JP2005292651A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プロダクティビティに影響のない、安定したシートの搬送を可能にする。
【解決手段】 複数の定着器20、21と、それら複数の定着器20、21のうち、いずれかの定着器を迂回するバイパスPbと、該バイパスPbが迂回する定着器21を経由するタンデムパス20とから成る定着装置について、分岐点Spから合流点Mpまでの両搬送路Pb、Ptの搬送時間を略等しくする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、シート上に画像を定着する定着装置およびこれを備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置においては、一般的にトナーよってシート上に描かれた未定着画像を、定着器において熱加圧することでシート面に定着させる。定着器は、内部のヒータによって加熱されており、通過するシートに奪われる熱量を補いつつ、定着に必要な温度を維持するように制御される。
さて、画像形成装置で搬送されるシートマテリアルの種類は年々増加してきており、一つの定着器で画像定着を行う構成では、全てのマテリアルに対して安定した定着性、定着画像の画質、プロダクティビティを両立させる事が困難になっている。これに対応する為、複数の定着器を搬送路中に直列に並べて配置し、熱量不足を始めとした定着器1個構成に起因する問題を回避する手法が取られるようになった(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
特開平06−348159 特開平07−271226
ところで、例えば、普通紙と呼ばれる坪量の小さな用紙や、厚紙の2面目(水分含有量が低下し、シート温度も上昇している)など、1つの定着器で定着性を満足でき、過剰な熱量を加えるとカールや定着ローラへの巻き付きといった問題を発生するマテリアルがある。このようなマテリアルに対応するために、複数の定着器を通過する主搬送路から分岐し、複数の定着器のうちのいくつかの定着器を迂回するための迂回搬送路を別途に設け、2つ以上の定着器を通過させると問題の発生するマテリアルは迂回搬送路を通過させることが考えられる。なお、この場合、1面目の厚紙や、定着画像に光沢感が要求されるコート紙などは、それ相当の熱量が必要となる為、主搬送路によって搬送されて2つの定着器の両方を通過させる。
このような構成においては、主搬送路と迂回搬送路との分岐部に入る時点までは均等なシート間隔で整然と搬送されてきたシートが、主搬送路と迂回搬送路の合流部の下流ではバラバラの間隔になってしまう恐れがある。このように不均一な間隔でのシート搬送は、下流側に位置するシート反転機構や両面パス、後処理装置などの動作制御に支障をきたし、誤動作の原因となる。また、パス長の相対差と紙間距離の関係次第では、主搬送路と迂回搬送路との合流部で先行紙と後続紙が衝突してジャムが発生する恐れもある。
また、シートが主搬送路と迂回搬送路のいずれを通過しても制御上必要な最小シート間隔が確保されるよう、定着器突入前の初期シート間隔を広く取ってしまうと、主搬送路と迂回搬送路の混合ジョブの際には、画像形成装置としてのプロダクティビティが低下するという問題を生じてしまう。
上記目的を達成するため本出願の発明における定着装置は、シート上に形成されたトナー画像をシートに定着させるための複数の定着手段と、前記複数の定着手段のうち、少なくとも1つ以上の定着手段を迂回してシートを搬送する迂回搬送路と、前記迂回搬送路で迂回する少なくとも1つ以上の定着手段を経由してシートを搬送する主搬送路と、前記主搬送路と前記迂回搬送路との分岐部において、シートをいずれかの搬送路へ導くかを切換えるな搬送路切換え手段と、を有し、前記主搬送路と前記迂回搬送路とが合流部において合流し、前記分岐部から前記主搬送路を経由して前記合流部にシートを搬送する時間と、前記分岐部から前記迂回搬送路を経由して前記合流部にシートを搬送する時間とが、略等しいことを特徴とする。
また、画像形成装置であって、シートに画像を転写する転写手段と、前記転写手段によって転写された画像をシートに定着するための上記の定着装置と、を備えている。
本発明を用いることにより、1つのジョブ中に主搬送路と迂回搬送路の両方を用いた場合であっても、搬送タイミングのズレを解消する事が可能になる。即ち、両搬送路の合流後、シートがいずれの搬送路を通過してきたかに関わらず、分岐部の前と同じシート間隔で、シート搬送を継続する事ができ、合流した後の搬送動作制御に支障をきたして誤動作を引き起こすことや先行シートと後行シートとが衝突してジャムが発生することなど防止できる。
以下に、実施例を挙げて、本発明をより具体的に説明する。なお、これら実施例は、本発明における最良の実施形態の一例であり、限定されるものではない。
(第1実施例)
図1、2、3および図6を用いて、本発明の第1実施例を説明する。図6は本発明を適用した画像形成装置の概略断面である。1はプリンタ本体であり、プリンタ本体1の上部には、イエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの計4色の一次画像を形成する為のエンジン部分Y,M,C,BKが配置されている。パソコン等の外部機器から送信されてきた印刷データは、プリンタ本体1を制御するコントローラ3で受信され、書き込み画像データとして各色のレーザースキャナ10へ出力される。
