JP2005298769A - ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子、及び型内発泡成形体 - Google Patents

ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子、及び型内発泡成形体 Download PDF

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Abstract

【課題】 現状良く用いられている0.4MPa耐圧仕様の成形機を用いて、表面美麗性が高く、かつ高い剛性を持つ型内発泡成形体を提供すること。
【解決手段】 MFRが5g/10分以上20g/10分以下、融点が140℃以上155℃以下であり、かつ下記条件式を満たす樹脂を基材樹脂とするポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子と該予備発泡粒子を成形してなる型内発泡成形体。
〔MFR(g/10分)〕≧1.6×〔融点(℃)〕−235
【選択図】 図1

Description

本発明は自動車内装部材、自動車バンパー用芯材、断熱材、緩衝包材、通箱などに用いられるポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子、及び該予備発泡粒子を用いて得られる型内発泡成形体に関するものである。
ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を用いて得られる型内発泡成形体は、型内発泡成形体の長所である形状の任意性、軽量性、断熱性などの特徴をもつ。また同様の型内発泡成形体と比較しても、ポリスチレン系樹脂予備発泡粒子を用いて得られる型内発泡成形体と比較すると、耐薬品性、耐熱性、圧縮後の歪回復率に優れており、またポリエチレン系樹脂予備発泡粒子を用いて得られる型内発泡成形体と比較すると、寸法精度、耐熱性、圧縮強度が優れている。これらの特徴により、ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を用いて得られる型内発泡成形体は、自動車内装部材、自動車バンパー用芯材をはじめ、断熱材、緩衝包装材など様々な用途に用いられている。
現在ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の型内発泡成形用の成形機は、耐圧0.4MPaの仕様であるものが大半を占めており、該成形機を用いて通常生産される成形加熱蒸気圧力はおおむね0.36MPa程度までである。型内発泡成形に用いられるポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子は、これに対応できるような特性の樹脂を用いており、一般には融点が140〜150℃程度のエチレン-ランダムポリプロピレンが用いられている。
型内発泡成形体において、自動車内装部材、自動車バンパー用芯材など、剛性の高い製品が求められる用途も多い。型内発泡成形体の剛性は、おおむね原料樹脂の剛性と発泡倍率によって決まるが、現状ではこれらの用途には型内発泡成形体の密度の高い、すなわち発泡倍率の低い製品を用いることで高い剛性を充足させている。しかし、高密度化は本来型内発泡成形体に求められる軽量性を損なう。特に自動車部材などでは装着する自動車の燃費悪化の原因となり、また最終廃棄物重量の増加につながるため、可能であるなら回避したい手段である。一方、高い剛性を達成するためのもうひとつの手段である樹脂自体の剛性を上げると、型内発泡成形における生産条件が厳しくなり、成形加工コストも増大する。すなわち、高い剛性を持つポリプロピレン系樹脂とは、一般にコモノマー含量の少ない、融点の高い樹脂となるが、樹脂の融点が高くなるにつれて良好な成形体を得るために必要となる成形加熱蒸気の圧力は高くなる傾向にある。このため、より高い剛性を求める場合、耐圧仕様の高い成形機や金型を用いる必要があり、設備コストが高くなると共に、ユーティリティコストが高くなるため成形加工コストが高くなる。
