JP2009152306A - 半導体スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】SPnTスイッチの広帯域化ならびに小型化・低コスト化を実現可能な半導体スイッチを提供する。
【解決手段】例えばSP4Tスイッチの場合、半導体基板上に、1個の第1の端子と接続する配線210の他端の分岐点Aから4本の配線211〜214に分岐し、配線211〜214の他端それぞれをソースまたはドレインに接続した4個のFET4〜4について、該FET4〜4の他方の端子であるドレインまたはソースからそれぞれ配線221〜224を経由して4個の第2の端子に接続する構成とする際に、4個のFET4〜4のうち、配線210の他端の分岐点Aから遠い位置になるFETほど、配線210の他端の分岐点Aに近づけるように配置することによって、4本の配線211〜214の長さを互いに等しくする。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体スイッチに関し、特に、電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)をオン/オフすることにより信号経路を切り替える1入力多出力スイッチまたは多入力1出力スイッチに関わる半導体スイッチに関する。本発明に係わる半導体スイッチは、例えば、無線通信や広帯域データ伝送などに好適な高周波用の半導体を用いたスイッチとして適用することができる。
近年、携帯電話や無線LANなどの複数種類の無線通信方式が実用化されて、数多くのユーザに利用されるようになってきた。したがって、各ユーザがこれらの個別の無線通信方式毎に異なる複数の無線端未を保有するのではなく、1つの無線端末で複数種類の無線通信方式をサポートすることができる、マルチモード/マルチバンド端末の実現が強く求められている。マルチモード/マルチバンド端末では、基本的に各無線通信方式(各無線周波数帯)に対応した複数のアンテナを備え、いずれかのアンテナによる無線信号の送受信をスイッチによって切り替える構成となる。したがって、これらのマルチモード/マルチバンド端末を実現する上で、スイッチの多ポート化が必要不可欠となっている。
無線端末用のスイッチ素子としては、従来より、消費電力がほとんどゼロで小型かつモノリシック集積化が容易なFETスイッチが多用されている。FETスイッチを用いて、1入力n出力(またはn入力1出力)のSingle−Pole n−Throw(SPnT:単極n投)スイッチを構成するためには、n個の1入力1出力のSingle−Pole Single−Throw(SPST:単極単投)スイッチを並列に配置することが必要となる。
しかしながら、n個のSPSTスイッチを単位スイッチとして並列配置する構成では、ポート数nが増加するにつれて、例えば一つの入力がn個に分岐する分岐点から遠くに位置するSPSTスイッチほど、該分岐点からSPSTスイッチまでの配線長が長くならざるを得ないため、次のような問題点が生じる。
SPnTスイッチは、n個のSPSTスイッチのうち、いずれか1つのSPSTスイッチをONにし、残りの(n−1)個のSPSTスイッチをOFFになるように制御される。したがって、例えば、Single−Pole 8−Throw(SP8T:単極8投)スイッチの場合、図7のような接続制御が行われる。図7は、従来のSP8Tスイッチの接続構成の一例を示す回路図である。図7に示すように、SP8Tスイッチにおいて、例えば、SPSTスイッチ10がONする場合、残りの7個のSPSTスイッチ10〜10はOFFになる。
一方、例えば、SPSTスイッチ10がONする場合には、SPSTスイッチ10〜10,10〜10は、OFFになる。ここで、スイッチの通過状態のポート間依存性をなくすためには、配線2〜2の長さを揃えることが必要であるが、図7の例のように、SPSTスイッチの端子が面一にレイアウトされた場合、分岐点Aから最遠に位置するSPSTスイッチ10,10までの配線長に揃えることでしか対応することができない。このような場合、特に、配線2,2等は蛇行してレイアウトせざるを得なくなり、配線間の電磁結合を避けることが困難になり、アイソレーション特性が劣化するという問題点が生じる。
さらに、図7に例示したように、SPSTスイッチ10がONする場合は、SPSTスイッチ10〜10はOFFになるため、分岐点Aから見たOFF状態の7個のSPSTスイッチ10〜10までの7本の配線2〜2は、オープンスタブとして動作することになる。ここで、ポート間通過特性を均一にするために、配線2〜2の長さを最遠に位置するSPSTスイッチ10,10までの配線長に揃えていた場合、オープンスタブ長も長くなってしまい、スイッチの反射損失が劣化し、動作帯域が著しく減少してしまうという問題点を生じる。
図8は、図7のSP8Tスイッチにおける信号特性のシミュレーション結果を示す特性図であり、入力の分岐点Aから各SPSTスイッチ10〜10に接続される配線2〜2の電気長をパラメータとした時の反射損失と挿入損失のシミュレーション結果を示している。
図8の特性図に示すように、周波数fを規格化周波数foに設定した際に、電気長が僅か1度しか異なっていない場合であっても、電気長が0度の場合に比し、反射損失が約2dB劣化し、挿入損失も増大することが分かる。
GaAs等の半導体基板上の配線においては、電気長1度は、5GHzで約70μm、10GHzで約35μmと極めて短い物理長であるため、物理サイズが有限であるFETを複数用いて多ポートの広帯域スイッチを実現することは非常に困難である。特に、スイッチの広帯域動作に有効なGaAs等の化合物半導体FETを使用する場合、ゲートの加工方位が限定されるため、より一層、配線長を等長かつ短く配置することが困難になる。これは、例えば、[100]面の結晶面方位を有するGaAsウェハ上に高性能のFETを形成することができるゲート方位は、オリフラ(Orientation Flat)に対して水平な[011]等の方位に限られることに起因している。
かくのごとき問題点を緩和することができる従来技術として、特許文献1の特許第3040687号公報「1入力多出力スイッチおよび多入力1出力スイッチ」に記載の技術がある。図9は、前記特許文献1に記載された回路図であり、従来のSP8Tスイッチの接続構成の図7とは異なる例を示す回路図である。
図9のSP8Tスイッチの接続構成においては、1段目のSPSTスイッチ1011,1012、2段目のSPSTスイッチ10111,10112、SPSTスイッチ10121,10122、および、3段目のSPSTスイッチ101111,101112、SPSTスイッチ101121,101122、SPSTスイッチ101211,101212およびSPSTスイッチ101221,101222のように、SPSTスイッチをいわゆるトーナメント型の多段構成としている。かくのごとく多段構成にすることにより、各SPSTスイッチ間のすべての接続配線を等長かつ短くすることができるため、スイッチの高性能化(ポート間特性の均一化および広帯域化)が期待される。
