前記画像データに第1の画像処理を適用して、出力する画像データを形成する第1の画像処理手段と、を有するスキャナ画像処理手段と、前記読み取られた画像データに対して第2の画像処理を適用して出力する画像データを形成するコントローラ画像処理手段が、自装置に接続されている場合、前記第1の画像処理手段の動作を無効にし、前記スキャナ特性補正手段で変換された前記画像データに対して、前記コントローラ画像処理手段の前記第2の画像処理を適用して前記画像データを形成する制御を行う構成制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、制御方法は、原稿画像を読み取るスキャナユニットを有する画像処理装置を制御するコントローラユニットの制御方法であって、スキャナ画像処理手段が、前記スキャナユニットにより読み取られた画像データを、正規化された画像データに変換するスキャナ特性補正ステップと、前記スキャナ画像処理手段が、前記スキャナ特性補正ステップで変換された前記画像データに第1の画像処理を適用して、出力する画像データを形成する第1の画像処理ステップと、構成制御手段が、前記読み取られた画像データに対して第2の画像処理を適用して、出力する画像データを形成するコントローラ画像処理手段が、前記画像処理装置に接続されている場合、前記スキャナ画像処理手段の第1の画像処理ステップによる処理を無効にし、前記スキャナ特性補正ステップで変換された前記画像データに対して、前記コントローラ画像処理手段の前記第2の画像処理を適用して前記画像データを形成する制御を行う構成制御ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、コントローラ画像処理手段を接続した場合と、接続しない場合とで、異なる機能を装備することができるから、複数の機能を備えた画像処理装置を容易に構成することができるという効果を奏する。
図1は、一実施例にかかる画像形成装置(画像処理装置)の一例を示したブロック図である。 図2は、最大構成の場合のコントロールユニットの構成例を図示したブロック図である。 図3は、スキャナ画像処理部2のコントロールレジスタ2fが保持する情報を示した概念図である。 図4は、コントローラ画像処理部3のコントロールレジスタ2fが保持する情報を示した概念図である。 図5は、UNIT1の増設インタフェース部と、増設インタフェース部に接続するオプションボードと、を示した構成図である。 図6は、増設インタフェース部ZZのハードウェア形状を示した図である。 図7は、バイパスボード上の配線によりコネクタを介して接続されるスキャナ画像処理LSI及びCPUメモリバスの構成を示す図である。 図8は、オプションボード上の配線によりコネクタを介して接続されるスキャナ画像処理LSI、コントローラ画像処理LSI、及びCPUメモリバスの構成を示す図である。 図9は、スキャナ画像処理LSI及びコントローラ画像処理LSIのレジスタ群のアドレス空間内の配置の一例を示す図である。 図10は、最大構成の場合の画像データの処理の一例を示したブロック図である。 図11は、実施の形態にかかる画像形成装置における画像形成装置における動作モードに基づく、各機能の有効/無効の設定手順を示すシーケンス図である。 図12は、画像形成装置が最大構成の場合の制御フローの一例を示したタイミングチャートである。 図13は、最小構成の一例を図示したブロック図である。 図14は、最小構成の場合の画像データの処理の一例を示したブロック図である。 図15は、画像形成装置が最小構成の場合の制御フローの一例を示したタイミングチャートである。 図16は、プリンタ構成の一例を図示したブロック図である。 図17は、コントローラユニットUN1が、装置構成を判断する際に行う処理の概略例を示したフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるコントローラユニットおよびその制御方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる画像形成装置(画像処理装置)の一例を示している。
この画像形成装置は、装置を構成する各ユニットの動作などを制御するためのコントローラユニットUN1、ユーザがこの画像形成装置を操作するためのユーザインタフェースを構成する操作表示ユニットUN2、この画像形成装置の各ユニットへ電源を供給する電源ユニットUN3、外部装置やネットワークと接続し、外部装置と種々の情報をやりとりしたり、ネットワークを介して他の端末装置等の間で種々の情報をやりとりするための通信ユニットUN4、原稿画像を読み取って画像データを形成するためのスキャナユニットUN5、及び、複写画像や印刷画像等を記録用紙に記録出力するためのプロッタユニットUN6で構成されている。
また、画像形成装置を構成する各ユニットのうち、スキャナユニットUN5とプロッタユニットUN6は着脱自在に構成され、また、所定のインタフェース規約(物理的要件を定めたものや信号入出力要件定めたものなどがある)に従うならば、複数種類のものを適宜に交換して接続することができる。例えば、スキャナユニットUN5には、ADF(自動原稿搬送装置)を備えたもの、モノクロ読取機能を備えたもの、カラー読取機能を備えたものなどがある。また、プロッタユニットUN6には、記録紙の後処理機能(ソート機能、ステープル機能、フォールド機能など)を備えたもの、モノクロ印刷機能を備えたもの、カラー印刷機能を備えたものなどがある。
同様に、通信ユニットUN4についても装置構成に伴って複数種類の通信手法から選択して接続することができる。例えば、パーソナルコンピュータ装置などのホスト装置に接続するホストI/Fとネットワークに接続するためのネットワークI/Fを備えたものと、ホストI/Fのみを備えたものの2種類を適宜に接続することが可能である。また、画像形成装置の構成によっては、通信ユニットUN4を接続しない場合もある(いわゆる、スタンドアローンの構成(複写機など))。
例えば、スキャナユニットUN5とプロッタユニットUN6がともに接続されている場合には、複写機能、プリンタ機能、ネットワークプリンタ機能、ネットワークファクシミリ機能、ネットワークスキャナ機能などを備えた画像形成装置を実現することができる。また、画像形成装置が備える機能に応じて、適宜な機能を備えた通信ユニットUN4が接続される。
また、プロッタユニットUN6のみが接続されている場合には、プリンタ機能およびネットワークプリンタ機能を備えた画像形成装置を実現することができる。この場合も、同様にして、画像形成装置が備える機能に応じて、適宜な機能を備えた通信ユニットUN4が接続される。
コントローラユニットUN1は、オプションボードが接続可能な増設インタフェース部ZZを備えているものとする。当該増設インタフェース部ZZにオプションボードが接続された場合に、当該オプションボードに搭載された機能により、画像処理等が可能となる。本実施の形態では、コントローラ画像処理部が搭載されたオプションボードを接続する例について説明する。
図2は、スキャナユニットUN5およびプロッタユニットUN6をともに接続した構成を備えた画像形成装置におけるコントローラユニットUN1の概略構成を示した図である。図2で示した例は、特に画像処理部分についての構成を具体的に示した例を示している。この構成は、いわゆる「最大構成」に相当する。図2に示す例では、コントローラユニットUN1の増設インタフェース部ZZに、コントローラ画像処理部3が搭載されたオプションボードが接続された例とする。
