JP2717571B2 - 刺繍ミシン用帽子枠 - Google Patents

刺繍ミシン用帽子枠

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は刺繍ミシンにおいて帽子の周壁に刺繍する
場合に用いられる刺繍ミシン用帽子枠に関する。
〔従来の技術〕
第10図に示されるように、帽子40fを被せ付ける為に
一端が自由端となっている基枠1fと、被せ付けた帽子を
押さえる為の押え枠2fとから成り、然も上記基枠及び押
え枠は、帽子の周壁における刺繍領域を存置させる為の
窓孔6f,25fを夫々有しているものがある(例えば実開昭
61−150892号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
この従来の帽子枠では、帽子40fにおける額部分の高
さが比較的低い帽子を装着しようとしたり、額部分の高
さが高い帽子であっても額部分において庇に近い部分に
刺繍ができるように装着しようとした場合、押え枠21に
おける庇側の端の両縁部分50,50が、芯が入っていて腰
が強くなっている庇40bfに当たり、第11図に示す如く押
え枠2fが浮き上がった状態となってしまう。その結果庇
の付け根に近い刺繍領域に皺が寄って、そこへ刺繍をし
た場合に刺繍模様に崩れを生じてしまう問題点があっ
た。
本発明は以上のような点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、額部分の高さが低い帽子に刺繍
したり、或いは額部分の高さが高い帽子の額部分におい
て庇に近い部分に刺繍したい場合等においても、帽子を
その刺繍領域がぴんと張った状態に装着できて、適正な
刺繍を可能にできるようにした刺繍ミシン用帽子枠を提
供することである。
〔課題を解決する為の手段〕
上記目的を達成する為に、本願発明は前記請求の範囲
記載の通りの手段を講じたものであって、その作用は次
の通りである。
〔作用〕
基枠に帽子を被せ付け、その帽子を押え枠で押えるこ
とにより、帽子を基枠に固定できる。その場合、押え枠
における庇側の端はその中央部が両側に比べて庇側に向
けて山形状に突出している為、押え枠が庇に当たること
なく庇の付け根に近い部分の周壁を押さえることができ
る。
〔実施例〕
以下本願の実施例を示す図面について説明する。第1
図において、帽子枠は帽子を添え付ける為の円筒状の基
枠1と、その基枠に添え付けた帽子を押さえる為の押え
枠2とから構成される。
先ず基枠1について説明する。該基枠1は中空の円筒
状に形成されて、内部に刺繍ミシンのベッド存置用空間
1aを有している。軸方向の一端は帽子の被せ付けを可能
に自由端としてあり、他端は後述の如く駆動部へ連結す
るようにしてある。又該基枠1は第2図に示されるよう
に本体3と、その本体3に対し軸線方向へ向けての遠近
調節を可能に連結した調節枠4とから構成される。尚前
者に対する後者の連結の構造は第2図に示されるように
本体3には軸線と平行な長孔3aが形成され、一方調節枠
4は連結片4aを有しており、長孔3aに挿通した固定用ね
じ棒3bを連結片4aに形成したねじ孔4bに螺合させてあっ
て、上記ねじ棒3bを緩めることにより連結片4aを長孔3a
に沿って移動できるようにしてある。5は基枠1におけ
る布張面を示し、上記本体3及び調節枠4の上面をもっ
て構成してあり、その断面形状は円弧状となっている。
6は該布張面の中間部に設けられた窓孔で、第2図の如
く上記本体3に切欠状に形成してある。上記布張面5は
該窓孔6によってそれよりも元部側の部分5aと自由端側
の部分5bとに分けられており、各々の部分5a,5bによっ
て帽子の周壁を受けるようになっている。7は第1、
2、5図に示される如く本体3の下部に形成した欠如部
で、周囲の長さが短い帽子の場合においてその周壁の一
部の侵入を可能にする為の部分である。8は本体3の元
部に備えられた連結部で、ミシンの側に備えられる駆動
部に対する連結を行う為の部分であり、嵌合凹部9、嵌
合孔10等が備わっている。第2図に明示される12,13は
本体3の右側及び左側に夫々備えられた連結片で、上記
押え枠2を連結する為のものであり、各々の元部を取付
ブロック14でもって本体3の元部に固着してある。尚15
は各連結片13に固着されている位置決用の鍔である。
次に上記押え枠2について説明する。21,22は左右の
横側部材で、硬質の金属板で形成してある。23は自由端
側部材、24は元部側部材を夫々示し、各々の下面23a,24
aが夫々帽子の周壁を押さえる為の押え部となってい
る。上記自由端側部材23及び元部側部材24は何れも薄く
て柔軟なスチールプレートでもってバンド状に形成され
ている。元部側部材24は第3、4図に示されるように湾
曲した形状に形成されて、その庇側の端(帽子を押え付
けたときに帽子の庇に最も近い側に位置する状態となる
端)24bの中央部24b′が両側24b″,24b″に比べ庇側に
向けて山形状に突出するようにしてある。元部側部材24
の両端は横側部材21,22に例えば熔接手段によって固着
され、又自由端側部材23は元部側部材24に対する遠近が
自在となるようその左右の両端が調節装置26,26を用い
て横側部材21,22に連結してある。25は部材23,24間に形
成された窓を示す。次に上記調節装置26の構造を第2図
に基づいて説明すると、27は横側部材21或いは22に固着
された保持具で、透孔28を有しており、側壁には止具と
して例示する固定用のねじ棒29が螺着してある。30は透
孔28に抜き差し自在に挿通した調節杆で、その先端に上
記自由端側部材23の端が例えば溶接手段によって固着し
てある。尚その固着は、第2図に符号31で示される取付
ブロックを調節杆30の先端に固着し、その取付ブロック
31に自由端側部材23の端を溶接手段によって固着した構
