JP4400498B2 - 割込み制御方法及びデータ処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、割込み制御方法及びデータ処理システムに関し、詳しくは、ホストデバイスと複数のスレーブデバイスとの間における割込み制御方法及びホストデバイスと複数のスレーブデバイスとからなるデータ処理システムに関する。
ホストデバイスと複数のスレーブデバイスとの間で、PCIバス(Peripheral Component Interconnect Bus)を介して通信を行うデータ処理システムがある(例えば、特許文献1参照。)。図5は、この特許文献1のデータ処理システム51の構成の一部を示したブロック図である。
特許文献1のデータ処理システム51では、図示するように、ホストデバイス(ホストプロセッサ)52がシステムバス53に接続されるとともに、内部レジスタ54を備える割込みコントローラ55と複数のスレーブデバイス(I/Oデバイス)56とがPCIバス(I/Oバス)57に接続されている。そして、システムバス53とPCIバス57とが汎用レジスタ58を備えるホストブリッジ59によって接続されている。
このデータ処理システム51において、スレーブデバイス56から割込み信号線60を介して割込み要因(割込み信号)が出力されると、出力された割込み要因は、割込みコントローラ55の内部レジスタ54及びホストブリッジ59の汎用レジスタ58に書込まれる。そして、割込みコントローラ55は、内部レジスタ54に書込まれた割込み要因に基づいてホストデバイス52に対して割込み信号線61を介して割込み信号を出力する。これに対し、ホストデバイス52は、システムバス53を介してホストブリッジ59の汎用レジスタ58にアクセスし、該汎用レジスタ58から割込み要因を取得してその割込み要因に対応する処理を実行する。
特開2004−30161号公報
ところで、PCI規格は、本来、PC(Personal Computer)に1又は複数のスレーブデバイスを接続する目的で策定されたものであるため、データ処理システム51のように入出力バスとしてPCIバスのようなバスを使用する従来のデータ処理システムには、スレーブデバイス間の割込みやホストデバイスからスレーブデバイスへの割込みを発生させることができるものがなかった。
また、スレーブデバイス間での割込みを可能にするために、スレーブデバイス同士を割込み信号線で接続するようにした場合、割込み信号線の数が増加し、システム全体の構成が複雑になって生産コストが増大するという問題点があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、ホストデバイスと複数のスレーブデバイスとからなるデータ処理システムにおいて、簡単な構成により、スレーブデバイス間の割込みやホストデバイスからスレーブデバイスへの割込みを発生させることができる割込み制御方法及びデータ処理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の割込み制御方法は、第1スレーブデバイスが入出力バスを介して第2スレーブデバイスが備えるメモリにコマンドを書込むステップと、前記第1スレーブデバイスが前記入出力バスを介してホストデバイスが備えるメモリに割込み要因を書込むステップと、前記第1スレーブデバイスが前記割込み要因を書込んだ後に割込み信号線を介して前記ホストデバイスに割込み要求を送信するステップと、前記ホストデバイスが前記割込み要求を受信した後に、自デバイスのメモリから割込み要因を検索し、検出した場合にその割込み要因に基づいて割込み信号線を介して前記第2スレーブデバイスに割込み信号を送信するステップと、前記第2スレーブデバイスが前記割込み信号を受信した後に、自デバイスのメモリからコマンドを検索し、検出した場合にそのコマンドに対応する処理を実行するステップと、を含んでなることを特徴としている。
請求項2記載の割込み制御方法は、請求項1に記載の割込み制御方法において、前記スレーブデバイスのメモリには、前記入出力バスを介して自デバイスと接続された各デバイスが前記コマンドを書込むためのコマンドエリアが各デバイス毎に設けられていることを特徴としている。
請求項3記載の割込み制御方法は、請求項1又は2に記載の割込み制御方法において、前記入出力バスは、PCIバスであることを特徴としている。
請求項4記載のデータ処理システムは、メモリを備えるホストデバイスと、それぞれがメモリを備える複数のスレーブデバイスとからなり、これらの各デバイスがデータを入出力するために入出力バスにより接続されるとともに、前記複数のスレーブデバイスが個別に前記ホストデバイスと割込み信号線により接続されたデータ処理システムであって、前記スレーブデバイスは、前記入出力バスを介して他のスレーブデバイスのメモリにコマンドを書込む第1書込み手段と、該コマンドを書込んだ後に前記入出力バスを介して前記ホストデバイスのメモリに割込み要因を書込む第2書込み手段と、該割込み要因を書込んだ後に割込み信号線を介して前記ホストデバイスに割込み要求を送信する第1送信手段と、前記ホストデバイスから割込み信号線を介して割込み信号を受信した場合に、自デバイスのメモリからコマンドを検索し、検出した場合にそのコマンドに対応する処理を実行するコマンド実行手段と、を備え、前記ホストデバイスは、前記割込み要求を受信した後に自デバイスのメモリから割込み要因を検索し、検出した場合にその割込み要因に基づいて割込み信号線を介して前記他のスレーブデバイスに割込み信号を送信する第2送信手段を備えることを特徴としている。
