JP2003326034A - 二重環縫い帯状縫製物作りミシンにおける補助押え装置 - Google Patents

二重環縫い帯状縫製物作りミシンにおける補助押え装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 布セット時に非押え作用状態に簡単に切換え
れるものでありながら、布押えの振動が伝達されること
に起因する機能低下や騒音発生等の不具合を防止し、し
かも、縫製状況等を容易に視認できるようにする。 【解決手段】 縫製部の布押えと独立して設けられた補
助押え22,24が、シャフト17の正逆回転に伴い押
え作用状態と非押え作用状態とに切換え可能に構成され
ている。シャフト17の端部には、これを回転操作する
ためのレバー29が起立傾倒可能に枢支され、このレバ
ー29によりシャフト17を補助押え22,24が非押
え作用状態に切換えられるまで回転操作した後、レバー
29を起立姿勢から傾倒させた時、レバー29の一部2
9aに係合して補助押え22,24を非押え作用状態に
固定保持可能な被係合用細幅溝32が固定ブラケット1
5に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてベルトル
ープの縫製に用いられる二重環縫い帯状縫製物作りミシ
ンにおける補助押え装置に関する。詳しくは、針及び布
押え、ルーパなど縫いを構成する部品からなる縫製部よ
りも縫製進行方向の手前部に、帯状布の左右両縁部を切
断して所定仕上がり幅の帯状布を作製するメス機構と、
その帯状布の上記縫製部への送り込みを案内するガイド
と、帯状布をガイドの上面に弾性的に押圧する補助押え
とが具備されている二重環縫い帯状縫製物作りミシンに
おける補助押え装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の二重環縫いミシンが縫製対象と
する帯状縫製物の代表例としては、図9に示すように、
ズボンJのウェスト部W周りにベルトを通すために適当
な間隔を置いてループ状に縫い付けられるベルトループ
BLが挙げられる。このベルトループBLは、図10に
示すように、メス機構により所定幅に切断された帯状布
Cの幅方向両端部分を下側に折り込み、その両端折込み
部を針糸nyとルーパ糸lyとで縫い付けることにより
製品化されるものである。
【0003】ところで、上述したベルトループBLのよ
うな帯状縫製物を所定の仕上がり幅に切断するためのメ
ス機構は、所定の縫いを形成する針及び布押え等からな
る縫製部よりも縫製進行方向の手前部に設置して用いら
れることから、一般に前メスと呼ばれている。この前メ
ス(メス機構)を備えた二重環縫い帯状縫製物作りミシ
ンでは、前メスによる帯状布の切断及び切断後の帯状布
の縫製部への送り込み案内を確実かつ安定良く行なうた
めに、帯状布をガイドの上面に弾性的に押圧する補助押
えが設けられている。この補助押えは縫製部における布
押えと同様に、帯状布をセットする際、ガイド上面より
も上方に持上げ離間された非押え作用状態に切換え可能
に構成されていることが必要である。
【0004】従来の二重環縫い帯状縫製物作りミシンに
おいては、図11に示すように、補助押え足50を支持
する支持部材51と縫製部52における布押え53の押
え棒54とがロッド57を介して固定連結されており、
帯状布をセットする際の膝レバー(周知であるため、図
示省略する)の操作に伴い布押え53を針板55の上面
から上方に離間させるように押え棒54が駆動上昇する
とき、連結ロッド57を介して補助押え足50が一体連
動してガイド56の上面から上方に持上げ離間されて非
押え作用状態に切換えられ、また、布セット後に布押え
53が駆動下降するとき、連結ロッド57を介して補助
押え足50が一体連動してガイド56の上面に弾性的に
接触する位置にまで下降されて押え作用状態に復帰する
ように構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成の従来の
二重環縫い帯状縫製物作りミシンにおける補助押え装置
においては、縫製作業時に布押え53側に発生する振動
が連結ロッド57を通じて補助押え足50側に伝達され
る。特に、布押え53と補助押え足50とを連結するロ
ッド57はスパンの大きい片持ち梁状のものであるため
に、布押え53側の振動が増幅されて補助押え足50側
