JP2001057133A - ブレーカ装置 - Google Patents

ブレーカ装置

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JP2001057133A
JP2001057133A JP11233181A JP23318199A JP2001057133A JP 2001057133 A JP2001057133 A JP 2001057133A JP 11233181 A JP11233181 A JP 11233181A JP 23318199 A JP23318199 A JP 23318199A JP 2001057133 A JP2001057133 A JP 2001057133A
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    • H01H9/10Adaptation for built-in fuses
    • H01H2009/108Building a sliding and/or a removable bridging connector for batteries

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化が可能であると共に、固定電極をブレ
ーカ本体に安定して保持することが可能なブレーカ装置
を提供する。 【解決手段】 このブレーカ装置は、一対の固定電極2
0,21を突壁18の表裏に敷設して一箇所に集めるこ
とで小型化が図られ、第2固定電極21はランス25に
よって抜け止めされているから、可動電極70を引き抜
くときの摩擦力で、第2固定電極21が上方に引き抜か
れる虞はない。しかも、可動電極70を突壁18に挿抜
するときには、ランス25の隣に設けたランス保護壁2
6にて、第2固定電極21に備えた脚片72の下端部分
がランス25に当接しないように開脚されるから、ラン
ス25が可動電極70の挿抜に伴って変形されることが
なくなり、第2固定電極21を安定して保持することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のバッテリ
ー等に連なる動力電線を導通状態と非導通状態とに切り
換えるために用いられるブレーカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のブレーカ装置として、特
開平9−223439号公報に記載されたものが知られ
ている。このブレーカ装置は、図11に示すように、ブ
レーカ本体1に2本の円柱状の固定電極2,2を起立し
て備え、これら両固定電極2,2に、可動電極4に備え
た一対の円筒状の脚部5,5を嵌合させて、電線Cを導
通状態と非導通状態とに切り換える構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たブレーカ装置は、固定電極2,2を別々に2本起立し
た構造であるため、小型化の要請に応えるのが困難であ
った。そこで、本願出願人が開発中のブレーカ装置で
は、図12に示すように、一対の固定電極6,6を、ブ
レーカ本体から起立した突壁7の表裏に敷設することで
一箇所に集めて、スペースの共有化により小型化を図
り、この突壁7に門形の可動電極8を冠着させて、その
可動電極8に備えた一対の脚片8A,8Aを各固定電極
6,6に接触させることで、両固定電極6,6の間を非
導通状態から導通状態に切り換える構成とした。
【0004】ところが、固定電極6を単に突壁7に敷設
しただけの構成では、可動電極8を引き抜く際の摩擦力
によって、固定電極6が上方に引き抜かれてしまう虞が
ある。これを防ぐためには、図12の右側に示すよう
に、突壁7の上端に係止突部9Aを設け、これを固定電
極6の上端に突き合わせて抜け止めする構成が考えられ
る。しかしながら、固定電極6を突壁7の上端側から組
み付ける場合には、この係止突部9Aが組み付けの邪魔
になる。では、図12の左側に示すように、突壁7の上
端から下方に延びるランス9Bを設け、このランス9B
で固定電極6を抜け止めすることを検討すると、今度
は、可動電極8を装着する度に、ランス9Bが逐一変形
されてランス9Bによる固定電極6の係止が不安定にな
る。
【0005】本発明は上記のような事情に基づいて完成
されたものであって、小型化が可能であると共に、固定
電極をブレーカ本体に安定して保持することが可能なブ
レーカ装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るブレーカ
装置は、ブレーカ本体から上方に起立した突壁の表裏面
に一対の板状の固定電極を設けると共に、固定電極間を
短絡可能な門形の可動電極を備え、可動電極を突壁に冠
着させると、可動電極に備えた一対の脚片のうち互いの
間隔が狭くなった下端部分が、それぞれ各固定電極に接
触して、両固定電極の間が非導通状態から導通状態に切
