JP2005324931A - 給紙装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に給紙機能を回復することができる給紙装置を提供する。
【解決手段】この給紙装置10によれば、突出部22が給紙時における記録用紙との摩擦により摩耗してしまった場合であれば、操作レバー50を操作して突出部22の突出量を増加させるだけで、給紙時に突出部22と記録用紙とが適切に接触する状態を回復することができる。また、突出部22が必要以上に突出している場合であれば、操作レバー50を操作して突出部22の突出量を減少させるだけで、同様に突出部22と記録用紙とが適切に接触する状態を回復することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、プリンタなどの給紙装置に関する。
従来から、プリンタなどの給紙装置として、積層してセットされた複数の記録用紙を、この記録用紙表面に対して傾斜した傾斜面へ向けて搬送し、記録用紙の端部と、傾斜面,および,この傾斜面から突出する突出部材との摩擦によって、記録用紙Pを1枚ずつ抽出(分離)して給紙を行う構成のものが利用されている。
近年では、この構成における突出部材(分離体)を、傾斜面(分離傾斜面)を構成する部材より高い摩擦係数を有する部材とし、金属製の板バネ(弾性支持手段)に支持された状態で傾斜面から突出させる構成とすることが提案されている(特許文献1参照)。
このような構成であれば、板バネが金属製であって、給紙装置が使用される環境変化(温度変化や湿度変化)の影響を受けにくいことから、使用環境に拘わらず安定して記録用紙の抽出を行うことができるという効果が得られる。
特開2003−292183号公報
上述したような構成において、突出部材は、高い摩擦係数を有する樹脂材料などで形成することになるが、樹脂材料で形成されていると、給紙時に記録用紙との接触が繰り返されることによる接触部分の摩耗が避けられない。そして、突出部材が摩耗してしまうと、突出部材と記録用紙とが適切に接触できないために、記録用紙を正確に1枚ずつ抽出することができなくなってしまう虞がある。
このような場合、突出部材を交換すれば、給紙装置としての給紙機能を回復することはできるが、突出部材は、給紙装置の構造上、ユーザによる取り替えが困難な位置に取り付けられていることが一般的であるため、給紙機能を回復するために専門の修理業者等に修理を依頼しなければならず、利便性に欠いたものとなっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、容易に給紙機能を回復することができる給紙装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため請求項1に記載の給紙装置は、シート状の被記録媒体を収納する収納部と、該収納部に収納された被記録媒体の一端部側に位置し、被記録媒体の表面に対して傾斜した傾斜面、および、該傾斜面から突出して被記録媒体の一端部に接触した状態で該一端部を保持する突出部材を有する媒体保持部と、前記収納部に収納された被記録媒体を前記媒体保持部方向へ搬送するとともに、この搬送される被記録媒体の一端部と前記傾斜面および前記突出部材との摩擦によって、前記収納部から被記録媒体を1枚ずつ抽出して給紙を行う給紙手段と、を備えた給紙装置であって、前記突出部材が前記傾斜面から突出する突出量を変更可能な突出量変更手段を備えている。
このように構成された給紙装置によれば、突出部材の突出量が適切でない場合であっても、この突出部材の突出量を突出量変更手段により変化させるだけで、給紙時に突出部材と被記録媒体とが適切に接触する状態を回復することができるため、これにより、給紙装置としての給紙機能を容易に回復することができる。
例えば、突出部材が給紙時における被記録媒体との摩擦により摩耗してしまった場合であれば、この突出部材の突出量を増加させるだけで、給紙時に突出部材と記録用紙とが適切に接触する状態を回復することができる。また、突出部材が必要以上に突出している場合であれば、この突出部材の突出量を減少させるだけで、同様に突出部材と被記録媒体とが適切に接触する状態を回復することができる。
また、突出部材の突出量を変更可能な範囲内であれば、突出部材の突出量を変更させるだけで給紙機能を回復することができるため、専門の修理業者等に修理を依頼して突出部材を交換する必要はない。
なお、上述した突出量変更手段は、突出部材の傾斜面からの突出量を変更することができれば、どのような構成であってもよいが、例えば、請求項2,請求項3に記載のような構成を適用することができる。
請求項2に記載の給紙装置において、前記突出量変更手段は、前記突出部材を前記傾斜面に埋没している端部側から押圧しており、該押圧している押圧端部と反対側の端部に、それぞれ前記押圧端部からの距離が異なる複数種類の被支持面が形成されている変更押圧部と、該変更押圧部の被支持面と対向する位置に、前記複数種類の被支持面のうちいずれかの被支持面に接触した状態で前記変更押圧部を支持する支持突起が形成された変更支持部と、を有し、該変更支持部を前記被支持面に沿って変位(変更押圧部に対して相対的に変位)させ、前記支持突起が接触する前記被支持面を変更することにより、前記突出部材の前記傾斜面からの突出量を変化させる、といった構成である。
このような構成であれば、変更支持部を被支持面に沿って変位(変更押圧部に対して相対的に変位)させることで、この変更支持部の支持突起が接触する変更押圧部の被支持面を、別の被支持面に変更することができる。そして、このように支持突起の接触する被支持面を変更することにより、変更押圧部が突出部材を押圧する押圧量(押圧距離)も変更され、これにより、変更押圧部の傾斜面からの突出部材の突出量を変化させることができる。
また、請求項3に記載の給紙装置において、前記突出量変更手段は、前記突出部材を前記傾斜面に埋没している端部側から押圧する変更押圧部と、該変更押圧部が前記突出部材を押圧する押圧端部と反対側の端部に対向する位置に、それぞれ前記押圧端部からの距離が異なる複数種類の支持面が形成され、該支持面のうちいずれかの支持面を、前記押圧端部と反対側の端部に接触させた状態で前記変更押圧部を支持する変更支持部と、を有し、該変更支持部を前記支持面に沿って変位(変更押圧部に対して相対的に変位)させ、前記支持突起が接触する前記支持面を変更することにより、前記突出部材の前記傾斜面からの突出量を変化させる、といった構成である。
このような構成であれば、変更支持部を支持面に沿って変位(変更押圧部に対して相対的に変位)させることで、この変更押圧部の押圧端部と反対側の端部が接触する変更支持部の支持面を、別の支持面に変更することができる。そして、このように押圧端部と反対側の端部が接触する支持面を変更することにより、変更押圧部が突出部材を押圧する押圧量(押圧距離)も変更され、これにより、変更押圧部の傾斜面からの突出部材の突出量を変化させることができる。
また、この構成においては、請求項4に記載のように、前記突出量変更手段から当該給紙装置外部へと延びる操作部材を備え、該操作部材を変位させることに伴って、前記変更支持部を前記被支持面に沿って変位させる、ように構成するとよい。
このように構成すれば、操作部材を操作することにより、容易に突出部材の突出量を変更することができる。
例えば、この操作部材を、本給紙装置の筐体面に沿った方向へ操作部材をスライドさせることで変更支持部を被支持面に沿って変位(相対的に変位)させることができるように構成すれば、筐体から露出する操作部材の長さが操作部材の操作に伴って変化しないため、本給紙装置を設置する際に、操作部材の露出部分が変化することを考慮しなくてもよくなる。また、本給紙装置の筐体面と交差する方向へ操作部材をスライドさせることで変更支持部を被支持面に沿って変位(相対的に変位)させることができるように構成すれば、この操作部材をまっすぐスライドさせるだけで突出量変更手段に対して均等に圧力を加えることができるため、突出部材の突出量を変更する際に、変更押圧部と変更支持部との位置関係がズレにくい。
ところで、上述したように、突出部材が摩耗してしまった際には、この突出部材の突出量を変更することで給紙機能を回復させればよいが、実際に突出部材が摩耗しているか否かをユーザが把握することは困難である。そのため、突出部材の突出量を変更すべき状態になった旨を何らかの方法により報知できることが望ましい。