に伝達されて補助押え足50が大きな振幅で振動するこ
とになり、押え機能が損なわれるばかりでなく、ガイド
56の上面を激しく叩いて不快な騒音を発生する。ま
た、連結ロッド57がガイド56の上方に位置して視界
を遮るために、帯状布の送り込み状況や縫製部の縫製状
況を視認しにくいという問題もあった。
【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、布セット時には非押え作用状態に簡単に切換えれる
ものでありながら、布押えの振動が伝達されることに起
因する機能低下や騒音発生等の不具合を防止でき、しか
も、縫製状況等を容易に視認することができる二重環縫
い帯状縫製物作りミシンにおける補助押え装置を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る二重環縫い帯状縫製物作りミシンに
おける補助押え装置は、針及び布押えを含み縫いを構成
する部品からなる縫製部よりも縫製進行方向の手前部
に、帯状布の左右両縁部を切断して所定仕上がり幅の帯
状布を作製するメス機構と、作製された帯状布の上記縫
製部への送り込みを案内するガイドと、帯状布をガイド
の上面に弾性的に押圧する補助押えとが具備されている
二重環縫い帯状縫製物作りミシンにおいて、上記補助押
えは、固定ブラケットに回転可能に支承されたシャフト
の縫製進行方向と直交する方向の軸心周りの正逆回転に
伴い、上記ガイド上面に帯状布を弾性的に押圧する押え
作用状態とガイド上面から上方に持上げ離間された非押
え作用状態とに切換え可能に構成されていると共に、上
記シャフトの端部には、該シャフトをその軸心周りに回
転操作するレバーがシャフト軸心に対して直交する軸心
の周りで起立傾倒可能に枢支されており、かつ、上記固
定ブラケットには、起立姿勢のままで補助押えが非押え
作用状態に切換えられるまでシャフトを回転操作したレ
バーを起立姿勢から傾倒させたとき、該レバーの一部に
係合して補助押えを非押え作用状態に固定保持可能な被
係合部が設けられていることを特徴とするものである。
【0008】上記構成の本発明によれば、縫製部におけ
る布押えとは独立して補助押えが設けられているため
に、縫製作業時に布押え側で発生する振動が補助押え側
に伝達されることがなく、この補助押えによる本来の押
え機能を所定通りに発揮させるとともに、騒音の発生を
防止することが可能である。また、帯状布のセット時に
は、起立姿勢にあるレバーを掴んでシャフトを回転操作
し、それに続いてレバーを起立姿勢から傾倒させて固定
ブラケットの被係合部に係合させるという簡単な手動操
作を行なうだけで、補助押えをガイド上面から上方に持
上げ離間された非押え作用状態に切換えるとともに、そ
の非押え作用状態を固定保持させることが可能である。
【0009】上記構成の本発明に係る二重環縫い帯状縫
製物作りミシンにおける補助押え装置において、上記固
定ブラケットにおける被係合部としては、突起等のよう
に、傾倒レバーの一部が係合する突出物を固定ブラケッ
トに設けてもよいが、特に、請求項2に記載のように、
傾倒されたレバーの一部が嵌入し係合する細幅溝を固定
ブラケットに形成する構成を採用することによって、振
動等が加わる条件下での使用に際しても、係合力を強め
て補助押えを非押え作用状態に一層確実に固定保持する
ことができるとともに、加工も簡単で、かつ、破損等も
しにくく、耐久性に優れている。
【0010】また、上記構成の本発明に係る二重環縫い
帯状縫製物作りミシンにおける補助押え装置において、
請求項3に記載のように、上記シャフトと固定ブラケッ
トとの間に、補助押えを押え作用状態に付勢するバネを
介在させることにより、上記レバーを被係合部から離脱
させるべく起立姿勢に切換えるだけで、補助押えをバネ
の力によって自動的に押え作用状態に復帰させることが
可能であり、手動による補助押えの切換え操作を一層簡
単なものにすることができる。
【0011】なお、本発明は、最小8mm前後から最大
20mm前後までの多種多様な仕上がり幅が要求される
ベルトループの作製に最も有効に適用可能であるが、ベ
ルトループ以外の、例えば衣服補強布や衣装布等の帯状
縫製物の作製にも適用可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係る二重環縫いベ
ルトループ作りミシン全体の構成を示す概略斜視図であ
