JP2005334443A - 帽子用刺繍枠 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型且つ軽量で、しかも刺繍対象布部分を平坦な状態で帽子を装着し易いようにすること。
【解決手段】 縫製用開口部20aとその縫製用開口部20aの外周部分において帽子本体12bを支える本体受け部20とを有する帽子受け体17と、帽子受け体17に接離可能に外嵌されて、帽子受け体17に外嵌状に装着された帽子12を外側から本体受け部20に対して押圧する帽子押え枠18とを備え、帽子受け体17は、シリンダベッドの両側に配置可能で前後方向向きで所定の高さのある1対の側壁部材21,22と、これら1対の側壁部材21,22の基端部分の上端部に形成され本体受け部20よりも所定高さ高い位置で帽子12の鍔12aを下側から受け止める鍔受け部21a,22aと、1対の側壁部材21,22に上端から切り込み状に形成されて帽子12の鍔12aを逃す為の鍔逃し部21b,22bとを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、帽子用刺繍枠に関し、特に小型の矩形状に形成した帽子枠を用いて、帽子に刺繍縫いができるようにしたものに関する。
従来、帽子用の刺繍枠を装着することで、刺繍枠に保持した帽子の刺繍部に各種の刺繍模様を施せるようにした刺繍ミシンが各種提案されるととともに、実用化されている。例えば、特開平11−200228号公報に記載の帽子枠装置は、作業用テーブル上に載置された矩形枠状の布搬送枠がX方向駆動機構とY方向駆動機構とで、X,Y方向に夫々移動可能であり、しかも、本体フレームのベッド本体部に後端を固着した支軸に、帽子枠装置のベースフレームと回動フレームが支持され、連結機構を介して布搬送枠と共に前後方向(Y方向)に移動されるとともに、回動フレームに巻き付けたワイヤを介して、布搬送枠の左右方向への移動に同期して回動駆動されるようにしてある(例えば、特許文献1参照)。
また、特開2000−334190号公報に記載の帽子用刺繍枠は、平坦な板状の枠本体と、この枠本体に回動可能に枢支された押え枠とを有し、枠本体とひさし押えとの間に帽子のひさしを挿入し、ひさし以外の帽子本体を、その刺繍縫製部分を極力平面になるように広げながら、押え枠で押えるようにし、最終的にシール式の接着芯を貼着するようにしてある(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−200228号公報 (第4〜5頁、図2〜図4) 特開2000−334190号公報 (第5〜6頁、図1、図9、図10)
前述した特許文献1に記載の帽子枠装置においては、回動フレームをワイヤで駆動するため、回動フレームを金属製で構成して剛性を持たせるようにし、しかも回動フレームやこれに装着した帽子枠を同時に回動させるときの駆動負荷やイナーシャが大きくなり、大型の駆動モータを必要とするため、帽子枠装置が大型化し、刺繍ミシンのコストが高価になるとともに、その大型の駆動モータを収納する大きな収納スペースが必要となる。特に、家庭用の刺繍ミシンに採用する場合には、安価であること、小型であることが必要条件となるため、この種の刺繍枠装置は不向きである。
更に、前述した特許文献2に記載の帽子用刺繍枠においては、帽子枠として平枠を採用し、その平枠を直交するX−Y方向に移動駆動することで、大型の回動フレームやこれにセットする大型の帽子枠等を使用しないため、帽子枠を家庭用に小型化を図ることができるが、帽子のひさしや刺繍布部を外側に引っ張りながら、特に刺繍布部を平面状に延ばす作業が複雑であり、しかも最終的にシール材を貼着しなければならず、帽子の装着作業に多大の作業時間や労力を必要とし、作業性が低下すること、等の問題がある。
請求項1に係る帽子用刺繍枠は、ミシンの刺繍枠駆動機構の駆動体に着脱可能に連結される1対の駆動用連結部を基端側に有し、刺繍対象の帽子を刺繍可能な状態に保持する為の帽子用刺繍枠において、刺繍可能領域を区画する縫製用開口部とその縫製用開口部の外周部分において帽子本体を支える本体受け部とを有する帽子受け体と、帽子受け体に接離可能に外嵌されて、帽子受け体に外嵌状に装着された帽子を外側から本体受け部に対して押圧する帽子押え枠とを備え、帽子受け体は、ミシンのシリンダベッドの両側に配置可能でシリンダベッドの伸長方向と平行で所定の高さのある1対の側壁部材と、これら1対の側壁部材の基端部分の上端部に形成され本体受け部よりも所定高さ高い位置で帽子の鍔を下側から受け止める鍔受け部と、1対の側壁部材に上端から切り込み状に形成されて帽子の鍔を逃す為の鍔逃し部とを有するものである。
