JP3685144B2 - 給紙装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カットされたシートの給紙装置及びこれを備えた画像形成装置の構成に係り、より詳しくは、分離傾斜面に出没可能に設けた高摩擦係数の分離体にシートの給送前側の端縁を突き当ててシートを分離して1枚ずつ給送できる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、レーザプリンタ、カラーインクジェットプリンタ、ファクシミリ装置、コピー装置等の画像形成装置には、その画像形成部にカットされたシートを1枚ずつ給送するための給紙装置を備えている。この給紙装置には、特開平10−310274号公報、特開2001−253580号公報、特開2000−168980号公報等に開示されているように、複数枚のシートを積層状にして載置する傾斜状の載置板と、該載置板の給紙方向下流側において、当該載置板の表面に対して鈍角状に開いて伸びる分離傾斜面を有する分離板とを備え、前記載置板と対峙させて給紙ローラが設けられている。
【0003】
そして、ポリウレタン樹脂等の高摩擦係数の突起部を備えたインサート体(分離体)を、前記分離板の給紙方向に長く穿設されたスロットに裏側から嵌め込んで、前記突起部を上向きに突出させたものが知られている。この分離体の下面側をフォームラバー体にて支持することにより、所定の弾力が付与されている。
【0004】
従って、前記載置板上に積層されたシートの給紙方向下流側の端縁は、前記分離板の表面より突出した突起部に当接した状態で保持される。給紙ローラが前記載置板上に積層されたシートのうち最上位置のものに押圧して回転駆動すると、給紙方向下流側に送られたシートの端縁にて前記突起部を押圧するので、当該突起部は分離体自体の弾性力にて弾性変位し、分離板の表面から沈み、前記シートの端縁と摩擦係数の小さい分離板の表面に沿って滑り、1枚ずつに分離できるというものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の分離体は全体として合成樹脂製のブロック形状であるため、環境の温度や湿度または成形条件が変わると、前記突起部の摩擦係数や、弾性変形の度合いが大きく変化する。例えば、温度及び湿度が高いと、合成樹脂材の縦弾性係数が低くなり、季節の移り変わりにより、シートの分離性能が安定せず、シートの二重送りが発生するという問題があった。
【0006】
本発明は、この従来の問題点を解決すべくなされたものであり、シートを確実に分離して給紙できる給紙装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明の給紙装置は、シート収納手段に積層収納されたシートを、給紙手段により送り出して分離傾斜面により1枚ずつ分離給送する給紙装置において、前記分離傾斜面を備えた分離部材に、前記シートの給送方向に沿って長く且つ高摩擦係数を有する分離体を、金属製の板バネ状の弾性支持手段を介して、前記分離傾斜面に対して出没可能に設けたものである。
【0008】
そして、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の給紙装置において、前記弾性支持手段は、基板とそれからシートの給送方向と交差方向に延びる複数の弾性梁とからなり、前記分離体は、前記複数の弾性梁に跨がって連結支持されているものである。
【0009】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の給紙装置において、前記複数の弾性梁による前記分離体の支持力を、シートの給送方向の下流側に行くに従って大きくなるように設定したものである。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の給紙装置において、前記複数の弾性梁は、その各先端部が基板の左右両側部位から互いに対向する方向であって互いちがいに入り込むように櫛歯状に突出し、且つ前記各弾性梁の先端部が前記分離体の長辺部分に貫通して支持するように構成したものである。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4のいずれかに記載の給紙装置において、弾性支持手段における基板部のみをベースブロックにて前記分離部材の裏面側に挟持するように構成したものである。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項2乃至5のいずれかに記載の給紙装置において、前記分離体は、前記複数の弾性梁との連結支持部の間の肉厚を薄く形成したものである。
【0013】
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の給紙装置において、前記分離体は、シートに当接する部分が、鋸歯状に形成されており、各歯の頂点はシートの給送方向上流側にシフトした位置にあることを特徴とするものである。
【0014】
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の給紙装置において、前記分離体は、シートの給送方向下流端がシートから離れる方向に斜めに切欠かれているものである。
【0015】