例えば、突出部材が摩耗した場合には、突出部材と被記録媒体とが適切に接触しなくなり、給紙手段による給紙が正常に行われにくくなるため、このように給紙が正常に行われなかったことが複数回発生した際に、突出部材の突出量を変更すべき状態になったこととして報知することが考えられる。
このためには、例えば、請求項5に記載のように、前記給紙手段による給紙が正常に行われなかった回数を監視する回数監視手段と、該回数監視手段により監視されている回数が所定のしきい値以上となった際に、前記突出部材の突出量を変更すべき状態になった旨を報知する変更報知手段と、を備えるとよい。
このように構成すれば、変更報知手段によって、突出部材の突出量を変更しなければならない状態になっていることをユーザに確認させることができ、ユーザが実際に突出量を変更する操作を行うことで給紙機能を回復させることができる。
また、この構成において、回数監視手段により監視する「給紙が正常に行われなかった回数」として、例えば、給紙手段が作動したにも拘わらず給紙が行われなかった空送回数を採用することができる。このような空送は、必要以上に突出した突出部材が被記録媒体の給紙方向への搬送を妨げることにより発生するものであるため、空送が複数回にわたり発生したことを、突出部材の突出量を減らすべき状態になったこととして報知すればよい。
このためには、例えば、請求項6に記載のように、変更報知手段が、前記回数監視手段により監視されている空送回数が所定の第1しきい値以上となった際に、前記突出部材の突出量を減らすべき状態になった旨を報知する、ように構成するとよい。
このように構成すれば、変更報知手段による報知によって、突出部材の突出量を減らすべき状態になっていることをユーザに確認させることができ、ユーザが実際に突出量を減らす操作を行うことで給紙機能を適切なタイミングで回復させることができる。
また、回数監視手段により監視する「給紙が正常に行われなかった回数」として、例えば、給紙手段により複数の被記録媒体が給紙方向にズレた状態で同時に給紙されてしまった重送回数を採用することもできる。このような重送は、突出量の足りない突出部材が、本来給紙すべき被記録媒体以外の被記録媒体が給紙方向へ搬送されることを充分に防止できていないことにより発生するものであるため、重送が複数回にわたり発生したことを、突出部材の突出量を増やすべき状態になったこととして報知すればよい。
このためには、例えば、請求項7に記載のように、変更報知手段が、前記回数監視手段により監視されている重送回数が所定の第2しきい値以上となった際に、前記突出部材の突出量を増やすべき状態になった旨を報知する、ように構成するとよい。
このように構成すれば、変更報知手段による報知によって、突出部材の突出量を増やすべき状態になっていることをユーザに確認させることができ、ユーザが実際に突出量を増やす操作を行うことで給紙機能を適切なタイミングで回復させることができる。
なお、上述したような回数監視手段により回数を監視する構成においては、請求項8に記載のように、前記変更報知手段が、ユーザに前記突出部材の突出量を変更すべき状態になった旨のメッセージを通知することにより報知を行って、前記回数監視手段が、前記変更報知手段によりメッセージが通知されてから、ユーザにより前記突出部材の突出量を変更した旨の操作を受けた際、監視していた回数をリセットする、ように構成するとよい。
このように構成すれば、変更報知手段によるメッセージの通知を受けたユーザが突出部材の突出量を変更する操作を行う毎に、給紙が正常に行われなかった回数の監視を改めて開始することができる。
ところで、上述したように、突出部材が摩耗してしまった際には、この突出部材の突出量を変更することで給紙機能を回復すればよいが、実際に突出部材が摩耗しているか否かをユーザが把握することは困難である。そのため、突出部材の突出量を変更すべき状態になった際、突出量を自動的に変更できることが望ましい。例えば、突出部材が摩耗した場合には、突出部材と被記録媒体とが適切に接触しなくなり、給紙手段による給紙が正常に行われにくくなるため、このように給紙が正常に行われなかったことが複数回発生した際に、突出部材の突出量が自動的に変更されるような構成が考えられる。
このためには、例えば、請求項9に記載のように、前記突出量変更手段が、外部からの指令を受けて前記突出部材の突出量を変更する変更機構を有しており、さらに、前記給紙手段による給紙が正常に行われなかった回数を監視する回数監視手段と、該回数監視手段により監視されている回数が所定のしきい値以上となった際に、前記突出量変更手段の変更機構に突出量の変更を指令する変更指令手段と、を備えている、といった構成とすればよい。
このように構成すれば、給紙がしきい値以上の回数正常に行われなかった場合に、変更機構にて突出部材の突出量を変更させることにより、給紙機能を自動的に回復させることができる。
また、この構成において、回数監視手段により監視する「給紙が正常に行われなかった回数」として、例えば、給紙手段が作動したにも拘わらず給紙が行われなかった空送回数を採用することができる。このような空送は、必要以上に突出した突出部材が被記録媒体の給紙方向への搬送を妨げることにより発生するものであるため、空送が複数回にわたり発生したことを、突出部材の突出量を減らすべき状態になったこととみなして、突出量を減少させればよい。
このためには、例えば、請求項10に記載のように、前記変更指令手段が、前記回数監視手段により監視されている空送回数が前記しきい値以上となった際に、前記突出量変更手段の変更機構に前記突出部材の突出量を減少させる、ように構成するとよい。
このように構成すれば、空送がしきい値以上発生して突出部材の突出量を減らすべき状態になった際に、変更機構にて突出部材の突出量を減少させることにより、給紙機能を自動的に回復させることができる。
また、上述した回数監視手段により監視する「給紙が正常に行われなかった回数」として、例えば、給紙手段が作動したにも拘わらず給紙が連続して行われなかった連続空送回数、および、現在までに給紙手段が作動したにも拘わらず給紙が行われなかった累積空送回数を採用することができる。
このためには、請求項11に記載のように、前記回数監視手段は、前記給紙手段が繰り返し作動したにも拘わらず連続して給紙が行われなかった連続空送回数、および、現在までに前記給紙手段が作動したにも拘わらず給紙が行われなかった累積空送回数を監視しており、前記変更指令手段は、前記回数監視手段により監視されている回数に基づき、前記連続空送回数が所定の第1しきい値以上、かつ、前記累積空送回数が所定の第2しきい値以上となった際に、前記突出量変更手段の変更機構に前記突出部材の突出量を減少させる、ように構成するとよい。
このように構成すれば、連続空送回数が第1しきい値以上,かつ,累積空送回数が第2しきい値以上発生して突出部材の突出量を減らすべき状態になった際に、変更機構にて突出部材の突出量を減少させることにより、給紙機能を自動的に回復させることができる。
特に、この構成であれば、連続空送回数および累積空送回数に基づいて、突出部材の突出量を減らすべき状態になったか否かを判定することができるため、第1しきい値,第2しきい値を適切に設定することにより、より適切なタイミングで給紙機能を回復させることができる。
また、上述したように、突出部材の突出量を減少させる構成においては、その突出量を変更可能な範囲を超えて減少させることはできず、また、このように下限に到達した状態は、給紙装置に何らかのトラブルが発生していることが予想されるため、下限に到達している旨を報知できるように構成することが望ましい。
このためには、例えば、請求項12に記載のように、前記突出量変更手段により変更される前記突出部材の突出量を監視する突出監視手段と、該突出監視手段により監視されている突出量が、前記突出量変更手段により変更可能な突出量の下限に到達した以降に、前記空送回数が前記しきい値以上となった場合、前記突出部材の突出量が下限に到達した旨を報知する下限報知手段と、を備えるとよい。
このように構成すれば、突出部材の突出量が下限に到達した以降、空送回数がしきい値以上となって突出量を減らすべき状態となった場合に、突出量が下限に到達している旨を報知することができる。
