JP2005216466A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
書き込み動作においてフローティングゲート型トランジスタを有するメモリセルの閾値電圧分布範囲を狭い範囲に制御でき、多値記憶や高速読み出し動作が可能な不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】
書き込み対象のメモリセルに接続するワード線を選択して書き込み用のゲート電圧を印加するワード線電圧供給手段13と、書き込み対象のメモリセルに接続するビット線を選択して書き込み用のドレイン電圧を印加するビット線電圧供給手段14を備えてなり、ワード線電圧供給手段13は、同じメモリセルに対して1回目に印加するゲート電圧と異なるゲート電圧を2回目以降に印加可能に構成され、ワード線電圧供給手段13とビット線電圧供給手段14の少なくとも一方は、同じメモリセルに対して1回目に印加する電圧の印加時間を2回目に印加する印加時間より長く設定可能に構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、チャネル領域と制御ゲート間に絶縁膜を介して形成されたフローティングゲートを有するメモリセルを行方向及び列方向に夫々複数配列して構成されたメモリセルアレイを備えてなる電気的に消去及び書き込み可能な不揮発性半導体記憶装置に関し、特に、各メモリセルが3値以上のデータを記憶可能な多値不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイへの書き込み方法に関する。
従来、この種の不揮発性半導体記憶装置で最も一般的なフラッシュメモリとして、例えば、ETOX(EPROM Thin Oxide、Intel Corporationの登録商標)型フラッシュメモリがある。
図3は、ETOX型フラッシュメモリのメモリセルを構成するメモリセルトランジスタの模式的な断面図及びその等価回路である。図3に示すように、ソース45、ドレイン46間のチャネル領域41上に、トンネル酸化膜43を介して電荷蓄積領域となるフローティングゲート40が形成され、更に、層間絶縁膜44を介して、制御ゲート42が形成されている。
このETOX型のフラッシュメモリセルの動作原理について述べる。メモリセルへの書き込み時は、制御ゲートにVpp(例えば9V)を印加し、ソースを基準電圧Vss(例えば0V)、ドレインにVdp(例えば5V)の電圧を印加する。これにより、ソース、ドレイン間のチャネル領域では、多くの電流が流れ、ドレイン近傍の電界が高いチャンネルエリア部分で、多くのホットエレクトロンが発生し、フローティングゲートに電子が注入され、メモリセルの閾値電圧が上昇する。尚、書き込み対象でないメモリセルに対しては、ドレインに0Vを印加するか、或いは、ドレインをオープンまたはフローティング状態にする。
また、書き込みがなされたメモリセルの消去では、制御ゲートにVnn(例えば−9V)、ソースにVpe(例えば6V)を印加し、ドレインをオープンまたはフローティング状態にして、ソース近傍でフローティングゲートからトンネル酸化膜を介して電子を引き抜き、メモリセルの閾値電圧を低下させる。当該ソース消去方式では、ソースと半導体基板との間に、BTBT(Band To Band Tunneling)電流が流れる。このBTBT電流の発生と同時に発生するホットホールとホットエレクトロンの内の一部のホットホールがトンネル酸化膜側に引き付けられ、トンネル酸化膜内にトラップされる。このトンネル酸化膜内にホットホールがトラップされる現象が、メモリセルのデータ保持特性を劣化させることが知られている。このBTBT消去方法には、また、内蔵の高電圧チャージポンプ回路から比較的大きい消去電流を供給しなければならないという問題がある。そこで、これを改善した消去方法の一つとしてチャネル消去方式がある。このチャネル消去方式では、制御ゲートにVnn(例えば−9V)、基板にVpe(例えば5V)を印加し、ソースとドレインをオープンまたはフローティング状態にして、フローティングゲートからトンネル酸化膜を介してチャネル領域へ電子を引き抜き、ホットホールのトラッピング及び高消去電流の問題を回避して、閾値電圧を低下させる。
実際のフラッシュメモリでは、メモリセルは単体ではなく、図2に示すように、複数のメモリセルがアレイ状に配列されメモリセルアレイが構成されている。ワード線(WL0〜WLn)には複数(図2ではn+1個)のフラッシュメモリセルの制御ゲートが接続され、ビット線(BL0〜BLm)には複数(図2ではm+1個)のフラッシュメモリセルのドレインが接続される。図2の場合、メモリセルアレイは(n+1)×(m+1)個のフラッシュメモリセルから構成される。このように複数のメモリセルからなるメモリセルアレイでは、記憶データに対応する異なる閾値電圧を持つメモリセルが複数混在し得るため、これらの閾値電圧はメモリセルの個数分の分布を有することになる。
これらの従来の不揮発性メモリの閾値電圧状態を図15に示す。図15は上述のフラッシュメモリセルが複数配置されたメモリセルアレイに関して各メモリセルの閾値電圧の分布を示したものであり、横軸はメモリセルの閾値電圧、縦軸は横軸で示される閾値電圧を有するメモリセルアレイ内のメモリセルの個数を示している。通常、2値フラッシュメモリでは、メモリセルのフローティングゲートに電子が注入された状態がデータ書き込み状態で、その時のデータをData“0”とする。また、メモリセルのフローティングゲートから電子が引き抜かれた状態がデータ消去状態で、その時のデータをData“1”とする。データ書き込み動作によってメモリセルの閾値電圧が上昇し、図15に示すように、閾値電圧が所定の電圧値(例えば5V)以上になると、データ書き込み動作は終了する。データ消去動作によってメモリセルの閾値電圧が低下し、閾値電圧が所定の電圧値(例えば3V)以下になると、データ消去動作は終了する。フラッシュメモリセルの閾値電圧が、図15に示す2つの閾値電圧範囲の何れかに属することになれば、1つのフラッシュメモリセルによって2つの状態(記憶状態)を識別できることが分かる。
このようなメモリセルの記憶状態の読み出しは、ドレインにVdr(例えば1V)を印加し、制御ゲートにVgr(例えば5V)を印加する。例えば、閾値電圧がデータ消去状態で閾値電圧が低い場合、メモリセルに電流が流れ、データ“1”と判定される。一方、閾値電圧がプログラム状態で閾値が高い場合、メモリセルに電流が流れず、データ“0”と判定される。これらの判定は、メインメモリアレイの読み出し対象のメモリセルに流れる電流と、所定の基準電圧値に設定されたリファレンスセルに流れる電流とを検出し、これらの電流値を比較することで実行される。
ETOX型フラッシュメモリの書き込み動作シーケンスにおいて、所望の閾値電圧範囲内に閾値電圧が達したか否か、つまり正常に書き込みがなされたか否かを検証する読み出しステップとして、制御ゲートにVgv(例えば5V)ドレインにVdv(例えば1V)を印加してデータを読み出し、所定の基準電圧と比較する書き込みベリファイが行われる。
ETOX型フラッシュメモリにおいて、閾値電圧範囲を3領域以上設けることにより1つのメモリセルで1ビット(2値)より大きい多値記憶を実現することができる。図4に、4値フラッシュメモリにおけるメモリセルの閾値電圧分布の一例を模式的に示す。図4に示すように、閾値電圧分布が4領域に区画されて設定され、閾値電圧の低い状態から、2ビットの記憶状態“11”、“10”、“01”、“00”を順番に割り当てる。データ“11”がデータ消去状態で、他のデータ“10”、“01”、“00”はデータ書き込み状態である。
この場合、データ“10”、“01”の2つの記憶状態に関しては、両側に他の記憶状態があるため、閾値電圧分布範囲を狭くする必要がある。例えば、データ“10”、“01”、“00”の書き込み動作を、対応する閾値電圧が4V,5V,6Vを夫々超えるように行うとすると、データ“10”、“01”の各閾値電圧分布範囲は、夫々、4V〜4.35V、5V〜5.35Vの範囲に収める必要がある。ここで、閾値電圧分布範囲を狭くすることで、隣接する閾値電圧分布範囲との間の電圧差が広がり、読み出し動作の動作マージンが広がり、且つ、高速動作が可能となる。従って、読み出し動作の安定した高速化を図る場合は、閾値電圧分布範囲はできる限り狭い範囲に調整する必要がある。
多値フラッシュメモリの書き込み方法については、下記の非特許文献1、または、特許文献1に開示されている方法が一般的である。
