JP2005318786A - 昇圧回路、およびそれを用いた電圧生成装置ならびに電子装置 - Google Patents

昇圧回路、およびそれを用いた電圧生成装置ならびに電子装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005318786A
JP2005318786A JP2005031670A JP2005031670A JP2005318786A JP 2005318786 A JP2005318786 A JP 2005318786A JP 2005031670 A JP2005031670 A JP 2005031670A JP 2005031670 A JP2005031670 A JP 2005031670A JP 2005318786 A JP2005318786 A JP 2005318786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
voltage
boosting
rate
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005031670A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4717458B2 (ja
Inventor
Tomomasa Ito
智将 伊藤
Isao Yamamoto
勲 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2005031670A priority Critical patent/JP4717458B2/ja
Priority to US11/087,795 priority patent/US7304871B2/en
Priority to CNB2005100595291A priority patent/CN100459384C/zh
Priority to TW094110039A priority patent/TWI369844B/zh
Priority to KR1020050026580A priority patent/KR20060045014A/ko
Publication of JP2005318786A publication Critical patent/JP2005318786A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4717458B2 publication Critical patent/JP4717458B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/02Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac
    • H02M3/04Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/06Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using resistors or capacitors, e.g. potential divider
    • H02M3/07Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using resistors or capacitors, e.g. potential divider using capacitors charged and discharged alternately by semiconductor devices with control electrode, e.g. charge pumps
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M1/00Rider propulsion of wheeled vehicles
    • B62M1/18Rider propulsion of wheeled vehicles by movement of rider's saddle
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B23/00Exercising apparatus specially adapted for particular parts of the body
    • A63B23/035Exercising apparatus specially adapted for particular parts of the body for limbs, i.e. upper or lower limbs, e.g. simultaneously
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B69/00Training appliances or apparatus for special sports
    • A63B69/04Training appliances or apparatus for special sports simulating the movement of horses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J1/00Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
    • B62J1/02Saddles resiliently mounted on the frame; Equipment therefor, e.g. springs
    • B62J1/06Saddles capable of parallel motion up and down
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M1/00Rider propulsion of wheeled vehicles
    • B62M1/12Rider propulsion of wheeled vehicles operated by both hand and foot power

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)