一方、近年型内発泡成形体においても外観が重要視されるものが増えてきている。これは使用者の目に触れる場所に使用される自動車内装部材や通い箱と言った用途に多く、型内発泡成形体に通常求められる剛性、軽量性、断熱性などの物性に加え、良好な外観が求められる。型内発泡成形体はその製法上、粒子間の隙間や粒子の亀甲模様が見られるが、外観を重視する製品にはこれらを嫌うものも多い。粒子間の隙間を目立たなくさせるためには、一般に型内発泡成形時の加熱蒸気圧力を高くし、粒子同士の融着を促進させるなどの方法が取られる。また粒子の亀甲模様を消すためには、金型表面に微細な凹凸模様を転写した金型を用いるなどの技術(例えば特許文献1参照)なども行われているが、該技術においても型内発泡成形時の加熱蒸気圧力を高目にして、発泡成形体への凹凸模様の転写を促進させている。これらの技術から分かるように、粒子間の間隙が目立たない外観が良好な型内発泡成形体、すなわち表面美麗性の高い型内発泡成形体を得るためには、型内発泡成形時の成形加熱蒸気圧力を粒子間の融着に必要となる圧力より高くする必要がある。
以上のように、剛性が高く、かつ表面美麗性の高いポリプロピレン系樹脂型内発泡成形体を、特殊な成形機を使用しなくとも安定的により低い成形加工温度で製造することができる技術が求められている。
型内発泡成形体の剛性を向上するための技術に関して、様々な技術が検討されている。ポリプロピレン系樹脂で高い剛性を得るためには単純にホモポリプロピレンを用いることが考えられるが、例えば特許文献2には引張弾性率が15000〜25000kg/cm2で示差走査型熱量計にて得られるDSC曲線の高温側ピークの熱量が30〜60J/gであるホモポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子に関しての技術が開示されている。また特許文献2にはMFRが20〜100g/10分の範囲にあるホモプロピレン系樹脂を用いて、比較的低い成形温度で型内発泡成形体を得ることのできる予備発泡粒子が作製しうるという技術が開示されている。
しかし、特許文献2記載の技術では、良好な発泡成形体を得るために必要な成形時の加熱蒸気の圧力が0.4〜0.6MPaであると記載されており、前述のように0.4MPa耐圧仕様の成形機では成形できない。また成形体の表面美麗性に関しては特段の記載はない。また、特許文献3記載の技術ではホモポリプロピレンや、コモノマー含量の少ないランダムポリプロピレン系樹脂を用いているが、表面美麗性に関して特段の記載は無い。類似の評価基準としては、発泡粒子同士の融着が60%以上という基準で評価しているが、該基準は型内発泡成形体内部の粒子同士がそれぞれ部分融着するという評価基準であり、表面美麗性を得るという基準に比べ、低い成形加熱蒸気圧力でも満たしうる基準である。該公報記載の技術では、実際に0.4MPa耐圧使用の成形機では表面美麗な成形体を得ることは難しいものと思われる。
ホモポリプロピレンほど高い剛性は得られないものの、成形性を重視してポリプロピレン系ランダム共重合体を用いた技術も検討されている。例えば特許文献4には、基材樹脂として融点が149〜157℃、MFRが1〜20g/10分、かつ半結晶時間が一定の値以下のプロピレン系ランダム共重合体を基材樹脂として用いる技術が開示されている。
また、特許文献5には、型内発泡成形に用いるポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の結晶状態について、示差走査型熱量分析(以下DSCと略す)を用いて得られる融解結晶カーブの高温側結晶量と低温側結晶量の関係を一定の範囲に設定することにより、得られる型内発泡成形体の圧縮強度を向上する技術が開示されている。
しかし、これらの技術に関しては、型内発泡成形に必要となる加熱蒸気の圧力は0.4〜0.5MPaと高く、前記特許文献2〜4に記載の技術と同様、特に耐圧性能の高い成形機を用いることによって可能となっている技術である。
さらに特許文献6には、1−ブテンをコモノマーとして含むポリプロピレン系樹脂を用いると樹脂融点に対して高い引っ張り弾性率、すなわち剛性を持つ樹脂が得られ、これを用いることにより、高い剛性をもつ型内発泡成形体を得ることができるという技術が開示されている。
しかし該技術に関しても、型内発泡成形に必要となる加熱蒸気の圧力は0.4MPa前後であり、他の技術と比較すると比較的低い成形加熱蒸気圧力であるものの、実施されている例の中で最も低いもので0.36MPaであり、現状よく用いられている0.4MPa耐圧仕様の成形機の仕様ぎりぎりのレベルである。また表面美麗性に関して特段の記載はなく、表面美麗性を得るためにはさらに高い成形加熱蒸気圧力が必要となると考えられる。
