JP3946712B2 - スイッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気スイッチ装置に関わり、特にネットワークのノード等に適用されるクロスポイントスイッチやアド・ドロップマルチプレクサ(ADM)の基本構成回路である複数の2×2スイッチを集積化したスイッチ装置に関わる。
クロスポイントスイッチやADMは、ネットワークのノード装置のキーデバイスである。これらは、通常複数の2×2スイッチを用いて構成される。この2×2スイッチは、これまで、光スイッチまたは電気スイッチとして実現されており、このうち電気スイッチは、小型化、低消費電力化および低コスト化が比較的容易であるという特徴がある。
この電気スイッチの内、FETのソース/ドレイン間をゲートバイアスによりON/OFFするSingle-Pole n-Throw(SPnT;単極n投)スイッチやn-Pole n-Throw(n極n投)スイッチは、広帯域、低消費電力、高速切替速度および双方向に信号を通過させることが可能という特徴から、2×2スイッチのみならず、無線通信用携帯端末の送受切替スイッチなどに広く利用されている。このうち2×2スイッチとして下記特許文献1に記された従来例を図16に示す。
この従来例の2×2スイッチは、対向して配置された入力端子1、1および出力端子2、2にそれぞれSPDT(単極双投)スイッチ411、412、421、422を備え、これらのSPDTスイッチ間を4本の接続経路としてインタコネクション用伝送線路5〜5で接続することにより、2入力2出力のクロスポイントスイッチとして動作する構成となっている。また、各SPDTスイッチは、シリーズ・シャントFET構成となっており、例えばSPDTスイッチ411の場合には、シリーズFET311とシャントFET311SおよびシリーズFET312とシャントFET312Sで構成されている。なお、各FETのゲートに接続されるべき抵抗とゲートバイアス用の制御線は図示していない。
この2×2スイッチの動作は以下の通りである。
入力端子1から入力される信号は、SPDTスイッチ411に入力され、SPDTスイッチ421への接続経路である伝送線路5か、またはSPDTスイッチ422への接続経路である伝送線路5に出力される。
同様に、入力端子1から入力される信号は、SPDTスイッチ412に入力され、SPDTスイッチ421への接続経路である伝送線路5か、またはSPDTスイッチ422への接続経路である伝送線路5に出力される。
SPDTスイッチ421においては、伝送線路5または伝送線路5からのどちらか一方の信号を出力端子2に出力するように制御され、SPDTスイッチ422においては、伝送線路5または伝送線路5からのどちらか一方の信号を出力端子2に出力するように制御され、(入力端子1から出力端子2、入力端子1から出力端子2)および(入力端子1から出力端子2、入力端子1から出力端子2)という2通りの通過状態を切り替えることができる構成となっている。
この2×2スイッチを複数用いて、大規模なクロスポイントスイッチやADMを構成した場合、以下の問題点が生じる。
まず第1に、シャントFET311S、312S、321S、322Sにより信号通過経路がグランドに接続されているため、直流レベルが0V以外のロジックレベルを有するベースバンド信号を通過させることや、レベルをシフトさせることができないという問題点である。
第2に、SPDTスイッチを入出力の両方にそれぞれ2個づつ配置しているため、回路規模が大きくなることに加えて、制御線の交差数が増大しアイソレーション特性が劣化してしまうという問題点である。また、この従来の構成においては、OFF経路のFETの電位を外部からしか与えることができないという問題点も生じる。例えば、(入力端子1から出力端子2、入力端子1から出力端子2)の通過状態の場合、OFF経路のFET312、322等の伝送線路側の電位は、シャントFET経由でグランドと等電位になっている。したがって、シャントFETが存在しない場合には、高抵抗等でグランドに接続するかあるいは外部からバイアスを印加する方法以外に電位を定めることができないため、この抵抗による挿入損失の増大が避けられないことになる。電位を定めずフローティング状態にした場合には、アイソレーション特性の劣化を招くことになる。
シャントFETを適用した場合には上記第1の問題点が残ったままになってしまう。さらに、2×2スイッチを単位スイッチとして大規模クロスポイントスイッチやADMを構成した場合、回路規模が著しく増大する。特に半導体基板などに集積した場合にはチップサイズが非常に大きくなり、コスト増等を招くため、集積化のメリットがほとんどなくなってしまうという問題点が生じる。
第3に入出力端子が対向して配置されているため、汎用性や拡張性が限られてしまうという問題点である。下記「非特許文献1」のFig.9に開示されている2×2スイッチのパタンレイアウトを見ても、入出力端子は対向して配置されている。特に、複数の2×2スイッチを半導体基板に集積して、パッケージ内でチップに異なるワイヤボンディングを施し、同一チップを多用途に展開したい場合には、1×4スイッチ(SP4Tスイッチ)等への展開が困難であるなど、集積化のデメリットを補う汎用性が限定されてしまうという問題点が生じてしまう。
特開平6−232604 M. J. Schindler et al, "DC-20 GHz N x M Passive Switches,"IEEE Transactions on Microwave Theory and Techniques, vol. 36, no. 12, pp.1604-1613, Dec. 1988.