請求項5記載のデータ処理システムは、請求項4に記載のデータ処理システムにおいて、前記ホストデバイスは、前記入出力バスを介して前記スレーブデバイスのメモリにコマンドを書込む手段と、該コマンドを書込んだ後に前記割込み信号線を介して当該スレーブデバイスに割込み信号を送信する手段と、を備えることを特徴としている。
請求項6記載のデータ処理システムは、請求項4又は5に記載のデータ処理システムにおいて、前記スレーブデバイスのメモリには、前記入出力バスを介して自デバイスと接続された各デバイスが前記コマンドを書込むためのコマンドエリアが各デバイス毎に設けられていることを特徴としている。
請求項7記載のデータ処理システムは、請求項4乃至6のいずれか1に記載のデータ処理システムにおいて、前記入出力バスは、PCIバスであることを特徴としている。
請求項1に記載の割込み制御方法によれば、第1スレーブデバイスから第2スレーブデバイスへの割込み要因及び割込み要求(割込み信号)が一旦ホストデバイスに送られ、ホストデバイスにより第2スレーブデバイスへ割込み信号が送信される。すなわち、スレーブデバイス間の割込みが一旦ホストデバイスに集約され、ホストデバイスが第2スレーブデバイスへ割込みを発生させる。したがって、スレーブデバイス間で割込みを発生させるためにスレーブデバイス同士を割込み信号線で接続する必要はなく、簡単な構成により、スレーブデバイス間で割込みを発生させることができる。また、新たにスレーブデバイスを追加する場合に、追加したスレーブデバイスと既存のホストデバイスとを割込み信号線で接続すれば、追加したスレーブデバイスから既存のスレーブデバイスへ割込みを発生させたり、その逆の割込みを発生させることが可能になるので、スレーブデバイスを容易に追加することができるという利点がある。
請求項2に記載の割込み制御方法によれば、請求項1に記載の割込み制御方法の効果に加えて、スレーブデバイスのメモリには、自デバイス(スレーブデバイス)に接続された各デバイス毎にコマンドエリアが設けられているので、ホストデバイスから割込み信号を受信したスレーブデバイスは、メモリを検索してコマンドがいずれのデバイスのコマンドエリアに書込まれているかを判別することにより、ホストデバイスから受けた割込みがどのスレーブデバイスからの要求に基づくものであるかを容易に判断することができる。
請求項3に記載の割込み制御方法によれば、スレーブデバイスからホストデバイスへ向けてしか割込みを発生させることができないPCI規格のバスで接続されたホストデバイスと複数のスレーブデバイスとからなるデータ処理システムにおいても、スレーブデバイス間で割込みを発生させることができるという利点がある。
請求項4に記載のデータ処理システムによれば、あるスレーブデバイス(第1スレーブデバイス)から他のスレーブデバイス(第2スレーブデバイス)への割込み要因及び割込み要求(割込み信号)が一旦ホストデバイスに送られ、ホストデバイスにより第2スレーブデバイスへ割込み信号が送信される。すなわち、スレーブデバイス間の割込みが一旦ホストデバイスに集約され、ホストデバイスが第2スレーブデバイスへ割込みを発生させる。したがって、スレーブデバイス間で割込みを発生させるためにスレーブデバイス同士を割込み信号線で接続する必要はなく、簡単な構成により、スレーブデバイス間で割込みを発生させることができる。また、新たにスレーブデバイスを追加する場合に、追加したスレーブデバイスと既存のホストデバイスとを割込み信号線で接続すれば、追加したスレーブデバイスから既存のスレーブデバイスへ割込みを発生させたり、その逆の割込みを発生させることが可能になるので、スレーブデバイスを容易に追加することができるという利点がある。
請求項5に記載のデータ処理システムによれば、請求項4に記載のデータ処理システムの効果に加えて、ホストデバイスからスレーブデバイスへの割込みも発生させることができるという利点がある。
請求項6に記載のデータ処理システムによれば、請求項4又は5に記載のデータ処理システムの効果に加えて、スレーブデバイスのメモリには、自デバイス(スレーブデバイス)に接続された各デバイス毎にコマンドエリアが設けられているので、ホストデバイスから割込み信号を受信したスレーブデバイスは、メモリを検索してコマンドがいずれのデバイスのコマンドエリアに書込まれているかを判別することにより、ホストデバイスから受けた割込みがどのスレーブデバイスからの要求に基づくものであるかを容易に判断することができる。
請求項7に記載のデータ処理システムによれば、スレーブデバイスからホストデバイスへ向けてしか割込みを発生させることができないPCI規格のバスで接続されたホストデバイスと複数のスレーブデバイスとからなるデータ処理システムにおいても、スレーブデバイス間の割込みやホストデバイスからスレーブデバイスへの割込みを発生させることができるという利点がある。
以下、本発明の実施形態に係るデータ処理システムをカラーコピー機能、ファクシミリ機能、ネットワークスキャナ機能、ネットワークプリンタ機能等を併せ持つ複合機(MFP:Multifunction Peripheral)に適用した場合について、図面に基づき説明する。図1は、本実施形態に係るデータ処理システム(コンピュータシステム)1の構成例を示したブロック図である。このデータ処理システム1は、図示するように、MFPコントローラ2、カラー画像処理ボード3、プリンタコントローラ4、及びネットワークボード5から構成されるものであって、これら各デバイス2乃至5は、PCIバス(入出力バス)6によって相互に通信可能に接続されている。