さらに特許文献7には1−ブテン成分量を3〜12重量%含むプロピレン・1−ブテンランダム共重合体を基材樹脂とするポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を用いることにより、高い剛性を持つポリプロピレン系樹脂発泡成形体が得られる技術が開示されている。該技術を用いた場合、成形加熱蒸気の圧力が0.3MPa前後と現状よく用いられる0.4MPa耐圧仕様の成形機でも成形可能であると記載されている。しかし、該公報記載の実施例を見ると、0.3MPa前後の成形加熱蒸気圧力で得られる型内発泡成形体の剛性はJIS−K6767に準じて20℃で測定した圧縮歪50%の時の圧縮強度が6.2kg/cm2であり、高い剛性を求める用途には十分ではない。また、エチレン成分を含まない1−ブテン単独系のポリプロピレン系樹脂ランダム共重合体は、エチレン成分を含むポリプロピレン系樹脂ランダム共重合体に比べ硬くもろい性質があり、この性質が発泡体の基材樹脂として用いた場合に、圧縮後の寸法回復性や、低温領域での衝撃特性が劣ると言う性質となる。ポリプロピレン系樹脂発泡成形体は、同じ型内発泡成形体であるポリスチレン系樹脂発泡成形体と比べ、剛性面では劣るものの、繰り返し衝撃への耐性や柔軟性に優位性があり、これをもって緩衝包装材などに用いられている面もある。このため、該技術記載の技術では、剛性のみを目的とする用途以外の一般的な緩衝包装用途には向いていないという欠点もある。
以上のように高い剛性が必要とされる用途には、高い成形加熱蒸気圧力に耐えうる特殊な成形機を使用している現状がある。しかし成形機の耐圧性能を上げるためには、成形機の強度を高めるため装置を大型にする必要があり、また金型も肉厚にする必要があるため、装置コストがかなり上昇するという短所がある。
また、成形加熱蒸気の圧力を上げるということは、成形時の加熱に必要な蒸気量も増加することとなり、これを冷却するための冷却水量が増加するなどユーティリティコストも上昇する。さらに、より高温に加熱するために成形時の加熱時間が長くなり、さらに加熱された金型を冷却水で冷却する工程にもより長い時間を必要とするため、製品あたりの生産サイクルが長くなり生産性が悪化する。またさらには型内発泡成形では金型形状が複雑であるため、形状によっては成形加熱時に金型の一部に応力が集中し、金型が破損することもあり、さらにコストアップの原因となる。
以上のように、型内発泡成形において成形加熱蒸気圧力が高いということは様々な欠点を有しており、できる限り低い成形加熱蒸気圧力で成形できることが望ましい。既存技術の範疇では、現状多く用いられている0.4MPa耐圧仕様の成形機にて安定生産でき、かつ高い剛性を持つ型内発泡成形用ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得ることは困難である。さらには型内発泡成形体の表面美麗性を満足する技術に関しては、現状存在しないと言わざるをえない。
また一方で、異なる物性の樹脂を混合して用いることにより、新たな特性を樹脂に持たせる技術も開発されている。特許文献8にはMFR6〜10g/10分のポリプロピレン系樹脂90〜10重量%と、MFR0.5〜3g/10分ポリプロピレン系樹脂10〜90重量%とを混合した樹脂からなり、混合した樹脂のMFRが2〜5g/10分になることを特徴とするポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子について記載されている。該予備発泡粒子を用いると、成形体の表面性、融着が良好で成形体にヒケが無く、成形時間の短い成形体が得られることが記載されている。該公報では主に成形時間について効果を示しており、特に剛性については言及されていない。さらに、該公報には成形体のヒケという視点での評価はあるものの、表面美麗性に関して特段の記述は無い。
特開2000−108134号公報 特開平8−277340号公報 特開平10−45938号公報 特開平10−316791号公報 特開平11−156879号公報 特開平7−258455号公報 特開平1−242638号公報 特開2000−327825号公報
ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の型内発泡成形において、現状多く用いられている0.4MPa耐圧仕様の成形機でも安定的に生産でき、剛性が高く、かつ表面美麗性の高い型内発泡成形体が得られるポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の開発が求められている。
