JP2005265131A - 配管材及びその被覆体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 防音配管10は、屈曲自在な本体管11と、該本体管11の表面に設けられた第1被覆体21と、該第1被覆体21の表面に設けられた第2被覆体31とを備えている。第1被覆体21及び第2被覆体31は、それぞれ第1のシート材22及び第2のシート材32を丸めて側縁部同士を接合することによって形成されたものである。また、第1のシート材22及び第2のシート材32には、本体管11の屈曲性を保持するために第1切離部23及び第2切離部33がそれぞれ設けられている。
【選択図】 図1
Description
上記構成によれば、シート材として防音材を使用したことにより、配管材は、その内部を流通する流体から発生した騒音に対し、好適な防音性を発揮することが可能となる。
図1及び図7(a)に示すように、防音配管10は、本体管11と、該本体管11の表面を被覆する被覆体20と、該被覆体20の表面に設けられた外被体41とを備えている。また、当該被覆体20は、本体管11の表面を覆う第1被覆体21と、第1被覆体21の表面を覆う第2被覆体31とから構成されている。そして、図7(b)に示すように、当該防音配管10は、その周壁が本体管11、第1被覆体21、第2被覆体31及び外被体41からなる、所謂4層構造となるように構成されている。
当該防音配管10に被覆体20を設けるときには、まず本体管11を内部に包み込むように第1のシート材22を丸めた後、第1のシート材22の第1側縁部22aの端面同士を互いに突き合わせて接触させる。この後、第1のシート材22の第1側縁部22aの端面同士が接触した状態で、図1に2点鎖線で示したように、第1側縁部22a同士の境目を覆うように粘着テープ50を貼着することで、第1被覆体21による本体管11の被覆作業が完了する。
・ 防音配管10によれば、第1被覆体21は、第1のシート材22を丸め、第1側縁部22a同士を接合するのみで被覆作業を完了させることが可能である。同様に、第2被覆体31は、第2のシート材32を丸め、第2側縁部32a同士を接合するのみで被覆作業を完了させることが可能である。従って、本体管の表面に帯状部材を螺旋状に巻回する従来の作業に比べ、被覆作業を簡易なものとすることができる。特に、本実施形態の防音配管10は、騒音の漏れを防止するため、第1被覆体21及び第2被覆体31の2つを設け、さらに第2被覆体31で第1被覆体21の第1切離部23を覆っている。このように第1切離部23を第2被覆体31で覆う構成する場合、従来の作業であれば巻回の正確さをも要求されるため非常に煩雑となる。これに対し、本実施形態の第1被覆体21及び第2被覆体31は、シート材を丸めて側縁部同士を接合するという簡便な作業のみで第1切離部23を第2被覆体31で覆う構成とすることが可能であり、被覆作業を格段に簡易なものとすることができる。
(試験例1)
オレフィン系エラストマーに硫酸バリウムを配合して得られた遮音材料から、厚さ1mm、面密度2.3kg/m2の遮音シート材を成形した。一方、吸音材料である連続気泡構造のエーテル系ポリウレタン(イノアックコーポレーション製のウレタンを粉砕して成形したモールドチップ品)を用い、厚さ5mm、面密度0.25kg/m2の吸音シート材を成形した。次に、ポリオレフィン系ホットメルト接着剤を用い、前記遮音シート材及び前記吸音シート材を接着し、防音材を製造した。そして、この防音材を第1のシート材及び第2のシート材に使用した。
試験例1と同様の測定環境において、防音配管に代えて前記本体管(積水化学製のTFJ751F、75mmφ、長さ1500mm)を一対の直管54aの間に繋ぎ、騒音レベルの最大値を合計で10回測定した。測定結果は、10回の測定値の平均値で55.0dBであった。
前記本体管(積水化学製のTFJ751F、75mmφ、長さ1500mm)の表面に第1被覆体のみを設け、接続管を製造した。試験例1と同様の測定環境において、防音配管に代えて当該接続管を一対の直管54aの間に繋ぎ、騒音レベルの最大値を合計で10回測定した。測定結果は、10回の測定値の平均値で52.7dBであった。