り、この二重環縫いミシンMは、針棒1の下端部に固定
保持されているミシン針2、押え棒3の下端部に固定保
持されている布押え4、針板5、送り歯及びルーパー
(これらは周知であるため、図示省略する)等からなる
縫製部Aよりも縫製進行方向Yの手前位置に、ベルトル
ープ作り用のメス機構Bがアタッチメントとして装備さ
れているとともに、このメス機構Bで左右両縁部が切断
されて所定の仕上がり幅に作製されたベルトループ用帯
状布をその幅方向の両端部分を下方に折り込みながら上
記縫製部Aに向けて送り込み案内する樋状折込みガイド
Cが上ベースカバー6上に固定設置され、さらに、メス
機構Aによる帯状布の切断及び切断後の帯状布の縫製部
Aへの送り込み案内を安定良く行なうための補助押え装
置Dが設けられている。なお、メス機構Bで切断された
ベルトループ用帯状布を縫製部Aに向けて送るためり布
送り歯が補助押え装置Aに対応する位置に設けられてい
るが、これは周知であるため、図示を省略する。
【0013】上記メス機構Bは、針棒中心の左右振り分
け位置に配置されてメス土台7に装着された左右一対の
下メス8,8とこの左右一対の下メス8,8の外面に弾
性的に圧接される状態で上メス駆動シャフト10の往復
駆動回転に伴い下メス8,8に対して駆動昇降する左右
一対の上メス9,9とから構成されており、これら左右
一対の下メス8,8と左右一対の上メス9,9の協働に
より帯状布の左右両縁部を切断して所定仕上がり幅のベ
ルトループ用帯状布を作製するように構成されている。
なお、図1において、11は上メス駆動シャフト10の
上方を覆うシャフトカバー、12はメス土台7の全面を
覆うメス台カバーである。
【0014】図2〜図5は上記補助押え装置Dの構成を
示す。この補助押え装置Dは、ノックピン13及びネジ
14を介してメス土台7に固定されるブラケット15
と、この固定ブラケット15にブッシュ16を介して回
転可能に支承されたシャフト17と、このシャフト17
の一端部にネジ18止めされた補助押え連結腕19の遊
端部にピン20を介して枢支され、かつ、補助バネ21
の弾性力によりピン20軸心周りで下方に回転付勢され
た補助押え足22と、この補助押え足22の左右両側に
ネジ23を介して帯状布の幅に応じて位置調整自在に取
付けられた左右一対の補助布押え24,24と、上記シ
ャフト17の他端部にネジ25を介して固定されたレバ
ー支持部材26と、このレバー支持部材26に段ネジ2
7及びナット28により形成されるシャフト17軸心に
対して直交する軸心の周りで起立傾倒可能に枢支された
回転操作レバー29とにより構成されている。
【0015】上記回転操作レバー29は、長い舌片部2
9aとこれに直角な短い起立傾倒操作片部29bとを有
する略L字形に形成されており、この回転操作レバー2
9を長い舌片部29aが上方に突出する起立姿勢とし、
その舌片部29aを掴んでシャフト17をその軸心、つ
まり、縫製進行方向Yと直交する軸心周りに正逆回転操
作することによって、補助押え足22及び補助布押え2
4,24を帯状布がガイドCの上面に弾性的に押圧され
るように下降させた押え作用状態とガイドCの上面から
上方に持上げ離間させた非押え作用状態とに切換え可能
に構成されている。
【0016】上記固定ブラケット15には、シャフト1
7をその軸心方向に離れた二箇所で回転可能に支承する
二つの筒状軸受部15a,15aが形成されており、こ
の二つの筒状軸受部15a,15a間に、シャフト17
に固定されるバネカラー30及び該バネカラー30と一
方の筒状軸受部15aとの間に介在されて上記補助押え
足22及び補助布押え24,24を押え作用状態に付勢
するつる巻き状のバネ31が組み込まれている。
【0017】また、上記固定ブラケット15の他方の筒
状軸受部15aの外周面には、補助押え足22及び補助
布押え24,24が非押え作用状態に切換えられるまで
シャフト17を回転操作したレバー29を短い操作片部
29bが上方に突出するように起立姿勢から傾倒させた
とき、該レバー29の長い舌片部29aが嵌入し係合し
て補助押え足22及び補助布押え24,24をバネ31
の付勢力に抗して非押え作用状態に固定保持可能な被係
合用細幅溝32が形成されている。
【0018】上記のように構成された補助押え装置Dを
備えた二重環縫いベルトループ作りミシンによる通常の
縫製動作時は、図6(A),(B)及び図3に示すよう