同図において、スキャナユニットUN5の画像読取部1から出力される画像データは、スキャナ画像処理部2に加えられる。
このスキャナ画像処理部2は、入力される画像データを正規化された画像データへ変換するスキャナ特性補正部2aと、スキャナ特性補正部2aから出力される補正後の画像データに所定の画像処理を適用して印刷画像データを形成する簡易画像処理部2bと、を備えている。
また、スキャナ画像処理部2が備える構成のうち、入力される画像データに対して処理を行う構成は、エンジンCPU9又はコントローラCPU5から入力される動作モードに基づいて決定される。
動作モードとは、画像処理形成装置のコントローラユニットUN1に含まれる構成について、実行する機能を特定する機能特定情報とする。つまり入力される動作モードに応じて、機能を実行する構成等が特定される。
また、スキャナ画像処理部2の構成・特性を後述するコントローラCPU5が確認する際に参照する識別情報(ID)を記憶したIDレジスタ2cも備える。また、スキャナ画像処理部2は、各機能の有効/無効を設定するためのコントロールレジスタ2fを備える。さらに、スキャナ画像処理部2は、次段へのデータを出力するためのDMAC(ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ)2gも備えている。
DMAC2gは、スキャナ画像処理部2で処理された画像データを、次段に出力する。次段とは、本実施の形態においては、コントローラ画像処理部3、コントローラCPU5、又はコントローラCPU5を介した他の構成が考えられる。また、DMAC2gは、コントローラCPU5やエンジンCPU9に出力先(アドレス)を設定された場合に、当該出力先に対して画像データを出力する処理を行う。
図3は、コントロールレジスタ2fが保持する情報を示した概念図である。図3に示す例では、各動作モード値で実行可能な機能の関係の例を図3に示す。各機能の値が‘1’の場合に機能が有効(ON)であり、‘0’の場合に機能が無効(OFF)であることを示している。なお、図3に示す例では各機能にビット値が割り当てられている。各ビットに割り当てられた機能の種類は、スキャナ画像処理部2と、コントローラ画像処理部3との間で共通させる。これにより、コントローラ画像処理部3で実行する機能と、スキャナ画像処理部2で実行する機能との間の対応関係が明確になる。これにより、各機能の実行有無を設定する設定者の作業負担を軽減する。
また、各ビットについて、スキャナ画像処理部2に搭載されていない機能の種類のビットは欠番とする。図3に示す例においては、0、1、及び4bit目を欠番とし、2〜3bit目の2つの機能について、有効/無効が選択可能とする。
つまり、図3に示す例では、動作モード値が‘0’の場合、2、3bit目に割り当てられたスキャナ特性補正部2aと、及び簡易画像処理部2bを全て実行することを示している。そして、動作モード値が‘1’の場合、3bit目に割り当てられたスキャナ特性補正部2aのみ実行することを示している。
なお、コントロールレジスタ2fと、スキャナ画像処理部2の各構成(スキャナ特性補正部2a、及び簡易画像処理部2b)との間は、図示しない信号線等で接続されているため、各構成はコントロールレジスタ2fを参照することで、機能を実行するか否かを判定できる。
ここで、スキャナ特性補正部2aが実行する画像処理(正規化された画像データへの変換処理)は、例えば、シェーディング補正や、γ変換、フィルタ処理、色変換などである。ただし、ここで行う色変換は、RGBからCMYKの変換ではなく、RGBからRGBへの変換であり、主に、接続されているスキャナユニットUN5の画像読取特性のバラツキを解消するような変換処理(周知処理)である。
また、簡易画像処理部2bが適用する画像処理は、主にRGBからCMYKなど出力形態に合わせた色変換処理と、簡易階調処理部2dで実行する簡易な階調処理である。
また、後述するエンジンCPU9からの指定により、スキャナ画像処理部2の簡易画像処理部2bは、その動作が有効に設定されたり、無効に設定されたりすることができる。簡易画像処理部2bの動作が無効に設定された場合には、スキャナ特性補正部2aの出力は、直接、次段のコントローラ画像処理部3へ出力される。
コントローラ画像処理部3は、本実施例では、コントローラ画像処理用の増設インタフェース部ZZに着脱自在に設けられる。なお、本実施の形態では、上述したスキャナ画像処理部2についても、画像形成装置の構成内容に従って、接続されたりされなかったりする。例えば、プリンタ構成の場合には、スキャナユニットUN5は接続されないので、上述したスキャナ画像処理部2は省略される(後述)。
このコントローラ画像処理部3は、スキャナ画像処理部2から出力される画像データを、入力処理部3aを介して入力する。ここで、上述したように、コントローラ画像処理部3がコントローラ画像処理用の増設インタフェース部ZZに接続されていない場合、スキャナ画像処理部2が出力した画像データは、直接増設インタフェース部ZZの出力ポートへ送られるが、この場合にコントローラ画像処理部3を介さずに、コントローラCPU5に入力されるような、ブリッジ構成となっている。
このコントローラ画像処理部3は、さらに、入力処理部3aを介して入力された画像データを処理する構成として、データの圧縮を行う圧縮処理部3b、データの伸張を行う伸張処理部3c、外部記憶ユニット(例えば、磁気ディスク装置など)4への蓄積や外部記憶ユニット4からのデータの読み出しを行う蓄積制御部3d、出力形態にあった画像データを作成する画像処理部3eから構成されている。
画像処理部3eは、RGBからCMYKへの色変換などの処理を行うとともに、高度な階調処理を適用する階調処理部3fを備えている。また、入力処理部3a、圧縮処理部3b、伸張処理部3c、蓄積制御部3d、および、画像処理部3eには、それぞれ次段へのデータ転送のためのDMAC3iが内蔵されている。なお、入力処理部3a、圧縮処理部3b、伸張処理部3c、蓄積制御部3d、および、画像処理部3eの次段へのデータ転送には、DMA転送ではなく、直接転送を採用することもできる。DMAC3iは、コントローラ画像処理部3内で他の構成に画像データの転送する制御を行う。
また、コントローラ画像処理部3は、画像転送全体の制御を行うコントローラCPU5とデータをやりとりするためのインタフェース回路(図示略)が設けられているとともに、次段へのデータ転送のためのDMAC3jを備えている。なお、図ではDMAC3jが使う画像データ用のI/FとコントローラCPU5用のI/Fが共用となっているが、専用に設けても構わない。DMAC3jは、コントローラ画像処理部3内での処理が終了した後、画像データを、コントローラCPU5によって設定された出力先(アドレス)に対して、画像データを出力する処理を行う。
さらに、コントローラ画像処理部3には、コントローラ画像処理部3の構成・特性をコントローラCPU5が確認する際に参照する識別情報(ID)を記憶したIDレジスタ3gも設けられている。さらに、コントローラ画像処理部3は、各機能の有効/無効を設定するためのコントロールレジスタ3hを備える。