試験例1及び対照例1,2から、防音配管10は騒音レベルが、前記本体管のみとした場合に比べて6.4dB、前記接続管に比べて4.1dB低下していることが測定された。なお、前記接続管は騒音レベルが、前記本体管のみと比較して2.3dBの低下に留まり、前記防音配管と前記接続管との比較よりも低下の度合いが小さい。これらの結果より、第2被覆体で第1被覆体の切離部を覆うことで、防音配管を屈曲させた状態としても好適な防音性を発揮することが可能であることが示された。
・ 1枚のシート材に形成される切離部は、全て同じ形状とする必要はなく、1枚のシート材に異なる形状の切離部を設けてもよい。例えば、図10(a)に示すように、このシート材61は、一側部(図中で上半部)には前記第2切離部33と同様の第3切離部62が設けられており、他側部(図中で下半部)には前記第1切離部23と同様の第4切離部63が設けられている。そして、図10(b)に示すように、このシート材61は、防音配管10の屈曲時に内側となる部分に第3切離部62が、屈曲時に外側となる部分に第4切離部63が配設されるように、本体管11を被覆している。なお、このシート材61は、前記第1被覆体21、前記第2被覆体31の何れの形成に使用してもよい。このように構成した場合、屈曲部分の外側で切離部により形成される隙間を小さくすることが可能であり、防音性能を高めることが可能となる。また、1枚のシート材に異なる形状の切離部を設ける例として、前記シート材61のようにシート材の短辺方向(本体管の周方向)の一側部と他側部とで切離部の形状を異ならせることに限らず、シート材の長辺方向(本体管の延びる方向)で並列する切離部の形状を異ならせてもよい。例えば、本体管11の延びる方向で該本体管11の中間部、或いは防音配管10を屈曲させる部分に配設される切離部はスリットから形成する一方、本体管11の延びる方向で本体管11の端部に配設される切離部は切り込みから形成してもよい。この他に、防音配管10の屈曲時に屈曲部分の内側となる箇所(シート材の短辺方向の一側部であり、かつ長辺方向の中間部)に配設される切離部はスリットから形成し、当該箇所以外に配設される切離部は切り込みから形成してもよい。
・ 実施形態では、配管材として流通させることを想定して防音配管という形態を示したが、被覆材としてシート材のみを流通させてもよい。
・ 防音配管は、排水管として使用することに限らず、給水管、給湯管、吸気ダクト、排気ダクト等として使用してもよい。
・ 前記切離部は、本体管を屈曲した状態で屈曲部分の内側に配設されるものはその内面が互いに接触するように形成し、屈曲部分の外側に配設されるものはその内面が互いに離隔するように形成したことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の配管材。
Claims (5)
- 屈曲自在に構成された本体管と、該本体管の表面を被覆する被覆体とを備えており、切離部が前記本体管の延びる方向と交差する方向へ延びるように設けられたシート材を使用し、当該シート材が筒状をなすように該シート材の側縁部を接合して前記被覆体を形成したことを特徴とする配管材。
- 前記シート材として防音材を使用したことを特徴とする請求項1に記載の配管材。
- 前記被覆体は、前記本体管の表面を覆う第1被覆体と、その第1被覆体の表面を覆う第2被覆体とから構成されており、第1被覆体は前記切離部として第1切離部が設けられた第1のシート材から形成され、第2被覆体は前記切離部として第2切離部が設けられた第2のシート材から形成されるとともに、当該第2切離部は、前記第1切離部に対して位置をずらして配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配管材。
- 屈曲自在な本体管の表面を被覆して、該本体管とともに配管材を構成する被覆体であって、
切離部が前記本体管の延びる方向と交差する方向へ延びるように設けられたシート材を使用し、当該シート材が筒状をなすように該シート材の側縁部を接合して形成することを特徴とする被覆体。 - 前記シート材として防音材を使用しており、該防音材は、吸音材料から形成された吸音層と、遮音材料から形成された遮音層とを備えていることを特徴とする請求項4に記載の被覆体。
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