JP3788381B2 - 給紙装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カットされたシートの給紙装置及びこれを備えた画像形成装置の構成に係り、より詳しくは、分離傾斜面にシートの給送前側の端縁を突き当ててシートを分離して1枚ずつ給送できる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、レーザプリンタ、カラーインクジェットプリンタ、ファクシミリ装置、コピー装置等の画像形成装置には、その画像形成部にカットされたシートを1枚ずつ給送するための給紙装置を備えている。この給紙装置には、特開2001−106367号公報、特開2002−60068号公報等に開示されているように、複数枚のシートを積層状にして載置する傾斜状の載置板と、該載置板の下方において、当該載置板の表面に対して鈍角状に開いて伸びる分離傾斜面を有する分離板とを備え、前記載置板の表面と対峙させて給紙ローラが設けられている。
【0003】
従って、前記給紙ローラが前記載置板上に積層されたシートのうち最上位置のものに押圧した状態で回転駆動すると、下向きに送られたシートの下端縁が分離傾斜面に突き当たり、この分離傾斜面の反力を受けて、シートの下端部がシートの紙面と交差する方向に曲げられた状態で進行し、やがて分離傾斜面からシート下端縁が離れて1枚のシートだけが分離される。その後、搬送経路中の搬送ローラにより、前記分離されたシートが画像形成部に送られ、画像形成された後、排紙されるのである。
【0004】
ところで、前記載置板上に積層状にセットされたシートの下端縁が、前記分離板の分離傾斜面に当接した(突き当たった)状態で保持されるのが好ましいから、通常、水平面に対して前記分離板の上面(シートの下端縁が突き当たる面)はその先端側(シートの給送下流側)がやや上側になるように傾斜しているか、または水平状に設定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、腰の弱いシートを前記載置板上にセットしたとき、全てのシートの下端縁が前記分離斜面に対して略90度に近い状態で突き当たらず、60度程度鋭角状に突き当たると、シートの腰が柔らかいため、分離傾斜面上を滑って、給送下流側に多数枚のシートが一挙に流れ込むという雪崩現象が発生し、前記セット状態を保持できず、前記分離傾斜面による分離作用を確実に受けることができなくなり、シートの重送が発生するという問題があった。
【0006】
このような問題は、シートの幅方向のサイズ(長さ)が大きいときにも発生するのであった。
【0007】
本発明は、この従来の問題点を解決すべくなされたものであり、シートを確実に分離して給紙できる給紙装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明の給紙装置は、上向き傾斜状に配置した載置部と、該載置部の下方にて積層されたシートの下端縁が突き当たる分離傾斜面とを備え、前記載置部に積層収納されたシートを、給紙手段により送り出して分離傾斜面により1枚ずつ分離給送する給紙装置において、前記分離傾斜面には、当該分離傾斜面よりも上方に前記積層したシートの下端縁を持ち上げるためのストッパ体と、当該ストッパ体が収容可能に配置される配置溝とを備え、前記ストッパ体と連動する操作手段の操作時には、前記ストッパ体は、前記配置溝から前記分離傾斜面の上方に突出し、前記シートの給送時には、前記ストッパ体は、前記配置溝内に収納されて前記分離傾斜面から突出しなくなるように構成されているものである。
そして、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の給紙装置において、前記ストッパ体を前記配置溝内に収納する方向に付勢する付勢手段を備え、前記シートの給送時には、前記ストッパ体は、前記付勢手段により前記配置溝内に収納されるものである。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の給紙装置において、前記ストッパ体の上面には高摩擦係数の部材が設けられているものである。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の給紙装置において、前記ストッパ体は、前記載置部の表面と前記分離傾斜面との交差側に位置する回動支点を中心に上下回動可能に構成されているものである。
【0011】
請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の給紙装置において、前記ストッパ体はその上昇位置での前記載置部の表面と夾角を略直角に設定したものである。
【0012】
