JP2011146088A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】隣接セルの容量結合の影響を抑制でき、消去レベルが変化した場合においても正確な読み出しが可能な半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】メモリセルアレイ1は、1つのメモリセルにkビット(kは1以上の自然数)のデータを記憶する第1メモリセル、第2メモリセル、第3メモリセルを有し、第1メモリセルと第2メモリセルは隣接し、第2メモリセルと第3メモリセルは隣接し、第1メモリセル、第2メモリセル、第3メモリセルの順序でデータが記憶される。制御部7は、第2メモリセルからデータを読み出す時、第3メモリセルと第1メモリセルからデータを読み出し、これら読み出されたデータに応じて第2メモリセルの読み出し条件を変更させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばNAND型フラッシュメモリに係わり、2値及び多値データを記憶することが可能な半導体記憶装置に関する。
NAND型フラッシュメモリは、ロウ方向に並んだ複数のセルの全て、又は半数のセルがそれぞれビット線を介して各書き込み、及び読み出し用のラッチ回路に接続され、このロウ方向に並んだ全てのセル、又は半数のセル(例えば2〜8kBのセル)に対して一括して書き込み、又は読み出し動作が行なわれる。
書き込み、及び読み出し単位をページと言い、複数のページによりブロックが構成される。メモリセルの消去はブロック単位に行われる。消去動作によりメモリセルから電子が引き抜かれて閾値電圧が負とされ、書き込み動作によりメモリセル内に電子を導入することにより閾値電圧が正に設定される。
近時、1つのメモリセルに複数の閾値電圧(以下、閾値レベルとも言う)の1つを設定し、複数ビットのデータを記憶する多値メモリが開発されている。例えば、4つの閾値レベルを設けた場合、1セルに2ビットのデータを記憶でき、8つの閾値レベルを設けた場合1セルに3ビットのデータを記憶できる。さらに、16個の閾値レベルを設けた場合、1セルに4ビットのデータを記憶することが可能である。
一方、素子の微細化に伴い、隣接セル間の容量結合が増大する傾向にある。このため、先に書き込んだセルの閾値レベルが、隣接セルの書き込みに伴い変動してしまうという問題がある。このため、あるワード線WLnの読み出し時に、このワード線WLnの後に書いたワード線WLn+1のデータを読み出し、このレベルに応じて、ワード線WLnの読み出し電圧を補正することが考案されている(例えば特許文献1参照)。
しかし、ワード線WLnより前に書き込んだワード線WLn−1に接続されたセルのレベルによって、ワード線WLnに接続されたセルの消去レベルが異なる。このため、ワード線WLnに接続されたセルの読み出しマージンが減少してしまう問題がある。
特開2004−326866号公報
本発明は、隣接セルの容量結合の影響を抑制でき、消去レベルが変化した場合においても正確な読み出しが可能な半導体記憶装置を提供しようとするものである。
本発明の半導体記憶装置の第1の態様は、1つのメモリセルにkビット(kは1以上の自然数)のデータを記憶する第1メモリセル、第2メモリセル、第3メモリセルを有し、前記第1メモリセルと前記第2メモリセルは隣接し、前記第2メモリセルと前記第3メモリセルは隣接し、前記第1メモリセル、第2メモリセル、第3メモリセルの順序でデータが記憶されるメモリセルアレイと、前記第2メモリセルからデータを読み出す時、前記第3メモリセルと前記第1メモリセルからデータを読み出し、これら読み出されたデータに応じて前記第2メモリセルの読み出し条件を変更させる制御部とを具備することを特徴とする。
本発明の半導体記憶装置の第2の態様は、1つのメモリセルにkビット(kは1以上の自然数)のデータを記憶する第1メモリセル、第2メモリセル、第3メモリセルを有し、前記第1メモリセルと前記第2メモリセルは隣接し、前記第2メモリセルと前記第3メモリセルは隣接し、前記第1メモリセル、第2メモリセル、第3メモリセルの順序でデータが記憶されるメモリセルアレイと、前記第2メモリセルからデータを読み出す時、前記第3メモリセルと前記第1メモリセルからデータを読み出し、前記第2メモリセルから読み出し条件を複数回変えてデータを読み出し、前記第3メモリセルと前記第1メモリセルから読み出されたデータに応じて、前記複数の読み出し条件で読み出されたデータのうち適正な読み出し条件で読み出したデータを選択し、第2メモリセルの読み出しデータとする制御部とを具備することを特徴とする。
本発明は、隣接セルの容量結合の影響を抑制でき、消去レベルが変化した場合においても正確な読み出しが可能な半導体記憶装置を提供できる。
本発明の実施形態に適用される半導体記憶装置としてのNAND型フラッシュメモリを示す構成図。 図1に示すメモリセルアレイ1及びビット線制御回路2の構成の一例を示す回路図。 図1に示すメモリセルアレイ1及びビット線制御回路2の構成の他の例を示す回路図。 図4(a)はメモリセルの断面図、図4(b)は選択ゲートの断面図。 半導体記憶装置の構成を示す断面図。 半導体記憶装置の消去、プログラム、リード時における各部の電圧を示す図。 図2、図3に示すデータ記憶回路の一部を示すものであり、センスアンプユニットを示す回路図。 図2、図3に示すデータ記憶回路の一部を示すものであり、データ制御ユニットを示す回路図。 2値データの閾値電圧と読み出しレベルを示す図。 図10(a)はセルアレイの一部を示す回路図、図10(b)はセルアレイの一部を示す構成図。 メモリセルの閾値電圧の遷移を示す図。 隣接セルの書き込みに伴うメモリセルの閾値電圧の遷移を示す図。 メモリセルの閾値電圧の遷移を示す図。 従来の読み出しレベルを示す図。 第1の実施形態に係る読み出しレベルを示す図。 第1の実施形態に係る読み出し動作を示す波形図。 第1の実施形態に係る読み出しレベルと読み出しデータの関係を示す図。 第2の実施形態に係る読み出し動作を示す波形図。 図18の変形例を示す波形図。 4値のデータの書き込み動作を示す図。 隣接セルの書き込みに伴う消去状態のセルの閾値電圧の変化を示す図。 第3の実施形態に係る読み出しレベルを示す図。 図20(a)〜(g)に対する書き込み順序を概略的に示す図。 第1ページの書き込み動作を概略的に示すフローチャート。 第2ページの書き込み動作を概略的に示すフローチャート。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、メモリセルに例えば4値(2ビット)を記憶する半導体記憶装置としてのNAND型フラッシュメモリの構成を示している。しかし、2ビットに限定されるものではなく、2ビット以上のデータを記憶することも可能である。