例えば、この下限報知手段による報知を、通信回線を経てサービスセンタへのメッセージの送信などにより行うように構成した場合であれば、このメッセージを受信したサービスセンタ側にて給紙装置に何らかのトラブルが発生したことを確認でき、給紙装置の修理等適切な処置を経て給紙機能を回復させることができる。また、下限報知手段による報知を、メッセージの表示等により行うように構成した場合であれば、ユーザは、このメッセージにより何らかのトラブルが発生したことを確認できるため、修理業者などへの修理依頼を経て給紙機能を回復させることができる。
なお、この構成における下限報知手段は、空送回数がしきい値以上であるか否かに関わらず、突出量が下限に到達した際に、報知を行うように構成してもよい。
また、回数監視手段により監視する「給紙が正常に行われなかった回数」として、例えば、給紙手段により複数の被記録媒体が給紙方向にズレた状態で同時に給紙されてしまった重送回数を採用することもできる。このような重送は、突出量の足りない突出部材が、本来給紙すべき被記録媒体以外の被記録媒体が給紙方向へ搬送されることを防止できないことにより発生するものであるため、重送が複数回にわたり発生したことを、突出部材の突出量を増やすべき状態になったこととみなして、突出量を増加させればよい。
このためには、例えば、請求項13に記載のように、前記回数監視手段は、前記給紙手段により複数の被記録媒体が同時に給紙されてしまった重送回数を監視しており、前記変更指令手段は、前記回数監視手段により監視されている重送回数が前記しきい値以上となった際に、前記突出量変更手段の変更機構に前記突出部材の突出量を増加させる、ように構成するとよい。
このように構成すれば、重送がしきい値以上発生して突出部材の突出量を増やすべき状態になった際に、変更機構にて突出部材の突出量を増加させることにより、給紙機能を自動的に回復させることができる。
また、上述したように、突出部材の突出量を増加させる構成においては、その突出量を変更可能な範囲以上に増加させることは当然できず、また、上限に到達した状態は突出部材を交換しなければならない状態となっていることが予想されるため、その旨を報知できるように構成することが望ましい。
このためには、例えば、請求項14に記載のように、前記突出量変更手段により変更される前記突出部材の突出量を監視する突出監視手段と、該突出監視手段により監視されている突出量が、前記突出量変更手段により変更可能な突出量の上限に到達した以降に、前記重送回数が前記しきい値以上となった場合、前記突出部材の突出量が上限に到達した旨を報知する上限報知手段と、を備えるとよい。
このように構成すれば、突出部材の突出量が上限に到達した以降に、重送回数がしきい値以上となって突出量を増やすべき状態となった場合、突出部材を交換しなければならない状態となっていることを報知することができる。
例えば、この上限報知手段による報知を、通信回線を経てサービスセンタへのメッセージの送信などにより行うように構成した場合であれば、このメッセージを受信したサービスセンタ側にて突出部材を交換しなければならないことを確認でき、突出部材の交換等適切な処置を経て給紙機能を回復させることができる。また、上限報知手段による報知を、メッセージの表示等により行うように構成した場合であれば、ユーザは、このメッセージにより突出部材を交換しなければならないことを確認できるため、修理業者などへの修理依頼を経て給紙機能を回復させることができる。
なお、この構成における上限報知手段は、重送回数がしきい値以上であるか否かに関わらず、突出量が上限に到達した際に、報知を行うように構成してもよい。
また、上述した回数監視手段により回数を監視する構成においては、請求項15に記載のように、前記回数監視手段が、前記変更指令手段により前記突出部材の突出量を変更させた際、監視していた回数をリセットする、ように構成するとよい。
このように構成すれば、突出部材の突出量が変更される毎に、給紙が正常に行われなかった回数の監視を改めて開始することができる。
また、この回数監視手段により監視される回数であって、各手段における動作の契機となる「しきい値」については、突出部材が適切に突出してない場合に正常な給紙が連続的に行われなくなると想定される回数としてあらかじめ定められた値とすればよいが、ユーザ等により任意の値に変更できるように構成してもよい。この後者のことを実現するためには、例えば、請求項16に記載のように、当該給紙装置外部からの指令を受けて、前記しきい値として設定される値を任意に変更可能な設定変更手段を備えるとよい。
このように構成すれば、ユーザ等が、各手段における動作の契機となる「しきい値」を任意に変更することができる。
また、請求項17に記載のプログラムは、請求項5から8のいずれかに記載の回数監視手段および変更報知手段としてコンピュータシステムを機能させるためのプログラムである。このようなプログラムにより制御されるコンピュータシステムは、請求項5から8のいずれかに記載の給紙装置の一部を構成することができる。
また、請求項18に記載のプログラムは、請求項9から15のいずれかに記載の回数監視手段および変更指令手段としてコンピュータシステムを機能させるためのプログラムである。このようなプログラムにより制御されるコンピュータシステムは、請求項9から15のいずれかに記載の給紙装置の一部を構成することができる。
また、このプログラムは、上記各手段だけでなく、請求項12から16のいずれかに記載の突出監視手段,下限報知手段,上限報知手段および設定変更手段として機能させるプログラムとしてもよい。この場合、コンピュータシステムは、請求項12から16のいずれかに記載の給紙装置の一部を構成することができる。
なお、このプログラムは、コンピュータによる処理に適した命令の順番付けられた列からなるものであって、例えば、FD,CD−ROM,メモリーカードなどの記録媒体、インターネットなどの通信回線網を介して、コンピュータシステム,または,コンピュータシステムを利用するユーザに提供されるものである。なお、このプログラムをユーザに提供する場合には、コンピュータシステムのハードディスクやメモリにプレインストールされた状態で提供する形態であってもよい。また、このプログラムを実行するコンピュータシステムとしては、例えば、給紙装置に搭載されたコンピュータシステム,給紙装置とデータ通信可能な他のコンピュータなどが利用できる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[第1実施形態]
複合機1は、ファクシミリ機能,プリンタ機能,複写機能,スキャナ機能などを有する装置であって、図1に示すように、筐体2の上面に配置された各種キーからなる操作パネル3,操作パネル3の後側に配置された液晶ディスプレイからなる表示部4,表示部4の後側に配置された原稿セット部5,筐体2の前側に配置されている記録排紙トレイ6,記録排紙トレイ6の上部に配置されている読取排紙トレイ7,原稿セット部5の後側に配置された給紙装置10などを備えている。
給紙装置10は、図2に示すように、シート状の記録用紙を収納する収納部12,収納部12に収納される記録用紙の下端部側に位置する媒体保持部14,収納部12に収納された記録用紙を給紙方向(図2における矢印Aの方向)へ搬送する給紙ローラユニット16などからなり、収納部12に収納された記録用紙の下端部と媒体保持部14との摩擦によって、収納部12から記録用紙を1枚ずつ抽出して給紙を行う装置である。なお、この給紙装置10において、給紙を行うための具体的な構成については、特許文献1に記載された給紙装置と同様であるため、詳細な説明は省略する。
これらのうち、媒体保持部14は、その上面14aが水平になるように配置され、これにより、収納部12に収納される記録用紙の表面に対して傾斜している。
また、この媒体保持部14は、図3に示すように、その上面14aから突出するように設けられた突出部材20,突出部材20を媒体保持部14に埋没している端部側から押圧する変更押圧部30,変更押圧部30を支持する変更支持部40などを備えている。なお、図3(a),(c)は、媒体保持部14を給紙方向と直交する面に沿った断面図であり、図3(b),(d)は、媒体保持部14を給紙方向と平行な面に沿った断面図である。
この媒体保持部14における突出部材20は、媒体保持部14の上面14aから突出する樹脂製の突出部22と、突出部22が取り付けられた金属製の板バネ部24とからなり、突出部22が、板バネ部24の弾性変形に伴って媒体保持部14上面14aから突出または埋没する方向(図3における上下方向)に変位するように構成されている。
