JP2007104539A - データ転送装置およびデータ転送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】マスタチップから複数のスレーブチップに対するレジスタ設定等のアクセスを容易に行うことができるデータ転送装置を提供する。
【解決手段】マスタチップおよび複数のスレーブチップをリング状に接続し、マスタチップからのシリアルデータを、リングを通って複数のスレーブチップに順次転送し、再びマスタチップに戻るようにする。このリングを基本リングと拡張リングに分け、拡張リングに接続されるスレーブチップにも、シリアルデータを転送する。また、リングに番号を付与し、分岐した拡張リングを管理する。
【選択図】図12

Description

本発明は、複数のチップ間でデータ転送を行うデータ転送装置およびデータ転送方法に関する。
従来、複数のチップ間でレジスタの設定を行う場合、マスタのチップから全てのスレーブのチップに対し、レジスタ設定用として、アドレスバス、ライト用のデータバス、リード用のデータバス、信号線がそれぞれ接続されていた(例えば、特許文献1参照)。これらのバス、チップセレクト信号やリセット信号等の信号線は、チップが組み込まれる基板上で全て接続される。
そして、アドレスバス、ライト用のデータバス、リード用のデータバス、およびチップセレクト信号、リセット信号等の信号線は、マスタのチップに接続されるスレーブのチップの個数に比例して増加する。また、各チップには、レジスタ設定用として、入出力ピン、リセットピンが必要であり、これらのピン数の増加も生じる。
また、シリアルでデータを転送する場合、マスタのチップとスレーブのチップとを1対1に接続して、データ転送を行わなければならない。このとき、レジスタのライトやリードを行うために、マスタのチップからスレーブのチップの方向にデータが転送される信号線と、スレーブのチップからマスタのチップの方向にデータが転送される信号線の少なくとも2本の信号線が必要となる。
さらに、1つのマスタのチップから全てのスレーブのチップに直接データを転送する場合、マスタのチップから各スレーブのチップ方向に転送される信号線と、各スレーブのチップからマスタのチップ方向に転送される信号線とからなる1対の信号線がスレーブのチップ個数分必要となる。そして、マスタのチップは、各スレーブのチップに対するデータ転送を制御する。このようなデータ転送装置として、例えば特許文献1に記載のものが知られている。
特開2000−142735号公報
しかしながら、上記従来のデータ転送装置では、以下に掲げる問題があった。これらのレジスタ設定用の信号の多くは、チップの処理動作前の初期設定を行う際に使用されたり、チップの処理動作途中で設定を行う際に使用される程度であり、データ処理に比べ、頻繁に通信される必要がない。また、レジスタ設定の処理速度も低速で十分であるので、チップ間でレジスタ設定を行う際、レジスタ設定用の信号をバスデータではなくシリアルデータで通信することも可能である。しかし、この程度の処理速度の要求であっても、バスの信号線を使ってチップ間を接続し、その結果、配線を増加させ、複雑化させている場合が多い。従来では、配線性を考慮し、配線数を極力少なくすることで、システム全体の配線の低減や設計容易化に繋がる対策が施されていなかった。
また、マスタのチップからスレーブのチップにシリアルデータを転送する場合、データ転送の関係は1対1であるので、1個のマスタのチップからデータを転送できるスレーブのチップは1個だけであった。スレーブのチップが多く存在する場合、マスタのチップによる制御の負担が重くなっていた。
また、シリアルデータを転送する際、1個のマスタのチップから複数のスレーブのチップにデータを転送する場合、対象となるスレーブのチップを識別するためのチップセレクト信号を別に用意する必要があった。そして、アクセス時にそのチップセレクト信号を有効(アサート)にする必要があった。このチップセレクト信号は、スレーブのチップ個数分だけ必要であり、信号線の増加に繋がっていた。
また、シリアルの信号線が長くなると、その分だけ外来のノイズを受けることになり、転送データの品質が悪くなるばかりでなく、1回の転送時間が非常に長くなる。1本のシリアルの信号線に複数のスレーブのチップが接続された場合、不必要なスレーブのチップにまでシリアルのデータ転送が送られることになる。スレーブのチップ個数が多くなるほど、1回の転送時間が長くかかることになる。
そこで、本発明は、マスタチップから複数のスレーブチップに対するレジスタ設定等のアクセスを容易に行うことができ、しかもチップ間で接続される信号線の配線数を著しく減らすことができるデータ転送装置およびデータ転送方法を提供することを目的とする。また、本発明は、マスタのチップによる制御の負担を軽減できるデータ転送装置およびデータ転送方法を提供することを他の目的とする。また、本発明は、データ転送にかかる1回の転送時間を抑えることができるデータ転送装置およびデータ転送方法を提供することを他の目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のデータ転送装置は、シリアルデータおよびシリアルデータ転送用の同期クロックを送信するマスタチップと、前記マスタチップとともにリングに接続され、前記マスタチップからのシリアルデータを前記同期クロックに従って受け取る複数のスレーブチップとを備え、前記スレーブチップは、前記受け取ったマスタチップからのシリアルデータを前記リングに接続された次のスレーブチップに転送することを特徴とする。
本発明のデータ転送方法は、マスタチップおよび複数のスレーブチップが接続されたリングを通じてシリアルデータを転送するデータ転送方法であって、前記マスタチップは、同期クロックに従って、シリアルデータを前記リングを通って前記スレーブチップに転送するステップと、前記スレーブチップは、前記リングを通って転送されるシリアルデータを前記同期クロックに従って、前記マスタチップまたは前記リングに接続された1つ前のスレーブチップから受け取り、前記受け取ったシリアルデータを前記リングに接続された次のスレーブチップに転送するステップとを有することを特徴とする。
本発明の請求項1に係るデータ転送装置によれば、スレーブチップは、受け取ったマスタチップからのシリアルデータをリングに接続された次のスレーブチップに転送する。これにより、マスタチップから複数のスレーブチップに対するレジスタ設定等のアクセスを容易に行うことができ、しかもチップ間で接続される信号線の配線数を著しく減らすことができる。また、マスタチップによる制御の負担を軽減できる。さらに、データ転送にかかる1回の転送時間を抑えることができる。
請求項3に係るデータ転送装置によれば、マスタチップから各スレーブチップに対してコンフィグレーション、レジスタのリード、ライト、リセットを制御することができる。請求項4に係るデータ転送装置によれば、拡張リングを形成することで、マスタチップからデータ転送可能なスレーブチップを増やすことができる。請求項5に係るデータ転送装置によれば、マスタチップは拡張リングに接続された全てのスレーブチップを管理することができる。また、基本リングに流れるシリアルデータを分岐スレーブチップを介して拡張リングにも転送することができる。請求項6に係るデータ転送装置によれば、リング番号によって、マスタチップは、接続されている多重のリングを管理でき、必要な拡張リングのみにシリアルデータを転送することができる。また、必要なリングにのみシリアルデータが転送されるので、転送レートを上げることができる。
請求項11に係るデータ転送装置によれば、特定のスレーブチップ内のレジスタのみ書き込むことができる。請求項18に係るデータ転送装置によれば、分岐スレーブチップ内で受信したコンフィグレーションのトランザクションを参照することによって、拡張リングに接続されているスレーブチップを管理することができる。
本発明のデータ転送装置およびデータ転送方法の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態のデータ転送装置は、ネットワークシステムに適用される。