請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の給紙装置において、前記分離傾斜面は、前記シートの幅方向の中央部側に位置固定して配置され、高摩擦係数を有する分離手段を備えた固定部材と、該固定部材の左右両側に配置されて前記シートと接触したときに下向き傾動可能な可動部材との各表面に形成され、前記ストッパ体は、前記可動部材の表面側に配置されているものである。
【0013】
請求項に記載の画像形成装置は、前記請求項1乃至のいずれかの1項に記載の給紙装置と、該給紙装置から給紙されたシートに対して画像形成する画像形成部とを備えたことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を具体化した実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態である給紙装置10を搭載した多機能型の画像形成装置1の斜視図、図2はストッパ体が下降状態にあるときの給紙装置10の斜視図、図3は同じくストッパ体が下降状態にあるときの給紙装置10の右側面図、図4は同じく給紙装置の要部正面図、図5は図4のV−V線矢視断面図、図6はストッパ体が上昇状態にあるときの給紙装置の正面図、図7は同じくストッパ体が上昇状態にあるときの給紙装置10の斜視図、図8は同じくストッパ体が上昇状態にあるときの右側壁板を除いて見た給紙装置10の右側面図、図9はストッパ体の昇降状態の説明図である。
【0015】
図1に示す多機能型の画像形成装置1は、ファクシミリ機能、プリンタ機能、複写機能、スキャナ機能を等を備えている。多機能型の画像形成装置1は、略箱状の本体2を有し、この本体2の上面には操作パネル3が配置されている。操作パネル3には「0」〜「9」の数字ボタンやスタートボタン、機能操作ボタン等の各種のボタンが設けられており、これらのボタンを押下することにより、各種の操作が行われる。操作パネル3の後部には液晶ディスプレイ(LCD)4が設けられ、画像形成装置1の設定状態や各種の操作メッセージ等が必要に応じて表示される。
【0016】
液晶ディスプレイ4の後部には、ファクシミリ機能時に相手ファクシミリ装置に送信されるファクシミリ原稿や、複写機能時に複写すべき原稿を積層載置する原稿載置部5が設けられている。この原稿載置部5に載置された原稿は、本体2内に設けられたスキャナ装置(図示せず)によって原稿表面の画像が読み取られる。読み取り完了した原稿は、本体2の前部(操作パネル3の下部)に設けられた排紙部7 に排出される。
【0017】
前記原稿載置部5の後部には、複数枚のシート(記録紙)Pを積層状態で載置する給紙装置10が設けられている。この給紙装置10に載置されたシートPは本体2内のカラーインクジェット式等の画像形成部(図示せず)に搬送され、画像形成部によって所定の画像が印刷された後、排紙部6に排紙される。
【0018】
図2〜図5に示すように、給紙装置10における台枠フレーム11には、収納手段としての下向き前方傾斜状の(水平面に対して略60度傾斜させた)載置板12と、該載置板12の左右両側に連設された一対の側壁板14、14と、該一対の側壁板14、14よりも内側に配置されて載置板12に対して左右方向に移動可能な一対の案内板13a,13bとを備えており、載置板12と側壁板14,14とは合成樹脂材にて一体的に形成されている。載置板12は記録紙である複数枚のシートPを積層して載置できるものであり、台枠フレーム11の下端側の下枠部11aには、前記積層されたシートPの下端縁を支持し、画像形成部にシートPを送り出し案内するための上向き凸湾曲状の分離傾斜面が上面に形成された複数の分離板、すなわち、載置板12の幅方向中央部(前記給紙ローラ21による給紙作用部の延長線上)に対応して固定部材としての固定分離板15と、その左右両側に配置された可動部材としての第1可動分離板32a,32bと、該一対の第1可動板32a,32bの外側(固定分離板15の配置位置と反対(対峙する)側)に配置された第2可動分離板33a,33bとからなるように分割されたものが、それぞれシートPの給送方向(図2及び図5の矢印A方向)に突出するように配置されている(図2、図4及び図5参照)。
【0019】
本実施例では、一対の第2可動分離板33a,33bの外側端部間の寸法を略210mmとするときの高低差を略2〜3mmとする上向き凸円弧状(曲率半径1500mm程度)の面に倣うように形成されている(図3参照)。また、前記固定分離板15及び荷重が作用していない第1可動板32a,32b、第2可動分離板33a,33bの各上面(分離傾斜面)は、水平面に対して各先端側(図2、図4の矢印A方向)が上方向になるように傾斜角度が略3度程度で傾斜している。また、前記固定分離板15及び荷重が作用していない第1可動板32a,32b、第2可動分離板33a,33bの各上面(分離傾斜面)と載置板12との夾角は略112.5度程度の鈍角に形成されている。