に、シャフト17がバネ31の付勢力で一方向に回転さ
れて補助押え足22及び補助布押え24,24(ここで
は、補助布押えの図示を省略している)がガイドCの上
面側に下降して帯状布をガイドCの上面に弾性的に押圧
するといった所定の押え作用状態にある。この状態で
は、帯状布の幅方向両端部分がメス機構Bにより所定の
仕上がり幅に切断された後、図示省略した布送り歯によ
りベルトループ用帯状布がガイドCに誘導されてその幅
方向の両端部分を下方に折り込みながら縫製部Aに送り
込み案内され、縫製部Aにおいて所定のベルトループに
縫製仕上げされる。
【0019】かかる通常の縫製動作の開始前に帯状布を
セットする時は、補助押え足22及び補助布押え24,
24をガイドCの上面から上方に持上げ離間させた非押
え作用状態に切換えることが必要である。この非押え作
用状態への切換えにあたっては、図7(A),(B)に
示すように、長い舌片部29aが起立姿勢にあるレバー
29の舌片部29aを手で掴んでシャフト17をバネ3
1の付勢力に抗して矢印x方向に回転操作することによ
り、そのシャフト17の回転に伴い上記補助押え足22
及び補助布押え24,24をガイドCの上面から上方に
持上げ離間させる。
【0020】そして、補助押え足22及び補助布押え2
4,24がガイドC上面から上方に持上げ離間されて非
押え作用状態に切換えられた時点で、図8(A),
(B),(C)に示すように、レバー29の短い操作片
部29bを摘んで該レバー29をボルト27の軸心周り
で矢印y方向に回転傾倒させることにより、レバー29
の舌片部29aが固定ブラケット15における一方の筒
状軸受部15aの外周面に形成の細幅溝32に嵌入し係
合することになり、これによって、補助押え足22及び
補助布押え24,24がバネ31の付勢力に抗してガイ
ドC上面から上方に持上げ離間された非押え作用状態で
固定保持され、帯状布を補助押え足22及び補助布押え
24,24下に容易にセットすることが可能となる。
【0021】上述したように、補助押え装置Dを縫製部
Aにおける布押え4とは独立分離させて別に設けること
により、縫製作業時に縫製部Aの布押え4側で発生する
振動が補助押え装置D側に直接に伝達されることをなく
して、補助押え足22及び補助布押え24,24による
本来の押え機能を所定通りに発揮させることが可能であ
るとともに、補助押え足22及び補助布押え24,24
がガイドCの上面に繰り返し衝突することに伴う騒音の
発生も防止することが可能である。
【0022】その上、帯状布のセット時には、起立姿勢
にあるレバー29を掴んでシャフト17を回転操作し、
それに続いてレバー29を起立姿勢から傾倒させて固定
ブラケット15の被係合用細幅溝32に係合させるとい
う簡単な手動操作を行なうだけで、補助押え足22及び
補助布押え24,24をガイドCの上面から上方に持上
げ離間された非押え作用状態に切換えるとともに、その
非押え作用状態を安定よく固定保持させることが可能で
ある。
【0023】なお、上記実施の形態では、固定ブラケッ
ト15側にレバー29に対する被係合部として、細幅溝
32を形成したもので説明したが、これに代えて、突起
等のように、傾倒レバー29の一部が係合する突出物を
固定ブラケット15側に設けてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上要するに、本発明によれば、補助押
えを縫製部における布押えとは独立分離して設けること
により、布セット時には補助押えを手動操作により非押
え作用状態に簡単に切換えることができるものでありな
がら、縫製部の布押えの振動が直接に伝達されることに
起因する押え機能の低下やガイド上面を激しき叩くこと
による騒音発生等の不具合を防止することができる。し
かも、縫製部の布押えとその手前に設置される補助押え
との間には、両者を一体連動させるための連結ロッドの
ような視界を遮るものが存在しないため、作業者は自然
な体勢のままで縫製状況等を容易に視認することができ
るという効果を奏する。
【0025】特に、請求項2に記載のような構成を採用
することによって、上記効果に加えて、振動等が加わる
条件下での使用に際しても、補助押えを非押え作用状態
に一層確実に固定保持することができるとともに、加工
も簡単で、かつ、破損等もしにくく、耐久性に優れてい
る。
【0026】また、請求項3に記載のように、補助押え