(ネットワークシステム全体)
図1は実施の形態におけるネットワークシステムの構成を示す図である。ローカルエリアネットワーク(LAN)110には、データベースサーバ102、データベースクライアント103、電子メールサーバ104、電子メールクライアント105、WWWサーバ106、DNSサーバ107、画像入出力システム100等が接続されている。画像入出力システム100は、後述するように、主にリーダ部200およびプリンタ部300から構成されている(図2参照)。
また、LAN110には、ルータ111が設けられており、LAN110はルータ111を介してインタネット/イントラネット112と連結する。インタネット/イントラネット112には、データベースサーバ121、WWWサーバ122、電子メールサーバ123、画像入出力システム140等が接続されている。尚、画像入出力システム140は画像入出力システム100と同様の構成を有する。
このネットワークシステムでは、複数のサーバからプリントジョブを実行すると、LAN110を介して画像入出力システム100にプリントジョブおよび画像データが送られ、プリンタ部300からプリントアウトが行われる。また、リーダ部200から読み込まれた画像データをLAN110上に供給することも可能である。また、リーダ部200から読み込まれた画像データを、PSTNまたはISDN130を介して送信したり、PSTNまたはISDN130を介して受信した画像データをプリンタ部300からプリントアウトすることも可能である。データベースサーバ102は、画像入出力システム100によって読み込まれた2値画像および多値画像データをデータベースとして管理する。
図2は画像入出力システム100の概略的構成を示す図である。リーダ部200は、原稿画像を光学的に読み取り、画像データに変換する。リーダ部200は、原稿を読み取るスキャナユニット210、および原稿用紙を搬送する原稿給紙ユニット250から構成される。プリンタ部300は、記録紙を搬送し、その上に画像データを可視画像として印字して機外に排紙する。また、プリンタ部300は、複数種類の記録紙カセットを有する給紙ユニット360、画像データを記録紙に転写・定着させる機能を有するマーキングユニット310、および排紙ユニット370から構成される。排紙ユニット370は、印字された記録紙にソートやステイプル等の後処理を施して機外に出力する機能を有する。
コントローラユニット150は、リーダ部200およびプリンタ部300と電気的に接続され、さらにLAN110、PSTNまたはISDN130、インタネット/イントラネット112等のネットワークと接続されている。コントローラユニット150は、リーダ部200を制御し、原稿の画像データを読み込む。また、コントローラユニット150は、プリンタ部300を制御し、プリントデータおよび画像データを記録紙に出力するコピー機能を有する。また、コントローラユニット150は、近距離無線通信のインタフェースからの制御信号を受けて、LAN110からのプリントジョブの実行を行い、プリンタ部300を制御し、プリントデータおよび画像データを記録紙に出力するプリンタ機能を有する。また、コントローラユニット150は、ネットワークを介して受信したコードデータを画像データに変換し、プリンタ部300に出力するプリンタ機能を有する。また、コントローラユニット150は、リーダ部200から読み取った画像データをコードデータに変換し、LAN110を介してPCに送信するスキャナ機能を有する。
操作部160は、液晶タッチパネルで構成されており、コントローラユニット150と電気的に接続され、画像入出力システム100を操作するためのユーザインタフェースを提供する。
図3はリーダ部200およびプリンタ部300の内部構成を示す図である。リーダ部200内の原稿給送ユニット250は、原稿を先頭順に1枚ずつプラテンガラス211上に給送し、原稿の読み取り動作を終了した後、プラテンガラス211上の原稿を排出する。
原稿がプラテンガラス211上に搬送されると、ランプ212を点灯し、そして光学ユニット213の移動を開始させ、原稿を露光・走査する。原稿からの反射光は、ミラー214、215、216およびレンズ217によってCCDイメージセンサ(以下、CCDという)218に導かれる。そして、走査された原稿の画像は、CCD218によって読み取られる。
リーダ画像処理部222は、CCD218から出力される画像データに所定の処理を施し、コントローラユニット150に出力する。プリンタ画像処理部352は、コントローラユニット150から送られる画像信号をレーザードライバ317に出力する。レーザドライバ317は、レーザ発光部313、314、315、316を駆動し、プリンタ画像処理部352から出力された画像データに応じたレーザ光を発光させる。
このレーザ光は、ミラー340、341、342、343、344、345、346、347、348、349、350、351によって、感光ドラム325、326、327、328に照射される。この結果、感光ドラム325、326、327、328には、レーザ光に応じた潜像が形成される。現像器321、322、323、324は、それぞれブラック(Bk)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)のトナーによって、潜像を現像する。現像された各色のトナーは、用紙に転写され、フルカラーのプリントアウトがなされる。
用紙カセット360、361および手差しトレイ362のいずれかから、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで給紙された用紙は、レジストローラ333を経て、転写ベルト334上に吸着され、搬送される。そして、感光ドラム325、326、327、328に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤が転写された記録紙は定着部335に搬送され、定着部335の熱と圧力により現像剤は記像紙に定着される。定着部335を通過した記録紙は、排出ローラ336によって排紙ユニット370に排出される。排紙ユニット370は、排出された記録紙を束ねて記録紙を仕分けしたり、仕分けされた記録紙のステイプルを行う。
また、両面記録が設定されている場合、排出ローラ336まで記録紙を搬送した後、排出ローラ336の回転方向を逆転させ、フラッパ337によって再給紙搬送路338に導く。再給紙搬送路338に導かれた記録紙は、前述したタイミングで転写ベルト334に給紙される。
(リーダ画像処理部)
図4はリーダ画像処理部222の構成を示すブロック図である。リーダ画像処理部222は、クランプ&Amp.&S/H&A/D部401およびシェーディング部402から構成される。リーダ画像処理部222では、プラテンガラス211上の原稿は、CCD218に読み取られて電気信号に変換される。CCD218は、カラーセンサの場合、RGBのカラーフィルタを1ラインCCD上にRGB順にインラインに載せたものでよい。また、3ラインCCDからなり、各CCDにRフィルタ、Gフィルタ、Bフィルタをそれぞれ並べたものでもよい。さらに、フィルタをオンチップ化、あるいはフィルタをCCDと別の構成にしたものでもよい。
CCD218からのアナログ画像信号は、リーダ画像処理部222に入力されると、クランプ&Amp.&S/H&A/D部401でサンプルホールド(S/H)される。そして、アナログ画像信号のダークレベルは基準電位にクランプされる。また、アナログ画像信号は、所定量に増幅された後、A/D変換される。例えば、RGB各8ビットのデジタル信号に変換される。この後、RGB信号は、シェーディング部402で、シェーディング補正および黒補正が施された後、コントローラユニット150に出力される。
(コントローラユニット)
図5はシステム制御部2150のハードウェア構成を示す図である。図6はコントローラユニット150に形成される基本リングおよび拡張リングを示す図である。コントローラユニット150は、システム制御部2150、プリンタ画像処理部352、画像処理部353、リーダ画像処理部354等を有する。