Abstract

【課題】 回路に流れる突入電流や消費電流を抑えるのが好ましい。
【解決手段】 昇圧率制御回路200が、チャージポンプ回路16の昇圧率を1倍に設定し、ショートモードを実現するとき、チャージポンプ回路16の内部の経路を短絡するとともに、第1トランジスタTr1を完全にオンさせる。その結果、リチウムイオン電池11の電池電圧Vbatからチャージポンプ回路16へ突入電流が発生する。そこで、第1トランジスタTr1をゆっくりオンさせるよう定電流回路12を動作させる。さらに、ショートモードを実現するときに発振回路18や演算増幅器14の動作を停止させる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、昇圧回路、およびそれを利用可能な電圧生成装置ならびに電子装置に関する。
携帯電話機やPDA(Personal Data Assistant)などの電池駆動型の携帯機器では、LED(Light-Emitting Diode)素子をLCD(Liquid Crystal Display)のバックライトや付属のCCD(Charge-Coupled Device)カメラのフラッシュとして用いたり、発光色の異なるLED素子を点滅させて用いたりするなど、各種の目的でLED素子が利用されている。LED素子を駆動するためには、リチウムイオン電池などによる3.6V程度の電池電圧を4.5V程度に昇圧し、駆動電圧として供給する必要がある。また、電池の消耗により電池電圧が低下した場合や、LED素子に流れる負荷電流が増加し、電圧降下が大きくなる場合には、より高い昇圧率で電池電圧を昇圧する必要がある。
このように、LED素子などの目的の負荷を駆動するための電源装置では、動作環境に応じて電池電圧を適切な昇圧率で昇圧して、駆動電圧を生成する必要がある。例えば、特許文献1には、複数段の昇圧用コンデンサを備えた昇圧回路に、昇圧率に応じて必要な昇圧コンデンサを選択する選択スイッチと、その選択スイッチに接続されて昇圧率を選択する外部選択端子とを付設した駆動電圧供給装置が開示されている。
特開平6−78527号公報
確かに、特許文献1によれば、電源電圧を所望の昇圧率で昇圧できるが、昇圧コンデンサの初期充電のために、瞬時的に過大な電流が流れることがある。この電流を突入電流と呼び、電源装置そのものや電源装置を含む機器の信頼性に影響を及ぼしたり、誤作動などの原因となる恐れがあることから、この突入電流を抑えることが好ましい。また、電源装置への入力電源として利用される電池などの消耗を抑制させるために、回路に流れる消費電流をも抑えることが好ましい。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、突入電流の抑制ないし低消費電力を実現する昇圧回路、電圧生成回路およびそれらを利用可能な電子装置の提供にある。
本発明のある態様は昇圧回路に関する。この昇圧回路は、昇圧用容量を含むチャージポンプ型の昇圧回路において、昇圧動作時に昇圧用容量への充放電を行う複数のスイッチであって、本昇圧回路の入力端子と出力端子との間の第1の経路上に直列に設けられた少なくとも2つのスイッチを含む第1スイッチ群と、複数のスイッチのオンオフ状態を制御するスイッチング制御回路と、を備える。スイッチング制御回路は、本昇圧回路の昇圧率として1倍が指定されたとき、第1スイッチ群をオンする。
この態様によると、昇圧回路の入力端子に入力される電圧がスイッチを介して直接、出力端子に出力され、電力損失を低減させることができる。
本昇圧回路の入力端子と出力端子との間の第2の経路上に直列に設けられた少なくとも2つのスイッチを含む第2スイッチ群を更に備えてもよい。スイッチング制御回路は、本昇圧回路の昇圧率として1倍が指定されたとき、第1スイッチ群に加えて、第2スイッチ群のスイッチをオンしてもよい。
2つの経路上で入力端子と出力端子との間を短絡することにより、スイッチの抵抗を小さくすることができ、電力損失をさらに低減することができる。
本発明の別の態様は、電圧生成装置である。この装置は、入力電圧を所定の昇圧率で昇圧して、出力電圧を出力する昇圧回路と、出力電圧が基準電圧に一致するよう入力電圧を調節するレギュレータ回路と、昇圧率として1倍が指定されたとき、レギュレータ回路を省電力モードへ移行せしめる制御回路と、を備える。
この態様によると、レギュレータ回路による電圧調節を行わない際にレギュレータ回路を構成する演算増幅器などをオフすることにより、低消費電力を実現することができる。
レギュレータ回路は、その入力端子と出力端子との間に設けられた第1トランジスタと、第1トランジスタの制御端子と第1の固定電位間に設けられたプルアップ抵抗と、第1トランジスタの制御端子と第2の固定電位間に設けられた定電流回路と、第1トランジスタの制御端子と第2の固定電位間に設けられた第2トランジスタと、出力が第2トランジスタの制御端子に接続され、非反転入力端子に所定の基準電圧が印加され、反転入力端子に昇圧回路の出力電圧が帰還される演算増幅器と、第2トランジスタのオンオフを制御する第1制御スイッチと、定電流回路をオンオフを制御する第2制御スイッチと、を備えてもよい。
制御回路は、昇圧率として1倍が指定されたとき、レギュレータ回路の第1制御スイッチをオンして第2トランジスタをオフ状態とするとともに、第2制御スイッチをオンして定電流回路をオン状態としてもよい。
トランジスタの制御端子とはバイポーラトランジスタにおいてベース端子、電界効果トランジスタにおいてゲート端子を意味する。
レギュレータ回路による帰還制御を行う際には、第1制御スイッチにより、第2トランジスタをオン状態とする。一方、帰還制御を行わない場合には、第2トランジスタをオフして帰還経路を遮断するとともに、定電流回路により生成される定電流をプルアップ抵抗に流すことにより第1トランジスタをフルオンさせる。レギュレータ回路をこのように構成することにより、レギュレータ回路の状態を切り替えることができる。
制御回路は、昇圧率として1倍が指定されたとき、演算増幅器をオフ状態としてもよい。昇圧率が1倍のとき、第2トランジスタはオフとなるため、帰還経路は遮断される。そのため、演算増幅器をオフすることによりさらなる低消費電力化を図ることができる。
昇圧動作のためのクロック信号生成回路をさらに備え、昇圧回路はチャージポンプ型であり、昇圧率として1倍が指定されたとき、制御回路は、クロック信号生成回路を省電力モードへ移行せしめる。
本電圧生成装置の起動時において昇圧回路の昇圧率として1倍が指定されたとき、定電流回路は、生成する定電流値を逓増せしめる。
定電流回路により生成される電流を徐々に増加させることにより、プルアップ抵抗での電圧降下が徐々に大きくなり、第1トランジスタが徐々にオンする。その結果、突入電流の発生を好適に抑制することができる。
本発明のある態様は、チャージポンプ型の昇圧回路に関する。この昇圧回路は、昇圧用容量を含むチャージポンプ型であり、昇圧動作時に昇圧用容量への充放電を行うよう動作する複数のスイッチのうち、少なくとも2つを、本昇圧回路の電圧入力端子と電圧出力端子とを結ぶ経路に直列に配置するとともに、昇圧率として1倍が指定されたとき、これら2つのスイッチをオンして電圧入力端子と電圧出力端子とを短絡させるよう構成したものである。これにより、電圧入力端子に入力される電圧が直接、電圧出力端子を介して出力されることで、電力ロスを低減させることができる。
また、4個以上のスイッチをオンすることで、電圧入力端子と電圧出力端子とを2以上の経路で短絡してもよい。これにより、電圧入力端子と電圧出力端子間の抵抗を減らすことができる。
本発明の別の態様は、電圧生成装置に関する。この電圧生成装置は、入力電圧を指定の昇圧率で昇圧して、出力電圧を出力する昇圧回路と、その出力電圧が基準電圧に一致するよう入力電圧を帰還制御するフィードバック回路と、昇圧率として1倍が指定されたとき、そのフィードバック回路を省電力モードへ移行せしめる制御回路とを備える。また、この電圧生成回路は、昇圧動作のためのクロック信号生成回路をさらに備え、昇圧回路はチャージポンプ型であり、昇圧率として1倍が指定されたとき、制御回路によりクロック信号生成回路も省電力モードへ移行せしめてもよい。これにより、低消費電力を実現する電圧生成装置を提供できる。
本発明のさらに別の態様は、電圧生成装置に関する。この電圧生成装置は、入力電圧を指定の昇圧率で昇圧して、出力電圧を出力する昇圧回路と、その出力電圧が基準電圧に一致するよう入力電圧を帰還制御するフィードバック回路と、昇圧率として1倍が指定されたとき、昇圧回路の内部で入力電圧を入力する入力端子と出力電圧を出力する出力端子とを短絡するスイッチとを備える。また、昇圧回路の内部で入力端子と出力端子とが短絡されるとき、所定の電源から入力端子へ突入する電流を制限するソフトスタート回路をさらに備えてもよい。ソフトスタート回路を設けることにより、突入電流を抑制する電圧生成装置を提供できる。
本発明のさらに別の態様は、電子装置に関する。この電子装置は、所定の電源から電圧が印加されるレギュレータ回路と、そのレギュレータ回路の出力を昇圧する昇圧回路と、昇圧回路の出力によって駆動される負荷と、所定の条件下で、前記レギュレータ回路および昇圧回路による電圧操作をスキップして前記電源からの電圧が直接前記負荷に印加されるよう経路を形成するスイッチとを備える。所定の電源とはたとえば電池であり、電子装置はたとえば携帯機器である。これにより、所定の電源から入力された電圧を直接負荷に印加することができ、電力ロスを低減させることができる。
本発明のさらに別の態様は、電圧生成装置に関する。この電圧生成装置は、入力電圧を指定の昇圧率で昇圧して、出力電圧を出力する昇圧回路と、その出力電圧が基準電圧に一致するよう入力電圧を帰還制御するフィードバック回路と、昇圧率として1倍が指定されたとき、そのフィードバック回路を省電力モードへ移行せしめる制御回路と、所定の電源から入力電圧を入力する入力端子へ流れる電流を制限するソフトスタート回路とを備え、フィードバック回路は、所定の電源と入力端子間のトランジスタのオンの程度を制御するものであり、昇圧率として1倍が指定されたとき、その制御回路によって、フィードバック回路は省電力モードへ移行するとともに、その制御が無効化されて、トランジスタが完全にオンされ、ソフトスタート回路により、完全にオンされたトランジスタを介して前記の電源から入力端子への突入電流が緩和されることを特徴とする。ソフトスタート回路を設けることにより、突入電流を抑制する電圧生成装置を提供できる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、突入電流の抑制または低消費電力を実現できる。
