JP2005252223A - 光学デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】高さ寸法が小さく、かつ、信頼性の高い光学デバイスを提供する。
【解決手段】光学デバイスは、基台10と、基台10に取り付けられた光学チップ15及び透光板16とを備えている。基台10の上面には、平坦部11aから開口部12に向かって下方に傾斜する斜面状凹部11bが形成されており、斜面状凹部11bと透光板16との間隙に接着剤層20が形成されている。透光板16と基台10の平坦部11aとの間隙の寸法を縮小しても、斜面状凹部11bと透光板16の下面との間には厚い接着剤層が存在することにより、基台10と透光板16との機械的接続強度が高く維持される。また、環状凸部10aや環状溝部10dにより、接着剤の位置決め孔10b,10cや開口部12への接着剤の侵入が阻止される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ビデオカメラ,デジタルカメラ,デジタルスチルカメラ等のカメラ類や、CD,DVD,MDなどの光ピックアップシステムに用いられる光学チップを搭載して構成される光学デバイスに関する。
近年、ビデオカメラ,デジタルカメラ,デジタルスチルカメラ等のカメラ類や、CD,DVD,MDなどの光ピックアップシステムに配置される光学デバイスは、光学チップを絶縁性材料からなる基台に搭載した状態で、主面を透光板で覆ってパッケージされ、パッケージ体として提供される。
図9は、従来の光学デバイスの一種である固体撮像装置の構造を示す断面図である(特許文献1参照)。同図に示すように、固体撮像装置は、主要部材として、熱硬化性樹脂からなり、中央部に開口部132を有する枠状の基台131と、基台131の下面側に取り付けられたCCD等からなる固体撮像素子135と、基台131の上面側に開口部132を挟んで固体撮像素子135に対向するように取り付けられたガラスからなる透光板136と、透光板136と基台131とを機械的に接続するための接着剤層140とを備えている。
また、基台131の下面には、樹脂内に埋め込まれた金メッキ層からなる配線134が設けられている。固体撮像素子135は、基台131の下面に取り付けられており、受光領域135aが開口132に露出するように配置されている。
また、固体撮像素子135には、固体撮像素子135と外部機器との間で信号を授受するための電極パッド(図示せず)が設けられている。また、配線134における開口部132に隣接した端部に内部端子部が樹脂から露出されており、配線134の内部端子部と固体撮像素子の電極パッドとがバンプ(突起電極)138を挟んで電気的に接続されている。さらに、配線134の外部端子部に半田ボール141が付設されている。そして、固体撮像素子135,配線134及びバンプ138は、基台131の下面上で固体撮像素子135の周囲に設けられたシール樹脂137によって密封されている。
この固体撮像装置は、同図に示されるように、透光板136を上方に向けた状態で回路基板上に搭載される。そして、基台131の上には、同図の破線に示すように、撮像光学系が組み込まれた鏡筒が装着される。この鏡筒と基台131との相互の位置関係は、所定の誤差内に収まるように、その要求精度が定められている。
以上のように、固体撮像素子135の受光領域135aは、平面視で開口部132内に配置されている。そして、鏡筒に組み込まれた撮像光学系を通して、被撮像対象からの光が固体撮像素子135の受光領域135aに集光され、固体撮像素子135によって光電変換される。
なお、図9に示される基台131の構造とは異なり、固体撮像素子が搭載される面に凹部が形成されている基台を用いた固体撮像装置の例も知られている(例えば、特許文献2を参照)。
なお、受光素子と発光素子とを配置する場合には、比較的小さい発光素子を受光素子の上に搭載した構造を採るのが一般的である。
また、最近では、受光素子と発光素子とを配置した光学デバイスも実用化されており、その場合、透光板136に代えて、基台131の上にホログラムを取り付けることになる(ホログラムユニット)。
特開2002−43554号公報 特開2000−58805号公報
しかしながら、図9に示される従来の固体撮像装置の構造において、図9に示される寸法Hの制約が厳しいために、以下のような不具合があった。
すなわち、図9に示す寸法Hの許容範囲は、ある上限値(例えば350μm程度の値)以下に定められている。一方、透光板136(ガラス板)は、その強度の確保にはある程度の厚みが必要であり,しかも厚みの製造ばらつきを考慮すると、許容される接着剤層140の厚みAの上限は極めて小さくなってしまう。ところが、接着剤層140をあまりに薄くすると、基台131と透光板136との接合強度が極めて弱くなり、信頼性が劣化するおそれがある。
透光板136に代えてホログラムを基台131上に載置する構造においても、同様の不具合がある。
本発明の目的は、上述のような寸法制限を満たしつつ、接着強度を確保する手段を講ずることにより、信頼性の高い光学デバイスを提供することにある。
本発明の光学デバイスは、窓部材,ホログラムなどを取り付けるための環状の基台の上面に、凹部を形成し、凹部に接着剤層を設けたものである。
これにより、基台の上面と透光性部材の下面との間隙を狭くしても、凹部における接着剤層の厚みは十分厚くすることができるので、基台と透光性部材との機械的接続強度を高く維持することができ、よって、高さ寸法の縮小を図りつつ、光学デバイスの信頼性の向上を図ることができる。
凹部としては、開口部に接する領域に形成された斜面状凹部と、溝状凹部とがある。
基台の主面に、接着剤層の接着剤の流れを抑制する流れ抑制部を設けることにより、接着剤のはみ出しを防止することができる。
流れ抑制部としては、荒仕上げ領域,環状凸部,環状溝部などがある。
基台には、光学デバイスに付設される部材の取り付け位置の基準となる位置決め孔や、基台に対する光学チップの相対的な位置の基準となる位置決め孔が設けられてることにより、光学デバイスをその利用システムに組立む際の手間が簡素化され、かつ、組立精度が向上する。
本発明の光学デバイスによると、全体の厚みを薄く維持しつつ、基台と透光性部材との間の接着剤層を厚くして信頼性の高い光学デバイスが得られる。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る光学デバイスの断面図である。本実施形態の光学デバイスは、主要部材として、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂からなり、中央部に開口部12を有する枠状の基台10と、基台10の下面側に取り付けられた光学チップ15と、基台10の上面側に開口部12を挟んで光学チップ15に対向するように取り付けられたガラスからなる透光板16と、透光板16と基台10とを機械的に接続するための接着剤層20とを備えている。ここで、本実施形態の光学チップ15は、CCD固体撮像素子等の受光素子のみである。ただし、受光素子及び半導体レーザ(発光素子)を搭載したものであってもよい。その場合には、本実施形態の光学デバイスと光ピックアップ等に組み込む際に、透光板16をはずしてから、第5の実施形態に示すようなホログラムを基台10上に取り付けることになる(ホログラムユニット)。
また、基台10の下面には、樹脂内に埋め込まれた金メッキ層からなる配線14が設けられている。光学チップ15は、基台10の下面に取り付けられており、主面15aが開口部12に露出するように配置されている。
