JP2019018991A - 画像形成システム - Google Patents

画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP2019018991A
JP2019018991A JP2017141531A JP2017141531A JP2019018991A JP 2019018991 A JP2019018991 A JP 2019018991A JP 2017141531 A JP2017141531 A JP 2017141531A JP 2017141531 A JP2017141531 A JP 2017141531A JP 2019018991 A JP2019018991 A JP 2019018991A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
group
server
paper feed
reference number
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017141531A
Other languages
English (en)
Inventor
敬佑 山下
Keisuke Yamashita
敬佑 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2017141531A priority Critical patent/JP2019018991A/ja
Publication of JP2019018991A publication Critical patent/JP2019018991A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】何枚給紙するたびに清掃すべきかを示す情報を画像形成装置間で共有し、給紙ローラー清掃時点を適切に設定する。【解決手段】画像形成システムは、複数の画像形成装置と管理サーバーを含む、各画像形成装置は給紙ローラーを清掃する清掃装置を含む。画像形成装置は基準枚数の用紙を給紙するごとに清掃する。各画像形成装置は給紙ローラーの性能低下を判定する。管理サーバーは性能低下時の枚数を送信した画像形成装置の所属グループを認識する。管理サーバーは、受信した枚数よりも少ない第1補正枚数を設定する。各画像形成装置は管理サーバーから受信した第1補正枚数を新たな基準枚数とする。【選択図】図9

Description

本発明は、印刷に用いる用紙を給紙する画像形成システムに関する。
プリンター、複合機、複写機、ファクシミリ装置のような画像形成装置がある。画像形成装置は用紙を収容する。そして、セットされた用紙を送り出す(給紙する)ローラーが設けられる。使用しているうちに、給紙遅れが生ずることがある。用紙を所定の速度で送り出せないときが給紙遅れである。給紙遅れが生ずると印刷を行う部分への用紙の到達が遅れる。給紙遅れの原因の1つはローラーの摩耗である。給紙遅れに関し、ローラーの寿命を予測する技術の一例が特許文献1に記載されている。
具体的に、特許文献1には、シートを搬送する回転体を含み、回転体の消耗による搬送性能の低下を検出し、回転体の稼働時間を計測し、回転体が消耗により搬送不能となる直前の限界消耗度を予め記憶し、回転体が消耗により搬送不能となる時期を予測し、検出した回転体の消耗度と、計測した回転体の稼動期間と、限界消耗度とを利用し、回転体が消耗により搬送不能となる寿命時期を、予測関数によって算出するシート搬送装置が記載されている。これにより、精度高くローラーの寿命を予測しようとする(特許文献1:請求項1、段落[0010]等参照)。
特開2003−261237号公報
給紙用ローラーの摩耗は給紙遅れの原因の1つである。また、紙粉も給紙遅れの原因の1つである。紙粉は用紙から出る。紙粉の一部は給紙用ローラーの周面に付着する。紙粉は摩擦力を低下させる。そのため、給紙ローラーに付着した紙粉の量が多いほど、スリップしやすくなる。給紙ローラーに付着した紙粉の量が多いほど、給紙が遅れやすくなる。
使用しているうちに、給紙用ローラーの周面に付着する紙粉の量が多くなる。給紙遅れが多発しないように、付着した紙粉を定期的に除去することが好ましい。例えば、一定枚数を給紙するごとに、給紙用ローラーの清掃(紙粉除去)を行うことが考えられる。一定枚数が少なすぎると清掃頻度が高くなる。また、紙粉がほとんど付着していない給紙用ローラーを清掃する場合も出てくる。無駄な清掃は避けるべきである。一方、一定枚数が多すぎると、給紙遅れがひどくなってから清掃が行われる場合が出てくる。給紙遅れの発生前に清掃を行うべきである。しかし、実際に使用してみなければ、何枚給紙するたびに清掃することが好ましいかわからない。そのため、給紙用ローラーの清掃時点を適切に設定することは難しいという問題がある。
特許文献1記載の技術は、用紙到達の遅れの時間拡大に基づきローラーの寿命を予測する。しかし、特許文献1記載の技術は、給紙用ローラーへの紙粉の付着を考慮しない。従って、上記の問題を解決することはできない。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、何枚給紙するたびに清掃すべきかを示す情報を画像形成装置間で共有し、給紙ローラー清掃時点を適切に設定する。
上記課題解決のため、請求項1に係る画像形成システムは、画像形成システムは、複数の画像形成装置と、管理サーバーと、を含む。それぞれの前記画像形成装置は、給紙部、給紙センサー、計時部、通信部、記憶部、制御部を含む。前記給紙部は、給紙を行う給紙ローラーと、前記給紙ローラーの清掃処理を行う清掃装置を含む。前記給紙センサーは、前記給紙ローラーよりも用紙搬送方向下流側に設けられ、用紙の到達、通過を検知する。前記計時部は、前記給紙ローラーの回転開始から前記給紙センサーが用紙先端を検知するまでの所要時間を測る。前記通信部は、前記管理サーバーと通信する。前記記憶部は、基準枚数と、使用開始から又は先の前記清掃処理の終了後から給紙した枚数である給紙枚数と、を記憶する。前記制御部は、前記所要時間に基づき前記給紙ローラーの性能低下を判定する。前記制御部は、前記給紙枚数が前記基準枚数に到達する前に前記性能低下を判定したとき、判定時点の前記給紙枚数である性能低下枚数を前記管理サーバーに向けて前記通信部に送信させる。前記管理サーバーは、サーバー通信部、サーバー処理部、サーバー記憶部を含む。前記サーバー通信部は、それぞれの前記画像形成装置と通信する。前記サーバー処理部は、管理する前記画像形成装置を何れかのグループに振り分ける。前記サーバー記憶部は、前記グループごとに、前記画像形成装置で設定されている前記基準枚数を記憶する。前記サーバー通信部が前記性能低下枚数を受信した場合、前記サーバー処理部は、前記性能低下枚数を送信した前記画像形成装置が属する前記グループである所属グループを認識する。前記サーバー処理部は、受信した前記性能低下枚数よりも少ない第1補正枚数を設定する。前記サーバー処理部は、前記第1補正枚数を前記所属グループの新たな前記基準枚数とする更新を前記サーバー記憶部に行わせる。前記サーバー処理部は、前記所属グループに属する前記画像形成装置に向けて、前記第1補正枚数を前記サーバー通信部に送信させる。前記制御部は、受信した前記第1補正枚数を新たな前記基準枚数とする更新を前記記憶部に行わせる。前記制御部は、前記給紙枚数が前記基準枚数になったとき、前記清掃装置に前記清掃処理を実行させる。
本発明によれば、何枚給紙するたびに清掃すべきかを示す情報を複数の画像形成装置で共有することができる。共有情報に基づき、各画像形成装置において、給紙ローラーの清掃時点を適切に設定することができる。
実施形態に係る画像形成システムの一例を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置の一例を示す図である。 実施形態に係る給紙部の一例を示す図である。 実施形態に係る清掃装置の一例を示す図である。 実施形態に係る清掃装置を用いた清掃処理の一例を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置の給紙関連部分の一例を示す図である。 実施形態に係る管理サーバーの一例を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置1の給紙時の処理の一例を示す図である。 実施形態に係る性能低下枚数の受信時の処理の一例を示す図である。 実施形態に係る低下無し通知受信時の処理の一例を示す図である。 実施形態に係る所属グループの基準枚数の更新後の管理サーバーの処理の一例を示す図である。 実施形態に係る補正枚数の受信時の処理の一例を示す図である。
