JP2007044187A - 曲面に縫製するためのミシン及びデータ作成装置並びに縫製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 曲面を有する被縫製物(例えば帽子)を傾き角δを付けて保持枠にセットして縫いを行う場合に、縫い上がりの柄模様に変形が生じないようにする。
【解決手段】 被縫製物における所定の縫い基準線Rが保持枠の回転円周方向に対して所望の角度δの傾きをなすように該被縫製物を保持枠にセットした場合に、所望の縫いパターンデータを、該所望の角度δを変数とする所定の補正関数に従って補正し、補正された縫いパターンデータに応じて該保持枠を相対的に回転及び直線移動させつつ、被縫製物に対する縫いを行う。これにより、縫い上がり状態において縫い基準線Rに略平行になるように縫いパターンデータに応じた柄を作成できる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、帽子の完成品の側周面等の曲面に刺繍/縫製するためのミシンに関し、詳細には、被刺繍物に応じて刺繍データを補正する手段を有するミシンに関し、更には、そのために使用可能なデータ作成装置並びに縫製方法及びプログラムに関する。
縫製が完成された帽子など略筒状を成した被刺繍物に刺繍を施す場合には、刺繍縫い模様に応じて回転駆動及び回転軸方向に直線駆動される駆動リングに、被刺繍物をセットした円筒状刺繍枠(帽子枠)を着脱式に取り付けて行う。その従来例として、図8に、帽子枠の装着可能な単頭コンパクトミシンの外観図を示す。ミシンヘッド1は色糸選択可能なように複数の縫い針を備えており、その下方には刺繍縫い模様に応じて回転駆動及び回転軸方向に直線駆動される駆動リング2が配置され、また、この駆動リング2の内部空間には、針落ち位置において被縫製物を下から支持するための支持プレート3が固定的に配置されている。この支持プレート3の下方に釜土台(図示せず)が設けられる。図9は駆動リング2及び支持プレート3の拡大図であり、駆動リング2に対して着脱可能にセットされる帽子枠4も併せて示している。駆動リング2は、X軸駆動プレート21のX軸方向の往復直線運動に応じて運動伝達ワイヤ23を介して往復回転動され、また、Y軸駆動プレート22のY軸方向の往復直線運動に応じて回転軸方向(Y軸方向)に往復動される。公知のように、所望の刺繍柄データに従ってX軸及びY軸駆動プレート21,22が駆動される。
帽子枠4は、帽子(キャップ)の開口部(自由端)が被せ付けられる円筒形状の受け枠41と、帽子の開口部外周を該受け枠41に押え付けて保持する帯状の押え枠42とを備えている。図9の例では、受け枠41の自由端41aは、これを含む面が受け枠41の回転軸(水平)に対して直交している。つまり、受け枠41の自由端41aは、該帽子枠4の回転円周方向に一致している。図10は、帽子Cをセットした帽子枠4を駆動リング2に取り付けた状態を示す側面図である。帽子Cの開口部(自由端)は受け枠41の自由端41aに沿うようにセットされ、その上から帯状の押え枠42で押え付けられる。これによって、帽子Cは、その開口部(自由端)が該帽子枠4の回転円周方向に一致するように、つまり傾き角度を持つことなく、セットされることになる。このようなタイプの帽子枠は、例えば下記特許文献1〜3などに示されている。
特開平2-251660号公報 特開平8-209523号公報 特開2001−17760号公報
ところで、完成した帽子(キャップ)Cの形状の最近の傾向として、図12に示すように、想像線C’で示すような従来形状(略円筒状に立ち上がった形状)の帽子に比べ、頂部に向かって円錐形にすぼまったものが多く出回るようになった。このようなタイプの帽子(以下、新型帽子と言う)Cを図10に示すように従来の帽子枠4にセットして刺繍を行うと、次に述べる種々の問題点により綺麗な刺繍ができない、という不具合があった。すなわち、図10において、新型帽子Cを帽子枠4にセットしただけの状態では、二点鎖線C2で示すように円錐形の傾きを保った状態であるが、この帽子枠4を駆動リング2に装着すると、一点鎖線C1で示すように、新型帽子Cの側周面の頂点に近い部分が支持プレート3の前縁に強く押し当てられて、その部分で無理に側周面が立ち上げられた状態となる。このため、帽子枠4が回転駆動される際、新型帽子Cの内周と支持プレート3との接触抵抗によって帽子生地の動きが悪くなり、これに起因する糸切れが多発したり、刺繍柄が刺繍データ通りとならず、製品不良になることもある。