り換えられるブレーカ装置において、突壁には、突壁の
上端から下方に向かって片持ち梁状に延びかつ固定電極
の先端面に突き合わされて、固定電極を抜け止めするラ
ンスと、突壁のうちランスの隣に設けられて、脚片の下
端部分が突壁の先端側を通過するときに、脚片をランス
に当接させないように開脚させるランス保護壁とが備え
られたところに特徴を有する。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載のブレー
カ装置において、ランス保護壁は、対をなして設けら
れ、ランスは、両ランス保護壁の間に対をなして設けら
れたところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>請求項1の
構成では、一対の固定電極を突壁の表裏に敷設して一箇
所に集めたから、両固定電極の周りのスペースが共有化
されて、ブレーカ装置の小型化が図られる。また、固定
電極はランスによって抜け止めされているから、可動電
極を引き抜く際の摩擦力で、固定電極が上方に引き抜か
れる虞もない。しかも、固定電極を、突壁の上端側から
基端側へと移動して組み付けるときには、その途中で、
ランスが押されて固定電極の移動経路から退避するか
ら、ランスに邪魔させることなく、固定電極を容易に組
み付けることができる。その上、可動電極を突壁に挿抜
するときには、ランスの隣に設けたランス保護壁にて、
可動電極に備えた脚片の下端部分がランスに当接しない
ように開脚されるから、ランスが可動電極の挿抜に伴っ
て変形されることがなくなり、固定電極を安定して保持
することができる。
【0009】<請求項2の発明>可動電極に備えた脚片
の下端部分は、幅方向の両端部を一対のランス保護壁に
よって両持ち状態に支持されて、ランスへの当接が確実
に防がれる。また、ランスは、対をなして、固定電極の
先端の両側部に突き合わされることで、安定して抜け止
めを行うことができ、また、幅が広いランスを1つ設け
た場合に比べて、ランスを変形反力を小さく抑えること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
〜図10に基づいて説明する。本実施形態のブレーカ装
置は、電気自動車の動力電線の途中に設けられて、この
動力電線を導通状態と非導通状態とに切り換えるために
用いられる。
【0011】このブレーカ装置に備えたブレーカ本体1
0は、図1に示すように、平板状の基部11の長手方向
に沿って一対の長壁13,13を並行して延ばし、これ
ら両長壁13,13の一端側を短壁14にて繋げて閉塞
する一方、他端側を開放させた形状となっている。そし
て、その開放側には、長壁13,13同士の間隔を段付
き状に拡げてその内側にプラグ収容部15が形成される
一方、閉塞側には両長壁13,13及び短壁14によっ
て囲まれたヒューズ収容部16が備えられている。ま
た、プラグ収容部15とヒューズ収容部16とは、両長
壁13,13から互いに接近するように迫り出した区画
壁17,17によって区画されている。
【0012】プラグ収容部15のうち区画壁17から離
れた位置には、図4に示すように、基部11から突壁1
8が起立しており、その突壁18のうちブレーカ本体1
0の長手方向(図4の左右方向)に向いた表裏面には、
第1及び第2の固定電極20,21が敷設されている。
【0013】具体的には、突壁18のうち図4の右側を
向いた表側面には、第1固定電極20が配され、この第
1固定電極20は、金属板をL字状に屈曲させてその基
端にバレル部20Aを備えた構造をなし、バレル部20
Aには電線D1が圧着されている。そして、第1固定電
極20のうちバレル部20Aと反対側の先端接触部20
Bが、基部11の裏側から貫通孔22を介してプラグ収
容部15内に突入されて、前記突壁18の表側面の基端
側に敷設されている。また、突壁18の表側面の先端側
には、突部23が形成されており、この突部23の下面
に、第1固定電極20の先端が突き合わされている。
【0014】一方、突壁18のうち図4の左側を向いた
裏側面には、第2固定電極21が配されており、その第
2固定電極21は、金属板をU字状に屈曲させてそのU
字の一辺を外側に直角に曲げかつその先端にボルト通し
孔21Aを形成してなる。
【0015】さて、突壁18の裏側面の先端側には、図
6に示すように、前記第2固定電極21を抜け止めする
ための一対のランス25,25が設けられ、突壁18の
両側部には、ランス25に隣接してランス25より高く
起立した一対のランス保護壁26,26が設けられてい
る。上記ランス25,25は、片持ち梁状をなして、突
壁18の先端から立ち上がって下方に並行して延びてお
り、下端部分に備えた係止部25Aの下面に、前記第2
固定電極21の先端が突き合わされる(図4参照)。ま
た、ランス25,25は、図5に示すように、互いに間
隔を開けた配置とされ、これにより、第2固定電極21
の先端の両側部に突き合わされて、安定して抜け止めを