しかしながら、図9のSP8Tスイッチの接続構成は、多段構成化に伴いスイッチの大型化や挿入損失の増大および制御端子数の増加を招いてしまうという問題点が生じてしまう。スイッチの大型化は、集積回路の占有面積が増大することによる製造コストの増加を招くばかりではなく、さらなる単位スイッチとしてSP8Tスイッチ等のSPnTスイッチを複数個用いて構成するスイッチマトリクスの小型化・低コスト化を阻害する要因にもなってしまう。
特許第3040687号公報
前述したように、従来の半導体スイッチにおいては、スイッチのポート数を増加させるにつれて、SPnTスイッチ(単極n投スイッチ)の広帯域動作が困難になるとともに、回路の小型化・低コスト化を図ることも困難になるという問題があった。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、SPnTスイッチの広帯域化ならびに小型化・低コスト化の実現が可能な半導体スイッチを提供することに、その目的がある。
本発明は、前述の課題を解決するために、以下のごとき各技術手段から構成されている。
第1の技術手段は、半導体基板上に、1個の第1の端子と、n個(n:正整数)の第2の端子と、n個の第1のFETと、1本の第1の導体と、n本の第2の導体と、n本の第3の導体とを少なくとも備え、前記第1の端子は、前記第1の導体の一端に接続され、前記第1の導体の他端は、前記n本の第2の導体の一端に接続され、前記n本の第2の導体の他端は、それぞれ、前記n個の第1のFETのソースまたはドレインに接続され、前記n個の第1のFETのドレインまたはソースは、それぞれ、前記n本の第3の導体の一端に接続され、前記n本の第3の導体の他端は、それぞれ、前記n個の第2の端子に接続してなる半導体スイッチにおいて、前記n個の第1のFETのうち、前記第1の導体の他端から遠い位置にある第1のFETほど、前記第1の導体の他端に近づけるように配置することによって、前記n本の第2の導体の長さを互いに等しくすることを特徴とする。
第2の技術手段は、半導体基板上に、1個の第1の端子と、n個(n:正整数)の第2の端子と、n個の第1のFETと、1本の第1の導体と、n本の第2の導体と、n本の第3の導体とを少なくとも備え、前記第1の端子は、前記第1の導体の一端に接続され、前記第1の導体の他端は、前記n本の第2の導体の一端に接続され、前記n本の第2の導体の他端は、それぞれ、前記n個の第1のFETのソースまたはドレインに接続され、前記n個の第1のFETのドレインまたはソースは、それぞれ、前記n本の第3の導体の一端に接続され、前記n本の第3の導体の他端は、それぞれ、前記n個の第2の端子に接続してなる半導体スイッチにおいて、前記n本の第2の導体は、それぞれ、直線で形成され、かつ、それぞれの長さが互いに等しいことを特徴とする。
第3の技術手段は、前記第1または第2の技術手段に記載の半導体スイッチにおいて、前記n本の第3の導体のそれぞれの長さが、互いに等しいことを特徴とする。
第4の技術手段は、前記第1ないし第3の技術手段のいずれかに記載の半導体スイッチにおいて、前記n個の第1のFETのゲートが、それぞれ、互いに平行になるように形成されていることを特徴とする。
第5の技術手段は、前記第1ないし第4の技術手段のいずれかに記載の半導体スイッチにおいて、n個の第2のFETをさらに備え、前記n個の第2のFETのソースまたはドレインを接地し、前記n個の第2のFETのドレインまたはソースを、それぞれ、前記n個の第1のFETのドレインまたはソースに直接接続することを特徴とする。
第6の技術手段は、前記第5の技術手段に記載の半導体スイッチにおいて、前記n個の第1のFETのドレインまたはソースと前記n個の第2のFETのドレインまたはソースとをそれぞれ直接接合するか、あるいは、互いに平行に配置されたn本の第4の導体をさらに備え、前記n個の第1のFETのドレインまたはソースを前記n本の第4の導体の一端にそれぞれ接続し、前記n個の第2のFETのドレインまたはソースを前記n本の第4の導体の他端にそれぞれ接続するかのいずれかの構成とすることを特徴とする。
第7の技術手段は、前記第1ないし第6の技術手段のいずれかに記載の半導体スイッチにおいて、前記第2の端子、前記第1のFET、前記第2の導体および前記第3の導体を少なくとも含み、前記第1の端子および前記第1の導体を除く各構成要素を、前記第1の端子に一端が接続された前記第1の導体の他端から180度以内の範囲に収まる領域に配置することを特徴とする。
第8の技術手段は、前記第7の技術手段に記載の半導体スイッチにおいて、前記第2の端子、前記第1のFET、前記第2の導体および前記第3の導体を少なくとも含み、前記第1の端子および前記第1の導体を除く各構成要素を、第1組と第2組として、2組備え、前記第1組と前記第2組とのそれぞれに属する各構成要素を、前記第1の端子に一端が接続された前記第1の導体の他端に対して、点対称になるように配置することを特徴とする。
第9の技術手段は、前記第1ないし第8の技術手段のいずれかに記載の半導体スイッチにおいて、前記半導体基板上に、接地導体が形成されていることを特徴とする。
第10の技術手段は、前記第1ないし第9の技術手段のいずれかに記載の半導体スイッチにおいて、前記半導体基板上または前記接地導体上に誘電体層をさらに備え、前記第1の導体と前記n本の第2の導体とを、前記誘電体層を挟むように形成し、前記第1の導体の他端と前記n本の第2の導体の一端とを前記誘電体層に穿設されたスルーホールを介して接続することを特徴とする。
第11の技術手段は、前記第10の技術手段に記載の半導体スイッチにおいて、前記誘電体層が2つの層に分割されて2層から構成され、2つの層に分割された前記誘電体層の間に接地導体を配置することを特微とする。
第12の技術手段は、前記第1ないし第9の技術手段のいずれかに記載の半導体スイッチにおいて、前記半導体基板上または前記接地導体上に順に積層されたn層の誘電体層を備え、前記第1の導体と前記n本の第2の導体とを、それぞれ互いに異なる誘電体層を挟むように形成し、前記第1の導体の他端と前記n本の第2の導体それぞれの一端とをn層の前記誘電体層それぞれに穿設されたスルーホールを介して接続することを特徴とする。
第13の技術手段は、前記第11の技術手段に記載の半導体スイッチにおいて、n層の前記誘電体層それぞれが2つの層に分割されて2n層から構成され、2n層の前記誘電体層のうち、前記第1の導体と前記n本の第2の導体とが形成されていない誘電体層の間にそれぞれ接地導体を配置することを特微とする。
