JP3132997B2 - ブレーカ装置 - Google Patents

ブレーカ装置

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JP3132997B2
JP3132997B2 JP08123196A JP12319696A JP3132997B2 JP 3132997 B2 JP3132997 B2 JP 3132997B2 JP 08123196 A JP08123196 A JP 08123196A JP 12319696 A JP12319696 A JP 12319696A JP 3132997 B2 JP3132997 B2 JP 3132997B2
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一元 近田
俊幸 関森
泰祥 深尾
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Toyota Motor Corp
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Toyota Motor Corp
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    • H01H9/08Arrangements to facilitate replacement of a switch, e.g. cartridge housing
    • H01H9/085Arrangements to facilitate replacement of a switch, e.g. cartridge housing contact separation effected by removing contact carrying element
    • HELECTRICITY
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    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/10Adaptation for built-in fuses
    • H01H9/104Adaptation for built-in fuses with interlocking mechanism between switch and fuse
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    • H01H9/10Adaptation for built-in fuses
    • H01H2009/108Building a sliding and/or a removable bridging connector for batteries

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  • Breakers (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電気自動車
の動力電線等に介設して用いられるブレーカ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種のブレーカ装置としては、基
板上に互いに離間して設けられた一対の固定電極の一方
に、レバー式の可動電極を回動可能に支持し、可動電極
を起立姿勢から傾倒させて、他方の固定電極に形成され
た弾性挟持片に差し込むことで導通を取るようにした、
いわゆるナイフスイッチ型のものが使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなナイフスイッチ型のものでは導通路が剥き出しの
状態であり、特に電気自動車の動力電線には大電流が流
れることから、安全性を考慮した場合に必ずしも好適と
は言えないものであった。本発明は上記のような事情に
基づいて完成されたものであって、安全性に優れ、また
装置全体もコンパクトにまとまるブレーカ装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、ケーシング内に設
けられた一対の固定電極と、両固定電極に抜き差しされ
て両固定電極間を切断または接続する可動電極と、その
可動電極に傾倒可能に設けられた抜き差し操作用のハン
ドルとを備え、ハンドルには、その差し込み動作に伴っ
て前記ケーシング側に設けられた摺動子の相対的摺動の
みを案内するガイド溝が設けられ、かつそのガイド溝に
は、前記両電極が正規に嵌合される差し込み完了時にお
いて前記摺動子の相対的変位を許容してハンドルの傾倒
を許容する傾倒許容部が設けられている構成としたとこ
ろに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ガイド溝は、摺動子の相対的摺動のみを案内す