また、新型帽子Cのツバの付け根付近(図10の矢印Pで示す箇所)に刺繍する際には、駆動リング2とともに帽子枠4が手前(Y方向)に送り出される。その際にミシンアーム5の背面に当たる新型帽子Cのツバ(庇)の当たりを緩衝するのに、ガイド板6が取り付けられているのであるが、帽子枠4と共に手前に送り出された新型帽子Cのツバ(庇)がガイド板6に接触することになり、この部分での接触抵抗によっても縫いに悪い影響が出る。もし、帽子Cのツバが図10に示すように立った状態ではなく、それよりもガイド板6から離れるように、寝ていれば(傾いていれば)ガイド板6に接触しないので、問題ないのであるが、上記特許文献1〜3に示されたような従来技術ではそのようになっていない。なお、7は縫い針である。
これに対して、下記特許文献4においては、新型帽子Cを保持する帽子枠の受け枠の自由端を、図11に示すような新型帽子Cの側周面の傾き角度δに合わせて、傾けるようにしたことが示されている。そのように傾かせることにより、新型帽子Cのツバが、図10に示すように立った状態ではなく、それよりもガイド板6から離れるように、寝た(傾いた)状態となるので、ガイド板6に接触することがなくなり、その点の問題は解決できる。
特開平7-238465号公報
しかし、そうすると、今度は、傾いた状態で帽子枠にセットされた新型帽子Cの側周面に対して、傾いていないことを前提とする刺繍データに基づき刺繍縫いが行われることになるので、縫い上がりの刺繍柄にゆがみが生ずるという問題が生じる。例えば、図7(a)に示すような横一列に真っ直ぐ並んだ文字列からなる刺繍柄を、上記のように傾いた状態で帽子枠にセットされた新型帽子Cの側周面に対して、そのまま刺繍縫いすると、縫い上がりの刺繍柄が図7(b)に示すように湾曲変形した状態となってしまう。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、帽子完成品の側周面などのような曲面を有する被縫製物に刺繍/縫製するためのミシンにおいて、被縫製物を縫い用の保持枠にセットする際に、被縫製物の縫い対象曲面を適宜傾けて保持枠にセットしたとしても、縫い上がりの柄模様に変形が生じないように工夫したミシンを提供しようとするものであり、更には、そのために使用可能な縫いパターンデータの作成装置並びに縫製方法及びプログラムを提供しようとするものである。
本発明に係るミシンは、曲面を有する被縫製物を、針落ち位置に対して相対的に回転及び直線移動可能な保持枠にセットし、所望の縫いパターンデータに応じて該保持枠を相対的に回転及び直線移動させることで該所望の縫いパターンに従う縫いを行うミシンにおいて、前記被縫製物は、該被縫製物における所定の縫い基準線が前記保持枠の回転円周方向に対して所望の角度(δ)の傾きをなすように、前記保持枠にセット可能であり、前記所望の縫いパターンデータを、前記所望の角度(δ)を変数とする所定の補正関数に従って補正するデータ補正手段を備え、前記データ補正手段によって補正された前記縫いパターンデータに応じて前記保持枠を相対的に回転及び直線移動させることで前記被縫製物に前記所望の縫いパターンの縫いを行うようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、被縫製物における所定の縫い基準線が保持枠の回転円周方向に対して所望の角度(δ)の傾きをなすように該被縫製物を保持枠にセットした場合に、所望の縫いパターンデータを、該所望の角度(δ)を変数とする所定の補正関数に従って補正し、補正された縫いパターンデータに応じて該保持枠を相対的に回転及び直線移動させつつ、被縫製物に対する縫いを行う。これにより、被縫製物を縫い用の保持枠にセットする際に被縫製物の縫い対象曲面を適宜傾けて保持枠にセットしたとしても、その傾き角度(δ)に応じて縫いパターンデータを補正するので、縫い上がりの柄模様に変形が生じないようにすることができる。
