JP2005323297A - 4×4スイッチおよび8×8スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、FETを用いた多極多投スイッチで直流オフセットを有する信号の通過が可能で、高速化のための化合物半導体の使用に対しても正電源動作が可能で、かつ大規模化が容易なスイッチを提供することを目的としている。
【解決手段】FETをシリーズ接続のみで2×2スイッチを構成し、これを単位として5個使用して4×4スイッチを構成し、この4×4スイッチをさらに5個用いて8×8スイッチを構成した。ここで、これら各スイッチの入力端子と出力端子をそれぞれ対向するように配置することにより、スイッチの大規模化を容易にしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力信号を任意の出力に切り替えて出力する多入力多出カスイッチに関し、電界効果トランジスタ(以下FETと略記)等をオン/オフすることにより信号経路を切り替える多入力多出力スイッチ、特に4×4スイッチおよび8×8スイッチに関わる。
FETを用いたSingle-Pole n-Throw(SPnT/単極n投)スイッチやn-Pole n-Throw(n極n投)スイッチは、広帯域、低消費電力および高速切替速度という特徴から、無線通信用携帯端末の送受切替スイッチや、入力信号を任意の出力に切り替えて出力する多入力多出力のスイッチマトリックスなどに広く利用されている。例えば、下記「非特許文献1」には図24に示す4入力4出力スイッチ(以下4×4スイッチ)の構成が開示されている。
図24において、この4×4スイッチは、12〜12の4つの2×2スイッチと、521〜524の4本の伝送線路で構成されている。各2×2スイッチは、それぞれ複数のFETを用いた4つのSPDT(単極双投)スイッチを用いて構成されている。この2×2スイッチとして下記「特許文献1」で開示されている従来例を図25に示す。
図25における、この従来例の2×2スイッチは、入力端子111,112および出力端子211,212にそれぞれSPDTスイッチ911、912、921、922を備え、これらのSPDTスイッチ間を4本のインタコネクション用伝送線路5〜5で接続することにより、スイッチマトリックスとして動作する構成となっている。また、各SPDTスイッチは、シリーズ・シャントFET構成となっており、例えばSPDTスイッチ911の場合には、シリーズFET311とシャントFET311SおよびシリーズFET312とシャントFET312Sとで構成されている。
この2×2スイッチの動作は以下の通りである。
入力端子111から入力される信号は、SPDTスイッチ911共通端子に入力され、SPDTスイッチ921への接続経路である伝送線路5か、またはSPDTスイッチ922への接続経路である伝送線路5に出力される。
同様に、入力端子112から入力される信号は、SPDTスイッチ912の共通端子に入力され、SPDTスイッチ921への接続経路である伝送線路5か、またはSPDTスイッチ922への接続経路である伝送線路5に出力される。
SPDTスイッチ921においては、伝送線路5または伝送線路5からのどちらか一方の信号を出力端子211に出力するように制御され、SPDTスイッチ922においては、伝送線路5または伝送線路5からのどちらか一方の信号を出力端子212に出力するように制御される。
ここで、SPDTスイッチ911および921中のFETのゲートバイアスは、SPDTスイッチ911のシリーズFET311、シャントFET312Sと、SPDTスイッチ912のシリーズFET321、シャントFET322Sが制御端子6から、SPDTスイッチ911のシリーズFET312、シャントFET311Sと、SPDTスイッチ912のシリーズFET322、シャントFET321Sが制御端子6からそれぞれ共通に印加できるようになっている。なお、出力端子211,212に接続されたSPDTスイッチ921,922中のFETにも同様に、2個の制御端子6,6からゲートバイアスを印加できる構成となっている。
シリーズ・シャントFET構成のスイッチは、通過時にはシリーズFETをON、シャントFETをOFFに制御し、遮断時にはシリーズFETをOFF、シャントFETをONに制御する。従って、図25に示した従来例では、制御端子6および6に相補的な電圧を印加することにより、(入力端子111から出力端子211、入力端子112から出力端子212)および(入力端子111から出力端子212、入力端子112から出力端子211)という2通りの通過状態を切り替えることができる構成となっている。また、入出力端子を図25に示す方形配置の対向する辺に備えていることにより、カスケード接続が容易になり、スイッチを大規模化しやすい構成ともなっている。
この2×2スイッチを図24に示した4×4スイッチに適用した場合、制御端子数が8個で済むこと、および伝送線路521〜524の長さを同一にし、かつ2×2スイッチ12〜12を同一の構成とすれば、本構成で実現できる全ての通過状態において挿入損失や信号の通過時間(通過位相)を揃えることができるという利点がある一方で、以下の問題点が生じてしまう。
まず第1に、完全な4×4スイッチマトリックスとして動作しないという問題点である。これは、2×2スイッチ12に入力される信号の一方は必ず2×2スイッチ12に入力され、2×2スイッチ12に入力される信号の一方は必ず2×2スイッチ12に入力され、2×2スイッチ12と12との間で信号の切替えが行われないことに起因している。このため、マトリックス動作に必要な24通りの通過状態のうち、(入力端子1から出力端子2、入力端子1から出力端子2、入力端子1から出力端子2、入力端子1から出力端子2)を含む8通りの通過状態を実現できないことになってしまう。
第2に、シャントFET311S、312S、321S、322Sにより信号通過経路がグランドに接続されているため、直流レベルが0V以外のロジックレベルを有するべースバンド信号を通過させることができないという問題点である。
第3に、各2×2スイッチの入出力の両方にそれぞれ2個づつのSPDTスイッチを配置しているため、回路規模が大きくなることに加えて、制御線の交差数が増大しアイソレーション特性が劣化してしまうという問題点である。
第4に、最小単位スイッチであるSPDTの規模をこれ以上大きくした場合、シリーズ・シャントFET構成ではゲートバイアスを共通にすることが不可能になるため、各シリーズ/シャントFET毎にゲートバイアス用制御線や制御端子が必要になり、これに伴う配線交差数の増大に起因するアイソレーション特性の劣化や、制御端子数の増大に伴う回路規模および実装困難性の増大を招いてしまうという問題点である。
第5にGaAs等の化合物半導体を用いたMESFETやHEMTでスイッチを構成した場合、正電源動作が困難であるという問題点である。
スイッチの特性で重要なのは、ON経路の挿入損失とOFF経路のアイソレーションである。このうち挿入損失は、主に使用するFETのON抵抗に依存し、アイソレーションは主にFETのOFF容量に依存する。このため、高周波スイッチ用デバイスとしては、ON抵抗とOFF容量を低減できるGaAs等の化合物半導体を用いたMESFETやHEMTが多用されている。
しかしながら、一般的にMESFETやHFMTはディプレッション(ノーマリーオン)型FETであるため、しきい値電圧(Vth)が負電圧となる。従って、従来例のようにシャントFETによりドレインおよびソースの電位が自動的に0Vになる場合には、ゲートバイアスが0Vの時FETはON状態にあり、FETをOFF状態にするにはVthより低い負電圧が必要とされ、制御回路に負電圧発生回路が必要になる。特に携帯端末においては、この負電圧発生回路が実装上大きな領域を占めるため、FETスイッチの正電源動作が強く望まれている。
特開平6−232604号公報 M. J. Schindler et al, "DC-20GHz NxM Passive Switches," IEEE Transactions on Microwave Theory and Techniques, vol.36, no.12, pp.1604-1613, Dec. 1988
本発明の目的は上記従来の問題点を解決し、マトリックス動作が可能で、直流レベルが0V以外のロジックレベルを有するべースバンド信号を通過させることができ、大規模化が容易で正電源動作も可能なスイッチを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1においては、4個の信号入力端子と、第1〜第5の5個の2×2スイッチと、4個の信号出力端子と、少なくとも2つの伝送手段とを備え、前記5個の2×2スイッチは、それぞれ第1および第2の2つの入力端子と第1および第2の2つの出力端子とを備え、前記第1および第2の2つの入力端子に入力された信号を、前記第1および第2の出力端子、または前記第2および第1の出力端子にそれぞれ出力し、前記4個の信号入力端子は、前記第1および第2の2×2スイッチの第1および第2の入力端子にそれぞれ接続され、前記第1の2×2スイッチの第1の出力端子は、前記第3の2×2スイッチの第1の入力端子に接続され、前記第2の2×2スイッチの第1の出力端子は、前記第3の2×2スイッチの第2の入力端子に接続され、前記第1の2×2スイッチの第2の出力端子は、前記第4の2×2スイッチの第1の入力端子に接続され、前記第2の2×2スイッチの第2の出力端子は、前記第4の2×2スイッチの第2の入力端子に接続され、前記第3と第4の2×2スイッチの第1の出力端子は、前記2つの伝送手段の一端にそれぞれ接続され、前記第3と第4の2×2スイッチの第2の出力端子は、前記第5の2×2スイッチの第1と第2の入力端子にそれぞれ接続され、前記4個の信号出力端子は、前記2つの伝送手段の他の一端および前記第5の2×2スイッチの第1と第2の出力端子にそれぞれ接続され、前記伝送手段を通過する信号の通過時間が、前記第5の2×2スイッチを通過する信号の通過時間と同一となるように設定したことを規定している。