【0020】
前記一対の案内板13a,13bは、載置板12の裏面に配置された横長のラック16、16に連結され、同じく裏面に設けたピニオン17に前記一対のラック16、16が噛み合うように構成されており、このピニオン17及びラック16、16の連動により一対の案内板13a,13bが載置板12の左右幅方向に移動可能に構成されている(図2及び図4参照)。これにより、一対の案内板13a,13bの間に積層されたシートPの幅方向の寸法に応じて当該シートPの左右両側縁を案内するように遠近移動すると共に、シートPを載置板12の幅方向(左右方向)の中央部にセットできるものである。
【0021】
前記左右両側壁板14、14の間には、前記分離板15の上面から上方に適宜距離隔てて回転自在に伝動軸20が軸支されており、該伝動軸20の中途部、つまりシートPの幅方向(左右方向)の中央部には、給紙手段としての給紙ローラ21を有する給紙ローラユニット22のケース24が回転のみ自在に装着されている。前記一方の側壁板14の外面には、本体2側に配置した駆動モータ(図示せず)からの動力を伝達するギヤ列23a,23b,23c,23dが配置されている(図2及び図3参照)。
【0022】
給紙ローラユニット22のケース24内には、図5に示すように、前記伝動軸20と一体的に回転する駆動歯車25と、伝動軸20に回転自在に被嵌したアーム26の先端に枢支され、且つ前記駆動歯車25と噛合う遊星歯車27と、中間歯車28と、該中間歯車28に噛み合い、給紙ローラ21と一体的に回転する歯車29とを備える。また、ケース24は、伝動軸20に被嵌した捩じりバネ30により、給紙ローラ21が前記積層されたシートPの最上面に押圧されるように弾力付勢されている。
【0023】
給紙動作時に伝動軸20の端部に固着されたギヤ23dが正回転(図2において反時計回りの回転)すると、前記駆動歯車25も正回転し、これに噛合う遊星歯車27は、逆回転(時計回りに回転)する方向への回転力が与えられることにより、アーム26が正回動し、遊星歯車27は中間歯車28と噛合う。これにより、中間歯車28は正回転(反時計回りに回転)し、歯車29ひいては給紙ローラ21は逆回転(時計回りに回転)するので、この給紙ローラ21の下面側に当接しているシートPは図4の下方に給送される。
【0024】
他方、前記ギヤ23dを逆回転(時計回りに回転)させた場合には、前記駆動歯車25の逆回転につれて、遊星歯車27が正回転する方向への回転力が与えられることにより、アーム26は逆回動して、遊星歯車27と中間歯車28との噛み合いは解除されて動力伝達は遮断さる。から、給紙ローラ21の回転は停止され、給紙作用は行われない。
【0025】
次に、前記給紙装置10に複数枚のシートPを積層状態にセットしたとき、その積層状態が崩れて給送下流側になだれ込む現象を防止するための手段(積層状態にて複数枚のシートPをセット状態に保持するための手段)について説明する。前記セット保持手段の一例のストッパ体60は、前記左右一対の第1可動分離板32a,32bに設けられた上方開放状でシートPの給送方向(図2及び図5の矢印A方向)に伸びる配置溝61内に上下回動可能に配置されている。その構成をさらに詳述すると、前記矢印A方向に細長いストッパ体60の基端は、台枠フレーム11の下枠部11aの上部側に枢支された回動可能な支軸62に固定され、ストッパ体60の上面には高摩擦部材63が張設され、前記ストッパ体60の基端部から下向きに伸びる作動アーム64には、付勢ばね65の一端を係止して、前記ストッパ体60が下向き回動して(図9の二点鎖線状態)、前記配置溝61内に収納するように付勢されている(図2及び図4参照)。このストッパ体60が前記配置溝61内に収納された状態では、その高摩擦部材63の上面が第1可動分離板32a(32b)の上面(可動分離板が下降した状態での上面も含めて)より突出しない(図2及び図4参照)。
【0026】
次に、前記ストッパ体60を昇降操作するための操作手段及びその連動機構について説明すると、前記フレーム11の下枠部11aの上部奥側には、前記回動可能な支軸62と平行状に作動軸66が回動可能に配置され、この作動軸66には、前記各作動アーム64が配置されている個所毎にカム67を固定する。前記作動軸66の両端部を左右側壁板14、14に貫通させて軸支する。右側壁板14の外面において、リンク機構としての第1リンク68、第2リンク69を介して、操作手段としての回動操作レバー70の作動部70aに回動可能に連結する(図2、図3参照)。回動操作レバー70はその基端部が前記側壁板14に突出されたピン71に回動可能に枢着されている。
【0027】