以下、図1〜図12を用いて本発明の実施形態を説明する。但し、本実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定せず、単なる説明例にすぎない。
(画像形成システム100)
図1に基づき、実施形態に係る画像形成システム100の一例を説明する。図1は、実施形態に係る画像形成システム100の一例を示す図である。
画像形成システム100は、複数の画像形成装置1と管理サーバー2を含む。各画像形成装置1と管理サーバー2は通信可能に接続される。例えば、各画像形成装置1と管理サーバー2はネットワーク300を介して通信する。画像形成装置1はプリンターでもよい。また、画像形成装置1は複合機でもよい。画像形成装置1はプリンター、複合機以外の印刷装置でもよい。
(画像形成装置1)
次に、図2に基づき、実施形態に係る画像形成装置1の一例を説明する。図2は、実施形態に係る画像形成装置1の一例を示す図である。本説明では、画像形成装置1として、プリンターを例に挙げて説明する。
図2に示す画像形成装置1は、画像形成システム100に含まれる画像形成装置1の一例である。画像形成装置1は制御部10を含む。制御部10は画像形成装置1の動作を制御する。制御部10はCPU10aと画像処理部10bを含む基板である。CPU10aは画像形成装置1に関する制御、演算を行う集積回路である。CPU10aは、記憶部11に記憶されるプログラム、データに基づき画像形成装置1の各部の制御、各種の演算処理を行う。
コンピューター200から受信したプリントジョブデータに基づき、画像処理部10bは印刷に用いる画像データを生成する。プリントジョブデータはページ記述言語で記述されたデータを含む。画像処理部10bはページ記述言語で記述されたデータから画像データを生成する。また、プリントジョブデータに含まれる設定データに基づき、画像処理部10bは濃度変換や拡大、縮小のような画像処理を画像データに施す。
記憶部11は、ROM11a、RAM11b、HDD11cを含む。記憶部11は、画像形成装置1の制御用の設定データ、画像データのようなデータや制御用のプログラムを記憶する。
画像形成装置1は、操作パネル12を含む、操作パネル12は、表示パネル12a、タッチパネル12b、ハードキー12cを含む。制御部10は、各種設定画面、操作用画像を表示パネル12aに表示させる。操作用画像は、例えば、ボタン、キー、タブである。制御部10は、メッセージを表示パネル12aに表示させる。表示パネル12aに対し、タッチパネル12bが取り付けられる。タッチパネル12bはタッチ位置を検知する。タッチパネル12bの出力に基づき、制御部10は操作された操作用画像を認識する。
また、画像形成装置1は印刷部13を含む。印刷部13は、給紙部3、搬送部13a、画像形成部13b、定着部13cを含む。制御部10は、給紙部3、搬送部13a、画像形成部13b、定着部13cの動作を制御する。制御部10は、給紙、用紙搬送、トナー像の形成、転写、定着のような印刷関連処理を制御する。印刷ジョブのとき、制御部10は、給紙部3に用紙を1枚ずつ供給させる。制御部10は、供給された用紙を搬送部13aに搬送させる。制御部10は、画像データに基づくトナー像を画像形成部13bに形成させる。制御部10は、搬送される用紙へのトナー像の転写を画像形成部13bに行わせる。制御部10は用紙のトナー像を定着部13cに定着させる。搬送部13aは定着後の用紙を機外に排出する。印刷済の用紙は、排出トレイ(不図示)に排出される。
また、画像形成装置1は通信部14を含む。通信部14は、通信用の各種ソケット、通信用回路、通信用ソフトウェアを備える。通信部14はネットワーク300と通信可能に接続される。通信部14は、ネットワーク300を介して、PCやサーバーのようなコンピューター200と通信する。通信部14は、コンピューター200から送信されたプリントジョブデータを受信する。制御部10は、受信したプリントジョブデータに基づく印刷を印刷部13に行わせる。また、通信部14は、ネットワーク300を介して、管理サーバー2と通信できる。
(給紙部3)
次に、図3〜図6を用いて、実施形態に係る給紙部3の一例を説明する。図3は、実施形態に係る給紙部3の一例を示す図である。図4は、実施形態に係る清掃装置6の一例を示す図である。図5は、実施形態に係る清掃装置6を用いた清掃処理の一例を示す図である。図6は、実施形態に係る画像形成装置1の給紙関連部分の一例を示す図である。
図3は、給紙部3(用紙を送り出す部分)を拡大した図である。図3に示す給紙部3は用紙を上方に送り出す。図3の破線は、用紙の搬送方向を示す。給紙部3は、給紙を行う給紙回転体4を含む。給紙回転体4として、給紙ローラー40、第1捌きローラー41、第2捌きローラー42が設けられる。また、図3、図4に示すように、給紙部3は、用紙カセット31、用紙トレイ32、清掃装置6を含む。用紙トレイ32が用紙カセット31内に設けられる。用紙束が用紙トレイ32にセットされる。用紙トレイ32の用紙搬送方向下流側の端部が上方に持ち上げられる。用紙トレイ32の最上位の用紙は、給紙ローラー40と接する。
給紙モーター33は、給紙ローラー40、第1捌きローラー41、第2捌きローラー42を回転させる。給紙時、制御部10は給紙モーター33を回転させる。給紙ローラー40の周面と紙面の摩擦により、用紙が用紙搬送方向下流側に送り出される。各捌きローラーは重送された用紙を捌く。給紙モーター33の回転時、第1捌きローラー41は用紙を下流に送る。第2捌きローラー42は用紙を用紙トレイ32に戻す。これにより、重送された用紙が捌かれる。なお、搬送力は、第2捌きローラー42よりも第1捌きローラー41の方が大きい。
また、給紙部3はリフトモーター34を含む。給紙部3は、リフトモーター34の動力を用いて、用紙トレイ32を上昇させる機構を含む。給紙時、制御部10は用紙トレイ32を上昇させる。用紙トレイ32を上昇させていくうちに、用紙と給紙ローラー40が接する。給紙ローラー40は上下方向で揺動可能である。用紙と給紙ローラー40の接触後、用紙トレイ32を上昇させると、給紙ローラー40が持ち上げられる。制御部10は、給紙ローラー40が上限に到達するまでリフトモーター34を回転させる。給紙ローラー40の上限到達を検知する上限検知センサー35が設けられる(図3、図4参照)。上限検知センサー35の出力は、給紙ローラー40が上限位置に有るか否かで変わる。上限検知センサー35の出力は制御部10に入力される。上限検知センサー35の出力に基づき、制御部10は給紙ローラー40が上限位置にあるか否かを認識する。給紙ローラー40が上限位置になったと認識したとき、制御部10は、リフトモーター34を停止させる。
また、給紙センサー5が各捌きローラーの用紙搬送方向下流側に設けられる。給紙センサー5の出力レベル(HighとLow)は、用紙の存在を検知しているか否かにより変わる。つまり、給紙センサー5は供給用紙の到達、通過を検知する。給紙センサー5の出力は制御部10に入力される。給紙センサー5の出力に基づき、制御部10は給紙センサー5の設置位置への用紙の到達と通過を認識する。例えば、給紙センサー5は、透過型の光センサーである。給紙センサー5は他種のセンサーでもよい。
清掃装置6は給紙ローラー40を清掃する。図4に示すように、清掃装置6は除去部材61と移動機構62を含む。除去部材61は、例えば、樹脂製の板である。また、除去部材61はブラシでもよい。清掃のとき、制御部10は、除去部材61を給紙ローラー40に押し当てる。このとき、除去部材61は給紙ローラー40の周面(用紙との接触面)と接触する。移動機構62は除去部材61の位置を移動させる。移動機構62はソレノイドのような駆動源63を含む。清掃を行うとき、移動機構62は除去部材61の位置を突出状態とする。突出状態のとき、除去部材61と給紙ローラー40は接する。清掃完了後、移動機構62は除去部材61を退避状態とする。退避状態のとき、除去部材61と給紙ローラー40は接しない
次に、図5を用いて、各画像形成装置1での清掃処理の流れの一例を説明する。清掃処理は、給紙ローラー40から紙粉を除去する処理である。図5のスタートは、清掃処理の開始時点(清掃時点)である。清掃時点の設定の詳細は後述する。