請求項2においては、請求項1に記載の4×4スイッチにおいて、前記4個の入力端子と前記4個の出力端子を入れ替えた構成について規定した。
請求項3においては、請求項1または請求項2に記載の4×4スイッチにおいて、前記伝送手段の挿入損失または利得が、前記第5の2×2スイッチの挿入損失または利得と、所望の帯域において同一となるように設定したことを規定している。
請求項4においては、請求項1または請求項2に記載の4×4スイッチにおいて、さらに第1の2個の抵抗を備え、前記第1の2個の抵抗は、前記2つの伝送手段にそれぞれ直列に接続され、前記それぞれ直列に接続された抵抗と伝送手段の合計の挿入損失または利得が、前記第5の2×2スイッチの挿入損失または利得と、所望の帯域において同一となるように設定したことを規定している。
請求項5においては、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の4×4スイッチにおいて、前記第1乃至第5の2×2スイッチは、それぞれ少なくとも2つ以上の単極双投スイッチを用いた構成についてい規定している。
請求項6においては、請求項5に記載の4×4スイッチにおいて、前記単極双投スイッチは、微小機械スイッチで構成することを規定している。
請求項7においては、請求項5に記載の4×4スイッチにおいて、前記単極双投スイッチは、少なくとも2つ以上のFETで構成することを規定している。
請求項8においては、請求項7に記載の4×4スイッチにおいて、前記2×2スイッチは、第1と第2の2個の単極双投スイッチと、第1乃至第4の4本の伝送線路で構成され、前記単極双投スイッチは、そのドレインまたはソースの一方が共通端子に接続され、他方がそれぞれ共通端子以外の2端子に接続された2個のFETで構成され、前記第1の単極双投スイッチの当該共通端子以外の2端子に、前記第1および第2の伝送線路の一端をそれぞれ接続し、前記第2の単極双投スイッチの共通端子以外の2端子に、前記第3および第4の伝送線路の一端をそれぞれ接続し、前記2×2スイッチの第1および第2の入力端子または第1および第2の出力端子が、前記第1および第2の単極双投スイッチの共通端子にそれぞれ接続され、前記2×2スイッチの第1および第2の出力端子または第1および第2の入力端子が、前記第1および第3の伝送線路の他端と、前記第2および第4の伝送線路の他端とにそれぞれ接続され、前記第1乃至第4の伝送線路の長さが、所望の動作周波数における線路内波長の1/36以下であることを規定している。
請求項9においては、請求項7に記載の4×4スイッチにおいて、前記2×2スイッチは、第1と第2の2個の単極双投スイッチと、第1の2つの接続手段と、第2の2つの接続手段とで構成され、前記単極双投スイッチは、そのドレインまたはソースの一方が共通端子に接続され、他方がそれぞれ共通端子以外の2端子に接続された2個のFETで構成され、前記2×2スイッチの第1および第2の入力端子または第1および第2の出力端子が、前記第1および第2の単極双投スイッチの共通端子にそれぞれ接続され、前記第1の単極双投スイッチの共通端子以外の2端子と、前記第2の単極双投スイッチの共通端子以外の2端子とは、所定の間隔で互いに対向するように配置され、互いに対向して配置された前記第1の単極双投スイッチの共通端子以外の2端子と前記第2の単極双投スイッチの共通端子以外の2端子とを、前記第1の2つの接続手段でそれぞれ接続し、前記第2の2つの接続手段は、一端が前記2×2スイッチの第1および第2の出力端子または第1および第2の入力端子に、他端が前記第1の2つの接続手段にそれぞれ接続され、前記第2の接続手段の一方は、前記第2の接続手段とは接続関係にない前記第1の接続手段と交差した構成について規定している。
請求項10においては、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の4×4スイッチにおいて、さらに各組がそれぞれ4個の抵抗で構成された1乃至5組の第2の抵抗と、少なくとも1つの制御端子とを備え、前記各組に属する4個の抵抗は、その一端が前記制御端子に接続され、他端がそれぞれ、前記第1と第2の2×2スイッチの第1および第2の入力端子、または前記第1と第2の2×2スイッチの第1および第2の出力端子、および前記第3と第4の2×2スイッチの第1および第2の入力端子、または前記第3と第4の2×2スイッチの第1および第2の出力端子、または前記4個の信号出力端子、の少なくとも1つに接続された構成について規定している。
請求項11においては、請求項10に記載の4×4スイッチにおいて、前記1〜5組中の少なくとも1つの組に属する4個の抵抗を、4個のインダクタで置き換えた構成とした。
請求項12においては、請求項10に記載の4×4スイッチにおいて、前記第2の4個の抵抗は、前記各接続手段間または前記各伝送手段間に、前記接続手段または伝送手段に平行に配置する構成とした。
請求項13においては、請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の4×4スイッチにおいて、さらに4個のキャパシタを備え、前記4個の入力端子に、それぞれ前記4個のキャパシタを直列に接続した構成とした。
請求項14においては、請求項10乃至請求項12のいずれかに記載の4×4スイッチにおいて、さらに8個のキャパシタを備え、前記4個の信号入力端子と前記4個の信号出力端子に、それぞれ前記8個のキャパシタを直列に接続する構成とした。
請求項15においては、請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の4×4スイッチにおいて、前記第1〜第5の各2×2スイッチ、または前記第1と第2の2×2スイッチ、または前記第3と第4の2×2スイッチ、または前記第5の2×2スイッチと前記第1の抵抗と前記伝送手段、または前記第5の2×2スイッチと前記第1の抵抗と前記伝送手段を除く第1乃至第4の2×2スイッチを含む回路、または前記4×4スイッチ全体のいずれかを半導体基板に集積する構成とした。
請求項16においては、8個の信号入力端子と、第1乃至第5の5個の4×4スイッチと、8個の信号出力端子と、少なくとも4つの伝送手段とを備え、前記5個の4×4スイッチは、それぞれ第1乃至第4の4つの入力端子と第1乃至第4の4つの出力端子とを備え、前記第1乃至第4の4つの入力端子に入力された信号を、それぞれ当該第1乃至第4の出力端子のいずれかの出力端子に出力し、前記8個の信号入力端子は、前記第1および第2の4×4スイッチの第1乃至第4の入力端子にそれぞれ接続され、前記第1の4×4スイッチの第1と第2の出力端子は、前記第3の4×4スイッチの第1と第2の入力端子にそれぞれ接続され、前記第2の4×4スイッチの第1と第2の出力端子は、前記第3の4×4スイッチの第3と第4の入力端子にそれぞれ接続され、前記第1の4×4スイッチの第3と第4の出力端子は、前記第4の4×4スイッチの第1と第2の入力端子にそれぞれ接続され、前記第2の4×4スイッチの第3と第4の出力端子は、前記第4の4×4スイッチの第3と第4の入力端子にそれぞれ接続され、前記第3と第4の4×4スイッチの各第1と第2の出力端子は、それぞれ前記4つの伝送手段の一端に接続され、前記第3と第4の4×4スイッチの第3と第4の出力端子は、前記第5の4×4スイッチの当該第1乃至第4の入力端子にそれぞれ接続され、前記8個の信号出力端子は、前記4つの伝送手段の他の一端および前記第5の4×4スイッチの第1乃至第4の出力端子にそれぞれ接続され、前記伝送手段を通過する信号の通過時間が、前記第5のスイッチを通過する信号の通過時間と同一となるように設定したことを規定している。
請求項17においては、請求項16に記載の8×8スイッチにおいて、前記8個の入力端子と前記8個の出力端子を入れ替えた構成とした。
請求項18においては、請求項16乃至請求項17のいずれかに記載の8×8スイッチにおいて、前記伝送手段の挿入損失または利得が、前記第5の4×4スイッチの挿入損失または利得と、所望の帯域において同一となるように設定したことを規定している。
請求項19においては、請求項16乃至請求項18のいずれかに記載の8×8スイッチにおいて、さらに第3の4個の抵抗を備え、前記第3の4個の抵抗は、前記4つの伝送手段にそれぞれ直列に接続され、前記それぞれ直列に接続された抵抗と前記伝送手段との合計の挿入損失または利得が、前記第5の4×4スイッチの挿入損失または利得と、所望の帯域において実質的に同一となるように設定したことを規定している。
請求項20においては、請求項16乃至請求項19のいずれかに記載の8×8スイッチにおいて、前記第1乃至第5の4×4スイッチは、それぞれ少なくとも4つ以上の単極4投(SP4T)スイッチを用いて構成することについて規定している。
請求項21においては、請求項20に記載の8×8スイッチにおいて、前記単極4投スイッチは、微小機械スイッチで構成している。