請求項2に係る帽子用刺繍枠は、請求項1の発明において、前記縫製用開口部が矩形状に形成され、帽子受け体は、1対の側壁部材と平行でこれら側壁部材の上端部に形成された1対の縦向き受け部とこれら縦向き受け部と直交状の1対の横断受け部とを有するものである。
請求項3に係る帽子用刺繍枠は、請求項1又は2の発明において、前記1対の側壁部材の基端部分の下端部を連結する連結部材を有するものである。
請求項4に係る帽子用刺繍枠は、請求項1〜3の何れかの発明において、前記側壁部材に形成された鍔逃し部に連続させて、帽子の汗取り部を係止する汗取り係止部を形成したものである。
請求項5に係る帽子用刺繍枠は、請求項1〜4の何れかの発明において、前記縦向き受け部の近傍部に、帽子押え枠が帽子本体を挟んで係合する係合突条を設け、この係合突条の一部に帽子押え枠を上側から係止する突起部を設けたものである。
請求項6に係る帽子用刺繍枠は、請求項1〜5の何れかの発明において、前記帽子押え枠は、1対の側壁部材にそれと直交する軸心回りに回動自在に枢着された1対の保持レバーと、これら1対の保持レバーに横断状に架着されて基端側の横断受け部に帽子本体を押える押え部材と、1対の保持レバーの先端部に夫々付設されて先端側の横断受け部に帽子本体を押える1対の分割押え部材と、これら1対の分割押え部材の対向端部同士をネジ締め可能な締結部とを有するものである。
請求項7に係る帽子用刺繍枠は、請求項5又は6の発明において、前記保持レバーは、係合突条に係合可能な係合枠部を有するものである。
請求項8に係る帽子用刺繍枠は、請求項5〜7の何れかの発明において、前記保持レバーは、帽子の鍔を外側に迂回する迂回部を有するものである。
請求項9に係る帽子用刺繍枠は、請求項5〜8の何れかの発明において、前記保持レバーのうちの側壁部材に枢支される枢支軸部を、その軸心方向へ可動に支持する枢支部を側壁部材に形成し、枢支軸部を帽子用刺繍枠の幅方向中心側へ弾性付勢する付勢部材を設けたものである。
請求項10に係る帽子用刺繍枠は、請求項9の発明において、前記枢支軸部をその軸心方向と直交する方向であってシリンダベッドの伸長方向と平行な方向へ揺動可能に支持するテーパー状軸受けを前記枢支部に形成したものである。
請求項11に係る帽子用刺繍枠は、ミシンの刺繍枠駆動機構の駆動体に着脱可能に連結され、刺繍対象の帽子を刺繍可能な状態に保持する為の帽子用刺繍枠において、ミシンのシリンダベッドの上面と平行な平面状の刺繍可能領域を区画する縫製用開口部とその縫製用開口部の外周部分において帽子本体を支える本体受け部とを有する帽子受け体と、帽子用刺繍枠の基端側に設けられミシンの駆動体に着脱可能に連結される駆動用連結部であって、水平方向に関してシリンダベッドの幅寸法より広い間隔を有して離間した1対の駆動用連結部とを備え、離間した1対の駆動用連結部は帽子用刺繍枠の基端側より縫製用開口部とは離間する方向へ所定長さ延出する形状に形成されるとともに、駆動用連結部を駆動体に装着する際に帽子用刺繍枠に保持した帽子の鍔を交わす為に上下方向に揺動可能な装着用開口が1対の駆動用連結部間に形成されているものである。
請求項12に係る帽子用刺繍枠は、請求項11の発明において、前記装着用開口は、シリンダベッドの伸長方向に所定の長さを有するとともに、伸長方向と直交する方向に所定幅を有するものである。
請求項13に係る帽子用刺繍枠は、請求項1〜3、11又は12の発明において、前記1対の駆動用連結部を一体的に連結し且つ帽子の鍔を支える鍔支えを備え、この鍔支えが帽子の鍔の傾斜に合わせて傾斜形状を成すものである。
請求項1の発明によれば、ミシンの刺繍枠駆動機構の駆動体に着脱可能に連結される1対の駆動用連結部を基端側に有し、刺繍対象の帽子を刺繍可能な状態に保持する為の帽子用刺繍枠において、縫製用開口部と本体受け部とを有する帽子受け体と、帽子押え枠とを備え、帽子受け体は、1対の側壁部材と、鍔受け部と、鍔逃し部とを有するので、鍔を有する帽子を帽子用刺繍枠に刺繍可能に保持させるに際して、鍔を鍔受け部により本体受け部よりも高い位置で受け止め、しかも両側壁部材に切り込み状に形成された鍔逃し部で鍔を逃がすことにより、鍔を傾斜させて立体的に保持できるため、帽子本体の刺繍対象布部分を、帽子受け体の本体受け部に対して平坦に且つ展張し易くなる。
しかも、本体受け部は、1対の側壁部材の高さだけ高くなっているため、ユーザーは両手を使って、刺繍対象布部分が平坦状に張るように、本体受け部の回りの帽子本体を下側に強く引っ張ることができ、帽子本体の引っ張り作業の作業性が改善される。更に、帽子用刺繍枠は帽子受け体と帽子押え枠とを有するだけなので、帽子用刺繍枠の小型化且つ軽量化を図ることができる。
