JP2003292183A - 給紙装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
給紙装置及びこれを備えた画像形成装置Info
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Abstract
変化に拘らず、傾斜分離面に対して安定して出没可能に
支持させて、シートの分離作用を確実にする。 【解決手段】 載置板の下方に、シートの幅方向に中央
部には、分離傾斜面を備えた固定分離板を設ける。固定
分離板に穿設された貫通孔36を介してシートの給送方
向に細長い分離体34を出没可能に配置するにあたり、
平面視略矩形枠状の基板39bの内周縁から、シートの
給送方向と直交する方向に延びる複数の片持ち梁状の弾
性梁39aであって、その各先端部が左右両側部位から
互いに対向する方向であって互いちがいに入り込むよう
に櫛歯状に突出する。各弾性梁39aの先端部に跨がっ
て、分離体34を弾性支持させる。ベースブロックに基
板39b部分のみを支持させて固定分離板の下面側から
挿入して挟持する。
Description
トの給紙装置及びこれを備えた画像形成装置の構成に係
り、より詳しくは、分離傾斜面に出没可能に設けた高摩
擦係数の分離体にシートの給送前側の端縁を突き当てて
シートを分離して1枚ずつ給送できる装置に関するもの
である。
クジェットプリンタ、ファクシミリ装置、コピー装置等
の画像形成装置には、その画像形成部にカットされたシ
ートを1枚ずつ給送するための給紙装置を備えている。
この給紙装置には、特開平10−310274号公報、
特開2001−253580号公報、特開2000−1
68980号公報等に開示されているように、複数枚の
シートを積層状にして載置する傾斜状の載置板と、該載
置板の給紙方向下流側において、当該載置板の表面に対
して鈍角状に開いて伸びる分離傾斜面を有する分離板と
を備え、前記載置板と対峙させて給紙ローラが設けられ
ている。
の突起部を備えたインサート体(分離体)を、前記分離
板の給紙方向に長く穿設されたスロットに裏側から嵌め
込んで、前記突起部を上向きに突出させたものが知られ
ている。この分離体の下面側をフォームラバー体にて支
持することにより、所定の弾力が付与されている。
の給紙方向下流側の端縁は、前記分離板の表面より突出
した突起部に当接した状態で保持される。給紙ローラが
前記載置板上に積層されたシートのうち最上位置のもの
に押圧して回転駆動すると、給紙方向下流側に送られた
シートの端縁にて前記突起部を押圧するので、当該突起
部は分離体自体の弾性力にて弾性変位し、分離板の表面
から沈み、前記シートの端縁と摩擦係数の小さい分離板
の表面に沿って滑り、1枚ずつに分離できるというもの
であった。
来の分離体は全体として合成樹脂製のブロック形状であ
るため、環境の温度や湿度または成形条件が変わると、
前記突起部の摩擦係数や、弾性変形の度合いが大きく変
化する。例えば、温度及び湿度が高いと、合成樹脂材の
縦弾性係数が低くなり、季節の移り変わりにより、シー
トの分離性能が安定せず、シートの二重送りが発生する
という問題があった。
なされたものであり、シートを確実に分離して給紙でき
る給紙装置及びこれを備えた画像形成装置を提供するこ
とを目的とするものである。
め、請求項1に記載の発明の給紙装置は、シート収納手
段に積層収納されたシートを、給紙手段により送り出し
て分離傾斜面により1枚ずつ分離給送する給紙装置にお
いて、前記分離傾斜面を備えた分離部材に、前記シート
の給送方向に沿って長く且つ高摩擦係数を有する分離体
を、金属製の板バネ状の弾性支持手段を介して、前記分
離傾斜面に対して出没可能に設けたものである。
1に記載の給紙装置において、前記弾性支持手段は、基
板とそれからシートの給送方向と交差方向に延びる複数
の弾性梁とからなり、前記分離体は、前記複数の弾性梁
に跨がって連結支持されているものである。
に記載の給紙装置において、前記複数の弾性梁による前
記分離体の支持力を、シートの給送方向の下流側に行く
に従って大きくなるように設定したものである。
3に記載の給紙装置において、前記複数の弾性梁は、そ
の各先端部が基板の左右両側部位から互いに対向する方
向であって互いちがいに入り込むように櫛歯状に突出
し、且つ前記各弾性梁の先端部が前記分離体の長辺部分
に貫通して支持するように構成したものである。
のいずれかに記載の給紙装置において、弾性支持手段に
おける基板部のみをベースブロックにて前記分離部材の
裏面側に挟持するように構成したものである。
のいずれかに記載の給紙装置において、前記分離体は、
前記複数の弾性梁との連結支持部の間の肉厚を薄く形成