システム制御部2150は、コントローラユニット150全体を制御するものであり、1つのチップからなる。プリンタ画像処理部352、画像処理部353およびリーダ画像処理部354は、それぞれ別々のチップからなり、システム制御部2150と接続され、画像データおよび制御信号を送受信してデータの処理を行う。
システム制御部2150、プリンタ画像処理部352、画像処理部353およびリーダ画像処理部354は、それぞれレジスタ設定用として、1ビットのシリアルデータの送受信機能およびチップのポートを有する。このチップのポートは、シリアルデータ受信用のポート510、シリアルデータ受信用の同期用のクロックポート511、シリアルデータ送信用のポート512、およびシリアルデータ送信用の同期用のクロックポート513からなる。
システム制御部2150、プリンタ画像処理部352、画像処理部353およびリーダ画像処理部354の各シリアルデータ用のポートは、1本の信号線によってリング状に接続されている。シリアルデータ用の信号線500および同期用のクロック信号線501は、それぞれペアとなって各チップ間に接続されている。これらの各チップ間に接続された信号線500、501のリングが基本リングに相当する。
システム制御部2150は、シリアルデータの転送において、マスタのチップである。一方、プリンタ画像処理部352、画像処理部353およびリーダ画像処理部354は、シリアルデータの転送において、全てスレーブのチップである。
メモリ356、357、358は、プリンタ部300内のプリンタ用ドラムにおける画像データの遅延量を制御するためのメモリであり、各色成分YMCK毎のメモリを有し、各色成分毎の画像データを数ページ分保持することができる。ここでは、SDRAMが使用される。メモリ356、357、358は、プリンタ画像処理部352に対し、1本の信号線によってリング状に接続されている。シリアルデータ用の信号線500および同期用のクロック信号線501は、それぞれペアとなって、各メモリ間に接続されている。この各メモリ間に接続された信号線のリングが拡張リングに相当する。この場合、プリンタ画像処理部352は分岐スレーブのチップに相当する。
同様に、メモリ359は、リーダ画像処理部354における画像データ格納用のメモリである。ここでは、SDRAMが使用される。メモリ359は、リーダ画像処理部354に対し、1本の信号線によってリング状に接続されている。シリアルデータ用の信号線500および同期用のクロック信号線501は、それぞれペアとなって、各メモリ間に接続されている。この各メモリ間に接続された信号線のリングは拡張リングに相当する。この場合、リーダ画像処理部300は分岐スレーブのチップに相当する。
システム制御部2150内のマスタインタフェース2147およびスレーブインタフェース2148は、プリンタ画像処理部352、画像処理部353およびリーダ画像処理部354とシリアルデータの送受信を行うためのインタフェースである。マスタインタフェース2147は、シリアルデータ用の信号線500およ同期用のクロック信号線501を介してプリンタ画像処理部352と接続されるとともに、システムバスブリッジ2007にも接続されている。一方、スレーブインタフェース2148は、シリアルデータ用の信号線500および同期用のクロック信号線501を介してリーダ画像処理部354と接続されるとともに、システムバスブリッジ2007にも接続されている。
画像処理部353は、プリンタおよびリーダ用の画像処理を行う画像処理ブロックである。
コントローラユニット150は、画像入力装置であるリーダ部200、リーダ画像処理部222、および画像出力デバイスであるプリンタ部300と接続される。その一方で、LAN110や公衆回線、WAN等のネットワークに接続され、画像情報やデバイス情報の入出力やPDLデータのイメージ展開を行う。システム制御部2150内のCPU2001は、システム全体を制御するプロセッサである。CPU2001は、CPUバス2126に接続され、さらに、システムバスブリッジ2007に接続される。
操作部インタフェース2006は、操作部160とのインタフェース部であり、操作部160で表示される画像データを操作部160に出力する。CPU2001によって処理されるデータを格納するためのメモリとして、RAM2002、ROM2003が用意されており、それぞれRAMコントローラ2124、ROMコントローラ2125によってアクセス制御される。
外部記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)2004は、システムソフトウェア、プリントのジョブの情報、画像データ等を格納する。HDD2004へのアクセスは、汎用バスインタフェース2142に接続されたPCIバス2143を介してディスクコントローラ2144によって行われる。LANコントローラ2010は、MAC回路2145、PHY/PMD回路2146を介してLAN110に接続され、情報の入出力を行う。
(チップ間のシリアルデータ転送の構成)
上記構成を有するデータ転送装置の動作を示す。ここでは、マスタのチップと各スレーブのチップを接続しているリングが多重リングを形成している場合、マスタのチップから発行されるトランザクションの中にリングを管理するリング番号の情報を入れる。このリング番号により拡張したリングに対してもトランザクションを行う。
具体的に、シリアルデータ用の信号線500は、システム制御部2150、プリンタ画像処理部352、画像処理部353およびリーダ画像処理部354間を接続する基本リングとして機能する。コントローラユニット150は、シリアルデータ用の信号線500および同期用のクロック信号線501を用いて、シリアルデータの転送を行う(図6参照)。さらに、分岐スレーブであるプリンタ画像処理部352およびリーダ画像処理部354は、それぞれの拡張リングを介して、メモリ356、357、358およびメモリ359にシリアルデータの転送を行う。
図7はマスタチップおよびスレーブチップ間でシリアルデータの転送を行う際に各チップ内に設けられるインタフェースを示す図である。システム制御部2150は、プリンタ画像処理部352、画像処理部353、リーダ画像処理部354、メモリ356、357、358、359に対し、基本リングおよび拡張リングを用いて、各チップ内部のレジスタのリードおよびライトアクセスを行う。
システム制御部2150内のマスタインタフェース2147から送信されるシリアルデータは、シリアルデータ用の信号線500を通る。また、クロック信号線501のクロックに同期したタイミングで、プリンタ画像処理部352内の第1のスレーブインタフェース530に送られる。
プリンタ画像処理部352内の第1のスレーブインタフェース530は、受信したシリアルデータのリング番号を参照し、リング番号がメモリ356、357、358に対する拡張リングである場合、拡張リングにシリアルデータを送信する。そして、拡張リングを経由したシリアルデータは、プリンタ画像処理部352内の第1のマスタインタフェース531に戻ってくる。この後、このシリアルデータは、第1のマスタインタフェース531からシリアルデータ用の信号線500を通り、クロック信号線501のクロックに同期したタイミングで、画像処理部353内の第2のスレーブインタフェース532に送られる。
一方、プリンタ画像処理部352内の第1のスレーブインタフェース530は、リング番号が拡張リングでない場合、システム制御部2150内のマスタインタフェース2147から受信したシリアルデータを、第1のマスタインタフェース531から画像処理部353内の第2のスレーブインタフェース532に送る。
プリンタ画像処理部の場合と同様に、シリアルデータは、画像処理部353内の第2のスレーブインタフェース532で受信される。この後、画像処理部353内の第2のマスタインタフェース533からシリアルデータ用の信号線500を通り、クロック信号線501のクロックに同期したタイミングで、リーダ画像処理部354内の第3のスレーブインタフェース534に送られる。