を押え作用状態に付勢するバネを介在させることによ
り、レバーを被係合部から離脱させるべく起立姿勢に切
換えるだけで、補助押えをバネの力によって自動的に押
え作用状態に復帰させることが可能であり、手動による
補助押えの切換え操作を一層簡単なものにすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る二重環縫いベルトループ作りミシ
ン全体の構成を示す概略斜視図である。
【図2】同上ミシンの要部である補助押え装置の構成を
示す分解斜視図である。
【図3】同上補助押え装置の組付け構成を示す斜視図で
ある。
【図4】同上補助押え装置の平面図である。
【図5】同上補助押え装置の正面図である。
【図6】図6(A)は同上補助押え装置が通常の押え作
用状態にある時の図4のZ−Z線に沿った断面図であ
り、図6(B)は同上補助押え装置が通常の押え作用状
態にある時の側面図である。
【図7】図7(A)は同上補助押え装置が非押え作用状
態に切換え操作された時の図4のZ−Z線に沿った断面
図であり、図7(B)は同上補助押え装置が非押え作用
状態に切換え操作された時の側面図である。
【図8】図8(A)は同上補助押え装置が非押え作用状
態で固定保持された時の図4のZ−Z線に沿った断面図
であり、図8(B)は同上補助押え装置が非押え作用状
態で固定保持された時の側面図であり、図8(C)は同
上補助押え装置が非押え作用状態で固定保持された時の
斜視図である。
【図9】縫製対象とする帯状縫製物の代表例であるベル
トループの使用状態を説明する斜視図である。
【図10】ベルトループ自体の拡大図である。
【図11】従来の二重環縫いベルトループ作りミシンに
おける補助押え装置の構成を示す要部の斜視図である。
【符号の説明】
2 針 4 布押え 15 固定ブラケット 17 シャフト 22 補助押え足(補助押えの一つ) 24 補助布押え(補助押えの一つ) 29 回転操作レバー 29a 長い舌片部(レバーの一部) 31 バネ 32 細幅溝(被係合部の一例) A 縫製部 B メス機構 C カイド Y 縫製進行方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 針及び布押えを含み縫いを構成する部品
    からなる縫製部よりも縫製進行方向の手前部に、帯状布
    の左右両縁部を切断して所定仕上がり幅の帯状布を作製
    するメス機構と、作製された帯状布の上記縫製部への送
    り込みを案内するガイドと、帯状布をガイドの上面に弾
    性的に押圧する補助押えとが具備されている二重環縫い
    帯状縫製物作りミシンにおいて、 上記補助押えは、固定ブラケットに回転可能に支承され
    たシャフトの縫製進行方向と直交する方向の軸心周りの
    正逆回転に伴い、上記ガイド上面に帯状布を弾性的に押
    圧する押え作用状態とガイド上面から上方に持上げ離間
    された非押え作用状態とに切換え可能に構成されている
    と共に、 上記シャフトの端部には、該シャフトをその軸心周りに
    回転操作するレバーがシャフト軸心に対して直交する軸
    心の周りで起立傾倒可能に枢支されており、 かつ、上記固定ブラケットには、起立姿勢のままで補助
    押えが非押え作用状態に切換えられるまでシャフトを回
    転操作したレバーを起立姿勢から傾倒させたとき、該レ
    バーの一部に係合して補助押えを非押え作用状態に固定
    保持可能な被係合部が設けられていることを特徴とする
    二重環縫い帯状縫製物作りミシンにおける補助押え装
    置。
  2. 【請求項2】 上記固定ブラケットにおける被係合部
    は、傾倒されたレバーの一部が嵌入し係合する細幅溝で
    ある請求項1に記載の二重環縫い帯状縫製物作りミシン
    における補助押え装置。
  3. 【請求項3】 上記シャフトと固定ブラケットとの間に
    は、補助押えを押え作用状態に付勢するバネが介在され
    ている請求項1または2に記載の二重環縫い帯状縫製物
    作りミシンにおける補助押え装置。
  4. 【請求項4】 縫製対象とする帯状縫製物が、ベルトル
    ープである請求項1ないし3のいずれかに記載の二重環
    縫い帯状縫製物作りミシンにおける補助押え装置。
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