また、変更押圧部30は、突出部材20の板バネ部24を一組の押圧端部32によって下側から押圧しており、この押圧端部32と反対側の端部(押圧端部32が突出部材20を押圧する方向における押圧端部と反対側:図3における下端部)に、それぞれ押圧端部32からの距離が異なる2種類の被支持面34,36が、それぞれ給紙方向と直交する方向(図3(a)における左右方向)に沿って形成されている。なお、本実施形態においては、第1被支持面34の方が、第2被支持面36よりも押圧端部32に近くなるように構成されている。
また、変更支持部40は、一組の支持端部42によって、突出部材20における板バネ部24の両端(図3(a)における板バネ部24の両端)を下側から支持しており、また、変更押圧部30の被支持面34,36と対向する位置に、これら被支持面のいずれかに接触した状態で変更押圧部30を支持する支持突起44が、それぞれ給紙方向と直交する方向に沿って形成されている。なお、初期状態(工場出荷時)において、支持突起44は、変更押圧部30の第1被支持面34に接触している(図3(a),(b)参照)。
このような構成の媒体保持部14は、変更押圧部30が被支持面に沿ってスライド可能に構成されており、この変更押圧部30をスライドさせることで、変更支持部40の支持突起44が接触する被支持面を変更することができる。ここで、変更押圧部30を、変更支持部40の支持突起44が第1被支持面34に接触している状態から第2被支持面36に接触する状態となるまでスライドさせると、変更押圧部30は、両被支持面の高さの差に相当する量だけ上方に持ち上げられ、突出部材20の板バネ部24を上方に押し上げる。そして、板バネ部24が押し上げられた際の弾性変形に伴って、突出部22も上方に押し上げられるため、これにより、媒体保持部14の上面14aから突出する突出部22の突出量が変更される(図3(c),(d)参照)。
また、この媒体保持部14には、図4(a)に示すように、変更押圧部30から給紙装置10の後方(図3(b),(d)における右側)へ延びる操作レバー50が取り付けられており、この操作レバー50を給紙装置10の筐体面(つまり収納部12)と交差する方向へスライドさせることに伴って変更押圧部30が変位するように構成されている(図4(b),(c)参照)。なお、図4(b)は、変更支持部40をスライドさせる前の状態であり、この状態から、図4(c)に示すように、操作レバー50を、変更支持部40における支持突起44の間隔に相当する距離だけ引き出す(図4(c)における操作レバー50は図4(b)と比べて僅かに引き出されている)ことで突出部材20における突出部22の突出量が増加する。
また、複合機1は、図5に示すように、複合機1全体の動作を制御するCPU112,CPU112による処理手順などを記憶するROM114,CPU112による処理結果などを記憶するRAM116,各種機能における設定内容などを記憶するEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-only Memory )118,給紙装置10の動作を制御する給紙制御回路120,記録用紙からの画像の読み取りを行うスキャナ部122,記録用紙への画像の形成を行うプリンタ部124,複合機1を通信回線網Nへ接続する通信制御部126などをバス128にて接続することにより制御系統を構成している。
○変更報知処理
以下に、CPU112により給紙装置10による給紙が行われる毎に実行される変更報知処理の処理手順を図6,図7に基づいて説明する。
まず、変数「Retry 」が初期化(Retry ←0)される(s110)。この変数「Retry 」は、給紙装置10が連続して記録用紙の搬送を正常に行えなかった回数を積算する変数としてRAM116内の所定の記憶領域に記憶されるものである。
次に、給紙装置10に記録用紙がセットされているか否かがチェックされる(s120)。ここでは、給紙装置10に設けられた用紙検出センサ(不図示)からの検出結果によって、給紙装置10に記録用紙がセットされているか否かが判定される。なお、この用紙検出センサにより記録用紙の有無を判定するための構成については、周知であるため詳細な説明は省略する。
このs120の処理で、記録用紙がセットされていないと判定されれば(s120:NO)、給紙装置10へ記録用紙を補給すべき旨が報知され(s130)、記録用紙のセットを終了した旨の操作が操作パネル3により行われるまでs130の処理が繰り返される(s140:NO)。このs130の処理では、記録用紙の補給が必要である旨のメッセージ「用紙をセットして下さい」を、表示部4に表示させることにより報知が行われる。
この後、記録用紙のセットが終了した旨の操作が行われた場合(s140:YES)、または、上述したs120の処理で記録用紙がセットされていた場合(s120:YES)、給紙制御回路120を介して給紙装置10の給紙動作が実行される(s150)。このとき、給紙装置10では、図8に示すように、給紙ローラユニット16における給紙ローラ16aを回転させることによって、収納部12にセットされた記録用紙のうち、最上部の記録用紙Pが、媒体保持部14に押しつけられる方向へ搬送される。これにより、この記録用紙Pは、その曲がりやすさに応じて突出部材20の突出部22を下端部で押し下げながら、突出部22に沿って搬送方向へ徐々に変位していく。そして、この記録用紙Pは、その下端部が媒体保持部14の上面14aに接触するまで突出部22に沿って変位した後、この上面14aに沿った方向,つまり給紙方向へ搬送されていくことになる。
次に、変数「Total 」に「1」が加算(Total ←Total+1)される(s160)。この変数「Total 」は、現在までに給紙装置10により給紙を行った回数を積算する変数としてEEPROM118に記憶されている変数であって、初期設定(工場出荷時)において「0」がセットされている。
次に、記録用紙がプリンタ部124まで搬送されたか否かがチェックされる(s170)。ここでは、s150の処理で給紙装置10に給紙動作を実行させてから所定時間以内に、プリンタ部124に設けられた給紙検出センサ(不図示)により記録用紙の搬送が検出されたら、プリンタ部124まで記録用紙が搬送されてきたと判定される。ここで、記録用紙が搬送されてきていないと判定される状態は、給紙装置10が作動したにも拘わらず記録用紙が搬送されない状況(つまり空送)が発生したことを示している。
このs170の処理で、記録用紙が搬送されていないと判定された場合(s170:NO)、変数「Retry 」が「最大リトライ回数L(本実施形態においては、3回)」に到達している(Retry =L)か否かがチェックされ(s180)、最大リトライ回数Lに到達していないと判定されれば(s180:NO)、変数「Retry 」が1だけインクリメント(Retry ←Retry +1)され(s190)、s150の処理へ戻って、再度、給紙動作が実行される。
一方、変数「Retry 」が最大リトライ回数Lに到達していると判定されれば(s170:YES)、変数「Count_A 」が1だけインクリメント(Count_A ←Count_A +1)される(s200)。この変数「Count_A 」は、空送が発生した回数を積算する変数としてEEPROM118内の所定の記憶領域に記憶されている変数であって、初期設定(工場出荷時)において「0」がセットされている。
次に、変数「Count_A 」が「累積空送回数のしきい値(本実施形態においては100回)Ka」に到達している(Count_A =Ka)か否かがチェックされる(s210)。
このs210の処理で、変数「Count_A 」が累積空送回数のしきい値Kaに到達していないと判定されれば(s210:NO)、給紙装置10の給紙ローラユニット16(給紙ローラ16a)を清掃すべき旨が報知される(s220)。このs220の処理では、給紙ローラユニット16の清掃が必要である旨のメッセージ「給紙ローラを清掃して下さい」を、表示部4に表示させることにより報知が行われる。このように、本実施形態においては、連続して空送の発生した回数(変数「Retry 」)が最大リトライ回数Lに到達したが、空送の発生した累積回数(変数「Count_A 」)が少ない(しきい値Kaに到達していない)状況を、給紙ローラユニット16の汚れなどにより偶発的に空送が発生したと推定して、給紙ローラユニット16を清掃すべき旨が報知される。