したものである。
のいずれかに記載の給紙装置において、前記分離体は、
シートに当接する部分が、鋸歯状に形成されており、各
歯の頂点はシートの給送方向上流側にシフトした位置に
あることを特徴とするものである。
のいずれかに記載の給紙装置において、前記分離体は、
シートの給送方向下流端がシートから離れる方向に斜め
に切欠かれているものである。
求項1乃至8のいずれかの1項に記載の給紙装置と、該
給紙装置から給紙されたシートに対して画像形成する画
像形成部とを備えたものである。
態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は
本発明の一実施形態である給紙装置10を搭載した多機
能型の画像形成装置1の斜視図、図2は給紙装置10の
斜視図、図3は給紙装置10の要部正面図、図4は図3
のIV−IV線矢視断面図、図5は固定部材と可動部材とか
らなる分割型の分離傾斜面の実施形態を示す斜視図、図
8(a)は固定分離板の平面図、図8(b)は固定分離
板の側断面図、図8(c)は中央部側断面図、図9
(a)〜図9(c)はベースブロックを示す図、図11
(a)は分離体を連結支持させた弾性支持手段の第1実
施形態の平面図、図11(b)は図11(a)のXIb−X
I線矢視拡大断面図である。
ファクシミリ機能、プリンタ機能、複写機能、スキャナ
機能を等を備えている。多機能型の画像形成装置1は、
略箱状の本体2を有し、この本体2の上面には操作パネ
ル3が配置されている。操作パネル3には「0」〜
「9」の数字ボタンやスタートボタン、機能操作ボタン
等の各種のボタンが設けられており、これらのボタンを
押下することにより、各種の操作が行われる。操作パネ
ル3の後部には液晶ディスプレイ(LCD)4が設けら
れ、画像形成装置1の設定状態や各種の操作メッセージ
等が必要に応じて表示される。
ミリ機能時に相手ファクシミリ装置に送信されるファク
シミリ原稿や、複写機能時に複写すべき原稿を積層載置
する原稿載置部5が設けられている。この原稿載置部5
に載置された原稿は、本体2内に設けられたスキャナ装
置(図示せず)によって原稿表面の画像が読み取られ
る。読み取り完了した原稿は、本体2の前部(操作パネ
ル3の下部)に設けられた排紙部7に排出される。
ート(記録紙)Pを積層状態で載置する給紙装置10が
設けられている。この給紙装置10に載置されたシート
Pは本体2内のカラーインクジェット式等の画像形成部
(図示せず)に搬送され、画像形成部によって所定の画
像が印刷された後、排紙部6に排紙される。
おける台枠フレーム11には、収納手段としての下向き
前方傾斜状の載置板12と、該載置板12の左右両側に
連設された一対の側壁板14、14と、該一対の側壁板
14、14よりも内側に配置されて載置板12に対して
左右方向に移動可能な一対の案内板13a,13bとを
備えており、載置板12と側壁板14、14とは合成樹
脂材にて一体的に形成されている。載置板12は記録紙
である複数枚のシートPを積層して載置できるものであ
り、該載置板12の下端側の下枠部11aには、前記積
層されたシートPの下端縁を支持し、画像形成部にシー
トPを送り出し案内するための複数の分離部材としての
分離板15、32a,32b、33a,33bがシート
Pの給送方向(図2及び図4の矢印A方向)に伸びるよ
うに配置されている(図2、図3及び図4参照)。この
分離傾斜面及び分離板の構成は後に詳述する。
板12の裏面に配置された横長のラック16、16に連
結され、同じく裏面に設けたピニオン17に前記一対の
ラック16、16が噛み合うように構成されており、こ
のピニオン17及びラック16、16の連動により一対
の案内板13a,13bが載置板12の左右幅方向に移
動可能に構成されている(図2及び図3参照)。これに
より、一対の案内板13a,13bの間に積層されたシ
ートPの幅方向の寸法に応じて当該シートPの左右両側
縁を案内するように遠近移動すると共に、シートPを載
置板12の幅方向(左右方向)の中央部にセットできる
ものである。
記固定分離板15の上面から上方に適宜距離隔てて回転
自在に伝動軸20が軸支されており、該伝動軸20の中
途部、つまりシートPの幅方向(左右方向)の中央部に
は、給紙手段としての給紙ローラ21を有する給紙ロー
ラユニット22のケース24が回転のみ自在に装着され
ている。前記一方の側壁板14の外面には、本体2側に
配置した駆動モータ(図示せず)からの動力を伝達する
ギヤ列23a,23b,23c,23dが配置されてい
る(図2参照)。
は、図4に示すように、前記伝動軸20と一体的に回転
する駆動歯車25と、伝動軸20に回転自在に被嵌した
アーム26の先端に枢支され、且つ前記駆動歯車25と