レーザースキャナは感光ドラム12上へとレーザを発光し、書き込み画像データに従った光像を描く。
各色の一次画像形成部は、感光ドラム12と、感光ドラム12の表面に均一な帯電を施すための帯電器13、帯電器13により帯電された感光ドラム12の表面に前記レーザースキャナ11が光像を描く事で作成された静電潜像を、中間転写ベルトへと転写すべきトナー像へと現像するための現像器14と、感光ドラム12の表面に現像されたトナー像を中間転写ベルト16に転写するための一次転写ローラ19と、トナー像を転写した後、感光ドラム12に残留したトナーを除去するためのクリーナ(図示せず)とから構成される。中間転写ベルト16に一次転写されたトナー像は、2次転写ローラ17においてシート上へと再転写される。2次転写ローラ17で転写されずに残留したトナーは、クリーナ18によって回収される。
給紙部30は、シート搬送の最上流に位置し、本実施例のプリンタでは、装置下部に2段設けられている(30a,b)。給紙部から給紙されたシートは、縦搬送パス36を通って下流側へと搬送される。縦搬送パス36の最下流位置には、レジストローラ対40があり、ここで最終的なシートの斜行補正と、画像形成部での画像書き込みとシート搬送のタイミング合わせが行われる。
画像形成部の下流側には、シートS上のトナー像を永久画像として定着するための第1定着器20、そして、第1定着器20を通過したシートに対し、要求に応じて追加定着を行うための第2定着器21が設けられている。第1定着器20と第2定着器21は共に回転体対によってシートを狭持してシートを搬送しながら、発熱体からの熱と回転体対の狭持圧とによってトナーをシート上に定着する。搬送パスは、第1定着器20の下流で、第2定着器21へ向う本発明の主搬送路であるタンデムパスPtと第2定着器21を迂回する本発明の迂回搬送路であるバイパスPbとに分岐点Spにおいて分岐し、第2定着器21の下流の合流点Mpで再び合流する。分岐部である分岐点Spには、パスを切換え可能な搬送路切換え手段であるフラッパFが備えられており、コントローラ3からの要求信号に応じて、両搬送パスを選択可能になっている。
合流部である合流点Mpの下流には、トナー像が定着されたシートSをプリンタ本体1から排出するための排出ローラ22が設けられ、プリンタ本体1の外側には、排出ローラ22で排出されたシートSを受け取るための排紙トレイ23が構成されている。なお、両搬送路の合流後、排紙トレイ23へ導く搬送路から分岐してシートを反転させ反転したシートを再度画像形成部へ導く両面反転搬送路を設け、シートの第2面に画像を形成できるようにしてもよい。また排紙トレイ23を取り除きステープルや穴あけ等の後処理を施すための後処理装置を設けてもよい。
そして、普通紙や厚紙の2面目等の、1つの定着器で定着性を満足でき、2つ以上の定着器を通過させて過剰な熱量を加えるとカールや定着ローラへの巻き付きといった問題を発生するようなマテリアルの場合にはバイパスPbを通過させて第2定着器21を迂回させる。第1定着器20と第2定着器20を通過させて定着性を向上させたいマテリアルはタンデムパスPtを通過させる。
以下において、本発明に基づく定着装置Tの詳細を説明する。本実施例での定着装置Tの概略断面を図1に示す。第1定着器20、第2定着器21、タンデムパスPt、バイパスPbから成る定着構成は先に概略を説明した通りである。
これに加え、分岐点Spから合流点Mpまでのシートの到達時間を、ほぼ等しくなるように、タンデムパスPt、バイパスPbの搬送シーケンスが設定されている。ここで合流点Mpへの、シートの到達タイミングのバラツキを考慮して、例えばシートの到達時間を検知する検知手段の、検知余裕を見込んで、シートの到達時間のずれが100ms以内になるように設定されていればよい。
また分岐点Spから合流点Mpまでのパス長をそれぞれ比較すると、バイパスPb側のパス長さLpbとタンデムパスPtの長さLptはほぼ等しくなるように構成されている。ここで、シートの到達タイミングのバラツキの許される範囲を考慮して、LpbとLptの差を搬送スピードが200〜400mm/s程度の場合では、20mm以内になるように構成されていればよい。
そのため例えば図2で示すように、タンデムパスPtのみを用いて搬送する場合の、先行するシートS1と次に搬送されるシートS2の紙間距離をL1とすると、図3で示すように、タンデムパスPtを先行して搬送されるシートS1と、バイパスPbを搬送されるシートS2との紙間距離L2は、両搬送パスとも同じ速度でシートを搬送することによりL1とL2は略等しくなり、シートが合流点へ到達するタイミングはそれぞれ略等しくなる。
この構成によれば、シート毎に要求される光沢性の違いによる、定着装置を通過させるべき回数が異なるシートを混載したシート束から搬送する場合に、タンデムパスとバイパスを適宜切り替えて搬送しても、合流点へ到達するシートのタイミングは常に略等しくなるため、タンデムパス・バイパスのどちらか一方のみを利用する連続ジョブの時と、両パスを1つのジョブ中に交互に使用するような混合ジョブの時とを問わず、装置の最大プロダクティビティでの画像形成動作が可能になる。また、定着後のシート搬送間隔が均一化されるため、下流に配置される後処理装置の動作制御も、安定して行う事ができる。即ち、1つのジョブ中において、1つの定着器にだけ通過する普通紙および厚紙の2面目と、2つの定着器を通過させる厚紙の1面目やコート紙が混合していて主搬送路と迂回搬送路との両方を用いる場合に、シートがいずれの搬送路を通過してきたかに関わらず、分岐部の前と略同じ間隔で、シート搬送を継続する事ができ、合流した後の搬送動作制御に支障をきたして誤動作を引き起こすことを防止できる。