請求項9に記載の画像形成装置は、前記請求項1乃至8のいずれかの1項に記載の給紙装置と、該給紙装置から給紙されたシートに対して画像形成する画像形成部とを備えたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を具体化した実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態である給紙装置10を搭載した多機能型の画像形成装置1の斜視図、図2は給紙装置10の斜視図、図3は給紙装置10の要部正面図、図4は図3のIV−IV線矢視断面図、図5は固定部材と可動部材とからなる分割型の分離傾斜面の実施形態を示す斜視図、図8(a)は固定分離板の平面図、図8(b)は固定分離板の側断面図、図8(c)は中央部側断面図、図9(a)〜図9(c)はベースブロックを示す図、図11(a)は分離体を連結支持させた弾性支持手段の第1実施形態の平面図、図11(b)は図11(a)のXIb −XI線矢視拡大断面図である。
【0017】
図1に示す多機能型の画像形成装置1は、ファクシミリ機能、プリンタ機能、複写機能、スキャナ機能を等を備えている。多機能型の画像形成装置1は、略箱状の本体2を有し、この本体2の上面には操作パネル3が配置されている。操作パネル3には「0」〜「9」の数字ボタンやスタートボタン、機能操作ボタン等の各種のボタンが設けられており、これらのボタンを押下することにより、各種の操作が行われる。操作パネル3の後部には液晶ディスプレイ(LCD)4が設けられ、画像形成装置1の設定状態や各種の操作メッセージ等が必要に応じて表示される。
【0018】
液晶ディスプレイ4の後部には、ファクシミリ機能時に相手ファクシミリ装置に送信されるファクシミリ原稿や、複写機能時に複写すべき原稿を積層載置する原稿載置部5が設けられている。この原稿載置部5に載置された原稿は、本体2内に設けられたスキャナ装置(図示せず)によって原稿表面の画像が読み取られる。読み取り完了した原稿は、本体2の前部(操作パネル3の下部)に設けられた排紙部7に排出される。
【0019】
前記原稿載置部5の後部には、複数枚のシート(記録紙)Pを積層状態で載置する給紙装置10が設けられている。この給紙装置10に載置されたシートPは本体2内のカラーインクジェット式等の画像形成部(図示せず)に搬送され、画像形成部によって所定の画像が印刷された後、排紙部6に排紙される。
【0020】
図2〜図4に示すように、給紙装置10における台枠フレーム11には、収納手段としての下向き前方傾斜状の載置板12と、該載置板12の左右両側に連設された一対の側壁板14、14と、該一対の側壁板14、14よりも内側に配置されて載置板12に対して左右方向に移動可能な一対の案内板13a,13bとを備えており、載置板12と側壁板14、14とは合成樹脂材にて一体的に形成されている。載置板12は記録紙である複数枚のシートPを積層して載置できるものであり、該載置板12の下端側の下枠部11aには、前記積層されたシートPの下端縁を支持し、画像形成部にシートPを送り出し案内するための複数の分離部材としての分離板15、32a,32b、33a,33bがシートPの給送方向(図2及び図4の矢印A方向)に伸びるように配置されている(図2、図3及び図4参照)。この分離傾斜面及び分離板の構成は後に詳述する。
【0021】
前記一対の案内板13a,13bは、載置板12の裏面に配置された横長のラック16、16に連結され、同じく裏面に設けたピニオン17に前記一対のラック16、16が噛み合うように構成されており、このピニオン17及びラック16、16の連動により一対の案内板13a,13bが載置板12の左右幅方向に移動可能に構成されている(図2及び図3参照)。これにより、一対の案内板13a,13bの間に積層されたシートPの幅方向の寸法に応じて当該シートPの左右両側縁を案内するように遠近移動すると共に、シートPを載置板12の幅方向(左右方向)の中央部にセットできるものである。
【0022】
前記左右両側壁板14、14の間には、前記固定分離板15の上面から上方に適宜距離隔てて回転自在に伝動軸20が軸支されており、該伝動軸20の中途部、つまりシートPの幅方向(左右方向)の中央部には、給紙手段としての給紙ローラ21を有する給紙ローラユニット22のケース24が回転のみ自在に装着されている。前記一方の側壁板14の外面には、本体2側に配置した駆動モータ(図示せず)からの動力を伝達するギヤ列23a,23b,23c,23dが配置されている(図2参照)。
【0023】
給紙ローラユニット22のケース24内には、図4に示すように、前記伝動軸20と一体的に回転する駆動歯車25と、伝動軸20に回転自在に被嵌したアーム26の先端に枢支され、且つ前記駆動歯車25と噛合う遊星歯車27と、中間歯車28と、該中間歯車28に噛み合い、給紙ローラ21と一体的に回転する歯車29とを備える。また、ケース24は、伝動軸20に被嵌した捩じりバネ30により、給紙ローラ21が前記積層されたシートPの最上面に押圧されるように弾力付勢されている。
【0024】
