JP2000227145A - ケーブルキャリア - Google Patents

ケーブルキャリア

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JP2000227145A
JP2000227145A JP11027963A JP2796399A JP2000227145A JP 2000227145 A JP2000227145 A JP 2000227145A JP 11027963 A JP11027963 A JP 11027963A JP 2796399 A JP2796399 A JP 2796399A JP 2000227145 A JP2000227145 A JP 2000227145A
Authority
JP
Japan
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cable carrier
notches
cut
cable
carrier
Prior art date
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Pending
Application number
JP11027963A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenobu Nire
重信 仁礼
Hideyuki Imai
秀幸 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIREI KOGYO KK
Original Assignee
NIREI KOGYO KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】小型で安価な簡易型のケーブルキャリア 【解決手段】合成樹脂製の細長筒状体1の長手方向に沿
って一定の間隔に横断方向に切り込み部2を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は小型の簡易型ケーブルキャリアに
関する。
【0002】
【従来技術】一般に、ケーブルキャリアは、ロボットア
ームなどに取り付けられた複数のケーブルが上記アーム
の移動に追従して動くときに互いに絡まったり、周辺の
部品に当たって損傷したり、断線したりするのを防止す
るために、内部にケーブルを収納し、ロボットアームの
動きに応じて撓むように構成されたものである。このよ
うなケーブルキャリアはロボットアームだけでなく、監
視カメラ、介護用ベッド、工作機械、クレーンなど多種
多様の装置に使われている。
【0003】上記のようなケーブルキャリアは実開平5
−73339号公報に示されるように、多数の成形品を
組み立てて製作しなければならないので、作業に手間が
かかり、高価である。
【0004】ところで、ケーブルキャリアは装置の大小
に拘らず必要なものであるが、小型の装置用のケーブル
キャリアは必ずしも高い強度を要求されないので、構造
は簡単でもよく、その代わり安価なものが望まれてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来は
小型用のケーブルキャリアも大型用のものと寸法が異な
るだけであり、小さい成形品を組み立てるので、組み立
て作業は大型用のものよりもむしろ面倒であり、価格も
割高にならざるを得なかった。
【0006】本発明は上記問題点を解消し、小型で安価
な簡易型のケーブルキャリアを提供することをその課題
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解消するた
め、本発明に係るケーブルキャリアは、合成樹脂製の細
長筒状体の長手方向に沿って一定の間隔に横断方向に切
り込み部を形成したことを特徴とする。
【0008】なお、前記切り込み部は、前記筒状体の相
反する側に、互いに同じ切り込み深さで形成されるよう
にするのが好ましい。
【0009】また、前記相反する側の切り込み部の間に
形成された連結部は補強リブによって補強するのが好ま
しい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1において符号Aはケーブルキ
ャリアを示す。このケーブルキャリアAは合成樹脂製の
断面方形の細長筒状体1の長手方向に沿って一定の間隔
に横断方向に切り込み部2を形成して成るものである。
切り込み部2は相反する側(図の上下両側)に同じ切り
込み深さで形成され、上下の各切り込み部2によって側
部の中央の手前まで切り込まれ、切り込み部2の間の中
央部は切り込み部2によって分割された短筒片1aの連
結部3を構成している。
【0011】上記のケーブルキャリアAはまず細長筒状
体1を押出成形し、その後にカッターやプレス機によっ
て切り込み部2を形成すればよい。筒状体1の材料とし
てはヒンジ特性に優れるポリプロピレンや強度に優れる
ナイロン、あるいは滑り特性に優れるポリエチレンなど
がよいが、ポリプロピレンに潤滑剤を混入して滑りを良
くすることもでき、これらの材料に限定されるものでは
ない。
【0012】上述のように、ケーブルキャリアAは筒状
体1によって構成されているので、内部にケーブル4を
収納して保護することができる。
【0013】また、上下の切り込み部2の切り込み深さ
を同じに形成し、隣り合う短筒片1aを側部の中央の連
結部3で連結することにより、ケーブルキャリアAを図