請求項2の発明によれば、前記縫製用開口部が矩形状に形成され、帽子受け体は、1対の側壁部材と平行でこれら側壁部材の上端部に形成された1対の縦向き受け部とこれら縦向き受け部と直交状の1対の横断受け部とを有するので、1対の縦向き受け部と1対の横断受け部とからなる矩形枠で帽子の帽子本体を支えることができ、しかも矩形枠の内側に形成された縫製用開口部において刺繍縫いすることができる。その他請求項1と同様の効果を奏する。
請求項3の発明によれば、前記1対の側壁部材の基端部分の下端部を連結する連結部材を有するので、連結部材により1対の側壁部材を対向状に連結保持でき、本体受け部の高さ位置を確実に維持することができる。その他請求項1又は2と同様の効果を奏する。
請求項4の発明によれば、前記側壁部材に形成された鍔逃し部に連続させて、帽子の汗取り部を係止する汗取り係止部を形成したので、帽子本体を帽子受け体に保持させた場合、汗取り部を縫製用開口部から離すようにして、汗取り係止部に係止させることができる為、汗取り部に対する刺繍縫いを確実に防止することができる。その他請求項1〜3の何れかと同様の効果を奏する。
請求項5の発明によれば、前記縦向き受け部の近傍部に、帽子押え枠が帽子本体を挟んで係合する係合突条を設け、この係合突条の一部に帽子押え枠を上側から係止する突起部を設けたので、その係合突条と帽子押え枠とで帽子本体を挟んでクランプ保持することができる。その他請求項1〜4の何れかと同様の効果を奏する。
請求項6の発明によれば、前記帽子押え枠は、1対の側壁部材にそれと直交する軸心回りに回動自在に枢着された1対の保持レバーと、これら1対の保持レバーに横断状に架着されて基端側の横断受け部に帽子本体を押える押え部材と、1対の保持レバーの先端部に夫々付設されて先端側の横断受け部に帽子本体を押える1対の分割押え部材と、これら1対の分割押え部材の対向端部同士をネジ締め可能な締結部とを有するので、帽子の帽子用刺繍枠への装着に際して、1対の保持レバーを上方に揺動させて開放してから下降させた場合、押え部材で帽子本体が横断受け部に押えられ、1対の分割押え部材により先端側の横断受け部に帽子本体が押えられ、最終的に、締結部を介して1対の分割押え部材の対向端部同士を止めネジにより強く締結することができる。その他請求項1〜5の何れかと同様の効果を奏する。
請求項7の発明によれば、前記保持レバーは、係合突条に係合可能な係合枠部を有するので、帽子本体を本体受け部に保持させる際に、保持レバーの係合枠部を介して係合突条に確実に係合させることができ、帽子の保持機能を充分に発揮させることができる。その他請求項5又は6と同様の効果を奏する。
請求項8の発明によれば、前記保持レバーは、帽子の鍔を外側に迂回する迂回部を有するので、帽子の鍔の大きさに関係なく、迂回部で鍔を迂回させて、係合枠部で帽子本体を帽子受け体に外嵌状に装着することができる。その他請求項5〜7の何れかと同様の効果を奏する。
請求項9の発明によれば、前記保持レバーのうちの側壁部材に枢支される枢支軸部を、その軸心方向へ可動に支持する枢支部を側壁部材に形成し、枢支軸部を帽子用刺繍枠の幅方向中心側へ弾性付勢する付勢部材を設けたので、1対の保持レバーの係合枠部を係合突条や突起部を乗り越えて係合させる場合に、係合枠部が付勢部材の付勢力に抗して帽子用刺繍枠の幅方向外側へ移動でき、しかも係合枠部を係合突条や突起部を乗り越えたときには、付勢部材の付勢力により、係合枠部を係合突条に確実に係合させることができる。その他請求項5〜8の何れかと同様の効果を奏する。
請求項10の発明によれば、前記枢支軸部をその軸心方向と直交する方向であってシリンダベッドの伸長方向と平行な方向へ揺動可能に支持するテーパー状軸受けを前記枢支部に形成したので、1対の保持レバーの係合枠部が係合突条や突起部を乗り越えて係合する際に、枢支部に形成されたテーパー状軸受けを介して、保持レバーの分割押え部材側が枢支軸部を揺動支点として、帽子用刺繍枠の幅方向外側へ大きく開くことができ、係合枠部を係合突条や突起部に容易に係合させることができる。その他請求項9と同様の効果を奏する。