なお、このPCIバス(Peripheral Component Interconnect Bus)6は、PCI SIG(PCI Special Interest Group)により規格が策定されている32ビットバスであり、PCIバス6を構成するPCIバス6a(6)とPCIバス6b(6)は、2本のPCIバスを相互接続するための回路であるPCIブリッジ7により接続されている。また、以下、MFPコントローラ2をホストデバイス、カラー画像処理ボード3、プリンタコントローラ4、及びネットワークボード5をスレーブデバイスともいう。
MFPコントローラ2は、データ処理システム1のホストデバイスとして機能するものであり、制御部(CPU:Central Processing Unit)9、PCIホストコントローラ10、割込みコントロールレジスタ(メモリ)11、割込みコントローラ12、RAM(Random Access Memory)13等を備えており、これら各部9乃至13はホストシステムバス14によって通信可能に接続されている。
制御部9は、MFPコントローラ2を構成する各部を制御する。PCIホストコントローラ10は、カラー画像処理ボード3、プリンタコントローラ4、及びネットワークボード5の各スレーブデバイスとの間でPCIバス6を介して行われる通信を制御するものである。割込みコントロールレジスタ11は、スレーブデバイスが他のスレーブデバイス又はホストデバイスに割込みを発生させる際に、割込み要因を書込むためのものである。ここで、割込み要因は、具体的には、割込み要求元(コマンド送信側)のデバイスと割込み要求先(コマンド受信側)のデバイスを示す情報である。なお、本実施形態においては、割込みコントロールレジスタ11に割込み要因が書込まれるが、割込みコントロールレジスタ11を設けず、割込み要因をRAM13に書込むようにしてもよい。
割込みコントローラ12は、各デバイス間の割込みを制御するものである。具体的には、割込みコントロールレジスタ11に書込まれた割込み要因に基づいて、割込み要求先のデバイスへ割込み信号を送出する。この割込みコントローラ12が発生させる割込みは、ホストデバイスからスレーブデバイスへの割込み、スレーブデバイスからホストデバイスへの割込み、あるスレーブデバイスから他のスレーブデバイスへの割込みのいずれかである。
RAM13は、制御部9の主メモリ、ワークエリア等として機能し、各種設定情報を格納している。なお、このRAM13には、他のデバイス(カラー画像処理ボード3、プリンタコントローラ4、又はネットワークボード5)がコマンド(コマンドナンバー)等を書込むためのコマンドエリアが設けられており、制御部9は、このコマンドエリアにコマンドが書込まれた場合には、そのコマンドに基づいて種々の処理を実行する。また、このRAM13には、ホストデバイスとして機能するMFPコントローラ2に接続されているスレーブデバイスに関する情報が格納されており、スレーブデバイスは、PCIバス6に接続されている他のスレーブデバイスに関する情報をこのRAM13から取得することができる。
また、MFPコントローラ2は、原稿から例えばRGB表色系のカラー画像データを読取るスキャナ(原稿読取部)15と接続されている。また、上記の各部9乃至13の他に、図示しないが、制御部9によりMFPコントローラ2の各部が制御されるための制御プログラムを格納するROM、スキャナ15から出力されたRGB表色系のカラー画像データを例えばYCrCb表色系のカラー画像データに変換する色空間変換等の画像処理を行う画像処理回路、画像データを圧縮又は伸張するコーデック、画像データを格納する画像メモリ、外部装置との間でファクシミリ通信を行うためのモデムとNCU(Network Control Unit)からなる通信部等を備えている。
カラー画像処理ボード3は、データ処理システム1のスレーブデバイスとして機能するものであり、制御部17a(17)、PCIコントローラ18a(18)、RAM(メモリ)19a(19)等を備えており、これら各部17a乃至19aは、ローカルバス20によって通信可能に接続されている。
制御部(CPU)17aは、自デバイス(ここでは、カラー画像処理ボード3)を構成する各部を制御する。なお、制御部17aは、割込みコントローラを搭載しており、割込みコントローラ12から割込み信号を受信した場合に、自デバイスの制御部(ここでは、制御部17a)に対して割込みを発生させたり、逆に、他のデバイスに割込みを発生させる場合に、割込み信号を生成して割込みコントローラ12に送信することができるように構成されている。PCIコントローラ18aは、他のデバイス(ここでは、MFPコントローラ2、プリンタコントローラ4、又はネットワークボード5)との間でPCIバス6を介して行われる通信を制御するものである。RAM19aは、制御部17aの主メモリ、ワークエリア等として機能し、各種設定情報を格納している。
なお、このカラー画像処理ボード3は、上記の17a乃至19aの他に、図示しないが、制御部17aによってカラー画像処理ボード3の各部が制御されるための制御プログラムを格納するROM、MFPコントローラ2から転送されたカラー画像データをYCrCb表色系からCMYKの各色彩データに変換する色空間変換回路、色空間変換された色彩データを誤差拡散処理等により2値化(又は4値化)する階調減少処理回路等を備えており、MFPコントローラ2から転送されたカラー画像データをプリンタコントローラ4において印字出力するために必要な各種画像処理を行うことができる。