図4は定着装置における駆動機構を説明するための断面配置図である。図4においてMは第2定着器21を駆動するための駆動モータ。101、102はバイパスPbに設けられた搬送ローラ対。101a,102aは、搬送ローラ101、102に設けられたプーリ。21aは第2定着21に設けられたプーリ。101b、102b、21bはそれぞれのプーリに懸架され、駆動モータMの駆動を伝達するための駆動伝達ベルトである。
103は駆動モータMの駆動をプーリ102を介して搬送ローラ対101に駆動を伝達するタイミングベルトである。
駆動モータMの駆動により、搬送ローラ対101,102、第2定着21が駆動される。モータMを一定の回転数で回転させることで、タンデムパスPtとバイパスPbの搬送速度を一定になるように、各プーリの減速比が設定されている。
このように、タンデムパスPtはバイパスPbとパス長が等しいので、一つの駆動モータで、両方のパス部の搬送ローラを駆動することが可能であり、第一の実施例の効果に加え、より簡単で、安価な構成のタンデム定着装置の提供が可能となる。
(第1実施例の変形例)
図5は第1実施例の変形例である定着装置における断面配置図を示す。同図において、第1定着器920の下流には、高光沢性を実現するための第2定着器921を通過するパスP1と、さらにハイレベルな光沢性を実現するためのベルト加圧部901aを備えた第3定着901を通過するパスP2と、特に光沢性を要求されない場合のシートを通過させる、定着器の無いパスP3とを備えている。
また、それぞれのパスに分岐する分岐点Spと、パスP1とパスP2が合流する第1の合流点M1と、第1の合流点M1の下流側のパスP4と、パスP3とパスP4が合流する第2の合流点M2を備えている。
かつそれぞれのパスには搬送ローラ対110〜117と、それぞれの分岐点には図示しないパス切り替え手段を備えている。
この構成において、分岐点Spから第1の合流点M1までのパスP1およびP2のパス長Lp1、Lp2は略等しくなっている。さらにパスP4のパス長をLp23とすると、
Lp3≒Lp1+Lp23≒Lp2+Lp23
が成り立つ構成になっている。
この構成によれば、それぞれのパス長が略等しく、どのパスを経由しても合流点へ到達するシートのタイミングは常に略等しくなるため、第一の実施例と同様の効果が得られるうえ、シート毎に要求される光沢性の幅がさらに広い場合でも、光沢性のレベルが異なる定着器を各々のパスに配置して、2回目の定着を最適な定着器で行うようにパスを切り替えるか、または2回目の定着を行わないようにパスを選択することで、最適なレベルの光沢性を実現することが可能である。
ここで、合流点Spから第1定着器までのパス長と、第3定着器までのパス長も略等しくしてもよい。それにより非常に高いレベルの光沢性を要求されたときに、第1定着器を等速Vで搬送されたシートを、パスP1、P2で減速させ、第2定着器、または第3定着器のニップを抜けた後で増速させる等、複雑な制御を行う場合でも、いずれのパスも等しい制御にすることができ、かつどちらのパスを搬送されても、合流部への到達タイミングが同じにできるという効果がある。
(第1実施例におけるその他の変形例)
第1実施例におけるその他の変形例についても言及しておく。
上記の実施例では定着器が2、3台のケースに関して説明したが、本発明は定着器の数に限定されるものではない。更に、先の実施例では定着器を有するタンデムパスと有さないバイパスを持つ構成について説明したが、例えば全ての搬送路内に別の定着器を持つ構成に対しても、本発明を同様に適用できる。これにより、シート材質に応じて設定の異なる定着器にシートを導くような搬送路構成に対しても、先の実施例と同等の効果が得られる。
本実施例を用いることにより、両パスの合流点近傍において、タンデムパスとバイパス長が異なる場合における、搬送タイミングのズレを解消する事が可能になる。これにより、両パスの下流側においても、シートがいずれのパスを通過したかに関わらず、定着部に進入する前と同じ均等な間隔で、シート搬送を継続する事ができる。
この効果により、タンデムパス・バイパスのどちらか一方のみを利用する連続ジョブの時と、両パスを不連続で交互に使用するような混合ジョブの時とを問わず、装置の最大プロダクティビティでの画像形成動作が可能になる。また、定着後のシート搬送間隔が均一化されるため、下流に配置される後処理装置の動作制御も、安定して行う事ができる。
(第2実施例)
図7、図8および図12を用いて、本発明の第2実施例を説明する。図12は本発明を適用した画像形成装置の概略断面である。第1実施例と同様の構成については同一の符号を用いて詳細な説明を省略する。