また、光学チップ15には、光学チップ15と外部機器との間で信号を授受するための電極パッド(図示せず)が設けられている。また、配線14における開口部12に隣接した端部に内部端子部が形成されており、配線14の内部端子部と電極パッドとがバンプ(突起電極)18を挟んで電気的に接続されている。さらに、配線14の外部端子部に半田ボール21が付設されている。そして、光学チップ15,配線14及びバンプ18は、基台10の下面上で光学チップ15の周囲に設けられたシール樹脂22によって密封されている。
この光学デバイスは、同図に示されるように、透光板16を上方に向けた状態で回路基板上に搭載される。そして、基台10の上には、同図の破線に示すように、撮像光学系が組み込まれた鏡筒が装着される。この鏡筒と基台10との相互の位置関係は、所定の誤差内に収まるように、その要求精度が定められている。基台10には、基台10への鏡筒の取り付け位置を規定する第1位置決め孔10bが形成されている。さらに、第1位置決め孔10bとは同心位置に第1位置決め孔10bよりも小径で光学チップ15の基台10への取り付け位置を規制するための第2位置決め孔10cが形成されている。つまり、各位置決め孔10b,10cは、段付き孔を構成している。ただし、位置決め孔10b,10cは、必ずしも設けられていなくてもよい。
以上のように、光学チップ15の主面15aは、平面視で開口部12内に配置されている。そして、鏡筒に組み込まれた光学系を通して、被撮像対象からの光が光学チップ15の主面15aに集光される。
ここで、本実施形態においては、図1に示すように、基台10の上面には、平坦部11aと凹部である斜面状凹部11bとが形成されている。そして、接着剤層20は、基台10の平坦部11aの一部及び斜面状凹部11bの全体と透光板16の下面との間隙を埋めるように形成されている。さらに、基台10の平坦部11aの少なくとも斜面状凹部11bに接する領域,斜面状凹部11b及び開口部12の内壁面は、表面粗さRzが例えば5μm〜35μmの荒仕上げ領域10fとなっている。この荒仕上げ領域10fは、サンドブラスト処理された封止金型を用いて樹脂封止工程を行なうことにより形成されている。そして、平坦部11a等の表面粗さが大きいことにより、接着剤層20を形成するために塗布された接着剤の位置決め孔10b,10cや開口部12への侵入がくい止められている。ただし、開口部12側への接着剤の侵入が問題とならない場合には、斜面状凹部11bや開口部12の内壁面まで荒く仕上げられている必要はない。つまり、荒仕上げ領域10fは、少なくとも基台10の平坦部11a(上面)のうち透光板16の側端の下方に位置する部位から所定距離隔てた部位までの領域に形成されていれば、接着剤の流れを抑制する機能は得られる。また、表面を荒くする処理として、サンドブラスト以外の処理,例えばエッチングなどを用いることも可能である。
本実施形態によると、基台10の上面に凹部である斜面状凹部11bが形成され、斜面状凹部11bと基台10の間隙に接着剤層20が形成されているので、平坦部11aと透光板16との間隙を狭くしても、斜面状凹部11bにおける接着剤層20の厚みを十分厚くすることができる。よって、透光板16の下面と基台10の上面との隙間の寸法を縮小しても、透光板16と基台10との機械的接続強度を高く維持することができ、小型化された,信頼性の高い光学デバイスの提供を図ることができる。
また、接着剤層20を厚くすると、接着剤を塗布したときに、厚く塗布された接着剤が位置決め孔10b,10c内や開口部12側に流れ込むおそれがあるが、本実施形態では、基台10の平坦部11aの一部などの表面粗さが大きいので、接着剤の流れがくい止められて、位置決め孔10b,10cや開口部12への接着剤の侵入が阻止されることになる。よって、透光板16の下面と基台10の上面との隙間の寸法を縮小しても、接着剤のはみ出しによる不具合を防止しつつ、透光板16と基台10との機械的接続強度を高く維持することができ、小型化された,信頼性の高い光学デバイスの提供を図ることができる。
ここで、本実施形態における基台10の上面の平坦部11aと斜面状凹部11bとの境界部B1は平面視において透光板16とオーバーラップした位置にある。これにより、接着剤層20を形成する際に、透光板16に印加する圧力が多少変動して、平坦部11aと透光板16との間隙が変化しても、平坦部11aによって透光板16を支えつつ、斜面状凹部11bと透光板16との間には十分厚い接着剤層が存在することになるので、本実施形態の効果を確実に発揮することができる。
また、本実施形態における斜面状凹部11bの最下部と最上部との高さ位置の差は、100〜500μmの範囲にあることが好ましい。接着剤層20は斜面状凹部11b全体を覆っている必要はなく、斜面状凹部11bの少なくとも一部を覆っていればよい。
本実施形態の基台10の斜面状凹部11bは、その断面形状が本実施形態のように平面でなくて曲面であっても、本実施形態と同じ効果を発揮することができる。
(第2の実施形態)
図2(a)〜(d)は、第2の実施形態及び第2の実施形態の第1〜第3の変形例に係る光学デバイスの断面図である。
図2(a)に示すように、本実施形態の光学デバイスは、図1に示す第1の実施形態と基本的には同じ構造を有しているが、第1の実施形態と異なる点は、基台10の平坦部11aの表面粗さがあらく形成される代わりに、基台10の平坦部11aにおける透光板16の側端の下方に位置する部位から所定距離隔てた部位に環状凸部10aが形成されている点である。そして、この環状凸部10aにより、接着剤層20を形成するために塗布された接着剤の位置決め孔10b,10cへの侵入が阻止されている。
本実施形態によると、基台10の上面に凹部である斜面状凹部11bが形成され、斜面状凹部11bと基台10の間隙に接着剤層20が形成されているので、平坦部11aと透光板16との間隙を狭くしても、斜面状凹部11bにおける接着剤層20の厚みを十分厚くすることができる。かつ、接着剤層20を厚くすると、接着剤を塗布したときに、厚く塗布された接着剤が位置決め孔10b,10c内に流れ込むおそれがあるが、本実施形態では、基台10の平坦部11aに環状凸部10aが形成されているので、接着剤の流れが環状凸部10aの側壁でくい止められて、位置決め孔10b,10cへの接着剤の侵入が阻止されることになる。よって、透光板16の下面と基台10の上面との隙間の寸法を縮小しても、接着剤のはみ出しを防止しつつ、透光板16と基台10との機械的接続強度を高く維持することができ、小型化された,信頼性の高い光学デバイスの提供を図ることができる。
−第1の変形例−
また、図2(b)に示す本実施形態の第1の変形例においては、基台10の平坦部11aにおける透光板16の側端の下方に位置する部位から所定距離隔てた部位に、環状凸部に代えて環状溝部10dが形成されている。そして、この環状溝部10dにより、接着剤層20を形成するために塗布された接着剤の位置決め孔10b,10cへの侵入が阻止されている。
第1の変形例によると、基台10の上面に凹部である斜面状凹部11bが形成され、斜面状凹部11bと基台10の間隙に接着剤層20が形成されているので、平坦部11aと透光板16との間隙を狭くしても、斜面状凹部11bにおける接着剤層20の厚みを十分厚くすることができる。かつ、接着剤層20を厚くすると、接着剤を塗布したときに、厚く塗布された接着剤が位置決め孔10b,10c内に流れ込むおそれがあるが、本実施形態では、基台10の平坦部11aに環状溝部10dが形成されているので、接着剤の流れが環状溝部10d内の側壁でくい止められて、位置決め孔10b,10cへの接着剤の侵入が阻止されることになる。よって、透光板16の下面と基台10の上面との隙間の寸法を縮小しても、接着剤のはみ出しを防止しつつ、透光板16と基台10との機械的接続強度を高く維持することができ、小型化された,信頼性の高い光学デバイスの提供を図ることができる。