第14の技術手段は、前記第1ないし第9の技術手段のいずれかに記載の半導体スイッチにおいて、前記半導体基板上または前記接地導体上に誘電体層をさらに備え、前記第1の導体と前記n本の第2の導体とを、前記誘電体層上に形成し、前記n本の第2の導体の他端と前記n個の第1のFETのソースまたはドレインとを、それぞれ、前記誘電体層に穿設されたスルーホールを介して接続することを特徴とする。
本発明に係わる半導体スイッチによれば、SPnTスイッチ(単極n投スイッチ)の単位スイッチである各SPSTスイッチ(単極単投スイッチ)のレイアウトとして、n個(n:正整数)の各SPSTスイッチを構成する各FETから共通接続点(つまりn個に分岐する分岐点)までの距離を最短かつ等長にすることが可能なレイアウト構成を実現しているので、以下のごとき効果を奏することができる。
すなわち、各SPSTスイッチを構成する各FETから共通接続点までの距離を最短かつ等長とすることにより、ポート間特性を均一にできることに加えて、SPnTスイッチのON/OFF動作時に、共通接続点からOFF状態の各SPSTスイッチまでの配線によって生じるオープンスタブの影響を大幅に低減することができることになる。したがって、SPnTスイッチの広帯域動作を実現することができる上に、多ポートスイッチの小型化・低コスト化も図ることができる。
また、直流成分を含む信号であっても動作する広帯域スイッチを構成することができるため、無線通信用のみならず、広帯域なベースバンド信号を利用する高速データ伝送用スイッチにも適用することができる。
以下に、本発明に係わる半導体スイッチの最良の実施形態について、その一例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(本発明の特徴)
本発明の実施の形態の説明に先立って、本発明の特徴の概要についてまず説明する。本発明は、FETを用いた半導体スイッチであるSPnTスイッチ(単極n投スイッチ)において、一つの共通接続点から各FETへ分岐する際の各FETまでの電気配線の長さが最短かつ等長になるように各FETを配置することを特徴とし、而して、OFF状態にあるFETへの電気配線がオープンスタブとして及ぼす影響を低減することによって、ポート間特性の均一な半導体スイッチの広帯域化、小型化、低コスト化を図ることを可能としている。
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態に係わる半導体スイッチについて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる半導体スイッチのパタンレイアウトを示すレイアウト図である。図1に示す半導体スイッチは、4個のFET4〜4を用いて構成されたSingle−Pole 4−Throw(SP4T:単極4投)スイッチの場合を示している。FET4〜4が形成されている半導体基板の表面には、接地導体1および図示していない誘電体層が順に積層されており、配線210、配線211〜214、および、配線221〜224は、この誘電体層上に形成されている。
ここに、配線210は、1個の第1の端子と4本の第2の導体の配線211〜214への分岐点Aとの間を接続する1本の第1の導体である。なお、分岐点Aは、見方を変えれば、1本の第1の導体である配線210に4本の第2の導体の配線211〜214を接続するための共通接続点を形成している。また、配線211〜214は、分岐点Aと4個のFET4〜4のソース(またはドレイン)との間をそれぞれ接続する4本の第2の導体であり、また、配線221〜224は、4個のFET4〜4のドレイン(またはソース)と4個の第2の端子との間をそれぞれ接続する4本の第3の導体である。
好ましくは、分岐点Aと4個のFET4〜4のソース(またはドレイン)との間をそれぞれ接続する4本の第2の導体である配線211〜214間の相互干渉をほとんど無視できるように、誘電体層の厚さは、数μm〜10μm程度に設定される。
また、1個の第1の端子と4本の導体への分岐点Aとの間を接続する1本の第1の導体である配線210は、前述のように、分岐点Aにおいて、4本の第2の導体である配線211〜214に4分岐され、誘電体層に穿設されたスルーホール311〜314を介して、それぞれ、半導体基板上に形成された4個のFET4〜4のソース(またはドレイン)に接続されている。
さらに、各FET4〜4のドレイン(またはソース)は、同様に、誘電体層に穿設されたスルーホール321〜324を介して、それぞれ、誘電体層上に形成された、4個の第2の端子それぞれとの間を接続する4本の第3の導体である配線221〜224に接続される。ここで、4本の第3の導体である配線221〜224のそれぞれの長さは、互いに等しい長さに形成されることが望ましい。
なお、4個のFET4〜4のゲートは、それぞれ、互いに平行になるように形成されており、FET4〜4のゲートには、それぞれ、抵抗5〜5が接続されている。図示していない制御端子から抵抗5〜5をそれぞれ経由してFET4〜4それぞれのゲート制御電圧を印加することによって、第1の導体の配線210が接続される第1の端子である共通端子と、4本の第3の導体の配線221〜224がそれぞれ接続される第2の端子である個別端子と、の間のON/OFFの切替制御が行われる。
ここで、4個のFET4〜4のうち、外側に配置され、分岐点Aから離れているFET4とFET4とは、内側に配置され、分岐点Aに近いFET4とFET4よりも、図1に示すように、あらかじめ定めた一定距離だけ、分岐点A(逆に言えば、前述のように、分岐点Aは、共通端子である第1の端子に接続される1本の配線210に配線211〜214を接続するための共通接続点である)側に近づけるようにシフトして配置されている。例えば、一例として、第2の導体である配線211〜214の他端にそれぞれ接続する4個のFET4〜4のソース(またはドレイン)が、それぞれ、分岐点Aを中心とした円周上に位置するように配置されており、4本の第2の導体である配線211〜214は、それぞれ、直線で形成され、かつ、それぞれの長さが互いに等しい長さに形成されている。
かくのごとく、分岐点Aから遠い位置になるFETほど分岐点A側に近づけるようにレイアウトを行うことによって、一般にゲート加工方位が一方向に限定されるFETを単位スイッチ(SPSTスイッチ:単極単投スイッチ)として複数個用いて、多ポートスイッチ(SPnTスイッチ)を構成するような場合においても、共通接続点の分岐点Aとn個のFET4〜4のソース(またはドレイン)との間をそれぞれ接続するn本の第2の導体である配線211〜21nの長さを、最短かつ等長にすることが可能になる。
而して、分岐点AからOFF状態の各FET(SPSTスイッチ:単極単投スイッチ)までの配線によって生じるオープンスタブの影響を大幅に低減することができることに加えて、分岐点Aと4個のFET4〜4との間の信号の通過特性を揃えることができる。したがって、多ポートスイッチの広帯域化に加えてポート間特性の均一化も図ることができる。