本第2実施例の定着装置T2は、画像形成部の下流側に設けられている。定着装置T2には、シートS上のトナー像を永久画像として定着するための第1定着器220、そして、第1定着器220を通過したシートに対し、要求に応じて追加定着を行うための第2定着器221が設けられている。搬送パスは、第1定着器220の下流で、第2定着器221へ向うタンデムパスPt2と第2定着器221を迂回するバイパスPb2とに分岐し、第2定着器221の下流で再び合流する。この分岐点Spには、パスを切換え可能なフラッパFが備えられており、コントローラ3からの要求信号に応じて、両搬送パスを選択可能になっている。
合流点Mpの下流には、両面印刷用の両面搬送パス46への入口を兼ねたシート反転部45と、像が定着されたシートSをプリンタ本体1から排出するための排出ローラ22が設けられ、プリンタ本体1の外側には、排出ローラ22で排出されたシートSを受け取るための排紙トレイ23が構成されている。
以下において、本第2実施例に基づく定着装置の詳細を説明する。本実施例での定着装置T2の概略断面を図2に示す。第1定着器220、第2定着器221、タンデムパスPt2、バイパスPb2から成る定着構成は先に概略を説明した通りであり、これに加え、通過するシートの後端を検知する為のシート検知センサSNが第1定着器220の下流側近傍に設けられている。分岐点Spから合流点Mpまでのパス長を比較すると、本実施例ではバイパスPb2の方がタンデムパスPt2よりも長い。そのため、シートを両搬送パスとも同じ速度で搬送すると、バイパスPb2を通って搬送された時の方が、合流点へシートが到達するタイミングが遅れ、この遅れをそのまま下流まで引きずる事になる。パスの選択によってシートの搬送タイミングが乱れると、下流に位置する両面搬送ユニットや後処理装置の動作制御の混乱や、シート間隔が狭くなりすぎる事によるJAMなどの問題が生じる為、本実施例では、本発明に基づく搬送制御によって、これを解消している。
図7は、本実施例における搬送タイミングチャートである。ここで、タンデムパスPt2の搬送速度をVt、バイパスPb2の搬送速度をVbと定める。転写部から搬送されてくるシートは、通常搬送速度V0で第1定着器220を通過し、この速度のまま、コントローラ3からの信号に応じてタンデムパスPt2・バイパスPb2のいずれかに進入する(90)。タンデムパスPt2に入ったシートは、シートの後端が第1定着器220を抜けた後もV0で搬送され(91)、そのまま合流点Mpに到達する(94)。(つまり、この区間ではVt=V0で一定。)一方、バイパスPb2に入ったシートは、シートが第1定着器220を通過するまでの間は搬送速度V0で搬送されるが、シートが第1定着器220を通過し終えると、同シートの後端がシート検知センサSNの位置を抜けるのをトリガとして、V0よりも速いV1へ増速される(92)。そして、タンデムパスPtとバイパスPbのパス長差△L分のリカバリが完了すると、元の搬送速度V0に減速する(93)。
速度V1は任意に設定可能なパラメータであるが、画像形成装置の生産性を極力高める為には、次のような条件を満たす必要がある。先行紙がバイパス、後続紙がタンデムパスを通過してきた場合、先行紙の後端が合流点Mpを抜ける前に増速リカバリ動作が完了していないと、合流点における両シートのシート間隔が瞬間的に縮まり、場合によっては衝突ジャムを発生する。これを防止する為に、バイパスPb2を通過した紙の増速搬送は、同シートの後端がタンデムパスとバイパスの合流点Mpを抜ける前に完了している事が望ましい。第1定着器20からバイパスPb2経由、合流点Mpまでの距離をLb、第1定着器220からシート検知センサSNまでの距離をLs、増速搬送する時間Tとすると、シートの後端が合流点を抜ける前に増速リカバリが完了する条件式は、
V1*T≦(Lb−Ls)
となる。
タンデムパスPtとバイパスPb2の相対パス長差を△Lとすると、増速搬送時間Tは、
T=△L/(V1−V0)
であるから、これを代入してV1についてまとめると、
V1≧((Lb−Ls)/(Lb−Ls−△L))*V0
となる。この条件を満たしていれば、理想的な制御を実現できる。
なお、本実施例のように、シートの後端位置基準で加減速制御を行う場合、搬送するシートサイズによって増速搬送区間が異なる為、各搬送ローラの駆動をなるべく独立させ、個々に速度制御可能にすること望ましい。これにより、搬送するシート間隔を詰めて生産性を高める制御が行い易くなり、大きな搬送余裕を持って、効率良くリカバリ制御を行うことができる。
さて、以下において、本実施例と同様の設計思想に基づく応用的な制御構成について、簡単に言及しておく。
上記の実施例では、シートの後端を検出する為のシート検知センサSNを、第1定着器220と分岐点Spの間に配置したが、これは分岐点Spの下流であっても良い。また、シート検知センサを第1定着器の上流に配置し、シートの後端が同センサを通過した所定時間後(シートが第1定着器220を通過し終えるまでに必要な時間後)に増速を開始する構成であっても構わない。
また、上記実施例ではシートの後端を検知する手法を取ったが、例えばシート検知センサの耐熱性の問題で、定着器の下流側に離して配置しなければならない場合は、別の構成も可能である。例えばシートの先端を検出した後、コントローラが認識している搬送中のシート長さ情報を元に、シート後端が第1定着器を抜ける時間を算出して増速を開始すれば、上記実施例と同様の効果を得る事ができる。
