JP2005339973A - 端子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電線の傾きを規制して電気的接続の信頼性を向上させた端子装置を提供する。
【解決手段】端子部20,20’は端子板21と解除レバー50とで構成される。端子板21はばね性を有する帯状の金属板の両端部を一方向に折り曲げて形成され、一方の端部にJ字形の鎖錠片23を、他方の端部に鎖錠片23よりも幅狭の接触片22をそれぞれ備え、両端部を繋ぐ主片21aに電線の先端を通過させる切欠部21bを設けるとともに、他方の端部において切欠部21bに臨む部位に電線の他の一部に鎖錠する鎖錠片24を設けてある。解除レバー50は器体1に回動自在に枢支され、解除操作時に接触片22に対向していない鎖錠片23の被押圧部位をばね力に抗して接触片22から離れる向きに押圧する押圧部53を備え、鎖錠片23と接触片22との間の隙間に臨む押圧部53の部位に、隙間側に突出して電線の傾きを規制する規制突起55を設けてある。
【選択図】図1

Description

本発明は、端子装置に関するものである。
従来から、スイッチやコンセントのような配線器具において、器体に設けた電線挿通孔を通して器体に導入された電線を接続するために速結端子装置が広く用いられている。この種の速結端子装置としては、図17(a)に示すように、器体200に収納され電線挿通孔201を通して器体200に導入された電線210に接触する端子板202と、端子板202との間で電線を挟持する鎖錠ばね203とを備えるものが知られている。鎖錠ばね203は板ばねであって、鎖錠ばね203に設けた接触片203aおよび鎖錠片203bと端子板202との間に電線210を挟持することによって電線210を保持するように形成されている。つまり、器体200に設けた電線挿通孔201を通して電線210を器体200に導入すると、電線210が接触片203aおよび鎖錠片203bを端子板202から引き離す向きに撓ませ、接触片203aおよび鎖錠片203bに生じるばね力によって電線210が端子板202と鎖錠片203bとの間に挟持されるように構成されている。ここに、電線210が端子板202と接触片203aおよび鎖錠片203bとの間に挟持された状態では、接触片203aおよび鎖錠片203bの端縁が電線210に弾接し、電線210の一部に鎖錠片203bが食い込むことによって電線210の抜け止めがなされる。このように、電線210を電線挿通孔201に挿入するだけで端子板202に電線210が接触した状態で保持されるから、端子ねじを用いて電線210を接続する構造に比較すると電線210の結線作業が容易になる。
ところで、このような従来の速結端子装置では、鎖錠ばね203は本来電線210を端子板202に押圧すると同時に抜け止めする機能を担うものであって、鎖錠ばね203が電線210との間の通電経路を担うことはほとんど無かった。したがって、図17(b)に示すように電線挿通孔201を通して電線210が真っ直ぐに導入された正常な状態では電線210と端子板202の接触面積が充分にあって安定な接続状態が得られるが、同図(c)に示すように電線210の折れや曲がり等によって端子板202との接触面積が小さくなった場合に電線210と端子板202の接続が点接触となり、接触状態が不安定になる虞があった。
そこで、鎖錠ばね203にも通電経路を担わせるために、上述の端子板202と鎖錠ばね203とを帯状の金属板を折り曲げることによって一体に形成した速結端子装置が提案されている。この速結端子装置は、図18(a)に示すような形状の端子板100を備える。この端子板100は、ばね性を有する帯状の金属板の両端部を一方向に折り曲げて形成されており、両端部を繋ぐ略凸字形の主片101と、主片101の幅広の一端部の両側部から図中下方へそれぞれ垂下されたJ字状の鎖錠片102と、主片101の幅狭の他端部の両側部から下方へそれぞれ垂下された接触片103とを有し、主片101の幅狭部の両側には鎖錠片102と接触片103との間に挿入される電線の先端を上方へ通過させる切欠部101aを設けるとともに、この切欠部101aに臨む他端部の部位には電線の他の一部に食い込んで抜け止めを行う鎖錠片104を設けてある。
ここで、器体の電線挿通孔から器体の内部に電線を挿入し、鎖錠片102と接触片103との間の隙間に電線を通し、さらに電線の先端を切欠部101aから上方へ通過させると、鎖錠片102によって電線が接触片103および鎖錠片104側へ押圧されるから、鎖錠片102,104がそれぞれ電線の一部に食い込むことによって抜け止めを行うとともに、接触片103が電線と接触することで、電線が複数の部位で端子板100と接触することになり、電気的接続の信頼性が向上するという利点がある。
特開平2004−63212号公報