噛合う遊星歯車27と、中間歯車28と、該中間歯車2
8に噛み合い、給紙ローラ21と一体的に回転する歯車
29とを備える。また、ケース24は、伝動軸20に被
嵌した捩じりバネ30により、給紙ローラ21が前記積
層されたシートPの最上面に押圧されるように弾力付勢
されている。
たギヤ23dが正回転(図2において反時計回りの回
転)すると、前記駆動歯車25も正回転し、これに噛合
う遊星歯車27は、逆回転(時計回りに回転)する方向
に回転力が与えられることにより、アーム26が正回動
し、遊星歯車27は中間歯車28と噛合う。これによ
り、中間歯車28は正回転(反時計回りに回転)し、歯
車29ひいては給紙ローラ21は逆回転(時計回りに回
転)するので、この給紙ローラ21の下面側に当接して
いるシートPは図4の下方に給送される。
に回転)させた場合には、前記駆動歯車25の逆回転に
つれて、遊星歯車27が正回転する方向に回転力が与え
られることにより、アーム26は逆回動して、遊星歯車
27と中間歯車28との噛み合いは解除されて動力伝達
は遮断されるから、給紙ローラ21の回転は停止され、
給紙作用は行われない。
いて詳細に説明すると、分離部材としての左右中央位置
に配置された固定分離板15の上面(傾斜面)には、前
記シートPの幅方向の中央部側の下端縁(先端縁)に当
接して分離させるための高摩擦係数の分離手段31を、
前記給紙ローラ21による給紙作用線Q(図5及び図7
参照)の延長上にて、前記分離傾斜面より突出させて設
けられている。
斜面は、載置板12の幅方向中央部(前記給紙ローラ2
1による給紙作用部の延長線上に対応した位置)の固定
分離板15と、その左右両側に配置された可動部材とし
ての第1可動分離板32a,32bと、該一対の第1可
動板32a,32bの外側(固定分離板15の配置位置
と反対(対峙する)側)に配置された第2可動分離板3
3a,33bとからなるように分割されたものの上面に
形成されている。
記分離手段31の配置箇所の近傍で高く、シートPの幅
方向の両側端部側に行くに従って低くなるように形成さ
れている。すなわち、固定分離板15、第1可動板32
a,32b、第2可動分離板33a,33bは全て合成
樹脂製であってそれらの上面全体にわたって上向き凸湾
曲状、つまり、固定分離板15の左右両側中央部の上面
が最も高く、左右両側端の第2可動分離板33a,33
bの外側寄り部位の上面が最も低くなるように形成され
ている。
分離板32a,32b及び第2可動分離板33a,33
bは、台枠フレーム11における下枠部11aの軸受凹
所40に、各可動分離板32a〜33bの基端に一体的
に横向き突出させた回動支軸41が回動可能に軸支され
ている。この回動支軸41に捩じりバネ42を被嵌し、
当該捩じりバネ42の両端を所定の個所に係止すること
により、各可動分離板32a〜33bを独立的に上向き
に付勢している。この構成により、給送されるシートP
の横幅寸法の大小に応じて適切な個所の可動分離板のみ
を逃げ回動させるようにしてシートPの押圧力に対する
抵抗力(前記バネ付勢力)も大小過不足のない適切な値
にできるのである。但し、可動分離板32a〜33bの
基部縦背面43が前記軸受凹所40の内面に当接して、
第1可動分離板32a(32b)の上面が、隣接する固
定分離板15の上面より上方に各々突出せず、また、第
2可動分離板33a(33b)の上面が隣接する第1可
動板32a(32b)の上面より上方に各々突出しない
ように規制されている。このような可動分離板が必要以
上に上向き回動するのを阻止するためストッパー手段は
他の構成であっても良い。
の上面(分離傾斜面)の各々に前記給送されるシートP
の下端縁(先端縁)が当たって下向きの力が作用する
と、前記捩じりバネ42の上向きバネ付勢力に抗して、
各可動分離板32a〜33bの先端側が下向きに回動傾
動(後退動)して、シートPによる押圧力を逃がすよう
に構成されている。
32a(32b)と第2可動分離板33a(33b)と
の隣接個所には、第1可動分離板32a(32b)側か
ら横向きに突出させた係合片44が第2可動分離板33
a(33b)の下面に臨むように配置されていることに
より、第2可動分離板33a(33b)にのみ下向き荷
重が作用して下向き回動するのに連動して、前記各係合
片44を下向きに押圧し、もって第1可動分離板32a
(32b)も下向き回動するように構成されている。こ
の構成が請求項における連係手段の一例である。
3a,33bの外側端部間の寸法を略210mmとすると
きの高低差を略2〜3mmとする上向き凸円弧状(曲率半
径1500mm程度)の面に倣うように形成されている
(図3参照)。また、前記固定分離板15及び荷重が作