メモリセルアレイ1は、複数のビット線と複数のワード線と共通ソース線を含み、例えばEEPROMセルからなる電気的にデータを書き換え可能なメモリセルがマトリクス状に配置されている。このメモリセルアレイ1には、ビット線を制御するためのビット制御回路2とワード線制御回路6が接続されている。
ビット線制御回路2は、ビット線を介してメモリセルアレイ1中のメモリセルのデータを読み出したり、ビット線を介してメモリセルアレイ1中のメモリセルの状態を検出したり、ビット線を介してメモリセルアレイ1中のメモリセルに書き込み制御電圧を印加してメモリセルに書き込みを行なう。ビット線制御回路2には、カラムデコーダ3、データ入出力バッファ4が接続されている。ビット線制御回路2内のデータ記憶回路はカラムデコーダ3によって選択される。データ記憶回路に読み出されたメモリセルのデータは、前記データ入出力バッファ4を介してデータ入出力端子5から外部へ出力される。データ入出力端子5は、メモリチップ外部の図示せぬホストに接続される。このホストは例えばマイクロコンピュータにより構成され、前記データ入出力端子5から出力されたデータを受ける。さらに、ホストは、NAND型フラッシュメモリの動作を制御する各種コマンドCMD、アドレスADD、及びデータDTを出力する。ホストからデータ入出力端子5に入力された書き込みデータは、データ入出力バッファ4を介して、カラムデコーダ3によって選択されたデータ記憶回路に供給され、コマンド及びアドレスは制御信号及び制御電圧発生回路7に供給される。
ワード線制御回路6は、メモリセルアレイ1に接続されている。このワード線制御回路6は、メモリセルアレイ1中のワード線を選択し、選択されたワード線に読み出し、書き込みあるいは消去に必要な電圧を印加する。
メモリセルアレイ1、ビット線制御回路2、カラムデコーダ3、データ入出力バッファ4、及びワード線制御回路6は、制御信号及び制御電圧発生回路7に接続され、この制御信号及び制御電圧発生回路7によって制御される。制御信号及び制御電圧発生回路7は、制御信号入力端子8に接続され、ホストから制御信号入力端子8を介して入力される制御信号ALE(アドレス・ラッチ・イネーブル)、CLE(コマンド・ラッチ・イネーブル)、WE(ライト・イネーブル)、RE(リード・イネーブル)によって制御される。この制御信号及び制御電圧発生回路7は、データの書き込み時にワード線やビット線の電圧を発生するとともに、消去時にウェルに供給される電圧を発生する。制御信号及び制御電圧発生回路7は、例えばチャージポンプ回路のような昇圧回路を含み、プログラム電圧や読み出し電圧、消去電圧、及びその他の電圧を生成可能とされている。
例えばビット線制御回路2、ワード線制御回路6、制御信号及び制御電圧発生回路7は、書き込み動作、及び読み出し動作を制御する制御部を構成している。
図2は、図1に示すメモリセルアレイ1及びビット線制御回路2の構成の一例を示している。メモリセルアレイ1には複数のNANDユニットが配置されている。1つのNANDユニットは、例えば直列接続された例えば64個のEEPROMからなるメモリセルMCと、選択ゲートS1、S2とにより構成されている。選択ゲートS2はビット線BL0eに接続され、選択ゲートS1はソース線SRCに接続されている。各ロウに配置されたメモリセルMCの制御ゲートはワード線WL0〜WL63に共通接続されている。また、選択ゲートS2はセレクト線SGDに共通接続され、選択ゲートS1はセレクト線SGSに共通接続されている。
ビット線制御回路2は複数のデータ記憶回路10を有している。各データ記憶回路10には、一対のビット線(BL0e、BL0o)、(BL1e、BL1o)…(BLie、BLio)、(BLne、BLno)が接続されている。
メモリセルアレイ1は、破線で示すように、複数のブロックを含んでいる。各ブロックは、複数のNANDユニットにより構成され、例えばこのブロック単位でデータが消去される。また、消去動作は、データ記憶回路10に接続されている2本のビット線について同時に行なわれる。
また、ビット線の1つおきに配置され、1つのワード線に接続された複数のメモリセル(破線で囲まれた範囲のメモリセル)は、1セクタを構成する。このセクタ毎にデータが書き込まれ、読み出される。すなわち、ロウ方向に配置された複数のメモリセルのうち半数のメモリセルが対応するビット線に接続される。このため、ロウ方向に配置された複数のメモリセルの半数ずつに対して書き込み又は読み出し動作が実行される。
リード動作、プログラムベリファイ動作及びプログラム動作時において、データ記憶回路10に接続されている2本のビット線(BLie、BLio)のうち外部より供給されるアドレス信号(YA0、YA1…YAi…YAn)に応じて1本のビット線が選択される。さらに、外部アドレスに応じて、1本のワード線が選択され、破線で示す、2ページが選択される。この2ページの切り替えはアドレスによって行われる。
1セルに2ビット記憶する場合は2ページであるが、1セルに1ビット記憶する場合は1ページ、1セルに3ビット記憶する場合は3ページ、1セルに4ビット記憶する場合は4ページとなる。
図3は、図1に示すメモリセルアレイ1及びビット線制御回路2の構成の他の例を示している。図2に示す構成の場合、データ記憶回路10に2本のビット線(BLie、BLio)が接続されていた。これに対して、図3に示す構成の場合、各ビット線にデータ記憶回路10が接続され、ロウ方向に配置された複数のメモリセルは、全て対応するビット線に接続される。このため、ロウ方向に配置された全てのメモリセルに対して書き込み又は読み出し動作を行うことができる。