ところで、上述のような速結端子装置には様々な線径の電線が接続される可能性があり、そのため電線挿通孔の孔径は最も太い電線に合わせて形成されている。したがって、最も細い電線を電線挿通孔に挿入した場合、電線と電線挿通孔との間の隙間が広いために電線が傾いて挿入され、図18(b)に示すように電線105の先端が両端部を繋ぐ主片101に突き当たってしまう可能性があった。そして電線105の先端が主片101に突き当たると、鎖錠片104が電線105に接触できず、電線105との接触面積が小さくなるから、正規の接続状態が得られなくなって電線105の接続状態が不安定になるという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、電線の傾きを規制して電気的接続の信頼性を向上させた端子装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、配線器具の器体に、器体に貫設した電線挿通孔を通して器体内部に挿入される電線に接触する端子板と、該端子板に電線を接続する接続手段と、該接続手段による電線接続状態を解除する解除手段とを収納して成り、端子板はばね性を有する帯状の金属板の両端部を一方向に折り曲げて形成され、一方の端部に、J字状に折り曲げられその先端部で電線を他方の端部側へ押圧するとともに電線の一部に食い込んで抜け止めを行う第1鎖錠部を、他方の端部に、第1鎖錠部よりも幅狭に形成されて電線に接触する接触部をそれぞれ備え、両端部を繋ぐ繋ぎ部に第1鎖錠部と接触部との間に挿入される電線の先端を通過させる切欠部を設けるとともに、他方の端部において切欠部に臨む部位に電線の他の一部に食い込んで抜け止めを行う第2鎖錠部を設けてなり、解除手段は、器体の表面に露出して手動操作される操作部と、器体内部に枢支されて操作部を回動自在とする軸部と、端子板の両端部と繋ぎ部とで囲まれる空間に配置され、手動操作に応じて操作部が軸部を支点に回動すると接触部に対向していない第1鎖錠部の被押圧部位をばね力に抗して接触部から離れる向きに押圧する押圧部とを備え、第1鎖錠部と他方の端部との間の隙間に臨む解除手段の部位に、隙間側に突出して電線の先端が切欠部から外れて繋ぎ部寄りに傾くのを規制する規制突起を設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、規制突起における電線挿入方向の手前側の部位に、電線挿入方向の後側に行くほど隙間側への突出量が大きくなるような第1の傾斜面を設けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、他方の端部に対向していない第1鎖錠部の部位の先端側を切り起こすことによって、他方の端部側に突出して電線の傾きを規制する突出部を設けたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか1つの発明において、他方の端部における繋ぎ部との連結部位に、電線挿入方向の後側に行くほど一方の端部側に近付く向きに傾斜する第2の傾斜面を設けたことを特徴とする。
請求項5の発明によれば、請求項1乃至4の何れか1つの発明において、隙間に臨む繋ぎ部の角に面取りを設けたことを特徴とする。
請求項6の発明によれば、請求項1乃至5の何れか1つの発明において、電線挿通孔を内側に行くほど先細とし、且つ、隙間寄りに偏芯させたことを特徴とする。
請求項7の発明によれば、請求項1乃至6の何れか1つの発明において、器体の表面における電線挿通孔の周りの部位に外側に突出する壁を設けたことを特徴とする。
請求項8の発明によれば、請求項1乃至7の何れか1つの発明において、操作部は電線接続状態を解除する解除位置と非解除位置との間で移動自在に枢支されており、操作部を非解除位置で仮保持する仮保持手段を設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、第1鎖錠部と他方の端部との間の隙間に臨む解除手段の部位に隙間側に突出する規制突起を設けているので、器体の電線挿通孔から器体の内部に電線を挿入して、第1鎖錠部と接触部との間の隙間に電線を挿入すると、電線の先端が規制突起に当たることで、その先端が切欠部から外れて繋ぎ部よりに傾くことがなく、確実に切欠部を通過するから、第1鎖錠部及び第2鎖錠部がそれぞれ電線の一部に食い込んで抜け止めを行うとともに、接触部が電線と接触して正規の接続状態とすることができ、電気的接続の信頼性が向上するという効果がある。
請求項2の発明によれば、電線を挿入した際に、電線の先端が第1の傾斜面に当たることによって、電線の先端が繋ぎ部側から切欠部側へ案内されるから、電線を正規の接続状態として電気的接続の信頼性を向上させることができる。
請求項3の発明によれば、電線を挿入した際に、電線の先端が突出部に当接することによって、電線の先端が繋ぎ部寄りに傾いて挿入されるのを防止でき、正規の接続状態として電気的接続の信頼性を向上させることができる。
請求項4の発明によれば、電線が繋ぎ部寄りに傾いて挿入されて、その先端が繋ぎ部に当たったとしても、他方の端部における繋ぎ部との連結部位に第2の傾斜面を形成しているので、連結部位の角度が急な場合に比べて電線の先端が連結部位に突き当たって止まりにくくなり、電線を正規の挿入位置に誘導しやすくできる。
請求項5の発明によれば、電線が繋ぎ部寄りに傾いて挿入されて、その先端が繋ぎ部に当たったとしても、繋ぎ部の角に面取りを形成しているので、電線の先端が面取りに沿って切欠部側に移動することで、電線を正規の挿入位置に誘導しやすくできる。