図16に、データ“10”または“01”を書き込む場合の当該従来の書き込み方法の処理手順を示す。書き込み動作が開始すると、データ“10”の場合、ゲート電圧Vgを初期値Vg1(例えば5V)に設定し、ワード線電圧供給回路からゲート電圧Vgを出力し、ワード線を介してメモリセルの制御ゲートにゲート電圧Vgを印加する。また、ビット線には電圧Vdp(例えば5V)が供給され、メモリセルのドレインに電圧Vdpの書き込みパルスが印加される。次にベリファイを行い、メモリセルの閾値電圧が4V以上と判定されたなら、当該メモリセルには書き込みパルスを印加しないようにする。具体的には、同じワード線上の他のメモリセルへ書き込みパルスを印加中に、該当するメモリセルのドレインに接続するビット線をフローティング状態にするか、或いは、0Vを印加する。一方、メモリセルの閾値電圧が4V以上でないと判定された場合は、当該メモリセルには、再度書き込みパルスを印加する。この再書き込み時には、当該メモリセルの制御ゲートに印加されるゲート電圧Vgを、1回目の書き込み時のゲート電圧Vgより電圧ステップΔVg(例えば0.3V)だけ高くして、Vg+ΔVg(=5.3V)を新たなゲート電圧Vgとして設定し、ワード線電圧供給回路からそのゲート電圧Vg(=5.3V)を、ワード線を介してメモリセルの制御ゲートに印加する。ビット線には1回目と同じ電圧Vdp(例えば5V)を供給して、メモリセルのドレインに電圧Vdp(例えば5V)の書き込みパルスを印加する。これにより、メモリセルの閾値電圧は上昇する。再度ベリファイが行われ、メモリセルの閾値電圧が4V以上と判定されたなら、当該メモリセルには書き込みパルスを印加しないようにする。一方、メモリセルの閾値電圧が4V以上でないと判定された場合は、当該メモリセルの制御ゲートに印加されるゲート電圧Vgを、更に電圧ステップΔVg(例えば0.3V)だけ高くして、Vg+ΔVg(=5.6V)として設定し、ワード線電圧供給回路からそのゲート電圧Vg(=5.6V)を、ワード線を介してメモリセルの制御ゲートに印加する。この再書き込みは、同じワード線上の書き込み対象のメモリセルが全て閾値電圧4V以上となるまで、繰り返される。この場合の、ゲート電圧Vgの変化を図17に、そして、閾値電圧分布範囲の変化を図18に示す。1回の再書き込みでの閾値電圧の変化が最大でΔVtとした場合、再書き込みの対象となるメモリセルの閾値電圧は4V以下であるので、図18に示すように、再書き込みを繰り返すことにより、閾値電圧分布範囲の上限を4V+ΔVtに維持した状態で、閾値電圧分布範囲の下限を徐々に上昇させることで、閾値電圧分布範囲を最終的にΔVtの電圧範囲に収めることができる。ここで、一般的に、1回の再書き込みでの閾値電圧の変化ΔVtは、再書き込み時に用いる電圧ステップΔVgに略等しいと考えられている。よって、この特性を利用して、電圧ステップΔVgを調整することで、閾値電圧分布範囲の一定範囲内に収めるようにしている。例えば、閾値電圧分布幅を0.35Vとする場合には、電圧ステップΔVgとして0.3Vを用いる。
ところで、上述のように、読み出し動作の高速化を図る(例えば、アクセスタイムが80ns以下等のフラッシュメモリを実現する)ためには、書き込み動作においてメモリセルの閾値電圧の分布範囲をできる限り狭い範囲内に制御する必要がある。また、更に低コスト化を狙った8値フラッシュメモリでは、図19に示す閾値電圧分布のように、メモリセルの閾値電圧分布範囲をより狭い範囲内に制御する必要がある。この場合、従来の書き込み方法を採用すれば、閾値電圧分布範囲を最終的にΔVtの電圧範囲に収める場合、ΔVtが、再書き込み時に用いるゲート電圧Vgの上昇分ΔVgに略等しいと考えられていることから、電圧ステップΔVgを小さくして、閾値電圧分布範囲をより狭い範囲内に制御できると考えられる。しかし、本願の発明者等は、従来の書き込み方法を用いて、単純に電圧ステップΔVgを小さくした場合、以下の問題が生じることを新たに知見し、本発明に至った。
書き込みパルスの印加毎にゲート電圧Vgを電圧ステップΔVgずつ上昇させた場合における、4値フラッシュメモリセルの記憶状態“10”の閾値電圧分布の変化を、図20に示す。図20では、閾値電圧分布の上限値Vtmaxと下限値Vtminの変化を示しており、該例では約1000mVの範囲を有している。図20では、ベリファイにより閾値電圧が4V以上となったメモリセルを除外せずに継続して再書き込みを行っているので、上限値Vtmaxと下限値Vtminが平行して上昇している。ここで、1回目の書き込みパルス印加時のゲート電圧Vgは5Vで、再書き込み時に用いるゲート電圧Vgの上昇分ΔVgは0.05Vである。図20に示すように、1回目の書き込みパルス印加後で、Vtmaxが4V、Vtminが3Vとなり、2回目の書き込みパルス印加後で、Vtmaxが4.2V、Vtminが3.2Vとなり、3回目の書き込みパルス印加後で、Vtmaxが4.35V、Vtminが3.35Vとなっている。即ち、1回目と2回目の書き込み時の閾値電圧の変化ΔVtが0.2V、2回目と3回目の書き込み時の閾値電圧の変化ΔVtが0.15Vとなっており、電圧ステップΔVgの0.05Vと比較すると閾値電圧の変化が大きいことが分かる。つまり、ゲート電圧Vgの上昇分ΔVgを小さくしても、ΔVg分の減少に追従して閾値電圧の変化ΔVtは小さくならない。図20に示すように、書き込みパルス印加後もΔVtはΔVgより大きく、その結果、従来の書き込み方法によれば、所望の閾値電圧範囲を超えた過書き込みが発生し得る。
次に、電圧ステップΔVgが0.05V、0.1V、0.15V、0.2V、0.3Vについて、各書き込みパルス間の閾値電圧変化ΔVtと電圧ステップΔVgの誤差(ΔVt−ΔVg)を、図21に示す。ここで、誤差(ΔVt−ΔVg)は過書き込みの程度を表している。図21において、縦軸は誤差(ΔVt−ΔVg)で、横軸は誤差(ΔVt−ΔVg)が測定される2つの連続する書き込みパルスの書き込み回数を示している。図21に示すように、2回目の書き込みパルス印加後に、電圧ステップΔVgが0.05Vで0.15Vの過書き込みが、電圧ステップΔVgが0.1Vで0.12Vの過書き込みが、発生しており、その程度が、電圧ステップΔVgが小さい程大きいことが分かる。また、過書き込みは、書き込み回数が進むにつれて緩和されることも分かる。
特開平11−124879号公報 Giovanni Campardo,et al."40−mm2 3−V−Only 50−MHz 64−Mb 2−b/Cell CHE NOR Flash Memory" IEEE Journal Of Solid‐State Circuits, Vol. 35, No.11,November 2000
本発明は、上記問題点に鑑み、図20または図21に表れている顕著な特性に着目してなされたもので、書き込み動作においてメモリセルの閾値電圧分布範囲を狭い範囲内に制御でき、多値記憶や高速読み出し動作が可能な、不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、基本的構成として、チャネル領域と制御ゲート間に絶縁膜を介してフローティングゲートの形成されたトランジスタを有するメモリセルを行方向及び列方向に夫々複数配列し、同一行の前記メモリセルの前記制御ゲートを相互に接続して共通のワード線とし、同一列の前記メモリセルのドレインを相互に接続して共通のビット線として構成されたメモリセルアレイと、書き込み対象の前記メモリセルに接続する前記ワード線を選択して書き込み用のゲート電圧を印加するワード線電圧供給手段と、書き込み対象の前記メモリセルに接続する前記ビット線を選択して書き込み用のドレイン電圧を印加するビット線電圧供給手段と、を備えている。
更に、上記目的を達成するために、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、前記ワード線電圧供給手段が、同じ前記メモリセルに対して1回目に印加する前記ゲート電圧と異なるゲート電圧を2回目以降に印加可能に構成され、前記ワード線電圧供給手段と前記ビット線電圧供給手段の少なくとも一方が、同じ前記メモリセルに対して1回目に印加する電圧の印加時間を2回目に印加する印加時間より長く設定可能に構成されている。
かかる構成によって、図20及び図21に顕著に現れている1回目と2回目の間の過書き込みを抑制することができる。図20及び図21に示すように、書き込み回数が進むにつれて、過書き込み状況が緩和されることと、ゲート電圧を上昇させずに再書き込みした場合は、メモリセルの閾値電圧の上昇が抑制されることを、1回目の電圧印加時間を長くすることで実現して、1回目と2回目の間の過書き込みを抑制している。また、この場合、1回目の印加時間が長いので、2回目以降の書き込みが実質的に後の書き込み回数にずれ込んだ形となっているため、2回目以降の閾値電圧の上昇が抑制されることが期待される。この結果、メモリセルの閾値電圧分布の範囲を狭い範囲内に制御でき、多値の不揮発性半導体記憶装置や高速読み出し動作が可能な不揮発性半導体記憶装置が容易に実現可能となる。