請求項11の発明によれば、ミシンの刺繍枠駆動機構の駆動体に着脱可能に連結され、刺繍対象の帽子を刺繍可能な状態に保持する為の帽子用刺繍枠において、縫製用開口部と本体受け部とを有する帽子受け体と、1対の駆動用連結部とを備え、離間した1対の駆動用連結部は帽子用刺繍枠の基端側より縫製用開口部とは離間する方向へ所定長さ延出する形状に形成されるとともに、駆動用連結部を駆動体に装着する際に帽子用刺繍枠に保持した帽子の鍔を交わす為に上下方向に揺動可能な装着用開口が1対の駆動用連結部間に形成されているので、帽子を保持した帽子用刺繍枠をミシンに装着する場合には、先ず、帽子用刺繍枠の基端側に延出した1対の駆動用連結部をシリンダベッドの両側に配置でき、この状態で1対の駆動用連結部間の装着用開口を介して、帽子用刺繍枠を、左右に回転させることなく、上下方向に揺動させながら、鍔を縫針や布押えの隙間を通すようにして簡単に交わすことができ、1対の駆動用連結部と刺繍枠駆動機構の駆動体との連結を可能にすることができる。
請求項12の発明によれば、前記装着用開口は、シリンダベッドの伸長方向に所定の長さを有するとともに、伸長方向と直交する方向幅を有するので、帽子を保持した帽子用刺繍枠をミシンに装着する際に、装着用開口を介して、1対の駆動用連結部がシリンダベッドに何ら干渉することなく、鍔の帽子本体に対する傾斜の大きさに応じて、適宜上下方向に揺動させることができる。その他請求項11と同様の効果を奏する。
請求項13の発明によれば、前記1対の駆動用連結部を一体的に連結し且つ帽子の鍔を支える鍔支えを備え、この鍔支えが帽子の鍔の傾斜に合わせて傾斜形状を成すので、1対の駆動用連結部は鍔支えにより一体的に連結されて所定の間隔に保持され、しかも帽子を帽子用刺繍枠に装着した際に、鍔の帽子本体に対する傾斜状態を維持しつつ、鍔の左右方向中央部を下側から傾斜状に支持することができる。その他請求項1〜3、11又は12と同様の効果を奏する。
本実施形態における帽子用刺繍枠は、鍔付き帽子を、その鍔を帽子枠からはみ出すように立体的にセットできるようにし、刺繍模様の縫いズレを防止し、帽子の帽子用刺繍枠への装着を簡単化できるようにしてある。
先ず、刺繍ミシン1について簡単に説明すると、図1に示すように、作業テーブル10等に載置され、水平なベース部2と、このベース部2の後端部分に上下方向に立設された脚柱部3と、この脚柱部3から前方へ水平に延びるシリンダベッド4と、脚柱部3の上端部から前方へ延びるアーム部5とを備えている。ここで、シリンダベッド4の長さ方向を前後方向とし、前方を先端部、後方を基端部とする。
アーム部5には、図示しないが、ミシンモータで駆動される主軸、針棒6を介して縫針7を上下動させる針棒駆動機構、天秤駆動機構、押え足8を上下動させる押え足駆動機構、等が設けられている。シリンダベッド4内には、図示を省略するが、縫針7との協働により縫目を形成する糸輪捕捉器、縫製終了時に上糸と下糸を切断する糸切り機構等が設けられている。また、脚柱部3には、作業者の手動操作により主軸を回転させて縫針7を上下動させるためのハンドプーリ9が設けられている。
次に、刺繍枠駆動機構の駆動体11に装着して、刺繍対象の鍔付き帽子12(以下、単に帽子という)を刺繍可能な状態に保持する為の帽子用刺繍枠15について説明する。但し、帽子12の鍔12a以外の布部分を帽子本体12bという。また、帽子用刺繍枠15は、その駆動用連結部16を刺繍枠駆動機構の駆動体11に装着して、駆動体11により、平枠と同様に、前後方向と左右方向に平面的に移動駆動されるものとする。
図2、図3、図5に示すように、帽子用刺繍枠15は基端部に左右1対の金属製からなる駆動用連結部16を有し、合成樹脂製の帽子受け体17と、この帽子受け体17に接離可能に外嵌されて帽子12を外側から押圧保持する帽子押え枠18等を備えている。
先ず、帽子受け体17について説明すると、帽子本体12bを支える本体受け部20と、これに一体形成された左右1対の側壁部材21,22とを有している。本体受け部20は、平面状の縫製可能領域を区画するように略正方形からなる矩形状の縫製用開口部20aが中央部に形成され、その縫製用開口部20aの矩形枠状の外周部分において、1対の側壁部材21,22と平行でこれら側壁部材21,22の上端部に夫々形成された1対の縦向き受け部20b,20cと、これら縦向き受け部20b,20cと直交状の1対の横断受け部20d,20eとを有する。
縦向き受け部20b,20cの直ぐ下側近傍部には、後述する帽子押え枠18が帽子本体12bを挟んで係合する係合突条20f,20gが前後方向向きに夫々設けられるとともに、各係合突条20f,20gの後端部に、帽子押え枠18の係合枠部を上側から係止する突起部20h,20iが夫々設けられている。
左右1対の側壁部材21,22は前後方向(シリンダベッド4の伸長方向と平行)向きで、帽子用刺繍枠15を刺繍ミシン1に装着した場合、シリンダベッド4の両側に配置され、基端部分の下端部が連結部材23で連結され、しかも所定の高さを有している。
