JP2000299151A - コネクタの接続構造 - Google Patents

コネクタの接続構造

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JP2000299151A JP11195927A JP19592799A JP2000299151A JP 2000299151 A JP2000299151 A JP 2000299151A JP 11195927 A JP11195927 A JP 11195927A JP 19592799 A JP19592799 A JP 19592799A JP 2000299151 A JP2000299151 A JP 2000299151A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板接続用のコネクタの簡素化と接続安全性
の向上を図る。 【解決手段】 基板1にコネクタ2を回動自在に設け、
コネクタと相手側コネクタとを回動させて嵌合する構造
で、コネクタ2の端子7が基板側に突出し、基板1の接
触部に対する弾性接触部9を有し、コネクタの非嵌合状
態で弾性接触部を基板に非接触とした。弾性接触部9を
端子7の幅の半分以下の幅に形成し、二列の各端子の弾
性接触部を回転対称に位置させた。コネクタ2に、弾性
接触部9に沿う形状のガイド壁8を設けた。一方のコネ
クタを機器側に設け、他方のコネクタを機器組付部側に
設け、機器を機器組付部に水平に挿入し、両コネクタを
垂直に起立して嵌合させる。雌側のコネクタの前端を傾
斜状に形成した。各コネクタを嵌合前に仮ロック手段で
傾斜状態に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雄・雌の各コネク
タが回動しながら低力で嵌合し、あるいはコネクタ嵌合
と共に一方のコネクタの端子が回路基板に接続するコネ
クタの接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は、実開平5−1178号公報に
記載された従来のコネクタ接続構造を示すものである。
この構造は、雄・雌両コネクタ112,113をスライ
ド板114の操作で低挿入力で嵌合させるものである。
両コネクタ112,113内には図示しない端子が収容
され、端子は電線(図示せず)に接続され、電線は各コ
ネクタハウジング115,116から外部に導出されて
いる。
【0003】合成樹脂製の雄型のコネクタハウジング1
15に従動突起117が突設され、合成樹脂製の雌型の
コネクタハウジング116に、従動突起117に対する
コネクタ嵌合方向のガイド溝118と、スライド板11
4に対するコネクタ嵌合直交方向のガイド溝119が設
けられている。スライド板114には、従動突起117
に対する傾斜状のカム溝120が形成されている。
【0004】スライド板114をガイド溝119内に挿
入した状態で、両コネクタ112,113を初期嵌合さ
せ、スライド板114を引くことにより、従動突起11
7がカム溝120とガイド溝118とに沿ってコネクタ
嵌合方向に導入される。これにより、低挿入力でのコネ
クタ嵌合が可能となる。
【0005】しかしながら、上記従来の構造にあって
は、スライド板114やカム溝120やガイド溝118
や従動ピン117といった種々の構成を必要とするため
に、構造が複雑で、またスライド板114の摺動抵抗等
によって倍力効果が少なく、しかもスライド板114の
操作が面倒であるといった問題があった。特に、車両に
搭載される図示しない機器同士や機器とワイヤハーネス
側のコネクタとを接続させる場合等においては、スライ
ド板114を操作するスペースがとれず、コネクタ同士
を盲作業で嵌合させる場合も多く、上記構造は不向きで
あった。
【0006】上記問題に対応して、特開平10−125
400号においては、図18に示すコネクタ接続構造が
開示されている。図18で、60は例えば車両側のパネ
ル、61は機器側のパネルであり、車両側のパネル60
に雄型のコネクタ62、機器側のパネル61に雌型のコ
ネクタ63がそれぞれ軸部64,65を支点に回動自在
に設けられている。
【0007】雄型のコネクタ62の内部には雌型の端子
66が収容され、雌型のコネクタ63の内部には雄型の
端子67が収容されている。本書ではコネクタ嵌合室6
8を有するコネクタを雌型のコネクタ63と定義してい
る。端子66,67と合成樹脂製のコネクタハウジング
69,70とで各コネクタ62,63が構成されてい
る。各端子66,67は図示しない圧着部で電線71,