プリンタ画像処理部、画像処理部の場合と同様に、シリアルデータは、リーダ画像処理部354内の第3のスレーブインタフェース534で受信される。この後、リーダ画像処理部354内の第3のスレーブインタフェース534は、シリアルデータのリング番号を参照し、リング番号がメモリ359に対する拡張リングである場合、拡張リングにシリアルデータを送信する。拡張リングを通ったシリアルデータは、リーダ画像処理部354内の第3のマスタインタフェース535に戻ってくる。そして、このシリアルデータは、第3のマスタインタフェース535から、シリアルデータ用の信号線500を通り、クロック信号線501のクロックに同期したタイミングで、システム制御部2150内のスレーブインタフェース2148に送られる。
一方、リーダ画像処理部354内の第3のスレーブインタフェース534は、リング番号が拡張リングでない場合、第2のマスタインタフェース533から受信したシリアルデータを、第3のマスタインタフェース535からシステム制御部2150内のスレーブインタフェース2148に送る。
ここで、第1のスレーブインタフェース530および第1のマスタインタフェース531は、プリンタ画像処理部352内の内部バス540に接続されており、送受信されるシリアルデータを内部バスに展開する。同様に、画像処理部353内の第2のスレーブインタフェース532および第2のマスタインタフェース533は、画像処理部353内の内部バス541に接続されており、送受信されるシリアルデータを内部バスに展開する。同様に、リーダ画像処理部354内の第3のスレーブインタフェース534および第3のマスタインタフェース535は、リーダ画像処理部354内の内部バス542に接続されており、送受信されるシリアルデータを内部バスに展開する。
また、内部バス540、541、542は、各チップ内部のレジスタに対するリードおよびライトアクセス用のバスであり、この内部バスを介して、チップ内部のレジスタのアクセスが行われる。同様に、メモリ356、357、358、359もそれぞれ内部バスを有しており、メモリチップ内のデータアクセスが行われる。
(シリアルデータ、トランザクションの形式)
シリアルデータおよびトランザクション形式の概略を示す。ここでは、マスタチップおよびスレーブチップは、転送されるシリアルデータを全て数ビット単位で1つのトランザクションとして扱い、このトランザクション単位でシリアルデータが有効であるか否かを判断する。トランザクション単位でシリアルデータを転送する際、有効なトランザクションのデータの開始点を判別する。そのために、トランザクション単位の最初の1ビットだけをスタートビットとして常にハイレベル(H)状態にし、無効なトランザクションの間、常にローレベル(L)状態にする。これにより、有効なトランザクションの開始点を判別し、トランザクション単位で扱うデータが所定ビット数分転送された時点で、そのトランザクションの転送が終了したと判断する。
トランザクションを、シリアルデータの転送種類を判別するためのコマンドの情報と、転送を行いたいデータの情報とに分け、それぞれコマンドの情報のトランザクション(コマンド部)およびデータの情報のトランザクション(データ部)とする。
さらに、複数のスレーブのチップを個々に識別するために、マスタのチップは、スレーブのチップに対してコンフィグレーションのトランザクションを発行する。このコンフィグレーションのトランザクションによって、各スレーブのチップにユニークな番号を付与し、この番号をスレーブのチップを識別するチップIDとする。同様に、複数のリングを個々に識別するリング番号を把握するために、マスタのチップはスレーブのチップに対してコンフィグレーションのトランザクションを発行する。
コマンド部には、データ部かコマンド部かを識別する識別子(C/D識別子)、ライトのトランザクションかリードのトランザクションかを識別する識別子(W/R識別子)、データの転送幅を識別する識別子(BitMode)の情報が含まれる。更に、リングを識別するリング番号、スレーブチップを識別するチップIDの識別子(ChipID)、およびリードまたはライト用のアドレスの情報が含まれる。データ部には、C/D識別子、W/R識別子、BitMode、およびリードまたはライト用のデータの情報が含まれる。これらの情報は、各スレーブチップに転送された際、それぞれのスレーブチップにおいて判定される。
図8はトランザクションに用いられるシリアルデータのデータ形式を示す図である。トランザクションに用いられるシリアルデータは、コマンド部703およびデータ部704に別れており、コマンド部およびデータ部の順でデータ転送が行われる。コマンド部およびデータ部の各ヘッダ内には、トランザクションの動作を示す識別子が盛り込まれている。ヘッダの後には、コマンド部の場合、アドレスデータの情報が含まれ、データ部の場合、レジスタのデータの情報が含まれる。
前述したように、マスタチップおよびスレーブチップは、転送されるシリアルデータを、全て数ビット単位で1つのトランザクションとして扱い、このトランザクション単位でシリアルデータが有効であるか否かを判断する。トランザクション単位でシリアルデータを転送する際、有効なトランザクションのデータの開始点が判別される。即ち、トランザクション単位の最初の1ビットであるSTUFFED_ BIT701を常にハイレベル(H)状態にし、無効なトランザクションである間、常にローレベル(L)状態にする。これにより、有効なトランザクションの開始点が判別され、トランザクション単位で扱うデータのビット数分が転送された時点で、そのトランザクションの転送が終了したと判断される。また、トランザクション単位において、マスタのチップでパリティビット702を付加することにより、エラーのトランザクションが検出される。
(チップ間のシリアルデータ転送を用いたコンフィグレーション動作)
コンフィグレーション動作の概略を示す。複数のスレーブのチップに各トランザクションを発行するために、マスタのチップは、システムリセット後、最初にスレーブのチップに対してコンフィグレーションのトランザクションを発行する。コンフィグレーションのトランザクションによって、マスタのチップは、各リングにリング番号を割り振り、かつ各スレーブのチップにChipIDを割り振る。
コンフィグレーションのトランザクションには、コマンド部のみが存在する。このコマンド部には、C/W識別子(例えば、コマンド部の場合、C/W識別子をアクテイブ、データ部の場合、非アクティブとする)の情報が含まれている。更に、Type識別子(例えば、コンフィグレーショントランザクションの場合、00)、リング番号(マスタのチップから発行する際のリング番号を値0とする)、ChipID(マスタのチップから発行する際のChipIDを値0とする)の情報が含まれている。
マスタのチップが発行したコンフィグレーションのトランザクションが、全てのスレーブのチップを経由して、マスタのチップに戻り、マスタのチップが受信し終えるまで、マスタのチップは、次のトランザクションの発行を行わない。
各スレーブのチップは、コンフィグレーションのトランザクションを受信した場合、各スレーブのチップ内のChipIDデータ用のレジスタに、コンフィグレーションのトランザクション中のChipIDのデータに値1加算した値を保持する。
そして、ChipIDデータ用のレジスタに保持されたChipIDの値を、コンフィグレーションのトランザクション中のChipIDのデータに上書きし、次のスレーブまたはマスタのチップにコンフィグレーションのトランザクションとして送る。これにより、コンフィグレーションのトランザクション中のChipIDのデータによって全てのスレーブのチップに番号付けが行われる。
スレーブのチップに拡張リングがある分岐スレーブのチップである場合、分岐スレーブのチップがコンフィグレーションのトランザクションを受信すると、コンフィグレーションのトランザクション中のリング番号のデータに値1加算した値を、リング番号データ用のレジスタに保持する。そして、ChipIDデータ用のレジスタも同様に値1加算したデータを保持する。