本発明の目的は上記従来の問題点を解決し、直流レベルが0V以外のロジックレベルを有するベースバンド信号を通過させることができ、かつ、同一装置を異なる帯域の2×2スイッチやADM等の多用途に使用することができる汎用的なスイッチ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1においては、2つの入力端子と2つの出力端子とが互いに90度の角度を成すように配置された第1と第2の2個の2×2スイッチが四角形状の基板上に隣接して配置されており、且つ第1の2×2スイッチの入力端子と出力端子とは前記四角形状の基板の1組の相隣り合う辺にそれぞれ配置され、第2の2×2スイッチの入力端子と出力端子とは前記四角形状の基板の他の組の相隣り合う辺にそれぞれ配置された構成を規定している。
請求項2においては、請求項1に記載のスイッチ装置において、前記第1と第2の2×2スイッチが同一構成であることを規定している。
請求項3においては、請求項1または2に記載のスイッチ装置において、前記第1と第2の2×2スイッチの少なくとも一方は、第1と第2の2個の単極双投(SPDT)スイッチと、第1乃至第4の4本の伝送線路で構成され、前記第1の単極双投スイッチの共通端子以外の2端子に、前記第1および第2の伝送線路の一端をそれぞれ接続し、前記第2の単極双投スイッチの共通端子以外の2端子に、前記第3および第4の伝送線路の一端をそれぞれ接続し、前記2個の入力端子または前記2個の出力端子が、前記第1および第2の単極双投スイッチの共通端子にそれぞれ接続され、前記2個の出力端子または前記2個の入力端子が、第1および第2の出力用伝送線路または第1および第2の入力用伝送線路を介して前記第1および第3の伝送線路の他端と前記第2および第4の伝送線路の他端にそれぞれ接続され、前記第1乃至第4の伝送線路の長さが、所望の動作周波数における線路内波長の1/36以下である構成を規定している。
請求項4においては、請求項1または2に記載のスイッチ装置において、前記第1と第2の2×2スイッチの少なくとも一方は、前記第1と第2の2個の単極双投スイッチと、第1の2つの接続手段と、第2の2つの接続手段で構成され、前記2個の入力端子または前記2個の出力端子が、前記第1および前記第2の単極双投スイッチの共通端子にそれぞれ接続され、前記第1の単極双投スイッチの共通端子以外の2端子と前記第2の単極双投スイッチの前記共通端子以外の2端子は、所定の間隔で互いに対向するように配置され、互いに対向して配置された前記第1の単極双投スイッチの共通端子以外の2端子と前記第2の単極双投スイッチの共通端子以外の2端子とを、前記第1の2つの接続手段でそれぞれ接続し、前記第2の2つの接続手段は、一端が前記2個の出力端子または前記2個の入力端子に、他端が前記第1の2つの接続手段にそれぞれ接続され、前記第2の接続手段の一方は、該接続手段が接続されていない側の前記第1の接続手段と交差している構成について規定している。
請求項5においては、請求項3または4に記載のスイッチ装置において、前記2個の入力端子と前記2個の出力端子とを互いに入れ替えた構成について規定している。
請求項6においては、請求項3乃至5のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記単極双投スイッチは、微小機械スイッチで構成されたことを規定している。
請求項7においては、請求項3乃至5のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記単極双投スイッチは、そのドレインまたはソースの一方が共通端子に接続され、他方がそれぞれ共通端子以外の2端子に接続された少なくとも2個のFETで構成されたことを規定している。
請求項8においては、請求項6または7のいずれかに記載のスイッチ装置において、2個のキャパシタを備え、前記第1または前記第2の2×2スイッチの2個の入力端子に、前記2個のキャパシタをそれぞれ直列に接続した構成について規定している。
請求項9においては、請求項6または7に記載のスイッチ装置において、4個のキャパシタを備え、前記第1および前記第2の2×2スイッチの各2個の入力端子に、前記4個のキャパシタを直列に接続した構成について規定している。
請求項10においては、請求項6乃至9のいずれかに記載のスイッチ装置において、2個の抵抗または2個のインダクタと、少なくとも1つの制御端子を備え、前記2個の抵抗または2個のインダクタは、その一端が前記制御端子に接続され、他端がそれぞれ、前記第1または前記第2の2×2スイッチの2個の入力端子または2個の出力端子何れか一方に接続された構成について規定している。
請求項11においては、請求項6乃至9のいずれかに記載のスイッチ装置において、第1の2個の抵抗または2個のインダクタと、第2の2個の抵抗または2個のインダクタと、第1および第2の制御端子と、4個のキャパシタとを備え、前記第1の2個の抵抗または2個のインダクタは、その一端が前記第1の制御端子に接続され、他端がそれぞれ、前記第1の2×2スイッチの2個の入力端子に直列に接続された前記2個のキャパシタの該入力端子側とは反対側または前記2×2スイッチの2個の出力端子の何れか一方に接続された構成について規定している。
請求項12においては、請求項1乃至11のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記第1の2×2スイッチの出力端子の一方が前記第2の2×2スイッチの入力端子の一方に接続された構成について規定している。
請求項13においては、請求項12に記載のスイッチ装置において、前記第1の2×2スイッチの出力端子の一方と前記第2の2×2スイッチの入力端子の一方は、パッケージの外部で接続された構成について規定している。
請求項14においては、請求項1乃至13のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記スイッチ装置の一部または全てが基板に集積された構成について規定している。
請求項15においては、2つの入力端子と2つの出力端子とが互いに90度の角度を成すように配置された4個の2×2スイッチが四角形状の基板の1辺に2個づつ互いに隣接して配置されており、前記第1の2×2スイッチの入力端子または出力端子と前記第2の2×2スイッチの入力端子または出力端子とが前記四角形状の基板上の第1の一辺に配置され、前記第2の2×2スイッチの出力端子または入力端子と前記第3の2×2スイッチの出力端子または入力端子とが前記基板上の第2の一辺に配置され、前記第3の2×2スイッチの入力端子または出力端子と前記第4の2×2スイッチの入力端子または出力端子とが前記基板上の第3の一辺に配置され、前記第4の2×2スイッチの出力端子または入力端子と前記第1の2×2スイッチの出力端子または入力端子とが前記基板上の第4の一辺に配置された構成について規定している。
請求項16においては、請求項15に記載のスイッチ装置において、前記第1と第3の2×2スイッチが同一構成であることを規定している。
請求項17においては、請求項15に記載のスイッチ装置において、前記第2と第4の2×2スイッチが同一構成であることを規定している。
請求項18においては、請求項15に記載のスイッチ装置において、前記第1乃至第4の2×2スイッチが同一構成であることを規定している。