72に接続されている。各端子66,67は各コネクタ
ハウジング69,70の係止ランス等の図示しない係止
手段で固定されている。各電線71,72は各コネクタ
62,63の基端側から導出され、各パネル60,61
に沿って配索されている。
【0008】機器側のコネクタ63の電線72は例えば
雄型のコネクタ73を介して機器内の回路基板74の雌
型のコネクタ75に接続される。回路基板74には図示
しないプリント回路がパターン形成されている。コネク
タ75は回路基板74に固定され、コネクタ74内の雄
端子76が回路基板74を貫通してプリント回路(図示
せず)にハンダ接続されている。
【0009】前記各軸部64,65はコネクタハウジン
グ69,70に突設され、各パネル60,61側のブラ
ケット77,78の係合孔79,80に回動自在に係合
している。図18の如く車両への機器の組付前におい
て、両コネクタ62,63はほぼ45°の角度で傾斜し
た状態で前端部を対向ないしは初期係合させている。図
18の状態から機器を車両に向けて矢印イの如く押圧し
て組み付けることにより、両コネクタ62,63が回動
しつつ嵌合し、完全嵌合状態で水平に位置する。コネク
タ62,63の嵌合により両端子66,67が接続さ
れ、機器側の回路基板74が車両側の電源回路や信号回
路等に接続される。
【0010】また、メンテナンス等で機器を車両から取
り外す際は、車両に対して機器を引き出すことで、両コ
ネクタ62,63が水平な状態から回動して、図18の
如く傾斜しつつ離脱し、コネクタ相互の電気的接続が絶
たれ、それによって回路基板74と車両側の回路との接
続が絶たれる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
18に示す従来の構造にあっては、機器(組付体)側の
コネクタ63を回路基板74に接続するのに電線72と
コネクタ73,75とを用いなければならないために、
接続構造が大型化、複雑化するという問題があった。ま
た、特にコネクタ63内に端子67の係止手段を設けた
り、電線72に対する圧着接続部を端子67に設けたり
する関係で、コネクタ63が大型化し、全長も長くな
り、機器の矢印イ方向への組付ストロークが大きくな
り、車両(被組付体)側の機器組付部のスペースが多く
必要になるという問題を生じた。また、機器の取付及び
離脱に際してコネクタ63が回動するために、電線72
がコネクタハウジング70の基端部との間に挟まれて傷
んだり、電線72が屈曲したり、引っ張られて擦れたり
して傷みやすいという懸念があった。また、電線72に
弛み代をもたせるために線長が長くなり、コスト的にも
不利となり、弛んだ電線72が車両と機器との間に挟ま
れやすいという問題があった。さらに、機器側のコネク
タ63と回路基板74側のコネクタ75とが常時接続さ
れている関係で、正規組付時以外に機器側のコネクタ6
3の端子67に相手側のコネクタ62の端子66が触れ
たり、誤って機器側のコネクタ63の端子67に通電が
あったりした場合に、回路基板74に電気が流れ、車両
の図示しない補機等が不意に作動したり、あるいは異常
に高い電流が流れたりして回路基板74を傷めるといっ
た懸念があった。
【0012】また、両パネル60,61が接合方向(矢
印イ方向)に移動することで両コネクタ62,63が嵌
合し、両パネルでコネクタを挟むような構造であるか
ら、機器を車両に組み付ける構造には適用できにくいと
いう問題があった。また、両コネクタ62,63を傾斜
させた状態で保持させる手段がないために、コネクタ6
2,63の前端の位置がずれやすく、コネクタ62,6
3の嵌合不良を起こしやすいという懸念があった。
【0013】本発明は、上記した点に鑑み、構造が簡単
でコンパクトで、車両等の被組付体に対する機器等の組
付体の嵌合ストロークが小さくて済むと共に、電線の挟
み込みや引張による傷付きを起こす心配や余長の設定の
必要がなく、さらに、組付体を被組付体に組み付ける前
において回路基板への不意な通電とそれに伴う回路基板
の損傷等を未然に防止することができ、また、機器を車
両側に組み付ける構造にも適用できて、雄・雌コネクタ
を確実に嵌合接続させることのできるコネクタの接続構
造を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、基板にコネクタが回動自在に設けられ、
該コネクタと相手側コネクタとが回動しつつ嵌合するコ
ネクタの接続構造において、前記コネクタの端子が前記
基板側に突出し、該基板の接触部に対する弾性接触部を
有し、該コネクタの非嵌合状態で該弾性接触部が該基板