給紙動作時に伝動軸20の端部に固着されたギヤ23dが正回転(図2において反時計回りの回転)すると、前記駆動歯車25も正回転し、これに噛合う遊星歯車27は、逆回転(時計回りに回転)する方向に回転力が与えられることにより、アーム26が正回動し、遊星歯車27は中間歯車28と噛合う。これにより、中間歯車28は正回転(反時計回りに回転)し、歯車29ひいては給紙ローラ21は逆回転(時計回りに回転)するので、この給紙ローラ21の下面側に当接しているシートPは図4の下方に給送される。
【0025】
他方、前記ギヤ23dを逆回転(時計回りに回転)させた場合には、前記駆動歯車25の逆回転につれて、遊星歯車27が正回転する方向に回転力が与えられることにより、アーム26は逆回動して、遊星歯車27と中間歯車28との噛み合いは解除されて動力伝達は遮断されるから、給紙ローラ21の回転は停止され、給紙作用は行われない。
【0026】
次に、本発明における分離手段の構成について詳細に説明すると、分離部材としての左右中央位置に配置された固定分離板15の上面(傾斜面)には、前記シートPの幅方向の中央部側の下端縁(先端縁)に当接して分離させるための高摩擦係数の分離手段31を、前記給紙ローラ21による給紙作用線Q(図5及び図7参照)の延長上にて、前記分離傾斜面より突出させて設けられている。
【0027】
図2〜図6に示されているように、分離傾斜面は、載置板12の幅方向中央部(前記給紙ローラ21による給紙作用部の延長線上に対応した位置)の固定分離板15と、その左右両側に配置された可動部材としての第1可動分離板32a,32bと、該一対の第1可動板32a,32bの外側(固定分離板15の配置位置と反対(対峙する)側)に配置された第2可動分離板33a,33bとからなるように分割されたものの上面に形成されている。
【0028】
また、前記分離傾斜面は、全体として、前記分離手段31の配置箇所の近傍で高く、シートPの幅方向の両側端部側に行くに従って低くなるように形成されている。すなわち、固定分離板15、第1可動板32a,32b、第2可動分離板33a,33bは全て合成樹脂製であってそれらの上面全体にわたって上向き凸湾曲状、つまり、固定分離板15の左右両側中央部の上面が最も高く、左右両側端の第2可動分離板33a,33bの外側寄り部位の上面が最も低くなるように形成されている。
【0029】
図6の断面図に示すように、前記第1可動分離板32a,32b及び第2可動分離板33a,33bは、台枠フレーム11における下枠部11aの軸受凹所40に、各可動分離板32a〜33bの基端に一体的に横向き突出させた回動支軸41が回動可能に軸支されている。この回動支軸41に捩じりバネ42を被嵌し、当該捩じりバネ42の両端を所定の個所に係止することにより、各可動分離板32a〜33bを独立的に上向きに付勢している。この構成により、給送されるシートPの横幅寸法の大小に応じて適切な個所の可動分離板のみを逃げ回動させるようにしてシートPの押圧力に対する抵抗力(前記バネ付勢力)も大小過不足のない適切な値にできるのである。但し、可動分離板32a〜33bの基部縦背面43が前記軸受凹所40の内面に当接して、第1可動分離板32a(32b)の上面が、隣接する固定分離板15の上面より上方に各々突出せず、また、第2可動分離板33a(33b)の上面が隣接する第1可動板32a(32b)の上面より上方に各々突出しないように規制されている。このような可動分離板が必要以上に上向き回動するのを阻止するためストッパー手段は他の構成であっても良い。
【0030】
そして、前記各可動分離板32a〜33bの上面(分離傾斜面)の各々に前記給送されるシートPの下端縁(先端縁)が当たって下向きの力が作用すると、前記捩じりバネ42の上向きバネ付勢力に抗して、各可動分離板32a〜33bの先端側が下向きに回動傾動(後退動)して、シートPによる押圧力を逃がすように構成されている。
【0031】
なお、図3に示すように、第1可動分離板32a(32b)と第2可動分離板33a(33b)との隣接個所には、第1可動分離板32a(32b)側から横向きに突出させた係合片44が第2可動分離板33a(33b)の下面に臨むように配置されていることにより、第2可動分離板33a(33b)にのみ下向き荷重が作用して下向き回動するのに連動して、前記各係合片44を下向きに押圧し、もって第1可動分離板32a(32b)も下向き回動するように構成されている。この構成が請求項における連係手段の一例である。
【0032】
本実施形態では、一対の第2可動分離板33a,33bの外側端部間の寸法を略210mmとするときの高低差を略2〜3mmとする上向き凸円弧状(曲率半径1500mm程度)の面に倣うように形成されている(図3参照)。また、前記固定分離板15及び荷重が作用していない第1可動板32a,32b、第2可動分離板33a,33bの各上面(分離傾斜面)は、水平面に対して各先端側(図2、図4、図5及び図8(a)の矢印A方向)が上方向になるように傾斜角度が略3度程度で傾斜している。また、前記固定分離板15及び荷重が作用していない第1可動板32a,32b、第2可動分離板33a,33bの各上面(分離傾斜面)と載置板12との夾角は略112.5度程度の鈍角に形成されている。
【0033】
そして、固定分離板15の上面(分離傾斜面)のうち左右両側中央位置には、分離手段31として、シートPの給送方向(矢印A方向)に細長く、且つ高摩擦係数の分離体34を、金属製の板バネ状の弾性支持手段39を介して、固定分離板15の上面(分離傾斜面)に対して出没可能に設けられている。なお、分離体34が固定分離板15の上面(分離傾斜面)から突出している高さは、略0.2 〜0.35mm程度に設定されている。