請求項19においては、請求項15乃至18のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記第1と第3の2×2スイッチの入出力端子をそれぞれパッケージ端子に接続した構成について規定している。
請求項20においては、請求項15乃至18のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記第2と第4のスイッチの入出力端子をそれぞれパッケージ端子に接続した構成について規定している。
請求項21においては、請求項19に記載のスイッチ装置において、前記第1の2×2スイッチの出力端子の一方が前記第3の2×2スイッチの入力端子の一方に接続された構成について規定している。
請求項22においては、請求項20に記載のスイッチ装置において、前記第2の2×2スイッチの出力端子の一方が前記第4の2×2スイッチの入力端子の一方に接続された構成について規定している。
請求項23においては、請求項21または22に記載のスイッチ装置において、前記第1の2×2スイッチの出力端子の一方と前記第3の2×2スイッチの入力端子の一方、あるいは前記第2の2×2スイッチの出力端子の一方と前記第4の2×2スイッチの入力端子の一方は、パッケージの外部で接続された構成について規定している。
請求項24においては、請求項15乃至23のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記第1乃至第4の2×2スイッチを請求項3乃至7のいずれかに記載の2×2スイッチで構成したスイッチ装置を規定している。
請求項25においては、請求項24に記載のスイッチ装置において、2個のキャパシタを備え、当該パッケージ端子に接続された第1または第2の2×2スイッチの入力端子に、前記2個のキャパシタを直列に接続した構成について規定している。
請求項26においては、請求項24に記載のスイッチ装置において、4個のキャパシタを備え、当該パッケージ端子に接続された第1および第3の2×2スイッチの入力端子、または第2および第4の2×2スイッチの入力端子に、前記4個のキャパシタをそれぞれ直列に接続した構成について規定している。
請求項27においては、請求項24乃至26のいずれかに記載のスイッチ装置において、2個の抵抗または2個のインダクタと、少なくとも1つの制御端子を備え、前記2個の抵抗または2個のインダクタは、その一端が前記制御端子に接続され、他端がそれぞれ、前記第1乃至第4の2×2スイッチの2個の入力端子または2個の出力端子のそれぞれに接続された構成について規定している。
請求項28においては、請求項24乃至26のいずれかに記載のスイッチ装置において、第1の2個の抵抗または2個のインダクタと、第2の2個の抵抗または2個のインダクタと、第1および第2の制御端子と、4個のキャパシタとを備え、前記第1の2個の抵抗または2個のインダクタは、その一端が前記第1の制御端子に接続され、他端がそれぞれ、前記第1または第2の2×2スイッチの2個の入力端子に直列に接続された前記キャパシタの該入力端子側とは反対側または前記2×2スイッチの2個の出力端子の一方に接続され、前記第2の2個の抵抗または2個のインダクタは、その一端が前記第2の制御端子に接続され、他端がそれぞれ、前記第3または第4の2×2スイッチの2個の入力端子に直列に接続された前記キャパシタの該入力端子側とは反対側または前記2×2スイッチの2個の出力端子の何れか一方に接続された構成について規定している。
請求項29においては、請求項15乃至18のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記第1の2×2スイッチの入力端子の一方を終端し、前記第1の2×2スイッチの出力端子の一方と前記第2の2×2スイッチの入力端子の一方を接続し、前記第1の2×2スイッチの出力端子の他の一方と前記第3の2×2スイッチの入力端子の一方を接続し、前記第2の2×2スイッチの入力端子の他の一方と、前記第3の2×2スイッチの入力端子の他の一方を終端し、前記第1の2×2スイッチの入力端子の他の一方と、前記第2および第3の出力端子をそれぞれパッケージ端子に接続した構成について規定している。
請求項30においては、請求項29に記載のスイッチ装置において、当該第1の2×2スイッチの入力端子の一方の終端と、当該第2の2×2スイッチの入力端子の他の一方の終端と、前記第3の2×2スイッチの入力端子の他の一方の終端のうち少なくとも1つの終端は、パッケージの内部で行われた構成について規定している。
請求項31においては、請求項29乃至30のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記終端は抵抗または抵抗とキャパシタの直列接続によりグランドに終端された構成について規定している。
請求項32においては、請求項29乃至31のいずれかに記載のスイッチ装置において、当該第1〜第4の2×2スイッチを請求項3乃至7のいずれかに記載の2×2スイッチで構成したスイッチ装置を規定している。
請求項33においては、請求項32に記載のスイッチ装置において、2個のキャパシタを備え、前記第1の2×2スイッチの入力端子または出力端子に、前記2個のキャパシタを直列に接続した構成について規定している。
請求項34においては、請求項32に記載のスイッチ装置において、4個のキャパシタを備え、前記第2と第3の2×2スイッチの出力端子に、前記4個のキャパシタを直列に接続した構成について規定している。
請求項35においては、請求項32乃至34のいずれかに記載のスイッチ装置において、2個の抵抗または2個のインダクタと、少なくとも1つの制御端子を備え、前記2個の抵抗または2個のインダクタは、その一端が前記制御端子に接続され、他端がそれぞれ、前記第1の2×2スイッチの2個の入力端子または2個の出力端子の一方に接続された構成について規定している。
請求項36においては、請求項15乃至35のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記スイッチ装置の一部または全てが基板に集積された構成について規定している。
本発明に係わるスイッチ装置は、複数の2×2スイッチで構成したスイッチ装置において、単位スイッチである2×2スイッチを従来技術の半数の2個のSPDTスイッチで構成し、かつSPDTスイッチをシリーズFETで構成したことに加えて、各2×2スイッチの入出力端子を互いに90度の位置に配置したことを最も主要な特徴とする。
このため、直流レベルが0V以外のロジックレベルを有するベースバンド信号も通過させることができる上に、半導体基板に複数の2×2スイッチを集積した場合、同一のチップを帯域の異なる2〜4種類の2×2スイッチや帯域の異なる2種類のADMおよび1×4スイッチ(SP4Tスイッチ)として使用することが可能になる。したがって、スイッチ装置の小型化、経済化、汎用化に資することができる。
(第1の実施の形態)
図1、図2は、本発明による第1の実施の形態に係わるスイッチ装置を示す図である。本スイッチ装置は、図1、図2に例示のように、四角形状の半導体基板9に2×2スイッチ8、8を隣接して集積し、2×2スイッチ8、8の各入出力端子111、112と211、212および121、122と221、222をそれぞれ互いに90度の角度を成すように配置し、かつスイッチ8の入力端子と出力端子とは上記半導体基板の1組の相隣り合う辺にそれぞれ配置し、スイッチ8の入力端子と出力端子とは上記半導体基板の他の組の相隣り合う辺にそれぞれ配置したことを最も主要な特徴とする。なお、図1では両スイッチは同一構成である。