まず、制御部10は、除去部材61を退避状態から突出状態とする(ステップ♯1)。制御部10は、移動機構62(駆動源63)を動作させる。次に、制御部10は、用紙トレイ32を下降させる(ステップ♯2)。制御部10はリフトモーター34を回転させる。制御部10は、給紙ローラー40と用紙が接しなくなるまで、用紙トレイ32を下降させる。例えば、制御部10は、給紙ローラー40上限位置にないことを上限検知センサー35が検知するまでリフトモーター34を回転させる。
そして、制御部10は、クリーニング時間、給紙ローラー40を回転させる(ステップ♯3)。言い換えると、制御部10は、給紙モーター33を回転させる。制御部10は、給紙時と逆方向に給紙ローラー40(給紙モーター33)を回転させる。クリーニング時間は予め定められる。クリーニング時間は、給紙ローラー40の付着紙粉を十分に除去できる時間とされる。例えば、クリーニング時間は数十秒〜数分とできる。用紙トレイ32の下降と給紙ローラー40の逆回転により、清掃処理中、給紙を行うことはできない。
クリーニング時間の給紙ローラー40の回転後、制御部10は、清掃完了処理を行う(ステップ♯4)。そして、本フローは終了する(エンド)。具体的に、制御部10は、給紙ローラー40(給紙モーター33)を停止させる。また、制御部10は、給紙ローラー40が上限位置になるまで、リフトモーター34を回転させる。また、制御部10は、除去部材61を退避状態とする。
(管理サーバー2)
次に、図7を用いて、実施形態に係る管理サーバー2の一例を説明する。図7は、実施形態に係る管理サーバー2の一例を示す図である。
管理サーバー2は、サーバー処理部20、サーバー記憶部21、サーバー通信部22を含む。サーバー処理部20はサーバーCPU20aを備える。サーバー処理部20は、管理サーバー2を制御する。サーバー処理部20は、演算、処理を行う。サーバー記憶部21は、RAM11b、ROM11a、HDD11cを含む。サーバー通信部22は、ネットワーク300を介し、それぞれの画像形成装置1と通信する。サーバー処理部20は、サーバー通信部22が各画像形成装置1から受信したデータをサーバー記憶部21に記憶させる。サーバー記憶部21は、各画像形成装置1から受信したデータを不揮発的に記憶する(蓄積する)。
(各画像形成装置1の給紙時の処理)
次に、図6、図8を用いて、実施形態に係る各画像形成装置1の給紙時の処理の一例を説明する。図8は実施形態に係る画像形成装置1の給紙時の処理の一例を示す図である。
制御部10は給紙を制御する。記憶部11に記憶されたプログラム、データに基づき、制御部10は給紙回転体4の動作を制御する。また、制御部10は計時回路10c(計時部に相当)を含む。給紙センサー5の出力に基づき、計時回路10cは、給紙ローラー40(給紙回転体4、給紙モーター33)の回転開始から給紙センサー5が用紙先端を検知するまでの所要時間T1を測る。なお、CPU10aが所要時間T1を測ってもよい。
次に、図8を用いて、各画像形成装置1での給紙時の処理の流れの一例を説明する。図6のスタートは、制御部10が給紙を給紙部3に開始させる時点である。例えば、通信部14がプリントジョブデータを受信したとき、制御部10は、給紙を開始させる。制御部10は、用紙1枚ごとに図8のフローチャートを実行する。
まず、制御部10は、給紙ローラー40(給紙モーター33)を回転させ、給紙を開始する(ステップ♯11)。あわせて、制御部10(計時回路10c)は、所要時間T1の計測を開始する(ステップ♯12)。制御部10は、給紙センサー5が用紙の先端の到達を検知したか否かを確認する(ステップ♯13)。給紙センサー5が先端到達を検知したとき(ステップ♯13のYes)、制御部10(計時回路10c)は、今回の給紙の所要時間T1を確定する(ステップ♯14)。そして、制御部10は、確定した所要時間T1を記憶部11に記憶させる(ステップ♯15)。
更に、制御部10は給紙枚数P1の値を記憶部11に更新させる(ステップ♯16)。記憶部11は給紙枚数P1を不揮発的に記憶する。給紙枚数P1は清掃装置6による先の清掃処理の終了後、いままでに給紙した枚数である。なお、画像形成装置1の使用開始当初では、給紙枚数P1は使用開始からいままでに給紙した枚数を示す。制御部10は、給紙枚数P1を積算する。1枚給紙するごとに、制御部10は、給紙枚数P1の値に1を加算させる。また、清掃処理が行われたとき、制御部10は、給紙枚数P1をリセットする(ゼロにする)。
そして、所要時間T1に基づき、制御部10は、給紙ローラー40の性能が低下したか否かを判定する(ステップ♯17)。言い換えると、制御部10は、給紙ローラー40の性能低下の有無を判定する。制御部10は、取得した所要時間T1が許容値T0以上であるか否かを確認する。所要時間T1が許容値T0以上であるとき、制御部10は、給紙ローラー40の性能が低下したと判定する。所要時間T1が許容値T0未満のとき、制御部10は、給紙ローラー40の性能が低下していないと判定する。
許容値T0は予め定められる。記憶部11は許容値T0を不揮発的に記憶する。許容値T0は、給紙ローラー40の状態を判定するための値である。給紙ローラー40に付着する紙粉が多くなると、実際の単位時間あたりの印刷枚数が、仕様上の印刷枚数を下回ることがある。画像形成装置1の仕様上の単位時間当たりの印刷枚数とのかねあいで許容値T0が定められてもよい。例えば、画像形成装置1の仕様上の単位時間当たりの印刷枚数を満たせなくなる所要時間T1を許容値T0と定めることができる。
給紙ローラー40の性能が低下したと判定したとき(ステップ♯17のYes)、制御部10は、管理サーバー2に向けて、自機情報ia、環境情報i0、及び、判定時点の給紙枚数P1(性能低下枚数P1a)を通信部14に送信させる(ステップ♯18)。なお、性能低下枚数P1aの送信後、制御部10は、清掃装置6に清掃処理を行わせる(ステップ♯19)。そして、本フローは終了する(エンド)。
自機情報iaは予め定められる。操作パネル12は自機情報iaの設定を受け付ける。各画像形成装置1の記憶部11は設定された自機情報iaを不揮発的に記憶する(図6参照)。自機情報iaは、自機を示す情報である。自機情報iaは、性能低下枚数P1aを送信した画像形成装置1を特定するための情報である。例えば、自機情報iaは、画像形成装置1の製造番号、機種番号、ネットワークアドレスを含む。
環境情報i0は、位置情報i1、温度情報i2、湿度情報i3、用紙情報i4を含む。環境情報i0は他の情報を含んでもよい。各画像形成装置1の記憶部11は、位置情報i1、温度情報i2、湿度情報i3、用紙情報i4を記憶する(図6参照)。位置情報i1は、画像形成装置1の設置場所を示す情報である。温度情報i2は、設置場所の温度を示す情報である。湿度情報i3は、設置場所の湿度を示す情報である。用紙情報i4は、給紙部3に収容される用紙の種類を示す情報である。
操作パネル12は設置場所の設定を受け付ける。例えば、国、住所、階数、使用者の会社名、オフィス名といった設置場所を示す情報を入力することができる。制御部10は、操作パネル12に入力された情報を位置情報i1として記憶部11に記憶させる。
また、各画像形成装置1は、温度センサー15と湿度センサー16を含む(図1参照)。温度センサー15と湿度センサー16の出力は制御部10に入力される。温度センサー15の出力に基づき、制御部10は設置環境の温度を認識する。また、湿度センサー16の出力に基づき、制御部10は設置環境の湿度を認識する。制御部10は、温度と湿度の計測結果(認識結果)を記憶部11に不揮発的に記憶させる。制御部10は、予め定められた計測時点に温度と湿度を認識する。例えば、画像形成装置1の主電源が投入されたとき、制御部10は温度と湿度を認識する。
制御部10は、最新の温度計測結果を温度情報i2として記憶部11に記憶させてもよい。また、制御部10は、一定期間内の温度計測結果の平均値を温度情報i2として、記憶部11に記憶させてもよい。制御部10は、最新の湿度計測結果を湿度情報i3として、記憶部11に記憶させてもよい。また、制御部10は、一定期間内の湿度の計測結果の平均値を湿度情報i3として記憶部11に記憶させてもよい。