これら1対の側壁部材21,22の基端部分の上端部に、本体受け部20よりも所定高さ高い位置で帽子12の鍔12aを下側から受け止める鍔受け部21a,22aが夫々形成されるとともに、上端から切り込み状に形成されて帽子12の鍔12aを逃す為の鍔逃し部21b,22bと、帽子12の汗取り部12cを係止する為の汗取り係止部21c,22cとが階段状に夫々形成されている。
ところで、1対の駆動用連結部16は、シリンダベッド4の幅寸法よりも若干大きい寸法を空けて平行に固着されており、これら駆動用連結部16の前端部は、平面視略U字状の鍔支え16aで連結されて一体形成されている。但し、この鍔支え16aは、図2、図5に示すように、前方が下方に傾いた傾斜状に形成され、帽子12を装着した際に、鍔12aの左右方向中央部を下側から傾斜状に支持できるようになっている。それ故、これら1対の駆動用連結部16の間に、所定長さと所定幅を有する装着用開口16bが形成されている。
次に、帽子押え枠18について、図2〜図5に基づいて説明する。
帽子押え枠18は、パイプ状で金属製からなる左右1対の保持レバー25,26と、これら保持レバー25,26に前側で連結さた押え部材27と、保持レバー25,26に後側で連結された左右1 対の分割押え部材28,29等を有している。1対の保持レバー25,26の前側には、帽子12の鍔12aを左右方向にコ字状に拡大して外側に迂回する迂回部25a,26aが夫々一体形成され、その迂回部25a,26aの前側に連続して直線状の係合枠部25b,26bが一体的に形成され、各保持レバー25,26はその基端部の枢支軸部25c,26cで、側壁部材21,22の前端部に形成した枢支部21d,22dに、側壁部材21,22と直交する軸心回りに回動可能に枢着されている。
図2,図7に示すように、所定幅を有する補強リブ21e,22eが、側壁部材21,22の外面の下端部に沿って後方に伸び且つ枢支部21d,22dまで立ち上がるように、つまり側面視略L字状に形成され、各枢支部21d,22dにおいて、補強リブ21e,22e内に外方ほど軸径が拡大するテーパー状軸受け21f,22fが夫々形成されている。
各保持レバー25,26の枢支軸部25c,26cがそのテーパー状軸受け21f,22fを挿通され、その端部及び近傍部に係止リング30,31が夫々固着され、側壁部材21,22と端部側の係止リング31との間に圧縮コイルバネ32(これが付勢部材に相当する)が夫々嵌め込まれている。それ故、各枢支軸部25c,26cが帽子用刺繍枠15の幅方向(左右方向)中心側へ弾性付勢されている。
迂回部25a,26aと係合枠部25b,26bを接続する直角に曲げ形成された接続部25d,26dに対応するように、左右方向向きの押え部材27が設けられている。この押え部材27の左右両端部には、上向きの二股部27a,27bが夫々形成されるとともに、その二股部27a,27bよりも幅方向中心側に、左右方向に長い長穴27c,27d(図4参照)が夫々形成されている。そこで、各接続部25d,26dが対応する長穴27c,27dに嵌め込まれ、迂回部25a,26aの接続部25d,26dに近い部位が二股部27a,27bに上側から夫々嵌め込まれている。
更に、各接続部25d,26dにおいて、迂回部25a,26aの接続部25d,26dに近い部位に巻装されたコイルバネ33,34の一端が係合枠部25b,26bに夫々下側から係合し、コイルバネ33,34の他端が押え部材27の手前側から夫々係合している。その為、押え部材27は左右1対のコイルバネ33,34の付勢力により、前側横断受け部20dに対して上側から押圧付勢されている。
次に、1対の保持レバー25,26の先端部には、先端側である後側横断受け部20eに帽子本体12bを押える分割押え部材28,29が夫々付設されている。これら左右両分割押え部材28,29の先端部には、これら1対の分割押え部材28,29の対向端部同士をネジ締め可能な締結部28a,29aが夫々形成されている。そこで、左側締結部29a内にナットを固着し、長いネジ部を有する止めネジ35を締め込むことで、これら締結部28a,29a及び1対の分割押え部材28,29を介して、係合枠部25b,26bを縦向き受け部20b,20cの係合突条20f,20gの下側に、外側から押圧保持できるようになっている。
次に、このように構成された帽子用刺繍枠15の作用及び効果について説明する。
先ず、帽子用刺繍枠15をテーブル10上に載置し、止めネジ35を緩めて、左右両分割押え部材28,29を夫々左右に広げてから、図5に2点鎖線で示すように、帽子押え枠18を枢支軸部25c,26cを介して上方に揺動させて本体受け部20から開放する。その状態で、鍔12aを押え部材27と前側横断受け部20eの間を通して基端部側に突き出す。このとき、鍔受け部21a,22aで鍔12aを下側から夫々受けるとともに、汗取り部12cを鍔12a側に返して汗取り係止部21c,22cに夫々引っかけ、更に、鍔12aの両サイドを夫々鍔逃し部21b,22bに当接させる。
