JP2003095446A - 給紙カセット - Google Patents

給紙カセット

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JP2003095446A
JP2003095446A JP2001293910A JP2001293910A JP2003095446A JP 2003095446 A JP2003095446 A JP 2003095446A JP 2001293910 A JP2001293910 A JP 2001293910A JP 2001293910 A JP2001293910 A JP 2001293910A JP 2003095446 A JP2003095446 A JP 2003095446A
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regulating
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Koji Osaki
功二 大崎
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置本体への給紙カセット装着時、用紙先端
を規制するカセットの内壁と用紙を規制するテールガイ
ドとの間に所定の間隙を生じさせる給紙カセットを提供
する。 【解決手段】 スライドブロック17に設けた突起15
を台座部12に対して摺動自在に設けるとともにスライ
ドブロック17と台座部12との間に付勢部材18を設
け、スライドブロック17の突起15がカセット4の溝
16に噛み合うとき、付勢部材18の付勢力により台座
部12が矢印F方向に戻されて用紙後端とガイド面13
aとの間に所定の隙間32を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタ、複写機等
に用いる給紙カセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ、複写機等には、給紙装
置本体(以後装置本体と記する)に対して着脱自在な給
紙カセットに用紙を積層して装置本体にセットすると、
用紙積載板が回動し、用紙を一枚づつ繰り出すホッピン
グローラに用紙先端部を圧接するものがある。
【0003】給紙カセットは、カセットの用紙積載面に
沿って移動する台座部と用紙積載面に積層された用紙端
面を規制する用紙規制部とからなる用紙ガイドを備え、
用紙ガイド側に設けられた第1の噛み合い部とカセット
側に設けられた第2の噛み合い部とを噛み合わせて用紙
ガイドとカセットとを位置決めしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の給紙カセットに
あっては、用紙ガイド側に設けられた第1の噛み合い部
とカセット側に設けられた第2の噛み合い部とを噛み合
わせて用紙ガイドとカセットとを位置決めしているの
で、用紙規制部を強く用紙後端に押し当てて解放した場
合に用紙規制部と用紙先端を規制するカセットの内壁と
の間が用紙サイズより狭くなることがある。この状態で
給紙カセットを装置本体にセットすると、用紙は用紙積
載板により用紙先端をカセットの内壁に擦れ合せながら
上昇していくので、余分な負荷を用紙積載板にかけ、用
紙積載板が所定のテンションを持って用紙をホッピング
ローラに圧接することができず、正常な給紙ができなく
なることからセットのやり直しをしなければならないと
いう問題点があった。
【0005】また、同じサイズの用紙を補給する場合に
はテールガイドの位置を変えずに新たな用紙を補給する
が、この場合に用紙サイズのばらつきから同様な問題点
が生ずることもある。
【0006】本発明は、装置本体への給紙カセット装着
時、用紙先端を規制するカセットの内壁と用紙後端を規
制するテールガイドとの間に所定の間隙を生じさせる給
紙カセットを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の給紙カセットにおいては、用紙規制部を用紙
端面に押し付けて第1の噛み合い部を第2の噛み合い部
に噛み合せた後、用紙端面と用紙規制部との間に所定の
隙間を発生させる隙間発生手段を設ける。
【0008】また、同じ目的を達成するために本発明の
給紙カセットにおいては、用紙規制部に揺動自在に設け
られるとともに所定の付勢力を有する付勢部材を用紙規
制部との間に設けた揺動部材を備え、揺動部材を用紙端
面に押し付けて第1の噛み合い部を第2の噛み合い部に
噛み合わせた後、揺動部材が付勢部材により用紙端面に
対して退避自在に押し付けられているようにしたもので