また、操作パネル12は、記憶部11の収容用紙に関する設定を受け付ける。例えば、使用者は、記憶部11の用紙の種類を設定することができる。例えば、用紙の種類は、厚紙、普通紙、再生紙、ざら紙の中から選択することができる。制御部10は、操作パネル12に入力された情報を用紙情報i4として記憶部11に記憶させる。
給紙ローラー40の性能が低下したと判定していないとき(ステップ♯17のNo)、制御部10は、給紙枚数P1が基準枚数P0になったか否かを確認する(ステップ♯110)。記憶部11は基準枚数P0を不揮発的に記憶する(図6参照)。基準枚数P0は、清掃処理を行うか否かを判定するための値である。給紙枚数P1が基準枚数P0になっていないとき(ステップ♯110のNo)、本フローは終了する(エンド)。
記憶部11に記憶されている給紙枚数P1が基準枚数P0になったとき(ステップ♯110のYes)、制御部10は、清掃装置6に清掃処理を行わせる(ステップ♯111)。制御部10は、基準枚数P0に基づき、清掃処理の実行時点を定める。基準枚数P0は、先の清掃処理から次に清掃処理を行うまでに給紙される用紙の枚数を示す。なお、画像形成装置1の使用開始当初では、使用開始から清掃処理を行うまでに給紙される用紙の枚数を示す。更に、制御部10は、管理サーバー2に向けて、自機情報ia、環境情報i0、低下無し通知P1bを通信部14に送信させる(ステップ♯112)。そして、本フローは終了する(エンド)。
一方、給紙センサー5が先端到達を検知していないとき(ステップ♯13のNo)、制御部10は、無給紙ジャムが発生したか否かを判定する(ステップ♯113)。制御部10は、所要時間T1が予め定められた上限時間T2を超えたとき、無給紙ジャムが発生したと判定する。上限時間T2は、記憶部11に不揮発的に記憶される(図3参照)。制御部10は、記憶部11と通信可能である。
なお、制御部10はリトライを1又は複数回行ってもよい。リトライは、給紙ローラー40の一時停止と回転の再開である。制御部10は、リトライによる給紙ローラー40の回転再開ごとに、所要時間T1の計時を開始する。そして、複数回連続して所要時間T1が予め定められた上限時間T2を超えたとき、制御部10は、無給紙ジャムが発生したと認識する。
無給紙ジャムが発生していないと判定したとき(ステップ♯113のNo)、フローは、ステップ♯13に戻る。一方、無給紙ジャム発生と判定したとき(ステップ♯113のYes)、制御部10は、無給紙ジャムエラーを表示パネル12aに表示させる(ステップ♯114)。また、制御部10は、プリントジョブデータを送信したコンピューター200に向けて、無給紙ジャム発生通知を通信部14に送信させてもよい。また、制御部10は、給紙モーター33を含む印刷部13の動作を停止させる。そして、本フローは終了する(エンド)。無給紙ジャム発生時、ジャム処理が使用者により行われる。
(画像形成装置1のグループ分け)
図7を用いて、実施形態に係る各画像形成装置1のグループ分けの一例を説明する。
サーバー処理部20は、管理する画像形成装置1を何れかのグループに振り分ける。グループは複数設けられる。サーバー記憶部21は、どの画像形成装置1がどのグループに属するかを定義したグループ定義データD1を記憶する。なお、同じグループに属する各画像形成装置1の基準枚数P0は同じ値とされる。
管理サーバー2が有するディスプレイ23と入力デバイス24により、グループに所属させる画像形成装置1を選択できるようにしてもよい。つまり、管理サーバー2は、画像形成装置1のグループ分けの設定を受け付ける。サーバー処理部20は、入力デバイス24により選択された複数の画像形成装置1を同じグループに振り分ける。
また、各画像形成装置1から受信した自機情報iaと環境情報i0に基づき、サーバー処理部20は自動的にグループ分けを行ってもよい。例えば、サーバー処理部20は、管理する画像形成装置1の中から、同じグループに所属させるべき画像形成装置1を選出する。選出結果に基づき、サーバー処理部20はグループ分けを行ってもよい。
サーバー処理部20は、自機情報iaに基づき、同じグループに所属させるべき画像形成装置1を選出してもよい。例えば、サーバー処理部20は、自機情報iaに含まれる機種番号に着目する。そして、サーバー処理部20は、管理する画像形成装置1の中から、機種が同じ複数の画像形成装置1を選出してもよい。
また、画像形成装置1では、複数の機種で同じ給紙部3が流用されることがある。そこで、サーバー処理部20は、管理する画像形成装置1の中から、給紙部3の構成が同じ複数の画像形成装置1を選出してもよい。なお、サーバー記憶部21は、どの機種とどの機種が同じ給紙部3であるかを定めた機種データD2を記憶する。サーバー処理部20は、機種データD2を参照し、選出してもよい。
また、サーバー処理部20は、位置情報i1に基づき、同じグループに所属させるべき画像形成装置1を選出してもよい。例えば、サーバー処理部20は、位置的に近い複数の画像形成装置1を選出してもよい。例えば、サーバー処理部20は、同じフロアに設置された複数の画像形成装置1を選出してもよい。また、サーバー処理部20は、同じ市町村に設置された複数の画像形成装置1を選出してもよい。
サーバー処理部20は、温度情報i2に基づき、同じグループに所属させるべき画像形成装置1を選出してもよい。例えば、サーバー処理部20は、温度情報i2が同じ複数の画像形成装置1を選出してもよい。また、サーバー処理部20は、温度情報i2の温度差が許容温度差以内の複数の画像形成装置1を選出してもよい。
サーバー処理部20は、湿度情報i3に基づき、同じグループに所属させるべき画像形成装置1を選出してもよい。例えば、サーバー処理部20は、湿度情報i3が同じ画像形成装置1を選出してもよい。また、サーバー処理部20は、湿度情報i3の湿度差が許容湿度差以内の複数の画像形成装置1を選出してもよい。
また、サーバー処理部20は、用紙情報i4に基づき、同じグループに所属させるべき画像形成装置1を選出してもよい。例えば、サーバー処理部20は、用紙情報i4が同じ複数の画像形成装置1を選出してもよい。例えば、ざら紙を収容している複数の画像形成装置1を選出してもよい。
さらに、位置情報i1、温度情報i2、湿度情報i3、用紙情報i4、自機情報ia(機種)の複数を組み合わせて、サーバー処理部20は、同じグループに所属させるべき画像形成装置1を選出してもよい。組み合わせる情報が多いほど、絞り込み条件が厳しくなる。例えば、位置情報i1、温度情報i2、湿度情報i3、用紙情報i4及び、自機情報ia(機種)の全てを組み合わせるとき、サーバー処理部20は、画像形成装置1から位置的に近い複数の画像形成装置1を1次選出する。また、サーバー処理部20は、1次選出された画像形成装置1から、温度情報i2が同じ、又は、差が許容温度差以内の画像形成装置1を選び出す(2次選出)。また、サーバー処理部20は、2次選出された画像形成装置1のうち、湿度情報i3が同じ、又は、差が許容湿度差以内の画像形成装置1を選び出す(3次選出)。また、サーバー処理部20は、3次選出された画像形成装置1のうち、用紙情報i4が同じ画像形成装置1を選び出す(4次選出)。更に、サーバー処理部20は、4次選出された画像形成装置1のうち、機種又は給紙部3の構成が同一の画像形成装置1を選び出す(5次選出)。サーバー処理部20は、5次選出後に残る画像形成装置1同士を同じグループに所属させる。
また、サーバー処理部20は、1つのグループに所属させる画像形成装置1を上限台数未満としてもよい。上限台数は予め定められる。上限台数は、例えば、10台である。
(性能低下枚数P1a受信時の処理)
次に、図9を用いて、実施形態に係る性能低下枚数P1a受信時の処理の一例を説明する。図9は、実施形態に係る性能低下枚数P1aの受信時の処理の一例を示す図である。
図9のスタートは、管理サーバー2(サーバー通信部22)が何れかの画像形成装置1から、性能低下枚数P1aを受信した時点である。まず、サーバー処理部20は、受信した情報(自機情報ia、環境情報i0、性能低下枚数P1a)を記憶部11に記憶させる(ステップ♯21、図7参照)。サーバー記憶部21は、各画像形成装置1の情報を蓄積できる。図7では、3台の画像形成装置1の情報を蓄積している例を示している。実際には、管理サーバー2は、更に多数の画像形成装置1を管理する。サーバー記憶部21は、各画像形成装置1から受信した環境情報i0を蓄積する。サーバー記憶部21は、自機情報ia、環境情報i0、性能低下枚数P1aのそれぞれの最新値を記憶する。
