JP2001280556A - 給水管の鞘管 - Google Patents

給水管の鞘管

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JP2001280556A JP2000099410A JP2000099410A JP2001280556A JP 2001280556 A JP2001280556 A JP 2001280556A JP 2000099410 A JP2000099410 A JP 2000099410A JP 2000099410 A JP2000099410 A JP 2000099410A JP 2001280556 A JP2001280556 A JP 2001280556A
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Akio Nagayoshi
昭夫 永吉
Seiji Nagayoshi
清治 永吉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部に給水管を挿入させて該給水管を保護し
た状態で配管する鞘管であって、給水管の挿入作業が容
易に行えると共に施工後、給水管を長期に亘って保護
し、且つ給水管に漏水が生じた時に、その漏水を確実に
検出し得るように構成している。 【解決手段】 鞘管主体は発泡合成樹脂製管体からな
り、その内周面に2本の導電線を引き揃え状態にして全
長に亘り螺旋状に巻着していると共にこの導電線を透水
層によって被覆してあり、さらに、透水層の内周面に断
面半円形状の補強線条物を螺旋状に巻着している。そし
て、この補強線条物の凸円弧状頂面をガイドとして給水
管を鞘管主体内に挿入したのち、配管、施工し、施工
後、補強線条物と鞘管主体によって給水管を保護してお
くと共に給水管に漏水が生じた場合、透水層を通じて上
記導電線を該漏水により短絡させて漏水の発生を検出す
るように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物における床下
や壁面等に施工されて給湯、給水を行う給水管の鞘管に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、住宅等の建物内に暖房や給
湯、或いは給水等の水まわりの施工を行う際に、作業性
及び施工性に鑑みて可撓性を有する給湯管や給水管(以
下、単に給水管とする)を、同じく可撓性を有する鞘管
内に挿入してこの鞘管により給水管を保護し、この給水
管を給水源から給水栓等の給水口まで配管することが行
われている。このように、給水管を鞘管によって被覆、
保護しておくと、給水中に給水口を急激に閉止した場合
において発生するウォータハンマ現象による異常音が外
部に漏れるのを防止することができる。
【0003】しかしながら、給水管は施工時において鞘
管内への給水管の挿入作業が容易に行えるように、その
外径を鞘管の内径よりも小径に形成しているため、給水
管の外周面と鞘管の内周面との間に隙間が生じており、
そのため、給水中に給水口を急激に閉止した際に発生す
る管内の水の流速の急変による異常圧力によって水が給
水管の内壁に衝突した時に、給水管が振動して鞘管の内
周面に衝突し、大きな衝撃音が発生することになる。
【0004】このため、例えば、特開平8−32698
5号公報に記載しているように、給水管の外周面に長尺
シート状のゴム、スポンジ等よりなる緩衝材を巻き付
け、この緩衝材を介して給水管を鞘管内に挿入した管構
造とすることが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、給水管
に緩衝材を巻き付けると、緩衝材を厚さ方向に圧縮させ
ながら鞘管内に挿入しなければならないために、その挿
入作業に多大な労力と時間を必要とし、施工に著しい手
間を要するという問題点が生じることになる。また、配
管施工時において工具等により給水管の一部が損傷して
孔が開いた場合、或いは、長期の使用等によって給水管
が部分的に小さく亀裂したり孔が開いた場合に給水管か
ら漏水が生じるが、給水管は床下などのように外部から
直視できない場所に施工されている関係上、その漏水に
気づくのが遅れ、大きな被害が生じるという問題点があ