−第2の変形例−
また、図2(c)に示す本実施形態の第2の変形例においては、基台10の平坦部11a中に環状凸部10aが形成されている点は、第2の実施形態と同じである。しかし、本変形例においては、環状凸部10aは、鏡筒の位置決め部材としても機能する。そして、位置決め孔10b,10cは設けられていない。すなわち、本変形例においては、環状凸部10aの内壁面により、接着剤層20を形成するために塗布された接着剤の外方への流れが阻止され、環状凸部10aの外壁面により鏡筒の位置決めが行なわれている。
第2の変形例によると、基台10の上面に凹部である斜面状凹部11bが形成され、斜面状凹部11bと基台10の間隙に接着剤層20が形成されているので、平坦部11aと透光板16との間隙を狭くしても、斜面状凹部11bにおける接着剤層20の厚みを十分厚くすることができる。かつ、接着剤層20を厚くすると、接着剤を塗布したときに、厚く塗布された接着剤が鏡筒を設置する領域に流れ込むおそれがあるが、本実施形態では、基台10の平坦部11aに環状凸部10aが形成されているので、接着剤の流れが環状凸部10aの内壁面でくい止められて、鏡筒取り付け領域への接着剤の侵入が阻止されるとともに、環状凸部10aの外壁面で鏡筒の位置決めが行なわれることになる。よって、透光板16の下面と基台10の上面との隙間の寸法を縮小しても、接着剤のはみ出しを防止しつつ、透光板16と基台10との機械的接続強度を高く維持することができ、小型化された,信頼性の高い光学デバイスの提供を図ることができる。
−第3の変形例−
また、図2(d)に示す本実施形態の第3の変形例においては、基台10の平坦部11a中に環状凸部10aが形成されている点は、第2の実施形態と同じである。しかし、本変形例においては、第1位置決め孔10bは設けられているが、第2位置決め孔は設けられていない。本変形例における位置決め孔10bは底付き孔であるが、貫通孔であってもよい。
第1,第2の実施形態や、第2の実施形態の第1の変形例においても、第1位置決め孔10bや第2位置決め孔10cは、必ずしも必要でない。そして、第1位置決め孔10b及び第2位置決め孔10cのうちいずれか一方あるいは双方がない構造に対しても、第1,第2の実施形態及び第2の実施形態の第1の変形例を、その効果を奏するように適用することができる。位置決め孔10b,10cがなくても、鏡筒を設置する領域に接着剤が流れ込むと、鏡筒が傾いて設置されるなど、不具合が生じるからである。
なお、第2の実施形態及びその各変形例においても、第1の実施形態と同様に、基台10の上面の平坦部11aと斜面状凹部11bとの境界部B1は平面視において透光板16とオーバーラップした位置にある。これにより、接着剤層20を形成する際に、透光板16に印加する圧力が多少変動して、平坦部11aと透光板16との間隙が変化しても、平坦部11aによって透光板16を支えつつ、斜面状凹部11bと透光板16との間には十分厚い接着剤層が存在することになるので、本実施形態の効果を確実に発揮することができる。
また、第2の実施形態及び各変形例においても、斜面状凹部11bの最下部と最上部との高さ位置の差は、100μm〜500μmの範囲にあることが好ましい。接着剤層20は斜面状凹部11b全体を覆っている必要はなく、斜面状凹部11bの少なくとも一部を覆っていればよい。
第2の実施形態及び各変形例の基台10の斜面状凹部11bは、その断面形状が本実施形態のように平面でなくて曲面であっても、本実施形態と同じ効果を発揮することができる。
第2の実施形態及びその各変形例においても、斜面状凹部11b及び開口部12の内壁面を表面粗さRzが例えば5μm〜35μmになるように荒くしてもよく、これにより、接着剤の開口部12への侵入を阻止することができる。
(第3の実施形態)
図3は、第3の実施形態に係る光学デバイスの断面図である。本実施形態の光学デバイスの構造は、凹部の形状以外の構造は、基本的には第1の実施形態と同様であるので、第1の実施形態と異なる点のみ説明する。
本実施形態の光学デバイスにおいては、基台10の上面の内周に沿って凹部として淺い溝状凹部11cが形成されている。基台10の溝状凹部11cと内周との間には平坦部11aの一部が存在している。そして、接着剤層20は、溝状凹部11cと透光板16の下面との間隙を埋めるように形成されている。基台10には、基台10への鏡筒の取り付け位置を規定する第1位置決め孔10bが形成されている。さらに、第1位置決め孔10bとは同心位置に第1位置決め孔10bよりも小径で光学チップ15の基台10への取り付け位置を規制するための第2位置決め孔10cが形成されている。つまり、各位置決め孔10b,10cは、段付き孔を構成している。ただし、位置決め孔10b,10cは、必ずしも設けられていなくてもよい。
さらに、基台10の平坦部11aの少なくとも溝状凹部11cに接する領域,溝状凹部11cの内壁面及び開口部12の内壁面は、表面粗さRzが例えば5μm〜35μmの荒仕上げ領域10fとなっている。この荒仕上げ領域10fは、サンドブラスト処理された封止金型を用いて樹脂封止工程を行なうことにより形成されている。そして、平坦部11a等の表面粗さが大きいことにより、接着剤層20を形成するために塗布された接着剤の位置決め孔10b,10cや開口部12への侵入がくい止められている。ただし、開口部12側への接着剤の侵入が問題とならない場合には、溝状凹部11cや開口部12の内壁面まで荒く仕上げられている必要はない。つまり、荒仕上げ領域10fは、少なくとも基台10の平坦部11a(上面)のうち透光板16の側端の下方に位置する部位から所定距離隔てた部位までの領域に形成されていれば、接着剤の流れを抑制する機能は得られる。また、表面を荒くする処理として、サンドブラスト以外の処理,例えばエッチングなどを用いることも可能である。
本実施形態によると、基台10の上面に凹部である溝状凹部11cが形成され、溝状凹部11cと基台10の間隙に接着剤層20が形成されているので、平坦部11aと透光板16との間隙を狭くしても、溝状凹部11cにおける接着剤層20の厚みを十分厚くすることができる。よって、透光板16の下面と基台10の上面との隙間の寸法を縮小しても、透光板16と基台10との機械的接続強度を高く維持することができ、小型化された,信頼性の高い光学デバイスの提供を図ることができる。
また、接着剤層20を厚くすると、接着剤を塗布したときに、厚く塗布された接着剤が位置決め孔10b,10c内に流れ込むおそれがあるが、本実施形態では、基台10の平坦部11aの一部などの表面粗さが大きいので、接着剤の流れがくい止められて、位置決め孔10b,10cや開口部12への接着剤の侵入が阻止されることになる。よって、透光板16の下面と基台10の上面との隙間の寸法を縮小しても、接着剤のはみ出しによる不具合を防止しつつ、透光板16と基台10との機械的接続強度を高く維持することができ、小型化された,信頼性の高い光学デバイスの提供を図ることができる。
ここで、本実施形態における基台10の上面の平坦部11aのうち内周部は平面視において透光板16とオーバーラップした位置にある。これにより、透光板16に印加する圧力が多少変動して、平坦部11aと透光板16との間隙が変化しても、平坦部11aによって透光板16を支えつつ、溝状凹部11cと透光板16との間には十分厚い接着剤層が存在することになるので、本実施形態の効果を確実に発揮することができる。
また、本実施形態における溝状凹部11cの深さは、50μm〜300μmの範囲にあることが好ましい。
なお、溝部の断面形状は、図3に示す角溝形状に限定されるものではなく、丸溝,U溝,V溝など各種の形状を採ることができる。
(第4の実施形態)