図4は、コントロールレジスタ3hが保持する情報を示した概念図である。図4に示すように、各ビットに機能が割り当てられている。図4に示す例においては、3bit目を欠番とし、0〜2、4bit目の4つの機能について、処理を実行するために選択可能とする。図4に示す例においては、各機能において‘0'が実行しない(OFF)を示し、‘1'が実行する(ON)を示す。
つまり、図4に示すように、動作モード値が‘0'の場合、0〜2、4bit目に割り当てられた画像処理部3e、圧縮処理部3b、伸張処理部3c、蓄積制御部3dを全て実行することを示している。そして、動作モード値が‘1'の場合、蓄積制御部3dを除く、画像処理部3e、圧縮処理部3b、伸張処理部3cを実行することを示している。
なお、コントロールレジスタ3hと、コントローラ画像処理部3の各構成(画像処理部3e、圧縮処理部3b、伸張処理部3c、蓄積制御部3d)との間は、図示しない信号線等で接続されているため、各構成はコントロールレジスタ3hを参照することで、機能を実行するか否かを判定できる。
ところで、本実施の形態においては、コントローラ画像処理部3が増設インタフェース部ZZに接続されているか否かに係わらず、送信制御プログラム6bに従って処理を行うコントローラCPU5は、直接接続されている構成に対して、動作モード値'0'を送信する。そして、コントローラ画像処理部3が増設インタフェース部ZZに接続されていない場合、スキャナ画像処理部2に動作モード値が入力される。そして、コントロールレジスタ2fは、入力された動作モード値‘0'が設定される。
一方、コントローラ画像処理部3が接続されている場合には、コントローラ画像処理部3に動作モード値が入力される。そして、コントロールレジスタ3hは、入力された動作モード値‘0'が設定される。そして、スキャナ画像処理部2には、エンジンCPU9から、動作モード‘1’が設定される。これにより、各構成の有効/無効の切替が可能となる。
つまり、コントローラCPU5は、同一の動作モードを出力することで、増設インタフェース部ZZにコントローラ画像処理部3が接続されているか否か関係なく、コントローラCPU5に直接接続されているコントローラ画像処理部3又はスキャナ画像処理部2のいずれかの各構成の有効/無効の設定が可能となる。
図2に戻り、ROM6は、コントローラCPU5が実行するためのプログラムなどのデータを記憶する。ROM6は、構成制御プログラム6aを記憶する。これらプログラムは、コントローラCPU5が読み込むことで、構成制御部としての機能を実現する。
コントローラCPU5は、コントローラユニットUN1の動作などを制御する。
構成制御プログラム6aを読み込んだコントローラCPU5は、コントローラ画像処理部3が、増設インタフェース部ZZで接続されている場合、簡易画像処理部2bの動作を無効にし、スキャナ特性補正部2aで変換された画像データに対して、コントローラ画像処理部3の画像処理部3eの画像処理を適用して印刷画像データを形成し、当該印刷画像データをプロッタ画像処理部8等に出力する。また、コントローラCPU5は、コントローラ画像処理部3が画像形成装置に接続されていない場合、直接通信可能な簡易画像処理部2bで印刷画像データを形成する制御を行う。
各構成の無効/有効の設定は、送信制御プログラム6bに従ってコントローラCPU5が行う。具体的には、コントローラCPU5は、コントローラCPU5と直接接続されて、通信可能な構成(図2においてはコントローラ画像処理部3)に対して、動作モード値(例えば‘0')を送信する。つまり、コントローラ画像処理部3が、増設インタフェース部ZZで接続されている場合、コントローラCPU5は、動作モード値を、コントローラ画像処理部3に送信する。
コントローラ画像処理部3が、動作モード値を受信した場合、動作モード値で示される値に基づいて実行可能な機能を特定し、当該機能を用いてデータ処理を行う。これにより、コントローラ画像処理部3に含まれる各構成の動作の有効/無効を設定できる。
一方、増設インタフェース部ZZにオプションボード(コントローラ画像処理部3を含む)が接続されていない場合、スキャナ画像処理部2に対して動作モード値(例えば‘0’)を送信する。これにより、スキャナ画像処理部2は、所定の動作モード値に基づいて実行する機能を特定し、当該機能でデータ処理を行う。
また、コントローラCPU5は、コントローラ画像処理部3が接続されていない場合、直接通信可能なスキャナ画像処理部2のDMAC2gに対して、スキャナ画像処理部2の簡易画像処理部2bで形成された画像データを、出力するための設定を行う。さらに、コントローラCPU5は、コントローラ画像処理部3が接続されている場合、直接通信可能なコントローラ画像処理部3のDMAC3jに対して、コントローラ画像処理部3が形成した画像データを、出力するための設定を行う。
次に、着脱可能とする増設インタフェース部ZZと、オプションボード30aについて説明する。
図5は、UNIT1の増設インタフェース部ZZと、増設インタフェース部ZZに接続するオプションボード30aを示した構成図である。オプションボード30a上のコントローラ画像処理LSI30は、コントローラ画像処理部3の機能を実現するLSIであり、スキャナ画像処理LSI20は、スキャナ画像処理部2の機能を実現するLSIとする。そして、コントローラCPU5と、スキャナ画像処理LSI20との間には、CPUメモリバス51と、増設インタフェース部ZZとが備えられている。
増設インタフェース部ZZは、接続口(ZZa,ZZb,ZZc)を3つ有し、スキャナ画像処理LSI20とCPUメモリバス51は前記増設インタフェース部ZZの2つの接続口ZZa,ZZcを介して接続される。増設インタフェース部ZZの残りの接続口ZZbには、基本構成時にはバイパスボード40が接続され、機能拡張時にはコントローラ画像処理LSI30が搭載されたオプションボード30aが接続される。図6は、増設インタフェース部ZZのハードウェア形状を示した図である。図6に示すように、接続口ZZbが、コントローラ画像処理LSI30を備えるオプションボード30aを接続可能な開口部となっている。
図5に示すように、増設インタフェース部ZZは、紙面水平方向の左右に2口(ZZa,ZZc)、左右の口の中央部に垂直に1口(ZZb)の接続口が設けられている。
基本構成時は、増設インタフェース部ZZの接続口ZZbに装着されたバイパスボード40上の配線により、図7のようにスキャナ画像処理LSI20とCPUメモリバス51とのデータ信号が直結される。これにより、コントローラCPU5が、CPUメモリバス51を介して、スキャナ画像処理LSI20に対して、動作モード値を直接送信できる。
オプションボード接続時は、増設インタフェース部ZZの接続口ZZbに装着されたオプションボード30a上の配線により、図8のようにCPUメモリバス51とコントローラ画像処理LSI30とを、さらにスキャナ画像処理LSI20とコントローラ画像処理LSI30とを、それぞれ接続する。そして、CPUメモリバス51とコントローラ画像処理LSI30との間、及びスキャナ画像処理LSI20とコントローラ画像処理LSI30との間は、それぞれPCIeXpressでデータの送受信を行う。
つまり、コントローラユニットUN1は、コントローラ画像処理部3が接続されていない場合、コントローラCPU5は、スキャナ画像処理部2と直接通信可能となり、コントローラ画像処理部3が接続された場合、コントローラCPU5は、スキャナ画像処理部2の代わりにコントローラ画像処理部3と直接通信可能となると共に、スキャナ画像処理部2がコントローラ画像処理部3と直接通信可能となる、構造を有していることになる。