まず、実施の形態の概要を述べる。本実施の形態に係る電圧生成装置は、電子装置、例えば、携帯電話機やPDAなどの電池駆動型の携帯機器で用いられ、リチウムイオン、その他の電池の電池電圧を昇圧した駆動電圧を、その携帯機器が有するバックライトなどに使用されるLED素子に供給する。この携帯機器に搭載される電池には寿命があり、その寿命を延ばすために、消費電流を抑制するのが好ましい。そこで、この電圧生成装置は、回路内部などに流れる消費電流を抑制することで低消費電力を実現し、さらに所定の条件のもとで発生する突入電流を抑制することで、回路内部素子やLED素子への悪影響や誤作動を少なくし、LED素子の良好な発光状態を実現する。
本実施の形態に係る電圧生成装置は、チャージポンプ回路を有し、そのチャージポンプ回路を利用することにより、電池電圧を昇圧し、LED素子を駆動する電圧を供給する。このとき、電圧生成装置は、チャージポンプ回路にて1倍、1.5倍または2倍のいずれかの昇圧率を指定できるが、この実施の形態固有の特徴として、昇圧率が1.5倍または2倍のとき、この電圧生成装置は、電池電圧を所定の目標電圧値になるよう制御し、その制御された電圧に対して、1.5倍、2倍に昇圧した出力電圧を出力する一方、1倍のときは、電圧生成装置に印加された電池電圧をそのまま出力電圧として出力する。その際、電池電圧を所定の目標電圧値にするような制御を行わない。このように、電池電圧をそのまま出力電圧として出力させるモードをショートモードと称し、1倍の昇圧率が指定されたとき、電圧生成装置はショートモードを実現する。
上述のごとく、チャージポンプ回路に設定された昇圧率が1.5倍または2倍である場合、この電圧生成装置は、電圧生成装置の入力端子に印加される電池電圧を所定の目標電圧値になるよう制御し、その制御された電圧をチャージポンプ回路の入力端子に入力する。また、電圧生成装置は、チャージポンプ回路内部に設けられたスイッチのオン/オフ制御を行い、その回路に入力された電圧を1.5倍、2倍のいずれかの昇圧率で昇圧し、チャージポンプ回路の出力端子を介してLED素子に供給する。これにより、所定の目標電圧値になるよう制御された電池電圧の1.5倍または2倍の電圧を駆動電圧としてLED素子に供給できる。例えば、電圧生成装置に印加される電池電圧が3.6Vであり、LED素子を駆動するために必要な電圧が4.5Vであった場合、まず、電池電圧を目標電圧値である3Vに制御し、それをチャージポンプ回路により1.5倍に昇圧することで、4.5Vの駆動電圧をLED素子に供給できる。
一方、チャージポンプ回路に設定された昇圧率が1倍である場合、この電圧生成装置は、当該回路の入力端子に印加される電池電圧を所定の目標電圧値になるよう制御せず、電池電圧をそのままチャージポンプ回路の入力端子に入力する。さらに、チャージポンプ回路内部の入力端子と出力端子間は短絡されているため、電池電圧とほぼ等しい電圧を駆動電圧としてLED素子に供給できる。これにより、ショートモードを実現する。例えば、電圧生成装置に印加される電池電圧が3.6Vであり、LED素子を駆動するために必要な電圧が3.6Vであった場合、ショートモードを実現することで、電池電圧をそのまま、駆動電圧としてLED素子に供給できる。ただし、このとき、詳細は後述するが、電池電圧からの突入電流が発生するため、これを緩和する回路を設けている。
また、ショートモードを実現するとき、上述のごとく電池電圧を所定の目標電圧値に制御しないため、その制御を行う回路の動作を停止させる。さらに、チャージポンプ回路内部の入力端子と出力端子間を短絡することにより、入力端子と出力端子間に設けられたスイッチを繰り返しオン/オフ制御させる発振回路の動作を停止させる。これにより、動作停止対象の回路に流す電流を低減でき、格別な省電力効果が得られる。
図1は、本実施の形態に係る電圧生成装置30の構成を示す。電圧生成装置30は、電圧生成回路100および昇圧率制御回路200を含む。電圧生成回路100は、第1、第2、第3、第4の信号線L1、L2、L3、L4を介して、昇圧率制御回路200に接続されている。電圧生成回路100は、昇圧率制御回路200に、第4の信号線L4を介して、昇圧後の電圧(以下、単に「昇圧電圧」という)Vcを供給する。昇圧率制御回路200は、それぞれ第1、第2、第3の信号線L1、L2、L3を介して、第1、第2、第3の信号Sig1、Sig2、Sig3を供給する。
電圧生成回路100は、入力電圧Vinを設定された昇圧率で昇圧するチャージポンプ回路16、チャージポンプ回路16への入力電圧Vinを定電圧化するためのレギュレータ回路10、クロック信号CLKをチャージポンプ回路16に供給する発振回路18、電圧生成回路100において、検出の対象となる電圧(以下、単に「検出出力電圧」という)Vsを生成する分圧抵抗R1、R2および反転回路20を備える。昇圧率制御回路200からの第1、第2、第3の信号Sig1、Sig2、Sig3は、チャージポンプ回路16に入力される。さらに、昇圧率制御回路200からの第3の信号Sig3は、途中に設けられた反転回路20により反転され、発振回路18およびレギュレータ回路10内の演算増幅器14、第1制御スイッチSW、第2制御スイッチSWに入力される。チャージポンプ回路16、レギュレータ回路10および昇圧率制御回路200の内部は後述する。
電圧生成回路100は、リチウムイオン電池11の電池電圧Vbatを入力電圧として、電圧生成回路100の外付けの昇圧用コンデンサC1、C2を用いたチャージポンプ回路16においてチャージポンプ方式により昇圧して、昇圧電圧Vcを出力する。電圧生成回路100の出力端子には複数のLED素子400が平滑用コンデンサCとともに並列接続され、抵抗Rを介してグランドGNDに接地されている。電圧生成回路100は、電池電圧Vbatを4.5〜5Vの昇圧電圧Vcに昇圧し、並列接続されたLED素子400の各々の駆動電圧として供給する。
チャージポンプ回路16は、内部に設けられたスイッチのオン/オフ動作により、昇圧用コンデンサC1、C2を選択的に充放電して、入力電圧Vinを設定された昇圧率で昇圧して、出力電圧Voutを出力する昇圧回路である。チャージポンプ回路16における2倍、1.5倍、1倍の昇圧率は、それぞれ第1、第2、第3の信号線L1、L2、L3に供給される第1、第2、第3の信号Sig1、Sig2、Sig3のうち、いずれか一つの信号がHレベルであり、その他二つの信号がLレベルに設定されることで実現される。つまり、第1、第2、第3の信号Sig1、Sig2、Sig3のうち、第1の信号Sig1がHレベルで他がLレベルであれば2倍の昇圧率、第2の信号Sig2がHレベルで他がLレベルであれば1.5倍の昇圧率、第3の信号Sig3がHレベルで他がLレベルであれば1倍の昇圧率が、チャージポンプ回路16に設定される。また、チャージポンプ回路16の出力電圧Voutを2つの分圧抵抗R1、R2で分圧することにより得られる検出出力電圧Vsは、レギュレータ回路10に帰還される。
レギュレータ回路10は、基準電圧Vrefおよび検出出力電圧Vsを比較する演算増幅器14と、演算増幅器14の出力がベースに接続されるエミッタ接地のnpn型の第2トランジスタTr2と、その第2トランジスタTr2のベースとグランドGND間に接続された第1制御スイッチSWと、第2トランジスタTr2のコレクタ側に接続されるプルアップ抵抗Rと、そのプルアップ抵抗Rを介して印加される電源ラインVCCと、第2トランジスタTr2とプルアップ抵抗R間の接続ノードがゲートに接続され、リチウムイオン電池11の正極がソースに接続されるPMOS型の第1トランジスタTr1と、第1トランジスタTr1のゲートとグランドGND間に直列に接続された第2制御スイッチSWおよび定電流回路12とを有する。
演算増幅器14は、基準電圧源からの基準電圧Vrefとチャージポンプ回路16の検出出力電圧Vsとを大小比較し、その誤差電圧に応じて第2トランジスタTr2を介して、第1トランジスタTr1のオンの程度を制御する。これにより、レギュレータ回路10は、電池電圧Vbatを調整して、入力電圧Vinを目標電圧値に安定化し、平滑用コンデンサC3を介してチャージポンプ回路16に供給する。これにより、検出出力電圧Vsと基準電圧Vrefの差が0になるように制御でき、チャージポンプ回路16の入力電圧Vinを目標電圧値に定電圧化することができる。
すなわち、演算増幅器14は、検出出力電圧Vsとが基準電圧Vrefに一致するようチャージポンプ回路16の入力電圧Vinを帰還制御するフィードバック回路として機能する。
Vs<Vrefの場合、第2トランジスタTr2をオンの程度を強めることで、プルアップ抵抗Rに大きめの電流が流れる。このとき、第1トランジスタTr1のゲート電圧が低くなり、第1トランジスタTr1のオンの程度が強くなる。これにより、チャージポンプ回路16への入力電圧Vinが高くなり、その結果、検出出力電圧Vsが高くなる。
また、Vs>Vrefの場合、第2トランジスタTr2をオンの程度を弱めることで、
プルアップ抵抗Rに小さめの電流が流れる。このとき、第1トランジスタTr1のゲート電圧が高くなり、第1トランジスタTr1のオンの程度が弱くなる。これにより、チャージポンプ回路16への入力電圧Vinが低くなり、その結果、検出出力電圧Vsが低くなる。つまり、レギュレータ回路10は、Vsを設定されたVrefと等しくなるよう制御でき、チャージポンプ回路16への目標電圧値である入力電圧Vinを定電圧化することができる。
演算増幅器14は、第3の信号線L3を介して供給される第3の信号Sig3により、1倍の昇圧時に停止し、1.5倍または2倍の昇圧時に動作するよう制御される。つまり、1倍の昇圧時には、Hレベルの第3の信号Sig3が送出されるが、途中、反転回路20によりLレベルに反転され、それにより演算増幅器14は停止するよう制御される。1.5倍または2倍の昇圧時には、Lレベルの第3の信号Sig3が送出されるが、途中、反転回路20によりHレベルに反転され、それにより演算増幅器14は動作するよう制御される。
第1制御スイッチSWおよび第2制御スイッチSWは、第3の信号線L3を介して供給される第3の信号Sig3により、1倍の昇圧時にオン、1.5倍または2倍の昇圧時にオフになるよう制御される。つまり、1倍の昇圧時には、Hレベルの第3の信号Sig3が送出されるが、途中、反転回路20によりLレベルに反転され、それにより第1制御スイッチSWおよび第2制御スイッチSWがオンするよう制御される。1.5倍または2倍の昇圧時には、Lレベルの第3の信号Sig3が送出されるが、途中、反転回路20によりHレベルに反転され、それにより第1制御スイッチSWおよび第2制御スイッチSWがオフするよう制御される。第1制御スイッチSWがオンになったとき、第2トランジスタTr2は完全にオフされ、第2制御スイッチSWがオンになったとき、定電流回路12は所定値の定電流Icを流す。以下、本実施の形態では、信号がHレベルであればスイッチをオフ、Lレベルであればスイッチをオンするよう動作するものとする。