請求項22においては、請求項20に記載の8×8スイッチにおいて、前記単極4投スイッチは、少なくとも4つ以上のFETで構成している。
請求項23においては、請求項22に記載の8×8スイッチにおいて、前記4×4スイッチは、4個の単極4投スイッチと、第1の4つの接続手段と、第2の4つの接続手段と、両端を含む3つの接続点を有する第3の4つの接続手段とで構成され、前記単極4投スイッチは、そのドレインまたはソースの一方が共通端子に接続され、他方がそれぞれ共通端子以外の4端子にそれぞれ接続された4個のFETで構成され、前記4個の単極4投スイッチは、それぞれ2個づつの単極4投スイッチからなる第1と第2のスイッチペアを形成し、前記スイッチペアの前記単極4投スイッチは、共通端子以外の4端子側を所定の間隔で互いに対向して配置し、前記第1のスイッチペアの前記単極4投スイッチの互いに対向した4端子間同士を、前記第1の4つの接続手段でそれぞれ接続し、前記第2のスイッチペアの前記単極4投スイッチの互いに対向した4端子間同士を、前記第2の4つの接続手段でそれぞれ接続し、前記4×4スイッチの4個の入力端子または4個の出力端子は、前記4×4スイッチの一辺に配置され、前記第3の4つの接続手段の両端のうちの一方の接続点は、方形配置の前記4×4スイッチの一辺に配置された前記4個の入力端子または前記4個の出力端子にそれぞれ接続され、前記第3の各々の接続手段の他の2つの接続点は、前記第1の4つの接続手段のうちの互いに異なる1つの接続手段、および前記第2の4つの接続手段のうちの互いに異なる1つの接続手段と、それぞれ接続する構成について規定している。
請求項24においては、請求項16乃至請求項23のいずれかに記載の8×8スイッチにおいて、前記第1乃至第5の4×4スイッチの少なくとも1つは、請求項1乃至9のいずれかに記載の4×4スイッチで構成することを規定している
請求項25においては、請求項16乃至請求項24のいずれかに記載の8×8スイッチにおいて、さらに各組がそれぞれ8個の抵抗で構成された1組乃至5組の第4の抵抗と、少なくとも1つの制御端子とを備え、前記各組に属する当該8個の抵抗は、その一端が前記制御端子に接続され、他端がそれぞれ、前記第1と第2の4×4スイッチの第1乃至第4の入力端子、または前記第1と第2の4×4スイッチの第1乃至第4の出力端子、または前記第3と第4の4×4スイッチの第1乃至第4の入力端子、または前記第3と第4の4×4スイッチの第1乃至第4の出力端子、または前記8個の信号出力端子、の少なくとも1つに接続された構成について規定している。
請求項26においては、請求項25に記載の8×8スイッチにおいて、前記1組乃至5組中の少なくとも1つの組に属する8個の抵抗は、8個のインダクタで置き換える構成としている。
請求項27においては、請求項25に記載の8×8スイッチにおいて、前記第4の8個の抵抗は、各接続手段間または伝送手段間に、前記接続手段または前記伝送手段に平行に配置する構成としている。
請求項28においては、請求項16乃至請求項27のいずれかに記載の8×8スイッチにおいて、さらに8個のキャパシタを備え、前記8個の信号入力端子に、それぞれ前記8個のキャパシタを直列に接続した構成としている。
請求項29請求項25乃至請求項27のいずれかに記載の8×8スイッチにおいて、さらに16個のキャパシタを備え、前記8個の信号入力端子と前記8個の信号出力端子に、それぞれ前記16個のキャパシタを直列に接続した構成としている。
請求項30においては、請求項16乃至請求項29のいずれかに記載の8×8スイッチにおいて、前記第1乃至第5の各4×4スイッチ、または前記第1と第2の4×4スイッチ、または前記第3と第4の4×4スイッチ、または前記第5の4×4スイッチと前記第1の抵抗と前記伝送手段、または前記第5の4×4スイッチと前記第1の抵抗と前記伝送手段を除く第1乃至第4の4×4スイッチを含む回路、または8×8スイッチ全体、のいずれかを半導体基板に集積する構成について規定している。
本発明に係わる4×4スイッチおよび8×8スイッチは、それぞれの単位スイッチである5個づつの2×2スイッチおよび4×4スイッチと複数の伝送手段および抵抗を組み合わせて構成したことに加えて、2×2スイッチおよび4×4スイッチを構成するSPDTスイッチおよびSP4TスイッチをシリーズFETのみで構成し、かつ各2×2スイッチおよび4×4スイッチを通過するFETの数を1つで済むように構成したことを最も主要な特徴とする
このため、完全なスイッチマトリックス動作を実現できることに加えて、直流レベルが0V以外のロジックレベルを有するベースバンド信号も通過させることが出来る。したがって、イーサネット(登録商標)用スイッチやルータの小型高性能化に資するところが大である。また、正電源動作も可能になるため、無線通信端末の小型高性能化にも寄与することが出来る。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる4×4スイッチを示す図である。本4×4スイッチは、図24に示した従来例の4×4スイッチに、2×2スイッチ12と伝送線路525,526を付加した構成となっている。ここで本実施の形態の4×4スイッチは、好ましくは、2×2スイッチ12と12、および2×2スイッチ12と2×2スイッチ12は、それぞれ同一構成の2×2スイッチで構成され、各2×2スイッチはそれらを通過する信号の振幅と位相が同一になるように構成されている。
この4×4スイッチの動作を従来例との相違を中心に説明する。
本第1の実施の形態と図24に示した従来例との相違は、2×2スイッチ12を付加することにより、完全なマトリックス動作に必要な24通りの通過状態を実現できると同時に、伝送線路525,526を通過する信号の通過時間を2×2スイッチ12を通過する信号の通過時間と同一にすることにより、24通りの全ての通過状態において信号の通過時間(通過位相)を揃えることができることである。
これは、2通りの通過状態を実現できる2×2スイッチ12を追加したことに加えて、2×2スイッチ12を通過する信号の遅延時間を、伝送線路525,526により補償できるためである。なお、図1に例示した実施の形態に限定されることなく、信号入力端子および信号出力端子を互いに入れ替えた構成でも構わない。
[第2の実施の形態]
図2は、本発明の第2の実施の形態に係わる4×4スイッチを示す図である。本第2の実施の形態は、図1に例示した第1の実施の形態と比較して、同一の抵抗値を有する抵抗425、426を付加した点が異なっている。本第2の実施の形態を第1の実施の形態との相違を中心に説明する。
本第2の実施の形態の4×4スイッチでは、同一の抵抗値を有する抵抗425,426を付加した点に最も主要な特徴がある。例えば、2×2スイッチ12の挿入損失と、それぞれ直列に接続された抵抗425と伝送線路525、および抵抗426と伝送線路526の挿入損失を同一に設定することにより、24通りの全ての通過状態において挿入損失または利得を揃えることが可能になる。
なお、図2に例示したスイッチを半導体基板上に集積化する場合、図2の回路全体を集積化することも可能であるが、2×2スイッチ12〜12、伝送線路521〜524で構成された部分と、2×2スイッチ12および伝送線路525および526で構成された部分とをそれぞれ別個に集積化することも可能である。
実施の形態に限定されることなく、抵抗425,426を適用する代わりに、伝送線路525、526の導体幅や導体厚などを調整することにより、所望の帯域において、2×2スイッチ12と同一の挿入損失を実現する構成でも構わない。また図3に例示したように、信号入力端子および信号出力端子を入れ替えた構成でも構わない。
[第3の実施の形態]
図4は、本発明の第3の実施の形態に係わる4×4スイッチを示す図である。
本第3の実施の形態は、図2に例示した第2の実施の形態中の2×2スイッチ12〜12の実施の形態を具体的に例示するものである。本第3の実施の形態においては、2×2スイッチ12〜12は同一の構成であるので、代表して2×2スイッチ12について説明する。
2×2スイッチ12は、それぞれ2つづつの入力および出力端子と、2つのSPDTスイッチ9,9と、第1の伝送線路511,512と、第2の伝送線路521、522とで構成されている。SPDTスイッチ9,9は同一の構成であり、SPDTスイッチ9の場合、2つのFFT311,312と、これらのFETのゲートに接続された2つの抵抗411,412で構成される。ここで、FET311、312のソースまたはドレインの一方が共通端子に接続されることによりSPDTスイッチを構成する。また、第1の伝送線路512と第2の伝送線路522は配線交差部11において交差している。なお、抵抗411,412の抵抗値は、入出力の特性インピーダンスと比較して非常に大きな値に設定されており、抵抗411と421、および抵抗412と422の一端は、制御端子611および612にそれぞれ接続されている。また、好ましくは、抵抗411、421、412、422の抵抗値は同一の値であり、第1の伝送線路511,512と第2の伝送線路521、522の線路長もそれぞれ同一の値に設定される。なお、この線路長は好ましくは線路内波長の1/36以下にしておく。