本発明は、上記課題に鑑みて鋭意研究した結果、MFRが5〜20g/10分、融点が140〜155℃であり、かつMFRと融点の間に一定の関係があるポリプロピレン系樹脂を基材樹脂としてポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を用いることにより、成形時の成形加工温度が低く、かつ剛性が高く、かつ表面美麗性の高い型内発泡成形体が得られることを見出し、本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明の第1は、MFRが5g/10分以上20g/10分以下、融点が140℃以上155℃以下であり、かつ下記条件式を満たすポリプロピレン系樹脂を基材樹脂とすることを特徴とするポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子に関する。
〔MFR(g/10分)〕≧1.6×〔融点(℃)〕−235 (1)
好ましい実施態様としては、
(1)(A)コモノマーとして1−ブテンとエチレンを含み、MFRが10g/10分以上30g/10分以下のポリプロピレン系樹脂70重量%以上95重量%以下と、(B)コモノマーとしてエチレンを含み、MFRが0.1g/10分以上3g/10分以下のポリプロピレン系樹脂5重量%以上30重量%以下からなるポリプロピレン系樹脂であって、該樹脂のMFRが5g/10分以上20g/10分以下、融点が140℃以上155℃以下であり、かつ下記条件式を満たす樹脂を基材樹脂とすること、
〔MFR(g/10分)〕≧1.6×〔融点(℃)〕−235 (1)
(2)示差走査熱量計法による測定において2つの融解ピークを有し、該融解ピークのうち低温側の融解ピーク熱量Qlと、高温側の融解ピーク熱量Qhから算出した、高温側の融解ピークの比率Qh/(Ql+Qh)×100が15%以上50%以下であること、
を特徴とする、前記記載のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子に関する。
本発明の第2は、前記記載のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を用いて得られる、密度が10kg/m3以上300kg/m3以下の型内発泡成形体に関する。
本発明により、剛性が高く、かつ表面美麗性の高いポリプロピレン系樹脂型内発泡成形体を、特殊な成形機を使用しなくとも安定的により低い成形加工温度で製造することができる。
本発明の予備発泡粒子は、MFRが5g/10分以上20g/10分以下、融点が140℃以上155℃以下であり、かつ下記条件式を満たすポリプロピレン系樹脂を基材樹脂としたものである。
〔MFR(g/10分)〕≧1.6×〔融点(℃)〕−235 (1)
基材樹脂のMFRは、5g/10分以上20g/10分以下であり、好ましくは7g/10分以上15g/10分以下である。MFRが当該範囲内であると型内発泡成形時の成形温度、成形時間のバランスが良い。
また基材樹脂の融点は、140℃以上155℃以下であり、好ましくは145℃以上152℃以下である。融点が当該範囲内であると、現状よく用いられている0.4MPa耐圧仕様の成形機でも良好な型内発泡成形体が得られる。
また、予備発泡粒子の基材樹脂は、MFRと融点の間に前記条件式(1)を満たす。
MFR、融点のそれぞれが前記範囲内であり、前記条件式(1)を満たすと、成形加熱蒸気圧力を高くしなくとも、表面美麗性の高い型内発泡成形体を得ることが出来る。
本発明のポリプロピレン系樹脂は、モノマーとしてプロピレンを主体とした樹脂であり、共重合成分としては、エチレン、1−ブテン、イソブテン、1−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、3,4−ジメチル−1−ブテン、1−ヘプテン、3−メチル−1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセンなどの炭素数2または4〜12のα−オレフィン、シクロペンテン、ノルボルネン、テトラシクロ[6,2,11,8,13,6]−4−ドデセンなどの環状オレフィン、5−メチレン−2−ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、1,4−ヘキサジエン、メチル−1,4−ヘキサジエン、7−メチル−1,6−オクタジエンなどのジエン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、酢酸ビニル、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、無水マレイン酸、スチレン、メチルスチレン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼンなどのビニル単量体などが挙げられる。これらのうち、エチレン、1−ブテンを使用することが耐寒脆性向上、安価等という点で好ましい。