そして、分岐スレーブのチップは、拡張リングにコンフィグレーションのトランザクションを送る。この際、拡張リングに送られるコンフィグレーションのトランザクション中のChipIDを値0とする。拡張リングに接続されたスレーブのチップにChipIDデータが付加されると、拡張リングに接続されている全てのスレーブのチップを通った後、分岐スレーブのチップにコンフィグレーションのトランザクションが戻ってくる。分岐スレーブのチップは、この拡張リングから戻ってきたコンフィグレーションのトランザクション中のChipIDデータを拡張リングのChipIDデータ(拡張リングChipID)として、分岐スレーブのチップ内の拡張リングChipID用レジスタに保持する。
分岐スレーブのチップは、基本リングに接続されている次のスレーブのチップまたはマスタのチップにコンフィグレーションのトランザクションを送る。このとき、コンフィグレーションのトランザクション中のChipIDデータは、分岐スレーブのチップ内で保持された分岐スレーブのChipIDデータである。これにより、分岐スレーブに接続されている拡張リングのスレーブのChipIDは、分岐スレーブのチップ内で管理される。また、コンフィグレーションのトランザクションによって、マスタのチップに送られるChipIDのデータは、基本リングに接続されているスレーブのチップのみを示すことになる。
コンフィグレーションのトランザクションは、全てのスレーブのチップを介して、最後にマスタのチップに送られてくる。マスタのチップは、送られてきたコンフィグレーショントランザクションのリング番号およびChipIDの値を参照し、拡張されたリングの個数および基本リングに接続されているスレーブのチップの個数を判断する。例えば、リング番号がMであり、ChipIDの値がNである場合、M個の拡張リングが存在し、かつN個のスレーブのチップが基本リングに接続されていることを示す。
具体的に、チップ間のシリアルデータ転送を用いたコンフィグレーション動作を示す。図9はコンフィグレーション動作の流れを示す図である。まず、システム制御部2150内のCPU2001から発行された、レジスタのコンフィグレーション動作命令は、CPUバス2126を介してシステムバスブリッジ2007に送られる。さらに、このコンフィグレーション動作命令は、システムバスブリッジ2007からマスタインタフェース2147に送られる(T1)。
ここで、コンフィグレーション動作命令は、マスタインタフェース2147に対して発行され、各リングに制御可能なスレーブのチップが何個接続されているかをCPU2001が判断するための命令セットである。このコンフィグレーション動作命令の中には、マスタインタフェース2147に対してコンフィグレーションのトランザクションを発行する命令、および発行されたコンフィグレーションのトランザクションがマスタインタフェース2147に戻ってきた際にリング番号の値とChipIDの値を読み込む命令が含まれている。また、チップ(Chip)IDの値は、マスタインタフェース2147に接続されている基本リングのスレーブのチップ数を表す。リング番号は、マスタインタフェース2147に接続されている拡張リングの数を表す。
マスタインタフェース2147は、CPU2001からのコンフィグレーション動作の命令を受けると、リング番号およびChipIDをそれぞれ値0に設定し、コンフィグレーションのトランザクションを作成する(T2)。そして、マスタインタフェース2147で作成されたコンフィグレーションのトランザクションは、シリアルデータとして、クロック信号線501のクロックに同期したタイミングで、マスタインタフェース2147からプリンタ画像処理部352に送られる(T3)。
プリンタ画像処理部352内の第1のスレーブインタフェース530は、コンフィグレーションのトランザクションを受けると、受信したリング番号およびChipIDにそれぞれ値1加算した値を、プリンタ画像処理部352における拡張リング番号およびChipIDとして保存する(T4)。プリンタ画像処理部352には、拡張リングが存在するので、コンフィグレーションのトランザクションを拡張リングに送信する(T5)。このとき、コンフィグレーションのトランザクション中のChipIDを値0に設定し、コンフィグレーションのトランザクションは拡張リングに送られる。
そして、拡張リングに接続されているメモリ356、357、358から、第1のマスタインタフェース531にコンフィグレーションのトランザクションが戻ってくる(T6)。このとき、コンフィグレーションのトランザクション中のChipIDは、拡張リングに接続されているスレーブのチップのChipIDに相当する。そして、第1のマスタインタフェース531により、拡張リング上の各スレーブのチップのChipIDは管理される。
この後、プリンタ画像処理部352におけるリング番号およびChipIDをコンフィグレーションのトランザクションに付加し(T7)、第1のマスタインタフェース531から第2のスレーブインタフェース532にコンフィグレーションのトランザクションを送信する(T8)。
同様に、コンフィグレーションのトランザクションは、画像処理部353、リーダ画像処理部354の各スレーブのチップを通り、最後に、システム制御部2150内のスレーブインタフェース2148に送られる(T10〜T18)。但し、画像処理部353には、拡張リングが接続されていない。
システム制御部2150内のスレーブインタフェース2148は、コンフィグレーションのトランザクションを受信すると、リング番号およびChipIDの情報を取得する。そして、システムバスブリッジ2007およびCPUバス2126を介して、CPU2001にリング番号およびChipIDのデータを送る(T19)。
このリング番号およびChipIDの数値は、システム制御部2150からアクセス可能なリングの個数およびスレーブのチップの個数を表し、それぞれの番号(ID)となる。この場合、プリンタ画像処理部352のChipIDは値1である。画像処理部353のChipIDは値2である。リーダ画像処理部354のChipIDは値3である。したがって、CPU2001は、スレーブのチップが3個接続されていると認識する。また、メモリ356は、リング番号1に接続されたChipIDが値1のスレーブのチップであると認識される。
ここで、拡張リングに接続されているスレーブのチップの管理を示す。前述したように、コンフィグレーションのトランザクションによって、マスタのチップは、拡張されたリングの個数および基本リングに接続されているスレーブのチップの個数を判断する。その後、マスタのチップは、拡張リングのスレーブのチップ個数を判断するために、対象のリング番号に対し、レジスタリードのトランザクションを行う。レジスタリードのトランザクション中のコマンド部にあるリング番号を対象のものに設定し、かつリードするレジスタを、該当するリング番号を有する分岐スレーブのチップ内の拡張リングChipID用のレジスタに設定する。レジスタリードのトランザクション中のリング番号に該当する分岐スレーブのチップは、レジスタリードのトランザクションを受けた後、拡張リングChipIDのデータをマスタのチップに送る。
マスタのチップは、レジスタリードのトランザクションを受けると、所望の拡張リングに対する拡張リングChipIDのデータを得ることができる。例えば、リング番号がMの拡張リングに接続されているスレーブのチップ個数を知りたい場合、マスタのチップからリング番号をMに設定し、レジスタリードのトランザクションを発行する。その後、マスタのチップに返ってきたレジスタリードのトランザクション中のリング番号およびレジスタのリードデータを参照する。そして、読み出されたレジスタデータがNの場合、拡張リングMには、N個のスレーブのチップが接続されていることになる。このように、レジスタリードのトランザクションを行うことで、マスタのチップから所望の拡張リングにおけるスレーブのチップ個数を把握することができる。
(チップ間のシリアルデータ転送を用いたライト動作)
ライト動作の概略を示す。複数のスレーブのチップの中から特定のスレーブのチップに対し、スレーブのチップ内のレジスタにデータを書き込む場合、マスタのチップは、スレーブのチップにコマンド部を発行し、続けてデータ部を発行する。