用していない第1可動板32a,32b、第2可動分離
板33a,33bの各上面(分離傾斜面)は、水平面に
対して各先端側(図2、図4、図5及び図8(a)の矢
印A方向)が上方向になるように傾斜角度が略3度程度
で傾斜している。また、前記固定分離板15及び荷重が
作用していない第1可動板32a,32b、第2可動分
離板33a,33bの各上面(分離傾斜面)と載置板1
2との夾角は略112.5度程度の鈍角に形成されてい
る。
面)のうち左右両側中央位置には、分離手段31とし
て、シートPの給送方向(矢印A方向)に細長く、且つ
高摩擦係数の分離体34を、金属製の板バネ状の弾性支
持手段39を介して、固定分離板15の上面(分離傾斜
面)に対して出没可能に設けられている。なお、分離体
34が固定分離板15の上面(分離傾斜面)から突出し
ている高さは、略0.2 〜0.35mm程度に設定されている。
固定分離板15の左右両側中央位置には、上下に貫通
し、且つシートPの給送方向(図2、図4及び図8
(a)の矢印A方向)に沿って長い貫通孔36が穿設さ
れている。燐青銅等の金属製の板バネ状の弾性支持手段
39にて支持される分離体34は、ポリエステルウレタ
ン樹脂材等の高摩擦係数を有する材料からなる。この分
離体34は前記固定分離板15の下面側から挿入して、
貫通孔36に分離体34を配置する。後述するベースブ
ロック37の上面と固定分離体15との間で弾性支持手
段39が挟持支持されている。
断面図で示すように、分離体34の上面を、シートPの
下端縁との摺接時に大きい摩擦抵抗を受けるように、浅
い鋸歯状(凹凸状)に形成することが好ましい。これに
よって、分離体34を構成する材料の持つ摩擦係数のみ
ならず、形状による摩擦抵抗によっても、結果的に摩擦
係数を高くすることができる。
ては、各歯の頂点34bがシートの給送方向(矢印A方
向)上流側にシフトした位置にあることが好ましく(図
11(b)及び図11(c)参照)、これによって、鋸
歯の斜面の傾斜が急な側を前記上流側に配置することに
なるので、シートPのなだれ込みをより効率的に防止で
きると共に、乗り越えたシートPは、次の急な斜面まで
はなだらかな下り斜面を通るので、移動し易く、分離性
能が向上する。また、前記分離体34は、シートPの給
送方向下流側端が図11(b)にて符号34aで示すよ
うに、シートPから離れる方向に斜めに切欠かれている
ことが望ましい。
と接触していると、シートPの移動の邪魔になるが、垂
直に切り落とすと、分離体34の端部が変形し、分離性
能に影響するので、斜めにカットして、肉を残すように
すると、分離体34の端部の変形が防止でき、分離体3
4のシートPの給送方向下流側端まで分離性能を確保で
きる。切欠く角度としては、略45度であれば良く、実
際には角部の変形が無ければ良いので、30度〜60度
程度の範囲にて、分離体34の材質に応じて適宜選択す
れば良い。
すように、板厚0.1mm 程度で平面視略矩形状の基板(外
周枠部)39bの内側部に、平面視でシートPの給送方
向(図11(a)の矢印A方向)と直交する方向に対向
して伸びる複数本の片持ち梁状の弾性梁39aが、打ち
抜きもしくは放電加工、レーザ加工等にて一体的に形成
されている。この複数本の弾性梁39aは、第1実施形
態では、前記矢印A方向に枠状の基板39bの内周縁の
うち長い左右両側の内周縁から互い違いに入り込む(入
れ違い状)ように、適宜間隔(W1)隔てて櫛歯状に突
出している。
法t1)の下部寄り個所を前記片持ち梁状の各弾性梁3
9aの先端部(自由端部)が横方向に貫通するように形
成されている(図11(b)参照)。また、分離体34
の前後端部は、前記枠状の基板39bの前後端部に穿設
された係止孔50a,50bに嵌まり係合している。
トPの給送方向上流側における分離体34の端部(係止
孔50b)の位置する基板39bとその直近の弾性梁3
9aと間隔W2は、下流側における分離体34の端部
(係止孔50a)の位置する基板39bとその直近の弾
性梁39aと間隔W3より大きい。換言すると、シート
Pの給送方向下流側の間隔W3が狭いので、上流側に比
べて変形に要する荷重が高くなるように設定されてい
る。
する製法としては、前記分離体34に相当するキャビテ
ィが凹み形成された上下金型(図示せず)間に前記弾性
支持手段39を挟持した状態で、前記キャビティに所定
の樹脂を注入することにより分離体34の肉厚部を各弾
性梁39aの先端部(自由端部)が横方向に貫通して、
分離体34が弾性的に支持されているものである(図1
1(a)及び図11(b)参照)。
所37a内に、前記分離体34及び複数の弾性梁39a
が配置された状態で、図11(a)に示す弾性支持手段
39の平面視略矩形状の基板(外周枠部)39bのみを