本発明は、縫いパターンデータを変換するためのデータ作成装置(すなわち、パンチングマシンあるいは刺繍データ作成装置)として構成することも可能である。すなわち、本発明に係るデータ作成装置は、所望の縫いパターンデータを、所望の角度(δ)を変数とする所定の補正関数に従って補正するデータ補正手段を備えるものからなる。この場合も、該データ補正手段によって補正した縫いパターンデータをミシンに供給し、該変換された縫いパターンデータに応じて該ミシンの保持枠を相対的に回転及び直線移動させること、被縫製物に対する所望の縫いパターンの縫いが行われるようにし、これにより、縫い上がりの柄模様に変形が生じないようにすることができる。
本発明は、ミシンにおける縫製方法として構成することも可能である。すなわち、本発明に係る縫製方法は、ミシンにおいて、前記被縫製物を、該被縫製物における所定の縫い基準線が前記保持枠の回転円周方向に対して所望の角度(δ)の傾きをなすように、前記保持枠にセットする工程と、前記所望の縫いパターンデータを、前記所望の角度(δ)を変数とする所定の補正関数に従って補正する工程と、該補正した前記縫いパターンデータを前記ミシンに供給し、該変換された縫いパターンデータに応じて前記ミシンの前記保持枠を相対的に回転及び直線移動させることで前記被縫製物に対する前記所望の縫いパターンの縫いを行わせる工程とを具備する。
以下、本発明の実施例を添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例で使用する保持枠(帽子枠)10を、図10と同様に、ミシンの駆動リング2に取り付けた状態の側面図である。この保持枠(帽子枠)10には、被縫製物(帽子C)における所定の縫い基準線R(典型的には帽子Cの開口部つまり自由端の水平線)が保持枠10の回転円周方向Xに対して所定の角度(δ)の傾きをなすように、該被縫製物(以下、帽子Cという)がセットされる。すなわち、保持枠10は、帽子Cの開口部(自由端)が回転円周方向Xに対して所定の角度(δ)の傾きをなすように斜めに取り付けられるようになった傾斜端部11aを有する円筒形状の受け枠11と、帽子Cの開口部外周を該受け枠11の傾斜端部11aに押え付けて保持する帯状の押え枠12とを備えている。受け枠11の傾斜端部11aには滑り止め用の凹凸が連続的に又は断続的に形成されており、押え枠12も受け枠11の傾斜端部11aに合わせて傾斜している。なお、押え枠12にも、滑り止め用の凹凸が連続的に又は断続的に形成されていてもよい。保持枠(帽子枠)10は図9に示したような駆動機構でX軸方向(駆動リング2の回転)とY軸方向(駆動リング2の前後移動)に駆動される。
この受け枠11の傾斜端部11aの傾き角度(δ)は、図11に示すような帽子Cの側周面の、垂直に対して成す、傾き角δに対応する。従って、このようなタイプの帽子Cを図1に示すように本実施例に係る保持枠10にセットして刺繍を行うとき、従来のように帽子Cの側周面の頂点に近い部分が支持プレート3の前縁に強く押し当てられるということが起こらず、そのため、保持枠10が回転駆動される際、帽子Cの内周と支持プレート3との接触抵抗が生じず、よって、接触抵抗に起因する糸切れが起こらず、製品不良のおそれもない。しかし、帽子Cにおける所定の縫い基準線R(帽子Cの開口部の水平線)が保持枠10の回転円周方向Xに対して所定の角度(δ)の傾きをなすように、帽子Cが保持枠10にセットされることにより、該所定の縫い基準線Rに対して傾きがないことを前提としている縫いパターンデータをそのまま用いて縫いを行うと、図7(b)に示したように、縫い上がり模様が変形してしまうという問題が起こる。なお、帽子Cすなわち被縫製物のタイプに依存してその側周面の垂直に対する傾き角δの値が適宜異なるので、保持枠10としては、その受け枠11の傾斜端部11aの傾き角度(δ)がそこにセットしようとする帽子Cすなわち被縫製物の側周面の傾き角δに合ったものを使用するものとする。
本実施例では、ミシンが具備する制御装置(例えばCPU)において図2及び図3に示すような処理を実行して、縫いパターンデータの補正を行い、補正した縫いパターンデータに応じた縫いが行われるようにする。
まず、図4〜図6により、本発明に従う縫いパターンデータの補正手法について概念的に説明する。