また、最初のオプションボード接続時に、ROM6に格納されたプログラムの更新が行われる。これにより、ROM6にコントローラ画像処理LSI30を制御するオプション制御プログラムが追加される。
オプションボード30a及びバイパスボード40は、図5では平板状に形成され、図では下端部に設けられたコネクト部分を増設インタフェース部ZZに挿入するようになっている。しかし、実装する場合には、オプションボード30aのコネクト部分とコントローラ画像処理LSI30の実装部分が直交するように、言い換えれば鉤形の形状に形成し、増設インタフェース部ZZの図において上方のスペースを有効に使用するように構成することもできる。
図2に戻り、RAM7は、コントローラCPU5が実行する際に使用するワークエリアを構成するとともに、種々のデータを一時蓄積するバッファエリアなどを構成する。
スキャナ画像処理部2およびコントローラ画像処理部3ともにレジスタ群は、図9に例示するようなRAM7のアドレス空間内に配置する。スキャナ画像処理部2およびコントローラ画像処理部3内の各機能のレジスタは特定アドレス単位、例えば0x1000で区切り、その先頭には図9で示すような機能IDレジスタを持ち、ソフトがIDの値を読み出すことによって機能の存在を特定できるようにする。
プロッタ画像処理部8は、CMYKのそれぞれの色成分の画像データを、別々のタイミングでプロッタユニットUN6の画像書込部10へ送信する出力制御部8aと、コントローラCPU5とエンジンCPU9との間の通信を行うための通信制御部8bから構成されている。また、出力制御部8aには、図示しないがDMACが内蔵されている。
また、プロッタ画像処理部8には、画像転送全体の制御を行うコントローラCPU5のI/Fが設けられている。図では画像データとコントローラCPU5のIFが共用となっているが、専用に設けても構わない。さらに、プロッタ画像処理部8には、プロッタ画像処理部8の構成・特性をコントローラCPU5が確認する際に参照する識別情報(ID)を記憶したIDレジスタ8cも設けられている。
エンジンCPU9は、コントローラCPU5からの指令に従って、スキャナ画像処理部2の動作モードを設定するとともに、プロッタユニットUN6のプロッタエンジンユニット11とスキャナユニットUN5のスキャナ機構部12の動作を制御するものである。エンジンCPU9は、図示しないエンジンソフトを読み込み、当該エンジンソフトに従って処理を行う。
また、エンジンCPU9は、コントローラ画像処理部3が接続されている場合、スキャナ画像処理部2に対して、コントローラ画像処理部3に画像データを出力するための設定を行う。このための設定としては、出力先としてダミーアドレスを設定する等が考えられる。ダミーアドレスを設定されたスキャナ画像処理部2は、直接接続されているコントローラ画像処理部3に画像データを送信することになる。そして、コントローラ画像処理部3は、ダミーアドレスが付与された画像データが入力された場合、コントローラ画像処理部3自体が処理を行う画像データとして認識する。
ここで、簡易階調処理部2dが実行する簡易階調処理と、階調処理部3fが実行する階調処理(以下、「高度階調処理」という)の相違点は、例えば、次のようなものである。まず、簡易階調処理では、処理後のデータが2ビットで階調数が4なのに対して、高度階調処理では処理後のデータが4ビットで階調数が16(=24)である。したがって、簡易階調処理よりも高度階調処理の場合、より階調性が高く、再現性の良好な画像データを得ることができる。
つまり、図2の最大構成の場合には、上述した動作モードに基づく設定により、スキャナ画像処理部2の簡易画像処理部2bの動作を無効に設定して、コントローラ画像処理部3の画像処理部3eの階調処理部3fの処理を適用することで、より階調性の良好な印刷物を得ることができるようにしている。
図10は、図2の最大構成の場合の画像データの処理の一例を示している。
まず、この場合、コントローラCPU5は、コントローラ画像処理部3、および、プロッタ画像処理部8へアクセスすることができる。したがって、この場合、コントローラCPU5は、直接接続されている構成に対してアクセスし、当該構成が保持しているIDを読み込む。増設インタフェース部ZZにコントローラ画像処理部3が接続されている場合、コントローラCPU5は、コントローラ画像処理部3のIDレジスタ3gから、当該IDレジスタ3gが保存しているIDを読み込む。また、コントローラCPU5は、プロッタ画像処理部8のIDレジスタ8cにアクセスして、IDレジスタ8cに保存されているIDを読み込む。
一方、増設インタフェース部ZZにバイパスボード40が接続されている場合、コントローラCPU5は、スキャナ画像処理部2のレジスタ2fから、当該レジスタ2fが保存しているIDを読み込む。
そして、コントローラCPU5が、CPUメモリバス51を介して、直接接続されている構成(例えば、コントローラ画像処理部3又はスキャナ画像処理部2)に対して、動作モード値として‘0’を送信する。コントローラ画像処理部3が接続されている場合、画像処理部3e、圧縮処理部3b、伸張処理部3c、蓄積制御部3dが有効になる。
そして、コントローラCPU5は、直接接続されている構成から読み込んだIDを調べる。図2で示した構成の場合、IDの値がコントローラ画像処理部3をあらわす値に一致するので、コントローラCPU5は、装置構成が最大構成であると認識する。
この場合、コントローラCPU5は、スキャナ画像処理部2の簡易画像処理部2bの動作を無効に設定するために、プロッタ画像処理部8の通信制御部8bを介し、エンジンCPU9に対して、スキャナ画像処理部2の動作モードとして、簡易画像処理部2bを使用しない動作モードを(動作モード値を‘1’に)設定するように指示する。
これにより、エンジンCPU9は、スキャナ画像処理部2の動作モードを設定するコントロールレジスタ(図示略)に、簡易画像処理部2bを使用しない動作モードを設定する。
このような動作モードが設定された後、図10の動作が行われる。すなわち、画像読取部1から読取出力される画像データは、スキャナ特性補正部2aに加えられて、シェーディング補正や、γ変換、フィルタ処理、色変換がそれぞれなされ、スキャナ画像処理部2のデータ出力側のDMACにより、コントローラ画像処理部3の入力処理部3aへと転送される。
入力処理部3aでは、入力した画像データを圧縮処理部3bへDMA転送する。圧縮処理部3bは、所定の圧縮処理を適用して画像データを圧縮し、圧縮後の画像データを蓄積制御部3dへDMA転送(または直接転送)する。蓄積制御部3dは、入力した圧縮後の画像データを外部記憶ユニット4に適宜に蓄積する。
1ページ分、または、所定データ量の圧縮画像データを外部記憶ユニット4に蓄積すると、蓄積制御部3dは、蓄積した圧縮画像データを外部記憶ユニット4から読み出して、伸張処理部3cへDMA転送(または直接転送)する。
伸張処理部3cでは、入力された圧縮画像データを元の画像データへ変換し(伸張処理)、その変換後の画像データを画像処理部3eにDMA転送(または直接転送)する。画像処理部3eは、受信した画像データに対して、色変換処理を適用した後に、階調処理部3fで階調処理を適用し、その後の画像データ(CMYKの印刷データ)をRAM7へDMA転送する。