これにより、スイッチの信号端子である入出力端子111、112、211、212および121、122、221、222をパッケージ端子1111、1112等にワイヤ1211、1212等で最短に接続できるので、ワイヤインダクタンスによる特性の劣化なしにそれぞれ独立した2×2スイッチを2個実装したスイッチ装置を実現できる。さらにパッケージ10の各辺の所要信号ピン数を均一にでき、パッケージを小型化することも可能になる。また、図2に例示したように2×2スイッチ8、8を帯域あるいは構成が異なるスイッチAおよびスイッチBで構成すると、1チップ/1パッケージで異なる帯域や用途の2種類の2×2のスイッチとして機能するため、スイッチの汎用化を図ることができる。
図3は本第1の実施の形態中で使用する2×2スイッチの回路構成図を示している。本2×2スイッチは、それぞれ2つづつの入力端子1、1および出力端子2、2と、2つのSPDTスイッチ4、4と、第1の伝送線路511、512と、第2の伝送線路521、522と、入出力用伝送線路611、612、621、622で構成されている。SPDTスイッチ4と4とは同一の構成であり、SPDTスイッチ4の場合、2つのFET311、312で構成される。ここで、FET311、312のソースまたはドレインの一方が共通端子に接続されることによりSPDTスイッチを構成する。また、第1の伝送線路512と第2の伝送線路522とは配線交差部7(灰色部分)において交差している。ここで、第1の伝送線路511、512、および第2の伝送線路521、522の線路長は、好ましくは図4で説明するように線路内波長の1/36以下とする。
出力用伝送線路621と622に90度の曲がりを設けているため、入力端子と出力端子を互いに90度の位置に配置することが可能になっている。なお、各FETのゲートに接続される抵抗とゲートバイアス用制御線は図示していない。また、好ましくは、第1の伝送線路511、512と第2の伝送線路521、522の線路長、入力用伝送線路611、612の線路長、および出力用伝送線路621、622の線路長は、それぞれ同一の値に設定される。
この2×2スイッチの動作は以下の通りである。入力端子1から入力される信号は、入力用伝送線路611、第1の伝送線路511、512を介して、SPDTスイッチ4中のFET311のドレインまたはソース、およびSPDTスイッチ4中のFET322のドレインまたはソースに入力される。入力端子1から入力される信号は、第2の伝送線路521、522を介して、SPDTスイッチ4中のFET321のドレインまたはソース、およびSPDTスイッチ4中のFET312のドレインまたはソースに入力される。入出力端子1、1と2、2を対向して引き出すことができるのは、第1の伝送線路512と第2の伝送線路522が配線交差部7において交差しているためである。このような交差は、例えば誘電体や絶縁体を間に挟んだオーバーレイ構造や、第1の伝送線路512と第2の伝送線路522の一方を配線交差部7においてエアブリッジ配線とすることなどにより実現することができる。
ここで、(入力端子1から出力端子2、入力端子1から出力端子2)の通過状態の場合、第1の伝送線路512と第2の伝送線路522がそれぞれFET322と312のドレインまたはソース端で開放(オープン)状態に、(入力端子1から出力端子2、入力端子1から出力端子2)の通過状態の場合、第1の伝送線路511と第2の伝送線路521がそれぞれFET311と321のドレインまたはソース端で開放(オープン)状態になるため、これらの伝送線路の長さが動作周波数帯の波長に比べて無視できない長さである場合、オープンスタブとしてスイッチ特性の劣化を招いてしまう。
この様子をシミュレーションしたのが図4である。横軸に接続経路としての第1および第2の伝送線路(511、512、521、522)の長さ(対線路内波長)、縦軸に伝送線路長がゼロの時を基準にした挿入損失の劣化量、および反射損失、アイソレーションをプロットしている。この図を見ると、伝送線路が長くなればなる程、オープンスタブの影響が徐々に現われ、挿入損失が増大し、反射損失が減少することがわかる。一方、アイソレーションは反射損失の減少の裏返しで改善される。例えば、伝送線路の長さを線路内波長の1/36以下にした場合、反射損失の劣化を3.5dB、挿入損失の劣化を0.12dB以下に抑えることができる。
図16に示した従来例と本実施の形態の主要な相違点は、SPDTスイッチをシリーズFETのみで構成したこと、および所要SPDTスイッチ数を半減したことである。シャントFETを除いたことにより、信号経路をグランドから切り離すことができるため、直流レベルが0V以外のロジックレベルを有するベースバンド信号も通過させることが可能になる。所要SPDTスイッチ数を半減したことに伴い、所要制御線数の半減による高アイソレーション化ならびに回路サイズの小型化を実現できる。
また、本実施の形態の2×2スイッチにおいては、信号は1つのFETしか通過しないので、同一の挿入損失を実現するためには、図16に示した従来例と比較して、各FETのON抵抗値が2倍のものを適用することができるようになる。従って、各FETの所要ゲート幅を半分にすることができるので、回路をより一層小型化することが可能になる。このように2×2スイッチ部の小型化は、特に本実施の形態のように複数の2×2スイッチを集積して規模の大きなスイッチ装置を構成する場合には、スイッチ装置全体の小型化に極めて有効である。
図5は第1の実施の形態における2×2スイッチの回路構成の他の構成例を示している。本2×2スイッチは、それぞれ2つづつの入力および出力端子と、共通端子以外の2つの端子を互いに向い合せにして配置した2つのSPDTスイッチ4、4で構成されている。SPDTスイッチ4、4は同一の構成であり、SPDTスイッチ4の場合、2つのFET311、312で構成される。
ここで、FET311、312のソースまたはドレインの一方が共通端子に接続されることによりSPDTスイッチを構成する。出力用伝送線路621と622に90度の曲がりを設けているため、入力端子と出力端子を互いに90度の位置に配置することが可能になっている。
なお、各FETのゲートに接続される抵抗とゲートバイアス用制御線は図示していない。また、好ましくは、入力用伝送線路611、612および出力用伝送線路621、622の線路長は、それぞれ同一の値に設定される。
本実施の形態は、SPDTスイッチ4、4中の各FET311、312、321、322のドレインまたはソース端子側を所定の間隔で互いに向い合せにして配置し、FET311と322のドレインまたはソース端子とを伝送経路531および532を介し、FET312と321のドレインまたはソース端子とを伝送経路541および542を介して、それぞれ互いに接続したことに加えて、FET312と321のドレインまたはソース端子を接続する伝送線路541と交差点7において交差して、FET311と322のドレインまたはソース端子を接続する伝送線路531と532の接続点と出力端子2とを接続したことを最も主要な特徴とする。
なお、この交差により、2×2スイッチの入力端子と出力端子を対向して引き出すことが可能になっている。本構成例は、図3に例示した2×2スイッチと比較して、SPDTスイッチ4、4間の接続長を短縮できるため、スイッチ動作のより一層の広帯域/高周波化、ならびに回路の小型化を図ることができる。