に非接触であるコネクタの接続構造を採用する(請求項
1)。前記弾性接触部が前記端子の幅の半分以下の幅に
形成され、二列の各端子の弾性接触部が回転対称に位置
することも有効である(請求項2)。また、コネクタ
に、前記弾性接触部に沿う形状のガイド壁が設けられた
ことも有効である(請求項3)。また、雄・雌両コネク
タが傾斜して対向し、且つ回動自在に支持され、該雄・
雌両コネクタが回動しつつ嵌合するコネクタの接続構造
において、一方のコネクタが機器側に設けられ、他方の
コネクタが機器組付部側に設けられ、該機器が該機器組
付部に水平に挿入され、両コネクタが垂直に起立した状
態に嵌合するコネクタの接続構造を併せて採用する(請
求項4)。前記雌側のコネクタの前端が、雄側のコネク
タの前端に対して傾斜して形成されたことも有効である
(請求項5)。また、前記各コネクタが嵌合前に仮ロッ
ク手段で傾斜した状態に保持されることも有効である
(請求項6)。請求項1〜3の何れかに記載のコネクタ
の接続構造を請求項4〜6の何れかに記載のコネクタの
接続構造が含むことも有効である(請求項7)。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の具体
例を図面を用いて詳細に説明する。図1〜図10は、本
発明に係るコネクタの接続構造の一実施形態を示すもの
である。図1の如く、機器側(図示せず)の水平な回路
基板(基板)1に雌型のコネクタ2がブラケット3で回
動自在に支持されている。コネクタ2は、合成樹脂製の
コネクタハウジング4と、コネクタハウジング4の基壁
(底壁)5を貫通してコネクタ嵌合室6に突出した略J
字状の雄型の端子7とで構成されている。
【0016】端子7は長手方向の中間部が基壁5に圧入
やインサート成形等の手段で固定されている。端子7の
一方はコネクタ嵌合室内に位置し、他方は基壁5から回
路基板1に向けて突出して中央の湾曲状のガイド壁8に
沿って位置し、先端側が略J字状に屈曲して、回路基板
1のプリント回路(図示せず)に対する弾性接触部9と
なっている。コネクタ2が45°程度傾斜(傾倒)した
状態で、弾性接触部9は回路基板1から少し上方に離間
し、弾性接触部9との間に隙間10が生じている。コネ
クタ2の傾斜状態で相手側コネクタが嵌合接続される。
これについては図9〜10で後述する。
【0017】本例で雄型の端子7は複数本が前後二列に
ほぼ対称に配列されている。前後の各端子7の弾性接触
部9は左右に並列に位置し(図3参照)、前後の各端子
7の弾性接触部9の接点は回路基板1の横断方向に同一
線上に位置している。回路基板1にはブラケット3が設
けられ、ブラケット3にコネクタハウジング4の支持壁
11が軸部12で回動自在に係合している。支持壁11
は略半円状に形成され、コネクタ2の回動時における回
路基板1との干渉が防止されている。
【0018】雄型の端子7がコネクタハウジング4の基
壁5に貫通固定され、自由端側の弾性接触部9で回路基
板1に接触するように簡素に構成されているから、従来
に較べて雌型のコネクタ2がコンパクト化され、コネク
タ2の全長も短くなり、車両に対する機器の組付ストロ
ークも短くなっている。
【0019】図2の如く、コネクタ2が垂直に回動した
時点で、各端子7の弾性接触部9が回路基板1のプリン
ト回路(図示せず)の露出した接触部に弾性的に押接す
る。これは、軸部12から回路基板1までの垂直距離
(最短距離)が図1の軸部から回路基板1までの傾斜距
離よりも短くなるためである。この状態は相手側コネク
タ(図示せず)がコネクタ2に嵌合した時の状態であり
(詳細は図9〜10で後述する)、相手側コネクタと回
路基板1とが電気的に接続される。
【0020】図1のコネクタ未嵌合の状態では、弾性接
触部9が回路基板1に非接触であり、コネクタ2と回路
基板1との間に電気的な導通がなく、たとえ正規組付時
以外で雌型のコネクタ2の端子7に相手側(雄型)のコ
ネクタの端子が触れたり、誤って雌型のコネクタ2の端
子7に通電があったりした場合でも、回路基板1に電気
が流れて車両の図示しない補機が不意に作動したり、あ
るいは異常に高い電流が流れて回路基板1を傷めるとい
った不具合が確実に防止される。
【0021】図3は上記雄型の端子7を示すものであ
り、端子7は基板部14の一方に真直なタブ状の電気接
触部15、中間部に、コネクタハウジング4(図1)に
対する固定部16、他方に弾性接触部9を有している。
固定部16には両側に停止用の凸部18が形成されてい
る。弾性接触部9は略J字状ないし略U字状に屈曲して
いる。
【0022】電気接触部15と固定部16はほぼ同じ幅