尚、以下の説明は、図2に示す構成、及び図3に示す構成のいずれも適用することが可能であるが、図3を使用する場合について説明する。
図4(a)(b)はメモリセル及び選択トランジスタの断面図を示している。図4(a)はメモリセルを示している。基板51(後述するP型ウェル領域55)にはメモリセルのソース、ドレインとしてのn型拡散層42が形成されている。P型ウェル領域55の上にはゲート絶縁膜43を介して浮遊ゲート(FG)44が形成され、この浮遊ゲート44の上には絶縁膜45を介して制御ゲート(CG)46が形成されている。図4(b)は選択ゲートを示している。P型ウェル領域55にはソース、ドレインとしてのn型拡散層47が形成されている。P型ウェル領域55の上にはゲート絶縁膜48を介して制御ゲート49が形成されている。
図5は、NAND型フラッシュメモリの断面図を示している。例えばP型半導体基板51内には、N型ウェル領域52、53、54、P型ウェル領域56が形成されている。N型ウェル領域52内にはP型ウェル領域55が形成され、このP型ウェル領域55内にメモリセルアレイ1を構成する低電圧NチャネルトランジスタLVNTrが形成されている。さらに、前記N型ウェル領域53、P型ウェル領域56内に、データ記憶回路10を構成する低電圧PチャネルトランジスタLVPTr、低電圧NチャネルトランジスタLVNTrが形成されている。前記基板51内には、ビット線とデータ記憶回路10を接続する高電圧NチャネルトランジスタHVNTrが形成されている。また、前記N型ウェル領域54内には例えばワード線駆動回路等を構成する高電圧PチャネルトランジスタHVPTrが形成されている。図5に示すように、高電圧トランジスタHVNTr、HVPTrは、低電圧トランジスタLVNTr、LVPTrに比べて例えば厚いゲート絶縁膜を有している。
図6は、図5に示す各領域に供給される電圧の例を示している。消去、プログラム、リードにおいて、各領域に図6に示すような電圧が供給される。ここで、Veraは、データの消去時に基板に印加される電圧、Vssは接地電圧、Vddは電源電圧である。VXはVddより高い昇圧電圧又は降圧した電圧、Vpgmhはデータの書き込み時に、ローデコーダ内のNチャネルMOSトランジスタのゲートに印加される電圧であり、NチャネルMOSトランジスタの閾値電圧分低下せずに、ワード線の書き込み電圧Vpgmを通すための電位である。つまり、ワード線に供給される電圧Vpgm+Vth(Vth:NチャネルMOSトランジスタの閾値電圧)である。Vreadhは読み出し時に、ローデコーダ内のNチャネルMOSトランジスタのゲートに印加される電圧であり、NチャネルMOSトランジスタの閾値電圧分低下せずに、Vreadを通すための電位である。つまり、ワード線に供給される電圧であり、読み出し時にVread+Vth(Vth:NチャネルMOSトランジスタの閾値電圧)である。
その他、データの書き込み時、非選択セルのワード線の供給される電圧としてVpass、データの読み出し時に非選択ワード線に供給される電圧としてVreadがある。
図7、図8は、図2、図3に示すデータ記憶回路10の一例を示している。データ記憶回路10は、図7に示すセンスアンプユニット(SAU)10aと、図8に示すデータ制御ユニット(DCU)10bと、により構成されている。
図7において、センスアンプユニット10aは、複数のNチャネルMOSトランジスタ(以下、NMOSと称す)21〜27と、複数のPチャネルMOSトランジスタ(以下、PMOSと称す)28、29と、トランスファーゲート30、31、ラッチ回路32、及びキャパシタ33とにより構成されている。ラッチ回路32は例えばクロックドインバータ回路32a、32bにより構成されている。
NMOS21の電流通路の一端は、電源Vddが供給されるノードに接続され、他端はトランスファーゲート30、NMOS24、トランスファーゲート31を介して接地されている。NMOS24とトランスファーゲート31の接続ノードにはNMOS25の電流通路の一端が接続されている。このNMOS25の他端は、メモリセルアレイに配置されたビット線BLに接続されている。NMOS21には、NMOS22、23の直列回路が並列接続されている。
また、PMOS28の電流通路の一端は、電源Vddが供給されるノードに接続され、他端はPMOS29を介してラッチ回路32を構成するインバータ回路32aの入力端に接続されるとともに、NMOS26を介して接地されている。このインバータ回路32aと交差接続されたクロックドインバータ回路32bの入力端は、NMOS27を介してデータ制御ユニット(DCU)10bに接続されている。また、PMOS29のゲートは、NMOS22,23の接続ノードに接続され、この接続ノードにキャパシタ33の一端が接続されている。このキャパシタ33の他端にはクロック信号CLKが供給されている。
NMOS21のゲートには信号BLXが供給されている。トランスファーゲート30を構成するNMOSのゲートにはラッチ回路32を構成するインバータ回路32aの出力端の信号LATが供給され、PMOSトランジスタのゲートには、インバータ回路32aの入力端の信号INVが供給されている。NMOS24のゲートには、信号BLCが供給され、NMOS25のゲートには信号BLSが供給されている。トランスファーゲート31を構成するNMOSのゲートにはラッチ回路32を構成するインバータ回路32aの入力端の信号INVが供給され、PMOSトランジスタのゲートには、インバータ回路32aの出力端の信号LATが供給されている。
NMOS22のゲートには信号HLLが供給され、NMOS23のゲートには、信号XXLが供給されている。
PMOS28のゲートには信号STBが供給され、NMOS26のゲートにはリセット信号RSTが供給されている。NMOS27のゲートには信号NCOが供給されている。
上記センスアンプユニットの動作について概略的に説明する。
(書き込み動作)
メモリセルにデータを書き込む場合、先ず、信号STBがハイレベル(以下、Hレベルと記す)、リセット信号RSTが一旦Hレベルとされ、ラッチ回路32がリセットされてLATがHレベル、信号INVがローレベル(以下、Lレベルと記す)とされる。