【0034】
その第1実施態様を図8〜図11に示す。固定分離板15の左右両側中央位置には、上下に貫通し、且つシートPの給送方向(図2、図4及び図8(a)の矢印A方向)に沿って長い貫通孔36が穿設されている。燐青銅等の金属製の板バネ状の弾性支持手段39にて支持される分離体34は、ポリエステルウレタン樹脂材等の高摩擦係数を有する材料からなる。この分離体34は前記固定分離板15の下面側から挿入して、貫通孔36に分離体34を配置する。後述するベースブロック37の上面と固定分離体15との間で弾性支持手段39が挟持支持されている。
【0035】
なお、図11(b)、図11(c)の拡大断面図で示すように、分離体34の上面を、シートPの下端縁との摺接時に大きい摩擦抵抗を受けるように、浅い鋸歯状(凹凸状)に形成することが好ましい。これによって、分離体34を構成する材料の持つ摩擦係数のみならず、形状による摩擦抵抗によっても、結果的に摩擦係数を高くすることができる。
【0036】
前記分離体34の上面の鋸歯状の形状としては、各歯の頂点34bがシートの給送方向(矢印A方向)上流側にシフトした位置にあることが好ましく(図11(b)及び図11(c)参照)、これによって、鋸歯の斜面の傾斜が急な側を前記上流側に配置することになるので、シートPのなだれ込みをより効率的に防止できると共に、乗り越えたシートPは、次の急な斜面まではなだらかな下り斜面を通るので、移動し易く、分離性能が向上する。また、前記分離体34は、シートPの給送方向下流側端が図11(b)にて符号34aで示すように、シートPから離れる方向に斜めに切欠かれていることが望ましい。
【0037】
即ち、分離したシートPが長く分離体34と接触していると、シートPの移動の邪魔になるが、垂直に切り落とすと、分離体34の端部が変形し、分離性能に影響するので、斜めにカットして、肉を残すようにすると、分離体34の端部の変形が防止でき、分離体34のシートPの給送方向下流側端まで分離性能を確保できる。切欠く角度としては、略45度であれば良く、実際には角部の変形が無ければ良いので、30度〜60度程度の範囲にて、分離体34の材質に応じて適宜選択すれば良い。
【0038】
前記弾性支持手段39は図11(a)に示すように、板厚0.1mm 程度で平面視略矩形状の基板(外周枠部)39bの内側部に、平面視でシートPの給送方向(図11(a)の矢印A方向)と直交する方向に対向して伸びる複数本の片持ち梁状の弾性梁39aが、打ち抜きもしくは放電加工、レーザ加工等にて一体的に形成されている。この複数本の弾性梁39aは、第1実施形態では、前記矢印A方向に枠状の基板39bの内周縁のうち長い左右両側の内周縁から互い違いに入り込む(入れ違い状)ように、適宜間隔(W1)隔てて櫛歯状に突出している。
【0039】
前記分離体34は、の上下肉厚部(厚さ寸法t1)の下部寄り個所を前記片持ち梁状の各弾性梁39aの先端部(自由端部)が横方向に貫通するように形成されている(図11(b)参照)。また、分離体34の前後端部は、前記枠状の基板39bの前後端部に穿設された係止孔50a,50bに嵌まり係合している。
【0040】
そして、図11(a)に示すように、シートPの給送方向上流側における分離体34の端部(係止孔50b)の位置する基板39bとその直近の弾性梁39aと間隔W2は、下流側における分離体34の端部(係止孔50a)の位置する基板39bとその直近の弾性梁39aと間隔W3より大きい。換言すると、シートPの給送方向下流側の間隔W3が狭いので、上流側に比べて変形に要する荷重が高くなるように設定されている。
【0041】
前記分離体34を弾性支持手段39に装着する製法としては、前記分離体34に相当するキャビティが凹み形成された上下金型(図示せず)間に前記弾性支持手段39を挟持した状態で、前記キャビティに所定の樹脂を注入することにより分離体34の肉厚部を各弾性梁39aの先端部(自由端部)が横方向に貫通して、分離体34が弾性的に支持されているものである(図11(a)及び図11(b)参照)。
【0042】
合成樹脂製のベースブロック37の内側凹所37a内に、前記分離体34及び複数の弾性梁39aが配置された状態で、図11(a)に示す弾性支持手段39の平面視略矩形状の基板(外周枠部)39bのみを前記ベースブロック37の上面と固定分離板15の下面とで挟持することにより、前記分離体34及び複数の弾性梁39aが空中に浮かんだ状態に配置されている(図8(b)、図8(c)及び図10参照)。
【0043】
なお、固定分離板15に対して、ベースブロック37の左右両側の取付け部37bに下面側からネジ38、38にて着脱可能に連結するように構成されている。
【0044】
次に、前記構成による給紙時のシートPの分離作用について説明する。予め、給紙装置10における載置板12に複数枚のシートPを積層して載置する。前記左右一対の案内板13a,13bにより、シートPの左右両側縁が案内規制されて、当該シートPは、載置板12の左右中央位置に、シートPの幅方向の中心線に位置するよう配置される。この状態では積層された各シートPの下端縁(先端縁)はすべて固定分離板15の上面及び/又は分離体34に当接している。