2のように折り返したときに、全体が横向きU字形とな
り、装置の動きに無駄なく追随する動作が得られるほ
か、曲げ伸ばしを繰り返しても内部に収納されたケーブ
ル4には常に均等な力が加わる。したがって、ケーブル
4の耐久性を向上させることができる。ちなみに、一方
の切り込み部2を深く、他方の切り込み部2を浅くした
場合は、同図に点線で示すように、折り返し部が大きく
膨出して動作時に他の部品にぶつかる可能性があり、ま
た折り曲げ角度が小さくなって内部のケーブルに対し大
きな負荷をかけるほか、曲げ伸ばし時に、内部に収納さ
れたケーブルのうち曲げの外側のケーブルは内側のケー
ブル4に比べて曲げの中心から離れるために大きく移動
させられるので、内側のケーブルや筒状体1の内壁との
摩擦が大きく、傷みやすい。したがって、ケーブル4の
耐久性が劣化しやすい。
【0014】さらに、連結部3は同じ面にのみ形成され
ているから、曲げは2次元でのみ行なわれ、折り返し状
態になったときに横に倒れることがない。このため、ロ
ボット用のケーブルキャリアAとして適する。
【0015】図3はケーブルキャリアの他の例を示すも
ので、同図(a) は一方の切り込み部2の端部2aを円孔
状に形成したものである。また、同図(b) は切り込み部
2を上下側に交互に形成し、一方の切り込み部2の端部
2aを円孔状に形成したものである。切り込み部2の端
部2aを円孔状に形成することにより、連結部3の可動
部分が多くなるので、曲げがよりスムーズになる。
【0016】また、図4はケーブルキャリアのさらに他
の例を示すもので、同図(a) は連結部3を交互に隣り合
う側部に形成したもので、このケーブルキャリアAは3
次元で動くことができる。したがって、複雑な運動をす
るロボットアームのケーブルキャリアとして好適であ
る。また、同図(b) のものは、筒状体1は円筒状を成
し、切り込み部2を上記のものと同じ要領で形成したも
のである。このケーブルキャリアAも三次元方向に曲が
ることができる。
【0017】次に、図5(a) に示すものは、連結部3を
補強するための補強リブ5を形成した例で、補強リブ5
は筒状体1の長手方向に沿って連続形成されている。補
強リブ5は同図のように外側面に突出するものに限定さ
れない。例えば、図(b) に示すように、内側面に形成し
てもよく、同図(c) のように内外両側に補強リブ5を突
出形成してもよい。また、補強リブ5は柔軟で強いこと
が求められるから、図6(a) (b) (c) のように、共押出
によって補強リブ5を成形してもよい。このように補強
リブ5を共押出によって成形する場合は、ウレタン系エ
ラストマーなどのように弾性に優れる樹脂が好ましい。
【0018】なお、ケーブルキャリアAはよく曲ればよ
いというものではない。一定以上は曲らない方がよいこ
ともある。その場合は、筒状体1の材料や肉厚、切り込
み部2の幅、切り込み部2の間隔などによって調整すれ
ばよい。
【0019】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、ケーブル
キャリアは単に押出成形された合成樹脂製筒状体に切り
込み部を形成することによって得られるので、複雑な金
型も必要としないほか、煩雑な組み立て作業も要しな
い。したがって、小型で安価な簡易型のケーブルキャリ
アを提供することができる。
【0020】請求項2に係る発明によれば、さらに、前
記切り込み部が、前記筒状体の相反する側に、互いに同
じ切り込み深さで形成されているので、ケーブルキャリ
アを曲げたときに、全体がU字形となり、装置の動きに
無駄のない追随動作が得られるほか、曲げ伸ばしを繰り
返しても内部に収納されたケーブルには常に均等な力が
加わるから、ケーブルの耐久性を向上させることができ
る。
【0021】請求項3に係る発明によれば、さらに、上
記切り込み部の間に形成された連結部は補強リブによっ
て補強されるので、曲げ伸ばしを繰り返しても十分な耐
久性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るケーブルキャリアの斜視図
【図2】上記ケーブルキャリアの曲げ時の側面図
【図3】(a) (b) はケーブルキャリアの他の例を示す斜
視図
【図4】(a) (b) はケーブルキャリアのさらに他の例を
示す斜視図
【図5】(a) (b) (c) はそれぞれ補強リブを形成した例
の斜視図
【図6】(a) (b) (c) はそれぞれ補強リブを共押出成形
によって形成した例の斜視図
【符号の説明】
A ケーブルキャリア 1 筒状体 2 切り込み部 3 連結部 5 補強リブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の細長筒状体の長手方向に沿
    って一定の間隔に横断方向に切り込み部を形成したこと
    を特徴とするケーブルキャリア。
  2. 【請求項2】 前記切り込み部が、前記筒状体の相反す
    る側に、互いに同じ切り込み深さで形成された請求項1
    記載のケーブルキャリア。
  3. 【請求項3】 前記相反する側の切り込み部の間に形成
    された連結部を補強リブによって補強した請求項2記載
    のケーブルキャリア。
JP11027963A 1999-02-04 1999-02-04 ケーブルキャリア Pending JP2000227145A (ja)

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