次に、サーバー処理部20は所属グループを認識する(ステップ♯22)。所属グループは、性能低下枚数P1aを送信した画像形成装置1が属するグループである。具体的に、サーバー処理部20は、受信した自機情報iaに基づき、性能低下枚数P1aを送信した画像形成装置1を認識する。そして、サーバー処理部20は、グループ定義データD1に基づき、所属グループを認識する。
そして、サーバー処理部20は、受信した性能低下枚数P1aが除外枚数P3以下であるか否かを確認する(ステップ♯23)。除外枚数P3は予め定められる。除外枚数P3は適宜定められる。除外枚数P3は、例えば、基準枚数P0の初期値(デフォルト値)の60〜70%程度とすることができる。基準枚数P0のデフォルト値が1000枚のとき、除外枚数P3を600〜700枚程度とすることができる。
受信した性能低下枚数P1aが除外枚数P3を超えているとき(ステップ♯23のNo)、サーバー処理部20は、所属グループの基準枚数P0を認識する(ステップ♯24)。ここで、管理サーバー2(サーバー記憶部21)は、各グループの基準枚数P0を記憶している。サーバー記憶部21に記憶された基準枚数P0のうち、サーバー処理部20は、所属グループに対応する基準枚数P0を確認する。
各画像形成装置1から性能低下枚数P1aを受信したとき、サーバー処理部20は、第1補正枚数を設定する(ステップ♯25)。サーバー処理部20は、第1補正枚数を、受信した性能低下枚数P1aよりも少ない値(枚数)に設定する。例えば、サーバー処理部20は、基準枚数P0のデフォルト値に一定割合を乗じた値を求める。求めた値を性能低下枚数P1aと第1補正枚数の差分としてもよい。例えば、基準枚数P0のデフォルト値が1000枚、一定割合を5%、性能低下枚数P1aが900枚のとき、サーバー処理部20は、第1補正枚数を850枚とする。
そして、サーバー処理部20は、第1補正枚数を所属グループの新たな基準枚数P0に設定する(ステップ♯26)。サーバー処理部20は、所属グループの基準枚数P0の更新をサーバー記憶部21に行わせる。これにより、画像形成装置1からの性能低下枚数P1aに基づき、グループの基準枚数P0が変更される。更に、サーバー処理部20は、所属グループに属する画像形成装置1に向けて、第1補正枚数をサーバー通信部22に送信させる(ステップ♯27)。
一方、受信した性能低下枚数P1aが除外枚数P3以下のとき(ステップ♯23のYes)、サーバー処理部20は、同じ所属グループについて、受信した性能低下枚数P1aが所定回数連続して除外枚数P3以下であるか否かを確認する(ステップ♯28)。サーバー処理部20は、いままでに受信した性能低下枚数P1aの履歴を確認する。
同じ所属グループについて、除外枚数P3以下の性能低下枚数P1aが所定回数連続していないとき(ステップ♯28のNo)、サーバー処理部20はフローを終了する。所定回数は適宜定めることができる。所定回数は2回以上とされる。連続していないとき、サーバー処理部20は、第1補正枚数を設定しない。サーバー処理部20は基準枚数P0の更新をサーバー記憶部21に行わせない。サーバー処理部20は、第1補正枚数をサーバー通信部22に送信させない。
一方、同じ所属グループについて、除外枚数P3以下の性能低下枚数P1aが所定回数連続しているとき(ステップ♯28のYes)、フローは、ステップ♯24に移行する。この場合、サーバー処理部20は、性能低下枚数P1aよりも少ない第1補正枚数を設定する。サーバー処理部20は、第1補正枚数を所属グループの新たな基準枚数P0とする更新をサーバー記憶部21に行わせる。サーバー処理部20は、所属グループに属する画像形成装置1に向けて、第1補正枚数をサーバー通信部22に送信させる。
(低下無し通知P1b受信時の処理)
次に、図10を用いて、実施形態に係る低下無し通知P1b受信時の処理の一例を説明する。図10は実施形態に係る低下無し通知P1b受信時の処理の一例を示す図である。
図10のスタートは、管理サーバー2(サーバー通信部22)が何れかの画像形成装置1から、低下無し通知P1bを受信した時点である。まず、サーバー処理部20は、受信した情報(自機情報ia、環境情報i0、低下無し通知P1b)を記憶部11に記憶させる(ステップ♯31、図7参照)。次に、サーバー処理部20は、低下無し通知P1bを送信した画像形成装置1が属するグループである所属グループを認識する(ステップ♯32)。サーバー処理部20は、受信した自機情報iaとグループ定義データD1に基づき、低下無し通知P1bを送信した画像形成装置1を認識する。
そして、サーバー処理部20は、所属グループの現在の基準枚数P0が上限値か否かを確認する(ステップ♯33)。上限値は予め定められる。上限値は適宜定められる。上限値は、例えば、基準枚数P0の初期値(デフォルト値)の110〜120%程度とすることができる。基準枚数P0のデフォルト値が1000枚のとき、上限値を1100〜1200枚程度とすることができる。
受信した低下無し通知P1bが上限値ではないとき(ステップ♯33のNo)、サーバー処理部20は、所属グループの基準枚数P0を認識する(ステップ♯34)。サーバー記憶部21に記憶された基準枚数P0のうち、サーバー処理部20は、所属グループに対応する基準枚数P0を確認する。
そして、サーバー処理部20は第2補正枚数を設定する(ステップ♯35)。ここで、各画像形成装置1は、給紙枚数P1が基準枚数P0に到達したときに低下無し通知P1bを送信する。そのため、サーバー処理部20は、第2補正枚数を現在の基準枚数P0よりも多い値(枚数)に設定する。例えば、サーバー処理部20は、基準枚数P0のデフォルト値に一定割合を乗じた値を求める。求めた値を現在の基準枚数P0と第2補正枚数の差分の絶対値としてもよい。例えば、基準枚数P0のデフォルト値が1000枚、所属グループの現在の基準枚数P0が950枚、一定割合を5%とすると、サーバー処理部20は、第2補正枚数を1000枚とする。
そして、サーバー処理部20は、第2補正枚数を所属グループの新たな基準枚数P0に設定する(ステップ♯36)。サーバー処理部20は、所属グループの基準枚数P0の更新をサーバー記憶部21に行わせる。これにより、画像形成装置1からの低下無し通知P1bに基づき、グループの基準枚数P0が変更される。更に、サーバー処理部20は、所属グループに属する画像形成装置1に向けて、第2補正枚数をサーバー通信部22に送信させる(ステップ♯37)。なお、現在の基準枚数P0が上限値のとき(ステップ♯33のYes)、サーバー処理部20は、本フローを終了させる(エンド)。サーバー処理部20は、基準枚数P0を上限値よりも多くしない。
(所属グループの基準枚数P0の更新後の処理)
次に、図11を用いて、実施形態に係る所属グループの基準枚数P0の更新後の管理サーバー2の処理の一例を説明する。図11は、実施形態に係る所属グループの基準枚数P0の更新後の管理サーバー2の処理の一例を示す図である。
図11のスタートは、所属グループの基準枚数P0の更新後の時点である。具体的には、第1補正枚数を送信した時点である。あるいは、図11のスタートは、第2補正枚数を送信した時点である。
サーバー処理部20は、所属グループと関係すると定義されたグループ(関係グループ)があるか否かを確認する(ステップ♯41)。サーバー記憶部21は、グループ間の基準枚数P0の関係を定義した関係定義データD3を記憶する。関係定義データD3は、統計的、データ的、経験的に判明しているグループ同士の基準枚数P0の関係が定義される。関係定義データD3には、一方のグループと他方のグループが定義される。また、関係定義データD3では、一方のグループの基準枚数P0と他方のグループの基準枚数P0の比が定義される。例えば、Bグループ(他方のグループ)の基準枚数P0は、Aグループ(一方のグループ)の基準枚数P0の90%とすることが好ましいことがわかっている場合、関係定義データD3には、「グループA:グループB=10:9」というデータが定義される。
ステップ♯41では、サーバー処理部20は、関係定義データD3に所属グループが含まれているか否かを確認する。所属グループは、図9又は図10のフローチャートにより、第1補正枚数又は第2補正枚数を設定したグループである。所属グループが関係定義データD3に含まれているとき、サーバー処理部20は、関係グループがあると判定する。関係グループがあると判定したとき(ステップ♯41のYes)、サーバー処理部20は、関係グループを認識する(ステップ♯42)。サーバー処理部20は、関係定義データD3で所属グループと関係すると定義されたグループを関係グループと扱う。関係グループは、複数でもよい。