RAM7に印刷データが1ページ分、あるいは、所定データ量蓄積されると、コントローラCPU5は、プロッタ画像処理部8の出力制御部8aに対して、画像データ(CMYKの印刷データ)をDMA転送(または直接転送)する。
それにより、出力制御部8aは、画像書込部10の印刷タイミングに同期して、受信したCMYKの印刷データを転送する。そして、画像書込部10が用紙に印刷データの画像を記録し、排紙される。
さて、コントローラ画像処理部3のDMAC3j、および、スキャナ画像処理部2のDMAC2gは、メモリのアドレスを生成しながらデータを転送することによって、コントローラCPU5に接続されるRAM7へデータを格納する。もしくはRAM7のデータへアクセスを行う。DMAC3j又DMAC2gは、連続したデータをメモリへ分割して格納させたり、メモリ上に分割して存在するデータを自動的にチェーンしてアクセスするディスクリプタ方式をとることにより、コントローラソフト(コントローラCPU5)のOS(オペレーティングソフト;基本ソフト)でメモリ管理や画像の管理が可能となる。コントローラソフトのOSが決めた値を設定するため、DMACへのアドレス設定は、構成制御プログラム6aを読み込んだコントローラCPU5が行う。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかる画像形成装置における動作モードに基づく、各機能の有効/無効設定手順について説明する。図11は、本実施の形態にかかる画像形成装置における上述した処理の手順を示すシーケンス図である。なお、本シーケンス図では、コントローラ画像処理部3が増設インタフェース部ZZに接続されている場合について説明する。
コントローラCPU5は、直接接続されている構成のIDを読み取る(ステップS1101)。本処理手順では、増設インタフェース部ZZに接続されているコントローラ画像処理部3から読み取る。
次に、コントローラCPU5は、動作モード値‘0'を、コントローラ画像処理部3に出力する(ステップS1102)。これにより、コントローラ画像処理部3は、レジスタ3hに、動作モード値‘0’を設定し、各構成の有効/無効を設定する(ステップS1103)。なお、本処理手順においては、無効となる機能は存在しない。
その後、コントローラCPU5は、読み取ったIDから、直接の接続先の構成を特定する(ステップS1104)。本処理手順では、増設インタフェース部ZZにコントローラ画像処理部3が接続されていることを特定する。
そして、コントローラCPU5は、コントローラ画像処理部3が接続されていることを判定した場合に、エンジンCPU9に、最大構成であることの通知と共に、スキャナ画像処理部2に動作モードの設定を指示する(ステップS1105)。
その後、エンジンCPU9が、スキャナ画像処理部2に対して、動作モード値‘1’を出力する(ステップS1106)。そして、スキャナ画像処理部2は、コントロールレジスタ2fに、動作モード値‘1’を設定し、各構成の有効/無効を設定する(ステップS1107)。なお、本処理手順では、簡易画像処理部2bが無効となる。
上述した処理手順により、スキャナ画像処理部2及びコントローラ画像処理部3において適切に各機能の有効/無効を設定することができる。これにより、拡張装置の導入に伴いデータ処理の機能拡張の容易化と、拡張される装置間の連携実現の容易化を行うことができる。
なお、コントローラ画像処理部3が接続されていない場合、ステップS1105以降の処理を行わないものとする。それ以外は図11で示した処理と同様なので説明を省略する。
図12は、画像形成装置が最大構成の場合の制御フローの一例を示す。なお、図11に示す処理手順で各構成の有効/無効は既に設定されているものとする。
この場合、コントローラCPU5からはコントローラ画像処理部3とプロッタ画像処理部8が認識出来るが、スキャナ画像処理部2を認識できない。当然スキャナ画像処理部2へアクセスすることも出来ない。したがって、エンジンCPU9が、スキャナ画像処理部2からコントローラ画像処理部3への転送を行うDMAC2gへの設定を行う必要がある。
ここで、DMAC2gへのアドレス設定は、コントローラCPU5上で実行されているOSが割り当てた値を設定する必要があるが、スキャナ画像処理部2へはコントローラCPU5は、アクセス出来ない。そこで、エンジンCPU9が、スキャナ画像処理部2にダミーアドレスを設定して、とりあえず直接接続されているコントローラ画像処理部3に画像データを出力するよう制御する。
具体的には、まず、構成制御プログラム6aを読み込んだコントローラCPU5は、画像サイズや各種モードを通知する(ステップS1201)。
これにより、エンジンCPU9は、通知された画像サイズや各種モードに基づいて実行する処理を、スキャナ特性補正部2aに設定する(ステップS1202)。さらには、エンジンCPU9は、スキャナ特性補正部2aの補正後の画像データを、スキャナ画像処理部2からコントローラ画像処理部3に転送するための設定を、DMAC2gに行う(ステップS1203)。このとき、エンジンCPU9は、当該DMAC2gに画像データの出力先として、ダミーアドレスを設定する。このステップS1203は、エンジンCPU9が、コントローラCPU5からの通知で、最大構成であると認識されている場合に限り、行う処理とする。
一方、コントローラCPU5は、直接接続されているコントローラ画像処理部3の画像処理部3eを含む各構成に対して、各種設定を行う(ステップS1204)。
次に、コントローラCPU5は、コントローラ画像処理部3のDMAC3jへの設定を行う(ステップS1205)。上述したように、当該DMAC3jには、OSが割り当てた値(アドレス)を出力先として設定する。
その後、コントローラCPU5は、コントローラ画像処理部3のDMAC3jを起動し(ステップS1206)、さらにエンジンCPU9にDMACを起動したことを通知する(ステップS1207)。
エンジンCPU9は、DMACの起動の通知を受け付けた場合、スキャナ画像処理部2のDMAC2gを起動する(ステップS1208)。これにより、DMAC3gが、スキャナ画像処理部2から、コントローラ画像処理部3に、補正後の画像データを出力する(ステップS1209)。ダミーアドレスによる転送を受けとったコントローラ画像処理部3は、入力処理部3aで、ダミーアドレスからコントローラソフトのOSが割り当てたアドレスへの変換を行う。そのあと、DMAC3jが、図示しないコントローラメモリへのデータ出力を行う。
その後、スキャナ画像処理部2が、エンジンCPU9にデータの送信完了を通知する(ステップS1210)。さらに、コントローラ画像処理部3が、コントローラCPU5にデータの送信完了を通知する(ステップS1211)。
そして、コントローラCPU5は、完了通知に基づく割込処理(ステップS1212)後に、転送終了をエンジンCPU9に通知する(ステップS1213)。
一方、エンジンCPU9も、完了通知に基づく割込処理(ステップS1214)し、転送終了をコントローラCPU5に通知する(ステップS1215)。
上述したように、本実施の形態においては、コントローラ画像処理部3が接続されている場合は、2つのDMACを用いて転送を行う。
図13は、スキャナユニットUN5およびプロッタユニットUN6をともに接続した構成を備えた画像形成装置におけるコントローラユニットUN1の概略構成を示した図である。図13で示す構成例は、図2で示した例と比べて、画像処理部分について異なる構成を備えている例とする。図13に示す構成は、いわゆる「最小構成」に相当する。なお、同図において、図2と同一部分および相当する部分には、同一符号を付して、その説明を省略する。