で形成され、本例で弾性接触部9はその基部から固定部
16よりも幅狭に形成されている。前後に対向する各端
子7,7は同一形状のものを180°反転させて使用
し、弾性接触部9は固定部16の幅の半分以下の幅に形
成され、弾性接触部9に隣接して切欠部19が形成さ
れ、各端子7の切欠部19内に各弾性接触部9が位置し
て、前後の各端子7の弾性接触部9が隣接して並列に位
置する(図5参照)。前後の各端子7の弾性接触部9は
回転対称に位置する。
【0023】この構造により、前後の端子7,7を千鳥
状に配列しなくとも、弾性接触部9同士が干渉すること
がなく、端子7の高密度化と、従来と同様の並列な端子
配列が可能となる。勿論、弾性接触部9を固定部16や
タブ状の電気接触部15と同じ幅に形成し、端子7を千
鳥状に配列したり、あるいは一列のみで使用することも
可能である。
【0024】図4(a)(b)は端子の他の実施形態を示すも
のであり、この端子20は基板部21の他方をほぼ90
°方向に湾曲させ、その湾曲部22に続いて湾曲方向と
は反対の方向に弾性接触部23を略J字状に屈曲形成
し、弾性接触部23の両側に保護壁24を立上げ形成し
たことを特徴としている。
【0025】弾性接触部23は、基板部21から傾斜状
に屈曲した可撓部25と、可撓部25から折り返された
折り返し部26とで構成され、自由状態において保護壁
24よりも回路基板側に突出し、弾性接触時あるいは外
部との干渉時に保護壁24の内側に進入可能である。
【0026】基板部21の一方にタブ状の電気接触部2
7、中間部に固定部28と凸部29とが形成されている
ことは前例の端子7と同様である。湾曲部22をガイド
壁8(図5)に密着させることも可能である。この端子
20によれば、幅広な弾性接触部23により、回路基板
1(図1)に対して強い接触圧力が発揮され、且つ保護
壁24で弾性接触部23が確実に保護される。端子20
は一列で配置する場合に好適である。
【0027】図5は、図3の端子7を用いた雌型のコネ
クタ2を底部側から見た斜視図であり、コネクタハウジ
ング4の基壁5の幅方向中央に略U字状に湾曲したブロ
ック状のガイド壁8が突設されると共に、ガイド壁8の
基端側において基壁5に貫通孔30が並列に形成され、
貫通孔30内に端子7の固定部16(図3)が位置して
いる。ガイド壁8はコネクタハウジング4の幅方向に延
び、先端側に円弧状の湾曲面8aを有している。貫通孔
30はガイド壁8の前後に形成されている(図5では前
側のみ示す)。貫通孔30は端子7を電気接触部15
(図3)側から圧入する場合に形成される。
【0028】端子7の弾性接触部9はガイド壁8の湾曲
面8aとはやや離間し、弾性接触部9と湾曲面8aとの
間に隙間31を存している。弾性接触部9は湾曲面8a
に沿って湾曲している。弾性接触部9がガイド壁8から
離間することで、回路基板1(図1)に対する弾性的な
接触が可能となっている。ガイド壁8に沿って端子7の
基板部14(図3)と弾性接触部9の基部(付根)側と
を密着させることで、端子7の曲げ剛性と回路基板1
(図6)に対する位置精度とが高まる。なお、弾性接触
部9をガイド壁8に密着させて使用することも可能であ
る。ガイド壁8の両側は略半円状の支持壁11に続き、
各支持壁11の外側面に短円柱状の軸部12が突設され
ている。
【0029】図6の如く、回路基板1には絶縁基板32
の表面側に複数本のプリント回路33がパターン形成さ
れ、プリント回路33の端末の接触部34が並列に位置
し、接触部34の外側に一対の長孔状のブラケット挿通
孔35,35が設けられている。すなわち、一対のブラ
ケット挿通孔35,35の間にプリント回路33の各接
触部34が位置している。
【0030】ブラケット3は好ましくは金属あるいは合
成樹脂で形成され、回路基板1の裏面に沿う水平な連結
部36と、連結部36の両側に立設された支持部37,
37(図1で符号3で示す部分)とで構成されている。
各支持部37に、雌型のコネクタ2の軸部12に対する
円形の係合孔38が設けられている。支持部37の基端
側には、回路基板1に対する前後一対の可撓性の係止爪
39,39が設けられている。係止爪39は上側の傾斜
面39aと下側の係止面39bとを有している。
【0031】雌型のコネクタ2にはコネクタ嵌合室40
内に基壁5の貫通孔30から端子7のタブ状の電気接触
部15が突出している。支持壁11の軸部12には、係
合孔38に対する下向きのガイド傾斜面12aを形成し
ておくのが好ましい。また、コネクタハウジング4の嵌
合側前端41を傾斜状に立ち上げて、相手側のコネクタ