図4(a)〜(d)は、第4の実施形態及び第4の実施形態の第1〜第3の変形例に係る光学デバイスの断面図である。
図4(a)に示すように、本実施形態の光学デバイスは、図3に示す第3の実施形態と基本的には同じ構造を有しているが、第3の実施形態と異なる点は、基台10の平坦部11aの表面粗さがあらく形成される代わりに、基台10の平坦部11aにおける透光板16の側端の下方に位置する部位から所定距離隔てた部位に環状凸部10aが形成されている点である。そして、この環状凸部10aにより、接着剤層20を形成するために塗布された接着剤の位置決め孔10b,10cへの侵入が阻止されている。
本実施形態によると、基台10の上面に凹部である溝状凹部11cが形成され、溝状凹部11cと基台10の間隙に接着剤層20が形成されているので、平坦部11aと透光板16との間隙を狭くしても、溝状凹部11cにおける接着剤層20の厚みを十分厚くすることができる。かつ、接着剤層20を厚くすると、接着剤を塗布したときに、厚く塗布された接着剤が位置決め孔10b,10c内に流れ込むおそれがあるが、本実施形態では、基台10の平坦部11aに環状凸部10aが形成されているので、接着剤の流れが環状凸部10aの側壁でくい止められて、位置決め孔10b,10cへの接着剤の侵入が阻止されることになる。よって、透光板16の下面と基台10の上面との隙間の寸法を縮小しても、接着剤のはみ出しを防止しつつ、透光板16と基台10との機械的接続強度を高く維持することができ、小型化された,信頼性の高い光学デバイスの提供を図ることができる。
−第1の変形例−
また、図4(b)に示す本実施形態の第1の変形例においては、基台10の平坦部11aにおける透光板16の側端の下方に位置する部位から所定距離隔てた部位に、凸部に代えて環状溝部10dが形成されている。そして、この環状溝部10dにより、接着剤層20を形成するために塗布された接着剤の位置決め孔10b,10cへの侵入が阻止されている。
第1の変形例によると、基台10の上面に凹部である溝状凹部11cが形成され、溝状凹部11cと基台10の間隙に接着剤層20が形成されているので、平坦部11aと透光板16との間隙を狭くしても、溝状凹部11cにおける接着剤層20の厚みを十分厚くすることができる。かつ、接着剤層20を厚くすると、接着剤を塗布したときに、厚く塗布された接着剤が位置決め孔10b,10c内に流れ込むおそれがあるが、本実施形態では、基台10の平坦部11aに環状溝部10dが形成されているので、接着剤の流れが凹部10d内の側壁でくい止められて、位置決め孔10b,10cへの接着剤の侵入が阻止されることになる。よって、透光板16の下面と基台10の上面との隙間の寸法を縮小しても、接着剤のはみ出しを防止しつつ、透光板16と基台10との機械的接続強度を高く維持することができ、小型化された,信頼性の高い光学デバイスの提供を図ることができる。
−第2の変形例−
また、図4(c)に示す本実施形態の第2の変形例においては、基台10の平坦部11a中に環状凸部10aが形成されている点は、第4の実施形態と同じである。しかし、本変形例においては、環状凸部10aは、鏡筒の位置決め部材としても機能する。そして、位置決め孔10b,10cは設けられていない。すなわち、本変形例においては、環状凸部10aの内壁面により、接着剤層20を形成するために塗布された接着剤の外方への流れが阻止され、環状凸部10aの外壁面により鏡筒の位置決めが行なわれている。
また、溝状凹部11cよりも内方側の縁領域10eの上面は、平坦部11aよりも上方に位置している。平坦部11aと縁領域10eとの高さ位置の差ΔHは、10μm〜500μm程度が好ましい。これにより、透光板16の下面と、基台10の溝状凹部11cよりも内方側の縁領域10eの上面とが実質的に接触することになるので、接着剤層20の接着剤の開口部12への侵入が阻止され、より高い信頼性を発揮することができる。ここで、「実質的に接触する」とは、2つの面同士が直接接触している場合だけでなく、製造工程で2つの面同士の間に印加される圧力によっては、2つの面間にごく薄い接着剤層が残存する状態をも含む意味である。
また、溝状凹部11cよりも内方側の縁領域10eの上面を平坦部11aよりも上方に位置させて、透光板16の下面と溝状凹部11cよりも内方側の縁領域10eの上面とが接触するようにする構成は、第4の実施形態及び第4の実施形態の第1の変形例にも適用することができ、これにより、接着剤層20の接着剤の開口部12への侵入が阻止され、より高い信頼性を発揮することができる。その場合にも、両者の高さ位置の差ΔHは、10μm〜500μm程度が好ましい。
第2の変形例によると、基台10の上面に凹部である溝状凹部11cが形成され、溝状凹部11cと基台10の間隙に接着剤層20が形成されているので、平坦部11aと透光板16との間隙を狭くしても、溝状凹部11cにおける接着剤層20の厚みを十分厚くすることができる。かつ、接着剤層20を厚くすると、接着剤を塗布したときに、厚く塗布された接着剤が鏡筒を設置する領域に流れ込むおそれがあるが、本実施形態では、基台10の平坦部11aに凸部10aが形成されているので、接着剤の流れが凸部10aの内壁面でくい止められて、鏡筒取り付け領域への接着剤の侵入が阻止されるとともに、凸部10aの外壁面で鏡筒の位置決めが行なわれることになる。
よって、透光板16の下面と基台10の上面との隙間の寸法を縮小しても、接着剤のはみ出しを防止しつつ、透光板16と基台10との機械的接続強度を高く維持することができ、小型化された,信頼性の高い光学デバイスの提供を図ることができる。
また、縁領域10eの上面は平坦部11aよりも上方に位置して、透光板16の下面と縁領域10eの上面とが接触するように構成することにより、接着剤層20の接着剤の開口部12への侵入が阻止され、より高い信頼性を発揮することができる。
−第3の変形例−
また、図4(d)に示す本実施形態の第3の変形例においては、平坦部11aは、溝状凹部11cよりも内方側の縁領域10eのみであり、溝状凹部11cよりも外方側の領域は、全て環状凸部10aとなっている。そして、透光板16の下面と縁領域10eの上面とが接触するように構成されている。言い換えると、溝状凹部11cの内方側の縁領域10eの上面は、外方側の領域である環状凸部10aよりも下方に位置している。また、本変形例においては、第1位置決め孔10bは設けられているが、第2位置決め孔は設けられていない。本変形例における位置決め孔10bは底付き孔であるが、貫通孔であってもよい。
第4の実施形態や、第4の実施形態の第1の変形例においても、第1位置決め孔10bや第2位置決め孔10cは、必ずしも必要でない。そして、第1位置決め孔10b及び第2位置決め孔10cのうちいずれか一方あるいは双方がない構造に対しても、第4の実施形態及び第4の実施形態の第1の変形例を、その効果を奏するように適用することができる。位置決め孔10b,10cがなくても、鏡筒を設置する領域に接着剤が流れ込むと、鏡筒が傾いて設置されるなど、不具合が生じるからである。
なお、第4の実施形態及びその各変形例においても、第3の実施形態と同様に、基台10の上面の平坦部11aのうち内周部は平面視において透光板16とオーバーラップした位置にある。これにより、透光板16に印加する圧力が多少変動して、平坦部11aと透光板16との間隙が変化しても、平坦部11aによって透光板16を支えつつ、溝状凹部11cと透光板16との間には十分厚い接着剤層が存在することになるので、本実施形態の効果を確実に発揮することができる。
第4の実施形態及びその各変形例の基台10の溝状凹部11cの深さは、50μm〜300μmの範囲にあることが好ましい。
なお、溝部の断面形状は、図4(a)〜(d)に示す角溝形状に限定されるものではなく、丸溝,U溝,V溝など各種の形状を採ることができる。