った。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、給水管の施工性、
作業性が容易に行えるとともに、給水管に漏水が生じた
場合に、直ちにその漏水を検出することができる給水管
の鞘管を提供するにある。
【0007】
【課題を解決るための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る給水管の鞘管は、可撓性を
有する給水管を内部に挿入させて該給水管を保護する鞘
管であって、鞘管主体は通水性と可撓性及び緩衝性を有
する管壁からなり、この管壁に上記給水管からの漏水に
よって短絡する導電線を全長に亘って配設してなる構造
としている。
【0008】上記請求項1に記載の給水管の鞘管におい
て、請求項2に係る発明は、鞘管主体の外周面側に導電
線と補強線条物を全長に亘って螺旋状に巻着すると共に
導電線を通水性有する被覆層によって被覆していること
を特徴としている。
【0009】また、請求項3は本発明の別な構造を有す
る給水管の鞘管であって、可撓性を有する給水管を内部
に挿入させて該給水管を保護する鞘管において、鞘管主
体を可撓性を有する合成樹脂製管体から形成し、この鞘
管主体の内周面に上記給水管からの漏水によって短絡す
る導電線を全長に亘って配設してなる構造を有する。
【0010】上記請求項3に記載の給水管の鞘管におい
て、請求項4に係る発明は、鞘管主体を発泡合成樹脂よ
り形成し、この鞘管主体の内周面に導電線と断面半円形
状の補強線条物とを全長に亘って螺旋状に巻着している
と共に導電線を通水性有する被覆層によって被覆したこ
とを特徴としている。
【0011】
【作用及び効果】請求項1に係る発明によれば、鞘管主
体1は透水性と可撓性を有する管壁からなるので、その
内部への給水管の挿入作業や床下等への施工作業が能率
よく行えるのは勿論、施工後において給水管に漏水が生
じた場合には、その漏水が漏水箇所を被覆している透水
性を有する鞘管部分に拡散して隣接する導電線間が水に
よって接続して短絡し、この短絡を検出することにより
給水管が漏水したのを外部から直ちに確認することがで
き、迅速な対処が可能となって漏水による大きな被害の
発生を未然に防止することができる。
【0012】また、上記導電線は鞘管の内周面側に配設
しておいてもよいが、鞘管主体は透水性を有しているの
で、請求項2に記載したようにその外周面側に配線して
おいても給水管が漏水した場合にこの漏水が鞘管の管壁
を通過して外周面に達し、導電線間を確実に短絡させる
ことができる。その上、導電線は鞘管主体の外周面に層
着した軟質合成樹脂製被覆層によって被覆しているの
で、給水管が漏水してもこの軟質合成樹脂製被覆層によ
って鞘管外に流出するのを確実に防止することができ
る。
【0013】さらに、導電線を鞘管に螺旋状に巻着して
いるので、給水管と共にこの給水管を被覆した鞘管の可
撓性を殆ど損なうことはなく、さらに引張力や圧縮力に
対して導電線が殆ど抵抗することなく給水管本来の柔軟
性、可撓性を確保することができるばかりでなく、鞘管
の外周面に螺旋状に巻着した補強線条物と共に鞘管の強
度を増大させることができ、施工時における損傷を防止
することができると共に長期の使用に供し得るものであ
る。
【0014】一方、請求項3に係る発明によれば、鞘管
主体は可撓性を有する合成樹脂製管体からなり、この鞘
管主体の内周面に上記給水管からの漏水によって短絡す
る導電線を全長に亘って配設してなる構造としているの
で、鞘管主体が非透水性の合成樹脂性管体から形成され
ていても、この鞘管主体の内周面に導電線を配設してい
るから給水管からの漏水を直ちに該導電線に接触させて
導電線間を短絡させることができ、従って、請求項1に
記載した発明と同様に、その短絡を検出することにより
給水管が漏水したのを外部から直ちに確認することがで
き、漏水による被害の発生を未然に防止することができ
る。
【0015】また、請求項4に係る発明によれば、鞘管
主体の内周面に上記導電線と断面半円形状の補強線条物
とを全長に亘って螺旋状に巻着しているので、施工時等
における鞘管の屈曲性を損なうことはないと共に螺旋状
に巻着した補強線条物によって鞘管の圧縮強度が増大
し、給水管を偏平状に変形させることなく良好な通水性
を維持することができる。また、この補強線条物を断面