なお、図1、図2、図3、図5に例示した実施の形態に限定されることなく、入力端子および出力端子を互いに入れ替えた構成でも構わない。
(第2の実施の形態)
図6は、本発明の第2の実施の形態に係わるスイッチ装置を示す図である。
本第2の実施の形態は、図1に例示した第1の実施の形態におけるスイッチ装置のパッケージ端子1122と1131をパッケージ外部で接続した構成となっている。このように構成することにより、図6の下に模式的に示したようなADMとして動作することが可能になる。つまり、ネットワーク上に本スイッチ装置を配置することにより、2つの入力信号S、Sの一方(S)はそのまま通過させ、もう一方(S)は監視等のためにパッケージ端子1121を経由してドロップし、新たな信号Sをアドすることが可能になる。
本第2の実施の形態では、2×2スイッチ8、8を同一のスイッチAで構成しているため、スイッチAの動作帯域がそのままADMの帯域になる。また、図2に示したように帯域または構成が異なるスイッチAとスイッチBで構成することもできる。この場合、ADMの帯域は動作帯域の低い方に制限されるが、パッケージ端子1122と1131の接続を外せば、独立した2つの2×2スイッチとしても使用できるため、より多用途に適用することができる。なお、上記パッケージ外部での接続はパッケージ内部で接続することも可能である。
(第3の実施の形態)
図7、図8は、本発明の第3の実施の形態に係わるスイッチ装置を示す図である。図7はスイッチ装置における2×2スイッチの実施の形態の回路構成図を、図8はスイッチ装置全体の実装状態を示す図である。
図7は図1および図2に示した実施の形態の2×2スイッチAに適用されることを前提にした2×2スイッチの実施の形態を示している。
図7に示した実施の形態では、図5に例示した実施の形態の2×2スイッチの入力端子に、キャパシタ13、13と抵抗14、14を付け加えた構成となっている。なおキャパシタ13、13の容量値は、そのインピーダンスが対象となる信号帯域において入出力の特性インピーダンスと比較して十分小さな値となっており、好ましくは互いに同一の値に設定される。抵抗14、14の一端はキャパシタ13、13の一端にそれぞれ接続され、他端は制御端子15に接続する。なお抵抗14、14の抵抗値は、使用する信号帯域において入出力の特性インピーダンスと比較して十分大きな値となっており、好ましくは互いに同一の値に設定される。
2×2スイッチ中のSPDTスイッチは全てシリーズFETで構成されており、かつ2×2スイッチマトリックス動作するように各FETのON/OFF制御を行う。つまり、(FET311、FET321をON、FET312、FET322をOFF)または、(FET311、FET321をOFF、FET312、FET322をON)の2通りで制御される。したがって、制御端子15から抵抗14、14を介して、バイアスを印加することにより、OFF状態のFETのソース/ドレインにもON状態のFETを介してバイアス電圧を印加することが可能になると同時に、全ての信号経路のDC電位を同一に設定することができる。
したがって、キャパシタ13、13によりDCオフセットレベルが0Vにされたベースバンド信号を任意の直流レベルにレベルシフトして出力することが可能になる。制御端子15にプラスの電圧を印加すればプラスのDCオフセット電圧を有する信号を出力することができ、マイナスの電圧を印加すればマイナスのDCオフセット電圧を有する信号を出力することができることになる。従って、入力された任意のDCオフセットレベルを有するベースバンド信号を、後段に接続される装置のインターフェースに合わせて、例えばDCオフセット電圧が+0.5Vや−0.5V等にレベルシフトして出力する2×2スイッチを構成することが可能になる。図7のスイッチ回路を図1のスイッチ装置に適用した場合には、各2個づつの入力端子にそれぞれキャパシタを直列に合計4個接続し、各2×2スイッチにそれぞれ制御端子を設け、第1および第2のそれぞれ2個づつの抵抗を接続することになり、2つの2×2スイッチともにレベルシフト機能付きにすることが出来、また、図2のスイッチ装置に適用した場合には、一方がレベルシフト機能付きの2×2スイッチとして利用できる手段を提供できることになる。
図8に示した実施の形態では、好ましくは図7に示した2×2スイッチ内のキャパシタ13、13を除いた形態が、上側の2×2スイッチAに適用される。これにより、キャパシタ13、13を個別部品による外付けの構成とすることができるので、大容量値のキャパシタを容易に適用することができる。したがって、直流に近い成分を有する低周波信号も劣化なく通過させることが容易になる。図8に示した実施の形態は、ADM機能にレベルシフト機能を付加した形態を提供しているが、パッケージ端子1122と1131はパッケージの外部で接続する構成としているため、この接続を外せば2×2スイッチ単独で使用することも可能である。
なお、図7に例示した実施の形態に限定されることなく、抵抗14、14の一端を出力端子2、2に接続した構成や、抵抗に代わりそのインピーダンスが信号帯域において入出力の特性インピーダンスと比較して十分大きな値のインダクタを適用しても構わない。さらに、図3に示した2×2スイッチの入力端子にキャパシタを、入力または出力端子に抵抗またはインダクタを付加した構成であっても構わない。
以上述べた第1乃至第3の実施の形態による構成とすることにより、これらスイッチ装置の全体または一部を半導体基板上に集積化することが可能となる。
(第4の実施の形態)
図9、図10は、本発明の第4の実施の形態に係わるスイッチ装置を示す図である。本第4の実施の形態は、四角形状の半導体基板9に周波数帯域の異なる4つの2×2スイッチA〜Dを互いに隣接して集積したスイッチ装置を示している。ここで各2×2スイッチの2つの入力端子と2つの出力端子とは互いに90度の角度を成すように配置されており、かつ、全ての入出力端子は半導体基板9のチップ端に配置される。すなわち、2×2スイッチAおよび2×2スイッチDの入力端子は半導体基板9の第1の辺に、2×2スイッチAおよび2×2スイッチBの出力端子は半導体基板9の第2の辺に、2×2スイッチBおよび2×2スイッチCの入力端子は半導体基板9の第3の辺に、2×2スイッチCおよび2×2スイッチDの出力端子は半導体基板9の第4の辺にそれぞれ配置された構成となっている。
また、図9に示した実施の形態においては、スイッチAとスイッチCの入出力端子を、図10に示した実施の形態においてはスイッチBとスイッチDの入出力端子を、パッケージ端子1111、1112等にワイヤ1211、1212等で接続している。
ここで、4つの2×2スイッチ全ての入出力端子はチップ端に配置されているため、図9、図10いずれの場合にも各入出力端子とパッケージ端子の距離を短くすることができ、ワイヤインダクタンスによる特性の劣化なしにそれぞれ独立した帯域の異なる2×2スイッチを2個実装したスイッチ装置を実現できる。この際、どの2×2スイッチを利用できるようにするかは、ワイヤリングで決定されるため、同一のチップやパッケージで4種類の2×2スイッチを提供できることになり、スイッチ装置の汎用化を図ることができる。