第4の実施形態及びその各変形例においても、溝状凹部11cの内壁面や開口部12の内壁面を表面粗さRzが例えば5μm〜35μmになるように荒くしてもよく、これにより、接着剤の開口部12への侵入を阻止することができる。
(第5の実施形態)
図5は、第5の実施形態に係る光学デバイスの断面図である。本実施形態の光学デバイスは、主要部材として、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂からなり、中央部に開口部12を有する枠状の基台10と、主面15a上に受光素子及び半導体レーザ(発光素子)を搭載し、基台10の下面側に取り付けられた光学チップ15と、基台10の上面側に開口部12を挟んで光学チップ15の主面15aに対向するように取り付けられた樹脂からなるホログラム17と、ホログラム17と基台10とを機械的に接続するための接着剤層20とを備えている。
基台10の上面には、平坦部11aと凹部である斜面状凹部11bとが形成されている。そして、接着剤層20は、基台10の平坦部11aの一部及び斜面状凹部11bの全体とホログラム17下面との間隙を埋めるように形成されている。
また、基台10の下面には、樹脂内に埋め込まれた金メッキ層からなる配線14が設けられている。光学チップ15は、基台10の下面に取り付けられており、主面15aが開口部12に露出するように配置されている。
また、光学チップ15には、光学チップ15と外部機器との間で信号を授受するための電極パッド(図示せず)が設けられている。また、配線14における開口部12に隣接した端部に内部端子部が形成されており、配線14の内部端子部と電極パッドとがバンプ(突起電極)18を挟んで電気的に接続されている。さらに、配線14の外部端子部に半田ボール21が付設されている。そして、光学チップ15,配線14及びバンプ18は、基台10の下面上で光学チップ15の周囲に設けられたシール樹脂22によって密封されている。
光学チップ15の主面15aは、平面視で開口部12内に配置されている。そして、本実施形態の光学デバイスにおいては、透光板16に代わって、ホログラム17が基台10の上面上に載置されている。ホログラム17は、半導体レーザから記録媒体等に照射されて戻ってくる光を複数の受光素子に分岐して入射させるものである。ホログラム17を構成する材料は、本実施形態では樹脂(プラスチック)であるが、ガラスであってもよい。
そして、基台10の上には、同図の破線に示すように、対物レンズを固定するための固定部材が装着される。この固定部材(対物レンズ)と基台10との相互の位置関係は、所定の誤差内に収まるように、その要求精度が定められている。基台10には、基台10への固定部材の取り付け位置を規定する第1位置決め孔10bが形成されている。さらに、第1位置決め孔10bとは同心位置に第1位置決め孔10bよりも小径で光学チップ15の基台10への取り付け位置を規制するための第2位置決め孔10cが形成されている。つまり、各位置決め孔10b,10cは、段付き孔を構成している。ただし、位置決め孔10b,10cは、必ずしも設けられていなくてもよい。
さらに、基台10の平坦部11aの少なくとも斜面状凹部11bに接する領域,斜面状凹部11b及び開口部12の内壁面は、表面粗さRzが例えば5μm〜35μmの荒仕上げ領域10fとなっている。この荒仕上げ領域10fは、サンドブラスト処理された封止金型を用いて樹脂封止工程を行なうことにより形成されている。そして、平坦部11a等の表面粗さが大きいことにより、接着剤層20を形成するために塗布された接着剤の位置決め孔10b,10cや開口部12への侵入がくい止められている。ただし、開口部12側への接着剤の侵入が問題とならない場合には、斜面状凹部11bや開口部12の内壁面まで荒く仕上げられている必要はない。つまり、荒仕上げ領域10fは、少なくとも基台10の平坦部11a(上面)のうち透光板16の側端の下方に位置する部位から所定距離隔てた部位までの領域に形成されていれば、接着剤の流れを抑制する機能は得られる。また、表面を荒くする処理として、サンドブラスト以外の処理,例えばエッチングなどを用いることも可能である。
本実施形態によると、基台10の上面に凹部である斜面状凹部11bが形成され、斜面状凹部11bと基台10の間隙に接着剤層20が形成されているので、平坦部11aとホログラム17との間隙を狭くしても、斜面状凹部11bにおける接着剤層20の厚みを十分厚くすることができる。かつ、接着剤層20を厚くすると、接着剤を塗布したときに、厚く塗布された接着剤が位置決め孔10b,10c内や開口部12側に流れ込むおそれがあるが、本実施形態では、基台10の平坦部11aの一部などの表面粗さが大きいので、接着剤の流れがくい止められて、位置決め孔10b,10cや開口部12への接着剤の侵入が阻止されることになる。よって、ホログラム17の下面と基台10の上面との隙間の寸法を縮小しても、接着剤のはみ出しによる不具合を防止しつつ、ホログラム17と基台10との機械的接続強度を高く維持することができ、小型化された,信頼性の高い光学デバイスの提供を図ることができる。
ここで、本実施形態における基台10の上面の平坦部11aと斜面状凹部11bとの境界部B1は平面視においてホログラム17とオーバーラップした位置にある。これにより、接着剤層20を形成する際に、ホログラム17に印加する圧力が多少変動して、平坦部11aとホログラム17との間隙が変化しても、平坦部11aによってホログラム17を支えつつ、斜面状凹部11bとホログラム17との間には十分厚い接着剤層が存在することになるので、本実施形態の効果を確実に発揮することができる。
また、本実施形態における斜面状凹部11bの最下部と最上部との高さ位置の差は、100μm〜500μmの範囲にあることが好ましい。接着剤層20は斜面状凹部11b全体を覆っている必要はなく、斜面状凹部11bの少なくとも一部を覆っていればよい。
本実施形態の基台10の斜面状凹部11bは、その断面形状が本実施形態のように平面でなくて曲面であっても、本実施形態と同じ効果を発揮することができる。
(第6の実施形態)
図6(a)〜(d)は、第6の実施形態及び第6の実施形態の第1〜第3の変形例に係る光学デバイスの断面図である。
図6(a)に示すように、本実施形態の光学デバイスは、図5に示す第5の実施形態と基本的には同じ構造を有しているが、第5の実施形態と異なる点は、基台10の平坦部11aは、その表面粗さがあらく形成される代わりに、基台10の平坦部11aにおけるホログラム17の側端の下方に位置する部位から所定距離隔てた部位に環状凸部10aが形成されている点である。そして、この環状凸部10aにより、接着剤層20を形成するために塗布された接着剤の位置決め孔10b,10cへの侵入が阻止されている。
本実施形態によると、基台10の上面に凹部である斜面状凹部11bが形成され、斜面状凹部11bと基台10の間隙に接着剤層20が形成されているので、平坦部11aとホログラム17との間隙を狭くしても、斜面状凹部11bにおける接着剤層20の厚みを十分厚くすることができる。よって、ホログラム17の下面と基台10の上面との隙間の寸法を縮小しても、ホログラム17と基台10との機械的接続強度を高く維持することができ、小型化された,信頼性の高い光学デバイスの提供を図ることができる。
また、接着剤層20を厚くすると、接着剤を塗布したときに、厚く塗布された接着剤が位置決め孔10b,10c内に流れ込むおそれがあるが、本実施形態では、基台10の平坦部11aに環状凸部10aが形成されているので、接着剤の流れが環状凸部10aの側壁でくい止められて、位置決め孔10b,10cへの接着剤の侵入が阻止されることになる。よって、ホログラム17の下面と基台10の上面との隙間の寸法を縮小しても、接着剤のはみ出しを防止しつつ、ホログラム17と基台10との機械的接続強度を高く維持することができ、小型化された,信頼性の高い光学デバイスの提供を図ることができる。