行うことができ、かつ、幅が広いランスを1つ設けた場
合に比べて、ランスの変形反力を小さく抑えることがで
きる。
【0016】そして、第2固定電極21は、U字の底部
側から前記区画壁17と突壁18との間に押し込まれ、
かつ、ボルト通し孔21Aに、ヒューズ収容部16に設
けた後述するボルトB1が挿通させるようにして組み付
けられる。
【0017】この組み付け作業を詳説すると、第2固定
電極21を押し込んでいくと、第2固定電極21に備え
た先端接触部21Bが突壁18の裏側面に沿って移動す
る。このとき、先端接触部21Bは、突壁18のうち両
ランス保護壁26,26の間を移動して、その途中でラ
ンス25,25に乗り上がる。その状態のまま押し込む
と、ランス25,25が押されて突壁18に接近するよ
うに撓み、第2固定電極21の移動経路から退避する。
ここで、ランス25,25は、上記したように幅広いラ
ンスを1つ設けた場合に比べて、変形反力が小さいか
ら、組み付け作業を容易に行うことができる。そして、
第2固定電極21が正規位置に収まると、第2固定電極
21の先端接触部21Bが突壁18の裏側面の基端側に
敷設された状態となると共に、ランス25が復元して第
2固定電極21を抜け止め状態に係止する。
【0018】プラグ収容部15のうち突壁18よりさら
に区画壁17から離れた位置には、図1に示すように、
基部11から終端壁27が起立しており、この終端壁2
7に案内されて、後述のプラグ50が前記突壁18の先
端に冠着される。
【0019】プラグ収容部15のうち終端壁27よりさ
らに区画壁17から離れた位置には、図5に示すよう
に、係止片28,28が両長壁13,13に隣接して起
立しており、ここにプラグ50に備えたレバー60の一
端が係止される。
【0020】プラグ収容部15と対応した基部11の裏
側(図4において下方を向いた面)には、前記第1固定
電極20から延びた電線D1を保持するための電線保持
部24が備えられている。電線保持部24は、図5に示
すように、基部11の裏面から対向状態となって垂下し
た一対の対向壁24A,24Aの間に電線D1を収容
し、それら対向壁24A,24Aから互い接近する側に
突出した一対の電線係止突部24B,24Bでもって、
電線D1が下方に自由に移動できないように規制してい
る。なお、電線係止突部24Bには、斜め下向きの導入
面が形成されており、これにより電線D1を電線保持部
24の奥側に押し込み易くしてある。
【0021】プラグ収容部15とヒューズ収容部16と
の境界部分に形成された長壁13,13の段付き部分に
は、図5に示すように、一対の受容部29,29が設け
られ、これら受容部29は、ブレーカ本体10の長手方
向に向けて開放しかつ上面が閉塞された構造をなし、こ
こに、プラグ50に備えたレバー60の端部が収容され
る。また、一方の受容部29は、マイクロスイッチ収容
室30に連通しており、そこの収容されたマイクロスイ
ッチ31(図1参照)の接点31Aを、前記受容部29
に突入させたレバー60でもってオンさせることができ
る。
【0022】次に、ヒューズ収容部16について説明す
る。図4に示すように、ヒューズ収容部16の内部に
は、長手方向の両端に一対の台座部16C,16Cが基
部11から隆起して設けられ、そこには、金属製のボル
トB1,B2が、そのヘッド部を埋設されかつネジ部を
上方に起立させるようにしてインサート成形されてい
る。そして、プラグ収容部15寄りのボルトB1に、前
記第2固定電極21の挿通される一方、他方のボルトB
2には、端子金具32が挿通されている。
【0023】この端子金具32は、金属板をクランク状
に折り曲げて、その一端に備えたバレル部32Aに電線
D2を固着してなる。そして、基部11の裏側から作業
孔33(図4参照)を介してヒューズ収容部16内に電
線D2を挿通させた状態にして、端子金具32の先端に
設けたボルト通し孔32BにボルトB2が挿通される。
そして、電線D2は、作業孔33より外方に引っ張られ
て、基部11の裏側に設けた電線保持部24に保持され
ている。
【0024】電線保持部34は、図4に示されており、
基部11の裏面のうち前記作業孔33の両縁部から垂下
した一対の対向壁34A,34Aの下端縁同士を底壁3
4Bで繋げてなり、前記作業孔33の大部分を覆う構造
となっている。そして、底壁34Bから上方に向けて突
出させた突条34Cでもって、電線D2が下方に垂れな
いように規制している。
【0025】ヒューズ収容部16に収容されるヒューズ
35は、図1に示すように、円柱体の両端から突出させ
た金属突片35A,35Aにそれぞれ丸孔35Bを貫通
形成してなり、これら丸孔35Bをヒューズ収容部16
の両ボルトB1,B2に挿通させ、その上からナット
N,Nが締め付けられている。
【0026】ヒューズ収容部16には、図2に示した蓋
体40が嵌合される。蓋体40は、ヒューズ収容部16
に対応して細長く形成された天井壁41の下面に、長手
方向に沿って一対の長壁43,43を並行して延ばし、