べくハンドルの差し込み方向に沿った直線状に形成さ
れ、その直線部の一端側に、ハンドルの傾倒軸を中心と
する円弧形部を連設することで前記傾倒許容部が形成さ
れている構成としたところに特徴を有する。
【0006】
【作用】
<請求項1の発明>ハンドルを起立させて可動電極を差
し込むと、ケーシングに設けられた摺動子がハンドルの
ガイド溝で案内されて、ハンドルが起立姿勢に保持され
たまま差し込みが行われる。両電極が正規に嵌合される
差し込み完了時に至ると、摺動子が傾倒許容部に達する
ので、摺動子を相対的に変位させつつハンドルの傾倒が
可能となる。
【0007】<請求項2の発明>ハンドルを起立させて
可動電極を差し込むと、摺動子がガイド溝の直線部で案
内されてハンドルが起立姿勢に保持されたまま差し込み
が行われる。両電極が正規に嵌合される差し込み完了時
に至ると、摺動子が円弧形部の入り口に達するので、摺
動子を円弧形部に相対的に回り込ませつつハンドルを傾
倒軸回りに傾倒することが可能となる。
【0008】
【発明の効果】すなわち本発明によれば、導通路がケー
シング内に収められた構造であるため安全性に優れ、ま
たハンドルを傾倒することができるので、装置全体がコ
ンパクトにまとめられる。また、差し込み動作の途中で
はハンドルが起立姿勢に保持され、すなわちぐらつかな
いので、差し込み操作を円滑に行うことができる。さら
に両電極が正規に嵌合されない限りはハンドルを倒すこ
とができないので、両電極が半嵌合状態に止め置かれる
ことが防止できる効果がある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図9に基づいて説明する。図1ないし図3におい
て、符号1は合成樹脂製のケーシングであって、下ケー
シング2と上ケーシング3とから構成されている。下ケ
ーシング2は、有底で平面略長方形の筒状に形成され、
その底面4がほぼ中央深さ部分まで迫り上がって形成さ
れているとともに、下端部の外周面に取り付け用のフラ
ンジ5が形成され、四隅に設けられた取付孔6からねじ
をねじ込んで図示しない車体上に取り付けられるように
なっている。一方の上ケーシング3は、下ケーシング2
の上端部に被着される蓋状に形成されており、その上面
に設けられた挿入孔に通したねじ8を、下ケーシング2
の上端面に設けられたねじ孔に螺合して締め付けること
で、着脱可能に取り付けられるようになっている。
【0010】上記した下ケーシング2内の一側(図4の
手前側)には、一対の固定電極11a,11bが立設さ
れ、他側にはヒューズ12が収容されるようになってい
る。固定電極11a,11bを立てるために、下ケーシ
ング2の底面4には、図2に示すように、一対の雌ねじ
体13がインサート成形により所定の間隔を隔てて埋設
されている。固定電極11a,11bはピン状に形成さ
れ、長さ方向の中央に六角部15が形成されているとと
もに、下端側には雄ねじ16が切られている。すなわ
ち、各固定電極11a,11bは、それぞれの雄ねじ1
6を雌ねじ体13にねじ込むことで立設されている。
【0011】一方の固定電極11a(図2の左側)に
は、図4にも示すように、電線aの一方の分断部分に接
続された端子金具18が共締めされて固定されている。
その電線aは、底面4に開口された挿通孔19を通して
外部に引き出されている。また他方の固定電極11bに
は、後記するようにヒューズ12の一端と接続されたバ
スバー20が、同じく共締めされて固定されている。
【0012】下ケーシング2の底面4の他側には上記の
ようにヒューズ12が収容されている。ヒューズ12の
両端にはそれぞれ接続片23,24が突設されており、
一方の接続片23には、電線aの他方の分断部分に接続
された端子金具26がボルト27で締め付けられて固定
されている。その電線aは、底面4に開口された上記と
同様の挿通孔(図示せず)を通して外部に引き出されて
いる。なお両挿通孔19には、電線aの外周に設けられ
た防水ゴム栓29が嵌められてシールされている。また
ヒューズ12の他方の接続片24には、上記のバスバー
20の一端が直交姿勢においてボルト27で締め付けら
れて固定され、その他端が既述のように固定電極11b
に共締めされて固定されている。
【0013】上記した一対の固定電極11a,11bに
は、可動電極31が抜き差し可能とされている。この可
動電極31は、図2に示すように、各固定電極11a,
11bの先端がそれぞれに嵌合可能な一対のルーバ端子
32a,32bの間に、架橋部33が差し渡されて接続
された構造である。そして可動電極31は、図5に示す
ように、合成樹脂製の細長い取付体35に対して、イン
サート成形によって各ルーバ端子32a,32bを下面
から突出させた状態で設けられている。
【0014】一方、上ケーシング3の天井面における各
固定電極11a,11bの直上位置には、可動電極31
の両ルーバ端子32a,32bをそれぞれに挿入可能と