この報知が行われた後、給紙ローラユニット16の清掃を終了した旨の操作が操作パネル3により行われるまで待機状態となり(s240:NO)、この操作が行われたら(s240:YES)、s110の処理へ戻って、本変更報知処理が最初から繰り返される。
また、上述したs210の処理で、変数「Count_A 」が累積空送回数のしきい値Kaに到達していると判定されれば(s210:YES)、変数nが下限値「0」であるか否かがチェックされる(s250)。この変数nは、突出部材20における突出部22の突出量に応じた値を示すものであって、初期状態(工場出荷時)において「0」がセットされている。本実施形態においては、変更支持部40をスライドさせることにより、突出部材20における突出部22の突出量を2段階で変更することができるため、突出量が少ない(つまり支持突起44が第1被支持面34に接触している)状態の時が「n=0」となり、突出量が多い(つまり支持突起44が第2被支持面36に接触している)状態の時が「n=1」となる。
このs250の処理で変数nが「0」でないと判定されれば(s250:NO)、突出部材20における突出部22の突出量を減少させるべき旨が報知された後(s260)、突出量を減少させた旨の操作が操作パネル3により行われるまで待機状態となる(s270:NO)。このs260の処理では、突出量を減少させる必要がある旨のメッセージ「操作レバーにより突出部の突出量を減少させて下さい」を、表示部4に表示させることにより報知が行われる。この報知が行われた後、ユーザは、操作レバー50を操作して突出部22の突出量を減少させ、その後、この操作が終了した旨を操作パネル3から入力することになる。
そして、突出量を減少させた旨の操作が操作パネル3から入力されたら(s270:YES)、変数nから「1」が減算(n←n−1)されると共に、変数「Count_A 」が初期化(Count_A ←0)され(s280)、その後、s110の処理へ戻って、本変更報知処理が最初から繰り返される。
また、s250の処理で変数nが「0」であると判定されれば(s250:YES)、これ以上、突出部材20における突出部22の突出量を減少させることができないため、給紙装置10の修理が必要である旨が報知された後(s290)、本変更報知処理は終了する。このs290の処理では、給紙装置10の修理が必要である旨のメッセージを表示部4に表示させることにより報知が行われる。なお、この報知は、表示部4へのメッセージの表示ではなく、通信回線網Nを介してデータ通信可能に接続されたサービスセンタ側のホストコンピュータに対してメッセージを送信することにより行う構成としてもよい。
また、上述したs170の処理で、記録用紙が搬送されてきていると判定された場合(s170:YES)、記録用紙が搬送された以降の経過時間をカウントするためのタイマーがスタートされる(s300)。
次に、プリンタ部124まで搬送されてきた記録用紙に対する画像の形成がプリンタ部124により実行される(s310)。ここでは、プリンタ部124によって、搬送されてきた記録用紙への画像の形成が行われ、更に記録用紙は記録排紙トレイ6まで搬送される。
次に、s300の処理でタイマーがスタートしてから、給紙検出センサにより記録用紙が継続的に検出されている時間「Time」が、正常に記録用紙1枚が搬送された場合に継続的に検出される最長時間T以下である(Time≦T)か否かがチェックされる(s320)。ここで、時間「Time」が最長時間T以下でないと判定された場合は、記録用紙が1枚だけ正常に搬送されたのではなく、複数の記録用紙がそれぞれ搬送方向にズレた状態で重なって搬送されている状況(つまり重送)が発生したことを示している。
このs320の処理で、時間「Time」が最長時間T以下でないと判定された場合(s320:NO)、変数「Count_B 」は1だけインクリメント(Count_B ←Count_B +1)される(s330)。この変数「Count_B 」は、重送が発生した回数を積算する変数としてEEPROM118に記憶される変数であって、初期設定(工場出荷時)において「0」がセットされている。
次に、変数「Count_B 」が「累積重送回数のしきい値(本実施形態においては100回)Kb」に到達している(Count_B =Kb)か否かがチェックされる(s340)。
このs340の処理で変数「Count_B 」が累積重送回数のしきい値Kbに到達していないと判定されれば(s340:NO)、s110の処理へ戻って、本変更報知処理が最初から繰り返される。このように、本実施形態においては、重送が発生したとしても、その累積回数(変数「Count_B 」)が少ない(しきい値Kbに到達していない)状況であれば、突発的に発生した重送であると推定して、本変更報知処理をやり直すこととしている。
一方、s340の処理で変数「Count_B 」が累積重送回数のしきい値Kbに到達したと判定されれば(s340:YES)、変数nが上限値(本実施形態においては「1」)であるか否かがチェックされる(s350)。
このs350の処理で変数nが上限値でないと判定されれば(s350:NO)、突出部材20における突出部22の突出量が増加されるべき旨が報知された後(s360)、突出量が増加された旨の操作が操作パネル3から入力されるまで報知が継続される(s370:NO)。このs360の処理では、突出量を増加させる必要がある旨のメッセージ「操作レバーにより突出部の突出量を増加させて下さい」を、表示部4に表示させることにより報知が行われる。この報知を認識したユーザは、操作レバー50を操作して突出部22の突出量を増加させた後、この操作が終了した旨の入力を操作パネル3にて行うことになる。
そして、突出量を増加させた旨の操作が操作パネル3から入力されたら(s370:YES)、変数nに「1」が加算(n←n+1)されると共に、変数「Count_B 」が初期化(Count_B ←0)された後(s380)、s110の処理へ戻って、本変更報知処理が最初から繰り返される。
また、s350の処理で変数nが上限値であると判定されれば(s350:YES)、これ以上、突出部材20における突出部22の突出量は増加されることができないため、給紙装置10の修理が必要である旨が報知された後(s390)、本変更報知処理は終了される。このs390の処理では、給紙装置10の修理が必要である旨のメッセージを表示部4に表示させることにより報知が行われる。なお、この報知についても、s290の処理と同様、サービスセンタ側のホストコンピュータにメッセージを送信することにより行われるものとしてもよい。
また、上述したs320の処理で、時間「Time」が最長時間T以下であると判定された場合(s320:YES)、次のページとして形成すべき画像が存在すると判定されれば(s400:YES)、s110の処理へ戻って、このページに対する本変更報知処理が実行される。
一方、s400の処理で次のページとして形成すべき画像が存在しないと判定されれば(s400:NO)、変数「Total 」が所定のしきい値J(本実施形態においては、100,000)以上(Total≧J)の値になっているか否かがチェックされる(s410)。
このs410の処理で、変数「Total 」が所定のしきい値J以上の値になっていると判定された場合(s410:YES)、給紙装置10のメンテナンスが必要である旨が報知された後(s420)、給紙装置10の動作が停止されて(s430)、本変更報知処理は終了する。このs420の処理では、給紙装置10のメンテナンス(例えば、突出部材20の交換)が必要である旨のメッセージを表示部4に表示させることにより報知が行われる。なお、この報知についても、s290,s390の処理と同様、サービスセンタ側のホストコンピュータにメッセージを送信することにより行われるものとしてもよい。
[第1実施形態の効果]
このように構成された複合機1の給紙装置10によれば、突出部材20における突出部22の突出量が適切でない場合であっても、この突出量を操作レバー50の操作により変化させるだけで、給紙時に突出部22と記録用紙とが適切に接触する状態を回復することができるため、これにより、給紙装置10としての給紙機能を容易に回復することができる。例えば、突出部22が給紙時における記録用紙との摩擦により摩耗してしまった場合であれば、この突出部22の突出量を増加させるだけで、給紙時に突出部22と記録用紙とが適切に接触する状態を回復することができる。また、突出部22が必要以上に突出している場合であれば、この突出量を減少させるだけで、同様に突出部22と記録用紙とが適切に接触する状態を回復することができる。