上記目的を達成するために、本発明の不揮発性半導体記憶装置の上記構成に対して、更に、前記ワード線電圧供給手段と前記ビット線電圧供給手段の少なくとも一方が、同じ前記メモリセルに対して2回目から3回目以降の所定回目までに印加する電圧の印加時間が、徐々に段階的に長くなるように設定されていることが好ましい。更に、1回目の前記印加時間と前記所定回目以降の前記印加時間が等しく設定されているのが好ましい。
この場合、1回目の書き込み動作の電圧印加時間を長くする代わりに、2回目の電圧印加時間を1回目に対して短くすることで、過書き込みを抑制する。2回目以降は、図20及び図21より、過書き込みの程度が緩和するので、電圧印加時間を徐々に長くして、過書き込みの抑制効果が損なわずに、より早期に書き込み動作を終了させることが可能となる。
上記目的を達成するために、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、上記基本的構成に加えて、前記ワード線電圧供給手段が、同じ前記メモリセルに対して1回目に印加する前記ゲート電圧と異なるゲート電圧を2回目以降に印加可能に構成され、且つ、3回目以降の前記ゲート電圧は、印加回数に応じて徐々に段階的に高くして供給する。
かかる構成によって、図20及び図21に顕著に現れている1回目と2回目の間の過書き込みを抑制することができる。つまり、2回目に印加するゲート電圧を抑制して、その抑制した分を3回目以降のゲート電圧に配分することができ、早い回数に顕著に現れる過書き込みを抑制することができる。この結果、メモリセルの閾値電圧分布の範囲を狭い範囲内に制御でき、多値の不揮発性半導体記憶装置や高速読み出し動作が可能な不揮発性半導体記憶装置が容易に実現可能となる。
上記目的を達成するために、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、上記基本的構成に加えて、書き込み対象の前記メモリセルの書き込み状態を検証する書き込み検証手段を備え、前記ワード線電圧供給手段が、同じ前記メモリセルに対して1回目に印加する前記ゲート電圧と異なるゲート電圧を2回目以降に印加可能に構成され、且つ、2回目以降の前記ゲート電圧が、印加回数に応じて徐々に段階的に高くして供給し、前記書き込み検証手段は、1回目から所定回数目までの前記ゲート電圧の印加後は、書き込み状態の検証を行わないように設定されている。
かかる構成によって、図20及び図21に顕著に現れている1回目と2回目の間の過書き込みを抑制することができる。例えば、従来の書き込み方法で1回目に印加するゲート電圧を所定回数目で印加するとして、1回目から所定回数目までのゲート電圧を、印加回数に応じて徐々に段階的に高くした場合、ゲート電圧自体が低く設定されることから、所定回数目まではベリファイを行わずとも、過書き込みに対する許容度が増加し、早い回数に顕著に現れる過書き込みを抑制することができる。この結果、メモリセルの閾値電圧分布の範囲を狭い範囲内に制御でき、多値の不揮発性半導体記憶装置や高速読み出し動作が可能な不揮発性半導体記憶装置が容易に実現可能となる。
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の好ましい一実施の形態につき、図面に基づいて説明する。図1は、本発明の記憶装置10の機能的な概略構成を示すブロック構成図である。尚、図1では、複数のアドレス入力信号(図中ADD)、複数のデータ入力信号(図中DI)、複数の制御信号(図中CTRL)等の入力回路、複数のデータ出力信号(図中DO)等の出力回路、及び、アドレス入力信号のデコーダ回路等の周辺回路の詳細は、公知のフラッシュメモリ等の不揮発性半導体記憶装置と同様であるため、その記載を省略してある。図1は、専ら、記憶装置10のメモリアレイ11の書き込み動作に関係する回路部分を中心に記載してある。
図1に示すように、本発明の記憶装置10は、メモリアレイ11、リファレンスメモリアレイ12、メモリアレイ11とリファレンスメモリアレイ12のワード線にワード線電圧を供給するワード線電圧供給回路13、メモリアレイ11とリファレンスメモリアレイ12のビット線にビット線電圧を供給するビット線電圧供給回路14、メモリアレイ11の選択されたビット線から読み出された読み出し電圧と、リファレンスメモリアレイ12の選択されたビット線から読み出された参照電圧と、を比較してメモリアレイ11の選択された複数のメモリセルの書き込み状態を検証する複数のセンスアンプで構成されるセンスアンプ・アレイ15、書き込み工程中に、ワード線電圧として供給される書き込みゲート電圧とビット線電圧として供給される書き込みドレイン電圧を発生する書き込み電圧発生回路16、ベリファイ工程中に、ワード線電圧として供給されるベリファイゲート電圧とビット線電圧として供給されるベリファイドレイン電圧を発生する読み出し電圧発生回路17、及び、上記各回路13〜17の動作を制御する制御回路18を備えて構成される。
メモリアレイ11は、図2に示すように、メモリセル100を行方向及び列方向に夫々複数配列し、同一行のメモリセル100の制御ゲートを複数個相互に接続して共通のワード線WL0〜WLnとし、同一列のメモリセル100のドレインを複数個相互に接続して共通のビット線BL0〜BLmとし、各メモリセル100のソースは相互に接続して共通ソース線SLとして構成される。ユーザのデータはメモリアレイ11に記憶される。メモリセル100は、図3に示すように、従来のETOX型フラッシュメモリ等のフローティングゲート型のフラッシュメモリセルと同様のトランジスタ構造であり、チャネル領域41と制御ゲート42間に絶縁膜43,44を介してフローティングゲート40の形成されたトランジスタで構成され、フローティングゲート40の電荷量に応じて決定されるトランジスタの閾値電圧のレベルに応じて2以上の書き込み状態を含む3以上の記憶状態を取り得る。
リファレンスメモリアレイ12も、メモリアレイ11と同様に、図2に示すようなアレイ状にフラッシュメモリセル100を配列して構成される。書き込み動作のベリファイ及び通常のアレイ読み出し動作において、センスアンプに対して参照電圧を供給する。メモリアレイ11と共通のワード線を使用することで、読み出しマージンの劣化を防いでいる。ここで、リファレンスメモリアレイ12の各列のメモリセル100には、アレイ読み出し用、書き込みベリファイ用、消去ベリファイ用に特化して、予め所定の閾値電圧に設定(プログラム)されている。
ワード線電圧供給回路13は、制御回路18の制御によって、書き込み工程では、書き込み電圧発生回路16が発生する書き込みゲート電圧を、後述する書き込み手順に従って選択し、アドレス入力信号で選択されたワード線に供給し、ベリファイ工程では、読み出し電圧発生回路17が発生するベリファイゲート電圧を同じ選択ワード線に供給する。ビット線電圧供給回路14は、制御回路18の制御によって、書き込み工程では、書き込み電圧発生回路16が発生する書き込みドレイン電圧を、アドレス入力信号で選択されたビット線に所定のパルス幅の電圧パルスとして供給し、ベリファイ工程では、読み出し電圧発生回路17が発生するベリファイドレイン電圧を同じ選択ビット線に供給する。一連の書き込み工程で同じワード線に複数回に亘って書き込みゲート電圧を印加する場合に、制御回路18の制御によって、2回目以降の所定回数目の印加時のゲート電圧を1回目と同じ電圧とすることも異なる電圧とすることも可能に構成されている。
ベリファイ工程で、読み出し電圧発生回路17が発生するベリファイゲート電圧とベリファイドレイン電圧が、夫々ワード線電圧供給回路13とビット線電圧供給回路14によって、メモリアレイ11とリファレンスメモリアレイ12の選択されたメモリセルに印加され、メモリアレイ11の読み出し電圧とリファレンスメモリアレイ12の読み出し電圧(参照電圧)がセンスアンプ・アレイ15の各センスアンプに夫々接続され、各センスアンプの出力が、制御回路18に出力され、制御回路18で、ベリファイの判定(次の書き込みがなされたか否かの判定)が行われる、判定結果は、本発明方法の書き込みシーケンスの制御に用いられる。尚、詳細については後述する。一方、通常の読み出し時には、各センスアンプの出力は、出力バッファ回路(図1では、制御回路18に含まれている。)に接続され、データ出力として外部の出力端子に出力する。