従って、回動操作レバー70の上端の操作部70bを図2及び図3に示すように、時計回りに回動させて、右側壁板14の外面の当接片72に当たるとき、前記第2リンク69が下降し(図3の矢印B方向)、第1リンク68は時計回りに回動するように連動し、同じ方向に回動する作動軸66を介してカム67が前記作動アーム64の背面から離れるので(図9の二点鎖線状態参照)、付勢ばね65の付勢力にてストッパ体60が第1可動分離板32a(32b)の上面より下方まで沈む(図2、図4参照)。なお、回動操作レバー70には、側壁板14との間にトグルばねとして作用する捩りコイルバネ71cが設けられており、回動操作レバー70を図3あるいは図8に示す各位置に保持するようになっている。
【0028】
複数枚のシートPを載置板12に積層状態にセットするには、予め、回動操作レバー70の上端の操作部70bを図7及び図8に示すように、反時計回りに回動させて、前記当接片72から大きく離れるとき、前記第2リンク69が上昇し、第1リンク68は反時計回りに回動するように連動し、同じ方向に回動する作動軸66を介してカム67が前記作動アーム64の背面を付勢ばね65の付勢力に抗して押圧回動させ、ストッパ体60が第1可動分離板32a(32b)の上面より上方に持ち上げられる(図9の実線状態参照)。この持ち上げられたストッパ体60の上の高摩擦部材63の上面は水平面に対して略30度で、載置板12の表面との夾角が略90度となるように設定されている。これにより、載置板12の上面に積層させたシートPの下端縁は、固定分離板15及び第1可動分離板32a(32b)及び第2可動分離板33a(33b)の全ての上面から上方に離れ、且つ前記積層状態のシートPの下端縁が最上層側に向かって上方になるから、シートPの腰が柔らかくても、前記傾斜状の載置板12にきっちりと載置されて下側になだれ込む現象が発生しないのである。また、このセット保持性能は、積層するシートPの枚数の多少に拘らず略一定にできる。
【0029】
上記の構成により、ユーザーが図8の状態に回動操作レバー70を操作して、シートPの積層状態保持のためのストッパ体60を上昇させた後、当該回動操作レバー70を時計方向(図3の状態)に戻すことを忘れると、シートPの下端縁が分離板15(分離部材34)の上面に当接できないため、給紙時にシートPの分離作用を受けることができない。このような操作忘れに際して、ストッパ体60を下降位置へ戻すための、リセット(自動復帰)機構を備える。
【0030】
即ち、このリセット(自動復帰)機構は以下のように構成されている。前記操作手段としての回動操作レバー70の作動部70aから横向きに突出する摺動ピン73に対して長溝孔74aを備えた傾動リンク74の基端を、前記側壁板14の外面の軸76に軸支した欠歯歯車75の側面にピン77を介して回動可能に連結し、この欠歯歯車75は、前記伝動軸20の一端に固定されたギヤ23dに噛合うように配置されており、且つ、前記回動操作レバー70の操作部70bが当接片72に当接する側に傾動しているとき(ストッパ体60が下降状態のとき)、前記欠歯歯車75における欠歯部75aが前記ギヤ23aと対峙するように設定されている(図3参照)。
【0031】
また、前記回動操作レバー70の操作部70bが当接片72に当接する姿勢(図3参照)及び大きく離れた姿勢(図8参照)のいずれの状態においても、前記摺動ピン73と傾動リンク74の基端のピン77とを結ぶ線が、前記摺動ピン73とギヤ23dの軸76の中心とを結ぶ線に対して交差角度を有するように(換言すると、同一線上に重ならないように)設定し、さらに、操作部70bが当接片72から大きく離れた位置にあるとき、前記欠歯歯車75における欠歯部75aの前記ギヤ23aに対する噛み合い始めの位置ができるだけ小さい角度以内にあるように設定することが好ましい。
【0032】
このように構成すると、図8の状態に回動操作レバー70がセットされている場合に、給紙動作の開始に伴って、あるいは電源投入時の残留シートの排出等のために、駆動モータ(図示せず)が正回転もしくは逆回転のいずれか一方向に回転すると、ギヤ23aの回転につれて欠歯歯車75も回転し、それに応じて傾動リンク74を介して回動操作レバー70を図8において時計方向に強制的に回動させることができ、当該回動操作レバー70が図3の位置に来ると、ストッパ体体60は下降位置に保持される。そのとき、欠歯部75aがギヤ23aと対峙してそれ以上回転操作レバー70に伝達されないようになるのである。
【0033】
なお、回動操作レバー70に設けられた長溝孔74aは、図8に示すストッパ体60のセット状態において、手動操作により回動操作レバー70が非セット状態(図3)に戻される際、摺動ピン73が長溝孔74aを遊動するようにして、傾動リンク74を停止させたままとするためのものである。
【0034】