コマンド部では、C/W識別子がアクテイブに設定され、W/R識別子がアクテイブに設定され、BitModeに所定のデータ幅情報が設定される。また、リング番号およびChipIDに所定の値(対象となるスレーブのチップのコンフィグレーション値)が設定され、所定のレジスタのアドレス値が設定される。ここで、C/W識別子は、コマンド部の場合にアクテイブであり、データ部の場合に非アクティブである。W/R識別子は、ライトのトランザクションの場合にアクテイブであり、リードのトランザクションの場合に非アクテイブである。一方、データ部では、C/W識別子が非アクテイブに設定され、W/R識別子がアクテイブに設定され、BitModeに所定のデータ幅情報が設定され、所定のレジスタに書き込むデータ値が設定される。
マスタのチップは、発行したライトのトランザクションが、各スレーブのチップを介してマスタのチップに戻って来ない間も、連続してライトのトランザクションを発行することが可能である。このため、ライトのトランザクションに関し、マスタのチップは、各スレーブのチップにデータが書き込まれたか否かをライトのトランザクションによって確認することはない。マスタのチップは、スレーブのチップからリング状の信号線に送られてきたトランザクションを受信し、そのトランザクションにパリティのエラーがあるか否かのみを判断する。
各スレーブのチップは、マスタのチップまたはスレーブのチップから転送される各トランザクションを受信し、そのトランザクション中に含まれる前述した識別子およびデータの設定情報を読み込み、その受信したトランザクションが該当するトランザクションであるか否かを判断する。そして、該当するトランザクションである場合、スレーブのチップ内部のレジスタにデータを書き込む。一方、スレーブのチップに該当しないトランザクションの場合、次のスレーブのチップまたはマスタのチップに転送する。この結果、ライトのトランザクションが次々に処理される。
また、分岐スレーブのチップの場合、マスタのチップまたはスレーブのチップから転送される各トランザクションを受信し、そのスレーブのチップに該当しないトランザクションの場合、拡張リングにライトのトランザクションを送信する。拡張リングに接続されたスレーブのチップは、基本リングに接続されたスレーブのチップと同様の動作を繰り返す。そして、最後に、分岐スレーブのチップにライトのトランザクションが戻ってくる。この後、分岐スレーブのチップは、拡張リングから受信したライトのトランザクションを、次の基本リングに接続されるスレーブのチップまたはマスタのチップに送信する。これにより、マスタのチップは所望のスレーブのチップのレジスタに書き込むことが可能である。
具体的に、チップ間のシリアルデータ転送を用いたライト動作を示す。図10はライト動作の流れを示す図である。まず、システム制御部2150内のCPU2001から発行された、レジスタのライト動作命令はCPUバス2126を介してシステムバスブリッジ2007に送られる。さらに、ライト動作を行うレジスタのアドレスがプリンタ画像処理部352、画像処理部353およびリーダ画像処理部354のいずれかである場合、ライト動作命令は、システムバスブリッジ2007からマスタインタフェース2147に送られる(T31)。
ここで、ライト動作命令には、マスタインタフェース2147を介して制御可能なスレーブのチップ内のレジスタに対し、CPU2001がライト動作を行うためのリング番号、ChipID、アドレスおよびライトデータの情報が含まれている。
マスタインタフェース2147は、ライト動作命令を受けると、該当するスレーブのチップのリング番号、ChipIDおよびアドレスの情報を用いて、ライトのコマンド部を作成する(T32)。マスタインタフェース2147で作成されたライトのコマンド部のトランザクションは、シリアルデータとして、クロック信号線501のクロックに同期したタイミングで、マスタインタフェース2147からプリンタ画像処理部352に送られる(T33)。
コマンド部のトランザクションを発行した後、マスタインタフェース2147は、ライトデータの情報を用いて、ライトのデータ部を作成する(T34)。マスタインタフェース2147で作成されたライトのデータ部は、シリアルデータとして、マスタインタフェース2147からクロック信号線501のクロックに同期したタイミングで、プリンタ画像処理部352に送られる(T35)。
プリンタ画像処理部352の第1のスレーブインタフェース530は、ライトのコマンド部のトランザクションを受けると、リング番号が拡張リングに該当する場合、ライトのコマンドを拡張リングに送信する(T36)。そして、拡張スレーブからライトのコマンドが戻ってきた後(T38)、クロック信号線のクロックに同期したタイミングで、第1のマスタインタフェース531からライトのコマンドを画像処理部353に送信する(T39)。
一方、リング番号が基本リング(リング番号=0)であって、かつChipID、ライトアドレスが該当する場合、データ部のトランザクションからライトのデータを内部バス540に書き込む(T37)。これと同時に並行して、クロック信号線のクロックに同期したタイミングで、第1のスレーブインタフェース530に送られてきたシリアルデータを、次の画像処理部353に送信する(T39)。尚、第1のスレーブインタフェース530で受信したシリアルデータにパリティのエラーがあった場合、トランザクションにエラーがあったものとみなし、拡張リングへの転送を禁止し、あるいは内部バス540にライトデータの書き込みを行わない。同様のライト動作が、画像処理部353およびリーダ画像処理部354の各スレーブのチップにおいても行われる(T40〜T44)。但し、画像処理部353には、拡張リングが接続されていない。
そして、システム制御部2150内のスレーブインタフェース2148は、リーダ画像処理部354内の第3のマスタインタフェース535から送信されたシリアルデータを受信する(T45)。このとき、パリティのエラーが無いことを確認し、ライトのトランザクションが終了したと認識する(T46)。尚、スレーブインタフェース2148で受信したシリアルデータにパリティのエラーがあった場合、トランザクションにエラーがあったものとみなし、エラーコードをCPU2001に対して発行することで、エラー処理を行う。
(チップ間のシリアルデータ転送を用いたリード動作)
リード動作の概略を示す。複数のスレーブのチップ中から特定のスレーブチップに対し、スレーブのチップ内のレジスタのデータを読み出す場合、マスタのチップは、スレーブのチップにコマンド部のみを発行する。
コマンド部では、C/W識別子がアクテイブに設定され、W/R識別子が非アクテイブに設定され、BitModeが所定のデータ幅情報に設定される。また、リング番号およびChipIDが所定の値(対象となるスレーブのチップのコンフィグレーション値)に設定され、所定のレジスタのアドレス値が設定される。
マスタのチップは、発行したリードのコマンド部が、各スレーブのチップを介して、マスタのチップに戻り、該当するスレーブのチップから発行されるリードのデータ部を受信し終えるまで、次のトランザクションを発行しない。
マスタのチップは、スレーブのチップに転送したリードのコマンド部がスレーブのチップで受信されると、そのコマンド部をスレーブのチップから次のスレーブのチップまたはマスタのチップに転送する。このとき、該当するスレーブのチップは、リードのデータ部を発行する。
マスタのチップは、リードのコマンド部を受信した後、リードのデータ部を受信する。そして、マスタのチップは、このリードのデータ部を受信し終えるまで、リードのデータ部の受信待ち状態になる。マスタのチップがリードのトランザクションを受信し終えると、次のトランザクションの転送を行う。
各スレーブのチップは、マスタのチップまたはスレーブのチップから転送される各トランザクションを受信し、そのトランザクション中に含まれる前述した識別子およびデータの設定情報を読み込む。そして、受信したトランザクションが該当するトランザクションであるか否かを判断する。該当するトランザクションである場合、スレーブのチップ内部のレジスタのデータを読み出す。