制御回路18は、外部からの書き込み信号(制御信号入力、または、データ入力信号によるコマンド入力による書き込み指示)を受け、本発明の書き込みシーケンスの制御と、ワード線電圧及びビット線電圧の設定及び印加時間の調整等を行う。また、書き込むデータ、または、ベリファイ結果を基に、書き込みパルス(ビット線電圧)を印加するメモリセルの選択も行う。
本発明は、メモリセルアレイへのデータ書き込み、特に、多値データの書き込みに関するものであり、制御回路18で制御される。以下、説明の簡単のため、多値レベルが4値の場合を想定して説明する。図4に示すように、メモリセルの記憶状態を、閾値電圧範囲の低い状態から順に4値(2ビット)の記憶状態“11”(例えば1.0V以上3.0V以下の閾値電圧範囲)、“10”(例えば4.0V以上4.35V以下の閾値電圧範囲)、“01”(例えば5.0V以上5.35V以下の閾値電圧範囲)、“00”(例えば6.0V以上の閾値電圧範囲)と対応付けるものとする。
以下、図5及び図6を参照して、本発明の第1の実施例による、メモリセルアレイへの書き込み動作を説明する。メモリセルの閾値電圧が、記憶状態“10”に対応する閾値電圧範囲になるよう書き込みを行う場合を考える。ここで、メモリセルの初期状態の閾値電

圧は、“11”に対応するものとする。図5に、書き込み動作において、各メモリセルの制御ゲートに印加するゲート電圧、つまり、ワード線電圧の波形を示す。尚、各メモリセルのドレインに印加するドレイン電圧、つまり、ビット線電圧は一定値Vdp(例えば5V)で、各メモリセルのソース(共通ソース線)は、書き込み及びベリファイ工程中は何れも接地されている。各電圧の初期状態として、例えば、ワード線電圧0V、ビット線電圧0V、ソース電圧0V(ソース電圧は書き込み期間中0Vに固定)であるとする。
図5に示すように、1回目の書き込みパルス幅は、2回目以降の通常のパルス幅Tpfより長いパルス幅Tp1を用いる。ゲート電圧Vgは1回目の書き込みパルスでは、Vg1が設定され、2回目以降、電圧ステップΔVgずつ段階的に高くなるように設定される。尚、ゲート電圧Vgの設定値は、チップ毎にウェハテスト時にメモリアレイ11内のメモリセルの特性を検査し、最適値が調査され用いられる。例えば、データ“10”の書き込みに対して、ゲート電圧Vgは5.0VのVg1からスタートする。ここで、通常のパルス幅Tpfとして200ns〜1μsを想定した場合、ゲート電圧Vgの電圧ステップΔVgに0.1Vを用いる場合は、1回目の書き込みパルス幅Tp1はTpfの4倍のパルス幅800ns〜4μsを用いる。電圧ステップΔVgが低くなれば、過書き込みがより顕著になるため、1回目の書き込みパルス幅Tp1は、より長く設定する必要がある。例えば、電圧ステップΔVgが0.05Vでは、1回目の書き込みパルス幅Tp1はTpfの8倍のパルス幅1.6μs〜8μsを用いる。
電圧ステップΔVgが0.1Vの場合における、各回の書き込みパルス印加後の閾値電圧分布を図7に示す。図7に示すように、1回目から2回目のパルス印加で、閾値電圧のシフト量は、約0.12Vで、従来の書き込み方法では0.22V程度となるのに比べて、0.1V程度改善され、過書き込みがかなり緩和されていることが分かる。尚、図7は、相当数のメモリセルを対象として想定される結果を模式的に示すもので、実際の書き込み動作では、1度に書き込みパルスが印加されるメモリセル数は限られているため、図7のような分布形状にはならないが、当該分布形状内に収まることを意味するものである。
第1の実施例における書き込みシーケンスのフローチャートを図6に示す。書き込みデータの読み込み、及び、書き込み対象メモリセルの現在(書き込み前)の記憶状態の読み出しが実行された結果、データ“10”の書き込み動作が開始すると、制御回路18内のカウンタにおいて、1回目の書き込みパルスを印加する準備として、印加回数をカウントする変数nを0にセットする(#101)。n=0時に、1回目の書き込みパルスのゲート電圧VgをVg1、例えば5.0Vに設定し(#102)、パルス幅TpをTp1に設定する(#103,#104)。Tp1は、上述のように、電圧ステップΔVgに応じて予め設定されている。この設定条件で、ゲート電圧Vg及びドレイン電圧Vdpからなる書き込みパルスが印加されると(#106)、書き込みパルスが印加されたメモリセルの書き込み状態を検証するベリファイ工程が実行される(#107)。ベリファイ工程では、データ“10”に対応するリファレンスセルがリファレンスメモリアレイ12から選択され、リファレンスセルの閾値電圧との比較により、書き込みパルスの印加されたメモリセルの閾値電圧が4V以上になっているか否かの判定が行われる。書き込み対象の全てのメモリセルの閾値電圧が4V以上である場合は、その書き込みデータに対する書き込み動作が終了する。一方、1つのメモリセルでも、閾値電圧が4V未満の場合は、閾値電圧が4V未満のメモリセルだけを選択して(#108)、2回目以降の書き込みパルスの印加が実行される(#110)。閾値電圧が4V以上のメモリセルに対しては、次回の書き込みパルス印加時に、対応するビット線がフローティング状態となって、ドレイン電圧Vdpが印加されないように設定する(#108、#109)。そして、制御回路18内のカウンタにおいて、次(2回目)の書き込みパルスを印加する準備として、変数nを1だけインクリメントして、1にセットする(#111)。次に、ステップ#102に戻って、2回目の書き込みパルスのゲート電圧Vgを、ΔVg(例えば0.1V)だけ高くして5.1Vに設定し(#102)、パルス幅TpをTpfに設定し(#103,#105)、この設定条件で、ゲート電圧Vg及びドレイン電圧Vdpからなる2回目の書き込みパルスが印加される(#106)。次に、1回目と同様に、2回目の書き込みパルスが印加されたメモリセルの書き込み状態を検証するベリファイ工程が実行され(#107)、書き込み対象の全てのメモリセルの閾値電圧が4V以上となるまで、上記書き込みシーケンスが繰り返される。
上記第1の実施例では、図5において、書き込みパルスのパルス幅は、ゲート電圧Vgのパルス幅として規定したが、ドレイン電圧のパルス幅がゲート電圧Vgのパルス幅より短い場合は、書き込みパルスのパルス幅はドレイン電圧のパルス幅で規定される。結局、書き込みパルスの印加は、ゲート電圧Vgとドレイン電圧Vdpの両方がメモリセルに印加されている状態であるので、両電圧が同時に印加されている期間が書き込みパルスのパルス幅と規定される。
上記第1の実施例の書き込み動作を、データ“01”の書き込み時に適用する場合は、1回目の書き込みパルス印加時のゲート電圧Vgとして、Vg1(5.0V)ではなく、Vg2(例えば6.0V)を用いる。この場合も、データ“10”の場合と同様に閾値電圧分布は0.12Vの範囲内、つまり、5V〜5.12Vの範囲内に分布することになる。尚、データ“00”の書き込み時に適用する場合は、データ“10”及び“01”の場合と異なり、過書き込みの問題は致命的ではなくなるので、必ずしも図6に示す書き込みシーケンスを用いず、1回目のパルス幅を2回目以降のパルス幅と同じにしても構わない。
更に、上記書き込み動作を、例えば8値フラッシュメモリに適用する場合は、7通りの書き込み状態に対応する1回目に印加する各ゲート電圧Vgを調整することで、所定の閾値電圧範囲に調整することが可能となる。
以下、図8及び図9を参照して、本発明の第2の実施例による、メモリセルアレイへの書き込み動作を説明する。第1の実施例では、1回目に印加される書き込みパルスのパルス幅が、2回目以降の通常のパルス幅の4倍(ΔVg=0.1Vの場合)或いは8倍(ΔVg=0.05Vの場合)と長く、また、書き込み対象の全てのメモリセルに対して、1回目の書き込みパルスは必ず印加されるため、結果的に全てのメモリセルが書き込まれるまでの書き込み時間が長くなる。本第2の実施例では、この書き込み時間の問題点の解消を図る。第1の実施例と同様に、メモリセルの閾値電圧が、記憶状態“10”に対応する閾値電圧範囲になるよう書き込みを行う場合を考える。
図8に、書き込み動作において、各メモリセルの制御ゲートに印加するゲート電圧、つまり、ワード線電圧の波形を示す。尚、各メモリセルのドレインに印加するドレイン電圧、つまり、ビット線電圧は、書き込み工程中は一定値Vdp(例えば5V)で、各メモリセルのソース(共通ソース線)は、書き込み及びベリファイ工程中は何れも接地されている。各電圧の初期状態として、例えば、ワード線電圧0V、ビット線電圧0V、ソース電圧0Vであるとする。