する一対の挿入孔36が開口されている。すなわち、可
動電極31の各ルーバ端子32a,32bが、挿入孔3
6を通してケーシング1内の一対の固定電極11a,1
1bに抜き差しされ、これにより両固定電極11a,1
1bの間を切断または接続するブレーカスイッチ38が
構成されている。また上記したヒューズ12は、電線a
の途中においてブレーカスイッチ38と直列に接続され
て設けられたことになる。
【0015】可動電極31の取付体35の上面側には、
その抜き差しの操作を行うためのハンドル40が設けら
れている。このハンドル40は、外形が逆台形をなす枠
状に形成されている。取付体35の上面の長さ方向の両
端部には、軸受孔42を設けた軸受部41が突設されて
いるとともに、ハンドル40の取付側の端縁には、上記
の軸受部41を挟むように二股状をなし、かつ軸受孔4
4を設けた一対の軸受部43が突設されている。そし
て、ハンドル40の二股状の軸受部43の間に、対応す
る取付体35の軸受部41を差し入れ、両軸受部41,
43の軸受孔42,44にわたって支持軸45を挿入す
ることによって、ハンドル40が取付体35の上面側で
支持軸45回りの揺動自由に支持されている。
【0016】ハンドル40は、ルーバ端子32a,32
bの突出方向と反対側に立ち上がった姿勢を取る起立位
置(図3の鎖線参照)と、ルーバ端子32a,32bの
突出方向と直交するように寝た姿勢を取る傾倒位置(同
図の実線参照)において、トグル作用を受けてそれぞれ
保持されるようになっている。そのため、取付体35と
ハンドル40との間に、図5に示すようなばね部材47
が装着されている。
【0017】取付体35の長さ方向の中心の上面には隆
起部48が形成され、その隆起部48の頂面に、取付体
35の長さ方向と直角方向に細長い平面長方形の角柱形
をなす取付突起49が立設され、その取付突起49の長
辺側の面の上端に鈎部50が突設されている。一方、ば
ね部材47は、ばね鋼板をプレス成形することで形成さ
れており、帯状の基板52の両端に、内方に向けて所定
形状に折り返された折り返し部53を対称に設けた形状
となっている。基板52の中心には、上記の取付突起4
9が嵌合される方形の嵌合孔54が開口され、その長辺
側の両縁辺から一対の係止片55が切り起こしにより形
成されている。そして、ばね部材47は、基板52を取
付体35と直交させた姿勢において、その嵌合孔54が
取付突起49に嵌め込まれ、図5の鎖線に示すように、
基板52が隆起部48に押し付けられるとともに、両係
止片55の先端が取付突起49の鈎部50に係止される
ことで、抜け止め状態でかつ回り止め状態で取り付けら
れる。一方、ハンドル40における取付側の端縁の外面
中心には、取付体35に取り付けられたばね部材47を
収容可能とする収容凹部57が穿設されており、その奥
面がばね部材47の折り返し部53が当接する当接面5
8となっている。
【0018】すなわちハンドル40は、その当接面58
にばね部材47の折り返し部53を当接させて弾縮させ
つつ支持軸45回りに揺動される。その際、ハンドル4
0は一種のトグル作用を受けて、当接面58を両折り返
し部53の先端にわたって当接しつつ、ルーバ端子32
a,32bの突出方向と反対側に立ち上がった姿勢を取
る起立位置と、当接面58をいずれか一方の折り返し部
53の側面にべた当たりさせつつ、ルーバ端子32a,
32bの突出方向と直交するようして寝た姿勢を取る傾
倒位置で、それぞれ安定して保持し得るようになってい
る。
【0019】なお、上ケーシング3の天井面におけるヒ
ューズ12の収容部分と対応する部分には、図1,3に
示すように受け台60が設けられ、その受け台60上に
それぞれL字形の受け具61が取り付けられており、可
動電極31が固定電極11a,11bに正規に差し込ま
れて、ハンドル40が上記した傾倒位置に倒された場合
に、ハンドル40の両側縁の略中央部を嵌めつつ受ける
ようになっている。
【0020】また、ハンドル40の両側縁の外面側に
は、マグネット63が対称位置に嵌着されている。一方
上ケーシング3の天井面にはリードスイッチ65が取り
付られており、このリードスイッチ65は、上記のよう
に可動電極31が固定電極11a,11bに正規に差し
込まれて、ハンドル40が傾倒位置に倒された場合に、
一方のマグネット63の直前に対応するように設けら
れ、マグネット63が直前に来た場合に検知信号を送出
し得るようになっている。リードスイッチ65は、上ケ
ーシング3の側面にブラケット66により取り付けられ
たコネクタ67を介して、図示しない制御用コンピュー
タに接続されている。
【0021】さて、この実施形態では、ハンドル40す
なわち可動電極31を差し込む際に、ハンドル40がぐ
らつくことを防止し、併せて可動電極31と固定電極1
1a,11bとが半嵌合状態に止め置かれることを防止
するための手段が講じられている。以下それについて説