次に、本発明における分離傾斜面の構成について詳細に説明すると、分離傾斜面には、前記シートPの幅方向の中央部側の下端縁(先端縁)に当接して分離させるための高摩擦係数の分離手段31を、前記給紙ローラ21による給紙作用線Q(図10参照)の延長上にて、前記分離傾斜面より突出させて設けると共に、前記分離傾斜面は、全体として、前記分離手段31の配置箇所の近傍で高く、シートPの幅方向の両側端部側に行くに従って低くなるように形成されている。図2〜図5に示されているように、固定分離板15、第1可動板32a,32b、第2可動分離板33a,33bは全て合成樹脂製であってそれらの上面全体にわたって上向き凸湾曲状、つまり、固定分離板15の左右両側中央部の上面が最も高く、左右両側端の第2可動分離板33a,33bの外側寄り部位の上面が最も低くなるように分離傾斜面が形成されている。
【0035】
図11の断面図に示すように、前記第1可動分離板32a,32b及び第2可動分離板33a,33bは、台枠フレーム11における下枠部11aの軸受凹所40に、各可動分離板32a〜33bの基端に一体的に横向き突出させた回動支軸41が回動可能に軸支されている。この回動支軸41に捩じりバネ42を被嵌し、当該捩じりバネ42の両端を所定の個所に係止することにより、各可動分離板32a〜33bを独立的に上向きに付勢している。この構成により、給送されるシートPの横幅寸法の大小に応じて適切な個所の可動分離板のみを逃げ回動させるようにしてシートPの押圧力に対する抵抗力(前記バネ付勢力)も大小過不足のない適切な値にできるのである。但し、可動分離板32a〜33bの基部縦背面43が前記軸受凹所40の内面に当接して、第1可動分離板32a(32b)の上面が、隣接する固定分離板15の上面より上方に各々突出せず、また、第2可動分離板33a(33b)の上面が隣接する第1可動板32a(32b)の上面より上方に各々突出しないように規制されている。このような可動分離板が必要以上に上向き回動するのを阻止するためストッパー手段は他の構成であっても良い。
【0036】
そして、前記各可動分離板32a〜33bの上面(分離傾斜面)の各々に前記給送されるシートPの下端縁(先端縁)が当たって下向きの力が作用すると、前記捩じりバネ42の上向きバネ付勢力に抗して、各可動分離板32a〜33bの先端側が下向きに回動傾動(後退動)して、シートPによる押圧力を逃がすように構成されている。
【0037】
なお、図4に示すように、第1可動分離板32a(32b)と第2可動分離板33a(33b)との隣接個所には、第1可動分離板32a(32b)側から横向きに突出させた係合片44が第2可動分離板33a(33b)の下面に臨むように配置されていることにより、第2可動分離板33a(33b)にのみ下向き荷重が作用して下向き回動するのに連動して、前記各係合片44を下向きに押圧し、もって第1可動分離板32a(32b)も下向き回動するように構成されている。
【0038】
そして、固定分離板15の上面のうち左右両側中央位置には、分離手段としての高摩擦係数の細長い分離部材34を配置する。その実施態様は、図12〜図14に示す。固定分離板15の左右両側中央位置には、上下に貫通し、且つシートPの給送方向(図2、図4及び図12(a)の矢印A方向)に沿って長い装着孔36が穿設されている。前記固定分離板15の下面側には、同じく合成樹脂製の取付けブロック37が嵌まり、下面側からネジ38、38にて着脱可能に連結するように構成されている。分離部材34は、ポリエステルウレタン樹脂材等の高摩擦係数を有する材料を燐青銅等のバネ板製のブリッジ板39の複数の櫛歯状の片持ち梁部39aの先端間に掛け渡すようして弾性的に支持されているものである(図14(a)及び図14(b)参照)。
【0039】
図14(a)に示すブリッジ板39の平面視略矩形状の外周枠部39bのみを前記取付けブロック37と固定分離板15とで挟持し、前記分離部材34及び片持ち梁部39aは、取付けブロック37の内径凹所37a内に配置されて空中に浮かんで配置されている(図12(b)、図12(c)及び図13参照)。従って、前記給紙ローラ21による給送作用を受けてシートPの下端縁で分離部材34を下向きに押圧力が作用すると、その作用部の近傍の前記複数の片持ち梁部39aが下向きに撓んで、分離部材34が固定分離板15の上面と同じ高さまで下向きに没することができる。
【0040】
なお、図14(b)の拡大断面図で示すように、分離部材34の上面を、シートPの下端縁との摺接時に大きい摩擦抵抗を受けるように、浅い断面の鋸歯状(凹凸状)に形成することが好ましい。これによって、分離部材34を構成する材料のもつ摩擦係数のみならず、形状による摩擦抵抗によっても結果として摩擦係数を高くすることができる。
【0041】
次に、前記構成による給紙時のシートPの分離作用について説明する。予め、給紙装置10における載置板12に複数枚のシートPを積層して載置する。前記左右一対の案内板13a,13bにより、シートPの左右両側縁が案内規制されて、当該シートPは、載置板12の左右中央位置に、シートPの幅方向の中心線に位置するよう配置される。この状態では積層された各シートPの下端縁(先端縁)はすべて固定分離板15の上面及び/又は分離部材34に当接しているが、それより高さの低い位置の、第1可動分離板32a(32b)及び第2可動分離板33a(33b)の上面(分離傾斜面)には当接していない。