造にしても良い。上記のような構造の押え枠2は一方の
横側部材22が時計バンド等において周知の折り畳みが可
能な構造の締具33でもって連結片12に連結され、他方の
横側部材21には他方の連結片13に引っ掛ける為のフック
34が一体形成されて、基枠1に対する締付を可能にして
ある。尚その連結手段は、基枠1に対する締付を可能に
するその他の公知の手段を用いても良い。
次に上記帽子枠の使用法を説明する。先ず第1図の如
く押え枠2を基枠1の上から除去した状態において、基
枠1に対し第5、6図の如く帽子40を被せ付け、額部分
40aにおける刺繍領域を窓孔6に存置させる。次に押え
枠2における締具33を伸ばした状態でフック34を連結片
13に掛け、更に押え枠2における元部側部材24や自由端
側部材23を受部5a,5b上の帽子40の周壁に被せ付ける。
そして締具33を第6図に示されるように折り畳む。これ
により元部側押え部24a及び自由端側押え部23aによって
帽子40の周壁は元部側受部5a及び自由端側受部5bに夫々
しっかりと押え付けられる。この場合、前述の如き形状
に形成してある元部側部材24は第7、8図に示される如
く帽子40の庇40bに当たったりすることなく額部分40aの
下端部を受部5aにぴったりと押さえることができる。以
上のようにして帽子40は、その全刺繍領域が窓孔6に皺
無くぴんと張り広げられかつ窓25に露出した状態で帽子
枠にしっかりと固定される。
次に上記帽子枠を第4、5図に示される如く刺繍ミシ
ンにおける帽子枠の駆動部41に連結する。その連結は、
図示される如く駆動部41に備えられている嵌合片42及び
止付片43が夫々帽子枠における嵌合凹部9、嵌合孔10に
嵌合する状態に行う。この状態においては円筒形状の基
枠1の軸心が駆動部41の回動中心と一致する状態とな
る。又ミシンにおけるベッド44は該帽子枠の空間1aに侵
入した状態となる。尚上記駆動部41は例えば前記公報に
示された駆動リングと均等のものである。
この状態において刺繍ミシンが駆動されると、駆動部
41の回動及びその軸心方向への進退によって、上記張り
付けられた帽子40の額部分がベッド44の上で前後及び左
右に移動され、又周知の如く縫製用の針45、布押え46等
が上下動して、針45を通して供給される上糸と、ベッド
44内の釜から供給される下糸とによって、上記帽子40の
額部分40aに周知の刺繍縫いが施される。
次に第9図は受部5aeにおける窓孔6eの側の縁5a′、
受部5be及び自由端側部材23eを何れも元部側部材24eに
おける庇側の端24beと同様の形状に形成した例を示すも
のである。このようにした場合、符号a及びbで示す如
く、帽子4eにおける額部分の隅を含めた非常に広い領域
に刺繍を施すことができる。
なお、機能上前図のものと同一又は均等構成と考えら
れる部分には、前図と同一の符号にアルファベットのe
を付して重複する説明を省略した。
〔発明の効果〕
以上のように本発明にあっては、帽子40における額部
分40aの刺繍領域に刺繍をしたい場合、基枠1に帽子40
を被せ付け、押え枠2で押さえることによって、刺繍領
域を窓孔6に張り広げた状態に保持でき、基枠1を動か
すのみで上記刺繍領域に容易に刺繍を施しうる便利性が
ある。
しかも額部分の高さが低い帽子に刺繍したり、或いは
額部分の高さが高い帽子の額部分において庇に近い部分
に刺繍したい場合において、夫々上記の如く帽子を保持
する場合、押え枠2における庇側の端24bは両側24b″,2
4b″に比べ中央部24b′を山形状に突出させてあるか
ら、庇40bを押さえることなく額部分40aのみを押さえる
ことができ、各々の場合おける刺繍領域を、庇の付け根
に近い部分に皺を発生させることなくぴんと張ることが
できる特長がある。このことは上記のような何れの場合
でも適正な刺繍を可能にできて広い適応性が得られる実
用上の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は斜視図、第
2図は分解斜視図、第3図は押え枠の底面図、第4図は
帽子を装着した状態を示す平面図、第5図は同側面図
(押え枠及び帽子は断面を示した)、第6図は第5図に
おいて基枠及び帽子をVI−VI線位置で破断した状態を示
す正面図、第7図はVII−VII線断面図、第8図はVIII−
VIII線断面図、第9図は受部及び押え部の形状の異なる
例を示す平面図、第10図は従来の帽子枠に帽子を装着し
た状態を示す平面図、第11図はXI−XI線断面図。 1……基枠、2……押え枠、6……窓孔、24b……庇側
の端。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側には刺繍ミシンにおけるベッド存置用
    の空間を有し、外面は断面円弧状の布張面となってお
    り、しかも一端は上記布張面に帽子の周壁を被せ付け得
    るよう自由端となっており、中間部には上記周壁におけ
    る刺繍領域を存置させる為の窓孔が備えられている基枠
    と、上記布張面に被せ付けた帽子の周壁を布張面に対し
    て押え付ける為の押え枠であって上記刺繍領域を露出さ
    せる為の窓を備えている押え枠とから成る刺繍ミシン用
    帽子枠において、上記押え枠における上記帽子の庇側の
    端は、その中央部が両側に比べ庇側に向けて山形状に突
    出していることを特徴とする刺繍ミシン用帽子枠。
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KR101124140B1 (ko) * 2005-08-09 2012-03-21 도카이 고교 미싱 가부시키가이샤 곡면에 봉제하기 위한 미싱 및 데이터 작성 장치 및 봉제 방법
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