次に、図1のSP4Tスイッチのパタンレイアウトとは異なる例を、図2を用いて説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態に係わる半導体スイッチのパタンレイアウトの図1からの変型例を示すレイアウト図であり、SP4Tスイッチの図1とは異なる構成例を示している。
図2に示す半導体スイッチは、図1の場合のシリーズFETを構成するFET4〜4を4個の第1のFETとして備えていることに加えて、シャントFETを構成する4個のFET41s〜44sを4個の第2のFETとしてさらに追加したシリーズ・シャント構成のスイッチを成している。つまり、図1のシリーズFETのFET4〜4とスルーホール321〜324との間に、ソース(またはドレイン)が接地され、ドレイン(またはソース)がシリーズFET(第1のFET)のFET4〜4のドレイン(またはソース)に配線を介して直接接続されたシャントFET41s〜44sが4個の第2のFETとして配置されている。なお、FET4〜4のドレイン(またはソース)とシャントFET41s〜44sとを配線を介することなく、直接接合させたレイアウトとしても良く、かかる場合については、第2の実施の形態として後述する。
図2のシリーズ・シャント構成においては、スイッチのON/OFF動作時に、シリーズFET4〜4とシャントFET41s〜44sとのON/OFF状態が、それぞれ、互いに、逆になるように制御される。したがって、信号経路としてOFFの経路においては、第1のFET側のシリーズFET例えばFET4がOFF、第2のFET側のシャントFET例えばFET41sがONとなるため、シャントFET例えばFET41sを通じて信号線例えば配線211の他端(分岐点Aと反対側の端子)が接地されることになり、アイソレーション特性を大幅に向上させることができ、スイッチの広帯域化を図ることができる。
なお、FET4〜4、シャントFET41s〜44sのゲートは、それぞれ、互いに平行になるように形成されており、FET4〜4、シャントFET41s〜44sのそれぞれのゲートには抵抗が接続されているが、図2には該抵抗を図示していない。ここで、第4の導体である4本の配線により直接接続されるFET4〜4のドレイン(またはソース)とシャントFET41s〜44sのドレイン(またはソース)とは、図2に示すように、それぞれについて同一直線上に並ぶように配置して、4本の第4の導体である配線は互いに平行に配置されている。したがって、4本の第4の導体の長さを互いに同じ長さに揃え、かつ、分岐点Aと4個のFET4〜4のソース(またはドレイン)との間をそれぞれ接続する4本の第2の導体である配線211〜214の長さを、図1のシリーズ構成のSP4Tスイッチの場合と同一に保ったまま、シリーズ・シャント構成のSP4Tスイッチを実現することができ、ポート間特性の均一なスイッチの広帯域化を図ることができる。
また、図1に示すように、第1の端子および第1の導体である配線210を除き、4個の第1のFETであるFET4〜4を少なくとも含む各構成要素(つまり、第2の端子、第1のFET、第2の導体である配線211〜214、第3の導体である配線221〜224、図2の場合は、さらに、4個の第2のFETであるシャントFET41s〜44s、を少なくとも含む各構成要素)を、第1の端子に一端が接続された第1の導体である配線210の他端が存在する分岐点A(つまり、4本の配線211〜214の一端が共通に接続される共通接続点)から見て、180度以内の範囲に収まる領域に配置して、端子数のさらなる増加を要する場合においても、分岐点Aと各FETとの接続を行う第2の導体(配線)の長さを、それぞれ、最短かつ等長にすることを可能とするようにしている。さらに、4個のFETと4個の第2の端子との間をそれぞれ接続する第3の導体である配線221〜224のそれぞれの長さは、互いに等しい長さに形成されることが望ましい。
各SPSTスイッチとして機能するFET4〜4のソース、ドレインと第2の導体の配線211〜214、第3の導体の配線221〜224との間の接続(つまり、図1のようなシリーズ構成のSP4Tスイッチの場合、FET4〜4と、共通端子の第1の端子から第1の導体の配線210が4本に分岐する分岐点Aに接続された第2の導体の配線211〜214と、の間の接続、個別端子の第2の端子に接続された第3の導体の配線221〜224と、の間の接続)については、前述のように、FET4〜4のソースを第2の導体の配線211〜214に接続する場合、ドレインを第3の導体の配線221〜224に接続し、逆に、FET4〜4のドレインを第2の導体の配線211〜214に接続する場合、ソースを第3の導体の配線221〜224に接続する。
また、図2のように、各SPSTスイッチとしてFETを2個使用してシリーズ・シャント構成のスイッチを構成する場合、第1のFETであるシリーズFET4〜4と第2のFETであるシャントFET41s〜44sとの間の接続についても、前述のように、シリーズFET4〜4のドレインにシャントFET41s〜44sを接続する場合には、シャントFET41s〜44sのドレインをシリーズFET4〜4のドレインに、シャントFET41s〜44sのソースを接地し、逆に、シリーズFET4〜4のソースにシャントFET41s〜44sを接続する場合には、シャントFET41s〜44sのソースをシリーズFET4〜4のソースに、シャントFET41s〜44sのドレインを接地する。
以上のように、各SPSTスイッチを構成するFET4〜4から分岐点A(共通接続点)までの距離つまり第2の導体の配線211〜214の長さを短くかつ等長とすることにより、SPnTスイッチのON/OFF動作時に、分岐点A(共通接続点)からOFF状態の各SPSTスイッチまでの配線によって生じるオープンスタブの影響を大幅に低減することができることになる。したがって、ポート間特性の均一なSPnTスイッチの広帯域動作を実現することができる上に、多ポートスイッチの小型化・低コスト化も図ることができる。
また、図1のごとき回路構成においては、直流成分を含む信号であっても動作する広帯域スイッチを構成することができるため、無線通信用のみならず、広帯域なベースバンド信号を利用する高速データ伝送用スイッチにも適用することができる。
また、図2においては、また、シリーズ・シャント構成とすることにより、アイソレーション特性を大幅に向上させることができ、スイッチの広帯域化をより確実に図ることができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係わる半導体スイッチについて図3、図4を用いて説明する。図3は、本発明の第2の実施の形態に係わる半導体スイッチのパタンレイアウトを示すレイアウト図であり、半導体スイッチとして、シリーズ・シャント構成のSP4Tスイッチの図2とは異なるレイアウトを示している。また、図4は、本発明の第2の実施の形態に係わる半導体スイッチのパタンレイアウトの図3とは異なる例を示すレイアウト図であり、半導体スイッチとして、シリーズFET構成のSP8Tスイッチのパタンレイアウトを示している。