この状態において、鍔12aの両サイドが一段低い鍔逃し部21b,22bに当接するとともに、鍔12aの下側が1対の鍔受け部21a,22aと鍔支え16aで支持されるため、鍔12aは傾斜状に保持されるようになり、帽子本体12bの刺繍対象布部分12dが縫製用開口部20aの上側に対応している。
このように、鍔受け部21a,22aにより本体受け部20よりも一段高い位置で帽子12の鍔12aを下側から受け、しかも鍔12aの左右方向中央部を鍔支え16aで支持し、更に傾斜状の鍔12aの両サイドが切り込み状に低い位置に形成された鍔逃し部21b,22bに当接するため、鍔12aを帽子専用枠と同様に、傾斜させて立体的に保持でき、刺繍対象布部分12dを平坦に展張し易くなる。
この状態で、帽子押え枠18を下側に下降させる。その下降の開始時に、係合枠部25b,26bの基端部側が係合突条20f,20gの後端部に係合する際に、外側に広げられる。この場合、図3に示すように、保持レバー25,26が枢支軸部25c,26cの圧縮コイルバネ32のバネ力に抗して外側に移動できるとともに、係合枠部25b,26bが押え部材27の長穴27c,27dやテーパー状軸受け21f,22fを介して、各保持レバー25,26が枢支部21d,22dを支点として、外側に広げることができるため、係合枠部25b,26bが係合突条20f,20gを容易に乗り越えることができる。
このように、係合枠部25b,26bが係合突条20f,20gを下側に乗り越えたときには、圧縮コイルバネ32のバネ力により、各保持レバー25,26は幅方向内側に付勢され、係合突条20f,20gとで、帽子本体12bを保持可能である。また、押え部材27は コイルバネ33,34の付勢力により、刺繍対象布部分12dの後端側を前側横断受け部20dに対して上側から押圧付勢する。この状態で、ユーザーは止めネジ35を軽く締め込んでから、両手を使って、刺繍対象布部分12dが平坦状に張るように、本体受け部20の回りの帽子本体12bを下側に強く引っ張る。
このとき、本体受け部20は側壁部材21,22の高さだけテーブル10から高くなっているため、帽子本体12bの引っ張り作業がし易くなっている。ここで、帽子本体12bの引っ張り作業を行っても、係合枠部25b,26bが突起部20h,20iで係止されているため、保持レバー25,26が係合突条20f,20gを乗り越えて外れることはない。
このように、刺繍対象布部分12dを平坦状に張った後、最終的に、止めネジ35を強く締め込む。このようにして、図8,図9に示すように、刺繍対象布部分12dを展張状態にクランプ保持した状態で、つまり帽子押え枠18により帽子12を帽子受け体17に外嵌状に容易に帽子用刺繍枠15に装着することができる。
次に、帽子用刺繍枠15の刺繍ミシン1への取り付けに際して、ユーザーは、図10に示すように、1対の駆動用連結部16をシリンダベッド4の両側に位置するように、しかも鍔12aを水平にするようにして帽子用刺繍枠15を傾斜状に持つ。このとき、駆動用連結部16の間に形成された装着用開口16bを介して、帽子用刺繍枠15の姿勢を上下に揺動させることが可能である。そのため、駆動用連結部16や帽子用刺繍枠15がシリンダベッド4、更には縫針7や押え足8に何ら干渉することはない。
次に、この傾斜姿勢を保持しながら帽子用刺繍枠15を奥側に移動させながら、縫針7や押え足8を交わしてから、帽子用刺繍枠15を水平な姿勢に変え、図1に示すように、各駆動用連結部16を対応する刺繍枠駆動機構の駆動体11に連結する。その後、予め選択した刺繍模様により、刺繍対象布部分12dに刺繍縫いが施される。このとき、汗取り部12cが汗取り係止部21c,22cにより逃がされている為、汗取り部12cに刺繍縫いされることはない。
このように、刺繍可能領域を区画する縫製用開口部20aとその縫製用開口部20aの外周部分において帽子本体12bを支える本体受け部20とを有する帽子受け体17と、帽子受け体17に接離可能に外嵌されて、帽子受け体17に外嵌状に装着された帽子12を外側から本体受け部20に対して押圧する帽子押え枠18とを備え、帽子受け体17は、シリンダベッド4の両側に配置可能で前後方向向きで所定の高さのある1対の側壁部材21,22と、これら1対の側壁部材21,22の基端部分の上端部に形成され本体受け部20よりも所定高さ高い位置で帽子12の鍔12aを下側から受け止める鍔受け部21a,22aと、1対の側壁部材21,22に上端から切り込み状に形成されて帽子12の鍔12aを逃す為の鍔逃し部21b,22bとを有するので、鍔12aを有する帽子12を帽子用刺繍枠15に刺繍可能に保持させるに際して、鍔12aを鍔受け部21a,22aにより本体受け部20よりも高い位置で受け止め、しかも両側壁部材21,22に切り込み状に形成された鍔逃し部21b,22bで鍔12aを逃がすことにより、鍔12aを傾斜させて立体的に保持でき、帽子本体12bの刺繍対象布部分12dを、帽子受け体17の本体受け部20に対して平坦に展張し易くなる。