また、突出部材20における突出部22の突出量を変更可能な範囲内であれば、この突出部22の突出量を変更させるだけで給紙機能を回復することができるため、専門の修理業者等に修理を依頼して突出部材を交換する必要はない。
また、媒体保持部14では、変更押圧部30を被支持面に沿って変位させることで、変更支持部40の支持突起44が接触する変更押圧部30の被支持面を、この変更押圧部30における押圧端部32からの距離が異なる被支持面に変更することができる。そして、このように支持突起44の接触する被支持面を変更することにより、変更押圧部30が突出部材20を押圧する押圧量(押圧距離)も変更され、これにより、媒体保持部14の上面14aからの突出部22の突出量を変化させることができる。
また、媒体保持部14には、変更押圧部30から給紙装置10の後方へ延びる操作レバー50が取り付けられているため、この操作レバー50を給紙装置10の筐体面と交差する方向へスライドさせることより、容易に変更押圧部30を変位させることができる。そして、この操作レバー50の操作に伴い、突出部22の突出量を容易に変更することができる。このとき、操作レバー50は筐体面と交差する方向に向けてまっすぐスライドさせるだけで変更押圧部30に対して均等に圧力を加えることができるため、突出部22の突出量を変更する際、変更押圧部30と変更支持部40との位置関係がズレにくい。
また、この構成においては、空送の発生した累積回数(変数「Count_A 」)が多い(しきい値Kaに到達した)状態で、連続して空送の発生した回数(変数「Retry 」)が最大リトライ回数Lに到達したことを、突出部材20における突出部22の突出量を減らすべき状態になったこととして、その旨を報知することができる(図7におけるs260の処理)。同様に、給紙装置10において複数の記録用紙が同時に給紙されてしまった重送の発生した累積回数(変数「Count_B 」)が多い(しきい値Kbに到達した)ことを、突出部材20における突出部22の突出量を増やすべき状態になったこととして、その旨を報知することができる(図6におけるs360の処理)。
このような報知を表示部4への表示により行う構成であれば、突出部22の突出量を変更しなければならない状態になっていることをユーザに確認させることができ、ユーザが実際に突出量を変更する操作を行うことで給紙機能を回復させることができる。突出部材20の突出部22が摩耗してしまった際には、この突出量を変更することで給紙機能を回復させればよいが、実際に突出部22が摩耗しているか否かをユーザが把握することは困難である。そのため、上記構成のように、突出量を変更すべき状態になった旨をユーザに知らせることができることは、適切なタイミングで給紙機能を回復させることができるため好適である。
また、図6,図7におけるs380,s280の処理では、突出量を変更すべき状態になった旨の報知を行った後、変数「Count_A,Count_B」を初期化(「0」をセット)している。そのため、報知を受けたユーザが突出部22の突出量を変更する操作を行う毎に、給紙が正常に行われなかった回数のカウントを改めて開始することができる。
また、突出部22の突出量が下限または上限に到達した以降、突出量を減らすべき状態または増やすべき状態となった場合には、図6,図7におけるs290,s390の処理で修理が必要である旨を報知することができる。例えば、メッセージの表示部4への表示により報知を行う構成においては、ユーザは、このメッセージにより修理が必要であること確認できるため、修理業者などへの修理依頼を経て給紙機能を回復させることができる。また、通信回線網Nを介してサービスセンタ側へのメッセージの送信により報知を行う構成においては、このメッセージを受信したサービスセンタ側にて複合機1(給紙装置10)にトラブルが発生したことを確認でき、給紙装置10の修理等適切な処置を経て給紙機能を回復させることができる。
[第2実施形態]
本実施形態における複合機1は、給紙装置10の媒体保持部14および変更報知処理について、一部が第1実施形態と異なっているだけであるため、その相違点についてのみ説明する。
本実施形態において、媒体保持部14における変更押圧部30には、図9,図10,図11に示すように、押圧端部32と反対側の端部(押圧端部32が突出部材20を押圧する方向における押圧端部と反対側:図10(b)における下端部)に、変更支持部40と接触する接触突起38が形成されている。なお、図9は、媒体保持部14の一部を破断した状態で示した斜視図であり、図10は、媒体保持部14,変更押圧部30および変更支持部40の一部を破断した状態で示した斜視図であり、図11は、媒体保持部14,変更押圧部30および変更支持部40の断面を示す側面図である。
また、変更支持部40には、変更押圧部30の接触突起38と対向する位置に、変更押圧部30の押圧端部32からの距離が異なる6種類の支持面46a〜46gが搬送方向に所定の間隔dを空けた状態で形成されており(図11参照)、いずれかの支持面が変更押圧部30の接触突起38と接触した状態で変更押圧部30を支持している。なお、本実施形態においては、第1,第2,…,第6支持面46gの順で押圧端部32までの距離が近くなるように構成されている。なお、変更押圧部30の接触突起38は、初期状態(工場出荷時)において、押圧端部32からの距離が最も遠い第1支持面46aと接触している。
また、本実施形態においては、変更支持部40の下側に配置された板状の部材であるラック60と、このラック60と連結されておりラック60の長手方向に沿って回転するアイドルギヤ62と、このアイドルギヤ62を回転させるモータギヤ64と、このモータギヤ64に動力を伝達するパルスモータ66とにより構成された変更機構を備えている。
ラック60は、給紙方向(図10(b)における左右方向)に延びる板状の部材であって、長さ方向に沿った中心位置には、変更支持部40に形成された貫通穴48および変更押圧部30に形成された貫通穴39を介して上方に延びる突起部60aが形成されている。ここで、変更支持部40の貫通穴48は、突起部60aよりも幅(図10(b)における左右方向の長さ)が広く、変更押圧部30の貫通穴39は、突起部60aと同じ幅となっており、この貫通穴39に突起部60aが嵌め込まれた状態となっている。そのため、このラック60が給紙方向に沿って変位すると、変更押圧部30のみがラック60と共に変位することとなる。
また、ラック60は、アイドルギヤ62に連結されているため、このアイドルギヤ62が正方向(図9における時計回り方向)に回転することにより、搬送方向と反対方向に向けて変位する。このとき、ラック60の変位に伴って変更押圧部30が変位することにより、この変更押圧部30の接触突起38が接触する変更支持部40の支持面が、第1,第2,…,第6支持面46gの順に変化していくことになる。そして、このように接触突起38が接触する支持面46を変化させることで、第1実施形態と同様に、媒体保持部14上面14aから突出する突出部22の突出量を増加させることができる。
一方、アイドルギヤ62が負方向(図9における反時計回り方向)に回転した場合には、ラック60が搬送方向に向けて変位し、これに伴って変更押圧部30が変位することにより、この変更押圧部30の接触突起38が接触する変更支持部40の支持面が、第6,第5,…,第1支持面46aの順に変化していくことになる。そして、このように接触突起38が接触する支持面46を変化させることで、第1実施形態と同様に、媒体保持部14の上面14aから突出する突出部22の突出量を減少させることができる。
このように、本実施形態においては、アイドルギヤ62の回転に伴って突出部材20における突出部22の突出量を変更することができるため、アイドルギヤ62の回転量,つまりはパルスモータ66に対してアイドルギヤ62を所定の回転角だけ回転させるような制御指令を与える毎に、突出部22の突出量を6段階に変更することができる。
○変更報知処理
本実施形態における変更報知処理は、図6,図7におけるs260,s270,s360,s370の処理の代わりに後述するs500〜s510の処理を行うように構成されたものである。