この後、信号NCOがHレベルとされ、データ制御ユニット10bからデータが取り込まれる。このデータが書き込みを示すLレベル(“0”)である場合、信号LATがLレベル,信号INVがHレベルとなる。また、データが非書き込みを示すHレベル(“1”)である場合、ラッチ回路32のデータは変わらず、LATがHレベル、信号INVがLレベルに保持される。
次いで、信号BLX、BLC、BLSをHレベルとすると、ラッチ回路の信号LATがLレベル、信号INVがHレベル(書き込み)の場合、トランスファーゲート30がオフ、トランスファーゲート31がオンしてビット線BLはVssとなる。この状態において、ワード線がプログラム電圧Vpgmとなると、メモリセルにデータが書き込まれる。
一方、ラッチ回路32において、信号LATがHレベル、信号INVがLレベル(非書き込み)の場合、トランスファーゲート30がオン、トランスファーゲート31がオフであるため、ビット線BLはVddに充電される。このため、ワード線がVpgmとなった場合、セルのチャネルが高い電位にブーストされるため、メモリセルにデータが書き込まれない。
(読み出し動作、プログラムベリファイ読み出し動作)
メモリセルからデータを読み出す場合、先ず、セット信号RSTが一旦Hレベルとされ、ラッチ回路32がリセットされ、信号LATがHレベル、信号INVがLレベルとされる。この後、信号BLS、BLC、BLX、HLL、XXLが所定の電圧とされ、ビット線BLが充電される。これとともに、キャパシタ33のNodeがVddに充電される。ここで、メモリセルの閾値電圧が読み出しレベル(読み出し電圧)より高い場合、メモリセルはオフ状態であり、ビット線はHレベルに保持される。つまり、NodeはHレベルに保持される。また、メモリセルの閾値電圧が読み出しレベルより低い場合、メモリセルはオン状態となり、ビット線BLの電荷が放電される。このため、ビット線BLはLレベルとなる。このため、NodeはLレベルとなる。
次いで、信号STBがLレベルされると、メモリセルがオンしている場合、NodeはLレベルであるため、PMOS29がオンし、ラッチ回路32の信号INVがHレベル、信号LATがLレベルとなる。一方、メモリセルがオフしている場合、ラッチ回路32の信号INVがLレベル、信号LATがHレベルに保持される。
この後、信号NCOがHレベルとされると、NMOS27がオンし、ラッチ回路32のデータがデータ制御ユニット10bへ転送される。
書き込み動作後、メモリセルの閾値電圧を検証するプログラムベリファイ動作は、上記読み出し動作とほぼ同様である。
図8は、データ制御ユニット(DCU)10bの一例を示している。
図8に示すデータ制御ユニット10bは、演算回路40と複数のデータラッチ回路ADL、BDL、XDL、及びNMOS41により構成されている。
演算回路40は、バス(以下、IBUSと記す)と、IBUSの両端に接続され、相補的に動作するトランスファーゲート42、43と、IBUSのデータをラッチするラッチ回路44、このラッチ回路44のデータに応じてデータラッチ回路ADL、BDL、XDLのレベルを設定する設定回路45とにより構成されている。
トランスファーゲート42は、相補的な信号CONDと信号CONSにより動作し、センスアンプユニットSAU10aのバス(SBUSと記す)とIBUSを接続する。トランスファーゲート43は、相補的な信号CONSと信号CONDにより動作し、IBUSとデータラッチ回路ADL、BDL、XDLが接続されたバス(以下、DBUSと記す)とを接続する。トランスファーゲート42がオンのとき、トランスファーゲート43はオフであり、トランスファーゲート42のオフのとき、トランスファーゲート43がオンである。
ラッチ回路44は、複数のPMOS46〜49と、複数のNMOS50〜56及びインバータ回路68により構成されている。PMOS46とNMOS50のゲートにはセット信号SETが供給され、PMOS48のゲートにはリセット信号RESTが供給されている。NMOS53のゲートには信号IFHが供給され、NMOS55のゲートには信号IFLが供給されている。NMOS54のゲートはインバータ回路68を介してIBUSに接続され、NMOS56のゲートはIBUSに接続されている。
設定回路45は、PMOS57〜60と、NMOS61〜64により構成されている。PMOS57のゲート及びNMOS61のゲートには、信号FAILが供給されている。この信号FAILは、ラッチ回路44の一方の出力端としてのPMOS47とNMOS51の接続ノードの信号である。PMOS59とNMOS63のゲートには、信号MTCHが供給されている。この信号MTCHは、ラッチ回路44の他方の出力端としてのPMOS49とNMOS52の接続ノードの信号である。さらに、PMOS58のゲートには信号M2HBが供給され、PMOS60のゲートには信号F2HBが供給されている。NMOS62のゲートにはF2Lが供給され、NMOS64のゲートには信号M2Lが供給されている。
データラッチ回路ADL、BDL、XDLは、同一の構成であり、ラッチ回路66と、このラッチ回路66をDBUSに接続するトランスファーゲート65と、により構成されている。各トランスファーゲート65は、信号BLCA、BLCB、BLCXにより制御されている。データラッチ回路XDLは、NMOS41を介して外部のIOに接続される。NMOS41のゲートには信号CSLが供給されている。
データ制御ユニット10bは、前述したように、書き込みデータを保持するとともに読み出し時に、メモリセルから読み出されたデータを保持する。
データ入出力バッファ6から供給された2ビットの書き込みデータは、データラッチ回路XDLを介して、例えばデータラッチ回路ADL、BDLに1ビットずつラッチされる。
図8に示す演算回路40は、データラッチ回路ADL、BDLのデータに対してANDやOR、排他的NOR等の演算を実行することが可能である。例えばANDの場合、データラッチ回路ADL、BDLに保持されたデータがDBUS及びIBUSに出力される。この場合、データラッチ回路ADL、BDLに保持されたデータが共に“1”である場合のみ、IBUSがHレベルとなり、その他の場合、Lレベルとなる。すなわち、非書き込み時だけIBUSが“1”となり、書き込み時、IBUSが“0”となる。このデータを、SBUSを介し、図7に示すセンスアンプユニット10aに転送することで、書き込みが行われる。