そして、サーバー処理部20は、第3補正枚数を設定する(ステップ♯43)。サーバー処理部20は、新たな基準枚数P0(第1補正枚数又は第2補正枚数)に比を乗じた値を第3補正枚数とする。所属グループ:関係グループ=10:9の関係が定義されているとき、第1補正枚数(又は第2補正枚数)×9/10により第3補正枚数が求められる。
そして、サーバー処理部20は、第3補正枚数を関係グループの新たな基準枚数P0に設定する(ステップ♯44)。サーバー処理部20は、関係グループの基準枚数P0の更新をサーバー記憶部21に行わせる。これにより、グループ間の関係性に基づき、グループの基準枚数P0が変更される。更に、サーバー処理部20は、関係グループに属する画像形成装置1に向けて、第3補正枚数をサーバー通信部22に送信させる(ステップ♯45)。そして、本フローは終了する。
(補正枚数受信時の処理)
次に、図12を用いて、実施形態に係る補正枚数受信時の処理の一例を説明する。図12は、実施形態に係る補正枚数の受信時の処理の一例を示す図である。
図12のスタートは、管理サーバー2(サーバー通信部22)から補正枚数を受信した時点である。管理サーバー2が第1補正枚数を送信したとき、図12のスタートは、画像形成装置1が第1補正枚数を受信した時点である。また、管理サーバー2が第2補正枚数を送信したとき、図12のスタートは、画像形成装置1が第2補正枚数を受信した時点である。また、管理サーバー2が第3補正枚数を送信したとき、図12のスタートは、画像形成装置1が第3補正枚数を受信した時点である。
補正枚数を受信した画像形成装置1の制御部10は、基準枚数P0の更新を記憶部11に行わせる(ステップ♯51)。これにより、清掃処理の実行タイミングが変化する。具体的に、第1補正枚数を受信したとき、制御部10は、受信した第1補正枚数を新たな基準枚数P0とする更新を記憶部11に行わせる。第2補正枚数を受信したとき、制御部10は、受信した第2補正枚数を新たな基準枚数P0とする更新を記憶部11に行わせる。第3補正枚数を受信したとき、制御部10は、受信した第3補正枚数を新たな基準枚数P0とする更新を記憶部11に行わせる。
更新により、基準枚数P0が小さくなることがある。そこで、基準枚数P0の更新の結果、制御部10は、現在の給紙枚数P1が新たな基準枚数P0以上であるか否かを確認する(ステップ♯52)。現在の給紙枚数P1が新たな基準枚数P0以上であるとき(ステップ♯52のYes)、制御部10は、清掃装置6に清掃処理を実行させる(ステップ♯53)。そして、本フローは終了する(エンド)。一方、現在の給紙枚数P1が新たな基準枚数P0未満のときも(ステップ♯52のNo)、本フローは終了する(エンド)。
このようにして、実施形態に係る画像形成システム100は、複数の画像形成装置1と、管理サーバー2と、を含む。それぞれの画像形成装置1は、給紙部3、給紙センサー5、計時部(計時回路10c)、通信部14、記憶部11、制御部10を含む。給紙部3は、給紙を行う給紙ローラー40と、給紙ローラー40の清掃処理を行う清掃装置6を含む。給紙センサー5は、給紙ローラー40よりも用紙搬送方向下流側に設けられ、用紙の到達、通過を検知する。計時部は、給紙ローラー40の回転開始から給紙センサー5が用紙先端を検知するまでの所要時間T1を測る。通信部14は、管理サーバー2と通信する。記憶部11は、基準枚数P0と、使用開始から又は先の清掃処理の終了後から給紙した枚数である給紙枚数P1と、を記憶する。制御部10は、所要時間T1に基づき給紙ローラー40の性能低下を判定する。制御部10は、給紙枚数P1が基準枚数P0に到達する前に性能低下を判定したとき、判定時点の給紙枚数P1である性能低下枚数P1aを管理サーバー2に向けて通信部14に送信させる。管理サーバー2は、サーバー通信部22、サーバー処理部20、サーバー記憶部21を含む。サーバー通信部22は、それぞれの画像形成装置1と通信する。サーバー処理部20は、管理する画像形成装置1を何れかのグループに振り分ける。サーバー記憶部21は、グループごとに、画像形成装置1で設定されている基準枚数P0を記憶する。サーバー通信部22が性能低下枚数P1aを受信した場合、サーバー処理部20は、性能低下枚数P1aを送信した画像形成装置1が属するグループである所属グループを認識する。サーバー処理部20は、受信した性能低下枚数P1aよりも少ない第1補正枚数を設定する。サーバー処理部20は、第1補正枚数を所属グループの新たな基準枚数P0とする更新をサーバー記憶部21に行わせる。サーバー処理部20は、所属グループに属する画像形成装置1に向けて、第1補正枚数をサーバー通信部22に送信させる。各画像形成装置1の制御部10は、受信した第1補正枚数を新たな基準枚数P0とする更新を記憶部11に行わせる。制御部10は、給紙枚数P1が基準枚数P0になったとき、清掃装置6に清掃処理を実行させる。
これにより、グループ内の画像形成装置1で、給紙ローラー40の性能低下判定時の給紙枚数P1(性能低下枚数P1a)を共有することができる。他の画像形成装置1で清掃処理が必要になった給紙枚数P1(性能低下枚数P1a)に基づき、基準枚数P0を調整することができる。他の画像形成装置1の実績に基づき、何枚給紙するごとに清掃処理を行うべきかを定めることができる。給紙ローラー40があまり汚れていない状態で、清掃処理が行われないようにすることができる。また、給紙遅れがひどくなる前に、清掃処理が行われるようにすることができる。従って、早すぎず、遅すぎないタイミングで清掃処理が行われるように、給紙ローラー40の清掃時点を設定することができる。
また、サーバー通信部22は、管理する画像形成装置1から使用状況を示す環境情報i0を受信する。サーバー通信部22は、管理する画像形成装置1から機種を示す自機情報iaを受信する。サーバー処理部20は、受信した環境情報i0と自機情報iaに基づき、管理する画像形成装置1の中から、同じグループに所属させるべき画像形成装置1を選出する。サーバー処理部20は、選出結果に基づき、各画像形成装置1を何れかのグループに振り分ける。これにより、同じグループに所属させるべき画像形成装置1で清掃処理が必要になった給紙枚数P1(性能低下枚数P1a)に基づき、基準枚数P0を調整することができる。基準枚数P0を正確に設定することができる。
補正(調整)により、基準枚数P0が小さくなることがある。そこで、第1補正枚数による基準枚数P0の更新の結果、給紙枚数P1が基準枚数P0以上になったとき、制御部10は、清掃装置6に清掃処理を実行させるこれにより、現在の給紙枚数P1よりも小さい基準枚数P0が設定されたとき、直ちに清掃処理を実行させることができる。
低下無し通知P1bを受信したとき、グループに属する一部の画像形成装置1の機械的な不調により、基準枚数P0が少なめに設定された可能性がある。この場合、まだ清掃しなくてよい給紙ローラー40に清掃処理を行ってしまう可能性がある。そこで、使用開始から、又は、先の清掃処理の終了後から給紙枚数P1が基準枚数P0になるまでの間に性能低下の判定をしなかったとき、制御部10は管理サーバー2に向けて、低下無し通知P1bを通信部14に送信させる。サーバー通信部22が低下無し通知P1bを受信したとき、サーバー処理部20は、低下無し通知P1bを送信した画像形成装置1の所属グループを認識する。サーバー処理部20は、所属グループの現在の基準枚数P0よりも多い第2補正枚数を設定する。サーバー処理部20は、第2補正枚数を所属グループの新たな基準枚数P0とする更新をサーバー記憶部21に行わせる。サーバー処理部20は、所属グループに属する画像形成装置1に向けて、第2補正枚数をサーバー通信部22に送信させる。各画像形成装置1の制御部10は、第2補正枚数を新たな基準枚数P0とする更新を記憶部11に行わせる。これにより、少なめに設定された基準枚数P0を増やすことができる。基準枚数P0を適切な値にあわせていく(戻す)ことができる。付着した紙粉が少ない状態での清掃処理の実行を防ぐことができる。
また、サーバー通信部22が低下無し通知P1bを受信した場合、所属グループの現在の基準枚数P0が予め定められた上限値であるとき、サーバー処理部20は第2補正枚数を設定しない。また、サーバー処理部20は基準枚数P0の更新をサーバー記憶部21に行わせない。また、サーバー処理部20は第2補正枚数をサーバー通信部22に送信させない。これにより、基準枚数P0が大きくなりすぎることを防ぐことができる。上限値よりも基準枚数P0が多くならないように、制限をかけることができる。