しかも、本体受け部20は、1対の側壁部材21,22の高さだけ高くなっているため、ユーザーは両手を使って、刺繍対象布部分12dが平坦状に張るように、本体受け部20の回りの帽子本体12bを下側に強く引っ張ることができ、帽子本体12bの引っ張り作業の作業性が改善される。更に、帽子用刺繍枠15は帽子受け体17と帽子押え枠18とを有するだけなので、帽子用刺繍枠15の小型化且つ軽量化を図ることができる。
更に、縫製用開口部20aと本体受け部20とを有する帽子受け体17と、1対の駆動用連結部16とを備え、離間した1対の駆動用連結部16は帽子用刺繍枠15の基端側より縫製用開口部20aとは離間する方向へ所定長さ延出する形状に形成されるとともに、駆動用連結部16を駆動体11に装着する際に帽子用刺繍枠15に保持した帽子12の鍔12aを交わす為に上下方向に揺動可能な装着用開口16bが1対の駆動用連結部16間に形成されているので、帽子12を保持した帽子用刺繍枠15を刺繍ミシン1に装着する場合には、先ず、帽子用刺繍枠15の基端側に延出した1対の駆動用連結部16をシリンダベッド4の両側に配置でき、この状態で1対の駆動用連結部16間の装着用開口16bを介して、帽子用刺繍枠15を、左右に回転させることなく、上下方向に揺動させながら、鍔12aを縫針7や布押え8の隙間を通すようにして簡単に交わすことができ、1対の駆動用連結部16と刺繍枠駆動機構の駆動体11との連結を可能にすることができる。
次に、前記実施の形態の変更形態について説明する。
1〕図2に2点鎖線で図示するように、左右1対の保持レバー25,26は、接続部25d,26dの直ぐ外側で下方に曲げ且つ側壁部材21,22側に曲げて側壁部材21,22に枢支させるようにしてもよい。この場合には、保持レバー25,26の迂回部25a,26aを小型化することができる。
2〕汗取り係止部21c,22cは、鍔逃し部21b,22bと同じ高さに構成されたものでもよい。
3〕帽子12の布地の厚さや布地の硬さ、或いは大きさにより、保持レバー25,26や押え部材27を太くする等、帽子12の布地に合わせた帽子用刺繍枠15を準備するようにしてもよい。
4〕本発明は以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、当業者でれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態に種々の変更を付加して実施することができ、本発明はそれらの変更形態をも包含するものである。
本発明の実施例に係る帽子用刺繍枠を装着した刺繍ミシンの側面図である。 帽子用刺繍枠の斜視図である。 帽子用刺繍枠の平面図である。 図2のD−D線縦断正面図である。 帽子用刺繍枠の側面図である。 帽子用刺繍枠の要部縦断側面図である。 図6のG−G線横断平面図である。 帽子を装着した図5相当図である。 帽子を装着した図3相当図である。 帽子を装着状態の図1相当図である。
符号の説明
1 刺繍ミシン
12 帽子
12a 鍔
12b 帽子本体
15 帽子用刺繍枠
16 駆動用連結部
16a 鍔支え
17 帽子受け体
18 帽子押え枠
20 本体受け部
20a 縫製用開口部
20b 右側縦向き受け部
20c 左側縦向き受け部
20d 前側横断受け部
20e 後側横断受け部
20f,20g 係合突条
20h,20i 突起部
21,22 側壁部材
21a,22a 鍔受け部
21b,22b 鍔逃し部
21d,22d 枢支部
21c,22c 汗取り係止部
23 連結部材
25,26 保持レバー
25a,26a 迂回部
25b,26b 係合枠部
25c,26c 枢支軸部
27 押え部材
28,29 分割押え部材
28a,29a 締結部
32 圧縮コイルバネ
33,34 圧縮コイルバネ

Claims (13)

  1. ミシンの刺繍枠駆動機構の駆動体に着脱可能に連結される1対の駆動用連結部を基端側に有し、刺繍対象の帽子を刺繍可能な状態に保持する為の帽子用刺繍枠において、
    刺繍可能領域を区画する縫製用開口部とその縫製用開口部の外周部分において帽子本体を支える本体受け部とを有する帽子受け体と、