この2×2スイッチの動作は以下の通りである。入力端子1から入力される信号は、第1の伝送線路511、512を介して、SPDTスイッチ9中のFET311のドレインまたはソース、およびSPDTスイッチ9中のFET322のドレインまたはソースに入力される。入力端子1から入力される信号は、第2の伝送線路521、522を介して、SPDTスイッチ9中のFET321のドレインまたはソース、およびSPDTスイッチ9中のFET312のドレインまたはソースに入力される。入力端子1,1を2×2スイッチ12の一辺に配置しても、このようにSPDTスイッチ9およびSPDTスイッチ9の両方に信号を入力できるのは、第1の伝送線路512と第2の伝送線路522が配線交差部11において交差しているためである。このような交差は、例えば誘電体や絶縁体を間に挟んだオーバーレイ構造や、第1の伝送線路512と第2の伝送線路522の一方を配線交差部11においてエアブリッジ配線とすることなどにより実現することができる。
ここで、FET311と321のゲートバイアスは制御端子611から、FET312と322のゲートバイアスは制御端子612からそれぞれ共通に印加される。従って、制御端子611および612に相補的な電圧を印加することにより、FET311と321を同時にONまたはOFFし、FET312と322を同時にOFFまたはONすることが可能になる。したがって、(入力端子1から伝送線路5211、入力端子1から伝送線路5221)または、(入力端子1から伝送線路5221、入力端子1から伝送線路5211)の2×2スイッチマトリックス動作を実現できる。
ここで、(入力端子1から伝送線路5211、入力端子1から伝送線路5221)の通過状態の場合、第1の伝送線路512と第2の伝送線路522がそれぞれFET322と312のドレインまたはソース端で開放(オープン)状態に、(入力端子1から伝送線路5221、入力端子1から伝送線路5211)の通過状態の場合、第1の伝送線路511と第2の伝送線路521がそれぞれFET311と321のドレインまたはソース端で開放(オープン)状態になるため、これらの伝送線路の長さが動作周波数帯の波長に比べて無視できない長さである場合、オープンスタブとしてスイッチ特性の劣化を招いてしまう。
この様子をシミュレーションしたのが図5である。横軸に第1および第2の伝送線路(511,512、521、522)の長さ(対線路内波長)、縦軸に伝送線路長がゼロの時を基準にした挿入損失の劣化量、および反射損失、アイソレーションをプロットしている。この図を見ると、伝送線路が長くなればなる程、オープンスタブの影響が徐々に現われ、挿入損失が増大し、反射損失が減少することがわかる。一方、アイソレーションは反射損失の減少の裏返しで改善される。例えば、伝送線路の長さを線路内波長の1/36以下にした場合、反射損失の劣化を3.5dB、挿入損失の劣化を0.12dB以下に抑えることができる。
図25に示した従来例と本実施の形態の主要な相違点は、SPDTスイッチをシリーズFETのみで構成したこと、および所要SPDTスイッチ数を半減したことである。シャントFETを除いたことにより、信号経路をグランドから切り離すことができるため、直流レベルが0V以外のロジックレベルを有するべースバンド信号も通過させることが可能になる。所要SPDTスイッチ数を半減したことに伴い、所要制御線数の半減による高アイソレーション化ならびに回路サイズの小型化を実現できる。また、本第3の実施の形態の2×2スイッチにおいては、信号は1つのFETしか通過しないので、同一の挿入損失を実現するためには、図25に示した従来例と比較して、各FETのON抵抗値が2倍のものを適用することができる。従って、各FETの所要ゲート幅を半分にすることができるので、回路をより一層小型化することが可能になる。2×2スイッチ部の小型化は、特に本実施の形態のように複数の2×2スイッチをカスケード接続して規模の大きなスイッチを構成する場合には、スイッチ回路全体の小型化に極めて有効である。
また、図4に示した実施の形態の4×4スイッチにおいては、好ましくは、伝送線路525、526と2×2スイッチ12中の伝送線路(591、592、5101、5102)の長さは同一に設定される。これにより、各2×2スイッチ12〜12を同一の構成とすることと合わせて、24通りの全ての4×4スイッチマトリックス動作の通過状態において、信号の通過時間(通過位相)を揃えることができる。さらに、抵抗425と426の抵抗値を、FET391、392、3101,3102のON抵抗値と同一にすることにより、24通り全ての通過状態において挿入損失を揃えることが可能になる。
なお、図4に例示した実施の形態に限定されることなく、信号入出力端子を入替えた構成や、5個の2×2スイッチ12〜12のうちの1つ以上の2×2スイッチを左右反転または180度回転した構成でも構わない。
[第4の実施の形態]
図6は、本発明の第4の実施の形態に係わる4×4スイッチを示す図である。
本第4の実施の形態は、図2に例示した第2の実施の形態中の2×2スイッチ12〜12の実施の形態を具体的に例示するものであり、図4に例示した第3の実施の形態とは異なる実施の形態を提供するものである。本第4の実施の形態においては、2×2スイッチ12〜12は全て同一の構成であるので、代表して2×2スイッチ12について説明する。また、図4に例示した第3の実施の形態との相違点を中心に説明する。
2×2スイッチ12は、それぞれ2つづつの入力および出力端子と、共通端子以外の2つの端子を互いに向い合せにして配置した2つのSPDTスイッチ9,9で構成されている。SPDTスイッチ9,9は同一の構成であり、SPDTスイッチ9の場合、2つのFET311、312と、これらのFETのゲートに接続された2つの抵抗411,412で構成される。ここで、FET311、312のソースまたはドレインの一方が共通端子に接続されることによりSPDTスイッチを構成する。なお、抵抗411、412の抵抗値は、入出力の特性インピーダンスと比較して非常に大きな値に設定されており、抵抗411と421、および抵抗412と422の一端は、制御端子611、612にそれぞれ接続される。好ましくは、抵抗411、421,412、422の抵抗値は同一に設定される。
本第4の実施の形態は、SPDTスイッチ9,9中の各FET311と312、および321と322のドレインまたはソース端子側を所定の間隔で互いに向い合せにして配置し、FET311と322のドレインまたはソース端子と、FFT312と321のドレインまたはソース端子とを、それぞれ互いに接続したことに加えて、FET312と321のドレインまたはソース端子と交差して、上記互いに接続したFET311と322のドレインまたはソース端子と信号入力端子1とを接続したことを最も主要な特徴とする。なお、この交差により、2×2スイッチの入出力端子をそれぞれ対向して配置することが可能になっている。本第4の実施の形態は、図4に例示した第3の実施の形態と比較して、SPDTスイッチ9,9間の接続長を短縮できるため、スイッチ動作のより一層の広帯域/高周波化、ならびに回路の小型化を図ることができる。
また、図6に示した実施の形態の4×4スイッチにおいては、好ましくは伝送線路525,526の長さは、伝送線路525、526を通過する信号の通過時間と、2×2スイッチ125を通過する信号の通過時間の平均値とが同一になるように設定される。これにより、各2×2スイッチ12〜12を同一の構成とすることと合わせて、24通りの全ての4×4スイッチマトリックス動作の通過状態おいて、信号の通過時間(通過位相)をほぼ同一にすることができる。さらに、抵抗425と426の抵抗値を、FET391、392、3101,3102のON抵抗値と同一にすることにより、24通り全ての通過状態において挿入損失を揃えることが可能になる。
なお、図6に例示した実施の形態に限定されることなく、信号入出力端子を入替えた構成や、2×2スイッチ12〜12のうちの1つ以上の2×2スイッチを左右反転または180度回転または左右反転して180度回転した構成でも構わない。
[第5の実施の形態]
図7〜図11は、本発明の第5の実施の形態に係わる4×4スイッチを示す図である。本第5の実施の形態の4×4スイッチは、図2、図3に例示した第2の実施の形態の4×4スイッチに、抵抗4121〜4124および制御端子6を追加した構成となっている。なお抵抗4121〜4124の抵抗値は、入出力の特性インピーダンスと比較して十分大きな値であり、好ましくは同一の値に設定される。
図7〜図10の実施の形態は、抵抗4121〜4124の接続箇所が異なるものの、同一の効果をもたらすことができる構成となっている。抵抗4121〜4124は、図7の実施の形態では2×2スイッチ12,12の後段に、図8の実施の形態では2×2スイッチ12および伝送経路525と526の後段に、信号入出力端子を入れ替えた図9の実施の形態では2×2スイッチ12,12の前段に、図10の実施の形態では2×2スイッチ12,12の後段に、それぞれ配置されている。図11は、図7に例示した実施の形態中の2×2スイッチ12〜12の実施の形態を具体的に例示するものであるので、代表して図11について説明する。
図11に例示した実施の形態では、抵抗4121〜4124の一端を2×2スイッチ12、12の出力端子にそれぞれ接続し、他端を制御端子6に接続したことを最も主要な特徴とする。
2×2スイッチ12〜12中のSPDTスイッチは全てシリーズFETで構成されており、かつ2×2スイッチ12〜12はスイッチマトリックス動作するように各FETのON/OFF制御を行うため、制御端子6から抵抗4121〜4124を介して、2×2スイッチ12〜12中の全てのFETのソース/ドレインにバイアス電圧を印加することが可能になる。したがって、しきい値電圧(Vth)が負電圧であるディプレッション(ノーマリーオン)型FETを用いた場合においても、FETのソース/ドレインの電位を持ち上げることができ、正電源動作が可能になる。これにより、低ON抵抗かつ低OFF容量の特長を有するGaAs等の化合物半導体を用いたMESFETやHEMTを、正電源動作の4×4スイッチに適用することが可能になり、装置の小型化/高性能化を達成できる。