また、スイッチAとスイッチCを同一構成に、スイッチBとスイッチDを同一構成にすれば、1チップ/1パッケージでそれぞれ同一の2×2スイッチを2個づつ独立して使用できる2種類のスイッチ装置を構成することができる。好ましくは、スイッチA〜Dは図3、図5、図7に例示した2×2スイッチで構成される。これにより、低消費電力で直流レベルが0V以外のロジックレベルを有するベースバンド信号も通過させることができ、回路を小型化できる上に、レベルシフト機能も付加することができる。
(第5の実施の形態)
図11、図12、図13は、本発明の第5の実施の形態に係わるスイッチ装置を示す図である。
これらの実施の形態は、全てADMとして動作するようにパッケージ端子1122と1131(図11)または1141と1132(図12)をパッケージ外部で接続した形態となっているが、この接続はパッケージ内部で接続しても構わない。図11に示した実施の形態では、それぞれ対角に配置された2×2スイッチAと2×2スイッチBを半導体基板9に集積し、スイッチA同士、スイッチB同士それぞれ同一の2×2スイッチを用いた2種類のADMを構成できるようになっている。
図12に示した実施の形態では帯域の異なる4つのスイッチA〜Dを半導体基板9に集積し、対角に配置されたスイッチAとスイッチC、またはスイッチBとスイッチDのいずれかの組み合わせでADMを構成できるようになっている。図12はスイッチBとスイッチDの組み合わせの場合について示している。したがってADMの帯域はそれぞれスイッチAとCの帯域の低い方、およびスイッチBとDの帯域の低い方に制限されるものの、パッケージ端子1141と1132の接続を外せば、図9、図10に示した実施の形態と同様に帯域の異なる2つの独立した2×2スイッチを実装した2種類のスイッチ装置としても使用できるため、同一チップを多用途に使用することができ、スイッチ装置の汎用化を図ることができる。
本実施の形態においては、好ましくは、スイッチA〜Dは図3、図5に例示した2×2スイッチで構成される。これにより、低消費電力で直流レベルが0V以外のロジックレベルを有するベースバンド信号も通過させることができ、回路を小型化することもできる。
図13は、図11に示した実施の形態のパッケージ外部にキャパシタ13、13を備え、図8に示した実施の形態と同様にレベルシフト機能を付加したADMを構成することができるようにしたものである。なお、本第5の実施の形態に限定されることなく、左上のスイッチAを図7で示した実施の形態の2×2スイッチとすれば、2個のキャパシタをパッケージ内で入力端子に直列に接続したことになり、外付けのキャパシタなしに同様の機能を有するADMを構成できる。
また、例えば図11において左側のスイッチAおよびBに図7で示した回路を適用すれば、入力端子にそれぞれ111、112、141、142にそれぞれ直列にキャパシタが接続され、これら2個のスイッチAおよびBに対する制御端子が設けられた形となる。
(第6の実施の形態)
図14、図15は、本発明の第6の実施の形態に係わるスイッチ装置を示す図である。
これらの実施の形態は、同一の2×2スイッチ4つを半導体基板9に集積し、パッケージ端子への接続を工夫することにより1×4スイッチ(SP4Tスイッチ)として動作するようにしたものである。
図14に示した実施の形態では、左下を除く3つの2×2スイッチの入出力端子をパッケージ端子に接続し、パッケージ端子1121と1133および1122と1131をパッケージ外部でそれぞれ接続し、パッケージ端子1112、1132、1134を抵抗14、14、14でそれぞれ終端した構成となっている。このように構成することにより、パッケージ端子1111に入力された信号を、4つのパッケージ端子1123、1124、1141、1142から出力できる1×4スイッチとして動作する。抵抗14、14、14の抵抗値は、例えば図3に示した実施の形態の2×2スイッチを適用した場合には、50Ωとすればよい。
これにより、信号の入出力端子となる5つのパッケージ端子は、OFF端子となり得る1123、1124、1141、1142も含めて4通りの全ての通過状態においてインピーダンス整合がとれることになる。図3または図5に示した実施の形態の2×2スイッチを適用した場合などには、抵抗14、14、14とグランドの間に大容量のキャパシタを挿入すれば、直流レベルが0V以外のDC成分を有する信号を通過させる用途に使用することができる。図14においては終端抵抗をパッケージ外部に接続しているが、この終端抵抗はパッケージ内部で接続しても構わない。
図15に示した実施の形態では、パッケージ内部にチップ抵抗16、16、16とそれぞれそれらの一端に接続されたチップキャパシタ17、17、17を備え、2×2スイッチの入出力端子111、221、131とチップ抵抗の他端を接続することにより、図14に示した実施の形態と同様に1×4スイッチ(SP4Tスイッチ)として動作する。なお、チップキャパシタの裏面はグランドに接続されている。これにより、図14に示した実施の形態と比較してパッケージの所要信号ピン数を減らすことができ、スイッチ装置の小型化、低コスト化を図ることができる。
本第6の実施の形態では、2×2スイッチとして図3や図5に例示した双方向スイッチを適用することにより、右上の2×2スイッチの入出力を逆に使用している。これにより、パッケージの各辺の所要信号ピン数を3つ以内に抑えてもSP4Tスイッチを実現できることになる。さらに、2×2スイッチの入出力端子212、222の間隔が近い場合には、両者を直接ワイヤで接続する形態とすることもできる。
本第6の実施の形態では、同一の2×2スイッチを4つ集積しているので、歩留りの低下を75%まで許容できることになり、スイッチ装置の低コスト化を図ることができる。つまり、オンウェハでの良品選別を行った後、4つのスイッチ中の良品3つを用いてSP4Tスイッチ、2×2スイッチあるいはADMとして利用できる汎用的なスイッチ装置を実現できることになる。なお、図8に示した実施の形態と同様にレベルシフト機能を付加することも可能である。
図15に示した実施の形態を例にとると、1入力4出力スイッチとして利用する場合には、図8に示した第3の実施の形態と同様に、パッケージ端子1111にキャパシタを備え、左上の2×2スイッチに図7に例示した抵抗14、14と制御端子15を付加すればよい。4入力1出力スイッチとして利用する場合には、パッケージ端子1131、1132、1141、1142あるいは1121、1122にキャパシタを備え、左上の2×2スイッチに図7に例示した抵抗14、14と制御端子15を付加すればよい。
本題6の実施の形態においても前記第1〜第5の実施の形態で述べた2×2スイッチを適用し得る。
(その他の実施の形態)
本実施の形態に例示した2×2スイッチ中のSPDTスイッチは、FETに代わり、微小機械(MEMS;Micro-Electro-Mecanical Systems)スイッチで構成しても構わない。この場合、FETを用いた構成と比較して、制御電圧が大きくなり、切替時間が遅くなるというデメリットがあるものの、スイッチの低損失化および高アイソレーション化を図ることができる。
また、半導体基板に集積化された2つまたは4つの2×2スイッチは、例示したように完全に独立したパタンでなくてもよく、グランドなどが接続され共通となった構成であっても構わない。