プリンタコントローラ4は、データ処理システム1のスレーブデバイスとして機能するものであり、制御部17b(17)、PCIコントローラ18b(18)、RAM(メモリ)19b(19)等を備えており、これら各部17b乃至19bは、ローカルバス21によって通信可能に接続されている。なお、この制御部17b、PCIコントローラ18b、及びRAM19bは、上記のカラー画像処理ボード3の制御部17a、PCIコントローラ18a、及びRAM19aとそれぞれ同様のものである。
なお、このプリンタコントローラ4は、上記の17b乃至19bの他に、制御部17bによってプリンタコントローラ4の各部が制御されるための制御プログラムを格納するROM、プリンタエンジン22を制御するビデオASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を備えており、PCIバス6を介してカラー画像処理ボード3から転送されたカラー画像データやネットワークボード5から転送されたカラー画像データに基づいてプリンタエンジン22を制御して印刷処理を実行する。
一方、プリンタエンジン22は、画像データの画像を用紙に記録するものであって、カラー画像データ及びモノクロ画像データの双方の画像を用紙に記録することが可能なものである。このプリンタエンジン22における記録方式としては、例えば、電子写真方式やインクジェット方式等の各種記録方式を用いることができる。
ネットワークボード5は、データ処理システム1のスレーブデバイスとして機能するものであり、制御部17c(17)、PCIコントローラ18c(18)、RAM(メモリ)19c(19)等を備えており、これら各部17c乃至19cは、ローカルバス23によって通信可能に接続されている。なお、この制御部17c、PCIコントローラ18c、及びRAM19cは、カラー画像処理ボード3の制御部17a、PCIコントローラ18a、及びRAM19aとそれぞれ同様のものである。
但し、この制御部17cは、LAN25上のクライアントPC26と通信を行うためのLANコントローラ27を搭載しており、LAN25上のクライアントPC26との間で各種データを送受信することが可能である。なお、このネットワークボード5は、カラー画像データをモノクロ画像データに変換するカラーモノクロ変換回路、多値のモノクロ画像データを2値化する2値化回路、2値化されたモノクロ画像データをMH、MR、MMR、JBIG方式等により圧縮するコーデック等を備えている。これにより、ネットワークボード5は、MFPコントローラ2から転送されたカラー画像データをそのままLAN25上のクライアントPC26へ転送したり、MFPコントローラ2から転送されたカラー画像データをカラーモノクロ変換してモノクロ画像データとしてクライアントPC26へ転送したり、クライアントPC26から転送された画像データを印刷処理のためにプリンタコントローラ4へ転送したりすることが可能である。
このデータ処理システム1において、MFPコントローラ2の割込みコントローラ12は、割込み信号線29を介して自デバイス2の制御部9と、割込み信号線30及び31を介してカラー画像処理ボード3の制御部17aと、割込み信号線32及び33を介してプリンタコントローラ4の制御部17bと、割込み信号線34及び35を介してネットワークボード5の制御部17cと、それぞれ接続されている。なお、これらの割込み信号線29乃至35を介して割込み信号が送信される。
このように、本実施形態に係るデータ処理システム1は、図1及び図2に示すように、メモリ(割込みコントロールレジスタ11)を備えるホストデバイス2と、それぞれがメモリ(RAM)を備える複数のスレーブデバイス3乃至5とからなり、これらの各デバイス2乃至5が各種データを入出力するために入出力バス(PCIバス6)により接続されるとともに、複数のスレーブデバイス3乃至5が個別にホストデバイス2と割込み信号線30乃至35により接続されている。
以下、スレーブデバイス間で割込みを発生させる場合の一例として、カラー画像処理ボード3からプリンタコントローラ4に割込みを発生させる場合について説明する。
カラー画像処理ボード3(スレーブデバイス)は、PCIバス6を介して他のスレーブデバイスのメモリにコマンドを書込む第1書込み手段を備えている。カラー画像処理ボード3は、この第1書込み手段により、PCIコントローラ18aによりPCIバス6を介してプリンタコントローラ4のPCIコントローラ18bに対してコマンドを送信し、該コマンドをローカルバス21を介してRAM19bに書込む処理をPCIコントローラ18bに実行させる。このようにして、カラー画像処理ボード3は、PCIバス6を介してプリンタコントローラ4のRAM19bにコマンドを書込むことが可能である。
また、カラー画像処理ボード3は、コマンドをスレーブデバイスのメモリに書込んだ後に、PCIバス6を介してホストデバイスのメモリに割込み要因を書込む第2書込み手段を備えている。カラー画像処理ボード3は、この第2書込み手段により、PCIコントローラ18aによりPCIバス6を介してMFPコントローラ2のPCIホストコントローラ10に対して割込み要因を送信し、該割込み要因をホストシステムバス14を介して割込みコントロールレジスタ11に書込む処理をPCIホストコントローラ10に実行させる。このようにして、カラー画像処理ボード3は、PCIバス6を介してMFPコントローラ2の割込みコントロールレジスタ11に割込み要因を書込むことが可能である。