−第1の変形例−
また、図6(b)に示す本実施形態の第1の変形例においては、基台10の平坦部11aにおけるホログラム17の側端の下方に位置する部位から所定距離隔てた部位に、環状凸部に代えて環状溝部10dが形成されている。そして、この環状溝部10dにより、接着剤層20を形成するために塗布された接着剤の位置決め孔10b,10cへの侵入が阻止されている。
第1の変形例によると、基台10の上面に凹部である斜面状凹部11bが形成され、斜面状凹部11bと基台10の間隙に接着剤層20が形成されているので、平坦部11aとホログラム17との間隙を狭くしても、斜面状凹部11bにおける接着剤層20の厚みを十分厚くすることができる。かつ、接着剤層20を厚くすると、接着剤を塗布したときに、厚く塗布された接着剤が位置決め孔10b,10c内に流れ込むおそれがあるが、本実施形態では、基台10の平坦部11aに環状溝部10dが形成されているので、接着剤の流れが環状溝部10d内の側壁でくい止められて、位置決め孔10b,10cへの接着剤の侵入が阻止されることになる。よって、ホログラム17の下面と基台10の上面との隙間の寸法を縮小しても、接着剤のはみ出しを防止しつつ、ホログラム17と基台10との機械的接続強度を高く維持することができ、小型化された,信頼性の高い光学デバイスの提供を図ることができる。
−第2の変形例−
また、図6(c)に示す本実施形態の第2の変形例においては、基台10の平坦部11a中に環状凸部10aが形成されている点は、第6の実施形態と同じである。しかし、本変形例においては、環状凸部10aは、固定部材の位置決め部材としても機能する。そして、位置決め孔10b,10cは設けられていない。すなわち、本変形例においては、環状凸部10aの内壁面により、接着剤層20を形成するために塗布された接着剤の外方への流れが阻止され、環状凸部10aの外壁面により固定部材の位置決めが行なわれている。
第2の変形例によると、基台10の上面に凹部である斜面状凹部11bが形成され、斜面状凹部11bと基台10の間隙に接着剤層20が形成されているので、平坦部11aとホログラム17との間隙を狭くしても、斜面状凹部11bにおける接着剤層20の厚みを十分厚くすることができる。かつ、接着剤層20を厚くすると、接着剤を塗布したときに、厚く塗布された接着剤が固定部材を設置する領域に流れ込むおそれがあるが、本実施形態では、基台10の平坦部11aに環状凸部10aが形成されているので、接着剤の流れが環状凸部10aの内壁面でくい止められて、固定部材取り付け領域への接着剤の侵入が阻止されるとともに、環状凸部10aの外壁面で固定部材の位置決めが行なわれることになる。よって、ホログラム17の下面と基台10の上面との隙間の寸法を縮小しても、接着剤のはみ出しを防止しつつ、ホログラム17と基台10との機械的接続強度を高く維持することができ、小型化された,信頼性の高い光学デバイスの提供を図ることができる。
−第3の変形例−
また、図6(d)に示す本実施形態の第3の変形例においては、基台10の平坦部11a中に環状凸部10aが形成されている点は、第6の実施形態と同じである。しかし、本変形例においては、第1位置決め孔10bは設けられているが、第2位置決め孔は設けられていない。本変形例における位置決め孔10bは底付き孔であるが、貫通孔であってもよい。
第5,第6の実施形態や、第6の実施形態の第1の変形例においても、第1位置決め孔10bや第2位置決め孔10cは、必ずしも必要でない。そして、第1位置決め孔10b及び第2位置決め孔10cのうちいずれか一方あるいは双方がない構造に対しても、第5,第6の実施形態及び第6の実施形態の第1の変形例を、その効果を奏するように適用することができる。位置決め孔10b,10cがなくても、固定部材を設置する領域に接着剤が流れ込むと、固定部材が傾いて設置されるなど、不具合が生じるからである。
なお、第6の実施形態及びその各変形例においても、第5の実施形態と同様に、基台10の上面の平坦部11aと斜面状凹部11bとの境界部B1は平面視においてホログラム17とオーバーラップした位置にある。これにより、接着剤層20を形成する際に、ホログラム17に印加する圧力が多少変動して、平坦部11aとホログラム17との間隙が変化しても、平坦部11aによってホログラム17を支えつつ、斜面状凹部11bとホログラム17との間には十分厚い接着剤層が存在することになるので、本実施形態の効果を確実に発揮することができる。
また、第6の実施形態及び各変形例においても、斜面状凹部11bの最下部と最上部との高さ位置の差は、100μm〜500μmの範囲にあることが好ましい。接着剤層20は斜面状凹部11b全体を覆っている必要はなく、斜面状凹部11bの少なくとも一部を覆っていればよい。
第6の実施形態及び各変形例の基台10の斜面状凹部11bは、その断面形状が本実施形態のように平面でなくて曲面であっても、本実施形態と同じ効果を発揮することができる。
第6の実施形態及びその各変形例においても、斜面状凹部11b及び開口部12の内壁面を表面粗さRzが例えば5μm〜35μmになるように荒くしてもよく、これにより、接着剤の開口部12への侵入を阻止することができる。
第5,第6の実施形態及び第6の実施形態の各変形例において、斜面状凹部11bに代えて第3,第4の実施形態及び第4の実施形態の各変形例に示す溝状凹部11cを設け、かつ、第3,第4の実施形態及び第4の実施形態の各変形例に示す基台10の構造を適用することができ、ホログラムユニットを備えた光学デバイスにおいて、第3,第4の実施形態及び第4の実施形態の各変形例と同じ効果を発揮することができる。
(第7の実施形態)
図7は、第7の実施形態に係る光学デバイスの断面図である。本実施形態の光学デバイスは、主要部材として、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂からなり、中央部に開口部12を有する枠状の基台10と、基台10の下面側に取り付けられた光学チップ15と、基台10の上面側に開口部12を挟んで光学チップ15に対向するように取り付けられたガラスからなる透光板16と、透光板16と基台10とを機械的に接続するための接着剤層20とを備えている。ここで、本実施形態の光学チップ15は、CCD固体撮像素子等の受光素子のみである。ただし、受光素子及び半導体レーザ(発光素子)を搭載したものであってもよい。その場合には、本実施形態の光学デバイスを光ピックアップ等に組み込む際に、透光板16をはずしてから、第5の実施形態に示すようなホログラムを基台10上に取り付けることになる(ホログラムユニット)。
また、基台10の下面には、樹脂内に埋め込まれた金メッキ層からなる配線14が設けられている。光学チップ15は、基台10の下面に取り付けられており、主面15aが開口部12に露出するように配置されている。
また、光学チップ15には、光学チップ15と外部機器との間で信号を授受するための電極パッド(図示せず)が設けられている。また、配線14における開口部12に隣接した端部に内部端子部が形成されており、配線14の内部端子部と電極パッドとがバンプ(突起電極)18を挟んで電気的に接続されている。さらに、配線14の外部端子部に半田ボール21が付設されている。そして、光学チップ15,配線14及びバンプ18は、基台10の下面上で光学チップ15の周囲に設けられたシール樹脂22によって密封されている。