図13で示した例では、増設インタフェース部ZZにコントローラ画像処理部3が接続されていない構成となる。また、増設インタフェース部ZZでは、図7で示した例のように、増設インタフェース部ZZの入力ポートがスキャナ画像処理部2の出力ポートと、増設インタフェース部ZZの出力ポートがコントローラCPU5のI/Fと、が接続され、バイパスボード40の信号線ZYを介してスキャナ画像処理部2とコントローラCPU5が、連結される態様となる。これにより、図13で示した例では、コントローラCPU5は、スキャナ画像処理部2へのアクセスが可能となる。
図14は、図13の最小構成の場合の画像データの処理の一例を示している。
まず、この場合、コントローラCPU5は、スキャナ画像処理部2、および、プロッタ画像処理部8へアクセスすることができる。したがって、この場合、コントローラCPU5は、スキャナ画像処理部2のIDレジスタ2c、および、プロッタ画像処理部8のIDレジスタ8cをそれぞれアクセスして、IDレジスタ2c,8cに保存されているIDを読み込む。
そして、スキャナ画像処理部2のIDレジスタ2cから読み込んだIDを調べる。この場合には、IDの値がスキャナ画像処理部2をあらわす値に一致するので、コントローラCPU5は、装置構成が最小構成であると認識する。
それにより、コントローラCPU5は、スキャナ画像処理部2の簡易画像処理部2bの動作を有効に設定するために、プロッタ画像処理部8の通信制御部8bを介し、エンジンCPU9に対して、スキャナ画像処理部2の動作モードとして、簡易画像処理部2bを使用する動作モードを設定するように指示する。
これにより、エンジンCPU9は、スキャナ画像処理部2の動作モードを設定するコントロールレジスタ2fに、簡易画像処理部2bを使用する動作モードを設定する。
このような動作モードが設定された後、図14の動作が行われる。すなわち、画像読取部1から読取出力される画像データは、スキャナ特性補正部2aに加えられて、シェーディング補正や、γ変換、フィルタ処理、色変換がそれぞれなされ、簡易画像処理部2bにDMA転送する。簡易画像処理部2bは、受信した画像データに対して、色変換処理を適用した後に、簡易階調処理部2dで階調処理を適用し、その後の画像データ(CMYKの印刷データ)をRAM7へDMA転送する。
RAM7に印刷データが1ページ分、あるいは、所定データ量蓄積されると、コントローラCPU5は、プロッタ画像処理部8の出力制御部8aに対して、画像データ(CMYKの印刷データ)をDMA転送する。
それにより、出力制御部8aは、画像書込部10の印刷タイミングに同期して、受信したCMYKの印刷データを転送する。そして、画像書込部10が用紙に印刷データの画像を記録し、排紙される。
図15に、画像形成装置が最小構成の場合の制御フローを示す。
この場合、構成制御プログラム6aを実行したコントローラCPU5からはスキャナ画像処理部2が認識できる。またアクセスすることも可能である。よって、コントローラCPU5は、スキャナ画像処理部2が持っているDMACへアドレスの設定、起動を行うことが出来る。コントローラソフトのOSが割り当てた値をDMACへ設定する必要があるため、この構成の場合は、コントローラソフトがDMACへの設定、起動を行う。
具体的には、まず、構成制御プログラム6aを読み込んだコントローラCPU5は、画像サイズや各種モードを通知する(ステップS1501)。
これにより、エンジンCPU9は、通知された画像サイズや各種モードに基づいて実行する処理を、スキャナ特性補正部2aに設定する(ステップS1502)。その後、図12とは異なり、エンジンCPU9は、スキャナ特性補正部2aの補正後の画像データを、スキャナ画像処理部2からコントローラ画像処理部3に転送するための設定は行わない。その代わりに、エンジンCPU9は、コントローラCPU5に対して、スキャナ特性補正部2aへの設定が完了したことを、コントローラCPU5に通知する(ステップS1503)。
その後、コントローラCPU5は、直接接続されているスキャナ画像処理部2のスキャナ特性補正部2aに対して設定を行う(ステップS1504)。
次に、コントローラCPU5は、スキャナ画像処理部2のDMAC2gへの設定を行う(ステップS1505)。上述したように、このDMAC2gには、OSが割り当てた値(アドレス)を出力先として設定する。
その後、コントローラCPU5は、スキャナ画像処理部2のDMAC2gを起動し(ステップS1506)、さらにエンジンCPU9にDMAC2gを起動したことを通知する(ステップS1507)。
その後、DMAC2gが、設定された出力先に、簡易画像処理部2bによる画像処理後の画像データを出力する(ステップS1508)。
その後、スキャナ画像処理部2が、エンジンCPU9にデータの送信完了を通知する(ステップS1509)。さらに、スキャナ画像処理部2が、コントローラCPU5にデータの送信完了を通知する(ステップS1510)。
そして、コントローラCPU5は、完了通知に基づく割込処理(ステップS1511)後に、転送終了をエンジンCPU9に通知する(ステップS1513)。
一方、エンジンCPU9も、完了通知に基づく割込処理(ステップS1512)し、転送終了をコントローラCPU5に通知する(ステップS1514)。
なお、DMAC2g以外のスキャナ特性補正部2a、簡易画像処理部2bについては、コントローラCPU5、エンジンCPU9のどちらからでも設定可能とする。しかしながら、本実施の形態では、図2の最大構成の時との処理の違いを少なくするために、エンジンCPU9が読み込むエンジンソフトはスキャナ特性補正部2aを制御し、コントローラCPU5が読み込む構成制御プログラム6aは簡易画像処理部2bを制御するプログラムとした。これにより、最大構成時と最小構成時の処理の違いが少しだけのため、ソフトウェアの開発負担が軽減される。
本実施の形態において、最大構成から最小構成に構成を変更した場合、エンジンソフトは、DMAC2gについて設定不要から、DMAC2gにダミーアドレスの設定する処理が追加されたことにとどまる。また、コントローラソフトは、簡易画像処理の制御の代わりに、コントローラ画像処理部3全体の制御を行うことになる。
また、本実施の形態にかかる画像形成装置は、上述した構成に限らず、各ユニット(UN2〜6)を必要に応じて着脱して良い。
図16は、スキャナユニットUN5を接続せず、プロッタユニットUN6を接続した構成(プリンタ構成)を備えた画像形成装置におけるコントローラユニットUN1の概略構成を示した図である。図16で示した例とは、画像処理部分について異なる構成の例を示している。なお、同図において、図2と同一部分および相当する部分には、同一符号を付して、その説明を省略する。
図16に示した例では、スキャナ画像処理部2が省略されているとともに、増設インタフェース部ZZにコントローラ画像処理部3を接続していない構成となる。
この場合は、通信ユニットUN4を介して受信した印刷データが一旦RAM7に蓄積され、RAM7に印刷データが1ページ分、あるいは、所定データ量蓄積されると、コントローラCPU5は、プロッタ画像処理部8の出力制御部8aに対して、印刷データをDMA転送する。