【0042】
パーソナルコンピュータや外部のファクシミリ装置等の外部制御装置からの信号を受けて印刷指令が実行されると、図示しない駆動モータが駆動開始し、前記ギヤ列23a〜23dを介して伝動軸20が逆回転し、給紙ローラ21は図5において時計回りに回転する。これにより給紙ローラ21に押圧されている最上位置のシートPのみが図5の矢印A方向に給送される。
【0043】
載置板12に積層されているシートPの腰が柔らかい場合、このシートPの下端縁(先端縁)のうち、幅方向の中央部側の下端縁(先端縁)が前記給紙ローラ21による給送作用線の延長上に位置する分離手段31(分離部材34)に当接したままさらに給送作用を受けると、給紙ローラ21と分離手段31との間で、シートPの幅方向の中央部側が湾曲しながら、1枚ずつに分離されて矢印A方向に給送されて進行するのである。
【0044】
その場合、シートPの厚さが薄い等の腰の弱いシートPは、その幅方向の中央部側が積層されたシートPの上面から離れるような凸湾曲変形が発生する。他方、厚紙等の腰の強いシートPでは、その幅方向の中央部側が積層されたシートPの上面に接近するように凹湾曲変形する。
【0045】
しかし、前記給送作用を受けないシートPの前記中央部側以外の個所(幅方向の両側端部寄り部位)では、シートPは平坦状のまま進行することになる。そうすると、給送作用を受けたシートPの幅方向の中央部側での、前記給紙ローラ21との当接線(ニップ線)45から、当該シートPの下端縁までの直線距離よりも、前記給送作用を受けないシートPの前記中央部側以外の個所(幅方向の両側端部寄り部位)での給紙ローラ21との当接点の延長線46からシートPの下端縁までの直線距離のほうが長くなる。
【0046】
その場合に、第1実施形態のように、シートPの幅方向の中央部側に対応する固定分離板15は高さ変化せず、腰の柔らかいシートPの左右両側寄り部位の下端縁を第1可動分離板32a(32b)及び/又は第2可動分離板33a(33b)が、しっかりと受け止めることができる。他方、腰の強いシートPの場合には、更にシートPの下端縁で下向きに押圧されて押圧力が高まったときに、捩じりバネ42の付勢力に抗して、第1可動分離板32a(32b)及び第2可動分離板33a(33b)の先端側が下向きに回動することにより、それらの上面(分離傾斜面)がシートPの下端縁から遠ざかる方向に逃げ移動して、シートPの下端縁と第1可動分離板32a(32b)及び/または第2可動分離板33a(33b)との押圧による支えの干渉を回避できるから、シートPの幅方向の中央部側下端縁での分離手段31による分離作用を確実に受けさせることができ、前記シートPの2重送りなどの紙ジャムの発生をなくすることができるという優れた作用効果を奏する。
【0047】
なお、第1可動分離板32a(32b)が下向きに回動したとしても、下降位置にある前記ストッパ体60は依然として第1可動分離板32a(32b)の上面より突出しないようになっているので、ストッパ体60によって第1可動分離板32a(32b)の動作に支障が生ずることはない。
【0048】
前記載置板12に積層されたシートPの横幅寸法(サイズ)が小さい場合(固定分離板15の左右両側に隣接する前記第1可動分離板32a(32b)の外側端間の寸法より短い場合)には、シートPの幅方向の両側縁寄り部位に対応する下端縁が前記第1可動分離板32a、32bを下向きに押圧して逃げ回動するが、それより外側の第2可動分離板33a、33bはシートPと干渉しないから、下向き回動しない。シートPの横幅寸法(サイズ)が大きい場合(左右両側の第2可動分離板33a、33bの内側端間の寸法より長い場合)には、シートPの幅方向の両側縁寄り部位に対応する下端縁が先に第2可動分離板33a、33bの上面(分離傾斜面)に当たって、第2可動分離板33a、33bを下向き回動させる。そのときには、前記係合片44を介して第1可動分離板32a、32bも連動して下向き回動できるから、その個所に対応するシートPの幅方向の中央部と幅方向の両側縁寄り部位との中間の下端縁が第1可動分離板32a、32bの上面(分離傾斜面)に当接しなくとも、第1可動分離板32a、32bも下向きに逃げ回動でき、シートPの幅方向の下端縁との干渉を一層確実に減少させることができる。
【0049】