半円形状状に形成しているので、給水管の外周面を該補
強線条物の凸円弧状頂面に摺接させて滑動させながら給
水管の挿入が可能となり、従って、給水管の挿入作業が
円滑且つ確実に行えて施工作業が能率よく行えるもので
ある。
【0016】さらに、鞘管主体を発泡合成樹脂より形成
しているので、優れた断熱性を発揮して外気の温度に殆
ど影響を受けることなく給水、給湯を可能にし得ると共
に、給水中に給水口を急激に閉止した場合において発生
するウォータハンマ現象による衝撃を発泡合成樹脂の優
れた緩衝性によって確実に吸収することができ、外部か
らの衝撃力に対しても給水管を保護し、長期の使用に供
することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の具体的な実施の形
態を図面について説明すると、図1及び図2において、
1は給水管11を内装して該給水管11を保護している鞘管
主体で、内径を給水管11の外径よりも大径に形成してい
る透水性を有する薄肉の円筒状可撓性管壁からなり、こ
の鞘管主体1の外周面に全長に亘って2本の導電線2、
3を小間隔を存して平行に引き揃えた状態で一定の小ピ
ッチでもって螺旋状に巻回していると共に、これらの導
電線2、3を鞘管主体1の外周面に一体に層着している
軟質合成樹脂製被覆層4によって被覆して導電線2、3
を被覆した軟質合成樹脂製被覆層部分を導電線2、3を
内包した螺旋突条部4a、4bに形成してあり、さらに、こ
れらの導電線2、3間の軟質合成樹脂製被覆層4の外周
面に導電線2、3と同一ピッチでもって合成樹脂製の補
強線条物5を全長に亘って螺旋状に巻着してなるもので
ある。
【0018】上記鞘管主体1は、不織布、又は割り布、
或いは全面に多数の小径孔を設けてなる柔軟な合成樹脂
製シートのように透水性と可撓性を有するシート状物か
らなり、この鞘管主体1の外周面に螺旋巻きしている補
強線条物5はポリプロピレンやポリエチレン、或いは塩
化ビニル等の適度な弾性と硬度を有する断面半円形状の
合成樹脂材からなる。なお、この鞘管1によって被覆さ
れている上記給水管11は、軟質塩化ビニル樹脂やEVA
樹脂その他の軟質合成樹脂よりなる一定の肉厚を有し且
つ内外周面が全長に亘って平滑面に形成された可撓製を
有する軟質合成樹脂製ホースから形成されている。
【0019】上記のように構成した鞘管の製造方法につ
いて簡単に説明すると、不織布、又は割り布からなる帯
状シート材、或いは全面に多数の小径孔を設けてなる柔
軟な一定幅を有する合成樹脂製帯状シート材を成形用回
転軸上に、先に巻装した帯状シート材部分と次に巻装し
た帯状シート材部分との一部を重合、接着させながら螺
旋状に巻着していくことによって鞘管主体1を形成する
と共に、この鞘管主体1を形成する帯状シート材上に2
本一対の導電線2、3を平行に引き揃えて状態で一定の
ピッチでもって螺旋状に巻装し、さらに、巻装した導電
線2、3上に一定幅を有する半溶融状態の軟質合成樹脂
製帯状材を先に巻装した帯状材部分と次に巻装した帯状
材部分との一部を重合、一体化させながら螺旋状に巻装
することによって連続筒状の被覆層4を形成すると共に
導電線2、3を被覆した帯状材部分によって導電線2、
3を内包した連続螺旋突条部4a、4bを形成し、隣接する
螺旋突条部4a、4bと螺旋突条部4a、4bとの間の上記被覆
層4の外周面に導電線2、3と同一ピッチでもって合成
樹脂製補強線条物5を螺旋状に巻装して被覆層4と一体
的に接着することによって鞘管を製造するものである。
なお、補強線条物5は断面半円形状に形成しているが、
円弧状、矩形状その他の適宜な断面形状に形成しておい
てもよい。
【0020】このように構成した鞘管はその鞘管主体1
内に上記給水管11を挿入したのち、建物における床下や
壁面等に沿って給水源から給水栓等の給水口まで配管、
施工され、配管後においては、給水中に給水口を急激に
閉止した場合に発生するウォータハンマ現象による衝撃
を鞘管主体1と軟質合成樹脂製被覆層4及び補強線条物
5によって吸収することができると共に外部からの衝撃
力に対しても給水管11を保護し、長期の使用に供するこ
とができる。
【0021】また、配管後において、給水源側の鞘管端
部における導電線3、4の端を配線を介して建物内の適
所に設置した短絡検出器に接続しておき、給水管11の漏