それにより、出力制御部8aは、画像書込部10の印刷タイミングに同期して、受信したCMYKの印刷データを転送する。そして、画像書込部10が用紙に印刷データの画像を記録し、排紙される。
図17は、コントローラユニットUN1が、装置構成を判断する際に行う処理の概略例を示している。
画像形成装置に電源が投入されると、コントローラCPU5は、構成制御プログラム6aを読み込む。その後、コントローラCPU5は、コントローラ画像処理部3が接続されているか否かを判定する(ステップS1701)。何も接続されていないと判定した場合(ステップS1701:No)、複写機構成ではなくプリンタ構成であると判断し、その後の制御対象をプロッタ画像処理部8のみとする。つまり、コントローラCPU5は、エンジンCPU9にプリンタ構成であることを通知し(ステップS1702)、プロッタ画像処理部8を制御する(ステップS1703)。
一方、コントローラCPU5は、コントローラ画像処理部3側に何か接続されていると判定した場合(ステップS1701:Yes)、接続先からIDを読み込む。そして、コントローラCPU5は、IDから、コントローラ画像処理部3が接続されているか否かを判定する(ステップS1704)。コントローラCPU5は、IDがコントローラ画像処理部3のものであると判定した場合に、複写機の最大構成と判断し(ステップS1704:Yes)、その後の制御対象をコントローラ画像処理部3及びプロッタ画像処理部8とする。つまり、コントローラCPU5は、エンジンCPU9に最大構成であることを通知する(ステップS1705)と共に、コントローラ画像処理部3及びプロッタ画像処理部8を制御する(ステップS1706)。エンジンCPU9は、最大構成であることを通知された場合に、スキャナ画像処理部2の制御を行う。
一方、コントローラCPU5は、IDがスキャナ画像処理部2のものであると判定した場合に、画像形成装置が最小構成であると判断し(ステップS1704:No)、その後の制御対象をスキャナ画像処理部2及びプロッタ画像処理部8とする。つまり、コントローラCPU5は、エンジンCPU9に最小構成であることを通知する(ステップS1707)と共に、簡易画像処理部2b及びプロッタ画像処理部8を制御する(ステップS1708)。
上述した処理手順により、画像形成装置は、ユニットの着脱に応じて各部制御を行うことができる。上述した処理手順で処理を行うことで、ユニットに応じた処理の切替が行われるため、コントローラCPU5で実行される構成制御プログラム6aは、画像形成装置の構成によって修正する必要がなくなり、開発工数及び開発負担を軽減することができる。
なお、上述した実施例では、外部記憶ユニット4に蓄積する画像データは、所定の圧縮処理により圧縮された状態の画像データであったが、例えば、さらに、暗号化処理を適用することもできる。このように暗号化処理を適用することによって、例えば、外部記憶ユニット4が持ち去られたような場合、外部記憶ユニット4に蓄積されている画像データを他人が悪意で利用するような事態を回避することができる。
本実施の形態にかかる画像形成装置では、コントローラ画像処理部3や、様々なユニットの着脱が容易になる。これにより、ユーザの要求に応じた画像形成装置の提供が容易になる。また、様々な画像形成装置の提供する場合に、画像形成装置の構成が異なる場合でも、画像形成装置の制御を行うプログラム(例えば構成制御プログラム6a又はエンジンプログラム)が同一、又は少しの修正で良いため、開発負担を軽減できる。
なお、本実施形態の画像形成装置の制御を行うプログラム(例えば構成制御プログラム6a又はエンジンプログラム)は、ROM等に予め組み込まれて提供される。
本実施形態の画像形成装置の制御を行うプログラム(例えば構成制御プログラム6a又はエンジンプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施の形態の画像形成装置の制御を行うプログラム(例えば構成制御プログラム6a又はエンジンプログラム)を、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態の画像形成装置の制御を行うプログラム(例えば構成制御プログラム6a又はエンジンプログラム)をインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施の形態の画像形成装置の制御を行うプログラム(例えば構成制御プログラム6a又はエンジンプログラム)は、様々な処理を行う構成を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはコントローラCPU5又はエンジンCPU9が、ROM7等から制御を行うためのプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、各構成が主記憶装置上に生成されるようになっている。
2 スキャナ画像処理部
2a スキャナ特性補正部
2b 簡易画像処理部
2c,3g,8c IDレジスタ
2d 簡易階調処理部
2f、3h コントロールレジスタ
2g、3i、3j DMAC
3 コントローラ画像処理部
3a 入力制御部
3b 圧縮処理部
3c 伸張処理部
3d 蓄積制御部
3e 画像処理部
3f 階調処理部
4 外部記憶ユニット
5 コントローラCPU(中央処理装置)
6 ROM(リード・オンリ・メモリ)
6a 構成制御プログラム
6b 送信制御プログラム
7 RAM(ランダム・アクセス・メモリ)
8 プロッタ画像処理部
8a 出力制御部
8b 通信制御部
9 エンジンCPU
10 画像書込部
11 プロッタエンジンユニット
12 スキャナ機構部
20 スキャナ画像処理LSI
30 コントローラ画像処理LSI
30a オプションボード
40 バイパスボード
51 CPUメモリバス
UN1 コントローラユニット
UN2 操作表示ユニット
UN3 電源ユニット
UN4 通信ユニット
UN5 スキャナユニット
UN6 プロッタユニット
ZY 信号線
ZZ 増設インタフェース部
ZZa、ZZb、ZZc 接続口
特開2006−325260号公報

Claims (15)

  1. 原稿画像を読み取るスキャナユニットを有する画像処理装置を制御するコントローラユニットであって、
    前記スキャナユニットにより読み取られた画像データを、正規化された画像データに変換するスキャナ特性補正手段と、前記スキャナ特性補正手段で変換された前記画像データに第1の画像処理を適用して、出力する画像データを形成する第1の画像処理手段と、を有するスキャナ画像処理手段と、
    前記読み取られた画像データに対して第2の画像処理を適用して出力する画像データを形成するコントローラ画像処理手段が、自装置に接続されている場合、前記第1の画像処理手段の動作を無効にし、前記スキャナ特性補正手段で変換された前記画像データに対して、前記コントローラ画像処理手段の前記第2の画像処理を適用して前記画像データを形成する制御を行う構成制御手段と、
    を備えたことを特徴とするコントローラユニット。
  2. 前記構成制御手段は、前記コントローラ画像処理手段が自装置に接続されていない場合、前記第1の画像処理手段で前記画像データを形成する制御を行うこと、
    を特徴とする請求項1に記載のコントローラユニット。