請求項6の発明によれば、電線挿通孔を内側ほど先細で、隙間寄りに偏芯させているので、電線が電線挿通孔の内部を進むに従って隙間寄りに案内され、正規の接続位置に誘導することができる。
請求項7の発明によれば、電線が電線挿通孔の周りの壁に当たることによって、電線が傾いて挿入されるのを防止できる。
請求項8の発明によれば、操作部は仮保持手段によって非解除位置で仮保持されているので、非操作時に操作部の位置ががたつく虞がなく、施工時に電線などが操作部に引っ掛かって、電線の接続状態が解除されるのを防止できる。
以下、本発明に係る端子装置をコンセントの端子部に適用した実施形態について図面を参照して説明する。但し、配線器具はコンセントに限定されるものではなく、例えばスイッチなどのコンセント以外の配線器具にも本発明の技術思想が適用可能であることは言うまでもない。また、以下の説明では特に断りがない限り、図2(a)に示す向きにおいて上下左右の方向を規定し、図2(a)における正面を前面とする。したがって、同図(b)における右端は後端となる。
コンセントの器体1は、図1〜図4に示すように耐トラッキング性に優れた熱硬化性合成樹脂(例えばユリア樹脂)を用いて前面が開放された略函形に形成されたボディ2と、同じく耐トラッキング性に優れた熱硬化性合成樹脂(例えばユリア樹脂)を用いて後面が開放された略函形に形成されたカバー3とを、後述する組立枠4を用いて結合することにより形成され、器体1の内部には電圧極用の導電部材40a,40bと接地極用の導電部材40cと3個の解除レバー50が納装されている。
カバー3の前壁には突台状のボス部3aが突設され、長手方向に沿う両側面の中央部には肩部3bが突設されている。またボス部3aの前面には、栓刃や導電ピン等の接触子が挿入される一対の接触子挿入口6,6から成るコンセント口(所謂ユニバーサル型のコンセント口)5と、各々に接地極を含む平板状の栓刃が挿入される3個の接触子(栓刃)挿入口8…から成るコンセント口(3極のコンセント口)7とが長手方向に並べて1口ずつ設けてある。
ユニバーサル型のコンセント口5の各接触子挿入口6,6は平板状の栓刃や円柱状の導電ピン等の種々の接触子に対応可能な形状、すなわち、栓刃が挿入される矩形孔6aと導電ピンが挿入される半円形孔6bとを一体に連通させた形状に形成してある。3極のコンセント口7の各接触子挿入口8…は平板状の栓刃に対応させて矩形に形成され、接地極の栓刃が挿入される接触子挿入口8aの両側に残り(電圧極)の接触子挿入口8b,8bが逆ハ字形に配置してある。
一方、ボディ2の略中央には、図1及び図5に示すように底部より立設された周壁11で周りを囲まれて、接地極用の導電部材40cが収納される収納凹部12が形成されている。この収納凹部12の底部には、後述する解除レバー50の操作部54を挿通する貫通孔2fが貫設されている。貫通孔2fの両側部には収納凹部12の底部からリブ11aが立設されており、このリブ11aによって収納凹部12の内部が後述の刃受部32を収納する刃受部収納室12aと、後述の端子部20’を収納する端子部収納室12bとに仕切られている。また収納凹部12の外側には、底部より立設された隔壁13によって左右2つの空間に仕切られて、それぞれ電圧極用の導電部材40a,40bを収納する収納凹部14,14が形成されている。各収納凹部14は、底部より立設された隔壁16によってさらに3つの空間に仕切られ、後述の刃受部30,31をそれぞれ収納する刃受部収納室14aが長手方向の両側に設けられるとともに、後述の端子部20を収納する端子部収納室14bが長手方向の中間部に設けられる。なお電圧極側の端子部収納室14b,14bと接地極側の端子部収納室12bとはボディ2の左右方向(短幅方向)に並べて設けられており、端子部収納室12b,14b,14bの底部には外部より電線を導入するための電線挿通孔15が2個ずつ開口している。
またボディ2の長手方向に沿う両側壁にはカバー3の肩部3bに対応する部位に膨出部2aが形成されており、この膨出部2aには端子部収納室14bと連通する縦溝17が前後方向に沿って形成されている。また膨出部2aの表面には縦溝17の上下両側縁に段部17a,17aが形成されており、縦溝17の後側には円弧状に窪んだ凹部17bが形成されている。なお、カバー3の各々の肩部3bの後縁には縦溝17に嵌合する凸部3eが突設されている。
次にボディ2の収納凹部14に収納される導電部材40a又は40bと解除レバー50について以下に説明を行う。導電部材40a,40bは端子板21及び刃受部30,31を一体に連結して構成され、端子板21と解除手段たる解除レバー50とで端子部20(端子装置)が構成される。なお、導電部材40a,40bは面対称に形成されており、互いに鏡像の関係にあるので、以下では導電部材40aについて図1、図6、及び図7を参照して説明を行い、導電部材40bについては説明を省略する。尚、図6及び図7は刃受部30,31がかしめ固定される前の端子板21のみの状態を示している。
刃受部30は、ばね性を有する金属板を加工することによって形成され、互いに対向配置される一対の導電ピン用刃受ばね30aと両刃受ばね30aに対して略直角に突設された栓刃用刃受ばね30bとを有し、後述の端子板21にかしめ固定されている。