第1の実施の形態によるスイッチ装置の構成図。 第1の実施の形態の変型例によるスイッチ装置の構成図。 第1の実施の形態のスイッチ装置における2×2スイッチを示す回路図。 図3の2×2スイッチのシミュレーションによる特性図。 第1の実施の形態のスイッチ装置における他の2×2スイッチを示す回路図。 第2の実施の形態によるスイッチ装置の構成図。 第3の実施の形態におけるスイッチ装置および2×2スイッチを示す回路図。 第3の実施の形態におけるスイッチ装置の構成図。 第4の実施の形態のスイッチ装置を示す図。 第4の実施の形態の変型例によるスイッチ装置の構成図。 第5の実施の形態におけるスイッチ装置の第1の構成図。 第5の実施の形態におけるスイッチ装置の第2の構成図。 第5の実施の形態におけるスイッチ装置の第3の構成図。 第6の実施の形態のスイッチ装置の構成図。 第6の実施の形態のスイッチ装置の他の構成図。 従来の2×2スイッチを示す回路構成図。
符号の説明
1:入力端子
2:出力端子
3:FET
4:SPDTスイッチ
5:伝送線路
6:入出力用伝送線路
7:配線交差部(クロスオーバー)
8:2×2スイッチ
9:半導体基板
10:パッケージ
11:パッケージ端子
12:ワイヤ
13:キャパシタ
14:抵抗
15:制御端子
16:チップ抵抗
17:チップキャパシタ

Claims (36)

  1. 2つの入力端子と2つの出力端子とが互いに90度の角度を成すように配置された第1と第2の2個の2×2スイッチが四角形状の基板上に隣接して配置されており、
    且つ第1の2×2スイッチの入力端子と出力端子とは前記四角形状の基板の1組の相隣り合う辺にそれぞれ配置され、
    第2の2×2スイッチの入力端子と出力端子とは前記四角形状の基板の他の組の相隣り合う辺にそれぞれ配置されていることを特徴とするスイッチ装置。
  2. 請求項1に記載のスイッチ装置において、
    前記第1と第2の2×2スイッチが同一構成であることを特徴とするスイッチ装置。
  3. 請求項1または2に記載のスイッチ装置において、
    前記第1と第2の2×2スイッチの少なくとも一方は、第1と第2の2個の単極双投スイッチと、第1乃至第4の4本の伝送線路で構成され、
    前記第1の単極双投スイッチの共通端子以外の2端子に、前記第1および第2の伝送線路の一端をそれぞれ接続し、
    前記第2の単極双投スイッチの共通端子以外の2端子に、前記第3および第4の伝送線路の一端をそれぞれ接続し、
    前記2個の入力端子または前記2個の出力端子が、前記第1および第2の単極双投スイッチの共通端子にそれぞれ接続され、
    前記2個の出力端子または前記2個の入力端子が、第1および第2の出力用伝送線路または第1および第2の入力用伝送線路を介して前記第1および第3の伝送線路の他端と前記第2および第4の伝送線路の他端にそれぞれ接続され、
    前記第1乃至第4の伝送線路の長さが、所望の動作周波数における線路内波長の1/36以下であることを特徴とするスイッチ装置。
  4. 請求項1または2に記載のスイッチ装置において、
    前記第1と第2の2×2スイッチの少なくとも一方は、前記第1と第2の2個の単極双投スイッチと、第1の2つの接続手段と、第2の2つの接続手段で構成され、
    前記2個の入力端子または前記2個の出力端子が、前記第1および前記第2の単極双投スイッチの共通端子にそれぞれ接続され、
    前記第1の単極双投スイッチの共通端子以外の2端子と前記第2の単極双投スイッチの前記共通端子以外の2端子は、所定の間隔で互いに対向するように配置され、
    互いに対向して配置された前記第1の単極双投スイッチの共通端子以外の2端子と前記第2の単極双投スイッチの共通端子以外の2端子とを、前記第1の2つの接続手段でそれぞれ接続し、
    前記第2の2つの接続手段は、一端が前記2個の出力端子または前記2個の入力端子に、他端が前記第1の2つの接続手段にそれぞれ接続され、
    前記第2の接続手段の一方は、該接続手段が接続されていない側の前記第1の接続手段と交差してなることを特徴とするスイッチ装置。
  5. 請求項3または4に記載のスイッチ装置において、
    前記2個の入力端子と前記2個の出力端子とを互いに入れ替えたことを特徴とするスイッチ装置。
  6. 請求項3乃至5のいずれかに記載のスイッチ装置において、
    前記単極双投スイッチは、微小機械スイッチで構成されたことを特徴とするスイッチ装置。
  7. 請求項3乃至5のいずれかに記載のスイッチ装置において、
    前記単極双投スイッチは、そのドレインまたはソースの一方が共通端子に接続され、他方がそれぞれ共通端子以外の2端子に接続された少なくとも2個のFETで構成されたことを特徴とするスイッチ装置。
  8. 請求項6または7のいずれかに記載のスイッチ装置において、
    2個のキャパシタを備え、
    前記第1または前記第2の2×2スイッチの2個の入力端子に、前記2個のキャパシタをそれぞれ直列に接続したことを特徴とするスイッチ装置。
  9. 請求項6または7に記載のスイッチ装置において、
    4個のキャパシタを備え、
    前記第1および前記第2の2×2スイッチの各2個の入力端子に、前記4個のキャパシタを直列に接続したことを特徴とするスイッチ装置。
  10. 請求項6乃至9のいずれかに記載のスイッチ装置において、
    2個の抵抗または2個のインダクタと、少なくとも1つの制御端子を備え、
    前記2個の抵抗または2個のインダクタは、その一端が前記制御端子に接続され、他端がそれぞれ、前記第1または前記第2の2×2スイッチの2個の入力端子または2個の出力端子の何れか一方に接続されたことを特徴とするスイッチ装置。
  11. 請求項6乃至9のいずれかに記載のスイッチ装置において、
    第1の2個の抵抗または2個のインダクタと、第2の2個の抵抗または2個のインダクタと、第1および第2の制御端子と、4個のキャパシタとを備え、
    前記第1の2個の抵抗または2個のインダクタは、その一端が前記第1の制御端子に接続され、
    他端がそれぞれ、前記第1の2×2スイッチの2個の入力端子に直列に接続された前記2個のキャパシタの該入力端子側とは反対側または前記2×2スイッチの2個の出力端子の何れか一方に接続され、
    前記第2の2個の抵抗または2個のインダクタは、その一端が前記第2の制御端子に接続され、
    他端がそれぞれ、前記第2の2×2スイッチの2個の入力端子に直列に接続された残りの2個の前記キャパシタの該入力端子側とは反対側または前記2×2の2個の出力端子の何れか一方に接続されたことを特徴とするスイッチ装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載のスイッチ装置において、
    前記第1の2×2スイッチの出力端子の一方が前記第2の2×2スイッチの入力端子の一方に接続されたことを特徴とするスイッチ装置。
  13. 請求項12に記載のスイッチ装置において、
    前記第1の2×2スイッチの出力端子の一方と前記第2の2×2スイッチの入力端子の一方は、パッケージの外部で接続されたことを特徴とするスイッチ装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれかに記載のスイッチ装置において、
    前記スイッチ装置の一部または全てが基板に集積されたことを特徴とするスイッチ装置。