具体的には、図12,図13に示すように、s250の処理で変数nが下限値でなければ(s250:NO)、突出部材20における突出部22の突出量を1段階だけ減少させた後(s500)、s280の処理へ移行する。このs500の処理では、パルスモータ66に対し、変更押圧部30の各支持面間の搬送方向における間隔dに相当する距離だけラック60を搬送方向へ移動させることのできる制御量にて制御指令を与える。これにより、変更押圧部30の接触突起38が接触する変更支持部40の支持面が、第n支持面46から第n−1支持面46に変更され、これにより、突出部22の突出量を1段階だけ減少させることができる。
また、s350の処理で変数nが上限値でなければ(s350:NO)、突出部材20における突出部22の突出量を1段階だけ増加させた後(s510)、s380の処理へ移行する。このs510の処理では、パルスモータ66に対し、変更押圧部30の各支持面間の搬送方向における間隔dに相当する距離だけラック60を搬送方向と反対方向へ移動させることのできる制御量にて制御指令を与える。これにより、変更押圧部30の接触突起38が接触する変更支持部40の支持面が、第n支持面46から第n+1支持面46に変更され、これにより、突出部22の突出量を1段階だけ増加させることができる。
また、図12におけるs350の処理では、本実施形態において突出部22の突出量を6段階で変更できることから、変数nの上限を「6」とし、この上限値となっているか否かをチェックする。
[第2実施形態の効果]
このように構成された複合機1の給紙装置10によれば、第1実施形態と同様の構成から得られる作用,効果の他に、以下に示すような作用,効果が得られる。
本実施形態の給紙装置10によれば、空送の発生した累積回数(変数「Count_A 」)が多い(しきい値Kaに到達した)状態で、連続して空送の発生した回数(変数「Retry 」)が最大リトライ回数Lに到達したことを、突出部材20における突出部22の突出量を減らすべき状態になったこととして、突出部材20における突出部22の突出量を減少させている(図13におけるs500の処理)。同様に、給紙装置10において複数の記録用紙が同時に給紙されてしまった重送の発生した累積回数(変数「Count_B 」)が多い(しきい値Kbに到達した)ことを、突出部材20における突出部22の突出量を増やすべき状態になったこととして、突出部材20における突出部22の突出量を増加させている(図13におけるs510の処理)。こられのように、突出部材20における突出部22の突出量を変更させることによって、給紙機能を自動的に回復させることができる。
また、図12,図13におけるs380,s280の処理では、突出量を変更後、変数「Count_A,Count_B」を初期化(「0」をセット)している。そのため、突出量が変化する毎に、給紙が正常に行われなかった回数のカウントを改めて開始することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、本発明の給紙装置を複合機に適用した構成を例示したが、本発明の給紙装置は、給紙が必要な装置であれば、複合機以外の装置に適用することもできる。
また、上記実施形態においては、媒体保持部14として、突出部材20を下側から押圧する変更押圧部30および変更支持部40を支持する変更支持部40とからなり、変更押圧部30をスライドすることで突出部材20における突出部22の突出量が変更されるように構成されたものを例示した。しかし、突出部材20における突出部22の突出量を変更するための構成としては、この構成に限られず、別の構成を採用することもできる。例えば、変更押圧部30ではなく、変更支持部40をスライドして変更押圧部30を押し上げることにより、突出部22の突出量が変更されるように構成してもよい。また、変更押圧部30および変更支持部40とは別の構成により実現してもよい。
また、上記第1実施形態においては、操作レバー50が、筐体面と交差する方向へスライドさせることに伴って変更押圧部30を変位させることができるように構成されたものを例示した。しかし、この操作レバー50は、例えば、筐体面と平行な方向へスライドさせることで変更押圧部30を被支持面に沿って変位させることができるように構成してもよい。この場合、図14(b),(c)に示すように、変更押圧部30における被支持面34,36それぞれを給紙方向に沿って形成し、変更支持部40における支持突起44それぞれを給紙方向に沿って形成すると共に、図14(a)に示すように、操作レバー50を、筐体面(つまり収納部12)に沿って変位させることができるように構成すればよい。この場合、筐体から露出する操作レバー50の長さが操作レバー50の操作に伴って変化しないため、複合機1を設置する際に、操作レバー50の露出部分が変化することを考慮しなくてもよくなる。
また、上記実施形態における変更報知処理で使用されるしきい値(L,T,Ka,Kb,J)については、EEPROM118に記憶されるものとし、操作パネル3により所定の手順に従った操作が行われた際に任意の値に変更されるように構成してもよい。また、通信回線網N側(例えば、サービスセンタ)からの指令に基づいて、任意の値に変更されるように構成してもよい。このように構成すれば、ユーザまたはサービスセンタ側が、変更報知処理で使用される「しきい値」を任意に変更することができる。
[本発明との対応関係]
上記説明した実施形態において、給紙装置10および給紙装置10の制御に関する構成が本発明における給紙装置である。
また、記録用紙が本発明における被記録媒体であり、媒体保持部14の上面14aが本発明における傾斜面であり、給紙ローラユニット16が本発明における給紙手段であり、変更押圧部30および変更支持部40が本発明における突出量変更手段であり、操作レバー50が本発明における操作部材である。
また、図6,図7,図12,図13におけるs200,s280,s330,s380の処理は、本発明における回数監視手段であり、s260,s360の処理は、本発明における変更報知手段であり、s500,s510の処理は、本発明における変更指令手段であり、s250,s280,350,s380の処理は、本発明における突出監視手段であり、s290の処理は、本発明における下限報知手段であり、s390の処理は、本発明における上限報知手段である。
また、変数「Retry 」によりカウントされる値が本発明における連続空送回数であり、しきい値Lが本発明における第1しきい値である。
また、変数「Count_A 」によりカウントされる値が本発明における累積空送回数であり、しきい値Kaが本発明における第2しきい値である。
また、変更報知処理で使用されるしきい値を任意に変更可能とした場合において、操作パネル3の操作を受けてしきい値を変更,または,通信回線網N側からの指令に基づいてしきい値を変更する処理を行うCPU112は、本発明における設定変更手段である。
複合機を示す斜視図 給紙装置を示す斜視図 媒体保持部を示す断面図;(a),(c)給紙方向と直交する面に沿った断面図、(b),(d)給紙方向と平行な面に沿った断面図 給紙装置における操作レバーを操作する様子を示す斜視図 複合機の制御系統を示すブロック図 第1実施形態における変更報知処理の手順を示すフローチャート(1/2) 第1実施形態における変更報知処理の手順を示すフローチャート(2/2) 給紙装置により給紙が行われる様子を示す図 媒体保持部および変更機構を示す斜視図 媒体保持部および変更機構を示す斜視図(a)と断面図(b) 変更支持部の支持面を示す図 第2実施形態における変更報知処理の手順を示すフローチャート(1/2) 第2実施形態における変更報知処理の手順を示すフローチャート(2/2) 別の実施形態において、給紙装置の操作レバーを操作する様子を示す斜視図(a)、媒体保持部における給紙方向と直交する面に沿った断面図(b),(c)
符号の説明
1…複合機、2…筐体、3…操作パネル、4…表示部、5…原稿セット部、6…記録排紙トレイ、7…読取排紙トレイ、10…給紙装置、12…収納部、14…媒体保持部、16…給紙ローラユニット、16a…給紙ローラ、20…突出部材、22…突出部、24…板バネ部、30…変更押圧部、32…押圧端部、34…第1被支持面、36…第2被支持面、38…接触突起、39…貫通穴、40…変更支持部、42…支持端部、44…支持突起、46a〜46g…第1〜第6支持面、48…貫通穴、50…操作レバー、60…ラック、60a…突起部、62…アイドルギヤ、64…モータギヤ、66…パルスモータ、120…給紙制御回路、122…スキャナ部、124…プリンタ部、126…通信制御部、128…バス。