更には、簡易的な類似構成として、図9に示すように、シート検知センサSNを第1定着器の十分下流(画像形成装置の仕様に含まれる最長シートの長さLmax以上)に配置し、シート先端が同センサに到達した事をトリガに増速搬送を開始しても良い。この構成では、先にも述べた生産性を高める為のV1の設定条件が厳しくなり、画像形成装置の仕様に含まれる最短シート(長さLmin)を基準として、この最短シートの増速搬送が、同シートの後端が合流点を抜ける前に完了するようにV1を設定する必要がある。これは合流点での後続紙との衝突回避を条件にした場合、最短シートの時が最も増速搬送可能距離が短くなる為である。しかしその一方で、シートを増速搬送させる区間がシートサイズによらずに一定区間に限定できる事によるメリットも得られる。具体的には、シートが増速区間内に存在する時に最下流に位置し得る搬送ローラR2,R3のみを、搬送速度V0、V1の2速駆動できるように構成し、上流側の他の搬送ローラR1は、ワンウェイクラッチを設けて搬送速度V0で1速駆動するように構成すれば、単純な駆動構成でリカバリ動作を実現できる。搬送センサから合流点までの距離をLs2と仮定すると、V1の条件は、
V1*T≦Ls2+Lminより、
V1≧((Ls2+Lmin)/(Ls2+Lmin−△L))*V0
となる。
(第2実施例の第1変形例)
上記の第2実施例では、タンデムパスPt2よりもバイパスPb2が長い定着構成に対して本発明を適用したが、図10に示している本第2実施例の第1変形例のように、バイパスPb2よりもタンデムパスPt2が長い定着装置に対しても、同様の効果を得る事ができる。この場合、タンデムパスPt2を通過したシートの後端が第2定着器221を抜けた後に、同シートの増速搬送を行う制御となる。その為、バイパスPb2よりもタンデムパスPt2が長い場合と比較すると、増速を開始できる位置が下流側にシフトしてしまう。なお、構成によっては、増速を開始できる位置が合流点よりも下流になることもありえる。シートの後端が合流点Mpを抜ける前にリカバリを完了させる為には、よりV1を高速に設定するか、もしくはこれを補助する目的で、タンデムパスを長めに構成し、合流点Mpを極力下流側に設定する必要がある。以上より、タンデムパスの方が長い構成でも同様に本発明の効果は得られるが、特に制約がない場合は、タンデムパスPt2よりもバイパスPb2が長くなるように設計する方が、余裕度の面で推奨される。
なお、もし第1定着器220〜第2定着器221間の距離が、最大シート長さLmaxに対して余裕あるものであった場合は、第1定着器220はV0、第2定着器221はV1で搬送駆動し、両定着器間に増速開始ポイントを設定する事も可能である。
(第2実施例の第2変形例)
第1定着器の後方でタンデムパスとバイパスに分岐する構成の実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、分岐点が第1定着器の上流にある構成(バイパスによる迂回対象が第1定着器である構成)に対しても適用可能である(図11参照)。この場合、タンデムパスPt2は第1定着器220にシートが入るまで、バイパスPb2は合流点下流で第2定着器221にシートが入るまで、それぞれ未定着画像の載ったシートを搬送する必要がある為、搬送手段としては、シートを吸引吸着させて搬送することのできる吸引搬送ベルトを採用している。また、分岐点での分岐手段としては、位置制御モータ(図示せず)によって搬送方向を揺動切換え可能な分岐搬送ベルト50が設けられている。シート検知センサSNは、第1定着器220から最大シート長さ以上下流の、タンデムパスPt2内に配置されており、既述の第2実施例の構成で説明した制御方法と同様に、シート先端が同センサに到達した事をトリガとして増速搬送を開始し、該シート先端が第2定着器21に到達するまでの区間内で、リカバリ動作を完了させる。
(第2実施例のその他の変形例)
第2実施例のその他の変形例について説明する。
既述の第2実施例において、長い方のパスにおいてのみ増速搬送を行い、パス長差のリカバリ完了後に再び通常搬送速度へと減速させる制御を行ったが、本発明はこの速度制御に限定されるものではない。例えば、定着器の下流側にシートの表裏を反転させて排紙する反転排紙機構が配置されている場合、タンデムパスとバイパスのいずれを通過する場合でも、後続紙と衝突させずに反転する為に、反転排紙機構へ進入する段階から搬送速度を増速しておく必要がある。このような構成の場合は、タンデムパスとバイパスのうちパス長の長い方について、短い方のパスよりも増速開始タイミングを早めることで、両搬送パスのパス長差に起因するタイミングずれを解消できる。この時の増速開始タイミングの差分を△Tとすると、
△T=△L/(V1−V0)
となる。(長い方のパスの増速開始タイミングを、短い方のパスのそれより△Tだけ早く設定すれば、△Lのパス長差をリカバリできる。)
また、先の実施例では、増速搬送する時間は、タンデムパスとバイパスのパス長差と搬送速度差から決定される固定値であったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、長い方のパス中にあるシート検知センサがONするタイミングを、理論上のONタイミングと比較し、そのズレを元に最適な増速時間を決定する可変制御であっても構わない。この制御方法を用いれば、定着器の温調条件や耐久劣化、シートマテリアルの特性などといった外乱で、定着器通過時のシート搬送速度がばらついた場合に対しても、ケース毎の遅延量に柔軟に対応してリカバリ動作を行える。