発振回路18は、クロック信号生成回路であって、クロック信号CLKをチャージポンプ回路16に供給する。また、発振回路18は、演算増幅器14の場合と同様に、第3の信号線L3を介して供給される第3の信号Sig3により、1倍の昇圧時に停止し、1.5倍または2倍の昇圧時に動作するよう制御される。
図2は、昇圧率制御回路200の構成を示す図である。昇圧率制御回路200は、電圧生成回路100から供給される昇圧電圧Vcと所定の基準電圧とを大小比較し、HレベルまたはLレベルの信号を出力する昇圧電圧比較部210、チャージポンプ回路の昇圧率を保持する昇圧率保持部220、それぞれ第1、第2、第3の信号線L1、L2、L3を介してチャージポンプ回路16の昇圧率の設定を行い、さらに、第3の信号線L3を介して第1制御スイッチSWおよび第2制御スイッチSWのオン/オフ制御と演算増幅器14および発振回路の動作/停止制御を行う昇圧率設定部230を備える。
昇圧電圧比較部210は、検出昇圧電圧Vaを生成するための分圧抵抗R3、R4および電圧比較器212を有する。昇圧電圧比較部210は、昇圧電圧Vcを2つの分圧抵抗R3、R4で分圧することにより得られる検出昇圧電圧Vaと、基準昇圧電圧Vbとを電圧比較器212により大小比較して、検出昇圧電圧Vaが基準昇圧電圧Vbより低い場合はHレベルの信号を、そうでない場合はLレベルの信号を出力し、昇圧率設定部230に与える。
昇圧率保持部220は、昇圧率を保持する。例えば、昇圧率保持部220は、2ビットのレジスタであってもよく、1倍の昇圧率として2進パラメータ“00”、1.5倍の昇圧率として2進パラメータ“01”、2倍の昇圧率として2進パラメータ“10”が記憶されていてもよい。
昇圧率設定部230は、昇圧率保持部220に保持された昇圧率を読み出し、昇圧電圧比較部210より与えられた信号がHレベルであれば、読み出した昇圧率よりも一段高い昇圧率を、Lレベルであれば、読み出した昇圧率よりも一段低い昇圧率を、第1、第2、第3の信号線L1、L2、L3を介して、電圧生成回路100に送出するとともに、送出した昇圧率を昇圧率保持部220に記憶させる。例えば、昇圧率保持部220から読み出した昇圧率が1.5倍で昇圧電圧比較部210から与えられた信号がHレベルであれば、第1の信号線L1にHレベル、第2の信号線L2にLレベル、第3の信号線L3にLレベルの信号を送出するとともに、昇圧率保持部220に2倍の昇圧率として2進パラメータ“10”を記憶させる。
図3は、チャージポンプ回路16の構成を示す。このチャージポンプ回路16は、それぞれ第1〜第7のスイッチング制御回路300a〜300gからの出力信号のHレベル、Lレベルに応じて、第1〜第7のスイッチSW1〜SW7をオン/オフ制御することにより、2つの昇圧用コンデンサC1、C2の接続形態と充放電のタイミングを切り替え、入力端子T1に印加された入力電圧Vinを出力電圧Voutに昇圧し、出力端子T2から出力する。
以下、スイッチの2つの端を説明するとき、図3において、上に位置する端を上端、下に位置する端を下端、左に位置する端を左端、右に位置する端を右端と称する。入力端子T1を介して入力される入力電圧Vinは、第1のスイッチSW1の上端に入り、第1のスイッチSW1の下端は、第2のスイッチSW2の上端および昇圧用コンデンサC2の一方の端に入る。第2のスイッチSW2の下端は、グランドGNDに接地されて昇圧用コンデンサC2のもう一方の端は、第4のスイッチSW4の下端および第5のスイッチSW5の左端に入る。第4のスイッチSW4の上端には、第3のスイッチSW3の下端および昇圧用コンデンサC1の一方の端に入り、第3のスイッチSW3の上端には入力電圧Vinが入る。昇圧用コンデンサC1のもう一方の端は、第6のスイッチSW6の下端および第7のスイッチSW7の左端に入り、第6のスイッチSW6の上端は、入力電圧Vinが入る。第5のスイッチSW5の右端および第7のスイッチSW7の右端には、出力電圧Voutが現れ、出力端子T2を介して出力される。
チャージポンプ回路16内部に設けられた第1〜第7のスイッチング制御回路300a〜300gは、昇圧率制御回路200から送出された第1、第2、第3の信号Sig1、Sig2、Sig3および発振回路18から供給されたクロック信号CLKに基づいて、第1〜第7のスイッチSW1〜SW7のオン/オフ制御を行う。それら信号を入力するための4本の信号線は、本来、それぞれの第1〜第7のスイッチング制御回路300a〜300gに入るものであるが、図上の煩雑さを避けるため、図示のごとく、チャージポンプ回路16の境界線部分に入るよう描かれている。以下、第1〜第7のスイッチング制御回路300a〜300gを総称してスイッチング制御回路300ということもある。
図4は、スイッチング制御回路300の構成を示す図である。ここでは、第1〜第7のスイッチング制御回路300a〜300gの構成を単一の図で表している。第1〜第7のスイッチング制御回路300a〜300gの内部構成は、それぞれ個別に設計されており、第1、第2、第3の信号Sig1、Sig2、Sig3を基にして、後述する4つの入力信号のうち、必要な入力信号を選択して出力する。
このスイッチング制御回路300は、セレクタ310を有し、このセレクタ310は、第1、第2、第3の信号線L1、L2、L3を介して供給される第1、第2、第3の信号Sig1、Sig2、Sig3に基づいて、クロック信号CLKの非反転信号である第1入力信号S1、クロック信号CLKの反転信号である第2入力信号S2、電源ラインVCCから供給されるHレベルの第3入力信号S3、あるいは、グランドGNDから供給されるLレベルの第4入力信号S4のいずれかを選択し、その信号をそれぞれ第1〜第7のスイッチSW1〜SW7に送出する。
まず、1倍の昇圧率を実現する場合を説明する。図5は、1倍の昇圧率を実現する場合の第1〜第7のスイッチSW1〜SW7のオン/オフ状態を示す図である。同図のように、チャージポンプ回路16は、スイッチング制御回路300bがHレベルの第3入力信号S3を出力し、それ以外の回路がLレベルの第4入力信号S4を出力することで、第2のスイッチSW2がオフで、それ以外のスイッチがオンに設定される。これにより、入力端子T1から第1スイッチ群である第3のスイッチSW3、第4のスイッチSW4、第5のスイッチSW5を経て出力端子T2に至る経路と、入力端子T1から第2スイッチ群である第6のスイッチSW6、第7のスイッチSW7を経て出力端子T2に至る経路の2つの短絡された経路が存在する。このように、短絡された経路が2つ存在することで、1つの短絡された経路の場合に比べて、入力端子T1と出力端子T2間の抵抗を減らすことができる。1倍の昇圧率を実現する場合、第3入力信号S3あるいは第4入力信号S4のいずれかが選択されるので、クロック信号CLKの非反転信号である第1入力信号S1およびクロック信号CLKの反転信号である第2入力信号S2を必要としない。従って、クロック信号CLKを供給する発振回路18の動作は不要である。
次に、1.5倍の昇圧率を実現する場合を説明する。図6は、スイッチングの第1のタイミングにおける第1〜第7のスイッチSW1〜SW7のオン/オフ状態を示す図である。第1のタイミングにおいては、発振回路18からのクロック信号CLKがHレベルであるため、スイッチング制御回路300b、300d、300fがLレベルの第2入力信号S2を出力し、それ以外の回路がHレベルの第1入力信号S1を出力する。これにより、第2、第4、第6のスイッチSW2、SW4、SW6をオンにし、それ以外のスイッチをオフにする。こうして、2つの昇圧用コンデンサC1、C2を直列接続する回路を形成し、次の第2のタイミングまでの間、入力電圧Vinの電力により2つの昇圧用コンデンサC1、C2を充電する。これにより、2つの昇圧用コンデンサC1、C2にはそれぞれ0.5Vinの電圧が生じる。
図7は、スイッチングの第2のタイミングにおける第1〜第7のスイッチSW1〜SW7のオン/オフ状態を示す図である。第2のタイミングにおいては、発振回路18からのクロック信号CLKがLレベルであるため、スイッチング制御回路300b、300d、300fがHレベルの第2入力信号S2を出力し、それ以外の回路がLレベルの第1入力信号S1を出力することで、第1のタイミングでオンに設定した第2、第4、第6のスイッチSW2、SW4、SW6をオフに切り替える一方、第1、第3、第5、第7のスイッチSW1、SW3、SW5、SW7をオンに切り替えることにより、2つの昇圧用コンデンサC1、C2を並列接続して、0.5Vinの電圧で充電された2つの昇圧用コンデンサC1、C2に入力電圧Vinを充電時とは逆方向に加え、2つの昇圧用コンデンサC1、C2を放電して、出力端子に電力を供給する。これにより、入力電圧Vinに2つの昇圧用コンデンサC1、C2の電圧0.5Vinが加算されて、出力電圧Voutは1.5Vinとなる。
こうして、チャージポンプ回路16は、発振回路18のクロック信号CLKのHレベルまたはLレベルに応じて、第1、第2のタイミングにおける第1〜第7のスイッチSW1〜SW7のオン/オフ状態を交互に繰り返すことで、2つの昇圧用コンデンサC1、C2の充電と放電を繰り返し、入力電圧Vinを1.5倍に昇圧した出力電圧Voutを出力する。
最後に2倍の昇圧率を実現する場合を説明する。図8は、スイッチングの第1のタイミングにおける第1〜第7のスイッチSW1〜SW7のオン/オフ状態を示す図である。第1のタイミングにおいては、発振回路18からのクロック信号CLKがHレベルであるため、スイッチング制御回路300b、300c、300dがLレベルの第2入力信号S2を出力し、それ以外の回路がHレベルの第1入力信号S1を出力することで、第2、第3、第4のスイッチSW2、SW3、SW4をオンに設定し、それ以外のスイッチをオフに設定する。こうして、2つの昇圧用コンデンサC1、C2を並列接続する回路を形成し、次の第2のタイミングまでの間、入力電圧Vinの電力により2つの昇圧用コンデンサC1、C2を充電する。これにより、2つの昇圧用コンデンサC1、C2にはそれぞれVinの電圧が生じる。