また、カラー画像処理ボード3は、割込み要因をホストデバイスのメモリに書込んだ後に、割込み信号線を介してホストデバイスに割込み要求(割込み信号)を送信する第1送信手段を備えている。カラー画像処理ボード3は、この第1送信手段により、PCIコントローラ18aにより割込み要因をMFPコントローラ2の割込みコントロールレジスタ11に書込んだ後に、制御部17aにより割込み信号線31を介してMFPコントローラ2の割込みコントローラ12に割込み要求を送信する。
これに対して、MFPコントローラ2は、割込み要求を受信した後に自デバイスのメモリから割込み要因を検索し、検出した場合にその割込み要因に基づいて割込み信号線を介して他のスレーブデバイスに割込み信号を送信する第2送信手段を備えている。MFPコントローラ2の制御部9は、この第2送信手段により、カラー画像処理ボード3の制御部17aから割込み信号線31を介して割込み要求を受信した後に割込みコントロールレジスタ11から割込み要因を検索し、検出した割込み要因に基づいて割込み信号線32を介してプリンタコントローラ4の制御部17bに割込み信号を送信する。
一方、プリンタコントローラ4は、ホストデバイスから割込み信号線を介して割込み信号を受信した場合に、自デバイスのメモリからコマンドを検索し、検出した場合にそのコマンドに対応する処理を実行するコマンド実行手段を備えている。プリンタコントローラ4の制御部17bは、このコマンド実行手段により、MFPコントローラ2から割込み信号線32を介して割込み信号を受信した場合に、自デバイス4のRAM19bからコマンドを検索し、検出した場合にその検出したコマンドに対応する処理を実行する。
図3は、プリンタコントローラ4が備えるRAM19bのコマンドエリア37を例示した図である。このコマンドエリア37は、他のデバイス2、3、又は5が自デバイス4に対するコマンド等を書込むためのエリア(領域)であり、プリンタコントローラ4がPCIバス6を介して通信可能なデバイス毎に複数のエリアに論理的に分割されている。このコマンドエリア37は、本実施形態においては、MFPコントローラ用コマンドエリア38と、カラー画像処理ボード用コマンドエリア39と、ネットワークボード用コマンドエリア40と、追加デバイス用コマンドエリア41と、に論理的に分割されている。
ここで、MFPコントローラ用コマンドエリア38は、MFPコントローラ2の制御部9がPCIバス6を介してプリンタコントローラ4に対するコマンド等を書込む領域である。カラー画像処理ボード用コマンドエリア39は、カラー画像処理ボード3の制御部17aがPCIバス6を介してプリンタコントローラ4に対するコマンド等を書込む領域である。ネットワークボード用コマンドエリア40は、ネットワークボード5の制御部17cがPCIバス6を介してプリンタコントローラ4に対するコマンド等を書込む領域である。追加デバイス用コマンドエリア41は、データ処理システム1に新たなスレーブデバイスが追加された場合に、その追加されたスレーブデバイスの制御部がPCIバス6を介してプリンタコントローラ4に対するコマンド等を書込む領域である。
このように、プリンタコントローラ4のRAM19bには、PCIバス6を介して自デバイス4と接続された各デバイス(2、3、又は5)がコマンドを書込むためのコマンドエリアが各デバイス毎に設けられている。
そして、各デバイス毎のコマンドエリア38乃至41には、ヘッダタイプ、コマンドメールボックスID、レスポンスメールボックスID、コマンドナンバー、データ等がコマンド送信側のデバイスによって書込まれようになっている。
ここで、カラー画像処理ボード用コマンドエリア39に書込まれる情報は、以下の通りである。ヘッダタイプは、コマンド送信側(コマンド発行側)のデバイス(カラー画像処理ボード3)によるカラー画像処理ボード用コマンドエリア39の使用状況を示す情報であり、カラー画像処理ボード用コマンドエリア39が未使用であることを示す情報、カラー画像処理ボード用コマンドエリア39がプリンタコントローラ4に対するコマンドによって使用中であることを示す情報、又はカラー画像処理ボード用コマンドエリア39がプリンタコントローラ4に対するレスポンスによって使用中であることを示す情報のいずれかである。したがって、プリンタコントローラ4の制御部17bは、ローカルバス21を介してRAM19bのカラー画像処理ボード用コマンドエリア39にアクセスし、このカラー画像処理ボード用コマンドエリア39に書込まれているヘッダタイプに基づいて、カラー画像処理ボード3によるカラー画像処理ボード用コマンドエリア39の使用状況を判断することができる。
コマンドメールボックスIDは、コマンド発行側のデバイス(カラー画像処理ボード3)がレスポンス待ちする場合のメールボックスIDであり、レスポンス待ちしない場合には、コマンドメールボックスIDとして「0」がセットされる。レスポンスメールボックスIDは、レスポンスを発行した側(カラー画像処理ボード3)がコマンド待ちする場合のメールボックスIDであり、コマンド待ちしない場合には、レスポンスメールボックスIDとして「0」がセットされる。
コマンドナンバー(コマンド)は、カラー画像処理ボード3がプリンタコントローラ4に対して要求する処理を示すスカラ値であり、プリンタコントローラ4の制御部17bは、ローカルバス21を介してRAM19bのカラー画像処理ボード用コマンドエリア39にアクセスし、このカラー画像処理ボード用コマンドエリア39に書込まれているコマンドナンバーに基づいて、自デバイス4が実行すべき処理を判別することができるようになっている。