水を検出させるものである。即ち、上記配管状態におい
て給水管11の一部、例えば床下に配管している一部分に
亀裂や孔等が生じて漏水が発生すると、その漏水は給水
管11の外周面と鞘管主体1の内周面間の空間部に流出し
たのち、直ちに、透水性を有する鞘管主体1の管壁に浸
透して該鞘管主体1の外周面に達し、その外周面に巻装
している漏水箇所に対応した導電線2、3に浸水してこ
れらの導電線2、3間が漏水によって接続されて短絡
し、短絡検出器によって直ちに漏水が発生したことを確
認することができるものである。
【0022】さらに、導電線2、3は鞘管主体1の外周
面に小ピッチ間隔毎に螺旋巻きしているので、鞘管主体
1の長さ方向に配設した場合に比べて給水源側の鞘管端
部から漏水箇所までの長さが極めて長くなり、従って、
鞘管主体1の端部から短絡した部分までの導電線2、3
の長さに比例する電気抵抗値等を検出することによっ
て、鞘管主体1の外周面を被覆している軟質合成樹脂製
被覆層4により鞘管外に漏水するのを防止されているに
もかかわらず、漏水が生じた箇所を確認することがで
き、給水管11の漏水箇所の補修が可能となるものであ
る。
【0023】図3、図4は緩衝性材料からなる鞘管主体
1の内周面側に導電線2、3を配設した可撓性を有する
鞘管を示すもので、鞘管主体1は一定の肉厚を有する発
泡合成樹脂製管体からなり、この鞘管主体1の内周面全
面に薄肉の軟質合成樹脂製内管層6を層着していると共
にこの内管層6の内周面に2本の導電線2、3を小間隔
を存して平行に引き揃えた状態で一定の小ピッチでもっ
て全長に亘って螺旋状に巻回し、且つ導電線2、3を被
覆した内管層6の部分を導電線2、3と共に鞘管主体1
の内層部に没入させた状態にして導電線2、3を被覆し
た軟質合成樹脂製被覆層部分を導電線2、3を内包した
螺旋突条部6a、6bに形成している。
【0024】さらに、上記内管層6の内周面に薄肉の透
水層7を一体に層着して螺旋突条部6a、6bの開口内端に
露呈している導電線2、3を被覆していると共に鞘管主
体1の外周面に上記内管層6と同一材料からなる軟質合
成樹脂製外管層8を層着してあり、この外管層8の外周
面と上記透水層7の内周面とに上記導電線2、3と交互
に位置するように断面半円形状の合成樹脂製補強線条物
5A、5Bを導電線2、3と同一巻きピッチでもって全長に
亘って螺旋状に巻着してなるものである。なお、外周側
に巻着している合成樹脂製補強線条物5Aは、必ずしも断
面半円形状に形成しておく必要はなく、凸円弧状、矩形
状その他の断面形状であってもよい。
【0025】導電線2、3を被覆している上記透水層7
は、不織布、又は割り布、或いは全面に多数の小径孔を
設けてなる柔軟な合成樹脂製シートのように透水性と可
撓性を有するシート状物から形成されているものであ
る。一方、鞘管主体1は発泡ポリエチレン樹脂その他の
発泡合成樹脂から形成されていて緩衝性と断熱性を有す
るものであるが、その他の軟質合成樹脂材から形成して
おいてもよい。なお、上記透水層7の内周面に螺旋状に
巻着している合成樹脂製補強線条物5Bの内周径は給水管
11の外径よりも大径に形成している。
【0026】このように構成した鞘管は、上記実施例と
同様に、給水管11の配管施工時に該給水管11に被せて使
用する。その作業は鞘管主体1の一端開口部から給水管
11を挿入することによって行われ、鞘管主体1内に給水
管11を挿入すると、該給水管11の平滑な外周面が鞘管主
体1の内周面に巻着している補強線条物5Bの凸円弧状頂
面に線接触状に摺接しながら鞘管主体1の長さ方向に滑
動して円滑且つ確実に挿入されるものである。
【0027】こうして給水管11を鞘管によって被覆、保
護したのち、建物における床下や壁面等に沿って給水源
から給水栓等の給水口まで配管、施工されるものであ
り、配管後、給水源側の鞘管端部における導電線2、3
の端を配線を介して建物内の適所に設置した短絡検出器
に接続しておき、給水管11の漏水を検出させるものであ
る。即ち、上記配管状態において給水管11の一部に漏水
が生じると、その漏水は給水管11の外周面と鞘管主体1
の内周面間の空間部に流出して鞘管主体1の内周面に層
着している透水層7に浸透し、該透水層7によって被覆
されている導電線2、3が透水層7を通じて漏水により