【0045】
ところで、本発明では、シートPの給送方向(矢印A方向)に適宜間隔で配置された独立的な複数の弾性梁39aにて分離体34が弾性支持されているから、当該分離体34に対して作用した荷重の個所及びその近傍の弾性梁39aのみが大きく撓み、その個所の上面(高摩擦面)のみが下がるように作用するものである。従って、シートPの積層部分の重量により、その積層部分に対応する分離体34の上面は固定分離板15の上面と同一面まで沈むが、それより給送下流側の分離体34の上面(高摩擦面)には、前記積層したシートPの重量が作用しないから固定分離板15の上面より上方に突出していることになり、腰の柔らかいシートPであっても(腰の強いシートPではもちろん)、その積層状態のままのシートPの下端側が給送下側に流れ込まず、前記載置板12と平行状の積層状態を保持できる。
【0046】
また、シートPは分離体34の給送上流側中央寄りの部分から給送下流側にわたって載置されるので、これらの部分が給送下流側の端部よりも大きく撓み、荷重の差によっても、分離体34の一部が固定分離板15の上面よりも突出した分を確保することができる。
【0047】
なお、固定分離板15の上面よりも高さの低い位置の、第1可動分離板32a(32b)及び第2可動分離板33a(33b)の上面(分離傾斜面)には、前記積層したシートPの下端縁は当接していない。
【0048】
パーソナルコンピュータや外部のファクシミリ装置等の外部制御装置からの信号を受けて印刷指令が実行されると、図示しない駆動モータが駆動開始し、前記ギヤ列23a〜23dを介して伝動軸20が逆回転し、給紙ローラ21は図5において時計回りに回転する。
【0049】
従って、前記給紙ローラ21による給送作用を受けて、積層の最上位置のシートPの下端縁で分離体34を下向きに押圧する力が作用するとき、シートPの腰が柔らかい場合には、分離体34を下向きに押圧する力が弱く、当該分離体34がほとんど下向きに下がることなく、給紙ローラ21と分離手段31との間で、シートPの幅方向の中央部側が湾曲して、当該シートPの下端縁(先端縁)が前記分離体34の上面(高摩擦面)から離れて1枚ずつに分離できるのである(図12(a)参照)。
【0050】
他方、厚紙等の腰の強いシートPの場合には、給紙ローラ21により下向きに押されても、積層最上位のシートPはほとんど平面状を保持して、そのシートP下端縁(先端縁)が前記分離体34の上面(高摩擦面)を下向きに強く押すことになり、その作用部の近傍の前記複数の片持ち梁状の弾性梁39aが下向きに撓んで、分離体34の上面(高摩擦面)が固定分離板15の上面15aと同じ高さまで下向きに没して(図12(b)参照)、前記最上位置のシートPの下端縁は、分離体34の高摩擦面との拘束が解除されて給紙ローラ21に押圧されている最上位置のシートPのみが図5の矢印A方向に給送されるのである。
【0051】
なお、図11(b)に示すように、分離体34の下面側に、前記弾性梁39aが配置されている個所の間に、肉厚寸法を小さくするための切込み凹所51を形成すると、分離体34の高摩擦面(上面)側からの押圧力に対する隣接する弾性梁39a、39a間の分離体34の弾性撓み変形量を大きくすることができ、分離体34の(荷重/変形)性能を分離体34自体の材質によらずに変更調節できる効果を奏する。
【0052】
図13に示す第2実施形態では、基板39bから突出する片持ち梁状の弾性梁39aの長さを、シートPの給送方向(矢印A方向)の上流側(載置板12の表面に近い側)で長く、下流側(積層したシートPの上層側)に行くに従って、順次短く設定したものである。このように構成すると、例えば、各弾性梁39aの曲げ剛性(=縦弾性係数×断面2次モーメント)の値が同じ場合、梁の長さが長いほど、同一荷重に対する片持ち梁の先端の弾性撓み量が大きくなるから、載置板12に積層したシートPのうち積層下層側の下端部分に対応する分離体34の上面は大きく沈んで、固定分離板15の上面に当接する一方、弾性梁39aの長さが短い個所(積層上層側の下端部分)に対応する分離体34の上面は固定分離板15の上面より上方に突出できて、分離体34の高摩擦面(上面)とシートPの下端縁との摩擦抵抗を十分に確保して、給送方向(矢印A方向)の下流側にシートPが流れ出さないようにできる。
【0053】
図14に示す弾性支持手段39の第3実施形態では、平面視矩形枠状の基板39bの内周縁からシートPの給送方向(矢印A方向)に適宜間隔にて配置された前記片持ち梁状の左右両側の複数の弾性梁39aは、互いに先端側が対向するように伸び、且つ左右両側の弾性梁39aの先端部同士が対峙するように配置され、前記矢印A方向に沿って長い分離体34は前記左右両側の先端部に跨がって連結支持されているものである。また、弾性梁39aは、その突出長さを、シートPの給送方向(矢印A方向)の上流側(載置板12の表面に近い側)で長く、下流側(積層したシートPの上層側)に行くに従って、順次短く設定したものである。
【0054】
この実施形態では、各弾性梁39aの弾性撓み量が大きいときに、分離体34の側面から各弾性梁39aの先端部が抜け出さないようにするために、その先端部の分離体34の側面対する差し込み深さを大きくする必要がある。
【0055】