図9は、スイッチングの第2のタイミングにおける第1〜第7のスイッチSW1〜SW7のオン/オフ状態を示す図である。第2のタイミングにおいては、発振回路18からのクロック信号CLKがLレベルであるため、スイッチング制御回路300b、300c、300dがLレベルの第2入力信号S2を出力し、それ以外の回路がHレベルの第1入力信号S1を出力することで、第1のタイミングでオンに設定した第2、第3、第4のスイッチSW2、SW3、SW4をオフに切り替える一方、第1、第5のスイッチSW1、SW5をオンに切り替える。こうして、2つの昇圧用コンデンサC1、C2を並列接続して、Vinの電圧で充電された2つの昇圧用コンデンサC1、C2に入力電圧Vinを充電時とは逆方向に加え、2つの昇圧用コンデンサC1、C2を放電して、出力端子に電力を供給する。これにより、入力電圧Vinに2つの昇圧用コンデンサC1、C2の電圧Vinが加算されて、出力電圧Voutは2Vinとなる。
こうして、チャージポンプ回路16は、発振回路18のクロック信号CLKのHレベルまたはLレベルに応じて、第1、第2のタイミングにおける第1〜第7のスイッチSW1〜SW7のオン/オフ状態を交互に繰り返すことで、2つの昇圧用コンデンサC1、C2の充電と放電を繰り返し、入力電圧Vinを2倍に昇圧した出力電圧Voutを出力する。
以上が、本実施の形態における電圧生成装置30の構成である。以下、この構成による動作を説明する。
電圧生成装置30の電源初期投入時、チャージポンプ回路16の昇圧率は1倍に設定される。このとき、昇圧率設定部230は、1倍の昇圧率を実現するためのLレベルの第1の信号Sig1、Lレベルの第2の信号Sig2、Hレベルの第3の信号Sig3を生成し、それぞれ第1、第2、第3の信号線L1、L2、L3を介して、チャージポンプ回路16に送出する。上述のごとく、スイッチング制御回路300が、それら信号をもとに、第1〜第7のスイッチSW1〜SW7のオン/オフ制御を行うことで、1倍の昇圧率、いわゆるショートモードを実現する。
このとき、昇圧率制御回路200は、第3の信号線L3を介し、途中に設けられた反転回路20により第3の信号Sig3をLレベルに反転させ、第1制御スイッチSWをオンする。第1制御スイッチSWをオンすることで、第2トランジスタTr2がオフする。その結果、演算増幅器14による第2トランジスタTr2を介しての第1トランジスタTr1への制御が無効化される。
このとき、昇圧率制御回路200は、反転回路20によりLレベルに反転される第3の信号Sig3を送出し、第2制御スイッチSWをオンする。第2制御スイッチSWがオンすることにより、プルアップ抵抗Rには、定電流回路12により生成される定電流Icが流れることになる。この定電流Icによって、プルアップ抵抗RにはR×Icの電圧降下が発生する。プルアップ抵抗Rにおける電圧降下は、第1トランジスタTr1のゲートソース間に印加されるため、第1トランジスタTr1は完全にオンする。これにより、リチウムイオン電池11の電池電圧Vbatを直接そのまま駆動電圧としてLED素子400に供給でき、電力ロスを低減させることができる。
昇圧率制御回路200により第1制御スイッチSWがオンされたとき、リチウムイオン電池11の電池電圧Vbatからチャージポンプ回路16へ突入電流が発生する。そこで、昇圧率制御回路200は、途中、反転回路20によりLレベルに反転される第3の信号Sig3を送出し、第2制御スイッチSWをオンするとともに、第1トランジスタTr1をゆっくりオンさせるよう定電流回路12により生成される定電流Icを徐々に増加させる。これにより、プルアップ抵抗Rにおける電圧降下、すなわち第1トランジスタTr1のゲートソース間電圧は、定電流Icの増加にともなって徐々に大きくなり、第1トランジスタTr1は、オフの状態から徐々にオンの状態に近づいていく。すなわち、定電流回路12、プルアップ抵抗Rは、ソフトスタート回路として機能する。
こうしたソフトスタート動作によって、上述の突入電流を抑制することができ、その結果、電圧生成装置30内のさまざまな回路や外部負荷であるLED素子400などに対する悪影響を低減することができる。
また、昇圧率制御回路200は、途中、反転回路20によりLレベルに反転される第3の信号Sig3を演算増幅器14に送出し、その動作を停止させる。上述のごとく演算増幅器14による第1トランジスタTr1への制御は無効化され、演算増幅器14を動作させる必要がないためである。さらに、昇圧率制御回路200は、途中、反転回路20によりLレベルに反転される第3の信号Sig3を発振回路18に送出し、その動作を停止させる。上述のごとくチャージポンプ回路16の入力端子と出力端子間は短絡され、チャージポンプ回路16内部のスイッチのオン/オフを交互に制御させるクロック信号CLKを供給する発振回路18を動作させる必要がないためである。これにより、それら回路に流す消費電流を低減でき、格別な省電力効果が得られる。
長期間の使用などによるリチウムイオン電池11の消耗で、電池電圧Vbatが低下すると、昇圧電圧Vcも低下し、LED素子400の良好な発光状態を実現するのが困難になる。そこで、昇圧電圧Vcを分圧することにより得られる検出昇圧電圧Vaが、基準昇圧電圧Vb以下になったとき、昇圧電圧比較部210は、昇圧率設定部230にHレベルの信号を送出する。昇圧率設定部230は、昇圧率保持部220から読み出した1倍の昇圧率よりも一段高い1.5倍の昇圧率を実現するためのLレベルの第1の信号Sig1、Hレベルの第2の信号Sig2、Lレベルの第3の信号Sig3を生成する。昇圧率設定部230は、それら3つの信号をそれぞれ第1、第2、第3の信号線L1、L2、L3を介して、チャージポンプ回路16に送出する。
また、このとき、昇圧率制御回路200は、途中、反転回路20によりHレベルに反転される第3の信号Sig3を、第1制御スイッチSWおよび第2制御スイッチSWに送出し、それらをオフにする。同様に、途中、反転回路20によりHレベルに反転される第3の信号Sig3を演算増幅器14および発振回路18にも送出し、その回路を動作させる。上述のごとく、スイッチング制御回路300が、第1、第2、第3の信号Sig1、Sig2、Sig3および発振回路18から供給されるクロック信号CLKをもとに、第1〜第7のスイッチSW1〜SW7のオン/オフ制御を行うことで、1.5倍の昇圧率を実現する。
さらに、演算増幅器14は、検出出力電圧Vsが基準電圧Vrefに一致するよう、第2トランジスタTr2を介して第1トランジスタTr1のオンの程度を制御し、チャージポンプ回路16への入力電圧Vinを調整する。これにより、電圧生成装置30に入力される電池電圧Vbatを所定の目標電圧値になるよう制御できる。その結果、例えば、その制御された入力電圧VinがVbatの0.8倍で、チャージポンプ回路の昇圧率が1.5倍に設定されたとき、Vbatの1.2倍に昇圧した駆動電圧をLED素子400に供給できる。リチウムイオン電池11のさらなる消耗で、電池電圧Vbatが低下したとき、電圧生成装置30は、チャージポンプ回路の昇圧率を1.5倍から2倍に引き上げる。
一方、リチウムイオン電池11が新品に取り替えられたことや充電されたことにより、電池電圧Vbatが上昇したとき、昇圧電圧Vcも上昇する。昇圧電圧Vcを分圧することにより得られる検出昇圧電圧Vaが、基準昇圧電圧Vbを超えたとき、昇圧電圧比較部210は、昇圧率設定部230にLレベルの信号を送出する。昇圧率設定部230は、昇圧率保持部220から読み出した昇圧率が2倍であれば、一段低い1.5倍の昇圧率を実現するためのLレベルの第1の信号Sig1、Hレベルの第2の信号Sig2、Lレベルの第3の信号Sig3を生成する。昇圧率設定部230は、それら3つの信号をそれぞれ第1、第2、第3の信号線L1、L2、L3を介して、チャージポンプ回路16に送出し、1.5倍の昇圧率を実現する。
このように、リチウムイオン電池11の電池電圧Vbatに応じて、適切な昇圧率に切り替えることで、LED素子の良好な発光状態を維持できる。さらに、この電圧生成装置30は、ショートモードを実現するとき、回路に流す消費電流を低減でき、リチウムイオン電池11の寿命を延ばすことができる。
上述のごとく、この電圧生成装置は、携帯機器のような電子装置に用いられる。そのため、電子装置は、通信機能などの本来の機能を果たす処理回路を有するとともに、電圧生成装置により消費電流や突入電流の抑制がなされ、効果的である。とくに、携帯機器などの電子装置の場合は、電池寿命が製品の仕様として重要な項目になるため、本実施の形態に係る電圧生成装置の電子装置への適用は有意義である。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
一般に、チャージポンプ回路の昇圧率は、昇圧用コンデンサの個数とその切り替え接続の形態、昇圧段数など、昇圧用コンデンサのスイッチング構成により決まる。実施の形態では、チャージポンプ回路の昇圧用コンデンサの個数を2個とし、昇圧率が1倍、1.5倍、2倍に切り替えられる構成を説明したが、これは一例を示したものであり、チャージポンプ回路の構成には設計の自由度があり、昇圧用コンデンサの個数、切り替え可能な昇圧率の範囲は設計により異なる。
実施の形態では、電圧生成装置30に接続する負荷としてLED素子400を例に挙げたが、これは当然、電圧生成装置30を電力供給用として利用することにより動作する機器であればよく、例えばファン、ヒーター、モータや通信ユニットなどであってもよい。
実施の形態に係る電圧生成装置の構成を示す図である。 図1の昇圧率制御回路の構成を示す図である。 図1のチャージポンプ回路の構成を示す図である。 図3のスイッチング制御回路の構成を示す図である。 図3のチャージポンプ回路の昇圧率が1倍に設定された場合におけるスイッチのオン/オフ状態を示す図である。 図3のチャージポンプ回路の昇圧率が1.5倍に設定された場合において、充電時のスイッチのオン/オフ状態を示す図である。 図3のチャージポンプ回路の昇圧率が1.5倍に設定された場合において、放電時のスイッチのオン/オフ状態を示す図である。 図3のチャージポンプ回路の昇圧率が2倍に設定された場合において、充電時のスイッチのオン/オフ状態を示す図である。 図3のチャージポンプ回路の昇圧率が2倍に設定された場合において、放電時のスイッチのオン/オフ状態を示す図である。
符号の説明
10 レギュレータ回路、 11 リチウムイオン電池、 12 定電流回路、 14 演算増幅器、 16 チャージポンプ回路、 18 発振回路、 30 電圧生成装置、 100 電圧生成回路、 200 昇圧率制御回路、 210 昇圧電圧比較部、 230 昇圧率設定部、 300 スイッチング制御回路、 Vbat 電池電圧、 Vin 入力電圧、 Vout 出力電圧、 Va 検出昇圧電圧、 Vb 基準昇圧電圧、 Vc 昇圧電圧、 Vs 検出出力電圧、 VCC 電源ライン、 Vref 基準電圧、 Tr1 第1トランジスタ、 Tr2 第2トランジスタ、 SW1〜7 第1〜第7のスイッチ、 SW 第1制御スイッチ、 SW 第2制御スイッチ。