データは、コマンド発行側のデバイス(カラー画像処理ボード3)によってコマンドナンバー等とともに書込まれる各種データである。なお、カラー画像処理ボード用コマンドエリア39に書込まれるデータは、例えば104バイト未満のデータサイズの小さいデータであり、これを超えるデータサイズのデータは、コマンドエリア37外の他の領域に書込まれるようになっている。
なお、MFPコントローラ用コマンドエリア38には、MFPコントローラ2のPCIホストコントローラ10によって、ネットワークボード用コマンドエリア40には、ネットワークボード5のPCIコントローラ18cによって、コマンド発行側のデバイスが異なる点を除いて、上記のカラー画像処理ボード用コマンドエリア39と同様の情報が書込まれるようになっている。また、他のデバイス2、3、又は5のRAM13、19a、又は19cにも、それぞれ、PCIバス6を介して自デバイスと接続された各デバイスがコマンドを書込むためのコマンドエリアが各デバイス毎に設けられているが、これらの他のデバイスのコマンドエリアは、自デバイスに接続される各デバイスの組合わせが異なるだけで、上記説明したRAM19bのコマンドエリア37と同様に構成されているため、その詳細な説明は省略する。
以下、上記のように構成されたデータ処理システム1において、本発明の実施の形態に係る割込み制御方法が実行される場合の一例として、カラー画像処理ボード3からプリンタコントローラ4に割込みを発生させる場合に、データ処理システム1において行われる処理動作について図4に示すシーケンス図に基づいて説明する。
なお、ホストデバイスであるMFPコントローラ2の処理動作は、MFPコントローラ2が備える図外のROMに格納されている制御プログラムに基づいて制御部9が発行する命令に従って行われる。また、コマンド送信側(割込み要求元)のスレーブデバイスであるカラー画像処理ボード3の処理動作は、カラー画像処理ボード3が備える図外のROMに格納されている制御プログラムに基づいて制御部17aが発行する命令に従って行われ、コマンド受信側(割込み要求先)のスレーブデバイスであるプリンタコントローラ4の処理動作は、プリンタコントローラ4が備える図外のROMに格納されている制御プログラムに基づいて制御部17bが発行する制御命令に従って行われる。
コマンド送信側のカラー画像処理ボード3(第1スレーブデバイス)は、まず、割込みを発生させたいコマンド受信側のプリンタコントローラ4(第2スレーブデバイス)のコマンドエリア37にコマンドを書込む(S1)。具体的には、カラー画像処理ボード3の制御部17aは、PCIコントローラ18aによりPCIバス6を介してプリンタコントローラ4に実行させるべきコマンドを示すコマンドナンバーをプリンタコントローラ4のPCIコントローラ18bに送信し、送信したコマンドナンバーをローカルバス21を介してRAM19bのコマンドエリア37が有するカラー画像処理ボード用コマンドエリア39に書込む処理をPCIコントローラ18bに実行させる。このように、S1の処理動作ステップにおいて、第1スレーブデバイスがPCIバス6を介して第2スレーブデバイスが備えるメモリにコマンドを書込む。
なお、このS1の処理動作ステップにおいて、カラー画像処理ボード3のPCIコントローラ18aは、カラー画像処理ボード用コマンドエリア39がコマンドにより使用中であることを示すヘッダタイプと、必要に応じてコマンドメールボックスID、データ等をコマンドナンバーとともに送信し、カラー画像処理ボード用コマンドエリア39に書込む処理をPCIコントローラ18bに実行させる。
次に、カラー画像処理ボード3は、ホストデバイスであるMFPコントローラ2のメモリに割込み要因を書込む(S2)。具体的には、カラー画像処理ボード3の制御部17aは、PCIコントローラ18aによりPCIバス6を介して割込み要因をMFPコントローラ2のPCIホストコントローラ10に送信し、送信した割込み要因を割込みコントロールレジスタ11に書込む処理をPCIホストコントローラ10に実行させる。このように、S2の処理動作ステップにおいて、第1スレーブデバイスがPCIバス6を介してホストデバイスが備えるメモリに割込み要因を書込む。
続いて、カラー画像処理ボード3は、ホストデバイスであるMFPコントローラ2に対して割込みを発生させる(S3)。具体的には、カラー画像処理ボード3の制御部17aは、割込み信号線31を介して割込み要求(割込み信号)をMFPコントローラ2の割込みコントローラ12へ送信する。このように、S3の処理動作ステップにおいて、第1スレーブデバイスが割込み要因を書込んだ後に割込み信号線を介してホストデバイスに割込み要求を送信する。
一方、ホストデバイスであるMFPコントローラ2の割込みコントローラ12は、カラー画像処理ボード3の制御部17aから送信された割込み要求を受信する(S4)。そして、割込み要求を受信した割込みコントローラ12は、割込み信号線29を介して割込み信号を制御部9に送信する。これに対し、制御部9は、割込みコントロールレジスタ11から割込み要因を検索し、カラー画像処理ボード3によって書込まれた割込み要因を検出して割込み要因を確認する(S5)。すなわち、ここでは、カラー画像処理ボード3からプリンタコントローラ4への割込みが要求されていることを割込み要因に基づいて確認する。