なお、図3は、4個の第1のFETとしてシリーズFET4〜4と4個の第2のFETとしてシャントFET41s〜44sとを備えている場合を示している。ここで、図3は、図2の場合と同様、FET4〜4、シャントFET41s〜44sのゲートは、それぞれ、互いに平行になるように形成されており、FET4〜4、シャントFET41s〜44sのそれぞれのゲートには抵抗が接続されているが、図3には該抵抗を図示していない。また、図4の場合も、図1の場合の2倍となる8個のシリーズFET4〜4を第1のFETとして備えている場合を示しているが、図3の場合と同様、それぞれのゲートが互いに平行に形成されるFET4〜4のゲートにそれぞれ接続されている抵抗を図示していない。
図3、図4に示す本実施の形態に係わる半導体スイッチのパタンレイアウトについて、第1の実施の形態に係わる半導体スイッチのパタンレイアウトとの相違は、SP4Tスイッチ(図3の場合)またはSP8Tスイッチ(図4の場合)の第1の端子、第1の導体である配線210を除く他の構成要素を、第1組、第2組の2組に分割してレイアウトしていることである。さらに、2組に分割した第1組、第2組の各構成要素を、分岐点Aを中心にして、つまり、第1の端子に一端が接続された第1の導線である配線210の他端に対して、点対称に配置した上で、2組に分割した構成要素間の中央の空きスペースに、第1の端子に接続される第1の導体である配線210を配置していることである。
つまり、図3のシリーズ・シャント構成のSP4Tスイッチの場合は、第1の実施形態の図2に示したシリーズ・シャント構成の4×4スイッチを構成する各構成要素のうち、4個の第2の端子と、4個の第1のFETであるFET4〜4と、4個の第2のFETであるシャントFET41s〜44sと、4本の第2の導体である配線211〜214と、4個のスルーホール311〜314と、4本の第3の導体である配線221〜224と、4個のスルーホール321〜324とを少なくとも含み、第1の端子、第1の導体である配線210を除く各構成要素を、第1組、第2組の2組に分割する。また、前述のように、シリーズFET4〜4,シャントFET41s〜44sのゲートに接続される抵抗を図示していないが、該抵抗についても2組に分割する。
分割した2組のうち、第1組を構成する、2個の第2の端子と、2個の第1のFETであるFET4〜4と、2個の第2のFETであるシャントFET41s〜42sと、2本の第2の導体である配線211〜212と、2個のスルーホール311〜312と、2本の第3の導体である配線221〜222と、2個のスルーホール321〜322と、ゲート接続抵抗とを少なくとも含む各構成要素を、図3の右側の領域に配置する。
一方、第2組を構成する、残りの2個の第2の端子と、2個の第1のFETであるFET4〜4と、2個の第2のFETであるシャントFET43s〜44sと、2本の第2の導体である配線213〜214と、2個のスルーホール313〜314と、2本の第3の導体である配線223〜224と、2個のスルーホール323〜324と、ゲート接続抵抗とを少なくとも含む各構成要素を、第1組の各構成要素と、第1の端子に一端が接続された第1の導体である配線210の他端が存在する分岐点Aに対して、点対称になるように、図3の左側の領域に配置している。
また、図4のシリーズ構成のSP8Tスイッチの場合も、同様に、8個の第2の端子と、8個の第1のFETであるFET4〜4と、8本の第2の導体である配線211〜218と、8個のスルーホール311〜318と、8本の第3の導体である配線221〜228と、8個のスルーホール321〜328とを少なくとも含み、第1の端子、第1の導体である配線210を除く各構成要素を、第1組、第2組の2組に分割する。また、前述のように、FET4〜4のゲートに接続される抵抗を図示していないが、該抵抗についても2組に分割する。
分割した2組のうち、第1組を構成する、4個の第2の端子と、4個の第1のFETであるFET4〜4と、4本の第2の導体である配線211〜214と、4個のスルーホール311〜314と、4本の第3の導体である配線221〜224と、4個のスルーホール321〜324と、ゲート接続抵抗とを少なくとも含む各構成要素を、図4の右側の領域に配置する。
一方、第2組を構成する、残りの4個の第2の端子と、4個の第1のFETであるFET4〜4と、4本の第2の導体である配線215〜218と、4個のスルーホール315〜318と、4本の第3の導体である配線225〜228と、4個のスルーホール325〜328と、ゲート接続抵抗とを少なくとも含む各構成要素を、第1組の各構成要素と、第1の端子に一端が接続された第1の導体である配線210の他端が存在する分岐点Aに対して、点対称になるように、図4の左側の領域に配置している。
つまり、図4のシリーズ構成のSP8Tスイッチの場合、見方を変えれば、図1に示したシリーズ構成のSP4Tにおける、4個の第2の端子と、4個の第1のFETであるFET4〜4と、4本の第2の導体である配線211〜214と、4個のスルーホール311〜314と、4本の第3の導体である配線221〜224と4個のスルーホール321〜324と、ゲート接続抵抗とを少なくとも含み、第1の端子、第1の導体である配線210を除く各構成要素を、第1組と第2組として、2組備え、第1組と第2組とを、第1の端子に一端が接続された第1の導体の他の一端が存在する分岐点Aに対して、点対称になるように配置し、かつ、第2組の各構成要素の符号を、符号の重複を避けるために、それぞれ、4個の第1のFETをFET4〜4、4本の第2の導体を配線215〜218、4本の第3の導体を配線225〜228、4個ずつのスルーホールをスルーホール315〜318,325〜328と、それぞれ変更しているものとみなすこともできる。
さらに、図3に示す本実施の形態のSP4Tスイッチについては、図2に示す第1の実施の形態のSP4Tスイッチと異なり、シャントFET41s〜44sのドレイン(またはソース)とFET4〜4のドレイン(またはソース)とが、配線を用いて接続される代わりに、両者の面同士が互いに接合されることによって、直接接続された構成となっている。したがって、図2に示す第1の実施の形態のSP4Tスイッチとは異なり、4個のFET4〜4のドレイン(またはソース)と4個の第2の端子との間をそれぞれ接続するための4本の第3の導体である配線221〜224を、4個の第2のFETであるシャントFET41s〜44sを介することなく、4個の第1のFETであるFET4〜4のドレイン(またはソース)と直接接合することができるため、高周波特性を向上することができる。