図15に示す第4実施形態では、同じく平面視矩形枠状の基板39の内周縁からシートPの給送方向(矢印A方向)に適宜間隔にて配置された弾性梁39aは中央側で連続しており、いわゆる両端支持梁状であって、各弾性梁39aの中央部に跨がるように連結支持された分離体34は、シートPの給送方向(矢印A方向)に沿って長いものである。
【0056】
前記図13〜図15の実施形態の分離手段による作用・効果は第1実施形態(図11)のものと略同じであるので詳細な説明は省略する。
【0057】
これら各実施形態の弾性支持手段39におけるバネ板の厚さ、材質を変更し、また、各弾性梁39aの断面係数及び梁長さを変更することより、分離体34の支持力(支持抵抗力)、ひいては押圧力に対する分離体34の沈み込み量を大小調節することができる。また、弾性支持手段39は燐青銅材やステンレス材等の金属製であるから、給紙装置が通常配置される環境の温度変化や湿度変化に対してバネ係数が大きく変動することがなく安定しているから、上述のシートPの分離作用・効果も安定するのである。
【0058】
なお、前記給送作用を受けないシートPの前記中央部側以外の個所(幅方向の両側端部寄り部位)では、シートPは平坦状のまま進行することになる。そうすると、給送作用を受けたシートPの幅方向の中央部側での、前記給紙ローラ21との当接線(ニップ線)45から、当該シートPの下端縁までの直線距離よりも、前記給送作用を受けないシートPの前記中央部側以外の個所(幅方向の両側端部寄り部位)での給紙ローラ21との当接点の延長線46からシートPの下端縁までの直線距離のほうが長くなる。
【0059】
その場合に、シートPの幅方向の中央部側に対応する固定分離板15は高さ変化せず、腰の柔らかいシートPの左右両側寄り部位の下端縁を第1可動分離板32a(32b)及び/又は第2可動分離板33a(33b)が、しっかりと受け止めることができる。他方、腰の強いシートPの場合には、更にシートPの下端縁で下向きに押圧されて押圧力が高まったときに、捩じりバネ42の付勢力に抗して、第1可動分離板32a(32b)及び第2可動分離板33a(33b)の先端側が下向きに回動することにより、それらの上面(分離傾斜面)がシートPの下端縁から遠ざかる方向に逃げ移動して、シートPの下端縁と第1可動分離板32a(32b)及び/または第2可動分離板33a(33b)との押圧による支えの干渉を回避できるから、シートPの幅方向の中央部側下端縁での分離手段31による分離作用を確実に受けさせることができ、前記シートPの2重送りなどの紙ジャムの発生をなくすることができるという優れた作用効果を奏する。
【0060】
前記載置板12に積層されたシートPの横幅寸法(サイズ)が小さい場合(固定分離板15の左右両側に隣接する前記第1可動分離板32a(32b)の外側端間の寸法より短い場合)には、シートPの幅方向の両側縁寄り部位に対応する下端縁が前記第1可動分離板32a、32bを下向きに押圧して逃げ回動するが、それより外側の第2可動分離板33a、33bはシートPと干渉しないから、下向き回動しない。シートPの横幅寸法(サイズ)が大きい場合(左右両側の第2可動分離板33a、33bの内側端間の寸法より長い場合)には、シートPの幅方向の両側縁寄り部位に対応する下端縁が先に第2可動分離板33a、33bの上面(分離傾斜面)に当たって、第2可動分離板33a、33bを下向き回動させる。そのときには、前記係合片44を介して第1可動分離板32a、32bも連動して下向き回動できるから、その個所に対応するシートPの幅方向の中央部と幅方向の両側縁寄り部位との中間の下端縁が第1可動分離板32a、32bの上面(分離傾斜面)に当接しなくとも、第1可動分離板32a、32bも下向きに逃げ回動でき、シートPの幅方向の下端縁との干渉を一層確実に減少させることができる。
【0061】
また、前記シートPの幅方向の中央部側の下端縁(先端縁)に当接して分離させるための高摩擦係数の分離手段31を、前記給紙ローラ21による給紙作用線Qの延長上にて、前記分離傾斜面より突出させて設けると共に、前記分離傾斜面は、全体として、前記分離手段31の配置箇所の近傍で高く、シートPの幅方向の両側端部側に行くに従って低くなるように湾曲状または直線状に形成すると、当該シートPの幅方向の両側端部側の下端縁(先端縁)は分離傾斜面に衝突しない状態のもとで、シートPの幅方向の中央部側の下端縁(先端縁)は分離手段31に突き当たって分離作用を十分に受けることができる。その結果、給送されるシートPが2重送りされるという給紙不良が発生しないのである。
【0062】
また、図7に示す実施形態では、前記第1可動分離板32a(32b)及び第2可動分離板33a(33b)の下面側にコイルばね等の上向き付勢手段(図示せず)を設け、且つ各可動分離板がその上面が平行状に昇降可能に支持されたものである。この実施形態でも、前記第1実施形態と同様の優れた作用効果を奏することができる。
【0063】
また、前記各実施形態では、給紙装置10における載置板12を傾斜状に立設させ、その下方に、固定分離板15、第1可動分離板32a(32b)及び第2可動分離板33a(33b)を傾斜状に配置したものであったが、本発明は、載置板12を略水平状に配置し、その載置板12上のシートPの給送方向を斜め上向きになるように固定分離板15や可動分離板32a〜33bを配置した給紙装置にも適用できる。
【0064】