さらに、直流成分を含む信号を通過させる場合、2×2スイッチ12〜12中のFETのON抵抗等に起因する直流レベルの変動を、制御端子6からバイアス電圧を印加することにより抑制することも可能になる。これは、FETを通過する際に生じる電圧降下を、制御端子6からのバイアス電圧により補償することが可能になるためである。
図12は、図11中の抵抗4121〜4124付近のパタンレイアウトの実施の形態を示したものであり、2×2スイッチ12,12の後段にコプレーナ線路8〜8を接続したものを例示している。
図12に示した実施の形態の最も主要な特徴は、抵抗4121〜4124をコプレーナ線路の中心導体とグランド導体のほぼ中間に、かつ、長手方向が平行になるように配置していることである。
図11に示した実施の形態においては、抵抗4121〜4124により2×2スイッチ12,12の各出力端子同士が互いに接続されているため、これらの抵抗を介して信号も漏洩する。この漏洩は、挿入損失の増加やアイソレーションの劣化を招くため、これらの抵抗の抵抗値は、できるだけ大きな値とすることが望ましい。
一般的に、半導体基板に形成する抵抗の抵抗値は、長さと幅の比で一意的に決まる。例えばシート抵抗値が100Ωの場合、長さと幅の比を10とすれば1kΩの抵抗が、100とすれば10kΩの抵抗が形成できる。従って、細長い形状の抵抗を使用すればする程、大きな抵抗値を実現できることになる。
したがって、図12のようなパタンレイアウトにすることにより、中心導体やグランド導体と交差することなく抵抗4121〜4124の抵抗値を増大させることができるため、これらの抵抗に起因する挿入損失の増加やアイソレーションの劣化を大幅に抑えることが可能になる。
なお、図12に例示した実施の形態に限定されることなく、コプレーナ線路に代わりマイクロストリップ線路等の他の伝送線路を使用した構成でも構わない。また、抵抗4121〜4124とは異なる4個あるいは8個あるいは12個の抵抗を備え、2×2スイッチ12,12の出力端子以外に接続することにより、複数の接続箇所を設けた構成でも構わない。さらに、2×2スイッチ12〜12の一部または全てを図4中に例示した2×2スイッチで置き換えた構成や、2×2スイッチ12〜12のうちの1つ以上の2×2スイッチを左右反転または180度回転または左右反転して180度回転した構成でも構わない。
[第6の実施の形態]
図13は、本発明の第6の実施の形態に係わる4×4スイッチを示す図である。
本第6の実施の形態の4×4スイッチは、図11に例示した第5の実施の形態の4×4スイッチに、キャパシタ7〜7を付け加えた構成となっている。なおキャパシタ7〜7の容量値は、そのインピーダンスが所望の信号帯域において入出力の特性インピーダンスと比較して十分小さな値となっており、好ましくは同一の値に設定される。キャパシタ7〜7を個別部品による外付けの構成とすれば、大容量値のキャパシタを容易に適用することができるため、直流に近い低周波成分を有する信号も劣化なく通過させることが可能になる。
図13に例示した実施の形態では、4個のキャパシタ7〜7を入力端子1〜1にそれぞれ直列に接続したことを最も主要な特徴とする。
このような構成にすることにより、べースバンド信号を任意の直流レベルにレベルシフトして出力することが可能になる。制御端子6にブラスの電圧を印加すればプラスのDCオフセット電圧を有する信号を出力することができ、マイナスの電圧を印加すればマイナスのDCオフセット電圧を有する信号を出力することができることになる。従って、入力されたべースバンド信号を、後段に接続される装置のインターフェースに合わせて、例えばDCオフセット電圧が+0.5Vや−0.5V等にレベルシフトして出力することが可能になる。
なお、図13に例示した実施の形態に限定されることなく、2×2スイッチ12〜12の一部または全てを図4中に例示した2×2スイッチで置き換えた構成や、2×2スイッチ12〜12のうちの1つ以上の2×2スイッチを左右反転または180度回転または左右反転して180度回転した構成でも構わない。また、図8〜図10に例示した4×4スイッチの信号入力端子にキャパシタ7〜7をそれぞれ直列に接続した形態でも構わない。直流成分のない信号を通過させる用途などには、信号出力端子2〜2にもキャパシタをそれぞれ直列に接続した構成としても構わない。
[第7の実施の形態]
図14は、本発明の第7の実施の形態に係わる8×8スイッチを示す図である。本8×8スイッチは、信号入力端子1〜1と、4×4スイッチ13〜13と、第1の伝送線路521〜528と、第2の伝送線路529〜532と、信号出力端子2〜2とで構成されている。各4×4スイッチは、それぞれ4つの入力端子と4つの出力端子とを備え、4つの入力端子に入力された信号を、それぞれ4つの出力端子のいずれかに出力できるものであり、図1〜図4に例示した4×4スイッチと同等の機能を有したものである。
信号入力端子1〜1は、4×4スイッチ13,13の入力端子に接続され、4×4スイッチ13と13の出力端子は、第1の伝送線路521〜528を介して、4×4スイッチ13,13の入力端子にそれぞれ2つづつ接続される。4×4スイッチ13,13の出力端子のうちの2つづつは、4×4スイッチ13の入力端子に接続され、残りの2つづつは、第2の伝送線路529〜532の一端に接続される。信号出力端子2〜2は、第2の伝送線路529〜532の他端と4×4スイッチ13の4つの出力端子に接続される。
なお、好ましくは、4×4スイッチ13と13、および4×4スイッチ13と13はそれぞれ同一の4×4スイッチで構成され、第1の伝送線路521〜528および第2の伝送線路529〜532は、それぞれ、それらを通過する信号の振幅と位相が同一になるように構成される。さらに、第2の伝送線路529〜532を通過する信号の通過時間は、4×4スイッチ13を通過する信号の通過時間と同一となるように構成されている。
本実施の形態は、図1に示した4×4スイッチを8×8スイッチに拡張した形態となっており、出力側に4×4スイッチ13と第2の伝送線路529〜532を備えたことを最も主要な特徴とする。これにより、図1に示した4×4スイッチと同様に、8×8スイッチマトリックス動作に必要な全ての通過状態を実現できると同時に、全ての通過状態おいて信号の通過時間(通過位相)を揃えることができる。
なお、図14に例示した実施の形態に限定されることなく、信号入力端子および信号出力端子を入れ替えた構成でも構わない。
[第8の実施の形態]
図15は、本発明の第8の実施の形態に係わる8×8スイッチを示す図である。
本第8の実施の形態は、図14に例示した第7の実施の形態と比較して、同一の抵抗値を有する抵抗429〜432を付加した点が異なっている。本第8の実施の形態を第7の実施の形態との相違を中心に説明する。
本第8の実施の形態の8×8スイッチでは、同一の抵抗値を有する抵抗429〜432を付加した点に最も主要な特徴がある。例えば、4×4スイッチ13の挿入損失と、それぞれ直列に接続された抵抗429と伝送線路529、抵抗430と伝送線路530等の挿入損失を同一に設定することにより、全ての通過状態において挿入損失または利得を揃えることが可能になる。
なお、図15に例示した実施の形態に限定されることなく、抵抗429〜432を適用する代わりに、伝送線路529〜532の導体幅や導体厚などを調整することにより、所望の帯域において、4×4スイッチ13と同一の挿入損失を実現する構成でも構わない。また図16に例示したように、信号入力端子および信号出力端子を入れ替えた構成でも構わない。
[第9の実施の形態]
図17は、本発明の第9の実施の形態に係わる8×8スイッチを示す図である。本実施の形態は、図15に例示した第8の実施の形態中の4×4スイッチ13〜13の実施の形態を具体的に例示するものである。本実施の形態においては、4×4スイッチ13〜13は同一の構成であるので、代表して4×4スイッチ13について説明する。なお、図17において、例えば、4×4スイッチ13において、第1の伝送線路511〜516と第2の伝送線路521〜526との交点において、黒く塗りつぶした丸印は接続を、点模様により灰色を表現した丸印は接続することなく交差を示している。
4×4スイッチ13は、4つのSP4Tスイッチ10〜10等で構成されている。SP4Tスイッチ10〜10は同一の構成であり、SP4Tスイッチ10の場合、4つのFET311〜314と、これらのFETのゲートに接続された4つの抵抗411〜414で構成される。ここで、FET311〜314のソースまたはドレインの一方が共通端子に接続されることによりSP4Tスイッチを構成する。なお、抵抗411〜414の抵抗値は、入出力の特性インピーダンスと比較して非常に大きな値に設定され、好ましくは同一の抵抗値に設定される。なお、ゲートバイアス用の制御線と制御端子は図示していない。
本実施の形態は、第1のスイッチペアを形成するSP4Tスイッチ10と10、および第2のスイッチペアを形成するSP4Tスイッチ10と10中の各FETのドレインまたはソース端子側を所定の間隔で互いに向い合せにして配置し、互いに対向したFETのドレインまたはソース端子同士を、それぞれ第1の伝送線路511〜516と第2の伝送線路521〜526で接続したことに加えて、第1の伝送線路511〜516と第2の伝送線路521〜526との間を、第1のスイッチペアと第2のスイッチペアからそれぞれ1ケ所づつ選んで、第3の伝送線路531〜534で接続したことに最も主要な特徴がある。