ある。
【0009】また、同じ目的を達成するために本発明の
給紙カセットにおいては、所定の付勢力を有する付勢部
材により覆われた揺動部材を用紙規制部に設け、付勢部
材を介し揺動部材を用紙端面に押し付けて第1の噛み合
い部を第2の噛み合い部に噛み合わせた後、付勢部材が
用紙端面に対して退避自在に押し付けられているように
したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、各図面に共通な要素には
同一符号を付す。
【0011】第1の実施の形態 図1は図2に示した給紙カセットの長手中央断面図、図
2は第1の実施の形態による給紙装置の斜視図、図3は
図4に示したテールガイドのA−A断面矢視図、図4は
第1の実施の形態によるテールガイドの斜視図である。
【0012】給紙装置1は、図2に示すように、装置本
体2と装置本体2に対して着脱自在な給紙カセット3と
からなる。
【0013】給紙カセット3には、カセット4の側壁4
aに植設した支軸5を中心に矢印B−C方向に回動自在
な用紙積載板6が設けてある。また、用紙積載板6に積
層した用紙7の両側端面をそれぞれ挟持し、用紙7をカ
セット中央部に幅寄せして規制するサイドガイド8と、
用紙後端を規制するテールガイド9とが用紙積載板6の
用紙積載面に沿ってそれぞれ矢印D−E方向,F−G方
向へ摺動自在に設けてある。
【0014】テールガイド9は、図2、3に示すよう
に、カセットの底壁4b中央部に設けたガイド穴10に
嵌合するガイド部11を立設した台座部12と、用紙積
載板6の用紙積載面に積層した用紙7の用紙後端に並行
なガイド面13aを有して台座部12と一体な用紙規制
部13と、ガイド部11の両脇に可撓性を有して設けら
れ、カセット4の底壁4bを台座部12とともに撓んだ
腕により挟持する係合部14とからなる。
【0015】また、カセット4とテールガイド9との噛
み合い部として、台座部12には第1の噛み合い部とし
ての突起15が設けてあり、カセットの底壁4bには、
ガイド穴10と並行に突起15と噛み合う第2の噛み合
い部としての溝16が鋸歯状に設けてある。
【0016】突起15は、台座部12に矢印F−G方向
へ摺動自在に嵌合したスライドブロック17に刻み込ま
れており、台座部12とスライドブロック17との間に
は付勢部材18が設けてある。
【0017】装置本体2には、図2に示すように、用紙
7を繰り出すホッピングローラ22が本体ケース21の
側壁21a,21bに軸端を回転自在に支持されてい
る。また、給紙カセット3の側壁4aにそれぞれ設けて
ある突起23に当接して摺動する摺動部材24と、支軸
25を中心に矢印H―I方向に回動自在なリンク26
と、摺動部材24とリンク26とを連結するコイルばね
27とが本体ケース21の側壁21a,21bにそれぞ
れ設けてある。
【0018】リンク26にはピン28が植設してあり、
給紙カセット3の側壁4a,4bに設けてある逆V状の
切り欠き29に沿ってピン28が矢印H方向に回動する
際に用紙積載板6を矢印B方向に回動させる。
【0019】次に動作について説明する。給紙カセット
3に積層した用紙7を収納して装置本体2にセットする
と、給紙カセット3の両側壁に設けてある突起23がそ
れぞれ装置本体2の摺動部材24に当接し、摺動部材2
4に一端を係合しているコイルばね27を引き伸ばし、
コイルばね27の他端に係合しているリンク26を矢印
H方向に回動させる力を発生させる。
【0020】リンク26の回動により、リンク26に植
設してあるピン28は切り欠き29の周面に沿って矢印
H方向に回動し、用紙積載板6の側縁に当接し、支軸5
を中心に用紙積載板6を矢印B方向に回動させ、最上層
の用紙7を所定のテンションでホッピングローラ22に
圧接する。
【0021】また、給紙カセット3が装置本体2にセッ
トされると、用紙7を一枚づつに分離するフリクション
分離パッド30がホッピングローラ22に圧接する。
【0022】ホッピングローラ22が矢印K方向に回転
すると、摩擦力により用紙7がフリクション分離パッド
30の方に移動し、フリクション分離パッド30により
分離された最上層の用紙7が一枚繰り出される。
【0023】ところで、給紙カセット3に収納する用紙
サイズが変わった場合にはサイドガイド8、テールガイ
ド9を移動する。その場合の移動についてテールガイド
9を例にとって説明する。
【0024】図3に示すように、テールガイド9を矢印
F方向に移動する場合には、係合部14の復元力に抗し
て用紙規制部13を矢印J方向に引張り上げ、カセット
4の底壁4bに設けられた溝16とスライドブロック1