図8に示す演算回路40は、複数の図7に示すセンスアンプユニット(SAU)10a及び、複数の図8に示すデータ制御ユニット(DCU)10bに対し、1つの割合で配置することも可能である。これにより、回路面積を削減することが出来る。
演算回路40の動作は種々変形可能であり、例えば1つの論理演算も種々の制御方法が適用可能であり、必要に応じて制御方法を変えることが可能である。
本実施形態において、データラッチ回路は、ADL、BDL、XDLの3つにより構成したが、書き込み中に、次のデータを入力する書き込みキャッシュが不要の場合、XDLは省略することも可能である。
また、2値の場合は1つのデータラッチを省略することが可能である。データラッチを省略することでチップサイズを小さくすることが可能である。
本NAND型フラッシュメモリは、多値メモリである。ため、1セルに2ビットのデータを記憶することができる。この2ビットの切り替えはアドレス(第1ページ、第2ページ)によって行なわれる。1セルに2ビット記憶する場合、2ページであるが、1セルに3ビットを記憶する場合は、アドレス(第1ページ、第2ページ、第3ページ)によって各ビットが切り替えられる。さらに、1セルに4ビットを記憶する場合は、アドレス(第1ページ、第2ページ、第3ページ、第4ページ)によってビットが切り替えられる。
(書き込み動作、読み出し動作)
次に、ロウ方向に並んだ全てのセルを一括して書き込み、又は読み出す場合の動作について、2値データの場合で説明する。
図9は、2値データのメモリセルの閾値電圧分布(以下、閾値電圧と言う)と読み出しレベルを示している。消去動作によりメモリセルのデータは、“1”の閾値電圧となり、データ“0”が書き込まれることにより、“0”の閾値電圧となる。
2値データの読み出しは、データ“1”と“0”の間の閾値電圧に対応した読み出しレベル“R”を用いて実行される。書き込み時のベリファイレベル“V”は、データリテンションマージンを持たせるため、読み出しレベル“R”より若干高いレベルに設定されている。
(プログラム)
図3、図8及び図10に示すように、先ず、1ページ分のデータが外部より供給され、各データ記憶回路のラッチ回路XDLに保持される。この後、選択された1本のワード線に、2値のデータが書き込まれる。1ブロック内の複数のワード線は、ソース側のワード線WL0から順に選択され、選択されたワード線に接続されたメモリセルにデータが書き込まれる。
ここで、図10(a)(b)に示すワード線WLnに接続されたメモリセルMCnについて注目する。
図11乃至図13は、メモリセルMCnの閾値電圧の遷移を示している。図11は、ワード線WLnに隣接し、ワード線WLnより先に選択されるワード線WLn−1に接続されたメモリセルMCn−1にデータが書き込まれる前の閾値電圧を示している。
図12は、メモリセルMCn−1にデータが書き込まれた後における、セルMCnの閾値電圧を示している。図12に示すように、セルMCn−1のデータが“1”(非書き込み)である場合、セルMCn−1の閾値電圧は、図11と同様の閾値電圧である。しかし、セルMCn−1のデータが“0”(書き込み)である場合、セル間のカップリング容量により、セルMCnの閾値電圧が、破線で示すように上昇してしまう。
次に、セルMCnをベリファイレベルまで書き込むと、セルMCnの閾値電圧は、図13に示すようになる。
この後、ワード線WLn+1に接続されたセルMCn+1にデータが書き込まれると、セルMCn+1とセルMCn−1のデータに応じて、セルMCnの閾値分布は、図14、図15に示すようになる。
(リード)
ワード線WLnに接続されたセルMCnと、隣接するワード線WLn−1、WLn+1にそれぞれ接続されたセルMCn−1、MCn+1のフロティングゲート間の容量結合により、セルMCnの閾値電圧は、図14、図15に示すようになっている。このため、例えば図14に示すように、ワード線WLnに接続されたメモリセルのデータを読み出すとき、WLn+1に接続されたメモリセルの閾値電圧を読み出し、ワード線WLn+1に接続されたメモリセルのデータが“1”の場合、読み出しレベルを“AR”とし、ワード線WLn+1に接続されたメモリセルのデータが“0”の場合、読み出しレベルを“BR”として読み出すことが考えられる。
但し、図3に示すように、1つのワード線に接続された複数メモリセルのデータを同時に読み出す場合、読み出しレベル“AR”と“BR”の両方で読み出し動作が行われる。この後、ワード線WLn+1のデータに応じて、読み出しレベル“AR”と“BR”で読み出されたデータのうち、正しい読み出し結果がワード線WLnの読み出しデータとされる。
しかし、図14、図15に示すように、ワード線WLnに接続されたメモリセルにおいて、データ“1”の閾値レベルは、ワード線WLn+1及びWLn−1のデータによって異なる。このため、図14の読み出し動作では十分ではない。
そこで、第1の実施形態は、図15に示すように、ワード線WLnのデータを読み出すとき、WLn+1に接続されたメモリセルのデータと、WLn−1に接続されたメモリセルのデータを読み出し、これらのデータに基づきWLnに接続されたメモリセルの読み出しレベルを決定する。すなわち、
WLn+1が“1”で且つ、WLn−1が“1”の場合、WLnの読み出しレベルを“AR”とし、
WLn+1が“1”で且つ、WLn−1が“0”の場合、WLnの読み出しレベルを“BR”とし、
WLn+1が“0”で且つ、WLn−1が“1”の場合、WLnの読み出しレベルを“CR”とし、
WLn+1が“0”で且つ、WLn−1が“0”の場合、WLnの読み出しレベルを“DR”として読み出す。
但し、図3に示すように、1つのワード線に接続された複数セルのデータを同時に読み出すため、“AR”、“BR”、“CR”、“DR”の読み出しを行い、WLn+1とWLn−1のデータに応じて正しいデータの読み出し結果をWLnの読み出しデータとする。
尚、“BR”と“CR”のレベルが近い場合、“BR”と“CR”の内、1つの読み出しのみ行っても良い。
また、“AR”、“BR”、“CR”、“DR”の内、任意のレベルが近い場合、近いレベルの内の1つのレベルの読み出しだけに省略することも可能である。