刃受部31は、ばね性を有する金属板を加工することによって形成され、互いに対向配置される一対の刃受ばね31aを有し、後述の端子板21にかしめ固定されている。
また端子板21は、図6及び図7に示すようにばね性を有する帯状の金属板の両端部を一方向に折り曲げ、さらにその先端が略交差するようにリング状に折り曲げて形成されており、両端部を繋ぐ略凸字形の主片21a(繋ぎ部)と、主片21aの幅狭の端部(他端部)の両側部から後方(図6(a)中の下方、以下同じ)へそれぞれ垂下された接触片22,22と、主片21aの幅広の端部(一端部)の両側部から後方へそれぞれ垂下されたJ字状の鎖錠片23,23(第1鎖錠部)と、鎖錠片23,23の側端縁から側方へ突出する連結片25,25とを一体に備えている。鎖錠片23は、J字状に折り曲げられ、その先端部に電線を他方の端部(接触片22)側へ押圧するとともに電線の一部に食い込んで抜け止めを行う鎖錠部23aを備えるとともに、この鎖錠部23aよりも後方の部位に電線(接触片22)から離れる向きに凸となる曲げ部23bが設けられている。接触片22は側面視の形状がく字形に折り曲げられ、電線挿入方向の中間部に形成された平坦面で電線に弾接する。また主片21aには鎖錠片23と接触片22との間に挿入される電線の先端を前方(図6(a)中の上方、以下同じ)へ通過させる切欠部21bを設けてある。ここで接触片22の幅寸法は鎖錠片23の幅寸法の略半分に形成されており、接触片22を有する他方の端部において切欠部21bに臨む部位には電線の他の一部に食い込んで抜け止めを行う鎖錠片24(第2鎖錠部)を切り起こしによって形成してある。また鎖錠片23における接触片22と対向していない部位の先端を切り起こすことによって他方の端部(接触片22)側に突出する突出片23cを形成してある。また、各連結片25には刃受部30,31に突設された各2個の突起(図示せず)が挿通される挿通孔25aが2個ずつ貫設されており、各挿通孔25aに挿通した突起をかしめることで刃受部30,31が連結片25に連結される。
一方、解除レバー50は合成樹脂成型品からなり、図8及び図9に示すように、ボディ2に設けられた軸受け台18に摺動自在に載置される円板状の軸部51と、軸部51における軸受け台18との摺接部位以外の円周面から外側に向かって突出し、先端面に軸部51と同心で軸部51よりも大径の円周面が形成された支持部52と、支持部52の円周方向における一端部の両側面から側方に向かって突出し、一面を軸部51と同心で支持部52の円周面よりも径の小さい円周面とした略三角柱状の押圧部53,53と、支持部52の円周方向における一端部から斜めに突出するT字形の操作部54とを一体に形成して構成される。また各押圧部53の側面には、鎖錠片23と他方の端部(接触片22)との間の隙間に臨む部位に、この隙間側に突出して電線の先端が上記の切欠部21bから外れて主片21a(繋ぎ部)寄りに傾くのを規制する扇形の規制突起55が突設されている。また操作部54の縦棒部の両側面には、ボディ2の縦溝17の内側面に圧接して、非解除位置で仮固定するための突起56,56を設けてある。
この解除レバー50は、縦溝17を通して操作部54の先端部がボディ2の外に露出され、端子部収納室14bの底部に設けられた軸受け台18に軸部51を載置するとともに、支持部52の円周面を膨出部2a(ボディ2)の内壁に当接させることで、軸部51を支点に器体1の前後方向に沿って回動自在に配設される。そして、端子部収納室14bに解除レバー50を収納した後に、各一対の刃受部30、31がそれぞれ隣り合うようにして、端子板21と該端子板21の連結片25,25に固定された刃受部30,31からなる導電部材40a,40bを、ボディ2の収納凹部14に収納すると、解除レバー50の押圧部53,53が、端子板21の鎖錠片23,23における突出片23c,23cの後方部位に当接する(図10及び図11参照)。
次に、ボディ2の収納凹部12に収納される導電部材40c及び解除レバー50について説明する。導電部材40cは、図1に示すように端子板21’と刃受部32とを一体に連結して形成され、端子板21’と解除レバー50とで接地極側の端子部20’(端子装置)が構成される。
刃受部32は、ばね性を有する金属板を加工することによって形成され、互いに対向配置される一対の栓刃用刃受ばね32aを備えている。また、端子板21’は連結片25を無くした点以外は端子部20の端子板21と同様の構造を有しているので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
解除レバー50は、端子部20の解除レバー50と同一形状且つ同一寸法であるので、その説明は省略する。解除レバー50は、凹部12の底部に設けた貫通孔2fを通して操作部54の先端部がボディ2の外に露出され、端子部収納室12bの底部に設けられた軸受け台18に軸部51を載置することによって、軸部51を支点に器体1の前後方向に沿って回動自在に配設される。そして、端子部収納室12bに解除レバー50を収納した後に、端子板21’と該端子板21’の主片21aに固定された刃受部32からなる導電部材40cを収納凹部12に収納すると、解除レバー50の押圧部53,53が、端子板21’の鎖錠片23,23における突出片23c,23cの後方部位に当接する。