に対する拾い部(案内部)とすることも可能である。
【0032】図7の如く回路基板1のブラケット挿通孔
35にブラケット3の支持部37が挿入され、係止爪3
9で容易に係止される。係止爪39はブラケット挿通孔
35を通過してブラケット挿通孔35の上端縁に係合す
る。一対の支持部37,37の間にプリント回路33の
端末の接触部34が位置している。各支持部37の内面
側に沿ってコネクタ2(図6)の支持壁11が挿入さ
れ、軸部12(図6)のガイド傾斜面12aが支持部3
7の先端に摺接することで、支持壁11及び/又は支持
部37が軸方向に撓んで、軸部12が係合孔38にスム
ーズに係合する。支持壁11と支持部37とは摺接する
如く近接して位置することが好ましく、それによって端
子7(図5)の弾性接触部9と回路基板1の接触部34
とが正確に位置決めされる。
【0033】図8は相手側の雄型のコネクタ43を示す
ものであり、合成樹脂製のコネクタハウジング44の後
端の両側に一対の支持壁45,45が突出形成され、各
支持壁45に短円柱状の軸部46が突設されている。コ
ネクタハウジング44の前端には前記雌型のコネクタ2
(図6)のタブ状の電気接触部15に対する挿入孔47
が設けられ、挿入孔47に続く端子収容室(図示せず)
に雌型の端子が収容され、雌型の端子は電線48に圧着
接続され、電線48は集束されて車両側のワイヤハーネ
ス49を構成している。
【0034】図9は、雄型のコネクタ43を車両56側
の機器組付穴(機器組付部)51内に回動自在に組み付
け、雌型のコネクタ2を機器52側の回路基板1に回動
自在に組み付けて、機器52を機器組付穴51内に嵌合
させる途中の状態を示すものである。両コネクタ2,4
3は傾斜して平行に位置している。雄型のコネクタ43
の軸部46は例えば機器組付穴51の側壁53の水平な
長孔54にスライド自在に係合している。雌型のコネク
タ2と回路基板1とは電気的に非接触な状態となってい
る(図1参照)。
【0035】図9の状態からさらに機器52を機器組付
穴51内に押し込むことにより、雄型のコネクタ43の
嵌合前端55が雌型のコネクタ2のコネクタ嵌合室40
内に進入し、両コネクタ2,43が相対する方向に回動
して、図10の如く機器52の押し込み完了と同時に両
コネクタ2,43が起立した状態で完全に嵌合する。こ
の状態で雌側のコネクタ2と回路基板1とが始めて電気
的に接触する(図2参照)。それにより、車両側のワイ
ヤハーネス49と機器側の回路基板1とが接続される。
【0036】なお、上記回路基板1側の雌型のコネクタ
2に代えて雄型のコネクタ(図示せず)を用いることも
可能である。その場合、端子7(図3)のタブ状の電気
接触部15に代えて例えば箱状の電気接触部(図示せ
ず)を形成し、回路基板1側の弾性接触部9はそのまま
の形状で、雄型のコネクタの基壁に雌型の端子(図示せ
ず)を一体モールド成形する。また、上記実施例におい
ては機器(組付体)52を車両(被組付体)56側に組
み付ける構造を示したが、組付体としてメータユニット
やその他の電気部品等を用いたり、被組付体として車両
以外の構造物等を用いることも可能である。
【0037】図11(a) 〜(e) 〜図12は、雄・雌コネ
クタ相互の接続を目的としたコネクタの接続構造の一実
施形態を示すものである。一方のコネクタ(例えば雌型
のコネクタ82)と回路基板との接続手段として図1〜
図7と同様の構成を用いてもよく、あるいは回路基板は
設けずに、図8のようにコネクタ81,82から電線を
導出させただけの構造としてもよい。
【0038】図11(a) の如く、雄・雌両コネクタ8
1,82は未嵌合状態において同一角度で傾斜して位置
し、両コネクタ81,82の前端83,84が対向し、
雄型(雄側)のコネクタ81の中心線M1 が雌型(雌
側)のコネクタ82の中心線M2よりも機器85(図1
2)の移動方向手前側にやや心ずれして位置している。
両コネクタ81,82の傾斜角度θ1 ,θ2 は45°で
ある。
【0039】雄型のコネクタ81の基端側はコネクタハ
ウジング86と一体の略三角形状のブラケット88を軸
部90で機器85(図12)側に回動自在に連結してい
る。軸部90は機器85と共に水平に移動する。雌型の
コネクタ82はコネクタハウジング87と一体の略三角
形状のブラケット89を軸部91でセンタクラスタ92
(図12)の機器組付穴(機器組付部)93内に回動自
在に連結している。軸部91は水平方向に不動である。
【0040】両コネクタ81,82は仮ロック手段9
4,95(図12)によって45°に傾斜した状態に保