図16は、図15に対応する読み出し動作の波形図を示している。先ず、ワード線WLn+1に読み出しレベルVCGRVが印加され、ワード線WLnとWLn−1に、セルが必ずオンするような電圧Vreadが印加されて、WLn+1に接続されたセルのデータが読み出される。
次に、ワード線WLn−1に読み出しレベルVCGRVが印加され、ワード線WLnとWLn+1に、セルが必ずオンするような電圧Vreadが印加され、ワード線WLn−1に接続されたメモリセルのデータが読み出される。
この後、ワード線WLn+1とWLn−1にセルが必ずオンするような電圧Vreadが印加され、ワード線WLnに読み出しレベル“AR”、“BR”、“CR”、“DR”が順次印加されて、ワード線WLnのデータが読み出される。この後、ワード線WLn+1とWLn−1に接続されたメモリセルから読み出されたデータに応じて、読み出しレベル“AR”、“BR”、“CR”、“DR”の読み出し結果から、ワード線WLnの読み出しデータが選択される。ワード線WLnのメモリセルの閾値電圧が、読み出しレベルより高い場合、データ“0”となり、読み出しレベルより低い場合、データ“1”となり出力される。
図17は、ワード線WLn+1とWLn−1に接続されたメモリセルから読み出されたデータと、読み出しレベル“AR”、“BR”、“CR”、“DR”の読み出し結果の関係を示している。このように、ワード線WLn+1とWLn−1に接続されたメモリセルから読み出されたデータに応じて、読み出しレベル“AR”、“BR”、“CR”、“DR”により読み出されたデータのうちの1つがワード線WLnの読み出しデータとして出力される。
上記第1の実施形態によれば、ワード線WLnより先に書き込み動作が行われるワード線WLn−1と、ワード線WLnの次に書き込み動作が行われるワード線WLn+1に接続されるメモリセルのデータを読み出し、これらの読み出しデータに基づき、読み出しレベル“AR”、“BR”、“CR”、“DR”によりワード線WLnから読み出されたデータのうちから1つを読み出しデータとして出力している。このため、ワード線WLnに接続された消去セルの閾値電圧が、隣接するワード線WLn−1と、WLn+1に接続されたメモリセルの書き込みデータにより上昇した場合においても、ワード線WLnに接続されたメモリセルから正確にデータを読み出すことが可能である。
(第2の実施形態)
図18は、図16の第2の実施形態を示している。図16に示す動作は、ワード線WLnの読み出し時、ワード線WLnに読み出しレベル“AR”、“BR”、“CR”、“DR”を印加した。
これに対して、図18に示す第2の実施形態の場合、ワード線WLnの読み出し時、ワード線WLnの電位を一定とし、隣接ワード線WLn−1及び/又はWLn+1の電圧をVread及びVreadより更に高い電位に設定している。
隣接セルにデータ“0”が書き込まれると、ワード線WLnに接続されたセルの閾値レベルは、フロティングゲート間の容量結合により上昇する。これは隣接セルのフロティングゲートに電子が注入されたためである。このため、隣接セルがデータ“0”に書き込まれた場合、隣接セルに注入された電子の電荷を打ち消すように、隣接セルのワード線に供給される電圧VreadをVreadより高い電圧Vread+αに設定して読み出す。ここで、αは、隣接セルに注入された電子による容量結合による閾値レベルの上昇を相殺することが可能な電圧であればよい。
また、Vread+αが高い電圧となり、リードディスターブが問題になる場合は、書き込み時のベリファイ読み出しの時、隣接ワード線のVreadを下げておき、読み出し時の隣接ワード線のVreadをベリファイ読み出し時の電圧より高い値にする。とりわけワード線WLnの書き込み時は、ワード線WLn+1のセルの閾値電圧は低いため、Vreadを下げることが可能である。この場合、例えばベリファイ時のワード線WLn−1とWLn+1のVreadをそれぞれVread1、Vread2とすると、図19に示すようになる。Vread1、Vread2はそれぞれ、例えばVread1<=Vread、Vread2<=Vreadである。
先ず、図18、図19に示すように、ワード線WLn+1に読み出しレベルVCGRVが印加され、ワード線WLnとWLn−1に、セルが必ずオンするような電圧Vreadが印加されてワード線WLn+1に接続されたメモリセルからデータが読み出される。
次に、ワード線WLn−1に読み出しレベルVCGRVが印加され、ワード線WLnとWLn+1にセルが必ずオンするような電圧Vreadが印加されてワード線WLn−1に接続されたメモリセルのデータが読み出される。
この後、ワード線WLnに読み出しレベルVCGRV(ほぼ“AR”)が印加され、ワード線WLn+1とWLn−1に、電圧Vreadが印加される。この電位の関係は、第1の実施形態において、ワード線WLn+1が“1”で且つ、ワード線WLn−1が“1”の場合において、読み出しレベルを“AR”として読み出した場合に相当する。
次に、ワード線WLn+1は電圧Vreadのままとし、ワード線WLn−1の電圧をVread+αにする。この電位の関係は、ワード線WLn+1が“1”で、ワード線WLn−1が“0”の場合において、読み出しレベルを“BR”として読み出した場合に相当する。
さらに、ワード線WLn+1の電圧がVread+αに上昇され、ワード線WLn−1の電圧がVread+αに保持される。この電位の関係は、ワード線WLn+1が“0”で、ワード線WLn−1が“0”の場合において、読み出しレベルを“DR”にして読み出した場合に相当する。
次に、ワード線WLn+1の電圧がVread+αに保持され、ワード線WLn−1の電圧がVreadに設定される。この電位の関係は、ワード線WLn+1が“0”で、ワード線WLn−1が“1”の場合において、読み出しレベルを“CR”にして読み出した場合に相当する。
このような電位の関係により読み出された各データからワード線WLn−1とWLn+1のデータに基づき、1つのデータが選択されワード線WLnのデータとされる。
図19に示す例の場合、ワード線WLnに接続されたメモリセルの読出し時に、ワード線WLn+1とWLn−1に、電圧Vread2、Vread1をそれぞれ印加し、Vreadの電圧をVread+αとする場合、Vread2、Vread1からそれぞれ高い電圧に上げた電圧を与える。