Claims (15)

  1. 昇圧用容量を含むチャージポンプ型の昇圧回路において、
    昇圧動作時に前記昇圧用容量への充放電を行う複数のスイッチであって、本昇圧回路の入力端子と出力端子との間の第1の経路上に直列に設けられた少なくとも2つのスイッチを含む第1スイッチ群と、
    前記複数のスイッチのオンオフ状態を制御するスイッチング制御回路と、を備え、
    前記スイッチング制御回路は、本昇圧回路の昇圧率として1倍が指定されたとき、前記第1スイッチ群をオンすることを特徴とする昇圧回路。
  2. 本昇圧回路の前記入力端子と前記出力端子との間の第2の経路上に直列に設けられた少なくとも2つのスイッチを含む第2スイッチ群を更に備え、
    前記スイッチング制御回路は、本昇圧回路の昇圧率として1倍が指定されたとき、前記第1スイッチ群に加えて、前記第2スイッチ群のスイッチをオンすることを特徴とする請求項1に記載の昇圧回路。
  3. 入力電圧を所定の昇圧率で昇圧して、出力電圧を出力する昇圧回路と、
    前記出力電圧が基準電圧に一致するよう前記入力電圧を調節するレギュレータ回路と、
    前記昇圧率として1倍が指定されたとき、前記レギュレータ回路を省電力モードへ移行せしめる制御回路と、
    を備えることを特徴とする電圧生成装置。
  4. 前記レギュレータ回路は、
    その入力端子と出力端子との間に設けられた第1トランジスタと、
    前記第1トランジスタの制御端子と第1の固定電位間に設けられたプルアップ抵抗と、
    前記第1トランジスタの制御端子と第2の固定電位間に設けられた定電流回路と、
    前記第1トランジスタの制御端子と前記第2の固定電位間に設けられた第2トランジスタと、
    出力が前記第2トランジスタの制御端子に接続され、非反転入力端子に所定の基準電圧が印加され、反転入力端子に前記昇圧回路の出力電圧が帰還される演算増幅器と、
    前記第2トランジスタのオンオフを制御する第1制御スイッチと、
    前記定電流回路をオンオフを制御する第2制御スイッチと、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の電圧生成装置。
  5. 前記制御回路は、昇圧率として1倍が指定されたとき、前記レギュレータ回路の前記第1制御スイッチをオンして前記第2トランジスタをオフ状態とするとともに、前記第2制御スイッチをオンして前記定電流回路をオン状態とすることを特徴とする請求項4に記載の電圧生成装置。
  6. 前記制御回路は、昇圧率として1倍が指定されたとき、前記演算増幅器をオフ状態とすることと特徴とする請求項5に記載の電圧生成装置。
  7. 昇圧動作のためのクロック信号生成回路をさらに備え、前記昇圧回路はチャージポンプ型であり、前記昇圧率として1倍が指定されたとき、前記制御回路は、前記クロック信号生成回路を省電力モードへ移行せしめることを特徴とする請求項3に記載の電圧生成装置。
  8. 本電圧生成装置の起動時において前記昇圧回路の昇圧率として1倍が指定されたとき、前記定電流回路は、生成する定電流値を逓増せしめることを特徴とする請求項4に記載の電圧生成装置。
  9. 昇圧用容量を含むチャージポンプ型の昇圧回路において、
    昇圧動作時に前記昇圧用容量への充放電を行うよう動作する複数のスイッチのうち、少なくとも2つを、本昇圧回路の電圧入力端子と電圧出力端子とを結ぶ経路に直列に配置するとともに、昇圧率として1倍が指定されたとき、これら2つのスイッチをオンして前記電圧入力端子と前記電圧出力端子とを短絡させるよう構成したことを特徴とする昇圧回路。
  10. 4個以上のスイッチをオンすることで、前記電圧入力端子と前記電圧出力端子とを2以上の経路で短絡することを特徴とする請求項9に記載の昇圧回路。
  11. 入力電圧を指定の昇圧率で昇圧して、出力電圧を出力する昇圧回路と、
    前記出力電圧が基準電圧に一致するよう前記入力電圧を調節するフィードバック回路と、
    前記昇圧率として1倍が指定されたとき、前記フィードバック回路を省電力モードへ移行せしめる制御回路と、
    を備えることを特徴とする電圧生成装置。
  12. 昇圧動作のためのクロック信号生成回路をさらに備え、前記昇圧回路はチャージポンプ型であり、前記昇圧率として1倍が指定されたとき、前記制御回路により前記クロック信号生成回路も省電力モードへ移行せしめることを特徴とする請求項11に記載の電圧生成装置。
  13. 入力電圧を指定の昇圧率で昇圧して、出力電圧を出力する昇圧回路と、
    前記出力電圧が基準電圧に一致するよう前記入力電圧を帰還制御するフィードバック回路と、
    前記昇圧率として1倍が指定されたとき、前記昇圧回路の内部で前記入力電圧を入力する入力端子と前記出力電圧を出力する出力端子とを短絡するスイッチと、
    を備えることを特徴とする電圧生成装置。
  14. 前記昇圧回路の内部で前記入力端子と前記出力端子とが短絡されるとき、所定の電源から前記入力端子へ突入する電流を制限するソフトスタート回路をさらに備えることを特徴とする請求項13に記載の電圧生成装置。
  15. 所定の電源から電圧が印加されるレギュレータ回路と、
    前記レギュレータ回路の出力を昇圧する昇圧回路と、
    前記昇圧回路の出力によって駆動される負荷と、
    所定の条件下で、前記レギュレータ回路および昇圧回路による電圧操作をスキップして前記電源からの電圧が直接前記負荷に印加されるよう経路を形成するスイッチと、
    を備えることを特徴とする電子装置。
JP2005031670A 2004-03-30 2005-02-08 電圧生成装置 Expired - Fee Related JP4717458B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005031670A JP4717458B2 (ja) 2004-03-30 2005-02-08 電圧生成装置
US11/087,795 US7304871B2 (en) 2004-03-30 2005-03-23 Boost circuit capable of step-up ratio control
CNB2005100595291A CN100459384C (zh) 2004-03-30 2005-03-29 能够可变控制升压率的升压电路
TW094110039A TWI369844B (en) 2004-03-30 2005-03-30 Voltage generating device
KR1020050026580A KR20060045014A (ko) 2004-03-30 2005-03-30 승압률을 가변 제어 가능한 승압 회로