該当するスレーブのチップは、レジスタのデータをリードのデータ部に転送する。このとき、該当するスレーブのチップは、リードのデータ部を発行する際に必要な前述した識別子およびデータの設定情報を付加し、リードのデータ部とする。一方、スレーブのチップは、リードのトランザクションが該当しない場合、次のスレーブのチップまたはマスタのチップにリードのトランザクションをそのまま転送する。
分岐スレーブのチップの場合、マスタのチップまたはスレーブのチップから転送される各トランザクションを受信すると、そのスレーブのチップに該当しないトランザクションの場合、拡張リングにリードのトランザクションを送信する。
拡張リングに接続されたスレーブのチップは、基本リングに接続されたスレーブのチップと同様の動作を繰り返す。そして、最後に、リードのトランザクションは分岐スレーブのチップまで戻ってくる。この後、分岐スレーブのチップは、拡張リングから受信したリードのトランザクションを、基本リングに接続された次のスレーブのチップまたはマスタのチップに送信する。
マスタのチップは、リードのトランザクションを発行した後、スレーブのチップから最初にリードのコマンド部を受信し、その後、リードのデータ部を受け取ることになる。マスタのチップは、リードのコマンド部を受信すると、リング番号およびChipIDからリードを行ったスレーブチップを確定し、アドレスの情報からリードを行ったレジスタのアドレスを確定する。同様に、マスタのチップは、リードのデータ部を受信する際、データの情報からリードを行ったレジスタのデータ値を確定する。これにより、マスタのチップは、所望のスレーブチップ内のレジスタのデータを読み出すことが可能である。
具体的に、チップ間のシリアルデータ転送を用いたリード動作を示す。図11はリード動作の流れを示す図である。まず、システム制御部2150内のCPU2001から発行された、レジスタのリード動作命令は、CPUバス2126を介してシステムバスブリッジ2007に送られる。さらに、リード動作を行うレジスタのアドレスがプリンタ画像処理部352、画像処理部353およびリーダ画像処理部354のいずれかである場合、リード動作命令は、システムバスブリッジ2007からマスタインタフェース2147に送られる(T61)。ここで、リード動作命令には、マスタインタフェース2147を介して制御可能なスレーブのチップ内のレジスタに対し、CPU2001がリード動作を行うためのリング番号、ChipIDおよびアドレスの情報が含まれている。
マスタインタフェース2147は、リード動作命令を受けると、該当するスレーブのチップのリング番号、ChipIDおよびアドレスの情報を用いて、リードのコマンド部を作成する(T62)。マスタインタフェース2147で作成されたリードのコマンド部はシリアルデータとして、クロック信号線501のクロックに同期したタイミングで、マスタインタフェース2147からプリンタ画像処理部352に送られる(T63)。
プリンタ画像処理部352がリードのコマンド部を受け、リング番号が基本リングであり、ChipIDおよびリードアドレスが該当する場合、第1のスレーブインタフェース530は内部バス540にリードデータのアクセスを行う(T64)。そして、第1のスレーブインタフェース530が内部バス540からリードデータを受けると、第1のマスタインタフェース531はリードデータのトランザクションを作成する(T65)。さらに、作成したリードデータのトランザクションをシリアルデータに変換した後、信号線500に送信する(T68)。このトランザクションの送信は、クロック信号線501のクロックに同期したタイミングで行われる。また、リング番号が拡張リングでない場合、第1のマスタインタフェース531は、第1のスレーブインタフェース530による受信と並行して、前述したシリアルデータを信号線500に送信する。このシリアルデータの送信は、クロック信号線501のクロックに同期したタイミングで行われる。
一方、リング番号が拡張リングに該当する場合、拡張リングにリードのコマンドを送信する(T66)。そして、第1のマスタインタフェース531は、拡張リング上のスレーブチップからリードのコマンドが戻ってくると(T67)、基本リングに接続された次のスレーブチップにリードのコマンドを送信する(T68)。
同様のリード動作が、画像処理部353およびリーダ画像処理部354の各スレーブチップにおいても行われる(T69〜T76)。但し、画像処理部353には、拡張リングが接続されていない。即ち、画像処理部353内の第2のスレーブインタフェース532、リーダ画像処理部354内の第3のスレーブインタフェース534は、リードのコマンドを受信する。すると、リング番号が基本リングであり、ChipIDおよびリードアドレスが該当する場合、それぞれ内部バス541、542にリードデータのアクセスを行う(T69、T72)。そして、第2のマスタインタフェース533あるいは第3のマスタインタフェース535は、それぞれリードデータのトランザクションを作成する(T70、T73)。そして、作成したリードデータのトランザクションをシリアルデータに変換した後、信号線500に送信する(T71、T76)。また、リング番号が拡張リングでない場合、第2のマスタインタフェース533あるいは第3のマスタインタフェース535は、それぞれ第2のスレーブインタフェース532あるいは第3のスレーブインタフェース534よる受信と並行して、前述したシリアルデータを信号線500に送信する。
一方、リング番号が拡張リングに該当する場合、拡張リングにリードのコマンドを送信する(T74)。そして、第3のマスタインタフェース535は、拡張リング上のスレーブチップからリードのコマンドが戻ってくると(T75)、システム制御部2150にリードのコマンドを送信する(T76)。
システム制御部2150内のスレーブインタフェース2148は、リーダ画像処理部354内の第3のマスタインタフェース535から送信されたシリアルデータのうち、リードのコマンドを受信した後、リードデータのトランザクションを受信する(T77)。スレーブインタフェース2148は、リードデータのトランザクションを受信した後、受信したリードデータのトランザクションから、必要なレジスタのリードデータを取得し、システムバスブリッジ2007、CPUバス2126を介してCPU2001に送る(T78)。
このとき、スレーブインタフェース2148は、リードのコマンド部およびデータ部にパリティのエラーが無いことを確認し、リードのトランザクションが終了したと認識する(T79)。一方、スレーブインタフェース2148で受信したシリアルデータにパリティのエラーがあった場合、トランザクションにエラーがあったとみなし、エラーコードをCPU2001に対して発行することでエラー処理を行う。
このように、本実施形態のデータ転送装置によれば、マスタチップから複数のスレーブチップに対し、コンフィグレーション、レジスタのリード/ライト等の動作を行うことができる。また、チップ間で接続される信号線の配線数を著しく減らすことができる。また、マスタチップによる制御の負担を軽減できる。また、データ転送にかかる1回の転送時間を抑えることができる。
尚、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
例えば、基本リングに接続されるスレーブチップの数は任意でよく、また、分岐スレーブも任意の配置および数でよい。図12は基本リングおよび拡張リングを有するデータ転送装置の基本的な構成を示す図である。マスタチップ1から各スレーブチップにシリアルデータの転送を行う場合を示す。基本リング6には、マスタチップ1およびスレーブチップ2、3、4、5が接続されている。そして、基本リング6には、シリアルデータが転送される。また、スレーブチップ2、4は分岐スレーブであり、それぞれに拡張リング14、24が形成される。この場合、拡張リング14はリング番号1となり、拡張リング24はリング番号2となる。拡張リングの数および配置は任意である。
また、特定のスレーブのチップ、あるいは全てのスレーブのチップに対してリセットを行う場合、マスタのチップは、リセットのトランザクションを発行する。前述したコンフィグレーションと同様の動作により、特定のスレーブのチップ、あるいは全てのスレーブのチップはリセットされる。