このような構成とすることにより、各SP4Tスイッチのインタコネクションを極めてコンパクトに、かつその接続長も非常に短くできるため、スイッチの小型化、低損失化、および広帯域化を図ることができる。
さらに、第4の伝送線路535〜537を適用することにより、4×4スイッチ13の一辺に集められた信号入力端子1〜1への接続が可能になり、4×4スイッチのカスケード接続を容易にしている。
ここで、第1および第2の伝送線路と第3、第4の伝送線路は、接続点以外では互いに交差した構成となっている。このような交差は、例えば誘電体や絶縁体を間に挟んだオーバーレイ構造や、第1の伝送線路と、第2および第3の伝送線路の一方を配線交差部においてエアブリッジ配線とすることなどにより実現することができる。本実施の形態では、SP4TスイッチをシリーズFETのみで構成したことにより、信号経路をグランドから切り離すことができるため、直流レベルが0V以外のロジックレベルを有するべースバンド信号も通過させることが可能になる。図25に示した従来例の構成と比較すると、単位スイッチである4×4スイッチにおいて、信号が通過するスイッチ(SP4Tスイッチ)が1つだけで済むように構成できることから、所要スイッチ数の削減による回路の小型化を達成できる。また、シリーズFETのみで構成したことと所要スイッチ数を削減したことにより、所要制御線数を大幅に減らすことができるため、高アイソレーション化と回路サイズの小型化を実現できる。さらに、図25に示した従来の構成例と比較して、各FFTの所要ゲート幅を半分にすることができるので、回路をより一層小型化することが可能になる。4×4スイッチ部の小型化は、特に本実施の形態のように複数の4×4スイッチをカスケード接続して規模の大きなスイッチを構成する場合には、スイッチ回路全体の小型化に極めて有効である。
また、図17に示した実施の形態の8×8スイッチにおいては、好ましくは伝送線路529〜532の長さは、伝送線路529〜532を通過する信号の通過時間と、4×4スイッチ135を通過する信号の通過時間の平均値とが同一になるように設定される。これにより、各4×4スイッチ13〜13を同一の構成とすることと合わせて、全ての8×8スイッチマトリックス動作の通過状態おいて、信号の通過時間(通過位相)をほぼ同一にすることができる。さらに、抵抗429〜432の抵抗値を、4×4スイッチ13中のFETのON抵抗値と同一にすることにより、全ての通過状態において挿入損失を揃えることが可能になる。
なお、図17に例示した実施の形態に限定されることなく、信号入出力端子を入替えた構成や、4×4スイッチ13〜13のうちの1つ以上のスイッチを左右反転または180度回転または左右反転して180度回転した構成であっても構わない。また、4×4スイッチ13〜13のうちの1つ以上の4×4スイッチを、図1〜図4、図6に示した4×4スイッチで置き換えた構成であってもよい。この場合、所要制御端子数を減らすことができるという利点等が生じる。
[第10の実施の形態]
図18〜図22は、本発明の第10の実施の形態に係わる8×8スイッチを示す図である。
本実施の形態の8×8スイッチは、図15、図16に例示した第8の実施の形態の8×8スイッチに、抵抗4331〜4338および制御端子6を追加した構成となっている。なお抵抗4331〜4338の抵抗値は、入出力の特性インピーダンスと比較して十分大きな値であり、好ましくは同一の値に設定される。
図18〜図21の実施の形態は、抵抗4331〜4338の接続箇所が異なるものの、同一の効果をもたらすことができる構成となっている。抵抗4331〜4338は、図18の実施の形態では4×4スイッチ13,13の後段に、図19の実施の形態では4×4スイッチ13および伝送線路529〜532の後段に、信号入出力端子を入れ替えた図20の実施の形態では4×4スイッチ13,13の前段に、図21の実施の形態では4×4スイッチ13,13の後段に、それぞれ配置されている。図22は、図18に例示した実施の形態中の4×4スイッチ13〜13の実施の形態を具体的に例示するものであるので、代表して図22について説明する。
図22に例示した実施の形態では、抵抗4331〜4338の一端を4×4スイッチ13,13の出力端子にそれぞれ接続し、他端を制御端子6に接続したことを最も主要な特徴とする。
4×4スイッチ13〜13中のSP4Tスイッチは全てシリーズFETで構成されており、かつ4×4スイッチ13〜13はスイッチマトリックス動作するように各FETのON/OFF制御を行うため、制御端子6から抵抗4331〜4338を介して、4×4スイッチ13〜13中の全てのFETのソースまたはドレインにバイアス電圧を印加することが可能になる。したがって、しきい値電圧(Vth)が負電圧であるディプレッション(ノーマリーオン)型FETを用いた場合においても、FETのソースまたはドレインの電位を持ち上げることができ、正電源動作が可能になる。これにより、低ON抵抗かつ低OFF容量の特長を有するGaAs等の化合物半導体を用いたMESFETやHEMTを、正電源動作の8×8スイッチに適用することが可能になり、装置の小型化/高性能化を達成できる。
さらに、直流成分を含む信号を通過させる場合、4×4スイッチ13〜13中のFETのON抵抗等に起因する直流レベルの変動を、制御端子6からバイアス電圧を印加することにより抑制することも可能になる。これは、FETを通過する際に生じる電圧降下を、制御端子6からのバイアスにより補償することが可能になるためである。
抵抗4331〜4338は、好ましくは、図12に例示したのと同様のパタンにレイアウトされる。これにより、中心導体やグランド導体と交差することなく抵抗4331〜4338の抵抗値を増大させることができるため、これらの抵抗に起因する挿入損失の増加やアイソレーションの劣化を大幅に抑えることが可能になる。
なお、図22に例示した実施の形態に限定されることなく、信号入出力端子を入替えた構成や、4×4スイッチ13〜13のうちの1つ以上のスイッチを左右反転または180度回転または左右反転して180度回転した構成であっても構わない。また、抵抗4331〜4338とは異なる8個あるいは16個あるいは24個の抵抗を備え、4×4スイッチ13,13の出力端子以外に接続することにより、複数の接続箇所を設けた構成でも構わない。また、4×4スイッチ13〜13のうちの1つ以上の4×4スイッチを、図1〜図4、図6に示した4×4スイッチで置き換えた構成であってもよい。この場合、所要制御端子数を減らすことができるという利点等が生じる。
[第11の実施の形態]
図23は、本発明の第11の実施の形態に係わる8×8スイッチを示す図である。
本実施の形態の8×8スイッチは、図22に例示した第10の実施の形態の8×8スイッチに、キャパシタ7〜7を付け加えた構成となっている。なおキャパシタ7〜7の容量値は、そのインピーダンスが信号帯域において入出力の特性インピーダンスと比較して十分小さな値となっており、好ましくは同一の値に設定される。キャパシタ7〜7を個別部品による外付けの構成とすれば、大容量値のキャパシタを容易に適用することができるため、直流に近い低周波成分を有する信号も劣化なく通過させることが可能になる。
図23に例示した実施の形態では、8個のキャパシタ7〜7を入力端子1〜1にそれぞれ直列に接続したことを最も主要な特徴とする。
このような構成にすることにより、べースバンド信号を任意の直流レベルにレベルシフトして出力することが可能になる。制御端子6にプラスの電圧を印加すればプラスのDCオフセット電圧を有する信号を出力することができ、マイナスの電圧を印加すればマイナスのDCオフセット電圧を有する信号を出力することができることになる。従って、入力されたべースバンド信号を、後段に接続される装置のインターフェースに合わせて、例えばDCオフセット電圧が+0.5Vや−0.5V等にレベルシフトして出力することが可能になる。
なお、図23に例示した実施の形態に限定されることなく、図19〜図21に例示した8×8スイッチの入力端子1〜1にキャパシタ7〜7をそれぞれ直列に接続した形態でも構わないし、4×4スイッチ13〜13のうちの1つ以上のスイッチを左右反転または180度回転または左右反転して180度回転した構成であっても構わない。また、4×4スイッチ13〜13のうちの1つ以上の4×4スイッチを、図1〜図4、図6に示した4×4スイッチで置き換えた構成であってもよい。この場合、所要制御端子数を減らすことができるという利点等が生じる。直流成分のない信号を通過させる用途などには、出力端子2〜2にもキャパシタをそれぞれ直列に接続した構成としても構わない。
[その他の実施の形態]
本実施の形態に例示した4×4スイッチおよび8×8スイッチ中のSPDTスイッチやSP4Tスイッチは、FETに代わり、微小機械スイッチ(MEMS/Micro-Electro-Mechanical Switch)で構成しても構わない。この場合、FETを用いた構成と比較して、制御電圧が大きくなり、切替時間が遅くなるというデメリットがあるものの、スイッチの低損失化および高アイソレーション化を図ることができる。