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004098461 2004-03-30
JP2004098461 2004-03-30
JP2005031670A JP4717458B2 (ja) 2004-03-30 2005-02-08 電圧生成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005318786A true JP2005318786A (ja) 2005-11-10
JP4717458B2 JP4717458B2 (ja) 2011-07-06

Family

ID=35050178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005031670A Expired - Fee Related JP4717458B2 (ja) 2004-03-30 2005-02-08 電圧生成装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7304871B2 (ja)
JP (1) JP4717458B2 (ja)
KR (1) KR20060045014A (ja)
CN (1) CN100459384C (ja)
TW (1) TWI369844B (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007328535A (ja) * 2006-06-07 2007-12-20 Rohm Co Ltd 電源装置およびそれを用いた電子機器
JP2007336753A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Rohm Co Ltd 電源装置、レギュレータ回路、チャージポンプ回路およびそれらを用いた電子機器
JP2011135776A (ja) * 2011-04-07 2011-07-07 Panasonic Corp チャージポンプ回路
CN102882362A (zh) * 2012-10-12 2013-01-16 西安三馀半导体有限公司 多工作模式电荷泵过冲电流限制装置
JP2017216813A (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 浜松ホトニクス株式会社 チャージポンプ回路用の駆動回路、及びチャージポンプ回路
WO2018167905A1 (ja) * 2017-03-16 2018-09-20 有限会社リビング館ホンダ 植物育成用光発生装置、およびそれを用いた植物育成装置および植物育成方法
JP2021052483A (ja) * 2019-09-24 2021-04-01 キヤノン株式会社 電子機器および制御方法

Families Citing this family (59)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7714515B2 (en) * 2005-06-10 2010-05-11 Integrated Memory Logic, Inc. LED driver system and method
US8183824B2 (en) * 2005-06-10 2012-05-22 Integrated Memory Logic, Inc. Adaptive mode change for power unit
US7872884B2 (en) * 2005-11-03 2011-01-18 Boston Scientific Neuromodulation Corporation Cascaded step-up converter and charge pump for efficient compliance voltage generation in an implantable stimulator device
US20070139099A1 (en) * 2005-12-16 2007-06-21 Sandisk Corporation Charge pump regulation control for improved power efficiency
JP2007174744A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd チャージポンプ回路及び電源装置
US7528648B2 (en) * 2006-02-23 2009-05-05 Cypress Semiconductor Corporation Replica biased system
KR100675014B1 (ko) * 2006-02-24 2007-01-29 삼성전자주식회사 온도센서를 위한 전력공급장치
US8013663B2 (en) * 2006-03-01 2011-09-06 Integrated Memory Logic, Inc. Preventing reverse input current in a driver system
TW200744316A (en) * 2006-05-16 2007-12-01 Richtek Techohnology Corp Control circuit of switching mode of charge pump and the method thereof
CN100435460C (zh) * 2006-05-24 2008-11-19 立锜科技股份有限公司 电荷泵的模式转换控制电路与方法
US8044704B2 (en) * 2006-07-07 2011-10-25 Semiconductor Components Industries, Llc Current controller and method therefor
US7554311B2 (en) * 2006-07-31 2009-06-30 Sandisk Corporation Hybrid charge pump regulation
US7368979B2 (en) * 2006-09-19 2008-05-06 Sandisk Corporation Implementation of output floating scheme for hv charge pumps
US7330020B1 (en) * 2006-10-11 2008-02-12 Macronix International Co., Ltd. Voltage regulation unit with zener diode and voltage regulation device thereof
TWI344631B (en) * 2006-11-13 2011-07-01 Richtek Technology Corp Backlight control circuit
JP4996294B2 (ja) * 2007-03-19 2012-08-08 株式会社リコー 電源装置、該電源装置を用いたled装置および電子機器
DE102007014398B4 (de) * 2007-03-26 2009-07-09 Texas Instruments Deutschland Gmbh Stromversorgungsschaltkreis
JP5566568B2 (ja) * 2007-03-27 2014-08-06 ピーエスフォー ルクスコ エスエイアールエル 電源電圧発生回路
US8310218B2 (en) * 2007-08-08 2012-11-13 Advanced Analogic Technologies, Inc. Time-multiplexed-capacitor DC/DC converter with multiple outputs
US7847621B2 (en) * 2007-11-13 2010-12-07 Rohm Co., Ltd. Control circuit and control method for charge pump circuit
GB2455524B (en) * 2007-12-11 2010-04-07 Wolfson Microelectronics Plc Charge pump circuit and methods of operation thereof and portable audio apparatus including charge pump circuits
US8259476B2 (en) * 2008-07-29 2012-09-04 Shmuel Ben-Yaakov Self-adjusting switched-capacitor converter with multiple target voltages and target voltage ratios
TWI397034B (zh) * 2008-10-29 2013-05-21 Richtek Technology Corp 改善led顯示系統效能的電流調節器及方法
ITMI20090498A1 (it) * 2009-03-30 2010-09-30 St Microelectronics Srl Apparato di controllo di diodi led.
JP5301344B2 (ja) * 2009-04-24 2013-09-25 ルネサスエレクトロニクス株式会社 昇圧回路
FR2945876B1 (fr) * 2009-05-19 2012-03-23 St Microelectronics Sa Dispositif de regulation d'un generateur a pompe de charges et procede de regulation correspondant
TWI397248B (zh) * 2009-06-22 2013-05-21 Richtek Technology Corp 多輸入電荷幫浦,其控制電路與操作方法
JP2011083141A (ja) * 2009-10-08 2011-04-21 Renesas Electronics Corp 昇圧電源回路
KR101024632B1 (ko) * 2009-11-12 2011-03-25 매그나칩 반도체 유한회사 차지펌프 회로 및 이의 차지펌핑 방법
EP2362532A1 (en) * 2010-02-25 2011-08-31 Dialog Semiconductor GmbH DC-DC converter efficiency improvement and area reduction using a novel switching technique
CN201682416U (zh) * 2010-04-02 2010-12-22 江苏丽恒电子有限公司 电荷泵
CN102082507B (zh) * 2010-12-29 2013-01-02 厦门联创微电子股份有限公司 一种电容式电荷泵
CN103294094B (zh) * 2012-03-02 2016-01-20 联咏科技股份有限公司 充电帮浦装置及其驱动能力调整方法
US10146713B2 (en) * 2012-06-28 2018-12-04 David Schie Direct drive LED driver and offline charge pump and method therefor
US9107246B2 (en) * 2012-09-05 2015-08-11 Phoseon Technology, Inc. Method and system for shutting down a lighting device
TWI456880B (zh) 2012-11-19 2014-10-11 Ind Tech Res Inst 交換式電路
US9293986B2 (en) 2013-05-17 2016-03-22 Cirrus Logic, Inc. Reducing kickback current to power supply during charge pump mode transitions
JP2015175668A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 株式会社東芝 電圧モニタ回路、および、半導体集積回路
JP6486602B2 (ja) * 2014-03-28 2019-03-20 ラピスセミコンダクタ株式会社 昇圧回路、半導体装置、及び昇圧回路の制御方法
WO2016030962A1 (ja) * 2014-08-26 2016-03-03 株式会社 東芝 電圧発生回路
US9939831B2 (en) * 2016-01-11 2018-04-10 Sandisk Technologies Llc Fast settling low dropout voltage regulator
JP6679337B2 (ja) * 2016-02-16 2020-04-15 ローム株式会社 チャージポンプ
CN105553256B (zh) * 2016-02-25 2018-05-29 京东方科技集团股份有限公司 电荷泵电路和显示装置
US10581322B2 (en) * 2016-10-14 2020-03-03 Cirrus Logic, Inc. Charge pump input current limiter
US20180152101A1 (en) * 2016-11-30 2018-05-31 Cirrus Logic International Semiconductor Ltd. Charge pump output power throttling
US10651800B2 (en) 2017-02-10 2020-05-12 Cirrus Logic, Inc. Boosted amplifier with current limiting
US10826452B2 (en) 2017-02-10 2020-11-03 Cirrus Logic, Inc. Charge pump with current mode output power throttling
CN108233461B (zh) * 2017-09-04 2024-01-23 珠海市魅族科技有限公司 一种充电电路及终端设备
CN108233460B (zh) * 2017-09-04 2021-10-22 珠海市魅族科技有限公司 一种充电方法、充电装置及终端设备
CN109768704A (zh) * 2019-01-31 2019-05-17 郑州云海信息技术有限公司 一种斩波器及其斩波电路的输出正常指示信号的生成电路
WO2020231393A1 (en) 2019-05-10 2020-11-19 Huawei Technologies Co., Ltd. Switched capacitor converter and control method
US10714152B1 (en) * 2019-05-29 2020-07-14 Advanced Micro Devices, Inc. Voltage regulation system for memory bit cells
CN111148327B (zh) * 2019-12-31 2022-08-02 广州星际悦动股份有限公司 一种充电指示灯控制装置和方法
US11223278B2 (en) * 2020-03-04 2022-01-11 Infineon Technologies Ag Voltage supply circuitry with charge pump mode and boost converter mode
US11340642B2 (en) * 2020-06-24 2022-05-24 Nanya Technology Corporation Low dropout regulator and control method thereof for maintaining output voltage value of low dropout regulator
CN114337268A (zh) * 2021-12-30 2022-04-12 合肥市芯海电子科技有限公司 一种升压电路、芯片及电子设备
CN114244082B (zh) * 2021-12-30 2024-04-09 合肥市芯海电子科技有限公司 一种驱动电路、芯片及电子设备
CN115129106B (zh) * 2022-08-31 2023-11-21 深圳市倍轻松科技股份有限公司 一种加热电路、控制方法、芯片、电子设备及按摩器
CN115800729B (zh) * 2022-11-18 2024-05-28 龙芯中科(南京)技术有限公司 电荷泵、芯片、主板和电子设备