この光学デバイスは、同図に示されるように、透光板16を上方に向けた状態で回路基板上に搭載される。そして、基台10の上には、同図の破線に示すように、撮像光学系が組み込まれた鏡筒が装着される。この鏡筒と基台10との相互の位置関係は、所定の誤差内に収まるように、その要求精度が定められている。基台10には、基台10への鏡筒の取り付け位置を規定する第1位置決め孔10bが形成されている。さらに、第1位置決め孔10bとは同心位置に第1位置決め孔10bよりも小径で光学チップ15の基台10への取り付け位置を規制するための第2位置決め孔10cが形成されている。つまり、各位置決め孔10b,10cは、段付き孔を構成している。ただし、位置決め孔10b,10cは、必ずしも設けられていなくてもよい。
以上のように、光学チップ15の主面15aは、平面視で開口部12内に配置されている。そして、鏡筒に組み込まれた光学系を通して、被撮像対象からの光が光学チップ15の主面に集光される。
ここで、本実施形態においては、図7に示すように、基台10の上面は、全体が平坦部11aとなっており、接着剤層20は、基台10の平坦部11aの一部と透光板16の下面との間隙を埋めるように形成されている。さらに、基台10の平坦部11aの少なくとも開口部12に接する領域及び開口部12の内壁面は、表面粗さRzが例えば5μm〜35μmの荒仕上げ領域10fとなっている。この荒仕上げ領域10fは、サンドブラスト処理された封止金型を用いて樹脂封止工程を行なうことにより形成されている。そして、平坦部11a等の表面粗さが大きいことにより、接着剤層20を形成するために塗布された接着剤の位置決め孔10b,10cや開口部12への侵入がくい止められている。ただし、開口部12側への接着剤の侵入が問題とならない場合には、開口部12の内壁面まで荒く仕上げられている必要はない。つまり、荒仕上げ領域10fは、少なくとも基台10の平坦部11a(上面)のうち透光板16の側端の下方に位置する部位から所定距離隔てた部位までの領域に形成されていれば、接着剤の流れを抑制する機能は得られる。また、表面を荒くする処理として、サンドブラスト以外の処理,例えばエッチングなどを用いることも可能である。
基台10と透光板16との接続強度向上のために接着剤層20を厚くすると、接着剤を塗布したときに、厚く塗布された接着剤が位置決め孔10b,10c内や開口部12側に流れ込むおそれがあるが、本実施形態では、基台10の平坦部11aの一部などの表面粗さが大きいので、接着剤の流れがくい止められて、位置決め孔10b,10cや開口部12への接着剤の侵入が阻止されることになる。よって、本実施形態により、接着剤のはみ出しによる不具合を防止しつつ、接着剤層20を厚くして透光板16と基台10との機械的接続強度を高く維持することができ、小型化された,信頼性の高い光学デバイスの提供を図ることができる。
(第8の実施形態)
図8(a)〜(d)は、第8の実施形態及び第8の実施形態の第1〜第3の変形例に係る光学デバイスの断面図である。
図8(a)に示すように、本実施形態の光学デバイスは、図7に示す第7の実施形態と基本的には同じ構造を有しているが、第7の実施形態と異なる点は、基台10の平坦部11aの表面粗さがあらく形成される代わりに、基台10の平坦部11aの透光板16の下方に位置する部位から外側に所定距離隔てた部位に環状凸部10aが形成されている点である。そして、この環状凸部10aにより、接着剤層20を形成するために塗布された接着剤の位置決め孔10b,10cへの侵入が阻止されている。
基台10と透光板16との接続強度向上のために接着剤層20を厚くすると、接着剤を塗布したときに、厚く塗布された接着剤が位置決め孔10b,10c内に流れ込むおそれがあるが、本実施形態では、基台10の平坦部11aに環状凸部10aが形成されているので、接着剤の流れが環状凸部10aの側壁でくい止められて、位置決め孔10b,10cへの接着剤の侵入が阻止されることになる。よって、本実施形態により、接着剤のはみ出しを防止しつつ、接着剤層20を厚くして透光板16と基台10との機械的接続強度を高く維持することができ、小型化された,信頼性の高い光学デバイスの提供を図ることができる。
−第1の変形例−
また、図8(b)に示す本実施形態の第1の変形例においては、基台10の平坦部11aの透光板16の下方に位置する部位から外側に所定距離隔てた部位に、環状凸部に代えて環状溝部10dが形成されている。そして、この環状溝部10dにより、接着剤層20を形成するために塗布された接着剤の位置決め孔10b,10cへの侵入が阻止されている。
基台10と透光板16との接続強度向上のために接着剤層20を厚くすると、接着剤を塗布したときに、厚く塗布された接着剤が位置決め孔10b,10c内に流れ込むおそれがあるが、本変形例では、基台10の平坦部11aに環状溝部10dが形成されているので、接着剤の流れが環状溝部10d内の側壁でくい止められて、位置決め孔10b,10cへの接着剤の侵入が阻止されることになる。よって、本変形例により、接着剤のはみ出しを防止しつつ、接着剤層20を厚くして透光板16と基台10との機械的接続強度を高く維持することができ、信頼性の高い光学デバイスの提供を図ることができる。
−第2の変形例−
また、図8(c)に示す本実施形態の第2の変形例においては、基台10の平坦部11a中に環状凸部10aが形成されている点は、第8の実施形態と同じである。しかし、本変形例においては、環状凸部10aは、鏡筒の位置決め部材としても機能する。そして、位置決め孔10b,10cは設けられていない。すなわち、本変形例においては、環状凸部10aの内壁面により、接着剤層20を形成するために塗布された接着剤の外方への流れが阻止され、環状凸部10aの外壁面により鏡筒の位置決めが行なわれている。
基台10と透光板16との接続強度向上のために接着剤層20を厚くすると、接着剤を塗布したときに、厚く塗布された接着剤が鏡筒を設置する領域に流れ込むおそれがあるが、本変形例では、基台10の平坦部11aに環状凸部10aが形成されているので、接着剤の流れが環状凸部10aの内壁面でくい止められて、鏡筒取り付け領域への接着剤の侵入が阻止されるとともに、環状凸部10aの外壁面で鏡筒の位置決めが行なわれることになる。よって、本変形例により、接着剤のはみ出しを防止しつつ、接着剤層20を厚くして透光板16と基台10との機械的接続強度を高く維持することができ、信頼性の高い光学デバイスの提供を図ることができる。
−第3の変形例−
また、図8(d)に示す本実施形態の第3の変形例においては、基台10の平坦部11a中に環状凸部10aが形成されている点は、第8の実施形態と同じである。しかし、本変形例においては、第1位置決め孔10bは設けられているが、第2位置決め孔は設けられていない。本変形例における位置決め孔10bは底付き孔であるが、貫通孔であってもよい。
第7,第8の実施形態や、第8の実施形態の第1の変形例においても、第1位置決め孔10bや第2位置決め孔10cは、必ずしも必要でない。そして、第1位置決め孔10b及び第2位置決め孔10cのうちいずれか一方あるいは双方がない構造に対しても、第7,第8の実施形態及び第8の実施形態の第1の変形例を、その効果を奏するように適用することができる。位置決め孔10b,10cがなくても、鏡筒を設置する領域に接着剤が流れ込むと、鏡筒が傾いて設置されるなど、不具合が生じるからである。
第8の実施形態及びその各変形例においても、開口部12の内壁面を表面粗さRzが例えば5μm〜35μmになるように荒くしてもよく、これにより、接着剤の開口部12への侵入を阻止することができる。
なお、上記各実施形態の各図に示す構造では、バンプ18の外側にのみシール樹脂22が充填されているが、受光素子の画素面に干渉しなければ、密着性向上のためにバンプ18の内外両側にシール樹脂22を設けても構わない。