通電状態に接続して短絡し、短絡検出器によって漏水が
発生したことが確認されるものである。
【0028】また、上記図1、図2で示した実施例と同
様に、鞘管主体1の端部から短絡した部分までの導電線
2、3の長さに比例する電気抵抗値等を検出することに
よって、鞘管主体1の内周面を被覆している軟質合成樹
脂製内管層6により鞘管外に漏水するのを防止されてい
るにもかかわらず、漏水が生じた箇所を確認することが
でき、給水管11の漏水箇所の補修が可能となるものであ
る。
【0029】また、上記給水管11は、緩衝性と断熱性を
有する発泡合成樹脂製鞘管主体1によって被覆されてい
るので、外気の温度に殆ど影響を受けることなく給水、
給湯が可能になると共に、給水中に給水口を急激に閉止
した場合において発生するウォータハンマ現象による衝
撃を緩衝性を有する該鞘管主体1によって吸収して衝撃
音が外部に漏れるのを確実に防止することができ、その
上、外部からの衝撃力に対しても内外補強線条物5A、5B
と共に給水管11を保護し、長期の使用に供することがで
きる。
【0030】なお、上記図3、図4に示した実施例にお
いては、鞘管はその鞘管主体1の外周面に補強線条物5A
を螺旋状に巻着しているが、図5、図6に示すように外
周面に補強線条物を巻着することなく内周面のみに補強
線条物5Bを巻着した構造としておいてもよい。その他の
構成については上記図3、図4に示した鞘管と同じであ
るので、同一部分に同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0031】また、上記図3〜図6に示した鞘管におい
ては、鞘管主体1の内周面に螺旋状に巻着している補強
線条物5Bを比較的硬質の合成樹脂製線条物から形成して
いるが、図7、図8に示すように発泡合成樹脂よりなる
鞘管主体1の一部を内周面に向かって螺旋状に突出5Cさ
せ、この突出部5Cを内管層21によって被覆してなる構造
としておいてもよい。その他の構成については上記図3
〜図6に示した鞘管と同じであるので、同一部分に同一
符号を付してその説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】給水管を挿入させている鞘管の一部を断面した
側面図、
【図2】その鞘管の一部の拡大縦断側面図、
【図3】別な鞘管の一部を断面した側面図、
【図4】その鞘管の一部の拡大縦断側面図、
【図5】内周面のみに補強線条物を設けて鞘管の一部を
断面した側面図、
【図6】その鞘管の一部の拡大縦断側面図、
【図7】補強線条物を設けていない鞘管の一部を断面し
た側面図、
【図8】その鞘管の一部の拡大縦断側面図。
【符号の説明】
1 鞘管主体 2、3 導電線 4 軟質合成樹脂製被覆層 5、5A、5B 補強線条物 6 軟質合成樹脂製内管層 7 透水層 8 軟質合成樹脂製外管層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する給水管を内部に挿入させ
    て該給水管を保護する鞘管であって、鞘管主体は透水性
    と可撓性を有する管壁からなり、この管壁に上記給水管
    からの漏水によって短絡する導電線を全長に亘って配設
    していることを特徴とする給水管の鞘管。
  2. 【請求項2】 鞘管主体の外周面側に導電線と補強線条
    物を全長に亘って螺旋状に巻着すると共に導電線を軟質
    合成樹脂製被覆層によって被覆していることを特徴とす
    る請求項1に記載の給水管の鞘管。
  3. 【請求項3】 可撓性を有する給水管を内部に挿入させ
    て該給水管を保護する鞘管であって、鞘管主体は可撓性
    を有する合成樹脂製管体からなり、この鞘管主体の内周
    面に上記給水管からの漏水によって短絡する導電線を全
    長に亘って配設していることを特徴とする給水管の鞘
    管。
  4. 【請求項4】 鞘管主体を発泡合成樹脂よりなり、この
    鞘管主体の内周面に導電線と断面円弧状の補強線条物と
    を全長に亘って螺旋状に巻着していると共に導電線を透
    水性を有する被覆層によって被覆していることを特徴と
    する請求項3に記載の給水管の鞘管。
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