また、本実施の形態に例示した4×4スイッチおよび8×8スイッチの一部または全ては、好ましくは半導体基板に集積される。集積する回路の規模は、所要入出力端子数、制御端子数や回路サイズ等を考慮して、例えば、各2×2または4×4スイッチ個々を独立に集積化する構成、または入力端子側の2個のスイッチ回路、出力側の2個のスイッチ回路、上記入出力側の4個のスイッチ、または第5のスイッチと2個の伝送手段、あるいはこの2個の伝送手段に直列に抵抗を接続した回路等、周辺回路の状況に応じてパッケージに実装しやすい形態とすることができる。
さらに、本実施の形態に例示した4×4スイッチおよび8×8スイッチに限定されることなく、より多入力多出力のスイッチであってもよい。例えば、単位スイッチとして8×8スイッチを使用し、本実施の形態に例示した4×4スイッチなどと同様の手法を適用すれば、16×16スイッチを構成できることは容易に類推されよう。
第1の実施の形態の4×4スイッチを示す回路構成図。 第2の実施の形態の4×4スイッチを示す回路構成図。 第2の実施の形態の変型例の4×4スイッチを示す回路構成図。 第3の実施の形態の4×4スイッチを示す回路構成図。 第3の回路中の2×2スイッチのシミュレーションによる特性図。 第4の実施の形態の4×4スイッチを示す回路構成図。 第5の実施の形態の4×4スイッチを示す第1の回路構成図。 第5の実施の形態の4×4スイッチを示す第2の回路構成図。 第5の実施の形態の4×4スイッチを示す第3の回路構成図。 第5の実施の形態の4×4スイッチを示す第4の回路構成図。 第5の実施の形態の4×4スイッチを示す第5の回路構成図。 第5の実施の形態の4×4スイッチ中のパタンレイアウトの一部を示す図。 第6の実施の形態の4×4スイッチを示す回路構成図。 第7の実施の形態の8×8スイッチを示す回路構成図。 第8の実施の形態の8×8スイッチを示す回路構成図。 第8の実施の形態の変型例の8×8スイッチを示す回路構成図。 第9の実施の形態の8×8スイッチを示す回路構成図。 第10の実施の形態の8×8スイッチを示す第1の回路構成図。 第10の実施の形態の8×8スイッチを示す第2の回路構成図。 第10の実施の形態の8×8スイッチを示す第3の回路構成図。 第10の実施の形態の8×8スイッチを示す第4の回路構成図。 第10の実施の形態の8×8スイッチを示す第5の回路構成図。 第11の実施の形態の8×8スイッチを示す回路構成図。 従来の4×4スイッチを示す回路構成図。 従来の4×4スイッチ中の2×2スイッチを示す回路構成図。
符号の説明
〜1:入力端子 2〜2:出力端子
11〜3102:FET 411〜4338:抵抗
〜532:伝送線路 611〜652:制御端子
〜7:キャパシタ 8〜8:コプレーナ線路
〜910:SPDTスイッチ 10:SP4Tスイッチ
12〜12:2×2スイッチ 13〜13:4×4スイッチ

Claims (30)

  1. 4個の信号入力端子と、第1乃至第5の5個の2×2スイッチと、4個の信号出力端子と、少なくとも2つの伝送手段とを備え、
    前記5個の2×2スイッチは、それぞれ第1および第2の2つの入力端子と第1および第2の2つの出力端子とを備え、
    前記第1および第2の2つの入力端子に入力された信号を、前記第1および第2の出力端子、または前記第2および第1の出力端子にそれぞれ出力し、
    前記4個の信号入力端子は、前記第1および第2の2×2スイッチの第1および第2の入力端子にそれぞれ接続され、
    前記第1の2×2スイッチの第1の出力端子は、前記第3の2×2スイッチの第1の入力端子に接続され、
    前記第2の2×2スイッチの第1の出力端子は、前記第3の2×2スイッチの第2の入力端子に接続され、
    前記第1の2×2スイッチの第2の出力端子は、前記第4の2×2スイッチの第1の入力端子に接続され、
    前記第2の2×2スイッチの第2の出力端子は、前記第4の2×2スイッチの第2の入力端子に接続され、
    前記第3と第4の2×2スイッチの第1の出力端子は、前記2つの伝送手段の一端にそれぞれ接続され、
    前記第3と第4の2×2スイッチの第2の出力端子は、前記第5の2×2スイッチの第1と第2の入力端子にそれぞれ接続され、
    前記4個の信号出力端子は、前記2つの伝送手段の他の一端および前記第5の2×2スイッチの第1と第2の出力端子にそれぞれ接続され、
    かつ、前記伝送手段を通過する信号の通過時間が、前記第5の2×2スイッチを通過する信号の通過時間と同一となるように設定したことを特徴とする4×4スイッチ。
  2. 請求項1に記載の4×4スイッチにおいて、
    前記4個の信号入力端子と前記4個の信号出力端子を入れ替えた構成としたことを特徴とする4×4スイッチ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の4×4スイッチにおいて、
    前記伝送手段の挿入損失または利得が、前記第5の2×2スイッチの挿入損失または利得と、所望の帯域において同一となるように設定したことを特徴とする4×4スイッチ。
  4. 請求項1または請求項2に記載の4×4スイッチにおいて、
    さらに第1の2個の抵抗を備え、
    前記第1の2個の抵抗は、前記2つの伝送手段にそれぞれ直列に接続され、
    前記それぞれ直列に接続された抵抗と伝送手段の合計の挿入損失または利得が、前記第5の2×2スイッチの挿入損失または利得と、所望の帯域において同一となるように設定したことを特徴とする4×4スイッチ。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の4×4スイッチにおいて、
    前記第1乃至第5の2×2スイッチは、それぞれ少なくとも2つ以上の単極双投スイッチを用いて構成されたことを特徴とする4×4スイッチ。
  6. 請求項5に記載の4×4スイッチにおいて、
    前記単極双投スイッチは、微小機械スイッチで構成されたことを特徴とする4×4スイッチ。
  7. 請求項5に記載の4×4スイッチにおいて、
    前記単極双投スイッチは、少なくとも2つ以上のFETで構成されたことを特徴とする4×4スイッチ。
  8. 請求項7に記載の4×4スイッチにおいて、
    前記2×2スイッチは、前記第1と第2の2個の単極双投スイッチと、第1乃至第4の4本の伝送線路で構成され、
    前記単極双投スイッチは、そのドレインまたはソースの一方が共通端子に接続され、他方がそれぞれ共通端子以外の2端子に接続された2個のFETで構成され、
    前記第1の単極双投スイッチの共通端子以外の2端子に、前記第1および第2の伝送線路の一端をそれぞれ接続し、
    前記第2の単極双投スイッチの共通端子以外の2端子に、前記第3および第4の伝送線路の一端をそれぞれ接続し、
    前記2×2スイッチの第1および第2の入力端子または第1および第2の出力端子が、前記第1および第2の単極双投スイッチの共通端子にそれぞれ接続され、
    前記2×2スイッチの第1および第2の出力端子または第1および第2の入力端子が、前記第1と第3の伝送線路の他端同士との接続点と、および前記第2と第4の伝送線路の他端同士との接続点とにそれぞれ接続され、
    前記第1乃至第4の伝送線路の長さが、所望の動作周波数における線路内波長の1/36以下であることを特徴とする4×4スイッチ。
  9. 請求項7に記載の4×4スイッチにおいて、
    前記2×2スイッチは、第1と第2の2個の単極双投スイッチと、第1の2つの接続手段と、第2の2つの接続手段とで構成され、
    前記単極双投スイッチは、そのドレインまたはソースの一方が共通端子に接続され、他方がそれぞれ前記共通端子以外の2端子に接続された2個のFETで構成され、
    前記2×2スイッチの第1および第2の入力端子または第1および第2の出力端子が、前記第1および第2の単極双投スイッチの共通端子にそれぞれ接続され、
    前記第1の単極双投スイッチの前記共通端子以外の2端子と、前記第2の単極双投スイッチの前記共通端子以外の2端子とは、所定の間隔で互いに対向するように配置され、
    互いに対向して配置された前記第1の単極双投スイッチの前記共通端子以外の2端子と前記第2の単極双投スイッチの前記共通端子以外の2端子とを、前記第1の2つの接続手段でそれぞれ接続し、
    前記第2の2つの接続手段は、一端が前記2×2スイッチの第1および第2の出力端子または第1および第2の入力端子に、他端が前記第1の2つの接続手段にそれぞれ接続され、
    かつ、前記第2の接続手段の一方は、前記第2の接続手段とは接続関係にない前記第1の接続手段と交差してなることを特徴とする4×4スイッチ。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の4×4スイッチにおいて、
    さらに各組がそれぞれ4個の抵抗で構成された1組乃至5組の第2の抵抗と、少なくとも1つの制御端子とを備え、
    前記各組に属する前記4個の抵抗は、その一端が前記制御端子に接続され、他端がそれぞれ、前記第1と第2の2×2スイッチの前記第1および第2の入力端子、または前記第1と第2の2×2スイッチの第1および第2の出力端子、または前記第3と第4の2×2スイッチの第1および第2の入力端子、または前記第3と第4の2×2スイッチの第1および第2の出力端子、または前記4個の信号出力端子、の少なくとも1つに接続されたことを特徴とする4×4スイッチ。
  11. 請求項10に記載の4×4スイッチにおいて、
    前記1乃至5組中の少なくとも1つの組に属する前記4個の抵抗を、4個のインダクタで置き換えたことを特徴とする4×4スイッチ。