また、先の実施例では、短い方のパスの搬送速度を、その全域に渡って第1定着器の搬送速度V0と等速にしているが、本発明の趣旨は所定時間内に両パスのパス長差を解消する点にあり、この目的を妨げない範囲であれば、複数の搬送速度を持っても構わない。
また、先の実施例では定着器が2つのケースに関して説明したが、本発明は定着器の数に限定されるものではなく、3つ以上の定着器からなる定着構成に対しても、同様に適用可能である。
本第2実施例を用いることにより、タンデムパスとバイパスの長さが異なる複数定着器構成の画像形成装置においても、両パスの合流点近傍においてパス長差に起因する搬送タイミングのズレを回復する事が可能になる。これにより、両パスの下流側においても、シートがいずれのパスを通過したかに関わらず、定着部に進入する前と同じ均等な間隔で、シート搬送を継続する事ができる。
したがって、タンデムパス・バイパスのどちらか一方のみを利用する連続ジョブの時と、両パスを不連続で交互に使用するような混合ジョブの時とを問わず、装置の最大プロダクティビティでの画像形成動作が可能になる。また、定着後のシート搬送間隔が均一化されるため、下流に配置されるシート反転機構や両面パス、ステイプラ等の後処理装置の動作制御も、安定して行う事ができる。
(第3実施例)
図13、図14および図17を用いて、本発明の第3実施例を説明する。図17は本発明を適用した画像形成装置の概略断面である。第1実施例と同様の構成については同一の符号を用いて詳細な説明を省略する。
本第3実施例の定着装置T3は、画像形成部の下流側に設けられている。定着装置T3には、シートS上のトナー像を永久画像として定着するための第1定着器320、そして、第1定着器320を通過したシートに対し、要求に応じて追加定着を行うための第2定着器321が設けられている。搬送パスは、第1定着器320の下流で、第2定着器321へ向うタンデムパスPt3と第2定着器321を迂回するバイパスPb3とに分岐し、第2定着器321の下流で再び合流する。この分岐点Spには、パスを切換え可能なフラッパFが備えられており、コントローラ3からの要求信号に応じて、両搬送パスを選択可能になっている。
合流点Mpの下流には、両面印刷用の両面搬送パス46への入口を兼ねたシート反転部45と、像が定着されたシートSをプリンタ本体1から排出するための排出ローラ22が設けられ、プリンタ本体1の外側には、排出ローラ22で排出されたシートSを受け取るための排紙トレイ23が構成されている。
以下において、本発明に基づく定着装置T3の詳細を説明する。本実施例での定着装置T3の概略断面を図14に示す。第1定着器320、第2定着器321、タンデムパスPt3、バイパスPb3から成る定着構成は、先に概略を説明した通りである。分岐点Spから合流点Mpまでのパス長を比較すると、本実施例ではタンデムパスPt3の方がバイパスPb3よりも長い。そのため、シートを両搬送パスとも同じ速度で搬送すると、シートがいずれのパスを通過したかに依存して、合流点への到達タイミングが異なり、この影響をそのまま下流まで引きずる事になる。パスの選択によってシートの搬送タイミングが乱れると、下流に位置する両面搬送ユニットや後処理装置などの誤動作や、シート間隔が狭くなりすぎる事によるJAMなどに代表される問題が生じる為、本実施例では、本発明に基づく搬送制御によって、これを解消している。
図13は、第3実施例におけるシートの搬送タイミングチャートである。転写部から速度V0、搬送インターバルTiで連続搬送されてくるシートは、第1定着器320を通過した後、分岐点において、コントローラ3からの信号に従って、タンデムパスPt3とバイパスPb3とのいずれかに導かれる(90)。両搬送パスとも、シートは引き続き速度V0で搬送される。タンデムパスPt3とバイパスPb3のパス長差を△Lに起因する搬送タイミングのばらつきを防ぐ為、パスの長いタンデムパスを通過した時の搬送タイミングを正とし、バイパス側を通過するシートに対して、以下に詳細を説明するタイミング補正制御を行う。
バイパスPb3内に進入したシートは、やがて同パス内に配置されたシート検知センサSNに到達する。同センサがONすると、コントローラは、その所定時間後に搬送ローラの駆動を停止する信号を出力し、シート搬送を一時停止する。この時の停止時間を△tとすると、△tは、既知のパス長差△Lと、搬送速度V0とから、
△t=△L/V0
のように、理論的に求める事ができる。なお、言うまでもないが、ステッピングモータで搬送ローラを駆動する場合には、モータ加減速時のシート移動も考慮して計算しなければならない。本実施例では、理論計算から得られた停止時間△tだけシートを一時停止させた後、搬送動作を再開する。この制御により、合流点到達以降は、分岐点通過時と同じく、均一な搬送インターバルTiでシートの搬送が行われる。
なお、一時停止によるタイミング補正制御で吸収できるタンデムパスPt3とバイパスPb3のパス長差△Lには上限があり、バイパスPb3へ2枚続けて進入してくるシートが、一時停止制御の際に衝突しない事が条件となる。なお、ここでは、シート搬送間隔を一時的にマイナスに、即ち重ね合わせることが可能な機構を有する場合を除く。搬送中のシートの長さをLsとすると、先行紙と後続紙が衝突しない条件とは、一時停止制御前のシート間距離((Ti*V0)−Ls)が、一時停止によってパス長差△Lを解消している最中に、ゼロ以下にならないことである。