さらに、図3のシリーズ・シャント構成のSP4Tスイッチにおいては、前述のように、第1の端子、第1の導体である配線210を除く他の構成要素を2組に分割して、それぞれの領域に配置すると同時に、分岐点Aに対して点対称にレイアウトし、さらに、分割した各構成要素について、2分割した領域それぞれの中心位置から、FET4〜4のソース、ドレイン、シャントFET41s〜44sのドレイン、ソース(または、FET4〜4のドレイン、ソース、シャントFET41s〜44sのソース、ドレイン)、と配置している。
例えば、図3の右上の領域に配置されるFET4,シャントFET41sの場合は、中心に配置された分岐点Aに近い位置から順に上方向に向かって、FET4のソース、ドレイン、シャントFET41sのドレイン、ソース(または、FET4のドレイン、ソース、シャントFET41sのソース、ドレイン)と配置し、図3の右下の領域に配置されるFET4,シャントFET42sの場合は、中心に配置された分岐点Aに近い位置から順に下方向に向かって、FET4のソース、ドレイン、シャントFET42sのドレイン、ソース(または、FET4のドレイン、ソース、シャントFET42sのソース、ドレイン)と配置する。
かくのごとく配置することによって、分岐点Aと4個のFET4〜4のソース(またはドレイン)との間をそれぞれ接続する4本の第2の導体である配線211〜214のそれぞれの長さを、互いに等長に保ちつつ、図2の構成よりも短くすることができる。これにより、SP4Tスイッチの動作帯域を拡大することができる。なお、4個のFET4〜4のドレイン(またはソース)と4個の第2の端子との間をそれぞれ接続する4本の第3の導体である配線221〜224のそれぞれの長さは、互いに等しい長さに形成されることが望ましい。
また、図4に示す本実施の形態のSF8Tスイッチは、前述のように、図1に示す第1の実施の形態のSP4Tスイッチのうち、第1の端子、第1の導体である配線210を除く他の構成要素について2組用意して、それぞれの領域に配置すると同時に、分岐点Aに対して点対称にレイアウトした構成としている。かくのごとき配置とすることによって、分岐点Aと4個ずつのFET4〜4,4〜4のソース(またはドレイン)との間をそれぞれ接続する4本ずつの第2の導体である配線211〜214,215〜218のそれぞれの長さを、図1に示すSP4Tスイッチの場合の配線211〜214の長さと同一に保ったままで、スイッチのポート数を4個から8個と2倍にすることができる。したがって、多ポートスイッチの広帯域動作を図ることができる。なお、図4のレイアウトにおいても、4個ずつのFET4〜4,4〜4のドレイン(またはソース)と4個ずつの第2の端子との間をそれぞれ接続する4本ずつの第3の導体である配線221〜224,225〜228のそれぞれの長さは、すべて、互いに等しい長さに形成されることが望ましい。
なお、図3に示すように、第1の端子および第1の導体である配線210を除き、4個の第1のFETであるFET4〜4、4個の第2のFETであるシャントFET41s〜44sを少なくとも含む各構成要素(つまり、第1、第2のFET、第2の導体、第3の導体、スルーホール、第2の端子、図4の場合、第2のFETの代わりにさらなる4個の第1のFETであるFET4〜4を含む第1のFET、第2の導体、第3の導体、スルーホール、第2の端子、を少なくとも含む各構成要素)を、2組に分割したそれぞれの組について、第1の端子に一端が接続された第1の導体である配線210の他端が存在する分岐点A(つまり、4本の配線211〜214(図3の場合)、8本の配線211〜218(図4の場合)の一端が共通に接続される共通接続点)から見て、180度以内の範囲に収まる領域に配置して、共通接続点でもある分岐点Aと各FETとの接続を行う第2の導体(配線)の長さを、それぞれ、最短かつ等長にすることを可能とするようにしている。
図3のように、各SPSTスイッチとしてFETを2個使用してシリーズ・シャント構成のスイッチを構成する場合、第1のFETであるシリーズFET4〜4と第2のFETであるシャントFET41s〜44sとの間の接続については、前述のように、シリーズFET4〜4のドレインにシャントFET41s〜44sを接続する場合には、シャントFET41s〜44sのドレインをシリーズFET4〜4のドレインに、シャントFET41s〜44sのソースを接地し、逆に、シリーズFET4〜4のソースにシャントFET41s〜44sを接続する場合には、シャントFET41s〜44sのソースをシリーズFET4〜4のソースに、シャントFET41s〜44sのドレインを接地する。
また、図4のようなシリーズ構成のSP8Tスイッチの場合、FET4〜4と、共通端子の第1の端子に一端が接続された第1の導体の配線210の他端が存在する分岐点Aに接続された第2の導体の配線211〜218と、の間の接続、個別端子の第2の端子に接続された第3の導体の配線221〜228と、の間の接続については、前述のように、FET4〜4のソースを第2の導体の配線211〜218に接続する場合、ドレインを第3の導体の配線221〜228に接続し、逆に、FET4〜4のドレインを第2の導体の配線211〜218に接続する場合、ソースを第3の導体の配線221〜228に接続する。
以上のように、図3のごとく構成して、各SPSTスイッチを構成するFET4〜4から分岐点A(共通接続点)までの距離つまり第2の導体の配線211〜214の長さを最短かつ等長とすることにより、SPnTスイッチのON/OFF動作時に、分岐点A(共通接続点)からOFF状態の各SPSTスイッチまでの配線によって生じるオープンスタブの影響を大幅に低減することができることになる。したがって、SPnTスイッチのポート間特性の均一化および広帯域動作を実現することができる上に、多ポートスイッチの小型化・低コスト化も図ることができる。
また、シリーズ・シャント構成とすることにより、図2の場合と同様に、アイソレーション特性を大幅に向上させることができ、スイッチの広帯域化をより確実に図ることができる。
また、図4のごとく構成して、ポート数を図1の2倍としたシリーズ構成のSP8Tにおいても、図3の場合と同様のレイアウト構成とすることによって、図1のシリーズ構成のSP4Tの場合と全く同様の効果を得ることができる。さらに、直流成分を含む信号であっても動作する広帯域スイッチを構成することができるため、無線通信用のみならず、広帯域なベースバンド信号を利用する高速データ伝送用スイッチにも適用することができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態に係わる半導体スイッチについて図5、図6を用いて説明する。図5は、本発明の第3の実施の形態に係わる半導体スイッチのパタンレイアウトを示すレイアウト図であり、半導体スイッチとして、シリーズ・シャント構成のSP4Tスイッチの図2、図3の第1、第2の実施の形態とは異なるレイアウトを示している。つまり、本実施の形態は、図3に示した第2の実施の形態のシリーズ・シャント構成のSP4Tスイッチの変型例を示している。また、図6は、図5の半導体スイッチの構造を分かり易く説明するための説明図であり、図6(A)は、配線210、接地導体1およびスルーホール3,311〜314,341〜344を取り除いた状態のパタンレイアウトを示すレイアウト図であり、図6(B)は、図5のX−X′面における断面図を示している。