それら長壁43,43の一端側を短壁44にて繋げる一
方、他端側を開放させた形状となっている。そして、そ
の開放端側には、天井壁41から短冊状の垂直壁45が
垂下されて、その先端から蓋体40の長手方向の外方に
向けて規制突片46が張り出されている。
【0027】次に、プラグ50について説明する。プラ
グ50は、図2に示すように、一端有底の角筒状のハウ
ジング54を有して、下面に凹所51(図7参照)が開
放しており、ハウジング54の外面には、門形状のレバ
ー60が回動可能に備えられている。
【0028】レバー60は、図2に示すように、一対の
アーム61,61の一端同士を操作部62で繋げてな
り、各アーム61,61からハウジング54に向けて支
軸63,63(図7参照)を突出させて備える。そし
て、その支軸63が、ハウジング54の両側面に形成し
た軸孔63H(図7参照)に差し込まれて、レバー60
が回動可能となっている。
【0029】ハウジング54の両側面には、図2に示す
ように、レバー60の可動範囲を規制する回動規制突部
55,56が備えられ、これらにより、レバー60が図
7に示した起立姿勢と、図9に示した水平姿勢との間の
90度の範囲でのみ回動する。
【0030】ハウジング54は、図7に示すように、周
壁の一部を構成する壁部54Aが、それ以外の主体部5
4Bに対して別体成形されており、この壁部54Aを主
体部54Bに未装着の状態にして、その開放分部から凹
所51内に門形の可動電極70が収容され、その後、壁
部54Aにて開放部分が閉塞される。
【0031】また、ハウジング54に形成された凹所5
1は、開口より奥側が広くなっており、凹所51に収容
された可動電極70は、自然状態で下端部を凹所51の
開口縁に当接して抜け止めされている。
【0032】可動電極70は、図7に示すように、前記
突壁18を挟んで各固定電極20,21に接触する第1
及び第2の脚片71,72を連続部73で繋げてなり、
両脚片71,72の下端部分には、互いに接近する側に
向けて接点71A,72Aが突出されている。また、可
動電極70の幅は、前記した両ランス保護壁26,26
の間隔より広く設定されている。
【0033】本実施形態のブレーカ装置は、上述した構
成をなし、以下、その作用について説明する。このブレ
ーカ装置は、以下のようにして電気自動車に取り付けら
れる。まず、ブレーカ本体10に、電気自動車の動力電
線の一部が上記電線D1,D2として固着され、かつ、
基部11に形成した取付孔11A(図5参照)にボルト
が通されてブレーカ本体10が電気自動車の所定箇所に
固定される。
【0034】次いで、ブレーカ本体10のヒューズ収容
部16に、蓋体40を取り付ける。蓋体40は、その長
壁43及び短壁44を、ブレーカ本体10の長壁13及
び短壁14の外側に嵌合させるようにして押しつけら
れ、奥まで押し付けられると、蓋体40の短壁44に形
成した係止孔44Aと、ブレーカ本体10の短壁14に
形成した係止突部14Aとが係合する(図3参照)。こ
のとき、蓋体40に設けた垂直壁45は、ヒューズ収容
部16の一端に設けた一対の区画壁17,17の間に入
り込むと共に、規制突片46は、ブレーカ本体10の基
部11のうち突壁18の立ち上がり部分付近に敷設され
る(図7参照)。
【0035】この状態で、プラグ50を、ブレーカ本体
10に設けたプラグ収容部15に装着する。詳細には、
プラグ50のうち凹所51の開口を、突壁18の先端に
向かい合わせて、可動電極70の一対の脚片71,72
の間に、突壁18の先端を宛い、そのままプラグを押し
付ける。すると、図8に示すように、一方の脚片71
は、突壁18のうち表側に設けた突部23に乗り上が
り、他方の脚片72は、突壁18の裏側のランス保護壁
26,26に乗り上がる。ここで、ランス保護壁26,
26は、突壁18から側方にランス25より高く突出し
ているから、脚片72は、ランス25に当接することは
ない。しかも、ランス保護壁26は対をなして、脚片7
2を両持ち状態に支持するから、脚片72はランス25
から確実に離され、ランス25が脚片72に押されるこ
とが確実に防がれる。
【0036】プラグ50が奥まで押し込まれると、両脚
片71,72は復元してそれらの下端部分に設けた接点
71A,72Aが各固定電極20,21に接触し、両固
定電極20,21の間が導通接続される。
【0037】次いで、図10に示すように、プラグ50
に備えたレバー60を起立姿勢から水平姿勢に回動し
て、レバー60のうち操作部62側を、ブレーカ本体1
0に備えた係止片28に係止し、もってプラグ50の装
着作業が終了する。
【0038】また、プラグ50を離脱させるには、レバ
ー60を水平姿勢から起立姿勢へと回動させて、プラグ
50を引き抜けばよい。このときも、やはり、前記した
脚片72はランス保護壁26にてランス25に当接しな
いように開脚されて、引き抜かれる。
【0039】このように、本実施形態のブレーカ装置に
よれば、一対の固定電極20,21を突壁18の表裏に