7の突起15との噛み合いを外してからから矢印F方向
に移動する。
【0025】用紙が収納できる位置に達したところで移
動を止めて引張り上げていた用紙規制部13から外力を
除去すると、係合部14の復元力により溝16と突起1
5とが再び噛み合う。
【0026】積層した用紙7をカセット4に収納し、テ
ールガイド9を矢印G方向に移動する場合には、用紙規
制部13に矢印G方向への外力を加える。テールガイド
9は係合部14の復元力に抗しながら給紙カセット3の
底壁4bに対して傾斜し、カセット4の溝16に噛み合
っているスライドブロック17が付勢部材18の抗力に
抗して矢印F方向に移動し、間隙31を生じて付勢部材
18との力の釣り合いが取れた時点で突起15と溝16
との噛み合いが外れ、矢印G方向へ移動する。
【0027】テールガイド9の用紙規制部13が用紙後
端に当接したところで外力を除去すると、係合部14と
付勢部材18との復元力によりテールガイド9は矢印F
方向に戻され、スライドブロック17との間に生じてい
た間隙31が無くなった時点で図1に示すように溝16
と突起15とが噛み合い、用紙後端と用紙規制部13と
の間に間隙32を生じさせる。
【0028】従って、この状態で給紙カセット3を装置
本体2にセットすると、積層した用紙7には慣性力が作
用して矢印F方向に移動し、用紙後端をテールガイド9
の用紙規制部13に当接させるので、用紙先端とカセッ
ト4の内壁との間には間隙32を生じ、用紙積載板6が
所定のテンションを持って最上層の用紙7をホッピング
ローラ22に圧接することができ、正常な給紙ができ
る。
【0029】尚、間隙量としては用紙7の紙厚の公差が
±tであるならば、2tとすれば、初めにセットした用
紙の公差が−t、次にセットした用紙の公差が+tであ
ってもカセット4の内壁とテールガイドの用紙規制部と
の間が用紙7の長さより狭くなることは無いので、一度
テールガイドの位置を決めてしまえば、用紙サイズが同
じ限り、テールガイドを移動させる必要はなくなる。
【0030】第1の実施の形態によれば、台座部と用紙
積載面とにそれぞれ設けてある噛み合い部が噛み合った
とき、用紙の端面と用紙規制部のガイド面との間に所定
の隙間を発生させるようにしたことにより、装置本体へ
の給紙カセット装着時、積層した用紙に慣性力が作用し
て用紙がテールガイド側に移動し、用紙後端をテールガ
イドの用紙規制部に当接させ、用紙先端とカセットの内
壁との間に間隙を生じさせることができるので、用紙積
載板6が所定のテンションを持って最上層の用紙7をホ
ッピングローラ22に圧接することができ、正常な給紙
ができる。
【0031】第2の実施の形態 図5は図3に相当する第2の実施の形態によるテールガ
イドのA−A断面矢視図、図6は図1に相当する第2の
実施の形態による給紙カセットの長手中央断面図であ
る。第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なるとこ
ろはテールガイドの構成である。
【0032】テールガイド40は、用紙7の後端を規制
する用紙規制部13が台座部12に対して摺動自在に取
付けてあり、付勢部材18が用紙規制部13を付勢して
台座部12に当接している。付勢部材18の強さは用紙
規制部13を押し返す程度である。
【0033】また、カセット4の底壁4bに設けられた
鋸歯状の溝16に噛み合う突起15は台座部12に直接
設けてある。
【0034】次に動作について説明する。給紙装置全体
の説明は第1の実施の形態と同じであるから省略し、第
1の実施の形態と異なるテールガイドの動作について説
明する。
【0035】図5に示すように、矢印F方向に移動する
場合には、係合部14の復元力に抗して用紙規制部13
を矢印J方向に引張り上げ、カセット4の底壁4bに設
けられた鋸歯状の溝16と台座部12の突起15との噛
み合いを外してからから矢印F方向に移動する。
【0036】用紙が収納できる位置に達したところで移
動を止めて引張り上げていた用紙規制部13から外力を
除去すると、係合部14の復元力により溝16と突起1
5とが噛み合う。
【0037】カセット4に用紙7を収納して台座部12
を矢印G方向に移動する場合には、付勢部材18の復元
力に抗して用紙規制部13を矢印G方向に押す。同時に
付勢部材18の復元力には台座部12を矢印G方向に移
動させる力が発生する。用紙規制部13は台座部12に
対し矢印G方向への移動量は制限されており、間隙31
が最大になると用紙規制部13を押す外力は直接台座部
12に伝わる。さらに外力を増すと、テールガイド9は
係合部14の復元力に抗しながら給紙カセット3の底壁
4bに対して傾斜し、突起15の傾斜面が溝16の傾斜