持されている。仮ロック手段94,95は機器組付穴9
3の側壁に設けられた突起(仮ロック突起)であり、コ
ネクタ81,82に軽く接触している。仮ロック手段は
弾性片(図示せず)であっても構わない。
【0041】図11(a) において、雄型のコネクタハウ
ジング86の嵌合側前端83は雌型のコネクタハウジン
グ87の底壁96と平行に位置している。底壁96から
は雄端子97がコネクタ嵌合室98内に突設されてい
る。雌型のコネクタハウジング87の前端84は、雄型
のコネクタハウジング86の前端83を拾ってコネクタ
嵌合室98に案内するべく、傾斜状に形成されている。
この前端(傾斜部)84の傾斜角度θ3 は46°以上
(65°程度)に設定されている。
【0042】すなわち図11(a) の雌型のコネクタハウ
ジング87の傾斜状態において、上側の側壁99が長
く、下側の側壁100が短く形成されることで、前端の
傾斜部84が構成されている。また、下側の側壁100
の前端は図11(a) の状態で水平に切欠されて逃がし面
取(ガイド面取)101となっている。逃がし面取10
1の傾斜角度は45°である。
【0043】これらの構成により、図11(b) の如く、
雌型のコネクタハウジング87の上側の側壁99の前端
側の内面が雄型のコネクタハウジング86の前端側の外
面に当接して、両コネクタ81,82の初期嵌合がスム
ーズ且つ確実に行われる。これは雄・雌両コネクタ8
1,82の中心が合っていない場合でも同様である。雄
コネクタハウジング86,86の前端下側は逃がし面取
101によって雌型のコネクタハウジング87の前端8
4との干渉が防止される。図11(b) は機器85(図1
2)をやや押し込んだ時のコネクタ初期嵌合状態であ
り、雄端子97は雄型のコネクタ81側の雌端子(図示
せず)に嵌合していない。
【0044】機器85の押し込み動作に伴って、図11
(c) 〜図11(e) の如く雄・雌両コネクタ81,82が
倒立する方向(垂直方向)に嵌合していく。図11(c)
はコネクタ81,82の半嵌合状態で、端子97…(雌
端子は図示せず)は相互に初期嵌合の状態にあり、嵌合
力はこれから大きく必要になる。図11(d) は両コネク
タ81,82が半分以上嵌合した状態で、端子97…は
相互に中途嵌合の状態にあり、まだ大きな嵌合力を必要
とする。特に防水パッキン(図示せず)をコネクタ82
内に備えた場合には、図11(d) の状態で最大の嵌合力
を必要とする。図11(e) は両コネクタ81,82及び
端子97…相互の完全嵌合状態を示す。完全嵌合状態で
両コネクタ81,82は垂直に倒立して位置する。
【0045】両コネクタ81,82が低力でしかも垂直
方向に起立した状態に嵌合するから、機器85(図1
2)の挿入空間(機器組付部93)内で両コネクタ8
1,82を嵌合させることができ、コネクタ嵌合に要す
るスペースが少なくて済む。
【0046】図11のコネクタ嵌合状態は、雄型のコネ
クタ81の軸部90を水平移動させた場合でも、あるい
は雌型のコネクタ82の軸部91を水平移動させた場合
でも同様に得ることができる。すなわち、何れの軸部9
0,91を機器85側に連結させてもよい。また、雄・
雌コネクタ81,82を上下逆に配置してもよく、その
場合は雌型のコネクタ82が機器85側に配置される。
【0047】図13にコネクタの嵌合原理を示す如く、
図11(a) の状態((a) で示す)からの機器85(図1
2)の水平方向の移動ストロークL1 に対して、雄型の
コネクタ81は傾斜方向に嵌合ストロークS1 だけ移動
する。嵌合ストロークS1 は移動ストロークL1 よりも
小さいから、倍力作用すなわち大きな力で両コネクタ8
1,82を嵌合させる作用が発揮される。この倍力効果
は移動ストロークL1に対して嵌合ストロークS1 が小
さい程、顕著となる。
【0048】両コネクタ81,82が嵌合していくに従
って、移動ストロークL1 に対する嵌合ストロークL2
が小さくなり、倍力効果が高まっていく。図11(d) の
状態((d) で示す) では移動ストロークL2 に対して嵌
合ストロークS2 が極めて小さくなり、倍力効果が顕著
に発揮される。図11(c) 〜図11(e) の状態で両コネ
クタ81,82の端子97…が相互に接続され、防水パ
ッキン(図示せず)がある場合には尚更嵌合力が必要で
あるから、上記倍力効果によって多極のコネクタが小さ
な押圧力(図12の機器85の取付方向(矢印ロ方向)
の押圧力)でスムーズに且つ不完全嵌合になることなく
確実に接続される。
【0049】図14〜図15は、雌型のコネクタ82の
ブラケット89を車両のセンタークラスタ92側のブラ