なお、前記の各実施形態の給紙装置を備えた画像形成装置であれば、給紙装置にてシートPの2重送りが確実に防止できるから、1枚ずつ給送された各シートPに対して画像形成部にて確実に所定の画像を形成することができるという効果を奏する。
【0065】
また、上記実施形態では左右一対の案内板13a,13bによってシートPをガイドすることにより、シートPの大きさ(横幅寸法(サイズ))に関係なく、シートPの幅方向の中央部(真中)の端縁に分離手段31(分離体34)が当接するようにしたものであるが、必ずしも手段の真中である必要はなく、多少左右に偏っていても、中央寄り側の端縁であれば、略同等の効果が期待できる。よって、例えばシートPの左右いずれか一側を基準としてシートPを給紙する給紙装置にも本発明は適用できる。
【0066】
また、分離手段31(分離体34)は、給紙手段による給紙作用線の延長上より若干外れた位置であっても、その近傍であれば分離作用に何ら問題がないことは勿論である。
【0067】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1に記載の発明の給紙装置は、シート収納手段に積層収納されたシートを、給紙手段により送り出して分離傾斜面により1枚ずつ分離給送する給紙装置において、前記分離傾斜面を備えた分離部材に、前記シートの給送方向に沿って長く且つ高摩擦係数を有する分離体を、金属製の板バネ状の弾性支持手段を介して、前記分離傾斜面に対して出没可能に設けたものである。このように、細長い高摩擦係数を有する分離体を弾性的に支持するための弾性支持手段は燐青銅材やステンレス材等の金属製であるから、給紙装置が通常配置される環境の温度変化や湿度変化に対してバネ係数が大きく変動することがなく安定しているから、シートの分離作用・効果も安定するという効果を奏する。
【0068】
そして、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の給紙装置において、前記弾性支持手段は、基板とそれからシートの給送方向と交差方向に延びる複数の弾性梁とからなり、前記分離体は、前記複数の弾性梁に跨がって連結支持されているものであるから、細長い分離体に部分的に荷重もしくは押圧力が作用したとき、その力が大きい個所とその近傍の弾性梁のみが弾性撓み変形し、これにつれて分離体が前記分離傾斜面に対して沈みうる。従って、荷重もしくは押圧力に対する分離体の弾性変形の応答性が良好となり、分離作用が一層確実且つ安定するという効果を奏する。
【0069】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の給紙装置において、前記複数の弾性梁による前記分離体の支持力を、シートの給送方向の下流側に行くに従って大きくなるように設定したものであるから、給紙手段にて1枚ずつに分離されようとするシートと分離体と接触個所及びその近傍で、分離体の高摩擦係数面を分離部材より突出させることができ、分離作用を確実にできるという効果を奏する。
【0070】
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の給紙装置において、前記複数の弾性梁は、その各先端部が基板の左右両側部位から互いに対向する方向であって互いちがいに入り込むように櫛歯状に突出し、且つ前記各弾性梁の先端部が前記分離体の長辺部分に貫通して支持するように構成したものであり、同一荷重の場合、両端支持梁の長さ方向の中央部にて分離体を支持するのに比べて、片持ち梁状の弾性梁の先端部の弾性撓みを大きくすることができる。また、片持ち梁状の弾性梁の配置間隔を短くできるから、分離体の連結支持を強固且つ確実にできるという効果を奏する。
【0071】
請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4のいずれかに記載の給紙装置において、弾性支持手段における基板部のみをベースブロックにて前記分離部材の裏面側に挟持するように構成したものであるから、分離作用(弾性撓み変形)に大きく影響する分離体及び弾性梁を空間に浮かべることができる。
【0072】
請求項6に記載の発明は、請求項2乃至5のいずれかに記載の給紙装置において、前記分離体は、前記複数の弾性梁との連結支持部の間の肉厚を薄く形成したものであるから、隣接する弾性梁の弾性撓み変形が異なるときに、これに跨がっている分離体の変形が容易になり、また前記肉厚を薄くする程度により、分離体の変形量を大小調節することが容易にできるという効果を奏する。
【0073】
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の給紙装置において、前記分離体は、シートに当接する部分が、鋸歯状に形成されており、各歯の頂点はシートの給送方向上流側にシフトした位置にあることを特徴とするものであるから、これによって、鋸歯の斜面の傾斜が急な側を前記上流側に配置することになるので、シートのなだれ込みをより効率的に防止できると共に、乗り越えたシートは、次の急な斜面まではなだらかな下り斜面を通るので、移動し易く、分離性能が向上する。
【0074】