面に沿って移動し、噛み合いが外れた時点で矢印G方向
へ移動する。
【0038】用紙規制部13のガイド面13aが用紙後
端に当接したところで外力を除去すると、係合部14の
復元力と付勢部材18の付勢力によりテールガイド9は
矢印I方向に戻され、台座部12との間に生じていた間
隙31が無くなった時点で図4に示すように溝16に突
起15が噛み合い、用紙後端と用紙規制部13のガイド
面13aとの間に間隙32を生じさせる。
【0039】第2の実施の形態によれば、用紙規制部が
台座部に対し、摺動して間隙を生ずるようにしたことに
より、第1の実施の形態に比べて摩擦係数が小さくな
り、容易に確実に間隙を生ずる。
【0040】第3の実施の形態 図7は第3の実施の形態によるテールガイドの斜視図、
図8はフラップの斜視図である。第3の実施の形態が第
2の実施の形態と異なるところはテールガイドの構成で
ある。
【0041】テールガイド50は、図7に示すように、
用紙7の後端を規制するガイド面51aとして両脇が、
後述する中央部51bより高い用紙規制部51と、カセ
ット4の底壁4b中央部に設けたガイド穴10に嵌合す
るガイド部11を立設するとともにカセット4の底壁4
bに設けられた鋸歯状の溝16と噛み合う突起15を設
け、用紙規制部51と概ねL状を成す台座部52と、ガ
イド部11の両脇に設けられて台座部52とともにカセ
ット4の底壁4bを撓んだ腕により挟持する係合部14
と、用紙規制部51の中央部51bに回動自在に設けら
れるフラップ53とからなる。
【0042】フラップ53は、図8に示すように、第1
のフラッパ54と第2のフラッパ55とからなる概ね断
面V状をしており、第1のフラッパ54と第2のフラッ
パ55との交差部の側壁に支軸56を有する。フラップ
53は、通常、第1のフラッパ54の表面と用紙7の後
端を規制するガイド面51aとは面一、ないしは第1の
フラッパ54の表面が低くなっている。
【0043】次に動作について図9を参照して説明す
る。図9は図7に示したテールガイドの動作説明図であ
る。図9(A)に示すように、矢印F方向に移動する場
合には、係合部14の復元力に抗してフラップ53を矢
印J方向に引張り上げ、カセット4の溝16と台座部5
2の突起15との噛み合いを外してからから矢印F方向
に移動する。
【0044】用紙が収納できる位置に達したところで移
動を止めて引張り上げていたフラップ53から外力を除
去すると、係合部14の復元力により溝16と突起15
とが噛み合う。
【0045】カセット4に用紙7を収納してテールガイ
ド50を矢印G方向に移動する場合には、第2のフラッ
パ55に矢印G方向への外力を加える。このとき第1の
フラッパ54の表面は用紙7の後端を規制するガイド面
51aより突出する。テールガイド9は係合部14の復
元力に抗しながら、図9(A)に示すように、用紙規制
部51のガイド面51aより低い中央部51bと第1の
フラッパ54との間に間隙31を生じさせながら給紙カ
セット3の底壁4bに対し前傾姿勢で矢印G方向に移動
する。
【0046】用紙後端に当接したところで外力を除去す
ると、図9(B)に示すように、係合部14の復元力に
よりテールガイド9は矢印F方向に戻され、用紙規制部
51の中央部51bと第1のフラッパ54との間に生じ
ていた間隙31を無くするとともに用紙後端と用紙規制
部51のガイド面51aとの間に間隙32を生じさせ
る。
【0047】また、本実施の形態では、フラップ53を
概ね断面V状し、用紙規制部15の用紙規制部51を跨
がせるように且つ支軸56を用紙規制部51に回動自在
に取付けたが、図10に示すように、用紙規制部51の
中央部51bと第1フラッパ54との間に所定の付勢力
を有する付勢部材60を備えてもよい。
【0048】この場合、第1フラッパ54を用紙後端に
押し付け、台座部52とカセット4との噛み合い部を噛
み合せたとき、第1のフラッパ54は付勢部材60によ
り用紙後端に当接している。そして、給紙カセット3を
装置本体にセットしたとき、慣性力より用紙7がテール
ガイド9に向かって移動した場合には、付勢部材60と
ともに退避可能であり、用紙先端とカセット4の内壁と
の間には間隙32を生じ、用紙積載板6が所定のテンシ
ョンを持って最上層の用紙7をホッピングローラ22に
圧接することができ、正常な給紙ができる。
【0049】また、第1のフラッパ54の自由端側は付
勢部材60の付勢力により用紙後端に押し付けられてい
るので、カセットの用紙が少なくなって用紙後端からホ
ッピングローラまでの距離が長くなり、用紙先端がホッ
ピングローラ22から遠ざかったときに用紙を前方に付