そして、MFPコントローラ2の制御部9は、確認した割込み要因に基づいて、コマンド受信側のスレーブデバイスに対して割込みを発生させる(S6)。具体的には、割込みコントローラ12により、割込み信号線32を介してプリンタコントローラ4の制御部17bへ割込み信号を送信する。このように、S4乃至S6の処理動作ステップにより、ホストデバイスが割込み要求を受信した後に、自デバイスのメモリから割込み要因を検索し、検出した場合にその割込み要因に基づいて割込み信号線を介して第2スレーブデバイスに割込み信号を送信する。
一方、コマンド受信側のスレーブデバイスであるプリンタコントローラ4の制御部17bは、MFPコントローラ2の割込みコントローラ12から送信された割込み信号を受信すると(S7)、RAM19bのコマンドエリア37からコマンドを検索する(S8)。具体的には、コマンドエリア37に含まれているMFPコントローラ用コマンドエリア38、カラー画像処理ボード用コマンドエリア39、ネットワークボード用コマンドエリア40の各コマンドエリアのヘッダタイプを読み出し、いずれのエリアがコマンドにより使用中であるかを判断する。そして、コマンドにより使用中であると判断したコマンドエリア(ここでは、カラー画像処理ボード用コマンドエリア39)からコマンドナンバーを読み出す。
そして、制御部17bは、カラー画像処理ボード用コマンドエリア39からコマンドナンバーを読み出すことにより、カラー画像処理ボード3からの割込み要求に伴って自デバイス4が実行すべき処理が何であるかを判別し、その判別結果に基づいて、コマンドの処理を実行する(S9)。例えば、コマンドがカラー画像処理ボード3から転送されたカラー画像データの印刷処理を要求するものであれば、制御部17bは、カラー画像処理ボード3から転送されたカラー画像データに基づいてプリンタエンジン22を制御し、印字処理を実行する。このように、S7乃至S9の処理動作ステップにより、第2スレーブデバイスが割込み信号を受信した後に、自デバイスのメモリからコマンドを検索し、検出した場合にそのコマンドに対応する処理を実行する。
以上説明したように、スレーブデバイス間で割込みを発生させる場合に、コマンド等の各種データは割込み要求元のスレーブデバイスから割込み要求先のスレーブデバイスへPCIバス6を介して直接送信し、割込み要因及び割込み要求(割込み信号)をホストデバイスに集約してホストデバイスから割込み信号を送信させるようにすることで、スレーブデバイス同士を割込み信号線で接続する必要がなく、データ処理システム1の構成を簡単なものにすることができる。
なお、本実施形態においては、スレーブデバイス間で割込みを発生させる場合として、カラー画像処理ボード3からプリンタコントローラ4に割込みを発生させる場合について図4に基づいて説明したが、割込み要求元のスレーブデバイスと割込み要求先のスレーブデバイスはこの場合に限定されるものではない。すなわち、カラー画像処理ボード3、プリンタコントローラ4、及びネットワークボード5は、いずれも、第1書込み手段、第2書込み手段、第1送信手段、及びコマンド実行手段をそれぞれ備えており、例えば、上記の場合と逆にプリンタコントローラ4からカラー画像処理ボード3に割込みを発生させたり、ネットワークボード5からプリンタコントローラ4に割込みを発生させることも当然可能である。
次に、ホストデバイスからスレーブデバイスに割込みを発生させる場合について説明する。ホストデバイスは、PCIバス6を介してスレーブデバイスのメモリにコマンドを書込む手段と、該コマンドを書込んだ後に割込み信号線を介して当該スレーブデバイスに割込み信号を送信する手段を備えている。すなわち、MFPコントローラ2は、PCIバス6を介してスレーブデバイス3乃至5のRAM19a乃至19cにコマンドを書込むことができ、また、そのコマンドを書込んだ後に割込み信号線30、32、又は34を介してスレーブデバイス3乃至5に割込み信号を送信することができる。
例えば、MFPコントローラ2からネットワークボード5に割込みを発生させる場合、まず、MFPコントローラ2の制御部9は、PCIホストコントローラ10により、PCIバス6を介してPCIコントローラ18cにコマンドを送信し、RAM19cのコマンドエリアのMFPコントローラ用コマンドエリア(不図示)にローカルバス23を介して、送信したコマンド及び当該コマンドエリアがコマンドにより使用中であることを示すヘッダタイプ等の情報を書込む処理をPCIコントローラ18cに実行させる。そして、割込みコントローラ12に割込み信号線34を介してネットワークボード5の制御部17cに割込み信号を送信することにより、ネットワークボード5に割込みを発生させることができる。なお、割込みを受けたネットワークボード5の制御部17cは、RAM19cのコマンドエリアのMFPコントローラ用コマンドエリアからコマンドを読み出すことにより自デバイス5が実行すべき処理を判別し、コマンドに対応する処理を実行する。
一方、逆に、スレーブデバイスからホストデバイスに割込みを発生させる場合、例えば、ネットワークボード5からMFPコントローラ2に割込みを発生させる場合、まず、ネットワークボード5の制御部17cは、PCIコントローラ18cにより、PCIバス6を介してPCIホストコントローラ10にコマンドを送信し、RAM13のコマンドエリアのネットワークボード用コマンドエリア(不図示)に、送信したコマンド及び当該コマンドエリアがコマンドにより使用中であることを示すヘッダタイプ等の情報を書込む処理をPCIホストコントローラ10に実行させる。そして、制御部17cは、割込み信号線35を介して割込みコントローラ12に割込み要求(割込み信号)を送信する。これに対し、割込みコントローラ12は、割込み信号線29を介して制御部9に割込み信号を送信することにより、MFPコントローラ2に割込みを発生させることができる。なお、割込みを受けたMFPコントローラ2の制御部9は、RAM13のコマンドエリアのネットワークボード用コマンドエリアからコマンドを読み出すことにより自デバイス2が実行すべき処理を判別し、コマンドに対応する処理を実行する。