図8に示すように、1回目の書き込みパルス幅は、通常のパルス幅Tpf、例えば、1μsを用いる。ゲート電圧Vgは1回目の書き込みパルスでは、Vg1、例えば5.4V、が設定され、2回目以降、電圧ステップΔVgずつ段階的に高くなるように設定される。また、2回目の書き込みパルス幅は、1回目の書き込みパルス幅Tpfより短い、例えば、電圧ステップΔVgとして0.1Vを用いる場合は約400nsのパルス幅を用いる。3回目以降は、書き込みパルス幅を徐々に段階的に通常のパルス幅Tpfに戻していく。例えば、3回目の書き込みパルス幅は500ns、4回目の書き込みパルス幅は700ns、5回目以降の書き込みパルス幅は1μsとし、5回目で通常のパルス幅Tpfに戻す。電圧ステップΔVgが低くなれば、過書き込みがより顕著になるため、2回目の書き込みパルス幅を更に短くして、且つ、パルス幅を通常の書き込みパルス幅Tpfに戻すまでの書き込み回数を増やす必要がある。例えば、電圧ステップΔVgが0.05Vでは、2回目から7回目までのパルス幅は、通常の書き込みパルス幅Tpfより短くして、3回目以降は、書き込みパルス幅を徐々に段階的に長くして、8回目で通常のパルス幅Tpfに戻す。
電圧ステップΔVgが0.1Vの場合における、各回の書き込みパルス印加後の閾値電圧分布は、第1の実施例と同様に、図7に示すようになる。図7に示すように、1回目から2回目のパルス印加で、閾値電圧のシフト量は、約0.12Vで、従来の書き込み方法では0.22V程度となるのに比べて、0.1V程度改善され、2回目以降のシフト量も0.1Vであり、過書き込みが緩和される。
図9に、第2の実施例における電圧ステップΔVgが0.1Vの場合の書き込みシーケンスのフローチャートを示す。データ“10”の書き込み動作が開始すると、制御回路18内のカウンタにおいて、1回目の書き込みパルスを印加する準備として、印加回数をカウントする変数nを0にセットする(#201)。n=0時に、1回目の書き込みパルスのゲート電圧VgをVg1、例えば5.4Vに設定し(#202)、パルス幅Tpを通常のパルス幅Tpfに設定する(#203,#204)。パルス幅Tpfは、電圧ステップΔVgが0.1Vの場合、例えば1μsを用いる。この設定条件で、ゲート電圧Vg及びドレイン電圧Vdpからなる書き込みパルスが印加されると(#205)、書き込みパルスが印加されたメモリセルの書き込み状態を検証するベリファイ工程が実行される(#206)。ベリファイ工程では、第1の実施例と同様の要領で、書き込みパルスの印加されたメモリセルの閾値電圧が4V以上になっているか否かの判定が行われる。書き込み対象の全てのメモリセルの閾値電圧が4V以上である場合は、その書き込みデータに対する書き込み動作が終了する。一方、1つのメモリセルでも、閾値電圧が4V未満の場合は、閾値電圧が4V未満のメモリセルだけを選択して(#207)、2回目以降の書き込みパルスの印加が実行される。(#209)閾値電圧が4V以上のメモリセルに対しては、次回の書き込みパルス印加時に、対応するビット線がフローティング状態となって、ドレイン電圧Vdpが印加されないように設定する(#207、#208)。そして、制御回路18内のカウンタにおいて、次(2回目)の書き込みパルスを印加する準備として、変数nを1だけインクリメントして、1にセットする(#210)。次に、ステップ#202に戻って、2回目の書き込みパルスのゲート電圧Vgを、ΔVg(例えば0.1V)だけ高くして5.5Vに設定し(#202)、パルス幅TpをTp2、例えば400ns、に設定し(#203,#211、#212)、この設定条件で、ゲート電圧Vg及びドレイン電圧Vdpからなる2回目の書き込みパルスが印加される(#205)。次に、1回目と同様に、2回目の書き込みパルスが印加されたメモリセルの書き込み状態を検証するベリファイ工程が実行され(#206)、書き込み対象の全てのメモリセルの閾値電圧が4V以上となるまで、上記書き込みシーケンスが繰り返される。但し、3回目の書き込みパルス印加では、パルス幅TpをTp3、例えば500ns、に設定し(#203,#213、#214)、4回目の書き込みパルス印加では、パルス幅TpをTp4、例えば700ns、に設定し(#203,#215、#216)、5回目以降の書き込みパルス印加では、パルス幅Tpを通常のパルス幅Tpf、例えば1μs、に設定する(#203,#217)。
上記第2の実施例の書き込み動作を、データ“01”の書き込み時に適用する場合は、1回目の書き込みパルス印加時のゲート電圧Vgとして、Vg1(5.4V)ではなく、Vg2(例えば6.4V)を用いる。この場合も、データ“10”の場合と同様に閾値電圧分布は0.12Vの範囲内、つまり、5V〜5.12Vの範囲内に分布することになる。尚、データ“00”の書き込み時に適用する場合は、データ“10”及び“01”の場合と異なり、過書き込みの問題は致命的ではなくなるので、必ずしも図9に示す書き込みシーケンスを用いず、2回目以降のパルス幅を全て1回目と同じ通常のパルス幅Tpfにしても構わない。更に、上記書き込み動作を、例えば8値フラッシュメモリに適用する場合は、7通りの書き込み状態に対応する1回目に印加する各ゲート電圧Vgを調整することで、所定の閾値電圧範囲に調整することが可能となる。
次に、図10及び図11を参照して、本発明の第3の実施例による、メモリセルアレイへの書き込み動作を説明する。第1及び第2の実施例では、書き込みパルス幅を調整して過書き込みの緩和を図ったが、第3の実施例では、ゲート電圧Vgの電圧ステップΔVgを調整することで、過書き込みの緩和を図る。
図10に示すように、各回の書き込みパルス幅は、共通して通常のパルス幅Tpf、例えば、200ns〜1μsを用いる。ゲート電圧Vgは1回目の書き込みパルスでは、Vg1、例えば5V、が設定され、2回目以降、その回数(n+1、n=1,2,3,4,・・・・・・)に応じた電圧ステップΔVg(n)ずつ段階的に高くなるように設定される。本第3の実施例では、1回目から2回目へのゲート電圧Vgの電圧ステップΔVg(1)は−0.1Vとし、2回目のゲート電圧Vgを4.9Vと1回目より低くしている。2回目から3回目へのゲート電圧Vgの電圧ステップΔVg(2)は0.02Vとし、3回目のゲート電圧Vgを4.92Vとし、3回目から4回目へのゲート電圧Vgの電圧ステップΔVg(3)は0.06Vとし、4回目のゲート電圧Vgを4.98Vとし、4回目から5回目へのゲート電圧Vgの電圧ステップΔVg(4)は0.1Vとし、5回目のゲート電圧Vgを5.08Vとし、6回目以降は、電圧ステップΔVg(n)(n=5,6,7,・・・・・・)は5回目と同じ0.1Vと一定値ΔVgに固定する。電圧ステップΔVg(n)が一定値になるまでは、電圧ステップΔVg(n)は印加回数に応じて大きくなる。尚、ΔVg(n)が一定値ΔVgとなるパルス印加回数は、その一定値ΔVgが小さい程、大きくする必要がある。例えば、ΔVgが0.1Vでは、5回目で一定値となるが、ΔVgが0.05Vでは、9回目前後になる。
電圧ステップΔVgが0.1Vで一定値となった後の、各回の書き込みパルス印加後の閾値電圧分布は、第1及び第2の実施例と同様に、図7に示すようになる。図7に示すように、1回目から2回目のパルス印加で、閾値電圧のシフト量は、約0.12Vで、従来の書き込み方法では0.22V程度となるのに比べて、0.1V程度改善され、2回目以降のシフト量も0.1Vであり、過書き込みが緩和される。
図11に、第3の実施例における一定値の電圧ステップΔVgが0.1Vの場合の書き込みシーケンスのフローチャートを示す。データ“10”の書き込み動作が開始すると、制御回路18内のカウンタにおいて、1回目の書き込みパルスを印加する準備として、印加回数をカウントする変数nを0にセットする(#301)。次に、書き込みパルスのパルス幅Tpを通常のパルス幅Tpfに設定する(#302)。パルス幅Tpfは、電圧ステップΔVgが0.1Vの場合、例えば1μsを用いる。n=0時に、1回目のゲート電圧VgをVg1、例えば5.4Vに設定する(#303,#304)。この設定条件で、ゲート電圧Vg及びドレイン電圧Vdpからなる書き込みパルスが印加されると(#305)、書き込みパルスが印加されたメモリセルの書き込み状態を検証するベリファイ工程が実行される(#306)。ベリファイ工程では、第1及び第2の実施例と同様の要領で、書き込みパルスの印加されたメモリセルの閾値電圧が4V以上になっているか否かの判定が行われる。書き込み対象の全てのメモリセルの閾値電圧が4V以上である場合は、その書き込みデータに対する書き込み動作が終了する。一方、1つのメモリセルでも、閾値電圧が4V未満の場合は、閾値電圧が4V未満のメモリセルだけを選択して(#307)、2回目以降の書き込みパルスの印加が実行される(#309)。閾値電圧が4V以上のメモリセルに対しては、次回の書き込みパルス印加時に、対応するビット線がフローティング状態となって、ドレイン電圧Vdpが印加されないように設定する(#307、#308)。そして、制御回路18内のカウンタにおいて、次(2回目)の書き込みパルスを印加する準備として、変数nを1だけインクリメントして、1にセットする(#310)。