  15. 2つの入力端子と2つの出力端子とが互いに90度の角度を成すように配置された4個の2×2スイッチが四角形状の基板の1辺に2個づつ互いに隣接して配置されており、
    前記第1の2×2スイッチの入力端子または出力端子と前記第2の2×2スイッチの入力端子または出力端子とが前記四角形状の基板上の第1の一辺に配置され、
    前記第2の2×2スイッチの出力端子または入力端子と前記第3の2×2スイッチの出力端子または入力端子とが前記基板上の第2の一辺に配置され、
    前記第3の2×2スイッチの入力端子または出力端子と前記第4の2×2スイッチの入力端子または出力端子とが前記基板上の第3の一辺に配置され、
    前記第4の2×2スイッチの出力端子または入力端子と前記第1の2×2スイッチの出力端子または入力端子とが前記基板上の第4の一辺に配置されたことを特徴とするスイッチ装置。
  16. 請求項15に記載のスイッチ装置において、
    前記第1と第3の2×2スイッチが同一構成であることを特徴とするスイッチ装置。
  17. 請求項15に記載のスイッチ装置において、
    前記第2と第4の2×2スイッチが同一構成であることを特徴とするスイッチ装置。
  18. 請求項15に記載のスイッチ装置において、
    前記第1乃至第4の2×2スイッチが同一構成であることを特徴とするスイッチ装置。
  19. 請求項15乃至18のいずれかに記載のスイッチ装置において、
    前記第1と第3の2×2スイッチの入出力端子をそれぞれパッケージ端子に接続したことを特徴とするスイッチ装置。
  20. 請求項15乃至18のいずれかに記載のスイッチ装置において、
    前記第2と第4の2×2スイッチの入出力端子をそれぞれパッケージ端子に接続したことを特徴とするスイッチ装置。
  21. 請求項19に記載のスイッチ装置において、
    前記第1の2×2スイッチの出力端子の一方が前記第3の2×2スイッチの入力端子の一方に接続されたことを特徴とするスイッチ装置。
  22. 請求項20に記載のスイッチ装置において、
    前記第2の2×2スイッチの出力端子の一方が前記第4の2×2スイッチの入力端子の一方に接続されたことを特徴とするスイッチ装置。
  23. 請求項21または22に記載のスイッチ装置において、
    前記第1の2×2スイッチの出力端子の一方と前記第3の2×2スイッチの入力端子の一方、あるいは前記第2の2×2スイッチの出力端子の一方と前記第4の2×2スイッチの入力端子の一方は、パッケージの外部で接続されたことを特徴とするスイッチ装置。
  24. 請求項15乃至23のいずれかに記載のスイッチ装置において、
    前記第1乃至第4の2×2スイッチを請求項3乃至7のいずれかに記載の2×2スイッチで構成したことを特徴とするスイッチ装置。
  25. 請求項24に記載のスイッチ装置において、
    2個のキャパシタを備え、
    当該パッケージ端子に接続された第1または第2の2×2スイッチの入力端子に、前記2個のキャパシタを直列に接続したことを特徴とするスイッチ装置。
  26. 請求項24に記載のスイッチ装置において、
    4個のキャパシタを備え、
    当該パッケージ端子に接続された第1および第3の2×2スイッチの入力端子、または第2および第4の2×2スイッチの入力端子に、前記4個のキャパシタをそれぞれ直列に接続したことを特徴とするスイッチ装置。
  27. 請求項24乃至26のいずれかに記載のスイッチ装置において、
    2個の抵抗または2個のインダクタと、少なくとも1つの制御端子を備え、
    前記2個の抵抗または2個のインダクタは、その一端が前記制御端子に接続され、他端がそれぞれ、前記第1または第2の2×2スイッチの2個の入力端子または2個の出力端子のそれぞれに接続されたことを特徴とするスイッチ装置。
  28. 請求項24乃至26のいずれかに記載のスイッチ装置において、
    第1の2個の抵抗または2個のインダクタと、第2の2個の抵抗または2個のインダクタと、第1および第2の制御端子と、4個のキャパシタとを備え、
    前記第1の2個の抵抗または2個のインダクタは、その一端が前記第1の制御端子に接続され、他端がそれぞれ、前記第1または第2の2×2スイッチの2個の入力端子に直列に接続された前記キャパシタの該入力端子側とは反対側または前記2×2スイッチの2個の出力端子の何れか一方に接続され、
    前記第2の2個の抵抗または2個のインダクタは、その一端が前記第2の制御端子に接続され、他端がそれぞれ、前記第3または第4の2×2スイッチの2個の入力端子に直列に接続された前記キャパシタの該入力端子側とは反対側または前記2×2スイッチの2個の出力端子の何れか一方に接続されたことを特徴とするスイッチ装置。
  29. 請求項15乃至18のいずれかに記載のスイッチ装置において、
    前記第1の2×2スイッチの入力端子の一方を終端し、
    前記第1の2×2スイッチの出力端子の一方と前記第2の2×2スイッチの入力端子の一方を接続し、
    前記第1の2×2スイッチの出力端子の他の一方と前記第3の2×2スイッチの入力端子の一方を接続し、
    前記第2の2×2スイッチの入力端子の他の一方と、前記第3の2×2スイッチの入力端子の他の一方を終端し、
    前記第1の2×2スイッチの入力端子の他の一方と、前記第2および第3の出力端子をそれぞれパッケージ端子に接続したことを特徴とするスイッチ装置。
  30. 請求項29に記載のスイッチ装置において、
    当該第1の2×2スイッチの入力端子の一方の終端と、
    当該第2の2×2スイッチの入力端子の他の一方の終端と、前記第3の2×2スイッチの入力端子の他の一方の終端のうち少なくとも1つの終端は、パッケージの内部で行われたことを特徴とするスイッチ装置。
  31. 請求項29乃至30のいずれかに記載のスイッチ装置において、
    前記終端は抵抗または抵抗とキャパシタの直列接続によりグランドに終端されたことを特徴とするスイッチ装置。
  32. 請求項29乃至31のいずれかに記載のスイッチ装置において、
    当該第1乃至第4の2×2スイッチを請求項3乃至7のいずれかに記載の2×2スイッチで構成したことを特徴とするスイッチ装置。
  33. 請求項32に記載のスイッチ装置において、
    2個のキャパシタを備え、
    前記第1の2×2スイッチの入力端子または出力端子に、前記2個のキャパシタを直列に接続したことを特徴とするスイッチ装置。
  34. 請求項32に記載のスイッチ装置において、
    4個のキャパシタを備え、
    前記第2と第3の2×2スイッチの出力端子に、前記4個のキャパシタを直列に接続したことを特徴とするスイッチ装置。
  35. 請求項32乃至34のいずれかに記載のスイッチ装置において、
    2個の抵抗または2個のインダクタと、少なくとも1つの制御端子を備え、
    前記2個の抵抗または2個のインダクタは、その一端が前記制御端子に接続され、
    他端がそれぞれ、前記第1の2×2スイッチの2個の入力端子または2個の出力端子の一方に接続されたことを特徴とするスイッチ装置。
  36. 請求項15乃至35のいずれかに記載のスイッチ装置において、
    前記スイッチ装置の一部または全てが基板に集積されたことを特徴とするスイッチ装置。
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