図4は、本来の縫いパターンデータが実現する刺繍柄の一例を示し、A、B、C、Dの4文字を横一列に並べた柄からなっている。これを帽子Cの所定の側周面部分例えば前頭部に刺繍する。図4には、被刺繍物である帽子Cにおける所定の縫い基準線R(帽子Cの開口部の水平線)も付記されており、本来、縫い上がり状態において、このように、刺繍柄と縫い基準線Rとが平行になるべきである。図5は、図4の元データを本実施例に従い補正した、補正後の縫いパターンデータが実現する刺繍柄を示す。図5は一種の展開図であって、保持枠10の回転円周方向Xが、2軸(XY)座標で表現された縫いパターンデータのX軸方向に相当する。それに直交する方向が縫いパターンデータのY軸方向に相当する。側面で見て回転円周方向Xに対して縫い基準線Rが角度δ傾いているので、展開図では図5に示すように、帽子Cの縫い基準線R(帽子Cの開口部の水平線)は湾曲線となる。図から理解できるように、縫いパターンデータの補正は、湾曲した縫い基準線Rに沿って刺繍柄を湾曲変形させるような特性で、所定の座標変換演算を行うことで行われる。こうすると、縫い基準線Rを直線(水平)に戻したとき、縫い上がった刺繍柄も直線性を示すことになる。
本来の縫いパターンデータは、保持枠10の回転方向Xの移動量をX座標データで、該回転の軸線方向の移動量をY座標データで表してなる2軸座標データからなり、任意のnステッチ目の針落ち点nの2軸座標データ値をXorg、Yorgで示すこととする(図4)。図5に示されたn’点は、このnステッチ目の針落ち点nの2軸座標データ値Xorg、Yorgを補正することによって決定された修正されたnステッチ目の針落ち点を示す。なお、公知のように、実際の縫いパターンデータは、絶対座標データからなるものではなく、1ステッチ毎の相対座標データ(1ステッチ毎のXY成分の縫い幅を示すデータ)からなる。以下の説明では、相対座標データからなる縫いパターンデータが所定の原点(例えば刺繍開始位置)からの絶対座標データに換算されているものとして説明を進める。
なお、補正演算(座標変換演算)にあたっては、当該刺繍柄に応じた最大刺繍範囲を考慮して補正演算を行うものとし、X座標方向の極大値をXmaxで表すものとする。なお、説明の簡単化のため、縫いパターンデータのXY座標表現は、刺繍範囲内の所定位置を原点(0,0)として、この原点(0,0)を起点にしたXY絶対座標で表すものとする。なお、この原点(0,0)とは、概ね、傾き角δの起点に相当し、座標変換の原点となるものである。図4では、刺繍範囲の中央の最下位置を原点(0,0)としている。なお、X座標方向の極大値Xmaxとは、この原点(0,0)とX座標方向の極大値との距離(+Xmax又は−Xmax)である。データ補正は、この原点位置(0,0)を基準にした左右の領域で対称的な特性で行われる。以下では、右側(+Xの領域)の領域でのデータ補正について説明するが、左側(−Xの領域)の領域でのデータ補正も同様である。
XY各軸共に、縫いデータが示す縫い位置の原点位置(0,0)からの離隔度合いが大きいほど、縫い上がりのずれが大きくなるから、このずれを解消するように、各XY成分毎の補正関数(座標変換関数)に従って補正値をそれぞれ決定する。
図6(a)は、保持枠10の回転円周(つまり帽子Cの開口部の円周)を示し、本来の縫いパターンデータが示すnステッチ目の針落ち点nのX座標データ値Xorgは、この回転円周上にある。保持枠10の回転半径(すなわち帽子C又は被縫製物の曲率半径)をrとすると、Xorgに対応する回転角度θ(ラジアン)は、
θ=Xorg/r 1)
である。また、図中Sで示した長さは、
S=r×(1−cosθ)
=r×{1−cos(Xorg/r)} 2)
である。
図6(b)は、(a)の側面図である。補正前の針落ち点nと補正後の針落ち点n’との差のXY成分が、X座標補正値Δx及びY座標補正値Δyであり、これらは帽子Cの傾き角度δを変数として次式によって求められる。
Δx=Yorg×tan{δ×(Xorg/Xmax)} 3)
Δy=S×tanδ 4)