また、前記シートPの幅方向の中央部側の下端縁(先端縁)に当接して分離させるための高摩擦係数の分離手段31を、前記給紙ローラ21による給紙作用線Qの延長上にて、前記分離傾斜面より突出させて設けると共に、前記分離傾斜面は、全体として、前記分離手段31の配置箇所の近傍で高く、シートPの幅方向の両側端部側に行くに従って低くなるように湾曲状または直線状に形成すると、当該シートPの幅方向の両側端部側の下端縁(先端縁)は分離傾斜面に衝突しない状態のもとで、シートPの幅方向の中央部側の下端縁(先端縁)は分離手段31に突き当たって分離作用を十分に受けることができる。その結果、給送されるシートPが2重送りされるという給紙不良が発生しないのである。
【0050】
本発明では、固定分離板15から第1可動分離板32a(32b)及び第2可動分離板33a(33b)までの上面(分離傾斜面)を同一平面状に形成しても良いことはいうまでもない。
【0051】
なお、前記の各実施形態の給紙装置を備えた画像形成装置であれば、給紙装置にてシートPの2重送りが確実に防止できるから、1枚ずつ給送された各シートPに対して画像形成部にて確実に所定の画像を形成することができるという効果を奏する。
【0052】
また、上記実施形態では、左右一対の案内板13a,13bによってシートPをガイドすることにより、シートPの大きさ(幅寸法)に関係なく、シートPの幅方向の中央部(真ん中)の端縁に分離手段31(分離部材34)が当接するようにしたものであるが、必ずしもシートPの真ん中である必要はなく、多少左右に偏っていても中央部寄り側の端縁であれば、略同等の効果が期待できる。よって、例えば、シートPの左右いずれか一側を基準としてシートPを給紙するようにした給紙装置においても本発明は適用可能である。
【0053】
また、分離手段31(分離部材34)は、給紙手段による給紙作用線の延長上より若干外れた位置であっても、その近傍であれば分離作用に何ら問題はないことは勿論である。
【0054】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1に記載の発明の給紙装置は、上向き傾斜状に配置した載置部と、該載置部の下方にて積層されたシートの下端縁が突き当たる分離傾斜面とを備え、前記載置部に積層収納されたシートを、給紙手段により送り出して分離傾斜面により1枚ずつ分離給送する給紙装置において、前記分離傾斜面には、当該分離傾斜面よりも上方に前記積層したシートの下端縁を持ち上げるためのストッパ体と、当該ストッパ体が収容可能に配置される配置溝とを備え、前記ストッパ体と連動する操作手段の操作時には、前記ストッパ体は、前記配置溝から前記分離傾斜面の上方に突出し、前記シートの給送時には、前記ストッパ体は、前記配置溝内に収納されて前記分離傾斜面から突出しなくなる ように構成されているものである。
【0055】
このように構成することにより、腰の柔らかいシートを複数枚積層状にして、傾斜状に配置された載置板にセットしたとき、そのシートの下端縁が分離傾斜面に対して鋭角状に当たって、そのまま積層状態のシートが給送下流側になだれ込むのを、前記ストッパ体が分離傾斜面より上昇することにより、阻止できる。従って、シートのセット作業が容易になるという効果を奏する。
【0056】
そして、請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の給紙装置において、前記ストッパ体の上面には高摩擦係数の部材が設けられているものであるから、前記上昇したストッパ体が退避する際に、ストッパ体上のシートがなだれ込む現象を効果的に阻止できるという効果を奏する。
【0057】
また、請求項に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の給紙装置において、前記ストッパ体は、前記載置部の表面と前記分離傾斜面との交差側に位置する回動支点を中心に上下回動可能に構成されているものであるから、回動支点を中心にしてストッパ体を回動させる操作だけの簡単な構成で、セット作業を容易にし、且つ、前記セット姿勢から、給紙作業にスムーズに移行することができるとともに、ストッパ体が退避する際に、載置部の表面に近いシートから徐々に分離傾斜面に乗載されることとなるので、シートのなだれ込み現象が起き難いという効果を奏する。
【0058】
請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の給紙装置において、前記ストッパ体はその上昇位置での前記載置部の表面と夾角を略直角に設定したものであるから、載置板に積層されたシートの下端縁が、ストッパ体に当接して載置板の表面と略90度に揃い、前記セット状態を確実に保持できるという効果を奏する。
【0059】
請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の給紙装置において、前記分離傾斜面は、前記シートの幅方向の中央部側に位置固定して配置され、高摩擦係数を有する分離手段を備えた固定部材と、該固定部材の左右両側に配置されて前記シートと接触したときに下向き傾動可能な可動部材との各表面に形成され、前記ストッパ体は、前記可動部材の表面側に配置されているものであるから、固定部材部分を中心にして左右対称状に積層されたシートの左右両側寄り部位がストッパ体にて支持されることになり、安定したセット保持を実現できるという効果を奏する。