    前記帽子受け体に接離可能に外嵌されて、前記帽子受け体に外嵌状に装着された帽子を外側から前記本体受け部に対して押圧する帽子押え枠とを備え、
    前記帽子受け体は、
    ミシンのシリンダベッドの両側に配置可能でシリンダベッドの伸長方向と平行で所定の高さのある1対の側壁部材と、
    これら1対の側壁部材の基端部分の上端部に形成され前記本体受け部よりも所定高さ高い位置で帽子の鍔を下側から受け止める鍔受け部と、
    1対の側壁部材に上端から切り込み状に形成されて帽子の鍔を逃す為の鍔逃し部と、
    を有することを特徴とする帽子用刺繍枠。
  2. 前記縫製用開口部が矩形状に形成され、前記帽子受け体は、前記1対の側壁部材と平行でこれら側壁部材の上端部に形成された1対の縦向き受け部とこれら縦向き受け部と直交状の1対の横断受け部とを有することを特徴とする請求項1に記載の帽子用刺繍枠。
  3. 前記1対の側壁部材の基端部分の下端部を連結する連結部材を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の帽子用刺繍枠。
  4. 前記側壁部材に形成された前記鍔逃し部に連続させて、帽子の汗取り部を係止する汗取り係止部を形成したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の帽子用刺繍枠。
  5. 前記縦向き受け部の近傍部に、前記帽子押え枠が帽子本体を挟んで係合する係合突条を設け、この係合突条の一部に前記帽子押え枠を上側から係止する突起部を設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の帽子用刺繍枠。
  6. 前記帽子押え枠は、前記1対の側壁部材にそれと直交する軸心回りに回動自在に枢着された1対の保持レバーと、これら1対の保持レバーに横断状に架着されて基端側の前記横断受け部に帽子本体を押える押え部材と、1対の保持レバーの先端部に夫々付設されて先端側の前記横断受け部に帽子本体を押える1対の分割押え部材と、これら1対の分割押え部材の対向端部同士をネジ締め可能な締結部とを有することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の帽子用刺繍枠。
  7. 前記保持レバーは、前記係合突条に係合可能な係合枠部を有することを特徴とする請求項5又は6に記載の帽子用刺繍枠。
  8. 前記保持レバーは、帽子の鍔を外側に迂回する迂回部を有することを特徴とする請求項5〜7の何れかに記載の帽子用刺繍枠。
  9. 前記保持レバーのうちの前記側壁部材に枢支される枢支軸部を、その軸心方向へ可動に支持する枢支部を側壁部材に形成し、前記枢支軸部を帽子用刺繍枠の幅方向中心側へ弾性付勢する付勢部材を設けたことを特徴とする請求項5〜8の何れかに記載の帽子用刺繍枠。
  10. 前記枢支軸部をその軸心方向と直交する方向であって前記シリンダベッドの伸長方向と平行な方向へ揺動可能に支持するテーパー状軸受けを前記枢支部に形成したことを特徴とする請求項9に記載の帽子用刺繍枠。
  11. ミシンの刺繍枠駆動機構の駆動体に着脱可能に連結され、刺繍対象の帽子を刺繍可能な状態に保持する為の帽子用刺繍枠において、
    前記ミシンのシリンダベッドの上面と平行な平面状の刺繍可能領域を区画する縫製用開口部とその縫製用開口部の外周部分において帽子本体を支える本体受け部とを有する帽子受け体と、前記帽子用刺繍枠の基端側に設けられ前記ミシンの駆動体に着脱可能に連結される駆動用連結部であって、水平方向に関して前記シリンダベッドの幅寸法より広い間隔を有して離間した1対の駆動用連結部とを備え、
    前記離間した1対の駆動用連結部は帽子用刺繍枠の前記基端側より前記縫製用開口部とは離間する方向へ所定長さ延出する形状に形成されるとともに、前記駆動用連結部を前記駆動体に装着する際に帽子用刺繍枠に保持した帽子の鍔を交わす為に上下方向に揺動可能な装着用開口が前記1対の駆動用連結部間に形成されていることを特徴とする帽子用刺繍枠。
  12. 前記装着用開口は、前記シリンダベッドの伸長方向に所定の長さを有するとともに、前記伸長方向と直交する方向に所定幅を有することを特徴とする請求項11に記載の帽子用刺繍枠。
  13. 前記1対の駆動用連結部を一体的に連結し且つ帽子の鍔を支える鍔支えを備え、この鍔支えが帽子の鍔の傾斜に合わせて傾斜形状を成すことを特徴とする請求項1〜3、11又は12に記載の帽子用刺繍枠。
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