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002171748A (ja) * 2000-09-19 2002-06-14 Rohm Co Ltd Dc/dcコンバータ
JP2003022686A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Mitsubishi Electric Corp 半導体集積回路装置
JP2003348821A (ja) * 2002-05-27 2003-12-05 Ricoh Co Ltd 電源供給回路

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0678527A (ja) 1992-08-26 1994-03-18 Nec Kansai Ltd 駆動電圧供給装置とその集積回路
JP2882366B2 (ja) * 1996-06-26 1999-04-12 日本電気株式会社 突入電流制限型チャージポンプ昇圧回路
US6320797B1 (en) * 1999-02-24 2001-11-20 Micron Technology, Inc. Method and circuit for regulating the output voltage from a charge pump circuit, and memory device using same
US6411531B1 (en) * 2000-11-21 2002-06-25 Linear Technology Corporation Charge pump DC/DC converters with reduced input noise
US6504422B1 (en) * 2000-11-21 2003-01-07 Semtech Corporation Charge pump with current limiting circuit
JP2004064937A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Nec Corp チャージポンプ型昇圧回路

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002171748A (ja) * 2000-09-19 2002-06-14 Rohm Co Ltd Dc/dcコンバータ
JP2003022686A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Mitsubishi Electric Corp 半導体集積回路装置
JP2003348821A (ja) * 2002-05-27 2003-12-05 Ricoh Co Ltd 電源供給回路

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007328535A (ja) * 2006-06-07 2007-12-20 Rohm Co Ltd 電源装置およびそれを用いた電子機器
JP2007336753A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Rohm Co Ltd 電源装置、レギュレータ回路、チャージポンプ回路およびそれらを用いた電子機器
JP2011135776A (ja) * 2011-04-07 2011-07-07 Panasonic Corp チャージポンプ回路
CN102882362A (zh) * 2012-10-12 2013-01-16 西安三馀半导体有限公司 多工作模式电荷泵过冲电流限制装置
JP2017216813A (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 浜松ホトニクス株式会社 チャージポンプ回路用の駆動回路、及びチャージポンプ回路
WO2018167905A1 (ja) * 2017-03-16 2018-09-20 有限会社リビング館ホンダ 植物育成用光発生装置、およびそれを用いた植物育成装置および植物育成方法
JPWO2018167905A1 (ja) * 2017-03-16 2020-05-14 Mtエンデバー株式会社 植物育成用光発生装置、およびそれを用いた植物育成装置および植物育成方法
JP2021052483A (ja) * 2019-09-24 2021-04-01 キヤノン株式会社 電子機器および制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN100459384C (zh) 2009-02-04
JP4717458B2 (ja) 2011-07-06
US20050219878A1 (en) 2005-10-06
US7304871B2 (en) 2007-12-04
CN1677817A (zh) 2005-10-05
TW200541196A (en) 2005-12-16
TWI369844B (en) 2012-08-01
KR20060045014A (ko) 2006-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4717458B2 (ja) 電圧生成装置
JP3759133B2 (ja) 電源装置
JP3759134B2 (ja) 電源装置
JP5214221B2 (ja) チャージポンプ回路ならびにその制御回路および制御方法
JP4704103B2 (ja) 定電流駆動回路、それを利用した電子機器および発光ダイオードの駆動方法
JP3563066B2 (ja) 電源装置及びそれを備えた携帯機器
JP6510921B2 (ja) チャージポンプ、スイッチ駆動装置、発光装置、車両
US20050110469A1 (en) Power supply circuit
JP4673046B2 (ja) スイッチング電源
JP4127559B2 (ja) 電源回路装置及びこの電源回路装置を備えた電子機器
JP6011355B2 (ja) 発振回路
JP2008295009A (ja) 定電流駆動回路
JP2006136134A (ja) チャージポンプ回路
WO2010061769A1 (ja) Led駆動装置
CN101308628A (zh) 背光单元、显示装置以及电子系统
JP4807492B2 (ja) チャージポンプ式ledドライバおよびチャージポンプ回路の制御方法
JP2008099481A (ja) チャージポンプ回路
JP4526962B2 (ja) 電源装置および電子装置
JP2006211747A (ja) 電源装置および電子装置
JP2009124824A (ja) チャージポンプ回路ならびにその制御回路、制御方法
JP2010015879A (ja) 発光素子の輝度設定方法およびインタフェース回路
JP5290565B2 (ja) チャージポンプ回路ならびにその制御回路
KR20060128194A (ko) 슬립모드 pwm 방식 dc―dc 컨버터
JP4899112B2 (ja) Led駆動装置
JP4498073B2 (ja) チャージポンプ回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100617

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110329

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4717458

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees