JP2005224154A - 苗移植機 - Google Patents

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Abstract

【課題】苗植付部の伝動機構を簡素化し、植付精度の高い苗植付作業をする苗移植機を具現する。
【解決手段】苗移植機には走行装置を駆動する走行用モータ20と苗植付部を駆動する植付用モータ38を設けている。走行用モータ20は定速で回転しながら走行装置を駆動し、また、植付用モータ38は苗植付部制御手段47により不等速で且つ走行用モータ20の回転速度に比例した速度で駆動制御され、苗植付装置の植付具は所定の植付軌跡に沿って不等速運動をしながら移動し、苗載せ台の苗取出口から苗を取り出し圃場に植え付けていく。
【選択図】 図4

Description

本発明は、苗移植機に関するもので、更に詳しくは、走行用原動機で走行装置を駆動し、植付用原動機で苗植付部を駆動する苗移植機に関するものである。
走行用車輪を駆動する走行用モータと、作業機駆動用PTO軸を駆動するPTO用モータとを有する電動式動力車両はは公知である(特許文献1)。
また、機体の走行速度に対して苗植付具の作動周期を変更して苗植付具の植付株間を変更する株間変速部と、苗植付具の作動周期にわたって機体の走行速度に対して苗植付具を不等速に作動させる不等速伝動部とを、原動機から苗植付具への伝動経路に互いに直列に設けたものは公知である(特許文献2)。
特開2002−356116号公報 特開2000−312514号公報
特許文献1の技術は、走行用車輪を駆動する走行用モータと、作業機駆動用PTO軸を駆動するPTO用モータと別個に設けているが、両モータの駆動系を合流してPTOモータで走行用モータのトルク不足を補充する構成である。従って、動力の合流時にPTOモータの回転速度が微妙に変動し、この技術を苗移植機にそのまま転用すると苗の植付精度が低下するという不具合が発生する。
また、特許文献2の技術は、単一の原動機で走行装置及び苗植付部の双方を駆動する形態であるので、苗植付部への動力伝動経路が長くなり苗移植機が大型化しコスト高になるという不具合がある。
そこで、この発明はこのような不具合を解消して、苗植付部の伝動機構を簡素化しながら精度の高い植付作業をする苗移植機を具現しようとするものである。
前記問題点を解決するために、この発明は次のような技術的手段を講じた。
請求項1の発明は、苗移植機には走行装置を駆動する走行用原動機と苗植付部を駆動する植付用原動機を設け、前記走行用原動機を定速回転するように構成し、前記植付用原動機を不等速でかつ走行用原動機の回転速度に比例した回転速度で回転するように制御する苗植付部回転制御手段を設けたことを特徴とする苗移植機とする。
前記構成によると、走行用原動機から動力が伝達されて走行装置が駆動され、植付用原動機から動力が伝達されて苗植付部が駆動される。また、前記走行用原動機は定速で回転し、苗植付部回転制御手段により制御された植付用原動機は走行用原動機の回転に比例した回転速度で且つ不等速に回転しながら苗植付部が駆動され、苗植付装置の植付具は所定の植付軌跡に沿って不等速運動をしながら移動し、苗載せ台の苗取出口から苗を取り出し圃場に植え付けていく。
請求項1の発明は、苗植付部の動力伝動機構を簡素化して苗植付部を安定的に作動することができ、また、走行用原動機で走行装置を別駆動することにより走行速度の安定が図られ精度の高い苗植付作業をすることができる。
(実施例1)
以下、図面に示すこの発明の実施例の形態について説明する。
図1は本発明による走行車両を備えた田植機の全体側面図、図2はその一部省略した平面図である。この田植機1は、走行車体2の後方に昇降リンク装置3を介して苗植付部4が昇降可能に設けられている。更に、走行車両2の後部上側に施肥装置5の本体部が設けられている。また、走行車両2の前部左右両側には、左右各2段づつの予備苗枠6,…が設けられている。
走行車両2は、走行推進体である左右一対の前輪7,7及び後輪8,8を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部に配設されたミッションケース10の左右両側面部から前輪アクスルケース11,11が側方に延設され、その先端部に変向可能に設けた前輪ファイナルケース12,12に前輪7,7が回転自在に支承されている。また、ミッションケース10の背面部には左右一対のメインフレーム13,13の前端部が固着され、このメインフレーム13,13の後端部から左右両側に延びるリヤーフレーム14の先端部に固定して設けた後輪ファイナルケース15,15に後輪8,8が回転自在に支承されている。
メインフレーム13,13の前後方向中間部上方に走行用モータ20及びバッテリ26が搭載され、この走行用モータ20を座席カバー21で覆い、座席カバー21の上方に座席22が設置されている。なお、機体には図示省略の燃料電池が設けられていて、燃料電池により水素吸収燃料及び改質器から取り出された水素と、コンプレッサから送られる酸素とから電気を生成し、バッテリ26に蓄電される構成である。
座席22の前方には各種操作機構の内蔵された操作フレーム23が配置されていて、操作フレーム23の上方に操向輪である前輪7,7を操作するステアリングハンドル24が設けられている。座席カバー21及び操作フレーム23の周囲には、人が移動したり作業をするためのステップ25が設けられている。
次に、走行車両2の動力伝動機構について説明する。走行用モータ20の出力軸27の回転動力がベルト式変速装置28とテンションプ−リの入切による主クラッチ機能付きのベルト伝動装置29を経由して、ミッションケース10のミッション入力軸30に伝達される。ミッション入力軸30に伝達された動力は、「路上走行速」「通常植付速」「超低速」「中立」の各シフト位置を有する副変速装置(図示省略)により変速され、前後進切替装置(図示省略)を経て差動装置(図示省略)に伝達され、差動装置(図示省略)から一部の動力が左右の前輪7,7に伝達され、また、差動装置(図示省略)から一部の動力がミッションケース10の背面部から取り出されて、後輪伝動軸31,31、後輪ファイナルケース15,15を経て後輪8,8に伝達される。
次に、図1及び図3に基づき苗植付部4について説明する。
苗植付部4は例えば4条植えで、苗を一株分づつ所定の苗取出口に供給する苗載せ台32と、苗取出口に供給された苗を圃場に植え付ける4組の苗植付装置33,…と、これら苗載せ台32と苗植付装置33,…を支持する植付フレーム34と、苗植え付けに先行して圃場表面を整地する中央フロート35,左・右フロート36,36とを備えている。
植付フレーム34は次のように構成されている。
苗載せ台32の下方中央部に位置するように植付中央ケース37を配置し、植付中央ケース37の上部には植付用モータ38を設けると共に伝動軸39を軸架し、植付用モータ38により伝動軸39を駆動するように構成している。植付中央ケース37の下端部に植付駆動軸41を左右両側に延出するように軸架し、植付中央ケース37の下端部に取り付けた左・右支持パイプ40,40により植付駆動軸39を被覆し、左・右支持パイプ40,40の両端部を左・右サイドフレーム42,42により支持している。
そして、左・右支持パイプ40,40の左・右サイドフレーム42,42の両側には苗植付装置33,…を夫れ夫れ設け、植付用モータ38から植付中央ケース37内のチエン伝動装置43、植付駆動軸41を経て苗植付装置33,…に動力が伝達されるように構成している。苗植付装置33,…は、植付駆動軸41と一体的に回転する回転ケース33aと、この回転ケース33aの側方に取り付けている一対の植付具33b,33bにより構成されている。
植付中央ケース37の上方に設けた苗載せ台伝動ケース44を植付フレーム34により左右方向に移動自在に支持し、植付中央ケース37の上端部に軸架した伝動軸39から横送り変速装置45を経てリードカム軸46に動力を伝達し、リードカム軸46により苗載せ台32を例えば3速に変速しながら横往復移動できるように構成している。