ケット104に組み付ける状態を順次示すものである。
図14の如く、雌型のコネクタハウジング87の下部両
側にブラケット89が突設され、ブラケット89の内面
側に短円柱形の軸部91と仮ロック手段である半球状の
仮ロック突起107が設けられている。この仮ロック手
段は図12で示した仮ロック手段95とは異なる実施形
態ものである。
【0050】仮ロック突起105は軸部104の側方に
位置している。センタクラスタ92には、ブラケット8
9に対して一対の略三角形状のブラケット104,10
5が隣接して突設され、一方のブラケット104に、軸
部91に対する係合孔108が設けられている。仮ロッ
ク突起107は一方のブラケット104の外周縁109
に当接し、それによりコネクタ82の回動が阻止される
(仮ロックされる)。
【0051】仮ロック突起107は雄型のコネクタ81
(図12)にも設けられる。両コネクタ81,82が仮
ロック手段で傾斜した状態に保持されることで、両コネ
クタ81,82の心出し・位置合わせがスムーズ且つ確
実に行われる。
【0052】図15の如く、ブラケット89の軸部91
がブラケット104の係合孔108に回動自在に係合す
る。仮ロック突起107は両ブラケット89,104の
隙間Cよりも若干高く突出しており、仮ロックの状態か
らコネクタ82を回動方向に押圧することで、仮ロック
突起107が隙間C内に進入し、仮ロックが解除され
る。
【0053】図16は、インストルメントパネル110
側のセンタークラスタ92の機器組付穴93に、機器の
一例であるカーステレオ851 を組み付ける状態を示す
ものである。カーステレオ851 の裏面側に雄型のコネ
クタ81が図14〜図15と同様の手段によって仮ロッ
クされた状態で配置され、機器組付穴93内に図14の
雌型のコネクタ82が同様に仮ロックされた状態で配置
されている。カーステレオ851 を機器組付穴93に挿
入することで、図11の如く両コネクタ81,82が低
力で自動的に嵌合接続され、コネクタ81,82の嵌合
作業が不要となる。機器はカーステレオ851 に限ら
ず、エアコン等であってもよい。
【0054】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、両コネクタが回動しながら嵌合した際に、弾性接触
部が基板の接触部に接触し、コネクタと基板とが初めて
接続される。このように、コネクタの非接続状態におい
ては基板とコネクタとが非接続であるから、正規組付時
以外にコネクタの端子に相手側コネクタの端子が触れた
り、誤ってコネクタの端子に通電があったりした場合で
も、基板に電気が流れることがなく、例えば車両の図示
しない補機等が不意に作動したり、異常に高い電流が流
れて基板を傷めるといった不具合が確実に防止される。
また、端子の弾性接触部が基板の接触部に接触して基板
との電気的接続を行う構造であるから、従来の端子と電
線との接続構造が不要で、構造が簡素化され、コネクタ
がコンパクト化、短縮化される。それにより、コネクタ
の組付スペースが小さくて済むと共に、例えば一方のコ
ネクタ側の車両等に対する他方のコネクタ側の機器等の
組付ストロークが小さくて済む。また、基板との接続に
従来のような電線を用いないから、電線の弛みや挟み込
みがなく、電気的接続の安全性、信頼性が向上する。
【0055】また、請求項2記載の発明によれば、コネ
クタの前後に各端子を対向して配置しても、弾性接触部
同士が干渉せず、端子の高密度化とコネクタのコンパク
ト化が可能となる。また、請求項3記載の発明によれ
ば、ガイド壁によって端子の一部が支持されて姿勢が安
定し、基板の接触部に対する弾性接触部の位置精度が向
上し、確実な接続が可能となる。
【0056】また、請求項4記載の発明によれば、機器
を水平方向に機器組付部に挿入することで、その挿入力
によって両コネクタが低力でしかも垂直方向に起立した
状態に嵌合するから、機器の挿入空間(機器組付部)内
で両コネクタを嵌合させることができ、コネクタ嵌合に
要するスペースが少なくて済み、組付部側の省スペース
化が可能となる。また、請求項5記載の発明によれば、
例え雄・雌両コネクタの中心が合っていなくても、雌側
のコネクタの前端が雄側のコネクタの前端を拾って雌側
のコネクタ内に案内させるから、コネクタ嵌合がスムー
ズ且つ確実に行われる。また、請求項6記載の発明によ
れば、各コネクタが仮ロック手段で傾斜した状態に保持
されることで、両コネクタの心出し・位置合わせがスム
ーズ且つ確実に行われる。また、請求項7記載の発明に
よれば、機器を機器組付部に水平に挿入して両コネクタ