本発明に係る光学デバイスは、ビデオカメラ,デジタルカメラ,デジタルスチルカメラ等のカメラ類や、CD,DVD,MDなどの光ピックアップシステムに用いられる光学チップを搭載して構成される,イメージセンサ,ホログラムユニットなどとして利用することができる。
第1の実施形態に係る光学デバイスの構造を示す断面図である。 (a)〜(d)は、第2の実施形態及び第2の実施形態の第1〜第3の変形例に係る光学デバイスの断面図である。 第3の実施形態に係る光学デバイスの構造を示す断面図である。 (a)〜(d)は、第4の実施形態及び第4の実施形態の第1〜第3の変形例に係る光学デバイスの断面図である。 第5の実施形態に係る光学デバイスの断面図である。 (a)〜(d)は、第6の実施形態及び第6の実施形態の第1〜第3の変形例に係る光学デバイスの断面図である。 第7の実施形態に係る光学デバイスの断面図である。 (a)〜(d)は、第8の実施形態及び第8の実施形態の第1〜第3の変形例に係る光学デバイスの断面図である。 従来の光学デバイスの構造を示す断面図である。
符号の説明
10 基台
10a 環状凸部
10b 第1位置決め孔
10c 第2位置決め孔
10d 環状溝部
10e 縁領域
10f 荒仕上げ領域
11a 平坦部
11b 斜面状凹部
11c 溝状凹部
12 開口部
14 配線
15 光学チップ
15a 主面
16 透光板
17 ホログラム
18 バンプ
20 接着剤層
21 半田ボール
22 シール樹脂

Claims (22)

  1. 入光方向に対峙する上面に、開口部を囲む凹部が形成された環状の基台と、
    平面視で上記基台の開口部内に、光学素子が配置された主面が露出するように取り付けられた光学チップと、
    上記基台の上面よりも上方に取り付けられた透光性部材と、
    上記基台と上記透光性部材との間の間隙に設けられ、上記凹部の少なくとも一部を埋める接着剤層と
    を備えている光学デバイス。
  2. 請求項1記載の光学デバイスにおいて、
    上記凹部は、上記上面の上記開口部に接する領域に形成され、開口部側に向かって下降する斜面状凹部であり、
    上記上面のうち上記斜面状凹部よりも外側の領域は、平面視において上記透光性部材と少なくとも一部が重なっている,光学デバイス。
  3. 請求項1記載の光学デバイスにおいて、
    上記凹部は、基台の開口部から所定距離離れて形成された溝状凹部である,光学デバイス。
  4. 請求項3記載の光学デバイスにおいて、
    上記基台の上記凹部よりも内側に位置する部分の上面は、上記光学チップの下面と実質的に接触している,光学デバイス。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の光学デバイスにおいて、
    上記基台の主面のうち少なくとも上記透光性部材の側端の下方に位置する部位よりも外側の領域に形成され、上記接着剤層の接着剤の流れを抑制する流れ抑制部を備えている光学デバイス。
  6. 請求項5記載の光学デバイスにおいて、
    上記流れ抑制部は、少なくとも上記透光性部材の側端の下方に位置する部位から外側に所定距離隔てた部位までの領域に形成され、表面粗さRzが5μm〜35μmの荒仕上げ領域である,光学デバイス。
  7. 請求項5記載の光学デバイスにおいて、
    上記流れ抑制部は、
    上記基台の主面における上記透光性部材の側端の下方に位置する部位から外側に所定距離隔てた部位に形成された環状凸部である,光学デバイス。
  8. 請求項5記載の光学デバイスにおいて、
    上記流れ抑制部は、
    上記基台の主面における上記透光性部材の側端の下方に位置する部位から外側に所定距離隔てた部位に形成された環状溝部である,光学デバイス。
  9. 請求項1〜8のうちいずれか1つに記載の光学デバイスにおいて、
    上記基台には、光学デバイスに付設される部材の取り付け位置の基準となる位置決め孔が設けられている,光学デバイス。
  10. 請求項1〜9のうちいずれか1つに記載の光学デバイスにおいて、
    上記基台には、上記基台に対する上記光学チップの相対的な位置の基準となる位置決め孔が設けられている,光学デバイス。
  11. 請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の光学デバイスにおいて、
    上記基台の主面の上記凹部の外側の領域には、環状凸部が設けられており、
    上記環状凸部の内壁面は上記接着剤層の接着剤の流れを止める機能を有し、外壁面は光学デバイスに付設される部材の取り付け位置を規制する機能を有する,光学デバイス。
  12. 請求項1〜11のうちいずれか1つに記載の光学デバイスにおいて、
    上記光学素子は、受光素子と発光素子とを含み、
    上記透光性部材は、ホログラムである,光学デバイス。
  13. 請求項1〜11のうちいずれか1つに記載の光学デバイスにおいて、
    上記透光性部材は、透光板である,光学デバイス。
  14. 開口部を囲み、入光方向に対峙する上面を有する環状の基台と、
    平面視で上記基台の開口部内に、光学素子が配置された主面が露出するように取り付けられた光学チップと、
    上記基台の上面よりも上方に取り付けられた透光性部材と、
    上記基台と上記透光性部材との間の間隙を埋める接着剤層と、
    上記基台の主面のうち少なくとも上記透光性部材の側端の下方に位置する部位よりも外方の領域に形成され、上記接着剤層の接着剤の流れを抑制する流れ抑制部と
    を備えている光学デバイス。
  15. 請求項14記載の光学デバイスにおいて、
    上記流れ抑制部は、少なくとも上記透光性部材の側端の下方に位置する部位から外側に所定距離隔てた部位までの領域に形成され、表面粗さRzが5μm〜35μmの荒仕上げ領域である,光学デバイス。
  16. 請求項14記載の光学デバイスにおいて、
    上記流れ抑制部は、
    上記基台の主面における上記透光性部材の側端の下方に位置する部位から外側に所定距離隔てた部位に形成された環状凸部である,光学デバイス。
  17. 請求項14記載の光学デバイスにおいて、
    上記流れ抑制部は、
    上記基台の主面における上記透光性部材の側端の下方に位置する部位から外側に所定距離隔てた部位に形成された環状溝部である,光学デバイス。
  18. 請求項14〜17のうちいずれか1つに記載の光学デバイスにおいて、
    上記基台には、光学デバイスに付設される部材の取り付け位置の基準となる位置決め孔が設けられている,光学デバイス。
  19. 請求項14〜17のうちいずれか1つに記載の光学デバイスにおいて、
    上記基台には、上記基台に対する上記光学チップの相対的な位置の基準となる位置決め孔が設けられている,光学デバイス。
  20. 請求項14〜17のうちいずれか1つに記載の光学デバイスにおいて、
    上記基台の主面の上記凹部の外側の領域には、環状凸部が設けられており、
    上記環状凸部の内壁面は上記接着剤層の接着剤の流れを止める機能を有し、外壁面は光学デバイスに付設される部材の取り付け位置を規制する機能を有する,光学デバイス。
  21. 請求項14〜20のうちいずれか1つに記載の光学デバイスにおいて、
    上記光学素子は、受光素子と発光素子とを含み、
    上記透光性部材は、ホログラムである,光学デバイス。
  22. 請求項14〜20のうちいずれか1つに記載の光学デバイスにおいて、
    上記透光性部材は、透光板である,光学デバイス。
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