このように構成される導電部材40a,40bは、ボディ2の四隅に設けた刃受部収納室14aに刃受部30,31を収納するとともに、端子部収納室14bに端子板21を収納するようにして、ボディ2の各収納凹部14に納装される。なお、両収納室14a,14bを仕切る隔壁16には端子板21の連結片25,25を挿通するためのスリット16aを設けてある。また導電部材40cは、ボディ2の刃受部収納室12aに刃受部32を収納するとともに、端子部収納室12bに端子板21’を収納するようにして収納凹部12内に収納される。そして、ボディ2の開口面にカバー3を突き合わせた状態では、刃受部30とカバー3の前壁に設けたユニバーサル型のコンセント口5の接触子挿入口6とが対向するとともに、刃受部31,32と3極のコンセント口7の接触子挿入口8b,8aとが対向することになる。
次に端子部20,20’への電線の接続方法について説明する。端子部20,20’に電線を接続する際は、電線挿通孔15を通して端子板21,21’の接触片22と鎖錠片23との間の隙間に電線を挿入し、さらに電線の先端を切欠部21bから前方へ挿通させると、鎖錠片23の鎖錠部23aが電線に食い込むことによって電線が抜け止めされるとともに、鎖錠片23のばね力によって電線が接触片22に弾接し、さらに鎖錠片24の先端が電線に食い込むことによって電線が抜け止めされる。また電線は、接触片22と鎖錠片24とによって鎖錠片23の方へ押圧されるから、鎖錠片23の押圧力と接触片22及び鎖錠片24の押圧力とが均衡して電線が挟持される。すなわち、端子部20,20’は電線挿通孔15に電線を挿入するだけで結線することが可能な速結端子となっている。
ところで、この配線器具には様々な線径の電線が接続される可能性があり、そのため電線挿通孔15の孔径は最も太い電線に合わせて形成されている。したがって、最も細い電線を電線挿通孔15に挿入した場合、電線と電線挿通孔15との間の隙間が広いために、接触片22と鎖錠片23との間の隙間に挿入された電線の先端が切欠部21bから外れて主片21aに突き当たってしまい、鎖錠片24に接続できなくなる可能性があるが、本実施形態では端子板21に設けた各一対の接触片22および鎖錠片23,24の間に配置される解除レバー50において、接触片22及び鎖錠片23の間の隙間60に臨む部位(つまり、端子板21の両端部と繋ぎ部(主片21a)とで囲まれる空間に配置される押圧部53の側面)に、隙間60側に突出する扇形の規制突起55を設けてある。したがって、図12(a)に示すように電線挿通孔15から内部に挿入された電線70の先端が切欠部21bから外れて繋ぎ部たる主片21aの幅狭部側(図中右側)に傾いていたとしても、電線の先端が解除レバー50の押圧部53に設けた規制突起55に当たることで、電線70の傾きが規制されるから、電線70の先端を主片21aに設けた切欠部21bから上方(電線挿入方向の後方)へ通過させることで、電線70と鎖錠片24とを確実に接触させて、正規の接続状態を得ることができる。
なお規制突起55における電線挿入方向の手前側の部位には、電線挿入方向の後側に行くほど、上記隙間側への突出量が大きくなるような傾斜面(第1の傾斜面)55aを形成してあるので、電線70の先端がこの傾斜面55aに当接し、傾斜面55aに沿って電線挿入方向の後側へ移動することで、電線70を切欠部21b側にスムーズに導くことができる(同図(b)参照)。
また解除レバー50の押圧部53と当接する鎖錠片23の先端部には、接触片22側に突出する突出片23cが切り起こしによって形成されているので、同図(c)に示すように規制突起55を超えて図中上側まで挿入された電線70の先部が突出片23cに当接することで、電線70の先端が切欠部21bから外れて主片21aの繋ぎ部(主片21aの幅狭部)寄りに傾くのをさらに規制することができる。
また主片21aの幅狭部(すなわち両端部を繋ぐ繋ぎ部)の角には隙間60に臨む部位に面取り21cを設けているので、同図(d)に示すように突出片23cを超えて図中上側まで挿入された電線70の先部が面取り21cに当接することで、電線70の先端が切欠部21bに案内されるから、同図(e)に示すように電線70を切欠部21bから上方へ挿通させることができ、正規の接続状態で電線70を端子部20,20’に接続させることができる。
以上説明したように本実施形態では電線挿入時の各段階で電線70の傾きを規制することによって、電線70の先端が傾いて切欠部21bから外れるのを防止しているが、電線70を無理矢理曲げて押し込むと、電線70の先端が切欠部21bから外れて、両端部を繋ぐ主片21aの繋ぎ部(幅狭部)に突き当たる可能性もある。そこで、本実施形態では図7(a)(b)に示すように主片21aと接触片22を有する他方の端部との連結部位に、電線挿入方向の後側に行くほど一方の端部側に近付く向きに傾斜する傾斜面(第2の傾斜面)21dを設けており、連結部位の傾斜を緩やかにすることで、電線70の先端が連結部位に当たったとしても、連結部位の角度が急な場合に比べて電線70の先端が連結部位に突き当たって止まり難くなり、電線70を正規の挿入位置に誘導しやすくできる。