を垂直に嵌合させるコネクタの接続構造において、請求
項1〜3と同様の効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタの接続構造の一実施形態
を示す縦断面図である。
【図2】同じくコネクタの端子と回路基板とが接続され
た状態を示す縦断面図である。
【図3】端子の一実施形態を示す分解斜視図である。
【図4】(a) は端子の他の実施形態を示す斜視図、(b)
は同じく側面図である。
【図5】コネクタを底部側から見た斜視図である。
【図6】コネクタを回路基板に支持する構造を示す分解
斜視図である。
【図7】回路基板にブラケットを組み付けた状態を示す
斜視図である。
【図8】相手側のコネクタを示す斜視図である。
【図9】機器を車両に組み付ける(コネクタ嵌合前の)
状態の一実施形態を示す縦断面図である。
【図10】機器を車両に組み付けた(コネクタ嵌合)状
態を示す縦断面図である。
【図11】(a) 〜(e) は雄・雌両コネクタの接続状態を
経時的に示す縦断面図である。
【図12】機器を車両に組み付ける状態の他の実施形態
を示す縦断面図である。
【図13】機器の移動ストロークとコネクタの嵌合スト
ロークの関係を示す説明図である。
【図14】コネクタを車両側に組み付ける状態を示す分
解斜視図である。
【図15】同じくブラケットを相互に係合させた状態を
示す縦断面図である。
【図16】車両に機器を組み付ける状態を示す分解斜視
図である。
【図17】一従来例を示す分解斜視図である。
【図18】他の従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 回路基板(基板) 2,82 雌型のコネクタ 7 端子 8 ガイド壁 9 弾性接触部 34 接触部 43,81 雄型のコネクタ 51,93 機器組付穴(機器組付部) 52,85 機器 83,84 前端 94,95,107 仮ロック突起(仮ロック手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E023 AA04 AA16 AA26 BB02 BB22 CC22 DD18 DD28 EE02 EE10 GG02 GG08 GG09 HH02 HH05 HH08 HH18 HH29 5E087 EE14 FF02 FF16 HH01 HH02 MM05 PP09 QQ04 RR04 RR25 RR36

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板にコネクタが回動自在に設けられ、
    該コネクタと相手側コネクタとが回動しつつ嵌合するコ
    ネクタの接続構造において、前記コネクタの端子が前記
    基板側に突出し、該基板の接触部に対する弾性接触部を
    有し、該コネクタの非嵌合状態で該弾性接触部が該基板
    に非接触であることを特徴とするコネクタの接続構造。
  2. 【請求項2】 前記弾性接触部が前記端子の幅の半分以
    下の幅に形成され、二列の各端子の弾性接触部が回転対
    称に位置することを特徴とする請求項1記載のコネクタ
    の接続構造。
  3. 【請求項3】 前記コネクタに、前記弾性接触部に沿う
    形状のガイド壁が設けられたことを特徴とする請求項1
    又は2記載のコネクタの接続構造。
  4. 【請求項4】 雄・雌両コネクタが傾斜して対向し、且
    つ回動自在に支持され、該雄・雌両コネクタが回動しつ
    つ嵌合するコネクタの接続構造において、一方のコネク
    タが機器側に設けられ、他方のコネクタが機器組付部側
    に設けられ、該機器が該機器組付部に水平に挿入され、
    両コネクタが垂直に起立した状態に嵌合することを特徴
    とするコネクタの接続構造。
  5. 【請求項5】 前記雌側のコネクタの前端が、雄側のコ
    ネクタの前端に対して傾斜して形成されたことを特徴と
    する請求項4記載のコネクタの接続構造。
  6. 【請求項6】 前記各コネクタが嵌合前に仮ロック手段
    で傾斜した状態に保持されることを特徴とする請求項4
    又は5記載のコネクタの接続構造。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3の何れかに記載のコネクタ
    の接続構造を含むことを特徴とする請求項4〜6の何れ
    かに記載のコネクタの接続構造。
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