第2の実施形態において、ワード線WLn−1とWLn+1に供給する電位の順序は変形可能であり、読み出し順位は変更しても良い。
尚、“BR”と“CR”のレベルが近い場合、“BR”と“CR”の内、1つの読み出しのみ行っても良い。また、“AR”、“BR”、“CR”、“DR”の内、任意のレベルが近い場合は、近いレベルの内の1つのレベルの読み出しだけに省略することも可能である。
上記第2の実施形態によれば、ワード線WLnに一定の読み出しレベルVCGRV(ほぼ“AR”)を印加した状態において、ワード線WLn−1及びWLn+1に読み出しレベルVread及びVread+αを順次印加することにより、ワード線接続されたWLn−1及びWLn+1に接続されたメモリセルの閾値電圧の影響を抑制して、ワード線WLnに接続されたメモリセルのデータを正確に読み出すことができる。
しかも、複数の読み出しレベル“AR”、“BR”、“CR”、“DR”を生成する必要がないため、回路構成を簡単化できる。しかも、複数の読み出しレベル“AR”、“BR”、“CR”、“DR”を用いた読み出し動作が不要であるため、読み出し動作を高速化することが可能な場合もある。
(第3の実施形態)
図20乃至図25は、第3の実施形態を示している。
図20(a)乃至(g)は、NAND型フラッシュメモリに4値のデータを書き込む場合の様子を示している。また、図23は、図20(a)〜(g)に対する書き込み順序を概略的に示しており、図24は、第1ページの書き込み動作を概略的に示し、図25は、第2ページの書き込み動作を概略的に示している。各メモリセルへの書き込み順序は図23に示す通りである。以下、図23乃至図25を参照して4値のデータの書き込み動作について説明する。
先ず、図24に示す第1ページ(ロワーページ)の書き込みシーケンスに基づき、1つのメモリセルに2ビットのデータの内の1ビットが書き込まれる(図20(b))。すなわち、外部より第1ページのデータがデータ記憶回路10のデータラッチ回路にロードされる(S11)。この後、データラッチ回路のデータに基づき第1ページの書き込み動作、ベリファイ動作が実行される(S12,S13)。このような動作が1ページ分のデータ全てが書き込まれるまで繰り返される(S14−S11)。
この後、隣接セルが図23に示す書き込みシーケンスと同様にして書き込まれる。隣接セルの書き込みにより、先に書き込まれたメモリセルの閾値電圧がセル間のカップリングの影響によってシフトする(図20(c))。
次いで、図25に示す第2ページ(アッパーページ)の書き込みシーケンスに基づき、2ビットのデータの内の残りの1ビットのデータが書き込まれる。すなわち、第2ページのデータがデータラッチ回路にロードされる(S21)。この後、内部データリードにより、先に書き込んだ第1ページのデータが読み出される(S22)。この読み出し動作は、2値データを読み出しである。このため、特許文献1に記載された読み出し動作、又は、第1、第2の実施形態に記載した読み出し動作を適用することが可能である。特に、内部データリードで読み出したデータを、ECC等で訂正せず、第2ページの書き込みデータとする場合、高い精度の読出しが必要であり、都合が良い。このような読み出し動作により、読み出し精度を向上することが可能である。この読み出されたデータとデータラッチ回路にロードされたデータとに基づき、データラッチ回路のデータが操作され、第2ページの書き込みデータが設定される(S23)。この設定されたデータに基づき第2ページの書き込み動作が実行される(S24)。この後、書き込みデータに対応した3つのベリファイレベルを用いてベリファイ動作が実行される(S25−S27)。このベリファイレベルは、本来のベリファイレベルより若干低いレベルに設定されている。このような動作が全てのデータが書き込まれるまで繰り返される(S28−S24)。このようにして4値のデータがラフに書き込まれる(図20(d))。
次いで、隣接セルに第2ページのデータが上記と同様に書き込まれることにより、先に書き込まれた閾値電圧がセル間のカップリングの影響によってシフトする(図20(e))。
この後、再度、1つのメモリセルに記憶される2ビットのデータが本来のベリファイレベルを用いて書き込まれる(図20(f))。書き込まれる2ビットのデータは外部より供給してもよいが、図20(d)(e)に示すラフに書き込まれた4値の閾値分布から、2ビットの書き込みデータを復元することが可能である。この2ビットの書き込みデータの復元時の読み出し動作も、特許文献1に記載された読み出し動作、又は、第1、第2の実施形態に記載した読み出し動作を用いることも可能である。
次いで、隣接セルが同様に書き込まれることにより、セル間のカップリングの影響により若干シフトする(図20(g))。
上記のようにして、図20(a)乃至(g)に示すデータ“1”“2”“3”が書き込まれるメモリセルにおいて、データ“1”“2”“3”に対応する閾値電圧は、セル間のカップリングの影響を抑制するため、十分なマージンが確保されている。しかし、消去状態のセル、すなわち、データ“0”が書き込まれたセルの閾値電圧は、隣接セルの書き込みに従って閾値電圧が上昇してしまう。
図21(a)(b)(c)(d)は、隣接セルの書き込みに応じて消去セルの閾値電圧が上昇する様子を具体的に示している。すなわち、ワード線WLn−1に接続されたセルにデータ“0”“1”“2”“3”が書き込まれるに従って、ワード線WLnに接続された消去状態のセルの閾値電圧が上昇する。さらに、ワード線WLn+1に接続されたセルにデータ“0”“1”“2”“3”が書き込まれるに従って、ワード線WLnに接続された消去状態のセルの閾値電圧が上昇する。図21(a)(b)(c)(d)は、ワード線WLn+1に接続されたセルにデータ“0”“1”“2”“3がそれぞれ書き込まれた場合におけるワード線WLnに接続された消去セルの閾値電圧が上昇する様子をそれぞれ示している。このように、ワード線WLnより前に選択されるワード線WLn−1と、ワード線WLnより後に選択されるワード線WLn+1とに接続されるセルのデータに応じて閾値電圧が上昇することが分かる。