図5、図6に示す本実施の形態のSP4Tスイッチにおいて、図3のSP4Tスイッチとの相違は、分岐点Aを中心とする配線211〜214を含む領域、すなわち、分岐点Aと4個のFET4〜4のドレイン(またはソース)との間をそれぞれ接続する4本の第2の導体である配線211〜214を含む領域における各構成要素の構成にある。
図6(A)に示すように、配線211〜214を含む領域以外のレイアウトとしては、図3に示したSP4Tスイッチのレイアウトと同様であって、図5に示すように、半導体基板の表面に、接地導体1および誘電体層が積層されているが、本実施の形態の場合、配線211〜214を含む領域では、図6(B)に示すように、半導体基板7の表面の接地導体1は除去され、半導体基板7に、配線211〜214、誘電体層6、接地導体1、誘電体層6、配線210が順に積層された構造となっている。ここで、接地導体1、誘電体層6,6には、その中心部にスルーホール3を通過させるための穴を設けており、配線210と配線211〜214とを接地導体1と接触することなく接続することができる。また、図5に示すように、接地導体1は、半導体基板7上の接地導体1とスルーホール341〜344を介して接続されている。
かくのごとき構造は、例えばポリイミドなどを絶縁層間隔として使用して、半導体基板7上にポリイミドの塗布、加熱硬化、ドライエッチングによるスルーホール形成という製造工程を繰り返すことによって実現することができる。
図6(B)のような構成とすることにより、配線210と配線211〜214との間に、接地導体1を設けることが可能になり、而して、配線210と配線211〜214との間の電磁結合を低減することにより、配線211〜214を最短かつ等長とすることと相俟って、ポート間特性の均一なスイッチを構成することができる。また、例えば図4のSP8Tスイッチの場合のように、分岐点Aと8個のFET4〜4のドレイン(またはソース)との間をそれぞれ接続する第2の導体の本数が8本などと多くなった場合、第2の導体である配線211〜218の長さを短縮するために、分岐点Aからの配線211〜214間の分岐角度および配線215〜218間の分岐角度を拡大しても、配線210との電磁結合を避けることができるため、より一層の広帯域動作も可能になる。
ここで、好ましくは、誘電体層6,6の厚みは、それぞれ、数μm〜10μm程度に設定される。このような構成とすることにより、配線211〜214間の間隔を狭くしても互いの不要な電磁結合を低減することができ、スイッチを小型化することができる。
なお、図6(B)の断面図に示した構成と異なり、第1の導体である配線210と第2の導体である配線211〜214との配置位置を入れ替えて、配線210を半導体基板7上に、配線211〜214を誘電体層6上に配置する構成であっても構わない。また、場合によっては、誘電体層のみとし、誘電体層6,6の間に接地導体1を挟まない構造を用いるようにしても良い。
また、図5、図6に示す本実施の形態における構造は、図3のシリーズ・シャント構成のSP4Tスイッチの場合のみならず、図1のシリーズ構成のSP4Tスイッチ、図2のシリーズ・シャント構成のSP4T、図4のシリーズSP8Tスイッチなどに示した半導体スイッチについて適用しても構わない。
さらには、半導体基板7上に順に積層された4層の誘電体層を備え、第1の導体の配線210と4本の第2の導体の配線211〜214とをそれぞれ互いに異なる誘電体層を挟むように形成し、第1の導体の配線210の他端と4本の第2の導体の配線211〜214それぞれの一端とを4層の誘電体層それぞれに穿設されたスルーホールを介して接続するように構成しても良い。この場合、第2の導体の配線211〜214間の相互干渉をより確実に除去することが可能である。
4層のような多層の誘電体層を積層した構成の場合、さらに好ましくは、4層の誘電体層それぞれを2つの層に分割した2倍の8層の誘電体層とし、8層の誘電体層のうち、第1の導体の配線210と4本の第2の導体の配線211〜214とが形成されていない残りの誘電体層の間にそれぞれ接地導体を配置するように構成するようにしても良い。
(その他の実施の形態)
以上の各実施の形態には、本発明に係わる半導体スイッチの構成例として、SP4TスイッチやSP8Tスイッチの場合について例示したが、本発明に係わる半導体スイッチはかかる場合のみに限定されるものではなく、同様の手法を適用すれば、SP3TスイッチやSP6TスイッチやSP10Tスイッチ、さらには、多ポートのSP16TスイッチやSP32Tスイッチ等の任意のThrow数を有するSPnTスイッチ(n:正整数)を構成することができることは容易に類推されよう。
また、第3の実施の形態にて説明した4層の誘電体層を備える場合については、一般的に、第1の導体である配線210を分岐点Aにおいてn本(n:正整数)に分岐させる第2の導体としてn本の配線211〜21nを備えている構成であっても全く同様に適用することができる。つまり、n本の配線211〜21nを備えている場合には、第1の導体の配線210とn本の第2の導体の配線211〜21nとを、n層の誘電体層のうちそれぞれ互いに異なる層の誘電体層を挟むように構成しても良いし、さらに、n層の誘電体層それぞれを2つの層に分割して2n層の誘電体層として構成し、2n層の誘電体層について、第1の導体の配線210、n本の第2の導体の配線211〜21nを形成していない残りの誘電体層の間にそれぞれ接地導体を配置するようにしても良い。
本発明の第1の実施の形態に係わる半導体スイッチのパタンレイアウトを示すレイアウト図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる半導体スイッチのパタンレイアウトの図1からの変型例を示すレイアウト図である。 本発明の第2の実施の形態に係わる半導体スイッチのパタンレイアウトを示すレイアウト図である。 本発明の第2の実施の形態に係わる半導体スイッチのパタンレイアウトの図3とは異なる例を示すレイアウト図である。 本発明の第3の実施の形態に係わる半導体スイッチのパタンレイアウトを示すレイアウト図である。 図5の半導体スイッチの構造を分かり易く説明するための説明図である。 従来のSP8Tスイッチの接続構成の一例を示す回路図である。 図7のSP8Tスイッチにおける信号特性のシミュレーション結果を示す特性図である。 従来のSP8Tスイッチの接続構成の図7とは異なる例を示す回路図である。