またボディ2の底部に設けた電線挿通孔15は図13(a)〜(c)に示すように電線挿入方向の後側へ行くほど先細に形成されており、電線挿通孔15に挿通された電線70が鎖錠片23と接触片22との間の隙間60に挿入されるようになっているが、電線挿通孔15に比べて径の細い電線70を挿入すると、電線70の先端が大きく傾き、切欠部21bから外れて主片21aの繋ぎ部に突き当たる可能性がある。そこで図13(d)(e)に示すように、電線挿通孔15を内側ほど先細で、且つ、隙間60寄りに偏芯させても良く、電線70が電線挿通孔15の内部を進むに従って隙間60寄りに案内されるから、電線70を正規の挿入位置に誘導することができる。
また図14(a)(b)に示すように、ボディ2の底面における電線挿通孔15の周りの部位に一部が切り欠かれた円弧状の壁2dを外側(図中の下側)に向かって突設しても良く、電線70が電線挿通孔15の周りの壁2dに当接することによって、電線70をガイドする部分を後側へ延ばすことができるから壁2dが無い場合に比べて、電線70の傾きをさらに小さくでき、正規の接続状態で電線70を接続することが可能になる。なお図14(b)中に壁2dが無い場合の電線70の接続状態を破線で示している。
一方、端子部20,20’から電線を外す際には、器体1を持った一方の手でボディ2の縦溝17或いは貫通孔2fから露出する操作部54を器体1の前側に押すと、軸部51を支点に解除レバー50が回動し、押圧部53が鎖錠片23に設けた突出片23cの後方位置を押圧することによって、電線に食い込んでいる鎖錠部23aを接触片22(電線)から離れる向きに撓ませるので、他方の手で電線挿通孔15から電線を引き抜くことができる。その後、操作部54を押す力を無くすと、解除レバー50は鎖錠片23のばね力によって非操作位置まで回転する。
なお、膨出部2aの表面には操作部54との対向部位に円弧状に窪んだ凹部17bが設けられ、さらに凹部2gの内側面における操作部54との対向部位にも円弧状に窪んだ凹部17bが形成されているので、凹部17bと操作部54との間に手の指を入れやすく、電線解除時に操作部54を容易に引き出すことができる。また本実施形態では支持部52の両側面に一対の押圧部53を突設してあるので、解除レバー50により2個の鎖錠片23を同時に撓ませて、2本の電線を同時に引き抜くことができる。
また、本実施形態では解除レバー50の押圧部53と当接する鎖錠片23の部位(突出片23c)を切り起こしによって接触片22側(つまり解除レバー50側)に突出させているため、突出片23cを切り起こしていない場合に比べて、操作部54の回転量が小さい段階で押圧部53が突出片23cに当たって鎖錠片23が撓められることになる。したがって、突出片23cを切り起こしていない場合と同じ位置まで操作部54を回転させると、鎖錠片23の撓み量が大きくなって塑性変形を起こしてしまう必要があるため、図10に示すように本実施形態では従来品に比べて支持部52を斜線で示した増設部52aだけ延長形成してある。解除レバー50の解除操作時には支持部52の先端が端子板21の縦片に当接することによって解除レバー50の回転範囲が規制されるので、支持部52を延長形成することで、解除レバー50の回転範囲を制限して、鎖錠片23の塑性変形を防止することができるのである。
また、解除操作時以外で電圧極用の解除レバー50の操作部54が膨出部2aの表面よりも外側に突出していると、器体1の施工時に操作部54の突出部位が邪魔になったり、器体1の周りに配設してある電線などが操作部54に当たって電線が外れる可能性があるが、本実施形態では、図16に示すように非解除位置では前方から見て操作部54の略全体が器体1の側面から外側に突出せずに隠れ、解除位置では操作部54の少なくとも一部(本実施形態では先端部)が器体1の側面から外側に突出している。したがって、非解除位置では操作部54にボディ2の表面から外側に突出する部分がなく、器体1の施工の邪魔になったり、器体1の周りに配設してある電線などが操作部54に当たって電線が外れるのを防止できる。また、接地極用の解除レバー50の操作部54を挿通する貫通孔2fは、ボディ2の後面に形成された凹部2gの底に形成されているので、操作部54の先端がボディ2の後面から後方へ突出することがなく、さらに解除操作時には操作部54の先端を凹部2gの底側に倒すように押し込めば良い。このように凹部2gを設けて、凹部2gの底の貫通孔2fから解除レバー50の操作部54を露出させているので、非解除位置における解除レバー50と端子板21,21’との位置関係を電圧極側と接地極側とで同じ位置関係にして、電圧極側と接地極側とで解除レバー50を共通化することができ、その結果、開発や製造に必要な投資を抑制したり、部品の種類を減らすことで品質管理が容易になるという効果が得られる。