Claims (18)

  1. シート状の被記録媒体を収納する収納部と、
    該収納部に収納された被記録媒体の一端部側に位置し、被記録媒体の表面に対して傾斜した傾斜面、および、該傾斜面から突出して被記録媒体の一端部に接触した状態で該一端部を保持する突出部材を有する媒体保持部と、
    前記収納部に収納された被記録媒体を前記媒体保持部方向へ搬送するとともに、この搬送される被記録媒体の一端部と前記傾斜面および前記突出部材との摩擦によって、前記収納部から被記録媒体を1枚ずつ抽出して給紙を行う給紙手段と、を備えた給紙装置であって、
    前記突出部材が前記傾斜面から突出する突出量を変更可能な突出量変更手段を備えている
    ことを特徴とする給紙装置。
  2. 前記突出量変更手段は、
    前記突出部材を前記傾斜面に埋没している端部側から押圧しており、該押圧している押圧端部と反対側の端部に、それぞれ前記押圧端部からの距離が異なる複数種類の被支持面が形成されている変更押圧部と、
    該変更押圧部の被支持面と対向する位置に、前記複数種類の被支持面のうちいずれかの被支持面に接触した状態で前記変更押圧部を支持する支持突起が形成された変更支持部と、を有し、
    該変更支持部を前記被支持面に沿って変位させ、前記支持突起が接触する前記被支持面を変更することにより、前記突出部材の前記傾斜面からの突出量を変化させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記突出量変更手段は、
    前記突出部材を前記傾斜面に埋没している端部側から押圧する変更押圧部と、
    該変更押圧部が前記突出部材を押圧する押圧端部と反対側の端部に対向する位置に、それぞれ前記押圧端部からの距離が異なる複数種類の支持面が形成され、該支持面のうちいずれかの支持面を、前記押圧端部と反対側の端部に接触させた状態で前記変更押圧部を支持する変更支持部と、を有し、
    該変更支持部を前記支持面に沿って変位させ、前記支持突起が接触する前記支持面を変更することにより、前記突出部材の前記傾斜面からの突出量を変化させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  4. 前記突出量変更手段から当該給紙装置外部へと延びる操作部材を備え、
    該操作部材を変位させることに伴って、前記変更支持部を前記被支持面に沿って変位させる
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の給紙装置。
  5. 前記給紙手段による給紙が正常に行われなかった回数を監視する回数監視手段と、
    該回数監視手段により監視されている回数が所定のしきい値以上となった際に、前記突出部材の突出量を変更すべき状態になった旨を報知する変更報知手段と、を備えている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の給紙装置。
  6. 前記回数監視手段は、前記給紙手段が作動したにも拘わらず給紙が行われなかった空送回数を監視しており、
    前記変更報知手段は、前記回数監視手段により監視されている空送回数が所定の第1しきい値以上となった際に、前記突出部材の突出量を減らすべき状態になった旨を報知する
    ことを特徴とする請求項5に記載の給紙装置。
  7. 前記回数監視手段は、前記給紙手段により複数の被記録媒体が同時に給紙されてしまった重送回数を監視しており、
    前記変更報知手段は、前記回数監視手段により監視されている重送回数が所定の第2しきい値以上となった際に、前記突出部材の突出量を増やすべき状態になった旨を報知する
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の給紙装置。
  8. 前記変更報知手段は、ユーザに前記突出部材の突出量を変更すべき状態になった旨のメッセージを通知することにより報知を行って、
    前記回数監視手段は、前記変更報知手段によりメッセージが通知されてから、ユーザにより前記突出部材の突出量を変更した旨の操作を受けた際、監視していた回数をリセットする
    ことを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載の給紙装置。
  9. 前記突出量変更手段は、外部からの指令を受けて前記突出部材の突出量を変更する変更機構を有しており、
    さらに、
    前記給紙手段による給紙が正常に行われなかった回数を監視する回数監視手段と、
    該回数監視手段により監視されている回数が所定のしきい値以上となった際に、前記突出量変更手段の変更機構に突出量の変更を指令する変更指令手段と、を備えている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の給紙装置。
  10. 前記回数監視手段は、前記給紙手段が作動したにも拘わらず給紙が行われなかった空送回数を監視しており、
    前記変更指令手段は、前記回数監視手段により監視されている空送回数が前記しきい値以上となった際に、前記突出量変更手段の変更機構に前記突出部材の突出量を減少させる
    ことを特徴とする請求項9に記載の給紙装置。
  11. 前記回数監視手段は、前記給紙手段が繰り返し作動したにも拘わらず連続して給紙が行われなかった連続空送回数、および、現在までに前記給紙手段が作動したにも拘わらず給紙が行われなかった累積空送回数を監視しており、
    前記変更指令手段は、前記回数監視手段により監視されている回数に基づき、前記連続空送回数が所定の第1しきい値以上、かつ、前記累積空送回数が所定の第2しきい値以上となった際に、前記突出量変更手段の変更機構に前記突出部材の突出量を減少させる
    ことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の給紙装置。
  12. 前記突出量変更手段により変更される前記突出部材の突出量を監視する突出監視手段と、
    該突出監視手段により監視されている突出量が、前記突出量変更手段により変更可能な突出量の下限に到達した以降に、前記空送回数が前記しきい値以上となった場合、前記突出部材の突出量が下限に到達した旨を報知する下限報知手段と、を備えている
    ことを特徴とする請求項9から11のいずれかに記載の給紙装置。
  13. 前記回数監視手段は、前記給紙手段により複数の被記録媒体が同時に給紙されてしまった重送回数を監視しており、
    前記変更指令手段は、前記回数監視手段により監視されている重送回数が前記しきい値以上となった際に、前記突出量変更手段の変更機構に前記突出部材の突出量を増加させる
    ことを特徴とする請求項9から12のいずれかに記載の給紙装置。
  14. 前記突出量変更手段により変更される前記突出部材の突出量を監視する突出監視手段と、
    該突出監視手段により監視されている突出量が、前記突出量変更手段により変更可能な突出量の上限に到達した以降に、前記重送回数が前記しきい値以上となった場合、前記突出部材の突出量が上限に到達した旨を報知する上限報知手段と、を備えている
    ことを特徴とする請求項9から13のいずれかに記載の給紙装置。
  15. 前記回数監視手段は、前記変更指令手段により前記突出部材の突出量を変更させた際、監視していた回数をリセットする
    ことを特徴とする請求項9から14のいずれかに記載の給紙装置。
  16. 当該給紙装置外部からの指令を受けて、前記しきい値として設定される値を任意に変更可能な設定変更手段を備えている
    ことを特徴とする請求項5から15のいずれかに記載の給紙装置。
  17. 請求項5から8のいずれかに記載の回数監視手段および変更報知手段としてコンピュータシステムを機能させるためのプログラム。
  18. 請求項9から15のいずれかに記載の回数監視手段および変更指令手段としてコンピュータシステムを機能させるためのプログラム。
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