前記ベースブロック37の上面と固定分離板15の下面
とで挟持することにより、前記分離体34及び複数の弾
性梁39aが空中に浮かんだ状態に配置されている(図
8(b)、図8(c)及び図10参照)。
ロック37の左右両側の取付け部37bに下面側からネ
ジ38、38にて着脱可能に連結するように構成されて
いる。
分離作用について説明する。予め、給紙装置10におけ
る載置板12に複数枚のシートPを積層して載置する。
前記左右一対の案内板13a,13bにより、シートP
の左右両側縁が案内規制されて、当該シートPは、載置
板12の左右中央位置に、シートPの幅方向の中心線に
位置するよう配置される。この状態では積層された各シ
ートPの下端縁(先端縁)はすべて固定分離板15の上
面及び/又は分離体34に当接している。
向(矢印A方向)に適宜間隔で配置された独立的な複数
の弾性梁39aにて分離体34が弾性支持されているか
ら、当該分離体34に対して作用した荷重の個所及びそ
の近傍の弾性梁39aのみが大きく撓み、その個所の上
面(高摩擦面)のみが下がるように作用するものであ
る。従って、シートPの積層部分の重量により、その積
層部分に対応する分離体34の上面は固定分離板15の
上面と同一面まで沈むが、それより給送下流側の分離体
34の上面(高摩擦面)には、前記積層したシートPの
重量が作用しないから固定分離板15の上面より上方に
突出していることになり、腰の柔らかいシートPであっ
ても(腰の強いシートPではもちろん)、その積層状態
のままのシートPの下端側が給送下側に流れ込まず、前
記載置板12と平行状の積層状態を保持できる。
中央寄りの部分から給送下流側にわたって載置されるの
で、これらの部分が給送下流側の端部よりも大きく撓
み、荷重の差によっても、分離体34の一部が固定分離
板15の上面よりも突出した分を確保することができ
る。
低い位置の、第1可動分離板32a(32b)及び第2
可動分離板33a(33b)の上面(分離傾斜面)に
は、前記積層したシートPの下端縁は当接していない。
ミリ装置等の外部制御装置からの信号を受けて印刷指令
が実行されると、図示しない駆動モータが駆動開始し、
前記ギヤ列23a〜23dを介して伝動軸20が逆回転
し、給紙ローラ21は図5において時計回りに回転す
る。
用を受けて、積層の最上位置のシートPの下端縁で分離
体34を下向きに押圧する力が作用するとき、シートP
の腰が柔らかい場合には、分離体34を下向きに押圧す
る力が弱く、当該分離体34がほとんど下向きに下がる
ことなく、給紙ローラ21と分離手段31との間で、シ
ートPの幅方向の中央部側が湾曲して、当該シートPの
下端縁(先端縁)が前記分離体34の上面(高摩擦面)
から離れて1枚ずつに分離できるのである(図12
(a)参照)。
は、給紙ローラ21により下向きに押されても、積層最
上位のシートPはほとんど平面状を保持して、そのシー
トP下端縁(先端縁)が前記分離体34の上面(高摩擦
面)を下向きに強く押すことになり、その作用部の近傍
の前記複数の片持ち梁状の弾性梁39aが下向きに撓ん
で、分離体34の上面(高摩擦面)が固定分離板15の
上面15aと同じ高さまで下向きに没して(図12
(b)参照)、前記最上位置のシートPの下端縁は、分
離体34の高摩擦面との拘束が解除されて給紙ローラ2
1に押圧されている最上位置のシートPのみが図5の矢
印A方向に給送されるのである。
34の下面側に、前記弾性梁39aが配置されている個
所の間に、肉厚寸法を小さくするための切込み凹所51
を形成すると、分離体34の高摩擦面(上面)側からの
押圧力に対する隣接する弾性梁39a、39a間の分離
体34の弾性撓み変形量を大きくすることができ、分離
体34の(荷重/変形)性能を分離体34自体の材質に
よらずに変更調節できる効果を奏する。
bから突出する片持ち梁状の弾性梁39aの長さを、シ
ートPの給送方向(矢印A方向)の上流側(載置板12
の表面に近い側)で長く、下流側(積層したシートPの
上層側)に行くに従って、順次短く設定したものであ
る。このように構成すると、例えば、各弾性梁39aの
曲げ剛性(=縦弾性係数×断面2次モーメント)の値が
同じ場合、梁の長さが長いほど、同一荷重に対する片持
ち梁の先端の弾性撓み量が大きくなるから、載置板12
に積層したシートPのうち積層下層側の下端部分に対応
する分離体34の上面は大きく沈んで、固定分離板15
の上面に当接する一方、弾性梁39aの長さが短い個所
(積層上層側の下端部分)に対応する分離体34の上面
は固定分離板15の上面より上方に突出できて、分離体
34の高摩擦面(上面)とシートPの下端縁との摩擦抵
抗を十分に確保して、給送方向(矢印A方向)の下流側