【0060】
請求項に記載の画像形成装置は、前記請求項1乃至のいずれかの1項に記載の給紙装置と、該給紙装置から給紙されたシートに対して画像形成する画像形成部とを備えたことを特徴とするものである。従って、給紙装置に安定した姿勢で積層されたシートから1枚ずつ給送された各シートに対して画像形成部にて確実に所定の画像を形成することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像形成装置の斜視図である。
【図2】 ストッパ体を下位置にした状態の給紙装置の斜視図である。
【図3】 給紙装置の右側面図である。
【図4】 ストッパ体を下位置にした状態の給紙装置の要部正面図である。
【図5】 図4のV−V線矢視断面図である。
【図6】 ストッパ体が上昇状態にあるときの給紙装置の正面図である。
【図7】 同じくストッパ体が上昇状態にあるときの給紙装置の斜視図である。
【図8】 同じくストッパ体が上昇状態にあるときの右側壁板を除いて見た給紙装置の右側面図である。
【図9】 ストッパ体の昇降状態の説明図である。
【図10】 固定分離板及び可動分離板にの作用説明図である。
【図11】 傾動する可動分離板の拡大断面図である。
【図12】 (a)は分離手段を備えた固定分離板の平面図、(b)は図12(a)のXIIb−XIIb線矢視断面図、(c)は図12(a)のXIIc−XIIc線矢視断面図である。
【図13】 図12(a)のXIII−XIII線矢視断面図である。
【図14】(a)は分離手段の平面図、(b)は図14(a)のXIVb−XIVb線矢視断面図である。
【符号の説明】
P シート
10 給紙装置
11 台枠フレーム
12 載置板
15 固定分離板
21 給紙ローラ
31 分離手段
32a,32b 第1可動分離板
33a,33b 第2可動分離板
34 分離部材
42 捩じりバネ
60 ストッパ体
61 配置溝
63 高摩擦部材
64 作動アーム
65 付勢ばね
68 第1リンク
69 第2リンク
70 回動操作レバー

Claims (7)

  1. 上向き傾斜状に配置した載置部と、該載置部の下方にて積層されたシートの下端縁が突き当たる分離傾斜面とを備え、前記載置部に積層収納されたシートを、給紙手段により送り出して分離傾斜面により1枚ずつ分離給送する給紙装置において、
    前記分離傾斜面には、当該分離傾斜面よりも上方に前記積層したシートの下端縁を持ち上げるためのストッパ体と、当該ストッパ体が収容可能に配置される配置溝とを備え、
    前記ストッパ体と連動する操作手段の操作時には、前記ストッパ体は、前記配置溝から前記分離傾斜面の上方に突出し、前記シートの給送時には、前記ストッパ体は、前記配置溝内に収納されて前記分離傾斜面から突出しなくなるように構成されていることを特徴とする給紙装置。
  2. 前記ストッパ体を前記配置溝内に収納する方向に付勢する付勢手段を備え、
    前記シートの給送時には、前記ストッパ体は、前記付勢手段により前記配置溝内に収納されることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記ストッパ体の上面には高摩擦係数の部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の給紙装置。
  4. 前記ストッパ体は、前記載置部の表面と前記分離傾斜面との交差側に位置する回動支点を中心に上下回動可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の給紙装置。
  5. 前記ストッパ体はその上昇位置での前記載置部の表面と夾角を略直角に設定したことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の給紙装置。
  6. 前記分離傾斜面は、前記シートの幅方向の中央部側に位置固定して配置され、高摩擦係数を有する分離手段を備えた固定部材と、該固定部材の左右両側に配置されて前記シートと接触したときに下向き傾動可能な可動部材との各表面に形成され、前記ストッパ体は、前記可動部材の表面側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の給紙装置。
  7. 前記請求項1乃至のいずれかの1項に記載の給紙装置と、該給紙装置から給紙されたシートに対して画像形成する画像形成部とを、備えたことを特徴とする画像形成装置。
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