符号の説明
1,1,1…接地導体、2〜2…配線、210,211〜214,215〜218,221〜224,225〜228…配線、311〜314,315〜318,321〜324,325〜328,3,341〜344…スルーホール、4〜4,4〜4…FET、41s〜44s…シャントFET、5〜5…抵抗、6,6…誘電体層、7…半導体基板、10〜10…SPSTスイッチ。

Claims (14)

  1. 半導体基板上に、1個の第1の端子と、n個(n:正整数)の第2の端子と、n個の第1のFETと、1本の第1の導体と、n本の第2の導体と、n本の第3の導体とを少なくとも備え、前記第1の端子は、前記第1の導体の一端に接続され、前記第1の導体の他端は、前記n本の第2の導体の一端に接続され、前記n本の第2の導体の他端は、それぞれ、前記n個の第1のFETのソースまたはドレインに接続され、前記n個の第1のFETのドレインまたはソースは、それぞれ、前記n本の第3の導体の一端に接続され、前記n本の第3の導体の他端は、それぞれ、前記n個の第2の端子に接続してなる半導体スイッチにおいて、前記n個の第1のFETのうち、前記第1の導体の他端から遠い位置にある第1のFETほど、前記第1の導体の他端に近づけるように配置することによって、前記n本の第2の導体の長さを互いに等しくすることを特徴とする半導体スイッチ。
  2. 半導体基板上に、1個の第1の端子と、n個(n:正整数)の第2の端子と、n個の第1のFETと、1本の第1の導体と、n本の第2の導体と、n本の第3の導体とを少なくとも備え、前記第1の端子は、前記第1の導体の一端に接続され、前記第1の導体の他端は、前記n本の第2の導体の一端に接続され、前記n本の第2の導体の他端は、それぞれ、前記n個の第1のFETのソースまたはドレインに接続され、前記n個の第1のFETのドレインまたはソースは、それぞれ、前記n本の第3の導体の一端に接続され、前記n本の第3の導体の他端は、それぞれ、前記n個の第2の端子に接続してなる半導体スイッチにおいて、前記n本の第2の導体は、それぞれ、直線で形成され、かつ、それぞれの長さが互いに等しいことを特徴とする半導体スイッチ。
  3. 請求項1または2に記載の半導体スイッチにおいて、前記n本の第3の導体のそれぞれの長さが、互いに等しいことを特徴とする半導体スイッチ。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の半導体スイッチにおいて、前記n個の第1のFETのゲートが、それぞれ、互いに平行になるように形成されていることを特徴とする半導体スイッチ。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の半導体スイッチにおいて、n個の第2のFETをさらに備え、前記n個の第2のFETのソースまたはドレインを接地し、前記n個の第2のFETのドレインまたはソースを、それぞれ、前記n個の第1のFETのドレインまたはソースに直接接続することを特徴とする半導体スイッチ。
  6. 請求項5に記載の半導体スイッチにおいて、前記n個の第1のFETのドレインまたはソースと前記n個の第2のFETのドレインまたはソースとをそれぞれ直接接合するか、あるいは、互いに平行に配置されたn本の第4の導体をさらに備え、前記n個の第1のFETのドレインまたはソースを前記n本の第4の導体の一端にそれぞれ接続し、前記n個の第2のFETのドレインまたはソースを前記n本の第4の導体の他端にそれぞれ接続するかのいずれかの構成とすることを特徴とする半導体スイッチ。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の半導体スイッチにおいて、前記第2の端子、前記第1のFET、前記第2の導体および前記第3の導体を少なくとも含み、前記第1の端子および前記第1の導体を除く各構成要素を、前記第1の端子に一端が接続された前記第1の導体の他端から180度以内の範囲に収まる領域に配置することを特徴とする半導体スイッチ。
  8. 請求項7に記載の半導体スイッチにおいて、前記第2の端子、前記第1のFET、前記第2の導体および前記第3の導体を少なくとも含み、前記第1の端子および前記第1の導体を除く各構成要素を、第1組と第2組として、2組備え、前記第1組と前記第2組とのそれぞれに属する各構成要素を、前記第1の端子に一端が接続された前記第1の導体の他端に対して、点対称になるように配置することを特徴とする半導体スイッチ。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の半導体スイッチにおいて、前記半導体基板上に、接地導体が形成されていることを特徴とする半導体スイッチ。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の半導体スイッチにおいて、前記半導体基板上または前記接地導体上に誘電体層をさらに備え、前記第1の導体と前記n本の第2の導体とを、前記誘電体層を挟むように形成し、前記第1の導体の他端と前記n本の第2の導体の一端とを前記誘電体層に穿設されたスルーホールを介して接続することを特徴とする半導体スイッチ。
  11. 請求項10に記載の半導体スイッチにおいて、前記誘電体層が2つの層に分割されて2層から構成され、2つの層に分割された前記誘電体層の間に接地導体を配置することを特微とする半導体スイッチ。
  12. 請求項1ないし9のいずれかに記載の半導体スイッチにおいて、前記半導体基板上または前記接地導体上に順に積層されたn層の誘電体層を備え、前記第1の導体と前記n本の第2の導体とを、それぞれ互いに異なる誘電体層を挟むように形成し、前記第1の導体の他端と前記n本の第2の導体それぞれの一端とをn層の前記誘電体層それぞれに穿設されたスルーホールを介して接続することを特徴とする半導体スイッチ。
  13. 請求項12に記載の半導体スイッチにおいて、n層の前記誘電体層それぞれが2つの層に分割されて2n層から構成され、2n層の前記誘電体層のうち、前記第1の導体と前記n本の第2の導体とが形成されていない誘電体層の間にそれぞれ接地導体を配置することを特微とする半導体スイッチ。
  14. 請求項1ないし9のいずれかに記載の半導体スイッチにおいて、前記半導体基板上または前記接地導体上に誘電体層をさらに備え、前記第1の導体と前記n本の第2の導体とを、前記誘電体層上に形成し、前記n本の第2の導体の他端と前記n個の第1のFETのソースまたはドレインとを、それぞれ、前記誘電体層に穿設されたスルーホールを介して接続することを特徴とする半導体スイッチ。
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