実施の形態におけるネットワークシステムの構成を示す図である。 画像入出力システム100の概略的構成を示す図である。 リーダ部200およびプリンタ部300の内部構成を示す図である。 リーダ画像処理部222の構成を示すブロック図である。 システム制御部2150のハードウェア構成を示す図である。 コントローラユニット150に形成される基本リングおよび拡張リングを示す図である。 マスタチップおよびスレーブチップ間でシリアルデータの転送を行う際に各チップ内に設けられるインタフェースを示す図である。 トランザクションに用いられるシリアルデータのデータ形式を示す図である。 コンフィグレーション動作の流れを示す図である。 ライト動作の流れを示す図である。 リード動作の流れを示す図である。 基本リングおよび拡張リングを有するデータ転送装置の基本的な構成を示す図である。
符号の説明
352 プリンタ画像処理部
353 画像処理部
354 リーダ画像処理部
356、357、358、359 メモリ
500 シリアルデータ用の信号線
501 同期用のクロック信号線
2001 CPU
2147 マスタインタフェース
2148 スレーブインタフェース
2150 システム制御部

Claims (19)

  1. シリアルデータおよびシリアルデータ転送用の同期クロックを送信するマスタチップと、
    前記マスタチップとともにリングに接続され、前記マスタチップからのシリアルデータを前記同期クロックに従って受け取る複数のスレーブチップとを備え、
    前記スレーブチップは、前記受け取ったマスタチップからのシリアルデータを前記リングに接続された次のスレーブチップに転送することを特徴とするデータ転送装置。
  2. 前記リングに接続された最後尾でないスレーブチップは、前記シリアルデータを受け取ると、次のスレーブチップに前記シリアルデータを転送し、
    前記リングに接続された最後尾のスレーブチップは、前記シリアルデータを前記マスタチップに戻すことを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
  3. 前記マスタチップからのシリアルデータは、前記リングに接続された複数のスレーブチップのコンフィグレーション、前記スレーブチップ内のレジスタのライト、リード、リセット等のトランザクションを含み、
    前記スレーブチップは、前記シリアルデータを受け取ると、当該シリアルデータに含まれるトランザクションを解析し、
    前記シリアルデータを前記マスタチップに戻すことで、前記トランザクションが終了することを特徴とする請求項2記載のデータ転送装置。
  4. 前記リングは、前記マスタチップおよび前記複数のスレーブチップが接続された基本リング、および特定の前記スレーブチップである分岐スレーブチップが接続された拡張リングから構成されることを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
  5. 前記分岐スレーブチップは、前記シリアルデータを、前記拡張リングに接続された拡張スレーブチップに転送し、前記拡張リングに接続された最後尾でない拡張スレーブチップは、次の拡張スレーブチップに前記シリアルデータを転送し、前記拡張リングに接続された最後尾の拡張スレーブチップは、前記シリアルデータを前記分岐スレーブチップに戻し、
    前記分岐スレーブチップは、前記戻されたシリアルデータを、前記基本リングに接続された次のスレーブチップあるいは前記マスタチップに転送することを特徴とする請求項4記載のデータ転送装置。
  6. 前記拡張リングにリング番号を付与し、前記リング番号を前記シリアルデータに含めることを特徴とする請求項4または5記載のデータ転送装置。
  7. 前記トランザクションは、コマンド部およびデータ部を有することを特徴とする請求項3記載のデータ転送装置。
  8. 前記コマンド部には、前記トランザクションの種類を判断するための第1の識別子、前記コマンド部であるか前記データ部であるかを判断するための第2の識別子、前記データ部のデータ幅を判断するための第3の識別子、レジスタのアドレス情報、リング番号、およびスレーブチップを判断するチップ識別情報が含まれることを特徴とする請求項7記載のデータ転送装置。
  9. 前記データ部には、前記トランザクションの種類を判断するための第1の識別子、前記コマンド部であるか前記データ部であるかを判断するための第2の識別子、前記データ部のデータ幅を判断するための第3の識別子、およびレジスタのアドレス情報が含まれることを特徴とする請求項7記載のデータ転送装置。
  10. 前記スレーブチップは、前記トランザクションのコマンド部を受け取ると、前記第1の識別子、前記第2の識別子、前記第3の識別子、レジスタのアドレス情報、リング番号、およびスレーブチップを判断するためのチップ識別情報を判定し、該当するトランザクションのみ処理することを特徴とする請求項8記載のデータ転送装置。
  11. 前記スレーブチップは、前記トランザクションが前記スレーブチップ内のレジスタにデータを書き込むためのライトのトランザクションである場合、前記トランザクションの受け取りと並行して、前記トランザクションを次のスレーブチップに転送することを特徴とする請求項3記載のデータ転送装置。
  12. 前記マスタチップは、前記スレーブチップに発行した前記ライトのトランザクションが戻ってくる前に、次のトランザクションを発行可能であることを特徴とする請求項11記載のデータ転送装置。
  13. 前記スレーブチップは、前記トランザクションが前記スレーブチップ内のレジスタのデータを読み取るためのリードのトランザクションである場合、前記トランザクションの受け取りと並行して、前記トランザクションのコマンド部を次のスレーブチップに転送し、前記リードのトランザクションが該当する場合、前記レジスタのデータを読み取り、前記トランザクションのデータ部として次のスレーブチップに転送し、
    前記マスタチップは、前記リードのトランザクションのデータ部を受け取ると、前記リードのトランザクションが終了したと判断することを特徴とする請求項3記載のデータ転送装置。
  14. 前記マスタチップは、前記リードのトランザクションの終了を判断するまで、次のトランザクションを発行しないことを特徴とする請求項13記載のデータ転送装置。
  15. 前記マスタチップは、コンフィグレーションのトランザクションを発行し、前記リングおよび前記スレーブチップにそれぞれ識別可能なリング番号およびチップ番号を付与し、 前記トランザクションのコマンド部に付加することを特徴とする請求項7記載のデータ転送装置。
  16. 前記マスタチップは、前記スレーブチップに対し、前記コンフィグレーションのトランザクションを複数回発行可能であることを特徴とする請求項15記載のデータ転送装置。
  17. 前記トランザクションは、一定のデータ幅を有し、
    前記マスタチップおよび前記スレーブチップは、前記データ幅の単位で前記トランザクションを管理することで、有効なトランザクションが転送されているか否かを判断することを特徴とする請求項3記載のデータ転送装置。
  18. 前記マスタチップはコンフィグレーションのトランザクションを発行し、
    前記分岐スレーブチップは、前記コンフィグレーションのトランザクションを含むシリアルデータを前記拡張リングに接続された拡張スレーブチップに転送することを特徴とする請求項5記載のデータ転送装置。
  19. マスタチップおよび複数のスレーブチップが接続されたリングを通じてシリアルデータを転送するデータ転送方法であって、
    前記マスタチップは、同期クロックに従って、シリアルデータを前記リングを通って前記スレーブチップに転送するステップと、
    前記スレーブチップは、前記リングを通って転送されるシリアルデータを前記同期クロックに従って、前記マスタチップまたは前記リングに接続された1つ前のスレーブチップから受け取り、前記受け取ったシリアルデータを前記リングに接続された次のスレーブチップに転送するステップとを有することを特徴とするデータ転送方法。
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