勢し、ホッピングローラ22との接触面積を補償する。
【0050】また、図11に示すように、第1フラッパ
54の代わりに第2のフラッパ55と一体な凸部62を
有するフラップ61とし、用紙規制部51に設けた窓6
1を介して揺動自在に設け、用紙規制部51のガイド面
51aを用紙後端に押し付けるとき、凸部62が用紙後
端に押し付けられ、台座部52の突起15とカセット4
の溝16とが噛み合うとき、凸部62が戻って用紙後端
とガイド面51aとの間に隙間32を発生させる。
【0051】また、図12に示すように、所定の付勢力
を有する板状の付勢部材からなるアシストプレート63
により覆われた第2のフラッパ55を用紙規制部51に
設け、アシストプレート63を介し第2のフラッパ55
を用紙後端に押し付けて台座部52の突起15とカセッ
ト4の溝16とが噛み合わせた後、アシストプレート6
3が用紙後端に対して退避自在に押し付けられているよ
うにしてもよい。
【0052】第3の実施の形態によれば、第1及び第2
の実施の形態のように台座部にスライドブロックや付勢
部材18を設ける必要がないので、台座部を薄くするこ
とができ、カセットに収納できる用紙量を多くすること
ができる。
【0053】また、第1のフラッパと第2のフラッパと
の間に付勢部材を設け、あるいは第2のフラッパを覆う
アシストプレートを設けたことにより、カセットの用紙
が少なくなって用紙後端からホッピングローラまでの距
離が長くなり、用紙先端がホッピングローラから遠ざか
ったときに用紙を前方に付勢する効果があり、最後の用
紙まで安定した給紙性能を維持できる。
【0054】尚、第1〜第3の実施の形態では、用紙後
端をガイドするテールガイドについて説明したが、用紙
の側端をガイドするサイドガイドについても同様なこと
が言える。
【0055】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載される効果を奏する。
【0056】用紙規制部を用紙端面に押し付けて第1の
噛み合い部を第2の噛み合い部に噛み合せた後、用紙端
面と用紙規制部との間に所定の隙間を発生させる隙間発
生手段を設けたことにより、用紙がホッピングローラに
より繰り出され、用紙積載板により上昇していくとき、
余分な負荷を用紙積載板にかけることは無くなるので、
用紙積載板が所定のテンションを持って用紙をホッピン
グローラに圧接することができ、正常な給紙ができる。
【0057】特に、用紙ガイドが用紙後端を規制するテ
ールガイドの場合には給紙カセットを装置本体にセット
したとき、慣性力により用紙がテールガイド側に移動し
てホッピングローラ近傍のカセットの内壁に間隙が生ず
るようにしたことにより、上述した効果が大きく作用す
る。
【0058】また、揺動部材を用紙端面に押し付けて第
1の噛み合い部を第2の噛み合い部に噛み合わせた後、
揺動部材が付勢部材により用紙端面に対して退避自在に
押し付けられているようにしたことにより、給紙カセッ
トを装置本体にセットしたとき、慣性力により用紙がテ
ールガイド側に移動してホッピングローラ近傍のカセッ
トの内壁に間隙が生じ、用紙がホッピングローラにより
繰り出され、用紙積載板により上昇していくとき、余分
な負荷を用紙積載板にかけることは無くなり、用紙積載
板が所定のテンションを持って用紙をホッピングローラ
に圧接することができ、正常な給紙ができるとともに、
カセットの用紙が少なくなって用紙後端からホッピング
ローラまでの距離が長くなり、用紙先端がホッピングロ
ーラから遠ざかったときに用紙を前方に付勢する効果が
あり、最後の用紙まで安定した給紙性能を維持できる。
【0059】また、所定の付勢力を有する板バネにより
覆われた揺動部材を用紙規制部に設け、板バネを介し揺
動部材を用紙端面に押し付けて第1の噛み合い部を第2
の噛み合い部に噛み合わせた後、板バネが用紙端面に対
して退避自在に押し付けられているようにしたことによ
り、同様な効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示した給紙カセットの長手中央断面図で
ある。
【図2】第1の実施の形態による給紙装置の斜視図であ
る。
【図3】図4に示したテールガイドのA−A断面矢視図
である。
【図4】第1の実施の形態によるテールガイドの斜視図
である。
【図5】第2の実施の形態によるテールガイドのA−A
断面矢視図である。
【図6】第2の実施の形態による給紙カセットの長手中
央断面図である。
【図7】第3の実施の形態によるテールガイドの斜視図
である。
【図8】フラップの斜視図である。
【図9】図7に示したテールガイドの動作説明図であ
る。