前記のように植付用モータ38により駆動される植付駆動軸39から苗植付装置30及び苗載せ台32駆動用のリードカム軸46に動力を伝達して苗植付部4を駆動するように構成したので、従来装置のように走行伝動経路から作業機用動力を取り出して苗植付部4に伝達するものに比較して、苗植付部4の伝動構成を簡素化し軽量で安価な苗植付部4を具現することができる。
制御部47の入力側には入力インターフェイスを介して走行伝動装置の副変速装置(図示省略)の変速状態を検出する変速レバーセンサ48、横送り変速装置45の変速設定をする株間調節ダイヤル49を接続し、また、制御部47の出力側には出力インターフェイスを介して走行用モータ20、植付用モータ38を接続している。
しかして、変速レバーセンサ48の検出情報及び株間調節ダイヤル49の変速設定情報が入力されると、所定の植付具回転モード計算システムが作動して走行速度及び株間設定情報に基づき計算し、植付用モータ38の不等速で且つ走行用モータ20の回転速度に比例した不等速回転モードが決定される。そして、この不等速回転モードに従って伝動軸39が不等速回転し、苗植付装置33,…の植付具33b,33bが所定の植付軌跡に沿って不等速運動をしながら移動し、苗載せ台33の苗取出口から苗を取り出し圃場に植え付けていく。なお、株間調節ダイヤル49の設定情報に基づいて植付用モータ38の不等速比を株間が広いほど大きくなるように任意に変更する構成とすれば、株間に応じてより適正な植付作動軌跡で精度良く植付できる。なお、図5は苗植付装置33,…の植付具33bが不等速運動をするための伝動軸39の不等速回転を示すグラフである。
従って、従来装置のように苗植付部4の伝動装置の動力伝動経路に植付具を不等速運動させる偏心ギヤを設ける必要もなく、また、走行伝動経路から苗植付部4への動力を設ける必要もなく、構成を簡素化し植付具33bの正確な不等速回転を具現し植付精度を高めることができる。
次に、図6〜図8に基づき前記ベルト式変速装置28の変速操作構成について説明する。
ベルト式変速装置28は、割プーリに構成されている駆動側のプーリ50及び従動側のプーリ52に伝動ベルト53が巻き掛けられていて、両プーリ50,52の有効径を変更することにより伝動比が変更される。変速レバー54は操縦用ハンドルの左側下方に設けられていて、左右方向及び前後方向に回動可能に構成されていて、変速レバー54を左右一側に回動操作すると、前後進切替アーム55を介して走行伝動経路中の前後進切替装置(図示省略)が前進側に切り替えられ、左右他側に回動操作すると後進側に切り替えられる。また、変速レバー54を前後方向に操作すると、連動ロッド56から電動アシスト機構Aを介してベルト式変速装置28の変速操作ロッド58が前後方向に移動調節され変速手段58a,58aを介してベルト式変速装置28のが変速操作される。
次に、電動アシスト機構Aについて説明する。機体に設けた支持軸59にセンサ取付体60を回動自在に軸支し、センサ取付体60には変速レバー54側の連結ロッド56の下部を連結すると共に、センサ取付体60には所定間隔を空けて前感知スイッチ62と後感知スイッチ63を取り付けている。センサ取付体60の回動側には連続した円弧状の凹凸60a,…を複数構成し、この凹凸60a,…に機体に軸支されているアーム64の先端に取り付けられていてバネ65により押圧されているローラ66が押圧係合されていて、このローラ66が各凹凸60a,…に嵌合すると、センサ取付体60の回動を係止固定できるようにして有段変速の感覚をもたすようにしている。