なお、本実施の形態で示したデータ処理システム1の構成は、本発明に係るデータ処理システムの一態様にすぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で適宜設計変更できることは勿論であり、ホストデバイスと複数のスレーブデバイスとからなるデータ処理システムであれば、本実施形態において説明した複合機の他に、複写機、ファクシミリ装置等としても実現可能である。
本発明は、例えば、ホストデバイスと複数のスレーブデバイスとからなるデータ処理システムに適用可能である。
本発明の実施の形態に係るデータ処理システムの構成例を示したブロック図である。 データ処理システムにおけるPCIバスと割込み信号線を示した図である。 コマンドエリアの構成、及びそのエリアに書込まれるデータについて説明するための図である。 スレーブデバイス間で割込みを発生させる場合に、データ処理システムにおいて行われる処理動作を示したシーケンス図である。 従来のデータ処理システムの構成例を示したブロック図である。
符号の説明
1 データ処理システム
2 MFPコントローラ(ホストデバイス)
3 カラー画像処理ボード(スレーブデバイス)
4 プリンタコントローラ(スレーブデバイス)
5 ネットワークボード(スレーブデバイス)
6 PCIバス(入出力バス)
9、17a、17b、17c 制御部(CPU)
10 PCIホストコントローラ
11 割込みコントロールレジスタ(メモリ)
12 割込みコントローラ
13 RAM
18a、18b、18c PCIコントローラ
19a、19b、19c RAM(メモリ)
30、31、32、33、34、35 割込み信号線
37 コマンドエリア
38 MFPコントローラ用コマンドエリア
39 カラー画像処理ボード用コマンドエリア
40 ネットワークボード用コマンドエリア
41 追加デバイス用コマンドエリア

Claims (7)

  1. 第1スレーブデバイスが入出力バスを介して第2スレーブデバイスが備えるメモリにコマンドを書込むステップと、前記第1スレーブデバイスが前記入出力バスを介してホストデバイスが備えるメモリに割込み要因を書込むステップと、前記第1スレーブデバイスが前記割込み要因を書込んだ後に割込み信号線を介して前記ホストデバイスに割込み要求を送信するステップと、前記ホストデバイスが前記割込み要求を受信した後に、自デバイスのメモリから割込み要因を検索し、検出した場合にその割込み要因に基づいて割込み信号線を介して前記第2スレーブデバイスに割込み信号を送信するステップと、前記第2スレーブデバイスが前記割込み信号を受信した後に、自デバイスのメモリからコマンドを検索し、検出した場合にそのコマンドに対応する処理を実行するステップと、を含んでなることを特徴とする割込み制御方法。
  2. 前記スレーブデバイスのメモリには、前記入出力バスを介して自デバイスと接続された各デバイスが前記コマンドを書込むためのコマンドエリアが各デバイス毎に設けられていることを特徴とする請求項1記載の割込み制御方法。
  3. 前記入出力バスは、PCIバスであることを特徴とする請求項1又は2記載の割込み制御方法。
  4. メモリを備えるホストデバイスと、それぞれがメモリを備える複数のスレーブデバイスとからなり、これらの各デバイスがデータを入出力するために入出力バスにより接続されるとともに、前記複数のスレーブデバイスが個別に前記ホストデバイスと割込み信号線により接続されたデータ処理システムであって、
    前記スレーブデバイスは、前記入出力バスを介して他のスレーブデバイスのメモリにコマンドを書込む第1書込み手段と、該コマンドを書込んだ後に前記入出力バスを介して前記ホストデバイスのメモリに割込み要因を書込む第2書込み手段と、該割込み要因を書込んだ後に割込み信号線を介して前記ホストデバイスに割込み要求を送信する第1送信手段と、前記ホストデバイスから割込み信号線を介して割込み信号を受信した場合に、自デバイスのメモリからコマンドを検索し、検出した場合にそのコマンドに対応する処理を実行するコマンド実行手段と、を備え、
    前記ホストデバイスは、前記割込み要求を受信した後に自デバイスのメモリから割込み要因を検索し、検出した場合にその割込み要因に基づいて割込み信号線を介して前記他のスレーブデバイスに割込み信号を送信する第2送信手段を備えることを特徴とするデータ処理システム。
  5. 前記ホストデバイスは、前記入出力バスを介して前記スレーブデバイスのメモリにコマンドを書込む手段と、該コマンドを書込んだ後に前記割込み信号線を介して当該スレーブデバイスに割込み信号を送信する手段と、を備えることを特徴とする請求項4記載のデータ処理システム。
  6. 前記スレーブデバイスのメモリには、前記入出力バスを介して自デバイスと接続された各デバイスが前記コマンドを書込むためのコマンドエリアが各デバイス毎に設けられていることを特徴とする請求項4又は5記載のデータ処理システム。
  7. 前記入出力バスは、PCIバスであることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1に記載のデータ処理システム。
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