【図10】第3の実施の形態によるテールガイドの変形
例(1)である。
【図11】第3の実施の形態によるテールガイドの変形
例(2)である。
【図12】第3の実施の形態によるテールガイドの変形
例(3)である。
【符号の説明】
1 給紙装置 2 装置本体 3 給紙カセット 6 用紙積載板 9、40,50 テールガイド 12、42 台座部 13 用紙規制部 53 フラップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットの用紙積載面に沿って移動する
    台座部と用紙積載面に積層された用紙端面を規制する用
    紙規制部とからなる用紙ガイドを備え、用紙ガイド側に
    設けられた第1の噛み合い部とカセット側に設けられた
    第2の噛み合い部とを噛み合わせて用紙ガイドとカセッ
    トとを位置決めする給紙カセットにおいて、 前記用紙規制部を前記用紙端面に押し付けて前記第1の
    噛み合い部を前記第2の噛み合い部に噛み合せた後、前
    記用紙端面と前記用紙規制部との間に所定の隙間を発生
    させる隙間発生手段を設けたことを特徴とする給紙カセ
    ット。
  2. 【請求項2】 前記隙間発生手段は、前記第1の噛み合
    い部が前記台座部に対して変位自在に設けられるととも
    に前記第1の噛み合い部と前記台座部との間に付勢部材
    が設けられ、前記付勢部材の付勢力により前記用紙規制
    部が戻されて前記用紙端面と前記用紙規制部との間に所
    定の隙間を発生させる請求項1記載の給紙カセット。
  3. 【請求項3】 前記隙間発生手段は、前記台座部に前記
    第1の噛み合い部が形成され、前記用紙規制部が前記台
    座部に対して変位自在に設けられるとともに前記用紙規
    制部と台座部との間に付勢部材が設けられ、前記付勢部
    材の付勢力により前記用紙規制部が戻されて前記用紙端
    面と前記用紙規制部との間に所定の隙間を発生させる請
    求項1記載の給紙カセット。
  4. 【請求項4】 前記隙間発生手段は、前記用紙規制部に
    揺動自在に設けられた揺動部材を有し、前記揺動部材を
    前記用紙端面に押し付けて前記第1の噛み合い部を前記
    第2の噛み合い部に噛み合わせた後、前記揺動部材が前
    記用紙端面から揺動して離間することにより前記用紙端
    面と前記用紙規制部との間に所定の隙間を発生させる請
    求項1記載の給紙カセット。
  5. 【請求項5】 前記揺動部材は、前記用紙規制部に設け
    た窓を介して揺動する凸部を有し、前記用紙端面に前記
    凸部を押し付けて前記第1の噛み合い部を前記第2の噛
    み合い部に噛み合わせた後、前記凸部が戻って前記用紙
    端面と前記用紙規制部との間に所定の隙間を発生させる
    請求項1記載の給紙カセット。
  6. 【請求項6】 用紙端面を規制する用紙規制部を有して
    カセットの用紙積載面を移動する用紙ガイドを備え、用
    紙ガイド側に設けられた第1の噛み合い部とカセット側
    に設けられた第2の噛み合い部とを噛み合わせて用紙ガ
    イドとカセットとを位置決めする給紙カセットにおい
    て、 前記用紙規制部に揺動自在に設けられるとともに所定の
    付勢力を有する付勢部材を前記用紙規制部との間に設け
    た揺動部材を備え、前記揺動部材を前記用紙端面に押し
    付けて前記第1の噛み合い部を前記第2の噛み合い部に
    噛み合わせた後、前記揺動部材が前記付勢部材により前
    記用紙端面に対して退避自在に押し付けられていること
    を特徴とした給紙カセット。
  7. 【請求項7】 用紙端面を規制する用紙規制部を有して
    カセットの用紙積載面を移動する用紙ガイドを備え、用
    紙ガイド側に設けられた第1の噛み合い部とカセット側
    に設けられた第2の噛み合い部とを噛み合わせて用紙ガ
    イドとカセットとを位置決めする給紙カセットにおい
    て、 所定の付勢力を有する付勢部材により覆われた揺動部材
    を前記用紙規制部に設け、前記付勢部材を介し前記揺動
    部材を前記用紙端面に押し付けて前記第1の噛み合い部
    を前記第2の噛み合い部に噛み合わせた後、前記付勢部
    材が前記用紙端面に対して退避自在に押し付けられてい
    ることを特徴とした給紙カセット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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