ここで、X座標補正値ΔxはYorgの関数ともなっており、Yorgの値が増すほどその値が大きくなり、X座標補正値Δxも増す。このX座標補正値Δxは後述のようにXorgに対する減算値として作用し、これにより、図5に示したような、Y座標値が増すほどX座標値の(減算)補正値を増す、という関係を実現する。また、X座標補正値ΔxはXorgの関数でもあり、XorgがXmaxに近づくほどX座標値の(減算)補正値を増す、という関係を実現する。
また、Y座標補正値Δyは、SつまりXorgの関数でもあり、Xorgの値が増すほどその値が大きくなり、Y座標補正値Δyも増す。このY座標補正値Δyは後述のようにYorgに対する加算値として作用し、これにより、図5に示したような、X座標値が増すほどY座標値の(加算)補正値を増す、という関係を実現する。
しかして、補正後の針落ち点n’を示すXY座標データは次式で与えられる。
X=Xorg−Δx
=Xorg−Yorg×tan{δ×(Xorg/Xmax)} 5)
Y=Yorg+Δy
=Yorg+r×{1−cos(Xorg/r)}×tanδ 6)
なお、上記式(5)は、Xorgがスタート点に対して正の領域にある場合の式であり、負の領域にある場合はXorgの絶対値を減少させるために下記式のようにΔxを加算する。
X=Xorg+Δx
=Xorg+Yorg×tan{δ×(Xorg/Xmax)} 7)
上記のデータ補正処理を当該刺繍柄の全ステッチのデータについて行う。このような補正によって得られる補正後の縫いパターンデータが実現する刺繍柄は、図5に示すように、帽子Cの縫い基準線R(帽子Cの開口部の水平線)の湾曲に倣って湾曲したものである。しかし、帽子Cの縫い基準線R(帽子Cの開口部の水平線)を直線(水平)に戻したとき、縫い上がった刺繍柄も直線性を示すことになる。この点につき、図7の例で説明すると、(c)は図5と同様の本発明に従って補正された縫いパターンデータが実現する刺繍柄の一例を示す展開図であり、(d)はこのように補正された縫いパターンデータを用いて本発明に従って刺繍縫いを行った結果を示す完成品帽子Cの正面図である。同図に示されるように、帽子Cの縫い基準線Rを水平にして、正面から見ると、縫い上がった刺繍柄は変形して見えず、よい仕上がりとなる。
次に、ミシンが具備する制御装置(例えばCPU)において縫いパターンデータの補正を行い、補正した縫いパターンデータに応じた縫いが行われるようにする具体的な処理手順の一例について図2及び図3により説明する。
図2は、刺繍縫い開始前処理のフロー図である。まず、操作パネル(図示せず)の操作により、これから刺繍縫いを行おうとする帽子枠(保持枠10)にセットされる帽子Cの傾き角δ及び半径rを指定する(S1)。次に、これから刺繍縫いを行おうとする所望の縫いパターンデータ(本発明によるデータ補正を施す前の通常の刺繍柄データ)を読み込む(S2)。次に、該読み込んだ刺繍柄データから当該刺繍柄のX,Y刺繍範囲(特にXmax)を検出する(S3)。次に、指定された傾き角δが0であるか否かを判定する(S4)。δが0でなければ、その傾き角δに応じたデータ補正を行う必要があるから、ステップS5に進み、データ補正処理を行う。δが0であれば、その傾き角δに応じたデータ補正を行う必要がないので、ステップS5を飛ばしてステップS6に進む。
図3は、ステップS5で行われるデータ補正処理の詳細フローを示す。図2のステップS2で読み込んだ補正前の刺繍柄データ(縫いパターンデータ)は、絶対座標データからなるものではなく、1ステッチ毎の相対座標データ(1ステッチ毎のXY成分の縫い幅を示すデータ)からなる。これらはステッチ番号nに応じて読み出し可能とされる。以下では、ステッチ番号nに応じて読み出されたX及びY座標の相対座標データをXn,Ynで表わす。
まず、ステップS10では、図2のステップS2で読み込んだ補正前の相対座標データからなる刺繍柄データ(縫いパターンデータ)の縫い開始点のX及びY座標の絶対座標データXorg(0),Yorg(0)を求める。図2のステップS3で当該刺繍柄のX,Y刺繍範囲を検出することで、当該刺繍柄の刺繍範囲中の所定位置(中央下)に該当する原点(0,0)と縫い開始点との関係が判るので、これに基づき該原点(0,0)に対する縫い開始点のX,Y絶対座標データXorg(0),Yorg(0)を容易に得ることができる。そして、ステッチ番号nを、縫い開始点に対応するn=0にセットする。