明する。上ケーシング3の上面には、図4の鎖線に示す
ように、ハンドル40が差し込まれる位置の左右両側に
おいて、一対の柱70が立てられている。各柱70の互
いに対向する面の上端部には、それぞれ正面方形をなす
摺動突部71が所定寸法突出して形成されている。
【0022】一方、ハンドル40における支持軸45の
挿通部分の両外側面には、ハンドル40の差し込み動作
に伴って上記の摺動突部71が挿入案内されるガイド溝
73が形成されている。このガイド溝73は、図6に示
すように、下端が開口して上記の摺動突部71が回動不
能で摺動のみが自由に嵌まる直線部74を備えている。
また直線部74の上端には、前記の支持軸45を中心と
した円弧形をなす円弧形部75が前後対称に連通状に形
成され、その円弧形部75に摺動突部71が回り込み可
能となっている。円弧形部75の端部は、ハンドル40
の前後の面に開口している。
【0023】そしてハンドル40の差し込みが行われ
て、可動電極31が固定電極11a,11bに嵌合し始
めると、摺動突部71がガイド溝73の直線部74に入
り始め、可動電極31が固定電極11a,11bに正規
に嵌合されて差し込みが完了すると、摺動突部71が直
線部74の上端、すなわち円弧形部75の入り口75a
に達する設定となっている。なお、前記した両柱70に
おける摺動突部71の下方位置には、図4に示すように
縦向きのガイド突条77が形成されているとともに、取
付体35の左右の端面には、それらのガイド突条77が
嵌合する縦溝78が切られており、差し込み時における
取付体35の案内がなされるようになっている。
【0024】本実施形態は上記のような構造であって、
続いてその作用を説明する。ケーシング1内には一対の
固定電極11a,11bが立設されるとともにヒューズ
12が収容され、電線aの分断部分の間で既述した態様
で接続される。電線aを導通状態とするには、ケーシン
グ1の外部においてハンドル40を起立位置に起こす。
既述したトグル作用によりハンドル40が起立位置に保
持される。
【0025】続いて、ハンドル40を持って取付体35
から突設された可動電極31のルーバ端子32a,32
bを上ケーシング3の挿入孔36に差し込むのである
が、その際ハンドル40が取付体35に保持されている
ので、取付体35すなわち可動電極31がぐらつかず、
両ルーバ端子32a,32bを挿入孔36に差し込む作
業がスムーズに行える。
【0026】差し込みが進んでルーバ端子32a,32
bが対応する固定電極11a,11bに嵌合し始める
と、嵌合抵抗を受けるために、ばね部材47による保持
力では不足してハンドル40がぐらつくおそれがある。
しかしながら、ルーバ端子32a,32bが嵌合し始め
た段階では、図7に示すように、上ケーシング3の柱7
0に設けられた摺動突部71がガイド溝73の直線部7
4に入り込む。この状態では、ハンドル40が傾倒しよ
うした場合に、摺動突部71の位置が支持軸45の軸線
からずれていれば、摺動突部71が直線部74の側縁に
突き当たってハンドル40の傾倒そのものが阻止される
し、また摺動突部71が支持軸45と同軸上に位置した
場合にも、摺動突部71は方形状に形成されていてその
回動が阻止されるから、直線部74に在る限りはハンド
ル40は傾倒できない。したがってハンドル40はぐら
つくことなく真直に押し込まれ、ルーバ端子32a,3
2bが固定電極11a,11bにスムーズに嵌合され
る。それにより、ブレーカスイッチ38が入り、電線a
がヒューズ12を介して導通されて使用状態となる。
【0027】ここで、可動電極31の両ルーバ端子32
a,32bが対応する固定電極11a,11bに正規に
嵌合されていれば、図8に示すように、摺動突部71が
ガイド溝73の直線部74の上端すなわち円弧形部75
の入り口75aに達するので、その後は、摺動突部71
を円弧形部75に回り込ませ、また途中からは円弧形部
75から抜き出させつつ、ハンドル40を支持軸45回
りに揺動させて、図9に示すように倒すことができる。
この傾倒姿勢でも、ばね部材47のトグル作用によって
ハンドル40が保持されるので、自動車の走行時に振動
等を受けてもハンドル40が踊ることがなく、異音が発
生すること等が未然に防止される。
【0028】一方、可動電極31のルーバ端子32a,
32bと固定電極11a,11bとが正規に嵌合されて
いない半嵌合状態では、図7のように摺動突部71は未
だ直線部74に留まっているため、既述のようにハンド
ル40を傾倒しようとしてもできない。これにより半嵌
合状態にあることが検知でき、その場合は再度ハンドル
40を正規位置まで押し込めばよい。
【0029】なお、摺動突部71とガイド溝73とは、
左右両側に一対設けられているので、ハンドル40を左
右反転させた姿勢で差し込み動作を行っても、上記と同
様の作用を期することができる。また、上記のように可
動電極31が固定電極11a,11bに正規に嵌合され