  12. 請求項10に記載の4×4スイッチにおいて、
    前記第2の4個の抵抗は、前記2×2スイッチ接続間または前記各伝送手段間に、これらの接続または伝送手段を構成する伝送線路に平行に配置されたことを特徴とする4×4スイッチ。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の4×4スイッチにおいて、
    さらに4個のキャパシタを備え、
    前記4個の信号入力端子に、それぞれ前記4個のキャパシタを直列に接続したことを特徴とする4×4スイッチ。
  14. 請求項10乃至請求項12のいずれかに記載の4×4スイッチにおいて、
    さらに8個のキャパシタを備え、
    前記4個の信号入力端子と前記4個の信号出力端子に、それぞれ前記8個のキャパシタを直列に接続したことを特徴とする4×4スイッチ。
  15. 請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の4×4スイッチにおいて、
    前記第1乃至第5の各2×2スイッチ、
    または前記第1と第2の2×2スイッチ、
    または前記第3と第4の2×2スイッチ、
    または前記第1乃至第4の2×2スイッチ、
    または前記第1乃至第4の2×2スイッチを除く前記第5の2×2スイッチと前記伝送手段で構成された回路、もしくは前記第5の2×2スイッチと前記伝送手段および該伝送手段に直列に接続された前記第1の2個の抵抗を含む回路、
    または前記4×4スイッチ全体
    のいずれかを半導体基板に集積したことを特徴とする4×4スイッチ。
  16. 8個の信号入力端子と、第1乃至第5の5個の4×4スイッチと、8個の信号出力端子と、少なくとも4つの伝送手段とを備え、
    前記5個の4×4スイッチは、それぞれ第1乃至第4の4つの入力端子と第1乃至第4の4つの出力端子とを備え、前記第1乃至第4の4つの入力端子に入力された信号を、それぞれ前記第1乃至第4の出力端子のいずれかの出力端子に出力し、
    前記8個の信号入力端子は、前記第1および第2の4×4スイッチの前記第1乃至第4の入力端子にそれぞれ接続され、
    前記第1の4×4スイッチの第1と第2の出力端子は、前記第3の4×4スイッチの第1と第2の入力端子にそれぞれ接続され、
    前記第2の4×4スイッチの第1と第2の出力端子は、前記第3の4×4スイッチの第3と第4の入力端子にそれぞれ接続され、
    前記第1の4×4スイッチの第3と第4の出力端子は、前記第4の4×4スイッチの第1と第2の入力端子にそれぞれ接続され、
    前記第2の4×4スイッチの第3と第4の出力端子は、前記第4の4×4スイッチの第3と第4の入力端子にそれぞれ接続され、
    前記第3と第4の4×4スイッチの第1と第2の出力端子は、それぞれ前記4つの伝送手段の一端に接続され、
    前記第3と第4の4×4スイッチの第3と第4の出力端子は、前記第5の4×4スイッチの第1乃至第4の入力端子にそれぞれ接続され、
    前記8個の信号出力端子は、前記4つの伝送手段の他の一端および前記第5の4×4スイッチの第1乃至第4の出力端子にそれぞれ接続され、
    かつ、前記伝送手段を通過する信号の通過時間が、前記第5のスイッチを通過する信号の通過時間と同一となるように設定したことを特徴とする8×8スイッチ。
  17. 請求項16に記載の8×8スイッチにおいて、
    前記8個の信号入力端子と前記8個の信号出力端子を入れ替えたことを特徴とする8×8スイッチ。
  18. 請求項16乃至請求項17のいずれかに記載の8×8スイッチにおいて、
    前記伝送手段の挿入損失または利得が、前記第5の4×4スイッチの挿入損失または利得と、所望の帯域において同一となるように設定したことを特徴とする8×8スイッチ。
  19. 請求項16乃至請求項18のいずれかに記載の8×8スイッチにおいて、
    さらに第3の4個の抵抗を備え、
    前記第3の4個の抵抗は、前記4つの伝送手段にそれぞれ直列に接続され、
    前記それぞれ直列に接続された抵抗と前記伝送手段との合計の挿入損失または利得が、前記第5の4×4スイッチの挿入損失または利得と、所望の帯域において同一となるように設定したことを特徴とする8×8スイッチ。
  20. 請求項16乃至請求項19のいずれかに記載の8×8スイッチにおいて、
    前記第1乃至第5の4×4スイッチは、それぞれ少なくとも4つ以上の単極4投スイッチを用いて構成されたことを特徴とする8×8スイッチ。
  21. 請求項20に記載の8×8スイッチにおいて、
    前記単極4投スイッチは、微小機械スイッチで構成されたことを特徴とする8×8スイッチ。
  22. 請求項20に記載の8×8スイッチにおいて、
    前記単極4投スイッチは、少なくとも4つ以上のFETで構成されたことを特徴とする8×8スイッチ。
  23. 請求項22に記載の8×8スイッチにおいて、
    前記4×4スイッチは、4個の単極4投スイッチと、第1の4つの接続手段と、第2の4つの接続手段と、両端を含む3つの接続点を有する第3の4つの接続手段とで構成され、
    前記単極4投スイッチは、そのドレインまたはソースの一方が共通端子に接続され、他方がそれぞれ共通端子以外の4端子にそれぞれ接続された4個のFETで構成され、
    前記4個の単極4投スイッチは、それぞれ2個づつの単極4投スイッチからなる第1と第2のスイッチペアを形成し、
    前記スイッチペアの単極4投スイッチは、共通端子以外の4端子側を所定の間隔で互いに対向して配置し、
    前記第1のスイッチペアの前記単極4投スイッチの互いに対向した4端子間同士を、前記第1の4つの接続手段でそれぞれ接続し、
    前記第2のスイッチペアの前記単極4投スイッチの互いに対向した4端子間同士を、前記第2の4つの接続手段でそれぞれ接続し、
    前記4×4スイッチの前記4個の入力端子または前記4個の出力端子は、前記4×4スイッチの一辺に配置され、
    前記第3の4つの接続手段の両端のうちの一方の接続点は、前記4×4スイッチの一辺に配置された前記4個の入力端子または前記4個の出力端子にそれぞれ接続され、
    前記4個の出力端子または入力端子は、前記4個の単極双投のスイッチの共通端子にそれぞれ接続され、
    前記第3の各々の接続手段の他の2つの接続点は、前記第1の4つの接続手段のうちの互いに異なる1つの接続手段、および前記第2の4つの接続手段のうちの互いに異なる1つの接続手段と、それぞれ接続されたことを特徴とする8×8スイッチ。
  24. 請求項16乃至請求項23のいずれかに記載の8×8スイッチにおいて、
    前記第1乃至第5の4×4スイッチの少なくとも1つは、請求項1乃至9のいずれかに記載の4×4スイッチで構成されたことを特徴とする8×8スイッチ。
  25. 請求項16乃至請求項24のいずれかに記載の8×8スイッチにおいて、
    さらに各組がそれぞれ8個の抵抗で構成された1組乃至5組の第4の抵抗と、少なくとも1つの制御端子とを備え、
    前記各組に属する当該8個の抵抗は、その一端が前記制御端子に接続され、他端がそれぞれ、
    前記第1と第2の4×4スイッチの第1乃至第4の入力端子、
    または前記第1と第2の4×4スイッチの第1乃至第4の出力端子、
    または前記第3と第4の4×4スイッチの第1乃至第4の入力端子、
    または前記第3と第4の4×4スイッチの第1乃至第4の出力端子、
    または前記8個の信号出力端子、
    の少なくとも1つに接続されたことを特徴とする8×8スイッチ。
  26. 請求項25に記載の8×8スイッチにおいて、
    前記1組乃至5組中の少なくとも1つの組に属する8個の抵抗を、8個のインダクタで置き換えたことを特徴とする8×8スイッチ。
  27. 請求項25に記載の8×8スイッチにおいて、
    前記第4の8個の抵抗は、前記4×4スイッチ接続間または前記各伝送手段間に、これらの接続または伝送手段を構成する伝送線路に平行に配置されたことを特徴とする8×8スイッチ。
  28. 請求項16乃至請求項27のいずれかに記載の8×8スイッチにおいて、
    さらに8個のキャパシタを備え、
    前記8個の信号入力端子に、それぞれ前記8個のキャパシタを直列に接続したことを特徴とする8×8スイッチ。
  29. 請求項25乃至請求項27のいずれかに記載の8×8スイッチにおいて、
    さらに16個のキャパシタを備え、前記8個の信号入力端子と前記8個の信号出力端子に、それぞれ前記16個のキャパシタを直列に接続したことを特徴とする8×8スイッチ。
  30. 請求項16乃至請求項29のいずれかに記載の8×8スイッチにおいて、
    前記第1乃至第5の各4×4スイッチ、
    または前記第1と第2の4×4スイッチ、
    または前記第3と第4の4×4スイッチ、
    または前記第1乃至第4の4×4スイッチ、
    または前記第1乃至第4の4×4スイッチを除く前記第5の4×4スイッチと前記伝送手段で構成された回路、もしくは前記第5の4×4スイッチと前記伝送手段および該伝送手段に直列に前記第3の4個の抵抗がそれぞれ接続されている回路、
    または8×8スイッチ全体、のいずれかを半導体基板に集積したことを特徴とする8×8スイッチ。
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