図22は、ワード線WLnに接続された消去セルの閾値電圧の変化の様子を示すものであり、ワード線WLn−1とワード線WLn+1に接続されたセルにデータ“0”“1”“2”“3”がそれぞれ書き込まれた場合の例を示している。例えばワード線WLn−1とワード線WLn+1に接続されたセルにデータ“0”がそれぞれ書き込まれた場合、ワード線WLnに接続された消去セルの閾値電圧は変化しない。すなわち、閾値電圧の上昇は0Vである。一方、ワード線WLn−1とワード線WLn+1に接続されたセルにデータ“3”がそれぞれ書き込まれた場合、ワード線WLnに接続された消去セルの閾値電圧は0.7Vに上昇する。このように、ワード線WLn−1とワード線WLn+1に接続されたセルに書き込まれるデータにより、ワード線WLnに接続された消去セルの閾値電圧は変化する。
そこで、第3の実施形態は、ワード線WLnに接続された消去セルの閾値電圧の変化範囲に応じて読み出しレベルを設定する。すなわち、図22に破線矢印で示すように、ワード線WLnに接続された消去セルの閾値電圧の変化が0Vである場合、読み出しレベルが“AR”に設定され、閾値電圧の変化が0.15V〜0.3Vの範囲である場合、読み出しレベルが“BR”に設定される。また、閾値電圧の変化が0.35V〜0.5Vの範囲である場合、読み出しレベルが“CR”に設定され、閾値電圧の変化が0.6V以上である場合、読み出しレベルが“DR”に設定される。
例えばワード線WLn−1に接続されたセルにデータ“0”が書き込まれ、ワード線WLn+1に接続されたセルにデータ“2”が書き込まれている場合、読み出しレベルが“BR”に設定され、ワード線WLn−1に接続されたセルにデータ“3”が書き込まれ、ワード線WLn+1に接続されたセルにデータ“1”が書き込まれている場合、読み出しレベルが“CR”に設定される。
上記第3の実施形態によれば、ワード線WLn−1、WLn+1により選択される隣接セルに書き込まれたデータに基づき、消去状態のセルの読み出しレベルを変化させている。このため、隣接セルの書込みにより消去状態のセルの閾値電圧が上昇した場合においても、確実にデータを読み出すことが可能である。
また、ここでは、ワード線WLnの読み出し時にワード線WLnの読み出し電位を変えたが、第2の実施形態のように、ワード線WLnの読み出し電位は変えずに、隣接ワード線WLn+1とWLn−1のVreadのレベルを変えても良い。
さらに、図3に示すように、1つのワード線に接続された複数セルのデータを同時に読み出すため、“AR”、“BR”、“CR”、“DR”の読み出しを行い、ワード線WLn+1とWLn−1のデータに応じて正しいデータの読み出し結果をワード線WLnの読み出しデータとすることも可能である。
尚、上記各実施形態は、2値、4値のデータを読み出す場合について説明したが、2値及び4値に限定されるもではなく、3値、8値、16値などのデータを読み出す場合にも適用可能である。
その他、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変えない範囲において種々変形実施可能なことは勿論である。
1…メモリセルアレイ、7…制御信号及び制御電圧発生回路、10…データ記憶回路、AR,BR,CR,DR…読み出しレベル、Vread…非選択ワード線の電圧。

Claims (7)

  1. 1つのメモリセルにkビット(kは1以上の自然数)のデータを記憶する第1メモリセル、第2メモリセル、第3メモリセルを有し、前記第1メモリセルと前記第2メモリセルは隣接し、前記第2メモリセルと前記第3メモリセルは隣接し、前記第1メモリセル、第2メモリセル、第3メモリセルの順序でデータが記憶されるメモリセルアレイと、
    前記第2メモリセルからデータを読み出す時、前記第3メモリセルと前記第1メモリセルからデータを読み出し、これら読み出されたデータに応じて前記第2メモリセルの読み出し条件を変更させる制御部と
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 1つのメモリセルにkビット(kは1以上の自然数)のデータを記憶する第1メモリセル、第2メモリセル、第3メモリセルを有し、前記第1メモリセルと前記第2メモリセルは隣接し、前記第2メモリセルと前記第3メモリセルは隣接し、前記第1メモリセル、第2メモリセル、第3メモリセルの順序でデータが記憶されるメモリセルアレイと、
    前記第2メモリセルからデータを読み出す時、前記第3メモリセルと前記第1メモリセルからデータを読み出し、前記第2メモリセルから読み出し条件を複数回変えてデータを読み出し、前記第3メモリセルと前記第1メモリセルから読み出されたデータに応じて、前記複数の読み出し条件で読み出されたデータのうち適正な読み出し条件で読み出したデータを選択し、第2メモリセルの読み出しデータとする制御部と
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 前記読み出し条件は、前記第2メモリセルからデータを読み出すための異なる複数の読み出し電圧であることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体記憶装置。
  4. 前記読み出し条件は、前記第1メモリセルと第3メモリセルに印加される異なる複数の電圧であることを特徴とする前記請求項1又は2記載の半導体記憶装置。
  5. 前記複数の電圧は、非選択のメモリセルをオンさせるための第1の電圧と、前記第1の電圧より隣接セルの書き込みデータに基づく閾値電圧の上昇を相殺する電圧だけ高い第2の電圧であることを特徴とする請求項4記載の半導体記憶装置。
  6. 前記複数の電圧は、書き込みベリファイ読み出し時の非選択のメモリセルをオンさせるための第1の電圧と、前記第1の電圧より隣接セルの書き込みデータに基づく閾値電圧の上昇を相殺する電圧だけ高い第2の電圧であることを特徴とする請求項4記載の半導体記憶装置。
  7. 前記読み出し条件は、前記第1メモリセルと前記第3メモリセルの読み出しデータに基づき設定される消去状態の前記第2メモリセルを読み出すための読み出し電圧であることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体記憶装置。
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