((Ti*V0)−Ls)−△L>0
という条件式が立つ。これを書き換えると、
△L<(Ti*V0)−Ls
となり、△Lの上限値を求める事ができる。装置設計時には、この値を超えないように構成を決定する必要がある。
なお、本実施例では、理論的に求めた所定時間△tだけ用紙搬送を一時停止したが、このように停止時間を固定する制御ではなく、コントローラ3が管理している画像形成装置の動作タイミングに従い、所定のタイミングで搬送を再開するような制御方法であっても構わない。この制御方法を活用すれば、パスの長い方の搬送路を通過するシートの搬送タイミングずれを検出し、それに応じて一時停止中のシートの搬送再開トリガを与えるような柔軟な制御もできる。
(第3実施例における変形例)
上記の第3実施例では、タンデムパスPt3内での一時停止ポイントを1箇所のみ設定したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数箇所で停止可能な構成にしても良い。以下において、一時停止ポイントを2箇所設定した第3実施例の変形例を説明する。
図16は本変形例における定着部構成の概略断面、図15は本変形例でのシートの搬送タイミングチャートである。バイパスPb3内には第1シート検知センサSN1と第2シート検知センサSN2の2つのセンサが設けられている。シートが分岐点を通過して(90)バイパスPb3内に進入し、シートが各々のセンサに到達すると、それから所定時間後に搬送動作が一時停止され、停止からそれぞれ△t1、△t2後に搬送が再開される(92,93)。つまり、シートはバイパスPb3に侵入してから合流点Mpに到達するまでの間で2回一時停止し、これによる総停止時間△t1+△t2のタイミング補正動作を通じて、パス長差△Lに起因する合流点以降(91)の搬送タイミングのずれを解消する。
停止時間△t1、△t2と、タンデムパス・バイパスのパス長差△Lの間には、搬送速度をV0とした時、上記の第3実施例と同様に、
△t1+△t2=△L/V0
の関係がある。
シートの長さをLsとした時、タンデムパスへ2枚連続で進入したシートが、2回の一時停止制御において衝突しない為の条件式は、それぞれ
△t1<Ti−(Ls/V0)
△t2<Ti−(Ls/V0)
であることから、これらをまとめると、パス長差△Lの制約条件は、
△L<2*((Ti*V0)−Ls)
のように求まる。
以上の条件式より、一時停止ポイントを2箇所設定した効果として、タイミング補正制御で吸収可能なパス長差が2倍に増加した事がわかる。また、△t1と△t2の制約条件は同じであることから、基本的に両者の設定値は同じにすれば良いと言える。
なお、本変形例では、搬送するシートのサイズに応じて、2箇所で一時停止するか1箇所のみ一時停止するかを切り替えている。第2シート検知センサSN2による停止位置でシートを一時停止させた際に、そのシートの後端が、第1シート検知センサSN1による停止位置とオーバーラップしてしまうサイズ(もしくは、第1シート検知センサSN1による停止位置でシートを停止させた場合に、同シートの後端がまだ第1定着器320を抜け切っていないサイズ)については、第2シート検知センサSN2による停止位置でしかタイミング補正制御を行わない。当然、2箇所で停止する場合と同じシート間隔で搬送を行うと、パス長差△Lを吸収しきれない為、その分イニシャルのシート搬送間隔を広げて、マージンを確保している。
(第3実施例におけるその他の実施例)
第3実施例における代表的な実施例は、ここまでに説明した通りであるが、以下において別の実施例についても言及しておく。
既述の第3実施例および第3実施例の変形例では、タンデムパスよりもバイパスが短い定着構成について説明してきたが、これとは逆に、バイパスよりもタンデムパスが短い定着構成に対しても、本発明を同様に適用することができる。ただし、タンデムパス中の定着器からシートの後端が抜けた状態でなければ一時停止不可能である為、定着器から合流点までのパス長を十分に確保しなければならず、装置構成としては第3実施例やその変形例よりもスペース制約が厳しくなる。
また、第3実施例および第3実施例の変形例では定着器が2つのケースに関して説明したが、本発明は定着器の数に限定されるものではなく、3つ以上の定着器からなる定着構成に対しても、同様に適用可能である。
また、第3実施例および第3実施例の変形例のように、必ずしも分岐点を第1定着器の下流に設定する必要はなく、最初の定着器がタンデムパス内に配置されているケース(言い換えると、上流側に設けられている第1定着器がバイパスの迂回対象に含まれるケース)についても、本発明を同様に適用することができる。この場合、タンデムパスについては第1定着器にシートが到達するまで、バイパスについては合流点を通過して最初の定着器にシートが到達するまでの区間、未定着画像の載ったシートを搬送する必要がある。よって、具体的には、本発明のタイミング補正制御が実現できるよう、いくつかに分割で構成された吸引搬送ベルトで搬送を行う構成などが要求される。
本第3実施例では、タンデムパスとバイパスの長さが異なる複数定着器構成の画像形成装置において、シートがいずれのパスを通過したかに関わらず、両パスの合流点下流においても、シートが定着部に進入する前と同じ均一な搬送間隔で、安定したシート搬送を行うことが可能となる。