次に、ステップ#311に移行して、2回目の書き込みパルスのゲート電圧Vgを、ΔVg(1)、例えば−0.1V、だけ高くして5.3Vに設定し(#311、#312)、この設定条件で、ゲート電圧Vg及びドレイン電圧Vdpからなる2回目の書き込みパルスが印加される(#305)。次に、1回目と同様に、書き込みパルスが印加されたメモリセルの書き込み状態を検証するベリファイ工程が実行され(#306)、書き込み対象の全てのメモリセルの閾値電圧が4V以上となるまで、上記書き込みシーケンスが繰り返される。但し、3回目の書き込みパルス印加では、ゲート電圧Vgを、ΔVg(2)、例えば+0.02V、だけ高くして5.32Vに設定し(#313、#314)、4回目の書き込みパルス印加では、ゲート電圧Vgを、ΔVg(3)、例えば+0.06V、だけ高くして5.38Vに設定し(#315、#316)、5回目以降の書き込みパルス印加では、ゲート電圧Vgを、ΔVg(4)、例えば+0.1V、だけ高くして5.48Vに設定し(#317)、6回目以降は、電圧ステップΔVg(n)(n=5,6,7,・・・・・・)は5回目と同じ0.1Vと一定値ΔVgに固定する(#317)。
上記第3の実施例の書き込み動作では、2回目の書き込みパルス印加時に用いる電圧ステップΔVg(1)は負の値であったが、電圧ステップΔVg(1)の値は、1回目のゲート電圧Vg1や、目標とする閾値電圧の分布幅の設定によって、0または正の値であっても構わない。但し、2回目以降の電圧ステップΔVg(n)(n=1,2,3,・・・・・・)は徐々に段階的に大きく設定することは同じである。
上記第3の実施例の書き込み動作を、データ“01”の書き込み時に適用する場合は、1回目の書き込みパルス印加時のゲート電圧Vgとして、Vg1(5.4V)ではなく、Vg2(例えば6.4V)を用いる。この場合も、データ“10”の場合と同様に閾値電圧分布は0.12Vの範囲内、つまり、5V〜5.12Vの範囲内に分布することになる。尚、データ“00”の書き込み時に適用する場合は、データ“10”及び“01”の場合と異なり、過書き込みの問題は致命的ではなくなるので、必ずしも図11に示す書き込みシーケンスを用いず、2回目以降の電圧ステップΔVg(n)(n=1,2,3,・・・・・・)を全て一定値の電圧ステップΔVgに固定しても構わない。更に、上記書き込み動作を、例えば8値フラッシュメモリに適用する場合は、7通りの書き込み状態に対応する1回目に印加する各ゲート電圧Vgを調整することで、所定の閾値電圧範囲に調整することが可能となる。
次に、図12及び図13を参照して、本発明の第4の実施例による、メモリセルアレイへの書き込み動作を説明する。第1及び第2の実施例では、書き込みパルス幅を調整して過書き込みの緩和を図り、第3の実施例では、ゲート電圧Vgの電圧ステップΔVgを調整することで、過書き込みの緩和を図ったが、第4の実施例では、1回目の書き込みパルス印加時のゲート電圧Vgの設定値Vg1とベリファイ工程の調整によって過書き込みの緩和を図る。
図12に示すように、各回の書き込みパルス幅は、共通して通常のパルス幅Tpf、例えば、200ns〜1μsを用いる。ゲート電圧Vgは1回目の書き込みパルスでは、Vg1、例えば5.1V、が設定され、2回目以降、電圧ステップΔVgずつ段階的に高くなるように設定される。本第4の実施例では、1回目のゲート電圧Vgが低く設定されており、且つ、1回目、2回目及び3回目の書き込みパルス印加後のベリファイ工程が省略され、1回目から4回目までのゲート電圧Vgは連続してメモリセルに印加される。
電圧ステップΔVgが0.1Vの場合における、4回目の書き込みパルス印加後の閾値電圧分布は、第1乃至第3の実施例の1回目以降の閾値電圧分布(図7参照)と同様に、図14に示すようになる。図14に示すように、1回目から4回目までの書き込みパルス印加後の閾値電圧分布が、従来の書き込み方法での1回目の書き込みパルス印加後の閾値電圧分布と略同等となり、4回目から5回目のパルス印加で、閾値電圧のシフト量は、約0.12Vで、従来の書き込み方法では1回目から2回目へのシフト量が0.22V程度となるのに比べて、0.1V程度改善され、5回目以降のシフト量も0.1Vであり、過書き込みが緩和される。また、1回目から3回目まではベリファイ工程が省略されるため、その分、書き込み時間の短縮が図れる。
図13に、第3の実施例における電圧ステップΔVgが0.1Vの場合の書き込みシーケンスのフローチャートを示す。データ“10”の書き込み動作が開始すると、制御回路18内のカウンタにおいて、1回目の書き込みパルスを印加する準備として、印加回数をカウントする変数nを0にセットする(#401)。次に、書き込みパルスのパルス幅Tpを通常のパルス幅Tpfに設定する(#402)。パルス幅Tpfは、電圧ステップΔVgが0.1Vの場合、例えば1μsを用いる。n=0時に、1回目のゲート電圧VgをVg1、例えば5.1Vに設定する(#403)。この設定条件で、ゲート電圧Vg及びドレイン電圧Vdpからなる書き込みパルスを印加する(#404)。1回目から3回目までは、書き込みパルスが印加されたメモリセルの書き込み状態を検証するベリファイ工程を実行せずに、制御回路18内のカウンタにおいて、次の書き込みパルスを印加する準備として、変数nを1だけインクリメントして、1にセットして(#406)、ゲート電圧Vgを電圧ステップΔVg、例えば0.1Vだけ高くして(#403)、ゲート電圧Vg及びドレイン電圧Vdpからなる書き込みパルスを印加する(#404)。4回目の書き込みパルス印加時では、ゲート電圧Vgを更に0.1V高くして5Vに設定し、この設定条件で、ゲート電圧Vg及びドレイン電圧Vdpからなる書き込みパルスを印加する(#404)。4回目以降は、ゲート電圧Vg及びドレイン電圧Vdpからなる書き込みパルスを印加した後(#404)、ベリファイ工程が実行される(#407)。ベリファイ工程では、第1及び第2の実施例と同様の要領で、書き込みパルスの印加されたメモリセルの閾値電圧が4V以上になっているか否かの判定が行われる。書き込み対象の全てのメモリセルの閾値電圧が4V以上である場合は、その書き込みデータに対する書き込み動作が終了する。一方、1つのメモリセルでも、閾値電圧が4V未満の場合は、閾値電圧が4V未満のメモリセルだけを選択して(#408)、5回目以降の書き込みパルスの印加が実行される(#410)。閾値電圧が4V以上のメモリセルに対しては、次回の書き込みパルス印加時に、対応するビット線がフローティング状態となって、ドレイン電圧Vdpが印加されないように設定する(#408、#409)。そして、制御回路18内のカウンタにおいて、次の書き込みパルスを印加する準備として、変数nを1だけインクリメントして、1にセットする(#406)。引き続き、5回目の書き込みパルスのゲート電圧Vgを設定し(#403)、ゲート電圧Vg及びドレイン電圧Vdpからなる5回目の書き込みパルスを印加し(#404)、4回目と同様に、ベリファイ工程が実行され(#407)、書き込み対象の全てのメモリセルの閾値電圧が4V以上となるまで、上記書き込みシーケンスが繰り返される。
上記第4の実施例の書き込み動作を、データ“01”の書き込み時に適用する場合は、1回目の書き込みパルス印加時のゲート電圧Vgとして、Vg1(5.1V)ではなく、Vg2(例えば6.1V)を用いる。この場合も、データ“10”の場合と同様に閾値電圧分布は0.12Vの範囲内、つまり、5V〜5.12Vの範囲内に分布することになる。尚、データ“00”の書き込み時に適用する場合は、データ“10”及び“01”の場合と異なり、過書き込みの問題は致命的ではなくなるので、必ずしも図13に示す書き込みシーケンスを用いず、従来の書き込み方法を用いても構わない。更に、上記書き込み動作を、例えば8値フラッシュメモリに適用する場合は、7通りの書き込み状態に対応する1回目に印加する各ゲート電圧Vgを調整することで、所定の閾値電圧範囲に調整することが可能となる。
第1及び第2の実施例では、書き込みパルス幅を調整して過書き込みの緩和を図る具体例を、第3の実施例では、ゲート電圧Vgの電圧ステップΔVgを調整することで、過書き込みの緩和を図る具体例を、第4の実施例では、1回目の書き込みパルス印加時のゲート電圧Vgの設定値Vg1とベリファイ工程の調整によって過書き込みの緩和を図る具体例を、夫々説明したが、これらの過書き込みの緩和手法を適宜組み合わせて、応用するのも好ましい実施の形態である。