また、支持軸59にはカム体67、扇形ギヤ68及び変速操作アーム69を一体的に回動するように設け、このカム体67にはカム部67aを設けて、変速レバー54が中立位置Nにある時にはセンサ取付体60の前感知スイッチ62と後感知スイッチ63の間にカム部67aが位置するように構成し、この変速操作アーム69にベルト式変速装置28変速用の変速操作ロッド58を連結している。また、電動モータ70の駆動ギヤ71に噛み合う大径従動ギヤ72と一体的に回動する小径ギヤ73を扇形ギヤ68に噛み合わせ、電動モータ70の駆動ギヤ71が正逆転することにより、扇形ギヤ68が正逆転して変速操作アーム69を揺動させる構成である。従って、電動モータ70の駆動により変速操作アーム69を揺動させて、変速操作ロッド58を押し引きしベルト式変速装置28が変速される。
前記構成によると、変速レバー54が中立位置Nにあり、電動モータ70が作動していない状態では、カム部67aは前・後感知スイッチ62,63の間にあり、前・後感知スイッチ62,63はONしていない。そして、変速レバー54を中立位置Nから前進域Fの前側に向けて操作すると、カム部67aに後感知スイッチ63の検出部が乗り上げて後感知スイッチ63がONになる。すると、電動モータ70が正転して後感知スイッチ63がONにならない位置まで扇形ギヤ68が回転し、変速操作アーム69が揺動してベルト式変速装置28を中立位置から増速側に変速作動する。
従って、オペレータが変速レバー54を前進変速域Fの最高速度まで前側に向けて操作するにつれて電動モータ70も正転を続けてベルト式変速装置28を増速側に変速し前進最高速度となる。また、逆にオペレータが変速レバー54を前進変速域Fの最高速度位置から後側に向けて操作すると、カム体67のカム部67aに前感知スイッチ62の検出部が乗り上がり前感知スイッチ62がONになる。すると、電動モータ70は逆転して前感知スイッチ62がONにならない位置まで扇形ギヤ68が回転するため、変速操作アーム69が揺動してベルト式変速装置28を前進減速位置側に変速作動する。従って、オペレータが変速レバー54を前進域Fの最高速度位置から中立位置Nまで後側に向けて操作するにつれて電動モータ70も逆転を続けてベルト式変速装置28を中立位置Nまで減速側に変速する。
そして、オペレータが中立位置Nで変速レバー54を前進域Fから後進域Rに左右方向に操作すると、前後進切替装置(図示省略)が前進から後進に切り替わる。次いで、後進域Rの後進増速側(後側)に操作すると、カム部67aに前感知スイッチ62の検出部が乗り上げ前感知スイッチ62がONになる。すると、電動モータ70は逆転して前感知スイッチ62がONにならない位置まで扇形ギヤ68が回転し、変速操作アーム69が揺動してベルト式変速装置28を中立位置Nから増速側に変速作動する。従って、オペレータが変速レバー54を後進域Rの最高速度まで後側に向けて操作するにつれて電動モータ70も逆転を続けてベルト式変速装置28を最高速度まで増速側に変速し後進最高速度になる。
また、逆に、変速レバー54を後進域Rの最高速度(最後側位置)から前側に向けて操作すると、カム部67aに後感知スイッチ63の検出部が乗り上げ後感知スイッチ63がONになる。すると、電動モータ70は正転して後感知スイッチ63がONにならない位置まで扇形ギヤ68が回転し、変速操作アーム69が揺動してベルト式変速装置28を後進減速側に変速作動する。従って、オペレータが変速レバー54を後進域Rの最高速度(最後側位置)から中立位置Nまで前側に向けて操作するにつれて電動モータ70も正転を続けてベルト式変速装置28を中立位置まで減速する。
なお、前記ベルト式変速装置28の変速の際に、前・後感知スイッチ62,63がONして増速側あるいは減速側に作動するあたり、変速初期の所定時間は制御部からの指令で電動モータ70を減速で回転し、所定時間経過後に所定の通常高速回転数に復帰させるような制御をしてもよい。
このように制御することにより、変速初期にゆっくりと変速が開始されて走行開始を円滑にし走行フィーリングを良くし安全性を向上させることができる。なお、併せて、変速初期にはベルト伝動装置29のテンションプ−リをゆっくりと作動させて主クラッチを緩やかに接続し、ゆっくりと円滑に発進するようにすればよい。
次に、図1及び図9〜図11に基づき畦越えアーム74による走行制御について説明する。