中でも、本発明においては、コモノマーとして1−ブテンとエチレンを含み、MFRが10g/10分以上30g/10分以下のポリプロピレン系樹脂(A)と、コモノマーとしてエチレンを含み、MFRが0.1g/10分以上3g/10分以下のポリプロピレン系樹脂(B)からなる基材樹脂を使用することが好ましい。
本発明における、コモノマーとして1−ブテンとエチレンを含むポリプロピレン系樹脂(A)は、プロピレンを主体として、1−ブテンとエチレンを含んでなり、具体的には、エチレン−ブテン−プロピレンランダムターポリマー、エチレン−ブテン−プロピレンブロックターポリマーなどが挙げられるが、エチレン−ブテン−プロピレンランダムターポリマーが好ましい。該ポリプロピレン系樹脂(A)は、メルトフローレート(MFR)が10g/10分以上30g/10分以下であることが好ましく、より好ましくは、10g/10分以上20g/10分以下である。
本発明におけるコモノマーとしてエチレンを含むポリプロピレン系樹脂は、プロピレンを主体として、エチレンを含んでなる樹脂を言い、具体的には、エチレン−プロピレンランダムコポリマー、エチレン−ブテン−プロピレンランダムターポリマー、エチレン−プロピレンブロックコポリマー、エチレン−ブテン−プロピレンブロックターポリマーなどが挙げられるが、エチレン−プロピレンランダムコポリマー、エチレン−ブテン−プロピレンランダムターポリマーが好ましい。該ポリプロピレン系樹脂(B)は、MFRが、0.1g/10分以上3g/10分以下であることが好ましく、より好ましくはMFRは0.3g/10分以上2g/10分以下である。
本発明におけるポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子は、コモノマーとして1−ブテンとエチレンを含むポリプロピレン系樹脂(A)を好ましくは70重量%以上95重量%以下、コモノマーとしてエチレンを含むポリプロピレン系樹脂(B)を好ましくは5重量%30重量%以下とを混合した樹脂を基材樹脂を使用する。コモノマーとして1−ブテンを含むポリプロピレン系樹脂(A)を70重量%以上95重量%以下含むと、該樹脂を基材樹脂とするポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子から得られる型内発泡成形体の剛性が高くなる傾向にある。
本発明のポリプロピレン系予備発泡粒子は、示差走査熱量計法による測定において2つの融解ピークを有し、該融解ピークのうち低温側の融解ピーク熱量Qlと、高温側の融解ピーク熱量Qhから算出した、高温側の融解ピークの比率Qh/(Ql+Qh)×100(以下DSC比と略す)が15%以上50%以下であることが好ましく、より好ましくは18%以上40%以下の範囲である。DSC比が当該範囲であると、表面美麗性の高い型内発泡成形体が得られやすい。
上述の予備発泡粒子を用いて得られる型内発泡成形体の密度が10kg/m3以上300kg/m3以下であることが好ましく、より好ましくは15kg/m3以上250kg/m3以下である。
これらのポリプロピレン系樹脂は無架橋の状態が好ましいが、パーオキサイドや放射線により架橋させても良い。またポリプロピレン系樹脂と混合使用可能な他の熱可塑性樹脂、例えば低密度ポリエチレン、直鎖状密度ポリエチレン、ポリスチレン、ポリブテン、アイオノマー等をポリプロプレン系樹脂の特性が失われない範囲で混合使用しても良い。
上記のポリプロピレン系樹脂は、通常、予備発泡に利用されやすいようにあらかじめ押出機、ニーダー、バンバリミキサー、ロール等を用いて溶融し、円柱状、楕円状、球状、立方体状、直方体状等のような所望の粒子形状で、その粒子の平均粒径が好ましくは0.1〜5mm、更に好ましくは0.5〜3mmになるように成形加工される。帯電防止剤、顔料、難燃性改良材、導電性改良材等必要により加えられる成分は、通常、樹脂粒子の製造過程において溶融した樹脂中に添加することが好ましい。