にシートPが流れ出さないようにできる。
形態では、平面視矩形枠状の基板39bの内周縁からシ
ートPの給送方向(矢印A方向)に適宜間隔にて配置さ
れた前記片持ち梁状の左右両側の複数の弾性梁39a
は、互いに先端側が対向するように伸び、且つ左右両側
の弾性梁39aの先端部同士が対峙するように配置さ
れ、前記矢印A方向に沿って長い分離体34は前記左右
両側の先端部に跨がって連結支持されているものであ
る。また、弾性梁39aは、その突出長さを、シートP
の給送方向(矢印A方向)の上流側(載置板12の表面
に近い側)で長く、下流側(積層したシートPの上層
側)に行くに従って、順次短く設定したものである。
撓み量が大きいときに、分離体34の側面から各弾性梁
39aの先端部が抜け出さないようにするために、その
先端部の分離体34の側面対する差し込み深さを大きく
する必要がある。
面視矩形枠状の基板39の内周縁からシートPの給送方
向(矢印A方向)に適宜間隔にて配置された弾性梁39
aは中央側で連続しており、いわゆる両端支持梁状であ
って、各弾性梁39aの中央部に跨がるように連結支持
された分離体34は、シートPの給送方向(矢印A方
向)に沿って長いものである。
による作用・効果は第1実施形態(図11)のものと略
同じであるので詳細な説明は省略する。
けるバネ板の厚さ、材質を変更し、また、各弾性梁39
aの断面係数及び梁長さを変更することより、分離体3
4の支持力(支持抵抗力)、ひいては押圧力に対する分
離体34の沈み込み量を大小調節することができる。ま
た、弾性支持手段39は燐青銅材やステンレス材等の金
属製であるから、給紙装置が通常配置される環境の温度
変化や湿度変化に対してバネ係数が大きく変動すること
がなく安定しているから、上述のシートPの分離作用・
効果も安定するのである。
前記中央部側以外の個所(幅方向の両側端部寄り部位)
では、シートPは平坦状のまま進行することになる。そ
うすると、給送作用を受けたシートPの幅方向の中央部
側での、前記給紙ローラ21との当接線(ニップ線)4
5から、当該シートPの下端縁までの直線距離よりも、
前記給送作用を受けないシートPの前記中央部側以外の
個所(幅方向の両側端部寄り部位)での給紙ローラ21
との当接点の延長線46からシートPの下端縁までの直
線距離のほうが長くなる。
に対応する固定分離板15は高さ変化せず、腰の柔らか
いシートPの左右両側寄り部位の下端縁を第1可動分離
板32a(32b)及び/又は第2可動分離板33a
(33b)が、しっかりと受け止めることができる。他
方、腰の強いシートPの場合には、更にシートPの下端
縁で下向きに押圧されて押圧力が高まったときに、捩じ
りバネ42の付勢力に抗して、第1可動分離板32a
(32b)及び第2可動分離板33a(33b)の先端
側が下向きに回動することにより、それらの上面(分離
傾斜面)がシートPの下端縁から遠ざかる方向に逃げ移
動して、シートPの下端縁と第1可動分離板32a(3
2b)及び/または第2可動分離板33a(33b)と
の押圧による支えの干渉を回避できるから、シートPの
幅方向の中央部側下端縁での分離手段31による分離作
用を確実に受けさせることができ、前記シートPの2重
送りなどの紙ジャムの発生をなくすることができるとい
う優れた作用効果を奏する。
幅寸法(サイズ)が小さい場合(固定分離板15の左右
両側に隣接する前記第1可動分離板32a(32b)の
外側端間の寸法より短い場合)には、シートPの幅方向
の両側縁寄り部位に対応する下端縁が前記第1可動分離
板32a、32bを下向きに押圧して逃げ回動するが、
それより外側の第2可動分離板33a、33bはシート
Pと干渉しないから、下向き回動しない。シートPの横
幅寸法(サイズ)が大きい場合(左右両側の第2可動分
離板33a、33bの内側端間の寸法より長い場合)に
は、シートPの幅方向の両側縁寄り部位に対応する下端
縁が先に第2可動分離板33a、33bの上面(分離傾
斜面)に当たって、第2可動分離板33a、33bを下
向き回動させる。そのときには、前記係合片44を介し
て第1可動分離板32a、32bも連動して下向き回動
できるから、その個所に対応するシートPの幅方向の中
央部と幅方向の両側縁寄り部位との中間の下端縁が第1
可動分離板32a、32bの上面(分離傾斜面)に当接
しなくとも、第1可動分離板32a、32bも下向きに
逃げ回動でき、シートPの幅方向の下端縁との干渉を一
層確実に減少させることができる。
下端縁(先端縁)に当接して分離させるための高摩擦係
数の分離手段31を、前記給紙ローラ21による給紙作
用線Qの延長上にて、前記分離傾斜面より突出させて設
けると共に、前記分離傾斜面は、全体として、前記分離
手段31の配置箇所の近傍で高く、シートPの幅方向の
両側端部側に行くに従って低くなるように湾曲状または
直線状に形成すると、当該シートPの幅方向の両側端部
側の下端縁(先端縁)は分離傾斜面に衝突しない状態の
もとで、シートPの幅方向の中央部側の下端縁(先端
縁)は分離手段31に突き当たって分離作用を十分に受
けることができる。その結果、給送されるシートPが2
重送りされるという給紙不良が発生しないのである。
可動分離板32a(32b)及び第2可動分離板33a
(33b)の下面側にコイルばね等の上向き付勢手段
(図示せず)を設け、且つ各可動分離板がその上面が平
行状に昇降可能に支持されたものである。この実施形態
でも、前記第1実施形態と同様の優れた作用効果を奏す
ることができる。
における載置板12を傾斜状に立設させ、その下方に、
固定分離板15、第1可動分離板32a(32b)及び
第2可動分離板33a(33b)を傾斜状に配置したも
のであったが、本発明は、載置板12を略水平状に配置
し、その載置板12上のシートPの給送方向を斜め上向
きになるように固定分離板15や可動分離板32a〜3
3bを配置した給紙装置にも適用できる。
た画像形成装置であれば、給紙装置にてシートPの2重
送りが確実に防止できるから、1枚ずつ給送された各シ
ートPに対して画像形成部にて確実に所定の画像を形成
することができるという効果を奏する。
13a,13bによってシートPをガイドすることによ
り、シートPの大きさ(横幅寸法(サイズ))に関係な
く、シートPの幅方向の中央部(真中)の端縁に分離手
段31(分離体34)が当接するようにしたものである
が、必ずしも手段の真中である必要はなく、多少左右に
偏っていても、中央寄り側の端縁であれば、略同等の効
果が期待できる。よって、例えばシートPの左右いずれ
か一側を基準としてシートPを給紙する給紙装置にも本
発明は適用できる。
紙手段による給紙作用線の延長上より若干外れた位置で
あっても、その近傍であれば分離作用に何ら問題がない
ことは勿論である。
の発明の給紙装置は、シート収納手段に積層収納された
シートを、給紙手段により送り出して分離傾斜面により
1枚ずつ分離給送する給紙装置において、前記分離傾斜
面を備えた分離部材に、前記シートの給送方向に沿って
長く且つ高摩擦係数を有する分離体を、金属製の板バネ
状の弾性支持手段を介して、前記分離傾斜面に対して出
没可能に設けたものである。このように、細長い高摩擦
係数を有する分離体を弾性的に支持するための弾性支持
手段は燐青銅材やステンレス材等の金属製であるから、
給紙装置が通常配置される環境の温度変化や湿度変化に
対してバネ係数が大きく変動することがなく安定してい
るから、シートの分離作用・効果も安定するという効果
を奏する。
1に記載の給紙装置において、前記弾性支持手段は、基
板とそれからシートの給送方向と交差方向に延びる複数
の弾性梁とからなり、前記分離体は、前記複数の弾性梁
に跨がって連結支持されているものであるから、細長い
分離体に部分的に荷重もしくは押圧力が作用したとき、
その力が大きい個所とその近傍の弾性梁のみが弾性撓み
変形し、これにつれて分離体が前記分離傾斜面に対して
沈みうる。従って、荷重もしくは押圧力に対する分離体
の弾性変形の応答性が良好となり、分離作用が一層確実
且つ安定するという効果を奏する。
に記載の給紙装置において、前記複数の弾性梁による前
記分離体の支持力を、シートの給送方向の下流側に行く
に従って大きくなるように設定したものであるから、給
紙手段にて1枚ずつに分離されようとするシートと分離
体と接触個所及びその近傍で、分離体の高摩擦係数面を
分離部材より突出させることができ、分離作用を確実に
できるという効果を奏する。
3に記載の給紙装置において、前記複数の弾性梁は、そ
の各先端部が基板の左右両側部位から互いに対向する方
向であって互いちがいに入り込むように櫛歯状に突出
し、且つ前記各弾性梁の先端部が前記分離体の長辺部分
に貫通して支持するように構成したものであり、同一荷
重の場合、両端支持梁の長さ方向の中央部にて分離体を
支持するのに比べて、片持ち梁状の弾性梁の先端部の弾
性撓みを大きくすることができる。また、片持ち梁状の
弾性梁の配置間隔を短くできるから、分離体の連結支持
を強固且つ確実にできるという効果を奏する。
のいずれかに記載の給紙装置において、弾性支持手段に
おける基板部のみをベースブロックにて前記分離部材の
裏面側に挟持するように構成したものであるから、分離
作用(弾性撓み変形)に大きく影響する分離体及び弾性
梁を空間に浮かべることができる。
のいずれかに記載の給紙装置において、前記分離体は、
前記複数の弾性梁との連結支持部の間の肉厚を薄く形成
したものであるから、隣接する弾性梁の弾性撓み変形が
異なるときに、これに跨がっている分離体の変形が容易
になり、また前記肉厚を薄くする程度により、分離体の
変形量を大小調節することが容易にできるという効果を
奏する。
のいずれかに記載の給紙装置において、前記分離体は、
シートに当接する部分が、鋸歯状に形成されており、各
歯の頂点はシートの給送方向上流側にシフトした位置に
あることを特徴とするものであるから、これによって、
鋸歯の斜面の傾斜が急な側を前記上流側に配置すること
になるので、シートのなだれ込みをより効率的に防止で
きると共に、乗り越えたシートは、次の急な斜面までは
なだらかな下り斜面を通るので、移動し易く、分離性能
が向上する。
のいずれかに記載の給紙装置において、前記分離体は、
シートの給送方向下流端がシートから離れる方向に斜め
に切欠かれているものであるから、分離したシートが長
く分離体と接触していると、シートの移動の邪魔になる
が、垂直に切り落とすと、分離体の端部が変形し、分離
性能に影響するので、斜めにカットして、肉を残すよう
にすると、分離体の端部の変形が防止でき、分離体のシ
ートの給送方向下流側端まで分離性能を確保できるとい
う効果を奏する。切欠く角度としては、略45度であれ
ば良く、実際には角部の変形が無ければ良いので、30
度〜60度程度の範囲にて、分離体の材質に応じて適宜
選択すれば良い。
求項1乃至8のいずれかの1項に記載の給紙装置と、該
給紙装置から給紙されたシートに対して画像形成する画
像形成部とを備えたものである。従って、給紙装置にて
シートの2重送りが確実に防止できるから、1枚ずつ給
送された各シートに対して画像形成部にて確実に所定の
画像を形成することができるという効果を奏する。
分離傾斜面の実施形態を示す斜視図である。
面図である。
図、(b)は図8(a)の VIIIb−VIIIb 線矢視断面
図、(c)は図8(a)の VIIIc−VIIIc 線矢視断面図
である。
一部切欠き正面図、(c)は一部切欠き側面図である。
(a)のXIb −XIb 線矢視拡大断面図、(c)は分離体
の鋸歯状断面の拡大図である。
す作用説明図、(b)は腰の強いシートを分離する状態
を示す作用説明図である。
である。
である。
である。
Claims (9)
- 【請求項1】 シート収納手段に積層収納されたシート
を、給紙手段により送り出して分離傾斜面により1枚ず
つ分離給送する給紙装置において、 前記分離傾斜面を備えた分離部材に、前記シートの給送
方向に沿って長く且つ高摩擦係数を有する分離体を、金
属製の板バネ状の弾性支持手段を介して、前記分離傾斜
面に対して出没可能に設けたことを特徴とする給紙装
置。 - 【請求項2】 前記弾性支持手段は、基板とそれからシ
ートの給送方向と交差方向に延びる複数の弾性梁とから
なり、前記分離体は、前記複数の弾性梁に跨がって連結
支持されていることを特徴とする請求項1に記載の給紙
装置。 - 【請求項3】 前記複数の弾性梁による前記分離体の支
持力を、シートの給送方向の下流側に行くに従って大き
くなるように設定したことを特徴とする請求項2に記載
の給紙装置。 - 【請求項4】 前記複数の弾性梁は、その各先端部が基
板の左右両側部位から互いに対向する方向であって互い
ちがいに入り込むように櫛歯状に突出し、且つ前記各弾
性梁の先端部が前記分離体の長辺部分に貫通して支持す
るように構成したことを特徴とする請求項2または3に
記載の給紙装置。 - 【請求項5】 弾性支持手段における基板部のみをベー
スブロックにて前記分離部材の裏面側に挟持するように
構成したことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに
記載の給紙装置。 - 【請求項6】 前記分離体は、前記複数の弾性梁との連
結支持部の間の肉厚を薄く形成したことを特徴とする請
求項2乃至5のいずれかに記載の給紙装置。 - 【請求項7】 前記分離体は、シートに当接する部分
が、鋸歯状に形成されており、各歯の頂点はシートの給
送方向上流側にシフトした位置にあることを特徴とする
請求項1乃至6のいずれかに記載の給紙装置。 - 【請求項8】 前記分離体は、シートの給送方向下流端
がシートから離れる方向に斜めに切欠かれていることを
特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の給紙装
置。 - 【請求項9】 前記請求項1乃至8のいずれかの1項に
記載の給紙装置と、該給紙装置から給紙されたシートに
対して画像形成する画像形成部とを、備えたことを特徴
とする画像形成装置。
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