以上、詳細に本発明の書き込み動作について説明したが、図示した書き込みシーケンスの具体的な手順は、本発明に趣旨に沿って適宜変更可能である。例えば、ゲート電圧Vgの電圧ステップΔVg、或いは、書き込みパルス幅Tpを書き込みパルス印加回数に応じて変化させる場合、予め変数nを引数としてテーブル化したΔVgやTpを用いることで、変数nの比較判定処理を省略してもよい。
また、上記各実施例では、ゲート電圧Vgのパルス幅は、1つの電圧パルスのパルス幅で規定されていたが、ゲート電圧Vgのパルスを断続的に印加して、短い個々のパルス幅の合計をゲート電圧Vgのパルス幅として、当該パルス幅の調整を行っても構わない。
また、上記各実施例で例示したメモリセルに印加する電圧値やパルス幅は、一例であり、実際のメモリセルの特性に合わせて最適値に調整される。
上記各実施例では、メモリアレイ11の構成として、図2に示すものを例示したが、メモリアレイ構成は図2に例示の構成に限定されるものではない。図2に示す構成では、同一ブロック内のソースは全て共通化されて共通ソース線に接続されていたが、例えば、同一列のソース線を共通に接続して、ビット線と平行に複数本を配列する仮想グランド線タイプのメモリアレイ構造としても構わない。
本発明の不揮発性半導体記憶装置の機能的なブロック構成を示すブロック構成図 本発明の不揮発性半導体記憶装置のメモリセル及びメモリセルアレイの構成を示す回路図 本発明の不揮発性半導体記憶装置及びフラッシュメモリのメモリセルトランジスタ構造を模式的に示す断面図とその等価回路図 4値の不揮発性半導体記憶装置におけるメモリセルトランジスタの閾値電圧分布を示す図 本発明の書き込み動作の第1の実施例における書き込みパルス印加時とベリファイ時におけるワード線電圧の推移を示す波形図 本発明の書き込み動作の第1の実施例における書き込みシーケンスを示すフローチャート 本発明の書き込み動作の第1乃至第3の実施例における書き込みパルス印加毎の閾値電圧分布の変化を示す図 本発明の書き込み動作の第2の実施例における書き込みパルス印加時とベリファイ時におけるワード線電圧の推移を示す波形図 本発明の書き込み動作の第2の実施例における書き込みシーケンスを示すフローチャート 本発明の書き込み動作の第3の実施例における書き込みパルス印加時とベリファイ時におけるワード線電圧の推移を示す波形図 本発明の書き込み動作の第3の実施例における書き込みシーケンスを示すフローチャート 本発明の書き込み動作の第4の実施例における書き込みパルス印加時とベリファイ時におけるワード線電圧の推移を示す波形図 本発明の書き込み動作の第4の実施例における書き込みシーケンスを示すフローチャート 本発明の書き込み動作の第4の実施例における書き込みパルス印加毎の閾値電圧分布の変化を示す図 不揮発性半導体記憶装置としての2値フラッシュメモリにおけるメモリセルトランジスタの閾値電圧の分布を示す図 従来の不揮発性半導体記憶装置の多値書き込み方法の一例を示すフローチャート 従来の不揮発性半導体記憶装置の多値書き込み方法における書き込みパルス印加時とベリファイ時におけるワード線電圧の推移を示す波形図 従来の不揮発性半導体記憶装置の多値書き込み方法における書き込みパルス印加毎の閾値電圧分布の変化を示す図 8値の不揮発性半導体記憶装置におけるメモリセルトランジスタの閾値電圧分布を示す図 従来の不揮発性半導体記憶装置の多値書き込み方法における書き込みパルスの印加毎の閾値電圧の変化を示す図 従来の不揮発性半導体記憶装置の多値書き込み方法における書き込みパルスの印加毎の閾値電圧変化とゲート電圧の電圧ステップとの電圧差の変化を電圧ステップ別に示す図
符号の説明
10: 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置
11: メモリアレイ
12: リファレンスメモリアレイ
13: ワード線電圧供給回路
14: ビット線電圧供給回路
15: センスアンプ・アレイ
16: 書き込み電圧発生回路
17: 読み出し電圧発生回路
18: 制御回路
40: フローティングゲート
41: チャネル領域
42: 制御ゲート
43: トンネル酸化膜
44: 絶縁膜
45: ソース
46: ドレイン
100: メモリセル

Claims (30)

  1. チャネル領域と制御ゲート間に絶縁膜を介してフローティングゲートの形成されたトランジスタを有するメモリセルを行方向及び列方向に夫々複数配列し、同一行の前記メモリセルの前記制御ゲートを相互に接続して共通のワード線とし、同一列の前記メモリセルのドレインを相互に接続して共通のビット線として構成されたメモリセルアレイと、
    書き込み対象の前記メモリセルに接続する前記ワード線を選択して書き込み用のゲート電圧を印加するワード線電圧供給手段と、
    書き込み対象の前記メモリセルに接続する前記ビット線を選択して書き込み用のドレイン電圧を印加するビット線電圧供給手段と、を備えてなり、
    前記ワード線電圧供給手段は、同じ前記メモリセルに対して1回目に印加する前記ゲート電圧と異なるゲート電圧を2回目以降に印加可能に構成され、
    前記ワード線電圧供給手段と前記ビット線電圧供給手段の少なくとも一方は、同じ前記メモリセルに対して1回目に印加する電圧の印加時間を2回目に印加する印加時間より長く設定可能に構成されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記ワード線電圧供給手段は、同じ前記メモリセルに対して2回目以降に印加する前記ゲート電圧を、1回目に印加するゲート電圧に対して徐々に段階的に高くして供給することを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記ワード線電圧供給手段が2回目以降に印加するゲート電圧の1回前の印加時のゲート電圧からの電圧上昇分が一定値であることを特徴とする請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 書き込み対象の前記メモリセルの書き込み状態を検証する書き込み検証手段を備え、
    前記書き込み検証手段は、前記ゲート電圧の印加が終了する毎に、前記メモリセルの書き込み状態を検証することを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記ワード線電圧供給手段と前記ビット線電圧供給手段の少なくとも一方は、前記書き込み検証手段によって、閾値電圧が所定の設定値以上となっている書き込み状態と判定された前記メモリセルに対しては、前記電圧の印加を行わないことを特徴とする請求項4に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記ワード線電圧供給手段は、同じ前記メモリセルに対して、1回目に印加する前記ゲート電圧として2以上の異なる電圧値を選択的に印加することにより、前記各メモリセルに3値以上のデータを記憶可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記ワード線電圧供給手段と前記ビット線電圧供給手段の少なくとも一方は、同じ前記メモリセルに対して2回目から3回目以降の所定回目までに印加する電圧の印加時間が、徐々に段階的に長くなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 前記ワード線電圧供給手段と前記ビット線電圧供給手段の少なくとも一方は、同じ前記メモリセルに対して2回目から3回目以降の所定回目までに印加する電圧の印加時間が、徐々に段階的に長くなるように設定され、1回目の前記印加時間と前記所定回目以降の前記印加時間が等しく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 前記ワード線電圧供給手段は、同じ前記メモリセルに対して2回目以降に印加する前記ゲート電圧を、1回目に印加するゲート電圧に対して徐々に段階的に高くして供給することを特徴とする請求項7に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  10. 前記ワード線電圧供給手段が2回目以降に印加するゲート電圧の1回前の印加時のゲート電圧からの電圧上昇分が一定値であることを特徴とする請求項9に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  11. 書き込み対象の前記メモリセルの書き込み状態を検証する書き込み検証手段を備え、