したがって、タンデムパス・バイパスのどちらか一方のみを利用する連続ジョブの時と、両パスを不連続で交互に使用するような混合ジョブの時とを問わず、装置の最大プロダクティビティでの画像形成動作が可能になる。また、定着後のシート搬送間隔が均一化されるため、下流に配置されるシート反転機構や両面パス、ステイプラ等の後処理装置の動作制御も、安定して行う事ができる。
第1実施例の定着装置における断面配置図。 第1実施例の定着装置における動作説明のための断面配置図。 第1実施例の定着装置における動作説明のための断面配置図。 第1実施例における定着装置の駆動機構を示す断面配置図。 第1実施例の変形例の断面配置図。 第1実施例の画像形成装置の概略断面図。 第2実施例の構成における速度制御のタイミングチャート。 第2実施例の定着装置における断面配置図。 第2実施例に類似した別構成の断面配置図。 第2実施例における第1の変形例を示す断面配置図。 第2実施例における第2の変形例を示す断面配置図。 第2実施例における画像形成装置の概略断面。 第3実施例の構成における搬送タイミングチャート。 第3実施例の定着装置における断面配置図。 第3実施例の変形例における搬送タイミングチャート。 第3実施例の変形例の断面配置図。 第3実施例における画像形成装置の概略断面。
符号の説明
20 第1定着器
21 第2定着器
Pt タンデムパス
Pb バイパス
Sp 分岐点
Mp 合流点
M 駆動モータ

Claims (10)

  1. シート上に形成されたトナー画像をシートに定着させるための複数の定着手段と、
    前記複数の定着手段のうち、少なくとも1つ以上の定着手段を迂回してシートを搬送する迂回搬送路と、
    前記迂回搬送路で迂回する少なくとも1つ以上の定着手段を経由してシートを搬送する主搬送路と、
    前記主搬送路と前記迂回搬送路との分岐部において、シートをいずれかの搬送路へ導くかを選択する搬送路切換え手段と、
    を有し、
    前記主搬送路と前記迂回搬送路とが合流部において合流し、
    前記分岐部から前記主搬送路を経由して前記合流部にシートを搬送する時間と、前記分岐部から前記迂回搬送路を経由して前記合流部にシートを搬送する時間とが、略等しいことを特徴とする定着装置。
  2. 前記主搬送路における前記分岐部から前記合流点までの搬送路の長さと、前記迂回搬送路における前記分岐部から前記合流点までの搬送路の長さとが、略等しいことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記分岐部以降の前記主搬送路におけるシート搬送速度を第一の搬送速度として、前記分岐部以降の前記迂回搬送路におけるシート搬送速度を第二の搬送速度とした場合、前記第一の搬送速度と、前記第二の搬送速度をほぼ等しく設定したことを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記迂回搬送路には、シートを搬送するための第一の搬送手段と、前記第一の搬送手段を駆動するための搬送駆動手段を備え、前記主搬送路には、シートを搬送するための第二の搬送手段を備え、前記第二の搬送手段を駆動する駆動手段を、前記搬送駆動手段が兼用することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記主搬送路と前記迂回搬送路のうち、前記分岐部から前記合流部までのパス長が長い方の搬送路について、前記搬送路の少なくともある部分において、パス長が短い方の搬送路より速い速度でシートを搬送することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  6. 前記分岐部におけるシート搬送速度を第一速度とするとき、前記主搬送路と前記迂回搬送路とを問わず、搬送されるシートは、その搬送路の途中から第一速度よりも速い第二速度で搬送され、
    前記主搬送路と前記迂回搬送路のうち、前記分岐部から前記合流部までの搬送路の長さが長い方の搬送路が、搬送路の長さの短い方の搬送路よりも、シート先端が前記分岐部を通過してから第二速度へ増速するまでの時間が短いことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  7. 前記主搬送路と前記迂回搬送路のうち、前記分岐部から前記合流部までの搬送路長さが短い方の搬送路は、シートの搬送を一時停止する為の搬送停止手段を有し、
    前記搬送停止手段によって、搬送路長さの短い方の搬送路内の前記合流部手前において、シートの搬送が一時停止させられることを特徴とする請求項1に定着装置。
  8. 前記搬送停止手段は、複数のシートの搬送を独立に一時停止させられることを特徴とする請求項7記載の定着装置。
  9. 前記迂回搬送路は定着手段を備えない、または前記主搬送路内に設けられた定着手段とは別の定着手段が前記迂回搬送路に設けられていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の定着装置。
  10. シートに画像を転写する転写手段と、
    前記転写手段によって転写された画像をシートに定着するための請求項1乃至9のいずれかに1項に記載の定着装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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