用紙のセット方法、セット位置などに起因して突発的な給紙遅れが生ずることがある。突発的に生じた給紙遅れにより、給紙性能が低下したと判定されることがある。突発的な給紙遅れに起因する性能低下判定は、給紙ローラー40が原因でないことがある。このような場合、各画像形成装置1の基準枚数P0を小さくする必要はない。そこで、受信した性能低下枚数P1aが予め定められた除外枚数P3以下のとき、サーバー処理部20は、第1補正枚数を設定しない。サーバー処理部20は基準枚数P0の更新をサーバー記憶部21に行わせない。サーバー処理部20は第1補正枚数をサーバー通信部22に送信させない。これにより、給紙ローラー40以外の要因で性能低下判定がなされた可能性が高いとき、基準枚数P0を更新しないようにすることができる。基準枚数P0を少なくしすぎないようにすることができる。
給紙ローラー40が原因で性能低下枚数P1aが除外枚数P3以下となることがある。そこで、同じ所属グループについて受信した性能低下枚数P1aが所定回数連続して除外枚数P3以下であるとき、サーバー処理部20は、性能低下枚数P1aよりも少ない第1補正枚数を設定する。サーバー処理部20は、第1補正枚数を所属グループの新たな基準枚数P0とする更新をサーバー記憶部21に行わせる。サーバー処理部20は、所属グループに属する画像形成装置1に向けて、第1補正枚数をサーバー通信部22に送信させる。これにより、性能低下枚数P1aが連続して除外枚数P3以下となったとき、基準枚数P0を除外枚数P3よりも少ない枚数に設定することができる。グループに属する他の画像形成装置1でも同様の現象が生じそうなとき、清掃時点を早めることができる。
統計的、データ的にグループ間の関係性がわかることがある。例えば、「Aグループの性能低下枚数P1aは、Bグループの性能低下枚数P1aよりも小さい」といった関係がわかることがある。そこで、サーバー記憶部21は、グループ間の基準枚数P0の関係を定義した関係定義データD3を記憶する。所属グループの基準枚数P0の更新が行われたとき、サーバー処理部20は、関係定義データD3に基づき、所属グループと関係するグループである関係グループを認識する。サーバー処理部20は、更新後の所属グループの基準枚数P0と、関係定義データD3に基づき、第3補正枚数を設定する。サーバー処理部20は、第3補正枚数を関係グループの新たな基準枚数P0とする更新をサーバー記憶部21に行わせる。サーバー処理部20は、関係グループに属する画像形成装置1に向けて、第3補正枚数をサーバー通信部22に送信させる。制御部10は、受信した第3補正枚数を新たな基準枚数P0とする更新を記憶部11に行わせる。これにより、統計的、データ的、経験的に判明しているグループ同士の関係に基づき、基準枚数P0を設定することができる。グループ同士の関係性に基づき、清掃時点を設定することができる。
関係定義データD3は、一方のグループと他方のグループの基準枚数P0の比を定義したデータである。判明したグループ同士の関係に基づき、簡易な演算により、第2グループに属する各画像形成装置1の基準枚数P0を求めることができる。第1グループの基準枚数P0に比を乗じて、第2グループの基準枚数P0を設定することができる。
また、給紙部3は、給紙ローラー40を回転させる給紙モーター33を含む。清掃装置6は、除去部材61と、清掃処理の間、除去部材61を給紙ローラー40の周面に接触させ、清掃処理の終了後、給紙ローラー40から除去部材61を退避させる移動機構62を含む。制御部10は、清掃処理のとき、給紙モーター33を回転させる。これにより、給紙ローラー40に付着した紙粉をこそぎ落とすことができる。給紙ローラー40の摩擦力を十分に回復することができる。
本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、画像形成システムに使用可能である。
100 画像形成システム 1 画像形成装置
10 制御部 10c 計時回路(計時部)
11 記憶部 14 通信部
2 管理サーバー 20 サーバー処理部
21 サーバー記憶部 22 サーバー通信部
3 給紙部 33 給紙モーター
40 給紙ローラー 5 給紙センサー
6 清掃装置 61 除去部材
62 移動機構 i0 環境情報
ia 自機情報 D3 関係定義データ
P0 基準枚数 P1 給紙枚数
P3 除外枚数 P1a 性能低下枚数
P1b 低下無し通知 T1 所要時間

Claims (10)

  1. 複数の画像形成装置と、管理サーバーと、を含み、
    それぞれの前記画像形成装置は、
    給紙を行う給紙ローラーと、前記給紙ローラーの清掃処理を行う清掃装置を含む給紙部と、
    前記給紙ローラーよりも用紙搬送方向下流側に設けられ、用紙の到達、通過を検知する給紙センサーと
    前記給紙ローラーの回転開始から前記給紙センサーが用紙先端を検知するまでの所要時間を測る計時部と、
    前記管理サーバーと通信する通信部と、
    基準枚数と、使用開始から又は先の前記清掃処理の終了後から給紙した枚数である給紙枚数と、を記憶する記憶部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記所要時間に基づき前記給紙ローラーの性能低下を判定し、
    前記給紙枚数が前記基準枚数に到達する前に前記性能低下を判定したとき、判定時点の前記給紙枚数である性能低下枚数を前記管理サーバーに向けて前記通信部に送信させ、
    前記管理サーバーは、
    それぞれの前記画像形成装置と通信するサーバー通信部と、
    管理する前記画像形成装置を何れかのグループに振り分けるサーバー処理部と、
    前記グループごとに、前記画像形成装置で設定されている前記基準枚数を記憶するサーバー記憶部と、を備え、
    前記サーバー通信部が前記性能低下枚数を受信した場合、
    前記サーバー処理部は、
    前記性能低下枚数を送信した前記画像形成装置が属する前記グループである所属グループを認識し、
    受信した前記性能低下枚数よりも少ない第1補正枚数を設定し、
    前記第1補正枚数を前記所属グループの新たな前記基準枚数とする更新を前記サーバー記憶部に行わせ、
    前記所属グループに属する前記画像形成装置に向けて、前記第1補正枚数を前記サーバー通信部に送信させ、
    前記制御部は、
    受信した前記第1補正枚数を新たな前記基準枚数とする更新を前記記憶部に行わせ、
    前記給紙枚数が前記基準枚数になったとき、前記清掃装置に前記清掃処理を実行させることを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記サーバー通信部は、
    管理する前記画像形成装置から使用状況を示す環境情報を受信し、
    管理する前記画像形成装置から機種を示す自機情報を受信し、
    前記サーバー処理部は、
    受信した前記環境情報と前記自機情報に基づき、管理する前記画像形成装置の中から、同じグループに所属させるべき前記画像形成装置を選出し、
    選出結果に基づき、各前記画像形成装置を何れかの前記グループに振り分けることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1補正枚数による前記基準枚数の更新の結果、前記給紙枚数が前記基準枚数以上になったとき、
    前記制御部は、前記清掃装置に前記清掃処理を実行させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。
  4. 前記制御部は、
    使用開始から、又は、先の前記清掃処理の終了後から前記給紙枚数が前記基準枚数になるまでの間に前記性能低下の判定をしなかったとき、前記管理サーバーに向けて、低下無し通知を前記通信部に送信させ、
    前記サーバー通信部が前記低下無し通知を受信したとき、
    前記サーバー処理部は、
    前記低下無し通知を送信した前記画像形成装置の前記所属グループを認識し、
    前記所属グループの現在の前記基準枚数よりも多い第2補正枚数を設定し、
    前記第2補正枚数を前記所属グループの新たな前記基準枚数とする更新を前記サーバー記憶部に行わせ、