上記のような本発明に係るポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を製造には、例えば、耐圧容器内でポリプロピレン系樹脂粒子に発泡剤を含浸させ、撹拌しながら水中に分散させ、加圧下で所定の発泡温度まで加熱したのち、該水分散物を低圧域に放出する。
発泡温度は、ポリプロピレン系樹脂の種類、使用発泡剤量、目標とする予備発泡粒子の発泡倍率等により選択するが、ポリプロピレン系樹脂の融点−20℃から+10℃の範囲から選ばれることが好ましい。
本発明に使用されるポリプロピレン系樹脂粒子に含浸させる発泡剤としては、例えばプロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン等の脂肪族炭化水素類;シクロペンタン、シクロブタン等の脂肪式環化水素類;空気、窒素、炭酸ガス等の無機ガス類;水、等が上げられる。これらの発泡剤は単独で用いてもよく、また、2種類以上併用してもよい。またその使用量に限定はなく、ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の所望の発泡倍率に応じて適宣使用すれば良く、通常その使用量はポリプロピレン系樹脂粒子100重量部に対して5重量部以上60重量部以下である。好ましい発泡剤としては、水や、より高倍率での発泡を可能とするブタンなどが挙げられる。
前記水分散物の調整に際しては、分散剤として、例えば第3リン酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等や、少量の界面活性剤、例えばドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ、n−パラフィンスルホン酸ソーダ、α−オレフィンスルホン酸ソーダ等が分散助剤として併用される。
かかる分散剤や界面活性剤は、その種類や用いるポリプロピレン系樹脂粒子とその使用量によって異なるが、通常、水100重量部に対して分散剤の場合で0.2〜3重量部が好ましく、界面活性剤の場合で0.001〜0.2重量部が好ましい。
また、前記発泡剤を含有したポリプロピレン系樹脂粒子は水中での分散性を良好なものとするために、通常、水100重量部に対して20〜100重量部添加されるのが好ましい。
かくして調整された水分散物は加圧下で加熱されたのち、例えば2〜10mmφの開孔オリフィスを通して低圧域に放出され、ポリプロピレン系樹脂粒子が予備発泡せしめられ、本発明のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子が得られる。
前記耐圧容器には特に限定はなく、上記圧力及び温度に耐えられるものであればいずれのものでも使用しうるが、かかる耐圧容器の具体例として、例えばオートクレーブ型の耐圧容器が挙げられる。
本発明のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を型内発泡成形に用いる場合には、イ)そのまま用いる方法、ロ)あらかじめ予備発泡粒子中に空気等の無機ガスを圧入し発泡能を付与する方法、ハ)予備発泡粒子を圧縮状態で金型内に充填し成形する方法、など従来既知の方法が使用しうる。
本発明のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子から型内発泡成形体を成形する方法としては、たとえばあらかじめ予備発泡粒子を耐圧容器内で空気加圧し、粒子中に空気を圧入することにより発泡能を付与し、これを閉鎖しうるが密閉し得ない成形型内に充填し、水蒸気などを加熱媒体として0.20〜0.4MPa程度の加熱水蒸気圧で3〜30秒程度の加熱時間で成形しポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子同士を融着させ、このあと成形金型を水冷により型内発泡成形体取り出し後の型内発泡成形体の変形を抑制できる程度まで冷却した後、金型を開き型内発泡成形体を得る方法などが挙げられる。
次に本発明におけるMFR、融点、DSC比の測定方法について説明する。
MFRの測定は、JIS−K7210記載のMFR測定器を用い、オリフィス2.0959±0.005mmφ、オリフィス長さ8.000±0.025mm、荷重2160g、230±0.2℃の条件下で測定したときの値である。