    前記書き込み検証手段は、前記ゲート電圧の印加が終了する毎に、前記メモリセルの書き込み状態を検証することを特徴とする請求項7に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  12. 前記ワード線電圧供給手段と前記ビット線電圧供給手段の少なくとも一方は、前記書き込み検証手段によって、閾値電圧が所定の設定値以上となっている書き込み状態と判定された前記メモリセルに対しては、前記電圧の印加を行わないことを特徴とする請求項11に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  13. 前記ワード線電圧供給手段は、同じ前記メモリセルに対して、1回目に印加する前記ゲート電圧として2以上の異なる電圧値を選択的に印加することにより、前記各メモリセルに3値以上のデータを記憶可能に構成されていることを特徴とする請求項7に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  14. 前記ワード線電圧供給手段は、1回目に印加する前記ゲート電圧を同じ電圧で断続的に印加することにより1回目の前記印加時間を調整可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  15. 前記ワード線電圧供給手段は、同じ前記メモリセルに対して1回目に印加する前記ゲート電圧と同じゲート電圧を2回目に印加可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  16. チャネル領域と制御ゲート間に絶縁膜を介してフローティングゲートの形成されたトランジスタを有するメモリセルを行方向及び列方向に夫々複数配列し、同一行の前記メモリセルの前記制御ゲートを相互に接続して共通のワード線とし、同一列の前記メモリセルのドレインを相互に接続して共通のビット線として構成されたメモリセルアレイと、
    書き込み対象の前記メモリセルに接続する前記ワード線を選択して書き込み用のゲート電圧を印加するワード線電圧供給手段と、
    書き込み対象の前記メモリセルに接続する前記ビット線を選択して書き込み用のドレイン電圧を印加するビット線電圧供給手段と、を備えてなり、
    前記ワード線電圧供給手段は、同じ前記メモリセルに対して1回目に印加する前記ゲート電圧と異なるゲート電圧を2回目以降に印加可能に構成され、1回目と2回目に印加される前記ゲート電圧の電圧差と2回目と3回目に印加される前記ゲート電圧の電圧差を異ならせ、且つ、3回目以降の前記ゲート電圧は、印加回数に応じて徐々に段階的に高くして供給することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  17. 前記ワード線電圧供給手段と前記ビット線電圧供給手段の少なくとも何れか一方は、同じ前記メモリセルに対して1回目に印加する電圧の印加時間と2回目以降に印加する印加時間を等しく設定していることを特徴とする請求項16に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  18. 前記ワード線電圧供給手段は、同じ前記メモリセルに対して2回目に印加する前記ゲート電圧を、1回目に印加する前記ゲート電圧以下にして供給することを特徴とする請求項16に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  19. 前記ワード線電圧供給手段は、同じ前記メモリセルに対して3回目以降に印加する前記ゲート電圧を、その1回前に印加する前記ゲート電圧からの上昇分を徐々に段階的に大きくして供給することを特徴とする請求項16に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  20. 書き込み対象の前記メモリセルの書き込み状態を検証する書き込み検証手段を備え、
    前記書き込み検証手段は、前記ゲート電圧の印加が終了する毎に、前記メモリセルの書き込み状態を検証することを特徴とする請求項16に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  21. 前記ワード線電圧供給手段と前記ビット線電圧供給手段の少なくとも一方は、前記書き込み検証手段によって、閾値電圧が所定の設定値以上となっている書き込み状態と判定された前記メモリセルに対しては、前記電圧の印加を行わないことを特徴とする請求項20に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  22. 前記ワード線電圧供給手段は、同じ前記メモリセルに対して、1回目に印加する前記ゲート電圧として2以上の異なる電圧値を選択的に印加することにより、前記各メモリセルに3値以上のデータを記憶可能に構成されていることを特徴とする請求項16に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  23. 前記ワード線電圧供給手段は、同じ前記メモリセルに対して1回目に印加する前記ゲート電圧と同じゲート電圧を2回目に印加可能に構成されていることを特徴とする請求項16に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  24. チャネル領域と制御ゲート間に絶縁膜を介してフローティングゲートの形成されたトランジスタを有するメモリセルを行方向及び列方向に夫々複数配列し、同一行の前記メモリセルの前記制御ゲートを相互に接続して共通のワード線とし、同一列の前記メモリセルのドレインを相互に接続して共通のビット線として構成されたメモリセルアレイと、
    書き込み対象の前記メモリセルに接続する前記ワード線を選択して書き込み用のゲート電圧を印加するワード線電圧供給手段と、
    書き込み対象の前記メモリセルに接続する前記ビット線を選択して書き込み用のドレイン電圧を印加するビット線電圧供給手段と、
    書き込み対象の前記メモリセルの書き込み状態を検証する書き込み検証手段と、を備えてなり、
    前記ワード線電圧供給手段は、同じ前記メモリセルに対して1回目に印加する前記ゲート電圧と異なるゲート電圧を2回目以降に印加可能に構成され、且つ、2回目以降の前記ゲート電圧は、印加回数に応じて徐々に段階的に高くして供給し、
    前記書き込み検証手段は、1回目または1回目から所定回数目までの前記ゲート電圧の印加後は、書き込み状態の検証を行わないように設定されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  25. 前記ワード線電圧供給手段は、1回目から前記所定回数目までの前記ゲート電圧を連続して前記メモリセルに対して印加することを特徴とする請求項24に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  26. 前記ワード線電圧供給手段と前記ビット線電圧供給手段の少なくとも何れか一方は、同じ前記メモリセルに対して1回目に印加する電圧の印加時間と2回目以降に印加する印加時間を等しく設定していることを特徴とする請求項24に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  27. 前記ワード線電圧供給手段が2回目以降に印加するゲート電圧の1回前の印加時のゲート電圧からの電圧上昇分が一定値であることを特徴とする請求項24に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  28. 前記ワード線電圧供給手段と前記ビット線電圧供給手段の少なくとも一方は、前記書き込み検証手段によって、閾値電圧が所定の設定値以上となっている書き込み状態と判定された前記メモリセルに対しては、前記電圧の印加を行わないことを特徴とする請求項24に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  29. 前記ワード線電圧供給手段は、同じ前記メモリセルに対して、1回目に印加する前記ゲート電圧として2以上の異なる電圧値を選択的に印加することにより、前記各メモリセルに3値以上のデータを記憶可能に構成されていることを特徴とする請求項24に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  30. 前記ワード線電圧供給手段は、同じ前記メモリセルに対して1回目に印加する前記ゲート電圧と同じゲート電圧を2回目に印加可能に構成されていることを特徴とする請求項24に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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