乗用田植機の車体前側下部に左右方向の軸により畦越えアーム74の下端部を軸支し、畦越えアーム74を上後方に回動した収納姿勢から前側下方に回動した押下げ姿勢に変更可能に構成し、畦越えアーム74を前側下方に回動した状態で係止手段(図示省略)により係止可能に構成している。畦越えアーム74には操舵連動手段(図示省略)を介してステアリングハンドル24により作動される左・右前輪7,7操舵用のピットマンアーム(図示省略)に連係し、畦越えアーム74を前側下方に回動すると、ピットマンアーム(図示省略)を直進操舵状態に連動規制するように構成している。
また、畦越えアーム74には走行連動手段(図示省略)を介して前記ベルト式変速装置28を入/切する主クラッチ装置と連動連結し、畦越えアーム74を前側下方に回動すると、主クラッチ装置を入りにするように構成している。そして、畦越えアーム74の軸支部近傍の機体化部には畦越えスイッチ75(図1に図示)を設け、畦越えアーム74の上端部内側には速度設定ダイヤル76を設けている。
制御部47の入力側には入力インターフェイスを介して、畦越えスイッチ75、速度設定ダイヤル76、走行伝動経路中の副変速装置操作用の変速操作アーム69の前側への操作を検出する前感知スイッチ62、変速操作アーム69の後側への操作を検出する後感知スイッチ63、変速操作アーム69の操作角度を検出する変速操作アーム角度センサ77を夫れ夫れ接続し、また、制御部47の出力側には出力インターフェイスを介して変速操作アーム69作動用の電動モータ70を接続している。
次に、制御部47の制御内容を説明する。
本制御が開始されると、畦越えスイッチ75がONしているか否かの判定がなされ(ステップS1)、畦越えスイッチ75がONしている場合には、次いで、速度設定ダイヤル76の設定値と変速操作アーム角度センサ77の検出値とを比較する(ステップS2)。そして、変速操作アーム69の検出値角度が大きい場合には、電動モータ77を逆転して低速側に変速し(ステップS3)、また、速度設定ダイヤル76の設定値角度が大きい場合には、電動モータ77を正転して増速側に変速し(ステップS4)、また、速度設定ダイヤル76の設定値と変速操作アーム角度センサ77の検出値とが所定値の範囲内にある場合には(ステップS5)、電動モータ70を停止する制御をして、ベルト式変速装置28を所定の低速変速状態で機体を走行し、畦越えアーム74を操作しながら畦越え走行をする。
前記構成としたので、畦越えアーム74の操作時に該アーム74上面より下側に速度設定ダイヤル76が位置するため、オペレータが畦越えアーム74を操作中に速度設定ダイヤル76を誤操作するようなこともなく、設定した所定の低速で安全に畦越え走行をすることができる。
また、畦越えアームを図12及び図13に示すように構成してもよい。即ち、走行車両2の前部左右両側には左右各2段づつの予備苗枠6,…を設けた左右にわたる門型の予備苗載せフレーム78を設け、この予備苗載せフレーム78下端部を左右方向の軸78aで前進実施例と同様に支持し、予備苗載せフレーム78が畦越えアーム74を兼ねるように構成する。このように構成することにより、部品点数を少なくしながらコストの低減をし、スッキリしたデザインの苗移植機を具現することができる。
次に、図14に基づきセンターマスコット79の他の実施例について説明する。機体前側中央部にはセンターマスコット79を立設し、乗用田植機の運転者はセンターマスコット79を注視しながら機体の直進走行をする。このセンターマスコット79の上部には表示パネル80を設け、この表示パネル80に走行表示部80a、PTO表示部80b、苗・肥料表示部80c等を設けている。
そして、走行表示部80aには前後進の切替状態や変速状態を表示し、PTO表示部80bにはPTO軸の入/切状態や回転数を表示し、苗・肥料表示部80cには苗や肥料の残存状態を表示するものである。しかして、センターマスコット79を注視して機体の直進走行を図りながら田植機の各種運転状態も同時に把握することができ植付作業を能率的に行なうことができる。