  3. 前記コントローラ画像処理手段が接続されていない場合、前記構成制御手段は、前記スキャナ画像処理手段と直接通信可能となり、前記コントローラ画像処理手段が接続された場合、前記構成制御手段は、前記スキャナ画像処理手段の代わりに前記コントローラ画像処理手段と直接通信可能となると共に、前記スキャナ画像処理手段が前記コントローラ画像処理手段と直接通信可能となる、構造を有すること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載のコントローラユニット。
  4. 前記スキャナ画像処理手段は、前記スキャナ画像処理手段で処理された前記画像データを、出力する第1の画像出力手段を、さらに備え、
    前記コントローラ画像処理手段は、形成された前記画像データを出力する第2の画像出力手段を、さらに備え、
    前記構成制御手段は、前記コントローラ画像処理手段が接続されていない場合、直接通信可能な前記スキャナ画像処理手段の前記第1の画像出力手段に対して、前記スキャナ画像処理手段の前記第1の画像処理手段で形成された前記画像データを、出力するための設定を行い、前記コントローラ画像処理手段が接続されている場合、直接通信可能な前記コントローラ画像処理手段の前記第2の画像出力手段に対して、前記コントローラ画像処理手段が形成した前記画像データを、出力するための設定を行い、
    前記コントローラ画像処理手段が接続されている場合、前記第1の画像出力手段に対して、前記コントローラ画像処理手段に画像データを出力するための設定を行うエンジン制御手段、をさらに備えること、
    を特徴とする請求項3に記載のコントローラユニット。
  5. 前記コントローラ画像処理手段が接続されている場合、
    前記エンジン制御手段は、前記第1の画像出力手段にダミーアドレスを設定し、
    前記コントローラ画像処理手段は、前記第1の画像出力手段による前記ダミーアドレスへの出力を変換して、前記第2の画像出力手段から設定に従って前記画像データを出力することを特徴とした請求項4に記載のコントローラユニット。
  6. 前記コントローラ画像処理手段は、読み取られた前記画像データを所定の圧縮手法で圧縮するデータ圧縮処理を前処理として適用する前処理手段と、
    前記前処理により圧縮された画像データを元の画像データへ伸張する伸張処理を後処理として適用する後処理手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載のコントローラユニット。
  7. 前記第1の画像処理手段が適用する前記第1の画像処理は、前記コントローラ画像処理手段が適用する画像処理に比べて、複雑度が小さいことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載のコントローラユニット。
  8. 前記画像処理装置は用紙に画像を印刷出力するプロッタユニットをさらに備え、
    前記コントローラユニットは、前記構成制御手段が出力する制御を行った前記画像データを、前記プロッタユニットに対して、当該プロッタユニットの印刷タイミングに対応して出力する出力制御手段をさらに備えたことを特徴とした請求項1乃至7のいずれか一つに記載のコントローラユニット。
  9. 前記構成制御手段は、直接通信可能な構成からIDを読み込む読込部をさらに備え、
    前記コントローラ画像処理手段が接続されている場合に、前記読込部は、当該コントローラ画像処理手段からのIDを読み込み、前記コントローラ画像処理手段が接続されていない場合に、前記読込部は、当該第1の画像処理手段からのIDを読み込み、読み込んだIDが前記第1の画像処理手段のIDか前記コントローラ画像処理手段のIDかによって、前記コントローラ画像処理手段が接続されているか否かを判断すること、
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載のコントローラユニット。
  10. 前記構成制御手段は、前記第1の画像処理手段のIDと、前記コントローラ画像処理手段のIDとのいずれも読み込めない場合、プリンタとして動作の制御を行うことを特徴とした、請求項9に記載のコントローラユニット。
  11. 前記コントローラに接続された前記コントローラ画像処理手段は、前記スキャナ特性補正手段で変換された前記画像データを外部記憶手段に蓄積制御する蓄積制御手段と、
    前記蓄積制御手段により前記外部記憶手段から読み出された画像データに対して、前記第2の画像処理を適用して画像データを形成する第2の画像処理手段と、を備えること、を特徴とする請求項1乃至10のいずれか一つに記載のコントローラユニット。
  12. 原稿画像を読み取るスキャナユニットを有する画像処理装置を制御するコントローラユニットの制御方法であって、
    スキャナ画像処理手段が、前記スキャナユニットにより読み取られた画像データを、正規化された画像データに変換するスキャナ特性補正ステップと、
    前記スキャナ画像処理手段が、前記スキャナ特性補正ステップで変換された前記画像データに第1の画像処理を適用して、出力する画像データを形成する第1の画像処理ステップと、
    構成制御手段が、前記読み取られた画像データに対して第2の画像処理を適用して、出力する画像データを形成するコントローラ画像処理手段が、前記画像処理装置に接続されている場合、前記スキャナ画像処理手段の第1の画像処理ステップによる処理を無効にし、前記スキャナ特性補正ステップで変換された前記画像データに対して、前記コントローラ画像処理手段の前記第2の画像処理を適用して前記画像データを形成する制御を行う構成制御ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  13. 前記構成制御ステップは、前記コントローラ画像処理手段が前記画像処理装置に接続されていない場合、前記第1の画像処理ステップで形成した前記画像データを出力する制御を行うこと、
    を特徴とする請求項12に記載の制御方法。
  14. 前記スキャナ画像処理手段は、当該スキャナ画像処理手段による処理後の前記画像データを、出力する第1の画像出力ステップと、
    前記コントローラ画像処理手段は、形成された前記画像データを出力する第2の画像出力ステップと、
    前記構成制御手段は、前記コントローラ画像処理手段が前記画像処理装置に接続されていない場合、前記スキャナ画像処理手段による前記第1の画像出力ステップで、前記第1の画像処理ステップで形成された前記画像データを出力するための設定を行い、前記コントローラ画像処理手段が前記画像処理装置に接続されている場合、前記コントローラ画像処理手段の前記第2の画像出力ステップで、前記コントローラ画像処理ステップが形成した前記画像データを、出力するための設定を行う設定ステップと、
    エンジン制御手段は、前記コントローラ画像処理手段が前記画像処理装置に接続されている場合、前記第1の画像出力ステップで、前記構成制御ステップで前記画像データを出力するための設定を行うエンジン制御ステップと、
    をさらに有すること、
    を特徴とする請求項13に記載の制御方法。
  15. 前記画像処理装置に接続された前記コントローラ画像処理手段が、前記スキャナ特性補正ステップで変換された前記画像データを外部記憶手段に蓄積制御する蓄積制御ステップを有すること、を特徴とする請求項12乃至14のいずれか一つに記載の制御方法。
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