次に、ステップS11で「n=0?」がYESであることを確認すると、ステップS12で、X及びY座標の現ステッチ絶対座標データXorg(n),Yorg(n)として、それぞれ縫い開始点のX,Y絶対座標データXorg(0),Yorg(0)をセットする。また、その他の必要な初期処理を行う。
次に、ステップS13では、刺繍柄が終了したかを判定する。まだ、終了していなければ、ステップS14に行き、ステッチ番号nを1増加する。ステップS11に戻り、「n=0?」がNOであることを確認すると、ステップS15に行く。
ステップS15では、ステッチ番号nに応じて読み出されたX及びY座標の相対座標データXn,YnをそれぞれXorg(n),Yorg(n)に加算し、その加算結果を新たな現ステッチ絶対座標データXorg(n),Yorg(n)とする。
次に、ステップS16では、現ステッチの絶対座標データXorg(n),Yorg(n)を、それぞれ前記式(1)〜(4)中のXorg,Yorgとして代入し、かつ、図2のステップS1で指定された傾き角δ及び半径rをこれらの式に代入して、これらの式(1)〜(4)に従う演算を実行することで、θ及びSを求めると共に、当該ステッチのX,Y絶対座標に対する補正値Δx,Δyを求める。
次に、ステップS17では、現ステッチのX絶対座標データXorg(n)の値が0以上(正)か否(負)かを判定する。YESであれば、上記(5),(6)式に従う演算を実行することで、補正されたX及びY絶対座標データを求める。NOであれば、上記(7),(6)式に従う演算を実行することで、補正されたX及びY絶対座標データを求める。次のステップS20では、補正されたX及びY絶対座標データを保存する。その後、ステップS13のNOからステップS14に行き、ステッチ番号nを1増加してから、ステップS11に戻り、ステップS15〜S20の処理を繰り返す。そして、全てのステッチのデータを補正し終えると、ステップS13では柄データが終了したと判定し、このデータ補正処理を終了する。
こうして、各ステッチ毎に縫いパターンデータが補正され、補正された縫いパターンデータ(補正されたX及びY絶対座標データ)が保存される。なお、ステップS20で保存した補正された縫いパターンデータ(補正されたX及びY絶対座標データ)を、更に1ステッチ毎のX及びY相対座標データに変換し、補正されたX及びY相対座標データの形で保存するようにしてもよい。
図2に戻り、ステップS6では、刺繍柄のプレビュー表示を行う。データ補正していない場合は、例えば図7(a)のような変形していない刺繍柄がディスプレイでプレビュー表示され、データ補正した場合は、例えば図7(c)のような補正によって変形された刺繍柄がディスプレイでプレビュー表示される。最後に、ステップS7で刺繍縫い開始処理(例えば刺繍縫い開始スイッチの操作を受け付ける)を行い、図2の処理を終了する。その後、刺繍縫いが開始されると、前述のように保存された補正された縫いパターンデータをステッチ番号順に順次読み出し、これに基づき刺繍縫い動作が実行される。
上記実施例では、本発明に従うデータ補正処理を刺繍縫い開始前に一括して行うようにしているが、これに限らず、刺繍縫い動作時にリアルタイムに行うようにしてもよい。その場合、1縫い動作進行毎に1ステッチのデータ補正を行うようにしてもよいし、あるいは、縫い動作中の適宜のタイミングで数ステッチ分のデータ補正を先行してまとめて行うようにしてもよい。また、データ補正処理を刺繍縫い開始前に開始するが、全ステッチのデータ補正が完了する前に,刺繍縫い動作を開始させるようにしてもよく、要するに、或るステッチの縫いを行う直前までには、そのステッチのデータ補正が完了していればよい。
また、本発明に従うデータ補正処理(ステップS7を除く図2及び図3の処理)は、ミシンに搭載された制御装置で行うことに限らず、パンチングマシンなどの、ミシンからは独立した、刺繍データ作成装置において行うようにしてもよい。そのためには、ステップS7を除く図2及び図3の処理を実行させるプログラムをパンチングマシンなどの刺繍データ作成装置に組み込み、これらのパンチングマシンなどの刺繍データ作成装置で、被縫製物(帽子C)の傾き角δに応じたデータ補正を施した刺繍縫いパターンを作成するようにすればよい。その場合、ミシンでは、データ補正済の縫いパターンデータを入力し、これに基づき縫い動作を行うことになる。