    前記所属グループに属する前記画像形成装置に向けて、前記第2補正枚数を前記サーバー通信部に送信させ、
    前記制御部は、前記第2補正枚数を新たな前記基準枚数とする更新を前記記憶部に行わせることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成システム。
  5. 前記サーバー通信部が前記低下無し通知を受信した場合、
    前記所属グループの現在の前記基準枚数が予め定められた上限値であるとき、
    前記サーバー処理部は、前記第2補正枚数を設定せず、前記基準枚数の更新を前記サーバー記憶部に行わせず、前記第2補正枚数を前記サーバー通信部に送信させないことを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。
  6. 受信した前記性能低下枚数が予め定められた除外枚数以下のとき、
    前記サーバー処理部は、前記第1補正枚数を設定せず、前記基準枚数の更新を前記サーバー記憶部に行わせず、前記第1補正枚数を前記サーバー通信部に送信させないことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成システム。
  7. 同じ前記所属グループについて受信した前記性能低下枚数が所定回数連続して前記除外枚数以下であるとき、
    前記サーバー処理部は、
    前記性能低下枚数よりも少ない前記第1補正枚数を設定し、
    前記第1補正枚数を前記所属グループの新たな前記基準枚数とする更新を前記サーバー記憶部に行わせ、
    前記所属グループに属する前記画像形成装置に向けて、前記第1補正枚数を前記サーバー通信部に送信させることを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
  8. 前記サーバー記憶部は、グループ間の前記基準枚数の関係を定義した関係定義データを記憶し、
    前記所属グループの前記基準枚数の更新が行われたとき、
    前記サーバー処理部は、
    関係定義データに基づき、前記所属グループと関係するグループである関係グループを認識し、
    更新後の前記所属グループの前記基準枚数と、前記関係定義データに基づき、第3補正枚数を設定し、
    前記第3補正枚数を前記関係グループの新たな前記基準枚数とする更新を前記サーバー記憶部に行わせ、
    前記関係グループに属する前記画像形成装置に向けて、前記第3補正枚数を前記サーバー通信部に送信させ、
    前記制御部は、受信した前記第3補正枚数を新たな前記基準枚数とする更新を前記記憶部に行わせることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成システム。
  9. 前記関係定義データは、一方の前記グループと他方の前記グループの前記基準枚数の比を定義したデータであることを特徴とする請求項8に記載の画像形成システム。
  10. 前記給紙部は、前記給紙ローラーを回転させる給紙モーターを含み、
    前記清掃装置は、除去部材と、前記清掃処理の間、前記除去部材を前記給紙ローラーの周面に接触させ、前記清掃処理の終了後、前記給紙ローラーから前記除去部材を退避させる移動機構を含み、
    前記制御部は、前記清掃処理のとき、前記給紙モーターを回転させることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像形成システム。
JP2017141531A 2017-07-21 2017-07-21 画像形成システム Pending JP2019018991A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017141531A JP2019018991A (ja) 2017-07-21 2017-07-21 画像形成システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017141531A JP2019018991A (ja) 2017-07-21 2017-07-21 画像形成システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019018991A true JP2019018991A (ja) 2019-02-07

Family

ID=65353751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017141531A Pending JP2019018991A (ja) 2017-07-21 2017-07-21 画像形成システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019018991A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11340847B2 (en) 2019-12-11 2022-05-24 Canon Kabushiki Kaisha Image forming system, image forming apparatus, and feeding apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11340847B2 (en) 2019-12-11 2022-05-24 Canon Kabushiki Kaisha Image forming system, image forming apparatus, and feeding apparatus
US11513748B2 (en) 2019-12-11 2022-11-29 Canon Kabushiki Kaisha Image forming system, image forming apparatus, and feeding apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2624060B1 (en) Image-forming apparatus and method for controlling image-forming apparatus
JP6856041B2 (ja) 画像形成装置
JP4659532B2 (ja) 画像形成装置
JP2009069530A (ja) 消耗品管理装置、方法及びプログラム
JP6398959B2 (ja) 画像形成装置
US20090317096A1 (en) Image forming apparatus, control method therefor, and storage medium
US8534662B2 (en) Image forming apparatus, control method therefor, and computer-readable medium
JP2010243829A (ja) 画像形成装置およびクリーニング能力回復処理制御方法
JP2020071396A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム
JP2019018991A (ja) 画像形成システム
JP2016185831A (ja) 用紙搬送装置、画像処理装置及び用紙搬送方法
JP2019018990A (ja) 画像形成システム
JP2017007758A (ja) 用紙搬送装置、画像形成装置、用紙搬送方法
JP5759912B2 (ja) 画像形成装置
JP4379197B2 (ja) 搬送装置,報知方法およびプログラム
CN108668044B (zh) 保养管理装置、保养对象的装置以及记录介质
JP2016003111A (ja) 用紙搬送装置、用紙搬送装置の保守管理支援方法、及び画像形成装置
JP7167758B2 (ja) 情報処理装置、情報処理プログラム及び情報処理方法
JP2007083465A (ja) 画像記録システム
JP2010060966A (ja) 画像形成装置
JP2017154829A (ja) 画像形成装置
JP2005301122A (ja) 装置異常の要因推定方法及び画像形成装置
JP2015219718A (ja) 印刷システムおよびその制御方法、並びにプログラム
JP7282477B2 (ja) 画像形成装置、管理サーバー及びプログラム
CN108663918B (zh) 图像形成装置