融点の測定はセイコーインスツルメンツ(株)製のDSC6200型示差走査熱量計を用いて、ポリプロピレン系樹脂粒子5〜6mgを10℃/minの昇温速度で40℃から220℃まで昇温する事により樹脂粒子を融解し、その後10℃/minで220℃から40℃まで降温することにより結晶化させた後に、さらに10℃/minで40℃から220℃まで昇温したときに得られるDSC曲線から、2回目の昇温時の融解ピーク温度として求められる値である。
DSC比の測定はセイコーインスツルメンツ(株)製のDSC6200型示差走査熱量計を用いて、ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子5〜6mgを10℃/minの昇温速度で40℃から220℃まで昇温する際に得られる融解曲線(図1に例示)において、2つのピークを有し、該融解ピークのうち低温側の融解ピーク熱量Qlと、高温側の融解ピーク熱量Qhから算出した、高温側の融解ピークの比率Qh/(Ql+Qh)×100で表されるパラメータである。
つぎに、本発明を実施例及び比較例に基づき説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない
また実施例及び比較例における評価は下記の方法で行った。
〔予備発泡粒子の発泡倍率〕嵩体積約50cm3のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の重量w(g)およびエタノール水没体積v(cm3)を求め、発泡前の樹脂粒子の密度d(g/cm3)から次式により求める。
発泡倍率=d×v/w
〔最低成形加熱蒸気圧力〕東洋機械金属株式会社製ポリオレフィン発泡成形機パールスターP−150Nを用い、縦270mm×横290mm×厚み40mmのブロック金型に、あらかじめ粒子内部の空気圧力が2.0atmになるように調整したポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を充填し、まず0.1MPaの水蒸気で金型内の空気を追い出し、その後任意の圧力の加熱蒸気を用いて10秒間加熱成形させることにより、ポリプロピレン系樹脂発泡成形体を得る。この発泡成形体の表面状態を観察し、表面に凹凸が無く、かつ各粒子間の間隙もほとんど目立たない成形体を得ることのできる加熱蒸気圧力の内、最低の圧力。良好な表面美麗性を与える最も低い成形加熱蒸気圧力であり、表面美麗性、成形性の尺度である。
〔圧縮強度〕発泡成形体から縦50mm×横50mm×厚み25mmのテストピースを切り出し、NDZ−Z0504に準拠し、10mm/minの速度で圧縮した際の50%圧縮時の圧縮応力。これは型内発泡成形体の剛性の尺度である。
(実施例1〜7、9〜11、比較例1〜2、4〜6)
表1に示すMFR、融点を持つポリプロピレン系樹脂を用い、表2に示す比率の樹脂100部に対し、造核剤としてタルクを0.01部になるように添加・混合し、50mmφ単軸押出機で混練したのち造粒し、ポリプロピレン系樹脂粒子(1.8mg/粒)を製造した。
Figure 2005298769
該樹脂粒子100部、分散剤としてパウダー状塩基性第3リン酸カルシウム2部および分散助剤としてn−パラフィンスルホン酸ソーダ0.05部を含む水系分散媒300部、ならびに発泡剤としてイソブタン8〜16部を、内容量10Lの耐圧容器に仕込み、攪拌しながら表2記載の温度まで昇温し、10分間保持した後、イソブタンを追加圧入して表2記載の圧力に調整し、30分間保持した。その後、イソブタンを圧入しながら容器内温、圧力を一定に保持しつつ、耐圧容器下部のバルブを開いて、水系分散媒を開孔径4.0mmφのオリフィス板を通して大気圧下に放出することによってポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子をえた。次に得られた発泡粒子を用いて成形体を作製し、最低成形加熱蒸気圧力を評価した。さらに得られた成形体を75℃で16時間乾燥した後、23℃で24時間養生し、圧縮強度測定に用いた。得られた発泡粒子の倍率、成形体の密度、最低成形加熱蒸気圧力、圧縮強度を表2に示す。
Figure 2005298769
(実施例8、比較例3)
表1に示すMFR、融点を持つ樹脂を用い、表2に示す比率の樹脂100部に対し、造核剤としてタルクを0.10部になるように添加・混合し、50mmφ単軸押出機で混練したのち造粒し、プロピレン系樹脂粒子(3.6mg/粒)を製造した。