本発明に従うデータ補正処理(図2及び図3の処理)は、ソフトウェアプログラムに限らず、専用のハードウェアからなる制御装置で実現するようにしてもよい。また、補正関数は、上記実施例に示したものに限らず、適宜変更可能である。要するに、縫い上がり状態において縫い基準線Rに略平行になるように縫いパターンデータに応じた柄を作成できるようにデータ補正するような補正関数であればよい。
勿論、本発明は、図8のような単頭ミシンに限らず、多頭ミシンにも応用可能である。また、糸刺繍に限らず、シークインや紐などの飾り部材をパターン縫いするものにも応用可能である。また、本発明は、帽子に限らず、曲面を有する被縫製物を回転保持枠に傾けてセットして縫いを行う場合に応用可能である。また、縫いデータのX成分に応じて保持枠10を回転(X軸駆動)し、縫いデータのY成分に応じてミシンヘッド及び釜土台を前後に駆動(Y軸駆動)するような方式においても、本発明は適用可能である。
本発明の一実施例で使用する保持枠(帽子枠)をミシンの駆動リングに取り付けた状態の側面図。 本発明の一実施例に係るミシン又はデータ作成装置で実施される、刺繍縫い開始前処理のフロー図。 図2におけるデータ補正処理の詳細を示すフロー図。 本来の縫いパターンデータが実現する刺繍柄の一例を示す図。 図4の縫いパターンデータを本実施例に従い補正した状態を示す図。 本実施例に従う座標変換原理を説明する図。 データ補正を行わない従来例に従う縫い上がり状態と、本発明に従ってデータ補正を行った場合の縫い上がり状態とを対比して示す図。 帽子枠の装着可能な単頭コンパクトミシンの従来例を示す外観図。 帽子枠を回転方向及び前後方向にXY駆動する駆動機構を示す斜視図。 従来の帽子枠を図10の駆動リングに取り付けた状態の側面図。 側周面が傾き角δを有する帽子の一例を示す側面図。
符号の説明
2 駆動リング
3 支持プレート
10 保持枠(帽子枠)
11 受け枠
11a 受け枠の傾斜端部
12 押え枠
C 帽子
R 縫い基準線
δ 傾き角

Claims (9)

  1. 曲面を有する被縫製物を、針落ち位置に対して相対的に回転及び直線移動可能な保持枠にセットし、所望の縫いパターンデータに応じて該保持枠を相対的に回転及び直線移動させることで該所望の縫いパターンに従う縫いを行うミシンにおいて、
    前記被縫製物は、該被縫製物における所定の縫い基準線が前記保持枠の回転円周方向に対して所望の角度(δ)の傾きをなすように、前記保持枠にセット可能であり、
    前記所望の縫いパターンデータを、前記所望の角度(δ)を変数とする所定の補正関数に従って補正するデータ補正手段を備え、
    前記データ補正手段によって補正された前記縫いパターンデータに応じて前記保持枠を相対的に回転及び直線移動させることで前記被縫製物に前記所望の縫いパターンの縫いを行うようにしたミシン。
  2. 曲面を有する被縫製物を、針落ち位置に対して相対的に回転及び直線移動可能な保持枠にセットし、所望の縫いパターンデータに応じて該保持枠を相対的に回転及び直線移動させることで該所望の縫いパターンに従う縫いを行うミシンのために使用可能なデータ作成装置であって、前記ミシンにおいては、前記被縫製物は、該被縫製物における所定の縫い基準線が前記保持枠の回転円周方向に対して所望の角度(δ)の傾きをなすように、前記保持枠にセット可能であり、
    前記データ作成装置は、前記所望の縫いパターンデータを、前記所望の角度(δ)を変数とする所定の補正関数に従って補正するデータ補正手段を備え、
    前記データ補正手段によって補正した前記縫いパターンデータを前記ミシンに供給し、これにより、前記ミシンでは、該補正した縫いパターンデータに応じて、前記所望の角度(δ)の傾きでセットされた前記被縫製物に対する前記所望の縫いパターンの縫いが行われるようにしたことを特徴とするミシン用のデータ作成装置。
  3. 曲面を有する被縫製物を、針落ち位置に対して相対的に回転及び直線移動可能な保持枠にセットし、所望の縫いパターンデータに応じて該保持枠を相対的に回転及び直線移動させることで該所望の縫いパターンに従う縫いを行うミシンにおける縫製方法であって、
    前記ミシンにおいて、前記被縫製物を、該被縫製物における所定の縫い基準線が前記保持枠の回転円周方向に対して所望の角度(δ)の傾きをなすように、前記保持枠にセットする工程と、
    前記所望の縫いパターンデータを、前記所望の角度(δ)を変数とする所定の補正関数に従って補正する工程と、
    該補正した縫いパターンデータを前記ミシンに供給し、該補正した縫いパターンデータに応じて前記ミシンの前記保持枠を相対的に回転及び直線移動させることで前記被縫製物に対する前記所望の縫いパターンの縫いを行わせる工程と
    を具備するミシンにおける縫製方法。
  4. 曲面を有する被縫製物を、針落ち位置に対して相対的に回転及び直線移動可能な保持枠にセットし、所望の縫いパターンデータに応じて該保持枠を相対的に回転及び直線移動させることで該所望の縫いパターンに従う縫いを行うミシンのために、前記所望の縫いパターンデータを補正するための下記の手順をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記ミシンにおいて、前記被縫製物は、該被縫製物における所定の縫い基準線が前記保持枠の回転円周方向に対して所望の角度(δ)の傾きをなすように、前記保持枠にセット可能であり、
    前記プログラムは、前記所望の縫いパターンデータを、前記所望の角度(δ)を変数とする所定の補正関数に従って補正する手順を、前記コンピュータに実行させるものであり、
    前記補正した縫いパターンデータが前記ミシンに供給され、前記ミシンでは、該補正した縫いパターンデータに応じて、前記所望の角度(δ)の傾きでセットされた前記被縫製物に対して前記所望の縫いパターンの縫いが行われるようにしたことことを特徴とするミシン用のデータ補正プログラム。
  5. 前記所定の補正関数は、更に前記保持枠の半径(r)を変数に含み、前記データ補正手段では、前記所望の縫いパターンデータを、前記所望の角度(δ)および前記保持枠の半径(r)を変数とする所定の補正関数に従って補正することを特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載のミシン又はデータ作成装置又は縫製方法又はプログラム。
  6. 前記被縫製物は帽子であり、前記所定の縫い基準線は帽子の自由端であり、前記所望の角度(δ)は該帽子における縫い対象領域面における自由端から上向きに立ち上がる帽子部分の垂直に対して成す傾き角度に略対応することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のミシン又はデータ作成装置又は縫製方法又はプログラム。
  7. 前記所定の補正関数に従う前記所望の縫いパターンデータの補正は、該縫いパターンデータに従う縫いパターン領域の中央を基準にした左右の領域で対称的な特性で行われることを特徴とする請求項6に記載のミシン又はデータ作成装置又は縫製方法又はプログラム。
  8. 前記所定の補正関数は、前記所定の縫い基準線のなす傾きに沿って前記所望の縫いパターンを変形させるような特性を持つことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のミシン又はデータ作成装置又は縫製方法又はプログラム。
  9. 前記縫いパターンデータは、前記保持枠の回転方向の移動量をX座標データで、該回転の軸線方向の移動量をY座標データで表してなる2軸座標データからなり、前記所定の補正関数は、前記保持枠の半径又は前記被縫製物の曲率半径をr、X座標方向の極大値をXmax、とするとき、所望の縫いパターンデータの2軸座標データ値Xorg、Yorgを下記式に従って補正して補正後の2軸座標データ値X、Yを得ることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のミシン又はデータ作成装置又は縫製方法又はプログラム。
    X=Xorg−Yorg×tan{δ×(Xorg/Xmax)}
    Y=Yorg+r×{1−cos(Xorg/r)}×tanδ
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