敷設して一箇所に集めたから、両固定電極20,21の
周りのスペースが共有化されて、ブレーカ装置の小型化
が図られる。また、第2固定電極21はランス25によ
って抜け止めされているから、可動電極70が引き抜か
れる際の摩擦力で、第2固定電極21が上方に引き抜か
れる虞もない。しかも、第2固定電極21を、突壁18
の上端側から基端側へと移動して組み付けるときには、
その途中で、ランス25が押されて第2固定電極21の
移動経路から退避するから、ランス25に邪魔させるこ
となく、第2固定電極21を容易に組み付けることがで
きる。その上、可動電極70を挿抜するときには、ラン
ス25の隣に設けたランス保護壁26にて、可動電極7
0に備えた脚片72の下端部分がランス25に当接しな
いように開脚されるから、ランス25が可動電極70の
挿抜に伴って変形されることがなくなり、第2固定電極
21を安定して保持することができる。
【0040】<他の実施形態>本発明は、実施形態に限
定されるものではなく、例えば、以下に説明するような
実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記
以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施す
ることができる。 (1)前記実施形態のブレーカ装置は、ヒューズ35を
収容して備えていたが、ヒューズを備えないものに本発
明を適用してもよい。
【0041】(2)前記実施形態では、ランス25及び
ランス保護壁26は、それぞれ2つずつ設けられていた
が、例えば、1つのランスの横に、1つのランス保護壁
を設けた構成であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るブレーカ装置の斜視
【図2】ブレーカ装置の蓋体とプラグを外した状態の斜
視図
【図3】プラグをプラグ収容部に差し込んだ状態の斜視
【図4】ブレーカ本体の側断面図
【図5】ブレーカ本体の平面図
【図6】突壁と固定電極を示す斜視図
【図7】突壁にプラグを冠着する前の側断面図
【図8】突壁にプラグを冠着する途中の状態の側断面図
【図9】突壁にプラグを冠着した状態の側断面図
【図10】ブレーカ装置の側面図
【図11】従来のブレーカを示す斜視図
【図12】課題を説明するためのブレーカ装置の断面図
【符号の説明】
10…ブレーカ本体 18…突壁 20…第1固定電極 21…第2固定電極 25…ランス 25A…係止部 26…ランス保護壁 70…可動電極 71,72…脚片 71A,72A…接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近田 一元 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5G502 AA01 BA04 BC05 BE05 CC16 CC26 CC46 FF08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーカ本体から上方に起立した突壁の
    表裏面に一対の板状の固定電極を設けると共に、前記固
    定電極間を短絡可能な門形の可動電極を備え、前記可動
    電極を前記突壁に冠着させると、前記可動電極に備えた
    一対の脚片のうち互いの間隔が狭くなった下端部分が、
    それぞれ前記各固定電極に接触して、前記両固定電極の
    間が非導通状態から導通状態に切り換えられるブレーカ
    装置において、 前記突壁には、前記突壁の上端から下方に向かって片持
    ち梁状に延びかつ前記固定電極の先端面に突き合わされ
    て、前記固定電極を抜け止めするランスと、 前記突壁のうち前記ランスの隣に設けられて、前記脚片
    の前記下端部分が前記突壁の先端側を通過するときに、
    前記脚片を前記ランスに当接させないように開脚させる
    ランス保護壁とが備えられたことを特徴とするブレーカ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ランス保護壁は、対をなして設けら
    れ、 前記ランスは、前記両ランス保護壁の間に対をなして設
    けられたことを特徴とする請求項1記載のブレーカ装
    置。
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JP2012221883A (ja) * 2011-04-13 2012-11-12 Yazaki Corp 電源回路遮断装置
JP5459413B2 (ja) * 2010-11-23 2014-04-02 日産自動車株式会社 電源回路遮断装置
WO2018225295A1 (ja) * 2017-06-09 2018-12-13 矢崎総業株式会社 コネクタ装置

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