また、図15に示すように、センターマスコット79には後側表示パネル81と前側表示パネル82設けている。この後側表示部81には前記実施例と同様に走行表示部81a、PTO表示部81b及び苗・肥料表示部81cを構成し、前表示パネル82には苗・肥料表示部82cだけを設け、苗・肥料表示部82cには点滅ランプ83を設けて、畔際で待機している補助作業者に苗や肥料の減少状態を知らせるように構成してもよい。
次に、図16に基づきベルト式変速装置28の他の実施例について説明する。
走行用モータ20の出力軸27の回転動力がベルト式変速装置28と主クラッチ機能付きのベルト伝動装置29を経由してミッションケース10のミッション入力軸30に伝達されるように構成している。出力軸27と一体的に回転する駆動プーリ84と中継軸85に回転自在に嵌合する従動プーリ86とに伝動ベルト87を巻き掛け、伝動ベルト87にテンションプーリ88により張力を付与している。この従動プーリ86は固定割プーリ86aと可動割プーリ86bにより構成されていて、中継軸85に軸方向に沿って移動自在に設けられている変速操作棒89により可動割プーリ86bを移動調整し、従動プーリ86の有効径を大小に変更し伝動比を変更する。
また、中継軸85の従動プーリ86の側方には第二駆動プーリ90を従動プーリ86と一体回転するように設け、ミッションケース10のミッション入力軸30に第二従動プーリ91を一体回転するように取り付け、第二駆動プーリ90及び第二従動プーリ91に第二伝動ベルト92を巻き掛け、第二伝動ベルト92にテンションプーリ93により張力を付与している。
そして、第二駆動プーリ90を第二固定割プーリ90aと第二可動割プーリ90bにより構成し、第二可動割プーリ90を中継軸85における可動割プーリ86bの側方に嵌合装着し、可動割プーリ86bと第二可動割プーリ90bとの間にバネ94を介装している。
しかして、変速操作棒89により可動割プーリ86bを軸方向に移動調整し従動プーリ86の有効径を大小に調節すると、第二可動割プーリ90bも第二伝動ベルト92の張力により有効径が従動プーリ86とは反対側に大小に調節され、変速された回転動力がミッション入力軸30に伝達される。伝動の際に第二駆動プーリ90の有効径はバネ94により押圧されて微調整されながら有効径が変化し、第二伝動ベルト92に伝動負荷がかかるとバネ94が圧縮されて第二駆動プーリ90の有効径が小さくなるように微調整されて減速し過負荷を軽減しながら動力の伝達をすることができる。
なお、前記バネ94を設けずに、従動プーリ86と第二駆動プーリ90との可動割プーリ86b、90bを、共に軸方向に移動調節して大きい変速比を得る状態と、一方のみを移動調節し他方を固定して小さい変速比で速度を微調整できる状態とに切替可能に構成し、オペレ−タにとって使い勝手のよい変速特性に切り替えできる構成とすることもできる。
全体の側面図。 一部を省略した要部の平面図。 要部の背面図。 制御ブロック図。 植付具駆動用の伝動軸の不等速回転を示すグラフ。 要部の切断平面図。 要部の斜視図。 要部の正面図。 全体の平面図。 制御ブロック図。 フローチャート。 要部の側面図。 要部の平面図。 要部の側面図。 要部の側面図。 要部の側面図、平面図、切断平面図。
符号の説明
2 走行車両
4 苗植付部
7 前輪(走行装置)
8 後輪(走行装置)
20 走行用原動機(走行用モータ)
38 植付用原動機(植付用モータ)
33 苗植付装置
33a 回転ケース
33b 植付具
47 苗植付部回転制御手段(制御部)

Claims (1)

  1. 苗移植機には走行装置を駆動する走行用原動機と苗植付部を駆動する植付用原動機を設け、前記走行用原動機を定速回転するように構成し、前記植付用原動機を不等速でかつ走行用原動機の回転速度に比例した回転速度で回転するように制御する苗植付部回転制御手段を設けたことを特徴とする苗移植機。
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