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の給紙装置において、前記分離体は、シートの給送方向下流端がシートから離れる方向に斜めに切欠かれているものであるから、分離したシートが長く分離体と接触していると、シートの移動の邪魔になるが、垂直に切り落とすと、分離体の端部が変形し、分離性能に影響するので、斜めにカットして、肉を残すようにすると、分離体の端部の変形が防止でき、分離体のシートの給送方向下流側端まで分離性能を確保できるという効果を奏する。切欠く角度としては、略45度であれば良く、実際には角部の変形が無ければ良いので、30度〜60度程度の範囲にて、分離体の材質に応じて適宜選択すれば良い。
【0075】
請求項9に記載の画像形成装置は、前記請求項1乃至8のいずれかの1項に記載の給紙装置と、該給紙装置から給紙されたシートに対して画像形成する画像形成部とを備えたものである。従って、給紙装置にてシートの2重送りが確実に防止できるから、1枚ずつ給送された各シートに対して画像形成部にて確実に所定の画像を形成することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像形成装置の斜視図である。
【図2】 給紙装置の斜視図である。
【図3】 給紙装置の要部正面図である。
【図4】 図3のIV−IV線矢視断面図である。
【図5】 固定分離板と可動分離板とからなる分割型の分離傾斜面の実施形態を示す斜視図である。
【図6】 傾動する可動分離板の拡大断面図である。
【図7】 分割型の分離傾斜面の他の実施形態を示す正面図である。
【図8】 (a)は分離手段を備えた固定分離板の平面図、(b)は図8(a)の VIIIb−VIIIb 線矢視断面図、(c)は図8(a)の VIIIc−VIIIc 線矢視断面図である。
【図9】 (a)はベースブロックの平面図、(b)は一部切欠き正面図、(c)は一部切欠き側面図である。
【図10】 図8(a)のX−X線矢視断面図である。
【図11】(a)は分離手段の平面図、(b)は図11(a)のXIb −XIb 線矢視拡大断面図、(c)は分離体の鋸歯状断面の拡大図である。
【図12】(a)は腰の弱いシートを分離する状態を示す作用説明図、(b)は腰の強いシートを分離する状態を示す作用説明図である。
【図13】 弾性支持手段の第2実施形態を示す平面図である。
【図14】 弾性支持手段の第3実施形態を示す平面図である。
【図15】 弾性支持手段の第4実施形態を示す平面図である。
【符号の説明】
P シート
10 給紙装置
11 台枠フレーム
12 載置板
13a,13b 案内板
15 固定分離板
21 給紙ローラ
31 分離手段
32a,32b 第1可動分離板
33a,33b 第2可動分離板
34 分離部材
36 貫通孔
37 ベースブロック
39 弾性支持手段
39a 弾性梁
39b 基板

Claims (9)

  1. シート収納手段に積層収納されたシートを、給紙手段により送り出して分離傾斜面により1枚ずつ分離給送する給紙装置において、
    前記分離傾斜面を備えた分離部材に、前記シートの給送方向に沿って長く且つ高摩擦係数を有する分離体を、金属製の板バネ状の弾性支持手段を介して、前記分離傾斜面に対して出没可能に設けたことを特徴とする給紙装置。
  2. 前記弾性支持手段は、基板とそれからシートの給送方向と交差方向に延びる複数の弾性梁とからなり、前記分離体は、前記複数の弾性梁に跨がって連結支持されていることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記複数の弾性梁による前記分離体の支持力を、シートの給送方向の下流側に行くに従って大きくなるように設定したことを特徴とする請求項2に記載の給紙装置。
  4. 前記複数の弾性梁は、その各先端部が基板の左右両側部位から互いに対向する方向であって互いちがいに入り込むように櫛歯状に突出し、且つ前記各弾性梁の先端部が前記分離体の長辺部分に貫通して支持するように構成したことを特徴とする請求項2または3に記載の給紙装置。
  5. 弾性支持手段における基板部のみをベースブロックにて前記分離部材の裏面側に挟持するように構成したことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の給紙装置。
  6. 前記分離体は、前記複数の弾性梁との連結支持部の間の肉厚を薄く形成したことを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の給紙装置。
  7. 前記分離体は、シートに当接する部分が、鋸歯状に形成されており、各歯の頂点はシートの給送方向上流側にシフトした位置にあることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の給紙装置。
  8. 前記分離体は、シートの給送方向下流端がシートから離れる方向に斜めに切欠かれていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の給紙装置。
  9. 前記請求項1乃至8のいずれかの1項に記載の給紙装置と、該給紙装置から給紙されたシートに対して画像形成する画像形成部とを、備えたことを特徴とする画像形成装置。
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