また、図19(a)は従来の解除レバー50の外観図を示しており、同図(b)に示すように操作部54の縦棒部とボディ2の縦溝17の内側面との間には、操作部54を回動させるために隙間61が設けてある。端子部20,20’に電線が接続されていない場合には鎖錠片23で解除レバー50の押圧部53が押されるために、操作部54は同図(d)に示す非解除位置で止まっているが、電線を接続すると電線によって鎖錠片23が押圧部53から離れる方向に撓み、鎖錠片23と押圧部53との間に隙間ができるため、同図(c)に示すように鎖錠片23に押圧部53が当たる位置まで操作部54が移動することができ、操作部54の位置が定まらないため見栄えが悪く、また操作部54に電線などが引っ掛かって電線の接続状態が解除される可能性もある。
そこで、本実施形態では操作部54の縦棒部の側面に両突起56,56を突設してあり、操作部54を非解除位置まで回転させると、縦溝17の内側面に突起56,56が圧接し、操作部54が縦溝17内に圧入された状態となるので、操作部54を非解除位置で仮固定することができ、解除レバー50が不用意に動いて電線の鎖錠状態が解除されるのを防止できる。ここに、縦溝17の内側面と操作部54に設けた突起56,56とで解除レバー50を非解除位置で仮保持する仮保持手段が構成される。
次にコンセント口5,7への導電ピンの接続について説明する。接触子挿入口6から対向する一対の刃受ばね30aの間に円柱状の導電ピンが挿入されると、一対の刃受ばね30aの間に導電ピンが弾性挟持されて、導電部材40a,40bと導電ピンとが電気的に接続され、一対の刃受ばね30aの側縁と刃受ばね30bとの間に平板状の栓刃が挿入されると、一対の刃受ばね30aの側縁と刃受ばね30bとの間で栓刃が弾性挟持されて、導電部材40a,40bと栓刃とが電気的に接続されるのである。
また接触子挿入口8から一対の刃受ばね31aの間に平板状の栓刃が挿入されると、一対の刃受ばね31aの間に栓刃が弾性挟持されて、導電部材40a,40bと栓刃とが電気的に接続されるのである。また接触子挿入口8aから対向する一対の刃受ばね32aの間に平板状の栓刃が挿入されると、一対の刃受ばね32aの間に栓刃が弾性挟持され、導電部材40cと栓刃とが電気的に接続されるのである。
ここに、刃受部30の一対の刃受ばね30a、刃受部31の一対の刃受ばね31a、並びに刃受部32の一対の刃受ばね32aは、ともに対向する互いの間隔が前方ほど幅狭となるように傾斜し且つ前端間が導電ピンあるいは栓刃が挿入し易いように前方ほど間隔が拡がるように傾斜させてあり、導電ピンあるいは栓刃が挿入し易いようになっている。また、刃受部30の刃受ばね30bも、刃受ばね30aとの間隔が前方ほど幅狭となるように傾斜し且つ前端間は栓刃が挿入し易いように前方ほど間隔が拡がるように傾斜させてあり、栓刃が挿入し易いようにしてある。
次に、ボディ2とカバー3とを結合して器体1を組み立てる構造について説明する。本実施形態においては、ボディ2とカバー3との双方に設けた嵌合突起2b,3cに組立枠4を凹凸嵌合することでボディ2とカバー3とを結合して器体1を組み立てるようになっている。
ボディ2の長手方向に沿う両側面には膨出部2aの両側部に角柱状の嵌合突起2bが突設され、さらに嵌合突起2bの前側(図5(b)における左側)には凹溝2cが形成されている。また、カバー3の長手方向に沿う両側面には、嵌合突起2bと同形状且つ同寸法の嵌合突起3cが肩部3bの両側部に突設されており、ボディ2の開口面にカバー3を突き合わせた状態では、それぞれの嵌合突起2b,3cが凹溝2cを挟んで前後方向に一列に配置されることになる。
一方、組立枠4は弾性を有する合成樹脂成型品からなり、嵌合突起2b,3cと各々嵌合する2個の嵌合孔4bが長手方向に並設された短冊状の縦片4aを有し、器体1と対向する縦片4aの背面側において2個の嵌合孔4bで挟まれた略中央部からは先端に係止爪4dを有する係止突片4cが背方へ突設されている。また、縦片4aの前端面には、埋込型の配線器具を造営面に埋込配設するための取付枠、又は配線器具の取付構造を有したフラッシプレート(以下、単に「プレート」という)が具備する係合孔と係合して器体1を取付枠又はプレート枠に取り付けるための取付爪4eが突設されている。
而して、ボディ2とカバー3とを結合して器体1を組み立てるには、ボディ2とカバー3を開口面側で突き合わた状態で係止突片4cを凹溝2cに挿入するように組立枠4を器体1の長手方向に対向する両側面の方へ押しつければ、組立枠4の各嵌合孔4b,4bにボディ2及びカバー3の嵌合突起2b,3cがそれぞれ嵌合してボディ2とカバー3とが結合されると同時に、係止突片4cの先端に設けた係止爪4dがカバー3の両側壁の開口縁に係止することによって、組立枠4の嵌合突起2b,3cからの脱落が防止でき、ボディ2とカバー3とが結合されるのである。