該樹脂粒子100部、分散剤としてパウダー状塩基性第3リン酸カルシウム2部および分散助剤としてn−パラフィンスルホン酸ソーダ0.05部を含む水系分散媒300部を、内容量10Lの耐圧容器に仕込み、攪拌しながら表2記載の温度まで昇温し、10分間保持した後、空気を追加圧入して表2記載の圧力に調整し、30分間保持した。その後、空気を圧入しながら容器内温、圧力を一定に保持しつつ、耐圧容器下部のバルブを開いて、水系分散媒を開孔径4.0mmφのオリフィス板を通して大気圧下に放出することによってポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子をえた。次に得られた発泡粒子を用いて成形体を作製し、最低成形加熱蒸気圧力を評価した。さらに得られた成形体を75℃で16時間乾燥した後、23℃で24時間養生し、圧縮強度測定に用いた。得られた発泡粒子の倍率、成形体の密度、最低成形加熱蒸気圧力、圧縮強度を表2に示す。
実施例で示す樹脂を用いたポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を用いると、比較例1〜3で示す通常使用されているポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子に比べ、得られる発泡成形体の圧縮強度が2〜3割程度向上することが分かる。
また、実施例で示す圧縮強度を得るために、本発明記載の技術を用いない場合、比較例4〜6に示すように最低成形加熱蒸気圧力が0.4MPaを超える値となる。よって現状よく用いられている0.4MPa耐圧使用の成形機は使用できない。
以上のように、ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子において、本発明記載の技術を用いると、現状よく用いられている0.4MPa耐圧使用の成形機を用いて、表面美麗でかつ剛性の高い成形体を得ることができる。
評価した実施例、ならびに比較例について、横軸に樹脂融点、縦軸にMFRを取り、グラフ化したもの。太線で囲った部分が本発明の基材樹脂の融点MFRの範囲である。実施例は全てこの範囲の中にある。比較例はこの範囲を外れている。 示差走査熱量計を用い、本発明記載のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を測定した際に得られるDSC曲線の一例である。横軸は温度、縦軸は吸熱量である。低温側の網掛け部分がQl、高温側の網掛け部分がQhである。

Claims (4)

  1. MFRが5g/10分以上20g/10分以下、融点が140℃以上155℃以下であり、かつ下記条件式を満たすポリプロピレン系樹脂を基材樹脂とすることを特徴とするポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子。
    〔MFR(g/10分)〕≧1.6×〔融点(℃)〕−235 (1)
  2. (A)コモノマーとして1−ブテンとエチレンを含み、MFRが10g/10分以上30g/10分以下のポリプロピレン系樹脂70重量%以上95重量%以下と、(B)コモノマーとしてエチレンを含み、MFRが0.1g/10分以上3g/10分以下のポリプロピレン系樹脂5重量%以上30重量%以下からなるポリプロピレン系樹脂であって、該樹脂のMFRが5g/10分以上20g/10分以下、融点が140℃以上155℃以下であり、かつ下記条件式を満たす樹脂を基材樹脂とすることを特徴とする請求項1記載のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子。
    〔MFR(g/10分)〕≧1.6×〔融点(℃)〕−235 (1)
  3. 示差走査熱量計法による測定において2つの融解ピークを有し、該融解ピークのうち低温側の融解ピーク熱量Qlと、高温側の融解ピーク熱量Qhから算出した、高温側の融解ピークの比率Qh/(Ql+Qh)×100が15%以上50%以下であることを特徴とする、請求項1または2記載のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子。
  4. 請求項1〜3何れか1項記載のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を用いて得られる、密度が10kg/m3以上300kg/m3以下の型内発泡成形体。
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