たのち、ハンドル40を傾倒位置に倒すと、ハンドル4
0に設けられたマグネット63の一方がリードスイッチ
65の直前に対応し、リードスイッチ65が検知信号を
送出して正規にブレーカスイッチ38が入ったことが電
気的に検知される。
【0030】メンテナンスを行う場合等においてブレー
カスイッチ38を切る場合は、図3の実線に示す傾倒位
置からハンドル40を起立位置に起こし、そのままハン
ドル40を持って引き上げると、可動電極31が固定電
極11a,11bから引き抜かれ、ブレーカスイッチ3
8が切れて電線aが非導通状態となる。またヒューズ1
2が切れた場合は、上記と同様にして可動電極31を引
き抜くことでブレーカスイッチ38を切り、そののち、
ねじ8を緩めて上ケーシング3を外す。そうすると、ヒ
ューズ12が露出された状態となるので、ボルト27を
緩めつつヒューズ12を外して新しいものと交換すれば
よい。ここでブレーカスイッチ38はすでに切られてい
るので、安全に交換作業を行うことができる。
【0031】以上のように本実施形態のブレーカ装置に
よれば、導通路がケーシング1内に収められた構造であ
るため安全性に優れ、また、使用状態でハンドル40を
傾倒することができるので、特に背の低いコンパクトな
ものにまとめられる。また、可動電極31の差し込み動
作の途中では、嵌合抵抗を受けるにも拘らずハンドル4
0が起立姿勢に保持され、すなわちぐらつかないので差
し込み操作をスムーズに行うことができる。また、可動
電極31と固定電極11a,11bが正規に嵌合されな
い限りはハンドル40を倒すことができないので、半嵌
合状態に止め置かれることが防止される。
【0032】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)本発明は、ヒューズを並設したものに限らず、ブ
レーカスイッチ単体のものにも同様に適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のハンドルを傾倒させた状
態の平面図である。
【図2】ハンドルを立てた状態の断面図である。
【図3】ハンドルの抜き差し動作を説明するための側面
図である。
【図4】ケーシングの内部構造並びに取付体側の構造を
示す斜視図である。
【図5】ばね部材の取付部分の構造を示す斜視図であ
る。
【図6】ハンドルを差し込む前の状態の部分側面図であ
る。
【図7】ハンドルの差し込み途中の状態の部分側面図で
ある。
【図8】ハンドルの差し込みが完了した状態の部分側面
図である。
【図9】ハンドルを傾倒した状態の部分側面図である。
【符号の説明】
a…電線 1…ケーシング 2…下ケーシング 3…上ケーシング 11a,11b…固定電極 31…可動電極 32a,32b…ルーバ端子 35…取付体 40…ハンドル 45…支持軸 70…柱 71…摺動突部 73…ガイド溝 74…直線部 75…円弧形部
フロントページの続き (72)発明者 関森 俊幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 深尾 泰祥 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−282980(JP,A) 実開 昭49−13862(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 31/02 H01H 31/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に設けられた一対の固定電
    極と、両固定電極に抜き差しされて両固定電極間を切断
    または接続する可動電極と、その可動電極に傾倒可能に
    設けられた抜き差し操作用のハンドルとを備え、ハンド
    ルには、その差し込み動作に伴って前記ケーシング側に
    設けられた摺動子の相対的摺動のみを案内するガイド溝
    が設けられ、かつそのガイド溝には、前記両電極が正規
    に嵌合される差し込み完了時において前記摺動子の相対
    的変位を許容してハンドルの傾倒を許容する傾倒許容部
    が設けられていることを特徴とするブレーカ装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド溝は、摺動子の相対的摺動の
    みを案内すべくハンドルの差し込み方向に沿った直線状
    に形成され、その直線部の一端側に、ハンドルの傾倒軸
    を中心とする円弧形部を連設することで前記傾倒許容部
    が形成されていることを特徴とする請求項1記載のブレ
    ーカ装置。
JP08123196A 1996-05-17 1996-05-17 ブレーカ装置 Expired - Fee Related JP3132997B2 (ja)

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