本実施形態の端子装置を用いたコンセントの分解斜視図である。 同上を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は下面図である。 同上の背面図である。 同上の外観斜視図である。 同上に用いるボディを示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は下面図である。 同上に用いる端子板を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は下面図、(d)は右側面図、(e)は背面図である。 同上に用いる端子板を示し、(a)は外観斜視図、(b)は一部破断せる斜視図である。 同上に用いる解除レバーを示し、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)は上面図、(e)は下面図である。 (a)(b)は同上に用いる解除レバーの外観斜視図である。 同上に用いる端子板と解除レバーとの組込状態を示した一部省略せる側面図である。 同上に用いる端子板と解除レバーとの組込状態を示した一部省略せる斜視図である。 (a)〜(e)は電線接続時の各段階を説明する説明図である。 同上を示し、(a)はボディの要部斜視図、(b)(d)は電線の挿入状態を説明する断面図、(c)(e)は電線挿通孔の形状を説明する説明図である。 同上を示し、(a)はボディの要部斜視図、(b)は電線の挿入状態を説明する断面図である。 同上に用いる解除レバーを非解除位置で仮固定した状態を説明する説明図である。 同上に用いる解除レバーを非解除位置で仮固定した状態の側面図である。 従来の端子装置を示し、(a)は要部の断面図、(b)(c)は電線の接続状態の説明図である。 従来の別の端子装置を示し、(a)は端子板の外観斜視図、(b)は電線の接続状態を説明する説明図である。 従来の解除レバーを示し、(a)は外観斜視図、(b)〜(d)はボディに組み込んだ状態の説明図である。
符号の説明
1 器体
20,20’ 端子部
21 端子板
21a 主片
21b 切欠部
22 接触片
23,24 鎖錠片
50 解除レバー
53 押圧部
55 規制突起

Claims (8)

  1. 配線器具の器体に、器体に貫設した電線挿通孔を通して器体内部に挿入される電線に接触する端子板と、該端子板に電線を接続する接続手段と、該接続手段による電線接続状態を解除する解除手段とを収納して成り、
    前記端子板はばね性を有する帯状の金属板の両端部を一方向に折り曲げて形成され、一方の端部に、J字状に折り曲げられその先端部で電線を他方の端部側へ押圧するとともに電線の一部に食い込んで抜け止めを行う第1鎖錠部を、他方の端部に、前記第1鎖錠部よりも幅狭に形成されて電線に接触する接触部をそれぞれ備え、両端部を繋ぐ繋ぎ部に前記第1鎖錠部と前記接触部との間に挿入される電線の先端を通過させる切欠部を設けるとともに、前記他方の端部において前記切欠部に臨む部位に電線の他の一部に食い込んで抜け止めを行う第2鎖錠部を設けてなり、
    前記解除手段は、前記器体の表面に露出して手動操作される操作部と、器体内部に枢支されて前記操作部を回動自在とする軸部と、前記端子板の両端部と繋ぎ部とで囲まれる空間に配置され、手動操作に応じて前記操作部が前記軸部を支点に回動すると前記接触部に対向していない第1鎖錠部の被押圧部位をばね力に抗して前記接触部から離れる向きに押圧する押圧部とを備え、前記第1鎖錠部と前記他方の端部との間の隙間に臨む前記解除手段の部位に、前記隙間側に突出して電線の先端が前記切欠部から外れて前記繋ぎ部寄りに傾くのを規制する規制突起を設けたことを特徴とする端子装置。
  2. 前記規制突起における電線挿入方向の手前側の部位に、電線挿入方向の後側に行くほど前記隙間側への突出量が大きくなるような第1の傾斜面を設けたことを特徴とする請求項1記載の端子装置。
  3. 前記他方の端部に対向していない第1鎖錠部の部位の先端側を切り起こすことによって、前記他方の端部側に突出して電線の傾きを規制する突出部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の端子装置。
  4. 前記他方の端部における前記繋ぎ部との連結部位に、電線挿入方向の後側に行くほど前記一方の端部側に近付く向きに傾斜する第2の傾斜面を設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1つに記載の端子装置。
  5. 前記隙間に臨む前記繋ぎ部の角に面取りを設けたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1つに記載の端子装置。
  6. 前記電線挿通孔を内側に行くほど先細とし、且つ、前記隙間寄りに偏芯させたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1つに記載の端子装置。
  7. 前記器体の表面における前記電線挿通孔の周りの部位に外側に突出する壁を設けたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1つに記載の端子装置。
  8. 前記操作部は電線接続状態を解除する解除位置と非解除位置との間で移動自在に枢支されており、前記操作部を非解除位置で仮保持する仮保持手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1つに記載の端子装置。
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